JP2017058070A - 空気調和装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アキュムレータ内の冷媒の突沸を抑制することができる空気調和装置を提供する。
【解決手段】空気調和装置は、室内熱交換器と、室外熱交換器と、コンプレッサと、アキュムレータ33とを備えている。アキュムレータ33は、冷媒回路のコンプレッサの上流部に介装されて、冷媒の液体分を貯留して主に冷媒の気体分をコンプレッサの吸入部に戻す。アキュムレータ33は、冷媒貯留部71と、冷媒流入部と、冷媒流出部と、撹拌装置90と、を有する。撹拌装置90は、冷媒流入部から冷媒貯留部71に流入する冷媒の流動エネルギーを受けて駆動され、冷媒貯留部71の内部に貯留されている冷媒の液体分を撹拌する。
【選択図】図2

Description

この発明は、空気調和装置に関するものである。
電気自動車等のエンジンを具備しない車両等においては、ヒートポンプサイクルを利用して暖房運転を行う空気調和装置が用いられることがある。
車両等で用いられるヒートポンプ式の空気調和装置の多くは、暖房用冷媒回路と冷房用冷媒回路を有し、両冷媒回路でコンプレッサや室外熱交換器が共用されている。また、コンプレッサの上流部(吸入側)には、暖房用冷媒回路と冷房用冷媒回路で共用されるアキュムレータが設けられることがある。アキュムレータは、冷媒回路内を循環する冷媒の余剰な液体分を貯留して、主に冷媒の気体分をコンプレッサの吸入部に戻すように機能する。このコンプレッサの上流部に配置されるアキュムレータは、暖房運転時に主に機能し、空気調和装置の運転停止時に多量の冷媒が液体となって内部に貯留される。また、冷媒には、少量の潤滑油が混入され、冷媒が冷媒回路内を循環するときにコンプレッサ等の機器内の摺動部に潤滑油が供給されるようになっている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開平9−14800号公報 特開2000−234822号公報
上記従来の空気調和装置においては、コンプレッサの吸入側にアキュムレータが接続され、運転の停止時には、多くの冷媒が液体となってアキュムレータ内に貯留される。そして、この状態から空気調和装置が起動されると、アキュムレータの内部が低圧になり、アキュムレータの内部に貯留されている冷媒の液体分が次第に気化して、コンプレッサに吸入される。
しかしながら、アキュムレータ内に貯留されている冷媒の液体分は、空気調和装置の起動時等に、液面下にあるものが過熱状態(何時でも液冷媒から気体冷媒に相変化する状態)で滞留することになる。このため、冷媒の温度がある過熱度を超えたときに冷媒の突沸を生じ、冷媒とともにコンプレッサに流入する潤滑油の量が過剰になる状況が考えられる。
そこでこの発明は、アキュムレータ内の冷媒の突沸を抑制することができる空気調和装置を提供しようとするものである。
この発明に係る空気調和装置は、上記課題を解決するために、内部を通過する冷媒と空調空気とが熱交換される室内熱交換器(例えば、実施形態の室内熱交換器55)と、内部を通過する冷媒と外気とが熱交換される室外熱交換器(例えば、実施形態の室外熱交換器24)と、前記室内熱交換器と前記室外熱交換器を接続する冷媒回路に介装され、吸入した冷媒を圧縮して吐出するコンプレッサ(例えば、実施形態のコンプレッサ21)と、前記冷媒回路の前記コンプレッサの上流部に介装され、冷媒の液体分を貯留して主に冷媒の気体分を前記コンプレッサの吸入部に戻すアキュムレータ(例えば、実施形態のアキュムレータ33)と、を備え、前記アキュムレータは、冷媒の液体分を貯留する冷媒貯留部(例えば、実施形態の冷媒貯留部71)と、冷媒を前記冷媒貯留部に流入させる冷媒流入部(例えば、実施形態の流入側接続口66)と、前記冷媒貯留部から冷媒の主に気体分を前記コンプレッサに戻す冷媒流出部(例えば、実施形態の流出側接続口67)と、前記冷媒流入部から前記冷媒貯留部に流入する冷媒の流動エネルギーを受けて駆動され、前記冷媒貯留部の内部に貯留されている冷媒の液体分を撹拌する撹拌装置(例えば、実施形態の撹拌装置90)と、を有する構成とした。
上記の構成により、コンプレッサが作動すると、アキュムレータ内の冷媒の気体分が冷媒流出部を通してコンプレッサに吸い込まれるとともに、アキュムレータの上流側に存在する冷媒が冷媒流入部を通して冷媒貯留部内に流入する。このとき、アキュムレータの冷媒貯留部に貯量されている冷媒の液体分は次第に気化してコンプレッサに吸い込まれる。また、冷媒流入部から冷媒貯留部内に冷媒が流入すると、その流入する冷媒の流動エネルギーを受けて撹拌装置が駆動される。撹拌装置は、冷媒貯留部の内部において貯留されている冷媒の液体分を撹拌する。これにより、冷媒の液体分が冷媒貯留部内で対流し、冷媒貯留部内の冷媒の液体分が過熱度の高まらない早期の段階で気化するようになる。
前記撹拌装置は、前記冷媒流入部から前記冷媒貯留部に流入する冷媒の流動エネルギーを受けて回転駆動される駆動翼(例えば、実施形態の駆動翼91)と、前記冷媒貯留部の内部で前記駆動翼と一体に回転する撹拌翼(例えば、実施形態の撹拌翼92)と、を有する構成としても良い。
この場合、駆動翼で受けた回転力によって冷媒貯留部内の撹拌翼を回転させ、撹拌翼によって冷媒貯留部内の冷媒の液体分を撹拌することができる。したがって、製造の容易な簡単な構成でありながら、冷媒貯留部内の冷媒の液体分を確実に対流させることができる。
前記室内熱交換器は、暖房運転時に前記コンプレッサから吐出された冷媒と空調空気とが熱交換される熱交換器であり、前記室外熱交換器は、暖房運転時に前記室内熱交換器の内部を通過した冷媒と外気とが熱交換される熱交換器であり、前記アキュムレータの冷媒流入部は、前記室外熱交換器の下流部に接続されるようにしても良い。
この場合、コンプレッサの停止時に、アキュムレータの冷媒貯留部内に多量の冷媒が液体となって貯留するため、撹拌装置の作動が、再始動時における冷媒の突沸を抑制するうえで特に有効になる。
この発明によれば、アキュムレータが撹拌装置を有し、その撹拌装置が、冷媒流入部から冷媒貯留部に流入する冷媒の流動エネルギーを受けて駆動して、冷媒貯留部内の冷媒の液体分を対流させることができる。したがって、この発明によれば、冷媒貯留部内の冷媒の液体分を過熱度の高まらない早期の段階で気化させ、冷媒の突沸を抑制することができる。
この発明の一実施形態に係る空気調和装置の構成図である。 この発明の一実施形態に係るアキュムレータの縦断面図である。 この発明の一実施形態に係る空気調和装置の構成図である。 この発明の一実施形態に係る空気調和装置の構成図である。 この発明の他の実施形態に係る空気調和装置の構成図である。 この発明の他の実施形態に係る空気調和装置の三方弁の構成図である。 この発明の他の実施形態に係る空気調和装置の三方弁の構成図である。 比較例の三方弁の構成図である。 この発明のさらに他の実施形態に係る空気調和装置の構成図である。
以下、この発明の一実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。
図1は、この実施形態に係る空気調和装置10の構成図である。
この実施形態に係る空気調和装置10は、車両の駆動源としてのエンジン(内燃機関)を具備していない電気自動車等に搭載され、ヒートポンプサイクルを利用して暖房運転を行う。空気調和装置10は、空調ユニット11と、冷媒が循環可能なヒートポンプサイクル12と、制御装置13と、を備えている。
空調ユニット11は、空調空気が流通するダクト51と、このダクト51内に収容されたブロワ52と、エバポレータ53(冷房用の室内熱交換器)と、エアミックスドア54と、暖房用の室内熱交換器55と、ヒータコア56と、を備えている。
ダクト51は、空調空気の流通方向における上流側に位置する空気取込口57、及び下流側に位置する空気吹き出し口58を有している。そして、上述したブロワ52、エバポレータ53、エアミックスドア54、暖房用の室内熱交換器55、及び、ヒータコア56は、空調空気の流通方向の上流側から下流側に向けてこの順で配置されている。
ブロワ52は、例えば制御装置13の制御により印加される駆動電圧に応じて駆動し、空気取込口57を通してダクト51内に取り込まれた空調空気(内気及び外気の少なくとも一方)を、下流側に向けて送出する。
エバポレータ53は、内部に流入した低圧の冷媒と周囲を通過する空調空気(ダクト51内を流れる空気)との間で熱交換を行い、冷媒が蒸発する際の吸熱によって、エバポレータ53の周囲を通過する空調空気を冷却する。
暖房用の室内熱交換器55は、内部を通過する高温かつ高圧の冷媒によって放熱可能であって、暖房用の室内熱交換器55の周囲を通過する空調空気を加熱する。
ヒータコア56は、ダクト51内における暖房用の室内熱交換器55よりも下流側に配置されている。ヒータコア56は、配管61を通して水加熱電気ヒータ62とウォータポンプ63に接続されている。ヒータコア56は、ウォータポンプ63の動作により、水加熱電気ヒータ62との間で水が循環する。そして、水加熱電気ヒータ62により加熱された水がヒータコア56に供給されることで、ヒータコア56の周囲を通過する空調空気を加熱する。
エアミックスドア54は、制御装置13の制御により駆動する不図示の駆動手段によって回動可能とされる。具体的に、エアミックスドア54は、ダクト51内のうち、暖房用の室内熱交換器55とヒータコア56に向かう通風経路(加熱経路)を開放する加熱位置(図3参照)と、加熱経路を迂回する通風経路(冷却経路)を開放する冷却位置(図4参照)と、の間で回動する。
ヒートポンプサイクル12は、例えば、上述したエバポレータ53及び暖房用の室内熱交換器55と、コンプレッサ21、暖房用膨張弁22、バイパス弁23、室外熱交換器24、冷房弁26、レシーバタンク25、サブコンデンサ27、逆止弁28、冷房用膨張弁29、冷房用補助熱交換器31、暖房弁32、アキュムレータ33、除湿弁34、及び蒸発能力制御弁35と、を備え、これら各構成部材が冷媒流路を介して接続されている。
コンプレッサ21は、吸入部がアキュムレータ33に接続され、吐出部が暖房用の室内熱交換器55に接続されている。コンプレッサ21は、制御装置13の制御によって駆動する駆動手段の駆動力を受けて駆動され、アキュムレータ33から冷媒の主に気体分を吸入するとともに、この冷媒を圧縮した後、高温かつ高圧の冷媒として上述した暖房用の室内熱交換器55側に吐出する。
暖房用膨張弁22は、いわゆる絞り弁であって、暖房用の室内熱交換器55から吐出された冷媒を膨張させた後、低温かつ低圧で気液2相(液相リッチ)の噴霧状の冷媒として室外熱交換器24に吐出する。
なお、コンプレッサ21の吐出部から暖房用の室内熱交換器55を経由して暖房用膨張弁22に至る通路は、高圧側主通路41とされている。
バイパス弁23は、暖房用の室内熱交換器55の下流部において、高圧側主通路41の暖房用膨張弁22を迂回して室外熱交換器24に接続される冷房用バイパス通路42上に設けられ、制御装置13により開閉制御される。なお、バイパス弁23は、暖房運転の実行時には閉状態とされ、冷房運転の実行時には開状態とされる。
これにより、暖房運転の実行時には、暖房用の室内熱交換器55から流出した冷媒は暖房用膨張弁22を通過して低温かつ低圧の状態で室外熱交換器24に流入する。一方、冷房運転の実行時には、暖房用の室内熱交換器55から流出した冷媒はバイパス弁23を通過して高温の状態で室外熱交換器24に流入する。
室外熱交換器24は、内部に流入した冷媒と室外雰囲気との間で熱交換を行なう。また、室外熱交換器24の前方には、室外熱交換器24に向けて送風可能なファン24aが配設されている。なお、ファン24aは、制御装置13の制御により駆動される。
室外熱交換器24は、暖房運転の実行時には、内部を通過する低温かつ低圧の冷媒によって室外雰囲気から吸熱可能であって、室外雰囲気からの吸熱によって冷媒を気化させる。一方、冷房運転の実行時には、室外熱交換器24は、内部を通過する高温の冷媒によって室外雰囲気へと放熱可能であって、例えば室外雰囲気への放熱及びファン24aの送風によって冷媒を冷却する。
冷房弁26は、冷媒流路のうち、室外熱交換器24の下流部に接続された冷房用主通路43上に設置され、制御装置13により開閉制御される。冷房弁26は、冷房運転の実行時には開状態とされ、暖房運転の実行時には閉状態とされる。
レシーバタンク25は、冷房用主通路43のうち、冷房弁26の下流側に設置されている。レシーバタンク25は、冷房運転時に、室外熱交換器24を通過して冷房用主通路43内に流入した冷媒のうち、余剰の冷媒を貯留する。
サブコンデンサ27は、冷房用主通路43のうち、レシーバタンク25よりも下流側に設置され、内部に流入した冷媒と室外雰囲気との間で熱交換を行う。
逆止弁28は、冷房用主通路43のうち、サブコンデンサ27よりも下流側に設置されている。逆止弁28は、冷房運転の実行時において、サブコンデンサ27を通過した冷媒を下流側に向けて流通させ、除湿運転の実行時において、冷房用主通路43のうち、逆止弁28よりも上流側(サブコンデンサ27側)への冷媒の逆流を防止する。
冷房用膨張弁29は、いわゆる絞り弁であって、冷房用主通路43のうちの、逆止弁28とエバポレータ53の流入口との間に接続されている。冷房用膨張弁29は、制御装置13によって制御される弁開度に応じて逆止弁28を通過した冷媒を、膨張させた後、低温かつ低圧で気液2相(気相リッチ)の噴霧状の冷媒としてエバポレータ53に吐出する。
冷房用補助熱交換器31は、冷房用主通路43のうち、冷房用膨張弁29よりも上流側に位置する上流部分と、エバポレータ53よりも下流側に位置する下流部分と、の間を跨るように配置されている。冷房用補助熱交換器31は、冷房運転の実行時において、上述した上流部分及び下流部分の間で熱交換を行い、上流部分の冷媒をエバポレータ53内に流入する前に冷却する。
なお、この実施形態における冷房用主通路43は、室外熱交換器24の下流部から冷房弁26、レシーバタンク25、サブコンデンサ27、逆止弁28、冷房用補助熱交換器31、冷房用膨張弁29、エバポレータ53、蒸発能力制御弁35を経由してアキュムレータ33に接続される通路である。
暖房弁32は、冷房用主通路43を迂回して室外熱交換器24の下流部とアキュムレータ33を接続する暖房用バイパス通路44上に設置されている。暖房弁32は、制御装置13により開閉制御される。暖房弁32は、暖房運転の実行時には開状態とされ、冷房運転の実行時には閉状態とされる。
アキュムレータ33は、冷房用主通路43の下流端と暖房用バイパス通路44の下流端を接続する合流部46と、上述したコンプレッサ21と、の間に接続されている。アキュムレータ33は、合流部46から流入した冷媒を気液に分離し、冷媒の余剰の液体分(液相)を内部に貯留するとともに、冷媒の主に気体分(気相)をコンプレッサ21に吸入させる。
図2は、アキュムレータ33の内部の詳細構造を示す図である。このアキュムレータ33の内部構造については後に詳述する。
除湿弁34は、冷房用主通路43における逆止弁28よりも下流側に位置する部分と、高圧側主通路41における暖房用の室内熱交換器55よりも下流側に位置する部分と、を接続する除湿流路48上に設置され、制御装置13により開閉制御される。除湿弁34は、除湿運転の実行時に開状態とされ、それ以外の運転(冷房運転及び暖房運転)の実行時には閉状態とされる。
蒸発能力制御弁35は、冷房用主通路43のうち、エバポレータ53と冷房用補助熱交換器31との間に設置され、制御装置13によって開閉制御される。蒸発能力制御弁35は、除湿運転の実行時において、冷房運転の実行時に比べて開度が小さくなるように制御される。
ここで、この実施形態においては、暖房運転時に冷媒が内部を循環する暖房用冷媒回路と、冷房運転時に冷媒が内部を循環する冷房用冷媒回路と、を備え、両冷媒回路が、コンプレッサ21と室外熱交換器24とアキュムレータ33を共用している。
暖房用冷媒回路は、暖房用の室内熱交換器55と暖房用膨張弁22を経由して、コンプレッサ21の吐出部と室外熱交換器24の上流部を接続する高圧側主通路41と、冷房用主通路43を迂回して室外熱交換器24の下流部とアキュムレータ33を接続する暖房用バイパス通路44と、を有している。また、冷房用冷媒回路は、冷房用膨張弁29やエバポレータ53を経由して室外熱交換器24の下流部とアキュムレータ33を接続する冷房用主通路43と、暖房用の室内熱交換器55を経由する高圧側主通路41の一部と冷房用バイパス通路42とから成り暖房用膨張弁22を迂回してコンプレッサ21の吐出部と室外熱交換器24の上流部を接続する通路と、を有している。
また、暖房用冷媒回路と冷房用冷媒回路を含む冷媒回路内には、内部を循環する冷媒が充填されているが、その冷媒には、コンプレッサ21等の回路内の機器の摺動部を潤滑するための潤滑油が混入されている。潤滑油は、コンプレッサ21を高回転で作動する必要のある暖房運転時を想定し、暖房運転時にコンプレッサ21を充分に潤滑し得る量が冷媒に混入されている。
次に、上述した空気調和装置10の動作について説明する。図3は、暖房運転時における空気調和装置10の動作を示す説明図であり、図4は、冷房運転時における空気調和装置10の動作を示す説明図である。なお、図中において、鎖線は冷媒の高圧状態、実線は冷媒の低圧状態を示し、破線は冷媒の流通しない部分を示している。
(暖房運転)
暖房運転時には、図3に示すように、エアミックスドア54は加熱経路を開放する加熱位置とされ、暖房弁32は開状態とされる。なお、暖房運転時において、バイパス弁23、冷房弁26、除湿弁34、及び蒸発能力制御弁35は閉状態とされる。
この場合、コンプレッサ21から吐出された高温かつ高圧の冷媒は、暖房用の室内熱交換器55における放熱によってダクト51内の空調空気を加熱する。
そして、暖房用の室内熱交換器55を通過した冷媒は、暖房用膨張弁22によって膨張させられて液相リッチの気液2相の噴霧状とされ、その後、室外熱交換器24において室外雰囲気から吸熱して気相リッチの気液2相の噴霧状となる。室外熱交換器24を通過した冷媒は、暖房用バイパス通路44と合流部46を通ってアキュムレータ33に流入する。アキュムレータ33に流入した冷媒は、その内部において気液分離され、主に気相の冷媒(冷媒の液体分)がコンプレッサ21に吸入される。
このとき、空調ユニット11のダクト51内を流れる空調空気は、エバポレータ53を通過した後、加熱経路内で暖房用の室内熱交換器55及びヒータコア56を通過する。そして、空調空気は、暖房用の室内熱交換器55及びヒータコア56を通過する際に加熱された後、吹き出し口58を通って車室内に暖房として供給される。
(冷房運転)
冷房運転時には、図4に示すように、エアミックスドア54は、エバポレータ53を通過した空調空気が冷却経路を通過する冷却位置とされ、バイパス弁23、冷房弁26、及び蒸発能力制御弁35は開状態とされる。なお、暖房用膨張弁22、暖房弁32及び除湿弁34は閉状態とされる。
この場合、コンプレッサ21から吐出された高温かつ高圧の冷媒は、暖房用の室内熱交換器55とバイパス弁23とを通過して、室外熱交換器24において室外雰囲気へと放熱された後、冷房用主通路43内に流入する。そして、冷媒は、レシーバタンク25で余剰分を回収された後、サブコンデンサ27において室外雰囲気へと再び放熱される。その後、冷媒は冷房用膨張弁29によって膨張させられて液相リッチの気液2相の噴霧状とされ、次に、エバポレータ53における吸熱によってダクト51内の空調空気を冷却する。
そして、エバポレータ53を通過した気相リッチの気液2相の冷媒は、冷房用補助熱交換器31において熱交換された後、アキュムレータ33内に流入する。アキュムレータ33に流入した気相リッチの冷媒は、その内部において気液分離され、主に気相の冷媒(冷媒の気体分)がコンプレッサ21に吸入される。
このとき、空調ユニット11のダクト51内を流れる空調空気は、エバポレータ53を通過する際に冷却された後、暖房用の室内熱交換器55を迂回して吹き出し口58から車室内に冷房として供給される。
つづいて、この実施形態の空気調和装置10で用いられるアキュムレータ33の詳細構造について図2を参照して説明する。
アキュムレータ33は、円柱状の筒状容器によってハウジング65が構成され、そのハウジング65の上壁65Aに、冷房用主通路43や暖房用バイパス通路44に接続される流入側接続口66と、コンプレッサ21の吸入部に接続される流出側接続口67とが設けられている。
この実施形態においては、流入側接続口66がアキュムレータ33の冷媒流入部を構成し、流出側接続口がアキュムレータ33の冷媒流出部を構成している。
ハウジング65内の上壁65Aの直下位置には、上壁65Aとの間に設定隙間をもって支持壁68が取り付けられている。支持壁68には、流入側接続口66から流入した冷媒をハウジング65内の支持壁68の下方の空間に導入する導入口が68aが形成されている。
この実施形態においては、ハウジング65内の支持壁68よりも下方側の空間部を形成する部分が、気液分離された冷媒の液体分を貯留するアキュムレータ33の冷媒貯留部71を構成している。
支持壁68には、上端部が流出側接続口67に接続され下端側がハウジング65内の底壁の近傍部まで延出する流出パイプ69が取り付けられている。流出パイプ69の下端には、流出パイプ69の内外を連通する複数の貫通孔70aを有する端部部品70が取り付けられている。また、流出パイプ69の径方向外側には、流出パイプ69よりも径の大きいガイドパイプ72が流出パイプ69と同軸に配置されている。ガイドパイプ72は、下端部がハウジング65内の底面に固定されるとともに、上端部が支持壁68の直下の空間部に開口している。流入側接続口66と導入口68aを通して冷媒貯留部71の上方空間に流入した冷媒の気体分は、ガイドパイプ72の上端部からガイドパイプ72と流出パイプ69の間の隙間と、端部部品70の貫通孔70aを通り、流出パイプ69の内部と流出側接続口67を通ってコンプレッサ21の吸入部に吸入される。
なお、ガイドパイプ72の下端近傍の周壁部には連通孔73が形成されている。
また、ハウジング65内の支持壁68には、冷媒貯留部71の内部に貯留されている冷媒の液体分を撹拌する撹拌装置90が設置されている。撹拌装置90は、流入側接続口66から冷媒貯留部71に流入する冷媒の流動エネルギーを受けて回転駆動される駆動翼91と、冷媒貯留部71の内部で駆動翼91と一体に回転する撹拌翼92と、を有している。駆動翼91と撹拌翼92は、支持壁68を貫通する連結ロッド93によって同軸に、かつ一体に連結されている。連結ロッド93は、流入側接続口66の直下位置において、軸受94を介して支持壁68に回転自在に支持されている。
駆動翼91は、流入側接続口66の直下位置に配置され、流入側接続口66から導入口68aを通って冷媒貯留部71内に流れ込む冷媒の流れによって回転力を付与される。また、撹拌翼92は、冷媒貯留部71内のうちの、暖房運転時に貯留される冷媒の液体分の液面下に没する高さに配置されている。
なお、図2中の符号95は、冷媒貯留部71内に設置されて冷媒中に混入している水分を乾燥させるための乾燥剤であり、符号Lは、冷媒貯留部71内に貯留されている冷媒の液体分である。
つづいて、アキュムレータ33の機能について説明する。
暖房運転後にコンプレッサ21が長時間停止すると、冷媒回路内の冷媒がアキュムレータ33の冷媒貯留部71内に液化した状態で貯留される。このため、アキュムレータ33の冷媒貯留部71内には冷媒の液体分が多量に貯留される。
この状態からコンプレッサ21が起動されると、アキュムレータ33内の冷媒の気体分が流出側接続口67を通してコンプレッサ21の吸入部に吸い込まれるとともに、暖房用バイパス通路44内に存在する冷媒が流入側接続口66を通して冷媒貯留部71内に流入する。このとき、アキュムレータ33の冷媒貯留部71内は低圧になり、冷媒貯留部71内に貯留されている冷媒の液体分は次第に気化してコンプレッサ21の吸入部に吸い込まれる。
また、アキュムレータ33の流入側接続口66から冷媒貯留部71内に冷媒が流入すると、流入側接続口66から導入口68aに向かう冷媒の流れが、撹拌装置90の駆動翼91を回転させる。こうして撹拌装置90の駆動翼91が回転すると、冷媒貯留部71内の撹拌翼92が駆動翼91に連動して回転する。これにより、撹拌翼92が冷媒貯留部71内に貯留されている冷媒の液体分を撹拌するようになる。この結果、冷媒貯留部71内の冷媒の液体分は、撹拌翼92によって撹拌されて冷媒貯留部71内を対流するようになり、過熱度が大きく高まらない早期の段階で速やかに気化するようになる。
以上のように、この実施形態に係る空気調和装置10は、アキュムレータ33内の撹拌装置90が、流入側接続口66から冷媒貯留部71に流入する冷媒の流動エネルギーを受けて冷媒貯留部71内の冷媒の液体分を対流させることができるため、冷媒貯留部71内の冷媒の液体分を過熱度の高まらない早期の段階で気化させ、冷媒の突沸を抑制することができる。したがって、実施形態に係る空気調和装置10においては、冷媒貯留部71内の冷媒が突沸することにより、冷媒に混入している潤滑油が過剰にコンプレッサ21内に入り込むのを防止することができる。
また、この実施形態に係る空気調和装置10では、アキュムレータ33内に設置する撹拌装置90が、冷媒の流動エネルギーを受けて回転駆動される駆動翼91と、冷媒貯留部71の内部で駆動翼91と一体に回転する撹拌翼92と、を有する構成とされている。このため、製造の容易な簡単な構造でありながら、冷媒貯留部71内の冷媒の液体分を確実に対流させることができる。
次に、図5〜図7に示す他の実施形態について説明する。
この他の実施形態は、冷媒回路の構成だけが異なり、アキュムレータ33等の回路内の機器の基本構成はほぼ同様とされている。なお、図5〜図7においては、上記の実施形態と共通部分に同一符号を付してある。
図5は、他の実施形態に係る空気調和装置110の全体構成を示す図である。
この空気調和装置110の冷媒回路は、上記の実施形態と同様に暖房用冷媒回路と冷房用冷媒回路で、コンプレッサ21と室外熱交換器24とアキュムレータ33とを共用している。
室外熱交換器24の下流部には、冷房用膨張弁29とエバポレータ53を経由してアキュムレータ33に接続される冷房用主通路43と、冷房用膨張弁29とエバポレータ53を迂回してアキュムレータ33に接続される暖房用バイパス通路44とが、冷房弁26と暖房弁32によって切り換え可能に接続されている。
また、コンプレッサ21の吐出部には、暖房用の室内熱交換器55と暖房用膨張弁22を経由して室外熱交換器24の上流部に接続される暖房用主通路97と、暖房用の室内熱交換器55と暖房用膨張弁22を迂回して室外熱交換器24の上流部に接続される冷房用バイパス通路99とが、コンプレッサ21の吐出部に設けられた三方弁98を介して切り換え可能に接続されている。
この実施形態では、冷房運転時には、三方弁98がコンプレッサ21の吐出部を冷房用バイパス通路99側に接続し、暖房弁32が閉じ冷房弁26が開くことにより、室外熱交換器24の下流部を冷房用主通路43側に接続する。これにより、冷房運転時には、コンプレッサ21の吐出部から吐出された冷媒が、冷房用バイパス通路99と冷房用主通路43を通ってアキュムレータ33に流入する。
また、暖房運転時には、三方弁98がコンプレッサ21の吐出部を暖房用主通路97側に接続し、冷房弁26が閉じ暖房弁32が開くことにより、室外熱交換器24の下流部を暖房用バイパス通路44側に接続する。これにより、暖房運転時には、コンプレッサ21の吐出部から吐出された冷媒が、暖房用主通路97と暖房用バイパス通路44を通ってアキュムレータ33に流入する。
この実施形態の場合、上記の実施形態と異なり、冷房運転時には、三方弁98による通路の切り換えによってコンプレッサ21から吐出された冷媒が暖房用の室内熱交換器55の内部を通過することなく直接室外熱交換器24の上流部に流入する。このため、冷房運転時に暖房用室内熱交換器55で不要な熱損失を生じないため、冷房効率をより高めることができる。
さらに、この実施形態では、冷房運転時に暖房用の室内熱交換器55内に冷媒が流れないことから、冷房運転時に暖房用の室内熱交換器55での放熱によって暖房用の室内熱交換器55の内部に液化した冷媒や潤滑油が滞留するのを防ぐことができる。また、この実施形態の場合、冷房運転時には、冷媒が通路長の短い冷房用バイパス通路99を通過するため、通路長の長い通路を冷媒が流通することによる不要な圧力損失を低減することができる。
図6,図7は、空気調和装置110で用いられる三方弁98の内部構造を示す図である。以下、図6,図7に示す三方弁98の具体的な構造について説明する。
三方弁98は、コンプレッサ21の吐出部に接続される第1通路111と、暖房用主通路97に接続される第2通路112と、冷房用バイパス通路99に接続される第3通路113と、第1通路111を第2通路112と第3通路113のいずれかに選択的に接続する電磁弁114と、第3通路113に介装されて、第3通路113の上流部113aと下流部113bの接続部を開閉する開閉弁115と、開閉弁115にパイロット圧を導入するパイロット弁116と、を備えている。
開閉弁115は、常閉型の弁であり、第3通路113の上流部113aの圧力と、パイロット弁116によって制御されるパイロット圧との差圧に応じて開閉作動する。具体的には、開閉弁115は、第3通路113の上流部113aの圧力とパイロット圧との圧力差が所定値に達するまでは、第3通路113の上流部113aと下流部113bの間を遮断状態に維持し、第3通路113の上流部113aの圧力とパイロット圧との圧力差が所定値以上になったときに、第3通路113の上流部113aと下流部113bの間を接続状態に維持する。
パイロット弁116は、第3通路113の上流部113aと、外部の低圧通路117(例えば、冷媒回路内のコンプッサ21の吸入側の通路)を接続するパイロット圧生成通路118内に介装されている。パイロット圧生成通路118には、オリフィス119が設けられており、パイロット弁116は、オリフィス119の下流側に配置されている。
また、パイロット弁116は、常閉型の開閉弁であり、電磁弁114に対して機械的に連動可能に構成されている。具体的には、パイロット弁116は、電磁弁114が第1通路111と第2通路112を接続する弁位置にあるときに、パイロット圧生成通路118を閉じ、電磁弁114が第1通路111と第3通路113を接続する弁位置に切り換わったときにパイロット圧生成通路118を開くように、電磁弁114と連動する。
以上のように構成された三方弁98は、図6に示すように、電磁弁114がOFF状態のときには、電磁弁114が第1通路111と第2通路112を接続状態に維持している。このとき、パイロット弁116はパイロット圧生成通路118を閉じているため、オリフィス119の前後差圧は所定値よりも小さくなっている。このため、第3通路113は、開閉弁115によって閉じられている。
この結果、コンプレッサ21の吐出部は、暖房用主通路97に対して接続状態に維持される。
また、三方弁98は、図7に示すように、電磁弁114がON状態になると、電磁弁114が第1通路111の接続を第3通路113側に切り換える。このとき、パイロット弁116は、電磁弁114の切り換え作動に連動してパイロット圧生成通路118を開く。これにより、オリフィス119の前後差圧が所定値以上に大きくなり、第3通路113が開閉弁115によって開かれる。
この結果、コンプレッサ21の吐出部は、冷房用バイパス通路99側に接続が切り換えられる。
ところで、この実施形態に係る三方弁98は、パイロット圧生成通路118の下流部が三方弁98の外部の低圧通路117に接続されている。このため、パイロット圧生成通路118の下流部を、三方弁98内の開閉弁115の下流位置に接続する場合と異なり、第3通路113内での圧力損失を小さくすることができる。
このことについて、図8に示す比較例を参照して説明する。
図8に示す比較例の三方弁98Aは、パイロット圧生成通路118Aの下流部が、第3通路113内の開閉弁115よりも下流位置(下流部113b)に接続されている。この比較例の三方弁98Aは、開閉弁115の内部の冷媒の流通抵抗を利用してオリフィス119の前後に差圧を作るものである。この三方弁98Aは、特に、第3通路113を流れる冷媒が低流量かつ低圧であるときにも開閉弁115を開弁状態に維持できるように、開閉弁115の内部の流通抵抗(圧力損失)を大きく設定せざるを得ない。
これに対し、図6,図7に示す実施形態に係る三方弁98は、パイロット圧生成通路118の下流部が三方弁98の外部の低圧通路117に接続されているため、開閉弁115の内部の流通抵抗(圧力損失)を小さく設定することができる。
したがって、この実施形態に係る空気調和装置110は、冷房運転時に、冷媒が通路長の短い冷房用バイパス通路99を通過するとともに、三方弁98の内部を冷媒が通過するときの流通抵抗も小さくなるため、冷房運転時における不要な圧力損失をより低減することができる。
また、図5〜図7に示した他の実施形態に係る空気調和装置110においては、暖房用の室内熱交換器55と暖房用膨張弁22を経由する暖房用主通路97と、暖房用の室内熱交換器55と暖房用膨張弁22を迂回する冷房用バイパス通路99とが三方弁98によって切り換えられるようになっているが、暖房用主通路97と冷房用バイパス通路99とは、図9に示すさらに他の実施形態のように、一対の開閉弁120,121によって切り換えるようにしても良い。
図9に示すさらに他の実施形態に係る空気調和装置210は、コンプレッサ21の吐出側の暖房用主通路97と冷房用バイパス通路99との分岐部の近傍に、暖房用主通路97を開閉する電磁式の開閉弁120と、冷房用バイパス通路99を開閉する電磁式の開閉弁121が介装されている。そして、冷房運転時には、暖房用主通路97を開閉弁120によって閉じ、かつ冷房用バイパス通路99を開閉弁121によって開くことにより、コンプレッサ21の吐出部を冷房用バイパス通路99を通して室外熱交換器24側に接続する。また、暖房運転時には、冷房用バイパス通路99を開閉弁121によって閉じ、かつ暖房用主通路97を開閉弁120によって開くことにより、コンプレッサ21の吐出部を暖房用主通路97を通して室外熱交換器24側に接続する。
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。
10,110…空気調和装置
21…コンプレッサ
24…室外熱交換器
33…アキュムレータ
55…室内熱交換器55
66…流入側接続口(冷媒流入部)
67…流出側接続口(冷媒流出部)
71…冷媒貯留部
90…撹拌装置
91…駆動翼
92…撹拌翼

Claims (3)

  1. 内部を通過する冷媒と空調空気とが熱交換される室内熱交換器と、
    内部を通過する冷媒と外気とが熱交換される室外熱交換器と、
    前記室内熱交換器と前記室外熱交換器を接続する冷媒回路に介装され、吸入した冷媒を圧縮して吐出するコンプレッサと、
    前記冷媒回路の前記コンプレッサの上流部に介装され、冷媒の液体分を貯留して主に冷媒の気体分を前記コンプレッサの吸入部に戻すアキュムレータと、
    を備え、
    前記アキュムレータは、
    冷媒の液体分を貯留する冷媒貯留部と、
    冷媒を前記冷媒貯留部に流入させる冷媒流入部と、
    前記冷媒貯留部から冷媒の主に気体分を前記コンプレッサに戻す冷媒流出部と、
    前記冷媒流入部から前記冷媒貯留部に流入する冷媒の流動エネルギーを受けて駆動され、前記冷媒貯留部の内部に貯留されている冷媒の液体分を撹拌する撹拌装置と、
    を有することを特徴とする空気調和装置。
  2. 前記撹拌装置は、前記冷媒流入部から前記冷媒貯留部に流入する冷媒の流動エネルギーを受けて回転駆動される駆動翼と、前記冷媒貯留部の内部で前記駆動翼と一体に回転する撹拌翼と、を有していることを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 前記室内熱交換器は、暖房運転時に前記コンプレッサから吐出された冷媒と空調空気とが熱交換される熱交換器であり、
    前記室外熱交換器は、暖房運転時に前記室内熱交換器の内部を通過した冷媒と外気とが熱交換される熱交換器であり、
    前記アキュムレータの冷媒流入部は、前記室外熱交換器の下流部に接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和装置。
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