JP2017069618A - 電子機器及び撮像方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザが望む撮像画像が得られやすくなる技術を提供する。
【解決手段】電子機器は、第1撮像部と、第2撮像部と、検出部と、推定部とを備える。第1撮像部は、第1撮像範囲を撮像する。第2撮像部は、第1撮像範囲より広角な第2撮像範囲を撮像する。検出部は、第2撮像部からの画像信号に基づいて、第2撮像範囲における、第1撮像範囲外の部分領域に存在する移動体を検出する。推定部は、当該移動体の位置が第1撮像範囲内の所定位置となる第1タイミング及び当該移動体が第1撮像範囲内に入る第2タイミングの少なくとも一方を推定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子機器に関する。
特許文献1に記載されているように、従来から、カメラを有する電子機器に関して様々な技術が提案されている。
特開2010−141671号公報
カメラを有する電子機器において、ユーザが望む撮像画像が得られやすいことが望まれる。
そこで、本発明は上述の点に鑑みて成されたものであり、ユーザが望む撮像画像が得られやすくなる技術を提供することを目的とする。
電子機器及び撮像方法が開示される。一の実施の形態では、電子機器は、第1撮像部と、第2撮像部と、検出部と、推定部とを備える。第1撮像部は、第1撮像範囲を撮像する。第2撮像部は、第1撮像範囲より広角な第2撮像範囲を撮像する。検出部は、第2撮像部からの画像信号に基づいて、第2撮像範囲における、第1撮像範囲外の部分領域に存在する移動体を検出する。推定部は、当該移動体の位置が第1撮像範囲内の所定位置となる第1タイミング及び当該移動体が第1撮像範囲内に入る第2タイミングの少なくとも一方を推定する。
また、一の実施の形態では、撮像方法は、第1撮像部によって第1撮像範囲を撮像する工程と、第2撮像部によって第1撮像範囲より広角な第2撮像範囲を撮像する工程と、第2撮像部からの画像信号に基づいて、第2撮像範囲における、第1撮像範囲外の部分領域に存在する移動体を検出する工程と、当該移動体の位置が第1撮像範囲内の所定位置となる第1タイミング及び当該移動体が第1撮像範囲内に入る第2タイミングの少なくとも一方を推定する工程とを備える。
ユーザが望む撮像画像が得られやすくなる。
電子機器の外観の一例を概略的に示す斜視図である。 電子機器の外観の一例を概略的に示す背面図である。 電子機器の電気的構成の一例を示す図である。 第1撮像範囲と第2撮像範囲との関係を模式的に示す図である。 電子機器の動作の一例を示すフローチャートである。 表示画面の表示の一例を示す図である。 広角ライブビュー画像の一例を示す図である。 表示画面の表示の一例を示す図である。 電子機器の動作の一例を示すフローチャートである。 広角ライブビュー画像の一例を示す図である。 表示画面の表示の一例を示す図である。 電子機器の動作の一例を示すフローチャートである。 電子機器の動作の一例を示すフローチャートである。 電子機器の動作の一例を示すフローチャートである。 広角ライブビュー画像の一例を示す図である。 電子機器の動作の一例を示すフローチャートである。 広角ライブビュー画像の一例を示す図である。 広角ライブビュー画像の一例を示す図である。 表示画面の表示の一例を示す図である。 表示画面の表示の一例を示す図である。
<第1実施形態>
<電子機器の外観>
図1は、電子機器1の外観の一例を概略的に示す斜視図である。図2は、電子機器1の外観の一例を概略的に示す背面図である。電子機器1は、例えば、スマートフォン等の携帯電話機である。電子機器1は、基地局及びサーバ等を通じて他の通信装置と通信することが可能である。
図1及び図2に示されるように、電子機器1は、当該電子機器1の前面1aに位置するカバーパネル2と、当該カバーパネル2が取り付けられる機器ケース3とを備えている。カバーパネル2及び機器ケース3は、電子機器1の外装を成している。電子機器1の形状は、例えば、平面視において略長方形の板状となっている。
カバーパネル2には、後述する表示パネル121が表示する、文字、記号、図形等の各種情報が表示される表示画面(表示領域)2aが設けられている。カバーパネル2における、表示画面2aを取り囲む周縁部2bの大部分は、例えばフィルム等が貼られることによって黒色となっている。これにより、カバーパネル2の周縁部2bの大部分は、表示パネル121が表示する各種情報が表示されない非表示領域となっている。
表示画面2aの裏面には、後述するタッチパネル130が取り付けられている。そして、表示パネル121は、タッチパネル130における表示画面2a側の面とは反対側の面に取り付けられている。つまり、表示パネル121は、タッチパネル130を介して表示画面2aの裏面に取り付けられている。これにより、ユーザは、表示画面2aを指等の操作子で操作することによって、電子機器1に対して各種指示を与えることができる。タッチパネル130と表示パネル121との位置関係は上述した関係に限られない。表示画面2aに対する操作子による操作を検出することができれば、例えば、表示パネル121にタッチパネル130の構成の一部が埋め込まれたような構成であってもよい。
図1に示されるように、カバーパネル2の上側端部には、後述する第3撮像部200が有するレンズが電子機器1の外部から視認できるための第3レンズ用透明部20が設けられている。また、カバーパネル2の上側端部には、レシーバ穴16が設けられている。また、カバーパネル2の下側端部には、スピーカ穴17が設けられている。そして、電子機器1の底面1c、つまり機器ケース3の底面(下側の側面)には、マイク穴15が設けられている。
図2に示されるように、電子機器1の背面1b、つまり機器ケース3の背面の上側端部には、後述する第1撮像部180が有する撮像レンズが、電子機器1の外部から視認できるための第1レンズ用透明部18が設けられている。また、機器ケース3の背面の上側端部には、後述する第2撮像部190が有する撮像レンズが、電子機器1の外部から視認できるための第2レンズ用透明部19が設けられている。第1レンズ用透明部18及び第2レンズ用透明部19は、例えば、機器ケース3の長手方向に沿って並んで、当該機器ケース3の背面に設けられている。なお、第1レンズ用透明部18及び第2レンズ用透明部19が設けられる位置は、図2の例に限られない。例えば、第1レンズ用透明部18及び第2レンズ用透明部19は、機器ケース3の短手方向に沿って並んで設けられて良い。
機器ケース3の内部には、複数の操作ボタン14から成る操作ボタン群140が設けられている。各操作ボタン14は、押しボタンなどのハードウェアボタンである。操作ボタンは、「操作キー」あるいは「キー」と呼ばれることがある。各操作ボタン14は、例えば、カバーパネル2の下側端部から露出している。ユーザは、各操作ボタン14を指等で操作することによって、電子機器1に対して各種指示を与えることができる。
複数の操作ボタン14には、例えば、ホームボタン、バックボタン及び履歴ボタンが含まれている。ホームボタンは、表示画面2aにホーム画面(初期画面)を表示させるための操作ボタンである。バックボタンは、表示画面2aの表示を一つ前の画面に切り替えるための操作ボタンである。履歴ボタンは、電子機器1で実行されたアプリケーションの一覧を表示画面2aに表示させるための操作ボタンである。
<電子機器の電気的構成>
図3は、電子機器1の電気的構成の一例を示すブロック図である。図3に示されるように、電子機器1には、制御部100、無線通信部110、表示部120、タッチパネル130、操作ボタン群140及びマイク150が設けられている。さらに電子機器1には、レシーバ160、外部スピーカ170、第1撮像部180、第2撮像部190、第3撮像部200、計時部210及び電池220が設けられている。電子機器1に設けられたこれらの構成要素のそれぞれは、機器ケース3内に収められている。
制御部100は、一種のコンピュータであって、例えばCPU(Central Processing Unit)101、DSP(Digital Signal Processor)102及び記憶部103等を備えている。制御部100は、電子機器1の他の構成要素を制御することによって、電子機器1の動作を統括的に管理することが可能である。
記憶部103は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等の、CPU101及びDSP102が読み取り可能な非一時的な記録媒体を含む。記憶部103が有するROMは、例えば、不揮発性メモリであるフラッシュROM(フラッシュメモリ)である。記憶部103には、電子機器1を制御するためのメインプログラム及び複数のアプリケーションプログラム(以降、単に「アプリケーション」あるいは「アプリ」と呼ぶことがある)等が記憶されている。制御部100の各種機能は、CPU101及びDSP102が記憶部103内の各種プログラムを実行することによって実現される。記憶部103には、例えば、音声通話及びビデオ通話を行うための通話アプリケーション、第1撮像部180、第2撮像部190あるいは第3撮像部200を用いて、静止画像あるいは動画像を撮像するためのアプリケーション(以降、「カメラアプリ」と呼ぶことがある)が記憶されている。
なお、記憶部103は、ROM及びRAM以外の、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記録媒体を備えていても良い。記憶部103は、例えば、小型のハードディスクドライブ及びSSD(Solid State Drive)等を備えていても良い。また、制御部100の全ての機能あるいは制御部100の一部の機能は、その機能の実現にソフトウェアが不要なハードウェアによって実現されても構わない。
無線通信部110は、アンテナ111を有している。無線通信部110は、例えば、電子機器1とは別の携帯電話機からの信号、あるいはインターネットに接続されたウェブサーバ等の通信装置からの信号を、基地局を介してアンテナ111で受信することが可能である。無線通信部110は、アンテナ111での受信信号に対して増幅処理及びダウンコンバートを行って制御部100に出力することが可能である。制御部100は、入力される受信信号に対して復調処理等を行って、当該受信信号に含まれる音声や音楽などを示す音信号などの情報を取得することが可能である。
また無線通信部110は、制御部100で生成された送信信号に対して、アップコンバート及び増幅処理を行って、当該処理後の送信信号をアンテナ111から無線送信することが可能である。アンテナ111からの送信信号は、例えば、基地局を通じて、電子機器1以外の携帯電話機あるいはインターネットに接続されたウェブサーバ等の通信装置で受信される。
表示部120は、表示パネル121及び表示画面2aを備えている。表示パネル121は、例えば、液晶パネルあるいは有機ELパネルである。表示パネル121は、制御部100に制御されることによって、文字、記号、図形などの各種情報を表示することが可能である。表示パネル121が表示する各種情報は、表示画面2aに表示される。
タッチパネル130は、例えば、投影型静電容量方式のタッチパネルである。タッチパネル130は、表示画面2aに対する指等の操作子による操作を検出することが可能である。ユーザが指等の操作子によって表示画面2aに対して操作を行うと、その操作に応じた電気信号がタッチパネル130から制御部100に入力される。これにより、制御部100は、タッチパネル130からの電気信号に基づいて、表示画面2aに対して行われた操作の内容を特定して、その内容に応じた処理を行うことが可能である。なお、ユーザは、指以外の操作子、例えば、スタイラスペンなどの静電式タッチパネル用ペンで表示画面2aを操作することによっても、電子機器1に対して各種指示を与えることができる。
操作ボタン群140の各操作ボタン14は、ユーザによって操作されると、操作されたことを示す操作信号を制御部100に出力する。これにより、制御部100は、各操作ボタン14からの操作信号に基づいて、当該操作ボタン14が操作されたか否かを判断することができる。制御部100は、操作された操作ボタン14に応じた処理を行うことが可能である。なお、各操作ボタン14は、押しボタンなどのハードウェアボタンではなく、表示画面2aに表示されるソフトウェアボタンであってもよい。この場合には、ソフトウェアボタンへの操作がタッチパネル130によって検出されて、制御部100は、操作されたソフトウェアボタンに応じた処理を行うことが可能である。
マイク150は、電子機器1の外部から入力される音を電気的な音信号に変換して制御部100に出力することが可能である。電子機器1の外部からの音は、例えば、機器ケース3の底面(下側の側面)に設けられたマイク穴15から電子機器1の内部に取り込まれてマイク150に入力される。
外部スピーカ170は、例えばタイミックスピーカである。外部スピーカ170は、制御部100からの電気的な音信号を音に変換して出力することが可能である。外部スピーカ170から出力される音は、例えば、カバーパネル2の下側端部に設けられスピーカ穴17から電子機器1の外部に出力される。スピーカ穴17から出力される音については、電子機器1から離れた場所でも聞こえるような音量となっている。
レシーバ160は、例えばダイナミックスピーカで構成されている。レシーバ160は、制御部100からの電気的な音信号を音に変換して出力することが可能である。レシーバ160は、例えば、受話音を出力する。レシーバ160から出力される音は、例えば、カバーパネル2の上側端部に設けられたレシーバ穴16から外部に出力される。レシーバ穴16から出力される音の音量は、例えば、外部スピーカ170からスピーカ穴17を介して出力される音の音量よりも小さくなっている。
なおレシーバ160に代えて、圧電振動素子が設けられてもよい。圧電振動素子は、制御部100からの音声信号に基づいて振動することが可能である。圧電振動素子は、例えばカバーパネル2の裏面に設けられており、音声信号に基づく自身の振動によってカバーパネル2を振動させることが可能である。そして、ユーザが自身の耳をカバーパネル2に近づけることにより、カバーパネル2の振動が音声としてユーザに伝達される。レシーバ160に代えて圧電振動素子が設けられる場合には、レシーバ穴16は不要である。
計時部210は、現在時刻を計時すると共に、現在の日付を計時することが可能である。計時部210は、リアルタイムクロック(RTC)等を備えている。計時部210は、計時した時刻を示す時刻情報と、計時した日付を示す日付情報とを制御部100に出力することが可能である。
電池220は、電子機器1の電源を出力することが可能である。電池220は、例えば、リチウムイオン二次電池等の充電式の電池である。電池220は、電子機器1が備える制御部100及び無線通信部110等の各種電子部品に対して電源を供給することが可能である。
第1撮像部180、第2撮像部190及び第3撮像部200のそれぞれは、レンズ及び撮像素子などで構成されている。第1撮像部180、第2撮像部190及び第3撮像部200のそれぞれは、制御部100の制御によって被写体を撮像し、撮像した被写体が映る静止画像あるいは動画像を生成して制御部100に出力することが可能である。制御部100は、入力される静止画像あるいは動画像を、記憶部103の不揮発性メモリ(フラッシュメモリ)あるいは揮発性メモリ(RAM)に記憶することが可能である。
第3撮像部200が有するレンズは、カバーパネル2に設けられた第3レンズ用透明部20から視認可能となっている。したがって、第3撮像部200は、電子機器1のカバーパネル2側、つまり電子機器1の前面1a側に存在する物体を撮像することが可能である。このような第3撮像部200は、「インカメラ」と呼ばれることがある。以降、第3撮像部200を「インカメラ200」と呼ぶことがある。
第1撮像部180が有するレンズは、電子機器1の背面1bに設けられた第1レンズ用透明部18から視認可能となっている。また、第2撮像部190が有するレンズは、電子機器1の背面1bに設けられた第2レンズ用透明部19から視認可能となっている。したがって、第1撮像部180及び第2撮像部190は、電子機器1の背面1b側に存在する物体を撮像することが可能である。このような第1撮像部180及び第2撮像部190のそれぞれは、「アウトカメラ」と呼ばれることがある。
第2撮像部190は、第1撮像部180が撮像する第1撮像範囲より広角な(画角が広い)第2撮像範囲を撮像することが可能である。本例では、第1撮像部180及び第2撮像部190が、それぞれ、第1及び第2撮像範囲を撮像している場合には、第2撮像部190の画角は、第1撮像部180の画角よりも広角になっている。図4は、第1撮像部180及び第2撮像部190が、それぞれ、第1撮像範囲185及び第2撮像範囲195を撮像している場合での、第1撮像範囲185と第2撮像範囲195との関係を模式的に示す図である。図4に示されるように、第1撮像部180及び第2撮像部190が、それぞれ、第1撮像範囲185及び第2撮像範囲195を撮像している場合には、第2撮像範囲195は、第1撮像範囲185よりも広く、第1撮像範囲185を含んでいる。
以後、説明の便宜上、第1撮像部180を「標準カメラ180」と呼び、第2撮像部190を「広角カメラ190」と呼ぶ。また、標準カメラ180が撮像する第1撮像範囲185を「標準撮像範囲185」と呼び、広角カメラ190が撮像する第2撮像範囲195を「広角撮像範囲195」と呼ぶ。
本例では、標準カメラ180、広角カメラ190及びインカメラ200がそれぞれ有するレンズは、単焦点レンズである。なお、標準カメラ180、広角カメラ190及びインカメラ200がそれぞれ有するレンズの少なくとも一つがズームレンズであっても良い。
電子機器1は、標準カメラ180、広角カメラ190及びインカメラ200のそれぞれについての、ズーム機能を有している。つまり、電子機器1は、標準カメラ180が撮像する被写体をズームイン/ズームアウトする標準カメラズーム機能と、広角カメラ190が撮像する被写体をズームイン/ズームアウトする広角カメラズーム機能と、インカメラ200が撮像する被写体をズームイン/ズームアウトするインカメラズーム機能とを有している。カメラズーム機能によって、撮像する被写体がズームインされる場合には、撮像範囲は狭くなる。一方、カメラズーム機能によって、撮像する被写体がズームアウトされる場合には、撮像範囲は広くなる。
本例では、標準カメラ180、広角カメラ190及びインカメラ200がそれぞれ有するレンズは単焦点レンズであることから、標準カメラズーム機能、広角カメラズーム機能及びインカメラズーム機能のそれぞれはデジタルズーム機能である。なお、標準カメラズーム機能、広角カメラズーム機能及びインカメラズーム機能の少なくとも一つが、ズームレンズによって実現される光学ズーム機能であっても良い。
なお、電子機器1が、標準カメラズーム機能及び広角カメラズーム機能を有する場合、つまり、標準カメラ180及び広角カメラ190のそれぞれの画角が可変な場合であっても、第1撮像部180及び第2撮像部190が、それぞれ、第1撮像範囲185及び第2撮像範囲195を撮像している場合には、第2撮像部190の画角は、第1撮像部180の画角よりも広角になっている。具体的には、標準カメラ180及び広角カメラ190のそれぞれのズーム倍率が1倍である場合には、広角撮像範囲195は、標準撮像範囲185よりも広角になっている。例えば、標準カメラ180が標準撮像範囲185を撮像している場合には、電子機器1の広角カメラズーム機能は無効としてもよい。つまり、標準カメラ180が標準撮像範囲185を撮像している場合には、広角カメラ190のズーム倍率は1倍に固定されてもよい。これにより、標準カメラ180が標準撮像範囲185を撮像している場合には、広角カメラ190の固定の画角は、標準カメラ180の最大画角よりも広角になっている。
一方、標準カメラ180が標準撮像範囲185を撮像しておらず、広角カメラ190が広角撮像範囲195を撮像する場合には、電子機器1の広角カメラズーム機能が有効になる。広角カメラズーム機能が有効な場合には、広角カメラ190の最少画角は、標準カメラ180の最大画角よりも小さくても良い。
また本例では、標準カメラ180が撮像する標準撮像範囲185内の被写体が映る画像の画素数は、広角カメラ190が撮像する広角撮像範囲195内の被写体が映る画像における標準撮像範囲185と対応する領域(標準撮像範囲185内の被写体が映る部分領域)の画素数より多くなっている。これにより、ユーザは、標準撮像範囲185内の被写体をより高精細(高画素)に撮像したい場合には、標準カメラ180を用いて撮像し、より広角に撮像したい場合には、広角カメラ190を用いて撮像することができる。
<撮像モードについて>
電子機器1は、撮像モードとして、標準カメラ180で静止画像を撮像する場合に、ユーザが移動体を撮像したいときに用いることができる移動体撮像モードと、移動体を撮像したくないときに用いることができる移動体非撮像モードとを備える。
ユーザが標準カメラ180を用いて移動体を撮像する場合がある。例えば、ユーザは、移動体が通過すると思われる場所に標準カメラ180を向けておき、移動体が標準撮像範囲185内に入ったタイミングを見計らってシャッターボタンを押す。これにより、標準撮像範囲185内に移動体が映る静止画像を得ることができる。移動体撮像モードは、このような撮像状況において、移動体が映る画像を得やすくするための撮像モードである。
また、ユーザが、標準カメラ180を用いて撮像対象となる被写体を撮像する場合に、当該被写体とは別の移動体が標準撮像範囲185に向かって移動してくる場合がある。この場合、ユーザは、当該移動体が標準撮像範囲185内に入るタイミングより前にシャッターボタンを押すことによって、標準撮像範囲185内に当該移動体が映らない画像を得ることができる。移動体非撮像モードは、このような撮像状況において、撮像対象ではない移動体が映らない画像を得やすくするための撮像モードである。
また、電子機器1は、標準カメラ180を用いて静止画像を撮像する場合には、移動体撮像モード及び移動体非撮像モード以外の通常撮像モードを備えている。なお、電子機器1は、移動撮像モード、移動体非撮像モード及び通常撮像モードの3つのモードを有するのではなく、移動体撮像モード及び通常撮像モードの2つのモード有していても良いし、移動体非撮像モード及び通常撮像モードの2つのモードを有していても良い。
<カメラアプリ実行時の電子機器の動作について>
<1−1.移動体撮像モードでの電子機器の動作について>
図5は、移動体撮像モード及び通常撮像モードを有する電子機器1の動作の一例を示すフローチャートである。表示画面2aに対して所定の操作が行われると、図5に示されるように、ステップS1において、制御部100は、記憶部103内に記憶されたカメラアプリを実行(起動)する。表示画面2aには、例えば、電子機器1が各種アプリを実行する前の初期状態において、ホーム画面(初期画面)が表示されている。また、ホーム画面には、各種アプリをそれぞれ実行するための複数の図形(以降、アプリ実行用図形と呼ぶことがある)が表示されている。アプリ実行用図形は、アイコンと呼ばれる図形を含んでいてもよい。制御部100は、表示画面2aに表示されるカメラアプリを実行するためのアプリ実行用図形に対するユーザの選択操作をタッチパネル130が検出すると、記憶部103内に記憶されたカメラアプリを実行する。
表示画面2aに表示されるアプリ実行用図形に対する選択操作として、例えば、当該アプリ実行用図形に対して、ユーザが指等の操作子を近づけた後、当該操作子を遠ざける操作が考えられる。また、表示画面2aに表示されるアプリ実行用図形に対する選択操作として、例えば、当該アプリ実行用図形に対して、ユーザが指等の操作子を接触させた後、当該操作子を遠ざける操作が考えられる。これらの操作は、いわゆるタップ操作と呼ばれる。なお、このタップ操作による選択操作は、アプリ実行用図形に対する選択操作以外にも、表示画面2aに表示されるソフトウェアボタン等の各種情報に対する選択操作として使用される。以下ではタップ操作による選択操作についての繰り返しの説明を省略する。
カメラアプリが実行されていないときは、標準カメラ180、広角カメラ190及びインカメラ200は動作していない。つまり、標準カメラ180、広角カメラ190及びインカメラ200に対しては電源が供給されていない。
制御部100は、カメラアプリの実行を開始すると、ステップS2において、標準カメラ180、広角カメラ190及びインカメラ200のうち、標準カメラ180及び広角カメラ190に電源を供給して、当該標準カメラ180及び広角カメラ190を起動する。標準カメラ180及び広角カメラ190が起動している場合には、標準カメラ180は、撮像した静止画像あるいは動画像が不揮発性メモリに記録される記録用カメラとなり、広角カメラ190は、後述する移動体の検出処理を行うためのカメラとなる。
ステップS2の後、制御部100は、ステップS3において、表示パネル121を制御することによって、標準カメラ180が標準撮像範囲185を撮像するライブビュー画像(スルー画像、プレビュー画像、あるいは単にプレビューとも呼ばれる)を表示画面2aに表示させる。つまり、制御部100は、標準カメラ180において所定のフレームレートで連続的に撮像される撮像画像をリアルタイムに表示画面2aに表示させる。ライブビュー画像は、ユーザが、所定の時間間隔で連続的に撮像される撮像画像をリアルタイムに確認するために表示される画像である。後述する記録用の静止画像及び動画像が記憶部103内の不揮発性メモリに記憶されるのに対して、ライブビュー画像は、制御部100によって、記憶部103内の揮発性メモリに一時的に記憶された後、表示画面2aに表示される。以降、標準カメラ180が撮像するライブビュー画像を「標準ライブビュー画像」と呼ぶことがある。
図6は、標準ライブビュー画像300を表示する表示画面2aの表示の一例を示す図である。図6に示されるように、標準ライブビュー画像300は、表示画面2aの中央領域420(上側端部400及び下側端部410以外の領域)に表示される。つまり、表示画面2aの中央領域420には、標準カメラ180が連続的に撮像する標準撮像範囲185内の被写体が表示される。
カメラアプリの実行中では、図6に示されるように、表示画面2aの下側端部410には操作ボタン310が表示される。また、表示画面2aの上側端部400には、静止画/動画切替ボタン320、カメラ切替ボタン330及びモード切替ボタン340が表示される。
静止画/動画切替ボタン320は、電子機器1の撮像モードを静止画像撮像モードと動画像撮像モードとの間で切り替えるための操作ボタンである。電子機器1の撮像モードが静止画像撮像モードである場合に、タッチパネル130が静止画/動画切替ボタン320に対する所定の操作(例えばタップ操作)を検出すると、制御部100は、電子機器1の撮像モードを静止画像撮像モードから動画像撮像モードに切り替える。また、電子機器1の撮像モードが動画像撮像モードである場合に、タッチパネル130が、静止画/動画切替ボタン320に対する所定の操作を検出すると、制御部100は、電子機器1の撮像モードを動画像撮像モードから静止画像撮像モードに切り替える。
カメラ切替ボタン330は、静止画像あるいは動画像を記録するための記録用カメラを切り替えるための操作ボタンである。記録用カメラが標準カメラ180である場合に、タッチパネル130がカメラ切替ボタン330に対する所定の操作(例えばタップ操作)を検出すると、制御部100は、記録用カメラを標準カメラ180から例えば広角カメラ190に切り替える。記録用カメラが標準カメラ180から広角カメラ190に切り替わる場合には、制御部100は、標準カメラ180への電源の供給を停止して、当該標準カメラ180の動作を停止させる。また、記録用カメラが標準カメラ180から広角カメラ190に切り替わる場合には、表示部120は、標準ライブビュー画像300に代わって、広角カメラ190が広角撮像範囲195を撮像するライブビュー画像(以降、広角ライブビュー画像と呼ぶ)を表示画面2aに表示する。
また、記録用カメラが広角カメラ190である場合に、タッチパネル130がカメラ切替ボタン330に対する所定の操作を検出すると、制御部100は、記録用カメラを広角カメラ190から例えばインカメラ200に切り替える。記録用カメラが広角カメラ190からインカメラ200に切り替わる場合には、制御部100は、インカメラ200に電源を供給してインカメラ200を起動する。そして、制御部100は、広角カメラ190への電源の供給を停止して、当該広角カメラ190の動作を停止させる。また、記録用カメラが広角カメラ190からインカメラ200に切り替わる場合には、表示部120は、広角ライブビュー画像に代わって、インカメラ200が撮像するライブビュー画像を表示画面2aに表示する。
そして、記録用カメラがインカメラ200である場合に、タッチパネル130がカメラ切替ボタン330に対する所定の操作を検出すると、制御部100は、記録用カメラをインカメラ200から例えば標準カメラ180に切り替える。記録用カメラがインカメラ200から標準カメラ180に切り替わる場合には、制御部100は、標準カメラ180及び広角カメラ190に電源を供給して、当該標準カメラ180及び広角カメラ190を起動する。そして、制御部100は、インカメラ200への電源の供給を停止して当該インカメラ200の動作を停止させる。また、記録用カメラがインカメラ200から標準カメラ180に切り替わる場合には、表示部120は、インカメラ200が撮像するライブビュー画像に代わって、標準ライブビュー画像300を表示画面2aに表示する。
なお、カメラアプリの実行時の記録用カメラは標準カメラ180ではなく、広角カメラ190であっても良いし、インカメラ200であっても良い。また、カメラ切替ボタン330による記録用カメラの切り替え順は、上記の例に限られない。
また、表示部120は、記録用カメラを順次切り替えるためのカメラ切替ボタン330に代わり、標準カメラ180、広角カメラ190及びインカメラ200のうち、記録用カメラ以外の2つのカメラにそれぞれ切り替えるための2つのカメラ切替ボタンを表示画面2aに表示しても良い。
モード切替ボタン340は、標準カメラ180が起動しており、電子機器1の撮像モードが静止画像撮像モードである場合に、電子機器1の撮像モードを移動体撮像モードと通常撮像モードとの間で切り替えるための操作ボタンである。モード切替ボタン340は、標準カメラ180が起動しており、電子機器1の撮像モードが静止画像撮像モードである場合にだけ表示される。
標準カメラ180が起動しており、電子機器1の撮像モードが静止画像撮像モードである場合に、タッチパネル130がモード切替ボタン340に対する所定の操作(例えばタップ操作)を検出すると、制御部100は、電子機器1の撮像モードを通常撮像モードから移動体撮像モードに切り替える。また、電子機器1の撮像モードが移動体撮像モードである場合に、タッチパネル130が、モード切替ボタン340に対する所定の操作を検出すると、制御部100は、電子機器1の撮像モードを移動体撮像モードから通常撮像モードに切り替える。
なお、後述するように、電子機器1が、移動体非撮像モード及び通常撮像モードの2つのモードを有している場合には、モード切替ボタン340は、電子機器1の撮像モードを移動体非撮像モードと通常撮像モードとの間で切り替えるための操作ボタンとなる。また、電子機器1が、移動撮像モード、移動体非撮像モード及び通常撮像モードの3つのモードを有している場合には、モード切替ボタン340は、電子機器1の撮像モードを移動体撮像モード、移動体非撮像モード及び通常撮像モードの間で切り替えるための操作ボタンとなる。移動体撮像モード及び移動体非撮像モードでの電子機器1の動作については、後で詳細に説明する。
なお、記録用カメラが標準カメラ180である場合に常に広角カメラ190を起動するのではなく、電子機器1が移動体撮像モード及び移動体非撮像モードで動作する場合には、標準カメラ180及び広角カメラ190を起動し、電子機器1が通常撮像モードで動作する場合には、広角カメラ190を起動せずに標準カメラ180を起動しても良い。これにより、電子機器1の消費電力を低減することができる。
操作ボタン310は、電子機器1の撮像モードが静止画像撮像モードである場合には、シャッターボタンとして機能する。一方で、操作ボタン310は、電子機器1の撮像モードが動画像撮像モードである場合には、動画像の撮像開始及び停止を行うための操作ボタンとして機能する。撮像モードが静止画像撮像モードである場合に、タッチパネル130が操作ボタン310に対する所定の操作(例えばタップ操作)を検出すると、制御部100は、操作ボタン310が操作されたときに記録用カメラで撮像された、ライブビュー画像とは別の記録用の静止画像を記憶部103内の不揮発性メモリに記憶するとともに、当該静止画像を表示画面2aに表示させる。
一方、電子機器1の撮像モードが動画像撮像モードである場合に、タッチパネル130が操作ボタン310に対する所定の操作(例えばタップ操作)を検出すると、制御部100は、記録用カメラで撮像される、ライブビュー画像とは別の記録用の動画像についての記憶部103内の不揮発性メモリへの記憶を開始する。その後、タッチパネル130が操作ボタン310に対する所定の操作を検出すると、制御部100は、記録用カメラで撮像される記録用の動画像についての記憶部103内の不揮発性メモリへの記憶を停止する。
記録用カメラの動作モードは、記録用の静止画像を撮像するときと、記録用の動画像を撮像するときと、ライブビュー画像を撮像するときとではそれぞれ異なっている。これにより、例えば、各動作モードで撮像される画像の画素数及び露光時間などがそれぞれ異なっている。例えば、記録用の静止画像は、記録用の動画像及びライブビュー画像よりも画素数が多くなっている。
図5に示されるステップS3の後、ステップS4において、制御部100は、電子機器1が移動体撮像モードで動作しているか否かを判定する。ステップS4において、否定的な判定がなされる場合には、再度ステップS4が実行される。電子機器1は、移動体撮像モードで動作していない場合には、通常撮像モードで動作する。
ステップS4において、肯定的な判定がなされる場合には、ステップS5が実行される。ステップS5において、制御部100は、広角撮像範囲195内かつ標準撮像範囲185外に移動体が存在するか否かを判定する。具体的には、制御部100は、広角カメラ190から所定のフレームレートで連続的に入力される一連の入力画像に対して、例えば、フレーム間差分による動体検出などの画像処理を行うことによって、各入力画像における移動体の位置、移動方向及び移動速度を検出する。この検出処理には、例えば、広角カメラ190から出力されて記憶部103内の揮発性メモリに記憶される広角ライブビュー画像が用いられる。
移動体の位置としては、例えば、各入力画像における移動体が存在する領域の中心座標が検出される。また移動体の移動方向は、例えば、連続する2つの入力画像のそれぞれにおける移動体の位置に基づいて検出される。また移動体の移動速度は、例えば、所定の時間間隔で撮像された、連続する2つの入力画像のそれぞれにおける移動体の位置によって算出される移動体の移動量(例えば入力画像における移動体が移動した画素数)に基づいて検出される。このように、制御部100は、広角撮像範囲195内を移動する移動体の位置、移動方向及び移動速度を検出する検出部として機能する。
そして、制御部100は、検出した移動体の位置が広角撮像範囲195における、標準撮像範囲185と対応する領域(標準撮像範囲185内の被写体が映る領域)外の部分領域である場合には、広角撮像範囲195内かつ標準撮像範囲185外に移動体が存在すると判定する。
一方、制御部100は、移動体が検出されない場合と、検出した移動体の位置が標準撮像範囲185と対応する領域(標準撮像範囲185内の被写体が映る領域)内である場合には、広角撮像範囲195内かつ標準撮像範囲185外に移動体が存在しないと判定する。このように、制御部100は、移動体が広角撮像範囲195内かつ標準撮像範囲185外に存在するか否かを判定する判定部として機能する。
ステップS5において、移動体が広角撮像範囲195内かつ標準撮像範囲185外に存在しないと判定されると、ステップS5が再度実行される。つまり、ステップS5において、移動体が広角撮像範囲195内かつ標準撮像範囲185外に存在すると判定されるまでの間、移動体の検出処理が実行される。この処理は、例えば、所定の時間毎に実行される。
一方、ステップS5において、移動体が広角撮像範囲195内かつ標準撮像範囲185外に存在すると判定される場合には、ステップS6が実行される。ステップS6において、制御部100は、ステップS5で検出された移動体の位置が、標準撮像範囲185の所定位置となる第1タイミングを推定する。例えば、制御部100は、ステップS5において検出した移動体の位置、移動方向及び移動速度に基づいて、移動体の位置が、標準撮像範囲185の所定位置となる第1タイミングを推定する。
以下では、制御部100が、第1タイミングを推定する動作について、図7に示される広角ライブビュー画像350を用いて説明する。図7に示される広角ライブビュー画像350(広角撮像範囲195内の被写体が映る画像)は、説明のために、標準撮像範囲185と対応する部分領域(標準撮像範囲185内の被写体が映る部分領域)351が区切られて示されている。
また、広角ライブビュー画像350における、部分領域351以外の周囲の領域(広角撮像範囲195内かつ標準撮像範囲185外の領域)は、広角ライブビュー画像350の左上、右上、右下及び左下の4つの頂点と、部分領域351の左上、右上、右下及び左下の4つの頂点とをそれぞれ結ぶ直線によって、上側領域352、下側領域353、左側領域354及び右側領域355に区切られて示されている。
また、図7の例では、広角ライブビュー画像350の右側領域355内に左方向に向かって移動する移動体500(例えば自動車)が映っている。
ステップS6において、制御部100は、ステップS5で検出した移動体500の移動方向が、部分領域351の所定位置であるか否かを判定する。図7の例では、制御部100は、ステップS5で検出した移動体500の移動方向が、部分領域351の中央領域351aであるか否かを判定する。移動体500が中央領域351aに向かって移動していると判定される場合には、ステップS5で検出した移動体の移動速度に基づいて、移動体が中央領域351aに入る第1タイミングを推定する。制御部100は、検出した移動体の位置が標準撮像範囲185内の所定位置となる第1タイミングを推定する推定部として機能する。
このように、制御部100は、広角カメラ190からの画像信号に基づいて、広角撮像範囲195における、標準撮像範囲185外の部分領域に存在する移動体を検出する。また推定部は、当該移動体の位置が標準撮像範囲185内の所定位置となる第1タイミングを推定する。これにより、制御部100は、移動体が標準撮像範囲185内に入る前に、第1タイミングを推定することができる。
なお、制御部100が第1タイミングを推定する際の標準撮像範囲185内の所定位置は、図7で示した中央領域351a以外でも良い。例えば、制御部100は、移動体が標準撮像範囲185に入るタイミングを第1タイミングとして推定しても良い。制御部100が第1タイミングを推定する際の標準撮像範囲185内の所定位置(所定領域)は、ユーザの入力操作などによってあらかじめ記憶部103内に記憶される。
ステップS6において、第1タイミングが推定されると、ステップS7が実行される。ステップS7において、制御部100は、ステップS6で推定された第1タイミングをユーザに通知する。例えば、制御部100は、表示部120を制御することによって、ステップS6で推定された第1タイミングを通知する第1通知情報を表示画面2aに表示させる。表示部120は、推定された第1タイミングを通知する通知部として機能する。
図8は、第1通知情報360を表示する表示画面2aの表示の一例を示す図である。図8は、図7で示される広角ライブビュー画像350が得られる場合での表示画面2aの表示の一例を示している。図8の例では、表示画面2aの中央領域420の右側端部に第1通知情報360が表示される。図8の例では、第1通知情報360は、現在の時刻から第1タイミングまでの残り時間を示している。制御部100は、例えば、計時部210からの時刻情報に基づいて、推定された第1タイミングの時刻を算出し、当該第1タイミングまでの残り時間を計測する。
このように、推定された第1タイミングが通知されることから、ユーザは、移動体の位置が標準撮像範囲185内の所定位置となるタイミングを知ることができる。よって、ユーザは、通知される第1タイミングに合わせて操作ボタン310を操作することによって、移動体の位置が標準撮像範囲185の所定位置になったときの画像、つまり移動体が標準撮像範囲185の所定位置に映る画像を得ることができる。また第1タイミングが通知されることによって、ユーザは、移動体が広角撮像範囲195内かつ標準撮像範囲185外において検出されたことと、当該移動体が標準撮像範囲185の所定位置に向かって移動していることを知ることができる。表示部120は、移動体が検出されたことを通知する通知部として機能しているともいえる。
また、表示画面2aの中央領域420の右側端部には、検出した移動体500を映す移動体画像370が表示される。移動体画像370は、広角ライブビュー画像350における移動体500が映る部分領域の画像である。移動体画像370は、例えば、標準ライブビュー画像300の上に重ねて表示される。
表示画面2aにおける移動体画像370の大きさは、広角ライブビュー画像350における移動体500が映る部分領域の画像そのままの大きさでも良いし、ユーザが標準ライブビュー画像300を見やすいように、縮小されても良い。また、表示画面2aにおける移動体画像370の大きさは、例えば、移動体500の大きさが小さい場合には、ユーザが移動体500を確認しやすいように拡大されても良い。
このように、表示画面2aには、標準ライブビュー画像300及び移動体画像370が表示されることから、ユーザは、標準ライブビュー画像300によって標準撮像範囲185内の被写体を確認しながら、移動体画像370によって移動体を確認することができる。また移動体画像370が表示画面2aに表示されることによって、ユーザは、移動体が広角撮像範囲195内かつ標準撮像範囲185外において検出されたことを知ることができる。
表示画面2aにおける第1通知情報360及び移動体画像370が表示される位置は、検出した移動体の位置によって変化する。例えば、図7で示されるように、移動体が広角ライブビュー画像350の右側領域355で検出される場合には、図8で示されるように、第1通知情報360及び移動体画像370は、表示画面2aの中央領域420の右側端部に表示される。また、移動体が広角ライブビュー画像350の上側領域352で検出される場合には、第1通知情報360及び移動体画像370は、表示画面2aの中央領域420の上側端部に表示される。また、移動体が広角ライブビュー画像350の下側領域353で検出される場合には、第1通知情報360及び移動体画像370は、表示画面2aの中央領域420の下側端部に表示される。また、移動体が広角ライブビュー画像350の左側領域354で検出される場合には、第1通知情報360及び移動体画像370は、表示画面2aの中央領域420の左側端部に表示される。
このように、表示画面2aにおける、第1通知情報360及び移動体画像370が表示される位置は、検出した移動体の位置に応じて変化することから、ユーザは、広角撮像範囲195内かつ標準撮像範囲185外において検出された移動体の位置を知ることができる。
なお、広角撮像範囲195内かつ標準撮像範囲185外の領域の分割数、分割方法は、図7の例に限られない。例えば、分割数をより多くすることにより、表示画面2aにおける、第1通知情報360及び移動体画像370が表示される位置をより詳細に決めることができるようにしてもよい。
また、第1タイミングは、表示画面2aに表示される第1通知情報360以外によってユーザに通知されても良い。例えば、第1タイミングは、外部スピーカ170から出力される音によってユーザに通知されても良い。具体的には、外部スピーカ170が断続的に出力する音の時間間隔を変化させる(例えば短くしていく)ことによって、第1タイミングが近づいていることをユーザに通知しても良い。また、外部スピーカ170が出力する音の音量を変化させる(例えば大きくしていく)ことによって、第1タイミングが近づいていることをユーザに通知しても良い。また、外部スピーカ170から出力される音声、例えば、第1タイミングまでの残り時間を示す音声によって、第1タイミングを通知しても良い。
また、電子機器1がLEDなどによって構成される通知ランプを備えている場合には、通知ランプから断続的に出力される光の時間間隔を変化させる(例えば短くしていく)ことによって、第1タイミングが近づいていることをユーザに通知しても良い。また通知ランプが出力する光の光量あるいは色を変化させることによって、第1タイミングが近づいていることをユーザに通知しても良い。
また、電子機器1が圧電振動素子、モータなどによって構成される振動部を備えている場合には、振動部が断続的に電子機器1を振動させる振動の時間間隔を変化させる(例えば短くしていく)ことによって、第1タイミングが近づいていることをユーザに通知して良い。また、電子機器1の振動量を変化させることによって、第1タイミングが近づいていることをユーザに通知しても良い。
第1通知情報360及び移動体画像370は、移動体が広角ライブビュー画像350の部分領域351に入った場合には、表示画面2aから消去されてもよい。
<1−2.移動体非撮像モードでの電子機器の動作について>
次に、電子機器1が移動体非撮像モード及び通常撮像モードを有する場合について説明する。図9は、移動体撮像モード及び通常撮像モードを有する電子機器1の動作の一例を示すフローチャートである。
ステップS11〜S13,S15での処理は、図7で示したステップS1〜S3,S5での処理と同様であるので繰り返しの説明は省略する。
ステップS14において、制御部100は、電子機器1が移動体非撮像モードで動作しているか否かを判定する。ステップS14において、否定的な判定がなされる場合には、再度ステップS14が実行される。電子機器1は、移動体非撮像モードで動作していない場合には、通常撮像モードで動作する。
ステップS14において、肯定的な判定がなされる場合には、ステップS15が実行される。ステップS15において、制御部100は、広角撮像範囲195内かつ標準撮像範囲185外に移動体が存在するか否かを判定する。
ステップS15において、移動体が広角撮像範囲195内かつ標準撮像範囲185外に存在しないと判定される場合には、ステップS15が再度実行される。つまり、ステップS15において、移動体が広角撮像範囲195内かつ標準撮像範囲185外に存在すると判定されるまでの間、所定の時間毎に移動体の検出処理が実行される。
一方、ステップS15において、移動体が広角撮像範囲195内かつ標準撮像範囲185外に存在すると判定される場合には、ステップS16が実行される。ステップS16において、制御部100は、ステップS15で検出された移動体が、標準撮像範囲185に入ってくる第2タイミングを推定する。制御部100は、第1タイミングを推定するのと同様に、例えば、ステップS15において検出した移動体の位置、移動方向及び移動速度に基づいて、移動体が、標準撮像範囲185に入ってくる第2タイミングを推定する。
以下では、制御部100が、第2タイミングを推定する動作について、図10に示される広角ライブビュー画像350を用いて説明する。図10の例では、広角ライブビュー画像350の部分領域351及び下側領域353にユーザが撮影しようとしている対象被写体600(例えば人物)が写っている。また、広角ライブビュー画像350の左側領域354内に右方向に向かって移動する移動体510(例えば人物)が映っている。
図9に示されるステップS16において、制御部100は、ステップS15で検出した移動体510の移動方向に基づいて、移動体510が部分領域351に向かって移動しているか否かを判定する。移動体510が部分領域351に向かって移動していると判定される場合には、ステップS15で検出された移動体の移動速度に基づいて、移動体が部分領域351に入る第2タイミングを推定する。制御部100は、移動体が標準撮像範囲185内に入る第2タイミングを推定する推定部として機能する。
このように、制御部100は、広角カメラ190からの画像信号に基づいて、広角撮像範囲195における、標準撮像範囲185外の部分領域に存在する移動体を検出する。また推定部は、当該移動体が標準撮像範囲185内に入る第2タイミングを推定する。これにより、移動体が標準撮像範囲185内に入る前に、第2タイミングを推定することができる。
ステップS16において、第2タイミングが推定されると、ステップS17が実行される。ステップS17において、制御部100は、ステップS16で推定された第2タイミングを通知する。具体的には、制御部100は、表示パネル121を制御することによって、ステップS16で推定された第2タイミングを通知する第2通知情報を、標準ライブビュー画像300と共に表示画面2aに表示させる。表示部120は、推定された第2タイミングを通知する通知部として機能する。
図11は、第2通知情報380を表示する表示画面2aの表示の一例を示す図である。図11は、図10に示される広角ライブビュー画像350が得られる場合での表示画面2aの表示の一例を示している。図11の例では、第2通知情報380は、表示画面2aの中央領域420の左側端部に移動体画像370と共に表示される。図11の例では、第2通知情報380は、現在の時刻から第2タイミングまでの残り時間を表している。制御部100は、例えば、計時部210からの時刻情報に基づいて、推定された第2タイミングの時刻を算出し、当該第2タイミングまでの残り時間を計測する。
このように、推定された第2タイミングが通知されることから、ユーザは、移動体が標準撮像範囲185に入る第2タイミングを知ることができる。よって、ユーザは、通知される第2タイミングより前に操作ボタン310を操作することによって、移動体が標準撮像範囲185に入る前の画像、つまり標準撮像範囲185に移動体が映らない画像を得ることができる。また第2タイミングが通知されることによって、ユーザは、移動体が広角撮像範囲195内かつ標準撮像範囲185外において検出されたことと、当該移動体が標準撮像範囲185に向かって移動していることを知ることができる。表示部120は、移動体が検出されたことを通知する通知部として機能しているともいえる。
表示画面2aにおける第2通知情報380及び移動体画像370が表示される位置は、検出した移動体の位置に応じて変化する。図10で示されるように、移動体510が広角ライブビュー画像350の左側領域354で検出される場合には、図11で示されるように、第2通知情報380及び移動体画像370は、表示画面2aの中央領域420の左側端部に表示される。
なお、第2タイミングの通知は、第1タイミングと同様に、音、光、振動などによって通知しても良い。
なお、上記の例では、電子機器1が移動体撮像モード及び通常撮像モードを有する場合と、電子機器1が移動体非撮像モード及び通常撮像モードを有する場合について説明したが、電子機器1は、移動撮像モード、移動体非撮像モード及び通常撮像モードの3つのモードを有していてもよい。この場合、図5に示されるステップS4において否定的な判定がなされる場合には、ステップS4が再度実行されるのではなく、制御部100は、電子機器1が移動体非撮像モードで動作しているか否かを判定する。制御部100が移動体非撮像モードで動作していないと判定した場合には、電子機器1は通常撮像モードで動作する。制御部100が移動対非撮像モードで動作していると判定した場合には、図9に示されるステップS15以降の一連の処理が実行される。
<第2実施形態>
本実施の形態では、電子機器1は、推定部が推定する第1タイミングを通知せずに、第1タイミングで標準カメラ180が撮像する静止画像を保存する。また、電子機器1は、推定部が推定する第2タイミングを通知せずに、第2タイミングより前に標準カメラ180が撮像する静止画像を保存する。
図12は、本実施の形態に係る電子機器1の動作の一例を示すフローチャートである。図12は、電子機器1が移動体撮像モード及び通常撮像モードを有する場合について示している。
ステップS21〜S26での処理は、図5に示すステップS1〜S6での処理と同様であるので繰り返しの説明は省略する。
ステップS26において、移動体の位置が標準撮像範囲185内の所定位置となる第1タイミングが推定されると、ステップS27が実行される。ステップS27において、制御部100は、第1タイミングで標準カメラ180が撮像する画像を記憶部103内に保存する。制御部100は、第1タイミングで標準カメラ180が撮像する画像を記憶部103内に保存する保存部として機能する。
このように、ユーザが操作ボタン310を操作しなくても、制御部100は、推定された第1タイミングで標準カメラ180が撮像する画像を自動的に保存する。これにより、標準カメラ180によって、移動体の位置が標準撮像範囲185内の所定位置となったときの画像、つまり標準撮像範囲185の所定位置に移動体が映る画像をより得やすくなる。
次に、電子機器1が移動体非撮像モード及び通常撮像モードを有する場合について説明する。図13は、移動体非撮像モード及び通常撮像モードを有する電子機器1の動作の一例を示すフローチャートである。ステップS31〜S36での処理は、図9に示されるステップS11〜S16での処理と同様であるので繰り返しの説明は省略する。
ステップS36において、移動体の位置が標準撮像範囲185内に入る第2タイミングが推定されると、ステップS37が実行される。ステップS37において、制御部100は、第2タイミングより前に標準カメラ180が撮像する画像を記憶部103内に保存する。例えば、制御部100は、移動体が標準撮像範囲185内に入る直前に標準カメラ180が撮像する画像を記憶部103内に保存する。制御部100は、第2タイミングより前に標準カメラ180が撮像する画像を記憶部103内に保存する保存部として機能する。
このように、ユーザが操作ボタン310を操作しなくても、制御部100は、推定部が推定する第2タイミングより前に標準カメラ180が撮像する画像を保存する。これにより、標準カメラ180によって、移動体が標準撮像範囲185内に入る前の画像、つまり、標準撮像範囲185に向かって移動する移動体が写らない画像が得やすくなる。
なお、ステップS27、S37が実行される前に、ユーザによって操作ボタン310が操作されて、画像が保存された場合には、ステップS27、S37を実行しなくても良い。
また、本実施例においても、電子機器1は、移動撮像モード、移動体非撮像モード及び通常撮像モードの3つのモードを有していてもよい。この場合、図12に示されるステップS24において否定的な判定がなされる場合には、ステップS24が再度実行されるのではなく、制御部100は、電子機器1が移動体非撮像モードで動作しているか否かを判定する。制御部100が移動体非撮像モードで動作していないと判定した場合には、電子機器1は通常撮像モードで動作する。制御部100が移動対非撮像モードで動作していると判定した場合には、図13に示されるステップS35以降の一連の処理が実行される。
<各種変形例>
以下に各種変形例について説明する。
<第1変形例>
上記の各例では、推定された第1タイミングの通知と、推定された第1タイミングでの画像保存とのいずれか一方が行われていたが、本変形例では、推定された第1タイミングの通知と、推定された第1タイミングでの画像保存との両方が行われる。例えば、図5に示されるステップS7において、推定された第1タイミングの通知が行われた後、図12で示されるステップS27が実行されて、推定された第1タイミングで標準カメラ180が撮像する画像が保存される。
また上記の各例では、推定された第2タイミングの通知と、推定された第2タイミングより前での画像保存とのいずれ一方が行われていたが、本変形例では、推定された第2タイミングの通知と、推定された第2タイミングでの画像保存との両方が行われる。例えば、図9に示されるステップS17において、推定された第2タイミングの通知が行われた後、図13で示されるステップS37が実行されて、推定された第2タイミングより前に標準カメラ180が撮像する画像が保存される。
<第2変形例>
上記の例では、広角撮像範囲195内かつ標準撮像範囲185外において検出された移動体について、第1及び第2タイミングの推定が行われているが、本変形例では、検出された移動体が所定の条件を満たす場合には、第1及び第2タイミングの推定が行われ、検出された移動体が当該所定の条件を満たさない場合には、第1及び第2タイミングの推定が行われない。
図14は、本変形例に係る電子機器1の動作の一例を示すフローチャートである。図14では、電子機器1が移動体撮像モード及び通常撮像モードを有する場合について示している。
ステップS41〜S45での処理は、図12に示すステップS21〜S25での処理と同様であるので繰り返しの説明は省略する。
ステップS45において、移動体が広角撮像範囲195内かつ標準撮像範囲185外に存在すると判定されると、ステップS46が実行される。ステップS46において、制御部100は、ステップS45において検出した移動体に関する情報を取得する。制御部100は、移動体に関する情報を取得する取得部として機能する。そして、ステップS47において、制御部100は、ステップS46で取得した移動体に関する情報が所定の条件を満たしているか否かを判定する。制御部100は、移動体に関する情報が所定の条件を満たしているか否かを判定する判定部として機能する。以降、ステップS47での判定に用いる条件を「判定条件」と呼ぶことがある。
ステップS46において、取得される移動体に関する情報としては、例えば、移動体の大きさ、色、移動速度などがある。移動体検出では、例えば、入力画像における移動体を囲む矩形領域あるいは移動体の輪郭に囲まれた領域によって移動体が検出される。移動体の大きさは、例えば、移動体が検出されたときの移動体を囲む矩形領域あるいは移動体の輪郭によって囲まれる領域の大きさによって検出される。移動体の色は、例えば、移動体が検出されたときの移動体を囲む矩形領域あるいは移動体の輪郭によって囲まれる領域内の平均色、あるいは最頻出色などによって検出される。移動体の移動体速度は、ステップS45での処理で検出される移動速度が利用される。
そして、ステップS47では、例えば、移動体の大きさが所定値以上であるか否かが判定される。また、移動体の色が所定の色あるいは所定の色と類似する色であるか否かが判定される。また、移動体の移動速度が所定値以上であるか否かが判定される。なお、判定条件は、1つの条件ではなく、2つ以上の条件を組み合わせたものであっても良い。例えば、移動体の大きさ、色及び移動速度に基づく条件を2つ以上組み合わせた判定条件であっても良い。なお、判定条件は、ユーザの入力操作などによって記憶部103内にあらかじめ記憶される。
また、テンプレートマッチングなどの既知の画像認識技術を利用することによって、移動体が特定の種類の物体であるか否かが判定されてもよい。例えば、顔認認識技術によって、移動体が人物であるか否かが判定されても良いし、移動体が特定の人物であるか否かが判定されても良い。また、画像認識技術によって、移動体が人物以外の動物であるか否かが判定されてもよいし、自動車などの乗り物であるか否かが判定されても良い。
以下では、制御部100が、移動体に関する情報が所定の条件を満たしているか否かを判定する動作について、図15に示される広角ライブビュー画像350を用いて説明する。図15の例では、広角ライブビュー画像350の右側領域355に中央領域351aに向かって移動する移動体500(例えば自動車)が映っている。また、広角ライブビュー画像350の左側領域354に中央領域351aに向かって移動する移動体520(例えば犬)が映っている。広角ライブビュー画像350において、移動体500の移動速度は、移動体520の移動速度より速くなっている。
ユーザは、移動体500を撮像したい場合には、判定条件としては、例えば、移動体の速度が所定値以上であるという条件を設定する。また、判定条件としては、画像認識技術によって移動体が自動車であるか否かという条件が採用される。
図14でのステップS47において、移動体に関する情報が所定の条件を満たしていないと判定されると、ステップS45が再度実行される。つまり、ステップS47において、移動体に関する情報が所定の条件を満たしていると判定されるまでの間、ステップS45〜S47の一連の処理が繰り返し実行される。この一連の処理は、例えば、所定の時間毎に実行される。
一方、ステップS47において、移動体に関する情報が所定の条件を満たしていると判定されると、ステップS48が実行される。ステップS48において、制御部100は、ステップS47における所定の条件を満たす移動体について、その位置が標準撮像範囲185内の所定位置となる第1タイミングを推定する。そして、ステップS49において、ステップS47における所定の条件を満たす移動体について、推定された第1タイミングで標準カメラ180が撮像する画像を保存する。ステップS48及びS49での処理は、図12でのステップS26及びS27での処理と同様であるので、繰り返しの説明は省略する。
図15のような広角ライブビュー画像350が得られる場合には、例えば、ステップS47において、移動体500は所定の条件を満たすと判断され、移動体520は所定の条件を満たさないと判断される。この場合、ステップS49では、移動体500の位置が標準撮像範囲185内の所定位置となったときの画像が保存される。一方、移動体520は、ステップS47での所定の条件を満たしていないため、移動体520の位置が標準撮像範囲185内の所定位置となっただけでは画像は保存されない。
次に、電子機器1が移動体非撮像モード及び通常撮像モードを有する場合について説明する。図16は、移動体非撮像モード及び通常撮像モードを有する電子機器1の動作の一例を示すフローチャートである。ステップS51〜S55での処理は、図13に示されるステップS31〜S35での処理と同様であるので繰り返しの説明は省略する。
ステップS55において、移動体が広角撮像範囲195内かつ標準撮像範囲185外に存在すると判定されると、ステップS56が実行される。ステップS56において、制御部は、ステップS55において検出した移動体に関する情報を所得する。そして、ステップS57において、制御部100は、ステップS56で取得した移動体に関する情報が所定の条件を満たしているか否かを判定する。ステップS56及びS57での処理は、図14でのステップS46及びS47での処理と同様であるので、詳細な説明は省略する。
以下では、制御部100が、移動体に関する情報が所定の条件を満たしているか否かを判定する動作について、図17に示される広角ライブビュー画像350を用いて説明する。図17の例では、広角ライブビュー画像350の部分領域351及び下側領域353にユーザが撮影しようとしている対象被写体600(例えば人物)が写っている。また広角ライブビュー画像350の右側領域355に中央領域351aに向かって移動する移動体530(例えば人物)が映っている。また、広角ライブビュー画像350の左側領域354に中央領域351aに向かって移動する移動体510(例えば人物)が映っている。広角ライブビュー画像350において、移動体510の大きさは、移動体530よりも大きくなっている。
ユーザが対象被写体600を撮像する場合に、例えば、比較的小さい移動体については、標準撮像範囲185内に当該移動体が映っても良いと判断される場合がある。図17の例では、移動体530については、第2タイミングを推定せず、移動体510については、第2タイミングを推定するように、ステップS57での判定条件が設定される。例えば、判定条件として、移動体の大きさが所定値以上であるという条件が採用される。
ステップS57において、移動体に関する情報が所定の条件を満たしていないと判定されると、ステップS55が再度実行される。つまり、ステップS57において、移動体に関する情報が所定の条件を満たしていると判定されるまでの間、ステップS55〜S57の一連の処理が繰り返し実行される。この一連の処理は、例えば、所定の時間毎に実行される。
一方、ステップS57において、移動体に関する情報が所定の条件を満たしていると判定されると、ステップS58が実行される。ステップS58において、制御部100は、ステップS57における所定の条件を満たす移動体について、標準撮像範囲185内に入る第2タイミングを推定する。そして、ステップS59において、ステップS57における所定の条件を満たす移動体について推定された第2タイミングより前に、標準カメラ180が撮像する画像を保存する。ステップS58及びS59での処理は、図13でのステップS36及びS37での処理と同様であるので繰り返しの説明は省略する。
図17のような広角ライブビュー画像350が得られる場合には、例えば、ステップS57において、移動体510は所定の条件を満たすと判断され、移動体530は所定の条件を満たさないと判断される。この場合、ステップS59では、移動体510が標準撮像範囲185内に入る前の画像が保存される。この画像には、移動体530が映っていても良い。
このように、制御部100は、移動体に関する情報が所定の条件を満たす移動体についての第1及び第2タイミングの少なくとも一方を推定し、情報が所定の条件を満たさない移動体についての第1及び第2タイミングは推定しない。これにより、制御部100での推定処理による負荷を低減することができる。
また、第1及び第2タイミングの少なくとも一方を通知する場合でも、所定の条件を満たす移動体についての第1及び第2タイミングの少なくとも一方が通知され、所定の条件を満たさない移動体についての第1及び第2タイミングは通知されない。また、移動体を検出したことを通知する場合でも、所定の条件を満たす移動体について移動体が検出されたことが通知され、所定の条件を満たさない移動体については、検出されたことが通知されない。また、移動体画像370を表示する場合でも、所定の条件を満たす移動体については、移動体画像370が表示され、所定の条件を満たさない移動体については、移動体画像370が表示されない。
このように、所定の条件を満たす移動体について通知され、所定の条件を満たさない移動体については通知されないことから、ユーザは、所定の条件を満たす移動体についての通知を確認しやすくなる。
また、本実施例においても、電子機器1は、移動撮像モード、移動体非撮像モード及び通常撮像モードの3つのモードを有していてもよい。この場合、図14に示されるステップS44において否定的な判定がなされる場合には、ステップS44が再度実行されるのではなく、制御部100は、電子機器1が移動体非撮像モードで動作しているか否かを判定する。制御部100が移動体非撮像モードで動作していないと判定した場合には、電子機器1は通常撮像モードで動作する。制御部100が移動対非撮像モードで動作していると判定した場合には、図16に示されるステップS55以降の一連の処理が実行される。
<第3変形例>
上記の各例では、判定条件がユーザの入力操作によって、あらかじめ記憶部103内に記憶されており、移動体が当該判定条件を満たすか否かが判定されていたが、本変形例では、移動体が検出された後に、当該移動体が判定条件を満たす、あるいは満たさない移動体として設定される。
以下では、図18〜20を用いて、移動体が検出された後に、判定条件が設定される場合の動作について説明する。
図18は、広角ライブビュー画像350の一例を示す図である。図18の例では、広角ライブビュー画像350の右側領域355に左方向に移動する移動体500(例えば自動車)が映っている。また、広角ライブビュー画像350の左側領域354に右方向に向かって移動する移動体510(例えば人)が映っている。この時点では、判定条件は設定されていない。
図18で示されるような広角ライブビュー画像350が得られる場合には、図19で示されるような画面が表示画面2aに表示される。図19では、表示画面2aの中央領域420の右側端部に移動体500に対する第1通知情報360及び移動体画像370が表示されている。また、表示画面2aの中央領域420の左側端部に移動体510に対する第1通知情報360及び移動体画像370が表示されている。
ユーザは、例えば、移動体画像370を選択操作することによって、移動体が判定条件を満たす移動体、あるいは判定条件を満たさない移動体として設定することができる。図19で示されるような画面が、表示画面2aに表示される場合には、ユーザは、移動体510に対する移動体画像370を選択操作することによって、判定条件の設定を行うことができる。ユーザが、移動体510に対する移動体画像370を選択操作すると、図20に示されるように、移動体510に対するメニュー画面700が表示画面2aに表示される。図20の例では、メニュー画面700には、登録ボタン700a、消去ボタン700b及び戻るボタン700cが表示されている。
登録ボタン700aは、移動体510を、所定の条件を満たしている移動体に設定するためのボタンである。消去ボタン700bは、移動体510を所定の条件を満たしていない移動体に設定するためのボタンである。戻るボタン700cは、メニュー画面700の表示を消去するためのボタンである。
登録ボタン700aが操作されると、移動体510に関する情報、例えば、移動体510の大きさ、色、移動速度、画像などが記憶部103内に記憶される。そして、移動体510が広角撮像範囲195から出て再び標準撮像範囲185に向かって移動してきた場合であっても、記憶部103内に記憶された移動体510に関する情報に基づいて、移動体510が所定の条件を満たしている移動体と判定される。また、一度カメラアプリを終了し、再度カメラアプリを起動した場合であっても、移動体510を再度検出した場合には、記憶部103内に記憶された移動体510に関する情報に基づいて、移動体510が所定の条件を満たしている移動体と判定しても良い。
また、消去ボタン700bが操作されると、移動体510に関する情報、例えば、移動体510の大きさ、色、移動速度、画像などが記憶部103内に記憶される。そして、移動体510が広角撮像範囲195から出て再び標準撮像範囲185に向かって移動してきた場合であっても、記憶部103内に記憶された移動体510に関する情報に基づいて、移動体510が所定の条件を満たしていない移動体であると判定される。また、一度カメラアプリを終了し、再度カメラアプリを起動した場合であっても、移動体510を再度検出した場合には、記憶部103内に記憶された移動体510に関する情報に基づいて、移動体510が所定の条件を満たしていない移動体と判定しても良い。消去ボタン700bが操作されると、移動体510に対する第1通知情報360及び移動体画像370の表示が消える。
このように、移動体画像370に対する選択操作という簡単な方法によって、当該移動体画像370に映る移動体を所定の条件を満たす移動体として、あるいは所定の条件を満たさない移動体として設定することができる。また、ユーザは、移動体画像370に映る移動体を確認したうえで、当該移動体を所定の条件を満たす移動体として、あるいは所定の条件を満たさない移動体として設定することができることから、より確実に撮像対象あるいは、撮像したくない対象を設定することができる。
また、上記の各例では、本開示の技術をスマートフォン等の携帯電話機に適用する場合を例にあげて説明したが、本開示の技術は、画角の異なる複数の撮像部を備える他の電子機器にも適用することができる。例えば、本開示の技術は、デジタルカメラ、パーソナルコンピュータあるいはタブレット端末等の電子機器にも適用することができる。
以上のように、電子機器1は詳細に説明されたが、上記した説明は、全ての局面において例示であって、この開示がそれに限定されるものではない。また、上述した各種変形例は、相互に矛盾しない限り組み合わせて適用可能である。そして、例示されていない無数の変形例が、この開示の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
1 電子機器
2a 表示画面
100 制御部
120 表示部
180 第1撮像部(標準カメラ)
185 第1撮像範囲(標準撮像範囲)
190 第2撮像部(広角カメラ)
195 第2撮像範囲(広角撮像範囲)
300 標準ライブビュー画像
360 第1通知情報
370 移動体画像
380 第2通知情報
500,510,520,530 移動体

Claims (11)

  1. 第1撮像範囲を撮像する第1撮像部と、
    前記第1撮像範囲より広角な第2撮像範囲を撮像する第2撮像部と、
    前記第2撮像部からの画像信号に基づいて、前記第2撮像範囲における、前記第1撮像範囲外の部分領域に存在する移動体を検出する検出部と、
    前記移動体の位置が前記第1撮像範囲内の所定位置となる第1タイミング及び前記移動体が前記第1撮像範囲内に入る第2タイミングの少なくとも一方を推定する推定部と
    を備える、電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器であって、
    前記推定部は、前記第1タイミングを推定し、
    前記第1タイミングで前記第1撮像部が撮像する画像を保存する保存部をさらに備える、電子機器。
  3. 請求項1に記載の電子機器であって、
    前記推定部は、前記第2タイミングを推定し、
    前記第2タイミングより前に前記第1撮像部が撮像する画像を保存する保存部をさらに備える、電子機器。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    前記推定部が推定する前記第1及び第2タイミングの少なくとも一方を通知する第1通知部をさらに備える、電子機器。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    前記検出部で前記移動体が検出されたことを通知する第2通知部をさらに備える、電子機器。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    前記第1撮像部が撮像するライブビュー画像と、前記第2撮像部が撮像する前記移動体が映る画像とを表示する表示部をさらに備える、電子機器。
  7. 請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    前記検出部で検出された前記移動体に関する情報を取得する取得部をさらに備え、
    前記推定部は、
    前記情報が所定の条件を満たす前記移動体についての前記第1及び第2タイミングの少なくとも一方を推定し
    前記情報が前記所定の条件を満たさない前記移動体についての前記第1及び第2タイミングは推定しない、電子機器。
  8. 請求項4に記載の電子機器であって、
    前記検出部で検出された前記移動体に関する情報を取得する取得部をさらに備え、
    前記第1通知部は、
    前記情報が所定の条件を満たす前記移動体については、前記推定部が推定する前記第1及び第2タイミングの少なくとも一方を通知し、
    前記情報が前記所定の条件を満たさない前記移動体については、前記推定部が推定する前記第1及び第2タイミングを通知しない、電子機器。
  9. 請求項5に記載の電子機器であって、
    前記検出部で検出された前記移動体に関する情報を取得する取得部をさらに備え、
    前記第2通知部は、
    前記情報が所定の条件を満たす前記移動体については、当該移動体が検出されたことを通知し、
    前記情報が前記所定の条件を満たさない前記移動体については、当該移動体が検出されたことを通知しない、電子機器。
  10. 請求項6に記載の電子機器であって、
    前記検出部で検出された前記移動体に関する情報を取得する取得部をさらに備え、
    前記表示部は、
    前記情報が所定の条件を満たす前記移動体については、前記画像を前記第1ライブビュー画像と共に表示し、
    前記情報が前記所定の条件を満たさない前記移動体については、前記画像を表示しない、電子機器。
  11. 第1撮像部によって第1撮像範囲を撮像する工程と、
    第2撮像部によって前記第1撮像範囲より広角な第2撮像範囲を撮像する工程と、
    前記第2撮像部からの画像信号に基づいて、前記第2撮像範囲における、前記第1撮像範囲外の部分領域に存在する移動体を検出する工程と、
    前記移動体の位置が前記第1撮像範囲内の所定位置となる第1タイミング及び前記移動体が前記第1撮像範囲内に入る第2タイミングの少なくとも一方を推定する工程と
    を備える、撮像方法。
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