JP2017074756A - カードおよびカードの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】カードの中間層に暗所でも視認できる蓄光インキによる印刷層を形成したカードおよびその製造方法を課題とする。【解決手段】本発明のカード1は、カードの中間層として透明シート11が配置され、当該透明シート11の両面に白色シート12,15が積層され、さらに当該双方の白色シートの外面に透明オーバーシート13,16が積層されているカードであって、前記中間層である透明シート11の表裏の全面または少なくとも周縁に沿う表裏面に蓄光印刷層111,112が形成されていることを特徴とする。一方側透明オーバーシート13に絵柄層を有し、当該オーバーシート下層の白色シート12が蓄光印刷層を有するようにしてもよい。本発明のカードの製造方法は、蓄光印刷層を形成した透明シートの両面に白色シート、透明オーバーシートを積層する工程等からなる。【選択図】 図1

Description

本発明は、カードおよびカードの製造方法に関する。詳しくは、カード基材の中間層に透明シートを使用し、その両面に蓄光顔料による印刷層を有することにより、暗所でカードの側面が発光するカード、およびそれらの製造方法に関するものである。
一般的にカードは、表面に共通および固有情報の表示を有し、通常は太陽光下または人工照明下で取り扱いするようにされている。しかし、夜間、照明の無い暗所でカードの操作をしなければばらない場合が生じる。
このような場合、カード側面が発光して確認できることは、カードの存在を認識でき、取り扱いも容易になる。カードの側面が発光することは僅かではあるが照明の機能を行うし、カードのデザイン的効果を高めることもできる。
カード表面の固有情報が発光することも好ましく、蓄光顔料で表示することが考えられるが、蓄光顔料をインキ化して、固有情報を精細な文字等で印刷することは一般的には困難である。本発明では、蓄光顔料で文字等を印刷する以外の手段で、固有情報をカードに表示させる態様も実施形態に含まれる。
このような目的のために、カード基材に蓄光顔料を混練成型した基材を使用することが考えられる。しかし、カード基材に蓄光顔料を混練することは、製造装置の汚染を伴い一般に嫌われている。従って、きわめて大量な用途以外には採用されない。
そこで、本発明はカード基材に蓄光顔料を混練することなく、蓄光顔料をインキ化した材料を使用してかかる目的を達成しようとするものである。
従来、夜光顔料には「自発光性」と「蓄光性」の2種類がある。自発光性夜光顔料は放射線により夜間常時発光させることが可能であるが、放射性物質を含んでいるため、用途の制限があり、生産や廃棄などに厳しい管理が必要とされている。
従来の蓄光性夜光顔料は、放射性物質を含んでいない代わりに長時間発光は不可能とされ、実用性は乏しかった。例えば、硫化亜鉛タイプ(ZnS:Cu)は夜光塗料用に広く使用されているが、残光は一晩中視認できる程の輝度はなく、また耐光性も悪く屋外で使用できない問題があった。
根本特殊化学株式会社により開発された「N夜光ルミノーバ(登録商標)」は、アルミン酸塩化合物を主成分とし、これに希土類元素の賦活剤を添加焼成することにより従来品と比較して、初輝度で10倍、残光輝度で10倍の明るさを持つ物質となっている。光の吸収−発光−吸収−発光を何回でも繰り返すことができ、また、これらはアルミナを主成分とした酸化物であるため、耐光性に優れ、直射日光下での屋外使用も可能である。
なお、有機蛍光顔料は有機材料からなるが、ブラックライトなどの紫外線を受けている間に蛍光発光し、励起光を除けば発光が停止するもので、励起光の停止後も発光が持続する蓄光顔料とは異なる材料である。
カード基材に蓄光顔料を含有させ、暗所でカードを視認可能にする先行技術には特許文献1がある。しかし、カード基材の樹脂材料に蓄光顔料を混練して成型することは困難であるし、一般に大量の用途以外には実施されない。また、カードの中間層を発光させることは記載されていない。
また、蓄光顔料を含有する印刷インキによる発光性印刷層上に、通常の印刷層を形成し、発光させるカードの先行技術に、特許文献2がある。しかし、この通常の印刷層は、印刷版を用いて印刷するので、個人の固有情報を表示させることは困難である。カードの中間層を発光させることは同様に記載されていない。
特開平9−315045号公報 特開平9−315047号公報
カード基材の中間層である透明シートがその表裏に印刷した蓄光印刷層の発光により、暗所で輝いて見えるようにし、暗所でカードの存在を容易に認識でき、取り扱いを楽にすることと、デザイン性を高めたカードの提供を課題とする。
カード表面の個人情報、あるいはカード操作上に必要な表示等が、印刷インキ化した蓄光顔料により暗所でも持続的に視認できるようにする。蓄光顔料インキ自体をパターン化して印刷するのではなく、蓄光印刷層上に形成された印刷層を抜き文字にしたり、レーザ光でエングレイブすることで個人情報等が視認できるようにすることを課題とする。
本発明の要旨の第1は、カードの中間層として透明シートが配置され、当該透明シートの両面に白色シートが積層され、さらに当該双方の白色シートの外面に透明オーバーシートが積層されているカードであって、前記中間層である透明シートの表裏の全面または少なくとも周縁に沿う表裏面に蓄光印刷層が形成されていることを特徴とするカード、にある。
本発明の要旨の第2は、カードの中間層として透明シートが配置され、当該透明シートの一方側面に蓄光印刷層が形成された白色シートが、他方側面に白色シートが積層され、さらに当該一方側面白色シートの蓄光印刷層の外面に絵柄層を有し、当該絵柄層中の文字・記号の一部が抜き文字・記号である透明オーバーシートが積層され、他方側面白色シートの外面に透明オーバーシートが積層されているカードであって、前記中間層である透明シートの表裏の全面または少なくとも周縁に沿う表裏面に蓄光印刷層が形成されていることを特徴とするカード、にある。
なお、上記において、蓄光印刷層が非硫化物系蓄光顔料を含むシルクスクリーンインキの印刷層からなるものとすることができ、前記白色シートの蓄光印刷層が少なくとも前記抜き文字・記号の下面になる部分に形成されているようにすることもできる。また、抜き文字が個人の固有情報に関するものであるようにすることもできる。
本発明の要旨の第3は、(1)カードの中間層である透明シートの表裏の全面または少なくとも周縁に沿う表裏面にシルクスクリーン印刷により蓄光印刷層を形成する工程、(2)前記透明シートの蓄光印刷層の両面に白色シートを仮積みする工程、(3)表裏両面の双方の白色シートの外面に透明オーバーシートを仮積みする工程、(4)前記透明シートと白色シート、および透明オーバーシートの仮積み積層体を熱圧プレスして一体に密着し積層したカード基体にする工程、を有することを特徴とするカードの製造方法、にある。
本発明の要旨の第4は、(1)カードの中間層である透明シートの表裏の全面または少なくとも周縁に沿う表裏面にシルクスクリーン印刷により蓄光印刷層を形成する工程、(2)前記透明シートの蓄光印刷層の片面に、一方側面に蓄光印刷層を形成した白色シートの蓄光印刷層を外面にして仮積みする工程、(3)前記透明シートの蓄光印刷層の他方側面に、白色シートを仮積みする工程、(4)表裏両面の双方の白色シートの外面に透明オーバーシートを仮積みする工程、(5)前記透明シートと白色シート、および透明オーバーシートの仮積み積層体を熱圧プレスして一体に密着し積層したカード基体にする工程、(6)カードの表示面側となる透明オーバーシートに絵柄層を形成する工程、を有することを特徴とするカードの製造方法、にある。
なお、上記において、絵柄層中に抜き文字・記号を有するようにすることができ、絵柄層の形成後に文字をレーザエングレイブして抜き文字にする工程を設けることもできる。また、抜き文字が個人の固有情報に関するものであるようにすることもでき、蓄光印刷層が非硫化物系蓄光顔料を含むシルクスクリーンインキの印刷層からなるようにしても良い。
第1形態のカードの断面図である。 第1形態のカードの斜視図である。 第2形態のカードの断面図である。 第2形態のカードの斜視図である。 絵柄転写フィルムの層構成を示す図である。 絵柄層をレーザエングレイブする状態を示す図である。
以下、図面を参照して説明する。図1は、第1形態のカードの断面図である。各層を分解した積層状態で示しているが、実際には各層間は密着しているものである。
図1のように、カード1は、中間層が透明シート11からなりカード1のほぼ層中心に配置されている。透明シート11の両側面には白色シート12,15が積層され、双方の白色シート12,15の外側には透明オーバーシート13,16が積層されている。積層されているとは、シート間が熱融着するかまたは接着剤により密着している状態を意味する。
カード1の特徴は、透明シート11の表裏面に蓄光印刷層111,112が全面または少なくとも周縁に沿う表裏面に形成されていることにある。少なくとも周縁に沿う表裏面とするのは、透明シート11の全周が輝いて見えるようにするためである。従って、全面に蓄光印刷層が形成されていなくても少なくとも透明シート11の周縁に沿う範囲(周縁から0〜20mmの範囲(ただし、0を含まない))部分の表裏面に蓄光印刷層が形成されていれば効果を奏することができる。
蓄光印刷層111,112は、蓄光顔料を含むシルクスクリーンインキによりスクリーン印刷された層である。シルクスクリーン印刷とするのは厚盛り印刷に適するからである。通常、プレス前の厚みで10〜50μm程度(好適には28〜32μm)の厚みに印刷されていれば良い。
また、中間層を透明シート11にするのは、当該シートの何れかの側面から入射する励起光(紫外光)を内部に透過させる導光シートとしての役割を持たせる目的と、透明シート11の表裏の蓄光印刷層111,112で発光した光を周縁まで導く目的である。
図2は、第1形態のカードの斜視図である。図2(A)は、明るい照明下で見た場合、図2(B)は、暗所(暗闇)で見た場合を示している。
図2(A)のように、カード1は、通常、矩形状の板状外観を示す。一般的には、ISO7810で規定する札入れサイズのカード(ID−1型)であるが、特にこの大きさに限定されるものではない。
上記した各シートは、多面付けの大判状態で仮積みし、その後、熱圧をかけて密着させてから、カードサイズに断裁されるので、カードの断面には各シートの周縁が露出するようにされている。透明シート11も当然に側面に周縁が露出し、蓄光印刷層111,112を活性化する励起光(紫外光)が内部に導かれるようになっている。
透明シート11の表裏は白色シート12,15であり、蓄光印刷層111,112も明るい色が多いので、透明シート11の何れかの周縁から入射する励起光(紫外光)は透明シート11の層内で反射を繰り返して他の周縁の蓄光印刷層にも到達し易い。
カード1を暗所に置いた場合は、図2(B)のように、透明シート11の周縁が輝いて見える。透明シート11の表裏の蓄光印刷層111,112が発光するためである。
図3は、第2形態のカードの断面図である。各層を分解した状態で示しているが、実際には各層間は密着しているものである。
第1形態と同様に、カード1は、中間層が透明シート11からなり、ほぼカード1の中心層に配置されている。透明シート11の表裏面には蓄光印刷層111,112が全面または少なくとも周縁に沿う表裏面に形成されているのも同様である。
ただし、第2形態の場合は、蓄光印刷層111の側面に蓄光印刷層121が形成された白色シート12が積層され、蓄光印刷層112の他方側面に白色シート15が積層されている特徴がある。白色シート15には蓄光印刷層が形成されていない。
さらに白色シート12の蓄光印刷層121側面に透明オーバーシート13が積層されている。透明オーバーシート13の最外面には文字・記号を含む絵柄層14を有している。当該文字・記号の一部は抜き文字となっている。抜き文字とは、絵柄中に文字形状をインキのない素抜け状態に形成するものであるが、当初から素抜けである場合のほか、絵柄部分をスクラッチし、あるいはレーザエングレイブして素抜けにすることも含まれる。
蓄光印刷層112の側面には、白色シート15と透明オーバーシート16がそれぞれ積層されている。
上記において、通常、絵柄層14は絵柄転写フィルムにより転写されるが、転写法によらず直接印刷された層であっても良い。蓄光印刷層121は発光させる文字・記号のみの部位に部分的に形成するものであっても良い。絵柄層14により発光させる必要がない蓄光印刷層121部分は遮蔽される。絵柄転写フィルムについては後述する。
図4は、第2形態のカードの斜視図である。図4(A)は、明るい照明下で見た場合、図4(B)は、暗所(暗闇)で見た場合を示している。
図4(A)のように、明るい照明下では、カード1の表面には、図柄2dの他、個人情報を含む文字2m、カードナンバー2n、使用期限2k等が表示されている。また、カードの操作に必要な記号、例えば、カードの挿入方向を示す記号2sも表示されている。
文字2m,2nや記号2sの全部または一部分は、抜き文字なので、蓄光印刷層121が覗いており蓄光顔料の体質色である薄黄緑色等に見える。蓄光顔料の体質色では、文字・記号が見え難い場合は、見え易いように周囲の図柄を工夫する必要がある。
図4(B)のように、暗所で透明シート11の周縁が輝いて見えるのは、図2(B)と同様である。図4(B)では、透明シート11の周縁と共に抜き文字であるカードナンバー2nや、利用者氏名等の個人情報を含む文字2m、カードの挿入方向を示す記号2sが輝いて見える特徴がある。ただし、図柄2d等は蓄光発光させていない。
これらの表示が暗所でも視認できるのは、絵柄層14の一部が抜き文字・記号にされていることにより蓄光印刷層121の発光が視認できるからである。
絵柄層14の一部は、当初から素抜き文字にしておくほか、レーザ光によるエングレイブや、機械的なスクラッチでも可能である。個々の個人情報を抜き文字にするためには、レーザ光によるエングレイブが効果的であり、鮮明な文字が得られる。
次に、カード1の製造方法について説明する。
なお、特許請求の範囲において、請求項1は、カードの側面のみが輝いて見える態様を要件とし、請求項2は、カードの側面とカード表面の情報表示部の一部が輝いて見える態様を要件としている。
以下では、請求項2の態様について説明するが、請求項1の態様は、絵柄層14と蓄光印刷層121を使用しないだけなので、類推して容易に製造できると考える。
まず、カード1のカード基体10を製造する。これには、透明シート11の表裏両面に蓄光印刷層111,112を全面または少なくとも周縁部分に印刷した材料と、白色シート12の絵柄層14に面する側面に蓄光印刷層121を全面または部分的に印刷した材料を準備する。
印刷はシルクスクリーン印刷によれば厚盛り印刷が可能であって好ましい。インキには、シルクスクリーンメジウムインキ(塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂等)と蓄光顔料を1:1程度で混合して使用する。スクリーンは、200メッシュ程度のもので良い。
中間層である透明シート11の両側に前記白色シート12と白色シート15をあてがい、さらにその両面に透明オーバーシート13,16を積層し、鏡面板間に入れて熱圧プレスしてシート間を一体に融着させる。これにより、カード基体10が完成する。
次に、カード1の透明オーバーシート13の面に絵柄層14を形成する。絵柄層14の形成は直刷り印刷でも可能であるが、転写法が多用される。転写法による絵柄転写は、絵柄転写フィルムを利用して行う。
図5は、絵柄転写フィルムの層構成を示す図である。
絵柄転写フィルム20は、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の転写フィルム基材21に薄層の保護層22を形成し、当該保護層22面に、オフセット印刷またはシルクスクリーン印刷で絵柄23を印刷し、さらに絵柄23面にシルクスクリーン印刷による黒色またはシルバー色の接着層24を形成したものである。接着層24は隠蔽層を兼ねるので、黒色やシルバーメタライズ色にされる。
この絵柄転写フィルム20をカード基体10の透明オーバーシート13面に重ねて熱圧をかけて密着することで、絵柄層14が形成される。基材21は剥離除去される。
なお、カード基体10の熱圧プレスと同時に絵柄転写を行っても良いものである。
次に、レーザエングレイブする場合は、該絵柄層14面からレーザ光を照射して、絵柄層14の一部をレーザ光でエングレイブする工程を行う。これにより、保護層22、図柄23、接着層24もエングレイブされて除去される。ただし、透明オーバーシート13までをエングレイブする必要はない。
図6は、絵柄層をレーザエングレイブする状態を示す図であって、図6(A)は、エングレイブ前、図6(B)は、エングレイブ後の状態である。
図6(B)のように、絵柄層14をエングレイブした後は、透明オーバーシート13を介して蓄光印刷層121が露出する。
絵柄層14のレーザエングレイブは、カード発行機を用いて行う。カード発行機には各種モジュールの一つとして、レーザ印字機が備えられている機種を使用する。この場合、レーザビームにはファイバーレーザ(発振波長1.06μm)が使用される。
パルスエナジーは、10mJであり、レーザビームで刻印される1つあたりのサイズは20〜90μmの径である。エングレイブの深さは、レーザビームの出力と照射密度dpiで変化させ得るが、通常は出力を一定にして照射密度dpiで調整できる。
カード毎に、予め蓄積されているデータに基づきエングレイビングが行われる。
最後に、カードの発行処理が行われてカード1が完成する。
〈材質に関する実施形態〉
次に本発明のカードに使用する材質について説明する。
(蓄光印刷インキ)
蓄光性印刷層を構成する樹脂材料としては、透明性の良い樹脂が好ましく、アクリル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、紫外線硬化性樹脂、電子線硬化性樹脂等の、熱可塑性樹脂、或いは熱硬化性や電子線硬化性の樹脂が用いられえる。なお、蓄光性印刷層に必要な透明性とは、少なくとも、用いる蓄光顔料においてそれを刺激し得る波長光に対して、および残光して発光する波長の光に対して、透明性或いは透光性があれば良い。後述するSrAl2 4 系蓄光顔料では、例えば、励起光は200〜450nmの波長域の光であり、発光は520nmにピークを持ち、約430〜640nmの波長域の光である。
また、熱圧プレスした際に蓄光印刷層に対する表面側基材との熱融着性を有する材料が好ましい。例えば、塩化ビニル系基材に対して、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体系樹脂はこの目的に適合する。
(カード基材)
カード基材には、ポリエチレンテレフタレート(PET)、硬質塩化ビニル、非結晶性の芳香族ポリエステル系樹脂(PET−G樹脂)、ポリカーボネート系樹脂、ポリカーボネートとPET−G樹脂とのポリマーアロイ樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、アクリル樹脂等、の各種材料を使用することができる。
所定のカードの厚みとするためには、カード基体10の合計厚みが、0.8mm程度になるようにする。また、蓄光顔料においてそれを刺激し得る波長光に対して、および残光して発光する波長の光に対して、透明性或いは透光性がある材質が好ましい。
(蓄光顔料)
次に、蓄光印刷層に含有させる蓄光顔料は、太陽光、電灯光、紫外線などにより刺激されてエネルギーを貯蔵し、刺激停止後は貯蔵したエネルギーを光に変えて発光するものである。このような顔料として従来からあるものには硫化物系の蓄光顔料が挙げられる。
硫化物の蓄光顔料は硫化亜鉛等を母結晶とし、これに微量の不純物、すなわち賦活剤としてCu、Biなどを含有させたものであり、具体的には、例えば、ZnS:Cu(緑色発光)、CaS:Bi(紫青色発光)、CaSrS:Bi(青色発光)、ZnCdS:Cu(黄色〜橙色発光)等が挙げられる、なかでもZnS:Cuは黄緑色発光の夜光塗料用の蓄光顔料としても良く知られている。ただし、硫化亜鉛系の蓄光顔料の残光時間は、せいぜい30分から2時間程度と短く、Pm、Ra等による放射性物質を微量添加して、放射線による永続的な刺激により自ら発光し続けるようにした蓄光顔料も用いられていた。
しかし、以下の蓄光顔料は、放射性物質の併用無しに極めて長い残光時間を示す等の点で上記蓄光顔料に比べ、より好ましい。
すなわち、ストロンチウム、カルシウムおよびバリウムからなる群から選ばれた少なくとも1種以上の金属元素をMとして、MAl2 4 なる化学式で表される化合物を母結晶とする蓄光顔料を用いる。そして、通常は、この母結晶にユウロピウム等の賦活剤を微量含有させることで残光時間を長くするが、更に必要に応じて適宜、共賦活剤として、マンガン、ビスマス、スズ、あるいは、ランタン、セリウム、プラセオジム、ネオジム、サマリウム、ガドリニウム、テルビウム、ジスプロシウム、ホルミウム、エルビウム、ツリウム、イッテルビウム、ルテニウム等を微量含有させることで、残光時間をより長くできる。このような金属酸化物を母結晶とした具体的な蓄光顔料としては、以下に挙げる顔料を使用できる。
根本特殊化学株式会社製「N夜光(ルミノーバ)登録商標」のグレード特性を表1に示す。
なお、Gシリーズ(G−300C,G−300F,G−300FF,G−300L160,GLL−300M,GLL−300F)の組成式は、SrAl:Eu,Dyであり、BGシリーズ(BG−300M,BGL−300M)の組成式は、SrAl1425:Eu,Dy である。また、EG−300Mの組成式は、SrAl:Eu,Dy+SrAl1425:Eu,Dyであり、B−300Mの組成式は、Srl425:Eu,Dy+CaAl:Eu,Ndであり、V−300Mの組成式は、CaAl:Eu,Ndである。
Figure 2017074756
表1において、「体質色」とは、非発光状態における粒子色を意味する。「発光色」は、視覚で感じる色合を示す。平均粒度「D50」とは、メディア径を意味する。紛体をある粒子径から2つに分けたときに、大きい側と小さい側が等量となる径のことである。
照射強度のタイプにおける「低照度」とは、低照度で短時間に蓄光するものであるが、発光持続時間は短い。残光輝度は、常用光源(200ルックス)で20分間照射した後の、20分および60分後の輝度(mcd/m)を示している。
印刷適性において、「◎」は、良好なもの。「○」は、可能性があるもの。「−」は、不適であることを示している。
シルクスクリーン印刷で、100〜150メッシュのスクリーンを使用する場合、開口は、80〜120μm程度となるので、粒径から判断してG−300L160以外は、使用可能である。
一般に、「N夜光(ルミノーバ)」は、放射性物質や有害物質を含まないので、人に有害な作用をしないこと、硫化物を含まない非硫化物系蓄光顔料であること、従来の硫化物系蓄光顔料に比較して、残光時間、輝度ともに10倍の性能を有すること、励起する波長の範囲が広い(200〜450μm)特徴がある。また、化学的な安定性も高く、耐光性にも優れる。
(実施例1)
カード基体10を構成する材料として次の硬質塩化ビニルシートを使用した。
中間層の透明コアシート11には厚み0.30mmのものを使用し、白色コアシート12,15には厚み0.15mmのものを使用した。また、透明オーバーシート13,16には厚み0.10mmのものを使用した。
透明コアシート11の表裏面に、蓄光顔料ルミノール「GLL−300M」(平均粒度25μm)をシルクスクリーンインキ化して全面印刷した。なお、インキは、塩酢ビ系樹脂からなるシルクスクリーンメジウムインキに、メジウム:蓄光顔料が1:1になるように配合した。
透明コアシート11、白色コアシート12,15、透明オーバーシート13,16を図1の構成となるように積み重ねした後、熱圧プレスして一体のカード基体10とした。
完成したカード1を、白色蛍光灯下に30分間置いた後、暗所で見たところ、カード1の4辺側面が透明コアシート11の周縁で輝いて見えるのが確認できた。
(実施例2)
カード基体10を構成する材料として次の硬質塩化ビニルシートを使用した。
中間層の透明コアシート11には厚み0.30mmのものを使用し、白色コアシート12,15には厚み0.15mmのものを使用した。また、透明オーバーシート13,16には、厚み0.10mmのものを使用した。
透明コアシート11の表裏面に、蓄光顔料ルミノール「GLL−300M」(平均粒度25μm)をシルクスクリーンインキ化して全面印刷した。同様に、白色コアシート12の透明オーバーシート13に面する表面にも同じインキで全面印刷した。
なお、インキは、塩酢ビ系樹脂からなるシルクスクリーンメジウムインキに、メジウム:蓄光顔料が1:1になるように配合した。
透明コアシート11、白色コアシート12,15、透明オーバーシート13,16を図3の構成となるように積み重ねした後、熱圧プレスして一体のカード基体10とした。
このカード基体10の透明オーバーシート13の面に、図5の構成の絵柄転写フィルム20を重ね、熱圧プレスして絵柄層14を形成した。なお、絵柄転写フィルム20には、オフセット印刷された図柄および文字とシルクスクリーンによる接着層兼銀色隠蔽層を有するものを使用した。ただし、カードの挿入方向を示す記号(△マーク)2s部分はインクのない抜き部分とした。
この絵柄層14中の個人情報を含む文字部分2mを、カード発行機のレーザ印字機を使用してエングレイブし、薄黄緑色の蓄光印刷層121が透明オーバーシート13を介して見えるようにした。
完成したカード1を、白色蛍光灯下に30分間置いた後、暗所で見たところ、個人情報を含む文字部分2mおよびカードの挿入方向を示す記号(△マーク)2sが緑色に輝いて見えるのが確認された。また、カード1の4辺側面が透明コアシート11の周縁で同様に輝いて見えるのも確認できた。
(実施例3)
カード基体10を構成する材料として次の樹脂シートを使用した。
透明コアシート11として、PET−Gからなる厚み0.30mmのものを使用し、白色コアシート12,15として、PET−Gからなる厚み0.15mmのものを使用した。また、透明オーバーシート13,16には、ポリカーボネートと共重合ポリエステルからなるアロイシートである厚み0.10mmのものを使用した。なお、透明オーバーシート13には絵柄層14側に磁気テープを埋め込み済のものである。
透明コアシート11の表裏面に、蓄光顔料ルミノール「BGL−300M」(平均粒度25μm)をシルクスクリーンインキ化して全面印刷した。同様に、白色コアシート12の透明オーバーシート13に面する側面に、同一インキを全面印刷した。
なお、インキは、塩酢ビ系樹脂からなるシルクスクリーンメジウムインキに、メジウム:蓄光顔料が1:1になるように配合した。
透明コアシート11、白色コアシート12,15、透明オーバーシート13,16を図3の構成となるように積み重ねした後、熱圧プレスして一体のカード基体10とした。
このカード基体10の透明オーバーシート13の面に、図5の構成の絵柄転写フィルム20を重ね、熱圧プレスして絵柄層14を形成した。
なお、絵柄転写フィルム20には、オフセット印刷された図柄および文字とシルクスクリーンによる接着層兼銀色隠蔽層を有するものを使用した。
この絵柄層14中の個人情報を含む文字部分2mとカードの挿入方向を示す記号(△マーク)2s部分を、カード発行機のレーザ印字機を使用してエングレイブし、薄黄緑色の蓄光印刷層121が透明オーバーシート13を介して見えるようにした。
完成したカード1を、太陽光下に15分間置いた後、暗所で見たところ、個人情報を含む文字部分2mおよびカードの挿入方向を示す記号(△マーク)2sが緑色に輝いて見えるのが確認された。また、カード1の4辺側面が透明コアシート11の周縁で輝いて見えるのも確認できた。
以上の説明においては、本発明をカードでの実用例について説明したが、本発明はカードに限定されず、積層材料を使用する各種表示体に利用できるものである。
1 カード
2d 図柄
2k カードの使用期限
2m 個人情報を含む文字
2n カードナンバー
2s 記号
10 カード基体
11 透明シート、透明コアシート
12 白色シート、白色コアシート
13 透明オーバーシート
14 絵柄層
15 白色シート
16 透明オーバーシート
20 絵柄転写フィルム
111,112,121 蓄光印刷層

Claims (11)

  1. カードの中間層として透明シートが配置され、当該透明シートの両面に白色シートが積層され、さらに当該双方の白色シートの外面に透明オーバーシートが積層されているカードであって、前記中間層である透明シートの表裏の全面または少なくとも周縁に沿う表裏面に蓄光印刷層が形成されていることを特徴とするカード。
  2. カードの中間層として透明シートが配置され、当該透明シートの一方側面に蓄光印刷層が形成された白色シートが、他方側面に白色シートが積層され、さらに当該一方側面白色シートの蓄光印刷層の外面に絵柄層を有し、当該絵柄層中の文字・記号の一部が抜き文字・記号である透明オーバーシートが積層され、他方側面白色シートの外面に透明オーバーシートが積層されているカードであって、前記中間層である透明シートの表裏の全面または少なくとも周縁に沿う表裏面に蓄光印刷層が形成されていることを特徴とするカード。
  3. 蓄光印刷層が非硫化物系蓄光顔料を含むシルクスクリーンインキの印刷層からなることを特徴とする請求項1または請求項2記載のカード。
  4. 前記白色シートの蓄光印刷層が少なくとも前記抜き文字・記号の下面になる部分に形成されていることを特徴とする請求項2記載のカード。
  5. 抜き文字が個人の固有情報に関するものであることを特徴とする請求項2または請求項4記載のカード。
  6. (1)カードの中間層である透明シートの表裏の全面または少なくとも周縁に沿う表裏面にシルクスクリーン印刷により蓄光印刷層を形成する工程、
    (2)前記透明シートの蓄光印刷層の両面に白色シートを仮積みする工程、
    (3)表裏両面の双方の白色シートの外面に透明オーバーシートを仮積みする工程、
    (4)前記透明シートと白色シート、および透明オーバーシートの仮積み積層体を熱圧プレスして一体に密着し積層したカード基体にする工程、
    を有することを特徴とするカードの製造方法。
  7. (1)カードの中間層である透明シートの表裏の全面または少なくとも周縁に沿う表裏面にシルクスクリーン印刷により蓄光印刷層を形成する工程、
    (2)前記透明シートの蓄光印刷層の片面に、一方側面に蓄光印刷層を形成した白色シートの蓄光印刷層を外面にして仮積みする工程、
    (3)前記透明シートの蓄光印刷層の他方側面に、白色シートを仮積みする工程、
    (4)表裏両面の双方の白色シートの外面に透明オーバーシートを仮積みする工程、
    (5)前記透明シートと白色シート、および透明オーバーシートの仮積み積層体を熱圧プレスして一体に密着し積層したカード基体にする工程、
    (6)カードの表示面側となる透明オーバーシートに絵柄層を形成する工程、
    を有することを特徴とするカードの製造方法。
  8. 絵柄層中に抜き文字・記号を有することを特徴とする請求項7記載のカードの製造方法。
  9. 絵柄層の形成後に文字をレーザエングレイブして抜き文字にする工程を有することを特徴とする請求項8記載のカードの製造方法。
  10. 抜き文字が個人の固有情報に関するものであることを特徴とする請求項8または請求項9記載のカードの製造方法。
  11. 蓄光印刷層が非硫化物系蓄光顔料を含むシルクスクリーンインキの印刷層からなることを特徴とする請求項6または請求項7記載のカードの製造方法。



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