JP2017061632A - 非水分散型樹脂組成物、その製造方法、及び塗料 - Google Patents

非水分散型樹脂組成物、その製造方法、及び塗料 Download PDF

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幸次 徳永
哲 岸上
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哲 岸上
香代子 福島
Kayoko Fukushima
香代子 福島
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Abstract

【課題】高耐候性の塗膜を形成することが可能で、かつ塗装作業性に優れた塗料に有用な非水分散型樹脂組成物を提供する。【解決手段】有機溶剤(A)と、フッ素原子を有する単量体(b1)、水酸基を有するビニルエーテル単量体(b2)、及びビニルエステル単量体(b3)を必須原料とするフッ素共重合体(B)からなる分散安定剤と、水酸基を有するアクリル重合体(C)からなる分散粒子とを含有する非水分散型樹脂組成物であって、前記有機溶剤(A)が脂肪族炭化水素及び/又は脂環式炭化水素を35質量%以上含有するものであり、前記アクリル重合体(C)の水酸基価が25〜150であり、前記フッ素共重合体(B)と前記アクリル重合体(C)との質量比[(B)/(C)]が15/85〜75/25であることを特徴とする非水分散型樹脂組成物を用いる。【選択図】なし

Description

本発明は、耐候性等の塗膜物性に優れ、かつ塗装作業性に優れる塗料に有用な非水分散型樹脂組成物に関する。
フッ素樹脂を用いた塗料は、耐候性、耐薬品性等に優れるため、建築用塗料や防食用塗料等の保護被膜を形成する材料として、幅広く利用されている。特に、水酸基を有する含フッ素ビニル系共重合体、水酸基と反応性を有する硬化剤及び有機溶剤を含有する二液硬化型含フッ素ビニル系共重合体組成物は、優れた塗膜物性を有している(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、溶剤系フッ素樹脂では、重合時の発熱制御が難しく、また樹脂の有機溶剤に対する溶解性が良好であるため、高不揮発分・高粘度の設計が困難であり、タレ性等の塗装作業性が不十分であるという問題があった。そこで、高耐候性の塗膜が得られ、かつ塗装作業性に優れる材料が求められていた。
特開2009−126990号公報
本発明が解決しようとする課題は、高耐候性の塗膜を形成することが可能で、かつ塗装作業性に優れた塗料に有用な非水分散型樹脂組成物を提供することである。また、該組成物を含有する塗料を提供することである。
本発明者等は、上記の課題を解決するため鋭意研究した結果、特定の有機溶剤、特定のフッ素共重合体からなる分散安定剤、及び特定の水酸基価を有するアクリル重合体からなる分散粒子を特定の質量比で含有する非水分散型樹脂組成物では、高不揮発分・高粘度の設計が可能であり、該非水分散型樹脂組成物から得られる塗料は、タレ性等の塗装作業性に優れ、高耐候性の塗膜を形成可能であることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、有機溶剤(A)と、フッ素原子を有する単量体(b1)、水酸基を有するビニルエーテル単量体(b2)、及びビニルエステル単量体(b3)を必須原料とするフッ素共重合体(B)からなる分散安定剤と、水酸基を有するアクリル重合体(C)からなる分散粒子とを含有する非水分散型樹脂組成物であって、前記有機溶剤(A)が脂肪族炭化水素及び/又は脂環族炭化水素を35質量%以上含有するものであり、前記フッ素共重合体(B)中の前記単量体(b1)由来部分が35〜70質量%であり、前記単量体(b2)由来部分が2.5〜30質量%であり、前記単量体(b3)由来部分が3〜50質量%であり、前記アクリル重合体(C)の水酸基価が15〜150であり、前記フッ素共重合体(B)と前記アクリル重合体(C)との質量比[(B)/(C)]が15/85〜75/25であることを特徴とする非水分散型樹脂組成物。であることを特徴とする非水分散型樹脂組成物に関する。
本発明の非水分散型樹脂組成物は、タレ性等の塗装作業性に優れ、高耐候性の塗膜を形成可能であることから、各種塗料に使用することができ、特に、上塗り塗料として建築用、防食用、構造物・船舶保護用等の新規物件および補修塗装用として有用である。
本発明の非水分散型樹脂組成物は、有機溶剤(A)と、フッ素原子を有する単量体(b1)、水酸基を有するビニルエーテル単量体(b2)、及びビニルエステル単量体(b3)を必須原料とするフッ素共重合体(B)からなる分散安定剤と、水酸基を有するアクリル重合体(C)からなる分散粒子とを含有する非水分散型樹脂組成物であって、前記有機溶剤(A)が脂肪族炭化水素及び/又は脂環式炭化水素を35質量%以上含有するものであり、前記フッ素共重合体(B)中の前記単量体(b1)由来部分が35〜70質量%であり、前記単量体(b2)由来部分が2.5〜30質量%であり、前記単量体(b3)由来部分が3〜50質量%であり、前記アクリル重合体(C)の水酸基価が15〜150であり、前記フッ素共重合体(B)と前記アクリル重合体(C)との質量比[(B)/(C)]が15/85〜75/25であるものである。
なお、本発明における水酸基価とは、重合体の原料である単量体成分中の水酸基を有する単量体の質量%から計算により求めた値である。全て固形分当たりの水酸基価とする。
本発明の非水分散型樹脂組成物は、分散安定剤がシェル層を形成し、分散粒子がコア層を形成するコアシェル構造を有するものが好ましい。ここで、本非水分散型樹脂組成物がこの構造を維持し安定に存在するためには、前記有機溶剤(A)に対し、分散安定剤である前記フッ素共重合体(B)が室温で均一に溶解していることが好ましく、分散粒子である前記アクリル重合体(B)は実質的に溶解していないことが好ましい。
前記有機溶剤(A)は、脂肪族炭化水素及び/又は脂環式炭化水素を35質量%以上含有するものであり、脂肪族炭化水素及び脂環式炭化水素を併有する場合は、その総量として35質量%以上含有すればよい。
前記有機溶剤(A)は、脂肪族炭化水素及び/又は脂環式炭化水素を35質量%以上含有していれば、他の成分を含有していてもよく、刷毛やローラーでの塗装作業性がより向上することから、高沸点芳香族炭化水素を含有することが好ましい。
前記脂肪族炭化水素としては、例えば、ノナン、デカン、2−メチルノナン、3−メチルノナン、ウンデカン、ドデカン等の炭素原子数が9〜12のアルカンが挙げられる。
前記脂環式族炭化水素としては、例えば、n−ブチルシクロペンタン、炭素原子数が9〜10のシクロアルカン等が挙げられる。
前記高沸点芳香族炭化水素としては、例えば、1,2,4−トリメチルベンゼン、1,3,5−トリメチルベンゼン、メチルエチルベンゼン、プロピルベンゼン、メチルプロピルベンゼン、ジメチルエチルベンゼン、炭素原子数が9〜10の芳香族化合物等が挙げられる。
前記有機溶剤(A)として使用可能な市販品としては、例えば、エクソンモービル社製「エクソール D40」、「エクソール D30」等の高沸点ナフテン系炭化水素溶剤;エクソンモービル社製「アイソパー G」等のイソパラフィン系炭化水素溶剤、JX日鉱日石エネルギー社製「ナフサNo.6」、シェルケミカルズ社製「LAWS」、エクソンモービル石油製「ペガゾール3040」等の脂肪族炭化水素/芳香族炭化水素混合溶剤などが挙げられる。
また、併有することのできる高沸点芳香族炭化水素としては、エクソンモービル社製「ソルベッソ 100」、「ソルベッソ 150」丸善石油化学製「スワゾール 1000」、「スワゾール 1500」等が挙げられる。
次に、分散安定剤としてシェル層を形成する前記フッ素共重合体(B)について説明する。前記フッ素共重合体(B)は、フッ素原子を有する単量体(b1)、水酸基を有するビニルエーテル単量体(b2)、及びビニルエステル単量体(b3)を必須原料とする。
フッ素原子を有する単量体(b1)としては、例えば、フッ化ビニル、フッ化ビニリデン、トリフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン、ブロモトリフルオロエチレン、クロロトリフルオロエチレン、ペンタフルオロプロピレン、ヘキサフルオロプロピレン、フルオロアルキルトリフルオロビニルエーテル等が挙げられる。これらの中でも、得られる塗膜の耐候性、常温での可使性、顔料との親和性等において塗料材料としてのバランスがより優れる塗料が得られることから、テトラフルオロエチレン、クロロトリフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレンが好ましい。また、これらのフッ素原子を有する単量体(b1)は、単独で用いることも2種以上併用することもできる。
前記水酸基を有するビニルエーテル単量体(b2)としては、例えば、2−ヒドロキシエチルビニルエーテル、3−ヒドロキシプロピルビニルエーテル、2−ヒドロキシプロピルビニルエーテル、4−ヒドロキシブチルビニルエーテル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピルビニルエーテル、6−ヒドロキシヘキシルビニルエーテル、シクロヘキサンジメタノールモノビニルエーテル、ジエチレングリコールモノビニルエーテル等が挙げられる。これらの中でも、入手しやすいことから、2−ヒドロキシエチルビニルエーテル、4−ヒドロキシブチルビニルエーテルが好ましい。また、これらの単量体(b2)は、単独で用いることも2種以上併用することもできる。
前記ビニルエステル単量体(b3)としては、例えば、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、カプロン酸ビニル、カプリル酸ビニル、カプリン酸ビニル、ラウリン酸ビニル、ミリスチン酸ビニル、パルミチン酸ビニル、ステアリン酸ビニル
等の直鎖状カルボン酸ビニルエステル;ピバリン酸ビニル、2−エチルヘキサン酸ビニル、ネオノナン酸ビニル、ネオデカン酸ビニル等の分岐状カルボン酸ビニルエステル;シクロヘキサンカルボン酸ビニル等の環状脂肪族カルボン酸ビニルエステル;安息香酸ビニル、p−t−ブチル安息香酸ビニル等の芳香族カルボン酸ビニルエステル
などが挙げられる。また、これらの単量体(b3)は、単独で用いることも2種以上併用することもできる。
さらに、フッ素共重合体(B)の原料として、上記の必須原料である前記単量体(b1)、前記単量体(b2)、及び前記単量体(b3)以外のその他の単量体(b4)を用いても構わない。
前記その他の単量体(b4)としては、例えば、メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、n−プロピルビニルエーテル、i−プロピルビニルエーテル、n−ブチルビニルエーテル、i−ブチルビニルエーテル、t−ブチルビニルエーテル、n−ペンチルビニルエーテル、n−ヘキシルビニルエーテル、n−オクチルビニルエーテル、2−エチルヘキシルビニルエーテル等のアルキルビニルエーテル、シクロヘキシルビニルエーテル等のシクロアルキルビニルエーテル、ベンジルビニルエーテル、フェネチルビニルエーテル等のアラルキルビニルエーテル,2,2,3,3−テトラフルオロプロピルビニルエーテル、2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロペンチルビニルエーテル、パーフルオロメチルビニルエーテル、パーフルオロエチルビニルエーテル、パーフルオロプロピルビニルエーテル、パーフルオロオクチルビニルエーテル、パーフルオロシクロヘキシルビニルエーテル等のフルオロアルキルビニルエーテル、エチレン、プロピレン等のオレフィン化合物、塩化ビニル、塩化ビニリデン等のハロゲン化オレフィン化合物、エチルアリルエーテル、ブチルアリルエーテル等のアリルエーテル、酢酸アリル、プロピオン酸アリル等のアリルエステル、(メタ)アクリル酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、クロトン酸等の不飽和カルボン酸、メチルメタクリレート、ブチルアクリレート等の(メタ)アクリル酸エステルなどのラジカル重合性モノマーが挙げられる。
なお、本発明において、「(メタ)アクリル酸」とは、メタクリル酸とアクリル酸の一方又は両方をいい、「(メタ)アクリレート」とは、メタクリレートとアクリレートの一方又は両方をいい、「(メタ)アクリロイル」とは、メタクリロイルとアクリロイルの一方又は両方をいう。
前記フッ素共重合体(B)中の前記単量体(b1)由来部分は35〜70質量%であるが、得られる塗膜の耐候性及び製造上の安定性がより向上することから、40〜65質量%が好ましい。また、前記単量体(b2)由来部分は2.5〜30質量%であるが、ポリイソシアネートにより硬化させた際の塗膜物性及び前記有機溶剤(A)への溶解性がより向上することから、4〜20質量%が好ましい。前記単量体(b3)由来部分は3〜50質量%であるが、前記有機溶剤(A)への溶解性及び得られる塗膜の硬度がより向上することから、5〜30質量%が好ましい。
また、前記フッ素共重合体(B)の水酸基価は、ポリイソシアネートにより硬化させた際の塗膜物性及び前記有機溶剤(A)への溶解性がより向上することから、15〜150の範囲が好ましく、20〜100の範囲がより好ましい。
前記フッ素共重合体(B)の数平均分子量(Mn)は、適度な粘度を維持しながら、粒子成分の分散力がより向上することから、5,000〜30,000の範囲が好ましく、7,000〜20,000の範囲がより好ましい。ここで、数平均分子量(Mn)はゲル浸透クロマトグラフィー(以下、「GPC」と略記する。)測定に基づきポリスチレン換算した値である。
前記フッ素共重合体(B)の製造方法としては、前記フッ素原子を有する単量体(b1)、前記水酸基を有するビニルエーテル単量体(b2)、前記ビニルエステル単量体(b3)、必要に応じて前記その他の単量体(b4)を原料として、公知の重合方法で行うことができるが、オートクレーブを用いた溶液ラジカル重合法が簡便であることから好ましい。
上記の溶液ラジカル重合法は、原料である各単量体を溶剤に溶解し、重合開始剤存在下で重合反応を行う方法である。この際に用いることができる溶剤としては、例えば、前記有機溶剤(A)として例示した溶剤;トルエン、キシレン、シクロヘキサン、n−ヘキサン、オクタン等の炭化水素溶剤;メタノール、エタノール、iso−プロパノール、n−ブタノール、iso−ブタノール、sec−ブタノール、エチレングリコールモノメチルエーテル等のアルコール溶剤;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸n−ブチル、酢酸イソブチル、酢酸アミル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エトキシエチルプロピオネート等のエステル溶剤;エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテルプロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル溶剤;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン溶剤などが挙げられる。これらの溶剤は、単独でも、2種以上併用することもできる。
これらの溶剤の中でも、本発明の非水分散型樹脂組成物に含有される有機溶剤(A)として、そのまま利用できることから、有機溶剤(A)として例示した溶剤が好ましい。
また、前記重合開始剤としては、例えば、2,2’−アゾビス(イソブチロニトリル)、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、アゾビスシアノ吉草酸等のアゾ化合物;t−ブチルパーオキシピバレート、t−ブチルパーオキシベンゾエート、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、ジ−t−ブチルパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、t−ブチルハイドロパーオキサイド、t−アミルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート等の有機過酸化物;過酸化水素などが挙げられる。これらの重合体開始剤は、単独で用いることも2種以上併用することもできる。また、前記重合開始剤は、前記フッ素共重合体(A)の原料となる単量体の合計に対して、0.1〜10質量%の範囲内で使用することが好ましい。
また、前記重合開始剤とともに、必要に応じて、分子量調節剤としてラウリルメルカプタン、オクチルメルカプタン、2−メルカプトエタノール、チオグリコール酸オクチル、3−メルカプトプロピオン酸、α−メチルスチレン・ダイマー等の連鎖移動剤も用いることができる。
上記の共重合反応における反応温度は、通常のラジカル重合の反応温度域で行うことができるが、0〜150℃の範囲が好ましく、40〜100℃の範囲がより好ましい。反応時間としては、1〜50時間の範囲が好ましく、3〜30時間の範囲がより好ましい。
次に、水酸基を有するアクリル重合体(C)について説明する。前記アクリル重合体(C)の水酸基価は25〜150の範囲であるが、分散粒子としての分散安定性及びポリイソシアネートにより硬化させた際の塗膜物性がより向上することから、50〜100の範囲が好ましい。
前記アクリル重合体(C)に水酸基を導入する方法としては、水酸基を有するアクリル単量体(c1)を原料として使用することが簡便であることから好ましい。
前記水酸基を有するアクリル単量体(c1)としては、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、1,4−シクロヘキサンジメタノールモノ(メタ)アクリレート、N−(2−ヒドロキシエチル)(メタ)アクリルアミド、グリセリンモノ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート、2−(メタ)アクリロイルオキシエチル−2−ヒドロキシエチルフタレート、末端に水酸基を有するラクトン変性(メタ)アクリレート等が挙げられる。これらの水酸基を有するアクリル単量体(c1)は、単独で用いることも2種以上併用することもできる。
前記水酸基を有するアクリル重合体(C)の原料としては、前記単量体(c1)以外のその他の単量体(c2)を使用することができる。
前記その他の単量体(c2)としては、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、iso−プロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、tert−ブチル(メタ)アクレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、オクタデシル(メタ)アクリレート等のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル;メトキシトリエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコール#400(メタ)アクリレート、メトキシジプロピレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシトリプロピレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシポリプロピレングリコール(メタ)アクリレート、エチルカルビトール(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシルカルビトール(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、フェノキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、p−ノニルフェノキシエチル(メタ)アクリレート、p−ノニルフェノキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート等のエーテル基を含有する(メタ)アクリル酸エステル;ベンジル(メタ)アクリレート等の芳香環を含有する(メタ)アクリル酸エステル;シクロヘキシル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、アダマンチル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、tert−ブチルシクロヘキシル(メタ)アクリレート、エチルシクロヘキシル(メタ)アクリレート、イソプロピルシクロヘキシル(メタ)アクリレート、イソブチルシクロヘキシル(メタ)アクリレート、メチルシクロヘキシル(メタ)アクリレート、シクロペンチル(メタ)アクリレート、シクロヘプチル(メタ)アクリレート、シクロオクチル(メタ)アクリレート、シクロノニル(メタ)アクリレート、シクロデシル(メタ)アクリレート等の脂環族炭化水素系単量体;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、第3級カルボン酸ビニル等のビニルエステル;ビニルピロリドン等の複素環式ビニル化合物;塩化ビニル、塩化ビニリデン、フッ化ビニリデン等のハロゲン化オレフィン;アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のシアノ基含有単量体;エチルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテル等のビニルエーテル;メチルビニルケトン等のビニルケトン;エチレン、プロピレン等のα−オレフィン化合物;ブタジエン、イソプレン等のジエン化合物;スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン、ジメチルスチレン、tert−ブチルスチレン、クロロスチレン等のスチレン系単量体;(メタ)アクリル酸、クロトン酸、イソクロトン酸、2−(メタ)アクロイルオキシエチルサクシニック酸、2−(メタ)アクロイルオキシヘキサハイドロフタル酸、2−(メタ)アクロイルオキシエチルグルタレート;マレイン酸、フマル酸、イタコン酸等のジカルボン酸及びその無水物;モノメチルマレイン酸、モノエチルマレイン酸、モノブチルマレイン酸、モノオクチルマレイン酸、モノメチルフマル酸、モノエチルフマル酸、モノブチルフマレイン酸、モノオクチルフマル酸、モノメチルイタコン酸、モノエチルイタコン酸、モノブチルイタコン酸、モノオクチルイタコン酸等のジカルボン酸のモノアルキルエステル;ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート等のアミノ基を有する単量体;燐酸系単量体などが挙げられる。これらのその他の単量体(c2)は単独でも、2種以上併用することもできる。
前記アクリル重合体(C)の製造方法としては、溶液ラジカル重合法が最も簡便であることから好ましく、より安定な非水分散型樹脂組成物を簡便に得られることから、前記有機溶剤(A)及び前記フッ素共重体(B)の存在下、水酸基を有するアクリル単量体(b1)を含む単量体混合物をラジカル重合させる方法がより好ましい。具体的には、前記有機溶剤(A)及び前記フッ素共重体(B)を釜内に仕込み、窒素気流下、水酸基を有するアクリル単量体(c1)含む単量体混合物と重合開始剤とを導入し、ラジカル重合反応させる方法が挙げられる。
本発明の非水分散型樹脂組成物の前記フッ素共重合体(B)と前記アクリル重合体(C)との質量比[(B)/(C)]は、非水分散系樹脂組成物の安定性とチクソ性発現の観点から、15/85〜75/25である。塗装時のタレ性を良好にするためには、分散粒子系の特徴であるチクソ性を有することが必要であり、分散粒子成分が分散安定剤より多いほど、粒子性は強まり、チクソ性は増大する。しかしながら、その比率が限界を超えると、多すぎる分散粒子を少なすぎる分散安定剤が分散できなくなる。一方、分散安定剤が分散粒子成分より多いほど、樹脂の安定性は良好となるが、チクソ性は減少し、限界を超えると目的とするタレ性が得られるチクソ性は得られなくなる。
また、本発明の非水分散型樹脂組成物の固形分の水酸基価は、耐候性等の塗膜物性がより向上することから、20〜150が好ましく、30〜100がより好ましい。
本発明の非水分散型樹脂組成物の製造方法としては、より安定な非水分散型樹脂組成物が得られることから、前記アクリル重合体(C)の製造方法として上述した方法、すなわち、前記有機溶剤(A)及び前記フッ素共重体(B)の存在下、水酸基を有するアクリル単量体(c1)を含む単量体混合物をラジカル重合させる方法が好ましい。
本発明の塗料は、本発明の非水分散型樹脂組成物と、前記ポリイソシアネート(D)とを含有するものである。前記ポリイソシアネート(D)としては、例えば、1,4−テトラメチレンジイソシアネート、エチル(2,6−ジイソシアナート)ヘキサノエート、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、1,12−ドデカメチレンジイソシアネート、2,2,4−または2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート等の脂肪族ジイソシアネート;1,3,6−ヘキサメチレントリイソシアネート、1,8−ジイソシアナート−4−イソシアナートメチルオクタン、2−イソシアナートエチル(2,6−ジイソシアナート)ヘキサノエート等の脂肪族トリイソシアネート;1,3−ビス(イソシアナートメチルシクロヘキサン)、1,4−ビス(イソシアナートメチルシクロヘキサン)、1,3−ジイソシアナートシクロヘキサン、1,4−ジイソシアナートシクロヘキサン、3,5,5−トリメチル(3−イソシアナートメチル)シクロヘキシルイソシアネート、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネート、2,5−ジイソシアナートメチルノルボルナン、2,6−ジイソシアナートメチルノルボルナン等の脂環族ジイソシアネート;2,5−ジイソシアナートメチル−2−イソシネートプロピルノルボルナン、2,6−ジイソシアナートメチル−2−イソシネートプロピルノルボルナン等の脂環族トリイソシアネート;m−キシリレンジイソシアネート、α,α,α’α’−テトラメチル−m−キシリレンジイソシアネート等のアラルキレンジイソシアネート;m−またはp−フェニレンジイソシアネート、トリレン−2,4−ジイソシアネート、トリレン−2,6−ジイソシアネート、ジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネート、ナフタレン−1,5−ジイソシアネート、ジフェニル−4,4’−ジイソシアネート、4,4’−ジイソシアナート−3,3’−ジメチルジフェニル、3−メチル−ジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネート、ジフェニルエーテル−4,4’−ジイソシアネート等の芳香族ジイソシアネート;トリフェニルメタントリイソシアネート、トリス(イソシアナートフェニル)チオホスフェート等の芳香族トリイソシアネート;前記のジイソシアネート又はトリイソシアネートのイソシアネート基同士を環化二量化して得られるウレトジオン構造を有するポリイソシアネート;前記のジイソシアネート又はトリイソシアネートのイソシアネート基同士を環化三量化して得られるイソシアヌレート構造を有するポリイソシアネート;前記のジイソシアネート又はトリイソシアネートを水と反応させることにより得られるビュレット構造を有するポリイソシアネート;前記のジイソシアネート又はトリイソシアネートを二酸化炭素と反応させて得られるオキサダイアジントリオン構造を有するポリイソシアネート;アロファネート構造を有するポリイソシアネート;長鎖ジオール原料を組み込んだポリイソシアネートなどが挙げられるが、これらの中でも、前記有機溶剤(C)に対する25℃でのトレランスが2000%以上であるものが好ましく、市販品としては、例えば、DIC株式会社製、「バーノック DN−990」、「バーノック DN−990−S」、「バーノック DN−992」、「バーノック DN−992−S」等が挙げられる。
また、前記ポリイソシアネート(D)は、単独でも2種以上併用することもできる
前記ポリイソシアネート化合物(D)の配合量は、水酸基との架橋を十分させるために、前記フッ素共重合体(A)が有する水酸基と前記アクリル重合体(B)が有する水酸基とを合わせた水酸基(OH)と、前記ポリイソシアネート(D)が有するイソシアネート基(NCO)との当量比[(NCO)/(OH)]が、0.5〜2の範囲となる量が好ましく、0.8〜1.5の範囲となる量がより好ましい。
本発明の塗料には、無機顔料、有機顔料、体質顔料、染料、ワックス、界面活性剤、安定剤、流動調整剤、消泡剤、レベリング剤、レオロジーコントロール剤、紫外線吸収剤、光安定剤、酸化防止剤、可塑剤等の添加剤等を使用することができる。
本発明の塗料は、タレ性等の塗装作業性に優れ、高耐候性の塗膜を形成可能であることから、上塗り塗料として建築用、防食用、構造物・船舶保護用等の新規物件および補修塗装用として有用である。
以下に本発明を具体的な実施例を挙げてより詳細に説明する。数平均分子量(Mn)は、下記のGPC測定条件で測定したものである。
[GPC測定条件]
測定装置:高速GPC装置(東ソー株式会社製「HLC−8220GPC」)
カラム:東ソー株式会社製の下記のカラムを直列に接続して使用した。
「TSKgel G5000」(7.8mmI.D.×30cm)×1本
「TSKgel G4000」(7.8mmI.D.×30cm)×1本
「TSKgel G3000」(7.8mmI.D.×30cm)×1本
「TSKgel G2000」(7.8mmI.D.×30cm)×1本
検出器:RI(示差屈折計)
カラム温度:40℃
溶離液:テトラヒドロフラン(THF)
流速:1.0mL/分
注入量:100μL(試料濃度4mg/mLのテトラヒドロフラン溶液)
標準試料:下記の単分散ポリスチレンを用いて検量線を作成した。
(単分散ポリスチレン)
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン A−500」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン A−1000」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン A−2500」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン A−5000」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−1」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−2」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−4」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−10」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−20」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−40」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−80」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−128」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−288」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−550」
(合成例1:フッ素共重合体(B−1)の合成)
窒素で内部を置換したステンレス製オートクレーブに、ラウリン酸ビニル200質量部、2−ヒドロキシエチルビニルエーテル140質量部、ブチルビニルエーテル60質量部、「ペガゾール 3040」(エクソンモービル社製、脂肪族/芳香族炭化水素混合溶剤(混合質量比70/30))600質量部、及びt−ブチルパーオキシベンゾエート15質量部を仕込み、ヘキサフルオロプロピレン600質量部を圧入し、系内を攪拌しながら60℃で15時間反応させ、更に80℃で10時間反応させた後、未反応のモノマーを留去し、「ペガゾール 3040」(エクソンモービル社製、脂肪族/芳香族炭化水素混合溶剤(混合質量比70/30))を添加することにより、フッ素共重合体(B−1)の60質量%溶液を得た。このフッ素共重合体(B−1)の水酸基価は89であり、数平均分子量は15,000であった。
(合成例2:フッ素共重合体(B−2)の合成)
窒素で内部を置換したステンレス製オートクレーブに、ステアリン酸ビニル30質量部、4−ヒドロキシブチルビニルエーテル52質量部、エチルビニルエーテル238質量部、ネオノナン酸ビニル130質量部、「ナフサ No.6」(JX日鉱日石エネルギー社製、脂肪族/芳香族炭化水素混合溶剤(混合質量比70/30))600質量部、及びt−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート20質量部を仕込み、クロロトリフルオロエチレン550質量部を圧入し、系内を攪拌しながら60℃で15時間反応させ、更に80℃で10時間反応させた後、未反応のモノマーを留去し、「ナフサ No.6」(JX日鉱日石エネルギー社製、脂肪族/芳香族炭化水素混合溶剤(混合質量比70/30))を添加することにより、フッ素共重合体(B−2)の60質量%溶液を得た。このフッ素共重合体(B−2)の水酸基価は26であり、数平均分子量は10,000であった。
(合成例3:フッ素共重合体(RB−1)の合成)
窒素で内部を置換したステンレス製オートクレーブに、ラウリン酸ビニル180質量部、4−ヒドロキシブチルビニルエーテル320質量部、「ペガゾール 3040」(エクソンモービル社製、脂肪族/芳香族炭化水素混合溶剤(混合質量比70/30))600質量部、及びt−ブチルパーオキシベンゾエート15質量部を仕込み、クロロトリフルオロエチレン500質量部を圧入し、系内を攪拌しながら60℃で15時間反応させ、更に80℃で10時間反応させた後、未反応のモノマーを留去し、「ペガゾール 3040」(エクソンモービル社製、脂肪族/芳香族炭化水素混合溶剤(混合質量比70/30))を添加することにより、フッ素共重合体(RB−1)の60質量%溶液を得た。このフッ素共重合体(RB−1)の水酸基価は160であり、数平均分子量は12,000であった。
(実施例1:非水分散型樹脂組成物(1)の合成)
攪拌機、温度計、冷却管および窒素導入管を装備した4つ口フラスコに、「ナフサ No.6」(JX日鉱日石エネルギー社製、脂肪族/芳香族炭化水素混合溶剤(混合質量比70/30))133.3質量部、及び合成例1で得られたフッ素共重合体(B−1)の60質量%溶液666.7質量部を仕込み、窒素気流下で100℃に昇温した後、スチレン125質量部、メチルメタクリレート125質量部、エチルアクリレート250質量部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート100質量部、「ナフサ No.6」(JX日鉱日石エネルギー社製、脂肪族/芳香族炭化水素混合溶剤(混合質量比70/30))160質量部、及びt-ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート10質量部からなる混合物を4時間かけて滴下した。滴下終了後、100℃にて7時間反応させることにより、不揮発分64.1質量%、ガードナー粘度Zの非水分散型樹脂組成物(1)を得た。この非水分散型樹脂組成物(1)の固形分の水酸基価は79であり、アクリル重合体の水酸基価は72であり、フッ素共重合体(分散安定剤)/アクリル重合体(分散粒子)=40/60(質量比)であった。また、有機溶剤中の脂肪族炭化水素は70質量%であった。
(実施例2:非水分散型樹脂組成物(2)の合成)
攪拌機、温度計、冷却管および窒素導入管を装備した4つ口フラスコに、「ナフサ No.6」(JX日鉱日石エネルギー社製、脂肪族/芳香族炭化水素混合溶剤(混合質量比70/30))266.7質量部、及び合成例1で得られたフッ素共重合体(B−1)の60質量%溶液333.3質量部を仕込み、窒素気流下で100℃に昇温した後、スチレン166.7質量部、メチルメタクリレート166.7質量部、エチルアクリレート333.3質量部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート133.3質量部、「ナフサ No.6」(JX日鉱日石エネルギー社製、脂肪族/芳香族炭化水素混合溶剤(混合質量比70/30))160質量部、及びt-ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート13.3質量部からなる混合物を4時間かけて滴下した。滴下終了後、100℃にて7時間反応させることにより、不揮発分が64.1質量%、ガードナー粘度Zの非水分散型樹脂組成物(2)を得た。この非水分散型樹脂組成物(2)の固形分の水酸基価は75であり、アクリル重合体の水酸基価は72であり、フッ素共重合体(分散安定剤)/アクリル重合体(分散粒子)=20/80(質量比)であった。また、有機溶剤中の脂肪族炭化水素は70質量%であった。
(実施例3:非水分散型樹脂組成物(3)の合成)
攪拌機、温度計、冷却管および窒素導入管を装備した4つ口フラスコに、合成例2で得られたフッ素共重合体(B−2)の60質量%溶液1166.7質量部を仕込み、窒素気流下で100℃に昇温した後、アクリロニトリル65質量部、メチルメタクリレート50質量部、2−エチルヘキシルメタクリレート135質量部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート50質量部、「ソルベッソ100」(エクソンモービル社製、芳香族炭化水素溶剤)93.3質量部、及び2,2’−アゾビスイソブチロニトリル5質量部からなる混合物を4時間かけて滴下した。滴下終了後、100℃にて7時間反応させることにより、不揮発分が64.1質量%、ガードナー粘度Zの非水分散型樹脂組成物(3)を得た。この非水分散型樹脂組成物(3)の固形分の水酸基価は40であり、アクリル重合体の水酸基価は72であり、フッ素共重合体(分散安定剤)/アクリル重合体(分散粒子)=70/30(質量比)であった。また、有機溶剤中の脂肪族炭化水素は58質量%であった。
(比較例1:非水分散型樹脂組成物(R1)の合成)
攪拌機、温度計、冷却管および窒素導入管を装備した4つ口フラスコに、「ナフサ No.6」(JX日鉱日石エネルギー社製、脂肪族/芳香族炭化水素混合溶剤(混合質量比70/30))333.3質量部、及び合成例2で得られたフッ素共重合体(A−2)の60質量%溶液166.7質量部を仕込み、窒素気流下で100℃に昇温した後、スチレン177質量部、メチルメタクリレート177質量部、エチルアクリレート404質量部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート142質量部、「ナフサ No.6」(JX日鉱日石エネルギー社製、脂肪族/芳香族炭化水素混合溶剤(混合質量比70/30))160質量部、及びt-ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート14.2質量部からなる混合物を4時間かけて滴下した。滴下終了後、100℃にて7時間反応させることにより、不揮発分64.1質量%、ガードナー粘度Zの非水分散型樹脂組成物(R1)を得た。この非水分散型樹脂組成物(R1)の固形分の水酸基価は70であり、アクリル重合体の水酸基価は68であり、フッ素共重合体(分散安定剤)/アクリル重合体(分散粒子)=10/90(質量比)であった。また、有機溶剤中の脂肪族炭化水素は70質量%であった。
(比較例2:非水分散型樹脂組成物(R2)の合成)
攪拌機、温度計、冷却管および窒素導入管を装備した4つ口フラスコに、合成例1で得られたフッ素共重合体(B−1)の60質量%溶液1333.3質量部を仕込み、窒素気流下で100℃に昇温した後、アクリロニトリル43.4質量部、メチルメタクリレート33.3質量部、2−エチルヘキシルメタクリレート90質量部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート33.3質量部、「ソルベッソ100」(エクソンモービル社製、芳香族炭化水素溶剤)26.7質量部、及び2,2’−アゾビスイソブチロニトリル3.3質量部からなる混合物を4時間かけて滴下した。滴下終了後、100℃にて7時間反応させることにより、不揮発分が64.1質量%、ガードナー粘度Zの非水分散型樹脂組成物(R2)を得た。この非水分散型樹脂組成物(R2)の固形分の水酸基価は35であり、アクリル重合体の水酸基価は72であり、フッ素共重合体(分散安定剤)/アクリル重合体(分散粒子)=80/20(質量比)であった。また、有機溶剤中の脂肪族炭化水素は67質量%であった。
(比較例3:非水分散型樹脂組成物(R3)の合成)
攪拌機、温度計、冷却管および窒素導入管を装備した4つ口フラスコに、「ナフサ No.6」(JX日鉱日石エネルギー社製、脂肪族/芳香族炭化水素混合溶剤(混合質量比70/30))133.3質量部、及び合成例2で得られたフッ素共重合体(B−2)の60質量%溶液666.7質量部を仕込み、窒素気流下で100℃に昇温した後、スチレン60質量部、メチルメタクリレート130質量部、2−エチルヘキシルメタクリレート380質量部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート30質量部、「ナフサ No.6」(JX日鉱日石エネルギー社製、脂肪族/芳香族炭化水素混合溶剤(混合質量比70/30))160質量部、及びt-ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート10質量部からなる混合物を4時間かけて滴下した。滴下終了後、100℃にて7時間反応させることにより、不揮発分64.1質量%、ガードナー粘度Zの非水分散型樹脂組成物(R3)を得た。この非水分散型樹脂組成物(R3)の固形分の水酸基価は24であり、アクリル重合体の水酸基価は22であり、フッ素共重合体(分散安定剤)/アクリル重合体(分散粒子)=40/60(質量比)であった。また、有機溶剤中の脂肪族炭化水素は70質量%であった。
(比較例4:非水分散型樹脂組成物(R4)の合成)
攪拌機、温度計、冷却管および窒素導入管を装備した4つ口フラスコに、「ナフサ No.6」(JX日鉱日石エネルギー社製、脂肪族/芳香族炭化水素混合溶剤(混合質量比70/30))133.3質量部、及び合成例1で得られたフッ素共重合体(RB−1)の60質量%溶液666.7質量部を仕込み、窒素気流下で100℃に昇温した後、スチレン125質量部、メチルメタクリレート125質量部、エチルアクリレート250質量部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート100質量部、「ナフサ No.6」(JX日鉱日石エネルギー社製、脂肪族/芳香族炭化水素混合溶剤(混合質量比70/30))160質量部、及びt-ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート10質量部からなる混合物を4時間かけて滴下した。滴下終了後、100℃にて7時間反応させることにより、不揮発分64.1質量%、ガードナー粘度Zの非水分散型樹脂組成物(1)を得た。この非水分散型樹脂組成物(1)の固形分の水酸基価は107であり、アクリル重合体の水酸基価は72であり、フッ素共重合体(分散安定剤)/アクリル重合体(分散粒子)=40/60(質量比)であった。また、有機溶剤中の脂肪族炭化水素は70質量%であった。
[安定性の評価]
上記で得られた各非水分散型樹脂組成物に対し、同質量の「ナフサ No.6」(JX日鉱日石エネルギー社製、脂肪族/芳香族炭化水素混合溶剤(混合質量比70/30))を加え、均一に混合後、5℃の冷蔵庫に1週間放置し、溶剤の分離状況で非水分散型樹脂組成物の安定性を評価した。評価基準は下記の通りである。
○:変化なし
×:分離
上記で得られた非水分散型樹脂組成物(1)〜(3)及び(R1)〜(R4)の組成及び安定性評価結果を表1に示す。
Figure 2017061632
(実施例4:塗料(P−1)の調製及び評価)
上記で得られた非水分散型樹脂組成物(1)にPWCが40%となるように、酸化チタン(デュポン社製、「TIPURE R−960」、及び「ナフサ No.6」(JX日鉱日石エネルギー社製、脂肪族/芳香族炭化水素混合溶剤(混合質量比70/30))を配合し、粒ゲージで5μm以下になるようにサンドミルで混練した。この混合物に、粘度がストマー粘度計で70KU(25℃)になるように「ナフサ No.6」(JX日鉱日石エネルギー社製、脂肪族/芳香族炭化水素混合溶剤(混合質量比70/30))を添加することにより、主剤を得た。次いで、この主剤に、硬化剤(DIC株式会社製「バーノックDN−990−S」、弱溶剤可溶型ポリイソシアネート)を、OHとNCOが当量となるように加えた後、均一に混合して、塗料(P−1)を得た。
[タレ性の評価]
上記で得られた70KUの主剤(白エナメル)を、タレ試験機を用いて、隠蔽率試験紙(スガ試験機製)に塗装し、すぐに垂直にして乾燥させた。乾燥後、Wet膜厚で評価した。Wet膜厚200μm以上であれば、刷毛やローラーで重ね塗りしても垂れるレベルではなく、実用上、非常に有用である。一方、Wet膜厚100μm以下であれば、刷毛やローラーで重ね塗りすると部分的に垂れる可能性が高く、垂れた部分は、色別れや乾燥性不良、塗膜性能不良を来たしやすい。
[評価用塗膜の作製]
上記で得られた塗料を、軟鋼板上に乾燥膜厚が40μmとなるように塗装し、25℃で7日間乾燥して評価用塗膜を作製した。
[塗膜外観の評価]
上記で得られた評価用塗膜の表面について、JIS試験方法K 5600−4−7:1999に準拠し、60°の鏡面光沢度を測定した。
[塗膜硬度の評価]
上記で得られた評価用塗膜の表面について、JIS S 6006:2007に規定された鉛筆を用いて、JIS K 5600−5−4:1999に準じて、傷跡を生じなかった最も硬い鉛筆の硬度を鉛筆硬度として測定した。
[耐衝撃性の評価]
上記で得られた評価用塗膜について、JIS K 5600−5−3の耐おもり落下性試験に基づいて測定した。東洋精機株式会社製デュポン式落下衝撃試験機(H−5
0)を用いて、落下おもりの質量を500g、直径12.7mmを使用し、落下高さ
を50cmから10cm刻みで5水準(50cm、40cm、30cm、20cm、10cm)で試験した際の塗膜割れが発生する最低の落下高さにより、耐衝撃性を評価した。
[耐酸性の評価]
上記で得られた評価用塗膜の表面を5質量%の硫酸水溶液に浸した状態で25℃の温度下に48時間放置した後、該塗膜を水洗いし、次いで乾燥した塗膜の表面状態を目視により確認した。評価基準は下記の通りである。
○:エッチング跡なし。
△:若干エッチング跡あり。
×:エッチング著しい。
[耐アルカリ性の評価]
上記で得られた評価用塗膜の表面を5質量%の水酸化ナトリウム水溶液に浸した状態で25℃の温度下に48時間放置した後、該塗膜を水洗いし、次いで乾燥した塗膜の表面状態を目視により確認した。評価基準は下記の通りである。
○:エッチング跡なし。
△:若干エッチング跡あり。
×:エッチング著しい。
[耐候性の評価]
上記で得られた評価用塗膜について、デューパネル光ウェザーメーター(スガ試験機株式会社製、光照射時:30W/m、70℃;湿潤時:湿度90%以上、50℃、光照射/湿潤サイクル=8時間/4時間)で2,000時間曝露した後の塗膜の光沢度の、曝露前の硬化塗膜の光沢度に対する保持率(光沢保持率(%))「(曝露後の塗膜の光沢度)/(曝露前の硬化塗膜の光沢度)×100」で評価した。保持率の値が大きいほど、耐候性が良好であることを示す。
(実施例5〜6:塗料(P−2)〜(P−3)の調製及び評価)
非水分散型樹脂組成物(1)を非水分散型樹脂組成物(2)〜(3)に変更した以外は、実施例4と同様に操作することにより、塗料(P−2)〜(P−3)を調製し、各評価を行った。
(比較例4:塗料(RP−1)の調製及び評価)
非水分散型樹脂組成物(1)を非水分散型樹脂組成物(R2)に変更した以外は、実施例4と同様に操作することにより、塗料(RP−1)を調製し、各評価を行った。
(比較例5:塗料(RP−2)の調製及び評価)
非水分散型樹脂組成物(1)を溶剤系フッ素樹脂組成物(DIC株式会社製「フルオネート WFQ−396」)に変更した以外は、実施例4と同様に操作することにより、塗料(RP−2)を調製し、各評価を行った。
(比較例6:塗料(RP−3)の調製及び評価)
非水分散型樹脂組成物(1)を非水分散型アクリル樹脂組成物(DIC株式会社製「アクリディック A−848−RN」)に変更した以外は、実施例4と同様に操作することにより、塗料(RP−3)を調製し、各評価を行った。
上記で得られた塗料(P−1)〜(P−3)及び(RP−1)〜(RP−3)の評価結果を表2に示す。
Figure 2017061632
本発明の非水分散型樹脂組成物(1)〜(3)から得られた塗料は、タレ性に優れ、その硬化塗膜は耐候性等の塗膜物性に優れることが確認された。
比較例1は、アクリル重合体(C)の質量比率が高く、フッ素共重合体(B)と水酸基を有するアクリル重合体(C)との質量比[(B)/(C)]が15/85〜75/25の範囲を外れる例であるが、分散能力が不足し、非水分散型樹脂組成物の安定性が不良であることが確認された。
比較例2(比較例5)は、フッ素共重合体(B)の質量比率が高く、フッ素共重合体(B)と水酸基を有するアクリル重合体(C)との質量比[(B)/(C)]が15/85〜75/25の範囲を外れる非水分散型樹脂組成物を用いた例であるが、得られた塗料のタレ性が不良であることが確認された。
比較例3は、アクリル重合体(C)の水酸基価が下限である25より低い例であるが、アクリル重合体の有機溶剤(A)への溶解性が良好すぎたため、非水分散型樹脂組成物の安定性が不良であることが確認された。
比較例4は、フッ素共重合体(B)における水酸基を有するビニルエーテル単量体(b2)由来部分が、上限である30質量%を超える例であるが、フッ素共重合体(B)の有機溶剤(A)への溶解性が低いため、低温環境下では、非水分散型樹脂組成物の安定性が不良であることが確認された。
比較例6は、本発明の非水分散型樹脂組成物の代わりに、溶剤系フッ素樹脂を使用した例であるが、得られた塗料はタレ性が不良であることが確認された。
比較例7は、本発明の非水分散型樹脂組成物の代わりに、非水分散型アクリル樹脂組成物を使用した例であるが、得られた硬化塗膜は耐候性が不十分であることが確認された。

Claims (3)

  1. 有機溶剤(A)と、フッ素原子を有する単量体(b1)、水酸基を有するビニルエーテル単量体(b2)、及びビニルエステル単量体(b3)を必須原料とするフッ素共重合体(B)からなる分散安定剤と、水酸基を有するアクリル重合体(C)からなる分散粒子とを含有する非水分散型樹脂組成物であって、前記有機溶剤(A)が脂肪族炭化水素及び/又は脂環式炭化水素を35質量%以上含有するものであり、前記フッ素共重合体(B)中の前記単量体(b1)由来部分が35〜70質量%であり、前記単量体(b2)由来部分が2.5〜30質量%であり、前記単量体(b3)由来部分が3〜50質量%であり、前記アクリル重合体(C)の水酸基価が25〜150であり、前記フッ素共重合体(B)と前記アクリル重合体(C)との質量比[(B)/(C)]が15/85〜75/25であることを特徴とする非水分散型樹脂組成物。
  2. 請求項1記載の非水分散型樹脂組成物と、ポリイソシアネート(D)とを含有することを特徴とする塗料。
  3. 有機溶剤(A)と、フッ素原子を有する単量体(b1)、水酸基を有するビニルエーテル単量体(b2)、及びビニルエステル単量体(b3)を必須原料とするフッ素共重合体(B)との存在下、水酸基を有するアクリル単量体(c1)を含む単量体混合物をラジカル重合させて得られる非水分散型樹脂組成物の製造方法であって、前記有機溶剤(A)が脂肪族炭化水素及び/又は脂環式炭化水素を35質量%以上含有するものであり、前記フッ素共重合体(B)中の前記単量体(b1)由来部分が35〜70質量%であり、前記単量体(b2)由来部分が2.5〜30質量%であり、前記単量体(b3)由来部分が3〜50質量%であり、前記単量体混合物をラジカル重合して得られるアクリル重合体(C)の水酸基価が25〜150であり、前記フッ素共重合体(B)と前記アクリル重合体(C)との質量比[(B)/(C)]が15/85〜75/25であることを特徴とする非水分散型樹脂組成物の製造方法。
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