JP2016003510A - 溝切削装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンクリート表面に溝を切削する際の作業負担を軽減し、効率よく作業を行うことができる溝切削装置の提供。
【解決手段】コンクリート表面2に切削刃31を押し付けつつ、切削刃31をその切削向きに移動させることによりコンクリート表面2に所望長さの溝4を形成するようにした溝切削装置10であって、コンクリート表面2と平行に移動可能な台座21を有する移動手段20と、切削刃31を有する切削具30と、切削具30を台座21に上下動可能に支持させる支持ユニット40と、切削刃31が所望の切削深さでコンクリート表面2に押し付けられるように切削具30を操作する操作手段50とを備え、支持ユニット40には、切削具30を上向きに付勢する支持アシスト機構を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、線状陽極方式の電気防食工法に使用する陽極を埋設する為の所望長さの溝をコンクリート構造物の表面部に形成するための溝切削装置に関する。
従来、橋桁等の鉄筋コンクリート構造物に対する電気防食工法の一方式として線状陽極方式が知られ、この線状陽極方式の電気防食工法においては、鉄筋の位置に合わせてコンクリート表面に所望長さの長溝を切削により形成し、その長溝内に陽極材を埋設するようになっている(例えば、特許文献1を参照)。
この陽極材を埋め込む長溝は、複雑な形状の橋桁や床版や桟橋等を構成するコンクリート構造物の底面部に設けるような場合、回転式の切削刃を下方よりコンクリート表面に押しつけつつコンクリート表面と平行に直進移動させることにより切削していた。
しかし、切削刃を下方よりコンクリート表面に押しつけつつ行う作業は、コンクリート構造物の形状が複雑である等の理由から、足場又は足場となる面とコンクリート表面との間の空間を広く取ることができない場合があり、従来では、大型の切削機械を使用せずに、ハンディタイプの切削具を使用して作業員が人力で作業を行うのが一般的であった。
特開2002−371390号公報
しかしながら、上述の如き従来の技術では、作業員が屈んだ状態や中腰の状態で切削刃をコンクリート表面に押し付けて作業するため、ハンディタイプの切削具であっても作業員の負担が大きく、作業を継続することが困難で、作業効率が悪いという問題があった。
また、従来の技術では、グラインダー等の切削具を人力で支持する場合、重量が嵩み、切削面より受ける反力も大きいことから高出力の切削具を使用できず、小型の切削具を選択せざるを得なかったため、作業効率が悪いという問題があった。
更に、従来の技術では、切削具を人力で支持すると、切削深さの管理が難しく、コンクリートかぶりの浅い鉄筋コンクリートにあっては鉄筋を損傷する虞があり、また、切削刃がぶれて切削時の直進性が悪く、長溝の見栄えが悪くなる虞があった。
そこで、本発明は、このような従来の問題に鑑み、コンクリート表面に溝を切削する際の作業負担を軽減し、効率よく作業を行うことができる溝切削装置の提供を目的としてなされたものである。
上述の如き従来の問題を解決し、所期の目的を達成するための請求項1に記載の発明の特徴は、コンクリート表面に切削刃を押し付けつつ、該切削刃をその切削向きに移動させることにより前記コンクリート表面に所望長さの溝を形成するようにした溝切削装置であって、前記コンクリート表面と平行に移動可能な台座を有する移動手段と、前記切削刃を有する切削具と、該切削具を前記台座に上下動可能に支持させる支持ユニットと、前記切削刃が所望の切削深さでコンクリート表面に押し付けられるように前記切削具を操作する操作手段とを備え、前記支持ユニットには、前記切削具を上向きに付勢する支持アシスト機構を備えた溝切削装置にある。
請求項2に記載の発明の特徴は、請求項1の構成に加え、前記支持ユニットは、前記切削具を前記台座移動方向と交差する方向で移動させる幅方向移動手段を備えたたことにある。
請求項3に記載の発明の特徴は、請求項1又は2の構成に加え、前記支持ユニットは、複数のアーム部材と、該各アーム部材を互いに水平回転可能及び/又は上下回動可能に連結する可動軸部とを備えた多軸アームで構成されたことにある。
請求項4に記載の発明の特徴は、請求項3の構成に加え、前記支持アシスト機構は、一端が前記アーム部材に枢支され、該アーム部材の前記可動軸部に対する上下回動動作に連動して伸縮する付勢用シリンダにより構成されたことにある。
請求項5に記載の発明の特徴は、請求項1〜4の何れか1項の構成に加え、前記操作手段は、下端が前記台座にその移動方向で回動可能に支持された操作レバーと、該操作レバーの先端側に固定された操作部材とを備え、該操作部材は、前記台座移動方向に傾斜した操作面を有し、前記操作レバーを移動方向側に回動させることにより前記操作面が前記切削具を前記コンクリート表面側に押圧するようにしたことにある。
請求項6に記載の発明の特徴は、請求項5の構成に加え、前記操作手段は、前記台座上で前記操作レバーを前記台座移動方向と交差する方向で移動させるレバー横移動手段を備えたことにある。
請求項7に記載の発明の特徴は、請求項1〜6の何れか1項の構成に加え、前記移動手段は、前記台座が前記コンクリート表面と平行に直進するように案内する案内手段を備えたことにある。
請求項8に記載の発明の特徴は、請求項7の構成に加え、前記案内手段は、前記作業面上に敷設された軌道部材を備え、該軌道部材に前記台座を移動可能に支持させたことにある。
本発明に係る溝切削装置は、上述したように、コンクリート表面に切削刃を押し付けつつ、該切削刃をその切削向きに移動させることにより前記コンクリート表面に所望長さの溝を形成するようにした溝切削装置であって、前記コンクリート表面と平行に移動可能な台座を有する移動手段と、前記切削刃を有する切削具と、該切削具を前記台座に上下動可能に支持させる支持ユニットと、前記切削刃が所望の切削深さでコンクリート表面に押し付けられるように前記切削具を操作する操作手段とを備え、前記支持ユニットには、前記切削具を上向きに付勢する支持アシスト機構を備えたことにより、重量の嵩む高出力の切削具を容易に移動及び保持することができ、作業員の負担を軽減し、所望長さの長溝を効率よく切削することができる。
また、本発明において、前記支持ユニットは、前記切削具を前記台座移動方向と交差する方向で移動させる幅方向移動手段を備えたことにより、互いに平行な複数の長溝を好適に形成することができる。
更に、本発明において 前記支持ユニットは、複数のアーム部材と、該各アーム部材を互いに水平回転可能及び/又は上下回動可能に連結する可動軸部とを備えた多軸アームで構成されたことにより、切削具の移動の自由度が増し、多様な作業に適応することができる。
更にまた、本発明において、前記支持アシスト機構は、一端が前記アーム部材に枢支され、該アーム部材の前記可動軸部に対する上下回動動作に連動して伸縮する付勢用シリンダを備えたことにより、自由度の高い多軸アームにおいて切削具を円滑に移動できるとともに、切削具を所望の位置に保持することができる。
また、本発明において、前記操作手段は、下端が前記台座にその移動方向で回動可能に支持された操作レバーと、該操作レバーの先端側に固定された操作部材とを備え、該操作部材は、前記台座移動方向に傾斜した操作面を有し、前記操作レバーを移動方向側に回動させることにより前記操作面が前記切削具を前記コンクリート表面側に押圧するようにしたことにより、操作レバーの回動動作及び操作面の角度により切削深さを調整でき、また、台座を移動させることもできる。
更に、本発明において、前記操作手段は、前記台座上で前記操作レバーを前記台座移動方向と交差する方向で移動させるレバー横移動手段を備えたことにより、支持ユニットに支持された切削具の移動に合わせて位置を調整することができる。
また、本発明において、前記移動手段は、前記台座が前記コンクリート表面と平行に直進するように案内する案内手段を備えたことにより、切削刃の直進安定性が増し、所望長さの溝を奇麗に形成することができる。
更にまた、本発明において、前記案内手段は、前記作業面上に敷設された軌道部材を備え、該軌道部材に前記台座を移動可能に支持させたことにより、簡易な構造で台座を安定して案内することができる。
本発明に係る溝切削装置の使用態様の一例を示す側面図である。 同上の非切削時の状態を示す側面図である。 同上の正面図である。 同上の溝切削装置の平面図である。
次に、本発明に係る溝切削装置の実施の態様を図1〜図4に示した実施例に基づいて説明する。尚、図中符号1は橋桁等を構成する鉄筋コンクリートのコンクリート構造物である。
コンクリート構造物1は、下側に向けたコンクリート表面2を備え、コンクリート表面2下には、コンクリート構造物1の一部によって構成され、又は、足場を組む等して、平坦な作業面3が形成され、この作業面3上に溝切削装置10を設置するようになっている。
溝切削装置10は、コンクリート表面2と平行に移動可能な台座21を有する移動手段20と、切削刃31を有する切削具30と、切削具30を台座21に上下動可能に支持させる支持ユニット40と、切削刃31が所望の切削深さでコンクリート表面2に押し付けられるように切削具30を操作する操作手段50とを備え、コンクリート表面2の下方より切削刃31を押し付けつつ切削刃31をその切削方向で直進移動させることにより、電気防食工法に使用する線状陽極材を埋設するための所望長さの長溝4を形成できるようになっている。
移動手段20は、平板状の台座21と、台座21を案内する案内手段22とを備え、案内手段22により台座21がコンクリート表面2と平行に直進するようになっている。
案内手段22は、作業面3上に互いに平行配置に敷設された一対の軌道部材23,23を備え、台座21の下面両側部に固定された車輪部24を介して両軌道部材23,23間に架け渡された配置に台座21が離脱不能且つ移動可能に支持されている。
軌道部材23,23は、例えば、両側にローラー部の車輪24a,24aが回転自在に嵌め込まれる案内溝23a,23aを有する断面I字状の鋼材をもって構成されている。
支持ユニット40は、切削具30を台座21に対し上下動させる上下動手段及び台座21に対し台座移動方向と交差する方向(以下、台座幅方向という)で相対移動させる幅方向移動手段を備え、例えば、複数のアーム部材41a,41bと、各アーム部材41a,41bを連結する可動軸部42とを備えた多軸アーム43により構成されている。
この多軸アーム43は、台座21に固定されるアーム基部44と、アーム基部44に基端部が水平回転可能に支持された斜め方向に向けた下アーム部材41aと、下アーム部材41aの先端部に水平回転可能に支持された可動軸部42と、可動軸部42に上下回動可能に支持された上アーム部材41bと、上アーム部材41bの先端に可動軸部45を介して水平回転及び上下回動可能に支持された切削具保持部46とを備え、切削具保持部46に保持させた切削具30を台座21に対して上下方向及び台座幅方向を含む三次元方向で移動可能に支持するようになっている。
尚、可動軸部42、45は、所望の水平回転角度又は所望の上下回動角度でアーム部材41b又は切削具保持部46を固定可能な固定手段を備えることが望ましい
また、支持ユニット40は、切削具30を上向きに付勢するガスシリンダ等により構成された支持アシスト機構を備え、切削具30を所望の高さまで手動で容易に持ち上げることができ、且つ、その所望の高さ位置で保持できるようになっており、手動で一定以上の力を作用させると円滑に切削具30を下降させることもできるようになっている。
支持アシスト機構は、一端が上アーム部材41bに上下回動可能に軸支され、他端が可動軸部42に上下回動可能に軸支されたガスシリンダ(ガススプリング)等の付勢用シリンダ47により構成され、上アーム部材41bの回動動作に伴い伸縮するようになっている。
この付勢用シリンダ47は、例えば、両端が閉鎖された筒状のシリンダ本体と、シリンダ本体内に往復動可能に挿入されたピストンと、ピストンに固定されてシリンダ本体の一端側より出入り可能に導出したロッドとを備え、ピストンによってシリンダ本体内が2つの空間に隔てられ、両空間は、ピストンに設けられた孔(オリフィス)によって連通されている。
そして、この付勢用シリンダ47には、シリンダ本体内、即ち、ピストンにより隔てられた両空間に窒素ガス等の圧縮ガスが充填されており、ピストンの往復移動を許容しつつ、ロッドを押し出す方向にガス反力が作用するようになっている。
切削具30は、切削具保持部46に固定された本体部32と、本体部32に回転軸を水平に向けて回転可能に支持された円盤状の切削刃31と、切削刃31を回転駆動させるモータ等の図示しない駆動源と、本体部32に固定された被操作部33とを備え、切削刃31を上側に向けた状態で支持ユニット40を介して台座21に支持されている。
被操作部33は、円弧側を下向きにして本体部32に固定された側壁部34と、側壁部34の円周縁より外向き張り出した円弧状の被操作面部35とを備え、被操作面部35を操作手段50で押圧することにより、回転する切削刃31が支持ユニット40に支持された状態でコンクリート表面2に押し付けられるようになっている。
この被操作部33は、切削刃31の下半部を覆うように本体部32に固定され、切削刃31の保護カバーとしての役割を兼ねている。
尚、この切削具30には、市販のグラインダー等を使用することもできる。
操作手段50は、台座21にその移動方向で回動可能に支持された操作レバー51と、操作レバー51の上端に固定された操作部材52とを備え、操作レバー51を台座移動側に回動させることにより操作部材52で切削具30の被操作部33を押圧し、切削刃31をコンクリート表面2に押し付けるようになっている。
尚、操作手段50には、操作レバー51を任意の回動角度で固定することができる固定手段(図示なし)と、操作レバー51の所望角度より台座21移動側への回動を規制するストッパー53とを備えることが好ましい。
また、操作手段50は、操作レバー51を台座幅方向で移動可能に支持するレバー横移動手段54を備え、切削具30の台座幅方向移動に合わせて操作レバー51の位置を移動できるようになっている。
レバー横移動手段54は、台座21上に軸方向を台座幅方向に向けて支持された丸棒状のガイド部材55と、ガイド部材55に台座移動方向で回動可能、且つ台座幅方向でスライド移動可能に支持されたスライド部材56とを備え、スライド部材56に操作レバー51の基端が固定されている。
操作レバー51は、ガイド部材55及びスライド部材56を介して台座21に台座移動方向で回動可能に支持され、ストッパー53により所望の回動角度より台座移動方向側への回動が規制されている。
また、操作レバー51には、その先端部に長孔状のガイド溝57が形成され、このガイド溝57に案内させることにより操作部材52を位置調節可能に支持するようになっている。
操作部材52は、移動方向に傾斜した操作面52aを有する楔状に形成され、操作レバー51を移動方向側に回動させることにより操作面52aが切削具30の被操作面部52aを上向きに押圧し、切削刃31をコンクリート表面2に押し付けるようになっている。
従って、切削刃31の切削深さは、操作面52aの傾斜角、操作部材52の操作レバー51への取付け位置及び操作レバー51の回動角度によって決まり、これらを調整することにより、切削刃31の切削深さを容易に微調整することができるようになっている。
このように構成された溝切削装置10を用いて所望長さの溝を形成するには、図2に示す状態から図1に示すように切削具30を持ち上げ、切削刃31をその切削方向を台座移動方向に向けてコンクリート表面2の所望の位置に当接させる。
その際、切削具30を支持する支持ユニット40に支持アシスト機構を備えたことにより、切削具30を容易に所望の高さ位置まで持ち上げることができ、且つ、その重量を支持アシスト機構の付勢力で支持することによりその位置で保持することができる。
次に、操作手段50の操作レバー51の台座幅方向位置を切削具30の被操作部33の台座幅方向位置に合わせて調整し、操作レバー51を台座移動方向に向けて回動させ、操作部材52の操作面52aを切削具30の被操作部33に当接させる。
そして、操作レバー51を介して台座21に反力を取った操作部材52が切削具30の被操作部33を上向きに押圧し、切削刃31をコンクリート表面2に押し付けられた状態で切削刃31の回転駆動を開始する。
その際、操作部材52に台座移動方向に向けて傾斜した操作面52aを備え、操作レバー51の回動に伴い操作面52aが切削具30の被操作部33に対し楔状に宛がわれるので、操作レバー51の回動角度を変えることにより切削深さを調整することができる。
また、ストッパー53により所望の回動角度より台座21移動側への回動が規制されているので、切削刃31が所定の切削深さより深くには到達せず、コンクリートかぶりが浅い鉄筋コンクリートなどで鉄筋を切断することを防止できる。
そして、図1に示すように、所望の切削深さとなるように切削刃31をコンクリート表面2に押し付けた状態で台座21を所望の距離だけコンクリート表面2と平行移動させることにより、台座移動方向と平行な所望長さの長溝4がコンクリート表面2に形成される。
その際、操作レバー51を台座移動方向に引くことにより、その力で切削刃31をコンクリート表面2に押しつけつつ、台座21を水平方向に移動させることができる。
また、操作レバー51の位置を台座移動方向の台座後退側へ回動させ、切削具30の高さ位置を下げ(図2の状態)、その状態で台座21を元の位置まで後退させ、その位置で支持ユニット40に支持された切削具30及び操作レバー51の台座幅方向位置を移動させた後、上述した溝4の切削作業を繰り返すことにより、互いに平行な所望長さの長溝4,4...を形成することができる。
尚、上述の実施例では、支持ユニット40を多軸アーム43で構成した例について説明したが、多軸アーム43の態様は上述の実施例に限定されず、また、支持ユニット40の態様も多軸アームを使用した上述の実施例に限定されない。
例えば、支持ユニットは、互いに伸縮可能な複数のアーム部材からなる伸縮アームを台座21に上下方向で伸縮するように固定したものであってもよく、更に、そのような伸縮アームを台座21上の台座幅方向で移動可能に支持させた構造のものであってもよい。
また、操作手段50の態様は、上述の実施例に限定されず、例えば、切削具30と一体に操作ハンドルを備え、作業員がこの操作ハンドルを持って支持ユニット40に支持された切削具30を操作し、切削刃31をコンクリート表面2に押し付けるようにしてもよい。
また、上述の実施例では、移動手段20に案内手段22を備え、その案内手段22を作業面3上に敷設された軌道部材23,23により構成した例について説明したが、案内手段22の態様はこれに限定されない。
上述の実施例では、足場等からなる作業面3と上下方向で対向するコンクリート表面2に長溝4を形成する例について説明したが、切削具30の位置を調整することにより、作業面に対し直立するコンクリート構造物の側面や作業面に対し傾斜したコンクリート表面にも対応することができる。
また、上述の実施例では、円盤状の切削刃31を回転駆動させる切削具30について説明したが、切削具30の態様はこれに限定されず、例えば、切削刃が往復動する構造のもの等であってもよい。
1 コンクリート構造物
2 コンクリート表面
3 作業面
4 溝
10 溝切削装置
20 移動手段
21 台座
22 案内手段
23 軌道部材
24 車輪部
30 切削具
31 切削刃
32 本体部
33 被操作部
34 側壁部
35 被操作面部
40 支持ユニット
41a 下アーム部材
41b 上アーム部材
42 可動軸部
43 多軸アーム
44 アーム基部
45 可動軸部
46 切削具保持部
47 付勢用シリンダ
50 操作手段
51 操作レバー
52 操作部材
53 ストッパー
54 レバー横移動手段
55 ガイド部材
56 スライド部材
57 ガイド溝

Claims (8)

  1. コンクリート表面に切削刃を押し付けつつ、該切削刃をその切削向きに移動させることにより前記コンクリート表面に所望長さの溝を形成するようにした溝切削装置であって、
    前記コンクリート表面と平行に移動可能な台座を有する移動手段と、前記切削刃を有する切削具と、該切削具を前記台座に上下動可能に支持させる支持ユニットと、前記切削刃が所望の切削深さでコンクリート表面に押し付けられるように前記切削具を操作する操作手段とを備え、
    前記支持ユニットには、前記切削具を上向きに付勢する支持アシスト機構を備えたことを特徴とする溝切削装置。
  2. 前記支持ユニットは、前記切削具を前記台座移動方向と交差する方向で移動させる幅方向移動手段を備えた請求項1に記載の溝切削装置。
  3. 前記支持ユニットは、複数のアーム部材と、該各アーム部材を互いに水平回転可能及び/又は上下回動可能に連結する可動軸部とを備えた多軸アームで構成された請求項1又は2に記載の溝切削装置。
  4. 前記支持アシスト機構は、一端が前記アーム部材に枢支され、該アーム部材の前記可動軸部に対する上下回動動作に連動して伸縮する付勢用シリンダにより構成された請求項3に記載の溝切削装置。
  5. 前記操作手段は、下端が前記台座にその移動方向で回動可能に支持された操作レバーと、該操作レバーの先端側に固定された操作部材とを備え、該操作部材は、前記台座移動方向に傾斜した操作面を有し、前記操作レバーを移動方向側に回動させることにより前記操作面が前記切削具を前記コンクリート表面側に押圧するようにした請求項1〜4の何れか1項に記載の溝切削装置。
  6. 前記操作手段は、前記台座上で前記操作レバーを前記台座移動方向と交差する方向で移動させるレバー横移動手段を備えた請求項5に記載の溝切削装置。
  7. 前記移動手段は、前記台座が前記コンクリート表面と平行に直進するように案内する案内手段を備えた請求項1〜6の何れか1項に記載の溝切削装置。
  8. 前記案内手段は、前記作業面上に敷設された軌道部材を備え、該軌道部材に前記台座を移動可能に支持させた請求項7に記載の溝切削装置。

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