JP2017058206A - 核燃料含有物の測定装置及びその測定方法 - Google Patents

核燃料含有物の測定装置及びその測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】形状が不定な燃料デブリに含まれるUとPuの重量を推定可能な核燃料含有物の測定技術を提供する。
【解決手段】測定装置10は、収納容器12の側方に設けられ、ガンマ線スペクトルを測定するガンマ線検出器14と、ミュオン軌跡検出器16を用いてミュオンの入射軌跡及び出射軌跡を検出する軌跡検出部17と、ガンマ線スペクトルに基づき評価された燃焼度を用いて核燃料含有物質に含まれるUとPuとの含有比率を導出するPu/U比導出部23と、ミュオンの入射軌跡及び出射軌跡から散乱角及び散乱位置を計算する散乱角計算部25と、ミュオンそれぞれの散乱角度を、散乱位置に基づき投影面上に集積するデータ集積部26と、散乱角を用いて重核種の有無を判定し、重核種の分布を求める重核種判定部27と、重核種の分布を用いて推定された重核種の全量と導出された含有比率とからPu及びUの含有量を計算するPu/U量計算部29と、を備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、核燃料含有物(燃料デブリ)に含まれる核燃料物質の重量を非破壊で測定する核燃料含有物の測定技術に関する。
原子力発電所の冷却機能喪失事故が起きた場合、原子炉の核燃料が溶融し、圧力容器を貫通して格納容器などに達して、溶融した核燃料が再固化して燃料デブリが発生する恐れがある。このような事態が発生した場合、燃料デブリを原子炉建屋から取り出して安全に保管、管理することが必要となる。
燃料デブリを安全に保管、管理する際は、燃料デブリを臨界とならないよう形状管理された収納容器に収納して、さらに計量管理のために燃料デブリに含まれる核燃料物質(プルトニウム及びウラン)の量を推定する必要がある。
燃料デブリに含まれる核燃料物質を推定する方法として、燃料デブリの重量を測定する方法が考えられるが、この方法だけでは核燃料物質の重量を推定することができない。燃料デブリに含まれる核燃料物質の全量が不明であるとともに、燃料デブリ中に含まれる核燃料物質の含有率が不明であるからである。
従来では、核燃料物質の重量を導出するための手段として、燃料デブリの燃焼度を評価する技術が考えられている。この技術は、回収した燃料デブリを収納容器に収納した状態で、収納容器の側面に設置したガンマ検出器を用いて、燃料デブリに含まれる放射性元素から放出されるガンマ線を検出する。そして、測定されたガンマ線スペトルに基づいて燃焼度を評価するものである。
なお、燃焼度とは、炉心に装荷された核燃料物質が核分裂によって発生させたエネルギーを単位ウラン重量当たりに発生したエネルギーで表したもので、1ギガワット(GW)の熱を1日(d)出し続けた場合の熱量の大きさなどを単位とする。
特開2014−70920号公報
通常の原子炉の管理において、燃料集合体の形状を保っている場合は、個々の燃料集合体の燃焼度を炉内計装による測定値から推定し、さらに燃料の初期条件、プラントの運転履歴などのパラメータを用いて計算によりプルトニウムとウランの量を推定することが可能となる。
しかし、炉心溶融によって発生した燃料デブリのように形状や燃料の含有率が不定となった場合、含有する核燃料物質の燃焼度が評価できたとしても、核燃料の燃焼度のみからではウラン及びプルトニウムの量を推定することが困難である。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、形状が不定な燃料デブリに含まれるプルトニウム及びウランそれぞれの量を推定可能な核燃料含有物の測定技術を提供することを目的とする。
本発明の実施形態に係る核燃料含有物の測定装置において、核燃料含有物質が収納された収納容器の側方に設けられ、前記核燃料含有物質から放出されるガンマ線を検出して、ガンマ線スペクトルを測定するガンマ線検出器と、前記収納容器を挟んで相対する位置に配置されたミュオン軌跡検出器を用いて、前記収納容器に入射するミュオンの入射軌跡及び前記収納容器を通過した後の出射軌跡を検出する軌跡検出部と、前記ガンマ線検出器で測定された前記ガンマ線スペクトルの強度に基づいて前記核燃料含有物質の燃焼度を評価する燃焼度評価部と、評価された前記燃焼度を予め保持された第1の相関データと照合して、前記核燃料含有物質に含まれるプルトニウムとウランとの含有比率を導出するPu/U比導出部と、検出された前記ミュオンの前記入射軌跡及び前記出射軌跡に基づいて前記ミュオンの散乱角及び散乱位置を計算する散乱角計算部と、計算された前記ミュオンそれぞれの前記散乱角を、前記散乱位置に基づき予め設定された投影面上に集積するデータ集積部と、前記投影面上に集積された前記散乱角のそれぞれを所定の基準角と比較し、この基準角以上の前記散乱角に対応する前記散乱位置に重核種が存在すると判定して、前記収納容器の全体における前記重核種の分布を求める重核種判定部と、求めた前記重核種の分布を予め保持された第2の相関データと照合して、前記収納容器における前記重核種の全量を推定する重核種量推定部と、推定された前記収納容器における前記重核種の全量と導出された前記含有比率とから、プルトニウム及びウランのそれぞれの含有量を計算するPu/U量計算部と、を備えることを特徴とする。
本発明の実施形態に係る核燃料含有物の測定方法において、核燃料含有物質が収納された収納容器の側方に設けられ、前記核燃料含有物質から放出されるガンマ線を検出して、ガンマ線スペクトルを測定するガンマ線検出器と、前記収納容器を挟んで相対する位置に配置されたミュオン軌跡検出器を用いて、前記収納容器に入射するミュオンの入射軌跡及び前記収納容器を通過した後の出射軌跡を検出する軌跡検出部とを用いて、前記ガンマ線検出器で測定された前記ガンマ線スペクトルの強度に基づいて前記核燃料含有物質の燃焼度を評価するステップと、評価された前記燃焼度を予め保持された第1の相関データと照合して、前記核燃料含有物質に含まれるプルトニウムとウランとの含有比率を導出するPu/U比導出部と、検出された前記ミュオンの前記入射軌跡及び前記出射軌跡に基づいて前記ミュオンの散乱角及び散乱位置を計算するステップと、計算された前記ミュオンそれぞれの前記散乱角を、前記散乱位置に基づき予め設定された投影面上に集積するステップと、前記投影面上に集積された前記散乱角のそれぞれを所定の基準角と比較し、この基準角以上の前記散乱角に対応する前記散乱位置に重核種が存在すると判定して、前記収納容器の全体における前記重核種の分布を求めるステップと、求めた前記重核種の分布を予め保持された第2の相関データと照合して、前記収納容器における前記重核種の全量を推定するステップと、推定された前記収納容器における前記重核種の全量と導出された前記含有比率とから、プルトニウム及びウランのそれぞれの含有量を計算するステップと、を含むことを特徴とする。
本発明の実施形態により、形状が不定な燃料デブリに含まれるプルトニウム及びウランそれぞれの量を推定可能な核燃料含有物の測定技術が提供される。
第1実施形態に係る核燃料含有物の測定装置の構成図。 第1実施形態に適用されるガンマ線検出器の設置例を示す断面図。 第1実施形態に適用されるガンマ線検出器の設置の変形例を示す断面図。 本実施形態に適用される燃焼度とPu/U比との相関データを示すグラフ。 本実施形態に適用されるミュオン軌跡検出器の構成を示す図。 検出されたミュオンの入射軌跡と出射軌跡に基づいて、散乱角及び散乱位置を計算する方法を説明する図。 収納容器を含む領域に設定される投影面の一例を示す図。 収納容器の全体に設定される投影面の設定範囲を説明する図。 重核種の有無を判定して、投影面における重核種の分布を示した図。 本実施形態に係る核燃料含有物の測定方法を示すフローチャート。 第2実施形態に係る核燃料含有物の測定装置の構成図。 第2実施形態に適用されるガンマ線検出器の設置例を示す断面図。
(第1実施形態)
以下、本実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、第1実施形態に係る核燃料含有物の測定装置10の構成図を示しており、図2は、収納容器12に対するガンマ線検出器14の設置の一例を断面図で示している。
なお、本実施形態では、収納容器12に収納される核燃料含有物として、原子力発電所において苛酷事故が発生した際に、炉心が溶融して生じた炉心溶融物(燃料デブリ11)を測定対象とする。
燃料デブリ11は、圧力容器や炉内外の構造物などの鉄系材料、被覆管やチャンネルボックス材料のジルコニウム材、核燃料中に含まれている酸化物燃料(酸化ウランや酸化プルトニウム)、FP(核分裂生成物)酸化物等の様々な物質が不均一な状態で混在する。
収納容器12は、粉砕された燃料デブリ11を収容する円筒状の金属缶である。収納容器12は、収納された燃料デブリ11が臨界とならないように形状管理されている。保持部13は、収納容器12が直立に固定されるように容器の下部を保持している。
本実施形態に係る測定装置10は、収納容器12内の燃料デブリ11から放出されるガンマ線を検出し、ガンマ線スペクトルを測定するガンマ線検出器14と、収納容器12を挟んで配置された1対のミュオン軌跡検出器16(16、16)を用いて、収納容器12に入射するミュオンの入射軌跡と収納容器12を通過後の出射軌跡を検出する軌跡検出部17と、測定されたガンマ線スペクトルに基づき燃料デブリ11に含まれるプルトニウムとウランの含有比率を導出し、さらにミュオンの軌跡データに基づき燃料デブリ11に含まれる重核種の全重量を推定して、最終的にプルトニウム及びウランそれぞれの量を推定する解析装置20と、を備えている。
まず、ガンマ線検出器14で測定されたガンマ線スペクトルに基づいて燃料デブリ11に含まれるプルトニウムとウランの含有比率を導出する方法について説明する。
ガンマ線検出器14は、収納容器12の側方に配置されており、収納容器12全体から放出されるガンマ線を検出して、ガンマ線スペクトルを測定する。そして、測定したガンマ線スペクトルのデータを解析装置20に送信する。
なお、ガンマ線検出器14は、ガンマ線をエネルギー弁別して測定する検出器であり、この検出器としてGe半導体検出器、CdTe検出器、NaI検出器、BGO検出器、LaBr検出器が例示される。
コリメータ15は、鉛などのガンマ線を遮断する材質で形成されており、ガンマ線検出器14と収納容器12との間に設けられている。コリメータ15は、ガンマ線検出器14の検出部位の近傍にガンマ線が通過するための空隙31を有している。燃料デブリ11から放出されるガンマ線は、コリメータ15の空隙31を通ってガンマ線検出器14に到達する。
この空隙31は、ガンマ線検出器14が収納容器12全体からガンマ線を検出できるように、収納容器12の方向に沿って大きくなるように形成されている。コリメータ15を設けることで、ガンマ線検出器14において測定される部位を限定することができる。
図3は、収納容器12に対するガンマ線検出器14の設置の変形例を示している。
この変形例では、空隙31は、収納容器12の軸方向に対して垂直な方向に放出されるガンマ線のみを検出するように,開口部分が狭く形成されている。なお、ガンマ線検出器14は、空隙31の広さ調整に応じて、台座32などにより設置位置が調整される。
この場合、保持部13は、収納容器12の下端に接続されて、収納容器12をその軸方向に沿って上下に駆動できる昇降部18を備えている。
昇降部18を用いて収納容器12を上昇(または下降)させ、ガンマ線検出器14の側方を収納容器12が上端から下端まで移動させることで、収納容器12全体からガンマ線が検出される。空隙31の開口部分を狭く形成することで、ガンマ線検出器14において測定する部位を限定した状態で測定することが可能となる。
解析装置20は、スペクトルデータ受付部21、燃焼度評価部22、Pu/U比導出部23、軌跡データ受付部24、散乱角計算部25、データ集積部26、重核種判定部27、重核種量推定部28、Pu/U量計算部29を備えている。
なお、解析装置20を構成する各ユニットの機能は、所定のプログラムコードを、プロセッサを用いて実行することによって実現しても良く、このようなソフトウェア処理に限らず、例えば、ASIC等を用いたハードウェア処理で実現しても良いし、ソフトウェア処理とハードウェア処理とを組み合わせて実現しても良い。
スペクトルデータ受付部21は、ガンマ線検出器14で測定されたガンマ線スペクトルのデータを受信する。
燃焼度評価部22は、受信したガンマ線スペクトルのデータから、特定のエネルギーを有するガンマ線のピーク強度を抽出する。そして、予め計算によって求められたピーク強度(またはピーク強度の比率)と燃焼度との相関関係から燃料デブリ11の燃焼度を評価する。
ガンマ線のピーク強度に基づき燃焼度を評価する方法としては、既存の燃焼度評価法を用い、例えば、ユウロピウム154とセシウム144(またはプルトニウム144)、またはユウロピウム154とルテニウム106(またはロジウム106)におけるピーク強度の比率を用いる方法が考えられる。
Pu/U比導出部23は、核燃料含有物の燃焼度と、プルトニウムとウランの含有比率との相関データ(第1の相関データ)を予め保持している。なお、以下では、プルトニウムとウランの含有比率を“Pu/U比”と省略して記載する。
軽水炉の核燃料は、初め濃縮されたウランからなる。そして、燃焼とともにウラン238が中性子を吸収してプルトニウムが生成されていく。生成されたプルトニウムのうちPu239とPu241は核分裂にも寄与して一部減少するが、プルトニウム全体としては増加していく。したがって、Pu/U比は、この燃焼過程により生成されたプルトニウムの量と残存するウランの量との比率を意味する。
この相関データは、核燃料の初期条件やプラントの運転履歴を用いて計算される。通常の燃料集合体形状を保持している場合は、個々の燃料集合体の条件で求めることができる。一方、燃料デブリ11の場合は、その炉心にあった燃料の平均的な条件によって計算される。
図4は、燃料デブリ11の燃焼度とPu/U比との相関関係を表した相関データの一例を示している。
そして、Pu/U比導出部23は、燃焼度評価部22で評価された燃焼度を、予め保持されている相関データと照合して、燃料デブリ11のPu/U比を導出する。
続いて、ミュオンの軌跡を用いて、燃料デブリ11に含まれる重核種の全量を求める方法について説明する。なお、ミュオンとは、宇宙から地球に入射する一次宇宙線が地球の大気と反応する事により生じる二次宇宙線の一種である。
軌跡検出部17は、一対のミュオン軌跡検出器16(16、16)から構成されており、ミュオン軌跡検出器16は収納容器12を挟んで相対する位置に配置されている。
ミュオン軌跡検出器16は、収納容器12に入射するミュオンの入射軌跡を検出する。一方、ミュオン軌跡検出器16は、収納容器12を通過後のミュオンの出射軌跡を検出する。検出された入射軌跡及び出射軌跡に係るミュオンの軌跡データは、解析装置20に送信される。
ミュオン軌跡検出器16は、ミュオンの通過を検出可能なドリフトチューブ19(図5参照)を複数配列させて、複数層、好ましくは少なくとも3層以上に配置させたものである。ここで、ドリフトチューブ19の1層は、互いに並列に配列された複数のドリフトチューブ19の列で構成されるドリフトチューブ19の群を指す。
ドリフトチューブ19は、それぞれ長手方向に延びる形状となっていることから、ドリフトチューブ19の1層は、長手方向と直交する方向に互いに並列に配列された複数のドリフトチューブ19の群により平面状に構成される。
ドリフトチューブ19は、例えばアルミニウムなどの金属製の円筒管であり、円筒管の中心に高電圧を印加した陽極ワイヤが張られている。そして、ドリフトチューブ19内には、希ガスを主成分とするドリフトガスが封入されている。
ミュオンが、ドリフトチューブ19内を通過すると、内部に封入されたドリフトガスが電離されてイオンと電子に分離する。この電子が陽極ワイヤに到達すると、ドリフトチューブ19から電気信号が出力されて、ドリフトチューブ19におけるミュオン通過が検出される。ミュオン軌跡検出器16は、ミュオンの通過が検出された各ドリフトチューブ19の検出信号に基づいてミュオンの通過軌跡を検出する。
図5は、本実施形態に適用されるミュオン軌跡検出器16の構成の一例を示している。
ミュオン軌跡検出器16は、それぞれがX方向を長手方向として延びZ方向に複数が互いに並列に配列されたドリフトチューブ層を2層と、それぞれがZ方向を長手方向として延びX方向に複数が互いに並列に配列されたドリフトチューブ層を2層とで合計4層に配置されている。このようにドリフトチューブ19を組み合わせて積層することにより、ミュオンの軌跡が3次元的に高い精度で検出可能となる。
軌跡データ受付部24(図1)は、軌跡検出部17で検出されたミュオンの入射軌跡及び出射軌跡に関する軌跡データを受信する。
軌跡データ受付部24は、ミュオンの軌跡データは短時間に多数検出されるため、一定時間内に検出された入射軌跡と出射軌跡とを同一のミュオンに軌跡データとして選別する。なお、一定時間とは、同一のミュオンに関する軌跡であることが判定可能な時間を意味し、例えばミュオンが収納容器12の通過に要する時間として想定される時間のうち最大の時間等が考えられる。軌跡データ受付部24は、選別したミュオンの軌跡データを散乱角計算部25に出力する。
散乱角計算部25は、ミュオンの軌跡データを入力して、入射軌跡及び出射軌跡に基づいてミュオンの散乱角及び散乱位置を計算する。散乱角は、入射軌跡が変化しないと仮定した場合の予想軌跡と出射軌跡とのなす角により計算する。また、入射軌跡が変化した点を散乱位置として求める。散乱角計算部25は、軌跡データ受付部24から入力する全てのミュオンの軌跡データについて散乱角及び散乱位置をそれぞれ計算する。
図6は、検出されたミュオンの入射軌跡と出射軌跡に基づいて散乱角及び散乱位置を計算する方法を説明する図である。ここでは、収納容器12内の燃料デブリ11で散乱するミュオンμの軌跡を例示している。
ミュオンμの入射軌跡Tinが変化しないと仮定した場合の予想軌跡Tin’と出射軌跡Toutとのなす角から散乱角θを計算する。また、ミュオンμの入射軌跡Tinが散乱により変化する点を散乱位置Aとして求める。
散乱角計算部25は、各ミュオンについて計算した散乱角及び散乱位置をデータ集積部26に出力する。
データ集積部26は、計算した散乱角のデータを、散乱位置に基づいて予め設定された投影面30上に割り当て、散乱角のデータを投影面30上に集積するものである。
ここで、収納容器12を含む領域に設定される投影面30について説明する。
投影面30とは、収納容器12全体における散乱角のデータを集積させるための解析上の設定面である。投影面30は、任意の大きさのセルで格子状に区切られており(図7参照)、各セルにはそれぞれのセルを識別するための座標が割り当てられている。
データ集積部26は、計算した散乱位置に属する投影面30上の座標に、ミュオンの散乱角のデータを割り当てる。図7は、図6において求めたミュオンμの散乱角θを、散乱位置Aが属する投影面30上の座標に割り当てた状態を示している。
投影面30は、図8に示すように、収納容器12全体の散乱角データを集めるため、収納容器12の軸方向と平行に、容器の端から端まで一定間隔で複数設定される。投影面30の間隔が小さく設定する程、より多くの散乱角のデータを集積できるため望ましい。
データ集積部26は、設定された投影面30のそれぞれに、ミュオンの散乱角のデータを集積させる。データ集積部26は、散乱角のデータが投影面30上に十分に集まるまで集積動作を続ける。
重核種判定部27は、投影面30上に集積された散乱角のそれぞれを、所定の基準角と比較して、この基準角以上の散乱角に対応する散乱位置に重核種が存在すると判定する。
ミュオンは原子番号の大きな物質ほど大きな散乱角で散乱される性質を有する。つまり、散乱角を用いて、物質の原子番号、ないしは原子番号がある一定の範囲かどうかを判定することが可能となる。この判定は、物質の原子番号が大きいものほど精度よく行うことができる。
核燃料物質は、軽水炉の場合、主にウラン235とウラン238、そしてウラン238が中性子捕獲して生成するプルトニウムなどであり、原子番号はウランが92、プルトニウムが94と大きなものである。原子番号の大きな物質には、プルトニウムがさらに中性子を捕獲して生成するアメリシウムやキュリウムなどの超ウラン元素も若干含まれている。これらの量はウランに比べると微量である。
他に核燃料の核分裂で生成した核分裂生成物(例えばセシウム(Cs)55やユウロロピウム(Eu)63等)が含まれており、これらの原子番号は幅があるが、ほとんどは30〜65の間にあって、中程度の原子番号となる。また、燃料デブリ11として燃料と一緒に溶け込んだ燃料被覆管や制御棒その他の炉内構造物は、デブリに含まれる量としては多い場合が想定されが、ジルコニウム、鉄系の物質が主なもので、これも原子番号としては中程度のものとなる。
このように、燃料デブリ11に含まれる物質は、プルトニウム及びウランの原子番号の大きな重核種と、炉内構造物など原子番号が中程度のものが中心となる。
つまり、重核種に対応するミュオンの散乱角を基準角として設定することで、原子番号が中程度以下の核種による散乱角を区別できるとともに、基準角以上の散乱角に対応する散乱位置には重核種が存在すると判定できる。なお、この基準角は、重核種のサンプルを用いて実際に計測したミュオンの散乱角あるいはシミュレーション計算により適切に設定される。
そして、重核種判定部27は、各投影面30において重核種の存在を判定して、収納容器12全体の重核種分布を求める。
図9は、1つの投影面30において重核種の有無を判定して、投影面30における重核種の分布を示した図である。
重核種判定部27は、投影面30上に集積された散乱角のそれぞれを、基準角と比較して、この基準角以上の散乱角に対応する散乱位置に重核種が存在すると判定する。ここでは、重核種が存在すると判定されたセルは斜線で示されている。これにより、投影面30での重核種の分布が判明する。重核種判定部27は、同様の動作を全ての投影面30について行い、収納容器12全体の重核種分布を求める。
このように、ミュオンの飛行軌跡を用いることで、燃料デブリ11の中にある重核種の含有率に関わらず、重核種の量の分布を求めることができる。
重核種量推定部28は、収納容器12における重核種分布と重核種の全量との相関データ(第2の相関データ)を予め保持している。この相関データは、予め量の分かった重核種の模擬サンプルを用いて作成しても良いしシミュレーション計算により作成しても良い。
そして、重核種量推定部28は、重核種判定部27で求めた収納容器12全体の重核種分布をこの第2の相関データと照合して、収納容器12における重核種の全量を推定する。
Pu/U量計算部29は、推定された収納容器12における重核種の全量と導出された含有比とから、プルトニウム及びウランのそれぞれの含有量を計算する。
具体的には、推定された重核種全体の量に、Pu/(U+Pu)の比率をかけてプルトニウムの量が求める一方、重核種全体の量にU/(U+Pu)の比率をかけてウランの量を求める。
図10は、本実施形態に係る核燃料含有物の測定方法を示すフローチャートを示している(適宜、図1参照)。
ガンマ線検出器14は、ガンマ線を検出して、ガンマ線スペクトルを測定する(S10)。
燃焼度評価部22は、測定されたガンマ線スペクトルの強度に基づいて燃料デブリ11の燃焼度を評価する(S11)。
Pu/U比導出部23は、評価された燃焼度を、予め保持された第1の相関データと照合して、燃料デブリ11のPu/U比を導出する(S12)。
軌跡検出部17は、ミュオン軌跡検出器16、16を用いて、収納容器12に入射するミュオンの入射軌跡及び出射軌跡を検出する(S13)。
散乱角計算部25は、検出されたミュオンの入射軌跡及び出射軌跡に基づいてミュオンの散乱角及び散乱位置を計算する(S14)。
データ集積部26は、計算されたミュオンそれぞれの散乱角を、散乱位置に基づき予め設定された投影面30上に割り当てて、散乱角データを投影面30上に集積する(S15)。
データ集積部26は、収納容器12全体に設定された投影面30上に十分の散乱角データが集まるまで集積を続ける(S16:NO、S13〜S15)。
重核種判定部27は、データ集積後、散乱角に基づき重核種の存在位置を判定して、収納容器12全体の重核種の分布を求める(S16:YES、S17)。
そして、重核種量推定部28は、求めた重核種の分布を、予め保持された第2の相関データと照合して、重核種の全重量を推定する(S18)。
Pu/U量計算部29は、推定された収納容器12における重核種の全量とPu/U比導出部23で導出された含有比率とから、Pu及びUそれぞれの重量を計算する(S19)。
このように、ガンマ線スペクトル測定に基づいてPu/U比を導出し、ミュオン軌跡測定に基づいて収納容器12全体の重核種量を推定することで、燃料デブリ11に含まれるプルトニウム及びウランそれぞれの重量を推定することができる。
(第2実施形態)
図11は、第2実施形態に係る核燃料含有物の測定装置10の構成図を示しており、図12は、収納容器12に対するガンマ線検出器14の設置の一例を示す断面図を示している。なお、第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付して、重複する動作については説明を省略する。
第2実施形態では、軌跡検出部17が2組のミュオン軌跡検出器16(16、16と16、16)で構成される。そして、一方の組は収納容器12を挟んで相対する位置に配置され、他方の組は一方の組の相対する方向と90度をなす方向で相対する位置に設置される。
図12に示すように、ガンマ線検出器14の配置位置と重なるミュオン軌跡検出器16は、ガンマ線検出器14の検出に干渉しないように、ガンマ線検出器14の上方に設置される。なお、ミュオン軌跡検出器16を下にして、ガンマ線検出器14の上方に設置しても良い。
なお、地上で検出されるミュオンは角度依存性があり、天頂角が0度に近づくほど大きな流束を持つ。このため、相対する検出器を水平に設置するよりも、ミュオン軌跡検出器16、16の設置位置のように、高さを変えて設置した方が大きな流束のミュオンを検出することができる。
各組のミュオン軌跡検出器16において検出されたミュオンの軌跡データを別々に解析装置20に送信する。このとき、例えば一方の組がミュオンの軌跡検出を実行しているときに、他方の組のミュオン軌跡検出器16がミュオンの軌跡検出を停止するように構成することもできるが、これに限るものではない。また、図11に示した第2実施形態では、2組のミュオン軌跡検出器16において検出されたミュオンの軌跡データを1台の解析装置20で解析する構成としているが、2つの解析装置20を準備し、それぞれの組のミュオン軌跡検出器16が検出したミュオン軌跡データをそれぞれ別の解析装置20で解析するような構成としても構わない。
解析装置20は、配置位置の異なるミュオン軌跡検出器16により検出されたミュオンの軌跡データを用いて、燃料デブリ11に含まれるPu及びUの含有量を2種類推定する。
2組のミュオン軌跡検出器16で構成し、軌跡検出器の配置位置を変えることで、ミュオン軌跡検出器16に対する燃料デブリ11の相対的な位置が変わる。このため、燃料デブリ11の表面状態の違いなどにより解析装置20で推定されるPu及びUの含有量に差異が生じる場合がある。2種類のPu及びUの含有量を取得することにより、ユーザは、安全性の観点でより信頼性の高いデータ(含有量の大きいもの)を選択することが可能となる。
以上述べた各実施形態の核燃料含有物の測定装置によれば、ガンマ線スペクトル測定に基づいてPu/U比を導出し、ミュオン軌跡測定に基づいて収納容器全体の重核種量を推定することで、燃料デブリに含まれるプルトニウム及びウランそれぞれの重量を推定することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
また、燃料デブリ11には、非常に微量であるがアメリシウム(Am)やキュリウム(Cm)等の重核種が微少であるが含まれる。
燃料デブリ11に含まれるアメリシウムやキュリウムの含有量を考慮する場合には、燃料デブリ11の燃焼度と重核種全体に占めるアメリシウムやキュリウムの含有比率との関係を予め計算によって求めておく。そして、Pu及びUの評価でおこなったときと同様に、そして、含有比率と重核種量推定部28で推定される重核種の全量とに基づいてこれら核種の含有量を推定することもできる。
10…核燃料含有物の測定装置、11…燃料デブリ、12…収納容器、13…保持部、14…ガンマ線検出器、15…コリメータ、16…ミュオン軌跡検出器、17…軌跡検出部、18…昇降部、19…ドリフトチューブ、20…解析装置、21…スペクトルデータ受付部、22…燃焼度評価部、23…Pu/U比導出部、24…軌跡データ受付部、25…散乱角計算部、26…データ集積部、27…重核種判定部、28…重核種量推定部、29…Pu/U量計算部、30(30,30,30,・・・)…投影面、31…空隙、32…台座、ミュオン…μ、散乱角…θ、散乱位置…A、入射軌跡…Tin、出射軌跡…Tout、散乱しないと仮定した場合の予想軌跡…Tin’。

Claims (3)

  1. 核燃料含有物質が収納された収納容器の側方に設けられ、前記核燃料含有物質から放出されるガンマ線を検出して、ガンマ線スペクトルを測定するガンマ線検出器と、
    前記収納容器を挟んで相対する位置に配置されたミュオン軌跡検出器を用いて、前記収納容器に入射するミュオンの入射軌跡及び前記収納容器を通過した後の出射軌跡を検出する軌跡検出部と、
    前記ガンマ線検出器で測定された前記ガンマ線スペクトルの強度に基づいて前記核燃料含有物質の燃焼度を評価する燃焼度評価部と、
    評価された前記燃焼度を予め保持された第1の相関データと照合して、前記核燃料含有物質に含まれるプルトニウムとウランとの含有比率を導出するPu/U比導出部と、
    検出された前記ミュオンの前記入射軌跡及び前記出射軌跡に基づいて前記ミュオンの散乱角及び散乱位置を計算する散乱角計算部と、
    計算された前記ミュオンそれぞれの前記散乱角を、前記散乱位置に基づき予め設定された投影面上に集積するデータ集積部と、
    前記投影面上に集積された前記散乱角のそれぞれを所定の基準角と比較し、この基準角以上の前記散乱角に対応する前記散乱位置に重核種が存在すると判定して、前記収納容器の全体における前記重核種の分布を求める重核種判定部と、
    求めた前記重核種の分布を予め保持された第2の相関データと照合して、前記収納容器における前記重核種の全量を推定する重核種量推定部と、
    推定された前記収納容器における前記重核種の全量と導出された前記含有比率とから、プルトニウム及びウランのそれぞれの含有量を計算するPu/U量計算部と、を備えることを特徴とする核燃料含有物の測定装置。
  2. 前記ガンマ線検出器と前記収納容器の間に設けられ、前記ガンマ線を遮蔽する材質で形成されるとともに前記核燃料含有物質から放出される前記ガンマ線が通過する空隙を有するコリメータを備えることを特徴とする請求項1に記載の核燃料含有物の測定装置。
  3. 核燃料含有物質が収納された収納容器の側方に設けられ、前記核燃料含有物質から放出されるガンマ線を検出して、ガンマ線スペクトルを測定するガンマ線検出器と、前記収納容器を挟んで相対する位置に配置されたミュオン軌跡検出器を用いて、前記収納容器に入射するミュオンの入射軌跡及び前記収納容器を通過した後の出射軌跡を検出する軌跡検出部とを用いて、
    前記ガンマ線検出器で測定された前記ガンマ線スペクトルの強度に基づいて前記核燃料含有物質の燃焼度を評価するステップと、
    評価された前記燃焼度を予め保持された第1の相関データと照合して、前記核燃料含有物質に含まれるプルトニウムとウランとの含有比率を導出するPu/U比導出部と、
    検出された前記ミュオンの前記入射軌跡及び前記出射軌跡に基づいて前記ミュオンの散乱角及び散乱位置を計算するステップと、
    計算された前記ミュオンそれぞれの前記散乱角を、前記散乱位置に基づき予め設定された投影面上に集積するステップと、
    前記投影面上に集積された前記散乱角のそれぞれを所定の基準角と比較し、この基準角以上の前記散乱角に対応する前記散乱位置に重核種が存在すると判定して、前記収納容器の全体における前記重核種の分布を求めるステップと、
    求めた前記重核種の分布を予め保持された第2の相関データと照合して、前記収納容器における前記重核種の全量を推定するステップと、
    推定された前記収納容器における前記重核種の全量と導出された前記含有比率とから、プルトニウム及びウランのそれぞれの含有量を計算するステップと、を含むことを特徴とする核燃料含有物の測定方法。
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