JP2017059992A - コンタクトセンター運用支援システム、コンタクトセンター運用支援方法及びコンタクトセンター運用支援プログラム - Google Patents

コンタクトセンター運用支援システム、コンタクトセンター運用支援方法及びコンタクトセンター運用支援プログラム Download PDF

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智 松澤
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秀紀 福田
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勝仁 小寺
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篤史 中林
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Abstract

【課題】複数の顧客(A1〜An)より種々の端末から通信がなされたコンタクトセンターは、稼働の平準化、待ち時間の平準化のメリットを追求せず、最適なオペレータをその瞬間に合わせたルールで臨機応変に設定できるシステムを提供すること。【解決手段】通信端末40により顧客の属性を受信するIP−PBXサーバ6と、IP−PBXサーバ6から通知される顧客に関する情報に基づいて顧客情報を取得する顧客情報取得手段12と、通信端末20の接続状態を通知する稼働情報取得手段と、IP−PBXサーバ6からの顧客に関する情報、顧客情報取得手段12で取得された顧客情報、稼働情報取得手段により通知された通信端末40との接続情報に基づいて、待ち呼の一覧を作成して登録する待ち呼登録手段11と、待ち呼登録手段11により待ち呼の一覧をPC端末装置20の表示画面上に表示するようにする。【選択図】図1

Description

本発明は、顧客への応対を行うコンタクトセンターの業務を円滑に運用支援するためのコンタクトセンター運用支援システム、コンタクトセンター運用支援方法及びコンタクトセンター運用支援プログラムに関し、特に、「稼働の平準化」、「待ち時間の平準化」ではなく、最適なオペレータをその瞬間にあわせたルールで適宜決定し、顧客の満足度を高めることが可能なコンタクトセンター運用支援システム、コンタクトセンター運用支援方法及びコンタクトセンター運用支援プログラムに関する。
従来、コールセンターは、複数の顧客からコールセンターへの発信がなされると、これら顧客への応対をするために、ACD(Automatic Call Distributor、自動着信呼分配装置)によりオペレータの稼働状況を管理して、空いているオペレータに着信させる(稼働の平準化)、待ち時間の長い呼から順番に着信させる(待ち時間の平準化)などを行い、顧客及びオペレータの稼働、待ち時間の平準化を図るようにしていた。
特許文献1には、顧客からの電話等による問い合わせに際して用件番号や注文番号が入力される場合に、電話を発呼してからの顧客の待ち時間を短くし、かつ当該用件又は注文等を担当するオペレータに直接接続することのできる着信振り分け装置及びコールセンターシステムが開示されている。
また、特許文献2には、オペレータの稼働率の低下を効果的に防止しつつ、掛け直された着信を効率良く同じオペレータに振り分けることができる振分け制御プログラム及び振分け制御装置が開示されている。
特開2000−341417号公報 特開2007−37041号公報
従来、コールセンターは、「稼働の平準化」、「待ち時間の平準化」など、コールセンターの運営、効率、管理等に関することや、現場業務の効率化等が課題であった。
特許文献1に開示されたコールセンターシステムは、複数の顧客からの発信がなされた場合、それぞれの顧客はコールセンターシステムからのアナウンス内容を確認して、用件番号や注文番号を入力する必要があり、それから各オペレータに振り分けられ、接続される間待たされざるを得ず、直ちに顧客への要望に応じることができなかった。
また、特許文献2に開示されているように、対応品質の向上のために、顧客に対応した最後のオペレータに接続することも行われている。
しかしながら、複数の顧客からの発信により、これら各顧客に対応した最後のオペレータが、顧客の要望、業務内容等に適した対応者でない場合には最適な応対者であるとは限らない。例えば、顧客にとって満足できる応対内容ではなかったり、担当業務のオペレータが応対中であり、担当業務外の他のオペレータが対応した場合などである。
顧客への満足度を図り、最適なオペレータをその瞬間に合わせたルールで臨機応変に決定でき、顧客一人一人への対話が重要である。更に、顧客層毎にサービスを強化して、顧客満足度の向上を図ることも重要である。
顧客に直接応対するコールセンターは、担当者(オペレータ)を一律に決定するのではなく、その状況に応じて最適なオペレータを柔軟に決定できるシステムが求められている。
そこで、本発明は、従来のコールセンターではなく、複数の顧客(A1〜An)より種々の端末から通信がなされたコンタクトセンターは、稼働の平準化、待ち時間の平準化のメリットを追求せず、最適なオペレータをその瞬間に合わせたルールで臨機応変に設定できるシステムを提供することを目的とする。
本発明のコンタクトセンター運用支援システムは、顧客との応対を行うコンタクトセンターの業務を運用支援するためのコンタクトセンター運用支援システムであって、通信端末の接続状態の情報を通知すると共に種々の制御を行う稼働情報取得手段と、前記通信端末から顧客の属性を受信して前記稼働情報取得手段との通信を行うと共に、該受信があったことをオペレータ端末との接続前にPC端末装置に通知を行うIP−PBXサーバと、前記IP−PBXサーバから通知される顧客に関する情報に基づいて顧客情報を取得する顧客情報取得手段と、前記IP−PBXサーバからの顧客に関する情報、前記顧客情報取得手段で取得された顧客情報、前記稼働情報取得手段により通知された前記通信端末との接続情報に基づいて、待ち呼の一覧を作成して登録する待ち呼登録手段と、前記待ち呼登録手段により待ち呼の一覧を前記PC端末装置の表示画面上に表示することを特徴とする。
本発明のコンタクトセンター運用支援システムは、前記通信端末から顧客の属性を受信する前記稼働情報取得手段は、オペレータ端末との接続前に前記PC端末装置に対して前記IP−PBXサーバのみの情報を前記PC端末装置の表示画面上の前記待ち呼の一覧に表示させることを特徴とする。
本発明のコンタクトセンター運用支援システムは、前記PC端末装置の表示画面上の待ち呼の一覧には、「応対」前の識別標識、「応対中」の異なる識別標識が設けられ、オペレータが待ち呼と応対中であるときは、「応対中」の識別標識に変化し、かつ、該応対中のオペレータが異なる待ち呼に応対できないときは、IVRによるアナウンスで対応するようにしたことを特徴とする。
本発明のコンタクトセンター運用支援システムの前記顧客情報取得手段は、顧客情報データベースを備え、該顧客情報データベースに顧客のVIPレベルの設定を行うことができることを特徴とする。
本発明のコンタクトセンター運用支援システムの前記待ち呼登録手段は、前記稼働情報取得手段により通知された前記通信端末との接続情報に基づいて応対状況が告知され、該告知によりオペレータが応対すべき待ち呼が1以上待機している場合には、VIPレベルの高い待ち呼から優先して待ち呼の一覧を表示することを特徴とする。
本発明のコンタクトセンター運用支援システムの前記待ち呼登録手段は、前記待ち呼の一覧に、応対履歴を表示するようにしたことを特徴とする。
本発明のコンタクトセンター運用支援システムの前記稼働情報取得手段と前記待ち呼登録手段は、前記待ち呼の一覧に表示された待ち呼が、所定の時間経過後も選択通知手段により選択されない場合には、最終応対オペレータ若しくは他のオペレータに接続する指令を発することを特徴とする。
本発明のコンタクトセンター運用支援システムの前記待ち呼登録手段は、前記待ち呼の一覧に表示された待ち呼が設定された警告時間経過後に前記選択通知手段により選択されない場合には、警告表示することを特徴とする。
本発明のコンタクトセンター運用支援方法は、顧客との応対を行うコンタクトセンターの業務を運用支援するためのコンタクトセンター運用支援方法であって、稼働情報取得手段により通信端末の接続状態の情報を通知すると共に種々の制御を行う工程と、前記通信端末から顧客の属性を受信して前記稼働情報取得手段との通信を行うと共に、該受信があったことをオペレータ端末との接続前にPC端末装置にIP−PBXサーバから通知を行う工程と、前記IP−PBXサーバから通知される顧客に関する情報に基づいて顧客情報取得手段により顧客情報を取得する工程と、前記IP−PBXサーバからの顧客に関する情報、前記顧客情報取得手段で取得された顧客情報、前記稼働情報取得手段により通知された前記通信端末との接続情報に基づいて、待ち呼登録手段により待ち呼の一覧を作成して登録する工程と、を実行し、前記待ち呼登録手段により待ち呼の一覧を前記PC端末装置の表示画面上に表示することを特徴とする。
本発明のコンタクトセンター運用支援方法は、前記顧客情報を取得する際、顧客情報データベースを備え、該顧客情報データベースに顧客のVIPレベルの設定を行うことを特徴とする。
本発明のコンタクトセンター運用支援方法は、前記通知された前記通信端末との接続情報に基づいて応対状況が告知され、該告知により前記オペレータが応対すべき待ち呼が1以上待機している場合には、VIPレベルの高い待ち呼から優先して待ち呼の一覧を表示することを特徴とする。
本発明のコンタクトセンター運用支援プログラムは、顧客との応対を行うコンタクトセンターの業務を運用支援するためのコンタクトセンター運用支援プログラムであって、稼働情報取得手段により通信端末の接続状態の情報を通知すると共に種々の制御を行う機能と、前記通信端末から顧客の属性を受信して前記稼働情報取得手段との通信を行うと共に、該受信があったことをオペレータ端末との接続前にPC端末装置にIP−PBXサーバから通知を行う機能と、前記IP−PBXサーバから通知される顧客に関する情報に基づいて顧客情報取得手段により顧客情報を取得する機能と、前記IP−PBXサーバからの顧客に関する情報、前記顧客情報取得手段で取得された顧客情報、前記稼働情報取得手段により通知された前記通信端末との接続情報に基づいて、待ち呼登録手段により待ち呼の一覧を作成して登録する機能とを、コンピュータに実行させ、前記待ち呼登録手段により待ち呼の一覧を前記PC端末装置の表示画面上に表示することを特徴とする。
本発明のコンタクトセンター運用支援プログラムは、前記コンピュータに、顧客情報データベースに顧客のVIPレベルの設定を行う機能を実行させることを特徴とする。
本発明のコンタクトセンター運用支援プログラムは、前記コンピュータに、前記通知された前記通信端末との接続情報に基づいて告知された応対状況によりオペレータが応対すべき待ち呼が1以上待機している場合には、VIPレベルの高い待ち呼から優先して待ち呼の一覧を表示する機能を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、通信端末から顧客の属性を受信して稼働情報取得手段としてのWeb/APサーバとの通信を行うと共に、該受信があったことをオペレータ端末との接続前にPC端末装置に通知を行うIP−PBXサーバを備えているため、オペレータ端末(オペレータのIP電話)を鳴動する前に、PC端末装置に通信端末から顧客の属性を通知し、通信端末からの顧客の属性に基づく情報により、待ち呼の一覧をPC端末装置の表示画面上に表示することができる。これにより、PC端末装置の表示画面に基づいて、最適なオペレータが顧客を選定して応対することができる。このため、IP−PBXサーバ6から接続通知されるIP電話が複数同時に鳴動するようなことがない。
また、本発明によれば、従来のコールセンターではなく、複数の顧客(A1〜An)より種々の端末から通信がなされたコンタクトセンターは、稼働の平準化、待ち時間の平準化のメリットを追求せず、最適なオペレータをその瞬間に合わせたルールで臨機応変に設定できるシステムを提供することができる。
また、本発明によれば、通信端末から顧客の属性を受信して稼働情報取得手段としてのWeb/APサーバとの通信を行うと共に、該受信があったことをオペレータ端末との接続前に前記PC端末装置に通知を行うIP−PBXサーバを備えているので、通信端末からの顧客の属性に基づく情報により、Web/APサーバは待ち呼の一覧をPC端末装置の表示画面上に表示することができる。したがって、例えば、CRMサーバ(顧客情報データベースを含む)との通信接続が遮断されたような場合であっても、オペレータは、IP−PBXサーバからの情報に基づく、待ち呼の一覧によりオペレータの作業を効率よく行うことができる。
また、本発明によれば、PC端末装置の表示画面上の待ち呼の一覧には、「応対」前の識別標識、「応対中」の異なる識別標識が設けられ、オペレータが待ち呼と応対中であるときは、「応対中」の識別標識に変化し、かつ、該応対中のオペレータ(応対中オペレータ)が異なる待ち呼に応対できないときは、IVRによるアナウンスで対応することができる。したがって、待機中の待ち呼が不安なくオペレータとの接続確認を行うことができ、待ち呼に対する信頼性の向上を図ることができる。
また、本発明によれば、管理者XがCRMサーバ(顧客情報データベースを含む)内の顧客情報、応対履歴等から顧客(A1〜An)に合わせて顧客のVIPレベルの設定を行い、このVIPレベルに合わせた最適なオペレータを選定して割り当てることができるシステムを提供することができる。
また、本発明によれば、複数の顧客(A1〜An)から種々の端末により通信がなされた場合、コンタクトセンターは、複数の顧客(A1〜An)の要望・業務内容等に適したオペレータを複数のオペレータ(B1〜Bn)からそれぞれ選別し、その顧客(A1〜An)の要望・業務内容等に適したオペレータが対応可能な待ち呼の一覧を表示して、最適なオペレータを適宜選択可能なシステムを提供することができる。
また、本発明によれば、管理者XがIP−PBXサーバ6若しくはCRMサーバ(顧客情報データベースを含む)にオペレータのスキルに合わせたオペレータの能力毎に振り分けて、この振り分けられたオペレータの能力に応じた複数段階のレベルを設定し、スキルの高いオペレータを顧客(A1〜An)に合わせて適宜採択できるシステムを提供することができる。
また、本発明によれば、オペレータのPC端末装置に待ち呼の一覧を表示し、段階的に設定した警告時間までに、当該待ち呼の選択がなかった場合には、待ち呼の警告時間に応じてオペレータのPC端末装置に警告表示をし、オペレータに注意を喚起させて、顧客の待ち時間を短くすることができるシステムを提供することができる。
また、本発明によれば、複数の顧客(A1〜An)からコンタクトセンターへの通信がなされた場合、CRMサーバ(顧客情報データベースを含む)には、顧客情報のほか、注文情報、応対履歴情報、顧客とオペレータとの通話記録等が保存でき、また、本発明は、管理者Xが通話IDを用いてCRMサーバ(顧客情報データベースを含む)から受注案件・問題案件・早期解決案件などの会話を検索することができ、これらの情報により最適な品質を有するシステムを提供することができる。
本発明のコンタクトセンター運用支援システムの概略の構成を示す図である。 Web/APサーバの構成を示す図である。 待ち呼の一覧を記憶した待ち呼データベースのデータの一例を示す図である。 コンタクトセンターの外部にCRMサーバを設置したコンタクトセンター運用支援システムの概略の構成を示す図である。 CRMサーバが有する顧客情報データベースに記憶される顧客情報の一例を示す図である。 (a)は、オペレータのPC端末装置に表示される待ち呼の一覧に関する表示の一例を示す図、(b)は、CRMサーバとの通信接続が遮断された場合の待ち呼の一覧に関する表示の一例を示す図である。 コンタクトセンター運用支援システムにおける処理の流れを示す図である。 コンタクトセンター運用支援システムにおける処理シーケンスを示す図である。 顧客の待ち時間に応じて警報を発する警報処理の流れを示す図である。 オペレータのスキルベースグルーピングの設定の概要を示す図である。 コンタクトセンター運用支援システムにおける応対中オペレータが異なる待ち呼に応対できないときの処理の流れを示す図である。 コンタクトセンター運用支援システムにおける応対中オペレータが異なる待ち呼に応対できないときの処理シーケンスを示す図である。
以下、図面を参照して、本発明によるコンタクトセンター運用支援システム、コンタクトセンター運用支援方法及びコンタクトセンター運用支援プログラムを実施するための形態について説明する。
なお、本発明による実施の形態によれば、コンタクトセンターはコールセンターを含む概念として説明する。
図1は、コンタクトセンター運用支援システムの構成を示す図である。図1に示すように、コンタクトセンター運用支援システム1は、通信網30を介して、固定電話41、IP電話42、携帯電話、スマートフォン43からなる通信端末40による複数の顧客(A1〜An)のそれぞれの顧客(A1〜An)からの電話を受け付けるゲートウェイ装置5と、ゲートウェイ装置5からの電話の受付、内線電話機への接続交換等を行うIP−PBXサーバ6と、IP−PBXサーバ6から1又は複数の顧客(A1〜An)の各々の属性(この属性は、例えば個人を識別する情報(電話番号、航空会社のID、クレジットカード番号などを指す)に関する情報、及び呼IDの通知を受け、これら属性及び呼IDに関する情報の制御等を行うWeb/APサーバ10と、顧客情報データベース26を有するCRMサーバ25と、1又は複数のオペレータ(B1〜Bn)の各々に割り当てたPC端末装置20(20〜20n)と、オペレータ端末としてのIP電話21(21〜21n)とを有している。なお、以下の説明では、オペレータには後述する応対中オペレータと、最終応対オペレータを含み、IP電話21(21〜21n)は、オペレータ端末とも称する。
図1に示すように、コンタクトセンター3は、ゲートウェイ装置5、IP−PBXサーバ6、Web/APサーバ10、オペレータ(B1〜Bn)に割り当てたPC端末装置20(20〜20n)及びIP電話21(21〜21n)と、CRMサーバ25とを有している。これらはLAN28に接続されており、データ通信、音声通信が可能となっている。図1に示すように、CRMサーバ25は、コンタクトセンター3の内部に設置されている。なお、CRMサーバ25をコンタクトセンター3の外部に設置するようにしてもよい(図4参照)。
固定電話41、IP電話42、携帯電話、スマートフォン43等の通信端末40を利用する1又は複数の顧客(A1〜An)からコンタクトセンター3への電話は、顧客を識別するための電話番号が一般であるが、例えば個人を識別する情報(電話番号のほか,航空会社のID、クレジットカード番号など)としての個人の属性に関する情報であってもよい。
また、通信端末40は、固定電話41、IP電話42、携帯電話、スマートフォン43に限定されるものではなく、例えば、パーソナルコンピュータ、タブレット端末等であってもよい。更に、通信形態は、電話による音声通話、トーン信号のみならず、テキストデータ、画像を用いた通話、通信であってもよい。
通信網30は、公衆交換電話網(PSTN)32、携帯電話網33、IP電話網31であり、公衆交換電話網(PSTN)32、携帯電話網33は、IP電話網31によって統合されてコンタクトセンター3のゲートウェイ装置5に接続される。なお、通信網30は、これらに限定されるものではなく、ネットワークその他の通信網30として機能するものであればよい。
ゲートウェイ装置5は、複数の顧客(A1〜An)からの通信によるIP電話網31とコンタクトセンター3のネットワークとを接続するためのネットワークノードである。ゲートウェイ装置5に着信した電話は、IP−PBXサーバ6に入力される。
IP−PBX(Internet Protocol Private Branch eXchange)サーバ6は、IPネットワーク内で使用され、コンタクトセンター3のLAN28に接続されている。
IP−PBXサーバ6は、外部の顧客(A1〜An)からの電話とオペレータ(B1〜Bn)のIP電話21(21〜21n)との交換接続、オペレータ端末としてのIP電話21(21〜21n)による内線網の間の中継等の交換機能を有する。また、IP−PBXサーバ6は、ゲートウェイ装置5から入力された顧客(A1〜An)からの属性としての電話番号をLAN28を介してWeb/APサーバ10へ通知し、Web/APサーバ10からのオペレータ(B1〜Bn)のIP電話21(21〜21n)と外部の顧客(A1〜An)からの電話との接続を受信する等のサーバの機能を有する。
しかして、IP−PBXサーバ6は、通信端末40から顧客の属性を受信してWeb/APサーバ10との通信を行うと共に、該受信があったことをオペレータ端末としてのIP電話21(21〜21n)との接続前にPC端末装置20(20〜20n)に通知を行い、Web/APサーバ10は通信端末40からの顧客の属性に基づく情報により、待ち呼の一覧をPC端末装置20(20〜20n)の表示画面上に表示することができる。したがって、例えば、CRMサーバ(顧客情報データベースを含む)25との通信接続が遮断されたような場合であっても、オペレータ(B1〜Bn)は、IP−PBXサーバ6からの情報に基づく、待ち呼の一覧によりオペレータ(B1〜Bn)の作業を効率よく行うことができる。
また、IP−PBXサーバ6は、顧客(A1〜An)からの電話の受付記録、受付回数、接続時間等の統計データの集計を行う機能も有している。
IP−PBXサーバ6は、オペレータ(B1〜Bn)のIP電話21(21〜21n)とLAN28を介して通話制御プロトコルであるSIP(Session Initiation Protocol)を使用して通信し、顧客(A1〜An)からの電話をオペレータ(B1〜Bn)のIP電話21(21〜21n)に交換接続するように制御する。なお、顧客(A1〜An)とオペレータ(B1〜Bn)間の通話時の「通話ID」を生成して、通話録音してIP−PBXサーバ6若しくはCRMサーバ25(顧客情報データベース26を含む)内に通話録音情報ファイルとして保存する。図1に示すように、管理者Xは、この「通話ID」を基に通話録音情報ファイルを参照して、受注案件・問題案件・早期解決案件などの会話を聞くことによって最適な対処を取ることができる。
通話制御プロトコルとしてSIPを用いることにより、オペレータ(B1〜Bn)のIP電話21(21〜21n)は、転送機能や発信者番号通知機能等を有することができる。なお、IP−PBXサーバ6とオペレータ(B1〜Bn)のIP電話21(21〜21n)との通信形態は、SIPに限定するものではなく、他の通信形態、例えば、VoIP(Voice over Internet Protocol)であってもよい。
次に、図1、図2を参照して、稼働情報取得手段としてのWeb/APサーバ10の構成について説明する。図2は、Web/APサーバ10の構成を示す図である。
Web/APサーバ10は、IP−PBXサーバ6から通知される複数の顧客(A1〜An)の属性、呼IDに応答して、複数のオペレータ(B1〜Bn)が必要な情報を閲覧可能な状態に表示して、オペレータ(B1〜Bn)に対して支援する情報を提供する。Web/APサーバ10は、コンピュータでなり、プログラム、データを記憶した記憶装置(図示せず)を有している。また、図1に示すように、Web/APサーバ10は、待ち呼の一覧を登録処理する待ち呼データベース18を備えている。
ここで、待ち呼とは、Web/APサーバ10が、複数の顧客(A1〜An)からの通信によりIP−PBXサーバ6に接続されると、IP−PBXサーバ6は、複数の顧客(A1〜An)の属性により「呼ID」を生成して、この「呼ID」又は属性によりCRMサーバ25から複数の顧客(A1〜An)のそれぞれの情報並びにオペレータ(B1〜Bn)のそれぞれの情報を取得すると共に、PC端末装置(20〜20n)からオペレータ(B1〜Bn)のそれぞれの情報(稼働情報を含む)を取得して、複数の顧客(A1〜An)の接続状態の監視・待機・稼働状態の登録処理をいう。
また、待ち呼の一覧とは、前記待ち呼を一覧表示して、複数の顧客(A1〜An)の待機・稼働状態を処理するための最適な状態を選択可能な一覧表示をいう。
Web/APサーバ10の通信部16は、LAN28に接続されており、IP−PBXサーバ6、PC端末装置20(20〜20n)、CRMサーバ25との間でデータ通信を行うことが可能となっている。
Web/APサーバ10は、予め記憶されているプログラムをCPUが実行して、各種の制御を行う。なお、以下に示すWeb/APサーバ10の機能は、予め記憶されているプログラムをCPUで実行することにより実現される。
図2に示すように、Web/APサーバ10は、待ち呼登録処理部(待ち呼登録手段)11と、顧客情報取得部(顧客情報取得手段)12と、表示処理部(表示処理手段)13と、オペレータ支援部(オペレータ支援手段)14と、選択通知部(選択通知手段)15と、を有している。
待ち呼登録処理部11は、顧客(A1〜An)の通信によりコンタクトセンター3に接続され、IP−PBXサーバ6から通知される通信端末40の属性、呼IDに基づいて待ち呼として登録する処理を行う。待ち呼登録処理部11は、IP−PBXサーバ6から通知される通信端末40の属性に基づいて、図3に示すように、呼IDを付与してレコードを作成し、呼IDのフィールドに固有の識別番号(例えば所定の記号・コード等)を待ち呼データベース18上に記憶する。
顧客情報取得部12は、待ち呼登録処理部11で登録された呼ID又は属性に基づいて、顧客情報を記憶した顧客情報データベース26から顧客情報を取得する。顧客情報取得部12は、通信部16を介してCRMサーバ25と通信して、CRMサーバ25に顧客(A1〜An)毎の固有の識別番号である呼ID又は属性を送信し、CRMサーバ25が顧客情報データベース26から検索した顧客情報を受信して待ち呼データベース18上に記憶する。
表示処理部13は、オペレータ(B1〜Bn)のPC端末装置20(20〜20n)に待ち呼の一覧を表示するための処理を行う。
また、表示処理部13は、新たな待ち呼が待ち呼データベース18上に記憶されたときに、オペレータ(B1〜Bn)のPC端末装置20(20〜20n)に新たな待ち呼を待ち呼の一覧に追加して表示する処理も行う。
オペレータ支援部14は、PC端末装置20(20〜20n)の各端末におけるオペレータと、顧客(A1〜An)との通信状態や待機状態などを把握し、待ち呼の一覧にそれらの状態を反映する処理を行う。また、待ち呼の一覧に顧客(A1〜An)毎の応対履歴等を表示して、オペレータ(B1〜Bn)が顧客(A1〜An)を的確に選択できるよう支援する処理を行う。オペレータ(B1〜Bn)がPC端末装置20(20〜20n)のそれぞれから待ち呼の一覧を閲覧可能な状態とし、この待ち呼の一覧から選択しようとする顧客(A1〜An)に関する情報を、前もってPC端末装置20(20〜20n)に表示して過去の顧客応対に関する情報等を参照することにより最適なオペレータをその瞬間に合わせたルールで臨機応変に決定することができる。また、オペレータ自身が顧客に対して最適でないと判断したときには、応対をしないこともできる。
オペレータ(B1〜Bn)がPC端末装置20(20〜20n)に表示された待ち呼の一覧から対応すべき顧客(A1〜An)が選択された場合には、LAN28を介して選択通知部15に通知される。選択通知部15は、顧客(A1〜An)の通信端末40と、選択されたオペレータ(B1〜Bn)のIP電話21(20〜20n)とを接続するように、IP−PBXサーバ6に通知する。
これにより、最適なオペレータ(B1〜Bn)が、選択通知部15を介して顧客(A1〜An)を選択して応対することが可能となる。
このように、Web/APサーバ10は、IP−PBXサーバ6、CRMサーバ25、PC端末装置20(20〜20n)からの情報を取得して、それぞれの情報から待ち呼の登録処理を行い、待ち呼の一覧を待ち呼データベース18上に作成して、この待ち呼の一覧をPC端末装置20(20〜20n)への表示処理を行う。
更に、本実施形態によれば、IP−PBXサーバ6は、通信端末40から顧客の属性を受信してWeb/APサーバ10との通信を行うと共に、該受信があったことをオペレータ端末としてのIP電話21(21〜21n)との接続前にPC端末装置20(20〜20n)に通知を行うので、Web/APサーバ10は通信端末40からの顧客の属性に基づく情報により、待ち呼の一覧をPC端末装置20(20〜20n)の表示画面上に表示することができる。したがって、例えば、CRMサーバ(顧客情報データベースを含む)25との通信接続が遮断されたような場合であっても、オペレータ(B1〜Bn)は、IP−PBXサーバ6からの情報に基づく、待ち呼の一覧によりオペレータ(B1〜Bn)の作業を効率よく行うことができる。
また、IP−PBXサーバ6から接続通知されるIP電話21(21〜21n)が複数同時に鳴動して、オペレータ(B1〜Bn)の1人が慌ててIP電話21(21〜21n)を接続してしまうような場合には、待ち呼が望む最適なオペレータ(B1〜Bn)が選択されない場合があり、最適なオペレータをその瞬間に合わせたルールで臨機応変に決定することができない場合がある。
本実施形態では、Web/APサーバ10は、オペレータ端末としてのIP電話21(21〜21n)との接続前に、IP−PBXサーバ6からの情報に基づいて待ち呼の一覧を表示して、オペレータは、待ち呼の一覧から応対すべき待ち呼を選択し、IP電話21(21〜21n)に接続するようにする。このため、IP−PBXサーバ6から接続通知されるIP電話21(21〜21n)が複数同時に鳴動するようなことがない。
したがって、本実施形態によれば、IP−PBXサーバ6からIP電話21(21〜21n)への接続通知がされる前に、Web/APサーバ10は待ち呼の一覧をPC端末装置20(20〜20n)の表示画面上に表示されるので、最適なオペレータ(B1〜Bn)により効率よく作業を行うことができ、顧客満足度の向上を図ることができる。
また、本実施形態によれば、IP電話21(21〜21n)に不具合若しくは故障が生じているような場合においても、待ち呼の一覧がPC端末装置20(20〜20n)の表示画面上に表示されるので、最適なオペレータ(B1〜Bn)が、待ち呼の一覧からIVRを作動させて適切な対処を行うことができる。
更に、Web/APサーバ10は、IP−PBXサーバ6からの顧客(A1〜An)のそれぞれの属性、呼IDに基づいて、CRMサーバ25にアクセスして、顧客情報を読み出して、待ち呼データベース18に顧客(A1〜An)毎の情報を記憶する。
なお、顧客(A1〜An)、オペレータ(B1〜Bn)、PC端末装置20(20〜20n)のそれぞれのカッコ内の符号・記号は、例えば、顧客(A1〜An)であれば、顧客が1又は2以上の複数存在することを意味しており、文中においては、顧客(A1〜An)の中の顧客が1人の場合もありうる。
次に、Web/APサーバ10における待ち呼の一覧を記憶する待ち呼データベース18について、図3を参照して説明する。図3は、待ち呼の一覧を作成して記憶される待ち呼データベース18のデータの一例を示す図である。
Web/APサーバ10は、待ち呼データベース18からオペレータのPC端末装置20(20〜20n)に待ち呼の一覧を表示するように制御する。図2に示すように、オペレータ(B1〜Bn)のPC端末装置20(20〜20n)は、LAN28に接続されており、Web/APサーバ10からの待ち呼の一覧をブラウザにより表示する。
IP−PBXサーバ6からWeb/APサーバ10への顧客(A1〜An)の属性、呼IDの通知、Web/APサーバ10からIP−PBXサーバ6へのオペレータ(B1〜Bn)のIP電話21(21〜21n)の番号、接続すべき顧客(A1〜An)の電話番号等の通知、稼働情報取得手段としてのWeb/APサーバ10とオペレータ(B1〜Bn)のPC端末装置20(20〜20n)との通信は、HTTP(HyperText Transfer Protocol)により行われる。
待ち呼データベース18は、オペレータ(B1〜Bn)がPC端末装置20(20〜20n)の表示画面を通じて応対するための必要な情報を一時的に格納するトランザクションデータベースである。待ち呼データベース18は、既に述べたように、IP−PBXサーバ6側からの情報(データ)と、CRMサーバ25側から取得された情報(データ)が含まれる。
図3に示すように、待ち呼データベース18のデータの項目(フィールド)は、呼ID、業務ID、着信時刻、着信番号、応対中オペレータ、CRMデータ1、CRMデータ2、CRMデータ3等のデータからなる。
呼IDは、顧客(A1〜An)の属性に基づき、IP−PBXサーバ6で作成されるものであり、Web/APサーバ10が待ち呼の一覧を作成するための管理識別番号(識別子)である。
業務IDとは、オペレータ(B1〜Bn)が担当する業務を識別するために付与された管理識別番号(識別子)である。例えば、業務IDの1は、新規入会受付、業務IDの2は、情報変更受付、業務IDの3は、サービス利用受付等が割り当てられている。着信時刻は、顧客(A1〜An)からの電話がIP−PBXサーバ6に着信した日時を表し、着信番号は、IP−PBXサーバ6に着信した顧客(A1〜An)の電話番号を示している。
応対中オペレータ(B1〜Bn)は、呼IDで示される顧客(A1〜An)からの電話と通話中等により応対中のオペレータ(B1〜Bn)の管理識別番号(識別子)である。また、応対中オペレータ(B1〜Bn)の欄が0の場合は、オペレータ(B1〜Bn)が顧客(A1〜An)に対して未対応であることを示している。
また、CRMデータ1、CRMデータ2、CRMデータ3よりなる各種のCRMデータは、CRMサーバ25から呼ID、着信番号等に基づいて、顧客情報データベース26から読み出されたデータを示し、例えば、顧客(A1〜An)の名前、過去の応対回数、応対内容等である。
稼働情報取得手段としてのWeb/APサーバ10は、オペレータ(B1〜Bn)毎に設置されているPC端末装置20(20〜20n)のサーバとしても機能する。
以上の説明したコンタクトセンター運用支援システムにおいては、コンタクトセンター3に設置されたIP−PBXサーバ6とWeb/APサーバ10とは、LAN28により接続されており、それぞれ独立した機能を有している。
本発明に係るコンタクトセンター運用支援システムでは、Web/APサーバ10の機能をIP−PBXサーバ6に持たせることにより、Web/APサーバ10を設置することなく、IP−PBXサーバ6のみで構成することも可能である。このため、IP−PBXサーバ6内にWeb/APサーバ10の機能を組み込むことにより、サーバの設置スペースが少なくて済み、また、メンテナンス等を容易に行うことができる。
CRM(Customer Relationship Management)サーバ25は、図1に示すように、コンタクトセンター3の内部に設置されている。なお、CRMサーバ25は、コンタクトセンター3の内部に限らず、コンタクトセンター3の外部に設置してもよい。図4は、コンタクトセンターの外部にCRMサーバを設置したコンタクトセンター運用支援システムの概略の構成を示す図である。図4に示すように、CRMサーバ25が外部に設置されている場合には、Web/APサーバ10とは通信網30を介して接続される。外部に設置されたCRMサーバ25は、顧客配信インターフェースを内蔵しており、コンタクトセンター3のWeb/APサーバ10と接続可能である。
図1及び図4に示すように、CRMサーバ25は、顧客情報を記憶した顧客情報データベース26を有している。CRMサーバ25は、Web/APサーバ10からの顧客(A1〜An)の属性、呼IDに基づいて、顧客情報データベース26を検索し、該当する顧客情報をWeb/APサーバ10に出力する。
Web/APサーバ10は、コンタクトセンター3の内部又は外部に設置されたCRMサーバ25の顧客情報データベース26から顧客情報を読み出すことができる。
また、CRMサーバ25は、Web/APサーバ10からの顧客(A1〜An)とオペレータ(B1〜Bn)との通話記録、オペレータ(B1〜Bn)が入力する音声データ、テキストデータ等を顧客(A1〜An)毎に顧客情報データベース26に記録することが可能である。また、オペレータ(B1〜Bn)等により新たな顧客情報も顧客情報データベース26に追加することもできる。
次に、CRMサーバ25が有する顧客情報データベース26に記憶される顧客情報について図5を参照して説明する。図5は、CRMサーバ25が有する顧客情報データベース26に記憶される顧客情報の一例を示している。図5に示すように、CRMサーバ25が有する顧客情報データベース26は、レコードとして、顧客(A1〜An)毎に顧客ID、顧客氏名、顧客の電話番号、住所等の情報が記憶されている。また、顧客の入会受付日、顧客に対するサービスのレベルを示すVIPレベル、過去の応対日時、回数、応対内容等も応対履歴としてレコードに記憶されている。なお、顧客情報データベース26に記憶されている顧客情報は、業務形態、業務内容によって異なったものとなる。
また、図1に示すように、管理者Xは、顧客に対するサービスのレベルを示すVIPレベルの設定を過去の応対履歴、顧客の重要度等から判断してレベルの設定を行うことができる。図5は、VIPレベルが3、2・・・のように、レベル3が優先度の高い設定となっており、このレベル設定は、適宜行うことができる。このようなVIPレベルにより、最適なオペレータをその瞬間に合わせたルールで臨機応変に決定することができる。なお、待ち呼の一覧は、稼働情報取得手段であるWeb/APサーバ10により通知された通信端末40との接続情報に基づいて応対状況が告知され、該告知により応対中オペレータ、すなわち、待ち呼の一覧でオペレータが他の顧客と応対中(通話中、等)であり、このオペレータが応対すべき待ち呼が1以上待機している場合には、VIPレベルの高い待ち呼から優先して応対することができる。
また、図10に示すように、管理者Xは、オペレータ(B1〜Bn)をオペレータのスキルによってグループ設定を行い、顧客に対する応対を、スキルの高いオペレータが優先的に受け付けるようにスキルベースグルーピングすることができる。このスキルベースグルーピングは、適宜行うことができる。このようなスキルによるオペレータのスキルベースグルーピングを行うことにより、前述のVIPレベルが高い顧客にはスキルの高い最適なオペレータを臨機応変に決定することができる。
なお、CRMサーバ25の機能をWeb/APサーバ10に持たせることも可能である。CRMサーバ25の機能をWeb/APサーバ10に持たせることにより、CRMサーバ25をコンタクトセンター3の内部又は外部に設置しなくてもよい。
オペレータ(B1〜Bn)が使用するPC端末装置20(20〜20n)は、Webブラウザが内蔵されており、Web/APサーバ10からのHTTPで配信される待ち呼の一覧を表示画面上に表示する。また、オペレータ(B1〜Bn)のPC端末装置20(20〜20n)は、オペレータ(B1〜Bn)が操作した応対可能な顧客をWeb/APサーバ10に通知することができる。
次に、オペレータ(B1〜Bn)のPC端末装置(20〜20n)に表示される待ち呼の一覧に関する表示について図6を参照して説明する。図6(a)は、オペレータ(B1〜Bn)のPC端末装置(20〜20n)に表示される待ち呼の一覧に関する表示の一例を示す図である。
図6(a)に示すように、待ち呼の情報に関する項目は、応対、業務、電話番号、待ち時間、お客様名、VIPレベル、最終応対オペレータ、応対中オペレータからなる。
なお、オペレータ(B1〜Bn)のPC端末装置20(20〜20n)に表示される待ち呼の一覧に表示される項目、すなわち表示画面は、図6(a)に示すものに限らず、管理者X等が適宜設定を行うことができる。
待ち呼の一覧に表示される「応対」の欄には、「応対」前の識別標識としての電話マーク、「応対中」の異なる識別標識としての斜線が引かれた電話マークとがある。そして、顧客(A1〜An)からの電話が、オペレータ(B1〜Bn)に接続されて「応対中」であるものは、斜線が引かれた電話マークに変化し、応対中オペレータの欄にオペレータ名が表示される。図6(a)に示すように、「応対中」の斜線が引かれた電話マーク以外は、待ち呼が接続待ちの状態が表示されている。そして、「応対中」のオペレータが異なる待ち呼に応対できないときは、IVRによるアナウンスで対応するようにすることができる。
また、図6(a)に示すように、「業務」の欄に、「2.情報変更受付」の欄で、最終オペレータが「鈴木××」が2人存在し、1人は「応対中」であり、「VIPレベル3」であるから、待ち呼の一覧の二番目の横欄が色彩表示されて、優先度が高く、且つ接続待ちであることが表示されており、オペレータ(B1〜Bn)が容易に視認することができ、最終応対オペレータが対応すべき案件であることが直ちに判別することができる。
また、オペレータ(B1〜Bn)が応対して応対済みである場合には、待ち呼の一覧の表示画面から削除される。これによって、待ち呼の一覧の表示画面が見やすくなっている。
「業務」の欄は、オペレータ(B1〜Bn)が担当する業務を示すものであり、例えば、業務の「1.新規入会受付」、業務の「2.情報変更受付」、業務の「3.サービス利用受付」、業務の「4.退会受付」、業務の「5.その他」、をそれぞれ示しており、オペレータ(B1〜Bn)の業務は、業種毎に異なるため、Web/APサーバ10によって業種に適した業務を割り当てることができ、したがって、待ち呼の一覧には、業務に関連するオペレータ(B1〜Bn)が表示されるようになっている。このような待ち呼の一覧の表示画面によって、最適なオペレータをその瞬間に合わせたルールで臨機応変に決定することができる。
電話番号は、顧客(A1〜An)の電話番号で有り、IP−PBXサーバ6に通知された顧客(A1〜An)の属性としての着信番号である。待ち時間は、コンタクトセンター3が顧客(A1〜An)からの着信を受け付け後、オペレータ(B1〜Bn)に接続されずに経過した待ち時間を示している。
お客様名は、顧客(A1〜An)の属性、呼IDによりCRMサーバ25の顧客情報データベース26から検索されて読み出された顧客の名前である。
VIPレベルは、CRMサーバ25の顧客情報データベース26に記憶されている顧客(A1〜An)に対するサービスのレベルを示している。
最終応対オペレータ(B1〜Bn)は、顧客(A1〜An)に最後に応対したオペレータ(B1〜Bn)の名前を示し、応対中オペレータ(B1〜Bn)は、各顧客(A1〜An)に対して通話中等の応対中であるオペレータ(B1〜Bn)の名前を示すものである。
図6(b)は、CRMサーバとの通信接続が遮断された場合の待ち呼の一覧に関する表示の一例を示す図である。図6(b)に示すように、CRMサーバとの通信接続が遮断された場合には、CRMサーバからの顧客情報が得られないため、待ち呼の一覧のお客様名、VIPレベル、最終応対オペレータの欄は、空白となる。しかしながら、顧客の電話番号、業務、待ち時間等が、IP−PBXサーバ6からの情報に基づいてWeb/APサーバ10からPC端末装置20(20〜20n)に表示されるため、オペレータによる応対は可能となる。
オペレータ(B1〜Bn)のPC端末装置20(20〜20n)に表示される待ち呼の一覧に関する表示では、待ち呼の一覧で待機中の待ち呼の待ち時間に応じて警報を発することが可能となっている。警報処理に関する詳細は、後述する。
なお、オペレータ(B1〜Bn)のPC端末装置20(20〜20n)における待ち呼の一覧の情報に関する表示項目は、自在に選択可能となるように構成されている。例えば、コンタクトセンター3の管理者Xが、Web/APサーバ10の管理メニュー(図示せず)からオペレータ(B1〜Bn)のPC端末装置20(20〜20n)に表示する項目を選択するようにしてもよい。
図1に示すように、コンタクトセンター3への通信形態は電話による音声通話であるが、本発明によるコンタクトセンター運用支援システムは、音声通話に限らず、電子メール、ホームページからのコンタクト、又はこれらの組合せを用いた顧客(A1〜An)からのコンタクトに対しても、メールサーバ、Webサーバ等を設置することによりコンタクトセンターとして機能させることができる。
次に、本発明によるコンタクトセンター運用支援システムにおける処理のシーケンスについて、図1、図2、図7及び図8を参照して説明する。図7は、コンタクトセンター運用支援システムにおける処理の流れを示す図、図8は、コンタクトセンター運用支援システムにおける処理シーケンスを示す図である。
図7及び図8に示すように、最初に、顧客(A1〜An)は、コンタクトセンター3に電話をする(ステップS1)。顧客(A1〜An)からの電話は、ゲートウェイ装置5を介してIP−PBXサーバ6に入力される。IP−PBXサーバ6は、顧客(A1〜An)からの電話の受付、すなわち、顧客(A1〜An)の属性、並びに呼IDの生成を行い(ステップS2)、Web/APサーバ10に対して送出し、Web/APサーバ10の待ち呼登録処理部11により待ち呼データベース18に格納される(ステップS3)。
Web/APサーバ10は、PC端末装置20(20〜20n)に対して、顧客(A1〜An)の属性、並びに呼IDを待ち呼として通知する(ステップS4)。PC端末装置20(20〜20n)は、Web/APサーバ10からの顧客(A1〜An)の属性、並びに呼IDを待ち呼として表示する(ステップS5)。
Web/APサーバ10の顧客情報取得部12は、顧客(A1〜An)の属性又は呼IDに基づいてCRMサーバ25へ顧客情報を要求する(ステップS6)。そして、CRMサーバ25は、顧客情報データベース26を検索して顧客情報を送出し、Web/APサーバ10の顧客情報取得部12に顧客情報を取得させる(ステップS7)。
次に、Web/APサーバ10は、PC端末装置20(20〜20n)に対してIP−PBXサーバ6と通信端末40との間の接続状態を通知する(ステップS8)、PC端末装置20(20〜20n)の接続状態に関する情報を取得する(ステップS9)。
次に、Web/APサーバ10は、待ち呼データベース18に登録された情報に基づいて待ち呼の一覧を作成して、PC端末装置20(20〜20n)の画面上に待ち呼の一覧の表示を行う(ステップS10)。
オペレータ(B1〜Bn)は、PC端末装置20(20〜20n)の画面上の待ち呼の一覧から対応可能である最適な待ち呼を選択して、PC端末装置20(20〜20n)の画面に表示された「応対」ボタンを押してWeb/APサーバ10に通知する(ステップS11)。
Web/APサーバ10の選択通知部15は、PC端末装置20(20〜20n)で「応対」ボタンが押された待ち呼を受け取る(ステップS12)。
Web/APサーバ10の選択通知部15は、PC端末装置20(20〜20n)の画面上で選択された待ち呼に応対したオペレータ(B1〜Bn)の情報を変更表示する(ステップS13)。また、図6(a)及び(b)に示すように、応対の欄のマークに斜線で表示されているものは、オペレータ(B1〜Bn)により応対中であることを表している。
Web/APサーバ10の選択通知部15は、選択された待ち呼の顧客属性、呼ID及びオペレータIDをIP−PBXサーバ6に通知する(ステップS14)。そして、IP−PBXサーバ6は、オペレータ(B1〜Bn)が選択した顧客(A1〜An)の通信端末40とオペレータ(B1〜Bn)のIP電話21(21〜21n)とを接続する(ステップS15)。オペレータ(B1〜Bn)は、顧客と通話を開始する(ステップS16)。
このように、オペレータ(B1〜Bn)は、PC端末装置20(20〜20n)の画面上の待ち呼の一覧から対応可能である最適な待ち呼を選択して応対することができるため、顧客(A1〜An)に対して最適なオペレータ(対応者)が対応することができる。また、PC端末装置20(20〜20n)には、顧客(A1〜An)に最後に応対したオペレータ(B1〜Bn)が表示されるため、オペレータ(B1〜Bn)は最適な顧客(A1〜An)を容易に選択することができる。
次に、Web/APサーバ10が顧客の待ち時間に応じて警報を発する警報処理について図9を参照して説明する。図9は、顧客の待ち時間に応じて警報を発する警報処理の流れを示す図である。
図6(a)及び(b)に示すように、PC端末装置20(20〜20n)には待ち呼の一覧が表示される。この待ち呼の一覧には、「待ち時間」が表示される。この「待ち時間」は、オペレータ(B1〜Bn)に接続されずに待機している時間を示す。この時間が長くなると、顧客は、印象を悪くし、また、待ちきれずに、電話を切ってしまうことがある。
このため、待ち呼の一覧に示す経過時間に応じて、1次警告時間、2次警告時間、3次警告時間の閾値を設定して、待ち呼の表示スタイルを変えて警告を発するようにする。例えば、1次警告時間の閾値を1分、2次警告時間の閾値を2分、3次警告時間の閾値を3分にそれぞれ設定する。
図9は、顧客の待ち時間に応じて警報を発する警報処理の流れを示す図である。図9に示すように、待ち呼の一覧に示す各待ち呼の待ち時間を読み出して(ステップS20)、まず、待ち呼がオペレータ(B1〜Bn)に選択されて顧客と通話中となったか(応対されたか)をチェックする。応対された場合(ステップS21でYes)は、ステップS20に移行して、次の待ち呼の警告処置を行う。応対されていない場合(ステップS21でNo)は、3次警告時間の閾値である3分以上が経過したかをチェックし(ステップS22)、3次警告時間の閾値である3分以上が経過したとき(ステップS22でYes)には、該当する待ち呼の欄の文字表示を、赤文字の太字に変えて、背景をピンク色に変える(ステップS23)。一方、3次警告時間の閾値である3分未満のとき(ステップS22でNo)には、2次警告時間の閾値である2分以上が経過したかをチェック(ステップS24)する。
2次警告時間の閾値である2分以上が経過したとき(ステップS24でYes)には、該当する待ち呼の欄の文字表示を、太字に変えて、背景をピンク色に変える(ステップS25)。一方、2次警告時間の閾値である2分未満のとき(ステップS24でNo)には、1次警告時間の閾値である1分以上が経過したかをチェック(ステップS26)する。1次警告時間の閾値である1分以上が経過したとき(ステップS26でYes)には、該当する待ち呼の欄の文字表示を、太字に変えるようにする(ステップS27)。また、1次警告時間の閾値である1分未満のとき(ステップ26でNo)には、ステップS28に移行して所定の待機時間待機して(ステップS28)、ステップS20に移行する。
なお、待ち呼の一覧の各待ち呼の待ち時間を読み出して(ステップS20)、当該の待ち呼が警報処理後にオペレータ(B1〜Bn)に選択されて顧客と通話中となって応対された場合(ステップS21でYes)には、当該の待ち呼の欄の文字表示の大きさ等を戻すように処理する。
図6(a)及び(b)に示すように、2次警告時間の閾値である2分以上が経過し、該当する待ち呼の欄の文字表示を太字に変えて、背景をピンク色に変えた例を2行目の顧客情報欄に示す。また、1次警告時間の閾値である1分以上が経過し、該当する待ち呼の欄の文字表示を太字に変えた例を1行目及び5行目の顧客情報欄に示す。なお、警告表示処理の方法は、上記方法に限らず、管理者X等が適宜設定することができる。
このように、PC端末装置20(20〜20n)に待ち呼を表示してから段階的に設定した警告時間経過後に、選択通知部15により該当する待ち呼の選択がなかったときには、PC端末装置20(20〜20n)に表示されている当該待ち呼に警告時間経過に応じた警告スタイルに装飾して、警告表示する。これにより、顧客の待ち時間が短くなり、顧客にスムーズに応対することができる。更に、顧客(A1〜An)に対し、良い印象を与えることもできる。
また、本発明に係るコンタクトセンター運用支援システムにおけるIP−PBXサーバ6は、IVR(Interactive Voice Response)音声自動応答機能を有している。このIVRにより、例えば、IP−PBXサーバ6は、顧客に対して例えば「お繋ぎしますので、少々お待ち下さい」などのアナウンスを流すようにする。これにより、顧客に対して、電話を受け付けたことを知らせることができる。
また、本発明に係るコンタクトセンター運用支援システムにおけるIP−PBXサーバ6は、DTMF(Dual Tone Multi-Frequency)によるプッシュ信号を受けることが可能である。これにより、IVRにより顧客への問い合わせ内容をIVRにより案内して、希望の問い合わせに該当する番号等を顧客(A1〜An)に入力してもらい、IP−PBXサーバ6は、顧客(A1〜An)の電話番号、問い合わせの番号等の属性をWeb/APサーバ10に通知する。Web/APサーバ10は、最適なオペレータ(B1〜Bn)を選定して、IP−PBXサーバ6に通知する。
また、顧客(A1〜An)がDTMFで希望の問い合わせに該当する番号を入力したが、例えば、担当するオペレータ(B1〜Bn)が応対で、電話に出ることができないときには、IVRによって顧客に対して「別の電話に応対中のため、後程お電話します」などのアナウンスを流すようにする。すなわち、図6(a)及び(b)に示すように、「応対中」の斜線が引かれた電話マーク以外は、待ち呼が接続待ちの状態が表示され、「応対中」のオペレータ(応対中オペレータ)が異なる待ち呼に応対できないときは、IVRによるアナウンスで「別の電話に応対中のため、後程お電話します」などの処理が行われる。
以下に、応対中オペレータが異なる待ち呼に応対できないときに、IVRによるアナウンスで対応する一例を図11及び図12を用いて説明する。図11は、コンタクトセンター運用支援システムにおける応対中オペレータが異なる待ち呼に応対できないときの処理の流れを示す図、図12は、コンタクトセンター運用支援システムにおける応対中オペレータが異なる待ち呼に応対できないときの処理シーケンスを示す図である。なお、応対中オペレータが異なる待ち呼に応対できないときの処理の流れは、図7に示すステップS1からステップS10までは、同一の処理であるため、図7に示すステップS10までの説明を省略して、それ以後の処理について説明する。
図11に示すように、応対中オペレータは、PC端末装置20(20〜20n)に表示された待ち呼の一覧から、応対すべき待ち呼を選択する。しかしながら、他の待ち呼に応対中であるため、PC端末装置20(20〜20n)の所定のボタン、例えば、「IVR」ボタン(図示せず)を押す(ステップS40)。
図11及び図12に示すように、Web/APサーバ10の選択通知部15は、PC端末装置20(20〜20n)で「IVR」ボタンが押された待ち呼を受け取る(ステップS41)。Web/APサーバ10の選択通知部15は、PC端末装置20(20〜20n)の画面上で選択された待ち呼に応対したオペレータ(B1〜Bn)の情報を「IVR」応対の表示に変更する(ステップS42)。また、Web/APサーバ10の選択通知部15は、選択された待ち呼の顧客属性、呼ID及びオペレータIDをIP−PBXサーバ6に通知する(ステップS43)。
そして、IP−PBXサーバ6は、オペレータ(B1〜Bn)が選択した顧客(A1〜An)の通信端末40に接続して、IVRにより、「別の電話に応対中のため、後程お電話します」のアナウンスを流す(ステップS44)。IP−PBXサーバ6は、顧客(A1〜An)にコールバックするとのアナウンスをしたことをWeb/APサーバ10に通知する(ステップS45)。Web/APサーバ10は、待ち呼の一覧に追加して、PC端末装置20(20〜20n)に応対状況を表示して、オペレータ(B1〜Bn)が対応するように表示する(ステップS46)。
これにより、PC端末装置(20〜20n)の表示画面上の待ち呼の一覧には、「応対」前の識別、「応対中」の異なる識別標識が設けられ、オペレータが待ち呼と応対中であるときは、「応対中」の識別標識に変化し、かつ、該応対中オペレータが異なる待ち呼に応対できないときは、IVRによるアナウンスで対応することができる。したがって、待機中の待ち呼が不安なくオペレータとの接続確認を行うことができ、待ち呼に対する信頼性の向上を図ることができる。
また、本発明に係るコンタクトセンター運用支援システムは、オペレータ(B1〜Bn)のPC端末装置20(20〜20n)に待ち呼を表示してから所定の時間経過後に、選択通知部15により当該待ち呼の選択がなかったときには、顧客(A1〜An)に最後に応対したオペレータ(B1〜Bn)、又は他のオペレータ(B1〜Bn)に接続するようにして、顧客(A1〜An)を待たせないようにする。
なお、本発明に係るコンタクトセンター運用支援システムは、音声通話に限らず、電子メール、ホームページからのコンタクト、又はこれらの組合せを用いた顧客(A1〜An)からのコンタクトに対してもWeb/APサーバによる顧客管理を行うことが可能である。
以上の説明では、本発明を装置としてのコンタクトセンター運用支援システムとして構築したが、これに限られるものではない。すなわち、コンピュータにアプリケーションソフトを実装し、そのアプリケーションソフトを実行することにより、通信端末40により顧客の属性をIP−PBXサーバ6で受信する機能と、前記IP−PBXサーバから通知される顧客に関する情報に基づいて顧客情報取得手段(顧客情報取得部12)により顧客情報を取得する機能と、通信端末40の接続状態を稼働情報取得手段(Web/APサーバ10)により通知する機能と、前記IP−PBXサーバ6からの顧客に関する情報、前記顧客情報取得手段で取得された顧客情報、前記稼働情報取得手段により通知された通信端末40との接続情報に基づいて、待ち呼登録手段(待ち呼登録処理部11)により待ち呼の一覧を作成して登録する機能(表示処理部13)とを、コンピュータに実行させ、前記待ち呼登録手段により待ち呼の一覧をPC端末装置20の表示画面上に表示させる(表示処理部13)ことをコンピュータに実行させるインターネット接続維持管理プログラムとして構築してもよいものである。
以上述べたように、本発明によれば、通信端末40から顧客の属性を受信して稼働情報取得手段としてのWeb/APサーバ10との通信を行うと共に、該受信があったことをオペレータ端末との接続前にPC端末装置に通知を行うIP−PBXサーバを備えているため、オペレータ端末(オペレータのIP電話21(21〜21n))を鳴動する前に、PC端末装置20(20〜20n)に通信端末40から顧客の属性を表示し、通信端末40からの顧客の属性に基づく情報により、待ち呼の一覧をPC端末装置20(20〜20n)の表示画面上に表示することができる。これにより、PC端末装置20(20〜20n)の表示画面に基づいて、最適なオペレータが顧客を選定して応対することができる。このため、IP−PBXサーバ6から接続通知されるIP電話21(21〜21n)が複数同時に鳴動するようなことがない。
また、本発明によれば、オペレータ(B1〜Bn)に待ち呼の一覧を表示して、オペレータ(B1〜Bn)が対応可能な待ち呼を選択し、選択された顧客(A1〜An)の電話をオペレータ(B1〜Bn)に接続することが可能なため、最適な担当者を柔軟に決定することができる。これにより、顧客が満足できる応対を提供することが可能となる。
また、本発明によれば、PC端末装置20(20〜20n)の表示画面上の待ち呼の一覧には、「応対」前の識別標識、「応対中」の異なる識別標識が設けられ、オペレータが待ち呼と応対中であるときは、「応対中」の識別標識に変化し、かつ、該応対中のオペレータ(応対中オペレータ)が異なる待ち呼に応対できないときは、IVRによるアナウンスで対応することができる。したがって、待機中の待ち呼が不安なくオペレータとの接続確認を行うことができ、待ち呼に対する信頼性の向上を図ることができる。
また、本発明によれば、オペレータ(B1〜Bn)のPC端末装置(20〜20n)に待ち呼を表示し、段階的に設定した警告時間までに、当該待ち呼の選択がなかったときには、待ち呼の警告時間に応じてオペレータ(B1〜Bn)のPC端末装置(20〜20n)に警告表示する。このため、オペレータ(B1〜Bn)に注意を喚起して、顧客(A1〜An)の待ち時間を短くすることができる。
また、本発明によれば、顧客情報取得手段は、CRMサーバ25の顧客情報配信インターフェースを介して既存の顧客情報データベース26に接続することができるため、コストと時間を要することなしに、既存の顧客情報データベース26を活用することができる。
この発明は、その本質的特性から逸脱することなく数多くの形式のものとして具体化することができる。よって、上述した実施形態は専ら説明上のものであり、本発明を制限するものではないことは言うまでもない。
1 コンタクトセンター運用支援システム
3 コンタクトセンター(コールセンター)
5 ゲートウェイ装置
6 IP−PBXサーバ
10 Web/APサーバ
11 待ち呼登録部(待ち呼登録手段)
12 顧客情報取得部(顧客情報取得手段)
13 表示処理部(表示処理手段)
14 オペレータ支援部(オペレータ支援手段)
15 選択通知部(選択通知手段)
16 通信部
18 待ち呼データベース
20(20〜20n) PC端末装置(Webブラウザ内蔵)
21(21〜21n) IP電話(オペレータ端末)
25 CRMサーバ
26 顧客情報データベース
28 LAN(構内ネットワーク)
30 通信網
31 IP電話網
32 公衆交換電話網
33 携帯電話網
40 通信端末
41 固定電話
42 IP電話
43 携帯電話、スマートフォン
A(A1〜An) 顧客
B(B1〜Bn) オペレータ
X 管理者

Claims (14)

  1. 顧客との応対を行うコンタクトセンターの業務を運用支援するためのコンタクトセンター運用支援システムであって、
    通信端末の接続状態の情報を通知すると共に種々の制御を行う稼働情報取得手段と、
    前記通信端末から顧客の属性を受信して前記稼働情報取得手段との通信を行うと共に、該受信があったことをオペレータ端末との接続前にPC端末装置に通知を行うIP−PBXサーバと、
    前記IP−PBXサーバから通知される顧客に関する情報に基づいて顧客情報を取得する顧客情報取得手段と、
    前記IP−PBXサーバからの顧客に関する情報、前記顧客情報取得手段で取得された顧客情報、前記稼働情報取得手段により通知された前記通信端末との接続情報に基づいて、待ち呼の一覧を作成して登録する待ち呼登録手段と、
    前記待ち呼登録手段により待ち呼の一覧を前記PC端末装置の表示画面上に表示すること
    を特徴とするコンタクトセンター運用支援システム。
  2. 前記通信端末から顧客の属性を受信する前記稼働情報取得手段は、オペレータ端末との接続前に前記PC端末装置に対して前記IP−PBXサーバのみの情報を前記PC端末装置の表示画面上の前記待ち呼の一覧に表示させることを特徴とする請求項1に記載のコンタクトセンター運用支援システム。
  3. 前記PC端末装置の表示画面上の待ち呼の一覧には、「応対」前の識別標識、「応対中」の異なる識別標識が設けられ、オペレータが待ち呼と応対中であるときは、「応対中」の識別標識に変化し、かつ、該応対中のオペレータが異なる待ち呼に応対できないときは、IVRによるアナウンスで対応するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のコンタクトセンター運用支援システム。
  4. 前記顧客情報取得手段は、顧客情報データベースを備え、該顧客情報データベースに顧客のVIPレベルの設定を行うことができることを特徴とする請求項1に記載のコンタクトセンター運用支援システム。
  5. 前記待ち呼登録手段は、前記稼働情報取得手段により通知された前記通信端末との接続情報に基づいて応対状況が告知され、該告知によりオペレータが応対すべき待ち呼が1以上待機している場合には、VIPレベルの高い待ち呼から優先して待ち呼の一覧を表示することを特徴とする請求項1に記載のコンタクトセンター運用支援システム。
  6. 前記待ち呼登録手段は、前記待ち呼の一覧に、応対履歴を表示するようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項5に記載のコンタクトセンター運用支援システム。
  7. 前記稼働情報取得手段と前記待ち呼登録手段は、前記待ち呼の一覧に表示された待ち呼が、所定の時間経過後も選択通知手段により選択されない場合には、最終応対オペレータ若しくは他のオペレータに接続する指令を発することを特徴とする請求項1に記載のコンタクトセンター運用支援システム。
  8. 前記待ち呼登録手段は、前記待ち呼の一覧に表示された待ち呼が設定された警告時間経過後に前記選択通知手段により選択されない場合には、警告表示することを特徴とする請求項7に記載のコンタクトセンター運用支援システム。
  9. 顧客との応対を行うコンタクトセンターの業務を運用支援するためのコンタクトセンター運用支援方法であって、
    稼働情報取得手段により通信端末の接続状態の情報を通知すると共に種々の制御を行う工程と、
    前記通信端末から顧客の属性を受信して前記稼働情報取得手段との通信を行うと共に、該受信があったことをオペレータ端末との接続前にPC端末装置にIP−PBXサーバから通知を行う工程と、
    前記IP−PBXサーバから通知される顧客に関する情報に基づいて顧客情報取得手段により顧客情報を取得する工程と、
    前記IP−PBXサーバからの顧客に関する情報、前記顧客情報取得手段で取得された顧客情報、前記稼働情報取得手段により通知された前記通信端末との接続情報に基づいて、待ち呼登録手段により待ち呼の一覧を作成して登録する工程と、を実行し、
    前記待ち呼登録手段により待ち呼の一覧を前記PC端末装置の表示画面上に表示すること
    を特徴とするコンタクトセンター運用支援方法。
  10. 前記顧客情報を取得する際、顧客情報データベースを備え、該顧客情報データベースに顧客のVIPレベルの設定を行うことを特徴とする請求項9に記載のコンタクトセンター運用支援方法。
  11. 前記通知された前記通信端末との接続情報に基づいて応対状況が告知され、該告知によりオペレータが応対すべき待ち呼が1以上待機している場合には、VIPレベルの高い待ち呼から優先して待ち呼の一覧を表示することを特徴とする請求項9に記載のコンタクトセンター運用支援方法。
  12. 顧客との応対を行うコンタクトセンターの業務を運用支援するためのコンタクトセンター運用支援プログラムであって、
    稼働情報取得手段により通信端末の接続状態の情報を通知すると共に種々の制御を行う機能と、
    前記通信端末から顧客の属性を受信して前記稼働情報取得手段との通信を行うと共に、該受信があったことをオペレータ端末との接続前にPC端末装置にIP−PBXサーバから通知を行う機能と、
    前記IP−PBXサーバから通知される顧客に関する情報に基づいて顧客情報取得手段により顧客情報を取得する機能と、
    前記IP−PBXサーバからの顧客に関する情報、前記顧客情報取得手段で取得された顧客情報、前記稼働情報取得手段により通知された前記通信端末との接続情報に基づいて、待ち呼登録手段により待ち呼の一覧を作成して登録する機能とを、コンピュータに実行させ、
    前記待ち呼登録手段により待ち呼の一覧を前記PC端末装置の表示画面上に表示すること
    を特徴とするコンタクトセンター運用支援プログラム。
  13. 前記コンピュータに、顧客情報データベースに顧客のVIPレベルの設定を行う機能を実行させることを特徴とする請求項12に記載のコンタクトセンター運用支援プログラム。
  14. 前記コンピュータに、前記通知された前記通信端末との接続情報に基づいて告知された応対状況によりオペレータが応対すべき待ち呼が1以上待機している場合には、VIPレベルの高い待ち呼から優先して待ち呼の一覧を表示する機能を実行させることを特徴とする請求項12に記載のコンタクトセンター運用支援プログラム。
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