JP2017067702A - 膜厚検査装置および膜厚検査方法 - Google Patents

膜厚検査装置および膜厚検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】薄膜を安定的に測色して、薄膜の膜厚を安定的に評価することができる膜厚検査装置および膜厚検査方法を提供する。【解決手段】本発明の膜厚検査装置200は、基材310上に形成された薄膜の所定領域を測色する測色部240と、所定領域の傾きを測定する傾斜測定部210と、測色部240が所定領域に対して所定の傾斜角度を有するように、傾斜測定部210により測定された所定領域の傾きに応じて、測色部240と基材310との相対的な傾きを調整する調整部250と、調整部250により相対的な傾きが調整された測色部240により所定領域を測色して得られる測色値に基づいて、薄膜の所定領域の膜厚を評価する評価部と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、膜厚検査装置および膜厚検査方法に関する。
固体高分子型燃料電池用の導電性セパレータとして、金属製の基材にダイヤモンドライクカーボン(以下、「DLC」と称する)薄膜をコーティングしたものが知られている。DLC薄膜は、スパッタリング等の成膜技術を利用して、たとえば、ステンレス製の基材の表面に薄く形成される。
これに関連して、下記の特許文献1には、カーボン薄膜の膜厚とカーボン薄膜の明度(L*a*b*表色系のL*値)との相関を予め求めておき、分光測色計によりカーボン薄膜の明度を測定して、カーボン薄膜の膜厚を評価する技術が開示されている。この技術によれば、分光測色計によりカーボン薄膜を測色するだけで膜厚を評価できるため、DLC薄膜等のカーボン薄膜の品質管理を短時間かつ低コストで行うことが可能になる。
特開2012−132876号公報
ところで、DLC薄膜の膜厚を評価する検査工程は、生産性の見地から、スパッタリング装置の真空チャンバ内で基材上にDLC薄膜を形成した後、真空チャンバから基材を取り出すことなく行われることが好ましい。
しかしながら、真空チャンバ内では、金属製の基材は、成膜時の熱膨張対策として、フックに掛けられ、不安定な状態で保持される。また、金属製の基材には、形状誤差が存在し得るのみならず、金属製の基材は、真空チャンバ内において熱等により変形する。このため、真空チャンバ内で基材上に形成されるDLC薄膜の表面は、表面内の領域によって異なる傾きを有し、DLC薄膜の所定の検査領域を分光測色計により測色する場合、傾きの違いによって測色値が大きく変化してしまうという問題がある。
本発明は、上述した問題を解決するためになされたものである。したがって、本発明の目的は、DLC薄膜等の薄膜を安定的に測色して、薄膜の膜厚を安定的に評価することができる膜厚検査装置および膜厚検査方法を提供することである。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
本発明の膜厚検査装置は、測色部、傾斜測定部、調整部、および評価部を有する。前記測色部は、基材上に形成された薄膜の所定領域を測色する。前記傾斜測定部は、前記所定領域の傾きを測定する。前記調整部は、前記測色部が前記所定領域に対して所定の傾斜角度を有するように、前記傾斜測定部により測定された前記所定領域の傾きに応じて、前記測色部と前記基材との相対的な傾きを調整する。前記評価部は、前記調整部により相対的な傾きが調整された前記測色部により前記所定領域を測色して得られる測色値に基づいて、前記薄膜の前記所定領域の膜厚を評価する。
本発明の膜厚検査方法は、基材上に形成された薄膜の所定領域の傾きを測定し、前記所定領域を測色する測色部が前記所定領域に対して所定の傾斜角度を有するように、前記測定された前記所定領域の傾きに応じて、前記測色部と前記基材との相対的な傾きを調整する。そして、本発明の膜厚検査方法は、前記相対的な傾きが調整された前記測色部により前記所定領域を測色し、前記測色部により前記所定領域を測色して得られる測色値に基づいて、前記薄膜の前記所定領域の膜厚を評価する。
本発明によれば、測色部と薄膜の所定領域との相対位置が一定に維持されるため、薄膜の所定領域を安定的に測色することができる。つまり、DLC薄膜等の薄膜の膜厚を安定的に評価することができる。
本発明の第1の実施形態に係る膜厚検査装置が適用される膜構造体の製造装置の概略構成を示すブロック図である。 膜構造体の製造装置における真空チャンバの平面断面図である。 照明駆動装置および輝度計駆動装置の概略構成を示す斜視図である。 膜構造体の製造工程を示すフローチャートである。 DLC薄膜の表面形状の測定結果の一例を示す図である。 検査領域のX方向の傾きを算出する処理を説明するための図である。 検査領域のY方向の傾きを算出する処理を説明するための図である。 DLC薄膜の複数の検査領域の傾きを説明するための図である。 評価処理の手順を示すフローチャートである。 DLC薄膜の膜厚とa*値およびb*値との関係を示す図である。 DLC薄膜の膜厚とL*値およびb*値との関係を示す図である。 基材の保持状態とDLC薄膜の測色結果との関係を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る膜構造体の製造装置を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、図中、同様の部材には同一の符号を用いた。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張される場合があり、実際の比率とは異なる場合がある。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る膜厚検査装置が適用される膜構造体の製造装置10の概略構成を示すブロック図であり、図2は、製造装置10における真空チャンバ130の平面断面図である。図3は、照明駆動装置230および輝度計駆動装置250の概略構成を示す斜視図である。
図1および図2に示すとおり、本実施形態に係る膜構造体の製造装置10は、成膜処理部100および検査処理部200を備える。以下、成膜処理部100および検査処理部200について順番に説明する。
<成膜処理部>
図1に示すとおり、成膜処理部100は、PVD装置110およびPVD制御装置120を備える。図2に示すとおり、PVD装置110は、真空チャンバ130に設けられている。
PVD装置110は、基材310上にDLC薄膜を形成する。PVD装置110は、基材310の表面にDLCを堆積させて、DLC薄膜を形成する。図2に示すとおり、本実施形態の製造装置10では、2台のPVD装置110が、真空チャンバ130の両側に互いに対向して設けられており、真空チャンバ130内を搬送される基材310の両面にDLC薄膜を形成する。
PVD制御装置120は、PVD装置110を制御する。PVD制御装置120は、PVD装置110を制御して、DLC薄膜の成膜条件(成膜時間、印加電圧、アルゴンガス量等)を変更する。
真空チャンバ130は、基材310の処理空間を提供する。真空チャンバ130は、搬入エリア131、成膜エリア132、前検査エリア133、検査エリア134、および搬出エリア135を備える。搬入エリア131に搬入された基材310は、搬送装置(不図示)により成膜エリア132に搬送され、PVD装置110によりDLC薄膜が形成される。基材310上にDLC薄膜を形成して得られた膜構造体300は、前検査エリア133に搬送され、検査領域の傾きが測定される。検査領域の傾きが測定された膜構造体300は、検査エリア134に搬送され、検査領域が測色される。検査領域を測色された膜構造体300は、搬出エリア135に搬送されて保管される。
<検査処理部>
図1に示すとおり、検査処理部200は、3Dスキャナ210、照明装置220、照明駆動装置230、色彩輝度計240、輝度計駆動装置250、駆動制御装置260、および演算装置270を備える。図2に示すとおり、3Dスキャナ210、照明装置220、照明駆動装置230、色彩輝度計240、および輝度計駆動装置250は、真空チャンバ130に設けられている。
3Dスキャナ210は、DLC薄膜の所定領域の傾きを測定する。3Dスキャナ210は、傾斜測定部として、基材310上に形成されたDLC薄膜の所定の検査領域の傾きを測定する。図2に示すとおり、本実施形態の製造装置10では、2台の3Dスキャナ210が、真空チャンバ130の両側に互いに対向して設けられており、真空チャンバ130に設けられた窓部136を介して、膜構造体300の両面を測定する。3Dスキャナ210は、モアレ縞を投影して物体の表面形状を測定する形状測定装置である。
照明装置220は、DLC薄膜の所定領域に光を照射する。照明装置220は、照明部として、基材310上に形成されたDLC薄膜の検査領域に所定の照射角度で光を照射する。図2に示すとおり、本実施形態の製造装置10では、2台の照明装置220が、真空チャンバ130の両側に互いに対向して設けられており、真空チャンバ130に設けられた窓部137を介して、膜構造体300の両面に光を照射する。照明装置220は、たとえば、ハロゲンランプである。
照明駆動装置230は、照明装置220の傾きを変更する。照明駆動装置230は、照明部駆動部として、照明装置220の位置および姿勢を変更する。図3に示すとおり、照明駆動装置230は、モータおよびリニアガイド等からなる直線駆動部231,232と、モータ等からなる回転駆動部233,234を備え、照明装置220のXY方向の位置およびXY軸周りの姿勢を変更する。
色彩輝度計240は、DLC薄膜の所定領域を測色する。色彩輝度計240は、測色部として、照明装置220により光が照射されているDLC薄膜の検査領域を測色して、DLC薄膜のL*a*b*値を取得する。色彩輝度計240は、たとえば、分光測色計であり、照明装置220により照射され検査領域で正反射される光の光路上に配置される。図2に示すとおり、本実施形態の製造装置10では、2台の色彩輝度計240が、真空チャンバ130の両側に互いに対向して設けられており、真空チャンバ130に設けられた窓部138を介して、膜構造体300の両面を測色する。
輝度計駆動装置250は、色彩輝度計240の傾きを変更する。輝度計駆動装置250は、測色部駆動部として、色彩輝度計240の位置および姿勢を変更する。図3に示すとおり、輝度計駆動装置250は、モータおよびリニアガイド等からなる直線駆動部251,252と、モータ等からなる回転駆動部253,254を備え、色彩輝度計240のXY方向の位置およびXY軸周りの姿勢を変更する。
駆動制御装置260は、照明駆動装置230および輝度計駆動装置250を制御する。駆動制御装置260は、駆動制御部として、照明駆動装置230および輝度計駆動装置250をそれぞれ制御して、照明装置220および色彩輝度計240の位置および姿勢を調整する。駆動制御装置260は、PLCを含み、シーケンス制御を行う。
演算装置270は、DLC薄膜の膜厚を評価する。演算装置270は、評価部として、色彩輝度計240によりDLC薄膜の検査領域を測色して得られるL*a*b*値のうちのa*値とb*値に基づいて、DLC薄膜の膜厚を評価する。演算装置270は、PVD制御装置120に電気的に接続されており、DLC薄膜の膜厚の評価結果をPVD制御装置120にフィードバックする。演算装置270は、たとえば、コンピュータである。
以上のとおり構成される膜構造体の製造装置10は、基材310上にDLC薄膜を形成し、形成したDLC薄膜の膜厚を評価して、膜構造体300を製造する。以下、図4〜図12を参照して、膜構造体の製造装置10の動作について説明する。
図4は、製造装置10による膜構造体300の製造工程を示すフローチャートである。本実施形態の製造装置10は、真空チャンバ130に搬入された複数の基材310に対して、DLC薄膜を形成する成膜処理と、DLC薄膜の膜厚を評価する検査処理とを順次に行って、複数の膜構造体300を連続的に製造する。
まず、製造装置10は、基材310上にDLC薄膜を形成する(ステップS101)。より具体的には、製造装置10のPVD装置110が、所定の成膜条件にしたがって、基材310上にDLCを堆積させることにより、20nm程度の膜厚にDLC薄膜を形成する。基材310は、ステンレス製の金属基材上にCr薄膜が形成されてなり、DLC薄膜はCr薄膜上に形成される。
次に、製造装置10は、DLC薄膜の表面形状を測定する(ステップS102)。より具体的には、製造装置10の3Dスキャナ210が、ステップS101に示す処理で基材310上に形成されたDLC薄膜の表面形状を測定する。その結果、図5に示すとおり、XY座標位置におけるDLC薄膜の高さZが算出された表面形状データが取得される。
次に、製造装置10は、検査領域の傾きを計算する(ステップS103)。より具体的には、製造装置10の駆動制御装置260が、ステップS102に示す処理で測定されたDLC薄膜の表面形状に基づいて、予め設定された複数の検査領域SA(図8(B)参照)の一の検査領域SAについて、当該領域SAの平面の傾きを算出する。本実施形態では、図6に示すとおり、駆動制御装置260は、たとえば、膜構造体300の中央部の一の検査領域SA(図5参照)について、DLC薄膜のX方向の表面形状データからX方向の平均的な傾きを算出する。同様に、図7に示すとおり、駆動制御装置260は、膜構造体300の中央部の一の検査領域SAについて、DLC薄膜のY方向の表面形状データからY方向の平均的な傾きを算出する。
次に、製造装置10は、すべての検査領域の傾きの計算が完了したか否かを判断する(ステップS104)。より具体的には、製造装置10の駆動制御装置260が、予め設定された複数の検査領域SAのすべてについて、傾きの計算が完了したか否かを判断する。
すべての検査領域の傾きの計算が完了したと判断する場合(ステップS104:YES)、製造装置10は、ステップS105の処理に移る。一方、すべての検査領域の傾きの計算が完了していないと判断する場合(ステップS104:NO)、製造装置10は、ステップS103の処理に戻る。その結果、すべての検査領域SAの傾きの計算が完了するまで、ステップS103〜S104の処理が繰り返される。
以上のとおり、図4のステップS101〜S104に示す処理によれば、まず、基材上にDLC薄膜が形成される。そして、DLC薄膜の表面形状が測定され、DLC薄膜の複数の検査領域SAの傾きがそれぞれ算出される。その結果、図8に示すとおり、たとえば、3箇所の検査領域SAについて、法線ベクトルVRがそれぞれ算出される。
次に、製造装置10は、色彩輝度計240の向きを修正する(ステップS105)。より具体的には、製造装置10の駆動制御装置260が、一の検査領域SAについて、ステップS103に示す処理で算出された当該領域SAの傾きに応じて輝度計駆動部250を制御して、色彩輝度計240の位置および姿勢を調整する。その結果、色彩輝度計240は、一の検査領域SAに対して所定の測色角度を有するようになる。
次に、製造装置10は、照明装置220の向きを修正する(ステップS106)。より具体的には、製造装置10の駆動制御装置260が、一の検査領域SAについて、ステップS103に示す処理で算出された当該領域SAの傾斜角度に応じて照明駆動部230を制御して、照明装置220の位置および姿勢を調整する。その結果、照明装置220は、一の検査領域SAに対して所定の照射角度を有するようなる。
次に、製造装置10は、DLC薄膜の検査領域を測色する(ステップS107)。より具体的には、ステップS105に示す処理で位置および姿勢が調整された色彩輝度計240が、DLC薄膜の一の検査領域SAを測色して、当該領域SAのL*a*b*値を取得する。本実施形態では、照明装置220が膜構造体300の検査領域SAに光を照射した状態で、検査領域SAで正反射された光の光路上にある色彩輝度計240が、検査領域SAを測色する。
次に、製造装置10は、すべての検査領域の測色が完了したか否かを判断する(ステップS108)。より具体的には、製造装置10の駆動制御装置260が、予め設定された複数の検査領域SAのすべてについて、測色が完了したか否かを判断する。
すべての検査領域の測色が完了したと判断する場合(ステップS108:YES)、製造装置10は、ステップS109の処理に移る。一方、すべての検査領域の測色が完了していないと判断する場合(ステップS108:NO)、製造装置10は、ステップS105の処理に戻る。その結果、すべての検査領域の測色が完了するまで、ステップS105〜S108の処理が繰り返される。たとえば、次の検査領域SAの傾きに応じて照明装置220および色彩輝度計240の傾きが調整された後、XY方向の位置が変更され、次の検査領域SAが測色される。
以上のとおり、図4のステップS105〜S108に示す処理によれば、DLC薄膜の検査領域SA毎に、当該領域SAの傾きに応じて照明装置220および色彩輝度計240の傾きが補正され、検査領域SAが測色される。このような構成によれば、照明装置220および色彩輝度計240と検査領域SAとの相対的な位置関係が常に一定に維持されるため、測色結果が安定する。
次に、製造装置10は、評価処理を実行する(ステップS109)。より具体的には、製造装置10の演算装置270が、ステップS107に示す処理でDLC薄膜を測色して得られた各検査領域のL*a*b*値のうちのa*値とb*値に基づいて、DLC薄膜の膜厚を評価する。評価処理についての詳細な説明は後述する。
次に、製造装置10は、すべての膜構造体300の製造が完了したか否かを判断する(ステップS110)。より具体的には、製造装置10の演算装置270が、真空チャンバ130の搬入エリア131に搬入されたすべての基材310に対して、成膜処理および検査処理(評価処理)が終了したか否かを判断する。
すべての膜構造体300の製造が完了していないと判断する場合(ステップS110:NO)、製造装置10は、ステップS101の処理に戻る。その結果、すべての膜構造体300の製造が完了するまで、ステップS101〜S110の処理が繰り返される。
一方、すべての膜構造体300の製造が完了したと判断する場合(ステップS110:YES)、製造装置10は、処理を終了する。そして、真空チャンバ130の搬出エリア135に蓄積された膜構造体300が、真空チャンバ130から搬出される。
以上のとおり、図4に示すフローチャートの処理によれば、基材310上にDLC薄膜が形成された後、DLC薄膜の検査領域の傾きが測定される。そして、検査領域の傾きに応じて照明装置220および色彩輝度計240の傾きを補正しつつ、検査領域が測色される。その後、検査領域を測色して得られたDLC薄膜のa*値およびb*値に基づいて、DLC薄膜が評価される。
図9は、図4のステップS109に示す評価処理の手順を示すフローチャートである。
まず、演算装置270は、a*値とb*値の積を算出する(ステップS201)。より具体的には、演算装置270は、DLC薄膜の複数の検査領域のそれぞれについて、図4のステップS107に示す処理で検査領域を測色して得られたL*a*b*値のうち、a*値とb*値との積を算出する。
次に、演算装置270は、a*値とb*値の積が変化しているか否かを判断する(ステップS202)。より具体的には、演算装置270は、ステップS201に示す処理で算出されたa*値とb*値の積が、所定の基準値から所定量以上乖離しているか否かを判断する。ここで、所定の基準値は、膜厚が目標値(たとえば、20nm)に形成されているDLC薄膜のa*値とb*値の積であり、窓部137,138の汚染状況等に応じて適宜補正される。また、所定量は、DLC薄膜の成膜条件を変更する処理を開始するトリガとなる量であり、DLC薄膜の膜厚の許容範囲に相当する量よりも小さく設定される。
a*値とb*値の積が変化していないと判断する場合(ステップS202:NO)、演算装置270は、DLC薄膜が良好であると判断する(ステップS203)。より具体的には、演算装置270は、DLC薄膜の膜厚が目標値の近傍にあるとして、DLC薄膜の膜厚が良好であると判断する。
一方、a*値とb*値の積が変化していると判断する場合(ステップS202:YES)、演算装置270は、DLC薄膜の膜厚の増減量を算出する(ステップS204)。より具体的には、演算装置270は、ステップS201に示す処理で算出されたa*値とb*値の積に基づいて、DLC薄膜の膜厚の目標値からの増減量を算出する。
そして、演算装置270は、DLC薄膜の成膜条件を変更する(ステップS205)。より具体的には、演算装置270は、まず、ステップS204に示す処理で算出された膜厚の増減量を、PVD装置110の制御装置120にフィードバックする。そして、PVD装置110により次の基材310上に形成されるDLC薄膜の膜厚が目標値に近づくように、PVD装置110の制御装置120が、PVD装置110を制御して、DLC薄膜の成膜条件(たとえば、成膜時間)を変更する。
以上のとおり、図9に示すフローチャートの処理によれば、DLC薄膜のa*値およびb*値に基づいて、DLC薄膜の膜厚が評価される。そして、必要に応じて、後続する基材310に対するDLC薄膜の成膜条件が変更される。
より具体的には、DLC薄膜のa*値とb*値の積が所定の基準値と比較され、a*値とb*値の積が基準値から所定量以上乖離している場合、膜厚の増減量が算出される。そして、後続する基材上に形成されるDLC薄膜の膜厚が目標値に近づくように、成膜条件が変更される。このような構成によれば、製造装置10内を搬送される基材310に形成されるDLC薄膜の膜厚が目標値の近傍に維持され、不良品の発生が防止される。
以下、図10および図11を参照して、DLC薄膜のa*値およびb*値に基づいてDLC薄膜の膜厚を評価する検査処理について詳細に説明する。
図10は、DLC薄膜の膜厚とa*値およびb*値との関係を示す図であり、図11は、DLC薄膜の膜厚とL*値およびb*値との関係を示す図である。図10の縦軸はb*値であり、横軸はa*値である。図11の縦軸はL*値であり、横軸はb*値である。図10および図11では、膜厚が、0nm、10nm、20nm、50nm、および80nmのDLC薄膜について、L*a*b*値が測定されている。
図10に示すとおり、DLC薄膜のa値およびb*値は、膜厚が80nm、50nm、20nm、10nm、および0nmと減少するに連れて減少している。したがって、膜厚とa*値およびb*値とはすべての領域において相関を示すため、DLC薄膜のa*値およびb*値の少なくとも一方を用いて、20nm程度の膜厚を評価することができる。
一方、図11に示すとおり、DLC薄膜のL*値は、膜厚が80nm、50nm、および20nmと減少するに連れて増加しているものの、膜厚が20nm以下では略一定の値を示す。したがって、膜厚とL*値とは膜厚が少なくとも20nm以下(より具体的には、30nm以下)の領域では相関を示さないため、DLC薄膜のL*値を用いて、20nm程度の膜厚を評価することはできない。
以上のとおり、本実施形態に係る膜構造体の製造装置10によれば、DLC薄膜のa*値およびb*値に基づいて膜厚が評価されるため、20nm程度の膜厚のDLC薄膜を正しく評価することができる。
図12は、基材の保持状態とDLC薄膜の測色結果との関係を示す図である。図12(A)は、不安定な状態で保持される基材上のDLC薄膜の測色値を示す図であり、図12(B)は、安定な状態で保持される基材上のDLC薄膜の測色値を示す図である。図12の縦軸はb*値であり、横軸はa*値である。図12では、3つの基材A〜C上に形成された各DLC薄膜について、9箇所の検査領域がそれぞれ測色されている。
図12に示すとおり、不安定な状態で保持される基材の方が、安定な状態で保持される基材に比べ、測色値(a*値およびb*値)のばらつきが大きい。本実施形態の製造装置10によれば、照明装置220および色彩輝度計240の傾きを補正することにより、不安定な状態で保持される基材上のDLC薄膜の測色値を、安定な状態で保持される基材上のDLC薄膜の測色値に近づけることができる。
以上のとおり、説明した本実施形態は、以下の効果を奏する。
(a)DLC薄膜の検査領域の傾きに応じて照明装置および色彩輝度計の傾きが補正され、照明装置および色彩輝度計と検査領域との相対位置が一定に維持されるため、検査領域を安定的に測色することができる。つまり、DLC薄膜の膜厚を安定的に評価することができる。
(b)照明駆動装置および輝度計駆動装置により照明装置および色彩輝度計の傾きが変更されるため、真空チャンバ内に配置される基材と照明装置および色彩輝度計との相対的な傾きを簡単に調整することができる。
(c)色彩輝度計が、照明装置により照射され検査領域で正反射される光の光路上に配置されるため、色彩輝度計に入射する光のエネルギーが強くなる。その結果、L*a*b*値のS/N比が向上し、L*a*b*値が安定する。
(d)3Dスキャナにより検査領域の傾きを非接触で測定するため、真空チャンバ内に配置される基材上のDLC薄膜の検査領域の傾きを簡単に測定することができる。
(e)DLC薄膜のa*値およびb*値に基づいて膜厚を評価するため、20nm程度の膜厚のDLC薄膜を正しく評価することができる。
(第2の実施形態)
なお、上述した実施形態では、照明装置の位置姿勢と色彩輝度計の位置姿勢とが個別に調整された。しかしながら、照明装置の位置姿勢と色彩輝度計の位置姿勢とは一体的に調整されてもよい。
図13は、本発明の第2の実施形態に係る膜構造体の製造装置10を示す図である。本実施形態に係る膜構造体の製造装置10は、照明装置220および色彩輝度計240の位置および姿勢を一体的に変更する駆動装置280を有する。
駆動装置280は、直線駆動部と回転駆動部を備え、照明装置220と色彩輝度計240との相対位置を一定に維持しつつ、照明装置220および色彩輝度計240のXY方向の位置およびXY軸周りの姿勢を一体的に変更する。駆動制御装置260は、検査領域の傾きに応じて駆動装置280を制御して、照明装置220および色彩輝度計240の傾きを一体的に調整する。
このような構成によれば、1台の駆動装置280により、照明装置220および色彩輝度計240の位置および姿勢が変更されるため、装置構成が簡素化される。
以上のとおり、説明した本実施形態は、第1の実施形態の効果に加えて、以下の効果を奏する。
(f)照明装置および色彩輝度計の位置および姿勢が1台の駆動装置により変更されるため、装置構成が簡素化される。
以上のとおり、説明した実施形態において、本発明の膜厚検査装置および膜厚検査方法を説明した。しかしながら、本発明は、その技術思想の範囲内において当業者が適宜に追加、変形、および省略することができることはいうまでもない。
たとえば、上述した実施形態では、DLC薄膜のa*値およびb*値の両方に基づいて、DLC薄膜の膜厚を評価した。しかしながら、a*値およびb*値のいずれか一方に基づいて、DLC薄膜の膜厚を評価してもよい。
また、上述した実施形態では、L*a*b*表色系における測色値(L*a*b*値)を用いて、DLC薄膜の膜厚を評価した。しかしながら、DLC薄膜を測色して得られる測色値は、L*a*b*値に限定されるものではなく、Yxy値やXYZ値を取得して膜厚を評価してもよい。
また、上述した実施形態では、照明装置によりDLC薄膜に光を照射した状態で、色彩輝度計によりDLC薄膜の検査領域を測色した。しかしながら、照明装置により光を照射することなく、色彩輝度計によりDLC薄膜の検査領域を測色してもよい。
また、上述した実施形態では、モアレ法を用いてDLC薄膜の検査領域の傾きを測定した。しかしながら、検査領域の傾きを測定する方法は、モアレ法に限定されるものではなく、たとえば、位相シフト法を用いて検査領域の傾きを測定してもよい。
また、上述した実施形態では、照明装置および色彩輝度計の傾きを変更することにより、照明装置および色彩輝度計と基材との相対的な傾きが調整された。しかしながら、照明装置および色彩輝度計の傾きを変更することなく、基材の傾きを変更することにより、照明装置および色彩輝度計と基材との相対的な傾きを調整してもよい。
また、上述した実施形態では、本発明の膜厚検査装置が、成膜用の真空チャンバに搭載された。しかしながら、本発明の膜厚検査装置は、成膜用の真空チャンバに搭載されることなく、単独の膜厚検査装置として用いられてもよい。
また、上述した実施形態では、基材上に形成されたDLC薄膜を評価する場合を例に挙げて説明した。しかしながら、本発明は、DLC薄膜以外のカーボン薄膜やカーボン薄膜以外の種々の薄膜にも適用可能であり、種々の薄膜は、種々の基材上に形成される。
10 膜構造体の製造装置、
100 成膜処理部、
110 PVD装置、
120 PVD制御装置、
130 真空チャンバ、
200 検査処理部(膜厚検査装置)、
210 3Dスキャナ(傾斜測定部)、
220 照明装置(照明部)、
230 照明駆動装置(照明部駆動部)、
240 色彩輝度計(測色部)、
250 輝度計駆動装置(調整部、測色部駆動部)、
260 駆動制御装置(調整部、駆動制御部)、
270 演算装置(評価部)、
280 駆動装置(調整部、照明部駆動部、測色部駆動部)、
300 膜構造体、
310 基材。

Claims (12)

  1. 基材上に形成された薄膜の所定領域を測色する測色部と、
    前記所定領域の傾きを測定する傾斜測定部と、
    前記測色部が前記所定領域に対して所定の傾斜角度を有するように、前記傾斜測定部により測定された前記所定領域の傾きに応じて、前記測色部と前記基材との相対的な傾きを調整する調整部と、
    前記調整部により相対的な傾きが調整された前記測色部により前記所定領域を測色して得られる測色値に基づいて、前記薄膜の前記所定領域の膜厚を評価する評価部と、
    を有する膜厚検査装置。
  2. 前記調整部は、
    前記測色部の傾きを変更する測色部駆動部と、
    前記測色部が前記所定領域に対して所定の傾斜角度を有するように、前記傾斜測定部により測定された前記所定領域の傾きに応じて前記測色部駆動部を制御して、前記測色部の傾きを調整する駆動制御部と、を有する、請求項1に記載の膜厚検査装置。
  3. 前記薄膜の前記所定領域に光を照射する照明部と、
    前記照明部の傾きを変更する照明部駆動部と、をさらに有し、
    前記駆動制御部は、前記照明部により照射され前記所定領域で正反射される前記光の光路上に前記測色部が位置するように、前記傾斜測定部により測定された前記所定領域の傾きに応じて前記照明部駆動部を制御して、前記照明部の傾きを調整する、請求項2に記載の膜厚検査装置。
  4. 前記測色部駆動部と前記照明部駆動部とは一体的に構成されており、
    前記一体的に構成されている前記測色部駆動部および前記照明部駆動部により、前記測色部と前記照明部との相対位置を一定に維持しつつ、前記測色部および前記照明部の傾きが一体的に変更される、請求項3に記載の膜厚検査装置。
  5. 前記傾斜測定部は、モアレ法を用いて前記所定領域の傾きを測定する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の膜厚検査装置。
  6. 前記薄膜は、カーボン薄膜であり、
    前記測色値は、L*a*b*表色系におけるa*値およびb*値の少なくとも一方を含み、
    前記評価部は、前記カーボン薄膜の前記所定領域のa*値およびb*値の少なくとも一方に基づいて、前記膜厚を評価する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の膜厚検査装置。
  7. 基材上に形成された薄膜の所定領域の傾きを測定する工程(a)と、
    前記所定領域を測色する測色部が前記所定領域に対して所定の傾斜角度を有するように、前記工程(a)において測定された前記所定領域の傾きに応じて、前記測色部と前記基材との相対的な傾きを調整する工程(b)と、
    前記工程(b)において相対的な傾きが調整された前記測色部により前記所定領域を測色する工程(c)と、
    前記工程(c)において前記測色部により前記所定領域を測色して得られる測色値に基づいて、前記薄膜の前記所定領域の膜厚を評価する工程(d)と、
    を有する膜厚検査方法。
  8. 前記工程(b)において、前記測色部が前記所定領域に対して所定の傾斜角度を有するように、前記工程(a)において測定された前記所定領域の傾きに応じて、前記測色部の傾きが調整される、請求項7に記載の膜厚検査方法。
  9. 前記薄膜の前記所定領域には、照明部により光が照射され、
    前記照明部により照射され前記所定領域で正反射される前記光の光路上に前記測色部が位置するように、前記工程(a)において測定された前記所定領域の傾きに応じて、前記照明部の傾きが調整される、請求項8に記載の膜厚検査方法。
  10. 前記測色部と前記照明部との相対位置を一定に維持しつつ、前記測色部および前記照明部の傾きが一体的に変更される、請求項9に記載の膜厚検査方法。
  11. 前記工程(a)において、モアレ法を用いて前記所定領域の傾きが測定される、請求項7〜10のいずれか1項に記載の膜厚検査方法。
  12. 前記薄膜は、カーボン薄膜であり、
    前記測色値は、L*a*b*表色系におけるa*値およびb*値の少なくとも一方を含み、
    前記工程(d)において、前記カーボン薄膜の前記所定領域のa*値およびb*値の少なくとも一方に基づいて、前記膜厚が評価される、請求項7〜11のいずれか1項に記載の膜厚検査方法。
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