JP2017070120A - リブ構造及び位置検出装置 - Google Patents

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優司 児玉
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Abstract

【課題】強度が確保できるとともに成形による加工費用も抑えられるリブ構造、及び、ケースの破損が発生しにくい位置検出装置を提供する。
【解決手段】3本の直方体状リブ11a、11b、11cを正三角形状に配列した複数の単位リブ11が、単位リブ11の正三角形の一辺を共有するようにして相互に並ぶとともに、直方体状リブ11a、11b、11cが交わる交差部CPが6つの正三角形の頂点からなるように配設され、交差部CPには、周囲に配置された6つの単位リブ11の内側に延在するように柱状リブ12が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ケース等の破損を防止できるリブ構造及びそれが設けられた位置検出装置に関する。
近年、自動車における電子化が進展し、油圧やワイヤーによる制御機構の代わりに、電動のモーターを駆動して車両の各種制御機構をコントロールするものが増えている。このような制御機構では、駆動量が適正になるように制御部にフィードバックするため、駆動量を被検出部の位置によって検出する位置検出装置が取り付けられる場合がある。
このような位置検出装置は、被検出部の移動方向に延設された取付面に対して、内部に位置検出装置を保持するケースが突出するように取り付けられるとともに、ケースの突出部分に重量の重い部品(モーター)が内蔵されている。このような車両に搭載された制御機構では、長時間にわたって振動が加わると、重量の重い部品が内蔵されているため大きな負荷がかかり、ケースにクラックが入るなどの破損が発生する。
対策としてケースの表面にリブを設けて補強することが考えられる。井桁状のリブ構造は古くから用いられてきたが、強度を高めようとすると、重量が大きくなることが知られている。特許文献1では、軽量かつ高強度のリブ構造とするため、3本のリブを正三角形状に配列した単位リブを連接して形成されたリブ形状が開示されている。
図9は、特許文献1に記載の量水器筺に使用される蓋本体920の裏面を示す斜視図である。蓋本体920は、熱可塑性樹脂を射出成形して形成されたもので、図9に示すように、裏面にはリブ構造が設けられている。このリブ構造は、3本のリブ921a〜921cを正三角形状に配列して形成した複数の単位リブ921を、その正三角形の一辺を共有するようにして相互に並べ、各リブが交差する点が6つの正三角形の頂点からなるように、連接して形成されている。なお、蓋本体920には、ネジ装着孔926が設けられているが、このような箇所は単位リブ921が置き換えられた態様になっている。
正三角形状に配列して形成した単位リブ921が図9に示すように並べられているリブ構造は、軽量で、かつ、強度に優れている。
特許第5209986号公報
しかしながら、従来技術のようなリブ形状は効果的ではあるが、強度をより高めようとしてリブを付ける金型の分割を複雑にしすぎると加工費用が高くなる。また、リブを付けすぎると重量がより重くなるため、上記のような取り付けをした場合に振動に対して不利になる面もある。強度が確保できるとともに加工費用も抑えられる効率的な(バランスのとれた)リブの形成が求められる。
本発明は、上述した課題を解決するもので、強度が確保できるとともに成形による加工費用も抑えられるリブ構造、及び、ケースの破損が発生しにくい位置検出装置を提供することを目的とする。
本発明のリブ構造は、3本の直方体状リブを正三角形状に配列した複数の単位リブが、前記単位リブの正三角形の一辺を共有するようにして相互に並ぶとともに、前記直方体状リブが交わる交差部が6つの前記正三角形の頂点からなるように配設され、前記交差部には、周囲に配置された6つの前記単位リブの内側に延在するように柱状リブが設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、単位リブだけで構成するより、成形部材の使用量が同じであっても強度が確保できるとともに、成形による加工費用も抑えられる。
また、本発明のリブ構造において、前記柱状リブは平面視で前記交差部を中心とする円形、もしくは円に外接する曲線形状または多角形状に設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、成形が容易な形状で構成できる。
また、本発明のリブ構造において、前記直方体状リブと前記柱状リブとを構成する部材の体積が一定であって、前記直方体状リブの前記頂点間の長さをA、前記柱状リブの外接円の直径をB、としたときに、B=0.4A〜0.7Aであることを特徴とする。
この構成によれば、成形部材の使用量が同じ場合の強度を高めることができる。
また、本発明のリブ構造において、前記直方体状リブの高さと前記柱状リブの高さとは同一であることを特徴とする。
この構成によれば、高さを合わせることでより強度と加工費のバランスを良くすることができる。
また、本発明の位置検出装置は、重量の重い部品を内蔵する収容部が設けられたケースと、前記ケースを取り付ける被取り付け部に移動可能に配置された被検出部の位置を検出するセンサと、を備える位置検出装置において、前記ケースの壁面に上記のリブ構造が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、重量の重い部品によって長時間にわたって大きな負荷がかかっても、ケースの破損が発生しにくいものにすることができる。また、振動に対して、より強いものにすることができる。
また、本発明の位置検出装置において、前記部品がモーターであって、前記被検出部が前記モーターに駆動される可動機構に取り付けられた磁石であり、前記センサが前記ケースに配設され、前記磁石の位置を検出する磁気センサであり、前記ケースの前記収容部の壁面に前記リブ構造が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、位置検出装置のケースの収容部に重量のあるモーターを内蔵しても、振動による応力の異方性が小さくなるように補強できるので、ケースの破損が発生しにくいものにすることができる。また、位置検出装置の検出精度を高めることができる。さらに、収容部に設けるリブの外観形状が小型化され、位置検出装置を小型化することができる。
本発明によれば、正三角形状に配列した複数の単位リブの直方体状リブが交わる交差部に柱状リブが設けられているので、ケース等の強度が確保できるとともに成形による加工費用も抑えられるリブ構造を提供することができる。
また、本発明によれば、正三角形状に配列した複数の単位リブの直方体状リブが交わる交差部に柱状リブが設けられているリブ構造がケースの壁面に設けられているので、ケースの破損が発生しにくい位置検出装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態のリブ構造を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態のリブ構造を示す部分平面図である。 強度のシミュレーションを行ったリブ形状の部分平面図であり、図3(a)は正三角形状のみのリブ形状、図3(b)〜図3(h)は円形の柱状リブを設けたリブ形状を示す部分平面図である。 リブ形状を変えた強度のシミュレーション結果を示すグラフである。 第1実施形態の第1変形例のリブ構造を示す部分平面図である。 第1実施形態の第2変形例のリブ構造を示す部分平面図である。 本発明の第2実施形態の位置検出装置を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態の位置検出装置を示す分解斜視図である。 従来のリブ形状を備えた蓋本体の裏面を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、分かりやすいように、図面は寸法を適宜変更している。
[第1実施形態]
本発明のリブ構造について、第1実施形態のリブ構造1を事例として以下に詳述する。第1実施形態のリブ構造1は、ケースの平板部を軽量かつ高強度にするために適用される。
図1は、本発明の第1実施形態のリブ構造1を示す斜視図である。図2は、本発明の第1実施形態のリブ構造1を示す部分平面図である。図3は、強度のシミュレーションを行ったリブ形状の部分平面図であり、図3(a)は正三角形状のみのリブ形状、図3(b)〜図3(h)は円形の柱状リブ12を設けたリブ形状を示す部分平面図である。図4は、リブ形状を変えた強度のシミュレーション結果を示すグラフである。
本発明の第1実施形態のリブ構造1は、図1に示すように、ベース板10の一方の面に、複数の単位リブ11と柱状リブ12とが設けられてなる。単位リブ11は、3本の直方体状リブ11a、11b、11cを正三角形状に配列したものである。この単位リブ11は、3本の直方体状リブ11a、11b、11cのいずれか一辺を共有するようにして相互に並ぶとともに、直方体状リブ11a、11b、11cが交わる交差部CPが6つの正三角形の頂点からなるように配設される。柱状リブ12は、交差部CPの周囲に配置された6つの単位リブ11の内側に延在するように柱状リブ12が設けられている。なお、図1では便宜上、ベース板10を正方形の平板とし、直方体状リブ11aがベース板10の対向する2辺と平行であるとして図示しているが、これに限定されるものではない。
柱状リブ12は、図2に示すように、平面視で交差部CPを中心とする円形で、直方体状リブ11a、11b、11cの頂点間の長さをA、柱状リブ12の外接円の直径をB、としたときに、B=0.5Aとなる大きさに設けられている。本実施形態では、図1に示すように、直方体状リブ11a、11b、11cの高さH1と柱状リブ12の高さH2とベース板10の板厚Dとは同一である。
本実施形態のリブ構造1は、金型を用いてPBT等の樹脂材料を成形することにより形成することが好適である。図1及び図2に示すリブ構造1を形成するための金型は単純なものでよいため、リブ構造1を安価に成形することが可能である。
本実施形態のリブ構造1が少ない体積で強度が確保できることについて、以下のシミュレーションにより確認した。
図3に示すように、3本の直方体状リブ11a、11b、11cと同じ寸法の正三角形状のみのリブ形状(図3(a))、平面視で円形の柱状リブ12の直径Bを0.35A(図3(b)、0.4A(図3(c))、0.5A(図3(d))、0.6A(図3(e))、0.7A(図3(f))、0.8A(図3(g))、0.9A(図3(h))に変化させたリブ形状の強度を比較した。
このシミュレーションには、ポリブチレンテレフタレート(PBT)樹脂の30%ガラス繊維強化材の物性を用い、具体的には以下の数値とした。
弾性係数=9.6×109(N/m2
ポアソン比=0.35
質量密度=1540(kg/m3
引張強さ=1.45×108(N/m2
圧縮強さ=2.2×108(N/m2
降伏強さ=1.45×108(N/m2
熱膨張係数=4.1×10-5(/K)
ベース板厚=1.5(mm)
リブ高さH=1.5(mm)
直方体状リブ太さ=1.5(mm)
直方体状リブ単位長さ=10(mm)
ベース板に垂直な方向への印加荷重=200(N)
なお、これらの物性に関する数値を多少変えたとしても、結果として得られる具体的な数値の絶対値が変化するだけである。
シミュレーション上は柱状リブ12の直径Bを大きくするほど全体の体積が増加してしまうので、荷重の印加によって発生する応力を、同一体積に規格化して、形状による強度の差異を確認した。このシミュレーション結果を図4に示す。図4では、直方体状リブ11a、11b、11cの単位長さ(直方体状リブ11a、11b、11cの頂点間の長さA)に対する円形の柱状リブ12の直径Bを比率として横軸に、同一体積に規格化した応力を縦軸に表している。柱状リブ12の直径Bが直方体状リブ11a、11b、11で構成される単位リブ11の内側に延在する大きさでなければ、柱状リブ12を付加しているとは言えないので、上記のシミュレーション数値ではB=0〜0.3A程度まで一定になる。
図4から分かるように、B=0.4A〜0.7Aであるときに、成形部材の使用量が同じ場合の強度を高めることができる。
なお、ベース板10の板厚Dは、直方体状リブ11a、11b、11cの高さH1と柱状リブ12の高さH2と同じでなくてもよい。また、直方体状リブ11a、11b、11cの高さH1と柱状リブ12の高さH2とを別々の高さにしてもよい。
以下、本実施形態としたことによる効果について説明する。
本実施形態のリブ構造1は、3本の直方体状リブ11a、11b、11cを正三角形状に配列した複数の単位リブ11が、単位リブ11の正三角形の一辺を共有するようにして相互に並ぶとともに、直方体状リブ11a、11b、11cが交わる交差部CPが6つの正三角形の頂点からなるように配設され、交差部CPには、周囲に配置された6つの単位リブ11の内側に延在するように柱状リブ12が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、単位リブ11だけで構成するより、成形部材の使用量が同じであっても強度が確保できるとともに、成形による加工費用も抑えられる。
また、本実施形態のリブ構造1において、柱状リブ12は平面視で交差部CPを中心とする円形に設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、成形が容易な形状で構成できる。
また、本実施形態のリブ構造1において、直方体状リブ11a、11b、11cと柱状リブ12とを構成する部材の体積が一定であって、直方体状リブ11a、11b、11cの頂点間の長さをA、柱状リブ12の外接円の直径をB、としたときに、B=0.4A〜0.7Aであることを特徴とする。
この構成によれば、成形部材の使用量が同じ場合の強度を高めることができる。
また、本実施形態のリブ構造1において、直方体状リブ11a、11b、11cの高さH1と柱状リブ12の高さH2とは同一であることを特徴とする。
この構成によれば、高さを合わせることでより強度と加工費のバランスを良くすることができる。
上記のシミュレーションを行った第1実施形態のリブ構造1では、柱状リブ12を平面視で交差部CPを中心とする円形としたが、多角形状または円に外接する曲線形状に設けられていても同様の効果を奏する。図5は、第1実施形態の第1変形例のリブ構造2を示す部分平面図である。図6は、第1実施形態の第2変形例のリブ構造3を示す部分平面図である。
第1変形例のリブ構造2は、図5に示すように、単位リブ11の内側に延在する形状が六角形の各辺の一部である柱状リブ13になっている。このとき、柱状リブ13の外接円(直方体状リブ11a、11b、11cと柱状リブ13との交点を通る円)の直径をBとする。円形の柱状リブ12を付加する場合に比べて、直線状の多角形の辺でよいため、柱状リブ13は形成することが容易である。
第2変形例のリブ構造3は、図6に示すように、単位リブ11の内側に延在する形状が仮想の円に外接する曲線形状の柱状リブ14になっている。丸みを有する連続的な曲線形状の柱状リブ14は、円形の柱状リブ12や多角形状の柱状リブ13の角部分がなくなるため、成形によって形成することが容易である。なお、このときの柱状リブ14の外接円とは図6に示す仮想円ではないが、近似的にはこの仮想円の直径を外接円の直径Bとする。
[第2実施形態]
本発明の位置検出装置について、第2実施形態の位置検出装置100を事例として以下に詳述する。
図7は、本発明の第2実施形態の位置検出装置100を示す斜視図である。図8は、位置検出装置100を示す分解斜視図である。
位置検出装置100は、図7及び図8に示すように、部品60を内蔵する収容部31が設けられたケース30と、ケース30を取り付ける被取り付け部に移動可能に配置された被検出部の位置を検出するセンサ40と、を備える。
ケース30は合成樹脂を成形したものである。ケース30は、円筒状の収容部31と、収容部31を支持するフランジ部32とを備えている。ケース30の収容部31の外壁面に上記のリブ構造1が設けられている。
フランジ部32は、シール部材52を介して図示しない被取り付け部に固定される。このフランジ部32には、センサ40とセンサ40を電気接続するための接続部材(図示しない)が配設されている。
センサ40は磁気センサであり、磁石71の位置を検出するものである。磁石71は、図示しない可動機構に取り付けられ、図8のZ1−Z2方向に移動する。
ケース30の収容部31は、フランジ部32から突出するように設けられており、図8に示すように、部品60を収容している。また、収容部31のフランジ部32と反対側の面にはキャップ部材51が収容部31内を封止するように取り付けられている。
部品60は重量の重いモーターであって、その回転動作に伴う振動を発生する。また、その重量によって収容部31が撓むように応力が印加されている。さらに、図示しない被取り付け部自体が外部からの振動等によって動くことによって、収容部31に作用している応力が変動する。
センサ40の被検出部である磁石71は、モーターに駆動される可動機構に取り付けられている。可動機構を介してモーターで駆動された磁石の位置(移動量)をセンサ40で検知し、図示しない制御部にフィードバックすることによって、可動機構の駆動精度を高めている。上述した振動によって磁石71に対するセンサ40の相対位置が変動しないように、ケース30は剛体であることが好ましい。
本実施形態の位置検出装置100では、ケース30の収容部31の外壁面にリブ構造4が設けられている。リブ構造4は、単純構成の金型で可能とするように円筒状の外壁面のY1側及びY2側に設けられている。このリブ構造4は、第1実施形態のリブ構造1を円筒状の外壁面にY1−Y2方向から投影した形状を有している。このため、リブ構造4の成形に必要な金型は単純なものでよい。また、第1実施形態のリブ構造1を投影した形状のリブ構造4は、Y1−Y2方向の撓みに強いだけでなく、Z1−Z2方向の撓みに対しても強いものとすることができる。したがって、振動による応力の異方性が小さく、破壊に至る応力の発生を抑制できる。
さらに、リブ構造4を適用することによって、収容部31に設けるリブの外観形状が小型化され、位置検出装置100を小型化することができる。
以下、本実施形態としたことによる効果について説明する。
また、本実施形態の位置検出装置100は、重量の重い部品60を内蔵する収容部31が設けられたケース30と、ケース30を取り付ける被取り付け部に移動可能に配置された被検出部の位置を検出するセンサ40と、を備える。このケース30の壁面に上記のリブ構造1が設けられている。
この構成によれば、重量の重い部品60によって長時間にわたって大きな負荷がかかっても、ケース30の破損が発生しにくいものにすることができる。また、振動に対して、より強いものにすることができる。
また、本実施形態の位置検出装置100において、部品60がモーターであって、被検出部がモーターに駆動される可動機構に取り付けられた磁石71である。そして、センサ40がケース30に配設され、磁石71の位置を検出する磁気センサである。
この構成によれば、ケース30の収容部31に重量のあるモーターを内蔵しても、振動による応力の異方性が小さくなるように補強できるので、ケース30の破損が発生しにくいものにすることができる。また、位置検出装置100の検出精度を高めることができる。さらに、収容部31に設けるリブの外観形状が小型化され、位置検出装置100を小型化することができる。
以上のように、本発明の第1実施形態のリブ構造1及び第2実施形態の位置検出装置100を具体的に説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することが可能である。例えば次のように変形して実施することができ、これらも本発明の技術的範囲に属する。
(1)本実施形態において、リブ構造の柱状リブは交差部CPを中心とする円に外接する形状であったが、楕円等の長円形状または長円形状に外接する形状であってもよい。この場合、短径及び長径の両方を0.4A〜0.7Aの範囲内で、長軸方向を負荷の大きい方向にすることが好適である。
(2)本実施形態において、直方体状リブ11a、11b、11cの高さH1と柱状リブ12の高さH2とは同一であるとしたが、高さが均一でなくても所望の強度を得ることができる構造となっていればよい。例えば、平板状のベース板10の外縁で連続する側板を備えていれば、外縁付近のリブ高さを小さくすることが考えられる。
1 リブ構造
2 リブ構造
3 リブ構造
4 リブ構造
10 ベース板
11 単位リブ
11a 直方体状リブ
11b 直方体状リブ
11c 直方体状リブ
12 柱状リブ
13 柱状リブ
14 柱状リブ
30 ケース
31 収容部
32 フランジ部
40 センサ
51 キャップ部材
52 シール部材
60 部品
71 磁石
100 位置検出装置
CP 交差部
A 長さ
B 直径
D 板厚
H1 高さ
H2 高さ

Claims (6)

  1. 3本の直方体状リブを正三角形状に配列した複数の単位リブが、前記単位リブの正三角形の一辺を共有するようにして相互に並ぶとともに、前記直方体状リブが交わる交差部が6つの前記正三角形の頂点からなるように配設され、
    前記交差部には、周囲に配置された6つの前記単位リブの内側に延在するように柱状リブが設けられていることを特徴とするリブ構造。
  2. 前記柱状リブは平面視で前記交差部を中心とする円形、もしくは円に外接する曲線形状または多角形状に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のリブ構造。
  3. 前記直方体状リブと前記柱状リブとを構成する部材の体積が一定であって、前記直方体状リブの前記頂点間の長さをA、前記柱状リブの外接円の直径をB、としたときに、B=0.4A〜0.7Aであることを特徴とする請求項2に記載のリブ構造。
  4. 前記直方体状リブの高さと前記柱状リブの高さとは同一であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のリブ構造。
  5. 重量の重い部品を内蔵する収容部が設けられたケースと、
    前記ケースを取り付ける被取り付け部に移動可能に配置された被検出部の位置を検出するセンサと、を備える位置検出装置において、
    前記ケースの壁面に請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のリブ構造が設けられていることを特徴とする位置検出装置。
  6. 前記部品がモーターであって、前記被検出部が前記モーターに駆動される可動機構に取り付けられた磁石であり、前記センサが前記ケースに配設され、前記磁石の位置を検出する磁気センサであり、
    前記ケースの前記収容部の壁面に前記リブ構造が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の位置検出装置。

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