JP2017068090A - 結像光学系及びそれを備える画像読取装置 - Google Patents

結像光学系及びそれを備える画像読取装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 簡易な構成でありながら投影時の光量の確保及び撮像時の被写界深度の確保を両立することが可能な結像光学系及びそれを備える画像読取装置を提供すること。【解決手段】 結像光学系100は、第1の面1を第2の面2に結像する第1の結像部101と、第1の結像部101の少なくとも一部を含み、第2の面2を第3の面3に結像する第2の結像部102と、第2の面2からの光を第3の面3に向けて偏向する偏向部104と、を有し、第1の結像部102の第2の面2の側の開口数は、第2の結像部102の第2の面2の側の開口数よりも大きい。【選択図】 図1

Description

本発明は、投影面に画像を投影する投影部及び投影面を撮像する撮像部を有する画像読取装置に用いられる結像光学系に関する。
従来、投影面に画像を投影する投影部及び投影面を撮像する撮像部の両方を備える画像読取装置として、電子黒板機能付きプロジェクタや、投影像の歪みを検出するカメラ付きプロジェクタ、撮影画像を投影するプロジェクタ付きカメラ、などが知られている。
特許文献1には、投影部によりスクリーン上に画像を投影しつつ、撮像部によりスクリーン上の被写体を読み取ることができる、電子黒板機能付きの投影装置が記載されている。この装置では、投影部と撮像部とで光学系の一部を共用することで、大型化の回避を図っている。
特開2009−205442号公報
ここで、特許文献1に記載の装置においては、スクリーン上に明るい画像を投影しつつ、スクリーン上の被写体の良好な画像を取得することが要求される。すなわち、投影部が十分な光量を確保しつつ、撮像部が十分な被写界深度を確保することが必要となる。しかしながら、特許文献1に記載の投影装置においては、投影部と撮像部とで光学系の一部を共用しているため、投影時の光量の確保及び撮像時の被写界深度の確保を両立することが困難である。
本発明の目的は、簡易な構成でありながら投影時の光量の確保及び撮像時の被写界深度の確保を両立することができる結像光学系及びそれを備える画像読取装置を提供することである。
上記目的を達成するための、本発明の一側面としての結像光学系は、第1の面を第2の面に結像する第1の結像部と、前記第1の結像部の少なくとも一部を含み、前記第2の面を第3の面に結像する第2の結像部と、前記第2の面からの光を前記第3の面に向けて偏向する偏向部と、を有し、前記第1の結像部の前記第2の面の側の開口数は、前記第2の結像部の前記第2の面の側の開口数よりも大きいことを特徴とする。
本発明によれば、簡易な構成でありながら投影時の光量の確保及び撮像時の被写界深度の確保を両立することが可能な結像光学系及びそれを備える画像読取装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る結像光学系の要部概略図。 本発明の実施例1に係る画像読取装置の要部概略図。 投影光学系及び撮像光学系の開口数を示す図。 投影光学系及び撮像光学系の周辺光量比を示す図。 本発明の実施例2に係る画像読取装置の要部概略図。 本発明の実施例3に係る画像読取装置の要部概略図。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、各図面は、便宜的に実際とは異なる縮尺で描かれている場合がある。また、各図面において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る結像光学系100の要部概略図(光軸を含む断面図)である。結像光学系100は、第1の面1を第2の面2に結像する第1の結像部101と、第2の面2を第3の面3に結像する第2の結像部102と、第2の面2からの光束(光路)を第3の面3に向けて偏向(分離)する偏向部104(分離部)と、を有する。
図1において、実線は第1の結像部101の結像に寄与する有効光線(軸上のマージナル光線)を示し、破線は第2の結像部102の結像に寄与する有効光線(軸上のマージナル光線)を示している。なお、図1では、第1の結像部101及び第2の結像部102を簡略化して示しており、夫々を通過する光線を省略している。
ここで、本実施形態に係る結像光学系100においては、第2の結像部102が第1の結像部101の少なくとも一部を含む構成を採っているため、全系の小型化(簡素化)を実現することができる。そして、本実施形態において、第1の結像部101の第2の面2の側の開口数は、第2の結像部102の第2の面2の側の開口数よりも大きくなっている。これにより、第1の結像部101が十分な光量を確保しつつ、第2の結像部102が十分な被写界深度を確保することが可能になる。
次に、本実施形態に係る結像光学系100を画像読取装置に適用した場合の実施例について、以下に詳細に説明する。
[実施例1]
図2は、本発明の実施例1に係る画像読取装置200(画像投影装置)の要部概略図である。画像読取装置200は、表示面1(第1の面)に表示される画像を投影面2(第2の面)に投影する投影部と、投影面2に投影された画像及び投影面2に載置された被写体の少なくとも一方を撮像する撮像部(読取部)と、を備えている。
具体的に、本実施例に係る投影部は、画像を表示する表示素子P(表示パネル)と、表示素子Pの表示面1を投影面2に拡大結像する投影光学系201(第1の結像部)と、を有する。表示素子Pとしては、LCD(Liquid Crystal Display)や、LCOS(Liquid Crystal On Silicon)、DMD(Digital Mirror Device)等を採用することができる。投影光学系201は、複数の光学素子201a、201bと、表示面1と投影面2との間の光路上に配置される第1の開口絞りAと、を含んでいる。
また、本実施例に係る撮像部は、投影面2を撮像する撮像素子S(センサ)と、投影面2を撮像素子Sの撮像面3(第3の面)に縮小結像する撮像光学系202(読取光学系)と、を有する。撮像素子Sとしては、CCD(Charge Coupled Device)センサや、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ等を採用することができる。撮像光学系202は、投影光学系201を構成する光学素子201aと、第2の開口絞りAと、光学素子202aと、を含んでいる。
このように、本実施例では、投影光学系201及び撮像光学系202により結像光学系が構成されている。そして、本実施例に係る結像光学系は、投影面2からの光を撮像面3に向けて偏向する偏向部204を更に有する。偏向部204としては、半透過フィルター、偏光フィルター、ダイクロイックミラー等の光学素子を用いることができる。また、偏向部204として可動式の反射部材(反射ミラー等)を採用し、撮像時にのみ投影光学系201の光路上に反射部材を配置して、点線で示す光路を形成するように構成してもよい。なお、上述の半透過フィルター等の光学素子を可動式の反射部材として採用してもよい。
投影部は、まず、不図示の制御装置からの画像処理信号に基づいて表示素子Pの表示面1に画像を表示する。そして、図2に実線で示したように、表示面1からの光(投影光線)を投影光学系201によって集光し、表示面1に表示された画像を投影面2に投影する。一方、撮像部は、図2に破線で示したように、投影面2からの光(読取光線)を撮像光学系202によって集光し、投影面2を撮像面3に結像する。このとき、投影面2に被写体(原稿)を載置してもよく、撮像部は、投影面2に投影された画像及び投影面2に載置された被写体の少なくとも一方を撮像することができる。
本実施例に係る画像読取装置200においては、投影光学系201の一部(光学素子201a)を撮像光学系202と共用しているため、結像光学系の全系の小型化(簡素化)を実現することができる。そして、第1の開口絞りAの開口径(絞り径)を、第2の開口絞りAの開口径よりも大きくすることで、投影光学系201の投影面2の側の開口数(拡大側開口数)を、撮像光学系202の投影面2の側の開口数よりも大きくしている。これにより、投影部による画像の投影時に十分な光量を確保しつつ、撮像部による画像の読取時に十分な被写界深度を確保することが可能になる(詳細は後述)。
なお、本実施例に係る結像光学系おいては、投影光学系201の一部を撮像光学系202と共用しているが、これに限られるものではない。例えば、表示面1と投影光学系201との間の光路上に偏向部204を配置することにより、投影光学系201の全てを撮像光学系202と共用する構成を採ってもよい。また、投影光学系201及び撮像光学系202を構成する光学素子の枚数や配置についても、図2に示したものに限られるものではなく、要求される光学性能に応じて適宜設計し得るものである。本実施例においては、各光学素子としてレンズを採用しているが、これに限られず、ミラーやプリズムなどの光学素子を用いてもよい。
第1の開口絞りA及び第2の開口絞りAの配置についても、図2に示したものに限られるものではない。例えば、第1の開口絞りAを、表示面1と光学素子201bとの間の光路や、偏向部204と光学素子201aとの間の光路、光学素子201aと投影面2との間の光路、などに配置してもよい。また、第2の開口絞りAを、光学素子202aと撮像面3との間の光路に配置してもよい。なお、開口絞りAを表示面1と光学素子201bとの間の光路に配置したとき、その位置によっては、開口絞りAの開口径を開口絞りAよりも小さくしたとしても、投影光学系201の拡大側開口数が撮像光学系202よりも大きくなる場合がある。
(開口数について)
次に、投影光学系及び撮像光学系の開口数について詳細に説明する。
一般的に、結像光学系について、焦点距離をf、開口数をNA、被写体距離をL、許容錯乱円直径をδ、とするとき、被写界深度幅Dは以下の式(1)で表される。
Figure 2017068090

・・・(1)
式(1)より、開口数が小さいほど被写界深度幅が大きくなることがわかる。よって、被写体の厚みに依らず良好な撮像画像を得るためには、撮像光学系の物体側開口数(拡大側開口数)を小さくすることが好ましい。また、投影面に形成される像は開口数の2乗に比例して明るくなることから、投影面に明るい画像を投影するためには、投影光学系の拡大側開口数を大きくすることが好ましい。よって、投影光学系の拡大側開口数が撮像光学系の拡大側開口数よりも大きくなるように、第1及び第2の開口絞りを設計することにより、投影時には十分な光量を確保しつつ、撮像時には十分な被写界深度を確保することが可能になる。
図3は、投影光学系及び撮像光学系の開口数の関係を示す図である。図3では、投影光学系及び撮像光学系で共用の光学素子301から投影面2に至る投影光線と、投影面2から光学素子301に至る読取光線と、を示している。なお、読取光線については、撮像光学系の光軸上での光線(軸上光線)及び最軸外での光線(周辺光線)を示し、軸上主光線と最軸外主光線との成す角、すなわち、撮像光学系の最大半画角をωとしている。また、投影光線については、投影光学系の光軸上での光線及び撮像光学系の最軸外に対応する像高での光線を示している。
図3を見てわかるように、光軸上における投影光学系の拡大側開口数(軸上開口数)NAP1は、光軸上における撮像光学系の拡大側開口数NAC1よりも大きくなっている。また、最大半画角ωにおける投影光学系のメリジオナル方向での拡大側開口数(周辺開口数)NAP2についても、最大半画角ωにおける撮像光学系のメリジオナル方向での拡大側開口数NAC2よりも大きくなっている。
ここで、撮像光学系の軸上開口数及び周辺開口数は、以下の条件式(2)を満足することが望ましい。
0.7≦NAC2/NAC1≦1 ・・・(2)
条件式(2)を満足することにより、撮像光学系の軸上開口数と周辺開口数との差を十分に小さくすることができ、軸上から最軸外にかけて高い解像度を得ることが可能になる。条件式(2)を満足しない場合、撮像光学系の軸上開口数と周辺開口数との差が大きくなり、軸上から最軸外にかけて高い解像度を得ることが困難になる。さらに、以下の条件式(3)を満たすことがより望ましい。
0.8≦NAC2/NAC1≦1 ・・・(3)
また、投影光学系の軸上開口数及び周辺開口数、及び撮像光学系の軸上開口数は、以下の条件式(4)を満足することが望ましい。条件式(4)を満足することにより、投影時における光量の損失を低減しつつ、撮像時には十分な被写界深度を確保することが可能になる。
NAC1≦NAP2<NAP1 ・・・(4)
(周辺光量比について)
図4は、投影光学系及び撮像光学系に係る、軸上での光量(明るさ)と周辺(軸外)での光量との比(周辺光量比)として、軸上光量を1としたときの周辺光量を示したものである。図4において、実線V1は投射光学系に係る軸上から最大半画角ωまでの周辺光量比を示し、破線V2は撮像光学系に係る軸上から最大半画角ωまでの周辺光量比を示している。
ここで、最大半画角ωにおける投影光学系の周辺光量比をVIG、最大半画角ωにおける撮像光学系の周辺光量比をVIG、とするとき、以下の条件式(5)を満足することが望ましい。
1.2≦VIG/VIG ・・・(5)
条件式(5)を満足することにより、撮像光学系の軸上光量と周辺光量との差を十分に小さくすることができ、軸上から最軸外にかけて高い解像度を得ることが可能になる。条件式(5)の下限を下回る場合、撮像光学系の軸上光量と周辺光量との差が大きくなり、軸上から最軸外にかけて高い解像度を得ることが困難になる。さらに、以下の条件式(6)を満たすことがより望ましい。
1.4≦VIG/VIG ・・・(6)
[実施例2]
図5は、本発明の実施例2に係る画像読取装置500の要部概略図である。画像読取装置500は、撮像光学系502が投影面2を2回結像しているという点以外は、実施例1に係る画像読取装置200と同様の構成を採っている。
本実施例に係る投影光学系501は、実施例1と同様に表示面1を1回だけ結像している。一方、撮像光学系502は、実施例1とは異なり、投影面2を一旦結像(中間結像)してから撮像面3に再結像する構成を採っている。具体的に、撮像光学系502は、投影面2の中間像503を形成する中間結像部501aと、中間像503と撮像面3との間の光路上に配置される第2の開口絞りAと、中間像503を撮像面3に再結像する再結像部502aと、を含んでいる。なお、中間結像部501a及び再結像部502aの夫々は、複数の光学素子(レンズ)により構成されている。
なお、本実施例においては、投影光学系501と撮像光学系502とで結像倍率が互いに異なる構成を採っている。具体的に、本実施例では、表示素子Pよりも大きいサイズの撮像素子Sを採用しているため、再結像部502aを拡大系とし、中間像503を撮像素子Sに拡大結像する構成を採用している。
このように、本実施例に係る画像読取装置500においては、中間結像部501aが偏向部504を介して投影面2の中間像503を形成する構成を採っているため、中間像503の前後で独立して光学設計を行うことができる。これにより、投影光学系501と撮像光学系502とで結像倍率が互いに異なる構成においても、投影光学系501及び撮像光学系502の両方の収差を独立して補正することができ、良好な光学性能を得ることが可能になる。
また、本実施例では、偏向部504を表示面1と投影光学系501(中間結像部501a)との間に配置し、投影光学系501の全てを撮像光学系502の一部として用いている。そのため、投影光学系501の結像回数は、中間結像部501aの結像回数と等しく、かつ撮像光学系502の結像回数よりも少なくなる。よって、より簡易な構成で投影光学系501及び撮像光学系502の収差を抑えることが可能になる。
なお、投影光学系501及び撮像光学系502を構成する光学素子の枚数や配置については、図2に示したものに限られるものではなく、要求される光学性能に応じて適宜設計し得るものである。例えば、投影光学系501が、表示面1と偏向部504との間の光路上に配置される光学素子を更に含んでいてもよく、中間結像部501aが、偏向部504と中間像503との間に配置される光学素子を更に含んでいてもよい。
本実施例に係る第1の開口絞りA及び第2の開口絞りAの配置についても、図2に示したものに限られるものではない。例えば、第1の開口絞りAを、中間結像部501aと投影面2との間の光路や、中間結像部501aと偏向部504との間の光路、偏向部504と表示面1との間の光路、などに配置してもよい。また、第2の開口絞りAを、中間像503と再結像部502aとの間の光路や、再結像部502aと撮像面3との間の光路に配置してもよい。
また、撮像光学系502に、光軸方向における撮像対象物(投影面502やそこに載置される被写体)の位置の変化、すなわち中間像503の位置の変化に応じて、フォーカシングを行うための機構を設けてもよい。具体的には、再結像部502aを構成する光学素子の少なくとも1つを光軸方向に駆動することにより、中間像503の位置変化に応じてフォーカシングを行うことができる。
[実施例3]
図6は、本発明の実施例3に係る画像読取装置600の要部概略図であり、図6(a)は投影時の投影光線の光路を示し、図6(b)は撮像時の読取光線の光路を示している。画像読取装置600は、実施例1とは異なり、投影光学系601と撮像光学系602とで全ての構成が一致(全ての構成を互いに共用)している。すなわち、画像読取装置600は、投影時と撮像時とで共通の1つの結像光学系(結像部)のみを備えている。そして、この1つの結像光学系は、投影時と撮像時とで共用の1つの可変絞りAを備えている。
投影時には、図6(a)に示すように、可変絞りAの開口径を第1の開口径に設定することで、結像光学系を投影光学系601として機能させる。そして、撮像時には、図6(b)に示すように、可変絞りAの開口径を変化させて第1の開口径よりも小さい第2の開口径に設定することで、結像光学系を撮像光学系602として機能させる。この構成により、実施例1と比較して、結像光学系を構成する各部材の数を少なくすることができ、より簡易な構成で投影時及び撮像時の開口数を適切に設定することが可能になる。
なお、必要に応じて、可変絞りAを、投影面2とそれに最も近い光学素子との間の光路や、偏向部604とそれに最も近い光学素子との間の光路に配置してもよい。また、必要に応じて、表示面1と偏向部604との間の光路や、偏向部604と撮像面3との間の光路などに、更に光学素子を配置してもよい。
1 第1の面(表示面)
2 第2の面(投影面)
3 第3の面(撮像面)
100 結像光学系
101 第1の結像部
102 第2の結像部
104 偏向部
なお、投影光学系501及び撮像光学系502を構成する光学素子の枚数や配置については、図に示したものに限られるものではなく、要求される光学性能に応じて適宜設計し得るものである。例えば、投影光学系501が、表示面1と偏向部504との間の光路上に配置される光学素子を更に含んでいてもよく、中間結像部501aが、偏向部504と中間像503との間に配置される光学素子を更に含んでいてもよい。
本実施例に係る第1の開口絞りA及び第2の開口絞りAの配置についても、図に示したものに限られるものではない。例えば、第1の開口絞りAを、中間結像部501aと投影面2との間の光路や、中間結像部501aと偏向部504との間の光路、偏向部504と表示面1との間の光路、などに配置してもよい。また、第2の開口絞りAを、中間像503と再結像部502aとの間の光路や、再結像部502aと撮像面3との間の光路に配置してもよい。
また、撮像光学系502に、光軸方向における撮像対象物(投影面2やそこに載置される被写体)の位置の変化、すなわち中間像503の位置の変化に応じて、フォーカシングを行うための機構を設けてもよい。具体的には、再結像部502aを構成する光学素子の少なくとも1つを光軸方向に駆動することにより、中間像503の位置変化に応じてフォーカシングを行うことができる。

Claims (14)

  1. 第1の面を第2の面に結像する第1の結像部と、
    前記第1の結像部の少なくとも一部を含み、前記第2の面を第3の面に結像する第2の結像部と、
    前記第2の面からの光を前記第3の面に向けて偏向する偏向部と、
    を有し、
    前記第1の結像部の前記第2の面の側の開口数は、前記第2の結像部の前記第2の面の側の開口数よりも大きいことを特徴とする結像光学系。
  2. 前記第1の結像部の結像回数は、前記第2の結像部の結像回数よりも少ないことを特徴とする請求項1に記載の結像光学系。
  3. 前記第1の結像部は、前記第1の面を前記第2の面に拡大結像することを特徴とする請求項1又は2に記載の結像光学系。
  4. 前記第2の結像部は、前記第2の面を前記第3の面に縮小結像することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の結像光学系。
  5. 前記第1の結像部は、前記第1の面と前記第2の面との間の光路上に配置される第1の開口絞りを含むことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の結像光学系。
  6. 前記第2の結像部は、前記偏向部と前記第3の面との間の光路上に配置される第2の開口絞りを含むことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の結像光学系。
  7. 前記第1の結像部と前記第2の結像部とは1つの共通の結像部から成り、該共通の結像部は、開口径が可変である可変絞りを有することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の結像光学系。
  8. 請求項1乃至7の何れか1項に記載の結像光学系と、前記第1の面に画像を表示する表示素子と、前記第3の面に配置される撮像素子と、を備えることを特徴とする画像読取装置。
  9. 前記第2の結像部の最大半画角をω、光軸上における前記第1の結像部の前記第2の面の側の開口数をNAP1、前記最大半画角ωにおける前記第1の結像部のメリジオナル方向での前記第2の面の側の開口数をNAP2、光軸上における前記第2の結像部の前記第2の面の側の開口数をNAC1、とするとき、
    NAC1≦NAP2<NAP1
    なる条件を満足することを特徴とする請求項8に記載の画像読取装置。
  10. 前記第2の結像部の最大半画角をω、光軸上における前記第2の結像部の前記第2の面の側の開口数をNAC1、前記最大半画角ωにおける前記第2の結像部のメリジオナル方向での前記第2の面の側の開口数をNAC2、とするとき、
    0.7≦NAC2/NAC1≦1
    なる条件を満足することを特徴とする請求項8又は9に記載の画像読取装置。
  11. 前記第2の結像部の最大半画角をω、該最大半画角ωにおける前記第1の結像部の周辺光量比をVIG、前記最大半画角ωにおける前記第2の結像部の周辺光量比をVIG、とするとき、
    1.2≦VIG/VIG
    なる条件を満足することを特徴とする請求項8乃至10の何れか1項に記載の画像読取装置。
  12. 前記撮像素子は、前記第1の結像部により前記第2の面に投影された前記画像を撮像することを特徴とする請求項8乃至11の何れか1項に記載の画像読取装置。
  13. 前記撮像素子は、前記第2の面に載置された被写体を撮像することを特徴とする請求項8乃至12の何れか1項に記載の画像読取装置。
  14. 前記撮像素子は、前記第2の面に載置された被写体と、前記第1の結像部により前記被写体に投影された前記画像と、を撮像することを特徴とする請求項8乃至13の何れか1項に記載の画像読取装置。
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