JP2017060617A - バルーン折り畳み機及びバルーン折り畳み方法 - Google Patents

バルーン折り畳み機及びバルーン折り畳み方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017060617A
JP2017060617A JP2015188031A JP2015188031A JP2017060617A JP 2017060617 A JP2017060617 A JP 2017060617A JP 2015188031 A JP2015188031 A JP 2015188031A JP 2015188031 A JP2015188031 A JP 2015188031A JP 2017060617 A JP2017060617 A JP 2017060617A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
balloon
folding
pleating
blade
catheter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015188031A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6623014B2 (ja
Inventor
靖夫 黒崎
Yasuo Kurosaki
靖夫 黒崎
後藤 博
Hiroshi Goto
博 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Terumo Corp filed Critical Terumo Corp
Priority to JP2015188031A priority Critical patent/JP6623014B2/ja
Publication of JP2017060617A publication Critical patent/JP2017060617A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6623014B2 publication Critical patent/JP6623014B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)

Abstract

【課題】バルーンをプリーティング部やフォールディング部に対し正確に位置決めし挿入することのできるバルーン折り畳み機及びバルーン折り畳み方法を提供する。
【解決手段】長尺なシャフト51の先端部にバルーン52を有するバルーンカテーテル50のバルーン52を折り畳むバルーン折り畳み機であって、バルーン52に羽根形状を形成するプリーティング部2と、バルーン52に形成された羽根形状を周方向に沿って畳むフォールディング部3と、バルーンカテーテル50を支持し、バルーン52を含むシャフト51の先端部をプリーティング部2及びフォールディング部3に対して挿入自在とする支持部4と、を有し、プリーティング部2及びフォールディング部3は、いずれもバルーン52を鉛直方向に挿入する縦向きに配置される。
【選択図】図2

Description

本発明は、バルーンカテーテルのバルーンを折り畳むバルーン折り畳み機及びバルーン折り畳み方法に関する。
カテーテルを用いた血管病変の治療は、外科的侵襲が少ないことから広く行われている。例えば、経皮的冠動脈形成術(Percutaneous Transluminal Coronary Angioplasty)において、冠動脈の病変部を押し広げて血流を改善するために、バルーンカテーテルが用いられる。バルーンカテーテルは、長尺な中空状のカテーテルシャフトと、カテーテルシャフトの先端側に設けられるバルーンと、カテーテルシャフトの基端側に設けられるハブとを有するのが一般的である。バルーンカテーテルには、表面に薬剤をコーティングした薬剤溶出性バルーン(Drug Eluting Balloon)が設けられることもある。
バルーンカテーテルのバルーンは、血管内における通過性を良好にするため、収縮時においてできるだけ小径状であることが求められる。バルーンは、カテーテルの製造時に折り畳まれることで、小径状に形成される。バルーンの折り畳み(wrapping)は、バルーンを折って周方向に複数、例えば3枚あるいは4枚の羽根形状を形成するプリーティング(pleating)の工程と、形成された羽根形状を周方向一方に向かって畳むフォールディング(folding)の工程とによってなされる。
従来のバルーン折り畳み機として、例えば特許文献1に挙げるようなものがある。バルーン折り畳み機は、プリーティングを行うためのプリーティング部と、フォールディングを行うためのフォールディング部とを有している。また、バルーン折り畳み機は、バルーンカテーテルのシャフトを支持し、バルーンを各ヘッドに対して挿入できるようにスライド可能な支持部を有している。
プリーティング部は、バルーンに対し羽根を形状付けするために周方向に複数のブレードを有する。複数のブレード間には、バルーンの挿入方向に沿う空間部が形成され、ブレードは、空間部の形状を変化させるように回動することができる。バルーンは、ブレード間の空間部に挿入され、回動するブレードによってバルーンが絞られることにより、羽根形状が形成される。
フォールディング部は、バルーンに形成された羽根形状を周方向に沿って巻き付けるように折り畳むことができるように、回動自在な複数のブレードを有する。複数のブレードに囲まれた領域にバルーンを挿入し、ブレード間の領域を閉じるように回動させることで、バルーンに形成された羽根形状が、周方向に沿って折り畳まれる。
バルーンを折り畳む際には、バルーンカテーテルを支持部に載置し、支持部をプリーティング部に向かって水平方向にスライドさせることで、バルーンをプリーティング部内に進入させ、プリーティングを行う。バルーンをプリーティング部から抜出させたら、続いて支持部をフォールディング部に向かって水平方向にスライドさせることで、バルーンをフォールディング部内に進入させ、フォールディングを行う。このように、バルーン折り畳み機では、各ヘッドは水平方向に沿ってバルーンを進入させることができるように配置されている。
特表2004−525704号公報
バルーンの通過性を良好にするためには、バルーンの折り畳みにおいて、羽根形状を周方向所定間隔毎に正確な形状に形成する必要がある。そのためには、プリーティング部に対しバルーンを中央位置に正確に位置決めしなければならない。バルーンの位置がプリーティング部の中央位置からずれていると、プリーティングにおいて形成される羽根形状が均一とならないことがある。また、不均一な羽根形状のままフォールディングを行うと、羽根形状が周方向において逆方向に折り畳まれるバックフォールドを生じることがある。
カテーテルを支持部に載置し、バルーンをプリーティング部に対し挿入する際、バルーンを有するカテーテルの先端付近は支持部により支持されていないため、バルーンの自重によってカテーテルは下方に撓む。これにより、バルーンをプリーティング部やフォールディング部の中心位置に正確に位置決めすることが難しい。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、バルーンをプリーティング部やフォールディング部に対し正確に位置決めし挿入することのできるバルーン折り畳み機及びバルーン折り畳み方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明に係るバルーン折り畳み機は、長尺なシャフトの先端部にバルーンを有するバルーンカテーテルの前記バルーンを折り畳むバルーン折り畳み機であって、前記バルーンに羽根形状を形成するプリーティング部と、前記バルーンに形成された羽根形状を周方向に沿って畳むフォールディング部と、前記バルーンカテーテルを支持し、前記バルーンを含む前記シャフトの先端部を前記プリーティング部及びフォールディング部に対して挿入自在とする支持部と、を有し、前記プリーティング部及びフォールディング部は、いずれも前記バルーンを鉛直方向に挿入する縦向きに配置されている。
また、本発明に係るバルーン折り畳み方法は、長尺なシャフトの先端部にバルーンを有するバルーンカテーテルの前記バルーンを折り畳むバルーン折り畳み方法であって、前記バルーンに羽根形状を形成するプリーティング部と、前記バルーンに形成された羽根形状を周方向に沿って畳むフォールディング部と、前記バルーンカテーテルを支持し、前記バルーンを含む前記シャフトの先端部を前記プリーティング部及びフォールディング部に対して挿入自在とする支持部と、を有し、前記プリーティング部及びフォールディング部は、いずれも前記バルーンを鉛直下向きで挿入可能に配置されているバルーン折り畳み機を用意する工程と、前記支持部に前記バルーンカテーテルを支持させて前記バルーンを吊す工程と、前記バルーンを加圧して膨張させる工程と、前記バルーンを前記プリーティング部に対し上方から鉛直下向きに挿入し、前記プリーティング部によって前記バルーンに羽根形状を形成する工程と、前記バルーンを前記フォールディング部に対し上方から鉛直下向きに挿入し、前記フォールディング部によって前記バルーンの羽根形状を畳む工程と、を有する。
また、本発明に係るバルーン折り畳み方法は、長尺なシャフトの先端部にバルーンを有するバルーンカテーテルの前記バルーンを折り畳むバルーン折り畳み方法であって、前記バルーンに羽根形状を形成するプリーティング部と、前記バルーンに形成された羽根形状を周方向に沿って畳むフォールディング部と、前記バルーンカテーテルを支持し、前記バルーンを含む前記シャフトの先端部を前記プリーティング部及びフォールディング部に対して挿入自在とする支持部と、を有し、前記プリーティング部及びフォールディング部は、いずれも前記バルーンを鉛直上向きで挿入可能に配置されているバルーン折り畳み機を用意する工程と、前記支持部に前記バルーンカテーテルを支持させる工程と、前記バルーンを加圧して膨張させる工程と、前記バルーンを前記プリーティング部に対し下方から鉛直上向きに挿入し、前記プリーティング部によって前記バルーンに羽根形状を形成する工程と、前記バルーンを前記フォールディング部に対し下方から鉛直上向きに挿入し、前記フォールディング部によって前記バルーンの羽根形状を畳む工程と、を有する。
上記のように構成したバルーン折り畳み機は、プリーティング部及びフォールディング部が縦向きに配置されているので、バルーンカテーテルを縦方向に支持することができ、バルーンを含むシャフトの長さ方向に重力がかかるようにすることができる。これにより、シャフト及びバルーンが自重により撓むことを防止し、バルーンをプリーティング部及びフォールディング部に対し正確に位置決め挿入することができる。また、本発明のバルーン折り畳み機では、バルーンの径方向に重力がかからないため、プリーティング部やフォールディング部内において、バルーンに羽根形状を形成したり畳んだりするのに伴い、バルーンがヘッドの中心位置に移動することができる。これらにより、プリーティング部において羽根形状が不均一になることや、フォールディング部においてバックフォールドが発生することを防止できる。
前記支持部は、前記プリーティング部及びフォールディング部の上方に位置すると共に、前記バルーンカテーテルを吊るす保持部を有するようにすれば、バルーンカテーテルを上方から吊してプリーティング部及びフォールディング部に対し正確に位置決めしつつ挿入することができる。
前記バルーンの下部に吊される錘部材を有するようにすれば、バルーンの撓みをより確実に防止できる。
前記支持部は、前記バルーンカテーテルを保持する保持部を有し、前記バルーンを前記プリーティング部及びフォールディング部に対し下方から挿入させるようにすれば、バルーンカテーテルを下方から支持してプリーティング部及びフォールディング部に対し正確に位置決めしつつ挿入することができる。
前記プリーティング部にフィルムを供給するフィルム供給部を有し、前記フィルムは、前記プリーティング部を形成するブレードの表面に沿うように配置されるようにすれば、バルーンに羽根形状を形成する際に、バルーンがブレードの表面に直接触れないようにすることができ、バルーン表面を保護しつつプリーティングを行うことができる。
上記のように構成したバルーン折り畳み方法は、バルーンをプリーティング部及びフォールディング部に対し鉛直下向きに挿入するので、バルーンカテーテルを上から吊して保持することができ、バルーンを含むシャフトの長さ方向に重力がかかるようにすることができる。これにより、シャフトが自重により撓むことを防止し、バルーンをプリーティング部及びフォールディング部に対し正確に位置決め挿入することができる。また、バルーンの径方向に重力がかからないため、プリーティング部やフォールディング部内において、バルーンに羽根形状を形成したり畳んだりするのに伴い、バルーンがヘッドの中心位置に移動することができる。これらにより、プリーティング部において羽根形状が不均一になることや、フォールディング部においてバックフォールドが発生することを防止できる。
上記のように構成したバルーン折り畳み方法は、バルーンをプリーティング部及びフォールディング部に対し鉛直上向きに挿入するので、バルーンカテーテルを下方から縦方向に保持することができ、バルーンを含むシャフトの長さ方向に重力がかかるようにすることができる。これにより、シャフトが自重により撓むことを防止し、バルーンをプリーティング部及びフォールディング部に対し正確に位置決め挿入することができる。また、バルーンの径方向に重力がかからないため、プリーティング部やフォールディング部内において、バルーンに羽根形状を形成したり畳んだりするのに伴い、バルーンがヘッドの中心位置に移動することができる。これらにより、プリーティング部において羽根形状が不均一になることや、フォールディング部においてバックフォールドが発生することを防止できる。
ラピッドエクスチェンジ型のバルーンカテーテルの正面図である。 バルーン折り畳み機の正面図である。 プリーティング部のブレードの配置及びフィルム供給部を表した平面図である。 バルーンをプリーティング部内に挿入した状態におけるバルーンカテーテル及びプリーティング部の断面図である。 プリーティング部のブレードの正面図である。 図5の状態からブレードを回動させバルーンに羽根形状を形成した状態のブレードの正面図である。 フォールディング部のブレードの配置及びフィルム供給部を表した平面図である。 バルーンをフォールディング部に挿入した状態におけるバルーンカテーテル及びフォールディング部の断面図である。 フォールディング部のブレードの正面図である。 図9の状態からブレードを回動させバルーンの羽根形状を畳んだ状態のブレードの正面図である。 錘部材を取付けられたバルーンをプリーティング部内に挿入した状態におけるバルーンカテーテル及びプリーティング部の断面図である。 第2の形態のバルーン折り畳み機の正面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、図面の寸法比率は、説明の都合上、誇張されて実際の比率とは異なる場合がある。また、本明細書では、バルーンカテーテル10の生体管腔に挿入する側を「先端」若しくは「先端側」、操作する手元側を「基端」若しくは「基端側」と称することとする。
本実施形態のバルーン折り畳み機は、長尺なシャフト51の先端部にバルーン52を有するバルーンカテーテル50を製造する際に、バルーン52をシャフト51に対し巻き付けるように折り畳むことのできる装置である。
最初に、バルーンカテーテル50について説明する。バルーンカテーテル50は、図1に示すように、長尺で中空状のシャフト51と、シャフト51の先端側端部に設けられるバルーン52と、シャフト51の基端側端部に固着されるハブ56とを有している。
このバルーンカテーテル50は、長尺なシャフト51を生体器官内に挿通させ、その先端側に設けられたバルーン52を病変部で拡張させることで、病変部を押し広げて治療を行うことができる。シャフト51には、先端側寄りにガイドワイヤ57が導入される開口部55を設けてある。すなわち、このバルーンカテーテル50は、いわゆるラピッドエクスチェンジ型(Rapid exchange type)のカテーテルである。
次に、バルーン折り畳み機について説明する。図2に示すように、バルーン折り畳み機は、台状に形成された基台1の上面に、プリーティング部2とフォールディング部3とが配置され、さらに、これらの上方に配置される支持部4を有している。なお、本図においては、後述するフィルム供給部5,6は省略している。バルーン52に形成される羽根形状は、バルーン52の略長軸方向に延びる長さを有するバルーン薄膜素材の折り目によって形成され、バルーン52の長軸に対して垂直な断面で見たとき、折り目がバルーン52の長軸から周方向に突出するように形成される。羽根形状の長軸方向の長さは、バルーン52の長さを超えず、約3〜300mm、さらに好ましくは約40〜200mmである。羽根形状がシャフト51から周方向に突出する方向の長さは、1〜8mmである。羽根形状の数は特に限定されず、2枚、3枚、4枚、5枚、6枚、7枚のいずれかから選択することができるが、本実施形態では3枚である。
支持部4は、ハブ56を固定しバルーンカテーテル50を吊すように保持する保持部4aを有している。保持部4aは、支持部4を上下方向にスライド可能となっている。すなわち、支持部4は、吊しているバルーンカテーテル50を上下方向にスライドさせることができる。また、支持部4は、プリーティング部2の上方位置からフォールディング部3の上方位置(図2中一点鎖線で示された位置)までスライド移動することができる。これらにより、支持部4は、バルーンカテーテル50の先端部をプリーティング部2やフォールディング部3に対して挿入、抜出させることができる。
プリーティング部2は、バルーン52に羽根形状を形成することができる。フォールディング部3は、バルーン52に形成された羽根形状を、シャフト51の内管54に対して巻き付けるように畳むことができる。プリーティング部2とフォールディング部3は、いずれもバルーン52を鉛直方向に挿入可能となるように、縦向きに配置されている。
次に、プリーティング部2の構造について説明する。図3に示すように、プリーティング部2は、内部に3つのブレード12を有している。各ブレード12は、挿入されるバルーンカテーテル50の軸心方向に沿う各位置における断面形状が、同形状で形成される板状の部材である。ブレード12は、バルーン52が挿通される中心位置を基準として、それぞれが120°の角度をなすように配置されている。すなわち、各ブレード12は、周方向において等角度毎に配置されている。ブレード12は、外周端部付近に回動中心部12aを有し、この回動中心部12aを中心として回動することができる。また、ブレード12は、回動中心部12aより内周側に、軸方向に延びる移動ピン12dを有している。移動ピン12dは、プリーティング部2内で回転可能な回転部材14に形成される嵌合溝14aに嵌合している。回転部材14は、略水平方向に延びる梁部16に連結されている。回転部材14は、油圧シリンダーやモータ等の駆動源15から力を受けて傾く梁部16から回転力を受けて回転可能である。回転部材14が回転すると、嵌合溝14aに嵌合する移動ピン12dが周方向に移動し、これにより、各々のブレード12が回動中心部12aを中心として回動する。3つのブレード12が回動することにより、ブレード12に囲まれた中心部の空間領域を狭めることができる。
ブレード12は、回動中心部12aと反対側の内周端部に、略弧状の第1形状形成部12bと第2形状形成部12cとを有している。第1形状形成部12bは、ブレード12が回動するのに伴い、プリーティング部2内に挿通されるバルーン52の表面に当接して、バルーン52に羽根形状を形成することができる。第2形状形成部12cは、ブレード12が回動するのに伴い、バルーン52に形成される羽根部分に当接し、羽根形状を所定方向に湾曲させることができる。また、プリーティング部2は、ブレード12を加熱するためのヒーター(図示しない)を有している。
また、プリーティング部2に隣接して、フィルム供給部5が配置され、フィルム供給部5からは樹脂製の第1フィルム45及び第2フィルム46が供給される。各フィルムを案内するため、プリーティング部2内には複数の回転軸部13が設けられている。第1フィルム45は、第1フィルム保持部40から回転軸部13を介して、上部に配置されているブレード12の表面を覆っている。また、第1フィルム45は、ブレード12から回転軸部13を経て、フィルム巻取部42に至っている。第2フィルム46は、第2フィルム保持部41から回転軸部13を介し、下部に配置されている2つのブレード12に跨がって、それらの表面を覆っている。また、第2フィルム46は、回転軸部13を経て、フィルム巻取部42に至っている。これらにより、バルーン52が挿通されるプリーティング部2の中心位置は、第1フィルム45と第2フィルム46に囲まれた状態となっている。
第1フィルム45と第2フィルム46は、バルーン52がプリーティング部2に挿入され、ブレード12が回動してバルーン52に羽根形状を形成する際に、バルーン52がブレード12の表面に直接接触しないように保護する機能を有する。バルーン52の羽根形状を形成した後、第1フィルム45と第2フィルム46はフィルム巻取部42に所定長さが巻き取られる。すなわち、第1フィルム45及び第2フィルム46のバルーン52に一度接触した部分は、再度バルーン52に接触せず、バルーン52が挿入される度に新しい部分がプリーティング部2の中心位置に供給される。
次に、シャフト51の先端部及びバルーン52の構造について説明する。図4に示すように、シャフト51は、中空状の外管53と、中空状の内管54とを有している。内管54は、外管53の中空内部に納められており、シャフト51は、先端部において二重管構造となっている。内管54の中空内部は、ガイドワイヤ57を挿通させるガイドワイヤルーメン58を形成する。また、外管53の中空内部であって、内管54の外側には、バルーン52の拡張用流体を流通させる拡張ルーメン59が形成される。
内管54は、外管53の先端よりもさらに先端側まで突出している。バルーン52は、基端側端部が外管53の先端部に固定され、先端側端部が内管54の先端部に固定されている。これにより、バルーン52の内部が拡張ルーメン59と連通している。拡張ルーメン59を介してバルーン52に拡張用流体を注入することで、バルーン52を拡張させることができる。拡張用流体は気体でも液体でもよく、例えばヘリウムガス、COガス、Oガス等の気体や、生理食塩水、造影剤等の液体を用いることができる。
外管53および内管54は、ある程度の可撓性を有する材料により形成されるのが好ましい。そのような材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー、あるいはこれら二種以上の混合物等のポリオレフィンや、軟質ポリ塩化ビニル樹脂、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリエステル、ポリエステルエラストマー、ポリウレタン、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素樹脂、シリコーンゴム、ラテックスゴム等が挙げられる。
図4に示すように、プリーティング部2内に挿入されるバルーン52は、上から吊された状態で、ブレード12に囲まれた空間領域の中心部に配置される。プリーティング部2が縦向きに配置されていることで、挿入するバルーンカテーテル50を上から吊すことになるので、シャフト51及びバルーン52が自重により撓むことがないようにすることができる。すなわち、シャフト51の先端部を長さ方向に直線状の状態とすることができる。これにより、バルーン52をプリーティング部2に対して径方向に正確に位置決めし、挿入することができる。
プリーティング部2におけるバルーン52のプリーティングについてさらに説明する。図5に示すように、バルーン52の挿入前の状態において、3つのブレード12の第1形状形成部12b及び第2形状形成部12cは、それぞれ離隔した状態となっている。ブレード12間の中心領域は、それぞれ略弧状の第1形状形成部12bに囲まれており、折り畳み前のバルーン52を挿入することができる。
バルーン52に羽根形状を形成する際には、まず、バルーンカテーテル50のハブ56が、支持部4に対して取付けられる。バルーン52には、ハブ56及び内管54を通じて拡張用流体が注入され、バルーン52はある程度拡張した状態とされる。また、プリーティング部2のブレード12が加熱される。その上で、バルーン52がプリーティング部2内に挿入され、ブレード12が回動して、羽根形状が形成される。
図6に示すように、ブレード12が回動すると、各ブレード12の第1形状形成部12bが互いに近づき、ブレード12間の中心領域が狭まる。これに伴い、ブレード12間の中心領域に挿入されたバルーン52は、第1形状形成部12bによって内管54に対し押し付けられる。バルーン52のうち第1形状形成部12bによって押圧されない部分は、ブレード12の先端部と、当該ブレード12に隣接するブレード12の第2形状形成部12cとの間の隙間に押し出され、一方に湾曲した羽根形状が形成される。ブレード12によりバルーン52は加熱されるので、形成された羽根形状はそのままの形を維持することができる。このようにして、バルーン52に周方向3枚の羽根形状が形成される。
このとき、各ブレード12のバルーン52と接触する表面は、第1フィルム45及び第2フィルム46によって覆われており、バルーン52はブレード12の表面に直接接触することはない。バルーン52に羽根形状を形成したら、ブレード12を元の位置に戻すように回動させ、バルーン52はプリーティング部2から引き抜かれる。なお、プリーティングの過程において、バルーン52を過拡張させた後に、少し収縮(deflate)させるステップ、または、バルーン52を過拡張とならない程度に拡張させた後に、少し収縮させるステップを有していてもよい。
プリーティング部2は縦向きに配置され、バルーンカテーテル50も上下方向に吊された状態となっているので、プリーティング部2内に挿入されたバルーン52は、長さ方向に重力を受け、径方向には重力を受けない。このため、バルーン52のプリーティング部2内での位置が少しずれていたとしても、ブレード12が回動し、第1形状形成部12bが周方向3箇所でバルーン52に対し径方向に向かって当接することにより、バルーン52の位置がプリーティング部2の中心位置に移動し、確実に均一な羽根形状を形成できる。
次に、フォールディング部3の構造について説明する。図7に示すように、フォールディング部3は、内部に10個のブレード22を有している。各ブレード22は、挿入されるバルーンカテーテル50の軸心方向に沿う各位置における断面形状が、同形状で形成される板状の部材である。ブレード22は、バルーンが挿通される中心位置を基準として、それぞれが36°の角度をなすように配置されている。すなわち、各ブレード22は、周方向において等角度毎に配置されている。ブレード22は、外周端部付近に回動中心部22aを有し、この回動中心部22aを中心として回動することができる。また、各ブレード22は、略外周端部付近に、軸心方向に延びる移動ピン22cを有している。移動ピン22cは、フォールディング部3内で回転可能な回転部材23に形成される嵌合溝23aに嵌合している。回転部材23は、略水平方向に延びる梁部25に連結されている。回転部材23は、油圧シリンダーやモータ等の駆動源24から力を受けて傾く梁部25から回転力を受けて回転可能である。回転部材23が回転すると、嵌合溝23aに嵌合する移動ピン22cが周方向に移動し、これにより、各々のブレード22が回動中心部22aを中心として回動する。10個のブレード22が回動することにより、ブレード22に囲まれた中心部の空間領域を狭めることができる。
ブレード22は、先端側が屈曲すると共に、先端部22bは尖った形状を有している。先端部22bは、ブレード22が回動するのに伴い、フォールディング部3内に挿通されるバルーン52の表面に当接して、バルーン52に形成された羽根形状を、内管54に対して巻き付けるように畳むことができる。また、フォールディング部3は、ブレード22を加熱するためのヒーター(図示しない)を有している。
ブレード22には、フィルム供給部6から第1フィルム47及び第2フィルム48が供給される。各フィルムの供給構造は、プリーティング部2の場合と同様である。第1フィルム47と第2フィルム48は、ブレード22によって囲まれた中央の空間領域を挟むように対向配置される。これら第1フィルム47と第2フィルム48により、フォールディング部3に挿入されたバルーン52は、ブレード22の表面に直接接触しないようにすることができる。
フォールディング部3は縦向きに配置されているので、図8に示すように、バルーンカテーテル50を上から吊した状態でフォールディング部3に対して挿入することができる。すなわち、バルーン52を含むシャフト51の先端部を、重力により長さ方向に直線状の状態とすることができる。これにより、バルーン52をフォールディング部3に対して径方向に正確に位置決めし、挿入することができる。
フォールディング部3においても、バルーンカテーテル50は上下方向に吊された状態となっているので、バルーン52のフォールディング部3内での位置が少しずれていたとしても、ブレード22が回動し、先端部22bが周方向10箇所でバルーン52に対し径方向に向かって当接することにより、バルーン52の位置がフォールディング部3の中心位置に移動し、バックフォールドの発生を確実に防止しながら、羽根形状を畳むことができる。
フォールディング部3におけるバルーン52のフォールディングについてさらに説明する。図9に示すように、バルーン52の挿入前の状態において、各ブレード22の先端部22bは、それぞれ周方向に離隔した状態となっている。ブレード22に囲まれた中心領域であって第1フィルム47と第2フィルム48の間には、羽根形状を形成されたバルーン52を挿入することができる。
図10に示すように、ブレード22が回動すると、各ブレード22の先端部22bが互いに近づき、ブレード22間の中心領域が狭まる。これに伴い、ブレード22間の中心領域に挿入されたバルーン52は、各ブレード22の先端部22bによって羽根形状が周方向に寝かされた状態となる。ブレード22は、バルーン52の挿入前に予め加熱されており、ブレード22によってバルーン52が加熱されるので、ブレード22により周方向に寝かされた羽根形状は、そのままの形を維持することができる。
このとき、各ブレード22のバルーン52と接触する表面は、第1フィルム47及び第2フィルム48によって覆われており、バルーン52はブレード22の表面に直接接触することはない。バルーン52の羽根形状を畳んだら、ブレード22を元の位置に戻すように回動させ、バルーン52はフォールディング部3から引き抜かれる。
本形態において、バルーン52はプリーティング部2やフォールディング部3内で、単に上から吊された状態であるが、バルーン52を下から引っ張る錘部材を設けてもよい。図11に示すように、バルーン52の先端部には、吊るし部25が固定され、吊るし部25の下端部には錘部材26が固定される。錘部材26をバルーン52の先端部から吊すことにより、上から吊されたバルーンカテーテル50が鉛直下方に引っ張られ、シャフト51をより直線状とすることができる。
次に、第2の形態のバルーン折り畳み機について説明する。本形態のバルーン折り畳み機は、下方から上方に向かってバルーン52を挿入できるように形成されている。図12に示すように、基台30の下面にプリーティング部31とフォールディング部32とが配置され、さらに、これらの下方に配置される支持部33を有している。
支持部33は、バルーンカテーテル50のシャフト51を保持する保持部33aを有し、保持部33aは支持部33を上下方向にスライド可能となっている。すなわち、支持部33は、保持しているバルーンカテーテル50を上下方向にスライド可能としている。また、支持部33は、プリーティング部31の下方位置からフォールディング部32の下方位置(図12中一点鎖線で示された位置)までスライド移動することができる。これらにより、支持部33は、バルーンカテーテル50の先端部をプリーティング部31やフォールディング部32に対して挿入、抜出させることができる。
プリーティング部31及びフォールディング部32は、第1の形態のバルーン折り畳み機のプリーティング部2及びフォールディング部3と同じ構成であり、いずれもバルーン52を鉛直上向きに挿入可能となるように、縦向きに配置されている。
このように、バルーンカテーテル50を下方から支持し、プリーティング部31及びフォールディング部32に対して下方から挿入するようにしてもよい。この場合も、バルーンカテーテル50のシャフト51は、長さ方向にのみ重力を受けて、自重により撓まないようにすることができるので、プリーティング部31やフォールディング部32に対して正確に位置決め挿入することができる。
ここまでは、ラピッドエクスチェンジ型のカテーテルのバルーン52をバルーン折り畳み機で折り畳む場合について説明したが、オーバーザワイヤ型(Over−the−wire type)のカテーテルについても、同じバルーン折り畳み機でバルーンを折り畳むことができる。
以上のように、本実施形態に係るバルーン折り畳み機は、長尺なシャフト51の先端部にバルーン52を有するバルーンカテーテル50のバルーン52を折り畳むバルーン折り畳み機であって、バルーン52に羽根形状を形成するプリーティング部2と、バルーン52に形成された羽根形状を周方向に沿って畳むフォールディング部3と、バルーンカテーテル50を支持し、バルーン52を含むシャフト51の先端部をプリーティング部2及びフォールディング部3に対して挿入自在とする支持部4と、を有し、プリーティング部2及びフォールディング部3は、いずれもバルーン52を鉛直方向に挿入する縦向きに配置されている。このバルーン折り畳み機によれば、プリーティング部2及びフォールディング部3が縦向きに配置されているので、バルーンカテーテル50を縦方向に支持することができ、バルーン52を含むシャフト51の長さ方向に重力がかかるようにすることができる。これにより、シャフト51が自重により撓むことを防止し、バルーン52をプリーティング部2及びフォールディング部3に対し正確に位置決め挿入することができる。また、バルーン52の径方向に重力がかからないため、プリーティング部2やフォールディング部3内において、バルーン52に羽根形状を形成したり畳んだりするのに伴い、バルーン52がヘッドの中心位置に移動することができる。これらにより、プリーティング部2において羽根形状が不均一になることや、フォールディング部3においてバックフォールドが発生することを防止できる。
また、支持部4は、プリーティング部2及びフォールディング部3の上方に位置すると共に、バルーンカテーテル52を吊るす保持部4aを有するようにすれば、バルーンカテーテル50を上方から吊してプリーティング部2及びフォールディング部3に対し正確に位置決めしつつ挿入することができる。
また、バルーン52の下部に吊される錘部材26を有するようにすれば、バルーン52の撓みをより確実に防止できる。
また、支持部33は、バルーンカテーテル50を保持する保持部33aを有し、バルーン52をプリーティング部31及びフォールディング部32に対し下方から挿入させるようにすれば、バルーンカテーテル50を下方から支持してプリーティング部2及びフォールディング部3に対し正確に位置決めしつつ挿入することができる。
また、プリーティング部2にフィルムを供給するフィルム供給部5を有し、フィルムは、プリーティング部2を形成するブレード12の表面に沿うように配置されるようにすれば、バルーン52に羽根形状を形成する際に、バルーン52がブレード12の表面に直接触れないようにすることができ、バルーン52の表面を保護しつつプリーティングを行うことができる。
また、本実施形態に係るバルーン折り畳み方法は、長尺なシャフト51の先端部にバルーン52を有するバルーンカテーテル50のバルーン52を折り畳むバルーン折り畳み方法であって、バルーン52に羽根形状を形成するプリーティング部2と、バルーン52に形成された羽根形状を周方向に沿って畳むフォールディング部3と、バルーンカテーテル50を支持し、バルーン52を含むシャフト51の先端部をプリーティング部2及びフォールディング部3に対して挿入自在とする支持部4と、を有し、プリーティング部2及びフォールディング部3は、いずれもバルーン52を鉛直下向きで挿入可能に配置されているバルーン折り畳み機を用意する工程と、支持部4にバルーンカテーテル50を支持させてバルーン52を吊す工程と、バルーン52を加圧して膨張させる工程と、バルーン52をプリーティング部2に対し上方から鉛直下向きに挿入し、プリーティング部2によってバルーン52に羽根形状を形成する工程と、バルーン52をフォールディング部3に対し上方から鉛直下向きに挿入し、フォールディング部3によってバルーン52の羽根形状を畳む工程と、を有する。このバルーン折り畳み方法によれば、バルーン52をプリーティング部2及びフォールディング部3に対し鉛直下向きに挿入するので、バルーンカテーテル50を上から吊して保持することができ、バルーン52を含むシャフト51の長さ方向に重力がかかるようにすることができる。これにより、シャフト51が自重により撓むことを防止し、バルーン52をプリーティング部2及びフォールディング部3に対し正確に位置決め挿入することができる。また、バルーン52の径方向に重力がかからないため、プリーティング部2やフォールディング部3内において、バルーン52に羽根形状を形成したり畳んだりするのに伴い、バルーン52がヘッドの中心位置に移動することができる。これらにより、プリーティング部2において羽根形状が不均一になることや、フォールディング部3においてバックフォールドが発生することを防止できる。
また、本実施形態に係るバルーン折り畳み方法は、長尺なシャフト51の先端部にバルーン52を有するバルーンカテーテル50のバルーン52を折り畳むバルーン折り畳み方法であって、バルーン52に羽根形状を形成するプリーティング部31と、バルーン52に形成された羽根形状を周方向に沿って畳むフォールディング部32と、バルーンカテーテル50を支持し、バルーン52を含むシャフト51の先端部をプリーティング部31及びフォールディング部32に対して挿入自在とする支持部33と、を有し、プリーティング部31及びフォールディング部32は、いずれもバルーン52を鉛直上向きで挿入可能に配置されているバルーン折り畳み機を用意する工程と、支持部33にバルーンカテーテル50を支持させる工程と、バルーン52を加圧して膨張させる工程と、バルーン52をプリーティング部31に対し下方から鉛直上向きに挿入し、プリーティング部31によってバルーン52に羽根形状を形成する工程と、バルーン52をフォールディング部32に対し下方から鉛直上向きに挿入し、フォールディング部32によってバルーン52の羽根形状を畳む工程と、を有する。このバルーン折り畳み方法によれば、バルーン52をプリーティング部31及びフォールディング部32に対し鉛直上向きに挿入するので、バルーンカテーテル50を下方から縦方向に保持することができ、バルーン52を含むシャフト51の長さ方向に重力がかかるようにすることができる。これにより、シャフト51が自重により撓むことを防止し、バルーン52をプリーティング部31及びフォールディング部32に対し正確に位置決め挿入することができる。また、バルーン52の径方向に重力がかからないため、プリーティング部31やフォールディング部32内において、バルーン52に羽根形状を形成したり畳んだりするのに伴い、バルーン52がヘッドの中心位置に移動することができる。これらにより、プリーティング部31において羽根形状が不均一になることや、フォールディング部32においてバックフォールドが発生することを防止できる。
なお、本発明は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の技術的思想内において当業者により種々変更が可能である。例えば、支持部4について、上述の実施形態ではハブ56を保持しているが、シャフト51を保持してもよい。また、支持部4が、シャフト51をプリーティング部2やフォールディング部3に対し確実に挿入されるように、支持部4と各ヘッドの間にガイドを設けてもよい。
1 基台
2 プリーティング部
3 フォールディング部
4 支持部
4a 保持部
5 フィルム供給部
6 フィルム供給部
12 ブレード
12a 回動中心部
12b 第1形状形成部
12c 第2形状形成部
22 ブレード
22a 回動中心部
22b 先端部
50 バルーンカテーテル
51 シャフト
52 バルーン
53 外管
54 内管
55 開口部
56 ハブ
57 ガイドワイヤ

Claims (7)

  1. 長尺なシャフトの先端部にバルーンを有するバルーンカテーテルの前記バルーンを折り畳むバルーン折り畳み機であって、
    前記バルーンに羽根形状を形成するプリーティング部と、
    前記バルーンに形成された羽根形状を周方向に沿って畳むフォールディング部と、
    前記バルーンカテーテルを支持し、前記バルーンを含む前記シャフトの先端部を前記プリーティング部及びフォールディング部に対して挿入自在とする支持部と、を有し、
    前記プリーティング部及びフォールディング部は、いずれも前記バルーンを鉛直方向に挿入する縦向きに配置されているバルーン折り畳み機。
  2. 前記支持部は、前記プリーティング部及びフォールディング部の上方に位置すると共に、前記バルーンカテーテルを吊るす保持部を有する請求項1に記載のバルーン折り畳み機。
  3. 前記バルーンの下部に吊される錘部材を有する請求項1または2に記載のバルーン折り畳み機。
  4. 前記支持部は、前記バルーンカテーテルを保持する保持部を有し、前記バルーンを前記プリーティング部及びフォールディング部に対し下方から挿入させる請求項1に記載のバルーン折り畳み機。
  5. 前記プリーティング部にフィルムを供給するフィルム供給部を有し、前記フィルムは、前記プリーティング部を形成するブレードの表面に沿うように配置される請求項1〜4のいずれか1項に記載のバルーン折り畳み機。
  6. 長尺なシャフトの先端部にバルーンを有するバルーンカテーテルの前記バルーンを折り畳むバルーン折り畳み方法であって、
    前記バルーンに羽根形状を形成するプリーティング部と、
    前記バルーンに形成された羽根形状を周方向に沿って畳むフォールディング部と、
    前記バルーンカテーテルを支持し、前記バルーンを含む前記シャフトの先端部を前記プリーティング部及びフォールディング部に対して挿入自在とする支持部と、を有し、
    前記プリーティング部及びフォールディング部は、いずれも前記バルーンを鉛直下向きで挿入可能に配置されているバルーン折り畳み機を用意する工程と、
    前記支持部に前記バルーンカテーテルを支持させて前記バルーンを吊す工程と、
    前記バルーンを加圧して膨張させる工程と、
    前記バルーンを前記プリーティング部に対し上方から鉛直下向きに挿入し、前記プリーティング部によって前記バルーンに羽根形状を形成する工程と、
    前記バルーンを前記フォールディング部に対し上方から鉛直下向きに挿入し、前記フォールディング部によって前記バルーンの羽根形状を畳む工程と、
    を有するバルーン折り畳み方法。
  7. 長尺なシャフトの先端部にバルーンを有するバルーンカテーテルの前記バルーンを折り畳むバルーン折り畳み方法であって、
    前記バルーンに羽根形状を形成するプリーティング部と、
    前記バルーンに形成された羽根形状を周方向に沿って畳むフォールディング部と、
    前記バルーンカテーテルを支持し、前記バルーンを含む前記シャフトの先端部を前記プリーティング部及びフォールディング部に対して挿入自在とする支持部と、を有し、
    前記プリーティング部及びフォールディング部は、いずれも前記バルーンを鉛直上向きで挿入可能に配置されているバルーン折り畳み機を用意する工程と、
    前記支持部に前記バルーンカテーテルを支持させる工程と、
    前記バルーンを加圧して膨張させる工程と、
    前記バルーンを前記プリーティング部に対し下方から鉛直上向きに挿入し、前記プリーティング部によって前記バルーンに羽根形状を形成する工程と、
    前記バルーンを前記フォールディング部に対し下方から鉛直上向きに挿入し、前記フォールディング部によって前記バルーンの羽根形状を畳む工程と、
    を有するバルーン折り畳み方法。
JP2015188031A 2015-09-25 2015-09-25 バルーン折り畳み機及びバルーン折り畳み方法 Active JP6623014B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015188031A JP6623014B2 (ja) 2015-09-25 2015-09-25 バルーン折り畳み機及びバルーン折り畳み方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015188031A JP6623014B2 (ja) 2015-09-25 2015-09-25 バルーン折り畳み機及びバルーン折り畳み方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017060617A true JP2017060617A (ja) 2017-03-30
JP6623014B2 JP6623014B2 (ja) 2019-12-18

Family

ID=58428460

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015188031A Active JP6623014B2 (ja) 2015-09-25 2015-09-25 バルーン折り畳み機及びバルーン折り畳み方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6623014B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2020196229A1 (ja) * 2019-03-22 2020-10-01

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1988006465A1 (en) * 1987-02-27 1988-09-07 Terumo Kabushiki Kaisha Catheter equipped with expansible member and production thereof
JP2004525704A (ja) * 2001-03-26 2004-08-26 マシーン ソリューションズ インコーポレイテッド バルーン折り重ね技術
JP2013538094A (ja) * 2010-08-23 2013-10-10 アボット カーディオヴァスキュラー システムズ インコーポレイテッド ポリマースキャフォールドに対するクリンピング損傷の減少
US20130303982A1 (en) * 2010-12-21 2013-11-14 Invatec Technology Center Gmbh Drug eluting balloon for the treatment of stenosis and method of manufacturing the balloon

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1988006465A1 (en) * 1987-02-27 1988-09-07 Terumo Kabushiki Kaisha Catheter equipped with expansible member and production thereof
JP2004525704A (ja) * 2001-03-26 2004-08-26 マシーン ソリューションズ インコーポレイテッド バルーン折り重ね技術
JP2013538094A (ja) * 2010-08-23 2013-10-10 アボット カーディオヴァスキュラー システムズ インコーポレイテッド ポリマースキャフォールドに対するクリンピング損傷の減少
US20130303982A1 (en) * 2010-12-21 2013-11-14 Invatec Technology Center Gmbh Drug eluting balloon for the treatment of stenosis and method of manufacturing the balloon

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2020196229A1 (ja) * 2019-03-22 2020-10-01
WO2020196229A1 (ja) * 2019-03-22 2020-10-01 テルモ株式会社 バルーン折りたたみ方法
CN113260406A (zh) * 2019-03-22 2021-08-13 泰尔茂株式会社 球囊折叠方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6623014B2 (ja) 2019-12-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6190356B1 (en) Helical spiral balloon catheter
US7273469B1 (en) Modified needle catheter for directional orientation delivery
JP6999016B2 (ja) バルーン折り畳み機およびバルーン折り畳み方法
JPH0213464A (ja) カテーテル
JP2011505918A (ja) 半径方向に拡張可能なセンタリング支持部材を有する薬剤送達カテーテル
JP6623014B2 (ja) バルーン折り畳み機及びバルーン折り畳み方法
JP6628532B2 (ja) バルーン折り畳み方法
US11135409B2 (en) Balloon wrapping apparatus and balloon wrapping method
JP6545057B2 (ja) バルーン折り畳み機
US11097460B2 (en) Balloon wrapping apparatus
JP6574121B2 (ja) バルーン折り畳み機及びバルーン折り畳み方法
EP3338849A1 (en) Balloon wrapping machine and balloon wrapping method
JP6578174B2 (ja) バルーン折り畳み機およびバルーン折り畳み方法
JP6639848B2 (ja) バルーン折り畳み機およびバルーン折り畳み方法
JP7394836B2 (ja) バルーン折りたたみ装置
CN217612444U (zh) 单独或组合释放药物与安装支架的介入装置
CN113260406A (zh) 球囊折叠方法
JP2022125638A (ja) バルーンカテーテル
CN113226430A (zh) 球囊导管以及球囊配置方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180813

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190527

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190524

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190710

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190813

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191008

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191111

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191125

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6623014

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250