JP2024077172A - 吸収性物品の個包装体 - Google Patents

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【課題】持ち歩く際の携行性と、使用時の取出し性と、使用後の汚れた物品の収納性と、を向上させる。【解決手段】吸収性物品2、剥離部材3、及び包装部材4の積層体が、長手方向において相互に離間するとともに幅方向に沿う2つの折り線(第1折り線F1、第2折り線F2)それぞれに沿って折り曲げられて三つ折りにされ、包装部材4の幅方向の両端部各々が封着されているとともに、三つ折りにされた状態において、包装部材4の長手方向における両側の端部(接着端部41及び非接着端部42)により、幅方向に沿う、吸収性物品2を取り出すための取出し口6が構成され、吸収性物品2の長手方向における両側の端部のうち、三つ折りにされた状態において他方の端部(非操作端部25)に対して上側になる端部(操作端部24)の側の、剥離部材3の長手方向における端部(接着端部31)と包装部材4の長手方向における端部(接着端部41)とが接合されている。【選択図】図1

Description

本発明は、吸収性物品の個包装体に関し、特に携行されて使用される吸収性物品を個別に包装する個包装体に関する。
従来の吸収性物品として、透液性のトップシートと不透液性のバックシートとの間に吸収体を設けたナプキン本体と、ナプキン本体をバックシートが外側となる状態に畳んで包装した包装シートとを具備する包装生理用ナプキンであり、バックシートに絵柄を設けた包装生理用ナプキンが知られている(特許文献1参照)。
特開2003-199786号公報
従来の一般的な形状のナプキン類の個別包装は、一目でナプキンであると分かり易い外見である。そのため、ナプキンをポーチに入れるなどして人目につかないように持ち運ぶ必要があり、必要なときに気軽にさっと取り出して持ち運ぶことができないという問題がある。また、災害時などにおいて必要な人に配る際にも、ナプキンを見た人で製品をよく知らない人のイメージや偏見によって使用者が心理的に傷つけられたり、間違ったイメージを抱かれたりすることがある。
また、従来の個別包装は、使用前に個包装シート又はその端部に備えられるタブテープをつまんで、個包装体を展開し、個包装シートを吸収性物品本体から剥がす、という複数の手順が必要であり、煩わしいという問題がある。
また、個包装シートに使用済みナプキンを包んで捨てることが一般的であるところ、従来の個包装シートでは包んだナプキンが再度開き易く、ごみ箱の中で再度開いてしまって、使用者の気分を損ない、さらに、例えばトイレの清掃者や次に使う人の気分を損なう恐れがあるという問題がある。
また、従来の個別包装は個包装体の端部にタブテープが設けられているところ、タブテープの接着の精度によっては、タブテープだけ取れてしまったり、反対にタブテープが剥がれず個包装体が破れてしまったりするため、ナプキン廃棄時に包みづらいという問題がある。
上記のような問題に関して特許文献1に記載の従来の包装生理用ナプキンは、使用前の状態において生理用ナプキンであるとは分からないよう外見をカムフラージュするためにバックシートに絵柄を設けるようにしているものの、形状は生理用ナプキンの個別包装のままである。また、使用時の取出し性や、使用後の汚れた物品の収納性は考慮されていない。
そこで本発明は、1つの側面では、持ち歩く際の携行性と、使用時の取出し性と、使用後の汚れた物品の収納性と、を向上させることが可能な吸収性物品の個包装体を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る吸収性物品の個包装体は、液透過性のトップシートと液不透過性のバックシートとの間に配置される吸収体を含む吸収性物品と、前記吸収性物品の非肌側の面に配置される剥離部材と、前記剥離部材の非肌側の面に配置される包装部材と、を備え、前記吸収性物品、前記剥離部材、及び前記包装部材の積層体が、長手方向において相互に離間するとともに幅方向に沿う2つの折り線それぞれに沿って折り曲げられて三つ折りにされ、前記包装部材の前記幅方向の両端部各々が封着されているとともに、前記三つ折りにされた状態において、前記包装部材の前記長手方向における両側の端部により、前記幅方向に沿う、前記吸収性物品を取り出すための取出し口が構成され、前記吸収性物品の前記長手方向における両側の端部のうち、前記三つ折りにされた状態において他方の端部に対して上側になる端部の側の、前記剥離部材の前記長手方向における端部と前記包装部材の前記長手方向における端部とが接合されている、ことを特徴とする。
本発明に係る吸収性物品の個包装体は、前記吸収性物品の前記長手方向における前記両側の端部のうち、前記三つ折りにされた状態において前記他方の端部に対して前記上側になる端部の平面視における形状が、前記長手方向において前記吸収性物品の外方へと突出する円弧状に形成されている、ようにしてもよい。
本発明に係る吸収性物品の個包装体は、前記取出し口が、スリット、ミシン目、及びハーフカットのうちのいずれかである、ようにしてもよい。
本発明に係る吸収性物品の個包装体は、前記長手方向の寸法が60mm以上90mm以下であるとともに、前記幅方向の寸法が100mm以上130mm以下である、ようにしてもよい。
本発明に係る吸収性物品の個包装体は、前記吸収性物品の前記長手方向における前記両側の端部のうち、前記三つ折りにされた状態において前記他方の端部に対して前記上側になる端部の縁端と、前記接合されている側の前記包装部材の前記長手方向における前記端部の縁端と、の間の前記長手方向の寸法が、5mm以上20mm以下である、ようにしてもよい。
本発明によれば、1つの側面では、吸収性物品の個包装体の個別包装のデザインがポケットティシューと類似のものとなり、吸収性物品の個包装体の、持ち歩く際の携行性と、使用時の取出し性と、使用後の汚れた物品の収納性と、を向上させることが可能となる。
本発明の実施の形態1に係る吸収性物品の個包装体の折り畳み前の構成を模式的に示す図である。(A)は平面図である。(B)は(A)におけるI-I矢視縦断面図である。 図1の吸収性物品の個包装体を折り畳んだ状態を模式的に示す図である。(A)は平面図である。(B)は(A)におけるII-II矢視縦断面図である。 本発明の実施の形態2に係る吸収性物品の個包装体の折り畳んだ状態を模式的に示す図である。(A)は平面図である。(B)は(A)におけるIII-III矢視縦断面図である。 図1乃至図3の吸収性物品の個包装体から吸収性物品を取り出す状態を模式的に示す上方斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照しながら説明する。
この明細書において用いる用語などについて次のとおり定義する。吸収性物品の着用とは、体液の吸収前、吸収時、及び吸収後を問わず、吸収性物品を身体に装着した状態を意味する。また、「前」は、吸収性物品を着用したときに着用者の腹側となる向き、方向であり、「後」は、着用者の背側となる向き、方向である。「上」は、吸収性物品を着用したときに着用者の頭側となる向き、方向であり、「下」は、着用者の脚側となる向き、方向である。「左右方向」は、前後方向及び上下方向と直交する方向であり、前を向いた状態の着用者からみて左右となる方向である。「長手方向」は、吸収性物品が着用されたときに着用者の股間部を介して概ね前後に(言い換えると、着用者の腹側から股下を介して背側へと)亘る方向である。「幅方向」は、長手方向と直交する方向であり、左右に沿う方向である。「厚み方向」は、長手方向及び幅方向と直交する方向において各構成部材を積層する方向である。なお、長手方向及び幅方向を含む面が平面であり、厚み方向を含む面が縦断面である。また、「肌側」とは、厚み方向において、吸収性物品の着用時に着用者の肌に当接する側若しくは該肌を臨む側を意味し、「非肌側」とは、厚み方向において、肌側とは反対の側であり、吸収性物品の着用時に着用者の衣類に接触する側若しくは該衣類を臨む側を意味する。体液とは、尿、血液、軟便中の水分などの体内から体外に排出された液体をいう。
(実施の形態1)
図1は、本発明に係る吸収性物品の個包装体の具体的な構成態様の例としての、実施の形態1に係る吸収性物品の個包装体1Aの折り畳み前の構成を模式的に示す図である。図2は、実施の形態1に係る吸収性物品の個包装体1Aを折り畳んだ状態を模式的に示す図である。なお、各図(B)では、分かり易さを考慮して必要に応じて、各構成部材を厚み方向において相互に離間させて図示しているが、各構成部材は厚み方向において基本的には相互に接触する。ただし、構成部材どうしの間に部分的に隙間が存在するようにしてもよい。また、各図は、吸収性物品の個包装体1Aの各構成部材の寸法の大小関係や厳密な形状を規定するものではなく、各構成部材の寸法や具体的な形状は、それぞれ広い範囲から適宜選択され得る。
実施の形態1に係る吸収性物品の個包装体1Aは、液透過性のトップシート21と液不透過性のバックシート22との間に配置される吸収体23を含む吸収性物品2と、吸収性物品2の非肌側の面に配置される剥離部材3と、剥離部材3の非肌側の面に配置される包装部材4と、を備え、吸収性物品2、剥離部材3、及び包装部材4の積層体が、長手方向において相互に離間するとともに幅方向に沿う2つの折り線(第1折り線F1、第2折り線F2)それぞれに沿って折り曲げられて三つ折りにされ、包装部材4の幅方向の両端部各々が封着されているとともに、三つ折りにされた状態において、包装部材4の長手方向における両側の端部(接着端部41及び非接着端部42)により、幅方向に沿う、吸収性物品2を取り出すための取出し口6が構成され、吸収性物品2の長手方向における両側の端部のうち、三つ折りにされた状態において他方の端部(非操作端部25)に対して上側になる端部(操作端部24)の側の、剥離部材3の長手方向における端部(接着端部31)と包装部材4の長手方向における端部(接着端部41)とが接合されている、ようにしている。
吸収性物品の個包装体1Aは、吸収性物品2と、剥離部材3と、包装部材4と、を有する。
(吸収性物品)
吸収性物品2は、着用者の股間部の下方において長手方向(概ね前後方向)に沿って延在して体液を吸収して保持するための部材である。本発明における吸収性物品2は特定の態様、仕様に限定されるものではなく、本発明における吸収性物品2としては体液の吸収性や保持性を備える種々の物品が用いられ得る。本発明において用いられ得る吸収性物品2のあくまでも一例として下記のものが挙げられる。
吸収性物品2は、肌側に位置する液透過性のトップシート21と、非肌側に位置する液不透過性のバックシート22と、これらの間に配置されて体液を吸収して保持する吸収体23と、を含む。トップシート21は着用者の肌と当接するシートであり、バックシート22は吸収体23に吸収される体液の衣類への漏洩、浸透を防ぐシートである。
トップシート21及びバックシート22は平面視において吸収体23よりも大きい外形寸法を有し、トップシート21の周縁部とバックシート22の周縁部とが一体に接合されて、吸収体23がトップシート21とバックシート22とによって内包される。吸収性物品2は、体液の横漏れを防止するために、例えばトップシート21に、立体ギャザー、レッグギャザー(図示していない)が設けられるようにしてもよい。
トップシート21としては、液透過性の基材を使用することができ、例えば、サーマルボンド不織布、サーマルボンド不織布とスパンボンド不織布との積層体等の不織布、開口ポリエチレンフィルム等の開口性フィルム、ポリエチレンフォーム、ウレタンフォーム等の発泡フィルム、これらの2種以上を積層した複層シートなどが挙げられる。トップシート21に、エンボス加工や穿孔加工などが施されるようにしてもよく、また、ローション、酸化防止剤、抗炎症成分、pH調整剤、抗菌剤、保湿剤などの改質剤が添加されるようにしてもよい。
バックシート22としては、液不透過性の基材を使用することができ、例えば、スパンボンド不織布、メルトブロー不織布、スパンボンド不織布/メルトブロー不織布積層体、スパンボンド不織布/メルトブロー不織布/スパンボンド不織布積層体等の不織布、ポリエステルフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンとポリプロピレンとの複合フィルム等の樹脂フィルムなどが挙げられる。バックシート22に、液不透過性を向上させるための公知の方法、処理が施されるようにしてもよく、また、バックシート22が多孔質化されて透湿性が付与されるようにしてもよい。
吸収体23としては、例えば、一般に生理用ナプキン、パンティーライナー、軽失禁パッド、紙おむつ、尿取りパッドなどの吸収性物品に常用されるものを特に制限なく使用することができ、具体的には例えば、フラッフパルプ、高吸水性樹脂(Super Absorbent Polymer;「SAP」とも称される) 、親水性シートといった材料から形成される部材が挙げられる。フラッフパルプとしては、例えば、木材パルプや合成繊維及びポリマー繊維等の非木材パルプを綿状に解繊したものなどが挙げられる。高吸水性樹脂としては、例えば、ポリアクリル酸ナトリウムなどが挙げられる。親水性シートとしては、例えば、ティシュ、吸収紙、親水性不織布などが挙げられる。また、トウからなる繊維集合体に高吸収性ポリマーを固着及び/ 又は担持させた体液吸収体が用いられてもよい。また、吸収体23を2層以上に構成してもよく、吸収体23を親水性シートで包んでもよい。
吸収性物品2の折り畳み前の状態(図1参照)での長手方向の寸法及び幅方向の寸法は特定の値には限定されないものの、長手方向の最大寸法は、例えば110mm程度以上、好ましくは130mm程度以上であり、また、例えば450mm程度以下、好ましくは400mm程度以下である。幅方向の最大寸法は、例えば40mm程度以上、好ましくは50mm程度以上であり、また、例えば160mm程度以下、好ましくは150mm程度以下である。したがって、吸収性物品2の折り畳み前の状態(図1参照)での平面視における寸法は、具体的には例えば、長手方向の最大寸法は130mm以上400mm以下であることが好ましく、幅方向の最大寸法は50mm以上150mm以下であることが好ましい。
吸収性物品2の厚み方向の最大寸法は、特定の値には限定されないものの、折り畳み前の状態(図1参照)で2mm程度以上5mm程度以下の範囲であることが好ましく、三つ折りに折り畳まれた状態(図2、図3参照)で6mm程度以上20mm程度以下の範囲であることが好ましい。
ここで、吸収性物品2のうち、長手方向における一端部、図1に示す例では具体的には、同図において向かって右側の端部のことを「操作端部24」と称し、長手方向における他端部、図1に示す例では具体的には、同図において向かって左側の端部のことを「非操作端部25」と称する。吸収性物品の個包装体1Aを開封して包装部材4から吸収性物品2を取り出す(別言すると、引き出す)際に操作端部24が指でつままれる。
吸収性物品2の操作端部24の平面視における形状は、指でつまみ易いように、幅方向に沿う直線状ではなくて、長手方向において吸収性物品2の外方へと突出する円弧状に形成されることが好ましい。図1に示す例では非操作端部25も円弧状に形成されるようにしているが、非操作端部25は幅方向に沿う直線状であってもよい。
バックシート22の非肌側の面に、粘着面が形成されて、吸収性物品2の使用前の状態では剥離部材3が貼り付けられており、吸収性物品2が使用される際に剥離部材3が剥離して粘着性が発現する。バックシート22の非肌側の面に形成される粘着面により、バックシート22の非肌側の面が、延いては吸収性物品2が、着用者の衣類(具体的には例えば、下着)に固定される。
バックシート22の非肌側の面の粘着面は、例えば、接着剤層(図示していない)によって構成される。接着剤層の態様は、吸収性物品2が使用される際に着用者の衣類への所定の固着力(例えば、吸収性物品2を衣類に固定し得る程度の固着力)を発揮し得るものであれば、特定の構成、仕様には限定されない。バックシート22の非肌側の面の粘着面を構成する接着剤としては、例えば、エラストマー系、熱硬化性樹脂系、熱可塑性樹脂系等の接着剤が塗布されたものなどが挙げられる。
粘着面は、操作端部24側の非肌側の面のうち、操作端部24が指でつままれる際に指が当接し得る範囲には形成されないようにしてよい。
吸収性物品2の具体例としては、例えば、ベビー用、中人用、成人用、ペット用を問わず、生理用ナプキン、パンティーライナー、軽失禁パッド、パンツ型紙おむつ、テープ止め紙おむつ、腹巻型紙おむつ、尿取りパッドなどが挙げられる。また、吸収性物品2は、香り付きであるようにしてもよい。
(剥離部材)
剥離部材3は、平面視において例えば矩形のシート状、フィルム状の、軟質の部材であり、吸収性物品2の使用前の状態では吸収性物品2の非肌側の面(具体的には、バックシート22の非肌側の面の粘着面)に貼り付けられており、吸収性物品2が使用される際に取り外される。
剥離部材3の素材は、吸収性物品2が使用される際にバックシート22の非肌側の面の粘着面から剥離し易いものであれば、特定の種類には限定されない。剥離部材3としては、例えば、剥離フィルムや剥離紙などが挙げられ、具体的には例えば、グラシン紙やパラフィン紙などが挙げられる。
剥離部材3の長手方向の寸法は、吸収性物品2の長手方向の寸法よりも所定寸法だけ小さい値に設定されてよい。剥離部材3の長手方向の寸法は、例えば、吸収性物品2の操作端部24側の非肌側の面の所定範囲は覆わないようにして操作端部24だけを指でつまめるようにすることや、吸収性物品2の非操作端部25側の非肌側の面の粘着面を少なくとも覆うことが考慮されたうえで、吸収性物品2の長手方向の寸法よりも所定寸法だけ小さい値に設定されてよい。
剥離部材3の幅方向の寸法は、例えば、吸収性物品2の非肌側の面の粘着面を覆うことが考慮されたうえで、吸収性物品2の幅方向の寸法と同じ値若しくは概ね同じ値に設定されてよい。
(包装部材)
包装部材4は、平面視において例えば矩形のシート状、フィルム状の、軟質の部材であり、吸収性物品2を個別包装するための部材である。
包装部材4の素材は、吸収性物品2を個別に包んだ状態を維持し得るものであれば、特定の種類には限定されない。包装部材4としては、例えば、ポリプロピレン包装フィルム(樹脂フィルム)、ポリエチレン包装フィルム(樹脂フィルム)、ポリスチレン包装フィルム(樹脂フィルム)などが挙げられる。
包装部材4によって包装される吸収性物品2が香り付きであるなどの場合は、ポリエチレンテレフタレート包装フィルムやポリ塩化ビニリデン包装フィルムなど、その機能に応じたガスバリア性の高い包装フィルムや、透湿性の低い包装フィルムが用いられるようにしてもよい。
包装部材4の素材は、吸収性物品2を取り出す際(即ち、開封時)に剥離部材3との接合部5が破壊されない程度の強度を有していることが望ましい。
包装部材4の長手方向の寸法は、吸収性物品2の長手方向の寸法よりも所定寸法だけ小さい値に適宜設定される。包装部材4の長手方向の寸法は、例えば、吸収性物品2の操作端部24側の非肌側の面の所定範囲は覆わないようにして操作端部24だけを指でつまめるようにすることや、吸収性物品2が三つ折りに折り畳まれた状態(図2、図3参照)で長手方向における両方の縁端どうしが突き合わさることが考慮されたうえで、吸収性物品2の長手方向の寸法よりも所定寸法だけ小さい値に設定される。
なお、長手方向において、図1に示す例のように剥離部材3の接着端部31の縁端が包装部材4の接着端部41の縁端よりも内方になるか、又は、剥離部材3の接着端部31の縁端と包装部材4の接着端部41の縁端とが一致するように、つまり、剥離部材3の接着端部31の縁端が包装部材4の接着端部41の縁端から包装部材4の外方へと突出しないように調整される。
包装部材4の幅方向の寸法は、吸収性物品2の幅方向の寸法及び剥離部材3の幅方向の寸法よりも所定寸法だけ大きい値に適宜設定される。包装部材4の幅方向の寸法は、例えば、吸収性物品2及び剥離部材3を幅方向において覆うとともに幅方向における両端部各々に封着部43が形成されることが考慮されたうえで、吸収性物品2の幅方向の寸法及び剥離部材3の幅方向の寸法よりも所定寸法だけ大きい値に設定される。
ここで、剥離部材3のうち、長手方向における一端部、図1に示す例では具体的には、同図において向かって右側の端部のことを「接着端部31」と称し、長手方向における他端部、図1に示す例では具体的には、同図において向かって左側の端部のことを「非接着端部32」と称する。また、包装部材4のうち、長手方向における一端部、図1に示す例では具体的には、同図において向かって右側の端部のことを「接着端部41」と称し、長手方向における他端部、図1に示す例では具体的には、同図において向かって左側の端部のことを「非接着端部42」と称する。すなわち、剥離部材3の接着端部31及び包装部材4の接着端部41は吸収性物品2の操作端部24側の端部であり、剥離部材3の非接着端部32及び包装部材4の非接着端部42は吸収性物品2の非操作端部25側の端部である。
包装部材4は、剥離部材3の非肌側の面と接するように積層される。包装部材4の接着端部41の肌側の面と剥離部材3の接着端部31の非肌側の面とが、接合部5によって相互に接合される。
接合部5は、包装部材4の肌側の面の、接着端部41の縁端寄りの位置と、剥離部材3の非肌側の面の、接着端部31の縁端寄りの位置と、の間に介在して、例えば、平面視において幅方向に沿う帯状に形成されてよい。接合部5の幅方向の寸法は、剥離部材3の幅方向の寸法と同じ値若しくは概ね同じ値に設定されることが好ましい。接合部5は、または、幅方向に沿って、点線や破線のように点在して形成されるようにしてもよい。
接合部5の態様は、剥離部材3と包装部材4とを相互に接合、接着し得るものであれば、特定の構成には限定されない。接合部5は、例えば、ホットメルト接着剤や両面テープによって形成される。
(吸収性物品の個包装体としての態様)
吸収性物品2のバックシート22の非肌側の面に剥離部材3が貼り付けられて取り付けられる。また、剥離部材3の接着端部31の非肌側の面と包装部材4の接着端部41の肌側の面とが接合部5によって相互に接合されて包装部材4が取り付けられる。これにより、肌側から順に吸収性物品2、剥離部材3、及び包装部材4が積層される。
吸収性物品の個包装体1Aは、使用前の状態として、吸収性物品2、剥離部材3、及び包装部材4の積層体が一体として三つ折りにされる。
吸収性物品の個包装体1Aを構成する吸収性物品2、剥離部材3、及び包装部材4の積層体は、長手方向において相互に離間するとともに幅方向に沿う2つの折り線それぞれに沿って折り曲げられて三つ折りに折り畳まれる。図1に示す例では、吸収性物品2の操作端部24側の折り線のことを「第1折り線F1」と称し、非操作端部25側の折り線のことを「第2折り線F2」と称する。
第1折り線F1及び第2折り線F2の長手方向における位置に関連して、吸収性物品2の操作端部24の縁端と第1折り線F1との間の長手方向の寸法L1と、吸収性物品2の非操作端部25の縁端と第2折り線F2との間の長手方向の寸法L5と、第1折り線F1と第2折り線F2との間の長手方向の寸法L4と、について、L1<L4であるとともにL5<L4である。また、図1に示す例のようにL1=L5でもよく、或いは、L1<L5、又は、L1>L5でもよい。
吸収性物品2、剥離部材3、及び包装部材4の積層体は、非操作端部25並びに非接着端部32、42の側が第2折り線F2に沿って長手方向における中間部側(言い換えると、第1折り線F1側)へと向かって吸収性物品2のトップシート21の肌側の面を内側にして折り曲げられ、さらに、操作端部24並びに接着端部31、41の側が第1折り線F1に沿って長手方向における中間部側(言い換えると、第2折り線F2側)へと向かって吸収性物品2のトップシート21の肌側の面を内側にして折り曲げられる。以上により、吸収性物品2、剥離部材3、及び包装部材4の積層体は、第1折り線F1と第2折り線F2とのそれぞれに沿って、吸収性物品2のトップシート21の肌側の面を内側にして、三つ折りに折り畳まれる。吸収性物品の個包装体1Aは、三つ折りに折り畳まれた状態で、平面視において略矩形状となる。
吸収性物品2、剥離部材3、及び包装部材4の積層体は、三つ折りに折り畳まれた状態で、包装部材4の幅方向における両端部各々が封着されて封着部43が形成される。封着部43の態様は、包装部材4の端部どうしを相互に接合、接着し得るものであれば、特定の構成には限定されない。封着部43は、例えば、ホットメルト等の接着剤が用いられたり、熱融着や超音波融着が施されたり、タックシール等の別部材が用いられたりして形成される。封着部43が形成されることにより、吸収性物品の個包装体1Aは、使用前の状態としての三つ折りに折り畳まれた状態が維持される。
吸収性物品の個包装体1Aの、使用前の状態としての三つ折りに折り畳まれた状態(図2参照)での長手方向の寸法及び幅方向の寸法は特定の値には限定されないものの、長手方向の寸法は、例えば50mm程度以上、好ましくは60mm程度以上であり、また、例えば100mm程度以下、好ましくは90mm程度以下である。幅方向の寸法は、例えば80mm程度以上、好ましくは100mm程度以上であり、また、例えば150mm程度以下、好ましくは130mm程度以下である。したがって、吸収性物品の個包装体1Aの三つ折りに折り畳まれた状態(図2参照)での平面視における寸法は、具体的には例えば、長手方向の寸法は60mm以上90mm以下であることが好ましく、幅方向の寸法は100mm以上130mm以下であることが好ましい。
吸収性物品2、剥離部材3、及び包装部材4の積層体が三つ折りに折り畳まれた状態で、包装部材4の接着端部41と非接着端部42とにより、取出し口6が構成される。取出し口6は、長手方向において第1折り線F1と第2折り線F2との間の領域に、幅方向に沿って構成される。吸収性物品2は、取出し口6としての、包装部材4の接着端部41と非接着端部42との間から取り出される(別言すると、引き出される)。
取出し口6の態様は、吸収性物品2を取り出すための開口となり得る構造であれば、特定の種類、構造、構成には限定されない。取出し口6は、使用前の状態としてもともと結合、連接していない(言い換えると、分離している)例えばスリットとして形成されるようにしてもよく、或いは、使用前の状態としては容易に開口可能(言い換えると、破断可能)な程度に結合、連接している例えばミシン目やハーフカットとして形成されるようにしてもよい。
包装部材4の接着端部41の縁端と第1折り線F1との間の長手方向の寸法L3と、包装部材4の非接着端部42の縁端と第2折り線F2との間の長手方向の寸法L6と、について、L3=L6若しくはL3≒L6であることが好ましい。L3=L6若しくはL3≒L6の場合には、三つ折りに折り畳まれた状態の吸収性物品の個包装体1Aの平面視において、取出し口6が長手方向における中央に若しくは略中央に位置し、吸収性物品の個包装体1Aの外見がポケットティシューと一層類似のものとなるので好ましい。なお、L3+L6=L4である(但し、L4:第1折り線F1と第2折り線F2との間の長手方向の寸法)。
吸収性物品2、剥離部材3、及び包装部材4の積層体は、吸収性物品2の操作端部24及び非操作端部25が長手方向において第1折り線F1と第2折り線F2との間の領域に位置し、加えて、吸収性物品2の操作端部24の側の一部と非操作端部25の側の一部とが厚み方向において相互に重なるように三つ折りに折り畳まれる。
ここで、吸収性物品2の操作端部24は、吸収性物品2の長手方向における両端部のうち、吸収性物品2が三つ折りに折り畳まれた状態において他方の端部に対して上側になる端部であるといえる。また、接合部5は、吸収性物品2の長手方向における両端部のうち、吸収性物品2が三つ折りに折り畳まれた状態において他方の端部に対して上側になる端部の側の、剥離部材3の長手方向における端部と包装部材4の長手方向における端部とを相互に接合するものであるといえる。
吸収性物品2の操作端部24の側の一部と非操作端部25の側の一部とが厚み方向において相互に重なる部分の長手方向の寸法(即ち、三つ折りに折り畳まれた状態における操作端部24の縁端と非操作端部25の縁端との間の長手方向の寸法;「重なり寸法Lo」と称する)と、第1折り線F1と第2折り線F2との間の長手方向の寸法L4と、について、Lo<L4である。
吸収性物品2の長手方向の寸法(即ち、L1+L4+L5)に対して、三つ折りに折り畳まれた状態における、延いては吸収性物品の個包装体1Aとしての、長手方向の寸法を低減させるため、Lo>L4/4であることが好ましい。また、吸収性物品2の操作端部24の縁端と包装部材4の接着端部41の縁端との間の長手方向の寸法L2に対して、Lo>L2であることが好ましい。
また、三つ折りに折り畳まれた状態の吸収性物品2の操作端部24(即ち、剥離部材3の接着端部31及び包装部材4の接着端部41の側の端部であり、接合部5の側の端部である)は、長手方向において、取出し口6を構成する包装部材4の接着端部41の縁端から、例えば3mm程度以上、好ましくは5mm程度以上、また、例えば25mm程度以下、好ましくは20mm程度以下の範囲で包装部材4の外方へと突出するように配置される。すなわち、吸収性物品2の操作端部24の縁端と包装部材4の接着端部41の縁端との間の長手方向の寸法L2は、例えば3mm程度以上、好ましくは5mm程度以上であり、また、例えば25mm程度以下、好ましくは20mm程度以下である。なお、包装部材4の非接着端部42の縁端と第2折り線F2との間の長手方向の寸法L6に対して、L2≦L6である。
実施の形態1に係る吸収性物品の個包装体1Aでは、三つ折りに折り畳まれた状態で、吸収性物品2が、該吸収性物品2の長手方向における両方の端部(具体的には、操作端部24及び非操作端部25)を含めて、剥離部材3とともに、包装部材4内に完全に収納される。言い換えると、実施の形態1に係る吸収性物品の個包装体1Aでは、厚み方向において吸収性物品2の操作端部24と非操作端部25との間に包装部材4の非接着端部42が介在しない態様で三つ折りに折り畳まれる。
(実施の形態2)
図3は、本発明に係る吸収性物品の個包装体の具体的な構成態様の例としての、実施の形態2に係る吸収性物品の個包装体1Bの折り畳んだ状態を模式的に示す図である。なお、図3(B)では、分かり易さを考慮して必要に応じて、各構成部材を厚み方向において相互に離間させて図示しているが、各構成部材は厚み方向において基本的には相互に接触する。ただし、構成部材どうしの間に部分的に隙間が存在するようにしてもよい。また、図3は、吸収性物品の個包装体1Bの各構成部材の寸法の大小関係や厳密な形状を規定するものではなく、各構成部材の寸法や具体的な形状は、それぞれ広い範囲から適宜選択され得る。
この実施の形態は、三つ折りに折り畳まれた状態で吸収性物品2の操作端部24が取出し口6から包装部材4の外に出ている点、言い換えると、厚み方向において吸収性物品2の操作端部24と非操作端部25との間に包装部材4の非接着端部42が介在している態様で三つ折りに折り畳まれる点で、上記の実施の形態1と構成が異なるものの、他の構成については実施の形態1と同等であり、実施の形態1と同等の構成については同一符号を付することでその説明を省略する。
実施の形態2に係る吸収性物品の個包装体1Bでは、三つ折りに折り畳まれた状態で、吸収性物品2の長手方向における一方の端部(具体的には、非操作端部25)は包装部材4内に収納され、吸収性物品2の長手方向における他方の端部(具体的には、操作端部24;即ち、剥離部材3と包装部材4とを相互に接合させている接合部5の側の端部)は取出し口6から包装部材4の外に出ている。
実施の形態2に係る吸収性物品の個包装体1Bでは、取出し口6は、使用前の状態としてもともと結合、連接していない(言い換えると、分離している)例えばスリットとして形成される(即ち、ミシン目やハーフカットではない)。
(開封の仕方)
実施の形態1に係る吸収性物品の個包装体1Aでは、取出し口6に指を差し入れて吸収性物品2の操作端部24を指でつまんで引き出すと、吸収性物品2と剥離部材3とが一緒に包装部材4の外へと引き出されてくる(図4参照)。また、実施の形態2に係る吸収性物品の個包装体1Bでは、取出し口6から外に出ている吸収性物品2の操作端部24を指でつまんで引き出すと、吸収性物品2と剥離部材3とが一緒に包装部材4の外へと引き出されてくる(図4参照)。
このとき、剥離部材3の長手方向における一方の端部、具体的には吸収性物品2の操作端部24の側の端部である接着端部31は、接合部5によって包装部材4の長手方向における一方の端部、具体的には吸収性物品2の操作端部24の側の端部である接着端部41と接合されている。このため、包装部材4を掴みつつ吸収性物品2の操作端部24を引っ張ると、吸収性物品2が剥離部材3から離れて、延いては包装部材4と分かれて、吸収性物品2のみが取り出される。
(実使用テスト)
本発明に係る吸収性物品の個包装体と従来の個包装形態の吸収性物品とについて、テスト対象者20名によって実使用テストを行った。
具体的には、本発明に係る吸収性物品の個包装体と従来の個包装形態の吸収性物品とのそれぞれを実際に使用した後、テスト対象者ごとに、本発明に係る吸収性物品の個包装体について、「見た目の印象」「個包装状態での持ち歩き易さ」「開封し易さ」「廃棄し易さ」の4項目について、従来の個包装形態の吸収性物品と比較して「悪い」「変わらない」「良い」のうちのいずれかを選択する形式で評価を行った。テスト対象者20名ごとの評価結果を整理して、下掲の表1に示す結果が得られた。
表1に示す結果から、「見た目の印象」「個包装状態での持ち歩き易さ」「開封し易さ」「廃棄し易さ」の4項目すべてについて、本発明に係る吸収性物品の個包装体のほうが、従来の個包装形態の吸収性物品と比較して、「悪い」との評価は無いことが確認されるとともに、「良い」との評価が圧倒的に多いことが確認される。具体的には、「個包装状態での持ち歩き易さ」については95%、「見た目の印象」及び「開封し易さ」については85%、「廃棄し易さ」については70%の割合で、本発明に係る吸収性物品の個包装体のほうが「良い」と評価されていることが確認される。
(作用効果)
実施の形態に係る吸収性物品の個包装体1A,1Bによれば、吸収性物品2、剥離部材3、及び包装部材4の積層体が第1折り線F1と第2折り線F2とのそれぞれに沿って折り曲げられて三つ折りにされた状態で、包装部材4の幅方向の両端部各々が封着されているとともに、包装部材4の長手方向における両側の端部(具体的には、接着端部41と非接着端部42)により、幅方向に沿う取出し口6が構成されるようにしているので、ポケットティシューのような個別包装のデザインとすることができ、一目でナプキンであるとは分かりづらく、持ち歩く際の携行性を向上させることが可能となる。
実施の形態に係る吸収性物品の個包装体1A,1Bによれば、また、個包装体の端部にタブテープが設けられていないので、開封時にタブテープがとれてしまったり、タブテープが剥がれず個包装体が破れてしまったりするなどのストレスの発生を防ぐことができ、使用時の取出し性を向上させることが可能となる。
実施の形態に係る吸収性物品の個包装体1A,1Bによれば、また、吸収性物品2の長手方向における両側の端部のうち、三つ折りにされた状態において他方の端部に対して上側になる端部(具体的には、操作端部24)の側の、剥離部材3の長手方向における端部(具体的には、接着端部31)と包装部材4の長手方向における端部(具体的には、接着端部41)とが相互に接合されているようにしているので、吸収性物品を個包装体からワンタッチで取り出すことができ、使用時の取出し性を向上させて取り換えにかかる時間と手間とを軽減することが可能となる。
実施の形態に係る吸収性物品の個包装体1A,1Bによれば、また、吸収性物品を丸めて捨てる際、しっかりと袋状に形成された個包装体に入れて廃棄することができ、ごみ箱の中で再度開いてしまうことが防止され、使用後の汚れた物品の収納性を向上させることが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成態様は上記の実施の形態に限定されるものではなく、上記の実施の形態に、本発明の要旨を逸脱しない範囲の変形や変更などが加えられた形態も本発明に含まれる。
1A 吸収性物品の個包装体(実施の形態1)
1B 吸収性物品の個包装体(実施の形態2)
2 吸収性物品
21 トップシート
22 バックシート
23 吸収体
24 操作端部
25 非操作端部
3 剥離部材
31 接着端部
32 非接着端部
4 包装部材
41 接着端部
42 非接着端部
43 封着部
5 接合部
6 取出し口
F1 第1折り線
F2 第2折り線

Claims (5)

  1. 液透過性のトップシートと液不透過性のバックシートとの間に配置される吸収体を含む吸収性物品と、
    前記吸収性物品の非肌側の面に配置される剥離部材と、
    前記剥離部材の非肌側の面に配置される包装部材と、を備え、
    前記吸収性物品、前記剥離部材、及び前記包装部材の積層体が、長手方向において相互に離間するとともに幅方向に沿う2つの折り線それぞれに沿って折り曲げられて三つ折りにされ、
    前記包装部材の前記幅方向の両端部各々が封着されているとともに、
    前記三つ折りにされた状態において、前記包装部材の前記長手方向における両側の端部により、前記幅方向に沿う、前記吸収性物品を取り出すための取出し口が構成され、
    前記吸収性物品の前記長手方向における両側の端部のうち、前記三つ折りにされた状態において他方の端部に対して上側になる端部の側の、前記剥離部材の前記長手方向における端部と前記包装部材の前記長手方向における端部とが接合されている、
    ことを特徴とする吸収性物品の個包装体。
  2. 前記吸収性物品の前記長手方向における前記両側の端部のうち、前記三つ折りにされた状態において前記他方の端部に対して前記上側になる端部の平面視における形状が、前記長手方向において前記吸収性物品の外方へと突出する円弧状に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の吸収性物品の個包装体。
  3. 前記取出し口が、スリット、ミシン目、及びハーフカットのうちのいずれかである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の吸収性物品の個包装体。
  4. 前記長手方向の寸法が60mm以上90mm以下であるとともに、前記幅方向の寸法が100mm以上130mm以下である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の吸収性物品の個包装体。
  5. 前記吸収性物品の前記長手方向における前記両側の端部のうち、前記三つ折りにされた状態において前記他方の端部に対して前記上側になる端部の縁端と、前記接合されている側の前記包装部材の前記長手方向における前記端部の縁端と、の間の前記長手方向の寸法が、5mm以上20mm以下である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の吸収性物品の個包装体。
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