JP2017071119A - 画像処理装置及びその制御方法、並びにプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】印刷処理が開始されるまでの待機時間を削減することができる画像処理装置を提供する。
【解決手段】MFPは、認証プリントデータを取得した場合、ユーザの接近を検知する検知可能範囲を「Near」よりも広い「Far」に変更する。
【選択図】図5
【解決手段】MFPは、認証プリントデータを取得した場合、ユーザの接近を検知する検知可能範囲を「Near」よりも広い「Far」に変更する。
【選択図】図5
Description
本発明は、画像処理装置及びその制御方法、並びにプログラムに関し、特に、認証プリントを行う画像処理装置及びその制御方法、並びにプログラムに関する。
認証プリントを行うための印刷データ(以下、「認証プリントデータ」という。)を受信すると、直ぐに実行せず、当該認証プリントデータを一時的に格納する、いわゆる留め置き印刷を実行する画像処理装置としてのMFPが知られている。認証プリントでは、許可されたユーザ(以下、「許可ユーザ」という。)による印刷処理の実行の指示に応じて認証プリントデータに基づく印刷処理が実行される。
MFPは、例えば、認証プリントデータに基づく印刷処理の実行の指示が一定の期間行われないと、MFPに設けられる構成要素のうち最小限の構成要素のみへ通電を行う省電力モードに移行する。MFPは省電力モードに移行すると、例えば、認証プリントデータに基づく印刷処理の実行の指示が行われるまで、印刷処理を実行する印刷部への通電を行わない(例えば、特許文献1参照)。また、MFPでは、電力の消費量を低減するために、認証プリントデータに基づく印刷処理の実行の指示が行われても、通電先が制限される場合もある。この場合、MFPは、通常モードに移行することなく、当該MFPに設けられる最小限の構成要素及び印刷部のみへ通電が行われる(例えば、特許文献2参照)。
ところで、MFPでは、省電力モードに移行した後に、認証プリントデータに基づく印刷処理の実行の指示が行われると、印刷部への通電を行う復帰処理を開始し、復帰処理が完了した後に印刷部によって認証プリントデータに基づく印刷処理が開始される。そのため、一旦、MFPが省電力モードに移行してしまうと、印刷処理が開始されるまでに復帰処理を行うための待機時間が必要となる。当該待機時間を削減するために、例えば、人感センサによってMFPにユーザが近付いたことを検知すると、印刷処理の実行の指示がなされなくてもMFPが復帰処理を開始する技術が提案されている(例えば、特許文献3参照)。この技術では、MFPを利用しない他のユーザが当該MFPの側を通るだけでも復帰処理が開始される虞があることから、不要な復帰処理を避けるために、人感センサの検知可能範囲が狭く設定される。
しかしながら、MFPにおいて人感センサの検知可能範囲が狭く設定された場合、MFPに近づくユーザが許可ユーザであってもMFPの直近まで近付かないと、人感センサの検知に起因する復帰処理が開始されない。その結果、復帰処理の開始が遅れ、印刷処理が開始されるまでの待機時間を削減することができない。
本発明の目的は、印刷処理が開始されるまでの待機時間を削減することができる画像処理装置及びその制御方法、並びにプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、各種処理を実行する実行データを取得する取得手段と、前記取得された実行データに基づく処理を実行する処理実行手段とを備える画像処理装置であって、ユーザの接近を検知する検知手段と、前記検知手段による検知可能範囲である第1の検知範囲を設定する設定手段と、前記検知手段が前記ユーザの接近を検知すると前記処理実行手段への電力の供給を開始する電力供給開始手段とを備え、前記設定手段は、前記ユーザの実行の指示を必要とする実行データを取得した場合、前記設定された第1の検知範囲を、当該第1の検知範囲よりも広い第2の検知範囲に変更することを特徴とする。
本発明によれば、印刷処理が開始されるまでの待機時間を削減することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳述する。
本実施の形態では、認証プリントを実行可能な画像処理装置としてのMFPに本発明を適用した場合について説明するが、本発明の適用先はMFPに限られず、留め置き印刷を実行可能な画像処理装置であれば本発明を適用することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像処理装置としてのMFP101を含む通信システム100の構成を概略的に示すブロック図である。
図1において、通信システム100はMFP101及びクライアントPC102を備え、MFP101及びクライアントPC102はネットワーク103を介して互いに接続されている。
MFP101はスキャン処理や印刷処理等の各種処理を実行可能である。MFP101は、ネットワーク103を介してクライアントPC102から各種処理を実行する実行データを取得し、取得された実行データに基づく処理を行う。例えば、MFP101は、クライアントPC102から印刷処理を行う印刷データを取得し、取得された印刷データに基づく印刷処理を実行する。MFP101は、印刷データを取得すると、当該取得された印刷データに基づく印刷処理を直ぐに実行する通常印刷と、印刷データを取得しても、直ぐに実行せずに、当該印刷データを一時的に格納する留め置き印刷とを実行可能である。留め置き印刷では、MFP101は、許可ユーザによる印刷処理の実行の指示に応じて、格納された印刷データに基づく印刷処理を実行する。クライアントPC102はMFP101に各種処理を実行するための実行データを送信する。本実施の形態では、クライアントPC102は、通常印刷を行う通常印刷データや留め置き印刷を行う印刷データ、例えば、認証プリントデータ(認証印刷データ)をMFP101に送信する。
図2は、図1におけるMFP101の構成を概略的に示すブロック図である。
図2において、MFP101は、MFP制御部201、スキャナ部209、プリンタ部210(処理実行手段)、操作表示部211、人感センサ214、節電ボタン215、及び電源制御部216を備える。MFP制御部201は、スキャナ部209、プリンタ部210、操作表示部211、人感センサ214、節電ボタン215、及び電源制御部216と夫々接続されている。電源制御部216は、MFP制御部201の他に、スキャナ部209、プリンタ部210、及び操作表示部211と夫々接続されている。MFP制御部201は、制御部202、ユーザ認証部206、HDD207、及び外部I/F208を備え、制御部202は、ユーザ認証部206、HDD207、及び外部I/F208と夫々接続されている。制御部202は、CPU203、ROM204、及びRAM205を備え、操作表示部211はタッチパネル212及び操作キー213を備える。
MFP制御部201は、MFP101全体を統括的に制御する。制御部202は、ユーザ認証部206、HDD207、及び外部I/F208を夫々制御する。CPU203は、ROM204に格納された各種プログラムを実行して各種制御を行う。ROM204はCPU203で用いられる各種プログラムや各種データを格納する。RAM205はCPU203の一時作業領域として用いられ、また、RAM205は各種データの一時格納領域として用いられる。ユーザ認証部206は、ユーザが所持するIDカード等から当該ユーザのユーザ特定情報を取得し、取得されたユーザ特定情報に基づいてユーザ認証を行う。HDD207は各種データを格納する。本実施の形態では、HDD207は、クライアントPC102から取得された実行データや、許可ユーザを特定する許可ユーザ情報を格納する。外部I/F208はネットワーク103を介して接続されたクライアントPC102等とデータ通信を行う。本実施の形態では、外部I/F208は、認証プリントデータを含む各種印刷データをクライアントPC102から取得する。スキャナ部209は、図示しない原稿台に配置された原稿を読み取って画像データを生成し、生成された画像データを制御部202に送信する。プリンタ部210は、スキャナ部209によって生成された画像データや外部I/F208によって取得された印刷データに基づいて印刷処理を行う。
操作表示部211は、LCDのタッチパネル212に図示しない各種操作ボタンやMFP101で実行される各種処理に関連する情報を表示する。例えば、操作表示部211は、人感センサ214の感度等を設定する図3(a)の感度設定メニュー300を表示する。感度設定メニュー300は、Nearボタン301、Normalボタン302、及びFarボタン303を含む。Nearボタン301、Normalボタン302、及びFarボタン303は、人感センサ214の感度、つまり、ユーザの接近を検知する検知可能範囲を設定するための操作ボタンである。Nearボタン301は検知可能範囲を狭く設定し、Farボタン303は検知可能範囲を広く設定する。Normalボタン302は検知可能範囲をNearボタン301及びFarボタン303の中間の検知範囲に設定する。本実施の形態では、Nearボタン301及びNormalボタン302が設定された場合、認証プリントデータの取得に応じて検知可能範囲を変更する自動変更機能に関する設定を行う設定メニュー304が操作表示部211に表示される。設定メニュー304は設定欄305,306を含む。設定欄305は上記自動変更機能の有効及び無効のいずれかを設定し、設定欄306は、上記自動変更機能によって変更された検知可能範囲の維持期間を設定する。ユーザが設定欄306を選択すると、図3(b)に示す維持期間設定メニュー307が操作表示部211に表示され、ユーザは維持期間設定メニュー307によって上記維持期間を設定可能である。
人感センサ214は、操作表示部211で設定された検知可能範囲に基づいてユーザを検知し、ユーザを検知すると、検知した結果を制御部202に送信する。節電ボタン215は、MFP101に設けられる必要最小限の構成要素にのみ通電を行う節電モードへの移行や、当該節電モードから各種処理の実行に備えたアイドルモードへの移行を指示する操作ボタンである。本実施の形態では、少なくとも制御部202、人感センサ214、及び節電ボタン215は、後述する図4に示すいずれの電力モードであっても、常時通電されている。電源制御部216は、MFP101に設けられる構成要素のうち、ユーザ認証部206、スキャナ部209、プリンタ部210、及び操作表示部211への通電を制御する。以下、ユーザ認証部206、スキャナ部209、プリンタ部210、及び操作表示部211を含めて電源制御部216の被通電部と定義する。MFP101は、電源制御部216の制御により、少なくとも図4に示す、アイドルモード、第1の節電モード、及び第2の節電モードのうちいずれか1つの電力モードに移行可能である。
第2の節電モードでは、電源制御部216は当該電源制御部216の被通電部への通電を中止する。MFP101は、例えば、認証プリントデータを受信してから、後述する図7(a)の環境設定メニュー700で予め設定された通電期間が経過しても認証プリントデータに基づく印刷処理の実行の指示を受け付けない場合、第2の節電モードに移行する。MFP101は、第2の節電モードに移行すると、電源制御部216の被通電部を用いた処理を実行することができず、当該処理を実行するためには、電源制御部216の被通電部のうち当該処理に用いられる被通電部への通電を行う復帰処理を行う必要がある。第1の節電モードでは、電源制御部216は当該電源制御部216の被通電部のうちプリンタ部210のみに通電を行う。MFP101は、例えば、第2の節電モード中に通常印刷データを受信した場合、第1の節電モードに移行する。MFP101は、第1の節電モードに移行すると、プリンタ部210を用いた処理のみを実行可能である。アイドルモードでは、電源制御部216は当該電源制御部216の被通電部に通電を行う。MFP101は、例えば、第2の節電モード中に人感センサ214によってユーザが検知された場合に復帰処理を行ってアイドルモードに移行する。MFP101は、アイドルモードに移行すると、ユーザ認証部206、スキャナ部209、プリンタ部210、及び操作表示部211を用いた各種処理を即座に実行可能である。
図5は、図1におけるMFP101で実行される検知可能範囲の変更処理の手順を示すフローチャートである。
図5の処理は、CPU203がROM204に格納された各種プログラムを実行することによって行われる。図5の処理は、検知可能範囲が狭い「Near」が設定され、MFP101の電力モードが第2の節電モードに移行した場合を前提とする。
通常、MFP101を利用しない他のユーザが当該MFP101の側を通るだけでも復帰処理が開始される虞があることから、不要な復帰処理を避けるために、検知可能範囲が狭い「Near」が設定される。MFP101において検知可能範囲が狭い「Near」が設定された場合、MFP101に近づくユーザが許可ユーザであってもMFP101の直近まで近付かないと、人感センサ214の検知に起因する復帰処理が開始されない。その結果、復帰処理の開始が遅れ、印刷処理が開始されるまでの待機時間を削減することができない。
これに対応して、本実施の形態では、ユーザの実行の指示を必要とする実行データを取得した場合、検知可能範囲が「Near」よりも広い「Far」に変更される。
図5において、まず、CPU203は、外部I/F208でクライアントPC102から実行データを取得すると(ステップS501でYES)、取得された実行データをHDD207に格納する。その後、CPU203は取得された実行データが印刷データであるか否かを判別する(ステップS502)。
ステップ502の判別の結果、取得された実行データが印刷データでないとき、CPU203は本処理を終了する。一方、ステップ502の判別の結果、取得された実行データが印刷データであるとき、CPU203は、取得された実行データがユーザの実行の指示を必要とする実行データであるか否かを判別する(ステップS503)。ステップS503では、CPU203は、取得された実行データが留め置き印刷を行う印刷データ、例えば、認証プリントデータである場合、取得された実行データがユーザの実行の指示を必要とする実行データであると判別する。一方、CPU203は、取得された実行データが留め置き印刷を行う印刷データではなく、通常印刷データである場合、取得された実行データがユーザの実行の指示を必要とする実行データでないと判別する。
ステップS503の判別の結果、取得された実行データがユーザの実行の指示を必要とする実行データでないとき、CPU203は、プリンタ部210への通電を指示する通電指示通知を電源制御部216に送信する(ステップS504)。通電指示通知を受信した電源制御部216は、プリンタ部210への電力の供給を開始して復帰処理を行う。これにより、MFP101は、第2の節電モードから第1の節電モードに移行し、プリンタ部210による印刷処理の実行が可能となる。次いで、CPU203は、取得された通常印刷データに基づく印刷処理を実行し(ステップS505)、取得された通常印刷データに基づく全ての印刷処理が完了したか否かを判別する(ステップS506)。
ステップS506の判別の結果、取得された通常印刷データに基づく印刷処理が完了しないとき、CPU203はステップS505の処理に戻る。一方、ステップS506の判別の結果、取得された通常印刷データに基づく印刷処理が完了したとき、CPU203は本処理を終了する。
ステップS503の判別の結果、取得された実行データがユーザの実行の指示を必要とする実行データであるとき、CPU203は、設定メニュー304において、自動変更機能が有効に設定されているか否かを判別する(ステップS507)。
ステップS507の判別の結果、自動変更機能が有効に設定されているとき、CPU203は、設定された検知可能範囲を「Near」から「Far」に変更する(ステップS508)。次いで、CPU203は、維持期間設定メニュー307において、自動変更機能によって変更された検知可能範囲の維持期間が設定されているか否かを判別する(ステップS509)。
ステップS509の判別の結果、上記維持期間が設定されているとき、CPU203は検知可能範囲が「Far」に変更されてからの経過時間の計測を開始する。その後、CPU203は、検知可能範囲が「Far」に変更されてから上記維持期間が経過すると(ステップS510でYES)、検知可能範囲を「Far」から元の「Near」に変更し(ステップS511)、本処理を終了する。また、CPU203は、ステップS510以降の処理に並行して後述する図6のユーザ検知処理を実行し(ステップS512)、人感センサ214によってユーザを検知すると、MFP101の電力モードを第2の節電モードからアイドルモードに移行させる。次いで、CPU203はステップS512の処理を実行した後に本処理を終了する。
図6は、図5におけるステップS512のユーザ検知処理の手順を示すフローチャートである。
図6において、まず、CPU203は、人感センサ214によってユーザを検知すると(ステップS601でYES)、電源制御部216の被通電部へ通電を行うための通電指示通知を電源制御部216に送信する(ステップS602)。当該通電指示通知を受信した電源制御部216は、ユーザ認証部206、スキャナ部209、プリンタ部210、及び操作表示部211への電力の供給を開始して(電力供給開始手段)復帰処理を行う。これにより、MFP101の電力モードは第2の節電モードからアイドルモードに移行する。次いで、CPU203は、ユーザがMFP101へログインするためのログイン画面を操作表示部211に表示し(ステップS603)、ログイン画面を表示してからの経過時間の計測を開始する(ステップS604)。次いで、CPU203は、ログイン画面を表示してから予め設定された通電期間が経過したか否かを判別する(ステップS605)。通電期間は電源制御部216の被通電部へ通電を行う期間である。ログイン画面を表示してから通電期間が経過すると、MFP101では電源制御部216の被通電部への通電が中止され、MFP101の電力モードはアイドルモードから第2の節電モードに移行する。通電期間はユーザが図7(a)の環境設定メニュー700によって予め設定可能である。環境設定メニュー700は設定欄701を含み、ユーザが設定欄701を選択すると、図7(b)の通電期間設定メニュー702が操作表示部211に表示され、ユーザは通電期間設定メニュー702によって通電期間の具体値を設定可能である。
ステップS605の判別の結果、ログイン画面を表示してから通電期間が経過していないとき、CPU203は、ユーザ認証部206にIDカードがかざされたか否かを判別する(ステップS606)。
ステップS606の判別の結果、ユーザ認証部206にIDカードがかざされないとき、CPU203はステップS604の処理に戻る。一方、ステップS606の判別の結果、ユーザ認証部206にIDカードがかざされたとき、CPU203は、IDカードからユーザ特定情報を取得し、取得されたユーザ特定情報に基づいてユーザ認証部206によるユーザ認証を行う。その後、CPU203はユーザ認証部206によるユーザ認証が成功したか否かを判別する(ステップS607)。ステップS607では、IDカードに含まれるユーザ特定情報とHDD207に予め格納された許可ユーザを示す許可ユーザ情報とが対応、例えば、一致した場合、CPU203はユーザ認証が成功したと判別する。一方、IDカードに含まれるユーザ特定情報とHDD207に予め格納された許可ユーザ情報とが一致しない場合、CPU203はユーザ認証が失敗したと判別する。
ステップS607の判別の結果、ユーザ認証が失敗したとき、CPU203は当該ユーザ認証が失敗した旨を操作表示部211に表示してステップS603の処理に戻る。一方、ステップS607の判別の結果、ユーザ認証が成功したとき、CPU203はHDD207に格納された認証プリントデータを取得する(ステップS608)。次いで、CPU203は取得された認証プリントデータに基づく印刷処理の実行を指示する図8の認証プリント実行メニュー800を操作表示部211に表示する(ステップS609)。認証プリント実行メニュー800には取得された認証プリントデータを示すデータ名801,802、及び認証プリントデータに基づく印刷処理の実行を指示する印刷開始ボタン803が表示される。ユーザが認証プリント実行メニュー800に表示された複数のデータ名801,802のうち或るデータ名、例えば、データ名801を選択して印刷開始ボタン803を選択すると、選択されたデータ名801の認証プリントデータに基づく印刷処理が開始される。CPU203は、認証プリント実行メニュー800において印刷開始ボタン803が選択されると(ステップS610でYES)、検知可能範囲を「Far」から元の「Near」に変更する(ステップS611)。次いで、CPU203は、取得された認証プリントデータに基づく印刷処理を実行し(ステップS612)、当該認証プリントデータに基づく印刷処理が完了したか否かを判別する(ステップS613)。
ステップS613の判別の結果、認証プリントデータに基づく印刷処理が完了しないとき、CPU203はステップS612の処理に戻る。一方、ステップS613の判別の結果、認証プリントデータに基づく印刷処理が完了したとき、CPU203は、後述する図9の節電モード移行処理を行う(ステップS614)。ステップS614において、CPU203は、電源制御部216の被通電部への通電を中止する通電中止通知を電源制御部216に送信する。その後、CPU203は、ステップS614の処理を実行した後に本処理を終了する。
ステップS605の判別の結果、ログイン画面を表示してから通電期間が経過したとき、CPU203は、ステップS614以降の処理を行う。
図9は、図6におけるステップS614の節電モード移行処理の手順を示すフローチャートである。
図9において、まず、CPU203は、電源制御部216の被通電部のうち、通電を中止する際に実行される終了処理、例えば、高温となった部品を冷やす処理等の実行を必要とする被通電部に通電を中止する旨を通知する。具体的に、CPU203は、スキャナ部209に通電を中止する旨を通知し(ステップS901)、プリンタ部210に通電を中止する旨を通知する(ステップS902)。その後、スキャナ部209及びプリンタ部210は終了処理を実行し、当該終了処理が完了すると、スキャナ部209及びプリンタ部210は終了処理を完了した旨を示す完了通知をCPU203に夫々送信する。次いで、CPU203は、スキャナ部209及びプリンタ部210の各々から完了通知を受信すると(ステップS903でYES)、電源制御部216の被通電部への通電を中止する通電中止通知を電源制御部216に送信する(ステップS904)。通電中止通知を受信した電源制御部216は、ユーザ認証部206、スキャナ部209、プリンタ部210、及び操作表示部211への通電を中止する。これにより、MFP101の電力モードはアイドルモードから第2の節電モードに移行する。その後、CPU203はステップS904の処理を実行した後に本処理を終了する。
上述した図5、図6、及び図9の処理によれば、例えば、認証プリントデータを取得した場合、ユーザの接近を検知する検知可能範囲が「Near」よりも広い「Far」に変更される。これにより、認証プリントデータを取得した場合、ユーザが図10(a)に示すように「Near」の検知範囲まで近付かなくても、プリンタ部210への電力の供給が開始される。すなわち、「Near」が設定されている場合よりも図10(b)に示すように早期にプリンタ部210への電力の供給を開始することができ、もって、印刷処理が開始されるまでの待機時間を削減することができる。
また、上述した図5、図6、及び図9の処理では、「Near」を「Far」に変更した後に、印刷開始ボタン803が選択されると、「Far」が元の「Near」に変更される。また、検知可能範囲が「Far」に変更されてから、維持期間設定メニュー307において設定された維持期間が経過すると、「Far」が元の「Near」に変更される。その結果、「Far」の設定が必要以上に維持されることにより、MFP101を利用しない他のユーザの接近が検知されてプリンタ部210へ不要な電力の供給が開始される可能性を低減することができる。
以上、本発明について実施の形態を用いて説明したが、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではない。
例えば、検知可能範囲が「Far」に変更されてから、予め設定された維持期間が経過するまでに、他の認証プリントデータを取得した場合、他の認証プリントデータを取得してから上記維持期間が経過するまで検知可能範囲を「Far」から元の「Near」に変更しなくてもよい。これにより、他の認証プリントデータに基づく印刷処理が実行される前に「Far」が元の「Near」に変更され、ユーザが「Near」の検知範囲まで近付かないとプリンタ部210への電力の供給が開始されなくなる可能性を低減することができる。
本発明は、上述の実施の形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読み出して実行する処理でも実現可能である。また、本発明は、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
101 MFP
203 CPU
208 外部I/F
214 人感センサ
216 電源制御部
203 CPU
208 外部I/F
214 人感センサ
216 電源制御部
Claims (7)
- 各種処理を実行する実行データを取得する取得手段と、前記取得された実行データに基づく処理を実行する処理実行手段とを備える画像処理装置であって、
ユーザの接近を検知する検知手段と、
前記検知手段による検知可能範囲である第1の検知範囲を設定する設定手段と、
前記検知手段が前記ユーザの接近を検知すると前記処理実行手段への電力の供給を開始する電力供給開始手段とを備え、
前記設定手段は、前記ユーザの実行の指示を必要とする実行データを取得した場合、前記設定された第1の検知範囲を、当該第1の検知範囲よりも広い第2の検知範囲に変更することを特徴とする画像処理装置。 - 前記設定手段は、前記第1の検知範囲を前記第2の検知範囲に変更した後に、前記ユーザによる実行の指示が行われると、前記第2の検知範囲を前記第1の検知範囲に変更することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
- 前記第2の検知範囲の設定を維持する維持期間が設定され、
前記設定手段は、前記第1の検知範囲を前記第2の検知範囲に変更した後に、前記維持期間が経過すると、前記第2の検知範囲を前記第1の検知範囲に変更することを特徴とする請求項1又は2記載の画像処理装置。 - 前記維持期間が経過するまでに、前記ユーザによる実行の指示を必要とする他の実行データを取得した場合、前記設定手段は、前記他の実行データを取得してから前記維持期間が経過するまで前記第2の検知範囲を前記第1の検知範囲に変更しないことを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
- 前記ユーザによる実行の指示を必要とする実行データは、前記ユーザのユーザ認証を必要とする認証印刷データを含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 各種処理を実行する実行データを取得する取得手段と、前記取得された実行データに基づく処理を実行する処理実行手段とを備える画像処理装置の制御方法であって、
ユーザの接近を検知する検知ステップと、
前記検知ステップの検知可能範囲である第1の検知範囲を設定する設定ステップと、
前記検知ステップにおいて前記ユーザの接近を検知すると前記処理実行手段への電力の供給を開始する電力供給開始ステップとを備え、
前記設定ステップは、前記ユーザの実行の指示を必要とする実行データを取得した場合、前記設定された第1の検知範囲を、当該第1の検知範囲よりも広い第2の検知範囲に変更することを特徴とする画像処理装置の制御方法。 - 各種処理を実行する実行データを取得する取得手段と、前記取得された実行データに基づく処理を実行する処理実行手段とを備える画像処理装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記画像処理装置の制御方法は、
ユーザの接近を検知する検知ステップと、
前記検知ステップの検知可能範囲である第1の検知範囲を設定する設定ステップと、
前記検知ステップにおいて前記ユーザの接近を検知すると前記処理実行手段への電力の供給を開始する電力供給開始ステップとを備え、
前記設定ステップは、前記ユーザの実行の指示を必要とする実行データを取得した場合、前記設定された第1の検知範囲を、当該第1の検知範囲よりも広い第2の検知範囲に変更することを特徴とするプログラム。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018043416A (ja) * | 2016-09-14 | 2018-03-22 | 富士ゼロックス株式会社 | 監視制御装置、画像処理装置 |
JP2020014031A (ja) * | 2018-07-13 | 2020-01-23 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
-
2015
- 2015-10-07 JP JP2015199339A patent/JP2017071119A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018043416A (ja) * | 2016-09-14 | 2018-03-22 | 富士ゼロックス株式会社 | 監視制御装置、画像処理装置 |
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JP7107045B2 (ja) | 2018-07-13 | 2022-07-27 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
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