JP2017062586A - Pos連動型店舗監視システム - Google Patents

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Abstract

【課題】店舗の売上処理に係るPOSシステムの操作に対応付けて、ユーザが望む画像を取得するように設定可能なPOS連動型店舗監視システムを提供する。【解決手段】店舗内の光景を撮影する監視カメラと、その店舗の売上処理を行うPOSシステムとから少なくとも構成される監視システムであって、前記POSシステムへの操作に応答して売上処理を実行する売上処理部と、前記売上処理に係る電子ジャーナルを生成する電子ジャーナル生成部と、前記監視カメラが撮影した画像を前記電子ジャーナルと関連付けて記録するために、記録のトリガとなるべき操作および記録する画像に対する処理を設定する記録設定部と、前記設定に基づいて前記電子ジャーナルと前記画像とを関連付けて格納する電子ジャーナルデータ記憶部とを備えるPOS連動型店舗監視システム。【選択図】図5A

Description

この発明は、POS連動型店舗監視システムに関し、より詳細には店舗の監視カメラとその店舗の売上処理を行うPOSシステムとから少なくとも構成されるシステムに関する。
防犯的な目的のために店舗等に監視カメラを設置する事業者が増えている。
店舗等に設置された監視カメラの撮影画像は、通常画像コントローラーと呼ばれる録画装置に所定期間(例えば、24時間)のデータが記録される。よって、画像コントローラーは、レコーダーとも呼ばれる。以下、この明細書で画像コントローラー/レコーダーとも記す。
ところで、監視カメラで撮影された画像を再生する場合、防犯上の目的を伴うことが通常であり、その際に操作者は、ある特定の事象と関連する画像を素早く抽出したいと考えている。
これに関連して、ECRやPOS端末などの売上データ処理装置により作成される電子ジャーナルデータ(登録処理された商品名、個数、金額等の売上データの記録)と、オペレータによる売上データ処理装置等の操作状況を記録する操作画像とを関連付けて記録するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。ただし、この場合は主としてオペレータの操作ミスや不正操作などを検査するためである。
また、金融機関等において取引履歴としての電子ジャーナルについて、その改ざんをより困難なものとするために、顧客の顔画像、銀行カードのエンボス画像および顧客取引データとを合成して格納する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2013−25610号公報 特開2002−24905号公報
カメラの高精細化に伴って監視カメラの画像データは、より高精細なものとなっている。防犯上の目的からは好ましいが、その反面画像データの容量が増加している。
一方、電子ジャーナルは通常、画像コントローラーに記録される監視カメラ画像よりも長期に渡り保存される。電子ジャーナルと同じ期間にわたって監視カメラ画像を格納するには膨大な記憶容量が必要になる。しかし、電子ジャーナルと関連付けて保存したい画像はかならずしも、画像コントローラーに長時間にわたり記録された画像でなく、特定の操作に対応する静止画あるいは短期間の動画で十分な場合がある。即ち、画像コントローラーは、所定期間に渡って店内の各所を漏らさず記録することが目的である。POSシステムの操作と関連付けて取得したい画像は、これと方向性が異なる場合がある。即ち、特定のタイミング、特定の領域で足りる場合がある。むしろ、長期に渡って保存される電子ジャーナルの記憶容量を抑制する方がユーザの意図にかなう場合がある。
この発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであって、店舗の売上処理に係るPOSシステムの操作に対応付けてユーザが望む画像を取得するように設定可能なPOS連動型店舗監視システムを提供するものである。
この発明は、店舗内の光景を撮影する監視カメラと、その店舗の売上処理を行うPOSシステムとから少なくとも構成される監視システムであって、前記POSシステムへの操作に応答して売上処理を実行する売上処理部と、前記売上処理に係る電子ジャーナルを生成する電子ジャーナル生成部と、前記監視カメラが撮影した画像を前記電子ジャーナルと関連付けて記録するために、記録のトリガとなるべき操作および記録する画像に対する処理を設定する記録設定部と、前記設定に基づいて前記電子ジャーナルと前記画像とを関連付けて格納する電子ジャーナルデータ記憶部とを備えるPOS連動型店舗監視システムを提供する。
この発明による店舗監視システムは、記録のトリガとなるべき操作および記録する画像に対する処理を設定する記録設定部と、前記設定に基づいて前記電子ジャーナルと前記画像とを関連付けて格納する電子ジャーナルデータ記憶部とを備えるので、店舗の売上処理に係るPOSシステムの操作に対応付けてユーザが望む画像を取得するように設定可能である。
この発明による店舗監視システムの構成例を示す説明図である。 図1の店舗監視システムが設置された店舗のレイアウトの一例を模式的に示す説明図である。 図1において、画像コントローラー/レコーダー、POS端末の各メモリーに格納されるデータの一例を示す説明図である。 図1において、店舗内PCのメモリー内の電子ジャーナルデータ記憶部が格納するデータの詳細を示す説明図である。 図1において、店舗内PCのメモリー内の正像化画像データ記憶部が格納するデータの詳細を示す説明図である。 図1の店舗監視システムの取得画像を設定する設定メニューの一例を示す説明図である。 図5Aの設定メニューの設定項目を示す説明図である。 図1の店舗監視システムに係るPOS操作の一日の流れと設定メニューの項目との関係を示す説明図である。 図1の店舗監視システムに係る店舗内監視用カメラが取得する画像範囲を2分割した例を示す説明図である。 図1の店舗監視システムに係る店舗内監視用カメラで撮影される画像の一例を示す説明図である。 図1の店舗監視システムに係る画像コントローラー/レコーダーおよび店舗内PCに記録される画像の一例を示す説明図である。 電子ジャーナルと関連付けられた画像を表示させるメニュー画面の例を示す説明図である。 電子ジャーナルと関連付けられた画像を表示する画面の一例を示す説明図である(POS操作開始時の例)。 電子ジャーナルと関連付けられた画像を表示する画面の一例を示す説明図である(POS操作中の例)。 電子ジャーナルと関連付けられた画像を表示する画面の一例を示す説明図である(POS決済中の例)。 図1の店舗監視システムにおいて、撮影された画像とPOSのデータの流れを示す説明図である(POS操作のない状態の例)。 図1の店舗監視システムにおいて、撮影された画像とPOSのデータの流れを示す説明図である(POS操作中の例)。 図1の店舗監視システムにおいて、撮影された画像とPOSのデータの流れを示す説明図である(POS操作終了時の例)。 図1の店舗監視システムにおけるPOS操作開始および操作中の処理の流れを示す第1の説明図である。 図1の店舗監視システムにおけるPOS操作中の処理の流れを示す第2の説明図である。 図1の店舗監視システムにおけるPOS操作中の処理の流れを示す第3の説明図である。 図1の店舗監視システムにおけるPOS操作中の処理の流れを示す第4の説明図である。 図1の店舗監視システムにおけるPOS操作中の処理の流れを示す第5の説明図である。 図1の店舗監視システムにおけるPOS操作中の処理の流れを示す第6の説明図である。 図1の店舗監視システムにおける電子ジャーナル確認時の処理の流れを示す第1の説明図である。 図1の店舗監視システムにおける電子ジャーナル確認時の処理の流れを示す第2の説明図である。
以下、図面を用いてこの発明をさらに詳述する。なお、以下の説明は、すべての点で例示であって、この発明を限定するものと解されるべきではない。
(実施の形態1)
≪店舗監視システムの構成≫
まず、この実施形態による店舗監視システムの構成を述べる。
図1は、この発明による店舗監視システムの構成の一実施形態を示す説明図である。図1に示すように、店舗監視システム11は、主として店舗内監視用カメラ13、画像コントローラー/レコーダー15、店舗内PC17、第1POS端末21および第2POS端末23から構成される。店舗外のサーバと画像コントローラー/レコーダー15、店舗内PC17、第1POS端末21および第2POS端末23はネットワーク19で接続されてデータをやり取りできる。さらに、店舗内PCは、ネットワーク19を介して図1に図示しないサーバに接続されてそのサーバとデータをやり取りする。前記サーバは店舗監視システム11の構成要素である。
画像コントローラー/レコーダー15は、店舗内監視用カメラ13が撮影した画像を格納するメモリー15mを備える。画像コントローラー/レコーダー15は、メモリー15mとして例えばハードディスクを用いた不揮発性の記憶装置である。店舗内PC17は、売上処理に係る電子ジャーナルデータや店舗内監視用カメラ13の画像を格納するメモリー17mを備える。さらに、第1POS端末21は、そのPOS端末で行った売上処理に係るデータを記憶するメモリー21mを備える。同様に、第2POS端末23は、そのPOS端末で行った売上処理に係るデータを記憶するメモリー23mを備える。
特に、店舗内PC17が備えるメモリー17mは、電子ジャーナルデータを記憶する電子ジャーナル記憶部(図1に[m−1]で示す)と、店舗内監視用カメラ13で撮影された画像から一部を切り出した画像データを記憶する正像化画像データ記憶部(図1に[m−2]で示す)を含む。
図2は、図1のシステムが設置された店舗のレイアウトの一例を模式的に示す説明図である。図2で、店舗内監視用カメラ13は、天井部に設置されている。この実施形態における店舗内監視用カメラ13は、全方位カメラであって、一台のカメラで店舗全体の光景が撮影できる。ただし、これは一態様に過ぎず、この発明を限定するものでない。
店舗内監視用カメラ13の左方には、レジカウンター25があって、レジカウンター25の上には第1POS端末21と第2POS端末23が設置されている。レジカウンター25の側方には出入り口がある。レジカウンター25の後方には店舗の事務所があって、店舗内PC17が設置されている。なお、レジカウンター25と事務所とは壁で遮られている。店員は、壁に設けられた出入り口を通ってレジカウンター25と事務所との間を往来できる。
店舗内監視用カメラ13の右方には、商品棚27a〜27eが設置されてそれらの商品棚に商品が置かれている。
前述のように店舗内監視用カメラ13は全方位画像を撮影するが、そのうちで店舗内監視用カメラ13から主として左方側の領域が撮影された画像をPOS側画像と呼び、それに対し主として右方側の領域が撮影された画像を客側画像と呼ぶこととする。POS側画像と客側画像は、店舗内監視用カメラ13が撮影した全方位画像をトリミング処理(画像の一部の領域を切り出す処理)して得られる。
≪システムが管理するデータ≫
図3は、図1に示すそれぞれのメモリー15m、17m、21mおよび23mに格納されるデータの一例を示す説明図である。図3で、画像コントローラー/レコーダー15が有するメモリー15mには、店舗内監視用カメラ13が撮影した全方位画像の画像データが格納される。その画像データは、所定の期間、例えば24時間の期間にわたって店舗内監視用カメラ13が撮影した動画(時系列的に複数のコマからなる画像)である。
店舗内PCが有するメモリー17mは、メモリー15mに格納された全方位画像から少なくとも時間的にあるいは領域的にその一部を切り出した画像を格納する。より具体的には、魚眼レンズで撮影された全方位画像から一部を切り出して画像歪みを軽減してなる正像化画像データを正像化画像データ記憶部に格納する。全方位画像から正像化画像データへの変換は、この実施形態においては店舗内PCが行うものとしている。
さらに、第1POS端末21および第2POS端末23を用いて行われた売上処理に係る電子ジャーナルデータを電子ジャーナルデータ記憶部に格納する。さらに、電子ジャーナルデータ記憶部は、店舗の売上げを集計した売上集計データ、その店舗が扱う商品についてのデータベースである商品マスターデータを格納する。
なお、後述するように、電子ジャーナルデータと正像化画像データとは対応付けられている。第1POS端末21および第2POS端末23のぞれぞれで行われた各売上処理の端末毎の記録である電子ジャーナルデータについて、各売上処理に対してそれぞれ正像化画像データが関連付けられている。
図4Aは、メモリー17m内の電子ジャーナルデータ記憶部が格納する電子ジャーナルデータの詳細を示す説明図である。
図4Aに示すように、電子ジャーナルデータは、各POS端末について、そのPOS端末で操作を行った取引の内容が記録され蓄積されたデータである。各POS端末で行われたそれぞれの取引に対して発行されたレシートの内容が集積されたデータといえる。
それぞれのPOS端末に対応する電子ジャーナルデータは一枚のレシートに対応する取引、即ち売上処理について、「取引基本情報」と「取引記録」から構成される。
「取引基本情報」は、POS端末の端末番号、伝票番号、担当者番号、POS操作の開始日時および終了日時の情報を含む。
「取引記録」は、具体的な取引、即ち売上の内容を示すデータで有り、その取引で発行されたレシートと同一の内容である。具体的には、端末番号、取引日時、伝票番号および担当者番号と、売上げた商品の商品名、単価、単価の合計額、税額、合計額と税額の総計および顧客が手渡した現金額と釣銭の額である。
図4Bは、メモリー17m内の正像化画像データ記憶部が格納する正像化画像データの詳細を示す説明図である。
図4Bに示すように、電子ジャーナルデータの各取引に対応して少なくとも1つの正像化画像データが格納される。
1つの正像化画像データは、「取引情報」、「画像基本情報」と「正像化画像」で構成される。取引情報は、記録画像に対応する電子ジャーナルデータの取引基本情報のデータである。
画像基本情報は、画像記録開始日時と画像記録終了日時を格納する。正像化画像は、1以上の静止画像または複数コマからなる動画で構成される。画像基本情報に格納される画像記録開始日時は、最先の静止画像またはコマが記録された日時である。これに対して画像記録終了日時は、最後の静止画像またはコマが記録された日時である。「正像化画像」が一枚の静止画の場合、画像記録開始日時と画像記録終了日時は同一の日時になる。
≪POS操作と取得画像との関連付け≫
この実施形態で、一つの取引に対応して記録すべき「正像化画像」の内容と電子ジャーナルデータとの関連付けは、このシステムが提供する設定メニューを用いて、ユーザが予め設定しておく。例えば、「正像化画像」の内容として、全方位画像から切り出されたPOS側画像と客側画像の何れか一方または両方を設定メニューで設定できる。また、そのPOS側画像や客側画像を切り出すトリガとなる操作を、第1POS端末21および第2POS端末23について、共通してあるいは個別で前記設定メニューにより設定できる。
この実施形態では、例えばPOS端末の売上処理(取引)の「操作開始」、「操作中」および「決済中」の各操作について、それぞれの操作をトリガとして正像化画像を記録するか否かを設定メニューによって設定できる。
この設定によって、第1POS端末21または第2POS端末23に対して予め設定された操作がなされた場合に、予め設定された内容に沿った正像化画像が正像化画像データとして記録される。例えば、一つの取引について、
1:「操作開始」がなされたことをトリガに客側画像を記録し、
2:「操作中」であることをトリガにPOS側画像を記録し、
3:「決済中」であることをトリガにPOS側画像および客側画像を記録する
ように設定メニューを用いて予め設定しておくことができる。
この設定に基づいて、1つの取引について合計4つの画像からなる「正像化画像」を有する1つの正像化画像データが作成され、前記取引に係る電子ジャーナルデータに対応付けられる。
図5Aは、正像化画像と電子ジャーナルデータとの関連付け、換言すれば正像化画像を記録するトリガの操作の設定と記録する正像化画像の内容とを設定する設定メニュー(取得画像設定メニュー)の一例を示す説明図である。この実施形態で、店舗内PC17、第1POS端末21および第2POS端末23は、それぞれが表示部としてのディスプレイを有している。図5Aで、取得画像設定メニュー31は、店舗内PC17が有するディスプレイに表示されてもよい。あるいは、第1POS端末21や第2POS端末23が有する表示部に表示されてもよい。
図5Aで、トリガとすべきPOSシステムへの操作は、取得画像設定メニュー31において縦方向に並ぶ3つの項目で示される。即ち、「商品売上登録 操作開始」、「商品売上登録 操作中」および「商品売上 決済中」の3項目である。ただし、図5Aに示す画面は4つある設定メニュー画面の1つに過ぎず、他の3つのメニュー画面(図5Aに図示せず)と合わせて11項目におよぶ操作について設定が可能である。
一方、正像化画像の内容については、取得画像設定メニュー31の横方向に並ぶ「POS側画像」と「客側画像」についてそれぞれ選択可能である。
これら、縦横3×2の項目につき、「Yes」と「No」の選択肢を提供する12個の操作キーが用意されている。ユーザは、それらの操作キーを用いて組合せを選択できる。
例えば、図5Aでは、「商品売上登録 操作開始」の操作をトリガに「客側画像」を取得する(「Yes」の設定)が、「POS側画像」は取得しない(「No」の設定)。太字の操作キーは選択された状態を示している。
図5Aには図示しないが、取得画像の設定メニューは、さらに各項目についてあるいは一括で、動画を記録するか静止画を記録するかの選択が用意されてもよい。動画の場合、記録開始から記録終了までの期間が指定できてもよい。さらに、静止画の場合、繰り返し静止画を記録してもよく、その場合の繰り返しの時間間隔が指定できてもよい。
図5Bは、図5Aに示されないものを含めた11項目全てと、その設定例を示している。
なお、図5Bに示す11項目の具体的な操作は、次の通りである。
第1項目の「商品売上登録 操作開始」は、新たな取引(売上処理)の開始に対して予め定められたPOS端末の操作キーが押される操作である。この明細書で、POS操作開始あるいは単に操作開始ともいう。
第2項目の「商品売上登録 操作中」は、第1項目の操作キーが押されてから、決済実行に対して予め定められたPOS端末の操作キーが押されるまでに、バーコードを読取ったり操作キーが押されたりする操作である。この明細書で、POS操作中あるいは単に操作中とも呼ぶ。
第3項目の「商品売上 決済中」は、第2項目で述べた決済実行に係る操作キーの操作や、その後レシートが発行されるまでに操作キーが押される操作である。この明細書で、POS決済中あるいは単に決済中ともいう。
図5Bの設定は、例えばPOS操作開始時には、店員の注意がPOS端末付近に集中するので、防犯のために店舗の売り場、即ち客側画像を取得する。POS操作中は店員の操作ミスがないかを記録するために、POS側が画像を取得する。決済中は、代金や釣銭等の受け渡しが不正や誤りがなく行われているかを記録すると共に、店員の注意が決済に駐中するので、客側画像も取得するといったように、各局面で異なる目的に基づいて画像を選択している。
第4項目の「商品マスタ設定 操作開始」は、商品が入荷した場合やタイムサービスなどで商品マスタの設定を変更する場合につき、商品マスタの変更開始を示す操作である。
第5項目の「商品マスタ設定 操作中」は、前述の商品マスタの変更開始の操作後、商品マスタ変更終了を示す操作がなされるまでの間に、POS端末の操作キーが押される操作である。
第6項目の「売上高点検/精算 操作開始」は、定期的な売上高報告の際や、閉店直前に店舗の売上高の点検や精算が行われるところ、その開始を指示する操作がなされた場合である。
第7項目の「売上高点検/精算 操作(レポート印刷)中」は、第6項目の開始操作が行われた後、売上高の点検や精算に係る操作やレポートの印刷を行う操作がなされた場合である。
第8項目の「開店処理 操作開始」は、店舗の開店の際にPOSシステムの起動を指示する操作がなされた場合である。
第9項目の「開店処理 操作中」は、第8項目の起動操作が行われた後、POSシステムの準備に係る操作がなされた場合である。
第10項目の「閉店処理 操作開始」は、店舗の閉店の際にPOSシステムの終了準備を指示する操作がなされた場合である。
第11項目の「閉店処理 操作中」は、第10項目の終了準備の指示がなされてから、POSシステムを停止させるまでに操作がなされた場合である。
図6は、店舗の開店から閉店までの間に行われる通常の処理と図5Bに示すPOS操作状態との関係を示す説明図である。
図6に示すように、店舗の開店時にはPOSシステムを稼働状態にして開店後の売上処理ができるように開店処理を行う。図5Bに示す第8および第9項目に係る処理である。
一方、店舗の閉店時には、POSシステムを停止状態にするための閉店処理を行う。図5Bに示す第10および第11項目に係る処理である。
開店から閉店までの間に、顧客が購入する商品について売上処理を行う。図5Bに示す第1〜第3項目に係る処理である。
また、商品が入荷した際や、タイムサービスを行う場合などは、商品マスタを更新、変更する処理を行う。図5Bに示す第4および第5項目に係る処理である。
さらにまた、定期的な売上高報告や閉店直前の段階で、売上高の点検および精算を行う。図5Bに示す第6および第7項目に係る処理である。
図7は、図5Aの取得画像設定メニュー31におけるPOS側画像と客側画像がそれぞれカバーする領域を模式的に示す説明図である。図7に示す店舗レイアウトは、図2に対応している。POS側画像は、図7に示すPOS側画像領域41で示す領域をほぼカバーする画像である。即ち、店舗内監視用カメラ13の左方の画像である。一方、客側画像は、図7に示す客側画像領域43をほぼカバーする画像である。即ち、店舗内監視用カメラ13の右方の画像である。
≪監視カメラが撮影する全方位画像および正像化画像の例≫
図8Aは、図1の店舗監視システムに係る店舗内監視用カメラで撮影される店舗の光景の一例を示す説明図である。図8Aの画像は、図2に示す店舗レイアウトに対応しており、天井部の店舗内監視用カメラ13で撮影された全方位画像である。図2との対応を分かり易くするために、第1POS端末21、第2POS端末23およびレジカウンター25に符号を付している。
図8Bは、図1の店舗監視システムに係る画像コントローラー/レコーダーおよび店舗内PCに記録される画像の一例を示す説明図である。図8Bにおいて、左側の画像は店舗内監視用カメラ13から出力されて画像コントローラー/レコーダー15に記録される画像データ、即ち図8Aの光景に対応する画像データである。店舗内PC17は、画像コントローラー/レコーダー15に記録された全方位画像の一部の領域を切り出し、かつ、画像の歪みを軽減する正像化処理を行ったうえで画像を記録する。この実施形態では、全方位画像からPOS側の領域と客側の領域を切り出し、それぞれPOS側画像と客側画像として記録する。POS側画像、客側画像は、図7に示すPOS側画像領域41および客側画像領域43にそれぞれ対応している。なお、店舗内監視用カメラ13が高解像度であって、トリミング後の画像データの容量がなお大きい場合、解像度を落としたり画像圧縮を行ったりして画像データの容量を小さくしてもよい。
≪電子ジャーナルに関連付けられた画像の表示例≫
続いて、図5Aの取得画像設定メニューでPOSシステムの操作に関連付けられて取得された画像を、前記POS操作に係る売り上げ処理の電子ジャーナルと対応付けて確認する機能について説明する。
図9Aは、電子ジャーナルと関連付けられた画像を表示させるメニュー画面の例を示す説明図である。このメニュー画面は、店舗内PC17が有するディスプレイに表示される。あるいは、第1POS端末21が有するディスプレイに表示されてもよいし、第2POS端末23が有するディスプレイに表示されてもよい。図9Aでは、それらのディスプレイ装置を表示部51として表している。以下では、店舗内PC17のディスプレイに表示されるものとする。
ここで、図9B〜図9Dは、電子ジャーナルと関連付けられた画像を表示する画面の一例を示す説明図である。図9BはPOS操作開始時、図9CはPOS操作中、図9DはPOS決済中の例をそれぞれ示している。即ち、図5B第1〜3項目に示す設定に従い、POS操作開始時は客側画像、POS操作中はPOS側画像、決済中はPOS側画像と客側画像の両方がそれぞれ取得されているものとする。
電子ジャーナルを確認したいユーザから店舗内PC17(あるいは、第1POS端末21や第2POS端末23)が所定の操作を受け付けると、操作を受け付けた店舗内PC17等は、その操作に応答して図9Aの画面を表示する。図9Aで、表示部51の画面の左半分は電子ジャーナル表示領域53である。表示すべき電子ジャーナルは、日時、POS端末、担当者あるいは伝票番号等によって指定される。右半分はメニュー/画像表示領域55である。表示部51は、タッチパネルを備えており、ユーザが表示部51の画面に触れるとその操作に応答して店舗内PC17等が処理を行う。
電子ジャーナル表示領域53の右端にはスクロールバー53aがある。店舗内PC17等は、スクロールバー53aが操作されると電子ジャーナルの表示をスクロールさせる。また、所定の操作によって取引の単位で電子ジャーナルの表示をスクロールさせたり、伝票番号や日時を指定して該当する取引のデータを検索したりできる。
図9Aで、背景が灰色の部分は、選択された取引を示している。選択は、その取引に係る電子ジャーナルの表示領域がタッチされたことによって行われる。
メニュー/画像表示領域55には、「監視カメラ画像を見る」と記された画像表示ボタン55aと、「終了」と記された終了ボタン55bが表示されている。画像表示ボタン55aがタッチされると、店舗内PC17は、電子ジャーナル表示領域53で選択された取引に関連付けられて格納された画像がメニュー/画像表示領域55に表示される。終了ボタン55bがタッチされると、図9Aに示す画面の表示を終了する。
図9B〜図9Dは、画像表示ボタン55aがタッチされてメニュー/画像表示領域55に画像が表示されている様子を示す。上側に客側画像表示領域55cがあり、下側にPOS側画像表示領域55dがある。この実施形態で、各画像は複数コマの動画である。表示される画像は、選択された取引についてPOS操作が行われた順に再生される。即ち、POS操作開始時に対応付けて記録された客側画像(図9B)、POS操作中に対応付けて記録されたPOS側画像(図9C)、POS決済中に対応付けて記録された客側画像およびPOS側画像(図9D)が順次再生される。ただし、図5Bに示す設定に従い、POS操作中は客側画像のみ、POS操作中はPOS側画像のみ、決済中は両方の画像が再生される。
なお、POS側画像表示領域55dの下方には、巻戻しボタン55e、再生ボタン55f、停止ボタン55gおよび早送りボタン、55hが配置されており、それぞれのボタンがユーザにタッチされると、店舗内PC17はそのボタンに応じて画像の再生を制御する。終了ボタン55bが押されると、画像の再生を停止して図9Aの画面に戻る。
≪画像とPOSのデータの流れ≫
図10A〜図10Cは、図1の店舗監視システムにおいて、撮影された画像とPOSのデータの流れを示す説明図である。
図10Aは、POSシステムに対する操作が行われていない状態で、店舗内監視用カメラ13で撮影された店舗の全方位画像が画像のデータが画像コントローラー/レコーダー15のメモリー15mに記録されることを示している。
図10Bは、POSシステムが操作中、即ち操作開始、操作中および決済中のデータの流れを示している。店舗内監視用カメラ13で撮影された店舗の全方位画像が画像のデータが画像コントローラー/レコーダー15のメモリー15mに記録される。さらに、全方位画像のデータあるいはその一部を切り出した画像データが、画像コントローラー/レコーダー15から店舗内PC17に送られ、店舗内PC17で正像化画像に変換されてメモリー17mに記録される。
また、POS端末(図10Bの例では第1POS端末21)で操作されたPOSシステムの操作に係るデータおよび売り上げ処理に係るデータが、店舗内PC17に送られてメモリー17mに格納される。店舗内PC17は、第1POS端末21から受信した操作に係るデータをメモリー17mに格納する。さらに、その操作に基づいて、画像コントローラー/レコーダー15に画像を要求して取得する。さらに、取得した画像データを正像化画像に変換し電子ジャーナルに関連付けてメモリー17mに格納する。
図10Cは、POS操作が終了する際のデータの流れを示す。即ち、一つの取引が終了する際のデータの流れである。取引終了時に、その取引に係る電子ジャーナルのデータが第1POS端末21から店舗内PC17へ送られる。
≪操作中の処理の流れ≫
図11A〜図11Fは、図1に示す店舗監視システム11における店舗内監視用カメラ13、画像コントローラー/レコーダー15、店舗内PC17およびPOS端末の各要素における処理の流れを示す説明図である。横軸方向にこれら4つの要素を並べ、各要素で行われる処理を縦軸方向に時系列的に示している。なお、これらの図は、図5Aで示されている設定の場合の例を示している。
図11Aに項目1で示す「POS操作開始前」は、図10Aに対応する状態である。
以下、図11Aの項目2、図11Bの項目3および4、図11Cの項目5、図11Dの項目6ならびに図11Eの項目7は、図10Bに対応する一連の状態である。
図11Fの項目8は、図10Cに対応する状態である。
図11Aに示す項目1において、店舗内監視用カメラ13で撮影された全方位画像データが画像コントローラー/レコーダー15へ送られる。画像コントローラー/レコーダー15は、受信した画像をメモリー15mに記録する(画像記録1)。
図11A〜図11Bに示す項目2において、項目1と同様に画像コントローラー/レコーダー15は、受信した画像をメモリー15mに記録する(画像記録1)。POS端末(例えば、第1POS端末21)の操作が開始されると、店舗内PC17は、メモリー17mにその取引に係るデータを格納する準備を行う。そして、画像コントローラー/レコーダー15に画像を要求する。画像コントローラー/レコーダー15から画像が送られると(画像転送)、店舗内PC17は、取得した画像のうち客側の画像を正像化画像に変換し(画像変換1)、POS操作開始時の正像化画像データとしてメモリー17mに格納する(画像記録2)。
図11Bに示す項目3は、POS端末の操作が開始された後、操作がない状態(入力待ちの状態)、または、テンキー入力など電子ジャーナルの記録に関連しない操作が行われている状態を示す。その場合、項目1と同様に画像コントローラー/レコーダー15は、店舗内監視用カメラ13から受信した全方位画像をメモリー15mに記録する(画像記録1)。そしてさらに、全方位画像を店舗内PC17に転送する(画像転送)。店舗内PC17は、受信した全方位画像から客側の正像化画像を生成し(画像変換1)、メモリー17mに記録する(画像記録2)。
図11B〜図11Cに示す項目4は、POS端末の操作が開始された後、最初の商品の売上登録処理が行われる状態を示している。POS端末は、売上登録に係るデータを電子ジャーナルに追加する。また、POS操作状態であることを店舗内PC17に通知する。その通知に応答して店舗内PCは、POS操作開始時の正像化画像データの記録を終了し、代わってPOS操作中の正像化画像の記録の開始するための準備を行う。そして、項目1と同様に画像コントローラー/レコーダー15は、店舗内監視用カメラ13から受信した全方位画像をメモリー15mに記録する(画像記録1)。そしてさらに、全方位画像を店舗内PC17に転送する(画像転送)。店舗内PC17は、受信した全方位画像からPOS側の正像化画像を生成し(画像変換2)、POS操作中の正像化画像データとしてメモリー17mに記録する(画像記録2)。
図11Cに示す項目5は、商品売上登録の処理が継続中の状態を示す。画像コントローラー/レコーダー15は、店舗内監視用カメラ13からの全方位画像を受信して記録し(画像記録1)、店舗内PC17に画像を転送する(画像転送)。店舗内PCは、受信した画像のうちPOS側の領域を正像化画像に変換して(画像変換2)記録する(画像記録2)。一方、POS端末は、売上登録に係るデータを電子ジャーナルに追加する。
図11D〜図11Eに示す項目6は、商品売上登録が行われた後、決済が開始された状態を示す。この場合、POS端末は、決済の内容を電子ジャーナルに追記し、決済中であることを店舗内PCに通知する。通知を受けた店舗内PCは、POS操作中の正像化画像データの記録を終了し、代わってPOS決済中の正像化画像の記録の開始するための準備を行う。画像コントローラー/レコーダー15は、店舗内監視用カメラ13からの全方位画像を受信して記録し(画像記録1)、店舗内PC17に画像を転送する(画像転送)。店舗内PCは、受信した画像のうち客側の領域を正像化画像に変換して(画像変換1)記録する(画像記録3)さらに、POS側の領域を正像化画像に変換して(画像変換2)、記録する(画像記録4)。
図11Eに示す決済継続中の状態は、クレジットや現金など複数の決済が行われて処理が継続している状態である。POS端末は、決済の内容を電子ジャーナルに追記する。画像コントローラー/レコーダー15は、店舗内監視用カメラ13からの全方位画像を受信して記録し(画像記録1)、店舗内PC17に画像を転送する(画像転送)。店舗内PCは、受信した画像のうち客側の領域を正像化画像に変換して(画像変換1)記録する(画像記録3)さらに、POS側の領域を正像化画像に変換して(画像変換2)、記録する(画像記録4)。
図11Fに示す決済完了時は、決済が終了してレシートが発行される際の状態を示している。POS端末は、レシートを発行し、その取引に係る電子ジャーナルのデータの生成を完了する。そして、その取引に係る電子ジャーナルデータを店舗内PC17に送信する。店舗内PC17は、電子ジャーナルデータを受信すると、既になされた取引の電子ジャーナルデータと同様にその電子ジャーナルデータをメモリー17mに追加する。
さらに、POS端末から、操作終了の通知を受けると、電子ジャーナルに関連付けた画像の取得を終了するために、画像コントローラー/レコーダー15にその旨を通知する。
以上のようにして、一つの取引について、電子ジャーナルと関連付けた正像化画像が記録される。
≪電子ジャーナル確認時の処理≫
図12Aおよび図12Bは、この実施形態において、画像と関連付けられた電子ジャーナルデータを確認する際の処理を示すフローチャートである。なお、これらの図は、図5Aで示されている設定の場合の例を示している。フローチャートに沿って処理を説明する。なお、この実施形態で、電子ジャーナルデータおよびそれに関連付けられた画像は店舗内PC17のディスプレイに表示され、従って処理の主体は店舗内PC17とする。しかし、それに限らず第1POS端末21や第2POS端末23のディスプレイに表示され、処理の主体がそれらであってもよい。或いは、図1に図示しないサーバであってもよい。
店舗内PC17が予め定められた電子ジャーナルの確認操作を受付けると、どの電子ジャーナルのどの取引を確認するかをユーザが選択するための画面(図示せず)を表示部に表示させる。検索項目としては、日時、端末番号、伝票番号、担当者番号の少なくとも何れかを指定できる。
検索情報が入力されると(ステップS11)、店舗内PC17は、メモリー17mに記録されている1以上の電子ジャーナルデータの「取引基本情報」にアクセスする。そして、入力された検索情報を検索キーとして電子ジャーナルデータを検索し、合致する電子ジャーナルデータを抽出する(ステップS13)。そして、抽出された電子ジャーナルデータを表示部51の電子ジャーナル表示領域53(図9A参照)に表示させる(ステップS15)。さらに、メニュー/画像表示領域55に、画像表示ボタン55aおよび終了ボタン55bを表示させる(ステップS17)。
その状態で、画像表示ボタン55aが押されたか(ステップS19)、あるいは電子ジャーナル表示領域53の何れかの箇所がタッチされたか否かを監視する(ステップS21)。
いずれのボタンも押されなかった場合は、続いて終了ボタン55bが押されたかを監視する(ステップS23)。終了ボタンが押された場合は、処理を終了する(ステップS23のYes)。
前記ステップS19またはS21で、画像表示ボタン55aまたは電子ジャーナル表示領域の何処かがタッチされたら、メニュー/画像表示領域55に画像の再生を制御する巻戻しボタン55e、再生ボタン55f、停止ボタン55gおよび早送りボタン55hを表示させる(ステップS31)。そして、メモリー17m内に記録された正像化画像データの「取引情報」を検索し、前記抽出の電子ジャーナル記録の「取引基本情報」に一致する正像化画像データを抽出する(ステップS33)。正像化画像データはPOS操作状態によって、「POS操作開始時」、「POS操作中」、「POS決済中・客側」および「POS決済中・POS側」の4種類がある(図4B参照)。
店舗内PC17は、抽出した正像化画像ファイルのうち「POS操作開始」ファイルの最初の画像を、メニュー/画像表示領域55内の客側画像表示領域55cに表示する(ステップS35)。図5Bに示すように、この実施形態において、POS操作開始時は客側画像のみを取得するように設定されており、それに従って客側画像表示領域55cのみに客側画像を表示する。なお、POS操作中はPOS側画像のみを取得し、決済中は客側画像とPOS側画像の両方を取得するように設定されている。
この実施形態で、POS操作開始時の客側画像は複数コマからなる動画として記録されているが、最初は再生を停止の状態としてコマ送りはしないようにする(ステップS37)。
続いて、店舗内PC17は、メニュー/画像表示領域55内にあって画像の再生を制御する巻戻しボタン55e、再生ボタン55f、停止ボタン55gおよび早送りボタン55hの何れかが操作されたか否かを調べる(ステップS41)。さらに、終了ボタン55bがタッチされたか否かを調べる(ステップS43)。終了ボタン55bが押された場合は(ステップS43のYes)、画像再生を終了し(ステップS49)、メニュー/画像表示領域55の画像表示を消して図9Aに示す表示を行う(ステップS51)。その後、ルーチンは図12AのステップS17へ進んで、画像表示ボタン55aまたは終了ボタン55bの操作を監視する。
終了ボタン55b以外の操作ボタンがタッチされた場合(ステップS43のNo)、タッチされたボタンに応じて再生の状態を変更する(ステップS45)。即ち、再生ボタン55fがタッチされたら再生の状態を再生中にする。早送りボタン55hがタッチされたら再生の状態を早送りにする。巻戻しボタン55eがタッチされたら再生の状態を巻戻しにする。そして、停止ボタン55gがタッチされたら画像の再生を停止させる(ステップS47)。
そして、店舗内PC17は、対象の画像の再生が終了したか否か、即ち、最後のコマまで再生したかを調べる(ステップS53)。再生がまだ終了していなければ(ステップS53のNo)、ルーチンはステップS41へ戻り操作ボタンの監視を続ける。
一方、再生が終了したら、次に再生すべき画像を調べてあればその画像の最初のコマを設定に応じて表示する(ステップS55)。そして、ルーチンはステップS41へ戻り操作ボタンの監視を続ける。
即ち、再生中または早送りの場合、POS操作開始時の画像の再生または早送りが終了したら、続いてPOS操作中の画像の最初のコマを表示する。図5Bの設定に従い、POS操作中はPOS側画像のみを表示する。POS操作中の画像の再生または早送りが終了したら、決済中の画像の最初のコマを表示する。図5Bの設定に従い、決済中は客側画像とPOS側画像の両方を表示する。
巻戻しの場合、決済中の画像の再生が終了したら、続いてPOS操作中の画像の最後のコマを表示する。図5Bの設定に従い、POS操作中はPOS側画像のみを表示する。POS操作中の画像の巻戻しが終了したら、POS操作開始時の画像の最後のコマを表示する。図5Bの設定に従い、POS操作開始時は客側画像のみを表示する。
(実施の形態2)
実施の形態1において、POSシステムは、第1POS端末21および第2POS端末23、店舗内PC17および図示しないサーバから構成されるとした。
ただし、その他に種々のPOSシステムの態様が考えられ、この発明の本質はPOSシステムの具体的態様によって限定されない。例えば、店舗内PC17と前記サーバとが一体の構成でもよいし、POS端末と店舗内PC17とが一体の構成でもよい。前記サーバは店舗内に設置されてもよいが、店舗外に設置されてもよい。さらに、POS端末と店舗内PCとサーバの機能が一体の態様であってもよい。POS端末の数は図1の2台に限らず、1台でも複数台でもよく、特に限定されない。
(実施の形態3)
実施の形態1において、全方位画像から正像化画像データへの変換は、店舗内PCが行うものとして説明した。しかし、それに限らず例えば画像コントローラー/レコーダー15が画像処理を行ってもよい。
(その他の実施形態)
実施の形態1では、監視カメラである店舗内監視用カメラが撮影した全方位画像をPOS側画像と客側画像に2分割して切り出すものとしている。しかし、この態様に限らず、全方位画像から3以上の画像を切り出してもよいし、より狭い領域を切り出すようにしてもよいし、あるいは逆により広い領域を切り出すようにしてもよい。
また、監視カメラが撮影する画像は全方位画像に限らない。その場合に、各項目について監視カメラの向き(パン)やズーム倍率が指定できてもよい。
さらにまた、監視カメラが店舗に複数台設置されてもよく、各項目について画像を取得する監視カメラが選択できてもよい。
取得画像は、動画を記録するか静止画を記録するかが選択できてもよい。動画の場合、記録開始から記録終了までの期間が指定できてもよい。静止画の場合、静止画を繰り返し記録できてもよく、その繰り返しの時間間隔や繰り返しの最大の回数が選択できてもよい。
以上に述べたように、
(i)この発明によるPOS連動型店舗監視システムは、店舗内の光景を撮影する監視カメラと、その店舗の売上処理を行うPOSシステムとから少なくとも構成される監視システムであって、前記POSシステムへの操作に応答して売上処理を実行する売上処理部と、前記売上処理に係る電子ジャーナルを生成する電子ジャーナル生成部と、前記監視カメラが撮影した画像を前記電子ジャーナルと関連付けて記録するために、記録のトリガとなるべき操作および記録する画像に対する処理を設定する記録設定部と、前記設定に基づいて前記電子ジャーナルと前記画像とを関連付けて格納する電子ジャーナルデータ記憶部とを備えることを特徴とする。
この発明において、店舗は、業種、規模等を問わないが、監視カメラとPOSシステムが設置されたものである。その具体的な態様の典型例として、コンビニエンスストアが挙げられるが、これに限定されない。
監視カメラは、防犯等の目的のために店舗の光景を撮影するものである。ただし目的は防犯に限らず、マーケティングや商品の仕入れ、店員のPOSシステム等の操作の記録などであってもよく、特に限定されない。監視カメラは、例えば店舗の天井に設置された全方位カメラであってもよいが、全方位カメラに限定されるものでなく、設置台数、設置箇所も限定されない。通常、1以上の監視カメラからの映像は画像コントローラー/レコーダーに送られて記憶される。ただし、この発明に係る態様として、単体の画像コントローラー/レコーダーが存在せず、画像コントローラー/レコーダーの機能がPOSシステムに含まれていてもよい。例えば、POSシステムの店舗内PCが画像コントローラー/レコーダーとしての機能を兼ねる態様である。
また、POSシステムは、店舗の売上処理を行うものである。POSシステムの具体的な態様は、例えば、店舗に設置される少なくとも1台のPOS端末と、店舗内PCと、店舗内または店舗外に設置されるサーバとがネットワークで接続されたシステムである。ここでネットワークは有線、無線を問わない。
ただし、POSシステムの態様はこれに限定されない。例えば、店舗内PCとサーバとが一体の構成でもよい。あるいは、POS端末と店舗内PCとが一体の構成でもよい。さらに、POS端末と店舗内PCとサーバの機能が一体となった構成であってもよい。この場合、POSシステムは高い処理能力を備えたECRともいえる。その一体化されたPOSに、端末としての機能を備えた1以上のPOS端末がネットワークで接続された態様であってもよい。
さらにまた、売上処理は、その店舗の商品やサービスの売上を計算、管理する処理である。その具体的な態様は、例えば、コンビニエンスストアで顧客に販売した商品の売上金額を計算し、決済を行う処理である。
この発明において、電子ジャーナルは、POSシステムによって作成される売上処理に係る記録である。即ち、その店舗で売上処理がされ、決済がなされた商品やサービスの名称、数量、金額等の売上データの記録である。
さらに、この発明の好ましい態様について説明する。
(ii)前記記録設定部が設定する画像に対する処理は、前記監視カメラが撮影した画像から一部領域を切り出す処理であってもよい。
このようにすれば、監視カメラが撮影する店舗の光景のうちでユーザにとって関心のある領域を切り出して記録することができ、それによってまた、記録に必要なデータ容量が抑制できる。
(iii)前記監視カメラは店舗内の光景を逐次撮影して複数コマからなる画像を出力し、前記記録設定部が設定する画像に対する処理は、複数コマの画像のうち前記トリガの操作と関係で定まる一部のコマを記録する処理であってもよい。
このようにすれば、複数コマからなる動画のうちで、トリガの操作と関連する一部のコマだけを記録するので、ユーザにとって関心のあるコマを記録することができ、それによってまた、記録に必要なデータ容量が抑制される。
(iv)前記記録設定部が設定可能な操作は、売上処理の開始に係る操作、売上登録に係る操作および売上決済に係る操作の少なくとも何れかを含んでもよい。
このようにすれば、店員が操作に集中しているときに、例えば店舗の売り場等、その店員が注意を向けにくい箇所の光景を記録することができる。
(v)前記POSシステムは、電子ジャーナルとその電子ジャーナルに関連付けて格納された画像とを同時に表示する表示部をさらに備えてもよい。
このようにすれば、電子ジャーナルに関連付けて格納された画像を再生するとき、どの売上処理を行ったときに記録された画像であるかを容易に認識することができる。
(vi)前記監視カメラが、全方位カメラであってもよい。
このようにすれば、店舗全体の光景を全方位カメラで撮影して記録に残すことができ、あるいはそのうち必要な領域のみを切り出して記録することができる。
この発明の好ましい態様には、上述した複数の態様のうちの何れかを組み合わせたものも含まれる。
前述した実施の形態の他にも、この発明について種々の変形例があり得る。それらの変形例は、この発明の範囲に属さないと解されるべきものではない。この発明には、請求の範囲と均等の意味および前記範囲内でのすべての変形とが含まれるべきである。
11:店舗監視システム、 13:店舗内監視用カメラ、 15:画像コントローラー/レコーダー、 17:店舗内PC、 19:ネットワーク、 21:第1POS端末、 23:第2POS端末、 15m,17m,21m,23m:メモリー、 25:レジカウンター、 27a,27b,27c,27d,27e:商品棚、 31:取得画像設定メニュー、 41:POS側画像領域、 43:客側画像領域、 51:表示部、 53:電子ジャーナル表示領域、 53a:スクロールバー、 55:メニュー/画像表示領域、 55a、画像表示ボタン、 55b:終了ボタン、 55c:客側画像表示領域、 55d:POS側画像表示領域、 55e:巻戻しボタン、 55f:再生ボタン、 55g:停止ボタン、 55h:早送りボタン

Claims (6)

  1. 店舗内の光景を撮影する監視カメラと、その店舗の売上処理を行うPOSシステムとから少なくとも構成される監視システムであって、
    前記POSシステムへの操作に応答して売上処理を実行する売上処理部と、
    前記売上処理に係る電子ジャーナルを生成する電子ジャーナル生成部と、
    前記監視カメラが撮影した画像を前記電子ジャーナルと関連付けて記録するために、記録のトリガとなるべき操作および記録する画像に対する処理を設定する記録設定部と、
    前記設定に基づいて前記電子ジャーナルと前記画像とを関連付けて格納する電子ジャーナルデータ記憶部とを備える
    POS連動型店舗監視システム。
  2. 前記記録設定部が設定する画像に対する処理は、前記監視カメラが撮影した画像から一部領域を切り出す処理である請求項1に記載のシステム。
  3. 前記監視カメラは店舗内の光景を逐次撮影して複数コマからなる画像を出力し、
    前記記録設定部が設定する画像に対する処理は、複数コマの画像のうち前記トリガの操作と関係で定まる一部のコマを記録する処理である請求項1に記載のシステム。
  4. 前記記録設定部が設定可能な操作は、売上処理の開始に係る操作、売上登録に係る操作および売上決済に係る操作の少なくとも何れかを含む請求項1〜3の何れか一つに記載のシステム。
  5. 前記POSシステムは、電子ジャーナルとその電子ジャーナルに関連付けて格納された画像とを同時に表示する表示部をさらに備える請求項1〜4の何れか一つに記載のシステム。
  6. 前記監視カメラが、全方位カメラである請求項1〜5の何れか一つに記載のシステム。
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