JP2017067854A - 光モジュール、光通信装置および情報処理装置 - Google Patents

光モジュール、光通信装置および情報処理装置 Download PDF

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Tokuo Nakajo
徳男 中條
松嶋 直樹
Naoki Matsushima
直樹 松嶋
俊明 高井
Toshiaki Takai
俊明 高井
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Abstract

【課題】情報処理装置に対し、複数の光モジュールを取り付け/取り外しが行うことができ、かつ各光モジュールが放熱部材に対し良好な熱的接触を実現でき、光モジュールの冷却を良好に行うことができる光モジュールを提供する。
【解決手段】光ファイバ3a、3bが接続され、電気信号と光信号の変換を行い、コネクタ8に接続する電極1aを備える光モジュール1であって、光モジュール本体に形成した、導熱板2をスライド可能に取り付ける導熱板取り付け溝1bと、導熱板取り付け溝1bに嵌り合うように取り付けられ、コネクタへ8の接続時に、スライドして放熱部材5に当接する導熱板2とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置の中で用い、電気から光または光から電気に信号を変換し、光ファイバ等の光導波路で信号の伝送を行う光モジュールに関する。
近年、サーバやルータなどの情報処理装置では、装置内や装置間でのデータ伝送の高速化の必要から、光通信を用いることが検討されている。
情報処理装置向け光モジュールは、装置設置後の配線の敷設や増設、故障時の交換のために、装置や基板に取り付け/取り外しが行える構造(プラガブル構造)とする必要がある。さらに、光モジュール内のICや光素子から発生する熱を効率よく放熱する必要がある。この2つの要求を満たすため、特開2014−170459号公報(特許文献1)に記載の技術がある。この公報には、「発熱を生じる電子部品を筐体にスライドして出し入れ可能な保持部と、電子部品に接離可能な放熱部材を有する」という記載がある。
一方、発熱の大きい情報処理装置では、空冷より放熱効率の高い水冷が使われる。水冷では冷却水の通る水冷ジャケットが用いられ、この水冷ジャケットに対し複数の光モジュールを良好に熱的接触する必要がある。特開平11−97718号公報(特許文献2)には、複数の光モジュールを一括して冷却する技術の記載がある。
特開2014−170459号公報 特開平11−97718号公報
特許文献1では、放熱部材がばねの力により移動し、電子部品に接触する。複数の電子部品がある場合、製造誤差/搭載誤差により電子部品をスライドして出し入れ可能とする保持部の位置に差が生じるため、水冷ジャケットに対し複数の電子部品を均等に接触させることはできない。図12に、複数の光モジュール1を搭載する多層基板9の例を示す。図12(a)は上面図、(b)は正面図である。光モジュール1は高密度に多層基板9に実装するため多層基板9に対し垂直に実装する。光モジュール1で発生する熱は水冷ジャケット5で放熱する。水冷ジャケット5は冷却水を通すパイプ5aがあるため分割することはできず一体の部品となる。光モジュール1には製造誤差があり、光モジュール1を挿入するコネクタ8は多層基板9への実装誤差がある。このため1つの光モジュール、例えば光モジュール1mに放熱部材である水冷ジャケット5を移動させても、光モジュール1nや光モジュール1oのように水冷ジャケットとの間にすきま15aやすきま15bが生じ良好な熱的接触を得ることができないことが生じる。なお、図において、符号3a,3bはリボン状光ファイバを示す。
特許文献2では、複数の光モジュールと冷却装置との熱的接触を均等化するために光モジュールと冷却装置の間に熱伝導性グリースを塗布する。しかし光モジュールを装置や基板に取り付け/取り外しが行える構造(プラガブル構造)とした場合、熱伝導性グリースがはがれたり、熱伝導性グリースが固まることにより光モジュールの取り外しができなくなったりする。
そこで、本発明は、情報処理装置に対し、複数の光モジュールを取り付け/取り外しを行うことができ、かつ各光モジュールが放熱部材に対し良好な熱的接触を実現でき、光モジュールの冷却を良好に行うことができる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、本発明の光モジュールの一例を挙げるならば、光ファイバが接続され、電気信号と光信号の変換を行い、コネクタに接続する電極を備える光モジュールであって、光モジュール本体に形成した、導熱板をスライド可能に取り付ける導熱板取り付け溝と、前記導熱板取り付け溝に嵌り合うように取り付けられ、前記コネクタへの接続時に、スライドして放熱部材に当接する導熱板とを備えるものである。
また、本発明の光通信装置の一例を挙げるならば、光ファイバが接続され、電気信号と光信号の変換を行い、コネクタに接続する電極を備える光モジュールと、前記光モジュールが接続される前記コネクタが取り付けられた基板とを備える光通信装置であって、前記光モジュールには、光モジュール本体に形成した、導熱板をスライド可能に取り付ける導熱板取り付け溝と、前記導熱板取り付け溝に嵌り合うように取り付けられる導熱板とを備え、前記基板には、放熱部材と、前記光モジュールの導熱板を前記放熱部材に押しつける押さえ板とを備えるものである。
また、本発明の他の光通信装置の一例を挙げるならば、光ファイバが接続され、電気信号と光信号の変換を行い、コネクタに接続する電極を備える光モジュールと、前記光モジュールが接続される前記コネクタが取り付けられた基板とを備える光通信装置であって、前記光モジュールには、光モジュール本体に形成した、導熱板をスライド可能に取り付ける導熱板取り付け溝と、前記導熱板取り付け溝に嵌り合うように取り付けられる導熱板と、前記光モジュール本体と前記導熱板との間に設けたばね手段とを備え、前記基板には、前記コネクタと並んで放熱部材が配置され、前記光モジュールを前記コネクタに接続した場合に、前記導熱板が前記ばね手段により引っ張られて、前記放熱部材に押し付けられることを特徴とするものである。
本発明によれば、装置や基板に取り付け/取り外しが行える構造(プラガブル構造)の光モジュールを、水冷ジャケット等の放熱部材に均等に接触させることができ、光モジュールの冷却を良好に行うことができる。
上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の実施例1による光モジュール構造を示す図。 本発明の実施例1による光モジュールの導熱板取り付け溝部分の拡大図。 光モジュールの内部構造を示す図。 本発明の実施例1による光モジュールの搭載手順を示す図。 本発明の実施例2による光モジュール構造および搭載手順を示す図。 本発明の実施例3による光モジュール構造および搭載手順を示す図。 本発明の実施例4による光モジュール構造および搭載手順を示す図。 本発明の実施例5による光モジュール構造および搭載手順を示す図。 本発明の実施例6による光モジュール構造を示す図。 本発明の実施例7による光モジュール構造を示す図。 本発明の実施例8による光モジュール構造および搭載手順を示す図。 従来の光モジュール構造および実装形態を示す図。
以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。なお、実施例を説明するための各図において、同一の機能を有する要素にはなるべく同一の名称、符号を付して、その繰り返しの説明を省略する。
図1に、本発明の実施例1による光モジュールおよびそれを用いる光通信装置を示す。(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は上面図である。光モジュール1は、送信用の複数本の光ファイバをリボン状にまとめたリボン状光ファイバ3aと受信用の複数本の光ファイバをリボン状にまとめたリボン状光ファイバ3bを持ち、導熱板2が取り付けられている。
図3に、光モジュール1の内部を示す。光モジュール1は複数のレーザが集積されたレーザ素子1dと、レーザ素子の光をリボン状光ファイバ3aに入射させるための光コネクタ1fと、レーザを駆動するための複数の回路を集積したレーザ駆動IC1hと、複数のフォトダイオードが集積されたフォトダイオード素子1eと、リボン状光ファイバ3bを伝わってきた光信号をフォトダイオードに入射させるための光コネクタ1gと、フォトダイードの出力を電圧に変換する複数の回路を集積した受信IC1iを光モジュール基板1cに搭載し、レーザ駆動IC1hへの入力信号、受信IC1iの出力信号を電極1aを通してスイッチなどの論理を持つLSIなどと接続する。
光モジュール1(本体)には図1(b)の側面図に示すように導熱板取り付け溝1bがあり、導熱板2の一部がその溝にはまる。これにより導熱板2は光モジュール1に対し、図1(a)で横方向にスライドすることができる。
導熱板2には、熱伝導率の良い、例えば銅、アルミニウムなどの金属材料を用いる。
図2に、光モジュール1の導熱板取り付け溝1b部分の拡大図を示す。導熱板2は、図2(a)に示すように光モジュール1の導熱板取り付け溝1bに設けたばね1jにより光モジュール1(本体)に押し付けられる。これにより光モジュール1と導熱板2で良好な熱的接触を得ることができる。同様の効果は図2(b)に示すように導熱板2にばね構造2aを設けても得ることができる。
情報処理装置の多層基板9には冷却水の流れるパイプ5aを持つ水冷ジャケット5と、光モジュール1の電極1aを挿し込むコネクタ8が搭載される。水冷ジャケット5にはばね6と押さえ板7がついており、光モジュール1に取り付けられた導熱板2を放熱部材である水冷ジャケット5に押し付ける。図1には図示していないが、押さえ板7を安定して左右移動可能に保持するには、例えば多層基板9上にレールを設け、押さえ板7が直立状態で左右に移動出来るようにすればよい。
本実施例では、導熱板2を備える光モジュールと、コネクタ8および水冷ジャケット5などが搭載される多層基板9とで光通信装置を構成している。
図4に、光モジュール1の搭載手順を示す。最初に押さえ板7を図面の右側に引いて固定する。これによりばね6が伸びる(図4(a))。次に光モジュール1の電極1aをコネクタ8に挿し込む(図4(b))。最後に押さえ板7の固定をはずす。これによりばね6が縮み、押さえ板7が水冷ジャケット5に引き寄せられることにより導熱板2が水冷ジャケット5に押し付けられる(図4(c))。
上記のような構造、手順により光モジュール1のレーザ素子1d、フォトダイオード素子1e、レーザ駆動IC1h、受信IC1iで発生した熱を導熱板2を通して放熱部材である水冷ジャケット5に逃がすことができる。複数の光モジュール1が多層基板9に搭載されている場合でも、導熱板2をスライドすることで光モジュール1の形状誤差や多層基板9へのコネクタ8の実装誤差を吸収することができ、複数の光モジュール1を水冷ジャケット5に均等に接触させることができる。
光モジュール1はレーザ素子1d、レーザ素子駆動IC1h、フォトダイオード素子1e、受信IC1iを搭載し送信と受信の両方の機能を持つとしたが、レーザ素子1d、レーザ素子駆動IC1hのみまたはフォトダイオード素子1e、受信IC1iのみとして送信または受信のみの機能を持つ光モジュールでも良い。この場合信号レベルに差のある送受間のクロストークを気にしなくても良くなる。
光モジュール1は電極1aを通してレーザ駆動IC1hへの入力信号、受信IC1iの出力信号をスイッチなどの論理を持つLSIなどと接続するとしたが、電極ではなくピンを持つ電気コネクタを用いても良い。この場合モジュール基板の厚み方向に3段以上重ねることができるため、光モジュールの入出力の密度を高めることができる。
リボン状光ファイバ3は光モジュール1から図面の上側方向に出ているが、図面の右側または左側方向に出しても良い。この場合多層基板9の部品高さを低くすることができる。また、光ファイバは、曲げやすいようにリボン状となっている一部または全部を1本1本の光ファイバに分離しても良い。
押さえ板7が安定して水冷ジャケット5に向けて動くようにレールを多層基板9に設けてもよい。
ばね6は、図1にあるようにコイル状のものに限らず、板ばねを用いてもよい。また、ばねではなくゴムのような弾性を持つ素材を用いてもよい。
導熱板2と水冷ジャケット5との接触面に熱伝導性グリースを塗布したり、熱伝導性ゴムをつけたりして熱的接触を向上しても良い。光モジュール1の電極1aをコネクタ8に挿入する際には導熱板と水冷ジャケットは接触せず、光モジュール1の電極1aをコネクタ8に挿入した後に導熱板2の端面と水冷ジャケット5を垂直に押し当てるため、光モジュール1の挿抜時に熱伝導性グリースや熱伝導性ゴムをはがしてしまうことはない。
本実施例によれば、基板に取り付け/取り外しが行える構造(プラガブル構造)の光モジュールを、水冷ジャケット等の放熱部材に均等に接触させることができ、光モジュールの冷却を良好に行うことができる。
実施例2は、実施例1記載の光モジュールに対し、光モジュールのコネクタ挿入と同時に押さえ板の固定がはずれるようにしたものである。図5に本実施例による光モジュール構造および搭載手順を示す。図4との違いは光モジュール1にピン1kを設けた点と、多層基板9のピン1kがあたる位置に上下に動くストッパ10を設けた点である。
最初に押さえ板7を図面の右側に引く。これによりばね6が伸びるとともにストッパ10の下に設けたばね10aによりストッパ10が押さえ板7の位置まであがり、押さえ板7を光モジュール1の挿入に邪魔にならない位置で固定する(図5(a))。次に光モジュール1の電極1aをコネクタ8に挿し込む。このとき光モジュール1に設けたピン1kがストッパ10を押さえ板7の底面より低い位置まで下げる(図5(b))。押さえ板7の位置を固定していたストッパ10がはずれることにより押さえ板7はばね6の縮む力により水冷ジャケット5に引き寄せられ、導熱板2が水冷ジャケット5に押し付けられる(図5(c))。
本実施例によれば、光モジュール1をコネクタ8に挿し込むと同時に導熱板2を水冷ジャケット5に押し付けることができ、光モジュール1の実装の手間を省くことができる。
実施例3は、実施例2記載の光モジュールに対し、光モジュールを抜きやすくするためにリリースタブを設けたものである。図6に、本実施例による光モジュール構造および搭載手順を示す。実施例2と違いのある部分のみ記述する。リリースタブ11は、光モジュールに取り付けられたリリースタブ11bと導熱板に取り付けられたリリースタブ11aを設ける。
光モジュール1に取り付けられたリリースタブ11bと導熱板に取り付けられたリリースタブ11aは図6(a)のように正面から見て揃った状態で光モジュール1の電極1aをコネクタ8に挿入する(図6(c))。ストッパ10が押し下げられて押さえ板7が水冷ジャケット側に引かれ、導熱板2が水冷ジャケットに押し付けられると、光モジュール1と導熱板2の位置がずれるため、光モジュールに取り付けられたリリースタブ11bと導熱板に取り付けられたリリースタブ11aの位置もずれる(図6(d))。
光モジュールを抜く際は、先ずずれた光モジュールに取り付けられたリリースタブ11bと導熱板に取り付けられたリリースタブ11aを合わせる。すると導熱板2がリリースタブ11aに従って右側に移動し、同時に押さえ板7も右側に移動する。そのまま光モジュール1を持ち上げると、それに伴ってストッパ10が持ち上がり、押さえ板7を固定する。
本実施例によれば、リリースタブ11を光モジュールと導熱板にそれぞれ取り付けることで、光モジュール1を抜きやすくすることができる。
実施例4は、実施例1〜3記載の光モジュールおよびその実装構造に対し、ばねを使わずに導熱板を水冷ジャケットに押し付けられるようにしたものである。図7に、実施例4の構造と搭載手順を示す。
光モジュール1に取り付けられた導熱板2は、水冷ジャケット5とは反対側で多層基板9側の角が斜めにカットされている。ここで、斜めとは、光モジュール1の挿入方向に対して斜めの角度であり、例えば45°前後とするのが好ましい。押さえ板12は多層基板9に固定され、水冷ジャケット5と反対側が導熱板2の角のカットと同じ角度で斜めに高くなる。
光モジュール1の電極1aをコネクタ8に挿入すると導熱板2が押さえ板12の斜めの部分に当たり、図の左側にスライドすることで、導熱板2が水冷ジャケット5に押し付けられる。
本実施例では、角が斜めにカットされた導熱板2を備える光モジュールと、コネクタ8、水冷ジャケット5、押さえ板12などが搭載される多層基板9とで光通信装置を構成している。
本実施例によれば、押さえ板12が多層基板9に固定されていることで稼動部が少なくすることができ信頼性をあげることができる。また、ばねなどの部品点数が少なくなることでコストを低減することができる。
実施例5は、実施例1〜3記載の光モジュールおよびその実装構造に対し、押さえ板を使わずに導熱板にばねをつけることで導熱板を水冷ジャケットに押し付けられるようにしたものである。図8に、その構造と搭載手順を示す。
光モジュール1に取り付けられた導熱板2にばね13を取り付ける。ばね13は導熱板2と固定した端とは反対側の端を鉤状にする。光モジュール1の電極1aをコネクタ8に挿入した時に、ばね13を伸ばして鉤状になった端を水冷ジャケット5に引っ掛ける(図8(b))。その後ばね13が縮み、導熱板2が水冷ジャケット5に押し付けられる。
水冷ジャケット5にはばね13の鉤状になった端を引っ掛けやすいよう、溝を設けてもよい。
本実施例では、ばね13を取り付けた導熱板2を備える光モジュールと、コネクタ8および水冷ジャケット5などが搭載される多層基板9とで光通信装置を構成している。
ばね13は光モジュール1に取り付けられた導熱板2に固定するとしたが、水冷ジャケット5に固定し、光モジュール1に取り付けられた導熱板2に鉤状になった端を引っ掛けてもよい。その場合、導熱板2にばね13の鉤状になった端を引っ掛けるため溝を設ける。このとき導熱板2にリリースタブを設けると、光モジュール1を抜くときだけでなく、ばね13の鉤状になった端を導熱板2に引っ掛けるために導熱板2を水冷ジャケット側にスライドさせる際にも使うことができる。
本実施例によれば、部品点数を減らすことができコストを低減することができる。
実施例6は、実施例1〜5の光モジュールに取り付けられた導熱板と水冷ジャケットとの熱的接触を向上するものである。図9に、本実施例の光モジュールおよびそれに取り付けられた導熱板、水冷ジャケットを上面から見た図を示す。
光モジュール1に取り付けられた導熱板2の水冷ジャケット5側の端面の厚みを他方の端面の厚みより厚くする。このようにすることにより導熱板2と水冷ジャケット5の接触面積を大きくし、導熱板2と水冷ジャケット5の間の熱抵抗を小さくすることができる。
実施例7は、実施例1〜5の光モジュールに取り付けられた導熱板と水冷ジャケットとの熱的接触を向上する別の案である。図10に、本実施例の光モジュールおよびそれに取り付けられた導熱板、水冷ジャケットを上面から見た図を示す。
図10(a)に示すように、光モジュール1に取り付けられた導熱板2の水冷ジャケット5側の端面を曲面とし、水冷ジャケット5に導熱板2の曲面に合わせた凹みを設ける。そして、導熱板2が水冷ジャケット5に押し付けられた時に、導熱板2の端面が水冷ジャケット5の凹みに嵌り込むようにする。
本実施例によれば、導熱板2と水冷ジャケット5の接触面積が大きくなり導熱板2と水冷ジャケット5との間の熱抵抗を小さくすることができるとともに、図10(b)に示すようにコネクタ8の搭載誤差により光モジュール1の電極1aをコネクタ8に挿入した際に導熱板2の端面と水冷ジャケット5が平行になっていなくても導熱板2と水冷ジャケット5の隙間を端面を平面にした場合に比べ小さくすることができ、導熱板2と水冷ジャケット5の熱的接触をよくすることができる。
実施例8は、実施例1〜5の光モジュールと水冷ジャケットが横に並んでいる構成に対し、水冷ジャケットを光モジュールに取り付けられた導熱板の下に置く場合の案である。図11に、本実施例の光モジュールの構成と搭載手順を示す。図11(a)(b)は側面図、図11(c)は上面図である。
光モジュール1は、図11(c)に示すように光モジュール1の電極1aをコネクタ8に挿入する方向と同一の方向に導熱板取り付け溝1bが付けられる。このようにすることにより水冷ジャケット5が光モジュール1に取り付けられた導熱板2の下に置かれた場合、光モジュール1の電極1aをコネクタ8に挿入した際に、導熱板2が図11の上側にずれることで電極1aとコネクタ8との電気的接触と、導熱板2と水冷ジャケット5との熱的接触を両立することができる。
光モジュール1に取り付けられた導熱板2を水冷ジャケットに押し付けるため、図11のようにばね14で光モジュール1と導熱板2とをつなぎ、光モジュール1の電極1aをコネクタに挿入したときに伸びたばね14が縮もうとする力で導熱板2を水冷ジャケット5に押し付けてもよい。または導熱板2の上からばね等を介して押さえつけてもよい。
本実施例では、導熱板2を備える光モジュールと、コネクタ8および水冷ジャケット5などが搭載される多層基板9とで光通信装置を構成している。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明をわかりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。またある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
実施例では冷却方法として水冷を前提に説明したが、これに限定されるものではない。例えば水冷ジャケットの代わりに大型の放熱フィンを用いても良いし、ヒートパイプのようなものを用いても良く、種々の放熱部材を用いることができる。
実施例では光モジュール1は多層基板9に対して垂直に実装することを前提に説明したがこれに限定されるものではない。たとえばコネクタ8にピンの方向を90度変換するものを用い、光モジュール1を多層基板9に対して水平に実装するようにしてもよい。
本発明の情報処理装置は、上記各実施例に記載した光通信装置を装置内や装置間のデータ伝送用に備えるもので、例えばサーバ、ルータ、ストレージなどが挙げられる。
1…光モジュール、2…導熱板、3…光ファイバ、5…水冷ジャケット、6…ばね、7…押さえ板、8…コネクタ、9…多層基板、10…ストッパ、11…リリースタブ、12…押さえ板、13…ばね、14…ばね

Claims (10)

  1. 光ファイバが接続され、電気信号と光信号の変換を行い、コネクタに接続する電極を備える光モジュールであって、
    光モジュール本体に形成した、導熱板をスライド可能に取り付ける導熱板取り付け溝と、
    前記導熱板取り付け溝に嵌り合うように取り付けられ、前記コネクタへの接続時に、スライドして放熱部材に当接する導熱板とを備えることを特徴とする光モジュール。
  2. 請求項1記載の光モジュールにおいて、
    前記導熱板取り付け溝に、前記導熱板を前記光モジュール本体に押し付けるばね部材を備えることを特徴とする光モジュール。
  3. 請求項1記載の光モジュールにおいて、
    前記導熱板に、前記放熱部材に引っ掛け、前記導熱板を前記放熱部材に押し付けるばね部材を備えることを特徴とする光モジュール。
  4. 請求項1記載の光モジュールにおいて、
    前記光モジュール本体と前記導熱板に、それぞれリリースタブを設け、光モジュールの前記コネクタへの抜き差し時には前記両リリースタブが揃った状態となるように構成したことを特徴とする光モジュール。
  5. 光ファイバが接続され、電気信号と光信号の変換を行い、コネクタに接続する電極を備える光モジュールと、前記光モジュールが接続される前記コネクタが取り付けられた基板とを備える光通信装置であって、
    前記光モジュールには、
    光モジュール本体に形成した、導熱板をスライド可能に取り付ける導熱板取り付け溝と、
    前記導熱板取り付け溝に嵌り合うように取り付けられる導熱板とを備え、
    前記基板には、
    放熱部材と、
    前記光モジュールの導熱板を前記放熱部材に押しつける押さえ板と
    を備える光通信装置。
  6. 請求項5記載の光通信装置において、
    前記基板には、前記押さえ板を放熱部材方向に引っ張るばね部材と、前記押さえ板の移動を妨げるストッパとを備え、
    前記光モジュールには、前記コネクタへの接続時に前記ストッパに当たるピンを備え、
    前記光モジュールの前記コネクタへの接続時に、前記ピンが前記ストッパを外して、前記押さえ板が前記導熱板を前記放熱部材に押し付けることを特徴とする光通信装置。
  7. 請求項5記載の光通信装置において、
    前記導熱板は、前記放熱部材と反対側で基板側の角が斜めにカットされ、
    前記基板に固定された前記押さえ板は、前記放熱部材と反対側が前記導熱板の角のカットと同じ角度で斜めに高くなっていることを特徴とする光通信装置。
  8. 請求項5記載の光通信装置において、
    前記導熱板の前記放熱部材側の端面を曲面とし、
    前記放熱部材に前記導熱板の前記曲面に合わせた凹みを設け、
    前記導熱板が前記放熱部材に押し付けられたときに、前記導熱板の端面が前記放熱部材の凹みに嵌り込むように構成したことを特徴とする光通信装置。
  9. 光ファイバが接続され、電気信号と光信号の変換を行い、コネクタに接続する電極を備える光モジュールと、前記光モジュールが接続される前記コネクタが取り付けられた基板とを備える光通信装置であって、
    前記光モジュールには、
    光モジュール本体に形成した、導熱板をスライド可能に取り付ける導熱板取り付け溝と、
    前記導熱板取り付け溝に嵌り合うように取り付けられる導熱板と、
    前記光モジュール本体と前記導熱板との間に設けたばね手段とを備え、
    前記基板には、前記コネクタと並んで放熱部材が配置され、
    前記光モジュールを前記コネクタに接続した場合に、前記導熱板が前記ばね手段により引っ張られて、前記放熱部材に押し付けられることを特徴とする光通信装置。
  10. 請求項5〜9の何れか1項に記載の光通信装置を備える情報処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110876252A (zh) * 2018-08-31 2020-03-10 泰连公司 通信系统的热管理
CN113453490A (zh) * 2021-03-14 2021-09-28 武汉金星辰自动化设备有限公司 一种弧形板往复推动式光模块散热装置
CN115064509A (zh) * 2022-06-10 2022-09-16 深圳市盈鑫通光电有限公司 一种具有散热结构的光模块
WO2023087587A1 (zh) * 2021-11-16 2023-05-25 中兴通讯股份有限公司 一种光模块散热装置及通讯设备

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