JP2017074627A - ワークの搬出装置 - Google Patents

ワークの搬出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017074627A
JP2017074627A JP2015201903A JP2015201903A JP2017074627A JP 2017074627 A JP2017074627 A JP 2017074627A JP 2015201903 A JP2015201903 A JP 2015201903A JP 2015201903 A JP2015201903 A JP 2015201903A JP 2017074627 A JP2017074627 A JP 2017074627A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
workpiece
work
main shaft
chute
outlet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015201903A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6499560B2 (ja
Inventor
龍也 並木
Tatsuya Namiki
龍也 並木
徳之 浅原
Noriyuki Asahara
徳之 浅原
浩史 粕谷
Hiroshi Kasuya
浩史 粕谷
敏之 鈴木
Toshiyuki Suzuki
敏之 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Citizen Machinery Co Ltd
Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Machinery Co Ltd
Citizen Watch Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Citizen Machinery Co Ltd, Citizen Watch Co Ltd filed Critical Citizen Machinery Co Ltd
Priority to JP2015201903A priority Critical patent/JP6499560B2/ja
Publication of JP2017074627A publication Critical patent/JP2017074627A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6499560B2 publication Critical patent/JP6499560B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Turning (AREA)

Abstract

【課題】ワークの搬出装置においてコストを低減するものとする。
【解決手段】ワーク1の搬出装置(40)は、背面主軸30のキャップナット(31)にねじ(33)で取り付けられる取付部(42)と、正面主軸10,20から受け取ったワーク1を外部に搬出するとともに、背面主軸30の回転により背面主軸30の回転方向に対応した、ワーク1を排出する2つの出口(45a,45b)が形成されたシュート本体43とを有する、背面主軸30とともに回転する旋回シュート(受入部)(41)を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、ワークの搬出装置に関する。
自動旋盤等の工作機械で加工されたワークを搬出する搬出装置として、タレット刃物台に設置されたハンド装置でワークを把持して搬出するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−059842号公報
しかし、特許文献1の搬出装置は、ハンド装置が主軸側のチャックで把持された加工済みのワークを収容(把持)できるようにタレット刃物台が移動し、ハンド装置が主軸側のワークを把持した後、タレット刃物台が移動して、ハンド装置をシュートまで移動させて、ワークを搬出するため、ハンド装置によって加工済みのワークを受け取った後、搬出完了までが長時間化するという問題がある。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、簡単な構成で、工作機械の主軸側で加工されたワークを迅速に搬出することができるワークの搬出装置を提供することを目的とする。
本発明は、工作機械の主軸側からワークを受け入れる受入部を備え、前記受入部は、前記主軸に対向して回転する回転軸と一体的に回転するように前記回転軸に取り付けられ、前記受入部には、前記ワークを外部に搬出する複数の出口が形成され、前記出口のそれぞれは、前記受入部が受け入れた前記ワークを、前記回転軸による前記受入部の回転の方向及び回転の角度のうち少なくとも一方に対応して択一的に搬出するように設けられているワークの搬出装置である。
本発明に係るワークの搬出装置によれば、簡単な構成で、工作機械の主軸側で加工されたワークを迅速に搬出することができる。
本発明の一実施形態であるワークの搬出装置を備えた自動旋盤の主軸部分を模式的に示す平面図である。 (A)はワークの搬出装置における旋回シュートの側面図、(B)は旋回シュートの正面図である。 旋回シュートの斜視図である。 背面主軸に取り付けられた旋回シュートの動作を示す側面図であり、(A)はワークを受け取る前の正面主軸から離れている状態、(B)はワークを受け取る正面主軸に近づいた状態、(C)は受け取ったワークを傾斜面で滑らせている状態、(D)はワークを搬出レールで滑らせた状態、(E)はワークを搬出後に後退して正面主軸から離れた状態(元の位置に戻った状態)、をそれぞれ示す。 ワークを受け渡す動作を示す正面図であり、(A)は図4(E)に示した状態、(B)は固定シュートにワークを受け渡す状態、(C)は固定シュートにワークを受け渡す状態、をそれぞれ示す。 旋回シュートが、正面主軸から離れた後に旋回する構成の例を示す図4相当の図であり、(A)はワークを受け取る前の正面主軸から離れている状態、(B)はワークを受け取る正面主軸に近づいた状態、(C)は受け取ったワークを傾斜面で滑らせている状態、(D)はワークを搬出レールに保持させた状態、(E)は後退して正面主軸から離れた状態(元の位置に戻った状態)、をそれぞれ示す。
以下、本発明に係るワークの搬出装置の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態であるワーク1の搬出装置40を備えた自動旋盤100の主軸部分を模式的に示す平面図、図2(A)はワーク1の搬出装置40における旋回シュート41の側面図、図2(B)は旋回シュート41の正面図、図3は旋回シュート41の斜視図である。
自動旋盤100は、図1に示すように、2つの正面主軸10,20と、1つの背面主軸30と、ワーク1の搬出装置40とを備えている。
正面主軸10,20及び背面主軸30は、それぞれの軸心C1,C2,C3を中心に回転駆動され、2つの正面主軸10,20は、それぞれの軸心C1,C2同士が平行となるように、同一方向を向いて配置されている。背面主軸30は、その軸心C3が、軸心C1又は軸心C2に一致して各正面主軸10,20に正対するように直線移動するとともに、軸心C1及び軸心C2に沿って移動するように、両正面主軸10,20に対向する向きに設けられている。
搬出装置40は、正面主軸10,20からワーク1を受け入れる受入部の一例である旋回シュート41によって、第1の正面主軸10において加工されたワーク1を回収箱51に振り分けて搬出し、第2の正面主軸20において加工されたワーク1を回収箱52に振り分けて搬出する。
旋回シュート41は、取付部42を一体に備えている。図2に示すように、取付部42は、正面主軸10,20に対向して回転する回転軸の一例となる背面主軸30に一体的に螺合されたキャップナット31に、ねじ33で取り付けられている。これにより、旋回シュート41は、背面主軸30と一体的に軸心C3回りに回転する。
キャップナット31は、ねじ33でキャップナット31に固定された旋回シュート41の搬出レール45の姿勢が水平となるように、背面主軸30に固定される。
旋回シュート41の姿勢が水平でない場合は、水平となるように背面主軸30を回転させればよい。
また、取付部42の、ねじ33が貫通する孔を、周方向に延びた長孔としてもよく、この場合、長孔の範囲で、キャップナット31に対する取付部42の角度を調整することにより、旋回シュート41の姿勢を水平にすることができる。
旋回シュート41は、正面主軸10,20からワーク1を受け取るシュート本体43を備えている。シュート本体43は、図3に示すように、ワークの受取部となる、軸心C3方向に延びた樋状の受取カップ44と、搬出案内部となる、軸心C3に略直交し、水平方向に延びた樋状の搬出レール45とを備えている。
受取カップ44は、樋状の底面に相当する部分が、受け取ったワーク1を滑り落とすように、背面主軸30に近づくにしたがって低くなった傾斜面44aとなっている。底面は、傾斜面44aの先で開口している。その開口した下方には、搬出レール45の中央部分が臨んでいる。したがって、受取カップ44に受け取られたワーク1は傾斜面44aを低い方に滑り、開口から搬出レール45に落とされる。
搬出レール45の両端は、搬出レール45が傾くことでワーク1を低い方に滑り落として外部に搬出する出口45a,45bとなっている。背面主軸30を正面から見て旋回シュート41が反時計回り方向に回転することで出口45aが出口45bよりも低い位置に下げられた状態で、出口45aからワーク1を外部に搬出する(排出する)。一方、背面主軸30を正面から見て旋回シュート41が時計回り方向に回転することで出口45bが出口45aよりも低い位置に下げられた状態で、出口45bからワーク1を外部に排出して搬出する。
なお、取付部42と受取カップ44とは単一の部材で形成されており、受取カップ44と搬出レール45とは接合されて一体化されている。
図1に示すように、搬出装置40は、背面主軸30には取り付けられずに、出口45a,45bから搬出されたワーク1をそれぞれ案内する固定シュート48,49(案内部)を備えている。
第1の固定シュート48は、第1の正面主軸10側の側方で、背面主軸30が第1の正面主軸10に対向する位置、つまり軸心C3が軸心C1に一致する位置にあるときに、搬出レール45の一方の出口45aが到達する範囲の位置に配置されている。第1の固定シュート48は、出口45aから搬出されたワーク1を受け取って、第1の正面主軸10の側に配置された第1の回収箱51(集積部の一例)にワーク1を導く。
第2の固定シュート49は、第2の正面主軸20側の側方で、背面主軸30が第2の正面主軸20に対向する位置、つまり軸心C3が軸心C2に一致する位置にあるときに、搬出レール45の他方の出口45bが到達する範囲の位置に配置されている。第2の固定シュート49は、出口45bから搬出されたワーク1を受け取って、第2の正面主軸20の側に配置された第2の回収箱52(集積部の一例)にワーク1を導く。
<ワークの搬出装置の動作>
図4は、シュート本体43がワーク1を受け取る動作を示す側面図であり、(A)はワーク1を受け取る前の第1の正面主軸10(又は第2の正面主軸20)から離れている状態、(B)はワーク1を受け取る第1の正面主軸10(又は第2の正面主軸20)に近づいた状態、(C)は受け取ったワーク1を傾斜面44aで滑らせている状態、(D)はワーク1を搬出レール45で滑らせた状態、(E)はワーク1を搬出後に後退して第1の正面主軸10(又は第2の正面主軸20)から離れた状態(元の位置に戻った状態)、をそれぞれ示す。
図5は、ワーク1を受け渡す動作を示す正面図であり、(A)は図4(A),(E)に示した状態、(B)は固定シュート48にワーク1を受け渡す状態、(C)は固定シュート49にワーク1を受け渡す状態、をそれぞれ示す。
次に、本実施形態のワーク1の搬出装置40の動作(作用)について説明する。
搬出装置40は、自動旋盤100における制御装置が、正面主軸10,20からワーク1を受け取る際の背面主軸30の動き(軸心C1,C2間の移動、前進、後退)、正面主軸10,20の突っ切りバイト15,25の動作、正面主軸10,20から旋回シュート41へのワーク1の受け渡し及び背面主軸30の回転といった、正面主軸10,20及び背面主軸30の各動作を制御している。
背面主軸30は、第1の正面主軸10で加工されたワーク1をシュート本体43で受け取るときは、図1の実線で示すように、第1の正面主軸10に対向する位置まで移動する。このとき、図1,4(A)に示すように、軸心C3と軸心C1とが一致する。このとき、搬出レール45は、出口45aと出口45bとが同じ高さ位置の水平姿勢に保たれている。
続いて、背面主軸30は、図4(B)に示すように、シュート本体43の樋状の空間で、第1の正面主軸10に保持されたワーク1を受け取る位置まで、軸心C3(C1)に沿って前進する。このとき、背面主軸30は、図5(B)に示すように、搬出レール45の出口45aを他方の出口45bよりも低い位置とするように、背面主軸30を正面から見たとき軸心C3を中心として反時計回りに回転し、旋回シュート41は旋回する。
この状態で、図4(B)に示すように、第1の正面主軸10に保持されたワーク1が、第1の正面主軸10側の刃物台に備えられた突っ切りバイト15により切断される。切断されたワーク1は、図4(C)に示すように、シュート本体43にによって受け取られ、傾斜面44aに沿って低い方へ滑り落ちる。ワーク1は、図4(D)に示すように、傾斜面44aの先(低い方)に形成された開口から搬出レール45に落下する。搬出レール45は、出口45aが出口45bよりも低い傾斜した姿勢となっているため、ワーク1は、出口45aの側に向かって搬出レール45を滑る。
そして、ワーク1は、図5(B)に示すように、出口45aから搬出され、第1の固定シュート48に投入され、第1の固定シュート48を滑り落ちて第1の回収箱51に収容される。
その後、背面主軸30は、背面主軸30を正面から見たとき軸心C3を中心として時計回りに回転し、搬出レール45を水平状態(図5(A)の状態)に戻すとともに、図4(E)に示すように、軸心C3に沿って後退し、第1の正面主軸10から離れる。
背面主軸30が、第2の正面主軸20で加工されたワーク1をシュート本体43で受け取るときは、第2の正面主軸20に対向する位置(二点鎖線で示す)まで移動する。このとき、図1,4(A)に示すように、軸心C3と軸心C2とが一致する。
以下、背面主軸30が、第1の正面主軸10で加工されたワーク1をシュート本体43で受け取るときと同様であるため、説明を省略する。なお、背面主軸30の回転方向は、第1の正面主軸10で加工されたワーク1をシュート本体43で受け取る場合と反対向きの回転となり、図5(C)に示すように、搬出レール45の出口45bが他方の出口45aよりも低い傾斜となるように回転する。
搬出レール45の出口45bが他方の出口45aよりも低くなることで、第2の正面主軸20から受け取ったワーク1が、出口45bに向かって滑り、出口45bから搬出され、第2の固定シュート49に投入される。
ワーク1は第2の固定シュート49を滑り落ちて、第2の回収箱52に収容される。
その後、背面主軸30は、背面主軸30を正面から見たとき軸心C3を中心として反時計回りに回転し、搬出レール45を水平状態(図5(A)の状態)に戻すとともに、図4(E)に示すように、軸心C3に沿って後退し、第2の正面主軸20から離れる。
なお、旋回シュート41を回転させるタイミングは、上述した例に限定されるものではない。
図6は、旋回シュート41が、正面主軸10,20から離れた後に旋回する構成の例を示す図4相当の図であり、(A)はワーク1を受け取る前の第1の正面主軸10(又は第2の正面主軸20)から離れている状態、(B)はワーク1を受け取る第1の正面主軸10(又は第2の正面主軸20)に近づいた状態、(C)は受け取ったワーク1を傾斜面44aで滑らせている状態、(D)はワーク1を搬出レール45に保持させた状態、(E)は後退して第1の正面主軸10(又は第2の正面主軸20)から離れた状態(元の位置に戻った状態)、をそれぞれ示す。
図6に示した例では、旋回シュート41は、正面主軸10,20に近づき、ワーク1を受け取り、正面主軸10,20から離れた後に回転して、ワーク1を旋回シュート41から固定シュート48,49に搬出するように動作する。
具体的には、背面主軸30は、第1の正面主軸10(又は第2の正面主軸20)で加工されたワーク1をシュート本体43で受け取るときは、搬出レール45を水平姿勢(図5(A))とした図6(A)に示した状態のままで、図6(B)に示すように第1の正面主軸10(又は第2の正面主軸20)に近づく。そして、図6(C)に示すように、第1の正面主軸10(又は第2の正面主軸20)からワーク1を受け取り、傾斜面44aに沿って低い方へ滑り落ちたワーク1を、図6(D)に示すように、搬出レール45で保持する。
旋回シュート41は、ワーク1を搬出レール45に保持したままで、図6(E)に示すように、第1の正面主軸10(又は第2の正面主軸20)から離れる。
その後、背面主軸30は、図5(B)に示すように、第1の固定シュート48に近い側の出口45aを他方の出口45bよりも低くした状態となるように旋回して、搬出レール45に保持されていたワーク1を、出口45aから第1の固定シュート48に搬出して、第1の回収箱51に収容する。
または、背面主軸30は、図5(C)に示すように、第2の固定シュート49に近い側の出口45bを他方の出口45aよりも低くした状態となるように旋回して、搬出レール45に保持されていたワーク1を、出口45bから第2の固定シュート49に搬出して、第2の回収箱52に収容する。
以上のように構成された実施形態におけるワーク1の搬出装置40によれば、簡単な構成で、シュート本体43がワーク1を受け取ることによって、旋回シュート41がワーク1を受け入れ、工作機械の主軸側で加工されたワーク1を迅速に搬出することができる。
また、この搬出装置40によれば、背面主軸30の回転を利用してワーク1の振分け、搬出を行うため、振分動作や搬出動作のために新たに動力源を設ける必要がなく、コストを低減することもできる。
また、この搬出装置40によれば、シュート本体43が、受け取ったワーク1を、傾斜面44aを滑らせて搬出レール45に送るため、ワーク1を単に自由落下させて収容する場合に比べて、ワーク1に加わる衝撃の大きさを緩和することができる。
また、この搬出装置40によれば、固定シュート48,49が旋回シュート41と別体で、背面主軸30の移動により2つの出口45a,45bがそれぞれ到達する範囲に予め設けられているため、背面主軸30に固定シュート48,49の重量が作用することがない。したがって、背面主軸30に作用する負荷を軽減することができる。
なお、本実施形態のワーク1の搬出装置40は、搬出レール45の出口45a,45bが搬出レール45の底面の他の部分よりも高くなるように形成されていることが好ましい。出口45a,45bが高く形成されていることで、搬出レール45に保持されているワーク1が、背面主軸30の移動期間中に、予期せずに出口45a,45bから落下するのを防止又は抑制することができるからである。
本実施形態のワーク1の搬出装置40は、旋回シュート41のシュート本体43が、受取カップ44と搬出レール45とにより構成されたものであるが、箱状や籠状の単体のシュート本体のみによって構成されたものであってもよい。この場合、シュート本体として、一般的な箱や籠を適用することができる。また、一般的な箱や籠でないものであっても、シュート本体の壁面に出口45a,45bに相当する孔や切欠きを形成したものも適用することができる。このように構成されたシュート本体を有するワークの搬出装置によっても、搬出装置40と同様の作用、効果を発揮することができる。
なお、本実施形態の搬出装置40は、正面主軸10,20が並ぶ方向(X方向;図1参照)に延びた搬出レール45を備えているため、背面主軸30が正面主軸10又は正面主軸20と同心の位置にあるとき、背面主軸30をX方向に移動させずに傾けるだけで、ワーク1を対応する固定シュート48,49に受け渡すことができる。
本実施形態のワーク1の搬出装置40は、固定シュート48,49が、背面主軸30に取り付けられずに、背面主軸30とは別体の構成であるが、固定シュート48,49を背面主軸30に取り付けて、背面主軸30と一体的に、軸心C1,C2の間で移動するようにしてもよい。この場合、背面主軸台(図示しない)に固定シュート48,49を設置する等、固定シュート48,49は、旋回はしないように旋回シュート41との間で回転自在の状態(例えばベアリング等を介した状態)で旋回シュート41と一体化されていてもよいし、旋回シュート41とは別体に構成されていてもよい。
このように、固定シュート48,49を背面主軸30の側に取り付けた構成の搬出装置によれば、固定シュート48,49にワーク1を案内する旋回シュート41の回転動作を最小限にすることができ、素早く次の動作に移行する搬出装置を構成することができる。
本実施形態の自動旋盤100は、第1の正面主軸10で生成されたワーク1と第2の正面主軸20で生成されたワーク1とで、振り分ける先の回収箱51,52の選択を切り替えるが、本発明に係るワークの搬出装置は、正面主軸ごとに振り分ける先を切り替えるものでなくてもよい。
すなわち、本発明に係るワークの搬出装置は、単一の正面主軸で生成される1種類以上のワークを、2つ以上の経路のいずれか1つに振り分けて搬出するものであってもよい。
本実施形態の例では、自動旋盤100が、1つの正面主軸10(又は正面主軸20)と1つの背面主軸30とワーク1の搬出装置40とで構成されるものであってもよく、正面主軸10(又は正面主軸20)が例えば2種類以上のワーク1を生成する場合、搬出装置40が、そのワーク1の種類ごとに経路を振り分けて搬出するものとしてもよい。
また、自動旋盤100が、1つの正面主軸10(又は正面主軸20)と1つの背面主軸30とワーク1の搬出装置40とで構成されるものであって、正面主軸10(又は正面主軸20)で1種類のワーク1を生成する場合でも、後工程の都合等で、同じ種類のワーク1を交互に別々の経路に振り分けて搬出するものとしてもよいし、良品と不良品とで経路を振り分けて搬出するものとしてもよい。
本実施形態の自動旋盤100におけるワーク1の搬出装置40は、旋回シュート41が、背面主軸30に取り付けられたものであるが、本発明に係るワークの搬出装置は、受入部が背面主軸に取り付けられたものに限定されず、自動旋盤100に設けられている他の回転軸などに取り付けられているものであってもよい。
本実施形態の自動旋盤100は、集積部の一例として、固定シュート48,49と回収箱51,52とのセットを2組有するものであるが、本発明に係る集積部の数は2つに限定されず、3つ以上とすることもできる。
すなわち、例えば、各正面主軸10,20の側にそれぞれ2つずつ直列(軸心C1,C2方向に沿って)に集積部(例えば、回収箱と固定シュートとのセット)を配置し(集積部は合計で4つ)、背面主軸30の軸心C3方向への移動により、各正面主軸10,20の側に直列に配列された2つの集積部のうちいずれか一方の集積部へ、選択的に搬出させるようにしてもよい。
1 ワーク
10 第1の正面主軸
20 第2の正面主軸
30 背面主軸(回転軸)
40 搬出装置
41 旋回シュート(受入部)
42 取付部
43 シュート本体
44 受取カップ
44a 傾斜面
45 搬出レール(搬出案内部)
45a,45b 出口
48 第1の固定シュート(案内部)
49 第2の固定シュート(案内部)
51 第1の回収箱(集積部)
52 第2の回収箱(集積部)
100 自動旋盤
C1,C2,C3 軸心

Claims (5)

  1. 工作機械の主軸側からワークを受け入れる受入部を備え、
    前記受入部は、前記主軸に対向して回転する回転軸と一体的に回転するように前記回転軸に取り付けられ、
    前記受入部には、前記ワークを外部に搬出する複数の出口が形成され、
    前記出口のそれぞれは、前記受入部が受け入れた前記ワークを、前記回転軸による前記受入部の回転の方向及び回転の角度のうち少なくとも一方に対応して択一的に搬出するように設けられているワークの搬出装置。
  2. 前記受入部は、回転方向の切り替えにより前記ワークを搬出する出口が切り替えられるように配置されている請求項1に記載のワークの搬出装置。
  3. 前記出口のそれぞれに対応して、前記出口から搬出された前記ワークを集積する集積部を備えている請求項1又は2に記載のワークの搬出装置。
  4. 前記出口のそれぞれと、対応する前記集積部のそれぞれとの間に、前記出口から搬出された前記ワークを前記集積部に導く案内部をそれぞれ備えている請求項3に記載のワークの搬出装置。
  5. 前記受入部は、受け入れた前記ワークを滑り落とす傾斜面と、前記傾斜面を滑り落ちた前記ワークを排出する前記出口が両端にそれぞれ形成されている樋状の搬出案内部と、を備えている請求項1から4のうちいずれか1項に記載のワークの搬出装置。
JP2015201903A 2015-10-13 2015-10-13 ワークの搬出装置 Active JP6499560B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015201903A JP6499560B2 (ja) 2015-10-13 2015-10-13 ワークの搬出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015201903A JP6499560B2 (ja) 2015-10-13 2015-10-13 ワークの搬出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017074627A true JP2017074627A (ja) 2017-04-20
JP6499560B2 JP6499560B2 (ja) 2019-04-10

Family

ID=58549862

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015201903A Active JP6499560B2 (ja) 2015-10-13 2015-10-13 ワークの搬出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6499560B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021160060A (ja) * 2020-04-02 2021-10-11 シチズン時計株式会社 ワーク回収装置

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5275887U (ja) * 1975-11-29 1977-06-06
JPS6246505U (ja) * 1985-09-12 1987-03-20
JPS63158738U (ja) * 1987-04-02 1988-10-18
JPH04159002A (ja) * 1990-10-24 1992-06-02 Hitachi Seiki Co Ltd 旋盤用ワーク搬送装置
US5186086A (en) * 1991-05-15 1993-02-16 Hardinge Brothers, Inc. Finished parts catcher for an automatic machine
JPH09314403A (ja) * 1996-05-27 1997-12-09 Okuma Mach Works Ltd 工作機械のワーク搬出装置
JP2013059842A (ja) * 2011-09-15 2013-04-04 Nakamura Tome Precision Ind Co Ltd 工作機械のワーク搬出装置及び工作機械
JPWO2014136764A1 (ja) * 2013-03-08 2017-02-16 日本発條株式会社 旋盤装置用の回収機構および回収機構の制御方法

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5275887U (ja) * 1975-11-29 1977-06-06
JPS6246505U (ja) * 1985-09-12 1987-03-20
JPS63158738U (ja) * 1987-04-02 1988-10-18
JPH04159002A (ja) * 1990-10-24 1992-06-02 Hitachi Seiki Co Ltd 旋盤用ワーク搬送装置
US5186086A (en) * 1991-05-15 1993-02-16 Hardinge Brothers, Inc. Finished parts catcher for an automatic machine
JPH09314403A (ja) * 1996-05-27 1997-12-09 Okuma Mach Works Ltd 工作機械のワーク搬出装置
JP2013059842A (ja) * 2011-09-15 2013-04-04 Nakamura Tome Precision Ind Co Ltd 工作機械のワーク搬出装置及び工作機械
JPWO2014136764A1 (ja) * 2013-03-08 2017-02-16 日本発條株式会社 旋盤装置用の回収機構および回収機構の制御方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021160060A (ja) * 2020-04-02 2021-10-11 シチズン時計株式会社 ワーク回収装置
JP7412255B2 (ja) 2020-04-02 2024-01-12 シチズン時計株式会社 ワーク回収装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6499560B2 (ja) 2019-04-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6321309B1 (ja) 工作機械
KR101944094B1 (ko) 판형 공작물의 개별적인 기계 가공을 위한 기계
US20160368040A1 (en) Machine Tools and Methods for Ejecting Workpiece Parts
US20070293379A1 (en) Method and apparatus for machining workpieces
CN107309465B (zh) 一种用于棘轮扳手头转销孔的精加工自动生产设备
JP6673657B2 (ja) ワーク搬送装置および工作機械
US11331736B2 (en) Moving system and gear-cutting machine
JP6760492B2 (ja) ワーク搬送システム及び工作機械システム
US20210023666A1 (en) Auto loading & unloading system and method for double spindle cnc machines
US20230001528A1 (en) Loading device and machine tool including the loading device
JP6499560B2 (ja) ワークの搬出装置
JP5095408B2 (ja) カバー構造体及び該カバー構造体を備えた工作機械
US11045879B2 (en) Turning machine and method for turning workpieces
EP3626392B1 (fr) Centre d'usinage pour composants d'horlogerie
US20200406414A1 (en) System and method for automatic loading and unloading of jobs in cnc machines
US20090208314A1 (en) Machine tool
US9969037B2 (en) Dual-spindle machining apparatus
TWM452030U (zh) 工具機
JP2006110716A (ja) 多面加工機およびワーク位置決め装置
JP4441761B2 (ja) 逆立ち主軸複合nc旋盤
KR20130029727A (ko) 공작기계의 워크 반출장치 및 공작기계
JP7055344B2 (ja) ワーク受取装置
JP6837571B2 (ja) 設置型小型モジュールおよび加工機械ライン
JP2017047507A (ja) 工作機械の搬送装置
US20010027152A1 (en) Machining centers

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180509

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190227

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190315

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6499560

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250