JP2017075861A - ナビゲーションシステム、情報処理装置、プログラム - Google Patents

ナビゲーションシステム、情報処理装置、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】移動を始めるユーザの進行方向を経路の方向に誘導することが可能なナビゲーションシステムを提供すること。【解決手段】情報処理装置31は、情報端末の現在地を取得して、地図501に表示される施設の名称が登録されている施設情報記憶部494から、前記現在地より前方で経路から所定範囲の施設を検索する検索手段45と、検索手段による検索に適合した施設の名称を施設情報記憶部から読み出す読出手段49と、読出手段が読み出した前記施設の名称を情報端末に送信する送信手段41aと、を有し、情報端末35は、名称を受信する受信手段81と、前記検索手段による検索に適合した施設の名称を前記地図に重畳して設けられた領域に表示する表示手段84と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、ナビゲーションシステム、情報処理装置及びプログラムに関する。
現在地と目的地などの2つのPOI(Point Of Interest)間の経路を検索し地図に重ねて表示したり、右左折の手前などで進行方向を案内したりするナビゲーションシステムが知られている。ユーザが携帯する情報端末には目印となる建物名などが記載された地図に経路が表示されるので、ユーザは建物名などで経路を確認しながら目的地まで到達できる。
しかし、地図上に建物名などが表示されているとしても、地図上の建物がユーザの現在地から見つけやすいものとは限らないので、ユーザは地図上の建物が実際にどこにあるかを探すことが困難な場合がある。このような不都合に対し、経路に沿った進行方向を歩行者に案内する技術が考案されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、歩行者の進行方向の基点となる基準点から歩行者が進むべき方向を決定し、進行方向を規定するための対象物の属性情報に基づいて歩行者の進行方向を案内する経路案内システムが開示されている。
国際公開WO2010/109597
しかしながら、特許文献1に開示された経路案内システムでは、経路に沿った進行方向にユーザを案内できない場合があるという問題がある。例えば、特許文献1ではユーザの近くの車道における車両進行方向を用いて進行方向を案内しているが、狭い道路などでは車道に車線区分がない場合があるため、ユーザが車両進行方向を判断できない場合がある。
本発明は、上記課題に鑑み、移動を始めるユーザの進行方向を経路の方向に誘導することが可能なナビゲーションシステムを提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明は、地図を表示する情報端末と、前記情報端末からの経路の検索要求に対し検索した経路を提供する情報処理装置とを有するナビゲーションシステムであって、前記情報処理装置は、前記情報端末の現在地を取得して、前記地図に表示される施設の名称が登録されている施設情報記憶部から、前記現在地より前方で前記経路から所定範囲の施設を検索する検索手段と、前記検索手段による検索に適合した前記施設の前記名称を前記施設情報記憶部から読み出す読出手段と、前記読出手段が読み出した前記施設の前記名称を前記情報端末に送信する送信手段と、を有し、前記情報端末は、前記施設の前記名称を受信する受信手段と、前記検索手段による検索に適合した前記施設の前記名称を前記地図に重畳して設けられた領域に表示する表示手段と、を有する。
移動を始めるユーザの進行方向を経路の方向に誘導することが可能なナビゲーションシステムを提供することができる。
ナビゲーションシステムの概略を説明する図の一例である。 ナビゲーションシステムのシステム構成図の一例である。 サーバ及び端末のハードウェア構成図の一例である。 ナビゲーションシステムが備える各機能を図示した機能ブロック図の一例である。 施設の検索方法の比較例を説明する図の一例である。 本実施形態の施設の検索範囲を示す図の一例である。 円の中心の座標の決定方法、案内文の作成方法を説明する図の一例である。 端末が施設情報を表示させる手順を示すシーケンス図の一例である。 施設情報が表示されたナビ画面の一例を示す図である。 サーバの施設検索部が施設を検索する手順を示すフローチャート図の一例である。 端末のナビ画面作成部が施設情報を表示する手順を示すフローチャート図の一例である。 各円ごとに複数の施設情報が表示され得るナビ画面の一例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照しながら説明する。
<ナビゲーションシステムの概略について>
図1は、本実施形態のナビゲーションシステムの概略を説明する図の一例である。図1はユーザが携帯する情報端末のナビ画面501を示している。
現在地を示すマーク55のユーザは駅構内から駅前に出たところであり、経路56に沿って移動を始めようとしている。本実施形態のナビゲーションシステムは、このようにユーザが経路56に沿って移動を始めるタイミングで、案内情報をナビ画面501に表示する。案内情報は、以下のようなものである。
・経路56の周囲から検索された施設61の情報である。
・施設61を意味するアイコン52(施設を指し示すための標示情報)が地図の施設61の付近に表示される。
・施設名を含む案内文54(ユーザを施設に誘導するための文)が案内領域59に表示される。
ユーザが駅前に出てナビ画面501を見た時、ユーザが経路56の方向を向いているとは限らないし、自分が地図のどの方向を実際に向いているかを判断しにくい。このため、ユーザは地図上の経路56を進むにはどの方向に移動すべきかを把握しにくい。
そこで、本実施形態のナビゲーションシステムは、経路56に沿って移動を始めるタイミングで案内情報を表示する。ユーザはまず案内情報に含まれる施設を自分の近くから探せばよいことが分かる。周囲を見渡して案内情報として表示されている「ABCストア」を探し、ABCストアに向かって移動すれば経路56に沿って移動することになる。また、経路56に沿って移動を始めようとしているタイミングで案内情報が表示されるので、ユーザに適切なタイミングで目印とすべき施設61のアイコン52や案内文54を提供できる。
なお、ユーザが経路56に沿って移動を始めるタイミングには、経路案内の開始、リルート、又は、所定のセクションの切り替わりなどのタイミングがある。詳しくは後述される。
<システム構成例>
図2(a)は、本実施例にかかるナビゲーションシステム100のシステム構成図の一例である。ナビゲーションシステム100は、ネットワーク34を介して通信可能に接続されたサーバ31及び端末35を有している。ネットワーク34は、例えば、LAN、広域範囲の複数のLANが接続されたWAN、及び、インターネットなどである。ネットワーク34は有線のみ又は無線のみで構築されていてもよいし、有線と無線とで構築されていてもよい。また、ネットワーク34にはアクセスポイントなどの基地局32が接続されており、端末35は無線で基地局32にアクセスすることでネットワーク34に接続する。端末35は携帯電話網や無線LANなどの主に無線で構築される通信網を介して基地局32と通信する。
サーバ31は、端末35に対し、ナビゲーションに関するサービス・機能を提供する。例えば、端末35から現在地の位置情報と目的地を取得して経路を検索し、後述する経路情報と電子地図やメニューなどの各種アイコンを含むナビ画面501を端末35に送信する。
ネットワーク34には符号35にて示す端末1〜Nが接続され得る。端末1〜Nを区別せずに説明する場合は端末35と称する。例えば、端末1を自分であるユーザが使用し、端末2〜Nを相手が使用する。
図2(b)に示す様に、端末35は、汎用的な情報処理端末351である場合とナビゲーション専用端末352の場合がある。ナビゲーション専用端末352はPND(Portable Navigation Device)とも呼ばれる。なお、本実施例の端末35は、情報処理端末351又はナビゲーション専用端末352以外でもよい。
情報処理端末351としての端末35は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)、ノートPC、及び、ウェアラブルPC(例えば、腕時計型、サングラス型など)などである。情報処理端末351はこれらに限定されるものではなく、ナビ画面501の表示や経路案内に適切な装置であればよい。これらの装置は、普段は情報処理端末として利用されるが、ナビゲーションのためのアプリケーションソフトウェアを実行すると、ナビゲーション専用端末352と同様、経路検索及び経路案内等を行う。
また、端末35は、汎用的な情報処理端末351とナビゲーション専用端末352のどちらの場合でも、車載された状態と携帯可能な状態の切り替えが可能であってもよい。
端末35の動作態様には大きく2つある。1つは、端末35が例えば専用のアプリケーションソフトウェアやWebブラウザを起動してサーバ31と通信し、経路案内に関する情報を受信して表示するクライアント型の動作態様である。もう1つは、原則的に地図の描画などの処理を端末内で完結し、地図データの取得など必要な場合にのみサーバ31と通信するアプリケーション型の動作端末である。本実施例では、クライアント型を例に説明するが、アプリケーション型に対しても本実施例の経路表示を好適に適用できる。
なお、ユーザは2台の端末35を用いて、ナビゲーションシステム100を利用してもよい。例えば、ノートPCなどの端末35でドライブポータルサイトにアクセスして、出発地から目的地までの経路を事前に検索しておく。ドライブポータルサイトは、運転者(ドライバ)のための情報サービスサイトである。検索された経路はドライブポータルサイトに登録しておき、任意のタイミングでスマートフォンなどの端末35から登録されている経路情報をダウンロードする。このような使い方により、ユーザは予め経路を事前に検索しておくことができ、出発前の端末35の操作を少なくできる。
<ハードウェア構成>
図3は、サーバ31及び端末35のハードウェア構成図の一例である。サーバ31及び端末35は情報処理装置の機能を有している。図3(a)に示すように、サーバ31は、ハードウェア構成として、CPU(Central Processing Unit)211、ROM(Read Only Memory)215、RAM(Random Access Memory)216、補助記憶装置217、入力装置212、表示装置213、及び、通信装置214を有する。
また、図3(b)に示すように、端末35は、ハードウェア構成として、CPU211、ROM215、RAM216、補助記憶装置217、入力装置212、表示装置213、通信装置214、音声入出力装置218、及び、GPS受信装置219を有する。
CPU211は、各種プログラムの実行や演算処理を行う。ROM215には、起動時に必要なプログラムなどが記憶されている。RAM216は、CPU211での処理を一時的に記憶したり、データを記憶したりする作業エリアである。補助記憶装置217は、各種データ及びプログラム2101、2102を格納する不揮発性のメモリである。入力装置212は、例えばキーボードやマウスである。表示装置213は、ディスプレイやプロジェクタ、HUD(Head Up Display)であり、例えば、ナビ画面等が表示される。通信装置214は、基地局32を介してネットワーク34に接続しサーバ31等との通信を行う。音声入出力装置218は、音声の入出力を行う装置であり、例えば、ナビゲーションの音声ガイダンスが出力される。GPS受信装置219は、GPS衛星の電波を受信して現在地を算出するGNSS(Global Navigation Satellite System)の一例である。
なお、端末35の入力装置212は、キーボードやマウスに代え又はこれらに加えて、画面に対する接触位置(タッチ座標)を検知可能なタッチパネルにより実現されうる。また、入力装置212は、音声入出力装置218が入力させた音声を認識する音声認識装置としての機能を有していてもよい。
サーバ31又は端末35の補助記憶装置217に記憶されているプログラム2101,2102は、USBメモリなどの記憶媒体に記憶された状態で配布される。あるいは、プログラムを配布する配信サーバから端末35がダウンロードすることで配布される。端末35のプログラム2102は、経路案内に専用のアプリケーションソフトウェアでもよいし、ブラウザソフトウェアでもよい。また、実行形式で配布されてもインストール用の形式で配布されてもよい。
なお、サーバ31にはクラウドコンピューティングが適用されていることが好ましい。クラウドコンピューティングの物理的な構成に厳密な定義はないが、情報処理装置を構成するCPU、RAM、ストレージなどのリソースが負荷に応じて動的に接続・切断されることで情報処理装置の構成や設置場所が柔軟に変更されてよい。また、クラウドコンピューティングでは、サーバ31が仮想化されることが一般的である。一台の情報処理装置が仮想化によって複数のサーバ31としての機能を提供することや、複数の情報処理装置が仮想化によって一台のサーバ31としての機能を提供することができる。
したがって、図示したサーバ31のハードウェア構成は、1つの筐体に収納されていたり一まとまりの装置として備えられていたりする必要はなく、サーバ31が備えていることが好ましいハード的な要素を示す。なお、サーバ31がクラウドコンピューティングとしてではなく単独の情報処理装置により提供されることも可能である。
<ナビゲーションシステムの機能構成例>
図4は、本実施例のナビゲーションシステム100が備える各機能を図示した機能ブロック図の一例である。
<<サーバの機能構成>>
サーバ31は、サーバ送受信部41、経路検索部42、ナビ画面作成部43、施設検索部45、及び、記憶・読出処理部49を有している。これらの各機能は図3(a)に示したCPU211がプログラム2101を実行してサーバ31のハードウェアと協働することで実現される機能又は手段である。これらの機能の一部又は全てがICなどのハードウェア回路により実現されてもよい。
また、サーバ31は、図3(a)に示した補助記憶装置217、ROM215又はRAM216により構築される記憶部490を有している。記憶部490には、地図DB491、道路ネットワークDB492、歩行者ネットワークDB493及び施設情報DB494が構築されている。これらの各DBは、サーバ31が直接有していなくてもよく、サーバ31がアクセス可能なネットワーク34上の任意の場所にあればよい。
まず、各データベースについて説明する。
地図DB491は、電子地図を描画するための地図データを記憶している。電子地図に表示される情報には、都道府県などの区画、緑地や河川、道路や鉄道、記号や注記など多くの表示対象があるため、性質の似たものに分類し各分類ごとに描画できるようになっている。それぞれに分類された表示対象又は表示対象が描画された状態をレイヤーといい、電子地図はいくつかのレイヤーを重ねることで描画される。各レイヤーの地図データは、ベクトルデータ又はラスターデータのうち表示対象に適したフォーマットで記述されている。また、地図データは経度・緯度などが既知のメッシュ状に区切られており、1つ以上のメッシュを結合してナビ画面が作成される。ベクトルデータの場合は、緯度・経度でポイント、ポリライン、ポリゴンの位置が定められている。また、ラスターデータの場合は緯度・経度に対応づけて縮尺に応じたデータが用意されている。
Figure 2017075861
表1は道路ネットワークDB492の構成を模式的に示す。道路ネットワークDB492は、車両が通行可能な道路の構造を表すデータであって、表1(a)のノードテーブルと表1(b)のリンクテーブルとを有している。ノードテーブルには、ノードを識別するためのノードIDとノードの座標(緯度・経度)が登録されている。ノードとは道路網表現上の結節点である。具体的にはノードは例えば交差点、分岐点、合流点、屈曲点などである。ノードIDが分かればノードに繋がっているリンクがリンクテーブルから判明するので、ノードテーブルとリンクテーブルを相互に参照することで道路を検索できる。
また、リンクテーブルにはリンクを識別するためのリンクID、リンクの始点ノード、リンクの終点ノード、リンク長、道路種別、及び、セクションIDなどが登録されている。この他、幅員などが登録されてよい。リンクとはノードとノードを結ぶ道路を表し、リンクはノード同士を結ぶ線分となる。道路種別は、例えば一般道、高速道路、専用道路、私道などである。セクションとは、ある程度のリンクをひとまとめに扱うための単位である。1つのセクションは、例えば以下のように決定される。リンク2つ分又はリンク3つ分などのように予め決めたルールにしたがって定められる。また、おおよそ数百メートル分のノードやリンクを1つのセクションとしてよい。また、道路種別や、丁目、番地、号などの区切りでセクションも切り替わるようにセクションが設定されてよい。
歩行者ネットワークDB493は、ノードテーブルとリンクテーブルとを有する点で道路ネットワークDB492と同様である。ただし、歩行者ネットワークDB493には、歩行者が通行可能な道(歩道、横断歩道、歩道橋、地下道、通り抜け可能な通路など)のリンクと、リンクの始点と終点のノード等が登録されている。
表1(c)は歩行者ネットワークDB493に記憶されている屋内のリンクテーブルを模式的に示す。したがって、屋内のリンクのリンクID、始点ノード、終点ノード、フロア、セクションIDなどが登録されている。
車両用の道路ネットワークのセクションと、歩行者ネットワークの徒歩セクションが異なるように、同じ徒歩セクションであっても、屋内のセクション、屋外のセクション及び電車セクションは区別されている(セクションにカテゴリーがある)。したがって、セクションIDも、屋内のセクション、屋外のセクション、電車セクション、徒歩セクションなどで区別できるように定められている。例えば、屋内のセクションのセクションIDはINDRで始まり、屋外のセクションのセクションIDはOUTで始まり、電車セクションのセクションIDはTRNで始まり、徒歩セクションのセクションIDはFTで始まる等である。これにより、セクションが切り替わることだけでなく、セクションのカテゴリーが切り替わることを端末35が検出できるようになっている。
Figure 2017075861
表2は施設情報DB494の構成を模式的に示す。施設情報DB494には、業種名、店舗名、住所、郵便番号、電話番号、座標、及び、アイコンなどが対応づけて登録されている。業種名はサービス名、ブランド名、社名などの名称である。店舗名は同一の業種名がある場合に施設を区別するために登録されている。郵便番号と電話番号は主に施設の検索のために使用される。座標は施設の位置情報であり「緯度(X)、経度(Y)」が登録されている。また、アイコンは施設61を表す画像データであり、表1では保存場所を示すURI(Uniform Resource Identifier)が登録されている。なお、施設61によってはアイコンが登録されていない場合がある。アイコンは図1のアイコン52として表示される他、施設61に重畳して表示される場合にも使用される。図1のアイコン52に専用の施設の画像データが保持されていてもよい。この他、施設情報DB494に施設61のジャンル(コンビニエンスストア、銀行、スーパー、デパート、公共施設など)が登録されていてもよい。
(サーバ31の機能について)
続いて、サーバ31が有する機能について説明する。サーバ送受信部41は、図3(a)のCPU211及び通信装置214等により実現される。サーバ送受信部41は、送信部41a及び受信部41bを有している。サーバ送受信部41の受信部41bは、端末35からナビゲーションに関する種々の要求を受け付ける。この要求は、例えば、目的地までの経路検索要求、ナビ画面501の更新要求(拡大・縮小、表示範囲の変更など)、施設検索要求などがある。これらの要求は、ナビ画面作成部43、経路検索部42又は施設検索部45に振り分けられる。また、サーバ送受信部41の送信部41aは経路情報、ナビ画面501及び案内情報等を端末35に送信する。
経路検索部42は、図3(a)のCPU211等により実現され、経路検索要求に対し道路ネットワークDB492又は歩行者ネットワークDB493の少なくとも一方を用いて経路56を検索し経路情報を作成する。経路検索には、リンク長や幅員、渋滞状況をコストに換算して、出発地から目的地までのコストの合計が最も少なくなる経路56を選ぶダイクストラ法が知られている。なお、ダイクストラ法以外の検索方法が用いられてもよい。
Figure 2017075861
表3は経路情報を模式的に示す。経路情報は経路IDにより識別され、2点間(例えば出発地と目的地)の経路56のリンクを示すリンクIDが順番に登録されている構造となっている。リンクIDにはセクションIDが対応づけられているため、端末35がセクションの切り替わりを検出できる。また、各リンクには案内ポイントと呼ばれる進路の指示情報(進路変更するノード、通過するノード、進路変更を案内する位置)が含まれる場合がある。なお、リンクIDでなくノードIDが登録されていてもよい。いずれの場合も各経路のノードの通過順が登録されていることになる。
経路検索部42は、検索して得られた2点間の経路情報をナビ画面作成部43及びサーバ送受信部41に送出する。
施設検索部45は、図3(a)のCPU211等により実現され、ユーザの現在地と経路情報に基づいて施設情報DB494から施設を検索する。すなわち、経路56の周囲の施設61を検索することで端末35はナビ画面501に案内情報を表示できるようになる。検索の詳細は図5,6などにより説明される。
ナビ画面作成部43は、図3(a)のCPU211等により実現され、2点を包含する領域を含み、経路56及び2点(例えば出発地及び目的地)が強調表示されたナビ画面501を作成する。なお、ナビ画面501は、経路56や本実施形態の案内情報を含めGIFやJpegなどの画像データとして作成される場合と、画像データとしての電子地図と、プログラムコードとして記述された経路情報及び案内情報とに分けて作成される場合がある。
後者の場合、サーバ31のナビ画面作成部43は経路56や案内情報を描画するためのプログラムコードを生成して端末35に送信し、端末35がプログラムコードを実行することでナビ画面501に経路56や案内情報を描画できる。このようなプログラムコードとしてはJavascript(登録商標)が知られている。
ナビ画面501はさらに、ユーザの現在地を表示してもよい。また、ユーザが移動を開始すると、ナビ画面作成部43は案内に適した縮尺のナビ画面501を作成する。また、端末35から更新要求を取得すると、ナビ画面作成部43は要求された縮尺や表示範囲に応じてナビ画面501を作成する。サーバ送受信部41はこのようにして作成された経路情報、案内情報及びナビ画面501を端末35に送信する。
<<端末の機能構成>>
続いて端末35の機能又は手段について説明する。端末35は、端末送受信部81、操作受付部82、位置検出部83、ナビ画面表示部84、経路案内部85、及び、案内情報要求部86を有している。これらは、図3(b)に示したCPU211がプログラム2102を実行して端末35のハードウェアと協働することで実現される機能又は手段である。これらの機能の一部又は全てがICなどのハードウェア回路により実現されてもよい。
端末送受信部81は、図3(b)のCPU211及び通信装置214等により実現され、サーバ31に経路検索要求、更新要求及び施設検索要求を送信したり、サーバ31からナビ画面501、経路情報及び案内情報を受信したりする。
操作受付部82は、図3(b)のCPU211及び入力装置212等により実現され、ユーザから、経路検索のための2つのPOIや検索方法の入力、経路案内の開始、リルートの指示、ナビ画面の拡大・縮尺の指示、及び、表示範囲変更などの指示を受け付ける。
位置検出部83は、図3(b)のCPU211及びGPS受信装置219等により実現され、定期的に及びユーザの操作に応じて現在地を検出する。検出した現在地は端末送受信部81からサーバ31に送信される。
経路案内部85は、図3(b)のCPU211等により実現され、サーバ31から取得した経路情報と現在地とに基づいて経路案内を行う。すなわち、ユーザの現在地が経路情報に含まれる進路変更すべき位置に到達すると、曲がり角などを指示する音声データを音声入出力装置218に出力させる。なお、音声データはサーバ31から送信されてもよいし、端末35が案内用のテキストデータに基づいて音声合成をおこなって作成してもよい。
また、経路案内部85は、経路案内の開始、ユーザの現在地が経路から所定以上離れたこと(リルートの契機)、又は、サーバ31から取得した経路情報と現在地とに基づいて予め定められた所定のセクションの切り替わりを検出したこと、を案内情報要求部86に通知する。
案内情報要求部86は、図3(b)のCPU211等により実現され、以下の場合にサーバ31に施設検索要求を送信する。すなわち、経路案内部85から通知(経路案内の開始、リルート、所定のセクションの切り替わり)を受けた場合、操作受付部82が経路案内の開始又はリルートの指示を受け付けた場合、サーバ31に対し端末送受信部81を介して施設検索要求を送信する。
ナビ画面表示部84は、図3(b)のCPU211等により実現され、サーバ31から受信したナビ画面501を表示装置213に表示する。上記のように、経路56や案内情報を描画するためのプログラムコードが端末35に送信された場合、端末35がプログラムコードを実行することで経路56や案内情報をナビ画面501に描画する。
<施設の検索>
続いて、図5を用いて施設の検索について説明する。図5は施設の検索方法の比較例を説明する図の一例である。ユーザの進行方向を経路56に誘導するには、経路56の近くでユーザから見える位置にある施設61(施設61を区別する場合、施設61a〜61fという。)を検索することが好ましい。したがって、まず、経路56沿いの施設61を検索することが考えられる。経路56沿いを検索するには図5(a)のようにメッシュ検索する方法がある。メッシュ検索では、地図がメッシュ62ごとに描画されることを利用して、施設検索部45は経路56がどのメッシュ62に含まれるかを判定し、経路56が含まれるメッシュ62から施設を検索するという方法である。しかし、メッシュ検索は、経路56を含むメッシュ62の判定、該メッシュ62に含まれる施設の検索、経路56沿いにある施設61の検出などが必要であるため、処理にコストがかかるという不都合がある。
また、図5(b)のように円形の範囲を検索する方法がある。施設検索部45は、経路56上から所定半径の円の中から施設61を検索する。まず、小さな円64を使用して検索すると、施設61が検索に適合(ヒット)した場合にはユーザの進行方向を確実に経路56に誘導することできる。しかし、小さな円を使用して検索すると施設61が検索に適合しにくいという不都合がある。
また、大きな円63を使用して検索すると施設61(例えば、施設61a〜61d)が検索に適合しやすくなる一方、経路56から離れた施設61(例えば、施設61a、61b)が検索される可能性も大きくなる。この場合、ユーザの進行方向を経路56に誘導できないおそれが生じる。
そこで、図5(c)のように複数の円を用いて検索する方法が検討される。ユーザが見える範囲は遠方ほど広くなるので遠方ほど大きな円を用いることができる。ユーザに近い円65は半径が小さいので、施設61が検索に適合した場合にはユーザの進行方向を確実に経路56に誘導することできる。また、遠方の円66の半径が大きいので、施設61が検索に適合しやすくなる。
しかし、図5(b)で説明したようにユーザに近い円65では施設61(施設61が1つも円65に含まれていない)が検索に適合しにくい。また、ユーザから遠方の円66では施設61(施設61a、61f)が検索に適合しやすいが、実際にユーザが現地に立つとユーザは施設61a、61fを見ることができない場合が多い。これは、遠方の施設61a、61fはユーザと遠方の施設61a、61fの間にある障害物(高いビル、街路樹など)で視界を遮られることが多いためである。したがって、複数の円65,66を用いて検索すると、ユーザの進行方向を経路56に誘導することができる施設の検索が困難になる場合がある。
そこで、図6に示すように、本実施形態では以下のように施設を検索する。図6は本実施形態の施設の検索範囲を示す図の一例である。図6(a)に示すように、ユーザに近い方の円71がユーザより遠方の円72よりも大きい。なお、2つの円71,72は一部が重複している。ユーザに近い方の円71の半径を適切に設定すれば、施設検索部45は経路56沿いの施設61(施設61c、61d)を検索できる。そして、ユーザに近い方の円71で施設61が検索に適合しなくても、遠方の円72で施設61を検索することができる。遠方の円72は経路56沿いの施設61d、61fを検索できる程度の半径なので、ユーザから見える施設61のみ(例えば施設61d、61f)を検索することができる。したがって、半径が大きいユーザに近い方の円71と半径が小さい遠方の円72を組み合わせて検索することで、少ない検索コストで経路56沿い又は周囲の施設61を検索しやすくなる。
あくまで一例として挙げるのであれば、ユーザに近い方の円71の半径は50〔m〕くらい、遠方の円72の半径は35〔m〕くらいにすることができる。ただし、円71,72の半径は、ナビゲーションシステムのサービス提供者やユーザなどが調整可能でよい。
また、図6(b)に示すように、同程度の半径の円73で複数回、検索してもよい。複数の円73は一部が重複している。複数の同程度の半径の円73により検索することで、経路56沿いの施設のみを検索しやすくなる。一方、検索回数が増えるため検索コストが増大する傾向が生じる。
なお、図6(a)の検索範囲においても、3回以上の検索が可能である。この場合、ユーザから遠方の円ほど徐々に半径を小さくしてもよいし、2回目以降の円の半径を同程度にしてもよい。
<<円の中心の決定>>
図7(a)は、円の中心Oの座標の決定方法を説明する図の一例である。まず、施設検索部45は現在地PからM〔m〕前方の経路56上を円の中心Oに決定する。Mは例えば100〔m〕であるが、これに限られるものではない。また、経路56上のノードNの座標は経路情報に含まれるので、施設検索部45は経路56上のノードNの座標を参照できる。例えば、円の中心Oよりも遠方のノード(以下、経路56上のノードという)Nの座標を参照する。現在地Pがリンクの始端であると仮定すると、現在地Pから経路56上のノードNまでの距離が分かる。図7では、これを単にリンク長として説明する。なお、現在地Pがリンクの始端でない場合、現在地Pから経路56上のノードNまでの距離(2点間の距離)を算出すればよい。
円の中心Oは、現在地Pから経路56上のノードNまでの距離を「M:リンク長−M」に内分する点である。したがって、円の中心Oの座標(Xo,Yo)は以下のように求められる。なお、(X,Y)は現在地Pの座標、(X,Y)は経路56上のノードNの座標、である。
Xo={(リンク長−M)・X+M・X}/リンク長
Yo={(リンク長−M)・Y+M・Y}/リンク長
図7(a)ではユーザに近い方の円71の中心Oの座標を求めたが、ユーザから遠い方の円72の中心Oの座標もMを変えて同様に求めることができる。
施設検索部45は、このようにして決定した円の中心Oの所定半径の円の中から施設61を検索する。
<案内文の作成方法>
図7(b)は、案内文の作成方法を模式的に説明する図の一例である。(1)〜(4)の手順にしたがって説明する。
(1)図6にて説明したように施設検索部45が施設61を検索する。
(2)ナビ画面作成部43は施設情報DB494から業種名(例えば、ファミールマート)を読み出す。
(3)また、ナビ画面作成部43は予め「○○の方向に進んでください。」という案内文54の原型を有している。
(4)案内文54の原型の「○○」の部分に「ファミールマート」を当てはめることで案内文54を作成する。
なお、案内文54の作成方法は一例に過ぎず、店舗名を含めてもよいし、案内文54にもアイコン52を含めてもよい。
<動作手順>
図8は、端末35が案内情報を表示させる手順を示すシーケンス図の一例である。図8の処理は、端末35がユーザの操作を受け付けて経路検索をサーバ31に要求するところからスタートする。
S1:端末35の端末送受信部81は経路検索要求をサーバ31に送信する。経路検索要求には、出発地(例えば現在地)と目的地とが含まれている。
S2:サーバ31のサーバ送受信部41(受信部41b)は経路検索要求を受信し、経路検索部42が現在地と目的地までの経路56を検索する。
S3:サーバ31のサーバ送受信部41(送信部41a)は経路情報を端末35に送信する。上記のように、経路情報にはリンクID(ノードID)、セクションID等が含まれる。
S4:端末35の端末送受信部81は経路情報を受信する。また、端末35の操作受付部はユーザの操作を受け付けて、又は、ユーザが移動を開始すると自動的に経路案内を開始する。すなわち、現在地と経路情報を比較して案内ポイントでは進行方向を音声などで案内する。
S5:経路案内を開始すると、端末35の端末送受信部81は、施設検索要求をサーバ31に送信する。施設検索要求には現在地と経路情報が含まれる。経路情報により、施設検索部45はユーザの現在地に対し前方の(目的地に近い)ノードNを特定できる。あるいは、端末35が現在地に対し前方の(目的地に近い)ノードNを送信してもよい。あるいは、端末35の識別情報をサーバ31に送信して、サーバ31が端末35の識別情報に基づいて端末35に送信した経路情報を特定してもよい。この場合、端末35は現在地をサーバ31に送信すればよい。
S6:サーバ31のサーバ送受信部41は施設検索要求を受信し、施設検索部45が施設を検索する。この処理の詳細は図10にて説明される。
S7:サーバ31のサーバ送受信部41は案内情報を端末35に送信する。案内情報には施設のアイコン52、案内文54及び施設の座標が含まれる。
S8:端末35の端末送受信部81は案内情報を受信し、端末35のナビ画面表示部84は座標に基づいてアイコン52を、案内領域59に案内文54をそれぞれ表示する。以上により、図9のような案内情報がナビ画面501に表示される。
S9:経路案内を開始すると、ユーザが移動することで経路案内部85がセクションの切り替わりを検出する。あるいは、リルートを検出する。上記のように、セクションIDにより屋内セクションから屋外セクションへ切り替わったこと(又はその逆)、電車セクションから徒歩セクションに切り替わったこと(又はその逆)を検出できる。以下、このようなセクションの切り替わりを所定のセクションの切り替わりと称する。
S10:端末35において、屋内セクションでは屋内用の地図が表示され、屋外セクションでは屋外用の地図が表示される(ナビ画面501がサーバ31から送信される)。電車セクションと徒歩セクションの場合も同様である。屋内用の地図と屋外用の地図、及び、電車セクション用の地図と徒歩セクション用の地図には連続性がない場合が多い。したがって、このようなセクションの切り替わりでは、ナビ画面(地図)が再表示される。また、リルートされた場合、ナビ画面(地図)が再表示されないとしても経路が再表示される。
このように所定のセクションの切り替わりが生じたりリルートされると地図における現在地と経路56が更新されるため、経路案内部85は地図におけるユーザの進行方向を算出する。すなわち、所定のセクションが切り替わった場合又はリルートされた場合、経路案内部85は現在地と経路56が更新された新しい地図上で進行方向を算出する。具体的には、現在地と経路56上のノードNを結ぶ方向をユーザの進行方向に決定する。
S11:端末35の端末送受信部81は、施設検索要求をサーバ31に送信する。この処理の内容はステップS5と同様である。
S12:サーバ31のサーバ送受信部41は施設検索要求を受信し、施設検索部45が施設を検索する。この処理の詳細は図10にて説明される。
S13:サーバ31のサーバ送受信部41は案内情報を端末35に送信する。案内情報には施設のアイコン52、案内文54、及び、施設の座標が含まれる。
S14:端末35の端末送受信部81は案内情報を受信し、端末35のナビ画面表示部84はナビ画面501に案内情報を表示する。以上により、図9のような案内情報がナビ画面501に表示される。
<<案内情報の表示例>>
図9は、案内情報が表示されたナビ画面501の一例を示す図である。図9のナビ画面501には案内文54、ユーザに近い方のアイコン52a、ユーザから遠い方のアイコン52b、ユーザに近い方の円71、ユーザから遠い方の円72が表示されている。なお、ユーザに近い方の円71とユーザから遠い方の円72は説明のために示されており、端末35のナビ画面501には表示されない。
ユーザに近い方のアイコン52aは、ユーザに近い方の円71で検索された施設61aの位置を示している。施設情報DB494から例えば「ファミールマート」という施設61aが検索されたものとして説明する。したがって、ユーザに近い方のアイコン52aは「ファミールマート」に対応づけられたURIに格納されている画像データである。
また、ユーザから遠い方のアイコン52bは、ユーザから遠い方の円72で検索された施設のアイコンである。施設情報DB494から例えば「エイトイレブン」という施設61bが検索されたものとして説明する。したがって、ユーザから遠い方のアイコン52bは「エイトイレブン」に対応づけられたURIに格納されている画像データである。
また、ナビ画面表示部84はユーザの現在地に最も近い施設61aを案内する案内文54を表示する。図9では、「ファミールマート」という施設61aがユーザの現在地を示すマーク55に最も近いので、「ファミールマートの方向に進んでください。」という案内文54が表示される。
したがって、このようなナビ画面501を見たユーザは、周囲からファミールマートを探すことで経路56に沿って移動を開始することができる。経路56に沿ってアイコン52a,52bが表示されるので、ユーザに近い方のアイコン52aが意味する施設61a又はユーザから遠い方のアイコン52bが意味する施設61bのどちらかを周囲から見つけられれば経路56に沿って移動できる。
なお、従来からナビ画面501には「ファミールマート」という施設61a又は「エイトイレブン」という施設61bを示すアイコンが表示される場合がある。しかし、図9に示すように本実施形態のアイコンはピン画像51などにより強調して表示されるため、従来のアイコンとは異なっている。また、従来のアイコンは経路56に関係なく表示されるためユーザが進行方向を確認する指標にはなりにくかった。
また、図9では、各円71,72からそれぞれ検索された施設61が1つだけ表示されているが、次述するように1つの円71,72からそれぞれ検索された2つ以上の施設61が表示されてもよい。
<<施設の検索と案内情報の作成>>
図10は、サーバ31の施設検索部45が施設61を検索する手順を示すフローチャート図の一例である。
まず、サーバ31のサーバ送受信部41(受信部41b)が施設検索要求を受信する(S10)。
施設検索部45は変数iに"1"を設定する(S20)。変数iは検索に用いる円の数をカウントするために使用される。
施設検索部45はi番目の円の中心を決定する(S30)。すなわち、図7(a)にて説明したように現在地からの距離Mを用いて円の中心Oの座標を決定する。i番目の円に関するMは予め定められている。
次に、施設検索部45はi番目の円の半径を決定する(S40)。i番目の円の半径は予め定められている。
施設検索部45は、このようにして決定された円の中の施設を検索する(S50)。すなわち、施設情報DB494から円の中に存在する施設61を検索する。なお、検索対象となる施設61は施設情報DB494にアイコンが登録されている施設61に限定することが有効である。これは、施設情報DB494にアイコンが登録されている施設61は著名であることが多いため、ユーザの目印として適切だからである。
次に、施設検索部45は、検索の結果、2つ以上の施設61が検索に適合したか否かを判定する(S60)。
ステップS60の判定がYesの場合、施設検索部45は円の中心から最も近い施設61、及び、2番目に近い施設61を決定する(S70)。円の中心から近い施設61を決定することで、経路56沿いの施設61を端末35が表示しやすくなる。ここで円の中心から2番目に近い施設を決定するのは、ユーザが円の中心から最も近い施設61を見つけられない場合に、2番目に近い施設61を表示することを可能とするためである。したがって、円の中心から最も近い施設61のみを決定してもよいし、3つ以上の施設61を決定してもよい。
次に、ナビ画面作成部43は、施設情報DB494を参照し施設61ごとに座標とアイコンを取得する(S80)。ナビ画面作成部43はアイコンを予め保持するピン画像51に重ねる加工を行いアイコン52の画像データを作成する。
ステップS60の判定がNoの場合、施設検索部45は施設61が1つだけ検索に適合したか否かを判定する(S150)。
ステップS150の判定がYesの場合、処理はステップS80に進み、ナビ画面作成部43は、施設情報DB494を参照し施設61の座標とアイコンを取得する(S80)。
ステップS150の判定がNoの場合、i番目の円の中から施設が1つも検索に適合しなかったので、処理はステップS90に移る。
ステップS90において、施設検索部45はiを1つ大きくする(S90)。これにより、ユーザの現在地からより遠い円で施設61が検索される。
そして、施設検索部45はiが閾値"3"より大きいか否かを判定する(S100)。閾値を"3"としたのは、2つの円で施設61を検索する場合である。したがって、閾値はいくつの円で検索するかにより変わりうる。
ステップS100の判定がNoの場合、処理はステップS30に戻り、ステップS30〜S90、S150の処理が行われる。
ステップS100の判定がYesの場合、ナビ画面作成部43は1つでも施設61が検索に適合したか否かを判定する(S110)。すなわち、ユーザからの距離に関わらず円の中から施設61が1つでも検索できたか否かを判定する。
ステップS110の判定がYesの場合、ナビ画面作成部43は各施設61の案内文54を作成する(S120)。また、この時、検索に用いた円71,72ごとにユーザから近い順に施設61を決定する。これは、円71,72ごとにユーザに近い施設61を優先して表示させるためである。また、2つの円71,72の一部が重複しているため、施設61が重複している場合が生じうる。この場合は、ユーザに近い方の円71で検索された施設61を優先する。
以上のような処理により、以下の案内情報が得られる。
A.ユーザからの距離が近い方の円71について
(i)ユーザの現在地との距離が最も近い施設61のアイコン52とその案内文54
(ii)ユーザの現在地との距離が2番目に近い施設61のアイコン52とその案内文54
B.ユーザからの距離が遠い方の円72について
(i)ユーザの現在地との距離が最も近い施設61のアイコン52とその案内文54
(ii)ユーザの現在地との距離が2番目に近い施設61のアイコン52とその案内文54
当然ながら、円71又は円72で1つしか施設61が検索に適合しない場合、1つも検索に適合しない場合もある。
サーバ31のサーバ送受信部41は施設61ごとに作成された案内情報を端末35に送信する(S130)。なお、案内情報は、例えばJavascript(登録商標)で記述されAjaxなどの通信技術で送信される。これにより、端末35はナビ画面501を再表示することなく案内情報を表示できる。Javascript(登録商標)の記述には、ユーザの切替操作に応じてA(i)とB(i)が表示される状態と、A(ii)とB(ii)が表示される状態とを切り替える記述が含まれる。また、Javascript(登録商標)の記述には、表示されている案内情報(アイコン52)のうちユーザに最も近い施設61の案内文54を案内領域59に表示する記述が含まれている。
ステップS110の判定がNoの場合、サーバ31のサーバ送受信部41は施設なしを端末35に送信する(S140)。
<<端末35の案内情報の表示>>
図11は、端末35のナビ画面作成部43が案内情報を表示する手順を示すフローチャート図の一例である。図11の処理は、端末35が経路案内を開始するとスタートする。
まず、端末35の案内情報要求部86は、経路案内を行う間、案内情報を表示するタイミングか否かを判定する(S10)。案内情報を表示するタイミングとは、ユーザがこれから経路56に沿って移動し始めるタイミングであり、上記のように、例えば次のようなタイミングがある。
a.経路案内の開始直後
b.リルート直後
c.屋内セクションから屋外セクションに切り替わった直後(又はその逆)
d.電車セクションから徒歩セクションに切り替わった直後(又はその逆)
経路案内部85はこれらのタイミングを検出して案内情報要求部86に通知する。
案内情報を表示するタイミングになると(S10のYes)、案内情報要求部86は施設検索要求をサーバ31に送信する(S20)。
そして、サーバ31から送信された案内情報が含まれるナビ画面501を、端末35のナビ画面表示部84が表示装置213に表示する(S30)。まず、ナビ画面501には上記A(i)とB(i)の案内情報が表示される。当然、A(i) の案内情報がなければA(i) の案内情報は表示されず、B(i)の案内情報がなければB(i)の案内情報は表示されない。
次に、端末35の操作受付部82は、切替操作を受け付けたか否かを判定する(S40)。切替操作は、A(i)とB(i)の案内情報の表示と、A(ii)とB(ii)の案内情報の表示を切り替える操作をいう。
ステップS40の判定がYesの場合、ナビ画面表示部84はA(ii)とB(ii)の案内情報をナビ画面501に表示する(S30)。
ステップS40の判定がNoの場合、経路案内部85からセクションが変わったという通知を受けたか否かをナビ画面表示部84が判定する(S50)。このセクションは、上記c、dのような所定のセクションの切り替わりでなく、一般のセクションの切り替わりである。
そして、ステップS50の判定がYesの場合、ナビ画面表示部84は案内情報をナビ画面501から消去する(S60)。したがって、セクションが切り替わる程度、ユーザが移動すると案内情報を削除できる。なお、セクションの切り替わりを案内情報の消去の契機としたのは一例であって、案内情報の施設にある程度ユーザが接近した場合に消去してもよい。あるいは、一定時間の表示の後に消去してもよい。あるいは、ユーザの操作によって消去してもよい。
<<案内情報の表示例>>
図12は、各円ごとに複数の案内情報が表示され得るナビ画面501の一例を示す図である。なお、図12では主に図9との相違点を説明する。図12では、ユーザに近い方の円71においてユーザに最も近い施設61aがファミールマートで、2番目に近い施設61cがみずき銀行であるとする。ユーザから遠い方の円72において、ユーザに最も近い施設61bがエイトイレブンで、2番目に近い施設61dがマツトヨであるものとする。
図12(a)(b)は、2つの円71,72からそれぞれ2つの施設61a〜61dが検索に適合した場合を示す。図12(a)に示すように、まず、端末35はユーザに近い方の円71でユーザに最も近い施設61aであるファミールマートのアイコン52aと、ユーザから遠い方の円72でユーザに最も近い施設61cであるエイトイレブンのアイコン52bをナビ画面501に表示する。また、案内文54は、アイコン52a、52bが表示された施設61a,61bのうちユーザに最も近い施設61a(ファミールマート)の案内文54である。
ユーザが案内情報の切替操作を行うと、図12(b)に示すように、端末35はユーザに近い方の円71でユーザに2番目に近い施設61cであるみずき銀行のアイコン52cと、ユーザから遠い方の円72でユーザに2番目に近い施設61dであるマツトヨのアイコン52dをナビ画面501に表示する。また、案内文54は、アイコン52c、52dが表示された施設61c,61dのうちユーザに最も近い施設61c(みずき銀行)の案内文54が表示される。
図12(c)(d)は、ユーザに近い方の円71から1つの施設61aが検索に適合し、ユーザから遠い方の円72から2つの施設61c、61dが検索に適合した場合を示す。図12(c)に示すように、まず、端末35はユーザに近い方の円71で検索に適合した施設61aであるファミールマートのアイコン52aを表示する。また、ユーザから遠い方の円72でユーザに最も近い施設61bであるエイトイレブンのアイコン52bをナビ画面501に表示する。また、案内文54は、アイコン52a、52bが表示された施設61a、61bのうちユーザに最も近い施設61a(ファミールマート)の案内文54が表示される。
ユーザが案内情報の切替操作を行うと、図12(d)に示すように、端末35はユーザに近い方の円71で検索に適合した施設61aであるファミールマートのアイコン52aを表示したままとする。また、ユーザから遠い方の円72でユーザに2番目に近い施設61dであるマツトヨのアイコン52dをナビ画面501に表示する。また、案内文54は、アイコン52a、52dが表示された施設61a、61dのうちユーザに最も近い施設61a(ファミールマート)の案内文54が表示される。
図12(e)(f)は、ユーザに近い方の円71から1つも施設61が検索に適合せず、ユーザから遠い方の円72から2つの施設61c、61dが検索に適合した場合を示す。図12(e)に示すように、まず、端末35はユーザから遠い方の円72でユーザに最も近い施設61bであるエイトイレブンのアイコン52bをナビ画面501に表示する。また、案内文54は、表示している施設61bが1つなので施設61b(エイトイレブン)の案内文54が表示される。
ユーザが案内情報の切替操作を行うと、図12(f)に示すように、端末35はユーザから遠い方の円72でユーザに2番目に近い施設61dであるマツトヨのアイコン52dをナビ画面501に表示する。また、案内文54は、表示している施設61dが1つなので施設61d(マツトヨ)の案内文54が表示される。
このようにそれぞれの円71,72で異なるアイコン52が表示されうるため、ユーザは最初に表示されたアイコン52に相当する施設61を周囲から見つけられなくても、切替操作を行うことで、次に表示されたアイコン52に相当する施設61を周囲から見つけやすくなる。また、表示されているアイコン52のうち、ユーザに最も近い施設61の案内文54を端末35が表示するので、ユーザは最も近い施設61を目印にしやすくなる。
以上説明したように、本実施形態のナビゲーションシステム100は、ユーザが経路56に沿って移動を始めるタイミングで、経路56の周囲のユーザに近い施設61の情報をナビ画面501に表示するので、ユーザは歩き始めるタイミングで目印とすべき施設を見つけることができる。
<その他の好適な適用例>
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、アイコン52の代わりに業種名をそのまま表示してもよい。施設61の付近に表示される施設を指し示すための情報(標示情報と称する)は施設61をユーザが特定できるものであればよい。例えば、ピン画像51に業種名を表示してもよい。また例えば、矢印が施設61を指し示すことでも施設61をユーザが特定できる。この場合、矢印がアイコン52の代わりの表示情報となる。
また、アイコン52を強調する方法として、ピン画像51を点滅させてもよい。また、ピン画像51の形状は図示するものに限られず例えば多角形でもよい。また、ピン画像51を用いることなくアイコン52等の標示情報を施設61の近くに表示したり点滅させたりしてもよい。
また、施設情報の表示と共に注意喚起音を出力したり、案内文を音声で出力したりしてもよい。
また、本実施形態では徒歩で移動するユーザを主に説明したが、車両で移動するユーザに対しても本実施形態の案内情報の表示を適用できる。
また、本実施形態ではサーバ31が施設61を検索したが、端末35が施設61を検索してもよい。この場合、端末35はネットワークを介して施設情報DB494にアクセスする。
また、経路案内の開始、リルート、所定のセクションの切り替わりなどはユーザが歩き始めるタイミングの一例に過ぎず、これら以外のタイミングで本実施形態の案内情報の表示が行われてもよい。
例えば、図4などの構成例は、サーバ31による処理の理解を容易にするために、主な機能に応じて分割したものである。処理単位の分割の仕方や名称によって本願発明が制限されることはない。サーバ31の処理は、処理内容に応じてさらに多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位がさらに多くの処理を含むように分割することもできる。
また、サーバ31が有する各データベースを複数の情報処理装置が分散して有していてもよい。
また、図4では一台のサーバ31を図示したが、サーバ31が複数台、存在してもよい。また、一台のサーバ31が有する機能が複数のサーバに分散して配置されてもよい。
なお、円71は第一の円の一例であり、円72は第二の円の一例である。施設検索部45は検索手段の一例であり、記憶・読出処理部49は読出手段の一例であり、送信部41aは送信手段の一例であり、端末送受信部81は受信手段の一例であり、ナビ画面表示部84は表示手段の一例である。アイコン52は標示情報の一例である。円71、72の半径は所定半径の一例であり、検索により円の中から抽出される施設61の数は所定数の一例であり、円71と現在地の距離は第一の所定距離の一例であり、円72と現在地の距離は第二の所定距離の一例である。経路案内部85は検出手段の一例であり、操作受付部82は操作受付手段の一例であり、施設情報DB494は施設情報記憶部の一例である。施設の検索範囲となる経路56の周囲は所定範囲の一例である。案内情報要求部86は要求手段の一例である。施設検索部45は経路検索手段の一例である。
31 サーバ
35 端末
43 ナビ画面作成部
45 施設検索部
85 経路案内部
86 案内情報要求部
100 ナビゲーションシステム

Claims (12)

  1. 地図を表示する情報端末と、前記情報端末からの経路の検索要求に対し検索した経路を提供する情報処理装置とを有するナビゲーションシステムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記情報端末の現在地を取得して、前記地図に表示される施設の名称が登録されている施設情報記憶部から、前記現在地より前方で前記経路から所定範囲の施設を検索する検索手段と、
    前記検索手段による検索に適合した前記施設の前記名称を前記施設情報記憶部から読み出す読出手段と、
    前記読出手段が読み出した前記施設の前記名称を前記情報端末に送信する送信手段と、を有し、
    前記情報端末は、
    前記施設の前記名称を受信する受信手段と、
    前記検索手段による検索に適合した前記施設の前記名称を前記地図に重畳して設けられた領域に表示する表示手段と、を有するナビゲーションシステム。
  2. 地図に表示される施設の名称を受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した前記施設の前記名称を前記地図に重畳して設けられた領域に表示する表示手段と、を有する情報端末から、経路の検索要求を取得して検索した経路を提供する情報処理装置であって、
    前記情報端末の現在地を取得して、前記地図に表示される前記施設の前記名称が登録されている施設情報記憶部から、前記現在地より前方で前記経路から所定範囲の施設を検索する検索手段と、
    前記検索手段による検索に適合した前記施設の前記名称を前記施設情報記憶部から読み出す読出手段と、
    前記読出手段が読み出した前記施設の前記名称を前記情報端末に送信する送信手段と、を有する情報処理装置。
  3. 前記検索手段は、前記現在地から第一の所定距離の前記経路にある点を中心とする所定半径の第一の円の中に存在する前記施設、及び、前記現在地から第一の所定距離よりも大きい第二の所定距離の前記経路にある点を中心とする所定半径の第二の円の中に存在する前記施設をそれぞれ前記施設情報記憶部から検索し、
    前記読出手段は、前記第一の円及び前記第二の円の中で前記検索手段による検索に適合した前記施設の前記名称を前記施設情報記憶部から読み出す請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第一の円の半径は前記第二の円の半径よりも大きい請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記第一の円又は前記第二の円の中で複数の施設が検索に適合した場合、
    前記検索手段は、前記第一の円の中心からの距離が近い順に予め定められた所定数の前記施設を前記第一の円の中で検索に適合した前記施設から決定し、
    前記第二の円の中心からの距離が近い順に予め定められた所定数の前記施設を前記第二の円の中で検索に適合した前記施設から決定し、
    前記読出手段は、前記検索手段が決定した前記施設の前記名称を前記施設情報記憶部から読み出す請求項3又は4に記載の情報処理装置。
  6. 前記施設情報記憶部には、前記施設の前記名称に加え、前記施設に関する標示情報及び位置情報が登録されており、
    前記読出手段は、前記検索手段による検索に適合した前記施設の前記標示情報及び前記位置情報を前記施設情報記憶部から読み出し、
    前記送信手段は、前記読出手段が読み出した前記施設ごとに、前記施設の前記名称、前記標示情報及び前記位置情報を前記情報端末に送信する請求項2〜4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 情報端末からの経路検索要求に対し経路を検索する経路検索手段と、
    前記情報端末の現在地を取得して、前記情報端末が地図に表示する施設の名称が登録されている施設情報記憶部から、前記現在地より前方で前記経路から所定範囲の施設を検索する検索手段と、
    前記検索手段による検索に適合した施設の前記名称を前記施設情報記憶部から読み出す読出手段と、
    前記読出手段が読み出した施設の前記名称を前記情報端末に送信する送信手段と、を有する情報処理装置と、ネットワークを介して接続された前記情報端末を、
    前記施設の前記名称を受信する受信手段と、
    前記検索手段による検索に適合した前記施設の前記名称を前記地図に重畳して設けられた領域に表示する表示手段と、として機能させるためのプログラム。
  8. 前記情報端末を、さらに前記地図に表示された前記経路にしたがってユーザが移動を始めるタイミングを検出する検出手段と、
    前記検出手段が前記タイミングであると検出した場合、前記情報処理装置に対し前記名称を要求する要求手段と、として機能させ、
    前記表示手段はユーザが移動を始めた直後に前記名称を表示する請求項7に記載のプログラム。
  9. 前記施設情報記憶部には、前記名称に加え、前記施設に関する標示情報及び位置情報が登録されており、
    前記受信手段は、前記検索手段による検索に適合した前記施設の前記名称、前記標示情報及び前記位置情報を受信し、
    前記表示手段は、前記施設の前記名称と共に、前記地図に表示されている該施設よりも強調して、前記地図の前記位置情報により決定される位置に前記施設の前記標示情報を表示する請求項7又は8に記載のプログラム。
  10. 前記情報端末を、さらに、操作を受け付ける操作受付手段として機能させ、
    前記受信手段が複数の前記施設の前記標示情報及び前記位置情報を受信し、
    前記地図に表示される前記施設の前記標示情報の切り替え操作を前記操作受付手段が受け付けた場合、
    前記表示手段は前記地図に表示する前記施設の前記標示情報を切り替える請求項9に記載のプログラム。
  11. 前記表示手段は、前記地図に複数の前記施設が表示される場合、前記現在地から最も近い前記施設だけの前記名称を前記地図に表示する請求項10に記載のプログラム。
  12. 前記受信手段は、前記施設の前記名称を含み該名称の前記施設へ誘導する案内文を受信し、
    前記表示手段は、前記領域に前記案内文を表示する請求項7〜11のいずれか1項に記載のプログラム。
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