JP2017070275A - 海産物回収装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】海産物塊が付着したロープを引き上げる際に海中に落下する不具合を防止する海産物回収装置の提供。【解決手段】円盤状に形成された2枚のフランジ10、10と、前記2枚のフランジの中心を連結する回転軸20と、前記回転軸20からラジアル方向に延在し、前記2枚のフランジ間に設けられた複数の羽根体30と、前記回転軸20の軸受40とを具備する。前記羽根体30は、前記回転軸20からの高さが、中央部において最も低く、前記フランジ10へ向かって高くなるように形成されている。前記各羽根体30の前記回転軸20と反対側の縁辺の中央部には、ロープに付着した海産物が到来すると回転が停止され、ロープの巻き上げにより前記海産物が前記羽根体30を押圧して前記回転軸20が回転するように設けられたローラ50を具備する。【選択図】図5

Description

この発明は、海中において養殖したカキなどの海産物を収穫回収する作業のときに使用すると好適な海産物回収装置に関するものである。
従来の海産物回収装置としては、特許文献1に記載されたものが知られている。この装置は、回転する円筒型ドラムの円筒側面部分に海産物塊が付着(本明細書では、付着は、単に付いている着脱自在な状態に限定されず、縛るなど固定的に固着した状態を含むものとする)したロープを這わせながら、上記ロープを引き上げる構成を有する。この装置は、上記ドラムの下方側に、上記ロープが通過する開口部を塞ぐことが可能なヒレと称する蓋体が回動自在に取り付けられたバケットを配置し、海産物塊がドラムの部分から蓋体に落下し、バケットにて回収できる構成を備えたものである。
また、特許文献2には、回転する円筒型ドラムの円筒側面部分に海産物塊が付着したロープを這わせながら、上記ロープを引き上げる際に、海産物塊がドラムの部分から海中に落下する不具合を防止すべく、ドラムの胴部分に複数の弾性体が掛け渡されているものが開示されている。この構成により、ロープを引き上げるときに振動が上記弾性体により吸収され、海産物塊がロープから外れ難くなるという効果を有している。
特開平10−136833号公報 特開平9−37679号公報
上記特許文献1、2に記載の装置によって一定程度効果を上げることができ、海産物の収穫回収作業の効率化を図ることが期待できる。しかしながら、上記の従来例装置では、ロープを引き上げるときの速度や抵抗の観点からは改善が図られておらず、更なる改良の余地があるものである。
本発明は上記のような観点からの発明であり、その目的は、ロープを引き上げるときの速度や抵抗を調整することができ、これによって海産物塊が付着したロープを引き上げる際に海中に落下する不具合を防止することができる海産物回収装置を提供することである。
本発明に係る海産物回収装置は、円盤状に形成された2枚のフランジと、前記2枚のフランジの中心を連結する回転軸と、前記回転軸からラジアル方向に延在し、前記2枚のフランジ間に設けられた複数の羽根体と、前記回転軸の軸受とを具備する海産物回収装置において、前記羽根体は、前記回転軸からの高さが、中央部において最も低く、前記フランジへ向かって高くなるように形成されており、前記各羽根体の前記回転軸と反対側の縁辺の中央部には、海産物が付着したロープが摺動して自由回転するローラであって、ロープに付着した海産物が到来すると前記ローラの回転が停止され、ロープの巻き上げにより海産物が前記羽根体を押圧して前記回転軸が回転するように設けられたローラとを具備することを特徴とする。
本発明に係る海産物回収装置では、前記2枚のフランジの少なくとも一方に接触し、摩擦力により前記フランジ及び羽根体の回転を阻害するブレーキブレードと、前記ブレーキブレードを移動させて前記摩擦力を所望に調整する摩擦力調整手段とを具備したことを特徴とする。
本発明に係る海産物回収装置では、前記摩擦力調整手段は、前記ブレーキブレードを前記フランジ側へ押し出し、所要の押出距離においてロックする機構を備えることを特徴とする。
本発明に係る海産物回収装置では、前記ブレーキブレードと前記フランジが非接触状態では、前記フランジ及び羽根体は、回転軸により自由回転すること特徴とする。
本発明に係る海産物回収装置では、前記ロープの引き上げによる前記フランジ及び羽根体の回転とは逆方向への回転を阻止するラチェット機構が備えられていることを特徴とする。
本発明に係る海産物回収装置では、前記羽根体は、回転軸から所定寸法の位置において先端側が回転方向に折り曲げられていることを特徴とする。
本発明に係る海産物回収装置では、前記ロープに海産物塊が所定距離で付着されており、この所定距離に応じて隣接する羽根体に設けられたローラの距離が調整されていることを特徴とする。
本発明に係る海産物回収装置では、前記軸受が載置固定された回動片と、前記ブレーキブレード及び前記摩擦力調整手段が結合され、前記回動片と重なり、一方の端部において回動軸を中心として前記回動片を回動可能に結合する不動片と、前記回動片と前記不動片の結合端部と対向する他端部側に設けられ、前記他端部において前記不動片側から前記回動片を押し上げる付勢力を有し、前記回動片と前記不動片の間隙を調整するバネとにより構成されたブレーキ解除機構が設けられていることを特徴とする。
本発明に係る海産物回収装置では、床に置かれるベース板と、前記ベース板から情報に延び前記不動片と結合して装置全体を支える支持アームと、を備え、前記摩擦力調整手段及び前記ブレーキブレードが直接または間接に前記支持アームに結合されており、前記ロープに結合された海産物の重量に応じて、前記軸受、前記軸、前記羽根体及び前記フランジが前記回動片と共に、前記回動軸を中心として回動し、前記ブレーキブレードと前記フランジとの接触状態と非接触状態を実現することを特徴とする。
本発明によれば、円盤状に形成された2枚のフランジと、前記2枚のフランジの中心を連結する回転軸と、前記回転軸からラジアル方向に延在し、前記2枚のフランジ間に設けられた複数の羽根体と、前記回転軸の軸受とを具備し、前記各羽根体の前記回転軸と反対側の縁辺の中央部には、海産物が付着したロープが摺動して自由回転するローラが、ロープに付着した海産物が到来すると前記ローラの回転が停止され、ロープの巻き上げにより前記海産物が前記羽根体を押圧して前記回転軸が回転するように構成されているので、ロープに海産物が付着していない部分ではロープを素早く引き上げても振動や抵抗がなく、海産物が落下する危険性を低くできる。しかも、前記羽根体が、前記回転軸からの高さが、中央部において最も低く、前記フランジへ向かって高くなるように形成されているので、ロープに付着した海産物がローラやその近傍の羽根体に当接したときに落下する海産物は、2枚の羽根体間の、言わばポケットの底部に落下し、このポケットから飛び出して海中に落下するなどの不具合を防止することができる。
また、本発明によれば、前記2枚のフランジの少なくとも一方に接触し、摩擦力により前記フランジ及び羽根体の回転を阻害するブレーキブレードと、前記ブレーキブレードを移動させて前記摩擦力を所望に調整する摩擦力調整手段とを具備しているので、ロープの巻き上げにより前記海産物が前記羽根体を押圧して前記回転軸が回転する場合の速度を、この状態において、ロープの巻き上げにより前記海産物が落下しない程度に調整でき、効率の良い海産物の収穫回収作業を実現することができる。
更に、本発明によれば、前記羽根体は、回転軸から所定寸法の位置において先端側が回転方向に折り曲げられているので、2枚の羽根体間の、言わばポケットに入った海産物が、羽根体が回転しても羽根体の折り曲げられた先端側によって外へすべり落ち難くし、効率の良い海産物の収穫回収作業を実現することができる。
本発明に係る海産物回収装置の第1の実施形態の正面図。 本発明に係る海産物回収装置の第1の実施形態の側面図。 本発明に係る海産物回収装置の第1の実施形態における要部の正面図。 本発明に係る海産物回収装置の第1の実施形態を取外・洗浄機と組み合わせた使用例の側面図。 本発明に係る海産物回収装置の第1の実施形態を一側面から見た斜視図。 本発明に係る海産物回収装置の第1の実施形態を一側面から見た斜視図。 本発明に係る海産物回収装置の第2の実施形態を一側面から見た斜視図。 本発明に係る海産物回収装置の第2の実施形態を他方の側面から見た斜視図。 本発明に係る海産物回収装置の要部構成を示す平面図。 本発明に係る海産物回収装置の要部構成を示す平面図。 本発明に係る海産物回収装置の要部構成を示す平面図。 本発明に係る海産物回収装置の要部構成を示す平面図。
以下添付図面を参照して、本発明に係る海産物回収装置の実施形態を説明する。各図において、同一の構成要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。図1は、海産物回収装置の実施形態の正面図、図2は側面図、図3は要部の正面図、図4は取外・洗浄機と組み合わせた使用例の側面図を示す。
実施形態に係る海産物回収装置は、円盤状に形成された2枚のフランジ10、10と、この2枚のフランジ10、10の中心を連結する回転軸20と、回転軸20からラジアル方向に延在し、前記2枚のフランジ間に設けられた複数(ここでは、4枚)の羽根体30と、上記回転軸20の軸受40、40とを具備する。軸受40、40は、下方に延びる支持アーム41、41に連結されており、支持アーム41、41は垂直下方へ延びて、フランジ10、10の下部に設けられているベース板42に結合されている。ベース板42は、船などの床に配置される。回転軸20は、フランジ10及び羽根体30の連結固定されている。回転軸20は、軸受40、40により自由回転可能である。回転軸20が、軸受40、40により回転するとき、フランジ10及び羽根体30も共に回転する。
羽根体30は、上記回転軸20からの高さが、中央部において最も低く、上記フランジへ10、10向かって高くなるように縁辺31が形成されている。縁辺31は、円柱状に滑らかに形成されていると、ロープなどが当接しても破損することが無く、好適である。
上記各羽根体30における、上記回転軸20と反対側の縁辺の中央部には、海産物が付着したロープ90(図4)が摺動して自由回転するローラ50が設けられている。ローラ50は、ロープ90が外れ難いように、中央部が凹部となっていることが望ましい。また、上記羽根体30は、図5に示すように、回転軸20から所定寸法の折曲線32の位置において、先端領域33が回転方向に折り曲げられている。
本実施形態に係る海産物回収装置は、ロープの引き上げによる上記フランジ10及び羽根体30の回転とは逆方向への回転を阻止するラチェット機構60を備えている。このラチェット機構60は、一方のフランジ10の外壁であって、回転軸20を囲繞するようにフランジ10に結合固定されて設けられた歯車61と、軸受40の基部から延在するL字状の支持片62と、この支持片62の先端に回動自在に設けられたラチェット爪63とにより構成される。支持片62の先端には、ラチェット爪63を歯車61側へ付勢する図示しないバネなどの付勢手段が設けられている。
上記構成によって、フランジ10が図2の矢印X方向に回転するときに、ラチェット爪63は歯車61の歯によって付勢手段の付勢力に抗して歯車61から離れる方向へ押し上げられ、フランジ10の回転を妨げない。歯車61において1個分の歯の回転が完了すると、付勢手段の付勢力によってラチェット爪63の先端が、歯車61の歯と歯の谷に移動する。これによって、フランジ10による、図2の矢印X方向と逆方向への回転が阻止される。上記矢印X方向は、ロープの引き上げによる上記フランジ10及び羽根体30の回転方向値一致している。
本実施形態に係る海産物回収装置は、摩擦力調整手段70とブレーキブレード71とを備えている。ブレーキブレード71は、例えば硬質ゴムなどの樹脂により構成することができ、2枚のフランジ10、10の少なくとも一方に接触し、摩擦力により上記フランジ10及び羽根体30の回転を阻害するものである。摩擦力調整手段70は、上記ブレーキブレード71を上記フランジ10側へ押し出し、所要の押出距離においてロックする機構を備える
本実施形態において、摩擦力調整手段70を、回動アーム72、回動軸73、回動軸受74、ネジ棒75、ネジ量調整ハンドル76、固定用ナット77、連結部材78により構成することができる(図6参照)。回動アーム72は、フランジ10の周縁部11の近傍から軸受40の近傍までの寸法を有している。回動アーム72の先端は、フランジ10の周縁部11の近傍における僅かに下方の位置で周縁部11側へ折曲げられ、その端部には、ブレーキブレード71を固定保持する保持部79が設けられている(図3)。
回動アーム72における、保持部79より上側の位置には、支持アーム41側に回動軸73が延在されている。回動軸73は、支持アーム41に固着されている回動軸受74に挿入されている。回動アーム72における、軸受40の近傍の端部には、ややバネ定数が大きく固いバネなどにより構成される連結部材78が結合されている。
上記連結部材78の他端には、ネジ棒75が結合されている。ネジ棒75は、ネジ棒ガイド83を貫通して連結部材78の逆方向へ延びている。ネジ棒ガイド83は、ネジの形成されていない、所謂「ばか穴」が形成されたパイプ状の部材である。ネジ棒ガイド83は、固定用アーム81に結合され、固定用アーム81は、支柱82に結合されている。支柱82は、ベース板42と支持片間を結合する支柱となっている。上記ネジ棒75には、中央に雌ネジが形成されたネジ量調整ハンドル76が螺合されている。ネジ棒ガイド83が上記ネジ量調整ハンドル76と当接する部分は大径に形成されている。
ネジ量調整ハンドル76にネジ棒75を螺合して、ネジ量調整ハンドル76を第1の方向へ回転させると、固定位置に設けられたネジ棒ガイド83からネジ棒75を突出させるように調整でき、また、ネジ量調整ハンドル76を第1の方向と逆の第2の方向へ回転させると、固定位置に設けられたネジ棒ガイド83連結部材78側へネジ棒75を送り込むように調整できる。ネジ棒75の移動は、連結部材78により回動アーム72を回動軸73を中心として回動させるように機能する。回動アーム72が回動すると、回動アーム72の先端の保持部79に保持されているブレーキブレード71も回動軸73を中心として回動する。これにより、ブレーキブレード71は上記回動の円弧上を移動してフランジ10の周縁部11に外側から押し出されて近接接触し、更にフランジ10の周縁部11を外側から押圧するので、ブレーキブレード71とフランジ10の周縁部11間の摩擦力を所望に調整することができる。
以上のように構成された海産物回収装置の本実施形態では、上記の摩擦力調整手段70において、ネジ量調整ハンドル76にネジ棒75が螺合した状態のネジ量調整ハンドル76を回転させ、これによりブレーキブレード71を移動させてブレーキブレード71とフランジ10の周縁部11間の摩擦力を所望に調整する。所望の摩擦力となったときに、固定用ナット77をネジ量調整ハンドル76側へ捩込んで固定する。
本実施形態に係る海産物回収装置は、図4に示す取外・洗浄機100と組み合わせて用いることができる。通常、ロープ90に海産物塊80が所定距離(例えば、30cm〜40cm)の間隔で固定付着されている。ロープ90をローラ50の中央部にセットし、取外・洗浄機100の巻上機構110にロープ90の端部を結合する。この状態で、巻上機構110を動作させてロープ90の巻き上げを開始する。なお、海産物回収装置を例えば船に搭載するときには、船の縁から海産物回収装置の半分程度が海側へ突出した状態で用いられることができる。
まず、ロープ90のみの部分(海産物塊80が存在しない部分)が巻き上げられるときには、ローラ50が自由回転しフランジ10及び羽根体30は停止した状態となるため、摩擦による振動などが少なく、比較的高速でロープ90を巻き上げてもロープ90に付着されている海産物塊80が落下し難く適切な収穫回収作業を行うことが可能である。
巻き上げが進み、ローラ50の部分に海産物塊80が到来し、海産物塊80が上記ローラ50に近い位置で羽根体30に当接し、更に、海産物塊80が羽根体30を押圧すると羽根体30及びフランジ10が回転する。このとき、摩擦力調整手段70によってブレーキブレード71とフランジ10の周縁部11間の摩擦力が所望に調整されているため、羽根体30及びフランジ10が停止している状態から回転状態への移行がスムーズであり、ロープ90に付着されている海産物塊80が落下し難くい。
また、回転状態となった場合にもブレーキブレード71とフランジ10の周縁部11間の摩擦によって、回転による振動を抑制するので、この構成によってもロープ90に付着されている海産物塊80が落下し難くしている。更に、上記回転状態においてロープ90に付着されている海産物塊80が落下しても、海産物は、2枚の羽根体30、30間の、言わばポケットの底部に落下し、このポケットから飛び出して海中に落下するなどの不具合を防止する。しかも、羽根体30は、回転軸20から所定寸法の位置において先端側が回転方向に折り曲げられているので、2枚の羽根体30、30間の、言わばポケットに入った海産物が、羽根体30が回転しても羽根体30の折り曲げられた先端側の先端領域33によって外へすべり落ち難くされており、この構成によっても海への落下の確率を低減している。
回転が進むと、ロープ90に付着されている海産物塊80による羽根体30による羽根体30への押圧が解除され、羽根体30及びフランジ10が回転が停止する。ロープ90に付着されている海産物塊80は、取外・洗浄機100の取外機構120の位置へ進み、海産物がロープから外され、スロープ付トレー130によって洗浄部案内機構140へ落下される。羽根体30、30間の、言わばポケットに入った海産物も洗浄部案内機構140へ落下される。
海産物は、洗浄部案内機構140により洗浄部150へ搬送され、例えば上部から放射されるシャワー状の水流によって洗浄され、製品排出口160から排出される。シャワー状の水流による洗浄の結果、生じたゴミなどの不要物及び使用済水は洗浄部150の図示しない網などの開口部から廃棄物回収路170へ落下され、流されて廃棄物排出口180から排出される。
ローラ50から海産物塊80が外れ、ロープ90に付着されている海産物塊80が取外・洗浄機100側へ移動することにより回転が停止した羽根体30及びフランジ10においては、ロープ90のみの部分が次の羽根体30に設けられたローラ50を摺動する状態となり、前述と同様のローラ50の自由回転がなされ、更に、ローラ50の部分に海産物塊80が到来し、海産物塊80が上記ローラ50に近い位置で羽根体30に当接し、更に、海産物塊80が羽根体30を押圧し、羽根体30及びフランジ10が回転する動作が繰り返される。
上記において、前述の通り、ロープ90に海産物塊80が所定距離で付着されており、この所定距離に応じて隣接する羽根体30、30に設けられたローラ50、50の距離が調整されている。即ち、一つのローラ50の部分に海産物塊80が到来し、羽根体30及びフランジ10が回転しているときに、次の海産物塊80が次に羽根体30に取り付けられたローラ50に当接し、ロープのみの部分が当該ローラ50を摺動しない状態を防ぐ必要がある。つまり、ロープ90に付着された海産物塊80と次の海産物塊80の距離をL1とし、隣接する羽根体30、30に設けられたローラ50、50の距離をL2とすると、L2<L1<2L2が好適であろう。
以上の通り、本実施形態は、ロープを引き上げるときの速度や抵抗を調整することができ、これによって海産物塊が付着したロープを引き上げる際に海中に落下する不具合を防止することができる海産物回収装置である。上記において、海産物は、カキが好適であるが、これに限定されることなく、帆立貝、ホヤなどに適用しても良い。
上記の実施形態に係る海産物回収装置によって前述の通りの効果を上げることができるのであるが、更に改良を加える必要がある。それは、摩擦力調整手段70によって所望の摩擦力を与えて作業を行った場合、或いは、更にロックする機構によりロック状態で作業を行った場合、次のような問題が生じる。
ロープの巻上機構110から海産物回収装置のローラ50を介して海中へ延びたロープ90には、海産物塊80が付着している。巻き上げの当初には、多くの海産物塊80が付着しているため、ブレーキブレード71により所望の摩擦力でフランジ10が回転し、適切に作業を行うことができる。
しかし、巻き上げが進むに連れて時間の経過と共にロープ90に付着していた海中にある海産物塊80がロープ90から離れ回収ができないことがある。これは、僅かの振動などにより、時間の経過と共に海産物塊80とロープ90との結合が緩むことが原因と思われる。
第2の実施形態に係る海産物回収装置は、上記の不具合を防止する。図7に第2の実施形態に係る海産物回収装置の一方の側面図を示し、図8に他方の側面図を示す。本発明に係る海産物回収装置の第2の実施形態の正面図は、図1に等しい。これらの図に明らかなように、軸受40が板状または棒状等の回動片91に載置固定されている。回動片91の一端側は、L字状に上側へ折り曲げられて支持片62となっている。回動片91の他端側は、回動軸92となっている。
回動片91の下側には、回動片91と重なり、一方の端部において回動軸92を中心として回動片を回動可能に結合する回動軸受52を備える板状または棒状等の不動片51が設けられている。上記回動片91と上記不動片51の結合端部と対向する他端部側には、バネ21が設けられている。バネ21は、バネ軸の機能を有するボルト22に介装されており、バネ21の一端は、不動片51の端部の下方へ延在する円筒状のスリーブ53内に収容される。
詳細に説明すると、スリーブ53には上下方向にネジ穴が形成されており、図9に示す戻りを調整する筒状のナット26が螺合される。ナット26の外壁中央部にはネジ27Aが形成され、ネジ27Aの下方にはネジ頭部27Bが形成されている。従って、ナット26をスリーブ53のネジ穴に下方からネジ頭部27Bを回転させる操作を行って螺合させることができる。ネジ27Aの上方にはネジ27Aの径より細径に形成され、ばね21の底部を載置させるためのバネ受部28となっている。また、ナット26の中央には上下方向に雌ネジ29が形成されている。一方、ボルト22は、図9に示されるように、ボルト頭部24と中間部の軸部23と、軸部より下方の雄ネジ25とを有している。
スリーブ53のネジ穴にナット26が螺合された状態で、バネ21をバネ受部28に載置し、上記ボルト22を回動片91の穴の上方から挿入しバネ21の中央の空間を介してナット26の雌ネジ29に雄ネジ25を螺合させ、ボルト22のねじ込み量によりバネ21の伸長復旧範囲を規定することができる。ボルト22の先端の雄ネジ25がナット26から突出した部分には抜け防止のためのナット35が螺合される。以上の回動片91、不動片51及びバネ21は、ブレーキ解除機構を構成する。
上記の構成により、バネ21は、回動片91及び不動片51の他端部において不動片51側から上記回動片91を押し上げる付勢力を有し、回動片91と不動片51の間隙を調整する。上記不動片51には、ベース板42から上方へ延びる支持アーム41が結合されている。
本実施形態では、ネジ棒ガイド83が支持アーム41に結合されている。また、本実施形態では、回動アーム72が第1の実施形態のものと形状などが相違する。即ち、図10に示すように、直線状に延びた基部64を備え、この基部64には、その一端からほぼ直角に延びる第1アーム65と、基部64の概ね中央部から第1アーム65の側であって、基部64の他端へ近付くに従って基部64から離れる第2アーム66とが設けられている。
第2アーム66の先端部には、ブレーキブレード71が備えられている。回動アーム72の基部64における一端部には、軸が介装される軸孔67が形成されており、軸孔67に介装された軸を介してネジ棒75と結合されている。回動アーム72の基部64における端部には、回動軸73が介装される軸孔68が形成されており、軸孔68に回動された回動軸73によって長尺の回動軸受74に結合されている。
以上の構成により、ネジ量調整ハンドル76を回動するとネジ棒75のネジが、ネジ棒ガイド83内の雌ネジに螺合して、図の左右方向へ移動し、回動軸73と軸孔67の軸を支点として回動アーム72が回動する。この結果、ブレーキブレード71を移動させてブレーキブレード71とフランジ10の周縁部11間の摩擦力を調整することが可能に構成されている。
図7及び図11に示されるように、回動片91の支持片62の部分における側部には、縦方向に長い長穴56が形成された保持片55が結合されている。この保持片55の長穴56には、ボルトナットにより構成される軸58が嵌合される。図12に示されるように、軸58によって摺動片57が長穴56において手動可能に、保持片55が取り付けられる。摺動片57の1つの長辺には、概ね「く」の字形状の摺動縁59が形成されている。
保持片55に結合された摺動片57の摺動縁59には、回動アーム72の第1アーム65における先端に嵌合されたプーリー69が当接されている。ネジ棒75によって回動アーム72が引っ張られているので、プーリー69が摺動片57の摺動縁59から外れることはない。
上記の構成により、摩擦力調整手段70及びブレーキブレード71が直接または間接に上記支持アーム41に結合され、支持アーム41は不動片51に結合されている。回動片91には、軸受40が結合され、軸受40には回転軸20が結合され、回転軸20には羽根体30及びフランジ10が結合されるから、軸受40、回転軸20、羽根体30及びフランジ10が上記回動片91と共に、上記回動軸92を中心として回動可能である。従って、回動片91の回動に拘らず、不動片51と摩擦力調整手段70の回動アーム72及びブレーキブレード71は不動状態であり、摩擦力調整手段70を操作せずに、ブレーキブレード71からフランジ10が離れ得る。
ロープ90がローラ50に当接し、ロープ90に結合された海産物の重量に応じて、軸受40、回転軸20、羽根体30及びフランジ10が上記回動片91と共に、回動軸92を中心として回動し、不動片51と摩擦力調整手段70の回動アーム72及びブレーキブレード71は不動状態であるから、上記ブレーキブレード71と上記フランジ10との接触状態と非接触状態を実現する。
つまり、海産物の重量がローラ50に当接したロープ90から伝達されて、回動片91に直接または間接に回動片91に結合した部材が、バネ21の付勢力に抗してバネ21を圧縮するように機能する。このため、巻き上げの当初には、多くの海産物塊80が付着しているため、バネ21が圧縮された状態となる。このとき、摩擦力調整手段70による調整でブレーキブレード71とブランジ10の周縁部11間の摩擦力が適宜な摩擦力となるようにして装置を動作させる。
巻き上げに連れて、ロープ90から海中側の重量が徐々に軽くなると、バネ21の付勢力によってバネ21が伸長するので、軸受40、回転軸20、羽根体30及びフランジ10が上記回動片91と共に、上記回動軸92を中心として回動する。これにより、上記ブレーキブレード71と上記フランジとの非接触状態が実現し、徐々にブレーキが解除されてフランジ10を徐々に高速で回転させることができる。つまり、海中側の重量が徐々に軽くなる後半の巻き上げが早く時間が短くできるので、巻き上げが進むに連れて時間の経過と共にロープ90に付着していた海中にある海産物塊80がロープ90から離れ回収ができないという不具合を適切に防止可能である。このような本発明に係る海産物回収装置の第2の実施形態に係る海産物回収装置は、図4に示した取外・洗浄機と組み合わせた使用することが可能であることは当然である。
バネ21の付勢力によってバネ21が伸長すると、回動片91のバネ21側が不動片51から離れて行く。このとき、回動片91に設けられている保持片55と摺動片57も上方へ移動するが、摺動縁59の幅広い部分がプーリー69に当接し、適宜な位置へ到ると摺動片57は上方へ移動せず、保持片55の長穴56が軸58を残して上方へ移動する。最終的に、長穴56の下端部に軸58が当接して、回動片91の回動が停止される。このように、保持片55と摺動片57とプーリー69は、回動片91の回動に対しストッパとして機能する。
10 フランジ 11 周縁部
20 回転軸 21 バネ
22 ボルト 23 軸部
24 ボルト頭部 25 雄ネジ
26 ナット 27A ネジ
27B ネジ頭部 28 バネ受部
29 雌ネジ 30 羽根体
31 縁辺 32 折曲線
33 先端領域 35 ナット
40 軸受 41 支持アーム
42 ベース板 50 ローラ
51 不動片 52 回動軸受
53 スリーブ 55 保持片
56 長穴 57 摺動片
58 軸 59 摺動縁
60 ラチェット機構 61 歯車
62 支持片 63 ラチェット爪
64 基部 65 第1アーム
66 第2アーム 67 軸孔
68 軸孔 69 プーリー
70 摩擦力調整手段 71 ブレーキブレード
72 回動アーム 73 回動軸
74 回動軸受 75 ネジ棒
76 ネジ量調整ハンドル 77 固定用ナット
78 連結部材 79 保持部
80 海産物塊 81 固定用アーム
82 支柱 83 ネジ棒ガイド
90 ロープ 91 回動片
92 回動軸 100 取外・洗浄機
110 巻上機構 120 取外機構
130 スロープ付トレー 140 洗浄部案内機構
150 洗浄部 160 製品排出口
170 廃棄物回収路 180 廃棄物排出口

Claims (9)

  1. 円盤状に形成された2枚のフランジと、前記2枚のフランジの中心を連結する回転軸と、前記回転軸からラジアル方向に延在し、前記2枚のフランジ間に設けられた複数の羽根体と、前記回転軸の軸受とを具備する海産物回収装置において、
    前記羽根体は、前記回転軸からの高さが、中央部において最も低く、前記フランジへ向かって高くなるように形成されており、
    前記各羽根体の前記回転軸と反対側の縁辺の中央部には、海産物が付着したロープが摺動して自由回転するローラであって、ロープに付着した海産物が到来すると前記ローラの回転が停止され、ロープの巻き上げにより前記海産物が前記羽根体を押圧して前記回転軸が回転するように設けられたローラと
    を具備することを特徴とする海産物回収装置。
  2. 前記2枚のフランジの少なくとも一方に接触し、摩擦力により前記フランジ及び羽根体の回転を阻害するブレーキブレードと、
    前記ブレーキブレードを移動させて前記摩擦力を所望に調整する摩擦力調整手段と
    を具備したことを特徴とする請求項1に記載の海産物回収装置。
  3. 前記摩擦力調整手段は、前記ブレーキブレードを前記フランジ側へ押し出し、所要の押出距離においてロックする機構を備えることを特徴とする請求項2に記載の海産物回収装置。
  4. 前記ブレーキブレードと前記フランジが非接触状態では、前記フランジ及び羽根体は、回転軸により自由回転すること特徴とする請求項2または3に記載の海産物回収装置。
  5. 前記ロープの引き上げによる前記フランジ及び羽根体の回転とは逆方向への回転を阻止するラチェット機構が備えられていることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の海産物回収装置。
  6. 前記羽根体は、回転軸から所定寸法の位置において先端側が回転方向に折り曲げられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の海産物回収装置。
  7. 前記ロープに海産物塊が所定距離で付着されており、この所定距離に応じて隣接する羽根体に設けられたローラの距離が調整されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の海産物回収装置。
  8. 前記軸受が載置固定された回動片と、
    前記ブレーキブレード及び前記摩擦力調整手段が結合され、前記回動片と重なり、一方の端部において回動軸を中心として前記回動片を回動可能に結合する不動片と、
    前記回動片と前記不動片の結合端部と対向する他端部側に設けられ、前記他端部において前記不動片側から前記回動片を押し上げる付勢力を有し、前記回動片と前記不動片の間隙を調整するバネと
    により構成されたブレーキ解除機構が設けられていることを特徴とする請求項2乃至7のいずれか1項に記載の海産物回収装置。
  9. 床に置かれるベース板と、
    前記ベース板から情報に延び前記不動片と結合して装置全体を支える支持アームと、
    を備え、
    前記摩擦力調整手段及び前記ブレーキブレードが直接または間接に前記支持アームに結合されており、
    前記ロープに結合された海産物の重量に応じて、前記軸受、前記軸、前記羽根体及び前記フランジが前記回動片と共に、前記回動軸を中心として回動し、前記ブレーキブレードと前記フランジとの接触状態と非接触状態を実現することを特徴とする請求項8に記載の海産物回収装置。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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