JP2017067448A - 回転角度センサ及び変位センサの一括自律校正機能付きねじリード測定装置 - Google Patents
回転角度センサ及び変位センサの一括自律校正機能付きねじリード測定装置 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】直線変位の補正は、通常測定操作で回転角度λとyの関係式を得る工程と、直線変位計の検出ヘッドを親ねじに平行に微小変位δだけ移動させ、同様な関係式を得る工程と、直線変位計の非線形成分を計算する行程と、得られた非線形性により、通常測定操作で得られた測定結果を補正する行程を有す。また回転変位の補正は、通常測定操作で回転角度λとyの関係式を得る工程と、回転変位計の検出ヘッドを主軸に対し僅かにねじり、同様な関係式を得る工程と、回転変位計の非線形成分を計算する行程と、得られた非線形性により、通常測定操作で得られた測定結果を補正する行程を有す。
【選択図】図3
Description
本発明の一様相によれば、一度通常通り測定操作を行い回転角度λとyの関係を調べることで、以下の数式(1)を得る工程と、
このとき、導関数の近似となる差分式として、以下の数式(3)(4)を得る工程と、
さらに、変位計と角度計の立場を入れ替えても以上と同様の式が成り立つので、それにより、
前記変位計の検出ヘッドを親ねじに平行に微小変位δだけ移動させ、その状態でもう一度リード測定を行うことで、数式(2)を得る工程を可能とするために、ねじリード測定装置側は、ホモダイン干渉計式変位計の取り付け部分に細工をし、ネジの押し込み等により、僅かに移動できる手段を有し、
前記変位計と角度計の立場を入れ替えても数式(1)(2)(3)(4)と同様の式が成り立つので、それにより、
図1(a)(b)(c)及び図2において、被測定ねじ101は両センタ(回転センタ201, 202)で支持され、主軸モータにより回転させられる。2個のフィラー206及び207は、被測定ねじ101のねじフランクに接触させる。往復台204は測定器の親ねじ205により、被測定ねじ101の呼びリードにほぼ等しいリードに従って送られる。スライド208は、親ねじ205の軸方向及びそれと直角方向に軽く動き得るようになっている。
本発明者は、上述したねじリード測定装置について様々な観点から鋭意研究した結果、非特許文献2に記載の校正方法を適用できるように改造すれば、より高精度なセンサを用いずに較正を実施できることを見出した。方法の概略を以下に述べる。
最初に、一度通常通り測定操作を行い回転角度λとyの関係を調べる。
ここに、
ここで、
このとき、導関数の近似となる差分式は以下のようになる。
この時点で、較正をしなければ残った
さらに、変位計と角度計の立場を入れ替えても同様の式が成り立ち、
以上のように、回転角度センサ及び変位センサを同時に使用することにより、
直線変位計分の補正は、まず、一度通常通りリード測定の操作を行い(S301)、測定結果から回転角度λとyの関係を調べ、上述した数式(1)を得る(S302)。続いて、変位計の検出ヘッドをオフセットする(S303)、即ち、親ねじに平行に微小変位δだけ移動させ、その状態でもう一度(2回目の)リード測定を行い(S304)、測定結果から上述した数式(2)を得る。この後、直線変位計の非線形性を計算する(S305)。得られた直線変位計の非線形性をにより、S302で得た測定結果を補正する(S306)。
回転変位計分の補正は、まず、一度通常通りリード測定の操作を行い(S401)、測定結果から回転角度λとyの関係を調べ、上述した数式(1)を得る(S402)。続いて、回転変位計(角度計)の検出ヘッドをオフセットする(S403)、即ち、その状態でもう一度(2回目の)リード測定を行い(S404)、測定結果から上述した数式(2)を得る。この後、回転変位計の非線形性を計算する(S405)。得られた回転変位計(角度計)の非線形性により、S402で得た測定結果を補正する(S406)。
このように直線変位計と回転変位計(角度計)それぞれについて補正(較正)を行い、両補正の結果として回転変位計(角度計)及び直線変位計の一括自律校正が可能になる。そして、直線変位計の検出ヘッドをオフセットする構造と回転変位計(角度計)の検出ヘッドをオフセットする構造としては、最低限、ネジの押し込み等の簡単な構成で実現できるので、より高精度なセンサを用いずに較正を実施できるねじリード測定装置を提供することができる。
205 (測定器の)親ねじ、 206、207 フィラー、 208 スライド、
209、210、211 平面鏡、 221 ホモダイン干渉計式変位計、
231 ロータリエンコーダ
Claims (3)
- 一度通常通り測定操作を行い回転角度λとyの関係を調べることで、以下の数式(1)を得る工程と、
このとき、導関数の近似となる差分式として、以下の数式(3)(4)を得る工程と、
さらに、変位計と角度計の立場を入れ替えても以上と同様の式が成り立つので、それにより、
- 請求項1記載の回転角度センサ及び変位センサの一括自律校正方法を適用可能なねじリード測定装置であって、
前記変位計の検出ヘッドを親ねじに平行に微小変位δだけ移動させ、その状態でもう一度リード測定を行うことで、数式(2)を得る工程を可能とするために、ねじリード測定装置側は、ホモダイン干渉計式変位計の取り付け部分に細工をし、ネジの押し込み等により、僅かに移動できる手段を有し、
前記変位計と角度計の立場を入れ替えても数式(1)(2)(3)(4)と同様の式が成り立つので、それにより、
- 請求項2に記載のねじリード測定装置において、前記僅かに移動できる手段は、微小変位を与える構造として、マイクロメータヘッドで固定側全体を押し引きする構造により構成されており、是延期僅かにねじることが出来る手段は、ロータリエンコーダを2段構成とし、ロータリエンコーダの固定側を回転軸まわりに微小旋回し再クランプできる装置を搭載することにより構成されていることを特徴とするねじリード測定装置。
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JP2015189068A JP6636288B2 (ja) | 2015-09-28 | 2015-09-28 | ねじリード測定における回転角度センサ及び変位センサの一括自律校正方法及びねじリード測定装置 |
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---|---|---|---|---|
CN107860413A (zh) * | 2017-12-08 | 2018-03-30 | 广东工业大学 | 一种多功能多传感器检测设备及其检测装置 |
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