JP2017066608A - 敷均し板およびそれを用いた装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】敷均し作業に用いられる敷均し板およびそれを用いた装置に対するベントナイトの付着を防止することにより、フローティングの安定化を図り、一定の厚さで敷均しを行うことで密度を均一にして表面を平坦化でき、かくして敷設層と敷設面の品質を向上させることができるようにする。【解決手段】撒き出しされたベントナイト混合土Bを敷均すスクリード6,7およびそれを用いたフィニッシャ1における、少なくともベントナイト混合土Bを敷均す敷均し面6a,7aにポリテトラフルオロエチレンからなる付着防止部20を設けるようにした。【選択図】図2

Description

本発明は、低レベル放射性廃棄物の埋設設備や、廃棄物等の最終処分場に敷設されるベントナイト混合土の敷均しに使用される敷均し板およびそれを用いた装置に関する。
低レベル放射性廃棄物の埋設設備(例えば、非特許文献1参照)において、原子力発電所にて発生した低レベル放射性廃棄物は、所定の容器に収納された後、セメントやモルタル等で固型化された廃棄体の状態で地中に配設された鉄筋コンクリートピットに搬入・定置される。そして、鉄筋コンクリートピットは内部にモルタル等のセメント系充填材が注入されて岩石のように仕上げられ、水を通し難いベントナイト混合土で覆われた後、土砂等が覆い被せられることで埋設される。このようにして、原子力発電所にて発生した低レベル放射性廃棄物が地中処分される。
このとき、埋設設備を覆うベントナイト混合土の敷均しには、例えば特許文献1に記載されるフィニッシャ等の敷均し装置が使用される。特許文献1には、廃棄物等の最終処分場の底盤部における遮水層に、ベントナイトと土砂とを撹拌混合したベントナイト混合土を、フィニッシャを用いて敷均して敷設する技術が開示されている。
http://www.jnfl.co.jp/business-cycle/llw/structure.html
特開2000−328544号公報
しかしながら、ベントナイト混合土は、小さい粒径の粉状からなるベントナイトに砂(土砂)等の細骨材を混ぜたものであり、水を含有することによって粘度が増して張り付き易くなる。このため、敷均し装置としてフィニッシャを用いて敷均しを行う場合、例えば図20(a)に示すように、当該フィニッシャにおいて撒き出されたベントナイト混合土を敷均す敷均し板(スクリード)に、ベントナイトが付着する問題があった。
そして、スクリードにベントナイトが付着することにより、スクリードのフローティングが不安定となり、図20(b)に示すように、一定の厚さ(密度)でベントナイト混合土を敷均しできなくなってしまう問題が生じると共に、スクリードに付着したベントナイトを剥がす清掃作業やスクリードを交換する作業などが必要となり、敷均し作業の効率が低下するという問題が生じていた。
また、一定の厚さ(すなわち、一定の密度)で敷均しできない場合、その後の工程においてローラ等で締め固めても敷設層密度の高いところと低いところができてしまい、密度が一定にならず、難透水層としての敷設層の品質を低下させてしまうと同時に敷設面が平坦化されなくなるという問題もあった。
そこで、本発明は、前述した事情に鑑みてなされたもので、敷均し作業に用いられる敷均し板およびそれを用いた装置に対するベントナイトの付着を防止することにより、フローティングの安定化を図り、一定の厚さで敷均しを行うことで密度を均一にして表面を平坦化でき、かくして敷設層と敷設面の品質向上を可能とすることを目的とする。
以上の課題を解決するべく、本発明に係る敷均し板は、
ベントナイト混合土を敷均す敷均し板であって、
少なくとも前記ベントナイト混合土を敷均す敷均し面にポリテトラフルオロエチレンからなる付着防止部が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、ベントナイト混合土を敷均す敷均し板の少なくともベントナイト混合土を敷均す敷均し面に、ポリテトラフルオロエチレンからなる付着防止部が設けられているので、当該敷均し板に対するベントナイトの付着を防止できる。これにより、フローティングの安定化を図ることができ、一定の厚さで敷均しを行うことによって密度を均一にして表面を平坦化できる。かくして敷設層と敷設面の品質を向上させることができる。
なお、このような付着防止部は、敷均し板の一部である敷均し面の全体に設けられていても良いし、敷均し板の全部(すなわち、敷均し面のみならず敷均し板全体)に設けられていても良い。
このとき、前記付着防止部は、シート状の前記ポリテトラフルオロエチレンが貼設されてなることが好ましい。
これによれば、ポリテトラフルオロエチレンからなる付着防止部をシート状に形成することで、敷均し板全体をポリテトラフルオロエチレンからなる付着防止部で形成する場合と比較して格段と安価に形成することができる上、シート状であることから一般的なアスファルトフィニッシャを含む各種フィニッシャのスクリードの敷均し面に簡単に設けることができる。また、付着防止部におけるベントナイト混合土の付着防止性が低下した際などの交換時においても簡単に着脱できる優れた効果を奏する。
また、前記付着防止部は、膜状の前記ポリテトラフルオロエチレンがコーティングによって形成されてなることが好ましい。
これによれば、ポリテトラフルオロエチレンからなる付着防止部をコーティングによって膜状に形成することで、当該付着防止部を容易に形成することができる上、その付着防止性が低下した際には、例えばその上から再度コーティングすることで付着防止性を容易に復活させることができる。
また、本発明に係る敷均し装置は、
ベントナイト混合土を敷均す敷均し板を用いた敷均し装置であって、
少なくとも前記敷均し板における前記ベントナイト混合土を敷均す敷均し面にポリテトラフルオロエチレンからなる付着防止部が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、ベントナイト混合土を敷均す敷均し板を用いた敷均し装置の少なくとも敷均し板におけるベントナイト混合土を敷均す敷均し面に、ポリテトラフルオロエチレンからなる付着防止部が設けられているので、当該敷均し板に対するベントナイトの付着を防止できる。これにより、フローティングの安定化を図ることができ、一定の厚さで敷均しを行うことによって密度を均一にして表面を平坦化できる。かくして敷設層と敷設面の品質を向上させることができる。
このとき、前記付着防止部は、シート状の前記ポリテトラフルオロエチレンが貼設されてなることが好ましい。
これによれば、ポリテトラフルオロエチレンからなる付着防止部をシート状に形成することで、敷均し板全体をポリテトラフルオロエチレンからなる付着防止部で形成する場合と比較して格段と安価に形成することができる上、シート状であることから一般的なアスファルトフィニッシャを含む各種フィニッシャのスクリードの敷均し面に簡単に設けることができる。また、付着防止部におけるベントナイト混合土の付着防止性が低下した際などの交換時においても簡単に着脱できる優れた効果を奏する。
また、前記付着防止部は、膜状の前記ポリテトラフルオロエチレンがコーティングによって形成されてなることが好ましい。
これによれば、ポリテトラフルオロエチレンからなる付着防止部をコーティングによって膜状に形成することで、当該付着防止部を容易に形成することができる上、その付着防止性が低下した際には、例えばその上から再度コーティングすることで付着防止性を容易に復活させることができる。
また、前記敷均し装置が、撒き出しされた前記ベントナイト混合土の均一な敷均しに用いられるフィニッシャであり、前記敷均し板が前記フィニッシャのスクリードであることが好ましい。
これによれば、既存のフィニッシャを用いて、少なくともそのスクリードにおけるベントナイト混合土を敷均す敷均し面に、ポリテトラフルオロエチレンからなる付着防止部を設けるだけで、当該スクリードに対するベントナイトの付着を防止できる上、前述のごとく、敷設層と敷設面の品質を向上させることが可能なフィニッシャを容易に実現できる。
本発明によれば、敷均し作業に用いられる敷均し板およびそれを用いた装置に対するベントナイトの付着を防止できるので、フローティングの安定化を図り、一定の厚さで敷均しを行うことで密度を均一にして表面を平坦化でき、かくして敷設層と敷設面の品質を向上させることができる。
実施形態におけるフィニッシャを示し、(a)は平面図、(b)は側方から見た概略構成図である。 図1のフィニッシャにおける要部を拡大して示す概略構成図である。 付着防止材の選定評価試験の実施手順を示すフローチャートである。 評価対象となる付着防止材の選定における使用した材料を示す表である。 評価対象となる付着防止材の選定における使用した材料の表面写真(その1)である。 評価対象となる付着防止材の選定における使用した材料の表面写真(その2)である。 試験用治具を示す表である。 評価試験の説明に供する評価試験装置を示し、(a)は側方から見た概略構成図、(b)は上方から見た部分的断面図である。 試験手順を示す表である。 試験手順を示すフローチャートである。 図9に示す表の試験条件No.1での評価結果を示す表である。 図9に示す表の試験条件No.2での評価結果を示す表である。 図9に示す表の試験条件No.3での評価結果を示す表である。 図9に示す表の試験条件No.4での評価結果を示す表である。 長時間稼働付着性能評価試験の条件を示す表である。 耐久性の評価対象となる付着防止材を示し、(a)は説明に供する図、(b)はその拡大図である。 図11の試験における条件1の評価結果を示す表である。 図11の試験における条件2の評価結果を示す表である。 フィニッシャを用いたベントナイト混合土の敷均し状態を示し、(a)は従来のフィニッシャにおけるスクリードの状態を示し、(b)は(a)の状態のフィニッシャによる敷均し状態を示し、(c)は図1のフィニッシャにおけるスクリードの状態を示し、(d)は(c)の状態のフィニッシャによる敷均し状態を示す図である。
以下、本発明に係る敷均し板およびそれを用いた装置の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、本発明は、請求の範囲および明細書全体から読み取ることのできる発明の要旨または思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う敷均し板およびそれを用いた装置もまた本発明の技術思想に含まれる。
<実施形態>
図1(a),(b)および図2に示すように、本実施形態において、ベントナイト混合土の敷均しを行う敷均し装置としてのフィニッシャ1は、敷均し板としてのスクリード(後述するメインスクリード6および伸縮スクリード7)を備えている。なお、このフィニッシャ1は、一般的なフィニッシャにおいて、後述する評価試験によって選定されたポリテトラフルオロエチレン(PTFE)からなる付着防止部20が、メインスクリード6および伸縮スクリード7の敷均し面6a,7aの全面に設けられたものである。この付着防止部20は、少なくともメインスクリード6および伸縮スクリード7における敷均し面6a,7aの全面に設けられていれば良く、これらメインスクリード6および伸縮スクリード7の全体に付着防止部20が設けられていても良い。
すなわち、本実施形態の付着防止部20は、一般的な各種フィニッシャにおいて、そのスクリードの少なくとも敷均し面に設けるだけで後述する効果を奏することができるので汎用性に優れている。また、フィニッシャ以外の例えば土を均すトンボ等の治具においても、その敷均し面に設けることで、同様に後述する効果を奏することができる。
具体的にフィニッシャ1は、プッシュローラ2、供給されるベントナイト混合土Bを受けるホッパ3、ホッパ3内のベントナイト混合土Bを後方に送るバーフィーダ4、送られたベントナイト混合土Bを必要施工幅員に均一に供給するスクリュスプレッダ5を備えている。また、フィニッシャ1は、スクリュスプレッダ5によって地面Gに撒き出されたベントナイト混合土Bを敷均すスクリードユニット(メインスクリード6、伸縮スクリード7)や、伸縮スクリード7を伸縮させるための伸縮用シリンダ8を備えている。その他にも、フィニッシャ1は、プルポイント用シリンダ9、エンジン10、コントロール部11、シックネスコントロール12、クローラ13、ホッパ用シリンダ14、プルポイント15、スクリード用シリンダ16、レベリングアーム17を備えて構成されている。
フィニッシャ1は、他の多くの建設機械と異なり、ミリメートル単位の仕上がり精度を要求され、中でも最も重要な装置は仕上げ作業を行うスクリードユニット(メインスクリード6、伸縮スクリード7)である。本実施形態のメインスクリード6および伸縮スクリード7では、少なくともベントナイト混合土Bを敷均す敷均し面6a,7aに付着防止部20が設けられている。
<フローティング原理>
ここで、スクリードユニット(メインスクリード6、伸縮スクリード7)のフローティング原理について簡単に説明する。図2に示すように、メインスクリード6および伸縮スクリード7は、ベントナイト混合土Bに対して進行方向前方に向かって角度αで上り傾斜しており(以下、この傾斜角を作業角αと称す)、油圧シリンダからなるプルポイント用シリンダ9によってプルポイント15を上下させたり、シックネスコントロール12を回転操作したりすることによって作業角αを変化させ、ベントナイト混合土Bを敷均す目標の厚さを調整できるようになっている。
<付着防止部20について>
本実施形態の場合、メインスクリード6および伸縮スクリード7の敷均し面6a,7a全面に亘って付着防止部20が設けられている。この付着防止部20は、後述する試験によって選定されたポリテトラフルオロエチレンからなり、敷均し作業において、ベントナイト混合土の付着を防止できるものである。この付着防止部20は、例えばシート状に形成されることで前述の敷均し面6a,7aの表面に着脱自在に貼設されている。よって、一般的なアスファルトフィニッシャを含む各種フィニッシャにおけるスクリードの敷均し面に、付着防止部20を簡単に設けることができ、当該各種フィニッシャにおけるベントナイト混合土の付着を防止できるようになっている。また、ベントナイト混合土の付着防止性が低下した際の、付着防止部20の着脱交換も容易である。
以上、説明したように、本実施形態のフィニッシャ1では、少なくともメインスクリード6および伸縮スクリード7における敷均し面6a,7aにポリテトラフルオロエチレンからなる付着防止部20を設けることで、当該メインスクリード6および伸縮スクリード7の敷均し面6a,7aに対するベントナイト混合土Bの付着を防止できる。これにより、フローティングの安定化を図ることができ、一定の厚さで敷均しを行うことによって密度を均一にして表面を平坦化できる。かくして敷設層と敷設面の品質を向上させることができる。
また、本実施形態では、メインスクリード6および伸縮スクリード7のうち、敷均し対象であるベントナイト混合土と接触する敷均し面6a,7aの表面のみに付着防止部20をシート状に形成することで、メインスクリード6および伸縮スクリード7の表面全体に付着防止部を設ける場合と比較して、付着防止性能を低下させることなく、格段に安価で形成することができる。
なお、上記実施形態では、付着防止部20が、シート状材料を貼設することにより形成されるものとしたが、これに限らずコーティングによって膜状に形成されていても良い。付着防止部20が膜状に形成された場合、付着防止性が低下した際には、例えば膜の上に重ねてコーティングすることで付着防止性を容易に復活させることが可能である。
また、上記実施形態では、付着防止部20が敷均し面6a,7aの表面のみに設けられるものとしたが、これに限らず、例えば、これらメインスクリード6および伸縮スクリード7の全体(すなわち、スクリード全体)の表面に設けられていても良い。更には、スクリード自体をポリテトラフルオロエチレンによって形成することで、これらメインスクリード6および伸縮スクリード7の全体を付着防止部としても良い。
更に、本発明は上述した実施形態のフィニッシャ1に限定されない。例えば、敷均し板としてはメインスクリード6および伸縮スクリード7からなるスクリードユニットに限ることはなく、グランド等の土を敷均す所謂トンボ等を適用することもできる。この場合、敷均し作業は作業員の手作業によって行われても良いし、このトンボが取り付けられた移動装置を用いて行われても良い。また、メインスクリード6の敷均し面6aに付着防止部20を形成するだけではなく、スクリュスプレッダ5によって供給されたベントナイト混合土Bが、メインスクリード6に当接する面6bに付着防止部20を形成すれば、ベントナイト混合土Bが詰まることなく定量供給できるので、より効果的に一定の厚さで敷均しを行うことが可能となる。
<付着防止材の選定評価試験>
上述した実施形態では、付着防止部20を形成する付着防止材として、ポリテトラフルオロエチレンを採用している。これは、以下の性能評価試験によって選定されているため、ここでは、その評価試験について説明する。
図3は、付着防止材を選定するための性能評価試験の概要を示すフローチャートである。すなわち、この評価試験では、まず、ベントナイト混合土用材料の準備・調整を行い(S1)、次に、ベントナイト混合土を製造し(S2)、次いで、評価対象付着防止材の選定および試験用治具への加工を施した後(S3)、スクリードの模擬法による各付着防止材の評価を行い、付着の有無による付着防止材の一次選定を行う(S4)。すなわち、付着防止材に対するベントナイト混合土の付着が認められれば(S4でNO)その付着防止材を棄却し(S5)、付着が認められなければ(S4でYES)その付着防止材に対し、スクリードの模擬法による長時間稼働付着性能評価(S6)を行うことで付着防止材を最終選定した。以下に、各工程について説明する。
<S1:ベントナイト混合土用材料の準備・調整>
まず、ベントナイト混合土用の材料を準備・調整した。使用材料は、細骨材として三沢砂森産の砂と、Ca型ベントナイト(クニボンド、クニミネ工業社製)と、水道水である。また、使用材料の含水比の変動防止のため、細骨材(砂)およびベントナイトをそれぞれ約100kg準備して、ステンレスミキサで撹拌を行い、各々の自然含水比を測定した。細骨材については、自然含水比測定後に、含水比が12%になるように事前加水を行った。撹拌後の各材料は、約20kgずつに小分けし、ビニール袋に入れて養生保管を行った。
<S2:ベントナイト混合土の製造>
次に、ベントナイト混合土を製造した。このとき、細骨材とベントナイトの混合比は、乾燥重量比で細骨材(砂):ベントナイト=70:30とした。試験用混合土の製造方法は、以下の製造手順で行った。まず、細骨材とベントナイトを、それぞれステンレスミキサで15分間練って自然含水比を測定した。次に、事前加水として細骨材に所定量の加水をしながらステンレスミキサで15分間練った。次いで、2軸パグミルミキサに先にベントナイトを投入し、続いて含水比調整後の細骨材を投入して10秒間カラ練りした後、そこに所定量の加水をしながら30秒間混合を行った。このとき、各時間測定は、機械タイマーによって計測した。
<S3:評価対象付着防止材の候補の選定および試験用治具への加工>
次いで、評価対象となる付着防止材の候補の選定および試験用治具への加工を行った。評価対象付着防止材の候補として、図4に一覧表で示すNo.1〜11の11種類を用いた。各付着防止材の材質、形状、製造会社は図4に示す通りであり、また、図5及び図6に各材料の表面写真を示す。なお、同図中、「テフロン」は登録商標である。また、No.0の鋼板(HARDOX;スウェーデン・スティール株式会社製の耐磨耗鋼板)は、付着防止材No.1〜11の評価試験用治具として用いると共に、そのままの状態で試験することで未加工時の鋼板の付着状態を確認する比較例としても用いた。
評価対象付着防止材の試験用治具への加工は、図7に示すように、当該試験用治具である鋼板(HARDOX)を縦100mm×横100mm×厚み10mmとし、評価対象となる付着防止材の形状が板状または塗料の場合、母材となる鋼板または各板状材における接地面の四辺を隅切り形状とし、塗料においては当該接地面に塗布した。また、評価対象となる付着防止材の形状がシート状の場合、母材となる鋼板における接地面の二辺を隅切り形状とし、両面テープを用いて当該接地面に貼り付けた。さらに、評価対象となる付着防止材の形状がスポンジ板状の場合、母材となる鋼板における接地面の一辺を隅切り形状とし、両面テープを用いて当該接地面に貼り付けた。
<S4:スクリードの模擬法による付着防止材の一次選定>
次に、スクリードの模擬法による各付着防止材候補の評価を行った。この評価では、図8(a)および(b)に示すようなアスファルト混合物のねじれ抵抗性を評価する据え切り試験装置30を用いた。この据え切り試験装置30には、装置本体31に対し、上端が開口した有底円筒状の型枠32が回転自在に配設され、当該型枠32内には、S2で作製したベントナイト混合土Bが充填されている。また、装置本体31には、一端部にスクリードを模擬した付着防止材からなる模擬スクリード33が取り付けられ、他端部にマグネット34を有した軸35が、当該マグネット34によって着脱自在に装着されている。また、装置本体31には、一端側に板状のスクレーパ36が設けられ、他端側にマグネット37を有する軸38が、当該マグネット37によって着脱自在に装着されている。そして、型枠32は中心軸回りに回転する。なお、図8(b)に示すように、ベントナイト混合土Bの塊BAが補充された場合にも、この塊BAがスクレーパ36によってある程度均された状態で、模擬スクリード33により敷均されるようになっている。
ここで、各付着防止材の評価を行う前に、まず鋼板のテストピースを用いて、前述のS2で製造したベントナイト混合土の鋼板(HARDOX)への付着性状の確認試験を行った。その結果、テストピース(鋼板)に対して全体的にベントナイト混合土が付着している状態が確認された。
かかる据え切り試験装置30を用いて、図9に示す試験条件と図10に示す手順により、以下の要領でベントナイト混合土Bの付着状況の評価試験を行った。試験条件は、図9に示すように、ベントナイト混合土Bの2通りの状態(混合直後の状態Aと、混合直後より若干湿った状態B)と、付着防止材の表面の2通りの状態(気乾燥した状態aと、若干湿った状態b)とが組み合わされて設定される4つの条件No.1〜No.4からなる。
状態Aのベントナイト混合土は、含水比が本実験における最適含水比(15.4%)+4%となるように製造した混合土である。具体的に、細骨材を自然含水測定後に含水比が12%となるように加水して調整を行い、2軸パグミルミキサに先にベントナイトを投入し、続いて含水比調整後の細骨材を投入して10秒間カラ練りした後、含水比が15.4%+4%(=19.4%)となるように加水をしながら30秒間混合を行って製造したものである。ここで、最適含水比とは、土や路盤材料などの締固め特性を調べる試験によって求められるもので、含水比を変えながら同一方法で締固めを行った際に、最も高い乾燥密度が得られるときの含水比である。
状態Bのベントナイト混合土は、含水比が状態Aの含水比+2%となるように製造した混合土である。具体的に、細骨材を自然含水測定後に含水比が12%となるように加水して調整を行い、2軸パグミルミキサに先にベントナイトを投入し、続いて含水比調整後の細骨材を投入して10秒間カラ練りした後、含水比が15.4%+6%(=21.4%)となるように加水しながら30秒間混合を行って製造したものである。
付着防止材の表面の気乾燥状態aは、汚れ等をウエス等で拭き取り、水分の無い乾燥面とした状態であり、若干湿った状態bは、気乾燥状態の敷均し治具に、霧吹きで、少量の水を散布した若干湿った状態である。
そして、スクリード模擬試験では、試験容器であるφ55cm×深さ12cmの型枠32へ投入したベントナイト混合土Bを厚さ10cm程度に敷均したうえで、表面を軽くほぐす程度の崩し作業を行って凹凸を形成しておく。なお、この試験においては、型枠32に投入した混合土Bには殆ど圧力が掛らないので、試験実施後も混合土の性状はほとんど変化しない。このため、ベントナイト混合土Bは、試験後の敷均された状態から、試験開始時と同様に軽くほぐす程度の崩し作業を行うだけで、再利用が可能である。但し、ベントナイト混合土Bの性状に変化が見られた場合は、そのベントナイト混合土Bは廃棄して新たなベントナイト混合土に入れ替える。
型枠32を回転させる回転速度は、実際にフィニッシャ1を走行させる際の速度に見合った回転速度(例えば1m/分)に設定される。
模擬スクリード33の設置は、実際の混合土Bの敷均し面に合わせて型枠32の外側から模擬スクリード33の軸35までを9cmに設定し、実際のフィニッシャ1の作業角αに合わせて、模擬スクリード33の接地面を、型枠32を回転させる回転方向に対して3%の上向き角度(10cm角なので前後の高低差3mm)に傾斜させ、型枠32の底面から模擬スクリード33の後方底面までの高さを9cm(つまり、10cmの高さに充填したベントナイト混合土の表面から深さ1cm)にセットする。また、この試験を行う試験室内の環境(温度や湿度)を記録する。
このような試験装置を用いて、図9に示す4つの条件No.1〜No.4について、図10に示す手順でスクリードの模擬法による各付着防止材の評価試験を行った。まず、図4に示した各材料を材料No.の1〜11の順に1つずつ選定し(S11)、その材料について条件No.1でスクリードの模擬法による付着試験を実施した(S12)。
すなわち、模擬スクリード33が、混合土敷均し面を10周(11.60m)した時点で回転を止め、模擬スクリード33への付着状態を観察(撮影)した。このとき、10周した時点で、付着がなければ(S13;YES)、その材料について次の条件2〜4の組み合わせを順次作成し、その都度、模擬スクリード33が、混合土敷均し面を10周した時点で回転を止め、その付着状態を観察した(S14〜S19)。
そして、何れかの条件で付着が確認されれば(S13、S15,S17,またはS19でNO)、その材料については試験終了とし、試験未実施の付着防止材が有れば(S20、S21,S22またはS23でYES)、実施済みの付着防止材を撤去し(S24)、試験未実施の別の材料を選定して(S11)、同様に条件No.1から順次付着状態を観察して、付着性を評価した。
そして、全ての材料について付着性を評価したら(S20、S21,S22,またはS23でNO)、評価試験を終了とし(S25)、条件No.1〜No.4のいずれの条件でも付着が確認されなかった(S13,S15,S17,S19の全てでYES)材料を、本発明の付着防止材として一次選定した。
以下、模擬スクリード33に対する付着の有無に基づいて行った材料(付着防止材)の選定についてより具体的に説明する。
ここで、各材料について、S13,S15,S17における付着有無の判定は、模擬スクリード33に対するベントナイト混合土の付着状態を目視することにより行った。
S4のスクリードの模擬法による評価試験において、図9に示す条件No.1の組み合わせについて実施した結果、図11の無付着性順位欄に示すように、最も付着しなかった材料はテフロン板で、次にテフロンシート、ナフロンシート、ポロンスポンジ、次いでダイフロン、セプラ、超高分子量ポリエチレンとなり、以降のナノテクト、タケコート、PEEKと、エーテルウレタンゴムという結果になった。そこで、S13では、無付着性評価が「○」となったテフロン板、テフロンシート、ナフロンシート、およびポロンスポンジについて付着無しと判定し、これらの材料について次の試験条件No.2での試験(S14)を実施した。ただし、テフロンシートとナフロンシートは、テフロン板と同一材質であるため、試験条件No.2での試験はテフロン板のみについて実施し、テフロンシートとナフロンシートは試験対象から外した。
また、S4のスクリード模擬法による付着試験終了時には、混合土の含水比が試験前の18.6%から16.7%に低下した。このように時間が経過するにつれ、目標含水比より乾燥気味であったため、再度、混合土含水比を18.3%にして、3番目に試験したダイフロンと9番目に試験したテフロン板について再試験したが、同様の付着結果であった。これにより、試験実施中の含水率の低下は付着性の評価結果に影響しないことを確認できた。
次に、図9に示す試験条件No.2で試験を実施した結果、図12に示すように、両材料とも前述の条件No.1と変わらず、テフロン板は無付着で、ポロンスポンジは僅かな付着であった。また、混合土の状態における混合直後の状態の含水比は、目標含水比19.4%に対して、開始時18.3%・終了時19.3%であった。混合土の状態における混合直後より若干湿った状態の含水比は、目標含水比21.4%に対して、開始時20.2%・終了時20.9%であった。
次に、図9に示す試験条件No.3で試験を実施した結果、図13に示すように、テフロン板は試験条件No.1,2と変わらず無付着であり、一方、ポロンスポンジは僅かに付着が増えた。
次に、図9に示す試験条件No.4で試験を実施した結果、図14に示すように、テフロン板は試験条件No.1〜3と変わらず無付着であり、ポロンスポンジは条件No.3と変わらず僅かに付着が生じる結果となった。
以上の結果から、テフロン板を付着防止材として一次選定した。
<S6:スクリードの模擬法による長時間稼働付着性能評価>
次に、一次選定したテフロン板に対して耐久性を評価する試験を行った。この評価試験は、スクリード模擬法による長時間稼働における付着性能を評価するもので、図15に示す試験条件1,2にて評価試験を行った。具体的に、試験条件1は、混合土の状態が混合直後の状態Aで、付着防止材の表面の状態は、気乾燥した状態aで、8時間評価試験を行うものである。この条件でテフロン板についてスクリード模擬法による8時間の試験を行った後、付着の有無を判定したところ、付着が認められなかった。そこで、図16(a)および(b)に示すように、付着防止材の進行方向前半分にサンドペーパー(40番)で傷を付け、その他の条件は変えないまま、新しい混合土を用いて、図15に示す試験条件2により、再び8時間試験を行った。この試験途中で敷均し面に、異常(例えば、不均一面が形成されるなど)は現れなかった。
このように、条件No.1〜4のいずれの評価試験においても無付着であり、一次選定したテフロン板に対して、S6にて試験条件No.1の長時間稼働付着性能を実施評価した結果、図17に示すように、試験中は、特に敷均し面に変化はなく、8時間後においても混合土の付着は無かった。なお、混合土の含水比は、目標19.4%に対して開始時が19.3%であり、終了時が16.9%であった。
さらに、試験条件No.2については図18に示すように、サンドペーパーで傷を付けたテフロン板の敷均し面は、ささくれた状態であったが、試験中は特に変化はなく、8時間後においても混合土の付着は無かった。なお、混合土の含水比は、目標19.4%に対して開始時が17.9%であり、途中17.1%となり、終了時が16.3%であり、目標含水比より多少乾燥した状態であった。
これらのことから、前述した本実施形態では、付着防止材としてテフロン、すなわち、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を採用した。
このように、付着防止材としてPTFEを採用した付着防止部20を有するメインスクリード6および伸縮スクリード7を備えた図1のフィニッシャ1では、図19(c)に示すように、ベントナイト混合土の敷均し作業において、敷均し板としてのスクリード(メインスクリード6および伸縮スクリード7)に対するベントナイト混合土の付着が防止される。このため、堆積したベントナイトを剥がす清掃作業やスクリードを交換する作業などが不要となる。これにより、図1のフィニッシャ1では、図19(d)に示すように、フローティングを安定化させて一定の厚さで敷均し可能となり、撒き出されたベントナイト混合土の表面を均一に敷均しできるので、敷均し作業の効率を向上できる。また、一定の厚さ(すなわち、均等な厚さ)で敷均しできるため、その後の工程においてローラ等で締め固める際、敷均密度を均一にすると共に敷設された面の表面を平坦化し、敷設層と敷設面の品質を向上させることができる。
1…フィニッシャ, 2…プッシュローラ, 3…ホッパ, 4…バーフィーダ, 5…スクリュスプレッダ, 6…メインスクリード(スクリード), 7…伸縮スクリード(スクリード), 8…伸縮用シリンダ, 9…プルポイント用シリンダ, 10…エンジン, 11…コントロール部, 12…シックネスコントロール, 13…クローラ, 14…ホッパ用シリンダ, 15…プルポイント, 16…スクリード用シリンダ, 17…レベリングアーム, 20…付着防止部, B…ベントナイト混合土, G…地面

Claims (7)

  1. ベントナイト混合土を敷均す敷均し板であって、
    少なくとも前記ベントナイト混合土を敷均す敷均し面にポリテトラフルオロエチレンからなる付着防止部が設けられている
    ことを特徴とする敷均し板。
  2. 前記付着防止部は、シート状の前記ポリテトラフルオロエチレンが貼設されてなることを特徴とする請求項1に記載の敷均し板。
  3. 前記付着防止部は、膜状の前記ポリテトラフルオロエチレンがコーティングによって形成されてなることを特徴とする請求項1に記載の敷均し板。
  4. ベントナイト混合土を敷均す敷均し板を用いた敷均し装置であって、
    少なくとも前記敷均し板における前記ベントナイト混合土を敷均す敷均し面にポリテトラフルオロエチレンからなる付着防止部が設けられている
    ことを特徴とする敷均し装置。
  5. 前記付着防止部は、シート状の前記ポリテトラフルオロエチレンが貼設されてなることを特徴とする請求項4に記載の敷均し装置。
  6. 前記付着防止部は、膜状の前記ポリテトラフルオロエチレンがコーティングによって形成されてなることを特徴とする請求項4に記載の敷均し装置。
  7. 前記敷均し装置が、撒き出しされた前記ベントナイト混合土の均一な敷均しに用いられるフィニッシャであり、前記敷均し板が前記フィニッシャのスクリードである
    ことを特徴とする請求項4〜6のいずれか一項に記載の敷均し装置。
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