JP2017073764A - 画像処理装置、画像処理方法、及び、プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】圧板を閉じることなくコピー等を行う場合に、紙厚が薄い原稿でも、文字や線を目立たせるコピー結果を出力する。
【解決手段】原稿を押圧する圧板を有する画像処理装置であって、原稿画像を読み取る画像読取手段と、画像読取手段により圧板が開いた状態で読み取られた原稿画像を所定の閾値で二値化する二値化手段と、二値化手段により二値化された原稿画像から原稿外画像を検出する第1検出手段と、第1検出手段により検出された原稿外画像を原稿画像から除去する除去手段と、除去手段により原稿外画像が除去された原稿画像に対して二値化手段により二値化を行った該原稿画像から画像が不鮮明な領域を検出する第2検出手段と、第2検出手段により画像が不鮮明な領域が非検出の場合、二値化手段により二値化が行われた原稿画像を出力する画像出力手段とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法、及び、プログラムに関する。
従来から、複写機やスキャナ等においてコピーを実施する際、例えば雑誌や書籍等をコピーする場合や、圧板の開け閉めの手間を省く場合等、圧板を閉じずに使用するケースがある。この場合、雑誌や書籍等の原稿が置かれていない範囲は黒ベタ塗りでコピーされてしまう。これを解決するために、原稿より外の範囲の黒ベタを除去する技術が既に知られている。
上記に関し、例えば特許文献1には、画像情報をデジタル処理して画像編集・複写を行うデジタル複写機などの画像編集装置において、読み取った原稿画像からベタ部を検出し、画像形成すべき画像情報から消去する構成が開示されている。
しかし、例えば特許文献1のような従来の複写機においては、例えば伝票等のように紙厚が薄い原稿に対して、圧板を開けたままコピーを実施すると、原稿内も濃い黒と判断されてコピーされる場合がある。この場合、原稿外の黒ベタを除去したとしても、原稿内にユーザの期待と異なる黒が残ってしまい、例えば原稿内の文字が見えない等のコピー結果が出力されてしまう。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、圧板を閉じることなくコピー等を行う場合に、紙厚が薄い原稿でも、文字や線を目立たせるコピー結果を出力することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の画像処理装置は、原稿を押圧する圧板を有する画像処理装置であって、原稿画像を読み取る画像読取手段と、画像読取手段により圧板が開いた状態で読み取られた原稿画像を所定の閾値で二値化する二値化手段と、二値化手段により二値化された原稿画像から原稿外画像を検出する第1検出手段と、第1検出手段により検出された原稿外画像を原稿画像から除去する除去手段と、除去手段により原稿外画像が除去された原稿画像に対して二値化手段により二値化を行った該原稿画像から画像が不鮮明な領域を検出する第2検出手段と、第2検出手段により画像が不鮮明な領域が非検出の場合、二値化手段により二値化が行われた原稿画像を出力する画像出力手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、圧板を閉じることなくコピー等を行う場合に、紙厚が薄い原稿でも、文字や線を目立たせるコピー結果を出力することが可能となる。
本発明の実施形態における画像処理装置の概略図である。 圧板の開閉時におけるコピーの実施結果について説明する模式図である。 本発明の実施形態における画像処理装置のハードウェア構成図である。 本発明の実施形態における画像処理装置の機能ブロック図である。 本発明の実施形態におけるGUI画面例について説明する模式図である。 本発明の実施形態におけるユーザ操作画面例について説明する模式図である。 本発明の実施形態における原稿外画像検出の手法について説明する模式図である。 本発明の実施形態における印刷する画像データの画像処理手順について説明する模式図である。 本発明の実施形態における画像処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態における画像処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態における画像処理手順を示すフローチャートである。
本発明の実施形態における画像処理装置に関し以下図面を用いて説明するが、本発明の趣旨を越えない限り、何ら本実施形態に限定されるものではない。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化乃至省略する。また、以下に記載する実施形態は本発明の最良の形態であって、本発明にかかる特許請求の範囲を限定するものではない。
なお、本実施形態においては、画像処理装置として圧板を有する複写機を例として説明するが、原稿台に載置された原稿を押圧する圧板を有する装置であれば、複写機に限定されない。例えば、MFPでもスキャナ等の圧板を有する装置であればよい。
[本実施形態における画像処理装置の概略について]
本実施形態における画像処理装置の概略について図1を参照して説明する。本実施形態における画像処理装置1は、原稿を読み取る原稿台に開閉可能な圧板10を備える。なお、本実施形態の画像処理装置1では、圧板10は装置後部を支点として上下に開閉するものであるが、これに限定されず、左右何れかを支点として開閉するものであってもよい。
圧板10は、原稿を押圧するカバー部11と原稿を読み取る原稿読取部12を有する。なお、画像処理装置1は、読み取られた原稿画像を印刷する印刷エンジンや印刷する用紙を搬送する用紙搬送機構や原稿画像が印刷された用紙を排出する用紙排出部等、複写機を構成する一般的な機構を備えるが、詳細な説明は割愛する。
[圧板の開閉時におけるコピーの実施結果について]
本実施形態の画像処理装置1について説明する前に、例えば伝票等の紙厚の薄い原稿を、圧板10を閉じて原稿を読み取った場合と、圧板10を開けて原稿を読み取った場合の原稿読取結果について図2を参照して説明する。なお、ここでは、原稿サイズをA5サイズとして、A5サイズの略半分のサイズの伝票を読み取る場合を例として説明する。
圧板10を閉じて伝票を読み取った場合、伝票画像の外側は何も印刷されずに、通常は例えば白等の用紙の色そのものが反映される。他方、圧板10を開いたまま伝票を読み取った場合、伝票画像の外側には例えば黒等のベタ画像(以下、本実施形態においては「原稿外画像」という。)が印刷されてしまう。
すなわち、圧板10を閉じて伝票を読み取った場合、伝票画像の外側部分は何も画像がないものとみなされ、圧板10を開いたまま伝票を読み取った場合、原稿外画像の部分ように、例えば黒領域とみなされてしまう。
[本実施形態における画像処理装置のハードウェア構成について]
本実施形態における画像処理装置1のハードウェア構成について図3を参照して説明する。画像処理装置1は、ハードウェア構成として、イメージセンサ51と、A/D変換部52と、画像形成部53と、開閉センサ54と、CPU55と、ROM56と、RAM57と、画像メモリ58と、表示部59とを備える。
イメージセンサ51は、原稿台に置かれた原稿から原稿画像を読み取る機構であり、例えばCCDやCMOS等である。A/D変換部52は、読み取ったアナログデータとしての画像データをデジタルデータに変換する機構である。
画像形成部53は、例えば原稿画像を印刷する印刷エンジン等である。開閉センサ54は、圧板10の開閉状態を検知するための機構であり、本実施形態においては検知手段として機能する。表示部59は、例えば、液晶表示素子が用いられる。
CPU55は、本実施形態における画像処理装置1の全体制御を行う。CPU55は、以下に説明する処理ブロックを定義したプログラムをその格納先であるROM56からワークメモリであるRAM57に読み出して実行する。画像メモリ58は、読み取られた原稿画像や画像処理後の画像等を記憶する記憶部である。
[本実施形態における画像処理装置の機能ブロックについて]
本実施形態における画像処理装置1の機能ブロックについて、図4を参照して説明する。画像処理装置1は、機能ブロックとして、画像読取部101と、二値化部102と、第1検出部103と、除去部104と、第2検出部105と、画像出力部106を備える。なお、第1検出部103と第2検出部105における「第1」「第2」の用語は、形式的な記載であり、第1検出部103と第2検出部105とで、相互の優劣や序列等の格別の意義を有するものではない。
画像読取部101は、原稿画像を読み取る画像読取手段であり、図3に示したイメージセンサ51、A/D変換部52、CPU55等によりその機能が実現される。
二値化部102は、画像読取部101により圧板10が開いた状態で読み取られた原稿画像を所定の閾値Xで二値化する二値化手段である。「所定の閾値X」とは、例えば「黒→白」を「0→255」と定義した場合に、0(黒)に近い値をいう。これにより、原稿外画像を全て黒領域とすることができる。
ここで、(黒)に近い値とは、例えば、10や20という値が考えられる。
第1検出部103は、二値化部102により二値化された原稿画像から原稿外画像である例えば黒領域を検出する手段である。
除去部104は、第1検出部103により検出された原稿外画像を原稿画像から除去する除去手段である。除去部104による原稿外画像の除去は、本実施形態においては原稿外画像としての黒領域を白画像で塗りつぶす処理により行う。なお、除去の手法としては、これに限定されず、原稿外画像を除去可能な公知の手法であってもよい。
第2検出部105は、除去部104により原稿外画像が除去された原稿画像に対して二値化部102により二値化を行った該原稿画像から画像が不鮮明な領域を検出する第2検出手段である。「画像が不鮮明な領域」とは、例えば原稿画像中における黒い部分や、その逆に文字や線が薄くて見えない等、元原稿の内容を認識できない領域をいう。
画像出力部106は、第2検出部105により画像が不鮮明な領域が非検出の場合、二値化部102により二値化が行われた原稿画像を出力する画像出力手段であり、図3における画像形成部53とCPU55によりその機能が実現される。なお、「出力」には画像形成部53により用紙に画像を形成すなわち印刷することや、表示部等に画像を表示すること等も含まれる。
また、第2検出部105により画像が不鮮明な領域として黒領域が所定の割合検出された場合、二値化部102により所定の閾値Xから値を下げた閾値Xで二値化を行う。値を下げた閾値Xで二値化を行うか否かは、画像を読み取れない領域としての例えば原稿画像内の黒領域の割合に基づいて判定することが好ましい。例えば、原稿画像に対する黒領域の割合が30%以上であるとき等に、その割合が30%未満になるまで、値を下げた閾値Xによる二値化を行えばよい。なお、二値化キャンセル及び閾値Xの変更については所定の回数制限を設けることが好ましい。
また、画像処理装置1は、検知手段としての開閉センサ54により圧板10が開状態であることを検知した場合に、原稿外画像を原稿画像から除去する処理を行うこととしてもよい。つまり、開閉センサ54により圧板10が閉状態であることを検知した場合、原稿外画像を原稿画像から除去する処理を行わない。これにより、不要な画像処理が行われることを防止して、例えばコピー処理が完了するまでの時間等の処理時間の短縮を図ることが可能になる。
なお、この場合の除去処理は、除去部104による処理だけでなく、図4に示した二値化部102、第1検出部103による処理も含まれる。
[本実施形態におけるGUI画面例について]
本実施形態におけるGUI画面例について図5を参照して説明する。本実施形態における画像処理装置1は、第2検出部105により画像が不鮮明な領域が検出された場合、二値化部102による所定の閾値Xから値を下げた閾値Xによる二値化を行うか否かをユーザに確認する確認画面を表示する表示手段を備えていてもよい。表示手段としては、例えば画像処理装置における操作パネルにおける液晶ディスプレイ等が挙げられる。図5はそのディスプレイに表示されるGUI画面例を示すものである。
図5では、「印刷濃度を変更して再出力することができます。印刷を終了しますか。」という確認メッセージ201が表示され、その下側に、印刷終了を実行するための「終了」ボタン202、印刷濃度を濃くするための「濃くする」ボタン203、印刷濃度を薄くするための「薄くする」ボタン204が配置されている。このようなGUI画面を表示することにより、自動で行った二値化の結果が期待通りでない場合に、1からコピー処理を実施するといった時間を短縮することが可能となる。
表示部59(図3参照)には、確認メッセージ201を含むメッセージが表示される。
[本実施形態におけるユーザ操作画面例について]
本実施形態におけるユーザ操作画面例について図6を参照して説明する。操作画面例は、例えば上述した液晶ディスプレイ等に表示される。まず、二値化やり直しの最大回数を設定することができる操作画面例について図6(a)を参照して説明する。
すなわち、図4に示した二値化部102は、所定の閾値Xから値を下げた閾値による二値化を行う回数を設定する機能を有する。図6(a)では上下矢印を、タッチ操作等を行うことにより設定数値を変更することとしているが、ディスプレイ外に配置された操作ボタンを介して操作できることとしてもよい。本図では最大回数を10回まで設定できることになっているが、これに限定されない。本機能により、原稿の特徴によって、最適な値を入力することでより良い印刷結果を出力することが可能となる。
次に、二値化やり直し時における閾値の下げ幅を設定する操作画面例について図6(b)を参照して説明する。すなわち、二値化部102は、所定の閾値の変更範囲を設定する機能を有する。本図では例えば1〜255までの範囲で閾値を設定することができる。本機能によっても、原稿の特徴によって、最適な値を入力することでより良い印刷結果を出力することが可能となる。
次に、二値化結果の原稿内黒領域の割合の上限を設定する操作画面例について図6(c)を参照して説明する。すなわち、図4に示した第2検出部105は、画像を読み取れない領域の検出条件を、原稿画像に対する該画像を読み取れない画像の割合とした場合に、該割合、ここでは黒割合を変更する機能を有する。本図では0〜100%の範囲で上限を設定することができる。本機能によっても、原稿の特徴によって、最適な値を入力することでより良い印刷結果を出力することが可能となる。
入力された値は、装置内の不揮発性のメモリ(例えば、フラッシュメモリ)に表1に示すようなテーブルに格納しておく。
Figure 2017073764
[本実施形態における原稿外画像検出の手法について]
本実施形態における第1検出部103による原稿外画像検出の手法について図7を参照して説明する。図7に示すスキャン画像データは、圧板10を開けたまま、原稿をコピーした結果の画像データである([1]参照)。上述のように、この画像データに対して二値化処理を行うと、原稿外画像は黒領域となる([2]参照)。
ここで、例えば、スキャン画像データの横幅を10000、縦幅を5000と想定する。第1検出部103は、まずX方向について探索を行う。探索条件として、探索の始点を“原稿外画像検出用二値化データ”の最下、最も右の位置とする。そして、第1検出部103は、左に向かって、黒のデータが10000連続していることを確認する。
その後、第1検出部103は、探索の始点を上にずらす。このとき、上にずらす量は大きくしても良い。そして、第1検出部103は、同様の探索を繰り返し、黒のデータの連続が10000より少なく止まったら、そのy軸方向位置が境界であることが判定されるため、そのy軸方向位置を記憶する(ここまで[3]参照)。なお、ずらす量を大きくしている場合は、前回位置との間に境界があるため、前回位置との差を詰めて探索し、境界を発見することが好ましい。
次に、第1検出部103は、Y方向探索を行う。探索条件として、探索の始点を“原稿外画像検出用二値化データ”の最下、最も右の位置とする。そして、第1検出部103は、上に向かって、黒のデータが5000連続していることを確認する。
その後、第1検出部103は、探索の始点を左にずらす。このとき、左にずらす量は大きくしても良い。第1検出部103は、同様の探索を繰り返し、黒のデータの連続が5000より少なく止まったら、そのx軸方向位置が境界であることが判定されるため、そのx軸方向位置を記憶する(ここまで[4]参照)。なお、ずらす量を大きくしている場合は、前回位置との間に境界があるため、前回位置との差を詰めて探索し、境界を発見することが好ましい。
第1検出部103は、探索の結果、記憶しているY軸方向位置と、X軸方向位置が、原稿画像と原稿外画像との境界であることが判定されるため、境界の内側が原稿画像、境界の外側が原稿外画像とみなすことができる(ここまで[5]参照)。
[本実施形態における印刷する画像データの画像処理手順について]
本実施形態における印刷する画像データの画像処理手順について図8を参照して説明する。除去部104は、スキャンした画像データ([1]参照)に対して、第1検出部103が検出した原稿外画像である黒領域を白塗りする([2]参照)。この白塗り後の画像データに対して、二値化部102により二値化を行うことで、文字、線を目立たせることができる。
他方、二値化部102により二値化された原稿画像に画像が不鮮明な領域としての黒領域が存在する場合([3]参照)、すなわち第2検出部105が同領域を所定の割合検出し、期待通りでないと判定した場合([4]参照)、当初の二値化をキャンセルし、二値化部102により当初の閾値より値を下げた閾値で二値化を行う。
なお、本実施形態においては、二値化をやり直すと判定する基準となる上記領域の割合を例えば30%以上としているが、図6(c)に示したように、この割合を変更することが可能である。
そして、閾値の値を下げて行う二値化により、第2検出部105が原稿画像内の黒領域が30%未満であると判定した場合、期待通りの画像データであると判断し、この画像データを印刷する([5]参照)。なお、処理負荷軽減、処理速度向上の観点から、二値化のキャンセルは最大2回までが好ましい。
[本実施形態における画像処理手順について]
本実施形態における画像処理手順について図9〜12を参照して説明する。ここでは、本実施形態における上述した処理によるモードを専用コピーモードとしてまず図9を参照して説明する。画像処理装置1は、専用コピーモードか否かを判定する(ステップS1)。判定する例としては、表示部59上でユーザがコピーの設定を行う際に、例えば、圧板オープンコピーモードのような専用コピーモードの指定を、ユーザから選択を受け付けると、専用コピーモードとして判定する。また、ユーザからのコピー実行を受けたときに圧板10が開状態か閉状態かを判断し、開状態であれば専用コピーモードとして判定し、閉状態であれば専用コピーモードでないと判定する。専用コピーモードであると判定した場合(ステップS1、YES)、二値化部102は、スキャンした画像データに対して、例えば10等の黒に近い閾値Yで二値化を行う(ステップS2)。
次に、第1検出部103は、原稿外画像しての黒領域を検出する(ステップS3)。その後、除去部104は、第1検出部103により検出された黒領域を白く塗りつぶすことで黒領域を除去する(ステップS4)。
処理後の画像データについて、二値化部102により所定の閾値Yで二値化を行う(ステップS5)。二値化部102は、原稿内黒領域の割合が閾値Y(例えば、30%)以上であり(ステップS6、YES)、二値化のやり直し回数が所定回数(例えば、2回)以下であるとき(ステップS7、YES)、それまでの二値化をキャンセルし、当初の閾値Yから値を下げた閾値により再度二値化を行う(ステップS8)。その後は、二値化のやり直し回数を1つカウントし(ステップS9)、ステップS6からの処理を繰り返す。
他方、二値化部102により、原稿内黒領域の割合が30%未満であるか(ステップS6、NO)、30%以上であっても(ステップS6、YES)、二値化のやり直し回数が2回を超えるとき(ステップS7、NO)、画像出力部106は画像処理後の画像データを印刷する(ステップS10)。
なお、画像処理装置1は、専用コピーモードでないと判定した場合(ステップS1、NO)、通常のコピーを実施し(ステップS11)、スキャンした画像データを印刷する(ステップS12)。
次に、専用コピーモードでの処理前にモード設定変更を行う手順について図10を参照して説明する。画像処理装置1は、モード設定変更を行う場合(ステップS21、YES)、ディスプレイに図6(a)に示したGUI画面を表示し、ユーザに対して二値化やり直しカウントの設定を促す(ステップS22)。なお、モード設定変更についても、画像処理装置1は、モード設定変更の有無を、操作パネルに対するユーザによる設定変更操作を受けたか否かにより判定すればよい。
次に、画像処理装置1は、図6(b)に示したGUI画面を表示し、ユーザに対して二値化の閾値下げ幅の設定を促す(ステップS23)。その後、画像処理装置1は、図6(c)に示したGUI画面を表示し、ユーザに対して二値化後の原稿内黒領域の割合の判定条件の設定を促す(ステップS24)。
次に、本実施形態の処理後の手順について図11を参照して説明する。画像処理装置1は、所定のGUI画面を表示し、処理後の画像データの印刷結果が期待通りであるかについてユーザに確認を促す(ステップS41)。このとき表示されるGUI画面は、図5に示した画面や、この画面の前に、印刷結果が期待通りであるかを確認するための画面等を用意すればよい。画像処理装置1は、期待通りであるとのユーザからの回答を受けて、図5の画面を表示させることとしてもよい。
画像処理装置1は、ユーザからの回答が期待通りであるか、図5に示したGUI画面においてユーザが「終了」ボタン202を選択した場合に(ステップS41、期待通り)処理を終了する。
他方、画像処理装置1は、ユーザからの回答が期待通りでない、例えば「文字や線が消えている」等とユーザが判断し、図5のGUI画面において「濃くする」アイコンが選択された場合(ステップS41、文字や線が消えている)、二値化部102により、それまでの二値化をキャンセルし、閾値Yを上げてから再度二値化を行う(ステップS42)。その後は、再びステップS41の処理へ戻る。
また、画像処理装置1は、ユーザからの回答が期待通りでない、例えば「期待しない領域が残っている」等とユーザが判断し、図5のGUI画面において「薄くする」アイコンが選択された場合(ステップS41、期待しない領域が残っている)、二値化部102により、それまでの二値化をキャンセルし、閾値Yを下げてから再度二値化を行う(ステップS43)。その後は、再びステップS41の処理へ戻る。
スキャンした範囲の内、原稿が置かれていない部分の画像データを二値化すると、原稿外画像は全て黒領域となる。本実施形態によれば、この結果から原稿外画像の黒領域を検出し、二値化する前の画像データに対して、この黒領域を白で塗りつぶすことで、圧板10を閉じてスキャンした結果と同等の結果を得ることができる。
また、こうして出来上がった画像に対して、文字や線を目立たせる画像処理を掛けることで、圧板10を閉じることなくコピー等を行う場合に、紙厚が薄い原稿でも、文字や線を目立たせるコピー結果を出力することが可能となる。
なお、上述する各実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更実施が可能である。例えば、上述した本実施形態の画像処理装置における各処理を、ハードウェア、又は、ソフトウェア、あるいは、両者の複合構成を用いて実行することも可能である。
なお、ソフトウェアを用いて処理を実行する場合には、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ内のメモリにインストールして実行させることが可能である。あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。
1 画像処理装置
10 圧板
11 カバー部
12 原稿読取部
51 イメージセンサ
52 A/D変換部
53 画像形成部
54 開閉センサ
55 CPU
56 ROM
57 RAM
58 画像メモリ
59 表示部
101 画像読取部
102 二値化部
103 第1検出部
104 除去部
105 第2検出部
106 画像出力部
特開平09−065105号公報

Claims (10)

  1. 原稿を押圧する圧板を有する画像処理装置であって、
    原稿画像を読み取る画像読取手段と、
    前記画像読取手段により前記圧板が開いた状態で読み取られた原稿画像を所定の閾値で二値化する二値化手段と、
    前記二値化手段により二値化された原稿画像から原稿外画像を検出する第1検出手段と、
    前記第1検出手段により検出された原稿外画像を原稿画像から除去する除去手段と、
    前記除去手段により原稿外画像が除去された原稿画像に対して前記二値化手段により二値化を行った該原稿画像から画像が不鮮明な領域を検出する第2検出手段と、
    前記第2検出手段により前記画像が不鮮明な領域が非検出の場合、前記二値化手段により二値化が行われた原稿画像を出力する画像出力手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第2検出手段により前記画像が不鮮明な領域として黒領域が所定割合検出された場合、前記二値化手段により前記所定の閾値から値を下げた閾値で二値化を行うことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記圧板の開閉状態を検知する検知手段を備え、
    前記除去手段は、前記検知手段により圧板が開状態であることを検知した場合、前記原稿外画像を原稿画像から除去する処理を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の画像処理装置。
  4. 前記除去手段は、前記検知手段により圧板が閉状態であることを検知した場合、前記原稿外画像を原稿画像から除去する処理を行わないことを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
  5. 前記第2検出手段により前記黒領域が検出された場合、前記二値化手段による所定の閾値から値を下げた閾値による二値化を行うか否かをユーザに確認する確認画面を表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項2から4の何れか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記二値化手段は、所定の閾値から値を下げた閾値による二値化を行う回数を設定する機能を有することを特徴とする請求項2から5の何れか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記二値化手段は、所定の閾値の変更範囲を設定する機能を有することを特徴とする請求項2から6の何れか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記第2検出手段は、前記黒領域の検出条件を、原稿画像に対する黒領域の割合とした場合に、該割合を変更する機能を有することを特徴とする請求項2から7の何れか1項に記載の画像処理装置。
  9. 原稿を押圧する圧板を有する画像処理装置による画像処理方法であって、
    原稿画像を読み取り記憶部に記憶するステップと、
    前記圧板が開いた状態で読み取られて前記記憶部に記憶された原稿画像を所定の閾値で二値化するステップと、
    二値化された原稿画像から原稿外画像を検出するステップと、
    検出された原稿外画像を原稿画像から除去するステップと、
    原稿外画像が除去された原稿画像に対して二値化を行った該原稿画像から画像が不鮮明な領域を検出するステップと、
    前記画像が不鮮明な領域が非検出の場合、二値化が行われた原稿画像を出力するステップと
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  10. 原稿を押圧する圧板を有する画像処理装置のプログラムであって、
    コンピュータに、
    原稿画像を読み取り記憶部に記憶する手順と、
    前記圧板が開いた状態で読み取られて前記記憶部に記憶された原稿画像を所定の閾値で二値化する手順と、
    二値化された原稿画像から原稿外画像を検出する手順と、
    検出された原稿外画像を原稿画像から除去する手順と、
    原稿外画像が除去された原稿画像に対して二値化を行った該原稿画像から画像が不鮮明な領域を検出する手順と、
    前記画像が不鮮明な領域が非検出の場合、二値化が行われた原稿画像を出力する手順と
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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