JP2017070564A - 健康促進チェア及び振動制御ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】 周囲の人に迷惑を掛けることなく、使用者にチェアからの離反を促して、長時間着座することによる健康への悪影響を簡易にかつ低コスト、省電力で抑制することができる。【解決手段】 健康促進チェア10は、少なくとも座面16を含むチェア本体12と、このチェア本体12を振動させる振動制御ユニット22とを備えている。この振動制御ユニット22は、チェア本体12に振動を付与する振動子22Aを備え、振動子22Aを予め設定された所定時間の経過ごとに振動させて使用者に座面16からの離反を促すように制御されている。振動制御ユニット22は、チェア本体12への使用者の着座の有無を感知するセンサ22Cを更に備え、振動子22Aの振動開始後、センサ22Cが使用者の座面16からの離反を検出するまで振動を継続するよう制御する。【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、オフィス用のデスクチェア又はホームワーク用のデスクチェアとして主に事務処理用に使用されるチェアであって、特に、長時間同様の姿勢を取ることによる健康への悪影響を抑制することができる健康促進チェア、及び、そのようなチェアに使用することができる振動制御ユニットに関するものである。
一般に、オフィス用又はホームワーク用のデスクチェアは、オフィス等の環境においてデスクにて使用されるための設計がなされていて、移動性を備えるためのキャスターと調節可能な高さを有する。このようなチェアの中には、チェアの使用者の健康に配慮して、使用者が快適に座ることができるように、健康促進機能を有する様々な種類のチェアも提案されている。
具体的には、例えば、座面とアームを機械的に動かして使用者にとって快適な状態に調節することができるチェアが提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、座面前方を座面後方より低く設定して、自然に脊椎が真っ直ぐ伸びるような座位になるよう、脚を置くためのサポートバーが設計されているチェアも提案されている(例えば、特許文献2参照)。さらに、音響アシスト付振動フレキシブルシートが健康促進要素としてチェアに備えられているものも提案されている(例えば、特許文献3参照)。その他、使用者、特にコンピューター使用者が快適に座れるよう広く動作可能なアームレストを備えたチェアも提案されている(例えば、特許文献4参照)。なお、健康意識が高い人々用の各種マッサージ用のチェアもあるが、それらのマッサージチェアをオフィス等の労働環境において使用することは適切でなく、これらのマッサージチェアは、デスクチェアとしては使用することができない。
一方、オフィスワーカー等の長時間チェアに着座している人は、糖尿病、ガン、関節炎、肥満及び心臓疾患を起こす健康上の問題に直面する可能性が高いということが、最近の研究で指摘されている。このため、例えば、勤務中の長時間着席を避けるために、起立デスクの使用や起立及び着席の両方に対応したチェアの使用を考慮している事業者も存在する。また、同様に、パソコンの使用中や電話応対中にゆったりとしたペースで歩けるよう、ランニングマシンの使用を考慮している例もあるとの研究もある。しかし、これらの対応策では、追加的なコストやスペースが必要になるため、実用的ではない。
ここに、ハーバード大学提携ブリガム&ウイメンズ病院のジョアン・マンション医師によると、推奨された適度乃至は激しい運動をしていても、チェアに座っている時間が長いと致死率が高くなる恐れがある。その理由は、長時間座ることは、(1)血液中の有害な脂肪を燃焼するのに必要な酵素を停止させ、(2)代謝率が低下し、(3)血糖値が崩れ、(4)インスリンと血圧が上昇し、(5)脚の筋肉が断絶されるからである。
そして、これらの長時間にわたって着座することの健康への悪影響は、定期的な運動だけでは効果的に取り除くことができないといえる。むしろ、このような悪影響を打ち消すのに不可欠なのは、作業の合間に簡単にでも身体を動かすことによって、長時間にわたって着座姿勢をとり続けることを断続させることである。上記医師の研究によると、チェアから立ち上がったり、1、2分ストレッチするような単純で簡単な動きでさえ、この長時間にわたり着座を続けることの危険を取り除くのに効果的である。このような運動は、例えば15分に一度や、30分に一度など、定期的に行われるべきである。それにより、長時間の着座を防止することができる。
この場合、チェアに着座している人を、仕事に集中している状態で、定期的にチェアから立ち上がらせるには、例えば、スマートフォン等のアラーム音を一定の間隔で発生させるように設定することが容易な解決策であると思われる。しかし、オフィス環境において、頻繁にアラーム音が鳴ることは周囲の人に対して迷惑をかけるため、実用的ということができない。
米国特許第7874620号明細書 米国特許第7121629号明細書 米国特許第4055170号明細書 米国特許第5755650号明細書
本発明が解決しようとする課題は、上記の問題点に鑑み、周囲の人に迷惑を掛けることなく、使用者にチェアからの離反を促して、長時間着座することによる健康への悪影響を簡易にかつ低コスト、省電力で抑制することができる健康促進チェア、及び、そのような健康促進チェアに使用することができる振動制御ユニットを提供することにある。
(1.健康促進チェア)
本発明は、上記の課題を解決するための第1の手段として、少なくとも座面を含むチェア本体とこのチェア本体を振動させる振動制御ユニットとを備えた健康促進チェアであって、振動制御ユニットは、チェア本体に振動を付与する振動子を備え、振動子を予め設定された所定時間の経過ごとに振動させて使用者に座面からの離反を促すように制御されていることを特徴とする健康促進チェアを提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第2の手段として、上記第1の解決手段において、振動制御ユニットは、チェア本体への使用者の着座の有無を感知するセンサを更に備え、振動子の振動開始後、センサが使用者の座面からの離反を検出するまで振動を継続するよう制御することを特徴とする健康促進チェアを提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第3の手段として、上記第2の解決手段において、振動制御ユニットは、センサにより使用者の着座を感知している間のみ作動することを特徴とする健康促進チェアを提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第4の手段として、上記第1乃至第3のいずれかの解決手段において、振動制御ユニットは、前記振動子の振動開始後、振動子を所定時間が経過するまで振動させることもできることを特徴とする健康促進チェアを提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第5の手段として、上記第1乃至第4のいずれかの解決手段において、振動制御ユニットは、前記振動子の振動開始後、振動子を使用者が振動子の振動を停止させる作業を行うまで振動させることもできることを特徴とする健康促進チェアを提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第6の手段として、上記第1乃至第5のいずれかの解決手段において、振動制御ユニットを遠隔制御するリモートコントロールユニットをも更に備え、リモートコントロールユニットにより振動制御ユニットの各種設定が行えることを特徴とする健康促進チェアを提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第7の手段として、上記第6の解決手段において、リモートコントロールユニットは、複数の振動制御ユニットを同時に制御することができ、所定のグループ内の複数の振動制御ユニットにより複数のチェア本体を同時に振動させて所定のグループ内の使用者全員に同時に座面からの離反を促すように振動制御ユニットを制御することを特徴とする健康促進チェアを提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第8の手段として、上記第1乃至第7のいずれかの解決手段において、振動制御ユニットは、チェア本体に取り付けられた再充電可能なバッテリによって給電され、バッテリは、夜間その他のチェア本体の不使用時に電気ケーブルを介してコンセントに接続されて充電され、日中その他のチェア本体の使用時には電気ケーブルをコンセントへ繋いだままにすることなくチェア本体のフレキシブルな移動を可能とすることを特徴とする健康促進チェアを提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第9の手段として、上記第1乃至第8のいずれかの解決手段において、振動制御ユニットは、チェア本体のうち、使用者の大腿部が接触する座面の前方裏面に取り付けられていることを特徴とする健康促進チェアを提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第10の手段として、上記第1乃至第8のいずれかの解決手段において、背もたれ部を更に有し、振動制御ユニットは、チェア本体のうち、背もたれ部の背面に取り付けられていることを特徴とする健康促進チェアを提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第11の手段として、上記第1乃至第10のいずれかの解決手段において、座面は傾斜可能に設定され、振動制御ユニットは、振動によっても使用者が座面から離反しない場合には、座面を所定方向に傾斜させて使用者に更に座面からの離反を促すか又は少なくとも傾斜により強制的にストレッチ動作同様の動作をさせることを特徴とする健康促進チェアを提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第12の手段として、上記第11の解決手段において、座面はチェア本体の中央を境にシーソー状に左右交互に傾斜可能に設定され、振動制御ユニットは、座面を左右交互に傾斜させることを特徴とする健康促進チェアを提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第13の手段として、上記第11又は第12のいずれかの解決手段において、振動制御ユニットは、座面を、所定時間の経過ごとに傾斜させるように制御することを特徴とする健康促進チェアを提供するものである。
(2.振動制御ユニット)
本発明は、上記の課題を解決するための手段として、上記第1乃至第13の解決手段に使用することができる下記の新津制御ユニットをも提供するものである。即ち、本発明は、上記の課題を解決するための第14の手段として、少なくとも座面を有するチェア本体に取り付けられてチェア本体を振動させる振動制御ユニットであって、振動制御ユニットは、チェア本体に振動を付与する振動子を備え、振動子を予め設定された所定時間の経過ごとに振動させて使用者に座面からの離反を促すように制御されていることを特徴とする振動制御ユニットを提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第15の手段として、上記第14の解決手段において、チェア本体への使用者の着座の有無を感知するセンサを更に備え、振動子の振動開始後、センサが使用者の座面からの離反を検出するまで振動を継続するよう制御することを特徴とする振動制御ユニットを提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第16の手段として、上記第15の解決手段において、センサにより使用者の着座を感知している間のみ作動することを特徴とする振動制御ユニットを提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第17の手段として、上記第14乃至第16のいずれかの解決手段において、振動子を所定時間が経過するまで振動させることもできることを特徴とする振動制御ユニットを提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第18の手段として、上記第14乃至第17の解決手段において、振動子を使用者が振動子の振動を停止させる作業を行うまで振動させることもできることを特徴とする振動制御ユニットを提供するものである。
本発明によれば、上記のように、振動制御ユニットが、振動子を予め設定された所定時間の経過ごとに振動させて使用者に座面からの離反を促すように制御されているため、例えば、15分、30分などの予め設定された所定の時間の経過毎に定期的に使用者に座面からの離反を促すことができ、長時間着座することによる健康への悪影響を抑制することができると共に、特に、音ではなくチェア本体に振動を伝達して、使用者本人のみにシグナルを送るため、周囲の人や職場環境に迷惑を掛けることなく、チェア本体から立ち上がるべきことを知らせることができる実益がある。このチェア本体に振動を付与すべき時間的な間隔は、個々のワーキングスタイルに合わせて個人的に設定することができる。なお、この振動は、座面から離反すべきことを伝達するためのもので、マッサージ効果を要するものではない。
本発明によれば、上記のように、振動制御ユニットは、チェア本体への使用者の着座の有無を感知するセンサを更に備え、振動子の振動開始後、センサが使用者の座面からの離反を検出するまで振動を継続するよう制御するため、使用者の座面からの離反を確実に検知して座面から離反するまで適切に立ち上がることを促すことができる一方、座面からの離反という目的の達成により自動的に振動が停止するため、不必要に電力を使用する必要がなく、確実でありながら省電力で長時間着座することによる健康への悪影響を抑制することができる実益がある。
この場合、本発明によれば、上記のように、振動制御ユニットは、センサにより使用者の着座を感知している間のみ作動するため、使用者が着座していない場合等予め設定された時間が経過してもチェア本体に振動を付与する必要がない場合にまで無駄に振動子を振動させる必要がなく、使用者がスイッチの操作などの特別な操作をすることなく、簡易にかつ省電力で長時間着座することによる健康への悪影響を抑制することができる実益がある。
また、本発明によれば、上記のように、振動制御ユニットは、振動子を所定時間が経過するまで振動させることもできるため、振動を感じても、使用者がなかなか立ち上がらない場合でも、継続して座面からの離反を促すことができる実益がある一方、所定時間経過後には振動が停止するため、使用者がスイッチの操作などの特別な操作をすることなく、簡易にかつ省電力で長時間着座することによる健康への悪影響を抑制することができる実益がある。
更に、本発明によれば、上記のように、振動制御ユニットは、振動子を使用者が振動子の振動を停止させる作業を行うまで振動させることもできるため、使用者に座面から離反すべきことを確実に知らせることができると共に、この停止作業のために使用者が身体を動かすこと、あるいは、姿勢を変化させることが、一つのストレッチとして、長時間着座することによる健康への悪影響を抑制することができる実益がある。
本発明によれば、上記のように、振動制御ユニットを遠隔制御するリモートコントロールユニットをも更に備え、リモートコントロールユニットにより振動制御ユニットの各種設定が行えるため、使用者の意思とは関係なく、例えば、労働環境の管理者などによって健康促進を管理することができる実益がある。
この場合、本発明によれば、上記のように、このリモートコントロールユニットは、複数の振動制御ユニットを同時に制御することができ、所定のグループ内の複数の振動制御ユニットにより複数のチェア本体を同時に振動させて所定のグループ内の使用者全員に同時に座面からの離反を促すように振動制御ユニットを制御することができるため、全員が一斉に起立してストレッチ等できるよう、社内の各部署や社内全体で設定を同期させることができ、各使用者がばらばらの時間に立ち上がってストレッチ等をする場合に比べ、労働効率を低下させることなく、むしろ全員が同時にストレッチなどをするためコミュニケーションを妨げることなく、健康を促進させることができる実益がある。
本発明によれば、上記のように、振動制御ユニットは、不使用時に充電され使用時には電気ケーブルを接続することなく給電できるバッテリによって稼働するため、チェア本体の本来の機能であるフレキシブルな移動を害することなく、健康を促進させることができる実益がある。
本発明によれば、上記のように、振動制御ユニットは、チェア本体のうち、使用者の大腿部が接触する座面の前方裏面に取り付けられているため、振動制御ユニットが必要以上に目立ってチェア本体の外観に大きな影響を与えることがない一方、使用者に確実に振動を伝達することができると共に、座面の裏面に設置すると振動制御ユニットの停止作業を行うために手などを伸ばすと使用者が必然的にストレッチ同様の動きをすることになるため、健康促進にもつながる実益がある。
ある。
同様に、本発明によれば、上記のように、振動制御ユニットは、チェア本体のうち、背もたれ部の背面に取り付けられているため、使用者に確実に振動を伝達することができると共に、背もたれ部の背面に設置すると振動制御ユニットの停止作業を行うためには、座面から離反したり、手などを伸ばす必要があり、使用者が必然的にストレッチ同様の動きをすることになるため、健康促進にもつながる実益がある。
本発明によれば、上記のように、チェア本体の座面は傾斜可能に設定され、振動制御ユニットは、振動によっても使用者が座面から離反しない場合には、座面を所定方向に傾斜させて使用者に更に座面からの離反を促すか又は少なくとも傾斜により強制的にストレッチ動作同様の動作をさせるため、単に座面から離反すべきことを使用者に知らせるだけではなく、振動を感じても使用者がチェア本体から立ち上がらない、あるいは、立ち上がることができない場合にも、長時間着による悪影響を低減することができる実益がある。
この場合、本発明によれば、上記のように、座面は中央部を境にシーソー状に左右交互に傾斜可能に設定され、振動制御ユニットは、座面を左右交互に傾斜させるため、使用者は、この傾斜に対して自然にバランスをとろうとして身体を変位させることにより、長時間の着座による健康への悪影響を除去することができる実益がある。
さらに、この場合、上記のように、振動制御ユニットによる振動の付与とは無関係に、座面を、所定時間の経過ごとに定期的に傾斜させることもできるため、デスクワークで非常に多忙な場合でも、使用者が立ち上がることなく、長時間の着座により健康へ悪影響が生じるのを回避することができる実益がある。
加えて、本発明によれば、上記のように、振動制御ユニットは単体としても提供することができるため、既存のチェアに振動制御ユニットを取り付けることにより、余分なスペースを要することなく、簡易に、かつ、低コストで、健康促進チェアとすることもできる実益がある。
本発明の健康促進チェアの側面図である。 本発明の健康促進チェアの他の実施の形態における側面図である。 本発明の健康促進チェアの更に他の実施の形態における通常時の正面図である。 本発明の健康促進チェアの更に他の実施の形態における座面の傾斜時の正面図である。
本発明を実施するための形態を、図面を参照しながら詳細に説明すると、図1は本発明の健康促進チェア10を示し、この健康促進チェア10は、図1に示すように、脚部14と、この脚部14に支持される座面16と、この座面16に連結された背もたれ部18と、座面16及び背もたれ部18に跨がって設置される肘掛け20とを有するチェア本体12を備えている。
この健康促進チェア10は、チェア本体12の構成から解るように、通常は、オフィス用又はホームワーク用のデスクチェアとして主に事務処理用に使用されるものである。このため、図1に示すように、脚部14には、チェア本体12を移動可能とするためのキャスター14aが設置されている。但し、必ずしも、事務処理用のチェアに限定されるものではなく、少なくとも座面16を有し、長時間の作業に使用されうるチェアであれば、チェア本体12の構成や態様、使用目的に限定はない。
本発明の健康促進チェア10は、図1に示すように、更に、このチェア本体12を振動させる振動制御ユニット22を備えている。この振動制御ユニット22は、チェア本体12に振動を付与する振動子22Aと、この振動子22Aの動作を制御する制御部22Bとを備えている。
この振動制御ユニット22は、図1に示す実施の形態では、チェア本体12のうち、使用者の大腿部が接触する座面16の前方裏面に取り付けられているのが示されている。このため、振動制御ユニット22が必要以上に目立ってチェア本体12の外観に大きな影響を与えることがない一方、使用者に振動を確実に伝達することができると共に、座面16の裏面に設置することにより、後述するように、振動制御ユニット22の停止作業を行うために手などを伸ばすと使用者が必然的にストレッチ同様の動きをすることになるため、健康促進にもつながる。
(1.振動子)
振動子22Aとしては、例えば、図1に示すように、上端に滑らかで半球状の先端部を有する円柱形状のポールを使用することができ、このポールを1つ使用して使用者の一方大腿部の真下に配置するか、又は、複数のポールを使用して使用者の両方の大腿部の真下に配置することができる。この振動子22Aとしてのポールは、例えば、金属又はプラスチックから製造することができ、振動により簡単に変形又は破壊しない程度の硬さに形成される。このように、振動子22Aを座面16の真下に配置することにより、座面16の表面からは、振動子22Aが見えることはない。
また、この振動子22Aであるポールは、機械的に上下動することによって、チェア本体12(座面16)に振動を付与するように設定することができる。但し、この場合、この振動は、座面16から離反すべきことを使用者に知らせるためのシグナルであるため、使用者が感知することができる程度の振動(振幅)であれば足り、使用者自体の身体、特に、上半身が上下動する程を強い振動である必要はなく、また、マッサージ目的のための振動である必要もない。このため、この振動子22Aの振動がデスクワークに影響を与えることはない。また、使用者への振動が和らぐように、座面16のシートカバーと振動子22Aであるポールとの間に、クッション層を配置することが望ましい。
なお、この振動子22Aの態様は、必ずしも、図示したポールに限定されるものではなく、使用者に座面16から離反すべき時間が経過したことを確実に知らせることができれば、特にその態様に限定はなく、使用者のニーズや、また、チェア本体12そのものの構造への適応性等に応じて、適宜の形態とすることができる。具体的には、例えば、他に、使用者の大腿部の真下に配置される図示しないプレート状の振動子22Aとすることもできる。このプレート状の振動子22Aは、特に、使用者の両方の大腿部に跨がって配置することができ、1つの駆動源で使用者の両方の大腿部に振動による刺激を伝達することができる点で、使用者の両方の大腿部の真下に振動子22Aを配置するのに適した形態であるということができる。なお、上述した、ポールの形態の振動子22Aにおいて、複数のポールを設置する場合、各ポール毎に駆動源を設置することもできるし、複数のポールを電気的又は機械的に連結して、1つの駆動源で振動させることもできる。
また、その振動も、必ずしも、上述した上下方向への振動に限定されるものではなく、座面16から離反すべき時間が経過したことを使用者に確実に知らせることができれば、他の、例えば、水平方向への振動、又は、アトランダムな方向への振動等、他の態様とすることができる。いずれにせよ、本発明の健康促進チェア10においては、特に、音ではなくチェア本体12に振動を伝達して、使用者本人のみにシグナルを送るため、周囲の人や職場環境に迷惑を掛けることなく、チェア本体12から立ち上がるべきことを知らせることができる点で有益である。
(2.制御部)
一方、制御部22Bは、図示しないタイマーを有し、振動子22Aを予め設定された所定時間の経過ごとに振動させて使用者に座面16からの離反(即ち、通常は、チェア本体12から立ち上がること)を促すように制御している。この場合、本発明においては、長時間の着座による健康への悪影響を抑制することが目的であるため、このチェア本体12に振動を付与すべき時間的な間隔は、使用者個々のワーキングスタイルに合わせて個人的に設定することができるが、この振動子22Aの作動の時間的な間隔としては、15分から長くても30分程度とすることが好ましい。
また、この場合、この振動子22Aの作動の時間的な間隔は、単に定期的に、例えば、15分経過ごとに振動させることもできるが、使用者が着座してからの(座面から離れることのなかった)経過時間として設定することが望ましい。具体的には、図示の実施の形態では、振動制御ユニット22は、図1に示すように、座面16のうち使用者の臀部に相当する部分の下方に設置され、チェア本体12への使用者の着座の有無を感知するセンサ22Cを更に備え、このセンサ22Cが、使用者の着座を感知すると、図示しないタイマーが作動を開始し、センサ22Cが着座を感知した状態が、例えば、15分等の予め設定された時間にわたって継続した場合に、振動子22Aを振動させることができる。一方、例えば、15分等の予め設定された時間が経過する前に、センサ22Cが、使用者が座面から離反したことを感知した場合には、長時間の着座による悪影響を回避することができているため、その段階でタイマーによる経過時間の監視を一旦停止し、その再び、タイマーが使用者の着座を感知した時点から改めてタイマーの作動を開始させることができる。
なお、このセンサ22Cとしては、例えば、図1に示すように、制御部22Bに接続されたロードセルを使用することができ、このセンサ22Cであるロードセルが検出した信号が電気的に制御部22Bに伝達される。また、このセンサ22Cは、単に、使用者の着座の有無を感知するのみならず、同時に、振動制御ユニット22のスイッチとして機能させることもできる。具体的には、振動制御ユニット22を、センサ22Cにより使用者の着座を感知している間のみ通電されて作動するように設定することができる。このため、使用者が着座していない場合等予め設定された時間が経過してもチェア本体12に振動を付与する必要がない場合にまで無駄に振動子22Aを振動させる必要がなく、また、使用者がスイッチの操作などの特別な操作を意識や作業をすることなく、簡易にかつ省電力で長時間着座することによる健康への悪影響を抑制することができる。
一方、このようにして予め設定した所定時間の経過により振動子22Aが振動を開始した後は、制御部22Bは、センサ22Cが使用者の座面16からの離反を検出するまで振動を継続するよう制御することができる。このため、使用者の座面16からの離反を確実に検知して座面16から離反するまで適切に立ち上がることを促すことができる一方、座面16からの離反という目的の達成により自動的に振動が停止するため、不必要に電力を使用する必要がなく、確実でありながら省電力で長時間着座することによる健康への悪影響を抑制することができる。
また、この場合、振動制御ユニット22は、振動子22Aの振動開始後、振動子22Aを、例えば、1分間などの所定時間が経過するまで振動するように設定することもできる。このため、使用者が振動を感じても、なかなか立ち上がらない場合でも、継続して座面16からの離反を促すことができる一方、所定時間経過後には振動が停止するため、使用者がスイッチの操作などの特別な操作をすることなく、簡易にかつ省電力で長時間着座することによる健康への悪影響を抑制することができる。
更に、この場合、振動制御ユニット22は、振動子22Aの振動開始後、振動子22Aを使用者が振動子22Aの振動を停止させる作業を行うまで振動させるように設定することもできる。このため、使用者に座面16から離反すべきことを確実に知らせることができると共に、この停止作業のために使用者が身体を動かすこと自体、あるいは、姿勢を変化させること自体が、一つのストレッチとして、長時間着座することによる健康への悪影響を抑制することができる。なお、この場合、制御部22Bに図示しない振動停止スイッチを設けることにより対応することができる。
一方、特にこのような停止作業の強制による座面16からの離反の促進が必要ない場合には、図示の実施の形態と異なり、むしろ使用者が各種操作を行いやすいように(使用者がわざわざ身をかがめて操作する必要がないように)、振動子22Aを座面16の前方裏面に取り付けた上で、制御部22Bのみを、肘掛け20の先端コーナー部に設置すること又は使用者が操作するリモートコントローラー形式として、有線又は無線で振動子22Aと接続して振動子22Aの作動を制御、設定することもできる。
(3.リモートコントロールユニット)
このような振動制御ユニット22Aの各種設定は、振動制御ユニット22の制御部22B自体にコントローラーを設けて、各振動制御ユニット22毎に行うことができる。この場合には、各使用者が自ら振動間隔や停止条件の設定などを行うことができる。また、この振動制御ユニット22の各種設定は、振動制御ユニット22を遠隔制御する図示しないリモートコントロールユニットによって行うこともできる。これにより、使用者の意思とは関係なく、例えば、労働環境の管理者などによって健康促進を管理することができる点で有益である。
この場合、この図示しないリモートコントロールユニットは、各チェア本体12に取り付けられた複数の振動制御ユニット22を同時に制御することができるように設定することができる。これにより、労働環境の管理者が、複数のオフィスワーカー(チェア本体12の使用者)の健康促進を確実に一元管理することができる。
このリモートコントロールユニットは、これらの複数のチェア本体12に設置された各振動制御ユニット22毎に、各使用者の状態に合わせて、振動間隔や停止条件等を任意に設定することができる。一方、逆に、例えば、各部署毎等の所定のグループ内の複数の振動制御ユニット22により複数のチェア本体12を同時に振動させて所定のグループ内の使用者全員に同時に座面16からの離反を促すように振動制御ユニット22を制御することもできる。これにより、全員が一斉に起立してストレッチ等できるよう、社内の各部署や社内全体で設定を同期させることができ、各使用者がばらばらの時間に立ち上がってストレッチ等をする場合に比べ、労働効率を低下させることなく、むしろ全員が同時にストレッチなどをするためコミュニケーションを妨げることなく、健康を促進させることができる。
(4.バッテリ)
この振動制御ユニット22の動力源としては、図示しないバッテリを使用することができる。即ち、振動制御ユニット22は、チェア本体12に取り付けられた再充電可能なバッテリによって給電されて作動することができる。この図示しないバッテリは、例えば、夜間その他のチェア本体12の不使用時に電気ケーブルを介してコンセントに接続されて充電することができる。一方、日中(労働時間)その他のチェア本体12の使用時には、充電された状態で、この電気ケーブルの接続を解除して、電気ケーブルをコンセントへ繋いだままにすることなくチェア本体12のフレキシブルな移動を可能とすることができる。このため、振動制御ユニット22が、チェア本体12の本来の機能であるフレキシブルな移動を害することなく、健康を促進させることができる。
(5.振動制御ユニットの他の実施の形態)
なお、図1に示す実施の形態においては、振動制御ユニット22は、使用者の大腿部が接触する座面16の前方裏面に取り付けられているのが示されているが、振動制御ユニット22、特に、振動子22Aを設置する位置は、必ずしも、この座面16の下に限定されるものではなく、使用者に振動によるアラームを確実に伝達することができれば、他の、例えば、図2に示すように、背もたれ部18の背面に取り付けることもできる。このように背もたれ部18に設置した場合も、使用者に確実に振動を伝達することができると共に、背もたれ部18の背面に設置すると振動制御ユニット22の停止作業を行うためには、座面16から離反したり、手などを伸ばす必要があり、使用者が必然的にストレッチ同様の動きをすることになるため、健康促進にもつながる。
更に、図示の実施の形態では、予め振動制御ユニット22が設置された健康促進チェア10として説明したが、振動制御ユニット22は単体としても提供することができ、これにより、既存のチェアに振動制御ユニット22を取り付けることにより、余分なスペースを要することなく、簡易に、かつ、低コストで、健康促進チェアとすることもできる。
(6.座面の傾斜)
また、本発明においては、更に、図3及び図4に示すように、座面16を傾斜可能に設定することができる。より具体的には、図示の実施の形態では、図4に特に示すように、座面16は、チェア本体12の中央C(図3及び図4参照)を境にシーソー状に左右交互に傾斜可能に設定されている。この場合、例えば、座面16を、座面16の後端において背もたれ部18に対して機械的に回転可能に取り付けるか、又は、脚部14の上端において脚部14に対して機械的に傾斜可能に取り付けることにより傾斜可能とすることができる。なお、この場合、座面16が自由状態で傾斜可能であると、デスクワークに支障が生じるため、あくまで次に述べる振動制御ユニット22による制御によってのみ、図示しないモーター等の駆動源によって座面16が傾斜するように設定することが必要である。
この場合において、この座面16の傾斜は、振動制御ユニット22によって制御され、振動制御ユニット22は、例えば、予め設定された所定時間が経過した場合であっても、振動によっても使用者が座面18から離反しないことをセンサ22Cが感知した場合には、モーター等の図示しない駆動源を駆動させて座面16を左右方向に交互に傾斜させて、使用者に更に座面18からの離反を促すか、又は、少なくとも傾斜により強制的にストレッチ動作同様の動作をさせる。
即ち、座面16が左右方向に交互に傾斜すると、使用者は、そのままでは傾斜方向に転倒してしまうため、この傾斜に対して自然にバランスをとろうとして身体を変位させることになる。具体的には、例えば、座面16が図4(A)に示すように、図4の右側(使用者から見て左側)に傾斜した場合には、上半身を、その傾斜方向とは反対の側である図4の左側(使用者から見て右側)に傾けて上半身の中心軸をチェア本体12の中央C(図3及び図4参照)と一致するようにバランスをとり、逆に、座面16が図4(B)に示すように、図4の左側(使用者から見て右側)に傾斜した場合には、上半身を、その傾斜方向とは反対の側である図4の右側(使用者から見て左側)に傾けて上半身の中心軸をチェア本体12の中央C(図3及び図4参照)と一致するようにバランスをとる。これにより、背筋などが伸び、必然的に、ストレッチ同様の動作をすることになるため、長時間着による悪影響を低減することができる。
なお、この座面16は、通常時は、図3に示すように、座面16の両端を結んだ水平線H(図3及び図4参照)とチェア本体12の中央C(図3及び図4参照)との交差角θ(図3及び図4参照)が直角となるように水平に保たれる。一方、座面16の傾斜時における傾斜角度としては、特に限定はないが、必要以上に傾斜させて使用者が転倒することがないよう、図4に示すように、この交差角θ(図3及び図4参照)が、傾斜面の下流側において約120°(図4(B)参照)、上流側において約60°(図4(A)参照)の範囲内とすることが望ましい。勿論、これよりも、緩やかな傾斜角度、例えば、下流側において約140°で上流側において約40°、あるいは、下流側において約150°で上流側において約30°等とすることもできるし、これらの傾斜角度を制御部22Bで設定することもできる。
なお、図示の実施の形態では、座面16がチェア本体12の中央Cを境に左右に傾斜する形態を示したが、座面16の傾斜の形態は、これに限定されるものではなく、例えば、チェア本体12の前後方向において、座面16の前端部が下方に下がるように傾斜させて、使用者に後方に向けて背筋を伸ばすように自然なストレッチ動作をさせることもできる。
また、この座面16の傾斜動作は、上述したように、振動子22Aの振動開始からの経過時間を起動契機とすることができるが、併せて、振動子22Aの振動の有無の関係なく、振動制御ユニット22は、座面16を、所定時間の経過ごとに傾斜させるように制御して、所定時間ごとに使用者にストレッチ動作を促すこともできる。この場合の時間制御は、振動子22Aの振動と同様の手段によって制御することができる。これにより、デスクワークで非常に多忙な場合でも、使用者が立ち上がることなく、長時間の着座により健康へ悪影響が生じるのを回避することができる。
本発明は、例えば、オフィス用又はホームワーク用のデスクチェアのように、長時間の作業に使用されるチェアに、広く適用することができる。
10 健康促進チェア
12 チェア本体
14 脚部
14a キャスター
16 座面
18 背もたれ部
20 肘掛け
22 振動制御ユニット
22A 振動子
22B 制御部
22C センサ

Claims (18)

  1. 少なくとも座面を含むチェア本体と前記チェア本体を振動させる振動制御ユニットとを備えた健康促進チェアであって、前記振動制御ユニットは、前記チェア本体に振動を付与する振動子を備え、前記振動子を予め設定された所定時間の経過ごとに振動させて使用者に前記座面からの離反を促すように制御されていることを特徴とする健康促進チェア。
  2. 請求項1に記載された健康促進チェアであって、前記振動制御ユニットは、前記チェア本体への前記使用者の着座の有無を感知するセンサを更に備え、前記振動子の振動開始後、前記センサが前記使用者の前記座面からの離反を検出するまで振動を継続するよう制御することを特徴とする健康促進チェア。
  3. 請求項2に記載された健康促進チェアであって、前記振動制御ユニットは、前記センサにより前記使用者の着座を感知している間のみ作動することを特徴とする健康促進チェア。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載された健康促進チェアであって、前記振動制御ユニットは、前記振動子の振動開始後、前記振動子を所定時間が経過するまで振動させることもできることを特徴とする健康促進チェア。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載された健康促進チェアであって、前記振動制御ユニットは、前記振動子の振動開始後、前記振動子を前記使用者が前記振動子の振動を停止させる作業を行うまで振動させることもできることを特徴とする健康促進チェア。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載された健康促進チェアであって、前記振動制御ユニットを遠隔制御するリモートコントロールユニットをも更に備え、前記リモートコントロールユニットにより前記振動制御ユニットの各種設定が行えることを特徴とする健康促進チェア。
  7. 請求項6に記載された健康促進チェアであって、前記リモートコントロールユニットは、複数の前記振動制御ユニットを同時に制御することができ、所定のグループ内の複数の前記振動制御ユニットにより複数の前記チェア本体を同時に振動させて前記所定のグループ内の使用者全員に同時に前記座面からの離反を促すように前記振動制御ユニットを制御することを特徴とする健康促進チェア。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載された健康促進チェアであって、前記振動制御ユニットは、前記チェア本体に取り付けられた再充電可能なバッテリによって給電され、前記バッテリは、夜間その他の前記チェア本体の不使用時に電気ケーブルを介してコンセントに接続されて充電され、日中その他の前記チェア本体の使用時には前記電気ケーブルを前記コンセントへ繋いだままにすることなく前記チェア本体のフレキシブルな移動を可能とすることを特徴とする健康促進チェア。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれかに記載された健康促進チェアであって、前記振動制御ユニットは、前記チェア本体のうち、前記使用者の大腿部が接触する座面の前方裏面に取り付けられていることを特徴とする健康促進チェア。
  10. 請求項1乃至請求項8のいずれかに記載された健康促進チェアであって、背もたれ部を更に有し、前記振動制御ユニットは、前記チェア本体のうち、前記背もたれ部の背面に取り付けられていることを特徴とする健康促進チェア。
  11. 請求項1乃至請求項10のいずれかに記載された健康促進チェアであって、前記座面は傾斜可能に設定され、前記振動制御ユニットは、前記振動によっても前記使用者が前記座面から離反しない場合には、前記座面を所定方向に傾斜させて前記使用者に更に座面からの離反を促すか又は少なくとも前記傾斜により強制的にストレッチ動作同様の動作をさせることを特徴とする健康促進チェア。
  12. 請求項11に記載された健康促進チェアであって、前記座面は前記チェア本体の中央を境にシーソー状に左右交互に傾斜可能に設定され、前記振動制御ユニットは、前記座面を左右交互に傾斜させることを特徴とする健康促進チェア。
  13. 請求項11又は請求項12のいずれかに記載された健康促進チェアであって、振動制御ユニットは、前記座面を、所定時間の経過ごとに傾斜させるように制御することを特徴とする健康促進チェア。
  14. 少なくとも座面を有するチェア本体に取り付けられて前記チェア本体を振動させる振動制御ユニットであって、前記振動制御ユニットは、前記チェア本体に振動を付与する振動子を備え、前記振動子を予め設定された所定時間の経過ごとに振動させて使用者に前記座面からの離反を促すように制御されていることを特徴とする振動制御ユニット。
  15. 請求項14に記載された振動制御ユニットであって、前記チェア本体への前記使用者の着座の有無を感知するセンサを更に備え、前記振動子の振動開始後、前記センサが前記使用者の前記座面からの離反を検出するまで振動を継続するよう制御することを特徴とする振動制御ユニット。
  16. 請求項15に記載された振動制御ユニットであって、前記センサにより前記使用者の着座を感知している間のみ作動することを特徴とする振動制御ユニット。
  17. 請求項14乃至請求項16のいずれかに記載された振動制御ユニットであって、前記振動子を所定時間が経過するまで振動させることもできることを特徴とする振動制御ユニット。
  18. 請求項14乃至請求項17のいずれかに記載された振動制御ユニットであって、前記振動子を前記使用者が前記振動子の振動を停止させる作業を行うまで振動させることもできることを特徴とする振動制御ユニット。
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