JP2017058313A - コアキャッチャー及びこれを備えた原子炉格納容器 - Google Patents
コアキャッチャー及びこれを備えた原子炉格納容器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017058313A JP2017058313A JP2015184977A JP2015184977A JP2017058313A JP 2017058313 A JP2017058313 A JP 2017058313A JP 2015184977 A JP2015184977 A JP 2015184977A JP 2015184977 A JP2015184977 A JP 2015184977A JP 2017058313 A JP2017058313 A JP 2017058313A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core catcher
- core
- floor
- installation frame
- wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Structure Of Emergency Protection For Nuclear Reactors (AREA)
Abstract
【解決手段】炉心を収容する原子炉圧力容器の下方で炉心溶融物を受け止めて保持する保持面を備えるコアキャッチャーであって、複数の底部設置架台ピース33を、その天面に溝状の凹部が形成されるように原子炉圧力容器の下方の床面に沿って配列して構成した設置架台と、底部設置架台ピース33の床側保持構造体23に接する接触面(天面)35にスライド溝36及びガイド溝37が、床側保持構造体23に支持用突起部29が互いに嵌合可能にそれぞれ設けられ、床側保持構造体23がガイド溝、スライド溝、支持用突起を用いて接触面(天面)35内を移動可能に構成されたものである。
【選択図】 図5
Description
[A]第1実施形態(図1〜図10)
図1は、第1実施形態に係るコアキャッチャーとこれを備える原子炉格納容器を示す断面図である。また、図2は、図1のコアキャッチャーを部分的に示す断面図である。図1に示す原子炉格納容器10には内部にペデスタル12が立設され、原子炉圧力容器11は、このペデスタル12に支持されて原子炉格納容器10内に格納される。原子炉圧力容器11は、炉心13を収容すると共に、この炉心13を冷却する冷却材(冷却水)を蓄える。炉心13は、冷却材により冷却された状態で、制御棒駆動機構14により駆動される制御棒15によってその出力が制御される。尚、原子炉格納容器10内では、ペデスタル12の周囲にサプレッションプール水16が蓄えられている。
ここで、床側コアキャッチャー部21における複数の床側保持構造体23は、それぞれの支持用突起29を、コアキャッチャー設置架台19における底部設置架台ピース33のスライド溝36及びガイド溝37に嵌合させて配列されることで、支持用突起29と反対側のそれぞれの天面を集合させて炉心溶融物を保持する保持面30を形成すると共に、それぞれの流路25を連通させる。この連通した流路25内を上述のごとく冷却水が流動する。
(1)図1及び図2に示すように、上述のようにして原子炉圧力容器11からの炉心溶融物が、原子炉圧力容器11の下方にコアキャッチャー設置架台19を介して設置されたコアキャッチャー20により保持され、しかも、この炉心溶融物の上部ばかりか、コアキャッチャー20の保持面30に接する底部についても冷却材によって冷却される。この結果、炉心溶融物が、原子炉格納容器10におけるコンクリート製のペデスタル床17に接触する事態を確実に回避でき、炉心溶融事故時における原子炉格納容器10の破損を確実に防止できる。
図11は、第2実施形態に係るコアキャッチャー設置架台における底部設置架台を示す平面図である。また、図12は、図11の底部設置架台を構成する底部設置架台ピースのうち、隣接する4個の底部設置架台ピースを示す斜視図である。この第2実施形態において、第1実施形態と同様な部分については、同一の符号を付すにより説明を簡略化し、または省略する。この第2実施形態のコアキャッチャー設置架台が第1実施形態と異なる点は、底部設置架台60、及びこの底部設置架台60を構成する底部設置架台ピース61の構成である。
図13は、第3実施形態に係るコアキャッチャー設置架台における底部設置架台を、この底部設置架台が支持して設置する床側コアキャッチャー部における床側保持構造体と共に示す断面図である。この第3実施形態において、第1実施形態と同様な部分については、同一の符号を付すことにより説明を簡略化し、または省略する。この第3実施形態のコアキャッチャー設置架台が第1実施形態と異なる点は、底部設置架台70、及びこの底部設置架台70を構成する底部設置架台ピースの71の構成である。
図15は、第4実施形態に係るコアキャッチャー設置架台における側部設置架台の一部を示す部分斜視図である。この第4実施形態において、第1実施形態と同様な部分については、同一の符号を付すことにより説明を簡略化し、または省略する。この第4実施形態のコアキャッチャー設置架台が第1実施形態と異なる点は、側部設置架台80の構成である。
第5実施形態において、第1〜第4実施形態と同様な部分については、同一の符号を付すことにより説明を簡略化し、または省略する。
5…流路、25X…給水流路、29…支持用突起(凸部)、30…保持面、31…底部設置架台、32、32A…側部設置架台、33…底部設置架台ピース、34…側部設置架台ピース、35…接触面(天面)、36…スライド溝(凹部)、37…ガイド溝(凹部)、40…給水流路、40A…隙間、42…段差部(拘束手段)、43…固定ボルト、44…傾斜面(拘束手段)、45…支柱、46…壁、47…接触面、48…嵌合溝、50…補強部材、51…給水開口部、52、53…円弧面、54…接続壁、60…底部設置架台、61…底部設置架台ピース、70…底部設置架台、71…床側コアキャッチャー部、75…凸部、76…接触面、77…係合部、78…凹部、81…レール、82…支持プレート。
Claims (9)
- 原子炉圧力容器の下方で炉心溶融事故時に炉心溶融物を受け止めて保持する保持面を備えるコアキャッチャーであって、
複数の設置架台ピースを、その天面に溝状の凹部が形成されるように前記原子炉圧力容器の下方の床面に沿って配列して構成した設置架台と、
内部に冷却材が流動可能な流路を備えるとともに前記凹部に嵌合する凸部を備えた複数の保持構造体とを備え、
前記保持構造体の凸部をそれぞれ前記設置架台の前記凹部に嵌合させて配列することで複数の前記保持構造体のそれぞれの前記流路を連通させ、且つ複数の前記保持構造体の前記凸部と反対側の天面を集合させて前記炉心溶融物の前記保持面を形成したことを特徴とするコアキャッチャー。 - 前記設置架台の前記凹部は、中心から半径方向に延びる半径方向溝と、前記半径方向溝と交差し周方向に延びる周方向溝からなることを特徴とする請求項1に記載のコアキャッチャー。
- 前記設置架台ピースは、複数が互いに隣接して配列される際に鉛直方向の移動を拘束可能な拘束手段を備えると共に、隣接配列された少なくとも1つの前記底部設置架台ピースが前記床面に固定可能に構成されたことを特徴とする請求項1または2に記載のコアキャッチャー。
- 前記設置架台ピースは、前記保持構造体の前記流路へ冷却材を供給可能な給水流路となる隙間を前記床面との間に有するように設置されたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のコアキャッチャー。
- 前記設置架台の外周部に、前記床面に固定されるとともに当該床面に対して垂直方向に設けられる複数本の支柱と、これらの支柱間に配設される複数枚の壁とを、前記設置架台の前記外周部を取り囲むように配列し、
前記支柱と前記壁の少なくとも一方によって、複数配列した壁側保持構造体を支持させたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のコアキャッチャー。 - 前記複数の支柱は、これらの上部が補強部材により互いに連結されて構成されたことを特徴とする請求項5に記載のコアキャッチャー。
- 前記壁の下部には、前記設置架台ピースの給水流路となる隙間、または床側保持構造体の流路へ冷却材を導く給水開口部が形成されたことを特徴とする請求項5または6に記載のコアキャッチャー。
- 複数の前記支柱または前記壁のそれぞれにレールが取り付けられ、前記壁側保持構造体を支持する支持プレートが、前記レールに隙間を持って配設されたことを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載のコアキャッチャー。
- 原子炉圧力容器を格納する原子炉格納容器であって、
請求項1乃至8のいずれか1項に記載のコアキャッチャーが、前記原子炉圧力容器の下方の床に設けられたことを特徴とする原子炉格納容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015184977A JP2017058313A (ja) | 2015-09-18 | 2015-09-18 | コアキャッチャー及びこれを備えた原子炉格納容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015184977A JP2017058313A (ja) | 2015-09-18 | 2015-09-18 | コアキャッチャー及びこれを備えた原子炉格納容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017058313A true JP2017058313A (ja) | 2017-03-23 |
Family
ID=58391419
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015184977A Pending JP2017058313A (ja) | 2015-09-18 | 2015-09-18 | コアキャッチャー及びこれを備えた原子炉格納容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017058313A (ja) |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11508679A (ja) * | 1995-06-28 | 1999-07-27 | シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト | 炉心溶融物用捕捉室を備えた原子炉 |
US5946366A (en) * | 1995-06-28 | 1999-08-31 | Siemens Aktiengesellschaft | Nuclear reactor with a collection chamber for core melt |
US6347129B1 (en) * | 1996-12-05 | 2002-02-12 | Siemens Aktiengesellschaft | Container for the collection and spreading of core melt and a nuclear power plant with such a container |
JP2011169764A (ja) * | 2010-02-19 | 2011-09-01 | Toshiba Corp | 炉心溶融物冷却装置および原子炉格納容器 |
JP2011169744A (ja) * | 2010-02-18 | 2011-09-01 | Toshiba Corp | 炉心溶融物保持装置および格納容器 |
US20120300893A1 (en) * | 2011-05-25 | 2012-11-29 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Core catcher |
JP2014081212A (ja) * | 2012-10-12 | 2014-05-08 | Toshiba Corp | 炉心溶融物保持装置および原子炉格納容器 |
-
2015
- 2015-09-18 JP JP2015184977A patent/JP2017058313A/ja active Pending
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11508679A (ja) * | 1995-06-28 | 1999-07-27 | シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト | 炉心溶融物用捕捉室を備えた原子炉 |
US5946366A (en) * | 1995-06-28 | 1999-08-31 | Siemens Aktiengesellschaft | Nuclear reactor with a collection chamber for core melt |
US6347129B1 (en) * | 1996-12-05 | 2002-02-12 | Siemens Aktiengesellschaft | Container for the collection and spreading of core melt and a nuclear power plant with such a container |
JP2011169744A (ja) * | 2010-02-18 | 2011-09-01 | Toshiba Corp | 炉心溶融物保持装置および格納容器 |
JP2011169764A (ja) * | 2010-02-19 | 2011-09-01 | Toshiba Corp | 炉心溶融物冷却装置および原子炉格納容器 |
US20120300893A1 (en) * | 2011-05-25 | 2012-11-29 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Core catcher |
JP2012247216A (ja) * | 2011-05-25 | 2012-12-13 | Toshiba Corp | 炉心溶融物保持装置 |
JP2014081212A (ja) * | 2012-10-12 | 2014-05-08 | Toshiba Corp | 炉心溶融物保持装置および原子炉格納容器 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3554001B2 (ja) | コリウム防護用アセンブリ | |
RU2525229C2 (ru) | Устройство для хранения и/или транспортировки высокорадиоактивных отходов, а также способ его изготовления | |
US20130170598A1 (en) | Nuclear reactor containment vessel | |
CN108511098A (zh) | 用于核电站燃料池的高抗震燃料存储架系统 | |
JP5306257B2 (ja) | 炉心溶融物冷却装置および原子炉格納容器 | |
US11227695B2 (en) | Core catcher and boiling water nuclear plant using the same | |
JP2014081212A (ja) | 炉心溶融物保持装置および原子炉格納容器 | |
KR20150130509A (ko) | 핵 연료 조립체의 지지 | |
JP2016001164A (ja) | 炉心溶融物の分散構造 | |
JP3263402B2 (ja) | 原子炉容器用間隙構造物 | |
FI74830B (fi) | Kaernreaktor, vars haerd aer avskaermad med en konstruktion av staenger och tvaerstaellda plattor. | |
JP2000504119A (ja) | 原子炉容器用間隙構造物 | |
JP4458489B2 (ja) | 流路形成装置、および自然循環型沸騰水型原子炉 | |
JP2017058313A (ja) | コアキャッチャー及びこれを備えた原子炉格納容器 | |
US20080159465A1 (en) | Fast reactor | |
WO2014076811A1 (ja) | 自然循環式沸騰水型原子炉及びそのチムニ | |
JP2012021877A (ja) | 炉心溶融物保持装置および格納容器 | |
JP2016011910A (ja) | 炉心溶融物保持装置及び原子炉格納容器 | |
JP2017003443A (ja) | ドレンサンプ保護用構造物及び格納容器 | |
JP6415874B2 (ja) | 原子炉格納容器底部保護装置および原子炉格納設備 | |
JP2019184513A (ja) | 炉心溶融物保持装置および原子力施設 | |
JP2015031614A (ja) | 原子炉格納容器 | |
JP2019035696A (ja) | 炉心溶融物受け装置およびその設置方法、耐熱部品、ならびに原子力施設 | |
JP2017062158A (ja) | 炉心溶融物保持装置および原子炉格納容器 | |
JP2010038577A (ja) | 原子炉格納容器用ストレーナ設備及び原子炉格納容器用ストレーナ設備の組立方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20171127 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20171128 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180312 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190111 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190129 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20190806 |