JP2017074656A - 移動式破砕装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンクリートスラブ等の解体や補修作業において、作業員への負担を軽減することができ、且つ、効率良く作業を行うことができる移動式破砕装置の提供。【解決手段】この移動式破砕装置3は、移動可能な台車5と、往復振動するピック部6bを有する破砕用振動工具6と、破砕用振動工具6を台車5上に支持させる支持機構7とを備え、支持機構7は、台車5上に固定された支持基部10と、支持基部10に回転可能に支持させた棒状の支持アーム11とを備え、支持アーム11の一端に破砕用振動工具6が取り付けられる取付部41を備え、他端側にアーム軸方向にスライド可能な加圧用錘42を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、主にコンクリートスラブ等のコンクリート構造物の解体や補修作業においてその下面を破砕する際に使用する移動式破砕装置に関する。
従来、橋梁や高架道路等を構成するコンクリートスラブ等の解体や補修作業においては、コンクリートスラブの下側に足場を設け、ピック部の往復振動によってコンクリートを破砕するピックハンマ等の破砕用振動工具を使用し、コンクリートスラブの下面側よりコンクリート面を破砕する作業が行われている。
このようなコンクリートスラブの下面を破砕する作業は、足場又は足場となる面と破砕対象面との間の空間を広く取ることができないため、大型の破砕機械を使用できず、手持ち式の破砕用振動工具を使用して作業員が人力で作業を行うのが一般的であった。
一方、コンクリート面の破砕作業においては、破砕工具が支持機構を介して台車に支持された移動式破砕装置を使用する工法も開発されている(例えば、特許文献1を参照)。
実用新案登録第3133642号公報
しかしながら、上述の如き従来の技術では、手持ち式の破砕用振動工具を使用する為、その振動が作業員に悪影響を与え、白蝋病等の原因になるおそれがあった。
また、従来のコンクリートスラブの下面を破砕する作業では、破砕用振動工具の重量及び破砕対象面から反力を受けるのに対し、作業員が破砕対象面に対しピックハンマ等の破砕用振動工具を上向きに支持しなければならないため、破砕用振動工具に体重をかけることが出来ずに力が入り難く、また、長時間の作業も困難なことから作業効率が悪いという問題があった。
一方、特許文献1の如き従来の装置では、ピックハンマ等の破砕工具が支持機構に固定されるため、破砕作業時に破砕対象面から受ける反力の衝撃による支持機構への負担が大きく、場合によっては破損するおそれがあった。
そこで、本発明は、このような従来の問題に鑑み、コンクリートスラブ等の解体や補修作業において、作業員への負担を軽減することができ、且つ、効率良く作業を行うことができる移動式破砕装置の提供を目的としてなされたものである。
上述の如き従来の問題を解決するための請求項1に記載の発明の特徴は、移動可能な台車と、往復振動するピック部を有する破砕用振動工具と、該破砕用振動工具を前記台車上に支持させる支持機構とを備えた移動式破砕装置において、前記支持機構は、前記台車上に固定された支持基部と、前記支持基部に回転可能に支持させた棒状の支持アームとを備え、該支持アームの一端に前記破砕用振動工具が取り付けられる取付部を備え、他端側にアーム軸方向にスライド可能な加圧用錘を備えている移動式破砕装置にある。
請求項2に記載の発明の特徴は、請求項1の構成に加え、前記支持基部は、前記支持アームを回転可能に支持する軸受部と、該軸受部を高さ調節可能に支持する高さ調節機構とを備えていることにある。
請求項3に記載の発明の特徴は、請求項1又は2の構成に加え、前記取付部は、アーム本体に対しアーム軸周りに一定角度で回転可能に支持されていることにある。
請求項4に記載の発明の特徴は、請求項1〜3の何れか1の構成に加え、前記台車は、複数の車輪に支持された台座部に回動可能に支持された足踏み式ステップと、該足踏み式ステップを跳ね上げ方向に付勢する付勢手段とを備え、前記足踏み式ステップには、足で踏みつけた際に地面に押し付けられるステップ本体と、前記車輪に押し付けられるブレーキパッドとを備えていることにある。
本発明に係る移動式破砕装置は、上述したように、移動可能な台車と、往復振動するピック部を有する破砕用振動工具と、該破砕用振動工具を前記台車上に支持させる支持機構とを備えた移動式破砕装置において、前記支持機構は、前記台車上に固定された支持基部と、前記支持基部に回転可能に支持させた棒状の支持アームとを備え、該支持アームの一端に前記破砕用振動工具が取り付けられる取付部を備え、他端側にアーム軸方向にスライド可能な加圧用錘を備えていることにより、加圧用錘の重量によって支持アームに回転モーメントが生じ、支持機構に支持された破砕用振動工具に破砕対象面に向けた力が付与されるので、作業員が破砕用振動工具を上向きに支える必要がなく、作業員の負担が軽減されるとともにコンクリートスラブ等の破砕作業を効率良く行うことができる。また、支持アームが支持基部に回転可能に支持されているので、作業時の振動による衝撃を緩衝でき、支持機構への負担も軽減される。
また、本発明において、前記支持基部は、前記支持アームを回転可能に支持する軸受部と、該軸受部を高さ調節可能に支持する高さ調節機構とを備えていることにより、破砕用振動工具の高さを調整でき、最適な姿勢で作業を行うことができる。
更に、本発明において、前記取付部は、アーム本体に対しその中心軸周りに一定角度で回転可能に支持されていることにより、足場上等の狭隘な場所においても幅方向に台車を移動させることなく一体幅範囲で破砕作業をすることができる。
更にまた、前記台車は、複数の車輪に支持された台座部に回動可能に支持された足踏み式ステップと、該足踏み式ステップを跳ね上げ方向に付勢する付勢手段とを備え、前記足踏み式ステップには、足で踏みつけた際に地面に押し付けられるステップ本体と、前記車輪に押し付けられるブレーキパッドとを備えていることにより、二重ブレーキ構造を成し、確実に台車を停止させた状態で破砕作業を行うことができる。
本発明に係る移動式破砕装置の実施態様を示す側面図である。 図1中の足踏み式ステップ部分を示す部分側面図である。 図1中の支持アーム上部の状態を示す部分拡大断面図である。 (a)(b)はそれぞれ本発明の他の実施態様に係る支持アーム下端部分を示す部分拡大側面図である。
次に、本発明に係る移動式破砕装置の実施態様を図1〜図4に示した実施例に基づいて説明する。
尚、本実施例は、コンクリートスラブ1の下面を破砕対象面1aとする場合を例に説明し、図中符号2はスラブ下に形成された足場等からなる地面、符号3は移動式破砕装置、符号4は作業員である。
この移動式破砕装置3は、図1に示すように、移動可能な台車5と、ピックハンマ等の手持ち式の破砕用振動工具6と、破砕用振動工具6を台車5上に支持させる支持機構7とを備え、支持機構7で破砕用振動工具6を操作する作業員4を支援するようになっている。
支持機構7は、台車5上に設置された支持基部10と、支持基部10に回転可能に支持させた棒状の支持アーム11とを備え、支持アーム11の上端部に破砕用振動工具6が取り付けられている。
台車5は、複数の車輪12,12...に支持された平板状の台座部13を備え、台座部13上に支持機構7が固定され、装置3全体が手押しにより移動できるようになっている。
各車輪12,12...は、前輪が台座部13に対し回転可能に取り付けられ、後輪が台座部13に対し進行方向に向けた状態で固定されている。
また、台車5には、台座部13の後端に回動可能に支持された足踏み式ステップ20と、足踏み式ステップ20を跳ね上げ方向に付勢する付勢手段とを備え、移動時には、図2に示すように、足踏み式ステップ20が足場等の地面2から離脱した状態にあって、作業時には、足踏み式ステップ20上に作業員4が乗ることで台車5を停止させることができるようになっている。
足踏み式ステップ20は、台座部13の後端にヒンジ21を介して回動可能に支持された支持腕部22と、支持腕部22の先端側に固定された平板状のステップ本体23とを備え、ステップ本体23を足で踏みつけて地面2に押し付け、作業員4の体重が作用したステップ本体23と地面2との間に生じる摩擦によって台車5を停止させるようになっている。
尚、ヒンジ21には、バネ付きヒンジを使用し、このバネ付きヒンジが付勢手段を成し、図2に示すように、足踏み式ステップ20を支持腕部22が水平となる位置までは跳ね上げ方向に付勢するようになっている。
また、支持腕部22には、車輪12,12...側にブレーキパッド24を備え、ステップ本体23を足で踏みつけて地面2に押し付けた際、ブレーキパッド24が車輪12,12...(後輪)に押し付けられ、ブレーキパッド24と車輪12,12...との摩擦によって車輪12,12...の回転を規制し、台車5を停止させるようになっている。
即ち、足踏み式ステップ20とブレーキパッド24とは、二重ブレーキ構造を成し、台車5を安定して停止させることができる。
支持基部10は、支持アーム11を回転可能に支持する軸受部30と、軸受部30を高さ調節可能に支持する高さ調節機構とを備え、破砕用振動工具6の高さを調節できるようにしている。
高さ調節機構には、例えば、図1に示すようなスクリュージャッキを使用し、台車5上に固定された固定台31aと、固定台31aに回転可能に支持された上下に向けた雌ネジ部31bと、雌ネジ部31bに螺合された雄ネジ部31cとを備え、ハンドル31dを回すことにより雌ネジ部31bが回転し、雄ネジ部31cが固定台31aに対して上下移動するようになっている。
軸受部30は、雄ネジ部31cの上端に支持されたベース部30aと、ベース部30aの両端より立ち上げた互いに対向する一対の側板部30b,30bとを備え、両側板部30b,30b間に支持アーム11が配置され、両側板部30b,30b及び支持アーム11に跨って回転軸32が貫通されている。
尚、回転軸32は、破砕用振動工具6の振動方向と交差する方向に軸方向が向けられている。
支持アーム11は、軸受部30に支持されるアーム本体40と、アーム本体40の一端に回転可能に支持された取付部41と、アーム本体40の他端側にアーム軸方向にスライド可能に支持された加圧用錘42とを備えている。
アーム本体40は、鋼管材等によって上端が開口した中空棒状に形成され、その途中部分に回転軸32が貫通されている。尚、図中符号43はベアリング等の軸受部材である。
アーム本体40の回転軸32を貫通させる位置は、回転軸32より上側の長さに対し、回転軸32より下側の長さが十分長くなる位置としている。
このアーム本体40の上端部には、開口縁部より外向きに張り出した支持用フランジ部40aと、支持用フランジ部40aの上側を覆うカバー部40bとを備えている。
取付部41は、下端側がアーム本体40内に回転自在に挿入される丸棒状又は円筒状に形成され、枢支軸41bを介して破砕用振動工具6が一定角度の範囲で上下に回動可能に支持されるようになっている。また、その外周面には、外向きに張り出したフランジ部41aを備えている。
そして、この取付部41は、フランジ部41aの下面が玉軸受44を介してアーム本体40の支持用フランジ部40aに支持され、アーム本体40に対しその中心軸周りに回転可能に支持されている。
尚、取付部41は、図示しないストッパーによって、アーム本体40に対する回転可能範囲が制限されており、枢支軸41bと回転軸32とが平行となる方向を基準に左右に一定角度、例えば、左右30〜45度の範囲でのみ回転できるようになっている。
加圧用錘42は、比重の重い金属材によって円筒状に形成され、アーム本体40の外側に軸方向でスライド可能に嵌め込まれている。尚、符号45は、アーム本体40の下端に固定された抜け止め部材であって、この抜け止め部材45によって加圧用錘42がアーム本体40に対し抜け止めされている。
この抜け止め部材45は、図4(a)に示すように、ネジ構造45a等によってアーム本体40に対し着脱可能となっており、支持アーム11に対して加圧用錘42の数量を増減でき、その総重量によって支持アーム11の下端側に作用する荷重を調節できるようになっている。
また、加圧用錘42は、図4(b)に示すように、外周面に追加用錘50を着脱可能に備え、錘42の重量を調節できるようにしてもよい。
尚、図中符号51aは加圧用錘42の外周面に突出したボルト、符号51bは固定用ナットであって、ボルト51aを追加用錘50に挿通させ、その頭部に固定用ナット51bを締め付けることによって、追加用錘50を加圧用錘42に着脱できるようにしている。
また、加圧用錘42は、固定手段によってアーム本体40の所定の位置を適宜選択して固定できるようになっており、アーム本体40に対する加圧用錘42の位置で支持アーム11に作用する回転モーメントを調整できるようになっている。
そして、加圧用錘42の総重量及び支持アーム11(アーム本体40)に対する加圧用錘42の位置によって、破砕用振動工具6の破砕対象面1aに向けた圧力を作業内容に合わせて調整できるようになっている。
固定手段は、例えば、加圧用錘42に直径方向の貫通孔46aを備えるとともに、アーム本体40に軸方向に間隔を置いて形成された複数の固定用孔46b,46b...とを備え、貫通孔46aの位置を何れかの固定用孔46bの位置に合わせ、固定用ピン46cを貫通させることにより、固定できるようになっている。
破砕用振動工具6には、市販されているピックハンマ等を使用でき、取付部41に取り付けられる工具本体6aと、工具本体6aに往復動可能に支持された先端が尖ったピック部6bとを備え、図示しない動力源によりピック部6bが工具本体6aに対し往復振動し、その往復振動による衝撃でコンクリートを破砕するようになっている。
このように構成された移動式破砕装置3では、台車5を作業員4が押して地面2上の所望の作業位置まで移動させ、そこで足踏み式ステップ20上に作業員4が乗り、ステップ本体23を地面2に押し付けるとともに、ブレーキパッド24が車輪(後輪)12に押し付けられて台車5を停止させる。
次に、軸受部30の高さを最適な作業姿勢に合わせて調節するとともに、加圧用錘24の数又は追加錘50によってその総重量を調節するとともに、加圧用錘24の支持アーム11に対する位置を調節する。
そして、図1に示すように、作業員4が支持機構7に支持された破砕用振動工具6を操作して破砕対象面1aの破砕作業を行う。
このとき、破砕用振動工具6が支持機構7によって支持され、且つ、支持アーム11の下端側に加圧用錘42を備えていることによって、支持アーム11には、回転軸32を中心に回転モーメントが生じ、支持アーム11の上端に取り付けられた破砕用振動工具6に破砕対象面1aに向けた力が付与され、ピック部6bが破砕対象面1aに押し付けられる。
従って、破砕用振動工具6が支持機構7に支持された状態で破砕対象面1aに向けて加圧されるので、作業員4が破砕用振動工具6を上向きに支える必要がなく、破砕用振動工具6を操作する作業員4に加わる負担が大幅に軽減され、白蝋病等の原因リスクが少なくなり、効率良く破砕作業を行うことができる。
一方、回転軸32の軸方向が破砕用振動工具6のピック部6bの振動方向と交差する方向に向けられ、且つ、支持アーム11が回転可能な状態にあるので、振動による衝撃を好適に緩衝して支持機構7への負担も軽減されている。
また、加圧用錘42は、その総重量及び支持アーム11に対する位置を適宜選択することができるので、作業内容に応じて破砕用振動工具6に付与される破砕対象面1aに向けた力を調節することができる。
更に、この移動式破砕装置3では、取付部41がアーム本体40に対し一定範囲で回転可能に支持されているので、狭隘な足場上等であっても台車を幅方向に移動させることなく、台車の進行方向と交差する方向の一定幅に亘る作業に対応することができる。
そして、その位置での作業が完了した後には、作業員4が足踏み式ステップ20から降りれば、足踏み式ステップ20が付勢手段によって地面より離脱し、容易に台車5が移動可能な状態に復帰する。
尚、上述の実施例では、支持基部10の高さ調節機構にスクリュージャッキを使用した例について説明したが、高さ調節機構の態様は、これに限定されず、例えば、電動式ジャッキ、油圧式ジャッキ等であってもよく、高さ調節機構を備えずともよい。
また、支持アーム11の態様は、上述の実施例に限定されず、例えば、取付部41をアーム本体40に対し軸方向に伸縮可能に支持されるようにしてもよい。
更に、上述の実施例では、スラブ下面を破砕対象面とした例について説明したが、コンクリート構造物側面の破砕等にも適用することができる。
1 コンクリートスラブ
2 地面
3 移動式破砕装置
4 作業員
5 台車
6 破砕用振動工具
7 支持機構
10 支持基部
11 支持アーム
12 車輪
13 台座部
20 足踏み式ステップ
21 ヒンジ
22 支持腕部
23 ステップ本体
24 ブレーキパッド
30 軸受部
31 高さ調節機構
32 回転軸
40 アーム本体
41 取付部
42 加圧用錘
43 軸受部材
44 玉軸受
45 抜け止め部材
本発明は、主にコンクリートスラブ等のコンクリート構造物の解体や補修作業においてその下面を破砕する際に使用する移動式破砕装置に関する。
従来、橋梁や高架道路等を構成するコンクリートスラブ等の解体や補修作業においては、コンクリートスラブの下側に足場を設け、ピック部の往復振動によってコンクリートを破砕するピックハンマ等の破砕用振動工具を使用し、コンクリートスラブの下面側よりコンクリート面を破砕する作業が行われている。
このようなコンクリートスラブの下面を破砕する作業は、足場又は足場となる面と破砕対象面との間の空間を広く取ることができないため、大型の破砕機械を使用できず、手持ち式の破砕用振動工具を使用して作業員が人力で作業を行うのが一般的であった。
一方、コンクリート面の破砕作業においては、破砕工具が支持機構を介して台車に支持された移動式破砕装置を使用する工法も開発されている(例えば、特許文献1を参照)。
実用新案登録第3133642号公報
しかしながら、上述の如き従来の技術では、手持ち式の破砕用振動工具を使用する為、その振動が作業員に悪影響を与え、白蝋病等の原因になるおそれがあった。
また、従来のコンクリートスラブの下面を破砕する作業では、破砕用振動工具の重量及び破砕対象面から反力を受けるのに対し、作業員が破砕対象面に対しピックハンマ等の破砕用振動工具を上向きに支持しなければならないため、破砕用振動工具に体重をかけることが出来ずに力が入り難く、また、長時間の作業も困難なことから作業効率が悪いという問題があった。
一方、特許文献1の如き従来の装置では、ピックハンマ等の破砕工具が支持機構に固定されるため、破砕作業時に破砕対象面から受ける反力の衝撃による支持機構への負担が大きく、場合によっては破損するおそれがあった。
そこで、本発明は、このような従来の問題に鑑み、コンクリートスラブ等の解体や補修作業において、作業員への負担を軽減することができ、且つ、効率良く作業を行うことができる移動式破砕装置の提供を目的としてなされたものである。
上述の如き従来の問題を解決するための請求項1に記載の発明の特徴は、移動可能な台車と、往復振動するピック部を有する破砕用振動工具と、該破砕用振動工具を前記台車上に支持させる支持機構とを備えた移動式破砕装置において、前記支持機構は、前記台車上に固定された支持基部と、前記支持基部に回転可能に支持させた棒状の支持アームとを備え、該支持アームの一端に前記破砕用振動工具が取り付けられる取付部を備え、他端側にアーム軸方向にスライド可能な加圧用錘を備えている移動式破砕装置にある。
請求項2に記載の発明の特徴は、請求項1の構成に加え、前記支持基部は、前記支持アームを回転可能に支持する軸受部と、該軸受部を高さ調節可能に支持する高さ調節機構とを備えていることにある。
請求項3に記載の発明の特徴は、請求項1又は2の構成に加え、前記取付部は、アーム本体に対しアーム軸周りに一定角度で回転可能に支持されていることにある。
請求項4に記載の発明の特徴は、請求項1〜3の何れか1の構成に加え、前記台車は、複数の車輪に支持された台座部に回動可能に支持された足踏み式ステップと、該足踏み式ステップを跳ね上げ方向に付勢する付勢手段とを備え、前記足踏み式ステップには、足で踏みつけた際に地面に押し付けられるステップ本体と、前記車輪に押し付けられるブレーキパッドとを備えていることにある。
本発明に係る移動式破砕装置は、上述したように、移動可能な台車と、往復振動するピック部を有する破砕用振動工具と、該破砕用振動工具を前記台車上に支持させる支持機構とを備えた移動式破砕装置において、前記支持機構は、前記台車上に固定された支持基部と、前記支持基部に回転可能に支持させた棒状の支持アームとを備え、該支持アームの一端に前記破砕用振動工具が取り付けられる取付部を備え、他端側にアーム軸方向にスライド可能な加圧用錘を備えていることにより、加圧用錘の重量によって支持アームに回転モーメントが生じ、支持機構に支持された破砕用振動工具に破砕対象面に向けた力が付与されるので、作業員が破砕用振動工具を上向きに支える必要がなく、作業員の負担が軽減されるとともにコンクリートスラブ等の破砕作業を効率良く行うことができる。また、支持アームが支持基部に回転可能に支持されているので、作業時の振動による衝撃を緩衝でき、支持機構への負担も軽減される。
また、本発明において、前記支持基部は、前記支持アームを回転可能に支持する軸受部と、該軸受部を高さ調節可能に支持する高さ調節機構とを備えていることにより、破砕用振動工具の高さを調整でき、最適な姿勢で作業を行うことができる。
更に、本発明において、前記取付部は、アーム本体に対しその中心軸周りに一定角度で回転可能に支持されていることにより、足場上等の狭隘な場所においても幅方向に台車を移動させることなく一定幅範囲で破砕作業をすることができる。
更にまた、前記台車は、複数の車輪に支持された台座部に回動可能に支持された足踏み式ステップと、該足踏み式ステップを跳ね上げ方向に付勢する付勢手段とを備え、前記足踏み式ステップには、足で踏みつけた際に地面に押し付けられるステップ本体と、前記車輪に押し付けられるブレーキパッドとを備えていることにより、二重ブレーキ構造を成し、確実に台車を停止させた状態で破砕作業を行うことができる。
本発明に係る移動式破砕装置の実施態様を示す側面図である。 図1中の足踏み式ステップ部分を示す部分側面図である。 図1中の支持アーム上部の状態を示す部分拡大断面図である。 (a)(b)はそれぞれ本発明の他の実施態様に係る支持アーム下端部分を示す部分拡大側面図である。
次に、本発明に係る移動式破砕装置の実施態様を図1〜図4に示した実施例に基づいて説明する。
尚、本実施例は、コンクリートスラブ1の下面を破砕対象面1aとする場合を例に説明し、図中符号2はスラブ下に形成された足場等からなる地面、符号3は移動式破砕装置、符号4は作業員である。
この移動式破砕装置3は、図1に示すように、移動可能な台車5と、ピックハンマ等の手持ち式の破砕用振動工具6と、破砕用振動工具6を台車5上に支持させる支持機構7とを備え、支持機構7で破砕用振動工具6を操作する作業員4を支援するようになっている。
支持機構7は、台車5上に設置された支持基部10と、支持基部10に回転可能に支持させた棒状の支持アーム11とを備え、支持アーム11の上端部に破砕用振動工具6が取り付けられている。
台車5は、複数の車輪12,12...に支持された平板状の台座部13を備え、台座部13上に支持機構7が固定され、装置3全体が手押しにより移動できるようになっている。
各車輪12,12...は、前輪が台座部13に対し回転可能に取り付けられ、後輪が台座部13に対し進行方向に向けた状態で固定されている。
また、台車5には、台座部13の後端に回動可能に支持された足踏み式ステップ20と、足踏み式ステップ20を跳ね上げ方向に付勢する付勢手段とを備え、移動時には、図2に示すように、足踏み式ステップ20が足場等の地面2から離脱した状態にあって、作業時には、足踏み式ステップ20上に作業員4が乗ることで台車5を停止させることができるようになっている。
足踏み式ステップ20は、台座部13の後端にヒンジ21を介して回動可能に支持された支持腕部22と、支持腕部22の先端側に固定された平板状のステップ本体23とを備え、ステップ本体23を足で踏みつけて地面2に押し付け、作業員4の体重が作用したステップ本体23と地面2との間に生じる摩擦によって台車5を停止させるようになっている。
尚、ヒンジ21には、バネ付きヒンジを使用し、このバネ付きヒンジが付勢手段を成し、図2に示すように、足踏み式ステップ20を支持腕部22が水平となる位置までは跳ね上げ方向に付勢するようになっている。
また、支持腕部22には、車輪12,12...側にブレーキパッド24を備え、ステップ本体23を足で踏みつけて地面2に押し付けた際、ブレーキパッド24が車輪12,12...(後輪)に押し付けられ、ブレーキパッド24と車輪12,12...との摩擦によって車輪12,12...の回転を規制し、台車5を停止させるようになっている。
即ち、足踏み式ステップ20とブレーキパッド24とは、二重ブレーキ構造を成し、台車5を安定して停止させることができる。
支持基部10は、支持アーム11を回転可能に支持する軸受部30と、軸受部30を高さ調節可能に支持する高さ調節機構とを備え、破砕用振動工具6の高さを調節できるようにしている。
高さ調節機構には、例えば、図1に示すようなスクリュージャッキを使用し、台車5上に固定された固定台31aと、固定台31aに回転可能に支持された上下に向けた雌ネジ部31bと、雌ネジ部31bに螺合された雄ネジ部31cとを備え、ハンドル31dを回すことにより雌ネジ部31bが回転し、雄ネジ部31cが固定台31aに対して上下移動するようになっている。
軸受部30は、雄ネジ部31cの上端に支持されたベース部30aと、ベース部30aの両端より立ち上げた互いに対向する一対の側板部30b,30bとを備え、両側板部30b,30b間に支持アーム11が配置され、両側板部30b,30b及び支持アーム11に跨って回転軸32が貫通されている。
尚、回転軸32は、破砕用振動工具6の振動方向と交差する方向に軸方向が向けられている。
支持アーム11は、軸受部30に支持されるアーム本体40と、アーム本体40の一端に回転可能に支持された取付部41と、アーム本体40の他端側にアーム軸方向にスライド可能に支持された加圧用錘42とを備えている。
アーム本体40は、鋼管材等によって上端が開口した中空棒状に形成され、その途中部分に回転軸32が貫通されている。尚、図中符号43はベアリング等の軸受部材である。
アーム本体40の回転軸32を貫通させる位置は、回転軸32より上側の長さに対し、回転軸32より下側の長さが十分長くなる位置としている。
このアーム本体40の上端部には、開口縁部より外向きに張り出した支持用フランジ部40aと、支持用フランジ部40aの上側を覆うカバー部40bとを備えている。
取付部41は、下端側がアーム本体40内に回転自在に挿入される丸棒状又は円筒状に形成され、枢支軸41bを介して破砕用振動工具6が一定角度の範囲で上下に回動可能に支持されるようになっている。また、その外周面には、外向きに張り出したフランジ部41aを備えている。
そして、この取付部41は、フランジ部41aの下面が玉軸受44を介してアーム本体40の支持用フランジ部40aに支持され、アーム本体40に対しその中心軸周りに回転可能に支持されている。
尚、取付部41は、図示しないストッパーによって、アーム本体40に対する回転可能範囲が制限されており、枢支軸41bと回転軸32とが平行となる方向を基準に左右に一定角度、例えば、左右30〜45度の範囲でのみ回転できるようになっている。
加圧用錘42は、比重の重い金属材によって円筒状に形成され、アーム本体40の外側に軸方向でスライド可能に嵌め込まれている。尚、符号45は、アーム本体40の下端に固定された抜け止め部材であって、この抜け止め部材45によって加圧用錘42がアーム本体40に対し抜け止めされている。
この抜け止め部材45は、図4(a)に示すように、ネジ構造45a等によってアーム本体40に対し着脱可能となっており、支持アーム11に対して加圧用錘42の数量を増減でき、その総重量によって支持アーム11の下端側に作用する荷重を調節できるようになっている。
また、加圧用錘42は、図4(b)に示すように、外周面に追加用錘50を着脱可能に備え、錘42の重量を調節できるようにしてもよい。
尚、図中符号51aは加圧用錘42の外周面に突出したボルト、符号51bは固定用ナットであって、ボルト51aを追加用錘50に挿通させ、その頭部に固定用ナット51bを締め付けることによって、追加用錘50を加圧用錘42に着脱できるようにしている。
また、加圧用錘42は、固定手段によってアーム本体40の所定の位置を適宜選択して固定できるようになっており、アーム本体40に対する加圧用錘42の位置で支持アーム11に作用する回転モーメントを調整できるようになっている。
そして、加圧用錘42の総重量及び支持アーム11(アーム本体40)に対する加圧用錘42の位置によって、破砕用振動工具6の破砕対象面1aに向けた圧力を作業内容に合わせて調整できるようになっている。
固定手段は、例えば、加圧用錘42に直径方向の貫通孔46aを備えるとともに、アーム本体40に軸方向に間隔を置いて形成された複数の固定用孔46b,46b...とを備え、貫通孔46aの位置を何れかの固定用孔46bの位置に合わせ、固定用ピン46cを貫通させることにより、固定できるようになっている。
破砕用振動工具6には、市販されているピックハンマ等を使用でき、取付部41に取り付けられる工具本体6aと、工具本体6aに往復動可能に支持された先端が尖ったピック部6bとを備え、図示しない動力源によりピック部6bが工具本体6aに対し往復振動し、その往復振動による衝撃でコンクリートを破砕するようになっている。
このように構成された移動式破砕装置3では、台車5を作業員4が押して地面2上の所望の作業位置まで移動させ、そこで足踏み式ステップ20上に作業員4が乗り、ステップ本体23を地面2に押し付けるとともに、ブレーキパッド24が車輪(後輪)12に押し付けられて台車5を停止させる。
次に、軸受部30の高さを最適な作業姿勢に合わせて調節するとともに、加圧用錘24の数又は追加錘50によってその総重量を調節するとともに、加圧用錘24の支持アーム11に対する位置を調節する。
そして、図1に示すように、作業員4が支持機構7に支持された破砕用振動工具6を操作して破砕対象面1aの破砕作業を行う。
このとき、破砕用振動工具6が支持機構7によって支持され、且つ、支持アーム11の下端側に加圧用錘42を備えていることによって、支持アーム11には、回転軸32を中心に回転モーメントが生じ、支持アーム11の上端に取り付けられた破砕用振動工具6に破砕対象面1aに向けた力が付与され、ピック部6bが破砕対象面1aに押し付けられる。
従って、破砕用振動工具6が支持機構7に支持された状態で破砕対象面1aに向けて加圧されるので、作業員4が破砕用振動工具6を上向きに支える必要がなく、破砕用振動工具6を操作する作業員4に加わる負担が大幅に軽減され、白蝋病等の原因リスクが少なくなり、効率良く破砕作業を行うことができる。
一方、回転軸32の軸方向が破砕用振動工具6のピック部6bの振動方向と交差する方向に向けられ、且つ、支持アーム11が回転可能な状態にあるので、振動による衝撃を好適に緩衝して支持機構7への負担も軽減されている。
また、加圧用錘42は、その総重量及び支持アーム11に対する位置を適宜選択することができるので、作業内容に応じて破砕用振動工具6に付与される破砕対象面1aに向けた力を調節することができる。
更に、この移動式破砕装置3では、取付部41がアーム本体40に対し一定範囲で回転可能に支持されているので、狭隘な足場上等であっても台車を幅方向に移動させることなく、台車の進行方向と交差する方向の一定幅に亘る作業に対応することができる。
そして、その位置での作業が完了した後には、作業員4が足踏み式ステップ20から降りれば、足踏み式ステップ20が付勢手段によって地面より離脱し、容易に台車5が移動可能な状態に復帰する。
尚、上述の実施例では、支持基部10の高さ調節機構にスクリュージャッキを使用した例について説明したが、高さ調節機構の態様は、これに限定されず、例えば、電動式ジャッキ、油圧式ジャッキ等であってもよく、高さ調節機構を備えずともよい。
また、支持アーム11の態様は、上述の実施例に限定されず、例えば、取付部41をアーム本体40に対し軸方向に伸縮可能に支持されるようにしてもよい。
更に、上述の実施例では、スラブ下面を破砕対象面とした例について説明したが、コンクリート構造物側面の破砕等にも適用することができる。
1 コンクリートスラブ
2 地面
3 移動式破砕装置
4 作業員
5 台車
6 破砕用振動工具
7 支持機構
10 支持基部
11 支持アーム
12 車輪
13 台座部
20 足踏み式ステップ
21 ヒンジ
22 支持腕部
23 ステップ本体
24 ブレーキパッド
30 軸受部
31 高さ調節機構
32 回転軸
40 アーム本体
41 取付部
42 加圧用錘
43 軸受部材
44 玉軸受
45 抜け止め部材

Claims (4)

  1. 移動可能な台車と、往復振動するピック部を有する破砕用振動工具と、該破砕用振動工具を前記台車上に支持させる支持機構とを備えた移動式破砕装置において、
    前記支持機構は、前記台車上に固定された支持基部と、前記支持基部に回転可能に支持させた棒状の支持アームとを備え、
    該支持アームの一端に前記破砕用振動工具が取り付けられる取付部を備え、他端側にアーム軸方向にスライド可能な加圧用錘を備えていることを特徴とする移動式破砕装置。
  2. 前記支持基部は、前記支持アームを回転可能に支持する軸受部と、該軸受部を高さ調節可能に支持する高さ調節機構とを備えている請求項1に記載の移動式破砕装置。
  3. 前記取付部は、アーム本体に対しアーム軸周りに一定角度で回転可能に支持されている請求項1又は2に記載の移動式破砕装置。
  4. 前記台車は、複数の車輪に支持された台座部に回動可能に支持された足踏み式ステップと、該足踏み式ステップを跳ね上げ方向に付勢する付勢手段とを備え、
    前記足踏み式ステップには、足で踏みつけた際に地面に押し付けられるステップ本体と、前記車輪に押し付けられるブレーキパッドとを備えている請求項1〜3の何れか1に記載の移動式破砕装置。
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