JP2017058049A - 吸収ヒートポンプシステム - Google Patents

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知行 内村
青山 淳
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淳 青山
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Abstract

【課題】比較的温度が低い熱源の熱をも有効利用することができる吸収ヒートポンプシステムを提供する。【解決手段】吸収ヒートポンプシステム1は、第1の蒸発器120と、吸収熱で第1の吸収被加熱流体流路111を流れる流体Rを加熱する第1の吸収器110と、第1の再生器130と、凝縮熱で第1の凝縮被加熱流体流路141を流れる流体Rを加熱する第1の凝縮器140と、第2の冷媒加熱流体流路221を流れる流体Rの熱で冷媒の蒸気Ve2を生成する第2の蒸発器220と、第2の吸収器210と、第2の再生器230と、導入した冷媒の蒸気Vg2を凝縮させた際に生じた凝縮熱で第2の凝縮被加熱流体Fcを加熱する第2の凝縮器240とを備え、第1の吸収被加熱流体流路111及び/又は第1の凝縮被加熱流体流路141と第2の冷媒加熱流体流路221とが接続されて流体Rが循環する熱運搬流体循環流路71が形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は吸収ヒートポンプシステムに関し、特に比較的温度が低い熱源の熱をも有効利用することができる吸収ヒートポンプシステムに関する。
低温熱源から高温熱源へ熱を移動させる熱源機械として、吸収ヒートポンプがある。吸収ヒートポンプは、冷媒液を蒸発させる蒸発器、冷媒蒸気を吸収液で吸収させる吸収器、吸収液から冷媒を離脱させる再生器、冷媒蒸気を凝縮させる凝縮器を主要構成として備えている。増熱型の吸収ヒートポンプでは、蒸発器に導入された低温熱源から熱を汲み上げて、吸収器において吸収液が冷媒蒸気を吸収する際に発生する吸収熱及び凝縮器において冷媒蒸気が凝縮する際に発生する凝縮熱で被加熱媒体を加熱する。蒸発器に導入する低温熱源流体として、河川水、下水等を利用することが公知である(例えば、特許文献1参照。)。
特開平4−73555号公報
これまでの吸収ヒートポンプにおいて利用可能な低温熱源流体の温度は20〜30℃であり、この温度よりも低い、例えば冬季に5〜10℃で取り出されるといわれる地中熱を低温熱源とするのは困難であった。
本発明は上述の課題に鑑み、比較的温度が低い熱源の熱をも有効利用することができる吸収ヒートポンプシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様に係る吸収ヒートポンプシステムは、例えば図1(A)に示すように、第1の冷媒加熱流体Qを流す第1の冷媒加熱流体流路121を有し、第1の冷媒加熱流体Qが保有する熱で冷媒の液Vfを加熱し蒸発させて冷媒の蒸気Ve1を生成する第1の蒸発器120と;第1の吸収被加熱流体流路111を有すると共に、第1の蒸発器120において生成された冷媒の蒸気Ve1を導入し吸収液Sa1に吸収させた際に生じた吸収熱で第1の吸収被加熱流体流路111を流れる流体Rを加熱する第1の吸収器110と;第1の吸収器110において冷媒の蒸気Ve1を吸収した吸収液Sw1を導入し加熱して、吸収液Sw1から冷媒Vg1を離脱させて吸収液Sw1の濃度を上昇させる第1の再生器130と;第1の凝縮被加熱流体流路141を有すると共に、第1の再生器130において吸収液Sw1から離脱した冷媒の蒸気Vg1を導入し、導入した冷媒の蒸気Vg1を凝縮させた際に生じた凝縮熱で第1の凝縮被加熱流体流路141を流れる流体Rを加熱する第1の凝縮器140と;第2の冷媒加熱流体流路221を有し、第2の冷媒加熱流体流路221を流れる流体Rが保有する熱で冷媒の液Vfを加熱し蒸発させて冷媒の蒸気Ve2を生成する第2の蒸発器220と;第2の吸収被加熱流体Faを流す第2の吸収被加熱流体流路211を有し、吸収液Sa2が冷媒の蒸気Ve2を吸収した際に生じた吸収熱で第2の吸収被加熱流体流路211を流れる第2の吸収被加熱流体Faを加熱する第2の吸収器210と;第2の吸収器210において冷媒の蒸気Ve2を吸収した吸収液Sw2を導入し加熱して、吸収液Sw2から冷媒Vg2を離脱させて吸収液Sw2の濃度を上昇させる第2の再生器230と;第2の凝縮被加熱流体Fcを流す第2の凝縮被加熱流体流路241を有すると共に、第2の再生器230において吸収液Sw2から離脱した冷媒の蒸気Vg2を導入し、導入した冷媒の蒸気Vg2を凝縮させた際に生じた凝縮熱で第2の凝縮被加熱流体Fcを加熱する第2の凝縮器240とを備え;第1の吸収被加熱流体流路111及び第1の凝縮被加熱流体流路141の少なくとも一方と第2の冷媒加熱流体流路221とが接続されて流体Rが循環する熱運搬流体循環流路71が形成されている。
このように構成すると、比較的温度が低い熱源を導入して被加熱流体の温度を上昇させることができ、比較的温度が低い熱源の熱を有効利用することができる。
また、本発明の第2の態様に係る吸収ヒートポンプシステムは、例えば図1(B)に示すように、上記本発明の第1の態様に係る吸収ヒートポンプシステム1Aにおいて、熱運搬流体循環流路71を流れる流体Rと、外部の排熱源Xとを熱交換させる排熱回収熱交換器53を備える。
このように構成すると、比較的温度が低い排熱を回収することができ、省エネルギーを図ることができる。
また、本発明の第3の態様に係る吸収ヒートポンプシステムは、例えば図1(A)に示すように、上記本発明の第1の態様又は第2の態様に係る吸収ヒートポンプシステム1において、第1の凝縮器140の冷媒の液Vfを直接又は間接的に第1の再生器130に導く冷媒液バイパス流路146であって、流路を開閉する開閉弁147を有する冷媒液バイパス流路146を備える。
このように構成すると、開閉弁を開けることによって、第1の再生器において吸収液の加熱に利用された熱を第1の凝縮器に移動させることができ、第1の冷媒加熱流体から採取する熱量を増加させずに、第2の吸収器における第2の吸収被加熱流体の加熱及び第2の凝縮器における第2の凝縮被加熱流体の加熱を行うことができる。
本発明によれば、比較的温度が低い熱源を導入して被加熱流体の温度を上昇させることができ、比較的温度が低い熱源の熱を有効利用することができる。
(A)は本発明の実施の形態に係る吸収ヒートポンプシステムの模式的系統図、(B)は本発明の実施の形態の変形例に係る吸収ヒートポンプシステムの排熱回収熱交換器まわりの部分系統図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において互いに同一又は相当する部材には同一あるいは類似の符号を付し、重複した説明は省略する。
まず図1を参照して、本発明の実施の形態に係る吸収ヒートポンプシステム1を説明する。図1は、吸収ヒートポンプシステム1の模式的系統図である。吸収ヒートポンプシステム1は、第1吸収器110と、第1蒸発器120と、第1再生器130と、第1凝縮器140と、第2吸収器210と、第2蒸発器220と、第2再生器230と、第2凝縮器240とを備えている。吸収ヒートポンプシステム1の吸収ヒートポンプ部分は、単段の吸収ヒートポンプを2台組み合わせたような構成になっているが、これらは物理的に2つに分かれている必要はなく、同一の装置(筐体)の中に2つのサイクルを有する構成であってもよい。
第1吸収器110は、循環液Rを流す第1吸収器伝熱管111を内部に有している。第1吸収器110は第1の吸収器に相当し、第1吸収器伝熱管111は第1の吸収被加熱流体流路に相当する。本実施の形態では、第1吸収器伝熱管111を流れる循環液Rを、特に吸収循環液Raということとする。第1吸収器110には、第1蒸発器120で生成された冷媒の蒸気である第1蒸発器冷媒蒸気Ve1を導入する第1蒸発冷媒蒸気管129と、比較的濃度が高い吸収液である第1濃溶液Sa1を導入する第1濃溶液管135と、第1濃溶液Sa1よりも濃度が低い第1希溶液Sw1を流出する第1希溶液管115とが接続されている。本実施の形態では、冷媒として水(HO)が、吸収液としてLiBr水溶液が用いられている。第1吸収器110に導入された第1蒸発器冷媒蒸気Ve1及び第1濃溶液Sa1は、第1吸収器伝熱管111の外側に存在することとなる。第1吸収器110は、導入した第1濃溶液Sa1が第1蒸発器冷媒蒸気Ve1を吸収する際に吸収熱を発生させ、この吸収熱を、第1吸収器伝熱管111を流れる循環液Rが受熱して、循環液Rが加熱されるように構成されている。第1吸収器110に導入される第1濃溶液Sa1は、第1吸収器伝熱管111の外表面に濡れ広がるように、スプレーノズル(不図示)を用いて散布してもよい。
第1蒸発器120は、第1の冷媒加熱流体としての低温熱源水Qを流す第1蒸発器加熱管121を内部に有している。第1蒸発器120は第1の蒸発器に相当し、第1蒸発器加熱管121は第1の冷媒加熱流体流路に相当する。第1蒸発器120には、第1蒸発器冷媒蒸気Ve1を第1吸収器110に供給する第1蒸発冷媒蒸気管129と、冷媒の液である冷媒液Vfを第1凝縮器140から導入する第1冷媒液管145とが接続されている。第1蒸発器120に導入された冷媒液Vfは、第1蒸発器加熱管121の外側に存在することとなる。第1蒸発器120は、導入した冷媒液Vfが、第1蒸発器加熱管121を流れる低温熱源水Qに加熱されて蒸発することで、第1蒸発器冷媒蒸気Ve1が生成されるように構成されている。
低温熱源水Qは、本実施の形態では、熱源水循環部67によって、地中Gに設けられた地中熱交換器61との間を循環されることで、温度が調節されるように構成されている。地中熱交換器61は、地中Gと低温熱源水Qとの間で熱交換を行わせる機器である。地中熱交換器61は、本実施の形態では、地中Gを鉛直方向に掘削し、掘削した孔にUチューブ62を挿入し、Uチューブ62が挿入された掘削孔を埋め戻して構成される、いわゆるボアホール方式となっている。地中Gは、地表から概ね10mよりも深い部分の温度が1年を通じて安定している。したがって、掘削孔は、Uチューブ62が10mよりも深い部分まで達するように、10mよりも深くなっており、20m、30mの深さとしてもよく、50m〜100m程度の深さとしてもよい。Uチューブ62には、低温熱源水Qが流れるようになっている。1つの掘削孔には、典型的には1対又は2対のUチューブ62が挿入される。地中熱交換器61は、地中Gと低温熱源水Qとの交換熱量に応じて、Uチューブ62が挿入された掘削孔を複数設け、各掘削孔に挿入されたUチューブ62を並列に接続した構成にしてもよい。
熱源水循環部67は、熱源水往管65と、熱源水ポンプ66と、熱源水還管64とを有している。熱源水往管65は、一方が地中熱交換器61のUチューブ62の一端と接続され、他方が第1蒸発器120の第1蒸発器加熱管121と接続されている。熱源水往管65は、地中熱交換器61で地中Gと熱交換した低温熱源水Qを、第1蒸発器加熱管121に導く配管である。熱源水還管64は、一方が第1蒸発器加熱管121に接続され、他方がUチューブ62の他端と接続されている。熱源水還管64は、低温熱源水Qを、第1蒸発器加熱管121から地中熱交換器61に導く配管である。地中熱交換器61のUチューブ62、熱源水往管65、第1蒸発器120の第1蒸発器加熱管121、熱源水還管64がこの順で接続されて形成される低温熱源水Qの流路は、密閉流路となっている。密閉流路内の低温熱源水Qを流動させる熱源水ポンプ66は、熱源水往管65に配設されている。熱源水循環部67を構成する熱源水往管65、熱源水ポンプ66、熱源水還管64が介在することによって、低温熱源水Qを、地中熱交換器61と第1蒸発器120との間で循環させることができる。
第1再生器130は、本実施の形態では、加熱源としての駆動熱源流体Pを流す第1再生器加熱管131を内部に有している。第1再生器130は第1の再生器に相当する。第1再生器130には、第1希溶液Sw1を導入する第1希溶液管115と、第1濃溶液Sa1を流出する第1濃溶液管135と、冷媒の蒸気である第1再生器冷媒蒸気Vg1を第1凝縮器140に供給する第1再生冷媒蒸気管139とが接続されている。第1希溶液管115には、第1希溶液Sw1を圧送する第1溶液ポンプ116が配設されている。第1希溶液管115及び第1濃溶液管135には、第1希溶液Sw1と第1濃溶液Sa1との間で熱交換を行わせる第1溶液熱交換器136が配設されている。第1再生器130に導入された第1希溶液Sw1は、第1再生器加熱管131の外側に存在することとなる。第1再生器130は、導入した第1希溶液Sw1が第1再生器加熱管131を流れる駆動熱源流体Pに加熱されることで、第1希溶液Sw1中の冷媒が離脱して、第1希溶液Sw1から濃度が上昇した第1濃溶液Sa1となり、離脱した冷媒は第1再生器冷媒蒸気Vg1となるように構成されている。駆動熱源流体Pとして、蒸気や高温水を用いることができる。
第1凝縮器140は、循環液Rを流す第1凝縮器伝熱管141を内部に有している。第1凝縮器140は第1の凝縮器に相当し、第1凝縮器伝熱管141は第1の凝縮被加熱流体流路に相当する。本実施の形態では、第1凝縮器伝熱管141を流れる循環液Rを、特に凝縮循環液Rcということとする。第1凝縮器140には、第1再生器130で生成された第1再生器冷媒蒸気Vg1を導入する第1再生冷媒蒸気管139と、冷媒液Vfを第1蒸発器120に供給する第1冷媒液管145とが接続されている。第1凝縮器140に導入された第1再生器冷媒蒸気Vg1は、第1凝縮器伝熱管141の外側に存在することとなる。第1凝縮器140は、導入した第1再生器冷媒蒸気Vg1が、第1凝縮器伝熱管141を流れる凝縮循環液Rcに冷却されて凝縮して冷媒液Vfとなる一方で、第1凝縮器伝熱管141を流れる凝縮循環液Rcが、第1再生器冷媒蒸気Vg1が凝縮する際の凝縮熱によって加熱されるように構成されている。本実施の形態では、第1冷媒液管145と第1希溶液管115とが、冷媒液バイパス流路としての冷媒バイパス管146で接続されており、第1凝縮器140の冷媒液Vfを直接(他の機器を経由せずに)第1再生器130に導くことができるように構成されている。冷媒バイパス管146には、開閉弁としての冷媒バイパス弁147が配設されており、冷媒バイパス管146内に冷媒液Vfを流すか否かを切り替えることができるように構成されている。
第2吸収器210は、被加熱流体Fを流す第2吸収器伝熱管211を内部に有している。第2吸収器210は第2の吸収器に相当し、第2吸収器伝熱管211は第2の吸収被加熱流体流路に相当する。本実施の形態では、第2吸収器伝熱管211を流れる被加熱流体Fを、特に吸収被加熱流体Faということとする。第2吸収器210には、第2蒸発器220で生成された冷媒の蒸気である第2蒸発器冷媒蒸気Ve2を導入する第2蒸発冷媒蒸気管229と、比較的濃度が高い吸収液である第2濃溶液Sa2を導入する第2濃溶液管235と、第2濃溶液Sa2よりも濃度が低い第2希溶液Sw2を流出する第2希溶液管215とが接続されている。第2吸収器210に導入された第2蒸発器冷媒蒸気Ve2及び第2濃溶液Sa2は、第2吸収器伝熱管211の外側に存在することとなる。第2吸収器210は、導入した第2濃溶液Sa2が第2蒸発器冷媒蒸気Ve2を吸収する際に吸収熱を発生させ、この吸収熱を、第2吸収器伝熱管211を流れる吸収被加熱流体Faが受熱して、吸収被加熱流体Faが加熱されるように構成されている。第2吸収器210に導入される第2濃溶液Sa2は、第2吸収器伝熱管211の外表面に濡れ広がるように、スプレーノズル(不図示)を用いて散布してもよい。
第2蒸発器220は、循環液Rを流す第2蒸発器加熱管221を内部に有している。第2蒸発器220は第2の蒸発器に相当し、第2蒸発器加熱管221は第2の冷媒加熱流体流路に相当する。本実施の形態では、第2蒸発器加熱管221を流れる循環液Rを、特に蒸発循環液Reということとする。第2蒸発器220には、第2蒸発器冷媒蒸気Ve2を第2吸収器210に供給する第2蒸発冷媒蒸気管229と、冷媒液Vfを第2凝縮器240から導入する第2冷媒液管245とが接続されている。第2蒸発器220に導入された冷媒液Vfは、第2蒸発器加熱管221の外側に存在することとなる。第2蒸発器220は、導入した冷媒液Vfが、第2蒸発器加熱管221を流れる蒸発循環液Reに加熱されて蒸発することで、第2蒸発器冷媒蒸気Ve2が生成されるように構成されている。本実施の形態では、第2蒸発器220の第2蒸発器加熱管221と、第1吸収器110の第1吸収器伝熱管111と、第1凝縮器140の第1凝縮器伝熱管141とが、熱運搬流体循環流路としての循環管71で接続されており、循環液Rが、第2蒸発器加熱管221、第1吸収器伝熱管111、第1凝縮器伝熱管141の順で循環するように構成されている。
第2再生器230は、本実施の形態では、加熱源としての駆動熱源流体Pを流す第2再生器加熱管231を内部に有している。第2再生器230は第2の再生器に相当する。第2再生器230には、第2希溶液Sw2を導入する第2希溶液管215と、第2濃溶液Sa2を流出する第2濃溶液管235と、冷媒の蒸気である第2再生器冷媒蒸気Vg2を第2凝縮器240に供給する第2再生冷媒蒸気管239とが接続されている。第2希溶液管215には、第2希溶液Sw2を圧送する第2溶液ポンプ216が配設されている。第2希溶液管215及び第2濃溶液管235には、第2希溶液Sw2と第2濃溶液Sa2との間で熱交換を行わせる第2溶液熱交換器236が配設されている。第2再生器230に導入された第2希溶液Sw2は、第2再生器加熱管231の外側に存在することとなる。第2再生器230は、導入した第2希溶液Sw2が第2再生器加熱管231を流れる駆動熱源流体Pに加熱されることで、第2希溶液Sw2中の冷媒が離脱して、第2希溶液Sw2から濃度が上昇した第2濃溶液Sa2となり、離脱した冷媒は第2再生器冷媒蒸気Vg2となるように構成されている。本実施の形態では、第2再生器230の第2再生器加熱管231の一端と第1再生器130の第1再生器加熱管131の一端とが熱源流体連絡管238で接続されており、第2再生器加熱管231を流れた駆動熱源流体Pが第1再生器加熱管131を流れるように構成されている。第2再生器加熱管231の他端には、駆動熱源流体Pを第2再生器加熱管231に導入する熱源流体導入管237が接続されている。第1再生器加熱管131の他端には、駆動熱源流体Pを流出する熱源流体流出管138が接続されている。駆動熱源流体Pとして、蒸気や高温水を用いることができる。
第2凝縮器240は、被加熱流体Fを流す第2凝縮器伝熱管241を内部に有している。第2凝縮器240は第2の凝縮器に相当し、第2凝縮器伝熱管241は第2の凝縮被加熱流体流路に相当する。本実施の形態では、第2凝縮器伝熱管241を流れる被加熱流体Fを、特に凝縮被加熱流体Fcということとする。第2凝縮器240には、第2再生器230で生成された第2再生器冷媒蒸気Vg2を導入する第2再生冷媒蒸気管239と、冷媒液Vfを第2蒸発器220に供給する第2冷媒液管245とが接続されている。第2凝縮器240に導入された第2蒸発器冷媒蒸気Ve2は、第2凝縮器伝熱管241の外側に存在することとなる。第2凝縮器240は、導入した第2再生器冷媒蒸気Vg2が、第2凝縮器伝熱管241を流れる凝縮被加熱流体Fcに冷却されて凝縮して冷媒液Vfとなる一方で、第2凝縮器伝熱管241を流れる凝縮被加熱流体Fcが、第2再生器冷媒蒸気Vg2が凝縮する際の凝縮熱によって加熱されるように構成されている。本実施の形態では、第2吸収器伝熱管211の一端と第2凝縮器伝熱管241の一端とが第2被加熱流体搬送管218で接続されており、第2吸収器伝熱管211を流れた被加熱流体Fが第2凝縮器伝熱管241を流れるように構成されている。第2吸収器伝熱管211の他端には、被加熱流体Fを第2吸収器伝熱管211に導入する第2被加熱流体導入管217が接続されている。第2凝縮器伝熱管241の他端には、被加熱流体Fを流出する第2被加熱流体流出管248が接続されている。
引き続き図1(A)を参照して、吸収ヒートポンプシステム1の作用を説明する。吸収ヒートポンプシステム1の起動時は、冷媒バイパス弁147が閉になっている。吸収ヒートポンプシステム1は、熱源水ポンプ66の作動により、低温熱源水Qが熱源水往管65及び熱源水還管64を介して、地中熱交換器61と第1蒸発器120の第1蒸発器加熱管121との間を循環する。地中熱交換器61と第1蒸発器加熱管121との間を循環する低温熱源水Qは、第1蒸発器120内で冷媒液Vfを加熱することで自身は温度が低下し、その後地中熱交換器61で地中Gと熱交換することで温度が上昇する。第1蒸発器120では、第1凝縮器140から供給されてきた冷媒液Vfが、第1蒸発器加熱管121内を流れる低温熱源水Qによって加熱され、蒸発して第1蒸発器冷媒蒸気Ve1となる。第1蒸発器120で発生した第1蒸発器冷媒蒸気Ve1は、第1蒸発冷媒蒸気管129を介して第1吸収器110へと移動する。
第1吸収器110では、第1再生器130から供給されてきた第1濃溶液Sa1が、第1蒸発器120から移動してきた第1蒸発器冷媒蒸気Ve1を吸収する。第1蒸発器冷媒蒸気Ve1を吸収した第1濃溶液Sa1は、濃度が低下して第1希溶液Sw1となる。第1吸収器110では、第1濃溶液Sa1が第1蒸発器冷媒蒸気Ve1を吸収する際に吸収熱が発生する。この吸収熱により、第1吸収器伝熱管111を流れる吸収循環液Raが加熱される。第1吸収器110で加熱された循環液Rは、第1凝縮器140に向けて循環管71を流れる。第1濃溶液Sa1が第1蒸発器冷媒蒸気Ve1を吸収したことに伴って生じた第1希溶液Sw1は、第1溶液ポンプ116の作動により第1再生器130に向かって第1希溶液管135を流れる。第1再生器130に送られた第1希溶液Sw1は、第1再生器加熱管131を流れる駆動熱源流体Pによって加熱され、第1希溶液Sw1中の冷媒が蒸発して第1濃溶液Sa1となる。他方、第1希溶液Sw1から蒸発した冷媒は、第1再生器冷媒蒸気Vg1として、第1再生冷媒蒸気管139を介して第1凝縮器140へと移動する。第1再生器130で再生された第1濃溶液Sa1は、第1吸収器110に向かって第1濃溶液管135を流れる。第1吸収器110に流入した第1濃溶液Sa1は、上述のサイクルを繰り返す。
他方、第1凝縮器140へと移動した第1再生器冷媒蒸気Vg1は、循環管71から流入して第1凝縮器伝熱管141を流れる凝縮循環液Rcで冷却されて凝縮して、冷媒液Vfとなる。第1凝縮器140で生じた冷媒液Vfは、第1冷媒液管145を介して第1蒸発器120に供給され、以降、上述のサイクルを繰り返す。他方、第1凝縮器伝熱管141を流れる凝縮循環液Rcは、第1再生器冷媒蒸気Vg1が凝縮する際の凝縮熱によって加熱され、温度が上昇する。本実施の形態では、凝縮循環液Rcが、第1凝縮器140において概ね30〜40℃に上昇する。第1凝縮器140で温度が上昇して循環管71に入った循環液Rは、第2蒸発器220の第2蒸発器加熱管221に供給される。
第2蒸発器220の第2蒸発器加熱管221に供給された循環液Rは、第2蒸発器220内で冷媒液Vfを加熱することで自身は温度が低下し、その後、第1吸収器伝熱管111及び第1凝縮器伝熱管141において温度が上昇する。第2蒸発器220では、第2凝縮器240から供給されてきた冷媒液Vfが、第2蒸発器加熱管221内を流れる蒸発循環液Reによって加熱され、蒸発して第2蒸発器冷媒蒸気Ve2となる。第2蒸発器220で発生した第2蒸発器冷媒蒸気Ve2は、第2蒸発冷媒蒸気管229を介して第2吸収器210へと移動する。
第2吸収器210では、第2再生器230から第2濃溶液管235を介して供給されてきた第2濃溶液Sa2が、第2蒸発器220から移動してきた第2蒸発器冷媒蒸気Ve2を吸収する。第2蒸発器冷媒蒸気Ve2を吸収した第2濃溶液Sa2は、濃度が低下して第2希溶液Sw2となる。第2吸収器210では、第2濃溶液Sa2が第2蒸発器冷媒蒸気Ve2を吸収する際に吸収熱が発生する。この吸収熱により、第2吸収器伝熱管211を流れる吸収被加熱流体Faが加熱される。第2吸収器210で加熱された被加熱流体Fは、第2凝縮器40に向けて第2被加熱流体搬送管218を流れる。第2濃溶液Sa2が第2蒸発器冷媒蒸気Ve2を吸収したことに伴って生じた第2希溶液Sw2は、第2溶液ポンプ216の作動により第2再生器230に向かって第2希溶液管235を流れる。第2再生器230に送られた第2希溶液Sw2は、第2再生器加熱管231を流れる駆動熱源流体Pによって加熱され、第2希溶液Sw2中の冷媒が蒸発して第2濃溶液Sa2となる。他方、第2希溶液Sw2から蒸発した冷媒は、第2再生器冷媒蒸気Vg2として、第2再生冷媒蒸気管239を介して第2凝縮器240へと移動する。第2再生器230で再生された第2濃溶液Sa2は、第2吸収器210に向かって第2濃溶液管235を流れる。第2吸収器210に流入した第2濃溶液Sa2は、上述のサイクルを繰り返す。
他方、第2凝縮器40へと移動した第2再生器冷媒蒸気Vg2は、第2被加熱流体搬送管218から流入して第2凝縮器伝熱管241を流れる凝縮被加熱流体Fcで冷却されて凝縮して、冷媒液Vfとなる。第2凝縮器240で生じた冷媒液Vfは、第2冷媒液管245を介して第2蒸発器220に供給され、以降、上述のサイクルを繰り返す。他方、第2凝縮器伝熱管241を流れる凝縮被加熱流体Fcは、第2再生器冷媒蒸気Vg2が凝縮する際の凝縮熱によって加熱され、温度が上昇する。本実施の形態では、凝縮被加熱流体Fcが、第2凝縮器240において概ね60〜80℃に上昇する。第2凝縮器240で温度が上昇して第2被加熱流体流出管248に入った被加熱流体Fは、暖房機器等の熱利用場所に供給される。
なお、地中Gから採取可能な熱量が減少した場合は、冷媒バイパス弁147を開にするとよい。冷媒バイパス弁147を開にすると、第1凝縮器140から第1蒸発器120に向かう冷媒液Vfが、冷媒バイパス管146を流れることで、第1蒸発器120に流入せずに第1再生器130に流入することとなる。これにより、第1再生器130に流入した駆動熱源流体Pの熱量が、第1凝縮器140に流入した循環液Rへと伝達され、ひいては被加熱流体Fへと伝達されることとなる。冷媒バイパス弁147を開けるのには、以下の背景がある。地中熱は、容量(単位敷地面積あたりの採取可能な単位時間当たりの熱量)が小さいことが知られている。つまり、単位時間当たりに地中から採取できる熱量には限界がある。これは、地中熱が熱源水に採取された後、地中の伝熱によって再び採熱可能な状態になるまでに相当の時間を要するという、地中熱採熱の原理に起因するものである。地中Gから採取可能な熱量には限界があるが、冷媒バイパス管146を介して第1凝縮器140の冷媒液Vfを第1再生器130に導入することで、第1蒸発器120に冷媒液Vfを供給しないようにして低温熱源水Qから採取する熱量を増加させずに、被加熱流体Fに熱量を与えることができる。
以上で説明したように、本発明の実施の形態に係る吸収ヒートポンプシステム1によれば、第1蒸発器加熱管121に導入した低温熱源水Qの熱を、循環液Rによって第2蒸発器220に汲み上げて、第2蒸発器220の第2蒸発器加熱管221に導入した循環液Rの熱をさらに被加熱流体Fに汲み上げているので、第1蒸発器120に導入される低温熱源水Qの温度が5〜10℃と比較的低い温度になった場合でも、被加熱流体Fを暖房用途に利用可能な程度に昇温させることができる。なお、吸収ヒートポンプシステム1の外部に中間温度(概ね30〜40℃)の排熱源がある場合は、その排熱を回収して省エネルギーを図ることができる。
図1(B)は、本発明の実施の形態の変形例に係る吸収ヒートポンプシステム1Aの循環管71まわりの部分系統図である。吸収ヒートポンプシステム1Aでは、第2蒸発器220と第1吸収器110との間の循環管71に三方弁74が設けられている。三方弁74の3つのポートのうち、2つのポートには循環管71が接続されており、残る1つのポートには分岐管73の一端が接続されている。分岐管73の他端は、第2蒸発器220と第1吸収器110との間の循環管71に接続されている。分岐管73には、分岐管73に流入した循環液Rと排熱流体Xとの間で熱交換させる排熱回収熱交換器53が設けられている。上記以外の吸収ヒートポンプシステム1Aの構成は、吸収ヒートポンプシステム1(図1(A)参照)と同様である。上述のように構成された吸収ヒートポンプシステム1Aは、第2蒸発器220から流出した循環液Rの温度が排熱流体Xの温度よりも低い場合に、三方弁74を作動させて循環管71を流れる循環液Rの全部又は一部を分岐管73を介して排熱回収熱交換器53に導入することで、排熱流体Xの熱を回収することができる。
以上の説明では、低温熱源水Qが、地中熱交換器61において地中熱によって温度調節されるものであるとしたが、排温水、河川水、下水等であってもよい。
以上の説明では、駆動熱源流体Pを流す第2再生器加熱管231及び第1再生器加熱管131が直列に接続されていることとしたが、並列に接続されていてもよく、第2再生器加熱管231及び第1再生器加熱管131のそれぞれに異なる種類の駆動熱源流体Pが供給されることとしてもよい。
以上の説明では、第1再生器130及び第2再生器230に導入される駆動熱源が、駆動熱源流体Pが保有する熱であるとしたが、第1再生器130及び第2再生器230のどうちらか一方又は両方が、バーナーで燃料を燃焼させた際に発生する熱を駆動熱源としてもよい。この場合、第1再生器130及び/又は第2再生器230には、駆動熱源流体Pを流す第1再生器加熱管131及び/又は第2再生器加熱管231に代えてバーナーが設けられる。
以上の説明では、被加熱流体Fを流す第2吸収器伝熱管211と第2凝縮器伝熱管241とが直列に接続されていることとしたが、並列に接続されていてもよく、第2吸収器伝熱管211及び第2凝縮器伝熱管241のそれぞれに異なる被加熱流体Fが供給されることとしてもよい。
1、1A 吸収ヒートポンプシステム
53 排熱回収熱交換器
71 循環管
110 第1吸収器
111 第1吸収器伝熱管
120 第1蒸発器
121 第1蒸発器加熱管
130 第1再生器
140 第1凝縮器
141 第1凝縮器伝熱管
146 冷媒バイパス管
147 冷媒バイパス弁
210 第2吸収器
211 第2吸収器伝熱管
220 第2蒸発器
221 第2蒸発器加熱管
230 第2再生器
240 第2凝縮器
241 第2凝縮器伝熱管
Fa 吸収被加熱流体
Fc 凝縮被加熱流体
Q 低温熱源水
R 循環液
Sa1 第1濃溶液
Sa2 第2濃溶液
Sw1 第1希溶液
Sw2 第2希溶液
Ve1 第1蒸発器冷媒蒸気
Ve2 第2蒸発器冷媒蒸気
Vf 冷媒液
Vg1 第1再生器冷媒蒸気
Vg2 第2再生器冷媒蒸気
X 排熱流体

Claims (3)

  1. 第1の冷媒加熱流体を流す第1の冷媒加熱流体流路を有し、前記第1の冷媒加熱流体が保有する熱で冷媒の液を加熱し蒸発させて冷媒の蒸気を生成する第1の蒸発器と;
    第1の吸収被加熱流体流路を有すると共に、前記第1の蒸発器において生成された冷媒の蒸気を導入し吸収液に吸収させた際に生じた吸収熱で前記第1の吸収被加熱流体流路を流れる流体を加熱する第1の吸収器と;
    前記第1の吸収器において前記冷媒の蒸気を吸収した前記吸収液を導入し加熱して、前記吸収液から冷媒を離脱させて前記吸収液の濃度を上昇させる第1の再生器と;
    第1の凝縮被加熱流体流路を有すると共に、前記第1の再生器において前記吸収液から離脱した冷媒の蒸気を導入し、導入した前記冷媒の蒸気を凝縮させた際に生じた凝縮熱で前記第1の凝縮被加熱流体流路を流れる流体を加熱する第1の凝縮器と;
    第2の冷媒加熱流体流路を有し、前記第2の冷媒加熱流体流路を流れる流体が保有する熱で冷媒の液を加熱し蒸発させて冷媒の蒸気を生成する第2の蒸発器と;
    第2の吸収被加熱流体を流す第2の吸収被加熱流体流路を有し、吸収液が冷媒の蒸気を吸収した際に生じた吸収熱で前記第2の吸収被加熱流体流路を流れる前記第2の吸収被加熱流体を加熱する第2の吸収器と;
    前記第2の吸収器において前記冷媒の蒸気を吸収した前記吸収液を導入し加熱して、前記吸収液から冷媒を離脱させて前記吸収液の濃度を上昇させる第2の再生器と;
    第2の凝縮被加熱流体を流す第2の凝縮被加熱流体流路を有すると共に、前記第2の再生器において前記吸収液から離脱した冷媒の蒸気を導入し、導入した前記冷媒の蒸気を凝縮させた際に生じた凝縮熱で前記第2の凝縮被加熱流体を加熱する第2の凝縮器とを備え;
    前記第1の吸収被加熱流体流路及び前記第1の凝縮被加熱流体流路の少なくとも一方と前記第2の冷媒加熱流体流路とが接続されて流体が循環する熱運搬流体循環流路が形成された;
    吸収ヒートポンプシステム。
  2. 前記熱運搬流体循環流路を流れる流体と、外部の排熱源とを熱交換させる排熱回収熱交換器を備える;
    請求項1に記載の吸収ヒートポンプシステム。
  3. 前記第1の凝縮器の冷媒の液を直接又は間接的に前記第1の再生器に導く冷媒液バイパス流路であって、流路を開閉する開閉弁を有する冷媒液バイパス流路を備える;
    請求項1又は請求項2に記載の吸収ヒートポンプシステム。
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