JP2017067275A - ガスホルダ、ピストン支持構造および耐震ブラケット - Google Patents

ガスホルダ、ピストン支持構造および耐震ブラケット Download PDF

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Abstract

【課題】既存のガスホルダにも追加施工できるとともに、地震による衝撃に対してもガス漏れを生じることがない、ガスホルダ、ピストン支持構造および耐震ブラケットを提供すること。【解決手段】ガスホルダのピストンに設置されてガスホルダの内面に転動するローラを支持する耐震ブラケット30であって、ローラが支持される外側部材31と、ピストンに設置される内側部材32とを有し、外側部材31と内側部材32との間には、所定の閾値以上の衝撃力で降伏し、外側部材31と内側部材32との近接を許容する一次緩衝機構33が設置され、外側部材31と内側部材32との間の衝撃を緩和するコイルばね3411,3421と、外側部材31と内側部材32との振動を抑制するダンパー3412と、を有する二次緩衝機構34が設置される。【選択図】図4

Description

本発明は、ガスホルダ、ピストン支持構造および耐震ブラケットに関する。
従来、製鉄所においては、高炉や転炉から発生する可燃性の副生ガスをエネルギ源として有効利用するために、当該副生ガスを一旦貯留するピストン昇降式のガスホルダが設置されている。
特許文献1に記載されるように、ガスホルダは、外面を基柱と回廊に支持された複数枚の側板で構成された円筒状のホルダ本体と、ホルダ本体の内部においてガス量の増減に応じて自在に昇降するピストンとを備えている。ピストンの外周縁部には、昇降時に摺動部からのガス漏洩を防止するため、シール油を用いたシール装置が設置されている。また、シール装置の上方には、ガスホルダ内面に転動する上下一対のガイドローラが、ガスホルダの周方向に所定の間隔で複数設置されている。
従来のガスホルダは、多くは震度6の耐震設計レベルを基準として設計されている。近年、震度6を超える大規模地震時の対策として、耐震補強、免震補強、および制振補強などの補強対応が行われている。
耐震補強としては、ホルダ本体および屋根部の外周部に鉄骨を溶接することで、これらの剛性を高め、これらの内部を昇降するピストンの落下や周囲のシール装置からのガス漏れ防止が図られている。
また、特許文献2に記載されるように、地震力が地盤からホルダ本体に伝達され、そのホルダ本体の揺れによりピストンに水平力が伝達される場合でも、ピストン自体に作用する水平応答や傾斜応答を、補強した制振装置の減衰作用により効果的に低減することがなされている。
特開2010−216534号公報 特開2015−55348号公報
しかしながら、ホルダ本体の剛性を高める事だけでは、巨大地震時にホルダ本体の基柱および側板に残留する塑性変形量を抑制することが難しく、ピストンの落下及びガス漏れなどの災害を発生させる確率が高い。
さらに、剛性を高めるための耐震補強は、経済的観点から現実性が低い。とくに、免震装置や制振装置を設置するには、基礎部分からの導入が必要となるため、既設への導入を考えた場合、こちらも経済的観点から現実性が低いという問題がある。
このような背景から、既存のガスホルダにも追加施工できるとともに、地震による衝撃に対してもガス漏れを生じることがないガスホルダの地震対策が求められていた。
本発明の目的は、既存のガスホルダにも追加施工できるとともに、地震による衝撃に対してもガス漏れを生じることがない、ガスホルダ、ピストン支持構造および耐震ブラケットを提供することにある。
本発明の耐震ブラケットは、ガスホルダのピストンに設置されて前記ガスホルダの内面に転動するローラを支持する耐震ブラケットであって、前記ローラが支持される外側部材と、前記ピストンに設置される内側部材と、前記外側部材と前記内側部材との間に設置され、前記外側部材と前記内側部材との間に所定間隔を維持するとともに、前記外側部材と前記内側部材とが近接する向きの衝撃力が所定の閾値以上であるときに、前記外側部材と前記内側部材との近接を許容する一次緩衝機構と、前記外側部材と前記内側部材とを連結し、前記外側部材と前記内側部材との間の衝撃を緩和する弾性緩衝機構と、前記外側部材と前記内側部材との間の振動を抑制する制振機構と、を有する二次緩衝機構と、を備えたことを特徴とする。
このような本発明では、内側部材でピストンに設置されるととともに、外側部材によりローラを支持し、このローラをガスホルダの内面に転動させることで、ピストンをガスホルダの内部で昇降させることができる。
通常時においては、内側部材と外側部材との間に設置された一次緩衝機構および二次緩衝機構により、内側部材と外側部材とが所定の位置関係に維持され、ピストンの周辺部はガスホルダの内面に対して一定間隔で昇降する。
大きな地震が生じた際には、初期の大きな衝撃によりピストンがガスホルダの内面に急激に接近し、ピストンがガスホルダの内面に衝突することがある。このような衝突があっても、一次緩衝機構が衝撃を受けて降伏することで、いわば一次緩衝機構がクランプルゾーンあるいはクラッシャブルゾーンとして機能し、ピストンがガスホルダの内面に衝突するエネルギを緩和することができ、ピストンの衝突によるガスホルダの破損を未然に防止することができる。
初期の大きな衝撃の後、地震による振動が継続することがあるが、このような振動に対しては、二次緩衝機構により外側部材と内側部材との連結が維持され、ピストンとガスホルダの内面との所定の位置関係が維持される。そして、外側部材と内側部材との相対的な振動については、弾性緩衝機構により衝撃を緩和しつつ、制振機構により振動を抑制することができる。
このように、本発明によれば、ガスホルダのピストンに設置されて前記ガスホルダの内面に転動するローラを支持する耐震ブラケットにおいて、大きな地震による衝撃に対しても十分な緩衝性能を確保することができ、地震による衝撃に対してもガス漏れを生じることを防止できる。
そして、ピストンの周辺に設置されるブラケットに対する置換施工だけでよいため、既存のガスホルダにも追加施工することができる。
本発明の耐震ブラケットにおいて、前記一次緩衝機構は、前記外側部材と前記内側部材との間に介在し、前記閾値以上の衝撃力で座屈する座屈部材と、前記外側部材と前記内側部材とを連結し、前記閾値以上の衝撃力で剪断する剪断部材と、前記外側部材と前記内側部材とを連結し、前記閾値以上の衝撃力で破壊する引張り部材と、前記外側部材と前記内側部材とを連結し、前記閾値以上の衝撃力で解除される凹凸係合構造と、前記外側部材と前記内側部材とを連結し、前記閾値以上の衝撃力で制動を解除される摩擦制動構造と、のいずれかを有することが望ましい。
このようは本発明では、座屈部材、剪断部材および引張り部材のいずれかを用いることで、破壊降伏式の一次緩衝機構を構成することができる。このような各部材の破壊降伏を採用することで、降伏時に吸収しうるエネルギを大きくとることができる。
一方、凹凸係合機構または摩擦係合機構を用いることで、機械降伏式の一次緩衝機構を構成することができる。このような機械的な降伏を採用することで、降伏時の挙動を任意に設計することができる。
本発明の耐震ブラケットにおいて、前記一次緩衝機構は、前記座屈部材を有し、前記座屈部材は、前記閾値以上の衝撃力を受けた際に、前記座屈部材の座屈を誘導する座屈誘導部を有することが望ましい。
本発明において、座屈誘導部としては、座屈部材をくの字型の形状とすること、座屈部材をZ字型の形状とすること、座屈部材を棒材としかつその側面に切欠きを形成すること、座屈部材を棒材としかつその中間に貫通孔を形成すること、座屈部材の端部を前記外側部材と前記内側部材とが近接する方向に対して傾斜した傾斜面とすること、などが採用できる。
このような本発明では、座屈誘導部により、座屈部材の降伏挙動を適切に誘導することができ、一次緩衝機構としての機能を確実に得ることができる。
座屈誘導部としては、座屈部材の形状あるいは切欠きや貫通孔などを利用することができ、簡単な構成で所望の機能を得ることができる。
本発明の耐震ブラケットにおいて、前記一次緩衝機構は、前記外側部材と前記内側部材とが前記閾値以上の衝撃力により近接した後、前記外側部材と前記内側部材との離隔を許容する接続解除部を有することが望ましい。
本発明において、接続解除部としては、外側部材と内側部材とのいずれか一方に固定された座屈部材の先端を、外側部材と内側部材とのいずれか他方に対して当接させた構造により実現することができる。また、座屈部材が座屈により破壊に至り、二部分に分離する構造や、剪断部材あるいは引張り部材が二部分に分離することにより、接続解除部を構成してもよい。
このような本発明では、衝撃により外側部材と内側部材とが近接し、座屈部材が座屈した後、外側部材と内側部材とが再び離隔することができる。すなわち、接続解除部がない場合、座屈部材が座屈した後、外側部材と内側部材と、つまりピストンとガスホルダとが近接した状態で拘束されてしまい、後続の衝撃によってピストンとガスホルダとが衝突する可能性がある。しかし、接続解除部により拘束が解除されることで、ピストンとガスホルダとが元の位置に戻ることができ、後続の衝撃による衝突を回避することができる。
本発明の耐震ブラケットにおいて、前記二次緩衝機構は、前記弾性緩衝機構として、ばね、弾性材、ガススプリングのいずれかを有し、前記制振機構として、摩擦ダンパー、流体ダンパーのいずれかを有することが望ましい。
このような本発明では、汎用性のある部品を用いて二次緩衝機構としての機能を十分に実現することができる。
なお、本発明の耐震ブラケットは、ローラおよびブラケットが上下方向に複数配列される場合、複数のブラケットのうち、少なくともピストンに最寄りのブラケットに適用されることが望ましい。
ガスホルダのピストンには、ホルダ本体に対するピストンの傾斜を防止するために、複数のローラを上下方向に配置することがある。このような構成では、全てのローラのブラケットを本発明の耐震ブラケットとしてもよいが、少なくともピストンに最寄り(上下方向の距離が最も近い)のブラケットを本発明の耐震ブラケットとすればよい。このように、少なくともピストンに最寄りのブラケットを本発明の耐震ブラケットとしておけば、地震の際のピストンからホルダ本体への衝撃緩和を図ることができる。
なお、近年のガスホルダでは、ピストンの外周縁の下面側に、ピストンとホルダ本体の内面との間のガスシールが設置され、複数のローラはピストンの上面側に設置されることが多い。このような構成では、上下に配列されるローラのブラケットのうち、ピストンに最寄りとなる下段のローラ用ブラケットを本発明の耐震ブラケットとすればよい。
本発明のピストン支持構造は、ガスホルダの内部にピストンを昇降自在に支持するピストン支持構造であって、前記ガスホルダの内面に転動するローラと、前記ピストンに設置されて前記ローラを支持するブラケットとを有し、前記ブラケットが、前述した本発明の耐震ブラケットであることを特徴とする。
このような本発明のピストン支持構造によれば、本発明の耐震ブラケットで説明した通りの作用効果を得ることができる。
本発明のガスホルダは、内部に昇降自在なピストンを有するガスホルダであって、前記ガスホルダの内面に転動するローラと、前記ピストンに設置されて前記ローラを支持するブラケットとを有し、前記ブラケットが、前述した本発明の耐震ブラケットであることを特徴とする。
このような本発明のガスホルダによれば、本発明の耐震ブラケットで説明した通りの作用効果を得ることができる。
本発明によれば、既存のガスホルダにも追加施工できるとともに、地震による衝撃に対してもガス漏れを生じることがない、ガスホルダ、ピストン支持構造および耐震ブラケットを提供することができる。
本発明の一実施形態のガスホルダ全体を示す断面図。 前記実施形態のピストン支持構造を示す拡大断面図。 前記実施形態の耐震ブラケットを示す側面図。 前記実施形態の耐震ブラケットを示す斜視図。 前記実施形態の耐震ブラケットの分解状態を示す斜視図。 本発明の他の実施形態の座屈部材を示す模式図。 本発明の他の実施形態の座屈部材を示す模式図。 本発明の他の実施形態の座屈部材を示す模式図。 本発明の他の実施形態の座屈部材を示す模式図。 本発明の他の実施形態の剪断部材を示す模式図。 本発明の他の実施形態の引張り部材を示す模式図。 本発明の他の実施形態の凹凸係合機構を示す模式図。 本発明の他の実施形態の摩擦係合機構を示す模式図。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1から図5の各図には、本発明の一実施形態が示されている。
〔ガスホルダ〕
図1には、本実施形態のガスホルダ10の全体が示されている。
ガスホルダ10は、地盤に形成された底盤11を有し、その上面側には円筒状の側壁12が形成され、側壁12の上面は部分球面状の屋根部材13で塞がれている。
側壁12の内側には、部分球面状のピストン14が昇降自在に配置されている。
ピストン14には、その外周に沿って複数のピストン支持構造20が設置されている。
〔ピストン支持構造〕
図2には、本実施形態のピストン支持構造20が示されている。
ピストン支持構造20は、ピストン14の辺縁に固定された軸組構造の本体21を有する。本体21には、上部に上ローラ22が設置され、下部に下ローラ23が設置され、さらに下ローラ23の下方にシール部24が設置されている。
ピストン支持構造20においては、上ローラ22および下ローラ23が側壁12の内側に設置されたレール(図示省略)に転動することで、ピストン14の外周と側壁12とを所定間隔に維持しつつ、ピストン14を側壁12に対して昇降させることができる。
シール部24は、側壁12の内面との間に油槽式の気密シールを形成する。このシール部24により、ピストン14が側壁12に対して昇降移動しても、ピストン14の上面側と下面側の気密状態が維持される。
図1に戻って、ピストン14は、前述したピストン支持構造20によりガスホルダ10の内部で昇降自在に支持されている。そして、シール部24によりピストン14の外周の気密シールがなされている。さらに、側壁12と底盤11との間も全周にわたって気密シールされている。
従って、ガスホルダ10のピストン14より下側の空間は気密状態で閉じられた空間とされ、この空間にガスを導入することで、導入されたガスを保持することができる。そして、この空間に導入されるガスが増加した際には、ピストン14が側壁12内を上昇し、ガスが減少した際には下降するようになっている。
このようなガスホルダ10において、ピストン14を支持するピストン支持構造20には、本発明に基づく耐震ブラケット30が用いられている。
〔耐震ブラケット〕
図3には、本実施形態の耐震ブラケット30が示されている。
ピストン支持構造20の上ローラ22または下ローラ23は、それぞれローラ受け部材29で回転自在に支持されている。ローラ受け部材29は、耐震ブラケット30を介して、ピストン支持構造20の本体21に固定されている。
図4および図5には、本実施形態の耐震ブラケット30の要部が示されている。このうち、図4は、図3の耐震ブラケット30からローラ受け部材29を外した状態を示す。図5は、図4の耐震ブラケット30からさらにその一部(外側部材31)を外した状態を示す。
耐震ブラケット30は、ローラ受け部材29を介して上ローラ22または下ローラ23が支持される外側部材31と、本体21を介してピストン14に設置される内側部材32と、を備えている。
外側部材31および内側部材32はそれぞれ鋼板で形成され、一つの耐震ブラケット30あたり外側部材31は2枚、内側部材32は1枚が設置されている。
一対の外側部材31は、それぞれ内側部材32に対して所定間隔で配置されるとともに、各々は内側部材32の対向する一対の辺縁に沿って配置されている。
内側部材32には、外側部材31に向けて、主ロッド331、補助ロッド332、主クッション部材341、補助クッション部材342が設置されている。
主ロッド331は、丸棒状の鋼材であり、一方の端部を内側部材32に溶接で固定され、他方の端部は外側部材31に当接されている。
主ロッド331は、外側部材31の両端近傍に1本ずつ設置され、外側部材31を両持ち梁状態で支持する。
主ロッド331は、中間部分に屈曲部を有し、屈曲部の両側は互いに1〜10度程度の緩い角度をなしている。
補助ロッド332は、主ロッド331よりも小径とされた丸棒状の鋼材であり、一方の端部を内側部材32に溶接で固定され、他方の端部は外側部材31に当接されている。
補助ロッド332は、内側部材32の辺縁に沿って6本が配列され、各々の先端は外側部材31の辺縁に当接されている。
補助ロッド332は、中間部分に屈曲部を有し、屈曲部の両側は互いに1〜10度程度の緩い角度をなしている。
主クッション部材341は、コイルばね3411とダンパー3412とを同軸配置したものである。ダンパー3412としてはオイルダンパー、摩擦ダンパーなどが適宜利用できる。
主クッション部材341は、一方の端部を内側部材32に固定され、他方の端部を外側部材31に固定されている。
補助クッション部材342は、コイルばね3421で構成されている。
補助クッション部材342は、一方の端部を内側部材32に固定され、他方の端部を外側部材31に固定されている。
〔一次緩衝機構〕
本実施形態においては、主ロッド331と補助ロッド332とにより、一次緩衝機構33が構成されている。
一次緩衝機構33は、外側部材31と内側部材32との間に設置され、外側部材31と内側部材32との間に所定間隔を維持する。
本実施形態においては、主ロッド331および補助ロッド332が座屈部材とされている。この座屈部材により、外側部材31と内側部材32とが近接する向きに、所定の閾値以上の衝撃力を受けた際には、主ロッド331および補助ロッド332が座屈降伏して、外側部材31と内側部材32との近接を許容する。
本実施形態においては、主ロッド331および補助ロッド332の屈曲部により座屈誘導部333が構成され、座屈部材である主ロッド331および補助ロッド332に軸方向の衝撃が加えられた際に、主ロッド331および補助ロッド332の座屈を誘導することができる。
本実施形態においては、主ロッド331および補助ロッド332の断面形状、座屈誘導部333の屈曲角度を適宜設計することで、一次緩衝機構33としての降伏に至る所定の閾値を調整することができる。
併せて、主ロッド331および補助ロッド332が破壊する際の挙動およびエネルギを適宜設計することで、外側部材31と内側部材32との間の衝撃吸収性能を調整することができる。
本実施形態において、主ロッド331および補助ロッド332は、内側部材32に対しては固定されるが、外側部材31に対しては単に当接する構造とされている。このような主ロッド331および補助ロッド332と外側部材31との当接構造により、接続解除部334が構成され、外側部材31と内側部材32とが近接しようとする際には当接してその動きを規制するが、外側部材31と内側部材32とが離隔する際にはその動きを妨げることがない。
〔二次緩衝機構〕
本実施形態においては、主クッション部材341(コイルばね3411とダンパー3412)と、補助クッション部材342とにより、二次緩衝機構34が構成されている。
二次緩衝機構34は、主クッション部材341および補助クッション部材342の両端が、それぞれ外側部材31および内側部材32に固定され、これにより外側部材31と内側部材32とを互いに連結している。
二次緩衝機構34において、主クッション部材341のコイルばね3411と、補助クッション部材342のコイルばね3421とにより、弾性緩衝機構が構成されている。この弾性緩衝機構により、外側部材31と内側部材32との間の衝撃を緩和することができる。
二次緩衝機構34において、主クッション部材341のダンパー3412により、制振機構が構成されている。この制振機構により、外側部材31と内側部材32との間の振動を抑制することができる。
〔実施形態の効果〕
このような本実施形態では、内側部材32でピストン14に設置されるととともに、外側部材31によりローラ(上ローラ22または下ローラ23)を支持し、このローラをガスホルダ10の内面(側壁12の内側のレール等)に転動させることで、ピストン14をガスホルダ10の内部で昇降させることができる。
通常時においては、内側部材32と外側部材31との間に設置された一次緩衝機構33および二次緩衝機構34により、内側部材32と外側部材31とが所定の位置関係に維持され、ピストン14の周辺部はガスホルダ10の内面に対して一定間隔で昇降する。
大きな地震が生じた際には、初期の大きな衝撃によりピストン14がガスホルダ10の内面に急激に接近し、ピストン14がガスホルダ10の内面に衝突することがある。このような衝突があっても、一次緩衝機構33(主ロッド331および補助ロッド332)が衝撃を受けて降伏することで、いわば一次緩衝機構33がクランプルゾーンあるいはクラッシャブルゾーンとして機能し、ピストン14がガスホルダ10の内面に衝突するエネルギを緩和することができ、ピストン14の衝突によるガスホルダ10の破損を未然に防止することができる。
初期の大きな衝撃の後、地震による振動が継続することがあるが、このような振動に対しては、二次緩衝機構34により外側部材31と内側部材32との連結が維持され、ピストン14とガスホルダ10の内面との所定の位置関係が維持される。そして、外側部材31と内側部材32との相対的な振動については、弾性緩衝機構(主クッション部材341のコイルばね3411および補助クッション部材342のコイルばね3421)により衝撃を緩和しつつ、制振機構(主クッション部材341のダンパー3412)により振動を抑制することができる。
このように、本実施形態によれば、ガスホルダ10のピストン14に設置されてガスホルダ10の内面に転動するローラを支持する耐震ブラケット30において、大きな地震による衝撃に対しても十分な緩衝性能を確保することができ、地震による衝撃に対してもガス漏れを生じることを防止できる。
そして、既存のガスホルダの耐震改修に利用する際には、ピストン14の周辺に設置される既存のブラケットを、耐震ブラケット30に置換する施工だけでよいため、追加施工を容易にすることができる。
本実施形態では、主ロッド331および補助ロッド332を座屈部材として用いることで、破壊降伏式の一次緩衝機構33を構成することができる。このような各部材の破壊降伏を採用することで、降伏時に吸収しうるエネルギを大きくとることができる。
本実施形態では、座屈部材である補助ロッド332の中間部分に形成した屈曲部を利用して座屈誘導部333を構成したので、簡単な構造でありながら、座屈部材の降伏挙動を適切に誘導することができ、一次緩衝機構33としての機能を確実に得ることができる。
本実施形態では、座屈部材である主ロッド331および補助ロッド332と外側部材31との当接構造を利用して接続解除部334を構成したので、簡単な構造でありながら、外側部材31と内側部材32との拘束の自動解除を確実に行うことができる。つまり、大地震などの衝撃により、外側部材31と内側部材32とが近接して座屈部材が座屈した後、外側部材31と内側部材32とが再び離隔することができる。
すなわち、接続解除部334がない場合、座屈部材が座屈した後、外側部材31と内側部材32と、つまりピストン14とガスホルダ10とが近接した状態で拘束されてしまい、後続の衝撃によってピストン14とガスホルダ10とが衝突する可能性がある。しかし、接続解除部334により拘束が解除されることで、ピストン14とガスホルダ10とが元の位置に戻ることができ、後続の衝撃による衝突を回避することができる。
本実施形態では、二次緩衝機構34は、弾性緩衝機構として主クッション部材341のコイルばね3411および補助クッション部材342のコイルばね3421を用い、制振機構として主クッション部材341のダンパー3412を用いるとしたため、汎用性のある部品を用いて二次緩衝機構34を構成することができ、かつ二次緩衝機構34としての機能を十分に確保することができる。
〔他の実施形態〕
前述した実施形態では、主ロッド331および補助ロッド332を座屈部材として用いたが、座屈部材を複数種類とすることは必須ではなく、いずれか一方であってもよい。
座屈部材に形成される座屈誘導部333としては、前述した実施形態のように、主ロッド331および補助ロッド332に形成される1箇所の屈曲部に限定されるものではなく、以下のような実施形態とすることもできる。
図6において、外側部材31と内側部材32との間には、一次緩衝機構33Aおよび二次緩衝機構34が設置されている。
一次緩衝機構33Aは、座屈部材としての主ロッド331Aまたは補助ロッド332Aを有し、補助ロッド332Aの中間部分には座屈誘導部333Aとして複数の屈曲部が形成されている。
このような座屈誘導部333Aによっても、主ロッド331Aまたは補助ロッド332Aの座屈を誘導することができる。
図7において、外側部材31と内側部材32との間には、一次緩衝機構33Bおよび二次緩衝機構34が設置されている。
一次緩衝機構33Bは、座屈部材としての主ロッド331Bまたは補助ロッド332Bを有し、主ロッド331Bまたは補助ロッド332Bの中間部分には座屈誘導部333Bとして切欠き部が形成されている。
このような座屈誘導部333Bによっても、補助ロッド332Bの座屈を誘導することができる。
なお、主ロッド331Bまたは補助ロッド332Bが切欠き部から座屈した際に、この部分で断裂するように設計しておくことで、この切欠き部を接続解除部334Bとして兼用することができる。
図8において、外側部材31と内側部材32との間には、一次緩衝機構33Cおよび二次緩衝機構34が設置されている。
一次緩衝機構33Cは、座屈部材としての主ロッド331Cまたは補助ロッド332Cを有し、補助ロッド332Cの中間部分には座屈誘導部333Cとして貫通孔が形成されている。
このような座屈誘導部333Cによっても、主ロッド331Cまたは補助ロッド332Cの座屈を誘導することができる。
なお、主ロッド331Cまたは補助ロッド332Cが貫通孔から座屈した際に、この部分で断裂するように設計しておくことで、この貫通孔を接続解除部334Cとして兼用することができる。
図9において、外側部材31と内側部材32との間には、一次緩衝機構33Dおよび二次緩衝機構34が設置されている。
一次緩衝機構33Dは、座屈部材としての主ロッド331Dまたは補助ロッド332Dを有し、主ロッド331Dまたは補助ロッド332Dの外側部材31側の端部は傾斜面とされている。一方、外側部材31には、主ロッド331Dまたは補助ロッド332Dの延長線上に傾斜面を有する突起が形成され、この突起の傾斜面には主ロッド331Dまたは補助ロッド332Dの傾斜した端部が当接されている。
このような座屈誘導部333Dにおいては、主ロッド331Dまたは補助ロッド332Dに軸方向の衝撃が加えられた際に、互いに当接する一対の傾斜面において交差方向の分力が生じ、この分力を利用して主ロッド331Dまたは補助ロッド332Cの座屈を誘導することができる。
従って、座屈誘導部333Dと対向する突起との間の傾斜面により、座屈誘導部333Dが構成される。
さらに、座屈誘導部333Dの傾斜面と対向する突起の傾斜面とが当接する構造を、接続解除部334Dとして兼用することができる。
前述した各実施形態においては、主ロッド331,331A〜331Dおよび補助ロッド332,332A〜332Dを座屈部材として用い、これを一次緩衝機構33,33A〜33Dの降伏手段として用いていた。
しかし、本発明において、破壊降伏式の一次緩衝機構としては、座屈部材に限らず、剪断部材あるいは引張り部材の破壊降伏を利用してもよい。
さらに、本発明の一次緩衝機構としては、破壊降伏式に限らず、凹凸係合機構または摩擦係合機構を用いることができる。
図10において、外側部材31と内側部材32との間には、一次緩衝機構33Eおよび二次緩衝機構34が設置されている。
一次緩衝機構33Eは、外側部材31に固定された外側ロッド311と、内側部材32に固定された内側ロッド321とを有し、各々の端部が互いに平行に沿わされている。
外側ロッド311および内側ロッド321には、それぞれ対応する位置に挿通孔が形成され、各々の挿通孔にはリベット状の剪断部材335Eが挿通されている。
このような構成において、外側部材31と内側部材32とが互いに近接する方向の衝撃を受けた際には、外側ロッド311および内側ロッド321により、剪断部材335Eに剪断力が作用する。
従って、剪断部材335Eの強度を適宜設定することにより、一次緩衝機構33Eとしての所定の閾値での破壊降伏を実現することができる。
そして、剪断部材335Eが破壊して脱落するようにしておくことで、接続解除部334Eとして兼用することができる。
図11において、外側部材31と内側部材32との間には、一次緩衝機構33Fおよび二次緩衝機構34が設置されている。
一次緩衝機構33Fは、外側部材31に固定された外側ロッド311と、内側部材32に固定された内側ロッド321とを有し、各々の端部が互いに平行に沿わされている。
外側ロッド311の先端と内側ロッド321の先端との間には、引張り部材335Fが掛け渡されている。
このような構成において、外側部材31と内側部材32とが互いに近接する方向の衝撃を受けた際には、外側ロッド311および内側ロッド321を介して、引張り部材335Fに引張り力が作用する。
従って、引張り部材335Fの強度を適宜設定することにより、一次緩衝機構33Fとしての所定の閾値での破壊降伏を実現することができる。
そして、引張り部材335Fが破壊して脱落するようにしておくことで、接続解除部334Fとして兼用することができる。
図12において、外側部材31と内側部材32との間には、一次緩衝機構33Gおよび二次緩衝機構34が設置されている。
一次緩衝機構33Gは、外側部材31に固定された外側ロッド311と、内側部材32に固定された内側ロッド321とを有し、各々の端部が互いに平行に沿わされている。
外側ロッド311および内側ロッド321の互いに対向する表面にはそれぞれ凹部が形成され、これら一対の凹部の内側には鋼製の球体335Gが収容されている。
このような構成において、外側部材31と内側部材32とが互いに近接する方向の衝撃を受けた際には、外側ロッド311および内側ロッド321が互いに平行移動しようとするが、球体335Gおよびこれを収容する凹部の凹凸係合により、平行移動が規制される。ただし、衝撃力が所定の閾値以上の場合、球体335Gが凹部から脱落し、凹凸係合が外れて外側ロッド311と内側ロッド321とが平行移動し、外側部材31と内側部材32とが互いに近接する。
従って、球体335Gと凹部との凹凸係合において、球体335Gおよび凹部の寸法および形状の設計により、球体335Gの脱落が生じる閾値を調整することができ、一次緩衝機構33Gにおいて機械的な降伏を実現することができる。
なお、球体335Gの脱落を利用して、接続解除部334Gを構成することができる。
図13において、外側部材31と内側部材32との間には、一次緩衝機構33Hおよび二次緩衝機構34が設置されている。
一次緩衝機構33Hは、外側部材31に固定された外側ロッド311と、内側部材32に固定された内側ロッド321とを有し、各々の端部が互いに平行に沿わされている。
外側ロッド311および内側ロッド321の互いに対向する表面にはそれぞれ摩擦面335Hが形成されている。
摩擦面335Hとしては、多数の凹凸形状、例えば突起や凸状、凹部や溝状が繰り返す形状を利用することができる。
このような構成において、外側部材31と内側部材32とが互いに近接する方向の衝撃を受けた際には、外側ロッド311および内側ロッド321が互いに平行移動しようとするが、各々の摩擦面335Hでの摩擦力により、平行移動が規制される。ただし、衝撃力が所定の閾値以上の場合、摩擦面335Hでの摩擦力を上回った時点で、相互の移動規制が解除され、外側ロッド311と内側ロッド321とが平行移動し、外側部材31と内側部材32とが互いに近接する。
従って、外側ロッド311および内側ロッド321の摩擦面335Hの設計により、移動規制が解除される閾値を調整することができ、一次緩衝機構33Hにおいて機械的な降伏を実現することができる。
なお、摩擦面335Hを有する外側ロッド311および内側ロッド321は、接続解除部334Hとして兼用することができる。
さらに、本発明は前述した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形などは本発明に含まれる。
例えば、図4に示された耐震ブラケット30における、主ロッド331、補助ロッド332、主クッション部材341、補助クッション部材342の設置数や配置、細部形状などは、実施にあたって適宜設計すればよい。
また、一次緩衝機構33は、主ロッド331および補助ロッド332の組み合わせに限らず、いずれか一方で構成されるものであってもよい。
さらに、二次緩衝機構34は、主クッション部材341および補助クッション部材342の組み合わせに限らず、いずれか一方で構成されるものであってもよい。
二次緩衝機構34において、弾性緩衝機構としては、コイルばね3411,3421に限らず、他の形式のばね、弾性材、ガススプリング等の弾性機能を有する機械的要素のいずれかを任意に選択することができる。
また、制振機構としては、摩擦ダンパーあるいは流体ダンパーを用いたダンパー3412であればよく、あるいは他の形式の制動装置を用いて制振機能を構成してもよい。
本発明は、ガスホルダ、そのピストン支持構造、および耐震ブラケットとして利用することができる。
10…ガスホルダ、11…底盤、12…側壁、13…屋根部材、14…ピストン、20…ピストン支持構造、21…本体、22…上ローラ、23…下ローラ、24…シール部、29…ローラ受け部材、30…耐震ブラケット、31…外側部材、311…外側ロッド、32…内側部材、321…内側ロッド、33,33A〜33H…一次緩衝機構、331,331A〜331D…座屈部材である主ロッド、332,332A〜332D…座屈部材である補助ロッド、333,333A〜333D…座屈誘導部、334,334B〜334H…接続解除部、335E…剪断部材、335F…引張り部材、335G…球体、335H…摩擦面、34…二次緩衝機構、341…主クッション部材、3411…コイルばね、3412…ダンパー、342…補助クッション部材、3421…コイルばね。

Claims (7)

  1. ガスホルダのピストンに設置されて前記ガスホルダの内面に転動するローラを支持する耐震ブラケットであって、
    前記ローラが支持される外側部材と、
    前記ピストンに設置される内側部材と、
    前記外側部材と前記内側部材との間に設置され、前記外側部材と前記内側部材との間に所定間隔を維持するとともに、前記外側部材と前記内側部材とが近接する向きの衝撃力が所定の閾値以上であるときに、前記外側部材と前記内側部材との近接を許容する一次緩衝機構と、
    前記外側部材と前記内側部材とを連結し、前記外側部材と前記内側部材との間の衝撃を緩和する弾性緩衝機構と、前記外側部材と前記内側部材との間の振動を抑制する制振機構と、を有する二次緩衝機構と、を備えたことを特徴とする耐震ブラケット。
  2. 請求項1に記載した耐震ブラケットにおいて、
    前記一次緩衝機構は、
    前記外側部材と前記内側部材との間に介在し、前記閾値以上の衝撃力で座屈する座屈部材と、
    前記外側部材と前記内側部材とを連結し、前記閾値以上の衝撃力で剪断する剪断部材と、
    前記外側部材と前記内側部材とを連結し、前記閾値以上の衝撃力で破壊する引張り部材と、
    前記外側部材と前記内側部材とを連結し、前記閾値以上の衝撃力で解除される凹凸係合構造と、
    前記外側部材と前記内側部材とを連結し、前記閾値以上の衝撃力で制動を解除される摩擦制動構造と、
    のいずれかを有することを特徴とする耐震ブラケット。
  3. 請求項2に記載した耐震ブラケットにおいて、
    前記一次緩衝機構は、前記座屈部材を有し、
    前記座屈部材は、前記閾値以上の衝撃力を受けた際に、前記座屈部材の座屈を誘導する座屈誘導部を有することを特徴とする耐震ブラケット。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載した耐震ブラケットにおいて、
    前記一次緩衝機構は、前記外側部材と前記内側部材とが前記閾値以上の衝撃力により近接した後、前記外側部材と前記内側部材との離隔を許容する接続解除部を有することを特徴とする耐震ブラケット。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載した耐震ブラケットにおいて、
    前記二次緩衝機構は、
    前記弾性緩衝機構として、ばね、弾性材、ガススプリングのいずれかを有し、
    前記制振機構として、摩擦ダンパー、流体ダンパーのいずれかを有することを特徴とする耐震ブラケット。
  6. ガスホルダの内部にピストンを昇降自在に支持するピストン支持構造であって、
    前記ガスホルダの内面に転動するローラと、前記ピストンに設置されて前記ローラを支持するブラケットとを有し、
    前記ブラケットが、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の耐震ブラケットであることを特徴とするピストン支持構造。
  7. 内部に昇降自在なピストンを有するガスホルダであって、
    前記ガスホルダの内面に転動するローラと、前記ピストンに設置されて前記ローラを支持するブラケットとを有し、
    前記ブラケットが、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の耐震ブラケットであることを特徴とするガスホルダ。
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