JP2017073855A - 電力伝送システム - Google Patents
電力伝送システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017073855A JP2017073855A JP2015197987A JP2015197987A JP2017073855A JP 2017073855 A JP2017073855 A JP 2017073855A JP 2015197987 A JP2015197987 A JP 2015197987A JP 2015197987 A JP2015197987 A JP 2015197987A JP 2017073855 A JP2017073855 A JP 2017073855A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power transmission
- antenna
- vehicle
- unit
- battery
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/70—Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T90/00—Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02T90/10—Technologies relating to charging of electric vehicles
- Y02T90/16—Information or communication technologies improving the operation of electric vehicles
Landscapes
- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
- Current-Collector Devices For Electrically Propelled Vehicles (AREA)
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
Abstract
【課題】非接触の電力伝送の伝送効率の低下を抑制する。
【解決手段】電力伝送システムは、第1車両(10)に搭載された第1送受電部(110)と、該第1車両の直後を走行する第2車両(20)に搭載された第2送受電部(210)と、を備える電力伝送システムである。当該電力伝送システムは、第1送受電部及び第2送受電部を介した非接触の電力伝送が行われる前に、第1送受電部及び第2送受電部間において送受信される信号の受信強度が所定強度より大きくなるように、第1送受電部及び第2送受電部の少なくとも一方の位置及び角度の少なくとも一方を調整する調整手段(140、240)を更に備える。
【選択図】図6
【解決手段】電力伝送システムは、第1車両(10)に搭載された第1送受電部(110)と、該第1車両の直後を走行する第2車両(20)に搭載された第2送受電部(210)と、を備える電力伝送システムである。当該電力伝送システムは、第1送受電部及び第2送受電部を介した非接触の電力伝送が行われる前に、第1送受電部及び第2送受電部間において送受信される信号の受信強度が所定強度より大きくなるように、第1送受電部及び第2送受電部の少なくとも一方の位置及び角度の少なくとも一方を調整する調整手段(140、240)を更に備える。
【選択図】図6
Description
本発明は、電力伝送システムに関し、特に、車両の走行中に該車両へ外部から電力を供給する電力伝送システムの技術分野に関する。
電気自動車やハイブリッド自動車等の車両に搭載されているバッテリが外部電源を用いて充電される場合、駐車時に家庭用コンセント等から電源ケーブルを用いて該バッテリの充電が行われることが多い。或いは、駐車時に、上記バッテリに電気的に接続された受電部(例えば、コイル)を、電力を供給する充電部(例えば、コイル)に接近させ、非接触充電により上記バッテリの充電が行われることもある。
更に、車両の走行中に外部電源から該車両に搭載されたバッテリを充電する方法として、例えば、走行している被充電車と走行している充電車との間を非接触充電可能な所定の距離に保ちつつ、充電車から被充電車へ電力を供給して該被充電車に搭載されたバッテリを充電する技術が提案されている(特許文献1参照)。
或いは、複数の車両が所定の車間距離を維持して走行する隊列走行中に、該複数の車両のうち一の車両へ、該一の車両の直前又は直後を走行している車両から非接触充電により電力を供給し、該一の車両に搭載されたバッテリを充電する技術が提案されている(特許文献2参照)。
尚、車両に電波により非接触で給電を行う電波給電装置において、アンテナで受けた電波に応じた受信手段出力と予め決められた閾値とを比較し、比較結果を受けて受信手段出力から目標の角度を測定し、その角度へアンテナのビームを向ける技術が提案されている(特許文献3参照)。
上記特許文献1及び2に記載の技術では、勾配のある道路(即ち坂)やカーブ路において、非接触充電に用いられる充電部及び受電部間の位置関係のずれに起因して、電力の伝送効率が低下する可能性があるという技術的問題点がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、電力の伝送効率の低下を抑制することができる電力伝送システムを提供することを課題とする。
本発明の電力伝送システムは、上記課題を解決するために、第1バッテリを有する第1車両に搭載され、前記第1バッテリに電気的に接続された第1送受電部と、第2バッテリを有し、前記第1車両の直前又は直後を走行する第2車両に搭載され、前記第2バッテリに電気的に接続された第2送受電部と、を備える電力伝送システムであって、当該電力伝送システムは、前記第1送受電部及び前記第2送受電部間の距離が所定距離以下であるときに、前記第1送受電部及び前記第2送受電部を介して、前記第1バッテリ及び前記第2バッテリの一方から前記第1バッテリ及び前記第2バッテリの他方へ非接触の電力伝送を実施可能であり、前記非接触の電力伝送が行われる前、前記距離が前記所定距離以下であるときに、前記第1送受電部及び前記第2送受電部間において送受信される信号の受信強度が所定強度より大きくなるように、前記第1送受電部及び前記第2送受電部の少なくとも一方の位置及び角度の少なくとも一方を調整する調整手段を更に備える。
第1送受電部及び第2送受電部は、上述の充電部及び受電部の両方の機能を有する。具体的には、第1送受電部及び第2送受電部は、電力を供給する側として用いられた場合に、上述の充電部の機能を発揮する。他方、第1送受電部及び第2送受電部は、受電側として用いられた場合に、上述の受電部の機能を発揮する。
非接触の電力伝送では、第1送受電部と第2送受電部とがある程度接近していなければ、実用的な電力伝送を行うことが困難である。当該電力伝送システムでは、第1送受電部及び第2送受電部間の距離が所定距離以下であるときに、第1送受電部及び第2送受電部を介した非接触の電力伝送を実施可能に構成されている。
第1送受電部及び第2送受電部間において送受信される信号の受信強度は、第1送受電部及び第2送受電部を介する非接触の電力伝送の伝送効率と比例する。また、第1送受電部及び第2送受電部間の位置関係は、非接触の電力伝送の伝送効率に影響を及ぼす。
当該電力伝送システムでは、上述の如く、調整手段により、受信強度が所定強度より大きくなるように、第1送受電部及び第2送受電部の少なくとも一方の位置及び角度の少なくとも一方が調整される。このため、本発明によれば、非接触の電力伝送の伝送効率の低下を抑制することができる。
本発明の作用及び他の利得は次に説明する実施するための形態から明らかにされる。
本発明の電力伝送システムに係る実施形態を図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
本発明の電力伝送システムに係る第1実施形態について、図1乃至図6を参照して説明する。本実施形態では、先行車10と後続車20とが隊列走行を実施している際に(図1参照)、先行車10から後続車20へ電力伝送が行われる場合を例に挙げる。
本発明の電力伝送システムに係る第1実施形態について、図1乃至図6を参照して説明する。本実施形態では、先行車10と後続車20とが隊列走行を実施している際に(図1参照)、先行車10から後続車20へ電力伝送が行われる場合を例に挙げる。
(電力伝送システムの構成)
先ず、本実施形態に係る電力伝送システムの構成を、図2を参照して説明する。図2は、第1実施形態に係る電力伝送システムの構成を示すブロック図である。図2では、本実施形態に直接関連する部材のみ示し、その他の部材については図示を省略している。
先ず、本実施形態に係る電力伝送システムの構成を、図2を参照して説明する。図2は、第1実施形態に係る電力伝送システムの構成を示すブロック図である。図2では、本実施形態に直接関連する部材のみ示し、その他の部材については図示を省略している。
図2において、先行車10は、バッテリ11、隊列走行ECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)12、通信手段13及び非接触充電部100を備えて構成されている。後続車20は、バッテリ21、隊列走行ECU22、通信手段13及び非接触充電部200を備えて構成されている。ここで、隊列走行ECU12及び22、通信手段13及び23、並びに非接触充電部100及び200は、本実施形態に係る電力伝送システムを構成する。
隊列走行ECU12及び22は、通信手段13及び23を介した車車間通信により所定の情報を送受信することによって、先行車10と後続車20との車間距離を所定の距離に維持しつつ、先行車10及び後続車20が走行する隊列走行を実施可能に構成されている。尚、隊列走行については、既存の技術を適用可能であるので、その詳細についての説明は割愛する。
非接触充電部100は、アンテナ110、送信部120、受信部130及びアンテナコントロール140を備えて構成されている。本実施形態では、アンテナ110は、先行車10の最後部に配置されている(図1参照)。非接触充電部200は、アンテナ210、送信部220、受信部230及びアンテナコントロール240を備えて構成されている。本実施形態では、アンテナ210は、後続車20の最前部に配置されている(図1参照)。非接触充電部100は、隊列走行ECU12により制御され、非接触充電部200は、隊列走行ECU22により制御される。
非接触充電部100及び非接触充電部200は、アンテナ110から出力される電力をアンテナ210により非接触で受電したり、アンテナ210から出力される電力をアンテナ110により非接触で受電したりすることが可能に構成されている。非接触充電部100から非接触充電部200へ電力が供給される場合、隊列走行ECU12は、バッテリ11に蓄えられた電力をアンテナ110から出力するように送信部120を制御し、隊列走行ECU22は、アンテナ210で受電された電力をバッテリ21に蓄えるように受信部230を制御する。他方、非接触充電部200から非接触充電部100へ電力が供給される場合、隊列走行ECU22は、バッテリ21に蓄えられた電力をアンテナ210から出力するように送信部220を制御し、隊列走行ECU12は、アンテナ110で受電された電力をバッテリ11に蓄えるように受信部130を制御する。尚、非接触の電力伝送の方式には、例えば電波方式等の既存の各種方式を適用可能である。
実施形態に係る「先行車10」、「後続車20」、「バッテリ11」、「バッテリ21」、「アンテナ110」及び「アンテナ210」は、夫々、本発明に係る「第1車両」、「第2車両」、「第1バッテリ」、「第2バッテリ」、「第1送受電部」及び「第2送受電部」の一例である。
(アンテナの構成)
次に、アンテナ110及び210の構成について、図3を参照して説明する。第1実施形態に係る電力伝送用のアンテナの概念図である。尚、アンテナ110及び210は、同一の構成である。
次に、アンテナ110及び210の構成について、図3を参照して説明する。第1実施形態に係る電力伝送用のアンテナの概念図である。尚、アンテナ110及び210は、同一の構成である。
図3において、アンテナ110は、アンテナ部111、駆動ユニット112及び駆動軸113を備えて構成されている。同様に、アンテナ210は、アンテナ部211、駆動ユニット212及び駆動軸213を備えて構成されている。駆動ユニット112は、アンテナコントロール140により制御され、駆動ユニット212は、アンテナコントロール240により制御される。
駆動ユニット112は、駆動軸113を駆動することにより、アンテナ部111を、図中のx軸方向、y軸方向及びz軸方向各々に移動することができる。また、駆動ユニット112は、アンテナ部111を駆動軸113回りに回転させることができる。駆動ユニット212は、駆動軸213を駆動することにより、アンテナ部211を、図中のx軸方向、y軸方向及びz軸方向各々に移動することができる。また、駆動ユニット212は、アンテナ部211を駆動軸213回りに回転させることができる。
(隊列走行中の電力伝送の問題点)
先行車10及び後続車20は、例えば坂路やカーブ路等を走行する。先行車10及び後続車20が、坂路を隊列走行している際に、アンテナ110及び210を介した非接触の電力伝送が行われると、図4(a)に示すように、アンテナ110及びアンテナ210間の位置関係のずれに起因して電力の伝送効率が低下する可能性がある。或いは、先行車10及び後続車が、カーブ路を隊列走行している際に、アンテナ110及び210を介した非接触の電力伝送が行われると、図4(b)に示すように、アンテナ110及びアンテナ210間の位置関係のずれに起因して電力の伝送効率が低下する可能性がある。
先行車10及び後続車20は、例えば坂路やカーブ路等を走行する。先行車10及び後続車20が、坂路を隊列走行している際に、アンテナ110及び210を介した非接触の電力伝送が行われると、図4(a)に示すように、アンテナ110及びアンテナ210間の位置関係のずれに起因して電力の伝送効率が低下する可能性がある。或いは、先行車10及び後続車が、カーブ路を隊列走行している際に、アンテナ110及び210を介した非接触の電力伝送が行われると、図4(b)に示すように、アンテナ110及びアンテナ210間の位置関係のずれに起因して電力の伝送効率が低下する可能性がある。
そこで本実施形態では、以下に説明するアンテナ位置制御処理が実施されることにより、位置関係のずれに起因する電力の伝送効率の低下が抑制される。
(電力伝送処理)
次に、上述の如く構成された電力伝送システムにおいて実施される電力伝送処理について、図5及び図6のフローチャートを参照して説明する。上述したように本実施例では、先行車10から後続車20へ電力伝送が行われる場合、つまり、先行車10が給電側であり後続車20が受電側である場合を例に挙げる。
次に、上述の如く構成された電力伝送システムにおいて実施される電力伝送処理について、図5及び図6のフローチャートを参照して説明する。上述したように本実施例では、先行車10から後続車20へ電力伝送が行われる場合、つまり、先行車10が給電側であり後続車20が受電側である場合を例に挙げる。
図5において、先行車10の隊列走行ECU12は、隊列走行中であるか否かを判定する(ステップS111)。ここで、先行車10の隊列走行ECU12及び後続車20の隊列走行ECU22の一方のECUが、隊列走行ECU12及び隊列走行ECU22の他方に対して、通信手段13及び23を介して、隊列走行を要求し、該他方のECUが了承すれば、隊列走行が成立する。隊列走行ECU12は、既に隊列走行が成立していれば、隊列走行中であると判定する。
尚、隊列走行時に実現され得るアンテナ110及びアンテナ210間の距離のうち最長の距離が、本発明に係る「所定距離」の一例である。従って、隊列走行が成立していれば、「第1送受電部」の一例としてのアンテナ110と、「第2送受電部」の一例としてのアンテナ210との間の距離は所定距離以下となる。
ステップS111の処理において隊列走行中でないと判定された場合(ステップS111)、隊列走行ECU12は、処理を終了する。他方、隊列走行中であると判定された場合(ステップS111:Yes)、隊列走行ECU12は、充電要求があるか否かを判定する(ステップS112)。充電要求がないと判定された場合(つまり、後続車20からの充電要求を示す信号saを受信していない場合)(ステップS112:No)、隊列走行ECU12は、ステップS112の処理を再び行う。
上記ステップS111及びS112の処理と並行して、後続車20の隊列走行ECU22は、隊列走行中であるか否かを判定する(ステップS121)。隊列走行中でないと判定された場合(ステップS121:No)、隊列走行ECU22は、処理を終了する。他方、隊列走行中であると判定された場合(ステップS121:Yes)、隊列走行ECU22は、先行車10に対し、通信手段23を介して、充電要求を示す信号saを送信する(ステップS122)。ここで、充電要求を示す信号saには、充電量を示す情報等が含まれている。尚、隊列走行ECU22は、バッテリ21のSOC(State of Charge)が所定値未満になった場合や、予め定められた走行経路の目的地への到着前に電力不足が予測された場合、等に充電要求を示す信号saを送信する。
続いて、隊列走行ECU22は、充電要求を示す信号saを送信してから所定期間内に充電可能を示す応答があるか否かを判定する(ステップS123)。充電可能を示す応答がないと判定された場合(つまり、先行車10からの充電可能を示す信号sbを受信していない場合)(ステップS123:No)、隊列走行ECU22は、処理を終了する。他方、充電可能を示す応答があると判定された場合(ステップS123:Yes)、隊列走行ECU22は、後述するアンテナ位置制御220を行う。
上記ステップS112の処理において、充電要求があると判定された場合(ステップS112:Yes)、隊列走行ECU12は、充電可能か否かを判定する(ステップS113)。具体的には、隊列走行ECU12は、バッテリ11に要求された充電量を満たす電力がない場合、非接触充電部100に不具合がある場合、等に充電できないと判定する。充電できないと判定された場合(ステップS113:No)、隊列走行ECU12は、処理を終了する。この際、隊列走行ECU12は、充電できないことを示す信号を、後続車20に対して送信してもよい。
充電可能であると判定された場合(ステップS113:Yes)、隊列走行ECU12は、後続車20に対し、通信手段13を介して、充電可能を示す信号sbを送信する(ステップS114)。その後、隊列走行ECU12は、以下に説明するアンテナ位置制御210を行う。
図6において、後続車20の隊列走行ECU22は、上述したステップS123の処理において充電可能を示す応答があると判定された後、アンテナ210からAALS(Antenna Auto Location Signal:アンテナ自動位置決め信号)としての微小な高周波信号sdが出力されるように非接触充電部200を制御する(ステップS221)。
先行車10の隊列走行ECU12は、上述したステップS114の処理において充電可能を示す信号sbを送信した後、アンテナ110により受信されたAALSの受信信号レベルPrを測定する(ステップS211)。続いて、隊列走行ECU12は、受信信号レベルPrが、受信信号レベル閾値Pthより大きいか否かを判定する(ステップS212)。
受信信号レベルPrが受信信号レベル閾値Pth以下であると判定された場合(ステップS212:No)、隊列走行ECU12は、後続車20に対し、通信手段13を介して、アンテナ位置の調整指示を示す信号seを送信する(ステップS213)。
隊列走行ECU22は、上記ステップS221の処理を実施した後、所定期間内にアンテナ位置の調整指示があるか否かを判定する(ステップS222)。アンテナ位置の調整指示がないと判定された場合(つまり、先行車10からのアンテナ位置の調整指示を示す信号seを受信していない場合)(ステップS222:No)、隊列走行ECU22は、アンテナ位置制御220を終了し、後述するステップS124の処理(図5参照)を行う。
他方、アンテナ位置の調整指示があると判定された場合(ステップS222:Yes)、隊列走行ECU22は、アンテナ部211(図3参照)の位置及び角度(即ち、駆動軸213回りの回転)のうち少なくとも一方を調整するように、本発明に係る「調整手段」の一例としての、アンテナコントロール240(図2参照)を制御し(ステップS223)、ステップS221の処理を行う。ここで、隊列走行ECU22は、アンテナ部211のx軸方向、y軸方向若しくはz軸方向への移動、及び駆動軸223回りの回転のうち一つが行われる度にステップS221の処理を行ってもよいし、アンテナ部211のx軸方向、y軸方向若しくはz軸方向への移動、及び駆動軸223回りの回転のうち二以上が行われた後にステップS221の処理を行ってもよい。
隊列走行ECU12は、上記ステップS212の処理において、受信信号レベルPrが受信信号レベル閾値Pthより大きいと判定された場合(ステップS212:Yes)、アンテナ位置制御210を終了し、後述するステップ115の処理(図5参照)を行う。
本実施形態に係る「受信信号レベル閾値Pth」は、本発明に係る「所定強度」の一例であり、アンテナ位置の調整指示を示す信号を送信するか否かを決定する値である。受信信号レベル閾値Pthは、実験的若しくは経験的に又はシミュレーションによって、隊列走行時に実現され得る最も望ましい位置にアンテナ110及びアンテナ210が配置された場合の電力の伝送効率を求め、該求められた電力の伝送効率が許容範囲の限度まで低下した場合のAALSの受信信号レベルPrとして、又は該受信信号レベルPrより所定値だけ大きい値として設定すればよい。
再び図5に戻り、先行車10の隊列走行ECU12は、上述したアンテナ位置制御210の後、後続車20に対し、アンテナ110を介して電力を供給するように非接触充電部100を制御する(ステップS115)。後続車20の隊列走行ECU22は、上述したアンテナ位置制御220の後、アンテナ210を介して受電した電力によりバッテリ21を充電するように非接触充電部200を制御する(ステップS124)。
隊列走行ECU22は、上記ステップS124の処理を行いつつ、バッテリ21のSOCが100%であるか否かを判定する(ステップS125)。バッテリ21のSOCが100%でないと判定された場合(ステップS125:No)、隊列走行ECU22は、ステップS124の処理を継続する。他方、バッテリ21のSOCが100%であると判定された場合(ステップS124:Yes)、隊列走行ECU22は、バッテリ21の充電を停止するように非接触充電部200を制御すると共に、先行車10に対し、通信手段23を介して、充電停止を示す信号scを送信して(ステップS126)、処理を終了する。
隊列走行ECU12は、上記ステップS115の処理を行いつつ、充電終了か否かを判定する(ステップS116)。充電終了でないと判定された場合(つまり、後続車20からの充電停止を示す信号scを受信していない場合)(ステップS116:No)、隊列走行ECU12は、ステップS115の処理を継続する。他方、充電終了であると判定された場合(ステップS116:Yes)、隊列走行ECU12は、アンテナ110を介した電力の供給を停止するように非接触充電部100を制御して(ステップS117)、処理を終了する。
(発明の効果)
上述の如く、アンテナ110及びアンテナ210を介した非接触充電が行われる前に、アンテナ位置制御S210及びS220が実施され、AALSの受信信号レベルPrが受信信号レベル閾値Pthより大きくなるようにアンテナ210のアンテナ部211の位置及び角度の少なくとも一方が調整される。このため、先行車10及び後続車20が、坂路やカーブ路を隊列走行している場合であっても、電力の電送効率の低下を抑制しつつ、アンテナ110及びアンテナ210を介した非接触充電を行うことができる。
上述の如く、アンテナ110及びアンテナ210を介した非接触充電が行われる前に、アンテナ位置制御S210及びS220が実施され、AALSの受信信号レベルPrが受信信号レベル閾値Pthより大きくなるようにアンテナ210のアンテナ部211の位置及び角度の少なくとも一方が調整される。このため、先行車10及び後続車20が、坂路やカーブ路を隊列走行している場合であっても、電力の電送効率の低下を抑制しつつ、アンテナ110及びアンテナ210を介した非接触充電を行うことができる。
<第2実施形態>
本発明の電力伝送システムに係る第2実施形態について、図7のフローチャートを参照して説明する。上述した第1実施形態では、受電側である後続車20のアンテナ210の位置及び角度の少なくとも一方が調整されたが、第2実施形態では、給電側である先行車10のアンテナ110の位置及び角度の少なくとも一方が調整される。それ以外の構成は、上述した第1実施形態と同様である。よって、第2実施形態について、第1実施形態と重複する説明を省略すると共に、図面上における共通箇所には同一符号を付して示し、基本的に異なる点についてのみ、図7を参照して説明する。
本発明の電力伝送システムに係る第2実施形態について、図7のフローチャートを参照して説明する。上述した第1実施形態では、受電側である後続車20のアンテナ210の位置及び角度の少なくとも一方が調整されたが、第2実施形態では、給電側である先行車10のアンテナ110の位置及び角度の少なくとも一方が調整される。それ以外の構成は、上述した第1実施形態と同様である。よって、第2実施形態について、第1実施形態と重複する説明を省略すると共に、図面上における共通箇所には同一符号を付して示し、基本的に異なる点についてのみ、図7を参照して説明する。
(アンテナ位置制御)
図7において、先行車10の隊列走行ECU12は、上述したステップS114の処理(図5参照)において充電可能を示す信号sbを送信した後、アンテナ110からAALSとしての微小な高周波信号sfが出力されるように非接触充電部100を制御する(ステップS216)。
図7において、先行車10の隊列走行ECU12は、上述したステップS114の処理(図5参照)において充電可能を示す信号sbを送信した後、アンテナ110からAALSとしての微小な高周波信号sfが出力されるように非接触充電部100を制御する(ステップS216)。
後続車20の隊列走行ECU22は、上述したステップS123の処理(図5参照)において充電可能を示す応答があると判定された後、アンテナ210により受信されたAALSの受信信号レベルPrを測定する(ステップS226)。続いて、隊列走行ECU22は、受信信号レベルPrが、受信信号レベル閾値Pthより大きいか否かを判定する(ステップS227)。
受信信号レベルPrが受信信号レベル閾値Pth以下であると判定された場合(ステップS227:No)、隊列走行ECU22は、先行車10に対し、通信手段23を介して、アンテナ位置の調整指示を示す信号sgを送信する(ステップS228)。
隊列走行ECU12は、上記ステップS216の処理を実施した後、所定期間内にアンテナ位置の調整指示があるか否かを判定する(ステップS217)。アンテナ位置の調整指示がないと判定された場合(つまり、後続車20からのアンテナ位置の調整指示を示す信号sgを受信していない場合)(ステップS217:No)、隊列走行ECU12は、アンテナ位置制御210を終了し、上述したステップS115の処理(図5参照)を行う。
他方、アンテナ位置の調整指示があると判定された場合(ステップS217:Yes)、隊列走行ECU12は、アンテナ部111(図3参照)の位置及び角度(即ち、駆動軸113回りの回転)のうち少なくとも一方を調整するように、本発明に係る「調整手段」の他の一例としての、アンテナコントロール140(図2参照)を制御し(ステップS218)、ステップS216の処理を行う。
隊列走行ECU22は、上記ステップS227の処理において、受信信号レベルPrが受信信号レベル閾値Pthより大きいと判定された場合(ステップS227:Yes)、アンテナ位置制御220を終了し、上述したステップ124の処理(図5参照)を行う。
<変形例>
上述した第1実施形態及び第2実施形態では、アンテナ部111及び211は、x軸方向、y軸方向及びz軸方向への移動、並びに駆動軸113又は213回りの回転が可能に構成されている。アンテナ部111及び211は、車両(即ち、先行車10又は後続車20)の高さ方向(上下方向)への移動及び駆動軸113又は213回りの回転のみ可能に構成されていてもよい。この場合、上述したステップS223の処理(図6参照)及びステップS218の処理(図7参照)では、車両の前後方向及び左右方向へのアンテナ部111又は211の調整は、車間距離や舵角が変更されることにより行われてよい。
上述した第1実施形態及び第2実施形態では、アンテナ部111及び211は、x軸方向、y軸方向及びz軸方向への移動、並びに駆動軸113又は213回りの回転が可能に構成されている。アンテナ部111及び211は、車両(即ち、先行車10又は後続車20)の高さ方向(上下方向)への移動及び駆動軸113又は213回りの回転のみ可能に構成されていてもよい。この場合、上述したステップS223の処理(図6参照)及びステップS218の処理(図7参照)では、車両の前後方向及び左右方向へのアンテナ部111又は211の調整は、車間距離や舵角が変更されることにより行われてよい。
上述した第1実施形態及び第2実施形態では、先行車10が給電側であり後続車20が受電側であるが、先行車10が受電側であり後続車20が給電側であってもよい。
アンテナ110及び210は、車両の最前部及び最後部の両方に配置されていてよい。この場合、自車両の直前を走行している車両及び直後を走行している車両のいずれとの間で非接触の電力伝送が行われるかに応じて、自車両の最前部に配置されたアンテナ及び最後部に配置されたアンテナのいずれを用いるかが決定される。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う電力伝送システムもまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
10…先行車、11、21…バッテリ、12、22…隊列走行ECU、13、23…通信手段、20…後続車、100、200…非接触充電部、110、210…アンテナ、120、220…送信部、130、230…受信部、140、240…アンテナコントロール
Claims (1)
- 第1バッテリを有する第1車両に搭載され、前記第1バッテリに電気的に接続された第1送受電部と、第2バッテリを有し、前記第1車両の直前又は直後を走行する第2車両に搭載され、前記第2バッテリに電気的に接続された第2送受電部と、を備える電力伝送システムであって、
当該電力伝送システムは、前記第1送受電部及び前記第2送受電部間の距離が所定距離以下であるときに、前記第1送受電部及び前記第2送受電部を介して、前記第1バッテリ及び前記第2バッテリの一方から前記第1バッテリ及び前記第2バッテリの他方へ非接触の電力伝送を実施可能であり、
前記非接触の電力伝送が行われる前、前記距離が前記所定距離以下であるときに、前記第1送受電部及び前記第2送受電部間において送受信される信号の受信強度が所定強度より大きくなるように、前記第1送受電部及び前記第2送受電部の少なくとも一方の位置及び角度の少なくとも一方を調整する調整手段を更に備える
ことを特徴とする電力伝送システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015197987A JP2017073855A (ja) | 2015-10-05 | 2015-10-05 | 電力伝送システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015197987A JP2017073855A (ja) | 2015-10-05 | 2015-10-05 | 電力伝送システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017073855A true JP2017073855A (ja) | 2017-04-13 |
Family
ID=58538784
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015197987A Pending JP2017073855A (ja) | 2015-10-05 | 2015-10-05 | 電力伝送システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017073855A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019163209A1 (ja) * | 2018-02-22 | 2019-08-29 | 本田技研工業株式会社 | 車両制御システム、車両制御方法、及びプログラム |
JP2020524976A (ja) * | 2017-06-22 | 2020-08-20 | ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツングRobert Bosch Gmbh | 充電装置の作動方法 |
JP2021518097A (ja) * | 2018-03-14 | 2021-07-29 | エナージャス コーポレイション | ワイヤレス電力信号の伝播パターンを制御するための選択的に起動される供給部を有するループアンテナ |
-
2015
- 2015-10-05 JP JP2015197987A patent/JP2017073855A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020524976A (ja) * | 2017-06-22 | 2020-08-20 | ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツングRobert Bosch Gmbh | 充電装置の作動方法 |
WO2019163209A1 (ja) * | 2018-02-22 | 2019-08-29 | 本田技研工業株式会社 | 車両制御システム、車両制御方法、及びプログラム |
JPWO2019163209A1 (ja) * | 2018-02-22 | 2020-12-17 | 本田技研工業株式会社 | 車両制御システム、車両制御方法、及びプログラム |
JP2021518097A (ja) * | 2018-03-14 | 2021-07-29 | エナージャス コーポレイション | ワイヤレス電力信号の伝播パターンを制御するための選択的に起動される供給部を有するループアンテナ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11177700B2 (en) | Wireless electric power sharing between vehicles | |
JP2018534896A (ja) | 誘導的なエネルギー伝送方法、及び、誘導的なエネルギー伝送装置を駆動する装置 | |
JPWO2010041312A1 (ja) | 非接触の方法によって外部からエネルギーの供給を受ける車両および車両の制御方法 | |
JP2017073855A (ja) | 電力伝送システム | |
JP6793002B2 (ja) | 車車間充電システム | |
JPWO2019163209A1 (ja) | 車両制御システム、車両制御方法、及びプログラム | |
JP2014192939A (ja) | 給電装置、受電装置及び給電システム | |
US11897349B2 (en) | Soft hitch vehicle platooning system | |
JP6391214B2 (ja) | 非接触給電システム | |
JP2022119727A (ja) | ミスアラインメントセンサを使用した車両デバイスへの無線車両電力伝達のためのシステム及び方法 | |
JP2023527817A (ja) | 無線車両電力転送およびずれ推定のためのシステムと方法 | |
JP2014014202A (ja) | 電力授受システム | |
JP2018092398A (ja) | 車両制御装置 | |
JP2012055038A (ja) | 電力伝送システム | |
KR20150075762A (ko) | 가시광 통신 기반 무인 대열 주행 제어 방법 및 시스템 | |
JP2013143875A (ja) | 電力授受方法および電力授受システム | |
JP2022141346A (ja) | 車両充電システムおよび車両 | |
JP2021191106A (ja) | 車両用ワイヤレス給電システム、車両へのワイヤレス給電方法 | |
CN219077018U (zh) | 无线充电发射端装置、接收端装置和无线充电系统 | |
US20220234453A1 (en) | Power supply control device, power supply control program, and power supply control system | |
US20230166616A1 (en) | Method of configuring lateral wireless charging chain for electric vehicle and apparatus and system therefor | |
US11217089B2 (en) | Vehicle control device, vehicle control method and program | |
US20220281339A1 (en) | Power supply device, power supply system, and power supply method for electric vehicle | |
JP2023129014A (ja) | 車両及び車両制御方法 | |
JP6860430B2 (ja) | 非接触電力伝送システム |