JP2017075551A - 筒内直接噴射式内燃機関 - Google Patents

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Abstract

【課題】プレイグニッションおよびノッキングの双方の抑制を図る。【解決手段】燃料噴射装置32から噴射された燃料の噴霧領域Fの上端部を通路用スペーサー36の上端と同じ高さか上端よりも下方に位置させた。通路用スペーサー36により燃料が付着するシリンダ室12の内周面1202の冷却を抑制することで内周面1202に付着した燃料を確実に気化させることができ、燃料と潤滑油との混合液の発生を抑制できる。また、シリンダブロック14の上面1402寄りに対応する冷却媒体通路34の部分の冷却を促進することでシリンダブロック14の上面1402寄りの内周面1202の温度上昇を抑制でき、混合気の過剰な温度上昇を抑制できる。【選択図】図1

Description

本発明は筒内直接噴射式内燃機関に関する。
筒内直接噴射式内燃機関は、複数のシリンダ室が形成されたシリンダブロックと、各シリンダ室に直接燃料を噴射する燃料噴射装置と、シリンダブロックに形成され複数のシリンダ室の周囲に沿って延在する冷却媒体通路とを備えている。
筒内直接噴射式内燃機関では、燃料噴射装置から筒内に直接噴射された燃料がシリンダ室の内周面に付着したままで気化しないと、気化しない燃料と内周面に付着している潤滑油とが混合した混合液が発生しやすい。
一方、この混合液は、圧縮行程における混合気の温度上昇により加熱されることで、点火プラグによる点火の前の時点で発火する場合があり、プレイグニッションと呼ばれる異常燃焼の原因となる。
また、シリンダ室の内周面のうち、シリンダヘッド寄りの部分は、混合気の燃焼により加熱されることにより、また、圧縮された混合気の温度上昇により、シリンダヘッドから離れた部分に比べて高温となる。シリンダヘッド寄りの内周面が過剰に高温となると、点火プラグによる点火の後に、シリンダヘッド寄りの内周面の部分で加熱された未燃ガスが燃焼するノッキングと呼ばれる異常燃焼が発生する。
特開2010−96088号公報
そのため、シリンダ室の内周面の温度を、プレイグニッションおよびノッキングを抑制するように調整することが好ましい。
ところで、複数のシリンダ室の周囲に沿って延在する冷却媒体通路に挿入され、冷却媒体通路を流れる冷却媒体の流れを制御して、シリンダ室の内周面の温度を調整する通路用スペーサーが提供されている。
本発明は、前記通路用スペーサーに着目して案出されたものであり、プレイグニッションおよびノッキングの双方の抑制を図る上で有利な筒内直接燃料噴射式内燃機関を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、複数のシリンダ室が形成されたシリンダブロックと、前記各シリンダ室に直接燃料を噴射する燃料噴射装置と、前記シリンダブロックに形成され前記複数のシリンダ室の周囲に沿って延在する冷却媒体通路と、前記冷却媒体通路に挿入され前記冷却媒体通路の延在方向に沿って延在し前記冷却媒体通路を流れる冷却媒体の流れを制御する通路用スペーサーとを備える筒内直接噴射式内燃機関であって、前記燃料噴射装置から噴射された燃料の噴霧領域の上端部が前記通路用スペーサーの上端と同じ高さか前記上端よりも下方に位置することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記噴霧領域と前記シリンダ室の内周面が交差する範囲を燃料付着範囲とし、前記シリンダ室の内周面の周方向において前記シリンダ室が開口する前記シリンダブロックの上面に最も近接した前記燃料付着範囲の箇所を燃料付着範囲頂点とし、前記燃料付着範囲頂点と前記シリンダブロックの上面との距離を第1の距離とし、前記シリンダ室の軸心方向において前記シリンダブロックの上面に最も近接した前記通路用スペーサーの箇所を前記通路用スペーサーの延在方向に沿って延在させた線をスペーサーの上縁線としたとき、前記スペーサーの上縁線は、前記シリンダ室の軸心方向と直交する方向から見た場合に、前記シリンダブロックの上面との間に前記第1の距離以上の距離を確保しつつ延在し、かつ、前記燃料付着範囲頂点寄りの前記燃料付着範囲の部分が前記通路用スペーサーの輪郭の内側に入るように延在していることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記スペーサーの上縁線は、前記シリンダブロックの上面との間に前記第1の距離を確保しつつ延在し、前記シリンダ室の軸心と直交する方向から見た場合に直線状に延在していることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、前記シリンダ室の軸心方向において前記シリンダブロックの上面に最も近接した前記燃料付着範囲の箇所を前記内周面の周方向に沿って接続した線を燃料付着範囲の上縁線としたとき、前記スペーサーの上縁線は、前記シリンダ室の軸心方向と直交する方向から見た場合に前記燃料付着範囲頂点寄りの前記燃料付着範囲の部分の前記燃料付着範囲の上縁線に沿って延在する前記シリンダブロックの上面側に凸状の湾曲線部分を有していることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、前記シリンダブロックの上側にシリンダヘッドが設けられ、前記燃料噴射装置は、前記シリンダヘッド内に設けられた吸気ポートよりも前記シリンダブロックの上面寄りに位置する前記シリンダヘッドの箇所でその中心軸が前記シリンダ室の軸心方向に対して傾斜させて設けられていることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、前記通路用スペーサーの延在方向および前記シリンダブロックの上面に離間接近する前記通路用スペーサーの幅方向の双方に直交する方向の寸法である前記通路用スペーサーの厚さは、前記冷却媒体通路を流れる冷却媒体の上流側から下流側に至るにつれて次第に薄くなるように形成されていることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、通路用スペーサーにより燃料が付着するシリンダ室の内周面の冷却を抑制することでシリンダ室の内周面に付着した燃料を確実に気化させることができ、燃料と潤滑油との混合液の発生を抑制できるため、プレイグニッションを抑制する上で有利となる。また、シリンダブロックの上面寄りに対応する冷却媒体通路の部分の冷却を促進することでシリンダブロックの上面寄りの内周面の温度上昇を抑制できるため、混合気の過剰な温度上昇を抑制でき、ノッキングを抑制する上で有利となる。
請求項2記載の発明によれば、通路用スペーサーにより燃料付着範囲頂点寄りの燃料付着範囲の部分の冷却を抑制することで燃料付着範囲に付着した燃料を確実に気化させることができ、燃料と潤滑油との混合液の発生を抑制できるため、プレイグニッションを抑制する上でより有利となる。また、燃料付着範囲頂点寄りの燃料付着範囲の部分よりもシリンダブロックの上面寄りに対応する冷却媒体通路の部分の冷却を促進することでシリンダブロックの上面寄りの内周面の温度上昇を抑制できるため、ノッキングを抑制する上でより有利となる。
請求項3記載の発明によれば、通路用スペーサーの形状を簡素化でき、製造コストの低減を図る上で有利となる。
請求項4記載の発明によれば、燃料付着範囲の冷却を的確に抑制でき、プレイグニッションを抑制する上で有利となる。また、燃料付着範囲の外部に位置する内周面の箇所でシリンダブロックの上面寄りに位置する箇所をより冷却できるため、ノッキングを抑制する上でより有利となる。
請求項5記載の発明によれば、燃料噴射装置が吸気ポートよりもシリンダブロックの上面寄りに位置するシリンダヘッドの箇所でその中心軸がシリンダ室の軸心方向に対して傾斜させて設けられた構造であってもプレイグニッションおよびノッキングの抑制を図る上で有利となる。
請求項6記載の発明によれば、複数のシリンダ室間における内周面の温度の均一化を図る上で有利となり、複数のシリンダ室における異常燃焼の抑制を的確に抑制する上で有利となる。
第1の実施の形態に係る筒内直接噴射式内燃機関の構造を示す断面図である。 第1の実施の形態に係る筒内直接噴射式内燃機関のシリンダブロックの平面図である。 第1の実施の形態に係る筒内直接噴射式内燃機関の通路用スペーサーの斜視図である。 (A)はシリンダ室の内周面の展開図、(B)は通路用スペーサーの展開図、(C)はシリンダ室の内周面および通路用スペーサーとを重ね合わせた展開図である。 第2の実施の形態に係る筒内直接噴射式内燃機関の通路用スペーサーの斜視図である。 (A)はシリンダ室の内周面の展開図、(B)は通路用スペーサーの展開図、(C)はシリンダ室の内周面および通路用スペーサーとを重ね合わせた展開図である。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、内燃機関(以下エンジンという)10は、複数のシリンダ室12が形成されたシリンダブロック14と、シリンダブロック14の上側に設けられたシリンダヘッド16と、シリンダ室12に配設されたピストン18とを含んで構成されている。
燃焼室20は、ピストン18の上死点近傍で、シリンダ室12の内周面1202とシリンダヘッド16の下面1602とピストン18の頂面1802とによって構成される。
シリンダヘッド16には、吸気ポート22と、吸気ポート22を開閉する吸気バルブ24と、排気ポート26と、排気ポート26を開閉する排気バルブ28と、点火プラグ30と、燃料噴射装置32とが設けられている。
点火プラグ30は、燃焼室20のほぼ中央に位置するように、シリンダヘッド16の下面1602に設けられている。
燃料噴射装置32は、吸気ポート22よりもシリンダブロック14の上面1402寄りに位置するシリンダヘッド16の箇所でその中心軸がシリンダ室12の軸心に対して傾斜させて設けられている。本実施の形態では、エンジン10は、燃料噴射装置32の複数の噴口からシリンダ室12に直接燃料を噴射する筒内直接噴射式エンジンである。
ピストン18のピストンヘッド部1804の複数のリング溝には、それぞれピストンリング1806が嵌合されている。
図1、図2に示すように、シリンダブロック14に、複数のシリンダ室12の周囲に沿って延在する冷却媒体通路34が設けられ、冷却媒体通路34はシリンダブロック14の上面1402に開放状に形成され、冷却媒体通路34に通路用スペーサー36が挿入されている。
本実施の形態では筒内直接噴射式エンジン10は直列4気筒エンジンであり、冷却媒体通路34は、4つのシリンダ室12の周囲に沿って細長の枠状に延在している。
冷却媒体通路34は、シリンダ室12が並べられた方向の一方の端部に位置する冷却媒体通路34の箇所に、冷却媒体供給路3402が接続され、シリンダ室12が並べられた方向の他方の端部に位置する冷却媒体通路34の箇所に、冷却媒体排出路3404が接続されている。
なお、本実施の形態では、冷却媒体として冷却水が用いられ、冷却媒体通路34はウォータジャケットである。また、図2において矢印は冷却媒体の流れを示す。
図3に示すように、通路用スペーサー36は、冷却媒体通路34を流れる冷却媒体の流れを制御するものであり、冷却媒体通路34に挿入され冷却媒体通路34の延在方向に沿って延在している。
通路用スペーサー36は、複数の係止片(不図示)を有し、それら係止片が冷却媒体通路34の箇所に係止することで、位置決めされた状態で冷却媒体通路34に配置されている。
ここで、図4(C)に示すように、通路用スペーサー36が冷却媒体通路34に配置された状態で、シリンダ室12の軸心方向においてシリンダブロック14の上面1402に最も近接した通路用スペーサー36の箇所を通路用スペーサー36の延在方向に沿って延在させた線をスペーサー上縁線S1(スペーサーの上縁線)とする。
また通路用スペーサー36が冷却媒体通路34に配置された状態で、シリンダ室12の軸心方向においてシリンダブロック14の上面1402から通路用スペーサー36が最も離れた箇所を通路用スペーサー36の延在方向に沿って延在させた線をスペーサー下縁線S2とする。
また、図1に示すように、燃料噴射装置32から噴射された燃料の噴霧領域をFとする。
また、図1、図4(A)に示すように、燃料噴射装置32から噴射された燃料の噴霧領域Fとシリンダ室12の内周面1202が交差する範囲を燃料付着範囲Aとする。言い換えると、燃料噴射装置32から噴射された燃料が付着するシリンダ室12の内周面1202の範囲を燃料付着範囲Aとする。
なお、本実施の形態では、吸気ポート22からの吸気流動が無い状態で燃料噴射装置32から噴射された燃料が付着するシリンダ室12の内周面1202の範囲を燃料付着範囲Aとする。
したがって、各噴口から噴射された燃料が直線状に飛散してシリンダ室12の内周面1202に付着したものとする。
また、シリンダ室12の内周面1202の周方向においてシリンダブロック14の上面1402に最も近接した燃料付着範囲Aの箇所を燃料付着範囲頂点Pとする。
また、燃料付着範囲頂点Pとシリンダブロック14の上面1402との距離を第1の距離D1とする。
また、シリンダ室12の軸心方向においてシリンダブロック14の上面1402に最も近接した燃料付着範囲Aの箇所を内周面1202の周方向に沿って接続した線を燃料付着範囲上縁線Lとする。
本実施の形態では、図3、図4(B)に示すように、通路用スペーサー36は均一幅の帯状を呈しており、冷却媒体通路34に配置された状態で、図4(C)に示すように、スペーサー上縁線S1は、シリンダブロック14の上面1402との間に第1の距離D1を確保しつつ延在し、シリンダ室12の軸心方向と直交する方向から見た場合に直線状に延在している。
したがって、スペーサー上縁線S1は、シリンダ室12の軸心方向と直交する方向から見た場合に、シリンダブロック14の上面1402との間に第1の距離D1以上の距離を確保しつつ延在し、かつ、燃料付着範囲頂点P寄りの燃料付着範囲Aの部分が通路用スペーサー36の輪郭の内側に入るように延在している。
また、スペーサー下縁線S2は、ピストン18の下死点Bよりも燃料付着範囲頂点P寄りに変位した箇所を、シリンダ室12の軸心方向と直交する方向から見た場合にスペーサー上縁線S1と平行して直線状に延在している。
次に、筒内直接燃料噴射式エンジン10におけるシリンダ室12の内周面1202の温度と異常燃焼との関係について説明する。
本実施の形態の筒内直接燃料噴射式エンジン10では、吸気行程で燃料噴射装置32の噴口からシリンダ室12に直接燃料を噴射し、ピストン18が下死点Bに至る直前で燃料の噴射が終了する。
したがって、噴射された燃料は、シリンダ室12内で吸気ポート22から吸入された空気流と混合されることで混合気となる。
次に、圧縮行程により混合気が圧縮され、燃焼行程により燃焼室20で圧縮された混合気が点火プラグ30によって点火され、混合気が燃焼し、排気行程により排ガスが排気ポート26から排出される。
筒内直接燃料噴射式エンジン10の動作に伴い、シリンダ室12の内周面1202は、シリンダブロック14の上面1402寄りの箇所は温度が高く、シリンダブロック14の上面1402から離れるほど温度が低くなる。
これは、混合気の燃焼が燃焼室20でなされるため、燃焼室20寄りのシリンダ室12の内周面1202がより加熱されるためである。
ところで、燃料噴射装置32は、吸気ポート22よりもシリンダブロック14の上面1402寄りに位置するシリンダヘッド16の箇所でその中心軸がシリンダ室12の軸心方向に対して傾斜させて設けられているため、噴口から噴射された燃料は、排気ポート26側に位置するシリンダ室12の内周面1202に衝突し内周面1202に付着する。
したがって、図1に示すように、排気ポート26側のシリンダ室12の内周面1202には図4(A)に示す燃料付着範囲Aに燃料が付着する。
また、ピストン18の往復動作により潤滑油がシリンダ室12の内周面1202に付着することから、シリンダ室12の内周面1202の燃料付着範囲Aには、燃料と潤滑油との混合液の膜が形成されることになる。
このような混合液の膜がピストン18の往復により燃料室内に飛散すると、飛散した混合液が断熱圧縮により高温となった混合気の熱により自着火するため、点火プラグ30による点火よりも早い時点で混合気の燃焼が開始される、いわゆるプレイグニッションと呼ばれる異常燃焼の発生が懸念される。
本発明者らの実験によれば、このようなプレイグニッションは、シリンダ室12の内周面の温度が低下するほど顕著に発生することがわかった。
したがって、冷却媒体による燃料付着範囲頂点P寄りの燃料付着範囲Aに対する過剰な冷却を抑制することで(燃料付着範囲Aの保温を図ることで)、燃料付着範囲Aの温度を燃料付着範囲Aに付着した燃料が気化しやすい温度にすることがプレイグニッションを抑制する上で有利となるといえる。
一方、シリンダ室12の内周面1202のうち燃料付着範囲上縁線Lよりもシリンダブロック14の上面1402寄りの部分は、燃料噴射装置32の噴口から噴射された燃料が付着しにくい部分である。また、この部分は、吸気ポート22からの吸気流動が衝突する部分であることから、吸気と内周面1202との間の熱伝達率が高くなるため、混合気の温度上昇が過剰となりやすい。
この部分の温度が高過ぎると、点火プラグ30による混合気に対する点火後に、未燃ガスに火が着くいわゆるノッキングと呼ばれる異常燃焼の発生が懸念される。
したがって、シリンダ室12の内周面1202のうち燃料付着範囲上縁線Lよりもシリンダブロック14の上面1402寄りの部分については、吸気と内周面1202との間の熱伝達を抑制することで、混合気の温度の過剰な上昇を抑制することがノッキングを抑制する上で有利となるといえる。
そこで、本実施の形態では、図1に示すように、燃料噴射装置32から噴射された燃料の噴霧領域Fの上端部を通路用スペーサー36の上端と同じ高さか上端よりも下方に位置させた。
したがって、通路用スペーサー36により燃料が付着するシリンダ室12の内周面1202の冷却を抑制することで内周面1202に付着した燃料を確実に気化させることができ、燃料と潤滑油との混合液の発生を抑制できるため、プレイグニッションを抑制する上で有利となる。また、シリンダブロック14の上面1402寄りに対応する冷却媒体通路34の部分の冷却を促進することでシリンダブロック14の上面1402寄りの内周面1202の温度上昇を抑制できるため、混合気の過剰な温度上昇を抑制でき、ノッキングを抑制する上で有利となる。
すなわち、図4(C)に示すように、スペーサー上縁線S1を、シリンダ室12の軸心方向と直交する方向から見た場合に、シリンダブロック14の上面1402との間に第1の距離D1以上の距離を確保しつつ延在し、かつ、燃料付着範囲頂点P寄りの燃料付着範囲Aの部分が通路用スペーサー36の輪郭の内側に入るように延在させた。
したがって、燃料付着範囲頂点P寄りの燃料付着範囲Aの部分に対応する冷却媒体通路34の部分は、通路用スペーサー36により冷却媒体の流れが抑制されるため、燃料付着範囲Aの冷却が抑制されることで燃料付着範囲Aの温度を高く保つことができる。
そのため、燃料付着範囲Aに付着した燃料を確実に気化させることができ、燃料と潤滑油との混合液の発生を抑制できるため、異常燃焼であるプレイグニッションを抑制する上でより有利となる。
また、燃料付着範囲頂点P寄りの燃料付着範囲Aの部分よりもシリンダブロック14の上面1402寄りに対応する冷却媒体通路34の部分は、通路用スペーサー36が位置しないので、冷却媒体の流れが確保されるため、冷却が促進されることでシリンダブロック14の上面1402寄りのシリンダ室12の内周面1202の温度上昇を抑制することができる。
そのため、混合気の過剰な温度上昇を抑制できるため、異常燃焼であるノッキングを抑制する上でより有利となる。
また、スペーサー上縁線S1は、シリンダブロック14の上面1402との間に第1の距離D1を確保しつつ延在し、シリンダ室12の軸心方向と直交する方向から見た場合に直線状に延在しているので、通路用スペーサー36の形状を簡素化でき、製造コストの低減を図る上で有利となる。
また、本実施の形態では、燃料噴射装置32が吸気ポート22よりもシリンダブロック14の上面1402寄りに位置するシリンダヘッド16の箇所でその中心軸がシリンダ室12の軸心方向に対して傾斜させて設けられているため、従来の吸気ポートに燃料を噴射するエンジンに対して、点火系や動弁系の配置を変更する必要が無く、エンジンの高さを押さえながら、燃料を直接筒内に吹くことができる点で有利となっているが、一方、内周面1202において燃料と潤滑油の混合液が付着しやすい構造となっている。
しかしながら、このような構造であっても通路用スペーサー36の形状によって上述のように燃料付着範囲Aに付着した燃料の気化を促進しかつ燃料付着範囲Aよりシリンダブロック14の上面1402寄りの範囲の冷却を促進できるため、プレイグニッションおよびノッキングの抑制を図る上で有利となる。
なお、以下に説明するように、プレイグニッションの発生しやすさは、エンジン回転数と関係している。
すなわち、ターボチャージャーが動作しない程度のエンジン回転数及び機関負荷が低い範囲では、吸気量が少ないため、圧縮行程で圧縮された混合気の温度及び圧力が低いため、シリンダ室12の内周面1202に付着した混合液の自着火が生じにくく、プレイグニッションは発生しにくい。
また、ターボチャージャーが動作するエンジン回転数は低く、機関負荷の高い範囲では、吸気量が増加すると、圧縮行程で圧縮された混合気の温度及び圧力が高くなり、シリンダ室12の内周面1202に付着した混合液の自着火が生じやすく、プレイグニッションが発生しやすい。
エンジン回転数がさらに高い範囲では、混合液が自着火する前に点火プラグ30による点火で混合気の正常な燃焼がなされることから、プレイグニッションは発生しない。
厳密にいえば、燃料噴射装置32の噴口から噴射される燃料の軌跡は、吸気量(吸気流の速度)の影響を受ける。すなわち、燃料の軌跡は、吸気量が増えるほど、シリンダブロック14の上面1402から離れる方向に変位されるため、燃料付着範囲Aの形状は吸気量に応じて変化することになる。
したがって、プレイグニッションが発生しやすいエンジン回転数の範囲に対応する吸気量の影響を考慮して燃料付着範囲Aを規定することが好ましい。
しかしながら、本実施の形態のように、吸気が無い状態で燃料付着範囲Aを規定すると、この規定された燃料付着範囲Aはシリンダブロック14の上面1402に最も近づいた形状となり、規定された燃料付着範囲Aは、吸気量の影響を受けた実際の燃料付着範囲Aを包含する。
そのため、規定された燃料付着範囲Aに基いて作成された通路用スペーサー36を用いれば、燃料付着範囲Aに付着した燃料を確実に気化させることができ、プレイグニッションを抑制することができる。したがって、プレイグニッションを抑制するためには、吸気量が無い状態で規定された燃料付着範囲Aに基いて作成された通路用スペーサー36用いれば足りる。
(第2の実施の形態)
次に図5、図6を参照して第2の実施の形態について説明する。なお、以下の実施の形態では、第1の実施の形態と同様の部分、部材については第1の実施の形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
第2の実施の形態では、図6(C)に示すように、スペーサー上縁線S1は、シリンダ室12の軸心方向と直交する方向から見た場合に燃料付着範囲頂点P寄りの燃料付着範囲Aの部分の燃料付着範囲上縁線Lに沿って延在するシリンダブロック14の上面1402側に凸状の湾曲線部分S1aを有している。
また、湾曲線部分S1aを除いた残りのスペーサー上縁線S1の部分S1bは、内周面1202の温度の分布がピストン18とシリンダ室12の内周面1202との間のフリクションを抑制するに足る分布となるように延在し、本実施の形態ではシリンダブロック14の上面1402と平行して直線状に延在している。
また、スペーサー下縁線S2は、ピストン18の下死点Bよりも燃料付着範囲頂点P寄りに変位した箇所を、シリンダ室12の軸心方向と直交する方向から見た場合にシリンダブロック14の上面1402と平行して直線状に延在している。
したがって、図5、図6(B)に示すように、通路用スペーサー36は、均一幅で帯状に延在する帯状部3602と、帯状部3602からシリンダブロック14の上面1402側に凸状に突出する複数の湾曲部3604とを含んで構成されている。
第2の実施の形態によれば、スペーサー上縁線S1が燃料付着範囲上縁線Lに沿って延在する湾曲線部分S1aを有しているため、通路用スペーサー36の輪郭と燃料付着範囲Aの輪郭とが合致するため、第1の実施の形態に比べ、燃料付着範囲Aの冷却を的確に抑制でき、プレイグニッションを抑制する上で有利となる。
また、第1の実施の形態に比べ、燃料付着範囲Aの外部に位置する内周面1202の箇所でシリンダブロック14の上面1402寄りに位置する箇所をより冷却できるため、ノッキングを抑制する上でより有利となる。
また、冷却媒体通路34を流通する冷却媒体によりシリンダ室12の内周面1202の部分が過剰に冷却されると、内周面1202に付着する潤滑油の油膜が厚くなりすぎることでピストン18とシリンダ室12の内周面1202との間のフリクションが増加する。
本実施の形態では、湾曲線部分S1aを除いた残りのスペーサー上縁線S1の部分S1bの部分は、このフリクションを抑制するに足る分布となるように延在しているので、内周面1202の部分に付着する潤滑油の厚さを適正に保つことができ、フリクションを抑制する上で有利となる。
なお、通路用スペーサー36は、厚さを有している。この場合の厚さとは、通路用スペーサー36の延在方向およびシリンダブロック14の上面1402に離間接近する通路用スペーサー36の幅方向の双方に直交する方向の寸法である。
第1、第2の実施の形態では、通路用スペーサー36の厚さは、その延在方向に沿って均一である場合について説明したが、通路用スペーサー36の厚さは、冷却媒体通路34を流れる冷却媒体の上流側から下流側に至るにつれて次第に薄くなるように形成してもよい。すなわち、通路用スペーサー36の厚さを冷却媒体供給路3402から冷却媒体排出路3404に近づくにつれて薄くなるように形成すると、以下の効果が奏される。
複数のシリンダ室12の周囲に沿って延在する冷却媒体通路34を流通する冷却媒体の温度は、上流側ほど低温であり、下流側ほど高温となる。
したがって、各シリンダ室12毎に冷却媒体通路34を流れる冷却媒体の流れが均一であると、シリンダ室12の内周面1202の温度も、上流側ほど低温であり、下流側ほど高温となり、シリンダ室12の内周面1202の温度の均一化を図る上で不利となる。
本実施の形態のように、通路用スペーサー36の厚さを冷却媒体通路34を流れる冷却媒体の上流側から下流側に至るにつれて次第に薄くなるように形成すると、冷却媒体通路34とその中を流れる冷却媒体との接触面積を上流側から下流側に至るにつれて増加させることができ、したがって、冷却媒体による内周面1202の冷却効率を上流側から下流側に至るにつれて増加させることができる。
そのため、複数のシリンダ室12間における内周面1202の温度の均一化を図る上で有利となり、複数のシリンダ室12における異常燃焼(プレイグニッションおよびノッキング)の抑制を的確に抑制する上で有利となる。
なお、実施の形態では、燃料噴射装置32が吸気ポート22よりもシリンダブロック14の上面1402寄りに位置するシリンダヘッド16の箇所でその中心軸がシリンダ室12の軸心方向に対して傾斜させて設けられた、いわゆるサイドマウント方式の筒内直接燃料噴射式エンジン10である場合について説明した。
しかしながら、本発明は、燃料噴射装置32がその中心軸をシリンダ室12の軸心方向と略一致して設けられたセンターマウント方式の筒内直接燃料噴射式エンジンであっても無論適用可能あり、同様の作用効果が奏される。
10 エンジン
12 シリンダ室
1202 内周面
14 シリンダブロック
1402 上面
16 シリンダヘッド
1602 下面
18 ピストン
20 燃焼室
22 吸気ポート
26 排気ポート
30 点火プラグ
32 燃料噴射装置
34 冷却媒体通路
36 通路用スペーサー
S1 スペーサー上縁線(スペーサーの上縁線)
S1a 湾曲線部分
S1b 部分
S2 スペーサー下縁線
A 燃料付着範囲
F 噴霧領域
P 燃料付着範囲頂点
D1 第1の距離
L 燃料付着範囲上縁線
B 下死点

Claims (6)

  1. 複数のシリンダ室が形成されたシリンダブロックと、
    前記各シリンダ室に直接燃料を噴射する燃料噴射装置と、
    前記シリンダブロックに形成され前記複数のシリンダ室の周囲に沿って延在する冷却媒体通路と、
    前記冷却媒体通路に挿入され前記冷却媒体通路の延在方向に沿って延在し前記冷却媒体通路を流れる冷却媒体の流れを制御する通路用スペーサーと、
    を備える筒内直接噴射式内燃機関であって、
    前記燃料噴射装置から噴射された燃料の噴霧領域の上端部が前記通路用スペーサーの上端と同じ高さか前記上端よりも下方に位置する、
    ことを特徴とする筒内直噴式内燃機関。
  2. 前記噴霧領域と前記シリンダ室の内周面が交差する範囲を燃料付着範囲とし、
    前記シリンダ室の内周面の周方向において前記シリンダ室が開口する前記シリンダブロックの上面に最も近接した前記燃料付着範囲の箇所を燃料付着範囲頂点とし、
    前記燃料付着範囲頂点と前記シリンダブロックの上面との距離を第1の距離とし、
    前記シリンダ室の軸心方向において前記シリンダブロックの上面に最も近接した前記通路用スペーサーの箇所を前記通路用スペーサーの延在方向に沿って延在させた線をスペーサーの上縁線としたとき、
    前記スペーサーの上縁線は、前記シリンダ室の軸心方向と直交する方向から見た場合に、前記シリンダブロックの上面との間に前記第1の距離以上の距離を確保しつつ延在し、かつ、前記燃料付着範囲頂点寄りの前記燃料付着範囲の部分が前記通路用スペーサーの輪郭の内側に入るように延在している、
    ことを特徴とする請求項1記載の筒内直接噴射式内燃機関。
  3. 前記スペーサーの上縁線は、前記シリンダブロックの上面との間に前記第1の距離を確保しつつ延在し、前記シリンダ室の軸心と直交する方向から見た場合に直線状に延在している、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の筒内直接噴射式内燃機関。
  4. 前記シリンダ室の軸心方向において前記シリンダブロックの上面に最も近接した前記燃料付着範囲の箇所を前記内周面の周方向に沿って接続した線を燃料付着範囲の上縁線としたとき、
    前記スペーサーの上縁線は、前記シリンダ室の軸心方向と直交する方向から見た場合に前記燃料付着範囲頂点寄りの前記燃料付着範囲の部分の前記燃料付着範囲の上縁線に沿って延在する前記シリンダブロックの上面側に凸状の湾曲線部分を有している、
    ことを特徴とする請求項1記載の筒内直接噴射式内燃機関。
  5. 前記シリンダブロックの上側にシリンダヘッドが設けられ、
    前記燃料噴射装置は、前記シリンダヘッド内に設けられた吸気ポートよりも前記シリンダブロックの上面寄りに位置する前記シリンダヘッドの箇所でその中心軸が前記シリンダ室の軸心方向に対して傾斜させて設けられている、
    ことを特徴とする請求項1から4の何れか1項記載の筒内直接噴射式内燃機関。
  6. 前記通路用スペーサーの延在方向および前記シリンダブロックの上面に離間接近する前記通路用スペーサーの幅方向の双方に直交する方向の寸法である前記通路用スペーサーの厚さは、前記冷却媒体通路を流れる冷却媒体の上流側から下流側に至るにつれて次第に薄くなるように形成されている、
    ことを特徴とする請求項1から5の何れか1項記載の筒内直接噴射式内燃機関。
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