JP2017063939A - 吸収性物品 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】トップシートと、バックシートと、吸収体とを有し、バックシートは、衣類側表面に位置する不織布と、ポリエチレンシートとを張り合わせた複合シートであり、サイドパネルの自由端側の幅方向側縁部には、2つのファスニングテープが設けられ、展開状態において、ファスニングテープの衣類側表面には、不織布に対して剥離可能に係合する仮止め手段が設けられる、吸収性物品。
【選択図】図2
Description
図1は、本発明の一実施形態に係る吸収性物品1を示す展開図であり、トップシート21側から見たものである。図1に示すように、吸収性物品1は、着用時に着用者の腹部を覆う前身頃10A、着用者の背部を覆う後身頃10C、前身頃10Aと後身頃10Cの間に位置し、着用者の股下にあてがわれる股下部10Bとに区分される。
トップシート21は、体液が吸収体22へと移動するような液透過性を備えた基材を用いればよく、例えば、サーマルボンド不織布等の不織布、サーマルボンド不織布/スパンボンド不織布を積層した複合不織布、開口ポリエチレンフィルム等の開口性フィルム、ポリエチレンフォーム、ウレタンフォーム等の発泡フィルム、あるいは、これらを積層した複合シートといった材料から形成される。また、トップシート21は、液透過性を向上させるために、表面にエンボス加工や穿孔加工を施すことが好ましく、エンボス加工や穿孔加工は、従来公知の方法により実施することができる。さらに、トップシート21の肌への刺激を低減させるために、トップシート21にローション、酸化防止剤、抗炎症成分、pH調整剤、抗菌剤、保湿剤等を含有させることも好ましい。トップシート21の坪量は、強度及び加工性の観点から、14g/m2以上40g/m2以下であることが好ましい。トップシート21の形状は、特に制限されるものではないが、体液を漏れがないように吸収体22へと誘導するため、吸収体22を覆う形状であればよい。
吸収体22は、体液を吸収、保持するものであり、例えば、フラップパルプや高吸収性樹脂(Super Absorbent Polymer;SAP)を含有している。吸収体22の基材は、一般に生理用ナプキン、おむつ、尿取りパッド等の吸収性物品に使用されるものであれば特に制限はなく、例えば、フラッフパルプ、コットン、レーヨン、アセテート、ティシュ、吸収紙、親水性不織布といった材料から形成される。これらの中でも、吸収性の観点から、フラッフパルプを使用することが好ましい。斯かるフラッフパルプとしては、木材パルプ、合成繊維、ポリマー繊維、非木材パルプ等を綿状に解繊したものを挙げることができる。また、吸収体22の基材の坪量は、吸収性能及び肌触りを良好なものとするため、100g/m2以上800g/m2以下とすることが好ましい。
バックシート23は、吸収体22が保持している体液が衣類を濡らすことを防止できるような液不透過性を備えた基材を用いればよいが、本発明においては、ポリエチレンシートと不織布とを張り合わせた複合シートから形成される。この場合、不織布が衣類側表面に位置するように複合シートを配置することが好ましい。バックシート23がそのような複合シートから形成されることにより、後述するファスニングテープ26に設けられる仮止め手段30aを、バックシート23表面に剥離可能に係合することができる。
吸収性物品1の後身頃10Cの幅方向両側部には、少なくとも一対のサイドフラップ24が形成されており、サイドフラップ24それぞれの、自由端側の幅方向側縁部にはサイドパネル25が、サイドパネル25の自由端側の幅方向側縁部には2つのファスニングテープ26が設けられている。なお、本明細書の説明においては、サイドパネル25とファスニングテープ26とが別々の部材として説明されているが、サイドパネル25及びファスニングテープ26は、別々の部材により形成されたものに限定されず、両者が一体となって形成されたものであってもよい。ここで、片方のサイドパネル25上の2つのファスニングテープ26は、吸収性物品1の長手方向に沿って離間して設けられており、展開状態において、ファスニングテープ26の身体側表面(肌当接面)には、前身頃10Aと後身頃10Cとを締結するための面ファスナーを構成するフック部材からなる締結手段30が設けられるとともに、締結手段30の自由端側の各ファスニングテープ26の先端部には、つまみしろ27が設けられている。一方、前身頃10Aの衣類側表面であるバックシート23表面には、面ファスナーを構成するループ部材で形成されたターゲットテープ31が設けられており、吸収性物品1を着用者に装着した状態では、締結手段30がループ部材であるターゲットテープ31に固定される。なお、フック部材とは、面ファスナーを構成する部材のうち、フック状に立体成型若しくは起毛された部材を指し、ループ部材とは、フック部材と対を成す部材であって、ループ状に密集して起毛された部材を指す。面ファスナーは、このフック部材とループ部材とが対となって構成されている。吸収性物品1を着用する場合、後身頃10Cを着用者の背部にあてた状態で、前身頃10Aを着用者の腹部側に持っていき、ファスニングテープ26をターゲットテープ31に締結することで、着用者に装着させることができる。
吸収性物品1の製造方法としては、特に限定はなく、従来公知の方法を採用することができ、例えば、トップシート21とバックシート23との間に吸収体22を挟持し、さらに、サイドフラップ24、サイドパネル25、ファスニングテープ26、及びターゲットテープ31、加えて適宜液拡散性シートや立体ギャザーを配置した後、トップシート21とバックシート23とを一部あるいは全周にわたってホットメルト接着剤やヒートエンボス、超音波エンボス、高周波エンボス等を用いて固定することで製造することができる。なお、ファスニングテープ26は、あらかじめ、これを構成する基材に締結手段30や仮止め手段30aを接着し、所定のファスニグテープ形状に切断して、ファスニングテープ26が接合又は一体形成されたサイドパネル25を吸収性物品1に接合することが好ましい。吸収性物品1をパッケージ等に収納するに当たっては、ファスニングテープ26を折り曲げて、吸収性物品1の所定位置に着脱可能に係合するとともに、吸収性物品1を長手方向Yに三つ折にする等して折りたためばよい。
10A 前身頃
10B 股下部
10C 後身頃
21 トップシート
22 吸収体
23 バックシート
24 サイドフラップ
25 サイドパネル
26 ファスニングテープ
27 つまみしろ
30 締結手段
30a 仮止め手段
31 ターゲットテープ
32a 立体ギャザー用弾性部材
32b レッグギャザー用弾性部材
32c ウエストギャザー用弾性部材
Claims (6)
- 身体側表面を形成する液透過性のトップシートと、衣類側表面を形成する液不透過性のバックシートと、前記トップシートと前記バックシートとの間に配置された吸収体とを有するとともに、
前身頃と、後身頃と、これらの間に位置する股下部とを有し、後身頃の幅方向両側部に、一対のサイドフラップが形成された吸収性物品であって、
前記バックシートは、衣類側表面に位置する不織布と、ポリエチレンシートとを張り合わせた複合シートであり、
前記サイドフラップのそれぞれの、自由端側の幅方向側縁部には、サイドパネルが設けられ、
前記サイドパネルのそれぞれの、自由端側の幅方向側縁部には、2つのファスニングテープが設けられ、
2つの前記ファスニングテープは、吸収性物品の長手方向に沿って離間して設けられており、
展開状態において、前記ファスニングテープの身体側表面には、前記前身頃と前記後身頃とを締結するための面ファスナーを構成するフック部材からなる締結手段が設けられるとともに、締結手段の自由端側の各ファスニングテープの先端部には、つまみしろが設けられ、
前記前身頃の衣類側表面には、前記締結手段が固定されるターゲットテープが設けられ、
展開状態において、前記ファスニングテープの衣類側表面には、前記不織布に対して剥離可能に係合する仮止め手段が設けられる、吸収性物品。 - 前記吸収性物品の長手方向の長さが600mm以上1000mm以下であり、幅方向の長さ(左右両サイドフラップ端部間の長さ)が760mm以上1380mm以下である、請求項1に記載の吸収性物品。
- 前記仮止め手段が、面ファスナーを構成するフック部材である、請求項1又は2に記載の吸収性物品。
- 前記仮止め手段が、ホットメルト接着剤を用いた仮止め手段である、請求項1又は2に記載の吸収性物品。
- 前記仮止め手段の面積が、70mm2以上400mm2以下である、請求項1から4のいずれかに記載の吸収性物品。
- 使い捨て紙おむつである、請求項1から5のいずれかに記載の吸収性物品。
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09154887A (ja) * | 1995-12-04 | 1997-06-17 | Kao Corp | 使い捨ておむつ |
JP2004154561A (ja) * | 2002-10-17 | 2004-06-03 | Uni Charm Corp | 使い捨て着用物品 |
JP2004298455A (ja) * | 2003-03-31 | 2004-10-28 | Daio Paper Corp | 展開型吸収性物品および展開型吸収性物品の製造方法 |
JP2015066027A (ja) * | 2013-09-27 | 2015-04-13 | 大王製紙株式会社 | 吸収性物品 |
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2015
- 2015-09-29 JP JP2015191200A patent/JP6596705B2/ja active Active
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JP2015066027A (ja) * | 2013-09-27 | 2015-04-13 | 大王製紙株式会社 | 吸収性物品 |
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