JP2017074344A - 水位センサー - Google Patents

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博之 大嶋
Hiroyuki Oshima
博之 大嶋
賢治 古川
Kenji Furukawa
賢治 古川
郁夫 佐川
Ikuo Sagawa
郁夫 佐川
孝志 江花
Takashi Ehana
孝志 江花
謙介 大屋
Kensuke Oya
謙介 大屋
勝一 武田
Katsuichi Takeda
勝一 武田
隼司 工藤
Junji Kudo
隼司 工藤
釜野 年恭
Toshiyasu Kamano
年恭 釜野
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Abstract

【課題】 部品点数の少ない、かつ組立作業性が容易となることで、より安価な水位センサーを提供する。【解決手段】 磁性を有する薄板を、プレスによる絞り成形で、コアとベースプレートの機能を有する一体形状としている。【選択図】図2

Description

本発明は、コイルとコンデンサーを有する、主に洗濯機、洗濯乾燥機、及び食器洗い機などの水位を検出するために使用され、少ない部品使用数であるにも関わらず、検出性能を低下させることなく、安価に製作することを可能とした水位センサーに関するものである。
特許文献1では枠体内外部にダイヤフラム、コア、ダイヤフラムベース、コイル及びコンデンサーを備え、コイルとコンデンサーで発振回路を形成し発振周波数の変化で水位を検出する水位センサーの構造が示されている。
尚、ダイヤフラムベースはダイヤフラムの受圧面の剛性を確保するために板状とし、更に発振周波数の変化量を大きくするために材質を磁性体とし、ダイヤフラムとコアの間に設けられていることが示されている。
特開2012−168149公報
特開2012−168149号公報に記載された水位センサーの場合、コアは透磁率を有する鉄系フェライトを使用し、ダイヤフラムベースはステンレス(SUS430)とし、ダイヤフラムの中央に設けた棒状突起部に前記ダイヤフラムベースの中央に設けた穴を挿入後、更に前記ダイヤフラムベースを挟む形でコアの中央穴に前記ダイヤフラムの中央に設けた棒状突起を挿入して装着する構成としているが、磁性を有する部品を複数個使用していることで、製品の価格が高価になることと、組立作業においても、組立時間を要することになる。つまり、部品点数が多くなることが製品価格に直結するため、より安価な製品の提供の阻害要因となっていた。
本発明は、上記背景技術の現状を鑑みてなされたもので、従来のダイヤフラムベースと同様に、円盤形の板状形状とするが、中央部分はプレス絞りで従来のコアと同等の形状を形成してなるベースコアとしている。このため、ベースコア単品で従来のコアとダイヤフラムベースの機能を持つことになるため、コアは不要となる。
また、従来はダイヤフラムにダイヤフラムベースを固着した後、更にダイヤフラムベースを介してコアを装着しなければならなかったが、本発明によれば、ダイヤフラムにベースコアを装着するのみなので、組立作業を容易にする事が可能となる。
部品点数が削減できるため、安価な水位センサーを供給する事が可能になる。
部品点数が少ないため、組立作業が短縮できる。
本発明によれば、ダイヤフラムに装着する部品が1部品なので、2部品を装着する場合のダイヤフラムの中心に対する位置ずれが起こり難くなるため、受圧時のダイヤフラムの動作が安定するので、繰り返し動作での安定性が得られる。
本発明の一実施形態に係わる水位センサーの外観斜視図である。 本発明の一実施形態に係わる水位センサーの構成を示す展開図である。 本発明の一実施形態に係わる水位センサーに使用する、ダイヤフラムとベースコアの装着状態を示す部分拡大図である。 本発明の一実施形態に係わる水位センサーの断面図である。 本発明の一実施形態に係わる水位センサーに内蔵されるボビン部組の構成を示す展開図である 本発明の一実施形態に係わる水位センサーに使用する、ダイヤフラムベースの平面図及び断面図である。 従来の水位センサーの外観斜視図である。 従来の水位センサーの展開図である。 従来の水位センサーのダイヤフラム、ダイヤフラムベース、及びコアの装着状態を示す部分拡大図である。 本発明の一実施形態に係わる水位センサーと従来の水位センサーの変化量の一例を示す特性比較図である。
以下、本発明の実施形態を、図1〜図10に基づき説明する。
図1は本発明の一実施例である水位センサー1の外靦図である。
構造は図2に示す通り、調整ネシ2、ケース上3、バネ4、ボビン5、コンデンサー6、タンシ7、コイル8で構成されるボビン部組9、ベースコア10、ダイヤフラム11、ケース下12の部品で構成され、今回の発明であるベースコア10をダイヤフラム9に装着した部組状態は、図3に示す通りである。
図1に示す本発明の水位センサー1と、図7に示す従来の水位センサー14においては、完成状態においては、外観及び寸法は同一とすることが可能であるため、使用する製品(例えば、全自動洗濯機・・図面なし)への取り付けにおいて互換性があるので、本発明の水位センサー1を取り付ける際に、特別なイニシャルは発生しない。
図4は本発明の水位センサー1の断面図であり、前記ケース上3、ケース下12との間にダイヤフラム11に装着されたベースコア10、バネ4、ボビン部組9を内蔵し、前記ダイヤフラムのビード11aはケース上3とケース下12で円周挟持され、ダイヤフラム11とケース下12との間で気密性を有する密閉室が形成されている。
図5に示す通り、ボビン5にはタンシ7がインサートで一体成型され、キバン13に実装されたコンデンサー6は、タンシ7の互いに向き合うように形成されたフック部7aで挟み込まれた状態で装着されている。更に、前記ボビン円筒部外周5aにコイル8が巻かれたボビン部組9となる。尚、自己融着線でコイル8を製作する場合は、前記ボビンの円筒部外周5aにコイル8が装着されボビン部組9となる。
前記ボビン部組9は先端方向よりケース上の側面開口部3aにタンシ7を斜め方向より挿入し、ケース上の中央円筒部3bとボビン部組9を構成するボビンの中央円筒部5bが平行になった状態で圧入される事でボビン部組9はケース上3にガタ無く固着される。
ダイヤフラム11は、その材質をゴム体で成形され、全体が薄肉で可動部11b、平面部11c、棒状突起11d、段差部11e、外周ビード部11aなどで形成されている。
ベースコア10は、図6に示す通りで受圧可動時ダイヤフラム11を傷付けないように円周端を立ち上げた壁部10aとし、図3に示す通り、中央付近は前記ボビンの外周円筒部5aに位置するコイル8の内側を、ボビンの円筒部内径5bとクリアランスを1mm以下となる位置関係とし、ダイヤフラムベースの絞り上端部10dとコイル端部21aも面一となるような位置関係で、受圧によりダイヤフラム11が可動する際その可動と連動して前記ボビンの円筒内径5bを移動するように絞りによる円筒形状10bとしている。
尚、前記ダイヤフラムベースの絞り上端部10dとコイル端部21aを面一とする事で、受圧時の変化量はリニアに変化する特性が得られる。
更にその中心には前記ダイヤフラムの中央突起部11の段差部11eが挿入できる孔部10cを形成している。また、材質はステンレス(SUS430)とすることで必要とする磁性を有し、また板厚は0.3〜0.5とすることで、容易にプレスによる絞り形状が得られると共に剛性も確保でき、しかも安価に製作することが可能となる。
前記ダイヤフラム11とベースコア10は図3に示す通り、ダイヤフラムの中央突起部11dをベースコアの中央孔10cに挿入しダイヤフラム11と固着されているため、図9に示す従来の水位センサー14の構成である、ダイヤフラムの中央突起部25aをダイヤフラムベースの中央穴部17aに挿入後、コア18に装着することが無いので、組立作業が容易となり、更にダイヤフラム11とベースコア10の中心位置が安定するため、繰り返しの動作時でも安定した性能が得られる。
密閉室を形成するためには、本発明ではケース上の外周部3aとケース下の外周部12aに各々凸凹部を設け、前記ケース上3は前記ダイヤフラム11を介して、ケース下12と超音波で溶着される。
図7及び図8に従来の水位センサー14を示すが、従来の水位センサーもケース上15、ケース下16、タンシ19、バネ20、コイル21、ボビン22、コンデンサー23、コア18、ダイヤフラム11、ダイヤフラムベース17、調整ネジ23の部品で構成されており、ケース上15とケース下16の各々に設けた複数個の爪嵌合が出来るように各々の部品に一体で爪16aと爪受け部15aをそれぞれ形成し、ケース上15とケース下16は前記ダイヤフラム11を介してそれぞれの部品の爪16と爪受け部15を爪嵌合されているが、本発明の水位センサーにおいても超音波溶着ではなく、同様の爪嵌合にして前記密閉室を形成しても良い。
次に動作と水位検出方法について説明する。
ケース下の圧力導入口12bから空気圧とバネ4の付与力との関係でダイヤフラム11及びダイヤフラム11に装着されたベースコア10は、ベースコア10の中央に位置する円筒絞り凸部10bの外周に、コイル4が装着されたボビン5の円筒部5aの内径側を上下動する事でコイル4の抵抗を変化させ、コイル4とコンデンサー6で構成するLC発振回路の発振周波数を変化させる。抵抗は、移動量に比例して変化する。
図10は、洗濯機に取り付けた水位センサーに要求される変化量の一例である。グラフに示す通り、各水位も変化量に対する周波数の変化量は、最大で約11kHzの変化量が得られれば、各水位の変化を検出することが可能であり、従来の水位センサー14の場合は約12.5kHzの変化量であるのに対し、本発明の水位センサー1においても同等の変化量が得られている。
よって、従来と同等の変化量が得られるので、洗濯機に搭載されているLC発振回路においても従来品との互換性が維持できることになる。
1 本発明の水位センサー
2 調整ネジ
3 ケース上
3a ケース上の側面開口部
3b ケース上の中央円筒部
3c ケース上の外周部
4 バネ
5 ボビン
5a ボビンの円筒部
5b ボビンの円筒部内径
6 コンデンサー
7 タンシ
7a タンシのフック部
8 コイル
9 ボビン部組
10 ベースコア
10a ベースコアの円周端を立ち上げた壁部
10b ベースコアの円筒絞り凸部
10c ベースコア中央の孔部
10d ベースコア絞り上端部
11 ダイヤフラム
11a ダイヤフラムの外周ビード部
11b ダイヤフラムの中央突起部
11c ダイヤフラムの平面部
11d ダイヤフラムの棒状突起部
11e ダイヤフラムの中央突起の段差部
12 ケース下
12a ケース下の外周部
12b ケース下の圧力導入口
13 キバン
14 従来の水位センサー
15 ケース上
15a ケース上の爪受け部
16 ケース下
16a ケース下の爪部
17 ダイヤフラムベース
17a ダイヤフラムベースの中央孔部
18 コア
19 タンシ
20 バネ
21 コイル
21a コイル端部
22 ボビン
23 コンデンサー
24 調整ネジ
25 ダイヤフラム
25a ダイヤフラムの中央突起部
本発明は、コイルとコンデンサーを有する、主に洗濯機、洗濯乾燥機、及び食器洗い機などの水位を検出するために使用され、少ない部品使用数であるにも関わらず、検出性能を低下させることなく、安価に製作することを可能とした水位センサーに関するものである。
特許文献1では枠体内外部にダイヤフラム、コア、ダイヤフラムベース、コイル及びコンデンサーを備え、コイルとコンデンサーで発振回路を形成し発振周波数の変化で水位を検出する水位センサーの構造が示されている。
尚、ダイヤフラムベースはダイヤフラムの受圧面の剛性を確保するために板状とし、更に発振周波数の変化量を大きくするために材質を磁性体とし、ダイヤフラムとコアの間に設けられていることが示されている。
特開2012−168149公報
特開2012−168149号公報に記載された水位センサーの場合、コアは透磁率を有する鉄系フェライトを使用し、ダイヤフラムベースはステンレス(SUS430)とし、ダイヤフラムの中央に設けた棒状突起部に前記ダイヤフラムベースの中央に設けた穴を挿入後、更に前記ダイヤフラムベースを挟む形でコアの中央穴に前記ダイヤフラムの中央に設けた棒状突起を挿入して装着する構成としている。磁性を有する部品を複数個使用していることで、製品の価格が高価になることと、組立作業においても、組立時間を要することになる。つまり、部品点数が多くなることが製品価格に直結するため、より安価な製品の提供の阻害要因となっていた。
本発明は、上記背景技術の現状を鑑みてなされたもので、従来のダイヤフラムベースと同様に、円盤形の板状形状とするが、中央部分はプレス絞りで従来のコアと同等の形状を形成してなるベースコアとしている。このため、ベースコア単品で従来のコアとダイヤフラムベースの機能を持つことになるため、コアは不要となる。すなわち、ダイヤフラムの 剛性確保として機能するダイヤフラムベースとコイル用のコアが単品になるように一体に形成して単品のベースコアにしたので、従来のコアは不要になるのである。
また、従来はダイヤフラムにダイヤフラムベースを固着した後、更にダイヤフラムベースを介してコアを装着しなければならなかったが、本発明によれば、ダイヤフラムにベースコアを装着するのみなので、組立作業を容易にする事が可能となる。
本発明によれば、ダイヤフラムベースとコアの2部品がベースコアの1部品になる。これにより、部品点数が削減できるため、安価な水位センサーを供給する事が可能になる。
本発明によれば、部品点数が少ないため、組立作業が短縮できる。
本発明によれば、ダイヤフラムに装着する部品が1部品なので、2部品を装着する場合のダイヤフラムの中心に対する位置ずれが起こり難くなるため、受圧時のダイヤフラムの動作が安定するので、繰り返し動作での安定性が得られる。
本発明の一実施形態に係わる水位センサーの外観斜視図である。 本発明の一実施形態に係わる水位センサーの構成を示す展開図である。 本発明の一実施形態に係わる水位センサーに使用する、ダイヤフラムとベースコアの装着状態を示す部分拡大図である。 本発明の一実施形態に係わる水位センサーの断面図である。 本発明の一実施形態に係わる水位センサーに内蔵されるボビン部組の構成を示す展開図である 本発明の一実施形態に係わる水位センサーに使用する、ベースコアの平面図(A)及び断面図(B)である。 従来の水位センサーの外観斜視図である。 従来の水位センサーの展開図である。 従来の水位センサーのダイヤフラム、ダイヤフラムベース、及びコアの装着状態を示す部分拡大図である。 本発明の一実施形態に係わる水位センサーと従来の水位センサーの変化量の一例を示す特性比較図である。
以下、本発明の実施形態を、図1〜図10に基づき説明する。
図1は本発明の一実施例である水位センサー1の外観斜視図である。
水位センサー1の構造は図2に示す通り、調整ネ2、ケース上3、バネ4、ボビン5、コンデンサー6、端子7、コイル8で構成されるボビン部組9、ベースコア10、ダイヤフラム11、ケース下12などの部品で構成される。ケース上3、ケース下12は合わされて水位センサー1の枠体ができる。この枠体の内外部に部品が備えられる。
本発明の一実施例の特徴にかかわるベースコア1をダイヤフラム9に装着した部組状態は、図3に示す通りである。
図1に示す本発明の一実施例の水位センサー1と、図7に示す従来の水位センサー14においては、組立完成状態、外観及び寸法は同一とすることが可能である。このため、洗濯機、洗濯乾燥機、食器洗い機などの製品への取り付けにおいて互換性があり、本発明を採用した水位センサー1を取り付ける際、特別なイニシャルコストは発生しない。
図4は本発明の水位センサー1の断面図であり、水位センサー1の枠体を作る前記ケース上3、ケース下12との間にダイヤフラム11に装着されたベースコア10、バネ4、ボビン部組9を内蔵し、前記ダイヤフラムのビード11aはケース上3とケース下12で円周挟持され、ダイヤフラム11とケース下12との間で気密性を有する密閉室が形成されている。
図5、図4に示す通り、ボビン5には端子7がインサートで一体成型され、基板13に実装されたコンデンサー6は、端子7の互いに向き合うように形成されたフック部7aで挟み込まれた状態で装着されている。更に、前記ボビン5の円筒部外周5aにコイル8が巻かれたボビン部組9となる。
尚、自己融着線でコイル8を製作する場合は、前記ボビンの円筒部外周5aにコイル8が装着されボビン部組9となる。
前記ボビン部組9は先端方向よりケース上の側面開口部3aに端子7を斜め方向より挿入し、ケース上の中央円筒部3bとボビン部組9を構成するボビンの中央円筒部5bが平行になった状態で圧入される。この圧入組立てでボビン部組9はケース上3にガタ無く固着される。
ダイヤフラム11は、その材質をゴム体で成形され、全体が薄肉で可動部11b、平面部11c、棒状突起11d、段差部11e、外周ビード部11aなどで形成されている。
ベースコア10は、図3、図4、図6(A)、(B)に示す通り、ダイヤフラムベース10eがある。ベースコア10はダイヤフラム11の受圧面の裏側に配置される。ベースコア10のダイヤフラムベース10eが、ダイヤフラム11の平面部11cに合わせされるので、ダイヤフラムの受圧面の剛性を確保することができる。ベースコア10はバネ4でダイヤフラム11側に押されている。
さらに、ダイヤフラムベース10eは従来のダイヤフラムベースと同様に、円盤形の板状形状をしている。ダイヤフラムの受圧面の剛性を確保するためのダイヤフラムベース10eは、受圧可動時に、ダイヤフラム11を傷付けないように、ダイヤフラムベース10eの円周端を立ち上げた壁部10aがある。
またベースコア10は、ダイヤフラムベース10eの中央付近にコアとしての円筒絞り凸部10bがある。ベースコア10はコアとダイヤフラムベース10eが一つになっているのである。このコア(円筒絞り凸部10b)は前記ボビンの円筒部内径5b内に位置するように置かれる。ボビンの外周円筒部5aにはコイル8が巻装される。ボビンの円筒部内径5bとコア(円筒絞り凸部10b)の外周とのクリアランスを1mm以下となるような位置関係としている。
さらにベースコア10は、コア(円筒絞り凸部10b)の先端に絞り上端部10dがある。ベースコア10はバネ4によりダイヤフラム11に押し付けられ、絞り上端部10dがコイル端部21aと面一となるような位置関係にしている。そして、ダイヤフラム11の受圧により、絞り上端部10dとコイル端部21aとの面一位置から、コア4はバネに抗し、コイル8の内側を奥に向かって進むように移動する。ダイヤフラム11の受圧がなくなると、バネ4に押されて元の面一位置に戻る。
尚、コイル8は、コイル内径側にあるコアを電気的に感知し、この感知はコアとコイルが近い程よくなる。このため、コアの動きはコアとコイルが近寄った面一位置から良好に感知できるので、受圧時の変化量はリニアに変化する特性の水位センサーが得られる。
更にベースコア10は、絞り上端部10dの中心に形成した孔部10cがある。ゴムで形成されたダイヤフラム11は中央突起部11bがある。中央突起部11bは膨らんだ段差部11eがある。この段差部11eのところまで、中央突起部11bは前記孔部10cに挿入できる。ベースコア10は、段差部11eを前記孔部10cに挿入することにより、ダイヤフラム11に固定される。
また、ベースコア10の材質はステンレス(SUS430)とすることで必要とする磁性を有し、また板厚は0.3mm〜0.5mmとすることで、容易にプレスによる絞り形状が得られると共に剛性も確保でき、しかも安価に製作することが可能となる。
なお、プレス絞りがし易い、板厚の薄いステンレス(SUS430)の板材で作られたベースコア10は磁性(ステンレス(SUS430)は磁性がある)があり、円筒形状の円筒絞り凸部10をコイル4のコアにすることができる。このため、ステンレス(SUS430)の板材で作られるダイヤフラムベース10eの中央をプレス絞りすることで、ダイヤフラムベースとコアが一体になったベースコアは容易に作ることができる。
本発明の一実施例にかかわる水位センサーは、図3に示す通り、前記ダイヤフラム11とベースコア10を有する。ダイヤフラム11の中央突起部11dをベースコア10の中央の孔10cに挿入して、ベースコア10はダイヤフラム11固着される。
図9に示す従来の水位センサー14の構成では、ダイヤフラムの中央突起部25aをダイヤフラムベースの中央穴部17aに挿入後、さらにコア18装着する手間がかかる。本発明の水位センサーは、ダイヤフラムベース10eとコア(円筒絞り凸部)10bが一体になったベースコア10をダイヤフラム11に装着で組立が済むので、従来のコア18(コアとダイヤフラムベースは別部材)の装着手間が省けて組立作業が容易となる。更にベースコア10は、ダイヤフラムベース10eとコア11bが一体に形成されているので、ダイヤフラム11とベースコア10の中心位置が安定し、繰り返しの動作時でも安定した性能が得られる。
また、ダイヤフラム11とベースコア10の中心位置が安定するので、前述したボビン5の円筒部内径5bと円筒絞り凸部10b(コア)の外周とのクリアランスを1mm以下の狭い間隙にすることができる。
水位センサー1の枠体は、図4に示すように、ケース上3、ケース下12が合わされてできる。枠体の内部には密閉室形成される。ケース上の外周部3aとケース下12の外周部12aには、各々凸凹部を設ける。この凸凹部がかみ合うようにケース上3、ケース下12は合わされ、ケース上3、ケース下12の間に前記ダイヤフラム11を介在する。
かみ合わされたケース上3、ケース下12は超音波で溶着され、こうして枠体の内部には密閉室形成される。
図7及び図8に従来の水位センサー14を示す従来の水位センサーも枠体を作るケース上15、ケース下16、端子19、バネ20、コイル21、ボビン22、コンデンサー23、コア18、ダイヤフラム11、ダイヤフラムベース17、調整ネジ23などの部品で構成されている。ケース上15には複数個の爪受け部15aが、ケース下16には複数個の爪16aがそれぞれ一体に形成されている。複数個の爪16aと複数個の爪受け部15aを爪嵌合することにより、ケース上15とケース下16は締結される。本発明の一実施例にかかわる水位センサーにおいても、ケース上とケース下の超音波溶着ではなく、上記従来と同様の爪嵌合を採用して前記密閉室が形成されるようにしても良い。
次に本発明の一実施例にかかわる水位センサーの動作と水位検出方法について、図4、図10を引用して説明する。
水位センサー1は洗濯機、洗濯乾燥機、食器洗い機などの水槽に貯まる水位を検知する。
図4に示すように、水位に応じて変わる空気圧は、圧力導入口12bを介してダイヤフラム11に受圧される。受圧する空気圧で、ダイヤフラム11はベースコアの背面を押すバネ4の押力に抗し押され、ベースコアのコア10bがコイル8を巻備するボビン5の内周側をコイル端部21aから奥に向かって進むように移動する。ダイヤフラム11の受圧がなくなると、コア10bはバネ4に押されて元の位置に戻る。
このコアの移動で、コイル電気的な抵抗を変化させ、コイルとコンデンサー6で構成するLC発振回路の発振周波数を変化させる。抵抗はコアの移動量に比例して変化し、発振周波数も変化する。
なお、コイルはコアを感知し、電気的な抵抗を変化させるのである。
図10は、洗濯機に取り付けた水位センサーに要求される変化量の一例である。グラフに示す通り、各水位も変化量に対する周波数の変化量は、最大で約11kHzの変化量が得られれば、各水位の変化を検出することが可能である従来の水位センサー14の場合は約12.5kHzの変化量である本発明の一実施例にかかわる水位センサー1においても同等の変化量が得られている。
よって、従来と同等の変化量が得られるので、洗濯機に搭載されているLC発振回路を備えた従来品の水位センサーとの互換性が維持できることになる。
1 本発明の実施例の水位センサー
2 調整ネジ
3 ケース上
3a ケース上の側面開口部
3b ケース上の中央円筒部
3c ケース上の外周部
4 バネ
5 ボビン
5a ボビンの円筒部
5b ボビンの円筒部内径
6 コンデンサー
端子
7a 端子のフック部
8 コイル
9 ボビン部組
10 ベースコア
10a ベースコアの円周端を立ち上げた壁部
10b ベースコアの円筒絞り凸部
10c ベースコアの中央の孔部
10d ベースコアの絞り上端部
10e ダイヤフラムベース
11 ダイヤフラム
11a ダイヤフラムの外周ビード部
11b ダイヤフラムの中央突起部
11c ダイヤフラムの平面部
11d ダイヤフラムの棒状突起部
11e ダイヤフラムの中央突起の段差部
12 ケース下
12a ケース下の外周部
12b ケース下の圧力導入口
13 基板
14 従来の水位センサー
15 ケース上
15a ケース上の爪受け部
16 ケース下
16a ケース下の爪部
17 ダイヤフラムベース
17a ダイヤフラムベースの中央孔部
18 コア
19 端子
20 バネ
21 コイル
21a コイル端部
22 ボビン
23 コンデンサー
24 調整ネジ
25 ダイヤフラム
25a ダイヤフラムの中央突起部

Claims (4)

  1. 枠体内外部にダイヤフラム、コア、ダイヤフラムの受圧面の剛性を確保するためのダイヤフラムベース、コイル、及びコンデンサーなどを備え、前記コイルとコンデンサーでLC発振回路を形成し、圧力を前記ダイヤフラムとで受けダイヤフラムと連動するコアがコイル内径部を上下動することで発振周波数を変化させ、洗濯機の槽などの水位を検出するセンサーにおいて、前記コアとダイヤフラムベースは磁性を有する薄板で、一体で形成していることを特徴とする水位センサー。
  2. 請求項1の一体で形成されたコア部とダイヤフラムベース部を有する磁性体ベースにおいて、材質はステンレスとし、板圧は0.3mm〜0.5mmとしていることを特徴とする水位センサー。
  3. 請求項2の磁性体ベースの中央部は絞りによる凸形状とし、凸部外径はボビンの外周円筒部に位置するコイルの内側を、ボビンの内径とクリアランスを1mm以下となるように上下動することを特徴とする水位センサー。
  4. 請求項3において、磁性体ベースの絞り上端部部とコイル端部を面一となるように配置した事を特徴とする水位サンサー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108317754A (zh) * 2018-01-29 2018-07-24 海宁海光信息科技有限公司 用于太阳能热水器的水位传感器

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