JP2017060420A - Mist spraying method to plant body - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、植物体へのミスト散布方法に関する。 The present invention relates to a method for spraying mist on a plant body.
従来、植物体にミストを噴霧するミスト散水装置が提案されている(たとえば特許文献1参照)。特許文献1のミスト散水装置は、庭の植木、園芸植物、シダ植物、コケ植物、洋ランなどへの散水を目的に構成されている。 Conventionally, a mist sprinkler for spraying mist on plants has been proposed (see, for example, Patent Document 1). The mist watering device of Patent Document 1 is configured for the purpose of watering garden plants, garden plants, fern plants, moss plants, orchids, and the like.
ところで、植物体の種類によっては、葉が上下に重なっていることがあり、植物体の葉の上方からミストを噴霧しても、相対的に下側である葉には、ミストがあまり散布されない可能性がある。つまり、植物体の種類によっては、上下の葉でミストの散布量に分布が生じる可能性がある。 By the way, depending on the type of plant body, the leaves may overlap each other, and even if mist is sprayed from above the leaves of the plant body, the mist is not sprayed much on the relatively lower leaves. there is a possibility. That is, depending on the type of plant body, there is a possibility that the distribution of the amount of mist is generated between the upper and lower leaves.
本発明は、葉が上下に重なっている植物体であってもミストの散布量のばらつきを抑制することができる植物体へのミスト散布方法を提供することを目的とする。 An object of this invention is to provide the mist spraying method to the plant body which can suppress the dispersion | variation in the dispersion amount of mist even if it is a plant body with which the leaf has piled up and down.
本発明に係る植物体へのミスト散布方法は、植物体に散布するミストを噴霧するステップと、少なくともミストを噴霧するタイミングには前記植物体の地上部を傾斜させるステップとを含むことを特徴とする。 The method for spraying mist on a plant according to the present invention includes spraying mist to be sprayed on the plant, and tilting the above-ground part of the plant at least at the timing of spraying the mist. To do.
本発明の構成によれば、葉が上下に重なっている植物体であってもミストの散布量のばらつきを抑制することができるという利点を有する。 According to the structure of this invention, even if it is a plant body with which the leaf has piled up and down, it has the advantage that the dispersion | variation in the amount of spraying of mist can be suppressed.
以下に説明する本実施形態の技術は、農業用ハウスの内部で栽培する植物体に採用することを想定しているが、農業用ハウスの内部で栽培する植物体だけではなく露地で栽培する植物体であっても採用可能である。植物体は、果菜類、豆類、果物、花卉などから選択可能である。この種の植物体は、多くの場合に地上部の最大高さが葉菜類に比べて高くなり、一部の葉が上下に重なることが多い。この種の植物体は、果菜類であれば、トマト、キュウリ、ナスなどが相当する。 The technology of the present embodiment described below is assumed to be applied to a plant cultivated inside an agricultural house, but not only a plant cultivated inside an agricultural house but also a plant cultivated in an open field. Even the body can be adopted. The plant body can be selected from fruit vegetables, beans, fruits, flowers and the like. In many cases, this type of plant has a maximum above-ground height higher than that of leafy vegetables, and some leaves often overlap vertically. If this kind of plant is fruit and vegetables, tomato, cucumber, eggplant, etc. correspond.
本実施形態の技術は、カボチャ、スイカ、メロンのように、地這い栽培を行う植物体に適用することは想定していないが、これらの植物体でも、支柱、ワイヤ、ネットなどから選択される支持部材を用いて栽培する場合には、適用可能になることもある。また、葉菜類のように地上部の大部分が葉である植物体も本実施形態の技術の適用を想定していないが、比較的柔軟な葉菜類の場合には、適用可能になることもある。 Although the technology of this embodiment is not assumed to be applied to plants that perform ground cultivation, such as pumpkins, watermelons, and melons, these plants are also selected from struts, wires, nets, and the like. When cultivating using a support member, it may become applicable. Moreover, although the plant body in which most of the above-ground part is a leaf like leaf vegetables is not assumed to apply the technique of this embodiment, in the case of a relatively flexible leaf vegetable, it may become applicable.
本実施形態では、植物体にミストを散布するのは、植物体に低温の水を接触させて植物体を冷却すること、および植物体から気化熱を奪うことによって植物体の温度と植物体の周囲温度とを低下させることを主な目的としている。ただし、薬剤の散布を目的とする場合にも本実施形態の技術は効果をもたらす。ミストを発生させる装置は、植物体の直上あるいは斜め上方でミストが発生し、ミストが重力で落下することによって植物体に到達するように構成される。ミストの粒径は10μm以上かつ100μm以下に定めている。この範囲の粒径のミストを用いると、ミストの発生後に蒸発によって消滅することなく植物体に到達する可能性が高くなる。 In this embodiment, the mist is sprayed on the plant body by bringing the plant body into contact with low-temperature water to cool the plant body, and by removing the heat of vaporization from the plant body. The main purpose is to lower the ambient temperature. However, the technique of the present embodiment is effective even for the purpose of spraying medicine. The apparatus for generating mist is configured such that mist is generated directly above or obliquely above the plant body, and reaches the plant body when the mist falls by gravity. The particle size of the mist is set to 10 μm or more and 100 μm or less. When a mist having a particle size in this range is used, the possibility of reaching the plant body without disappearing due to evaporation after the generation of the mist increases.
ところで、植物体がトマト、キュウリのような果菜類であると、周囲湿度が過剰である場合あるいは植物体の表面に過剰に水分が付着した場合に、果実が割れる可能性があり、また果実のへたがコルク状に変質する可能性がある。つまり、植物体は、過剰な水分によって生理障害を生じる可能性がある。本実施形態では、ミストの粒径を上述の範囲に定めているから、ミストが植物体に付着しても比較的短時間で蒸発する。そのため、ミストは植物体の冷却に寄与する一方で、ミストによって植物体に生理障害が生じる可能性は低減される。 By the way, if the plant body is fruit and vegetables such as tomatoes and cucumbers, the fruit may break if the ambient humidity is excessive or excessive moisture adheres to the surface of the plant body. The spatula may be transformed into a cork shape. That is, the plant body may cause physiological disorders due to excessive moisture. In this embodiment, since the particle diameter of the mist is set in the above range, even if the mist adheres to the plant body, it evaporates in a relatively short time. Therefore, while mist contributes to cooling of a plant body, possibility that a physiological disorder will arise in a plant body by mist is reduced.
以下に説明する実施形態では、植物体がトマトであって、農業用ハウスの中に設けた圃場においてトマトを栽培する場合を例として説明する。ただし、トマトは一例であって、上述のように、本実施形態の技術は、種々の植物体に適用することが可能である。また、本実施形態では土耕栽培を例として説明するが、水耕栽培であっても本実施形態の技術は適用可能である。 In the embodiment described below, the case where the plant body is a tomato and the tomato is cultivated in an agricultural field provided in an agricultural house will be described as an example. However, tomato is an example, and as described above, the technique of the present embodiment can be applied to various plants. Moreover, although this embodiment demonstrates soil culture cultivation as an example, the technique of this embodiment is applicable even if it is hydroponics cultivation.
図1に示すように、植物体10は、圃場30に植えられる。図1には一本仕立ての植物体10を2本だけ示しているが、図2に示すように、実際には多数の植物体10が圃場30に並べて植えられている。図2に示す圃場30には、他の部位よりも盛り上がった複数本の畝31が形成されている。隣り合う畝31の間には通路32が形成される。通路32は、作業者に移動および作業のための空間を提供する。
As shown in FIG. 1, the
図2に示す例では、畝31に2列の植物体10を植える2条植えが採用されている。すなわち、一本仕立ての複数の植物体10が1つの畝31に2列に並べて植えられている。各列では、隣り合う植物体10が、植物体10の種類に応じた所定の間隔で並んでいる。植物体10の間隔は、たとえば、大玉のトマトであれば、おおむね40cmから60cmの範囲に決められる。
In the example shown in FIG. 2, double row planting is used in which two rows of
ところで、図3に示すように、圃場30を囲む農業用ハウス20は、構造材としての金属製パイプを組み合わせて構成されたフレーム21と、フレーム21により支持された被覆材22とを備える。被覆材22は、ガラスでもよいが、本実施形態では、透光性を有する(望ましくは透明である)合成樹脂フィルムを用いている。
By the way, as shown in FIG. 3, the
農業用ハウス20は、断面半円状の屋根部200と、屋根部200を支持し互いに対向する一対の側壁部201と、側壁部201に直交し互いに対向する一対の妻壁部203とを一体に備える。したがって、農業用ハウス20は、妻壁部203を結ぶ方向に直交する断面において逆U字状に形成されている。一対の妻壁部203を結ぶ方向の寸法は、一対の側壁部201を結ぶ方向に比べて十分に大きい寸法に設計されている。以下では、一対の妻壁部203を結ぶ方向を長手方向といい、一対の側壁部201を結ぶ方向を短手方向という。畝31の長手方向は農業用ハウス20の長手方向に沿っており、農業用ハウス20の短手方向において、複数本の畝31が形成される。
The
農業用ハウス20は、カーテン23および窓24を備える。カーテン23は、内部に入射する外光を減光させる第1位置と、内部に入射する外光を減光させない第2位置との間で移動可能である。また、窓24は、内部と外部との間で通気させる開位置と、内部と外部との間で通気させない閉位置との間で移動可能である。
The
さらに、農業用ハウス20は、カーテン23として、屋根部200に沿って配置された屋根カーテン230と、2つの側壁部201それぞれに沿って配置された2つの側カーテン231とを備える。屋根カーテン230は、第1位置と第2位置との間で移動することにより、屋根部200からの外光の入射量を調節する。側カーテン231は、第1位置と第2位置との間で移動することにより、2つの側壁部201それぞれからの外光の入射量を調節する。屋根カーテン230と側カーテン231とは駆動装置により独立して駆動される。駆動装置は、モータのような動力源を備え、屋根カーテン230と側カーテン231とにそれぞれ対応した駆動機構を備えている。
Furthermore, the
窓24は、側壁部201それぞれに設けられている。窓24は、開度が調節されることにより、農業用ハウス20の内部と外部との間で通気する際の空気の通気抵抗を調節する。農業用ハウス20は、側壁部201のほかに、妻壁部203にも窓を備えていることが望ましい。2つの側壁部201それぞれの窓24は、駆動装置により独立して駆動される。駆動装置は、モータのような動力源を備え、窓24にそれぞれ対応した駆動機構を備えている。
The
カーテン23の位置と窓24の開度とを適宜に調節すれば、農業用ハウス20の内部温度と内部湿度とを変化させることが可能である。たとえば、夏季で晴天の日中であれば、屋根カーテン230および側カーテン231を閉じ、かつ窓24の開度を大きくすれば、農業用ハウス20の内部温度の上昇が抑制される。
If the position of the
農業用ハウス20の妻壁部203には、上部にファン25が配置され、下部に出入口が設けられる。ファン25は、機械換気によって農業用ハウス20の換気を行い、農業用ハウス20の内部温度および内部湿度の調節に寄与する。また、ファン25は運転時に農業用ハウス20に気流を形成する。上述のように、カーテン23、窓24、ファン25などの設備の動作を制御することにより、農業用ハウス20の内部環境が制御され、植物体10を育成する環境を整えることが可能になる。
A
農業用ハウス20は、図4のように、植物体10を育成する環境を制御するために、カーテン23、窓24、ファン25のほかに、植物体10に散水する装置、植物体10にミストを散布する装置などの各種の装置を備える。また、農業用ハウス20には、温度、湿度、土中の含水率、照度などの各種情報を監視するセンサ61が配置される。すなわち、センサ61は、農業用ハウス20の内部環境を監視する。センサ61が監視する内部環境には、植物体10の温度、湿度、照度などがある。内部環境を監視するセンサ61は、農業用ハウス20の複数箇所に設けることが望ましいが、1箇所にだけ設けてもよい。
As shown in FIG. 4, the
農業用ハウス20の内部環境を整える装置は、センサ61が監視した農業用ハウス20の内部環境に基づいて、制御装置60が動作状態を決める。つまり、制御装置60は、カーテン23、窓24、ファン25、散水を行う装置、ミストを散布する装置などの各種装置を、センサ61が監視する農業用ハウス20の内部環境に基づいて制御する。センサ61が監視する内部環境と各種装置の動作との関係は、植物体10の種類、植物体10の成長段階、季節などに応じて定められる。
In the device for preparing the internal environment of the
制御装置60は、手動運転と自動運転との選択が可能であり、自動運転が選択されているときには、各種装置の自動運転を行う。また、制御装置60は、タイマ62を内蔵し、タイマ62は、運転期間と停止期間とがスケジュールとして設定可能に構成されている。自動運転が選択されている場合、制御装置60は、タイマ62に設定した運転期間において、センサ61が監視する内部環境に応じて各種装置の動作を制御する。
The
上述した構成の農業用ハウス20は一例であり、農業用ハウス20の構成を限定する趣旨ではなく、農業用ハウス20に他の材料を用いることや他の形状に形成することを妨げない。
The
以下では、主としてミストを散布する装置について説明する。農業用ハウス20には、図1に示すように、植物体10にミストを散布するために、ミスト発生装置40と傾斜装置50とが設けられている。ミスト発生装置40は、植物体10の上方でミストを発生させ、重力で落下するミストを植物体10に散布するように構成される。また、傾斜装置50は、植物体10の地上部11における頂部に取り付けられ、地上部11の傾斜角度を変化させるように構成される。
Below, the apparatus which spreads mist mainly is demonstrated. As shown in FIG. 1, the
ミスト発生装置40は、通水管41、ノズル42、ポンプ43、タンク44を備える(図4参照)。通水管41は、圃場30の上方に配置されるように農業用ハウス20に取り付けられている(図2参照)。本実施形態において、通水管41は、農業用ハウス20の長手方向に沿うように配置されているが、農業用ハウス20の短手方向に沿うように配置することも可能である。
The
通水管41の長手方向の中間部には、複数個のノズル42が接続されている。複数個のノズル42のそれぞれは4方向にミストを吹き出すように4個の噴霧口を備えている。図1に示す例では、噴霧口は、地面に沿う面内でほぼ等角度間隔に設けられている。ノズル42は、他の構成でもよく、たとえば、地面に沿う面内で互いに反対向きにミストを吹き出すように2つの噴霧口を備える構成を採用してもよい。
A plurality of
本実施形態では、ノズル42は、図5に示すように、1つの畝31で隣り合う4株の植物体10に囲まれ、かつ畝31の長手方向に沿った中心線付近の上方に配置してある。すなわち、4株の植物体10の根元を頂点とする四角形の中心付近の上方にノズル42が配置される。また、図5に示しているように、ノズル42は、4つの噴霧口からミストを吹き出す向き(破線で示す)が、4株の植物体10に一対一に対応するように配置される。畝31の上面からノズル42までの高さは、果実を収穫する際の植物体10の高さに応じて異なるが、おおむね100cmから200cmであればよい。
In the present embodiment, as shown in FIG. 5, the
本実施形態では、畝31の上方にノズル42を配置しているが、隣り合う2つの畝31の間の通路32の上方にノズル42を配置することも可能である。植物体10とノズル42との配置、および植物体10と噴霧口の向きとの関係は、畝31の上方にノズル42が配置される場合と同様である。
In the present embodiment, the
通水管41はポンプ43に接続されている。ポンプ43は、タンク44に蓄えた水を通水管41に給水する。ポンプ43で加圧された水が通水管41に供給されることにより、ノズル42からミストが吹き出す。ノズル42から吹き出したミストは、重力によって落下し、植物体10に散布される。したがって、植物体10においてミストが付着した部位の温度が低下し、植物体10を冷やすことが可能になる。
The
ところで、本実施形態は、ミストを散布する装置として、ミスト発生装置40だけではなく、傾斜装置50を備えている。傾斜装置50は、図1のように、植物体10の地上部11の一部に取付られる留め具51と、農業用ハウス20に取り付けられた移動装置52と、移動装置52に留め具51を結合する結合部材53とを備える。
By the way, this embodiment is provided with not only the
留め具51は、植物体10の一部を挟むクリップ状の部材、植物体10の一部に巻き付けるテープ状の部材などから選択される。傾斜装置50は、留め具51に外力を作用させることにより、植物体10の地上部11の傾斜角度を変化させることが可能になる。本実施形態では、一本仕立ての植物体10を想定しているから、植物体10の地上部11の傾斜角度は植物体10の地上部11における主軸の傾斜角度である。ここでの主軸は、植物体10の地上部11における基部と頂部とを結ぶ線を表し、おおむね植物体10の茎に沿っている。
The
傾斜角度は、上下方向を基準にした角度で表す。一般的には、図1Aのように、植物体10が自立している状態では傾斜角度はほぼ0度であって、留め具51に外力を作用させることにより、図1Bのように、傾斜角度が大きくなり、植物体10の地上部11が傾斜した状態になる。植物体10の地上部11には弾性があるから、外力を除去すれば植物体10の地上部11の傾斜角度は植物体10の自立時の傾斜角度に復帰する。
The inclination angle is expressed as an angle with respect to the vertical direction. In general, as shown in FIG. 1A, the inclination angle is almost 0 degrees in a state where the
移動装置52は、本実施形態では、ガイドレールと移動子と駆動機構とを備える構成を用いた構成を想定している。移動子は、畝31の長手方向に延長された棒状であって、農業用ハウス20に対して定位置に固定されたガイドレールに案内され往復直進移動する。つまり、ガイドレールは、移動子の移動範囲を規制する。駆動機構は、モータの回転力を直進力に変換するラックピニオンのような変換機構を備え、変換機構に移動子が結合される。なお、移動装置52は駆動機構を備えない構成であって、移動子を手作業で移動させる構成でもよい。
In this embodiment, the moving
結合部材53は、たとえば紐状の部材であって、移動装置52の移動子に留め具51を連結する。したがって、移動装置52の移動子の移動に伴って、留め具51が移動する。結合部材53は、水に濡れても容易に腐食しない材料であることが望ましく、たとえば合成繊維が用いられる。
The
ところで、傾斜装置50により植物体10の頂部を移動させることによって植物体10を傾斜させると、植物体10において留め具51を取り付けている位置は植物体10の傾斜角度が大きくなるほど相対位置が下がる。したがって、ガイドレールが留め具51の高さ位置に合うように湾曲しているか、留め具51あるいは結合部材53が伸縮性を有していることが望ましい。
By the way, when the
植物体10の傾斜角度を比較的大きくすれば、相対的に下側である葉が上側の葉の下に覆われる面積が低減される。そのため、ミストを植物体10に散布する際に、植物体10の地上部11の傾斜角度が比較的大きくなるように、傾斜装置50を動作させると、相対的に上側である葉だけではなく下側である葉にもミストが散布される。すなわち、植物体10においてミストが散布される面積の増加が期待できる。
If the inclination angle of the
上述のように、本実施形態では、ミストを植物体10に噴霧するタイミングに、植物体10の地上部11を傾斜させる。ミストの噴霧に合わせて植物体10の地上部11を傾斜させるために、ミスト発生装置40と傾斜装置50との動作を制御する制御装置60が設けられる。
As described above, in the present embodiment, the
制御装置60は、プログラムを実行するプロセッサを備えたコンピュータを主なハードウェア要素として備える。プロセッサは、メモリを一体に備えるマイコン(Microcontroller)あるいはメモリを別に備えるCPU(Central Processing Unit)などから選択される。制御装置60は、汎用のコンピュータではなく専用装置であってもよい。また、プログラムは、コンピュータが備えるROM(Read Only Memory)にあらかじめ書き込まれているか、光ディスクあるいは外部メモリなどの記録媒体で提供され、書換可能な不揮発性メモリに書き込まれる。あるいはまた、記録媒体ではなく、インターネット回線のような電気通信回線を通してプログラムが提供されてもよい。
The
ところで、上述したように、本実施形態では、2条植えを採用している。そのため、植物体10は、畝31において2列に並び、かつ畝31の長手方向において所定の間隔で並んでいる。したがって、1株の植物体10において相対的に下側の葉に対して上側の葉が重なるだけではなく、隣り合う株においても相対的に下側の葉に対して上側の葉が重なる可能性がある。とくに、植物体10が成長するほど、隣り合う植物体10の葉が重なりやすくなる。
By the way, as above-mentioned, 2 row planting is employ | adopted in this embodiment. Therefore, the
このことから、植物体10の地上部11を傾斜させる際には、隣り合う2株の植物体10は、主軸の基部間の距離よりも他の部位の距離が大きくなる向きに傾斜させる。そのため、植物体10を傾斜させる向きとして、たとえば、図6に示す向きが考えられる。図6において、実線は傾斜していない状態の植物体10の位置を表し、一点鎖線は傾斜した状態の植物体10の位置を表している。また、図6における矢印は、植物体10が傾斜していない状態から傾斜した状態に移動する向きを表している。図6においてノズル42に接続している破線はミストを表している。また、図6Aに示す例は、隣り合う2株の植物体10を結ぶ方向において頂部を互いに離す向きとする場合を示し、図6Bに示す例は、隣り合う2株の植物体10を結ぶ方向とは交差する方向において頂部を互いに異なる向きに移動させる場合を示している。
For this reason, when the above-
たとえば、畝31の幅方向に並ぶ2株の植物体10について、図6Aの例のように株間を結ぶ方向において頂部を互いに離す向きに傾斜させると、2株の植物体10の主軸の頂部間の距離が基部間の距離よりも大きくなる。そのため、2株の植物体10の葉において上下に重なる面積が低減され、結果的に、上方から落下するミストを受け取る葉の面積が拡がる。つまり、植物体10を傾斜させていない場合に比べると、畝31の上方に配置されたノズル42から噴霧されたミストの量に対して、植物体10の葉にミストが散布される量の割合を増加させることが可能になる。植物体10をこの例のように傾斜させることは、1つの畝31のすべての植物体10を対象として同時に行うことが可能である。
For example, when the two
ところで、畝31の長手方向に並ぶ2株の植物体10についても同様に傾斜させることが可能である。つまり、畝31の長手方向に並ぶ2株の植物体10について、株間を結ぶ方向において植物体10の頂部を互いに離すことにより2株の植物体10の主軸を傾斜させることが可能である。この場合、畝31の長手方向に並ぶ複数の植物体10には、頂部が互いに離れる植物体10と頂部が互いに近づく植物体10とが生じる。すなわち、1株の植物体10を畝31の長手方向において傾斜させると、この植物体10の頂部は、畝31の長手方向においてこの植物体10に隣り合う2株の植物体10のうちの一方に対しては離れ他方に対しては近づく。
By the way, the two
ここに、本実施形態では、上述したように、ミスト発生装置40のノズル42は4株の植物体10に向かってミストを噴霧するように4個の噴霧口を備えている。そのため、ノズル42からのミストが散布される4株の植物体10のうち、畝31の長手方向に並ぶ2株ずつの植物体10を、頂部が互いに離れる向きに傾斜させると、植物体10においてミストを受ける部位では葉の重なりが少なくなる。つまり、植物体10の頂部を畝31の長手方向に移動させるように植物体10を傾斜させても、植物体10に到達するミストの割合を増加させることが可能である。
Here, in this embodiment, as described above, the
ところで、畝31の長手方向あるいは幅方向に並ぶ2株の植物体10について、図6Bの例のように株間を結ぶ方向とは交差する方向において2株の植物体10の頂部を互いに異なる向きに移動させるように植物体10を傾斜させてもよい。図6Bに示す例では、植物体10が1条植えであって、畝31の長手方向に並ぶ2株の植物体10が畝31の幅方向における反対向きに傾斜する例を示している。この場合、ノズル42はミストを2方向に噴霧する構成であればよい。
By the way, with respect to the two
図6Bに示す例の場合も、2株の植物体10の主軸の頂部間の距離が基部間の距離よりも大きくなるから、2株の植物体10の葉において上下に重なる面積が低減され、結果的に、上方から落下するミストを受け取る葉の面積が拡がる。つまり、植物体10を傾斜させていない場合に比べると、畝31の上方に配置されたノズル42から噴霧されたミストの量に対して、植物体10の葉にミストが散布される量の割合を増加させることが可能になる。
In the case of the example shown in FIG. 6B, since the distance between the tops of the main axes of the two
上述したように、本実施形態では、ミストを噴霧するタイミングに植物体10の地上部11を傾斜させる。そのため、植物体10を傾斜させない場合に比べて葉の重なりが少なくなり、結果的に植物体10がミストを受け取る面積が増加する。したがって、ミストを植物体10の冷却に用いる場合には冷却の効果を高めることが可能であり、ミストを植物体10への薬剤の散布に用いる場合には植物体10への薬剤の散布量に対する植物体10への付着量の比率を高めることが可能である。
As described above, in the present embodiment, the
ここで、植物体10の地上部11が傾斜した状態では、隣り合う2株の植物体10の間の部位に光が導入されることにより、光合成に寄与することになる。つまり、植物体10を傾斜させていない場合に比べて、植物体10において通常では太陽光の入射量が少ない箇所への太陽光の入射量が増加する。その結果、ミストの発生の頻度が多くなれば、植物体に照射される光量が増加し、植物体10の成長促進に寄与する。
Here, in the state where the above-
ところで、2条植えの場合であって、畝31の幅方向に並ぶ2株の植物体10の頂部が互いに離れるように植物体10に外力を作用させて植物体10を傾斜させた場合には、植物体10の傾斜時には植物体10が通路32の一部を遮る。ただし、植物体10への外力を除去すれば、植物体10の弾性によって植物体10は元の位置に復帰するから、植物体10を一時的に傾斜させる場合には、農業用ハウス20の中での作業性に影響しない。
By the way, in the case of two-row planting, when the
ところで、上述した構成例では、植物体10は一本仕立てとし、2条植えを採用しているが、図7のように、植物体10は二本仕立てでもよい。図7に示す例では二本仕立ての植物体10で1条植えを採用している。二本仕立ての場合、図7Aのように、植物体10の上部に2本の茎が存在し、植物体10の上部における2本の茎に対応した2本の主軸はそれぞれ傾斜している。したがって、一本仕立ての植物体10に比べると上側の葉と下側の葉との重なりは少ない。この場合でも、図7Bのように、傾斜装置50により植物体10の2本の主軸における頂部間の距離を広げるように植物体10を傾斜させることによって、それぞれの茎に繋がっている葉の重なりが少なくなる。つまり、図7Bのように、植物体10の2本の主軸の頂部間の距離を広げると、ノズル42から噴霧されたミストの量に対して植物体10が受け取るミストの量の割合が増加する。
By the way, in the configuration example described above, the
図7に示した例から明らかなように、植物体10の地上部11が傾斜した状態で成長するように誘引している場合でも、傾斜装置50を用いて植物体10の地上部11の傾斜角度を変化させると、植物体10の葉の重なりを低減できる場合がある。植物体10の葉の重なりが低減されると、ミスト発生装置40が噴霧したミストの量に対して、植物体10に到達するミストの量の割合を増加させることが可能になる。つまり、植物体10を冷却する効果、あるいは植物体10への薬剤の効果が高まることが期待される。
As is clear from the example shown in FIG. 7, even when the above-
ところで、図8に示すように、植物体10によっては栽培時に支持部材54で植物体10を支持する場合がある。支持部材54は、格子、ネットなどから選択されるが、図8に示す例では支持部材54として変形自在であるネットを用いている。ここで、変形自在であるネットとは、合成繊維あるいは天然繊維の細い紐で形成されたネット、あるいはこのようなネットに準じた形状に合成樹脂で形成されたネットなどであって、柔軟性を有していることを意味する。なお、支持部材54としては、支柱またはワイヤなども選択可能であるが、本実施形態では格子またはネットを用いることを想定している。
By the way, as shown in FIG. 8, depending on the
支持部材54を用いる場合、植物体10の一部をテープ状あるいはクリップ状の留め具で支持部材54に結合する場合と、植物体10の一部を支持部材54に絡めるように結合する場合とがある。たとえば、つる性の植物体10であれば、植物体10の一部を支持部材54に絡めることにより、植物体10が支持部材54に支持される。また、必ずしもつる性の植物体10ではなくとも、植物体10を支持部材54に誘引すれば、植物体10の成長とともに植物体10は支持部材54に絡みつくことが多い。
When the
この種の支持部材54を用いている場合には、傾斜装置50における留め具51に代えて支持部材54を用いることができる。留め具51は、複数の植物体10のそれぞれに取り付ける必要があり、植物体10ごとに取り付けた留め具51に結合部材53を結合する必要がある。場合によって、植物体10の成長に合わせて留め具51の位置を調節することも必要になる。これに対して、支持部材54を用いると、複数の植物体10をまとめて支持することが可能である。したがって、この種の支持部材54を用いると、傾斜装置50を植物体10に取り付ける作業が容易になる。また、支持部材54がネットあるいは格子であることにより、成長に伴って植物体10が支持部材54に絡みつくから、留め具51のような位置調節を省略することが可能である。
When this type of
支持部材54がネットあるいは格子であれば、植物体10の複数箇所が支持部材54に結合されるから、支持部材54に外力を作用させることによって植物体10を傾斜させる際に、植物体10に対して局所的に外力が作用する可能性が低減される。そのため、植物体10を傾斜させる回数が増加しても、植物体10が損傷する可能性が低減される。とくに、支持部材54が変形自在なネットである場合、植物体10に対する接触点が多くなるから、植物体10に作用する外力を分散させる効果が高くなる。
If the
支持部材54は、光反射性を有していることが望ましい。すなわち、支持部材54の表面は、白色であるか金属光沢を有していることが望ましい。光反射性を有する支持部材54を用いることによって、植物体10の葉に照射されずに支持部材54に照射された光(とくに、太陽光)が支持部材54の表面で反射され、反射光の一部は植物体10に照射される。したがって、光反射性の低い支持部材54を用いる場合に比べて植物体10の葉において光が照射される面積が拡がる可能性があり、結果的に植物体10の光合成に寄与することになる。なお、支持部材54が反射する波長域は、太陽光の全波長域であってもよいが、とくに赤色系および青色系の波長域での反射率が高い支持部材54を用いることが望ましい。
The
(動作)
以上説明したように、本実施形態では、ミスト発生装置40からミストを噴霧するタイミングには、傾斜装置50を用いて、植物体10の主軸の傾斜角度が比較的大きくなるように、植物体10の主軸の頂部を移動させている。ミスト発生装置40および傾斜装置50の動作のタイミングは制御装置60が制御している。
(Operation)
As described above, in the present embodiment, the
制御装置60は、センサ61が監視する農業用ハウス20の内部環境の情報を比較的短い時間間隔で取得し、センサ61の出力があらかじめ定めた条件になると、ミスト発生装置40および傾斜装置50に指示を与える。ここでは、農業用ハウス20の内部環境の情報として、温度、湿度、照度の3種類の情報を用いることを想定している。制御装置60がセンサ61から内部環境の情報を取得する時間間隔は、植物体10の種類、農業用ハウス20の規模などに応じて適宜に定めることが可能である。この時間間隔は、たとえば1秒から10分程度の時間から選択される。
The
傾斜装置50は、植物体10の傾斜角度が基準値に達していることを検出するためにリミットスイッチのような位置センサを備える。すなわち、傾斜装置50に設けた移動装置52によって結合部材53が所定の位置まで移動すると位置センサの出力が変化し(たとえば、オフからオンになり)、植物体10が傾斜した状態であることを制御装置60が認識する。
The tilting
ここで、植物体10が2条植えであり、図6Aのように、傾斜装置50が、植物体10を傾斜させる際に、畝31の幅方向に並ぶ2株の植物体10における頂部を畝31の幅方向において互いに反対向きに移動させる場合を想定する。この場合、移動装置52に結合部材53を取り付けている部位が移動し、植物体10が自立している状態の位置から所定位置まで移動すると位置センサの出力が変化する。
Here, the
ここでの所定位置は、たとえば、ノズル42の直下から畝31の幅方向の半分程度の距離だけ離れた位置とする。植物体10が自立している状態において、移動装置52に結合部材53を取り付けている部位は、ノズル42の直下から畝31の幅方向の4分の1程度の距離だけ離れている。したがって、移動装置52に結合部材53を取り付けている部位が、さらに畝31の幅方向の4分の1程度の距離だけ移動すると出力が変化するように位置センサが調節されていればよい。位置センサの出力が変化する位置は一例であって、この位置は適宜に定めることが可能である。
The predetermined position here is, for example, a position separated from the position just below the
制御装置60は、自動運転が選択されている場合、タイマ62に設定された運転期間には、センサ61が監視する温度、湿度、照度の3種類の情報を用いて、各種装置を動作させる。上述したように、制御装置60が制御する装置は、カーテン23、窓24、ファン25、散水を行う装置、ミストを散布する装置などである。制御装置60は、各種装置を動作させている状態においてもセンサ61が監視する内部環境の情報を取り込み、温度、湿度、照度が適正範囲内であるか否かを判断する。そして、温度、湿度、照度のうちのいずれか1種類の情報が適正範囲を逸脱していると、該当する情報が適正範囲となるように各種装置を制御する。
When the automatic operation is selected, the
また、制御装置60は、センサ61で監視する情報が、ミストを発生する条件を満たした場合であって、位置センサの出力が変化した状態であると、ミスト発生装置40を起動する。すなわち、センサ61が監視する温度が適正範囲の上限以上であり、かつ位置センサによって植物体10が傾斜した状態であることが検出されているときには、ミスト発生装置40のポンプ43の運転を開始させ、ノズル42からミストを発生させる。この動作により、植物体10が傾斜しているタイミングでミストを植物体10に散布することが可能になる。
Further, the
制御装置60は、ミスト発生装置40を起動すると、所定の散布時間だけポンプ43の運転を継続する。散布時間は、一定時間に定めてもよいが、センサ61が監視する内部環境に基づいて定めることが可能であり、またタイマ62が計時する日時に基づいて定めることが可能である。植物体10へのミストの散布を開始した後に散布時間が経過すると、制御装置60は、ファン25の運転を行うことによって、農業用ハウス20の内部に気流を形成する。この気流によって、植物体10に付着したミストの気化が促進され、植物体10の冷却が促進される。
When the
以上説明したように、本実施形態のミスト散布方法は、植物体10に散布するミストを噴霧するステップと、少なくともミストを噴霧するタイミングには植物体10の地上部11を傾斜させるステップとを含む。
As described above, the mist spraying method of the present embodiment includes the step of spraying the mist sprayed on the
この方法によれば、ミストを噴霧するタイミングには、植物体10の地上部11の全体が傾斜するから、植物体10の頂部付近だけではなく、植物体10の側面部および下部にもミストが到達する。すなわち、ミストを植物体10の広い範囲に散布することが可能になり、植物体10において通常ではミストが付着しにくい箇所にもミストを付着させることが可能になる。
According to this method, since the
本実施形態のミスト散布方法において、植物体10が複数株ある場合、植物体10の地上部11を傾斜させるステップでは、植物体10を以下のように傾斜させることが望ましい。すなわち、複数株の植物体10のうち隣り合う2株の植物体10は、2株の植物体10の株間を結ぶ方向において植物体10の頂部が互いに離れる向きに2株の植物体10の地上部11を傾斜させることが望ましい。あるいは、複数株の植物体10のうち隣り合う2株の植物体10は、2株の植物体10の株間を結ぶ方向とは交差する方向において植物体10の頂部が互いに逆向きに移動するように2株の植物体10の地上部11を傾斜させることが望ましい。
In the mist spraying method of the present embodiment, when there are a plurality of
上述した方法により、隣り合う植物体10の間にミストが到達しやすくなり、通常はミストの散布が困難である箇所にもミストが散布される。
By the method mentioned above, it becomes easy to reach mist between the
植物体10の地上部11を傾斜させるステップでは、植物体10の地上部11の一部に結合された留め具51を移動させることにより、植物体10の地上部11を傾斜させることが可能である。
In the step of tilting the
この方法では、植物体10に留め具51を結合することによって、植物体10の地上部11に留め具51を介して外力を作用させるから、植物体10に作用させる外力の向きの自由度が高い。言い換えると、植物体10の地上部11を傾斜させる向きを自由に決めることが可能である。
In this method, by connecting the
また、植物体10の地上部11を傾斜させるステップでは、植物体10の地上部11を支える支持部材54を傾けることにより、植物体10の地上部11を傾斜させてもよい。
Further, in the step of inclining the
この方法において、支持部材54は、ネットあるいは格子であることが望ましい。ネットあるいは格子で植物体10を支持し、この支持部材54に外力を作用させて植物体10を傾斜させた場合には、外力が植物体10の局所に集中することがない。すなわち、外力を作用させることによる植物体10の損傷が抑制される。
In this method, the
支持部材54は、光反射性を有することが望ましい。支持部材54が、ネットあるいは格子であって、白色であるか金属光沢を持っていれば、支持部材54の表面で光が反射されるから、支持部材54に照射された光の一部が植物体10に照射される。したがって、植物体10に照射される光量が増加し、支持部材54が光合成に寄与する。
The
なお、上述した実施形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることはもちろんのことである。 The above-described embodiment is an example of the present invention. For this reason, the present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications can be made according to design and the like as long as the technical idea according to the present invention is not deviated from this embodiment. Of course, it can be changed.
10 植物体
11 地上部
51 留め具
54 支持部材
DESCRIPTION OF
Claims (6)
少なくともミストを噴霧するタイミングには前記植物体の地上部を傾斜させるステップとを含む
ことを特徴とする植物体へのミスト散布方法。 Spraying mist to be sprayed on the plant body;
The method of spraying mist on the plant body includes the step of inclining the above-ground part of the plant body at least at the timing of spraying the mist.
前記植物体の地上部を傾斜させるステップでは、前記複数株の植物体のうち隣り合う2株の植物体は、前記2株の植物体の株間を結ぶ方向において前記植物体の頂部が互いに離れる向きに前記2株の植物体の地上部を傾斜させる
請求項1記載の植物体へのミスト散布方法。 The plant body has a plurality of strains,
In the step of inclining the above-ground part of the plant body, two adjacent plant bodies among the plurality of plant bodies are arranged such that the top parts of the plant bodies are separated from each other in a direction connecting the two plant plants. The method for spraying mist on the plant body according to claim 1, wherein the ground part of the plant body of the two strains is inclined.
前記植物体の地上部を傾斜させるステップでは、前記複数株の植物体のうち隣り合う2株の植物体は、前記2株の植物体の株間を結ぶ方向とは交差する方向において前記植物体の頂部が互いに逆向きに移動するように前記2株の植物体の地上部を傾斜させる
請求項1記載の植物体へのミスト散布方法。 The plant body has a plurality of strains,
In the step of inclining the above-ground part of the plant body, two adjacent plant bodies among the plurality of plant bodies are arranged in a direction intersecting a direction connecting the two plant plants. The method for spraying mist onto plants according to claim 1, wherein the above-ground portions of the plants of the two strains are inclined so that the tops move in opposite directions.
請求項1〜3のいずれか1項に記載の植物体へのミスト散布方法。 The step of inclining the aerial part of the plant body causes the aerial part of the plant body to be inclined by moving a fastener coupled to a part of the aerial part of the plant body. The mist spraying method to the plant body of 1 item | term.
請求項1〜3のいずれか1項に記載の植物体へのミスト散布方法。 The plant according to any one of claims 1 to 3, wherein in the step of inclining the above-ground part of the plant body, the above-mentioned part of the plant body is inclined by inclining a support member that supports the above-ground part of the plant body. How to spread mist on the body.
請求項5記載の植物体へのミスト散布方法。 The method for spraying mist on a plant body according to claim 5, wherein the support member has light reflectivity.
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CN113647319A (en) * | 2021-09-09 | 2021-11-16 | 四川省农业科学院园艺研究所 | Solar-energy-based orchid atomization circulating cultivation device and method |
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2015
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