JP2017058023A - 空気調和機 - Google Patents

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利光 弘田
孝浩 福西
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Abstract

【課題】安価なモータを用いて精度の高い赤外線検出を可能とした空気調和機の提供。【解決手段】センサ群素子体21aを有するセンサ基板21と、センサ基板21を回動させるモータ23と、センサ基板21とモータ23とを保持するセンサ筐体20とを有する赤外線センサ14を備え、センサ筐体20は、赤外線センサ14が人または部屋の温度を検出する場合のモータ23の回転方向とは反対の方向にセンサ基板21を付勢するコイルバネ27を備える。これにより、人または部屋の温度を検出する回動時にはバックラッシュによる位置ずれのない駆動が実現でき、精度の高い温度検出が可能になる。【選択図】図9

Description

本発明は空気調和機、特にその空調制御に用いる赤外線センサの構成に関するものである。
一般に空気調和機は、部屋内の空気の温度を検出する温度センサに加え、赤外線センサを設けて、部屋の温度、例えば人位置とともに床面温度を検出し、この人がいる位置を快適にする空調制御が主流となりつつある。
また、上記以外にも赤外線センサを活用して空調制御するものの中には、当該赤外線センサにより更に人数や人の活動量をも検出し、その出力に基づき空調負荷を算出して空調を行う等、数多くの制御手法が実用化され、快適な空間とする制御を実現している。
このような赤外線センサを用いて空調制御を行う空気調和機は、本体の前面部に赤外線センサを設け、この赤外線センサを左右に回動させて部屋内の温度状態を検出するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
図11は上記特許文献1記載の空気調和機を示し、この空気調和機は本体101の前面略中央部に人体及び床温を検出する赤外線センサ102を設け、この赤外線センサ102を左右に回動させて部屋の中にいる人と床面温度を検出し、これら両方の情報に基づき風向、風量、圧縮機回転数の少なくともいずれか一つを制御して、空調するようになっている。
特開2009−92252号公報
上記従来の赤外線センサを用いた空気調和機は、赤外線センサからの出力に基づいて高度な空調制御が可能となり、その空調空間の快適性をかなり高いものとすることができるようになってきている。
しかしながら、上記快適な制御を実現するためには前記赤外線センサによる温度検出の解像度を上げ精度のよいものとする必要がある。そのため、赤外線センサはこれを回動させるモータを停止位置精度の高いサーボモータ等としてあり、コスト高になる、という課題があった。
本発明はこのような点に鑑みてなしたもので、安価なモータを用いて精度の高い赤外線検出を可能とした空気調和機を提供するものである。
本発明は上記目的を達成するため、センサ素子を有するセンサ基板と、前記センサ基板を回動させるモータと、前記センサ基板と前記モータとを保持するセンサ筐体とを有する赤外線センサを備え、前記センサ筐体は、前記赤外線センサが人または部屋の温度を検出する場合の前記モータの回転方向とは反対の方向に前記センサ基板を付勢する付勢手段を備えるものである。
本発明は、上記構成によって、コストアップを抑制しつつ精度の高い赤外線検出が実現でき、空調制御の精度を高めてより快適な空調ができる空気調和機を安価に提供することができる。
本発明の実施の形態1における空気調和機の外観斜視図 同空気調和機の赤外線センサ設置部分を示すための外観斜視図 図2のA−A断面図 図2のB−B断面図 同空気調和機の赤外線センサを設置したセンサ保持枠体の分解斜視図 同空気調和機の赤外線センサの設置部分を示す正面透視斜視図 同空気調和機の赤外線センサの設置部分を示す半裁斜視図 同空気調和機の赤外線センサの斜視図 同空気調和機の赤外線センサの分解斜視図 同空気調和機の赤外線センサのセンサ筐体にセンサ基板保持部を組み込んだ状態の斜視図 同空気調和機の赤外線センサのセンサ基板保持部を示す斜視図 (a)同空気調和機の赤外線センサのセンサ基板保持部の正面図、(b)同(a)に示すセンサ基板保持部のC−C断面図 従来の空気調和機の外観斜視図
第1の発明は、センサ素子を有するセンサ基板と、前記センサ基板を回動させるモータと、前記センサ基板と前記モータとを保持するセンサ筐体とを有する赤外線センサを備え、前記センサ筐体は、前記赤外線センサが人または部屋の温度を検出する場合の前記モータの回転方向とは反対の方向に前記センサ基板を付勢する付勢手段を備えるものである。
これにより、赤外線を検出する回動時にはバックラッシュによる位置ずれのない駆動が実現でき、精度の高い赤外線検出が可能になるとともに、ステッピングモータのような安価なモータを用いて赤外線検出を行うことが可能となる。すなわち、コストアップを抑制しつつ精度の高い赤外線検出ができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記赤外線センサは、人または部屋の温度を検出する場合の前記モータの回転方向とは反対の方向に回動するときには、前記温度を検知しないものである。
これにより、赤外線センサを駆動するモータとして、バックラッシュを防止する機能を持たないモータ、すなわち一般市販の安価で汎用性の高いモータを使用しても、精度の高い赤外線検出が可能になる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
本実施の形態の空気調和機は、冷媒配管及び制御用配線等により互いに接続された室内機と室外機とで構成され、室外機には圧縮機が設けられている。
図1〜図4はこの空気調和機の室内機を示している。図1〜図4、特に図3に示すよう
に、室内機の外観を構成する空気調和機本体1は、空気を吸い込む吸込み口2と、熱交換された空気を吹き出す吹出し口3とを備えている。吸込み口2は、空気調和機本体1の天面部分の吸込み開口2aに本体前面の開口部分2bを合わせた形となっている。また、空気調和機本体1は、空気調和機本体1の前面を覆う前面パネル4を備えている。
空気調和機本体1の内部には、室内空気に含まれる塵埃を補足するためのフィルタ5と、取り入れた室内空気を熱交換する熱交換器6と、吸込み口2からフィルタ5を通して取り入れた室内空気を熱交換器6で熱交換して吹出し口3から室内に吹き出すための気流を発生させる貫流式のファン7とが設けられている。
吹出し口3には、当該吹出し口3を開閉するとともに、空気の吹出し方向を上下方向に変更することができる上下風向変更板8が設けられている。上下風向変更板8は、上羽根8aと下羽根8bとからなり、上羽根8a、下羽根8bはそれぞれ、左右両端のいずれかの回転軸において、ステッピングモータ等からなる駆動モータの回転軸に連結されている(図示せず)。そして、この駆動モータの動作により、上羽根8a、下羽根8bは、それぞれ上下方向に回動する。なお、上下風向変更板8は上羽根8aと下羽根8bからなるものではなく一つの羽根で構成されるものであってもよい。
また、ファン7の下流側から吹出し口3の上流側に至る通風路9には、空気の吹出し方向を左右に変更することができる複数枚の左右風向変更羽根10が設けられている。複数枚の左右風向変更羽根10は、動きを連動させる連結桟により連結され、連結桟はステッピングモータ等からなる駆動モータの回転軸に連結されている(図示せず)。そして、この駆動モータの動作により、複数枚の左右風向変更羽根10は、それぞれ左右方向に回動する。
また、前記空気調和機本体1の天面と前面パネル4とフィルタ5との間には電装ユニット11が配置してある。この電装ユニット11は空気調和機本体1を構成する台枠の一部を利用して装着してあり、前記ファン7、上下風向変更板8、左右風向変更羽根10、圧縮機等を制御して当該空気調和機の運転を制御するようになっている。
ここで、上記のような構成を持つこの空気調和機には、前記空気調和機本体1の前面部分すなわち前面パネル4と、吹出し口3との間にセンサ保持枠体12が設けてある。センサ保持枠体12の前面は、略垂直に設けられた前面パネル4に対して、傾斜して設けられている。
上記センサ保持枠体12には、図2及び図5に示すようにその一方端側に人体を検知する人体検知センサ13、他方端側に床面や壁面等の温度或いは人体の表面温度もしくはその両方を検出する赤外線センサ14が組み込んである。
更に前記センサ保持枠体12の前面は、前記センサ保持枠体12に貼付け装着した赤外線透過型の1枚の樹脂製の装飾シート15(図5参照)で覆われている。つまり、人体検知センサ13及び赤外線センサ14の前方は装飾シート15で覆われ、人体検知センサ13及び赤外線センサ14は、当該装飾シート15を介して、人体や部屋内の温度を検出するように構成してある。
上記人体検知センサ13は、人体から放射される赤外線を検知する焦電素子型の赤外線センサを備え、空調すべき部屋内の赤外線量の変化により人存否と人移動を検出するものである。人体検知センサ13は、センサ保持枠体12には固定状態で取り付けてある。
一方、前記赤外線センサ14は、多数の熱電素子型のセンサ素子を配列したセンサ群素
子体を備え、空調すべき部屋の床面や壁面等の温度或いは人体の表面温度もしくはその両方の温度を赤外線量によって検出するものである。赤外線センサ14は、部屋全域の温度状態を検出できるように左右に回動自在として、センサ保持枠体12に取り付けられている。
以下、その回動構成について図3〜図12を用い説明する。
まず上記人体検知センサ13および赤外線センサ14を組み込んだセンサ保持枠体12の構成を説明する。図3〜図5に示すように、センサ保持枠体12は、その外周縁に設けた枠部16の背部にカバー体17を装着して、人体検知センサ13および赤外線センサ14を覆う構成としてある。センサ保持枠体12は、その両端部を空気調和機本体1に枢支して手前側に回動可能となっている。センサ保持枠体12を手前側に回動させることにより背部側に位置するフィルタ5を容易に着脱できるようにしてある。
また、図2及び図6に示すように、センサ保持枠体12の前面の赤外線センサ14のセンサ群素子体21a(後述する図8参照)に対向する位置には、略円形の孔であるセンサ窓18が設けられている。また、センサ保持枠体12の前面には、前記センサ窓18を中心に左右方向へ延びる凹状溝19が設けてあり、この凹状溝19の底は前記センサ窓18部分から左右両端部に向かって前方へとせり出しながら傾斜する構成としてある。
そして、上記センサ窓18に対向すべくセンサ保持枠体12の内側に赤外線センサ14が組み込んである。
図7に示すように、カバー体17は、赤外線センサ14、より具体的には、後述するセンサ筐体20を、センサ保持枠体12に保持するためのセンサ保持リブ12aを備えている。また、カバー体17は、赤外線センサ14、より具体的には、センサ筐体20の側方に突出するセンサ側方リブ12bを備えている。センサ保持リブ12a及びセンサ側方リブ12bは、カバー体17の内面から赤外線センサ14側に突出するリブである。
図8〜図12に示すように、上記赤外線センサ14は、センサ筐体20の下部に、センサ基板21を有するセンサ基板保持部22を設け、このセンサ基板保持部22を前記センサ筐体20の上部に設けたモータ23、例えばステッピングモータで矢印に示す如く、左右方向に回動可能としている。これにより、センサ基板21に設けられたセンサ群素子体21aは、左右方向に回動し、前記センサ窓18及び前記凹状溝19を介し部屋内の全域をスキャンできる。
図8〜図12に示すように、センサ基板保持部22は、開口22aを備えている。また、センサ基板保持部22は、上部に中空軸部28を備えている。また、開口22aの両側には、センサ基板21を保持する受けリブ25と係止片26とが設けられている。係止片26は、開口22aを挟んで一対に設けられている。
図11、図12に示すように、センサ基板21は、モータ23によって駆動されるセンサ基板保持部22に嵌め込まれている。センサ基板21は、受けリブ25と係止片26とによって、センサ基板保持部22に係合、保持されている。
図11、図12に示すように、センサ基板保持部22は、その中空軸部28をセンサ筐体20に貫設し、センサ筐体20上に配置した前記モータ23の軸23aに仲介軸23bを介し嵌合してあり、モータ23の回転に伴って回動するようになっている。
そして、上記センサ基板保持部22とセンサ筐体20との間にコイルバネ27を懸架し
てある。コイルバネ27は、軸23aの時計周りおよび反時計回りのいずれか一方の回転方向に中空軸部28を付勢している。そして、コイルバネ27が付勢する方向は、前記センサ基板保持部22が部屋温度を検出する場合に、軸23aを回転させる方向とは反対の方向としている。例えば、センサ基板保持部22が部屋温度を検出する場合の軸23aの回転方向が時計回りであれば、コイルバネ27は中空軸部28を反時計周りに付勢する。
これによれば、軸23aの反回転方向側のモータ23のギアの遊びがなくなるので、センサ基板保持部22が部屋温度を検出する方向に回動する時には、モータ23のバックラッシュを防止できる。
また、センサ基板保持部22の中空軸部28は、軸23aと同軸に配置されている。つまり、中空軸部28は、ギアやリンクを介することなく、軸23aの径を拡大するための仲介軸23bのみを介して、モータ23の軸23aに直結されている。これによれば、モータ23が有するギアの遊びの影響を最小限に抑制できる。
また、図11に示すように、センサ基板21に接続されるリード線は、中空軸部28の内部を通されている。これによれば、センサ基板保持部22は、軸23aと同軸に配置されているにもかかわらず、センサ基板保持部22が回転することによる張力をリード線にかけることがない。このため、リード線が断線することを防止できる。
また、前記センサ基板保持部22とモータ23とはセンサ筐体20に一体に組み付けてユニット化してある。
なお、この実施の形態では、上記モータ23は部屋内の温度を検出するための回動範囲を超えてセンサ基板保持部22を回動させることができるようにしてあり、赤外線センサ14は装飾シート15を介することなくセンサ保持枠体12自体の温度も検出可能としてある。より具体的には、赤外線センサ14は、前記センサ保持枠体12の側方に位置するセンサ側方リブ12bの温度を検出するようにしてある。
そして、上記赤外線センサ14によって検出した部屋の温度を、前記センサ保持枠体12の温度で補正することで、装飾シート15の温度の影響を補正することができる。
また、この実施の形態では、前記赤外線センサ14および人体検知センサ13を設けたセンサ保持枠体12には、更にその略中央部に前記電装ユニット11によって制御される空気調和機の運転状態を表示する表示部34が設けてある。
この表示部34は、図3に示すように、センサ保持枠体12の内面に配置したプリント基板35上のLED36と、このLED36からの光を導く導光体37から構成してあり、上記導光体37の先端発光面37aをセンサ保持枠体12の端縁に設けて、このセンサ保持枠体12の端縁と前面パネル4の端縁とが接する角部Xが発光するようにしてあり、センサ保持枠体12の前面側及び前面パネル4の前方側の二方向から導光体の発光を確実に視認することができるようにしてある。
以上のように構成された空気調和機について、次にその作用効果について説明する。
まずこの空気調和機は、吸込み口2から吸いこんだ空気を熱交換器6で熱交換して吹出し口3より吹出し、部屋の空調を行う。そしてセンサ保持枠体12に設けた人体検知センサ13が人存否と人移動を検出するとともに、赤外線センサ14が左右に回動して空調すべき部屋の床面や壁面等の温度或いは人体の表面温度もしくはその両方の温度を検出し、それらの温度出力に基づき電装ユニット11がファン7、上下風向変更板8、左右風向変
更羽根10、圧縮機等を制御して空調を行う。
赤外線センサ14は、左右いずれか一方、例えば右方向に回動する場合に、部屋の床面や壁面等の温度或いは人体の表面温度もしくはその両方の温度を検出する。
この時、赤外線センサ14のセンサ基板保持部22は、コイルバネ27の附勢力によって、回動する方向とは逆方向の力を受ける。このため、モータ23自体にバックラッシュがあっても、このバックラッシュの影響を受けることなくモータ制御パルスの指示通り正確な位置に回転、停止して、精度の高い温度検出を行うことができる。
一方、赤外線センサ14は、上述の温度を検出する方向(例えば、右方向)と反対の方向に回動する場合には、単に初期位置に戻るだけとし、部屋の温度等を検出しない。
そして、上記赤外線センサ14が検出した温度出力は電装ユニット11内の制御部(図示せず)に送られ、制御部すなわち電装ユニット11はこの温度出力に基づいて部屋の温度状態を検出し、この温度状態に応じて、圧縮機、ファン7、上下風向変更板8、左右風向変更羽根10等を制御して空気調和を行う。
したがって、この空気調和機はモータ23にバックラッシュがあっても、これに影響されることなく部屋の温度状態を正確な解像度で検出することができ、精度の高い空調制御が可能となる。
しかも、上記バックラッシュはセンサ基板保持部22とセンサ筐体20との間にコイルバネ27を懸架して解消するようにしているから、モータ23は、サーボモータのような高価なモータを使用する必要がない。すなわち、モータ23として、一般市販の安価で汎用性の高いモータを使用することができる。このため、赤外線センサ14の大幅なコストダウンが実現できる。
また、前記赤外線センサ14は、センサを装着したセンサ基板保持部22と、このセンサ基板保持部22を回動させるモータ23とを、センサ筐体20に一体にしてユニット化してあるから、センサ筐体20をセンサ保持枠体12に取付けるだけで簡単に装着できる。したがって、センサ筐体20、センサ基板保持部22、モータ23を別々に取付ける場合に比べその組み立て工数を低減でき、コストダウンを図ることができる。
更に、前記赤外線センサ14を装着したセンサ保持枠体12は、センサ窓18を中心に左右方向へ延びる凹状溝19を有していて、その凹状溝19の底が前記センサ窓18部分から左右両端部に向かって前方へとせり出すように傾斜しているから、センサ保持枠体12のセンサ窓18に対向させて設けた赤外線センサ14はセンサ保持枠体12の表面から奥まったところに設けていても、凹状溝19の底の傾斜に沿って広角度に部屋内の温度を検出することができる。
したがって、センサ保持枠体12の前面をフラットのまま維持してその表面から赤外線センサ14を突出させることなく部屋内の温度状態を検出することができ、広範囲の温度検出を可能としつ外観デザインの良好なものとすることができる。
しかも、前記赤外線センサ14の前方を装飾シート15によって覆っているので、赤外線センサ14が外部から見えず、違和感のないものとすることができる。また、センサ筐体20の回動部分の隙間に塵埃が溜まることもない。
なお、この実施の形態の空気調和機は、前記赤外線センサ14は上記した如くその前方
を装飾シート15で覆っているので、当該装飾シート15の温度をも検出し、その影響を受けることになる。しかし、装飾シート15は赤外線透過性を有するシートのため、装飾シート15自体の温度のみを直接検知することは困難である。
しかしながら、この空気調和機では、赤外線センサ14が装飾シート15を装着したセンサ保持枠体12だけの温度を検出する位置まで回動可能となっており、この位置で装飾シート15を介することなくセンサ保持枠体12の温度を検出し、この温度を取り込んで、部屋温度を補正する。
したがって、この空気調和機は赤外線センサ14が装飾シート15の温度の影響を受けて部屋の温度状態を誤検出することがなく、正確に部屋の温度状態を検出するので、更に精度の高い空調制御が可能となる。
しかも、上記センサ保持枠体12の温度検出は赤外線センサ14を利用して行っているので、別途、専用の温度センサ等を設ける必要がなく、構成を簡素化し、かつ温度補正のためのコストアップを抑制することもできる。
また、前記赤外線センサ14を設けたセンサ保持枠体12は表示部34を備え、この表示部34はLED36からの光を導く導光体37の先端をセンサ保持枠体12の端縁に設けて、このセンサ保持枠体12の端縁と前面パネル4の端縁とが接する角部Xで発光するようにしてあるから、センサ保持枠体12の前面側及び前面パネル4の前方側の二方向から導光体37の発光を確実に視認することができる。したがって、表示部34の点灯状態を空気調和機本体1の近傍はもちろん遠くからでも正確に視認することができ、使い勝手の良いものとすることができる。
以上、本発明に係る空気調和機について、上記実施の形態を用いて説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。つまり、本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
以上のように本発明は、コストアップを抑制しつつ精度の高い赤外線検出が実現でき、空調制御の精度を高めてより快適な空調ができる空気調和機を安価に提供することができる。したがって、一般家庭用はもちろん業務用の空気調和機等にも幅広く適用できる。
1 空気調和機本体
2 吸込み口
3 吹出し口
4 前面パネル
5 フィルタ
6 熱交換器
7 ファン
8 上下風向変更板
9 通風路
10 左右風向変更羽根
11 電装ユニット
12 センサ保持枠体
12a センサ保持リブ
12b センサ側方リブ
13 人体検知センサ
14 赤外線センサ
15 装飾シート
16 枠部
17 カバー体
18 センサ窓
19 凹状溝
20 センサ筐体
21 センサ基板
21a センサ群素子体
22 センサ基板保持部
22a 開口
23 モータ
23a 軸
23b 仲介軸
25 受けリブ
26 係止片
27 コイルバネ(付勢手段)
28 中空軸部
34 表示部
35 プリント基板
36 LED
37 導光体

Claims (2)

  1. センサ素子を有するセンサ基板と、前記センサ基板を回動させるモータと、前記センサ基板と前記モータとを保持するセンサ筐体とを有する赤外線センサを備え、
    前記センサ筐体は、前記赤外線センサが人または部屋の温度を検出する場合の前記モータの回転方向とは反対の方向に前記センサ基板を付勢する付勢手段を備える空気調和機。
  2. 前記赤外線センサは、人または部屋の温度を検出する場合の前記モータの回転方向とは反対の方向に回動するときには、前記温度を検知しない空気調和機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7438434B1 (ja) 2023-06-27 2024-02-26 日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社 空気調和機用回路構造体及び空気調和機

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