JP2017063269A - 通信システム、主局装置、従局装置及び通信方法 - Google Patents

通信システム、主局装置、従局装置及び通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】GPSの受信できない環境においても伝播遅延時間がガードタイムを超えるような長距離を時分割複信方式によって伝送することが可能な通信システム、主局装置、従局装置及び通信方法を提供する。【解決手段】通信システム1は、主局装置11と従局装置12との間で双方向通信を行う。主局装置11は、従局装置12からの受信データの受信タイミングを検出するタイミング検出部111と、受信タイミングに応じたタイミング情報を生成するタイミング情報生成部112と、タイミング情報をデータに付加するタイミング情報付加部113と、を有する。また従局装置12は、主局装置11からの受信データからタイミング情報を抽出するタイミング情報抽出部121と、タイミング情報に応じて主局装置11における送信と受信の衝突を回避するタイミングに送信タイミングを調整するタイミング調整部122と、を有する。【選択図】 図1

Description

本発明は、通信システム、主局装置、従局装置及び通信方法に関し、特に送信スロットと受信スロットとが所定間隔で繰り返される時分割複信方式を用いる通信システム、主局装置、従局装置及び通信方法に関する。
時分割複信方式を用いる通信システムでは、同じ周波数を用いて双方向通信を行うため、送信スロットと受信スロットとが所定間隔で繰り返されるが、伝搬遅延時間を考慮してデータの前後に最大伝搬遅延時間に相当するガードタイムを設けることで、送信スロット中の送信データと受信スロット中の受信データとの衝突を回避している。
近年、伝播遅延時間がガードタイムを超えるような長距離通信においてもスロット間衝突を回避し時分割複信方式での通信を実現する技術も提案されている。
例えば特許文献1には、GPS(GlobalPositioningSystem)を利用して両者の位置情報を取得し、両者間の距離に基づいて送信タイミングが適切となるよう調整する技術が提案されている。
また特許文献2に開示されている移動通信システムは、ユーザ共通データ伝送装置が、複数の無線基地局が複数の移動局UEに対してユーザ共通データを送信するタイミングを指定するための送信タイミング情報を算出し、複数の無線基地局に対して送信タイミング情報を通知する。無線基地局は、ユーザ共通データ伝送装置から指定された送信タイミング情報に基づいて、ユーザ共通データを複数の移動局UEに対して送信する。
特開2013−187738号公報 特開2008−219823号公報
特許文献1に記載の技術は、GPSを利用可能な環境を前提とする構成となっており、特許文献1には、GPSを利用できない環境での時分割複信方式による長距離伝送において、送信スロット中の送信データと受信スロット中の受信データとの衝突を回避する技術は開示されていない。また特許文献2は、ユーザ共通データを送信するタイミングを指定するための送信タイミング情報を算出して通知し、複数の無線基地局が送信タイミング情報にあわせて複数の移動局UEにMBMSデータ伝送用の無線フレームを送信するタイミングを決定するに過ぎない。特許文献2には、GPSを利用できない環境での時分割複信方式による長距離伝送において、送信スロット中の送信データと受信スロット中の受信データとの衝突を回避する技術は開示されていない。
本発明は、GPSを利用できない環境においても伝播遅延時間がガードタイムを超えるような長距離を時分割複信方式によって伝送することが可能な通信システム、主局装置、従局装置及び通信方法を提供することを1つの目的とする。
本発明の1態様である通信システムは、主局装置と従局装置との間で双方向通信を行う通信システムであって、前記主局装置は、前記従局装置からのデータの受信タイミングを検出するタイミング検出部と、前記受信タイミングに応じタイミング情報を生成するタイミング情報生成部と、前記タイミング情報を送信データに付加するタイミング情報付加部と、を有し、前記従局装置は、受信データから前記タイミング情報を抽出するタイミング情報抽出部と、前記タイミング情報に応じて前記主局装置における受信データと送信データの衝突を回避するタイミングに送信タイミングを調整するタイミング調整部と、を有する。
本発明の1態様である主局装置は、従局装置との間で双方向通信を行う主局装置であって、前記従局装置からの受信データの受信タイミングを検出するタイミング検出部と、前記受信タイミングに応じ前記主局装置における受信データと送信データの衝突を回避するタイミング情報を生成するタイミング情報生成部と、前記タイミング情報を送信データに付加するタイミング情報付加部と、を有する。
本発明の1態様である従局装置は、受信データの受信タイミングに応じて生成したタイミング情報を送信データに付加する主局装置との間で双方向通信を行う従局装置であって、前記主局装置から受信した受信データから前記タイミング情報を抽出するタイミング情報抽出部と、前記タイミング情報に応じて前記主局装置における受信データと送信データの衝突を回避するタイミングに送信タイミングを調整するタイミング調整部と、を有する。
本発明の1態様である通信方法は、主局装置と従局装置との間で双方向通信を行う通信システムの通信方法であって、前記主局装置は、前記従局装置からのデータの受信タイミングを検出し、前記受信タイミングに応じタイミング情報をデータに付加し、前記従局装置は、前記データから前記タイミング情報を抽出し、前記タイミング情報に応じて前記主局装置における前記データの衝突を回避するタイミングに送信タイミングを調整する。
本発明の上記態様によれば、GPSを利用できない環境においても伝播遅延時間がガードタイムを超えるような長距離を時分割複信方式によって伝送することが可能となる。
図1は、第1の実施形態の構成を示すブロック図である。 図2は、主局装置と従局装置との通信におけるスロットのタイミングを示す概念図である。 図3は、主局装置及び従局装置の送信データの概要を示す概念図である。 図4は、主局装置11及び従局装置12において互いの距離が大きい場合のスロットのタイミングを示す概念図である。 図5は、主局装置11及び従局装置12において本実施形態により送信タイミングが調整された状態のスロットのタイミングを示す概念図である。 図6は、図1の送信タイミングを調整する動作を示す図である 図7は、図1の送信タイミングを調整する動作を示すフローチャートである。 図8は、第2の実施形態の構成を示すブロック図である。 図9は、図8の送信タイミングを調整する動作を示すフローチャートである。 図10は、第3の実施形態の構成を示すブロック図である。 図11は、図10の送信タイミングを調整する動作を示すフローチャートである。
図1は、本発明の第1の実施形態の通信システムの構成を示すブロック図である。図2は、主局装置と従局装置との通信におけるスロットのタイミングを示す概念図である。図1に示すように、通信システム1は、主局装置11と従局装置12との間で双方向通信を行う通信システムである。主局装置11は、従局装置12からのデータの受信タイミングを検出するタイミング検出部111と、受信タイミングに応じタイミング情報を生成するタイミング情報生成部112と、タイミング情報を送信データに付加するタイミング情報付加部113を備えている。また従局装置12は、受信データからタイミング情報を抽出するタイミング情報抽出部121と、タイミング情報に応じて主局装置11における受信データと送信データの衝突を回避するタイミングに送信タイミングを調整するタイミング調整部122を備えている。
図2に示すように、主局装置11からデータを送信する主局データ送信スロット100、101、102、…と、従局装置12からデータを送信する従局データ送信スロット200、201、…とが交互に現れる間欠送信となる。すなわち主局装置11は、送信ユーザデータD1(主局送信データ)を間欠送信する。一方、従局装置12は、主局装置11の送信していない時間に送信タイミングを合わせて送信ユーザデータD3(従局送信データ)を間欠送信する。
図3は、主局装置及び従局装置の送信データの概要を示す概念図である。主局装置が送信する主局データ20、21、22、…及び従局装置が送信する従局データ30、31、…は、各々、図3に示すように、先頭からガードタイム40、データ41、ガードタイム42から構成されている(横軸は時間である)。
ガードタイム40、42は、通信距離、すなわち伝搬遅延時間を考慮して配置された、許容される最大伝搬遅延時間に相当する。つまり、通常であれば、該ガードタイム40、41を設けることで、スロット間における衝突を回避することが可能である。しかし、前述したように、主局装置11と従局装置12との距離が長距離なると、ガードタイム40、42を設けただけでは対応することができなくなる。
図4は、主局装置11及び従局装置12において互いの距離が大きい場合の送信及び受信のタイミングを示す概念図である。主局装置11と従局装置12との距離が大きい場合には、図4に示すように、主局装置11からの主局データ20の送信タイミングに対し、従局装置12側での主局データ20Rの受信タイミングに、距離に応じた遅延Dが生じる。このため、従局装置12側からの従局データ30の送信タイミングに対し、主局装置11側での従局データ30Rの受信タイミングにも遅延が生じる。このため、主局装置10側において、図2に示す間欠送信の送信タイミングでデータを送信しようとすると、図4に示すように、従局データ30Rと主局データ21とが衝突してしまうので、正常に通信することができなくなる。
より具体的には、図4に示す拡大部分のように、従局データ30Rと主局データ21とで、それぞれのデータが衝突してしまうことになる。なお、図3に示したように、時分割複信を行う際のスロット前後には、通信距離を考慮してガードタイムが存在する。主局データ20R及び従局データ30Rは、それぞれ主局データ20及び従局データ30と同じデータであり、ガードタイムを含んでいる。このガードタイムには、情報を入れていないため、重なっても影響ないが、データ同士が重なると、正常に通信することができなくなる。
そこで、本実施形態では、主局装置11が、本来受信したいタイミングがわかるため、従局装置12に対して送信タイミング情報を送信ユーザデータD1に付加して送信する。
従局装置12において、主局装置11からの送信信号を受信すると、タイミング情報抽出部121において受信信号の中から主局装置11の付加したタイミング情報を抽出し、タイミング調整部122がタイミング情報に応じて送信タイミングを調整して送信データを送信する。
図5は、主局装置11及び従局装置12において本実施形態により送信タイミングが調整された状態のスロットのタイミングを示す概念図である。図5に示すように、従局装置12は、主局データ20Rから次の従局データ30の送信タイミングにおいて、図4と比較して送信タイミングを早めることで、主局装置11の送信と衝突しないようにしている。
図5に示す拡大部分のように、従局装置12側でも、主局装置11側においても、それぞれのデータは衝突していない。上述したように、ガードタイムには、情報を入れていないため、図5に示すように、データ同士が重ならないなら、送受信でガードタイムが重なっても通信に影響することはない。
図6は、図1の送信タイミングを調整する動作を示す図である。また図7は、図1の送信タイミングを調整する動作を示すフローチャートである。
通信開始当初は、主局装置11と従局装置12の伝送距離が不明であるため、主局装置においては、送信タイミング情報を付加せずに主局データ20を送信する(ステップS1)。
従局装置12は、主局データ20Rを受信する(ステップS2)と、主局データ20Rの受信終了に合わせて従局データ30を送信する(ステップS3)。なお従局装置12は、従局データ30を送信した送信タイミングを記憶しておく。
主局装置11のタイミング検出部111は、従局装置12からの従局データ30Rの受信タイミングを検出する(ステップS4)。例えば図6に示すように主局データ20の終了から従局データ30Rの開始までの時間D20を検出する。主局装置11と従局装置12との距離が大きいと受信データには、遅延Dが生じて主局装置における受信データと送信データ(主局データ21と従局データ30R)が衝突してしまうため、正常に通信することができない。そこで検出した受信タイミングをもとに、従局装置12側が送信タイミングを調整した方がよいかどうかを主局装置11が判断する(ステップS5)。
調整した方がよい場合は、主局装置11のタイミング情報生成部112は、受信タイミングに応じ主局装置11における受信データと送信データの衝突を回避するタイミング情報を生成する。具体的には、受信タイミングに基づいて従局装置12側において送信タイミングを調整する調整量Tを算出する(ステップS6)。ステップS5において調整しなくてもよい場合は、調整量Tを0とする(ステップS7)。主局装置11のタイミング情報付加部113は、主局装置11の送信ユーザデータD1に算出した送信タイミングの調整量Tを含むタイミング情報211を付加して主局データ21を送信する(ステップS8)。タイミング情報211は、主局データ21中の予め定められた位置に付加されてもよい。主局データ21中の先頭とすると、受信の遅延によりデータの衝突の可能性が高くなる。また主局データ21中の末尾とすると、次の従局データ31の送信タイミングの調整が困難になる。タイミング情報211の主局データ21中の位置は、先頭や末尾以外に設定する。
従局装置12は、主局データ21Rを受信し(ステップS9)、受信した主局データ21Rからタイミング情報抽出部121にて送信タイミング情報211Rの抽出を行う(ステップS10)。すなわちタイミング情報抽出部121は、送信タイミング情報211Rの示す調整量Tを出力する。タイミング調整部122は、抽出タイミング情報211Rに示される調整量Tが0か判断し(ステップS11)、0であれば送信タイミングの調整はせず、前回の送信タイミングで従局データ31を送信する(ステップS12)。調整量Tが0でなければ、タイミング調整部122により調整量Tだけ送信タイミングを調整して従局データ31を送信する(ステップS13)。なお従局装置12は、ステップS12及びS13において従局データ30を送信した送信タイミングを記憶しておく。ステップS4に戻り、主局装置11nによるステップS4からS8の処理及び従局装置によるステップS9からS13の処理が繰り返される。例えば図6に示すようにステップS4において送信タイミングが調整された主局データ21の終了から従局データ31Rの開始までの時間D21を検出し、データ衝突が解消された状態となっていれば、ステップS5において調整しなくてもよいと判断される。
本実施形態によれば、主局装置が検出した受信タイミングをもとに従局装置の送信タイミングを調整した方がよいかどうかを判断し、送信タイミングを調整する調整量を含むタイミング情報を付加して従局装置にデータを送信する。従局装置はデータからタイミング情報を抽出し主局装置が算出した調整量に従って送信タイミングを調整する。このことにより、図5に示すようにデータの衝突が解消される。したがって通信距離による遅延を吸収することができ、正常にデータの送受信が行えなかった距離においても通信が可能になる。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
例えば、上記説明では、主局装置11のタイミング情報生成部112が、受信タイミングに基づいて従局装置12側において送信タイミングを調整する調整量Tを算出するとして説明したが、これに限らない。例えば従局装置12が送信タイミングを調整する調整量Tを算出することもできる。
図8は、本発明の第2の実施形態の構成を示すブロック図である。図8に示すように、本実施形態の通信システム2は、従局装置14にタイミング調整量算出部141を備えている。主局装置13のタイミング情報生成部132は、受信データと送信データの衝突を回避するタイミング情報として、タイミング検出部111が検出した受信タイミングそのものを示すタイミング情報を生成する。
図9は、図8の送信タイミングを調整する動作を示すフローチャートである。ステップS1からS4までの処理は第1の実施形態と同様である。本実施形態では、主局装置13のタイミング情報生成部132は、例えばタイミング検出部111が検出した受信タイミングそのもの、例えば主局データを送信終了してから従局データの受信開始時刻までの時間を示すタイミング情報を生成する(ステップS20)。主局装置13のタイミング情報付加部133は、主局装置13の送信ユーザデータD1に、受信タイミングを示すタイミング情報を付加して主局データ21を送信する(ステップS21)。タイミング情報211の主局データ21中の位置は、第1の実施形態と同様である。
従局装置14は、第1の実施形態と同様、主局データ21Rを受信し(ステップS9)、受信した主局データ21Rからタイミング情報抽出部121にてタイミング情報211Rの抽出を行う(ステップS10)。本実施形態では、抽出したタイミング情報の示す受信タイミングを元に、従局装置14側が送信タイミングを調整した方がよいかどうかを従局装置14のタイミング調整量算出部141が判断する(ステップS22)。S22において調整した方がよい場合は、従局装置14のタイミング調整量算出部141は、受信タイミングに基づいて従局装置14側において送信タイミングを調整する調整量Tを算出する(ステップS23)。ステップS12、S13は第1の実施形態と同様である。ステップS4に戻り、主局装置13によるステップS4、S20、S21の処理及び従局装置によるステップS9、S10、S22、S23、S12、S13の処理が繰り返される。
本実施形態によれば、主局装置が検出した受信タイミングを含むタイミング情報を付加して従局装置にデータを送信し、従局装置が送信タイミングを調整する調整量を算出して送信タイミングを調整する。このことにより第1の実施の形態と同様の効果が得られるとともに第1の実施形態と比較して主局装置での負担を軽減することができる。
なお、主局装置において検出した受信タイミングに基づいて調整量Tを算出するとして説明したが、これに限らない。例えば予め所定の調整量を設定しておき、主局装置におけるデータ衝突が発生するか否かを判断し、発生の場合、調整量を算出することなく所定の調整量で送信タイミングを調整するようにしてもよい。この場合、主局装置は、第1の実施形態では算出した調整量T、第2の実施形態では検出した受信タイミング、を示すタイミング情報を付加するとして説明したが、これに限らない。例えば主局装置が付加するタイミング情報としては、主局装置におけるデータ衝突が発生するか否かを示す情報としてもよい。
図10は、本発明の第3の実施形態の構成を示すブロック図である。図10に示すように、本実施形態の通信システム3では、主局装置15のタイミング情報生成部152は、データ衝突が発生するか否かを判断する。タイミング情報生成部152は、データ衝突が発生する場合、受信データと送信データの衝突を回避するタイミング情報として、データ衝突が発生することを示すタイミング情報を生成する。タイミング情報生成部152は、データ衝突が発生しない場合、データ衝突が発生しないことを示すタイミング情報を生成する。また、本実施形態の従局装置16は、タイミング調整量算出部141を備えていない。またタイミング調整部162には、予め所定の調整量を設定しておき、データ衝突が発生する場合、調整量を算出することなく所定の調整量で送信タイミングを調整する。なお所定の調整量は、ごく小さな時間、例えばガードタイムの数十パーセントの時間としてよい。本実施例では、従局装置が少しずつ送信タイミングを調整し、主局装置で衝突を判断する処理を繰り返すことによって、衝突しなくなるタイミングを見つけることができる。
図11は、図10の送信タイミングを調整する動作の変形例を示すフローチャートである。ステップS1からS4までの処理は第1、第2の実施形態と同様である。
本実施形態では、主局装置15のタイミング情報生成部152は、データ衝突が発生するか否かを判断し(ステップS30)、発生する場合、データ衝突が発生したことを示すタイミング情報を生成する(ステップS31)。これをタイミング情報付加部153が主局データ21に付加し、送信する。発生しない場合、データ衝突が発生しないことを示すタイミング情報を生成する(ステップS32)。これをタイミング情報付加部153が主局データ21に付加し、送信する。タイミング情報211の主局データ21中の位置は、第1、第2の実施形態と同様である。
従局装置16は、第1、第2の実施形態と同様、主局データ21Rを受信し(ステップS9)、受信した主局データ21Rからタイミング情報抽出部121にてタイミング情報211Rの抽出を行う(ステップS10)。従局装置16は、タイミング情報に基づいて送信タイミングを調整した方がよいか判断する(ステップS33)。ステップS33において調整した方がよい場合は、従局装置16のタイミング調整部162は、所定の調整量で送信タイミングを調整して従局データ31を送信する(ステップS34)。ステップS12、S13は第1、第2の実施形態と同様である。ステップS4に戻り、主局装置15によるステップS4、S30、S31、S32の処理及び従局装置16によるステップS9、S10、S33、S34、S12の処理が繰り返される。
この構成によれば、第1、第2の実施形態と同様の効果が得られるとともに第1、第2の実施形態と比較して、主局装置及び従局装置において受信タイミングに基づく送信タイミング調整量の算出が不要となり、処理負担を軽減することができる。
1、2、3 通信システム
11、13、15 主局装置
111 タイミング検出部
112、132 タイミング情報生成部
113、133、153 タイミング情報付加部
12、14、16 従局装置
121 タイミング情報抽出部
122、162 タイミング調整部
141 タイミング調整量算出部

Claims (10)

  1. 主局装置と従局装置との間で双方向通信を行う通信システムであって、
    前記主局装置は、
    前記従局装置からの受信データの受信タイミングを検出するタイミング検出部と、
    前記受信タイミングに応じ前記主局装置における受信データと送信データの衝突を回避するタイミング情報を生成するタイミング情報生成部と、
    前記タイミング情報を送信データに付加するタイミング情報付加部と、
    を有し、
    前記従局装置は、
    前記主局装置から受信データから前記タイミング情報を抽出するタイミング情報抽出部と、
    前記タイミング情報に応じて前記主局装置における受信データと送信データの衝突を回避するタイミングに送信タイミングを調整するタイミング調整部と、
    を有する通信システム。
  2. 前記タイミング情報生成部は、前記タイミング情報として前記従局装置に指示する調整量を示すタイミング情報を生成し、
    前記タイミング調整部は、受信データに含まれる前記タイミング情報に含まれる調整量に応じて送信タイミングを調整する請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記タイミング情報生成部は、前記タイミング情報として前記主局装置における受信タイミングを示すタイミング情報をデータに付加し、
    前記従局装置は、前記受信タイミングに基づいて送信タイミングを調整する調整量を算出するタイミング調整量算出部を有する請求項1に記載の通信システム。
  4. 前記タイミング情報生成部は、前記タイミング情報として前記主局装置におけるデータの衝突の有無を示す情報を送信データに付加する、
    請求項1に記載の通信システム。
  5. 前記タイミング調整部は、前記送信タイミングを所定時間、早めるよう調整する請求項3又は4に記載の通信システム。
  6. 前記タイミング情報付加部は、前記主局データの先頭や末尾以外に前記タイミング情報を付加する請求項1から5のいずれかに記載の通信システム。
  7. 従局装置との間で双方向通信を行う主局装置であって、
    前記従局装置からの受信データの受信タイミングを検出するタイミング検出部と、
    前記受信タイミングに応じ前記主局装置における受信データと送信データの衝突を回避するタイミング情報を生成するタイミング情報生成部と、
    前記タイミング情報を送信データに付加するタイミング情報付加部と、
    を有する主局装置。
  8. 受信データの受信タイミングに応じて生成したタイミング情報を送信データに付加する主局装置との間で双方向通信を行う従局装置であって、
    前記主局装置から受信した受信データから前記タイミング情報を抽出するタイミング情報抽出部と、
    前記タイミング情報に応じて前記主局装置における受信データと送信データの衝突を回避するタイミングに送信タイミングを調整するタイミング調整部と、
    を有する従局装置。
  9. 主局装置と従局装置との間で双方向通信を行う通信システムの通信方法であって、
    前記主局装置は、
    前記従局装置からの受信データの受信タイミングを検出し、
    前記受信タイミングに応じ前記主局装置における受信データと送信データの衝突を回避するタイミング情報を生成し、
    前記タイミング情報を送信データに付加し、
    前記従局装置は、
    前記主局装置からの受信データから前記タイミング情報を抽出し、
    前記タイミング情報に応じて前記主局装置における受信データと送信データの衝突を回避するタイミングに送信タイミングを調整する、
    通信方法。
  10. 従局装置との間で双方向通信を行う主局装置の通信方法であって、
    前記従局装置からの受信データの受信タイミングを検出し、
    前記受信タイミングに応じ前記主局装置における受信データと送信データの衝突を回避するタイミング情報を生成し、
    前記タイミング情報を送信データに付加する、
    通信方法。
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