JPS61262689A - 使用済燃料の非破壊測定方法 - Google Patents

使用済燃料の非破壊測定方法

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JPS61262689A
JPS61262689A JP60104595A JP10459585A JPS61262689A JP S61262689 A JPS61262689 A JP S61262689A JP 60104595 A JP60104595 A JP 60104595A JP 10459585 A JP10459585 A JP 10459585A JP S61262689 A JPS61262689 A JP S61262689A
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精 植田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は使用済燃料の非破壊測定方法に係わり、特に使
用済燃料から放出される中性子を利用し使用済燃料の燃
焼特性を容易に測定することのできる使用済燃料の非破
壊測定方法に関する。
[発明の技術的背州とその問題点〕 一般に使用済燃料の燃焼パラメータ、すなわち、燃焼度
B、全プルトニウム対全ウラン濃度比Pu/U、全核分
裂核種濃度(U+Pu ) fiss、 ”U濃度、1
″Pu11度、24 P 236濃度、無限増倍率Ko
および実効増倍率KeHを測定することは非常に重要で
ある。
すなわち、このような燃焼パラメータの測定値を設計計
算値と比較することにより設計手法の妥当性を評価する
ことができる。
また、このような燃焼パラメータを運転監視に用いられ
ている半実験的計算1i111(プロセス計算値)と比
較することにより運転監視手法の妥当性を評価すること
ができる。このことは原子炉の適切かつ効率的な設計に
資するとともに、使用済燃料の輸送、貯蔵、再処理時に
も安全性および経済性の面で重要な拠り所となる。
さらに核物質の管理(保障措置)の面では、核物質mの
定量と同定手法として極めて重要である。
このような燃焼パラメータの測定は、使用済燃料から放
出されるガンマ線スペクトルを測定する非破壊測定法に
より測定することができるが、この方法では測定装置が
大掛かりとなり、また、その絶対値を決定するのが容易
でないという問題がある。
そこで使用済燃料から放出される中性子を測定して燃焼
パラメータの一部を導出する方法が近年、フランスと西
ドイツを中心にして開発されている。
これらの方法は、例えば次の文献に記載されている。
(1)M、DARROuZET他: IAEA−260/20.(1982)(仏)(2)H
,WUERZ : IAEA−260/30.(1982)(西独)(3)
G、5CHULZE他; ESARDA−2,P、  396  (1980)(
西独) すなわち、フランスの方法は、241 CIからの中性
子放出率が無視できるまでに冷却された使用済燃料に対
して、計算により中性子発生率Sと全Pu111度(全
プルトニウム対全ウラン濃度比Pu/Uと実質的には同
じものである)との相関曲線を用いて全Pu11度を決
定するいわゆるパッシブ11性子法である。ここで必要
となる使用済燃料の増倍効果の補正はガンマ線スペクト
ル測定法で求めた燃焼度Bと計算による近似式を用いて
行われている。
しかしながら、ガンマ線スペクトル測定法により燃焼度
Bの絶対値を決定するには大掛かりな測定装置が必要で
あり、また燃焼履歴を詳細に知る必要がある等幾つかの
難点があり、簡単に実施することが困難である。
一方、西ドイツの方法は、ガンマ線スペクトル測定法の
代りに外部中性子源を用いる中性子増倍法、またはアク
ティブ中性子法と呼ばれる方法により使用済燃料の中性
子増倍効果を補正する方法であり、その他の部分はフラ
ンスの方法とほぼ同じである。
これらのフランスおよび西ドイツの方法は、主として加
圧水型原子炉の使用済燃料に好適な方式として開発され
ており、沸騰水型原子炉のようにボイド発生による中性
子スペクトルの変化に伴う中性子発生率の変化について
はほとんど検討されていない。
[発明の目的] 本発明はかかる従来の事情に対処してなされたもので、
大掛かりなガンマ線測定法や外部中性子源を必要とする
アクティブ中性子法を併用することなくパッシブ中性子
法、すなわち、使用済燃料から放出される自発中性子を
測定する方法のみにより、加圧木型原子炉に限らず、よ
り複雑な中性子発生特性を有する沸騰水型原子炉の使用
済燃料に対しても適用できる使用済燃料の非破壊測定方
法を提供しようとするものである。
[発明の概要] すなわち本発明は、使用済燃料から放出される中性子に
より形成される中性子束を測定し、前記使用済燃料に対
して仮定した実効増倍率K erfを用いて前記測定r
−得られた中性子束から中性子発生率Sを求め、前記使
用済燃料に対して仮定した燃焼度Bを用いて原子炉内照
射中のスペクトル効果等の補正因子を評価し、中性子発
生率Sと燃焼度Bとの相関関係を用いて燃焼度Bの一次
近似値Bを求め、中性子発生率Sと全プルトニウム対全
ウラン濃度比Pu /Uとの相関関係あるいは燃焼度B
と全プルトニウム対全ウラン濃度比Pu /Uとの相関
関係を用いて全プルトニウム対全ウラン濃度比Pu /
Uの一次近似値(Pu/Ll)を求め、別に求められた
1″U濃度、”pt+m度、24 P u濃度、無限増
倍率KoOおよび実効増倍率KOfrと燃焼度Bとの相
関関係を用いてこれらの一次近似値”um度、n’Pu
1度、j41 Pu濃度、無限増倍率KoOおよび実効
増倍率K artを求め、前記仮定して用いた実効増倍
率Keffおよび燃焼度Bの代りに前記一次近似値とし
て求められた実効増倍率Keffおよび燃焼度Bを用い
前記手順を繰り返すことにより前記各燃焼パラメータの
二次近似値を求め、ざらにこの手順を複数回繰り返し実
施することにより収束した前記各燃焼パラメータを求め
ることを特徴とする使用済燃料の非破壊測定方法である
[発明の実施例] 以下本発明の詳細を図面を用いて説明する。
一般に使用済燃料には、中性子を放出する核種が生成さ
れているが、これらは次に示す24ff Cm1m c
mおよびその他の核種の3種類に分類することができる
(a)2“2 cmは半減期が163日と短く、原子炉
内の照射層の影響を著しく受けるため、使用済燃料の非
破壊測定に用いるには不適当である。(b)4C−は中
性子発生率Sが比較的大きく、かつ半減期も18年と長
い。燃料の初期濃縮度あるいは沸騰水型原子炉では、ボ
イド率の影響を受けるため補正が必要であるが、燃焼度
Bとの相関性は特に大きく、燃焼度Bの3〜5乗にほぼ
比例する。
従って、逆に244 cmに基づく中性子発生率Sから
燃焼度Bを決定する場合には、中性子発生率Sに例えば
10%の誤差があっても燃焼度Bへの誤差の伝播は2〜
3%に縮小されるという優れた特性がある。また、中性
子発生率Sと全プルトニウム対全つラン瀾度Pu /U
との関係もこれに劣らず、優れている。(C)その他の
核種は 2GI C,および2°4 cmを除く核種で
あり、燃焼度Bが低くない時(ウラン燃料で10〜15
GWd /を以上の時)には、′4cmからの中性子発
生率S4の10〜20%以下となり、また半減期も艮い
。そして理論計算値を用いて差引いても通常はほとんど
誤差とならない。このような核種としては ’na P
 u、 240PU 、PU 242.18 P u 
、 N+ A 1等があげられる。
本発明方法では、主に8CIに基づく中性子発生率Sか
ら燃焼度B1全プルトニウム対全ウラン濃度比Pu/u
、実効増倍率K eft等の燃焼パラメータを求めるこ
ととする。
図は本発明の使用済燃料の非破壊測定方法の−実施例の
フローチャートを示している。
この実施例では、まず使用済燃料の中性子測定が行われ
る。
すなわち、原子炉内から取り出された1体の使用済燃料
が常温の水中に置かれ、使用済燃料の外周または内部に
おいて中性子測定が行われる。ここで使用済燃料の冷却
時間が2年以上であれば中性子測定は1回しか行なう必
要はないが、冷却時間が2年以上とれないときは2回の
中性子束測定が必要となる。
次にこの中性子測定の結果を利用して熱中性子束が求め
られる。この熱中性子束の導出はすでに確立されている
方法を用いて行われる。
、:、次に熱中性子束に基づいて中性子発生率Sが求め
られる。熱中性子束から中性子発生率Sを求めるには換
算因子が必要である。
この換算因子Hは1点炉近似の拡散理論によると、よく
知られた公式 φ=αS/ (1−Keff)を変形して求められる次
式 %式% におけるφの係数によりほぼ満足に近似できることが詳
細な計算により実証されている。
ここでφは中性子束を現わしており、熱中性子束に限定
する必要はないが、通常は熱中性子束が用いられている
。また、αは測定位置や中性子エネルギー等により変化
する比例係数を示している。
Keffは水中に使用済燃料を1体だけ置いたときの実
効増倍率K errである。この実効増倍率Keffは
通常は1.0よりはるかに小さいため、使用済燃料がた
とえ軸方向に一様な組成であっても使用済燃料の上下端
部の近傍では変化する性質のものである。すなわち、こ
こで用いる実効増倍率Keffは局所的な特性を含む実
効増倍率K effである。
この実施例では、比例係数αと実効増倍率Keffに対
して使用済燃料と測定位置との相対位置(使用済燃料軸
と直交する平面上の位置)が固定され、使用済燃料の特
性によって相対的に変化する特性と、軸方向によって変
化する相対的な変化の特性は予め計算により求められる
なお、この実施例の最初のステップでは、前述した相対
変化成分を除く実効増倍率Keffの値が仮定され、前
述した式により換算因子Hが求められ、中性子束に基づ
いて中性子発生率Sが求められる。
次に240 P u123@ P u等による成分が差
引かれ、さらに142 cmによる成分が差引かれる。
すなわち、前述のようにして求められた中性子発生率S
は、一般に前述した(a )、(b)および(C)に起
因する中性子発生率Sの和となっている。冷却時間To
が1.5〜2年以内の時はパ′Cf1lの半減期が16
3日と短いことを利用し、冷即時間の異なる2回以上の
測定により24′C236lに起因する中性子発生率S
2成分を差引くことができる。
また、(C)に起因する中性子発生率SL成分は半減期
が長く実際的には測定で除去することができないため、
計算で除去するか、あるいは除去しないままで利用され
る。
ウラン燃料では燃焼度8が、例えば10GWd/を以下
のJ:うに低いときには、244Cmに基づく中性子発
生率S4は<O)のその他の核種に基づく中性子発生率
SL成分より小さくなり、中性子発生率SL成分を差引
くことは大きな誤差の原因となる。
また、燃焼度Bが大きいとぎには中性子発生率SLは中
性子発生率S4に比べて小さくなり、特に通常の使用済
燃料では、中性子発生率SLは中性子発生率S4の17
10以下となる。従って、中性子発生率SLを計nで除
去し、中性子発生率S4のみを活用する方が燃焼度Bあ
るいは全プルトニウム対全ウラン濃度比Pu /Uとの
相関関係が優れているため、各種燃焼パラメータの決定
に与える誤差を小さくすることができる。
なお、プルトニウム燃料では中性子発生率SLの相対的
な寄与率が大きくなるため、また中性子発生率SLに対
する計算精度もプルトニウム燃料では23a P u、
 240 P 11の初期濃度がウラン燃料の場合と異
なり高いため、中性子発生率SLの成分を差引かない方
が望ましい。
冷却時間TCが2年以上のときには、通常242CIは
減衰してほぼ無視できる程度になっているため、中性子
測定を2回実施する必要はなく、従って82 c 、成
分を差引くというステップは不必要となる。
この実施例では、中性子発生率S2と中性子発生率SL
とを差引き、中性子発生率S4を求める手順が示されて
いる。
このようにして求められた中性子発生率S4は、初期濃
縮度ε1 (プルトニウム燃料ではプルトニウムの初期
組成比と富加度)および原子炉内で照射されるとぎの中
性子スペクトルに依存する。
この中性子スペクトルは、沸騰水型原子炉ではボイド率
VFにより大幅に変化するため、ボイド率といってよく
、また加圧木型原子炉では余り変化しない。
従って、沸騰水型原子炉の使用済燃料では、初期濃縮度
εiおよびボイド率VFに対して補正を行ない、加圧水
型原子炉では初期濃縮度εiに対して補正を行ない、標
準の初期濃縮度εiと標準ボイド率VFの値に中性子発
生率S4の値を補正し、この後に燃焼度Bとの相関曲線
を用いて燃焼度Bを求めるのが望ましい。
このような標準化補正を行なわなくても燃焼度Bを求め
ることは可能であるが、この場合には著しい計算量をラ
イブラリーとして貯蔵しておき、これを用いて燃焼度B
を決定することになり、さらに補正のステップがブラッ
クボックス化され、見通しが利かなくなるという欠点が
生ずる。
中性子発生率S4と燃焼度Bとには、前述したように優
れた直接的な相関性があるが、全プルトニウム対全ウラ
ン濃度比Pu /Llについてもほぼ同様のことがいえ
る。
しかしながら、中性子発生率S4と全プルトニウム対全
ウラン濃度比Pu /Uとの相関では燃焼度Bがパラメ
ータとなるため、中性子発生率S4から全プルトニウム
対全ウラン濃度比Pu //Llを直接求めるより、ま
ず中性子発生率S4から燃焼度Bを求め、しかる後に全
プルトニウム対全ウラン濃度比Pu /Uを求めるとい
う手順が望ましい。
なお、本発明では繰り返し計算により近似精度を向上さ
せる方式を採用しているため、中性子発生率S4から直
接燃焼度Bと全プルトニウム対全ウラン濃度比Pu /
/LJを求めることもできる。
また、各種燃焼パラメータが求められるが、全核分裂核
種濃度(U+Pu ) fiss、235 u s度、
Puf11度、24 P u m度、無限増倍率K∞c
l:?J:ヒ実効増倍率KeHは中性子発生率s4との
直接的な優れた相関性を有さないため、一旦燃焼度Bあ
るいは全プルトニウム対全ウラン濃度比Pu /Llを
求めた後、計算で求められた相関曲線により各燃焼パラ
メータが求められる。
さらに、この実施例の最初のステップでは、実効増倍率
K eftと燃焼度Bとの値に仮定値あるいは0次の近
似値を用いるが、流れを1回実施するとかなりよい実効
増倍率KeHと燃焼度Bとの値を得ることができる。
また、初期値として用いられる実効増倍率Keftと燃
焼度Bとの値は補正量の決定の際にのみ用いられるため
、繰り返し計算の収束は極めてよく、通常は2回程度の
繰り返しで十分である。
また、初期濃縮度εiとボイド率VF(中性子スペクト
ル)が既知量として与えられるが、特に沸騰水型原子炉
におけるボイド率VFは使用済燃料の軸方向の高さ毎に
ほぼ決まっており、詳細な計算なしに既知量として得る
ことができる。
本実施例において生ずる誤差は主に補正に用いるライブ
ラリーの内外挿、変数分離による独立の補正および中性
子発生率SLの近似補正に起因すると考えられるが、詳
細針筒の結果と比較すると、例えば燃焼度Bを1%以内
の精度で再現することができ、極めて優れた実用的手法
である。
また、この実施例において、実測データを用いて適用す
る場合の最も重要な相関曲線は中性子発生率S4と燃焼
度Bとの相関曲線であるが、通常は実験データで検証さ
れた計算コードを用いて鐸出される。
しかしながら、これにも多少の誤差があり、中性子発生
率S4から燃焼度Bを決定するに際して系統的な誤差が
生ずることがある。
この対策としては、多数の使用済燃料に対して測定を行
ない、原子炉運転監視コードで得られた燃焼度Bの値と
比較するのが望ましい。
すなわち、原子炉運転監視コードは使用済燃料1体毎の
燃焼度Bに対して高精度の値を算出することは困難であ
るが、多数の使用済燃料の平均値は原子炉の電気出力に
対して規格化されており、電気出力は高い精度で決定で
きるため、多数の使用済燃料の平均の燃焼度Bの値を正
しく求めることができる。従って、この比較により計算
で求めた中性子発生率S4と燃焼度Bとの相関曲線に系
統誤差があるかを判断することができ、相関曲線を容易
に修正することができる。
[発明の効果] 以上述べたように本発明の使用済燃料の非破壊測定方法
によれば、使用済燃料内に蓄積されている中性子を放出
する核種からの中性子を非破壊的に測定するパッシブ中
性子法のみにより、簡単゛に各種燃焼パラメータを求め
ることができる。
また、このパッシブ中性子法を実施する装置は小型で単
純であるため、本方法は実用性に極めて優れたものであ
る。
このようにして求められた燃焼パラメータは、原子炉設
計手法あるいは炉心運転監視手法の妥当性評価、使用済
燃料の輸送、貯蔵、再処理における安全性の確保と経演
性の向上および核物質の管理の面で極めて重要なもので
あり、これらの分野に多大な効果をもたらすことができ
る なお、以上述べた実施例では、使用済燃料に軽水炉の使
用済燃料集合体を用いた例について説明したが、本発明
はかかる実施例に限定されるものではな(、使用済燃料
が燃料棒あるいはペレットのような場合にも適用するこ
とができる。さらに軽水炉に限らず高速炉、重水炉、高
温ガス炉等にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の使用済燃料の非破壊測定方法の一実施例を
示すフローチャートである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)使用済燃料から放出される中性子により形成され
    る中性子束を測定し、前記使用済燃料に対して仮定した
    実効増倍率Keffを用いて前記測定で得られた中性子
    束から中性子発生率Sを求め、前記使用済燃料に対して
    仮定した燃焼度Bを用いて原子炉内照射中のスペクトル
    効果等の補正因子を評価し、中性子発生率Sと燃焼度B
    との相関関係を用いて燃焼度Bの一次近似値Bを求め、
    中性子発生率Sと全プルトニウム対全ウラン濃度比Pu
    /Uとの相関関係あるいは燃焼度Bと全プルトニウム対
    全ウラン濃度比Pu/Uとの相関関係を用いて全プルト
    ニウム対全ウラン濃度比Pu/Uの一次近似値(Pu/
    U)を求め、別に求められた^2^3^5U濃度、^2
    ^3^6Pu濃度、^2^4^1Pu濃度、無限増倍率
    K∞および実効増倍率Keffと燃焼度Bとの相関関係
    を用いてこれらの一次近似値^2^3^5U濃度、^2
    ^3^■Pu濃度、^2^4^1Pu濃度、無限増倍率
    K∞および実効増倍率Keffを求め、前記仮定して用
    いた実効増倍率Keffおよび燃焼度Bの代りに前記一
    次近似値として求められた実効増倍率Keffおよび燃
    焼度Bを用い前記手順を繰り返すことにより前記各燃焼
    パラメータの二次近似値を求め、さらにこの手順を複数
    回繰り返し実施することにより収束した前記各燃焼パラ
    メータを求めることを特徴とする使用済燃料の非破壊測
    定方法。
  2. (2)ウランを燃料とする使用済燃料に対して仮定した
    燃焼度Bを用い^2^3^6Pu、^2^4^0Pu等
    の長半減期の核種から放出される中性子発生率S_Lを
    別の計算等により求めた相関関係を用いて求め、中性子
    発生率Sと中性子発生率S_Lとの差から^2^4^4
    Cmに起因する中性子発生率S_4を求め、別に求めら
    れた^2^4^4Cmに起因する中性子発生率S_4と
    燃焼度Bとの相関関係を用いて前記仮定された燃焼度B
    を修正した一次近似の燃焼度Bを求めることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の使用済燃料の非破壊測定
    方法。
  3. (3)^2^3^6Pu、^2^4^0Pu等^2^4
    ^4Cmと^2^4^2Cmを除く核種に起因する中性
    子発生率S_Lは標準燃料の標準的な燃焼条件に対して
    求められた値に初期濃縮度、ボイド率、出力密度、冷却
    時間の効果等の必要な補正を行なって、測定位置の測定
    時点に対する値に等価な値で補正し、^2^4^4Cm
    に起因する中性子発生率S_4は初期濃縮度、ボイド率
    、出力密度、冷却時間効果等の必要な補正を行なって、
    実際の測定位置の測定時点の値を標準燃料の標準燃焼条
    件に対する値へ補正することを特徴とする特許請求の範
    囲第1項または第2項記載の使用済燃料の非破壊測定方
    法。
  4. (4)多数の使用済燃料に対して測定を行ない運転監視
    コードにより得られた燃焼度Bを測定で得られた燃焼度
    Bと比較することにより計算で求めた中性子発生率Sと
    燃焼度Bとの相関関係を補正することを特徴とする特許
    請求の範囲第1項ないし第3項のいずれか1項記載の使
    用済燃料の非破壊測定方法。
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