JP2017059870A - 撮像操作ガイド装置および撮像装置の操作ガイド方法 - Google Patents

撮像操作ガイド装置および撮像装置の操作ガイド方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017059870A
JP2017059870A JP2015180571A JP2015180571A JP2017059870A JP 2017059870 A JP2017059870 A JP 2017059870A JP 2015180571 A JP2015180571 A JP 2015180571A JP 2015180571 A JP2015180571 A JP 2015180571A JP 2017059870 A JP2017059870 A JP 2017059870A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
unit
guide
imaging
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015180571A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6643843B2 (ja
Inventor
健世 伊藤
Takeyo Ito
健世 伊藤
崇人 青木
Takahito Aoki
崇人 青木
野中 修
Osamu Nonaka
修 野中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2015180571A priority Critical patent/JP6643843B2/ja
Priority to US15/261,223 priority patent/US10116860B2/en
Priority to CN201610821558.5A priority patent/CN107018292B/zh
Publication of JP2017059870A publication Critical patent/JP2017059870A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6643843B2 publication Critical patent/JP6643843B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/50Constructional details
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/64Computer-aided capture of images, e.g. transfer from script file into camera, check of taken image quality, advice or proposal for image composition or decision on when to take image
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/63Control of cameras or camera modules by using electronic viewfinders
    • H04N23/633Control of cameras or camera modules by using electronic viewfinders for displaying additional information relating to control or operation of the camera
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/66Remote control of cameras or camera parts, e.g. by remote control devices
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/80Camera processing pipelines; Components thereof

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)

Abstract

【課題】撮影対象物または観察対象物を見失った際に、この対象物を見出すために、簡単な構成で操作者に分かりやすい撮像操作ガイド装置および撮像装置の操作ガイド方法を提供する。【解決手段】対象物を撮像し、画像データを出力し(S3)、画像データを補助画像として記憶し(S5)、撮像にあたっての操作履歴を記録し(S5)、過去に取得した画像と、記録された操作履歴に従って、過去の画像と現在の差異に関するガイドを決定する(S17Yes以下)。【選択図】 図5

Description

本発明は、撮像装置で撮影する際に、対象物を見失った場合でも簡単に対象物を探し出すことが可能な撮像操作ガイド装置および撮像操作ガイド方法に関する。
撮像装置を用いて撮影する際には、モニタ画面を観察しながら行うことが多い。この時、対象物を大きく見ようとする場合や、観察位置や方向を大きく変えた場合には、撮影対象物を見失う場合がある。
上述したように撮影対象物を見失った場合でも、容易に撮影対象物を見出すことができるようにした撮像装置が提案されている。例えば、特許文献1には、第1の画角で表示している際に、この第1の画角よりも広角の第2の画角で表示すること可能な撮像装置が提案されている。
特開2007−74057号公報
上述の特許文献1に開示の撮像装置は、撮影対象物を見失った際に、この撮影対象物を見出すために、画角の広い撮像部を必要としている。このため、装置が大型化、複雑化し、さらに救済シーン(対象物を再度見出すための処置)が限定され、ユーザに負担を強いてしまう。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、撮影対象物または観察対象物を見失った際に、この対象物を見出すために、簡単な構成で操作者に分かりやすい撮像操作ガイド装置および撮像装置の操作ガイド方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため第1の発明に係る撮像操作ガイド装置は、対象物を撮像し、画像データを出力する撮像部と、上記撮像部に対する操作履歴を記録する操作履歴部と、上記操作履歴部に記録された操作履歴に従って、過去の画像と現在の差異に関するガイドを決定するガイド部と、を有する。
第2の発明に係る撮像操作ガイド装置は、上記第1の発明において、上記ガイド部は、画像を見失った際の支配的な操作項目に基づいて上記ガイドを決定する。
第3の発明に係る撮像操作ガイド装置は、上記第1の発明において、上記ガイド部は、現在の画像撮影時に、過去の画像と現在の差異に関するガイドとして、上記過去の画像、操作を表す記号およびテキストの少なくとも1つを記録した画像ファイルを作成する。
第4の発明に係る撮像操作ガイド装置は、上記第1の発明において、上記対象物を見出すためのガイド表示を指示するための指示部を有し、上記指示部は、上記ガイド表示を手動操作で指示された際、または上記画像データに基づいて判定する。
第5の発明に係る撮像操作ガイド装置は、上記第1の発明において、上記操作履歴部は、上記撮像部の画角を変化させる操作情報、上記撮像部の左右上下の方向変化させる操作情報、上記撮像部の明るさを変化させる情報、上記撮像部のピントを変化させる情報の少なくとも1つを有する。
第6の発明に係る撮像装置の操作ガイド方法は、対象物を撮像し、画像データを出力し、上記撮像にあたっての操作履歴を記録し、過去に取得した画像と、記録された上記操作履歴に従って、過去の画像と現在の差異に関するガイドを決定する。
第7の発明に係る撮像操作ガイド装置は、対象物を撮像し画像データを出力する撮像部と、上記画像データを補助画像として記憶する画像データ記憶部と、上記対象物を見出すためのガイド表示を指示するための指示部と、上記指示部によってガイド表示が指示された際に、対象物を見失うより前に上記画像データ記憶部に記憶された補助画像を表示させるガイド表示部と、を有する。
第8の発明に係る撮像操作ガイド装置は、上記第7の発明において、上記対象物を見出すためのガイド表示を指示するための指示部を有し、上記指示部は、上記ガイド表示を手動操作で指示された際、または上記画像データに基づいて判定する。
第9の発明に係る撮像操作ガイド装置は、上記第7の発明において、上記ガイド表示部は、現在の画像と上記補助画像の両者を並べて表示する。
第10の発明に係る撮像操作ガイド装置は、上記第7の発明において、上記撮像部に対する操作履歴を記録する操作履歴部を有し、上記ガイド表示部に表示された上記補助画像のいずれかを選択すると、選択された補助画像が記録された時点からの操作履歴を表示する。
第11の発明に係る撮像操作ガイド装置は、上記第7の発明において、上記撮像部に対する操作履歴を記録する操作履歴部を有し、上記指示部によってガイド表示が指示されると、過去の類似状況を検索し、検索結果に基づいてガイド表示を行う。
第12の発明に係る撮像装置の操作ガイド方法は、対象物を撮像し画像データを出力し、上記画像データを補助画像として記憶し、上記対象物を見出すためのガイド表示を指示し、上記ガイド表示が指示された際に、対象物を見失うより前に記憶された補助画像を表示部に表示させる。
本発明によれば、撮影対象物または観察対象物を見失った際に、この対象物を見出すために、簡単な構成で操作者に分かりやすい撮像操作ガイド装置および撮像装置の操作ガイド方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るカメラの基本的な構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るカメラの具体的な構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るカメラの使用状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係るカメラにおいて、表示状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係るカメラのメイン動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るカメラのメイン動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るカメラの「ガイド必要」の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るカメラの「撮像部の移動経路表示」の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るカメラの「撮像制御のガイド表示」の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るカメラの「撮像制御のガイド表示」の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るカメラにおいて、操作履歴を示す図である。 本発明の一実施形態に係るカメラにおいて、操作履歴を示す図である。 本発明の一実施形態に係るカメラにおいて、操作が変化した際の画像変化を示す図である。 本発明の一実施形態に係るカメラにおいて、表示部に表示される対象物の時間的変化を示す図である。 本発明の一実施形態に係るカメラにおいて、ガイド表示の例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るカメラにおいて、ガイド表示の第1の変形例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るカメラにおいて、ガイド表示の第1の変形例におけるメイン動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るカメラにおいて、ガイド表示の第2の変形例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るカメラにおいて、ガイド表示の第2の変形例におけるメイン動作を示すフローチャートである。 本発明を内視鏡に適用した際の使用例を示す図である。
以下、図を用いて本発明の実施形態について説明する。図1は、本実施形態の基本的な構成を示すブロック図である。画像判定部1bは、
操作履歴部1cは、撮像装置等、ユーザが使用している装置の操作の履歴を記録する。操作履歴としては、例えば、撮像装置の場合には、撮影レンズの距離情報、画角情報(焦点距離情報)、撮影レンズの光軸方向(上下方向、左右方向)、奥行き方向、露出情報(画面の明るさ情報)等がある。なお、奥行き情報は、通常は、距離情報と一致するが、ユーザが壁面に沿って進む際には、画面の一部に撮像される壁面の距離が一定の場合であっても画面の他の部分の奥行きは変化する場合がある。
差異教示部1dxは、画像判定部1bから判定結果を入力し、また操作履歴部1cから、記録された操作履歴を入力し、画像が大きく変化した場合に、過去取得画像と現在画像との差異を教示する。すなわち、画像が大きく変化した場合に、変化した際の操作等を表示することにより、見失った対象物を再び捉えることができるようにする。例えば、撮像装置を大きく右方向に向けたことによって、画像が大きく変化したのであれば、その旨を表示してもよく、また左方向に動かすことを教示するようにしてもよい。さらに、過去の画像を記録しておき、操作状態と過去の画像を表示するようにしてもよい。具体的な教示の例については、図4、図14、図15等を用いて後述する。
次に、図2を用いて、本実施形態の具体的な構成について説明する。本実施形態は、本発明を撮像装置10に適用した例である。この撮像装置10は、カメラ部11と本体部12とから構成される。なお、カメラ部11と本体部12は、一体に構成してもよく、また別体に構成してもよい。また、本体部12は、携帯電話やスマートフォンのような情報端末がその機能を担うようにしてもよい。カメラ部11と本体部12の間は、接点を介して直接、接続をとるようにしてもよく、また無線通信で接続をとるようにしてもよい。撮像部には、撮影する機能、観察する機能、計測する機能等の基本的な機能や応用機能を含んでいる。
カメラ部11内には、撮像部2、操作部7a、姿勢センサ7bを有する。撮像部2は、光学レンズと撮像素子を有し、対象物を光電変換し、画像データを本体部12に出力する。また、光学レンズ11は、ズームレンズで構成し、画角を変更するようにしてもよい。ズームレンズを搭載している場合には、画角情報を検出し、本体部12に出力する。また、所謂オートフォーカス機能を有するようにしてもよく、この場合には、対象物までの距離を検出し、距離情報を本体部12に出力する。撮像部2は、対象物を撮像し、画像データを出力する撮像部として機能する。
操作部7aは、カメラ部11の操作部材、例えば、画角変更部材(焦点距離変更部材)やレリーズ釦等を有し、操作部7aの操作情報を本体部12に出力する。姿勢センサ7bは、角加速度センサ、加速度センサ、ジャイロ等のカメラ部11の姿勢状態を検出可能なセンサを有し、このセンサによる検知出力を本体部12に出力する。姿勢センサ7bの検知出力によって、撮像部2の光学レンズの光軸方向が、上下左右、いずれかの方向に向けられたことを検出することができる。
本体部12内には、制御部1、記録部4、表示部8、タッチパネル8b、時計部9等が設けられている。制御部1内には、撮影制御部1a、画像判定部1b、操作履歴部1c、ガイド部1dが設けられている。制御部1は、CPU(Central Processing Unit)とその周辺回路を有し、記憶部1eに記憶されたプログラムに従って、本体部12内やカメラ部11内の各部の制御を行うことができる。撮影制御部1a、画像判定部1b、操作履歴部1c、ガイド部1dは、ハードウエアで構成してもよいが、プログラムよってソフトウエア的に実現してもよい。
撮影制御部1aは、撮像部2によって取得される画像データの露出制御や、また操作部7aのレリーズ釦等の撮影指示部材の操作に応じて、画像データの記録制御等を行う。画像判定部1bは、図1に示した画像判定部1bと同様に、撮像部2等から画像データを入力し、ユーザが画像を観察又は記録している際に、対象物を見失った場合か否かを判定する。対象物を見失ったか否かは、画像が大きく変化したか否かに基づいて判定する。
操作履歴部1cは、図1に示した操作履歴部1cと同様に、ユーザが撮像装置10を使用する際の操作履歴を記録する。操作履歴としては、例えば、光学レンズの距離情報、画角情報(焦点距離情報)、光学レンズの光軸方向(上下方向、左右方向)、奥行き方向、露出情報(画面の明るさ情報)等がある。
ガイド部1dは、図1では差異教示部1dxに相当し、画像判定部1bと操作履歴部1cの出力を受け、ユーザが対象物を見失ったことを、画像が大きく変化したか否かによって判定し、画像が大きく変化した際には、対象物を再度、見出すことができるようにガイドを行うための情報を生成し、表示部8に出力する。
ガイド部1dは、撮像部で過去に取得した画像と、操作履歴部に記録された操作履歴に従って、過去の画像と現在の差異に関するガイドを決定するガイド部として機能する。このガイド部は、画像を見失った際の支配的な操作項目に基づいてガイドを決定する。また、ガイド部は、過去の画像と現在の差異に関するガイドとして、過去の画像、操作を表す記号(例えば、図15の矢印330)、およびテキスト(例えば、図4の209、図15の330b)の少なくとも1つを記録した画像ファイルを作成する。
また、ガイド部1dは、指示部によってガイド表示が指示された際に、対象物を見失うより前に上記画像データ記憶部に記憶された補助画像を表示させるガイド表示部として機能する。ガイド表示部は、現在の画像と上記補助画像の両者を並べて表示する(例えば、図4の時刻T3、図15(a)、図16、図18参照)。
記憶部1eは、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリや揮発性メモリを含み、上述したCPUによる制御を実行させるためのプログラムや、撮像部2から出力された画像データを一時記憶させたり、またプログラムの実行のためのデータの一時記憶を行ったりする。この記憶部1eは、撮像部に対する操作履歴を記録する操作履歴部として機能する。また、操作履歴部は、撮像部の画角を変化させる操作情報、撮像部の左右上下の方向変化させる操作情報、撮像部の明るさを変化させる情報、撮像部のピントを変化させる情報の少なくとも1つを有する(後述する図5のS15参照)。また、記憶部1eは、画像データを補助画像として記憶する画像データ記憶部としての機能を果たす。
制御部1は、上述の機能以外にも、撮像装置10としての機能を種々実行する。例えば、撮像部2から入力した画像データに対して画像処理を施し、ライブビュー表示を行い、またレリーズ操作された際には、画像データに対して記録用の画像処理を施し、記録部4に画像データの記録を行わせる。
記録部4は、本体部12に固定または装脱可能な電気的書き換え可能な不揮発性メモリを有し、撮像部2からの画像データの記録を行う。
表示部8は、液晶モニタや有機ELモニタ等を有し、撮像部2からの画像データに基づいてライブビュー表示や、記録部4に記録された画像データに基づいて再生表示等を行う。また、表示部8のモニタの前面にはタッチパネル8bが設けられており、ユーザのタッチ操作等の操作状態を検出し、制御部1に出力する。時計部9は、日時情報を制御部1に出力する。
本体部12は、前述の各部以外に、通信部6、姿勢センサ7c、方位センサ7d等を必要に応じて設けている。通信部6は、有線または無線により外部機器と通信を行う。また通信部6を介して、外部のサーバー等と通信し、またインターネット等に接続するようにしてもよい。
姿勢センサ7cは、カメラ部11内の姿勢センサ7bと同様に、角加速度センサ、加速度センサ、ジャイロ等の本体部12の姿勢状態を検出可能なセンサを有し、このセンサによる検知出力を制御部1に出力する。方位センサ7dは、電子コンパス等を含み、本体部12が東西南北の何れの方位を向いているかを検出し、制御部1に出力する。撮像時にユーザが行う撮像部の操作やフレーミング等としては、上下のあおりや左右のパンニング等がある。方位センサ7dによって、本体部12がいずれの方位を向いているかを検出することによって、本体部12の動きについて単純な左右といった以上の情報を取得し、制御部1に出力することが可能となる。
次に、図3および図4を用いて、本実施形態における動作の概略を説明する。図3は、ユーザ100が、撮像装置10を構えて、支柱201に止まっている対象物200を撮影している様子を示す。
撮影にあたって、ユーザは、撮像部2の光学レンズの焦点距離を広角側にしているので、図4の時刻T1に示すように、対象物200を表示部8内で確認することができる。この状態から、ユーザが対象物200の画像を大きく映そうと思ってズーミング操作を行い、望遠側に焦点距離を変更すると、図4の時刻T2の画像に示すように、対象物200を見失ってしまう。
このように、画像が大きく変化すると、画像判定部1bがこの変化を検出し、図4の時刻T3に示すように、ガイド部1dが表示部8にガイド表示を行う。図4に示す例では、時刻T2に表示部8に表示された範囲を、枠203で示し、時刻T2に表示されていた画像を右上の余白部に現在画像205として示す。また、過去の補助画像の枠203と、現在画像205の位置変化を矢印207で示す。これにより、見失った際の撮像部の移動経路が分かる。なお、矢印207は画像の中心から中心に向けて表示する等、撮像部の移動経路が分かる表示であれば、図4(c)の表示に限られない。
また、対象物200を見失った操作を、表示部8の余白部に、ガイド表示209として示す。この例では、「ズーム5倍、上方に手振れ」とテキストでガイド表示されている。この表示により、ユーザは、光学レンズのズーミングを行い、また手振れによって光学レンズが上方を向いてしまった為に、対象物を見失ってしまったことが分かる。対象物を見失った理由が分かれば、ユーザは、再度、対象物を見出すことができる。
なお、図4に示したようなズーム操作時のガイド表示のための処理について、図6のS33Yes〜S43において詳述する。
次に、図5ないし図10に示すフローチャートを用いて、本実施形態における動作について説明する。これのフローチャートは、制御部1内のCPUが、記憶部1eに記憶されたプログラムに従って撮像装置10内の各部を制御することによって実行する(後述する図17、図19に示すフローチャートも同様である)。
図5に示すメインフローがスタートすると、まず、撮影モードか否かを判定する(S1)。この撮像装置10は、撮影モードがデフォルトモードとして設定されており、再生モード等、他のモードが設定されていない場合には、このステップでは撮影モードと判定される。ステップS1における判定の結果、撮影モードでない場合には、再生モード等、他のモードが設定されているか否かを判定し、設定されたモードに従って処理がなされる。
ステップS1における判定の結果、撮影モードの場合には、撮像を開始し、順次表示を行う(S3)。ここでは、撮像部2が撮像を開始し、画像データを制御部1に出力する。制御部1は画像データにライブビュー表示用の画像処理を施し、表示部8にライブビュー表示を行う。画像データは、所定のフレームレートで更新され、画像が順次表示される。
続いて、視認性の良い画像なら、補助画像として記録する(S5)。後述するように、本実施形態においては、ユーザが撮像装置10によって見ている位置が分からなくなった場合、言い換えると対象物を見失った場合に、対象物を探し出すのをアシストするために、それまで見ていた画像を表示するようにしている。この表示のために、ステップS5において、画像の視認性が良ければ、その画像を記憶部1eに記憶する。これはもちろん、必要なければ、テンポラリーな別記録部に記録してもよい。最終的に撮影が行われる時などは、その撮影ファイル内に、経過画像、または参考画像を合せて記録してもよく、関連付け記録する等の工夫によって、撮影過程までを後で参照することができ、様々な状況でユーザを補助することができる。また、時計部9から出力される時刻情報等も併せて記録する。
また、ステップS5において視認性が良いか否かの判定は、対象物のコントラスト分布、ヒストグラム分布が機械的、人為的な「顔認識」などの画像認識に対して適正か、彩度、ピント、エッジ等が適切な位置にかるか等に基づいて判定する。顔などでは、特定のパーツ、例えば重要な目の部分が入っているかどうか、蝶々の羽の輪郭全部が入っているかどうか等、高度な認識を活用してもよい。最初に取得した画像の特徴を残しているかどうか等も参考になる。特徴情報を画像から取得する方法は広く知られており、その特徴を利用して画像を部分ごとに分類分けし、特徴が残っている部分が画面内にあるかに基づいて判定してもよい。
つぎに、類似画像が新たに記録されたか否かを判定する(S7)。ステップS5において、視認性が良い画像なら記録を行っているが、同じような画像を続けて記録すると、メモリ容量が直ぐに一杯になってしまう。そこで、類似する画像であれば、削除するために、ステップS5において、記録された補助画像が前の画像と類似しているか否かを判定している。
ステップS7における判定の結果、類似画像が新たに記録された場合には、記録されている補助画像を削除する(S9)。前述したように、画像が類似している場合には、その類似画像を削除し、メモリ容量の節約を行う。
ステップS9において補助画像を削除すると、またはステップS7における判定の結果、類似画像が新たに記録されていない場合には、操作がなされたか否かを判定する(S11)。ここでは、操作部7aの操作部材、例えば、ズーム操作部材、手動ピント合わせ部材(リング部材)、絞り操作部材、シャッタ速度操作部材等が操作されたか否かを判定する。さらに、光学系部の姿勢センサ7b、本体操作部の姿勢センサ7c、方位センサ7dによって、所定量以上の動きがあったか否についても判定する。
また、ステップS11においては、オートフォーカス(AF)によって、ピントが所定量以上に変化したか否かについても判定する。この所定量は、撮影時の視野や画角情報に応じ、例えば、画角に合わせて角度に換算して決めるといった方法が有効である。姿勢センサ7b、7cはジャイロや加速度センサで構成すれば、角加速度や加速度から時間積分によって角度に換算可能であるし、方位も一周が360°であることからコンパスの向きで換算可能である。
ステップS11における判定の結果、操作がなされた場合等には、次に、パラメータ操作処理を行う(S13)。ステップS11において、ユーザが操作部7によって操作した場合には、この操作に応じたパラメータ操作処理を行う。例えば、ズーム操作部材が操作された場合には、操作方向や操作量に応じて画角を変化させる。
パラメータ操作処理を行うと、次に、操作記録を行う(S15)。ここでは、操作された操作部材の種類と操作量、カメラが動いた場合の動き量(動き方向含む)、およびピントの変化量(変化方向含む)等の情報と、これらの操作等がなされた時刻情報を記憶部1eに記録する。なお、動き量は、姿勢センサ7b、7c、方向センサ7d等からの信号に基づいて検知する。これは、前述した角度の情報を時間変化で記録するようにしてもよい。また、操作部材以外にも、絞り値やISO感度等の露出制御値、画像データの輝度信号成分等も併せて記憶部1eに記憶しておく。これの記憶された情報は、後述するS31の操作履歴判定や、S33の判定に使用され、また図9のS81、S85、S91、S101、S109における判定の際にも使用される。
なお、ステップS15における記録結果は、時系列で記録し、結果は仮記録でもよく、最終的に画像から参照できるように画像ファイルと対応付けした記録してもよい。これは、GPS搭載のカメラのような技術を例にすれば分かりやすいが、撮影位置を座標に換算して表し、対象物位置も座標で表せば判定が可能である。絶対座標ではなく、距離や姿勢や画面内の位置などから、相対的な座標を算出すれば良い。これは対象物が動くものであれば撮像位置を原点とし、対象物が動かないものであれば、対象物を原点としても良い。対象物の動きは、画像を判定しても分かるし、動きそのものを周辺の背景との差異で判定しても良い。
図4に示す例では、トンボが止まっている構造物を原点としてもよい。この場合、見下ろす形で撮影していて、この見下ろし角度は3軸加速度センサで重力方向を判定すればよく、距離データでそこからの離れ方が分かり、左右は方位センサから分かる。これを基点に、その後の動きを加速度や角加速度、方位センサのデータ変化として記録してもよい。まず、対象物と撮像部の位置関係を把握して原点(基準の相対位置関係)とし、それを記録して基準として、そこからの変化をモニタした結果を時系列で記録すれば、操作情報が記録される。画面中央にあった画像がどこに動いたかを、撮像時の画角から換算して判定しても良い。また、撮影、観察の起点、基準の位置関係時における方位や重力加速度から基準姿勢も判定できる。撮影や観測の起点(タイミング)は、対象物に対して安定して狙っていた時間が特定時間以上かによって決めれば良い。ユーザは一般に観察対象を見つけ、撮像機器でも撮像状態を特定時間観察して確認、認識して納得してから次の動作に移行する。
ステップS15において操作記録を行うと、またはステップS11における判定の結果、操作がないと判定された場合には、次に、ガイドが必要か否かの判定を行う(S17)。ユーザは、表示部8でライブビュー画像を観察中に、対象物を見失うと、操作部7aのヘルプ釦や表示部8に表示されたヘルプアイコン等、ガイド表示を行うための操作を行う。
このステップS17では、上述の操作がなされたか否かを判定する。また、ユーザの手動操作以外にも、撮像装置10において、自動的にガイドが必要か否かを判定するようにしてもよい。ステップS17における判定の詳細な動作については、図7を用いて後述する。上述のヘルプ釦やヘルプアイコン等は、対象物を見出すためのガイド表示を指示するための指示部としての機能を果たす。この指示部は、ガイド表示を手動操作で指示された際、または画像データに基づいて、ガイド表示が指示されたか否かを判定する。ガイド表示が必要と判定されると、後述するステップS31以下において、過去に取得した画像と、記録された操作履歴に従って、過去の画像と現在の差異に関するガイドを決定し、またガイド表示が指示された際に、対象物を見失うより前に記憶された補助画像を表示部に表示させる。また、指示部は、ガイド表示を手動操作で指示された際、または画像データに基づいて判定する。
ステップS17における判定の結果、ガイドが必要ない場合には、撮影か否かを判定する(S19)。ユーザは、構図がよく、またシャッタタイミングがよいと判断した場合には、操作部7a内のレリーズ釦を操作する。このステップでは、レリーズ釦が操作されたか否かに基づいて判定する。
ステップS19における判定の結果、撮影の場合には、撮影と記録を行う(S21)。ここでは、撮像部2は、所定の撮影パラメータで撮影を行い、露光時間後に画像データを制御部1に出力する。制御部1は、入力した画像データに対して記録用の画像処理を施し、記録部4に画像データの記録を行う。
ステップS17に戻り、このステップS17における判定の結果、ガイドが必要な場合には、最新の記録された補助画像から操作履歴の判定を行う(S31)。ガイドが必要と判定されると、ステップS31以下において、制御部1のガイド部1dがガイド表示のための制御を実行する。なお、操作履歴に基づいてガイド表示を決定するが、操作履歴に記録されている操作は、種々の操作が組み合わさっていることから、対象物を見失うにあたって支配的な操作項目に基づいてガイド表示を行う。
まずステップS31において、すでに記録しておいた操作過程の情報を参照し、例えば角度変化などに換算した値の大小を比較し、見失いに支配的な操作を判定する。もちろん、角度変化に限らず、被写体と撮像部の相対位置関係の変化の大きさに換算して判定してもよい。これを併用すればさらに精度が高まる。これは、GPS搭載のカメラのような技術を例にすれば分かりやすいが、撮影位置を座標に換算して表し、対象物位置も座標で表せば判定が可能である。絶対座標ではなく、距離や姿勢や画面内の位置などから、相対的な座標を算出すれば良い。これは対象物が動くものであれば撮像を原点とし、対象物が動かないものであれば、対象物を原点としても良い。対象物の動きは、画像を判定しても分かるし、動きそのものを周辺の背景との差異で判定しても良い。
図4に示した例では、トンボが止まっている構造物を原点としてもよい。この場合、見下ろす形で撮影していて、この見下ろし角度は3軸加速度センサで重力方向を判定すればよく、距離データでそこからの離れ方が分かり、左右は方位センサから分かる。これを基点に、その後の動きを加速度や角加速度、方位センサのデータ変化として記録してもよい。まず、対象物と撮像部の位置関係を把握して原点(基準の相対位置関係)とし、それを記録して基準として、そこからの変化をモニタした結果を時系列で記録していけば、操作の情報となるので、この経過の大きさ変化を見れば良い。あらかじめ決められた、あるいは画角など撮影条件から決められた所定の値以上、変化した場合のみをピックアップしてもよい。画面中央にあった画像がどこに動いたかを、撮像時の画角から換算して判定しても良い。また、撮影、観察の起点(タイミング)、基準の位置関係時における方位や重力加速度から基準姿勢も判定できる。
このように、ステップS31においては、ステップS5において記録された一連の補助画像やステップS15で記録された操作部材等の操作履歴を読み出し、対象物を見失った原因を判定する。例えば、対象物を見失う前に、画像の画角が変化していた場合や、拡大表示された場合には、ズーム操作や拡大によって対象物を見失ったと推定することができる。なお、ステップS17においてガイド必要と判定された際の画像は、対象物を見失った画像として判定を行う。
ステップS31において操作履歴判定を行うと、次に、ズーム操作や近接で拡大表示を行ったか否かの判定を行う(S33)。ここでは、ステップS31における操作履歴判定に基づいて、ガイドが必要になった原因として、ズーム操作または近接による拡大か否かを判定する。
ステップS33における判定の結果、ズーム操作や近接で拡大であった場合には、図4を用いて説明したようなガイド表示を行う。まず、焦点距離や距離の比で拡大率E判定を行う(S35)。ここでは、ズーム操作が行われた場合のズーム比に基づいて、また対象物に近寄った際の距離の比に基づいて、拡大率Eを算出する。
続いて、撮像中心位置の変化を判定する(S37)。ここでは、姿勢センサ7b、7c、方位センサ7dからの検知信号に基づいて、撮像中心位置がどの方向にどれくらい変化したかを判定する。これはすでに述べたように、基準の相対位置関係、または基準姿勢を基点にして、加速度や角加速度の時間変化などから算出できる。もちろん、方位や重力方向の変化は、そのまま使うことが出来る。画面中央にあった画像がどこに動いたかを、撮像時の画角から換算して判定しても良い。
次に、記録された補助画像の表示を行う(S39)。ここでは、ユーザが対象物を見失うまでの間に、ステップS5において記録された補助画像を、制御部1内の記憶部1eから読み出し、一覧できるように並べて表示する。なお、補助画像の表示方法としては、時系列的に順次表示するようにしてもよい。
補助画像の表示を行うと並行して、現状画像を1/E倍で表示する(S41)。ステップS35において拡大率Eを算出しているので、このステップでは、撮像部2からの現在の画像データに基づく画像を1/E倍して表示する。現在の画像は、拡大されていることから、これを縮小して表示する方が視認し易く、また過去に記録された補助画像と並行して表示されることから、対象物を見失うまでの過程を理解しやすくなる。
現状画像の表示を行うと、次に、撮像中心が記録補助画像のどこに移動したかを表示する(S43)。ステップS34において撮像中心位置の変化を判定しているので、このステップでは、撮像中心位置の変化が分かるように表示する。例えば、図4(c)を用いて説明したように、矢印207によって移動経路を示す。
ステップS33における判定の結果、ズーム操作や近接で拡大でなかった場合には、記録された補助画像と現状画像を並べて表示する(S51)。ここでは、ユーザが対象物を見失うまでの過去の一連の補助画像を制御部1内の記憶部1eから読み出し、また撮像部2からの画像データに基づいて現在の画像を生成し、これらの画像を表示部8に並べて表示する(後述する図15(a)参照)。両者を比較してみることにより、ユーザが対象物を見失うまでの過程を理解することができる。
次に、対象物を見失った原因が移動に起因しているか否かを判定する(S53)。ユーザが撮像装置10を上下または左右に振ったことにより、また撮像装置10を移動させたこと等により対象物を見失う場合がある。このステップでは、記録された補助画像や、姿勢センサ7b、7c、方位センサ7d等から検知信号に基づいて、撮像部の移動に起因しているか否かを判定する。
ステップS53における判定の結果、撮像部の移動に起因している場合には、撮像部の移動経路を表示する(S55)。ここでは、ステップS5において、記録された補助画像を読み出し、この読み出された補助画像を並べて表示する。この補助画像を見ることにより、ユーザは、どのような撮像装置10の動きによって対象物を見失ってしまったかを理解することができる。なお、この移動経路の表示の詳しい動作については、図8を用いて後述する。
ステップ55において移動経路を表示すると、またはステップS53における判定の結果、撮像部の移動が起因でない場合には、見失い解消に相応しい撮像制御をガイド表示する(S57)。ここでは、ユーザが見失った対象物を再度探して観察できるように、見失った原因に応じたガイド表示を行う。この撮像制御のガイド表示の詳しい動作については、図9および図10を用いて後述する。
ステップS43において移動表示を行うと、またはステップS57において撮像制御のガイド表示を行うと、前述のステップS19において撮影か否かを判定し、撮影の場合には、ステップS21において撮影および記録を行う。
ステップS21において撮影および記録を行うと、またはステップS19における判定の結果、撮影でなかった場合には、ステップS1に戻り、前述の動作を行う。
このように、本実施形態においては、撮像動作中に、画像を補助画像として記録しておき(S5)、ユーザが対象物を見失ってしまった為にガイドが必要な場合には(S17)、見失った原因に応じて(S33)、ガイド表示を行っている(S43、S57)。また、ガイド表示にあたっては、現状画像と補助画像の表示を行うことにより(S39、S41、S51)、見失うまでの経緯を直感的に分かるようにしている。また、撮像中心位置の変化を分かり易く表示するようにしている(S43)。
次に、図7を用いて、ステップS17(図5参照)のガイド必要の詳しい動作について説明する。ガイド必要のフローに入ると、まず、ユーザヘルプ操作が有るか否かの判定を行う(S61)。ユーザは、表示部8でライブビュー画像を観察中に、対象物を見失うと、操作部7aのヘルプ釦や表示部8に表示されたヘルプアイコン等、ガイド表示を行うための手動操作を行う。このステップでは、この操作がなされたか否かを判定する。
ステップS61における判定の結果、ユーザのヘルプ操作がなかった場合には、次に、補助画像との一致度大となり、見失いが解消したか否かを判定する(S63)。ユーザが対象物を見失ってしまっても、再度、対象物を見出す場合がある。このステップでは、見失う前に記録された補助画像と現在の画像の一致度が大となったか否かに基づいて、この判定を行う。
ステップS63における判定の結果、見失いが解消していない場合には、次に、補助画像との一致度が増加し、見失いが解消する方向にあるか否かを判定する(S65)。見失いが解消されていないとしても、補助画像と現在の画像の一致度が、時間と共に増加している場合には、ユーザの操作または撮像装置10の処理により、見失いが解消する方向にある。このステップでは、一致度の時間的変化に基づいて、見失いが解消しているか否かを判定する。
ステップS65における判定の結果、見失いが解消の方向にある場合には、改善フラグを設定する(S67)。この改善フラグは、後述する図10のS113における判定の際に使用される。見失いが解消方向にある場合には、ガイド表示において、その旨が分かるようにしている。
ステップS67において改善フラグを設定すると、またはステップS65における判定の結果、見失いが解消する方向にない場合には、画面中央部がローコントラストか否かを判定する(S69)。一般に画面の中央部には対象物があり、この対象物はピントがあっている場合が普通である。従って、画面中央部がローコントラストの場合には、対象物を見失っている可能性が高い。
ステップS69における判定の結果、画面中央部がローコントラストであった場合、またはステップS61における判定の結果、ユーザヘルプ操作がなされている場合には、ガイド表示が必要と判定される(S73)。
一方、ステップS69における判定の結果、画面中央部がローコントラストでない場合、またはステップS63における判定の結果、見失いが解消した場合には、ガイド表示が必要ないと判定される(S71)。
ステップS71、S73において、それぞれ判定結果が決まると、元のフローに戻る。このように、ガイド必要のフローにおいては、ユーザの手動操作によってガイド表示をおこなわせる(S61参照)以外に、補助画像と現在の画像を比較することにより、ガイド表示が必要か否かを判定している。
このように、本実施形態においては、ユーザが対象物を探し出すためのガイドが必要と判断して操作部材を手動操作する場合に限らず、補助画像と現在の画像の変化度や、画面中央部のコントラスト状態に応じて自動的にガイド表示に切り替えられるようにしている。なお、ガイド表示への切り替えは、手動操作のみでもよく、また自動切替のみでもよい。
次に、図8を用いて、ステップS55(図6参照)の移動経路表示の詳しい動作について説明する。移動経路表示のフローに入ると、まず、T01〜T0までの時間を3分割し、それぞれT01、T02、T03とする(S75)。ここで、T01は、ステップS5において補助画像を記録した中で、一番古い時刻に対応する。また、時刻T0は、ユーザが対象物を見失った時刻に対応する。
次に、T01、T02、T03近傍で得られた画像を並べて表示する(S77)。ステップS5において、補助画像を記録する際に、併せて時間情報も記録している。このステップでは、ステップS61において算出された時刻T01、T02、T03に近い時間情報が記録されている補助画像を読み出し、読み出された補助画像を表示部8に並べて表示する。補助画像の表示を行うと、移動経路表示のフローを終了し、元のフローに戻る。
なお、図8では3分割の例で説明したが、画面の大きさやレイアウト時の煩雑ささえ工夫できれば、4分割でも5分割でもよい。ただし、あまり情報が少ないと、手がかりがなくなる方向で、ガイドが困難となる。特に経過時間が長くなれば、途中での操作が多数になる可能性があり、ガイドは増やした方が良い。対象物を見失い、動転し何回も挽回動作をしてしまった場合などは、挽回動作をすべて記録表示してもよく、また慌て行った挽回動作の結果と見失い時の差異を要約して、3つの操作に整理してもよい。
例えば、カメラ10を上下に動かして見つからず、右に動かして見つからない場合は、上下に動かした事はすでに試して重要ではなく、右も試し済みであるから、このような対象物を見つけられなかった動作は省略するなどして、手間を省くようなガイドが好ましい。ここでは、まだ試していない左に動かすガイドを優先するのが良い。つまり、ガイド部1dは、画像を見失った際の支配的な操作項目に基づいてガイドを決定するが、この「支配的な操作項目」は、「すでに試して見失い解消できなかった項目」を排除した動作などが含まれる方が好ましい。逆に、すでに試して成功しなかった項目は、それはそれで無駄な繰り返しを防止するために有効な情報にもなり得る。もちろん、ガイド部1dが指示する、画像を見失った際の支配的な操作項目は、主には、見失い直後の動作であることが多い。そこから、ユーザは見失い焦って他の事をしてしまう可能性があるが、これに関しては見失い直後の状態にするまでの操作をまず示唆し、それから見失い直後の動作を示唆するという方法が有効である。
このように、本実施形態においては、撮像装置10を上下左右等に動かす等によって、ユーザが対象物を見失った場合には、対象物を把握していた状態から見失うまでの間に記録された補助画像を表示するようにしているので、直感的に移動経路を理解することができる。なお、本実施形態においては、T01〜T0までの時間を3分割していたが、分割数にこれに限られない。表示部の大きさと、ユーザの見易さ等を考慮して分割数を決めればよい。また分割数はユーザが適宜、操作部7a等において設定できるようにしてもよい。
次に、図9および図10を用いて、ステップS57(図6参照)の撮像制御のガイド表示の詳しい動作について説明する。撮像制御のガイド表示のフローに入ると、まず、左右変化か否かを判定する(S81)。撮像部2の光学系の光軸が左右に振れると画像が左右に動くので、ステップS15において記録された姿勢センサ7bまたは姿勢センサ7cからの検知信号の時間的変化に基づいて、撮像装置10が左右に動いたか否かを判定する。なお、姿勢センサ以外にも、記録された補助画像の画像データと撮像部2からの画像データに基づいて、左右に動いたか否かを判定するようにしてもよい。
ステップS81における判定の結果、左右変化があった場合には、記録された補助画像との左右変化があれば、変化量ΔXとする(S83)。ここでは、記録されている補助画像と、現在の画像を比較し、左右変化量ΔXを算出する。姿勢センサ7b、7cが加速度センサであれば、この加速度センサの出力を時間積分してもよい。
ステップS83において変化量ΔXを求めると、またはステップS81における判定の結果、左右変化がない場合には、次に、上下変化か否かを判定する(S85)。撮像部2の光学系の光軸が上下に振れても画像が動くので、ステップS15において記録された姿勢センサ7bまたは姿勢センサ7cからの検知信号の時間的変化に基づいて、撮像装置10が上下に動いたか否かを判定する。なお、姿勢センサ以外にも、記録された補助画像の画像データと撮像部2からの画像データに基づいて、上下に動いたか否かを判定するようにしてもよい。
ステップS85における判定の結果、上下変化があった場合には、記録された補助画像との上下変化があれば、変化量ΔYとする(S87)。ここでは、記録されている補助画像と、現在の画像を比較し、上下変化量ΔYを算出する。
ステップS85において変化量ΔYを求めると、またはステップS85における判定の結果、上下変化がない場合には、次に、−ΔXと−ΔYによるベクトルを矢印で表示する(S89)。ここでは、ステップS83やS87で求められた変化量ΔX、ΔYに基づいて、撮像装置10が動いた方向と反対方向に向けて同じ大きさで(すなわち、−ΔX、−ΔY)に矢印を表示部8に表示する。実際には、対象物を見失う場合には、上下と左右の複合的な動きとなる。図15(b)に示すような矢印を表示することにより、ユーザは、撮像装置10の光軸方向をいずれの方向に向けて動かせば対象物を再度捉えることができる。
ステップS89においてベクトル表示を行うと、次に、奥行きが変化したか否かを判定する(S91)。壁等に沿って移動していくと奥行きが変化し、対象物を見失う場合がある。ここでは、記録補助画像の奥行きと、現在の画像の奥行きを比較することによって判定する。ここで奥行きは、対象物までの距離で、最も近いものなどを候補としてもよい。これが近すぎると、小さな対象物を画角から外してしまうことが多く、見逃しが発生する。距離はピントを合わせの距離等を参考してもよく、距離センサを設けても良い。
ステップS91における判定の結果、奥行きに変化が有った場合には、記録された補助画像との奥行き変化があれば、変化した方向を打ち消すような移動指示を出す(S93)。ここでは、画像を見失う際の直前の動きの方向と反対の方向に移動を指示するような指示、例えば、矢印を表示部8に表示する。例えば、下に動かして見失った場合は、画面に上方向の矢印表示を出しても良く、「上に向けて下さい」と表示しても良い。こうした表示情報は記憶部1eなどにテーブルを具備しておき、方向などに応じて参照できるようにしてもよい。
ステップS93において移動指示を出すと、またはステップS91における判定の結果、奥行き変化がない場合には、明るさ変化があるか否かを判定する(S101)。被写界が急に明るく(又は暗く)なった場合や、絞り値等の露出制御値が大きく変化した場合には、画像データの輝度信号が大きく変化し、このため対象物を見失うことがある。例えば、急に絞りが開いたり、急に照明がついたりすると、画面が真っ白になり、対象物を見失ってしまう。また逆に、急に絞りが最小絞り値に変化したり、急に照明が消されたりすると、画面が真っ黒になり、対象物を見失ってしまう。
このステップS101では、ステップS15で記録された画像データの輝度信号成分の変化量に基づいて判定する。この場合の変化量としては、対象物を見失うほどの変化であることか否かを判定できればよく、明る過ぎる場合と、暗すぎる場合で、それぞれ異なる変化量としてもよい。なお、変化量に限らず、見失った際の輝度信号成分を所定値と比較することによって判定してもよい。この場合には、明る過ぎる場合と暗すぎる場合を、それぞれ判定するようにする。
ステップS101における判定の結果、明るさが変化した場合には、次に、明る過ぎか否かを判定する(S103)。ここでは、ステップS101において、明る過ぎて明るさ変化があったと判定されたかどうかを判定する。
ステップS103における判定の結果、明る過ぎた場合には、暗くなるように指示する(S105)。ここでは、画面が真っ白の状態から対象物を判別できる程度に暗くなるように、絞り値やISO感度等の調整を行うような指示を表示部8に表示する。なお、撮像装置10の撮影制御部1aが自動調整を行うようにしてもよい。
ステップS103における判定が明る過ぎでなかった場合には、明るくなるように指示する(S107)。対象物を見失ったのが、暗すぎた場合には、対象物を判別できる程度に明るくなるように、絞り値やISO感度等を調整するように指示を表示部8に表示する。なお、撮像装置10の撮影制御部1aが自動調整を行うようにしてもよい。
ステップS105において暗く指示すると、またはステップS107において明るく指示すると、またはステップS101における判定の結果、明るさ変化がなかった場合には、次に、ピント変化があった否かを判定する(S109)。ここでは、ステップS15において記録されたピント情報、距離情報や、現在のピント情報等に基づいて、ピント合わせをしてずれた場合は、その位置や、距離が大きく変化したか否かに基づいて判定する。
ステップS109における判定の結果、ピント変化があった場合には、ピント操作指示を行う(S111)。ここでは、表示部8にピントが外れ、ピント操作を行う必要があることを表示する。なお、撮像装置10内の自動焦点調節装置(AF)が、オートフォーカスでピント合わせを行うようにしてもよい。特に、マニュアルフォーカス操作時などでは、ピントがずれたかどうかが分かっても、対象物距離に対し、遠近どちらにピントがずれたか分からないので、ここでは再ピント合わせや再度の距離判定で遠近のどちらにピント合わせすべきかをガイド指示する。特定のダイヤルの場合などでは動かす方向を具体的に表示する方が分かりやすい。ただ、距離が近すぎる、という指示でも、ユーザは遠ざかるような動作で解決できる可能性があるので、それをガイドしても良く、並記してもよい。ピント合わせ限界距離付近であればその方が便利である。
ステップS111においてピント操作指示を行うと、またはステップS109における判定の結果、ピント変化でなかった場合には、次に、改善フラグが設定されているか否かを判定する(S113)。前述したステップS67(図7参照)において、見失いの程度が解消する方向に向かっている場合には、改善フラグが設定されている。本実施形態においては、ユーザの操作等によって、見失いの程度が解消される方向に向かっている場合には、ステップS115において、現在、行っている操作の方向で良いことが分かるようなガイド表示を行うようにしている。
ステップS113における判定の結果、改善フラグが設定されていた場合には、表示を半透明とする(S115)。ここでは、例えば、図4に示したようなガイド表示209を半透明で表示する。半透明で表示することにより、ユーザが行っている操作を続ければ、対象物を表示部8の画面内に捉えることができることが分かる。なお、ガイド表示に限らず、補助画像等の画像を半透明としてもよく、ガイド表示と補助画像の両方を半透明とてもよい。また、見失いの程度の解消程度を検出し、この解消程度に応じて、半透明度を変化するようにしてもよい。また、半透明表示以外の表示、例えば、ハイライト等の強調表示であってもよい。
ステップS115において表示を半透明とすると、またはステップS113における判定の結果、改善フラグが設定されていない場合には、撮像制御のガイド表示のフローを終了し、元のフローに戻る。
このように、本実施形態においては、対象物を見失った原因を判定し(S81、S85、S91、S101、S109)、原因に応じたガイド表示を行うようにしている(S89、S93、S105、S107、S111)。このため、ユーザは、見失った対象物を画面内に再び捉えるようにすることができる。
次に、図11ないし図15を用いて、本実施形態における動作の具体的な一例について説明する。図11および図12は、ステップS15において記録される操作履歴の一例である。図11および図12において、横軸は時間を示し、時刻T0はステップS17においてガイドが必要と判定されるタイミングである。
グラフ300aの縦軸は距離であり、対象物までの距離の時間的変化を示す。なお、縦軸は、撮像部2のレンズのピント位置としてもよい。グラフ300aに示す例では、距離がLに対して時間と共に変動しており、ユーザは距離について少し迷っていることが分かる。
グラフ300bの縦軸に左右方向の位置であり、左右方向の位置の時間的変化を示す。グラフ300bに示す例では、左右方向の位置が時間と共に変動しており、撮像装置10は左右に微動していることが分かる。
グラフ300cの縦軸は上下方向の位置であり、上下方向の位置の時間的変化を示す。グラフ300cの示す例では、上下方向の位置が時間と共に変動しており、撮像装置10は上下に微動していることが分かり、時刻T101では少し上にずれている。
グラフ300dの縦軸は奥行き方向の距離を示しており、画面の奥行き方向(つまり対象物までの距離)の時間的変化を示す。奥行き方向の距離は、通常は、対象物までの距離と一致するが、壁面に進む場合等では、距離一定でも奥行き方向の距離は変化する。グラフ300dに示す例では、奥行き方向の距離が時間と共に変動していることが分かる。
グラフ300eの縦軸は露出量を示しており、露出量の時間的変化を示す。ここで、露出量は、撮像素子面上に入射する光量に等しく、露出量が大きい場合には明るく、小さい場合には暗くなっていることを示す。絞り値等の露出制御値が変化すると、露出量も変化する。グラフ300eに示す例では、背景が少し暗くなっていくことが分かる。
グラフ300fの縦軸は画角を示しており、画角の時間的変化を示す。ユーザがズーミング操作を行うことにより、画角が変化する。グラフ300fに示す例では、画角が次第に小さくなっている(長焦点側に変化)ことが分かる。
このように、ユーザが撮像装置10を使用している際に、種々の操作量(距離、左右上下の位置、奥行き方向の距離、露出量、画角)が変化しており、これらの操作量を履歴として記録している(図5のS15)。なお、本実施形態においては、操作履歴としては、ユーザが手動した操作に限らず、保持している際の撮像装置の位置、撮像装置によって自動的に制御される量等の履歴を意味し、広い意味で使用している。
次に、図13を用いて、補助画像の記録について説明する。前述したように、撮像を開始し、視認性の良い画像は補助画像として記録され(図5のS5参照)、類似の画像が記録されている場合には、記録された補助画像を削除している(図5のS7No→S9)。
図13は、この補助画像の記録の一例を示す。図13に示すグラフにおける曲線Rは、画角や上下左右の位置等の操作量の時間的変化を示す。時刻T11に補助画像P11が記録されるが、時刻T11からT12の直前までは、類似の画像であることから、時刻T12の直前に記録された補助画像P11xが記憶部1eに記録され、補助画像P11は削除される。
補助画像P11xを記録した後、時刻T12からT13の直前までは類似の画像であり、補助画像P12は記録されるものの最終的には削除され、補助画像P12xのみが補助画像として残る。また時刻T13からT14の直前までは類似の画像であり、同様に補助画像P13xのみが残る。この結果、時刻T12、T13、T14の直前の補助画像P11x、P12x、P13xが記憶部1eに記録される。
時刻T14の付近で、操作量が大きく変化し、画面内から対象物が外れてしまい、ユーザは対象物を見失ってしまう。時刻T0における現在画像Ppreでは対象物を確認することができず、ユーザはガイド表示を必要として、ヘルプ釦の操作やヘルプアイコンのクリック等、ガイド表示を行うための操作を行う。ガイド表示が行われると、ユーザはガイド表示に従って操作・行動をとることにより、対象物を再び捉えることができる。
次に、図14および図15を用いて、表示部8に表示される画像の変化と、ガイド表示について説明する。図14は、対象物を見失ってしまうまでの画像の変化の例を示す。図4では、ズーミングを行うことにより画角が変化し対象物を見失った例を示したが、図14では、撮像装置10を左右上下の方向に移動したことにより、対象物を見失った例を示す。
時刻T13において対象物200は表示部8の画面内にある。この状態から時刻T14には、ユーザは撮像装置10のレンズの光軸をやや右上に移動させ、さらに画角を小さくしている(長焦点側へ変更)。時刻T14では、図14の中段の画像が示すように、対象物が画面内に入っているが、さらに撮像装置10を動かし、時刻T0になると、表示部8の画面内には、対象物200が見えなくなってしまう(図14の下段の画像参照)。
時刻T0になり、対象物が見えなくなると、ユーザはヘルプ釦の操作やヘルプアイコンをクリックする等によって、ガイド表示を行わせる。図15を用いて、ガイド表示について説明する。
ガイド表示が必要と判断されると(図5のS17Yes)、操作履歴の判定がなされる(図6のS31)。図14に示した例では、撮像装置10が動いたことが支配的であることから、図6のS51〜S57に従って、ガイド表示がなされる。まず、図14(a)に示すような補助画像310a〜310cが並べて表示される(図6の51参照)。即ち、現在画像320の脇に、時刻T13、T14、T0(図14参照)において記録された補助画像310a〜310cが並べて表示される。なお、図15(a)では右側に並べて表示されているが、下側に並べてもよく、画面内の他の位置に並べて表示するようにしてもよい。
次に、見失ったことを解消するための表示を行う。例えば、図15(b)に示すように、動かす方向を示す矢印330aを表示し、またメッセージ330b(この例では、「近づいた時にずれました」)を表示する。このとき、補助画像310a〜310cは、表示したままでもよいが、矢印330の意味を誤解しないように、解消動作が始まった時点で消去してもよい。
このように、本実施形態においては、撮像部に対する操作履歴を記憶しておき(図5のS15)、対象物を見失った場合には(図5のS17Yes)、操作履歴に基づいて(図6のS31、S33、S53)、対象物を再び捉えることができるように、ガイド表示を行っている(図6のS35〜S43、S55、S57)。このため、広い画角を有する撮像部がなくても、撮影対象物または観察対象物を見失った際に対象物を見出すことができる。
次に、図16および図17を用いて、本実施形態における第1変形例について説明する。本発明の一実施形態においては、図15に示すように、補助画像310a〜310cをただ並べるだけであった。これに対して、第1変形例では、補助画像を選択すると、その補助画像を記録した際の操作履歴をテキストで表示するようにしている。ここの補助画像毎に操作状態が表示されることから、ユーザは対象物を再度表示させるための動作・処理を容易にできる。
図16は、本変形例において、ガイド表示が必要と判定された場合の表示部8における表示を示す。表示部8の画面には、現在画像320が大きく表示され、補助画像310a〜310cが現在画像320の下側に表示される。ヘルプ表示アイコン340は、ユーザのタッチ操作により補助画像310a〜310cの上側で移動可能であり、これらの補助画像のいずれかを選択することができる。なお、タッチパネル操作以外にも、操作部7aの十字釦等の操作により移動させるようにしてもよい。
ヘルプ表示アイコン340によって、補助画像310a〜310cのいずれかを選択すると、選択された補助画像の記録時の操作状態が履歴表示エリア350にテキストで表示される。この表示される操作状態としては、ステップS15において記録された情報に基づき、例えば、ガイド表示が必要と判断されまでの時間、ズーミング操作、ピント合わせ操作、絞り等の露出制御値、フレーミング等の動き情報等、種々の情報がある。
図16に示す例では、補助画像310cがヘルプ表示アイコン340によって選択されており、この状態では、履歴表示エリア350には、10秒前に記録されたこと、また10秒前からガイド表示必要の判断までの間に、ズーム操作がなされ、フレーミング操作がなされたことが簡潔に表示されている。
補助画像310a、310bは対象物を捉えているが、補助画像310cは対象物を見失っていることから、ユーザは補助画像310cを選択することによって、対象物を見失ってから現在に至るまでの操作状態を、履歴表示エリア350での表示によって確認することができる。
次に、図17を用いて、本変形例におけるメイン動作について説明する。本変形例のメイン動作は、一実施形態における図5および図6のメイン動作のフローチャートを図17のフローチャートに置き換える以外は同じであり、また詳しくは図6の部分を、図17のステップS23〜S27に置き換えているだけである。そこで、この相違点を中心に説明する。
本変形例のメイン動作のフローがスタートし、ステップS17においてガイドが必要か否かの判定において、ガイドが必要と判定されると、補助画像を新しい順に遡って表示する(S23)。ガイドが必要であることから、ガイド部1dが、ステップS23以下において、ガイド表示の制御を行う。ここでは、図16に示したように、補助画像310c、310b、310aを表示部8に示す。補助画像は、ステップS5において記憶部1eに記憶されているので、こられを読み出し、新しい順に遡って表示する。
次に、補助画像が選択されたか否かを判定する(S25)。ここでは、ヘルプ表示アイコン340等によって、いずれかの補助画像が選択されたか否かを判定する。この判定の結果、選択されていない場合には、ステップS19に進む。
一方、ステップS25における判定の結果、補助画像が選択された場合には、選択画像までの経過時間、操作、フレーミング等を表示する(S27)。ここでは、選択された補助画像について、履歴表示エリア350に操作状態等の履歴表示を行う。操作状態等の履歴表示は、ステップS15における操作記録に基づいて行う。この表示を行うと、ステップS19に進む。
このように、本変形例においては、ユーザが表示部8において対象物を見失って、ガイド表示を必要と判断する(又は自動的に判断される)と、現在画像に加えて補助画像の表示を行い、ユーザが補助画像を選択すると、その補助画像を記録した後の操作状態の履歴を表示するようにしている。すなわち、ガイド表示部に表示された補助画像のいずれかを選択すると、選択された補助画像が記録された時点からの操作履歴を表示している。このため、対象物を見失ってからの操作状態の経過を容易に確認することができ、再び、対象物を捉えることが簡単にできる。
なお、本変形例においては、履歴表示エリア350には、テキストで表示していたが、テキスト表示に限らず、記号や絵文字等、他の視覚的表示方法でもよく、また音声表示であってもよい。また、補助画像は3画像を表示していたが、2画像でもよく、また4画像以上でもよく、さらにその配置位置も現在画像の下側に限られない。また、補助画像はヘルプ選択アイコンによって選択していたが、これに限らず、例えば、直接タッチ操作や十字釦等によって選択する等、他の選択方法によってもよい。
次に、図18および図19を用いて、本実施形態における第2変形例について説明する。本発明の一実施形態や第1変形例においては、ユーザは補助画像や操作履歴によって、過去から現在までの経過を理解することができる。第2変形例においては、更に、類似した履歴がある場合に、この類似状態で再び対象物を捉えるまでの操作をユーザの参考となるように表示する。
図18は、本変形例において、ガイド表示が必要と判定された場合の表示部8における表示を示す。表示部8の画面には、現在画像320が大きく表示され、補助画像310a〜310cが現在画像320の下側に表示される。
ヘルプ表示アイコン341は、現在画像320の横側に配置され、ユーザがタッチすると、過去の類似状況を検索して、過去の挽回策を表示させるためのアイコンである。補助画像360a〜360eは、ヘルプ表示アイコン341がタッチ操作され際に検索された過去の類似状況において記録された補助画像である。挽回策表示エリア370は、ヘルプ表示アイコン341がタッチ操作された際に検索された挽回策、すなわち再び対象物を捉えるまでの操作・動作・処理等をテキストで表示するエリアである。
図18に示す例では、現在画像320と今回の補助画像310a〜310cが表示された状態で、ユーザがヘルプ表示アイコン341をタッチ操作すると、制御部1が過去の類似の状況を検索し、類似状況が見つかると、その時の補助画像360a〜360eに表示し、更に、そのときの挽回策を挽回策表示エリア370に、前回の挽回策はズームを広角側に操作し、左下側にフレーミングしたことを簡潔に表示している。補助画像360c、360dは、対象物を見失った状態であるが、補助画像360eは再び対象物を捉えている。ユーザは、前回の挽回策に従った動作することにより、容易に対象物を捉えることができ、大変便利である。
次に、図19を用いて、本変形例におけるメイン動作について説明する。本変形例のメイン動作は、一実施形態における図5および図6のメイン動作のフローチャートを図19のフローチャートに置き換える以外は同じであり、また詳しくは図6の部分を、図19のステップS23〜S29に置き換えているだけである。そこで、この相違点を中心に説明する。
本変形例のメイン動作のフローがスタートし、ステップS17においてガイドが必要か否かの判定において、ガイドが必要と判定されると、補助画像を新しい順に遡って表示する(S23)。ガイドが必要であることから、ガイド部1dが、ステップS23以下において、ガイド表示の制御を行う。ここでは、図18に示したように、補助画像310c、310b、310aを示す。補助画像は、ステップS5において記憶部1eに記憶されているので、これを読み出し、新しい順に遡って表示する。
次に、類似状況の検索を行うか否かを判定する(S26)。前述したように、ユーザは対象物を見失い、挽回策を知りたい場合には、ヘルプ表示アイコン341をタッチ操作する。そこで、このステップではヘルプ表示アイコン341がユーザによってタッチされたか否かを判定する。この判定の結果、類似状況検索でない場合には、ステップS19に進む。
一方、ステップS26における判定の結果、類似状況検索であった場合には、次に、見失いから挽回した時の操作を表示する(S28)。ここでは、ステップS5において記録された補助画像(S9で削除された画像を除く)や、ステップS15において記録されている操作記録の中から、今回と類似の状況を検索し、類似の状況が見つかった場合に、そのときの補助画像を表示する(図18の補助画像360a〜360e参照)。なお、この類似状況検索のために、ステップS5で記録された補助画像(S9で削除された画像を除く)や、ステップS15において記録された操作記録は、撮影・記録が終了しても、削除せず、記録したままにしておく。この記録は、ドキュメントやレポートとして役立つ場合がある。
また、ステップS28においては、検索された今回と類似の状況で、対象物を再度捉えるまでの操作を、操作記録の履歴に基づいてテキストに生成し、挽回策表示エリア370に表示する。なお、既に挽回策が記憶されている場合には、記憶された挽回策を読み出し表示する。
ステップS28において、挽回策の表示を行うと、挽回時の履歴を記憶する(S29)。ここでは、ステップS28において生成した挽回策のテキストデータを記憶部1eに記憶する。記憶すると、ステップS19に進む。この挽回記録は、ドキュメントやレポートでは役立ち、画像の変化や機器の制御を時系列に解析して、対応するテキストを参照して、補助的な表示を行ってもよい。これは、「5分後に見逃しました」とか、「それから2分して上を見て発見」といった簡単なレポート文章にすることも可能である。
このように、本変形例においては、ユーザが表示部8において対象物を見失って、ガイド表示を必要と判断する(又は自動的に判断される)と、現在画像に加えて補助画像の表示を行う。そして、ヘルプ表示アイコン341が操作されると、過去の来歴を示す補助画像360a〜360eが表示され、また過去の挽回策がエリア370に表示される。すなわち、指示部によってガイド表示が指示されると、過去の類似状況を検索し、検索結果に基づいてガイド表示を行っている。このため、対象物を見失ってからの再び対象物を捉えるまでの挽回策が分かり、簡単に、対象物を捉えなおすことができる。
なお、本変形例においては、挽回策表示エリア370には、テキストで表示していたが、テキスト表示に限らず、記号や絵文字等、他の視覚的表示方法でもよく、また音声表示であってもよい。また、補助画像は3画像、過去来歴の補助画像は5画像を表示していたが、これらの画像の数は異なる数でもよく、さらにその配置位置も現在画像の下側に限られない。また、ヘルプ表示アイコン341によってヘルプ操作を行っていたが、他の選択方法によってもよい。
次に、図20を用いて、本発明を工業用内視鏡に適用した例について説明する。図20(a)は、工業用内視鏡400を機械500の内部に挿入した際の機械500の内部の斜視図である。本発明を工業用内視鏡400に適用するにあたっては、図2に示した撮像装置1のカメラ部11の内、撮像部2および姿勢センサ7bは、工業用内視鏡400の先端側に配置し、工業用内視鏡400の手元側に残りの各部を配置する。その他、工業用内視鏡に特有な部材、例えば、先端部の湾曲用の操作部材等を適宜配置する。
図20(b)は、機械500の内部に工業用内視鏡400を挿入した際の表示部8における表示を示す。時刻T21は、図20(a)に示した状態であり、機械500の内部の壁面501から離れている。この状態では、ユーザは機械500の内部の壁面501や棚部503が見えており、全体形状を把握することが可能である。
図20(b)において、時刻T22となると、ユーザは工業用内視鏡400を壁面501側に挿入し、壁面に近づきすぎてしまい、機械500の内部の全体形状の把握が困難である。制御部1は、画像データより、全体形状の把握が困難であると判定すると(図5のS17において、自動的にガイド必要と判定された状態)、図20(b)に示すように、「全体形状が把握できません」と警告表示を行う。
全体形状の把握が困難であると判定され、時刻T23になると、ガイド必要と判定される前に記憶された補助画像310dがサブ画像として表示される。全体形状が分かる補助画像310dがサブ画像として表示されると、ユーザは、現在の位置を推測しやすくなり、どちらに回転すれば、元の位置に戻れるかが分かる。時刻T24は、工業用内視鏡400を回転した場合の表示画像を示す。
このように、本発明は、工業用内視鏡や医療用内視鏡に適用することができる。内視鏡のように、機械内部や体内に挿入し、ユーザが直接、装置を見ながら操作ができずない場合には対象物を見失いやすい。この場合に、前述の実施形態や変形例のように、対象物を見失う前の補助画像や操作履歴を参照することができれば、容易に対象物を見出すことが可能となる。
以上説明したように、本発明の一実施形態や変形例においては、対象物を撮像し、画像データを出力し(例えば、図5のS3)、撮像にあたっての操作履歴を記録し(例えば、図5のS5)、過去に取得した画像と、記録された操作履歴に従って、過去の画像と現在の差異に関するガイドを決定している(図5のS17Yes以下)。このため、撮影対象物または観察対象物を見失った際に、この対象物を見出すために、広い画角を有する撮像部を必要としない。すなわち、操作履歴に従って、過去から現在までの差異に関する情報に従ってガイドされるので、容易に見失う前の観察対象を探し出すことができる。
また、本発明の一実施形態や変形例においては、対象物を撮像し画像データを出力し(例えば、図5のS3)、画像データを補助画像として記憶し(例えば、図5のS5)、対象物を見出すためのガイド表示を指示し(例えば、図5のS17Yes)、ガイド表示が指示された際に、対象物を見失うより前に記憶された補助画像を表示部に表示させる(例えば、図6、図4の時刻T3、図15、16の補助画像310a〜310c等)。このため、撮影対象物または観察対象物を見失った際に、この対象物を見出すために、広い画角を有する撮像部を必要としない。すなわち、過去から現在までの差異に関する補助画像が表示されるので、容易に見失う前の観察対象を探し出すことができる。
なお、本発明の一実施形態や変形例においては、ガイド表示の例として図4、図15、図16、図18に種々示したが、これらは適宜組み合わせてもよい。特に、補助画像の数やその配置、またガイドのための矢印等の記号や、テキストによるガイド表示等も適宜組み合わせたり変更したりしてもよい。
また、本発明の一実施形態においては、撮影制御部1a、画像判定部1b、ガイド部1dを、制御部1内の各部として記載したが、各部の全部または一部をソフトウエアで構成し、制御部1内のCPUによって実行するようにしてもよく、逆にハードウエアで構成するようにしてもよい。また、通信部6は、本体部12に外部のサーバー等と通信を可能とし、ガイド部1d等の制御部1の機能の一部を、外部サーバーで実行し、この外部サーバーからガイド表示を受信して表示するようにしてもよい。
また、本発明の一実施形態や変形例においては、撮影のための機器として、デジタルカメラを用いて説明したが、カメラとしては、デジタル一眼レフカメラでもコンパクトデジタルカメラでもよく、ビデオカメラ、ムービーカメラのような動画用のカメラでもよく、さらに、携帯電話、スマートフォン、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assist)、パーソナルコンピュータ(PC)、タブレット型コンピュータ、ゲーム機器等に内蔵されるカメラでも構わない。
また、本発明は、撮像装置に限らず、種々の装置、例えば、顕微鏡や内視鏡等にも適用可能であり、顕微鏡の試料移動、取り替え比較時の見失いや、手術用内視鏡を挿抜する時の見失いなどにも利用可能である。いずれにしても、連続的に対象物を観察や記録する機器であれば、本発明を適用することができる。
また、本明細書において説明した技術のうち、主にフローチャートで説明した制御に関しては、プログラムで設定可能であることが多く、記録媒体や記録部に収められる場合もある。この記録媒体、記録部への記録の仕方は、製品出荷時に記録してもよく、配布された記録媒体を利用してもよく、インターネットを介してダウンロードしたものでもよい。
また、特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず」、「次に」等の順番を表現する言葉を用いて説明したとしても、特に説明していない箇所では、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
本発明は、上記実施形態にそのまま限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素の幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1・・・制御部、1a・・・撮影制御部、1b・・・画像判定部、1c・・・操作履歴部、1d・・・ガイド部、1dx・・・差異教示部、1e・・・記憶部、2・・・撮像部、4・・・記録部、6・・・通信部、7a・・・操作部、7b・・・姿勢センサ、7c・・・姿勢センサ、7d・・・方位センサ、8・・・表示部、8a・・・タッチパネル、9・・・時計部、10・・・撮像装置、11・・・カメラ部、12・・・本体部、100・・・ユーザ、200・・・対象物、201・・・支柱、203・・・枠、205・・・現在画像、207・・・矢印、209・・・ガイド表示、310a〜310d・・・補助画像、320・・・現在画像、330a・・・矢印、330b・・・メッセージ、340・・・ヘルプ表示アイコン、341・・・ヘルプ表示アイコン、350・・・履歴表示エリア、360a〜360e・・・補助画像、370・・・挽回策表示エリア、400・・・工業用内視鏡、500・・・機械、501・・・壁面、503・・・棚部

Claims (12)

  1. 対象物を撮像し、画像データを出力する撮像部と、
    上記撮像部に対する操作履歴を記録する操作履歴部と、
    上記操作履歴部に記録された操作履歴に従って、過去の画像と現在の差異に関するガイドを決定するガイド部と、
    を有することを特徴とする撮像操作ガイド装置。
  2. 上記ガイド部は、画像を見失った際の支配的な操作項目に基づいて上記ガイドを決定することを特徴とする請求項1に記載の撮像操作ガイド装置。
  3. 上記ガイド部は、現在の画像撮影時に、過去の画像と現在の差異に関するガイドとして、上記過去の画像、操作を表す記号およびテキストの少なくとも1つを記録した画像ファイルを作成することを特徴とする請求項1に記載の撮像操作ガイド装置。
  4. 上記対象物を見出すためのガイド表示を指示するための指示部を有し、
    上記指示部は、上記ガイド表示を手動操作で指示された際、または上記画像データに基づいて判定することを特徴とする請求項1に記載の撮像操作ガイド装置。
  5. 上記操作履歴部は、上記撮像部の画角を変化させる操作情報、上記撮像部の左右上下の方向変化させる操作情報、上記撮像部の明るさを変化させる情報、上記撮像部のピントを変化させる情報の少なくとも1つを有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置操作ガイド装置。
  6. 対象物を撮像し、画像データを出力し、
    上記撮像にあたっての操作履歴を記録し、
    過去に取得した画像と、記録された上記操作履歴に従って、過去の画像と現在の差異に関するガイドを決定する、
    を有することを特徴とする撮像装置の操作ガイド方法。
  7. 対象物を撮像し画像データを出力する撮像部と、
    上記画像データを補助画像として記憶する画像データ記憶部と、
    上記対象物を見出すためのガイド表示を指示するための指示部と、
    上記指示部によってガイド表示が指示された際に、対象物を見失うより前に上記画像データ記憶部に記憶された補助画像を表示させるガイド表示部と、
    を有することを特徴とする撮像操作ガイド装置。
  8. 上記対象物を見出すためのガイド表示を指示するための指示部を有し、
    上記指示部は、上記ガイド表示を手動操作で指示された際、または上記画像データに基づいて判定することを特徴とする請求項7に記載の撮像操作ガイド装置。
  9. 上記ガイド表示部は、現在の画像と上記補助画像の両者を並べて表示することを特徴とする請求項7に記載の撮像操作ガイド装置。
  10. 上記撮像部に対する操作履歴を記録する操作履歴部を有し、
    上記ガイド表示部に表示された上記補助画像のいずれかを選択すると、選択された補助画像が記録された時点からの操作履歴を表示することを特徴とする請求項7に記載の撮像操作ガイド装置。
  11. 上記撮像部に対する操作履歴を記録する操作履歴部を有し、
    上記指示部によってガイド表示が指示されると、過去の類似状況を検索し、検索結果に基づいてガイド表示を行うことを特徴とする請求項7に記載の撮像操作ガイド装置。
  12. 対象物を撮像し画像データを出力し、
    上記画像データを補助画像として記憶し、
    上記対象物を見出すためのガイド表示を指示し、
    上記ガイド表示が指示された際に、対象物を見失うより前に記憶された補助画像を表示部に表示させる、
    ことを特徴とする撮像装置の操作ガイド方法。
JP2015180571A 2015-09-14 2015-09-14 撮像操作ガイド装置および撮像装置の操作ガイド方法 Expired - Fee Related JP6643843B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015180571A JP6643843B2 (ja) 2015-09-14 2015-09-14 撮像操作ガイド装置および撮像装置の操作ガイド方法
US15/261,223 US10116860B2 (en) 2015-09-14 2016-09-09 Imaging operation guidance device and imaging operation guidance method
CN201610821558.5A CN107018292B (zh) 2015-09-14 2016-09-13 摄像操作引导装置以及摄像操作引导方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015180571A JP6643843B2 (ja) 2015-09-14 2015-09-14 撮像操作ガイド装置および撮像装置の操作ガイド方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017059870A true JP2017059870A (ja) 2017-03-23
JP6643843B2 JP6643843B2 (ja) 2020-02-12

Family

ID=58237501

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015180571A Expired - Fee Related JP6643843B2 (ja) 2015-09-14 2015-09-14 撮像操作ガイド装置および撮像装置の操作ガイド方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10116860B2 (ja)
JP (1) JP6643843B2 (ja)
CN (1) CN107018292B (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109978812A (zh) * 2017-12-24 2019-07-05 奥林巴斯株式会社 摄像系统、学习装置、摄像装置和学习方法
JP2019124864A (ja) * 2018-01-18 2019-07-25 株式会社インテック 撮像支援システムと撮像支援方法及び撮像支援プログラム
JP2019153874A (ja) * 2018-03-01 2019-09-12 オリンパス株式会社 情報記録装置、画像記録装置、操作補助装置、操作補助システム、情報記録方法、画像記録方法及び操作補助方法
JP2019191933A (ja) * 2018-04-25 2019-10-31 オリンパス株式会社 学習装置、撮像装置、画像処理装置、および学習方法
WO2023218523A1 (ja) * 2022-05-10 2023-11-16 オリンパス株式会社 第2の内視鏡システム、第1の内視鏡システム、および内視鏡検査方法

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6743791B2 (ja) * 2017-09-20 2020-08-19 株式会社安川電機 ロボットシステムおよびワークの製造方法
JP6882147B2 (ja) * 2017-11-28 2021-06-02 シュナイダーエレクトリックホールディングス株式会社 操作案内システム
US10924660B2 (en) * 2018-03-28 2021-02-16 Candice D. Lusk Augmented reality markers in digital photography
CN110910340A (zh) * 2018-08-28 2020-03-24 奥林巴斯株式会社 注解装置和注解方法
JP7204504B2 (ja) * 2019-01-29 2023-01-16 株式会社Subaru 対象物確認装置
CN110018560A (zh) * 2019-05-22 2019-07-16 程昔恩 一种和手机配套使用的便携电子显微镜及其使用方法
CN112019735B (zh) * 2019-05-31 2023-01-17 中兴通讯股份有限公司 一种拍摄方法及装置、存储介质、电子装置
CN112825543B (zh) * 2019-11-20 2022-10-04 华为技术有限公司 一种拍摄的方法及设备
US11080879B1 (en) 2020-02-03 2021-08-03 Apple Inc. Systems, methods, and graphical user interfaces for annotating, measuring, and modeling environments
CN111479055B (zh) * 2020-04-10 2022-05-20 Oppo广东移动通信有限公司 拍摄方法、装置、电子设备及存储介质

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007129480A (ja) * 2005-11-02 2007-05-24 Omron Corp 撮像装置

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20050007468A1 (en) * 2003-07-10 2005-01-13 Stavely Donald J. Templates for guiding user in use of digital camera
US7349020B2 (en) * 2003-10-27 2008-03-25 Hewlett-Packard Development Company, L.P. System and method for displaying an image composition template
JP2007074057A (ja) 2005-09-05 2007-03-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 撮像装置
US20090015702A1 (en) * 2007-07-11 2009-01-15 Sony Ericsson Communicatins Ab Enhanced image capturing functionality
JP5210841B2 (ja) 2008-12-12 2013-06-12 パナソニック株式会社 撮像装置
CN102906623A (zh) * 2010-02-28 2013-01-30 奥斯特豪特集团有限公司 交互式头戴目镜上的本地广告内容
JP5532318B2 (ja) 2010-05-27 2014-06-25 株式会社ニコン 顕微鏡装置および記録媒体
JP2012029245A (ja) * 2010-07-27 2012-02-09 Sanyo Electric Co Ltd 撮像装置
JP5880263B2 (ja) * 2012-05-02 2016-03-08 ソニー株式会社 表示制御装置、表示制御方法、プログラムおよび記録媒体
KR102026717B1 (ko) * 2013-02-08 2019-10-04 삼성전자 주식회사 사진 촬영 가이드 방법 및 이를 구현하는 휴대 단말
US9106821B1 (en) * 2013-03-13 2015-08-11 Amazon Technologies, Inc. Cues for capturing images
CN105144696A (zh) * 2013-04-30 2015-12-09 索尼公司 客户端、显示控制方法、程序和系统
JP5506990B1 (ja) 2013-07-11 2014-05-28 パナソニック株式会社 追跡支援装置、追跡支援システムおよび追跡支援方法
US9497384B2 (en) * 2013-11-26 2016-11-15 Kathleen Panek-Rickerson Template photography and methods of using the same
US9848121B2 (en) * 2014-10-09 2017-12-19 Lenovo (Singapore) Pte. Ltd. Method and device to obtain an image aligned with a reference image

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007129480A (ja) * 2005-11-02 2007-05-24 Omron Corp 撮像装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109978812A (zh) * 2017-12-24 2019-07-05 奥林巴斯株式会社 摄像系统、学习装置、摄像装置和学习方法
JP2019124864A (ja) * 2018-01-18 2019-07-25 株式会社インテック 撮像支援システムと撮像支援方法及び撮像支援プログラム
JP2019153874A (ja) * 2018-03-01 2019-09-12 オリンパス株式会社 情報記録装置、画像記録装置、操作補助装置、操作補助システム、情報記録方法、画像記録方法及び操作補助方法
JP7114274B2 (ja) 2018-03-01 2022-08-08 オリンパス株式会社 情報記録装置及び情報記録方法
JP2019191933A (ja) * 2018-04-25 2019-10-31 オリンパス株式会社 学習装置、撮像装置、画像処理装置、および学習方法
WO2023218523A1 (ja) * 2022-05-10 2023-11-16 オリンパス株式会社 第2の内視鏡システム、第1の内視鏡システム、および内視鏡検査方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN107018292B (zh) 2020-05-08
JP6643843B2 (ja) 2020-02-12
US20170078565A1 (en) 2017-03-16
CN107018292A (zh) 2017-08-04
US10116860B2 (en) 2018-10-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6643843B2 (ja) 撮像操作ガイド装置および撮像装置の操作ガイド方法
CN104052923B (zh) 拍摄设备、图像显示设备和图像显示设备的显示控制方法
US9888182B2 (en) Display apparatus
US9172881B2 (en) Camera and method of controlling operation of same
US8922639B2 (en) Microscope system
CN105323470B (zh) 变焦控制设备和变焦控制方法
JP5809891B2 (ja) 撮影装置
JP2013157724A (ja) 撮像装置
JP4241460B2 (ja) 電子撮像装置
JP2016225799A (ja) 撮像装置、及び撮像装置の制御方法
US9628715B2 (en) Photographing equipment, photographing assisting method, display apparatus and display method
JP5969847B2 (ja) 撮像装置
US8749688B2 (en) Portable device, operating method, and computer-readable storage medium
JP5015121B2 (ja) 撮像装置
JP2016048306A (ja) 制御装置
JP6322312B2 (ja) 画像表示機器及び画像表示機器の表示制御方法
KR20060124176A (ko) 아웃포커싱 방법 및 이를 구현하는 카메라
WO2022196476A1 (ja) 電子機器、電子機器の制御方法及び電子機器の制御プログラム
JP2017112442A (ja) 撮像装置、撮像方法及びプログラム
JP2016127492A (ja) 撮像装置、操作支援方法及び操作支援プログラム
JP5797301B2 (ja) 撮像装置および撮像方法
JP2014135609A (ja) 撮影機器
KR20110004082A (ko) 디지털 촬영 장치 및 디지털 촬영 장치 제어 방법
JP2008271210A (ja) 撮像装置
JP2018194694A (ja) 制御装置および撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180827

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190626

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190809

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191227

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200107

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6643843

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees