JP2017056973A - 容器 - Google Patents

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浩司 露木
Koji Tsuyuki
浩司 露木
賢二 石阪
Kenji Ishizaka
賢二 石阪
智子 金森
Tomoko Kanamori
智子 金森
香 西岡
Kaori Nishioka
香 西岡
康寛 南舘
Yasuhiro Minamidate
康寛 南舘
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Abstract

【課題】破断部を破断した後においても、開閉部を容器の側面部として利用することができる容器を提供する。
【解決手段】容器10は、右側面部130及び左側面部140と、右ミシン目302及び左ミシン目312を破断することで開閉可能になり、開いた状態において、対象物900を取り出すため取出用開放部890と連続した右側面開放部892及び左側面開放部894を形成する右開閉部410及び左開閉部430と、右ミシン目302を破断された後に右開閉部410を閉じた状態に保持する右保持部450及び左ミシン目312を破断された後に左開閉部430を閉じた状態に保持する左保持部460を有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、容器に関する。
特許文献1には、被包装物の側部を被う対向する二対の立ち上げ側板と、それら各立ち上げ側板でそれぞれ開閉自在に保持して、閉じることにより前記被包装物の頂部を被う上フラップとを備える包装箱において、対向する一対の前記上フラップとその上フラップを保持する前記立ち上げ側板間にかけて、各々切り離しを容易とする切り離し線を、その切り離し線で切り離すことにより前記上フラップと立ち上げ側板間の稜線部分を切り取って、前記上フラップを開いたとき、上から手を挿入して前記被包装物の両側に手を掛けることにより前記被包装物を持ち上げて取り出すことができる程度の大きさの手挿入開口を形成可能に設けることを特徴とする、包装箱が記載されている。
特許文献2には、四周側板部及び底板部と、四周側板部の対向する一対の両側板部より各々延出する第一及び第二の蓋板部とを備え、前記第一及び第二の蓋板部にはそれぞれ、基端側の差込み口と、内向きに折り曲げて互いに他方の蓋板部の差込み口に挿嵌し得る先端側の差込みフラップと、開封用破断部とが形成されると共に、各差込みフラップを差込み口への挿嵌状態で抜出不能に係止する係止手段を有し、第二の蓋板部上に重ねた第一の蓋板部の差込みフラップを第二の蓋板部の差込み口に挿嵌係止して封緘し、この封緘した包装箱を第一の蓋板部の開封用破断部の破断によって開封するが、破断した第一の蓋板部の残余部の上に第二の蓋板部を被せ、その差込みフラップを第一の蓋板部の差込み口に挿嵌係止して再封緘できると共に、この再封緘した包装箱を第二の蓋板部の開封用破断部を破断して再開封できるように構成されてなる再封緘機能付き包装箱が記載されている。
特開2007−253973号公報 特開2006−176149号公報
本発明は、破断部を破断した後においても、開閉部を容器の側面部として利用することができる容器を提供することを目的とする。
請求項1に係る本発明は、側面部と、破断部を破断することで自容器に対して開閉可能となる開閉部であり、開いた状態において、対象物を取り出すため第一の開放部と連続した第二の開放部を前記側面部に形成する開閉部と、前記破断部が破断された後に、前記開閉部を自容器に対して閉じた状態に保持する保持手段と、を有する容器である。
請求項2に係る本発明は、前記側面部と稜線部において連続していて、前記第1の開放部を開放する開放位置と前記第1の開放部の少なくとも一部を覆う覆い位置との間で移動可能な覆い部をさらに有し、前記覆い部に前記第二の開放部と連続する第三の開放部が形成されている請求項1記載の容器である。
請求項3に係る本発明は、前記第一の開放部に蓋をする蓋部をさらに有し、前記保持手段は、前記蓋部に対して前記開閉部を固定する請求項1又は2記載の容器である。
請求項4に係る本発明は、前記保持手段は、前記開閉部の少なくとも一部が差し込まれる被差込部及び前記開閉部に対して差し込まれる差込部の少なくともいずれか一方を有する請求項1乃至3いずれか記載の容器である。
請求項1に係る本発明によれば、破断部を破断した後においても、開閉部を容器の側面部として利用することができる梱包容器を提供することができる。
請求項2に係る本発明によれば、破断部のみを破断することができる。
請求項3に係る本発明によれば、破断部を破断した後においても、対象物を梱包することができる。
請求項4に係る本発明によれば、被差込部及び差込部を有しない容器と比較して、保持部から開閉部が外れることを防止することができる。
本発明の第1の実施形態に係る容器を示す第1の斜視図であって、内蓋部と外蓋部とが開かれた状態にある容器を示す図である。 図1に示す容器を示す第2の斜視図であって、右開閉部の一部と左開閉部の一部とか開かれるように、図1に示す状態から破断部の一部が破断された状態にある容器を示す斜視図である。 図1に示す容器を示す第3の斜視図であって、右開閉部の全部分と左開閉部の全部分とが開かれるように、図2に示す状態から破断部の全部分が破断された状態にある容器を示す斜視図である。 図1に示す容器を示す第4の斜視図であって、図3に示す状態から右フラップ部と左フラップ部とが開かれた状態にある容器を示す斜視図である。 図1に示す容器を示す第5の斜視図であって、破断部の全てが破断された状態であって、右開閉部と左開閉部とが閉じた状態に保持されている容器を示す斜視図である。 図1に示す容器から梱包対象物が取り出される様子を説明する図である。 図1に示す容器が有する保持部を示す断面図である。 図8(a)は、図7に示す保持部の第1の変形例を示す断面図であり、図8(b)は、図7に示す保持部の第2の変形例を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る容器の第1の変形例を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る容器の第2の変形例を示す斜視図である。 図11(a)は、図10に示す容器が有する把手部材を示す図であり、図11(b)は、図11(a)に示す把手部材が容器に取り付けられた状態を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る容器を示す第1の斜視図であって、内蓋部と外蓋部とが開かれた状態にある容器を示す斜視図である。 図12に示されている容器を示す第2の斜視図であって、開閉部が開かれるように、破断部が全て破断された状態にある容器を示す斜視図である。 図12に示されている容器を示す第3の斜視図であって、開閉部が閉じた状態に保持されている状態にある容器を示す斜視図である。 図12に示す容器から梱包対象物が取り出される様子を説明する図である。 本発明の第2の実施形態に係る容器の第1の変形例を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る容器の第2の変形例を示す斜視図である。
次に、本発明を実施するための形態を図面を参照して説明する。図1乃至図5には、本発明の第1の実施形態に係る容器10が示されている。容器10は、例えば、ダンボール製であり、例えば、所定の形状に裁断された1枚のダンボールを折り曲げて、一部分を他の一部分に固定すること等により製造されるものである。
容器10は、底面部20と、前側面部110と、後側面部120と、右側面部130と、左側面部140とを有し、これらで囲われる空間内に対象物900(図6を参照)を収納したり、対象物900を収納したうえで梱包したりする。また、容器10には、上方に向けて取出用開放部890(図6を参照)が形成されている。取出用開放部890は、容器10内から対象物900を取り出すための第一の開放部として用いられている。
また、容器10は、内蓋部210と、外蓋部220と、右フラップ部230と、左フラップ部240とを有する。外蓋部220は、取出用開放部890に蓋をする蓋部として用いられている。また、外蓋部220は後側面部120に支持されていて、図1乃至図4に示す位置であり、取出用開放部890を開放する位置である開放位置と、図5に示す位置であり、取出用開放部890を覆い取出用開放部890に蓋をする位置である覆い位置との間で移動させることができるようになっている。
内蓋部210は、外蓋部220と同様に取出用開放部890に蓋をする。また、内蓋部210は、前側面部110に支持されていて、図1乃至図4に示す位置であり、取出用開放部890を開放する位置である開放位置と、図5に示す位置であり、取出用開放部890を覆い取出用開放部890に蓋をする位置である覆い位置との間で移動させることができるようになっている。
図5に示すように、内蓋部210と外蓋部220とで取出用開放部890に蓋をした場合、内蓋部210と外蓋部220とは互いに隣接し、重なる状態となる。より具体的には、容器10の空間である空間S(図6を参照)に対して内蓋部210が内側に位置し、外蓋部220が外側に位置する状態となる。
右フラップ部230は、覆い部として用いられていて、右側面部130に支持されていて、右側面部130と稜線部132において連続している。また、右フラップ部230は、図1乃至図3に示すように取出用開放部890の一部を覆う位置である覆い位置と、図4に示すように取出用開放部890を開放する位置である開放位置との間で移動可能となっている。また、右フラップ部230は、取出用開放部890の一部を覆うようにすることに替えて、取出用開放部890の全部分を覆うようにしてもよい。また、右フラップ部230には、第三の開放部として用いられている右フラップ部開放部232が形成されている
右フラップ部開放部232は、稜線部132から左側にのびるように形成されていている。また、右フラップ部開放部232は、稜線部132近傍における前後方向(Z軸方向)の幅が他の部分よりも広くなっていて、この幅の広い部分に後述する右保持部450を上方から下方に向けて差し込むことができるようになっている。
左フラップ部240は、右フラップ部230と同様に覆い部として用いられていて、左側面部140に支持されていて、左側面部140と稜線部142において連続している。また、左フラップ部240は、右フラップ部230と同様に、図1乃至図3に示すように取出用開放部890の一部を覆う位置である覆い位置と、図4に示すように取出用開放部890を開放する位置である開放位置との間で移動可能となっている。また、左フラップ部240は、右フラップ部230と同様に、取出用開放部890の一部を覆うようにすることに替えて、取出用開放部890の全部分を覆うようにしてもよい。また、左フラップ部240には、第三の開放部として用いられている左フラップ部開放部242が形成されている。
左フラップ部開放部242は、稜線部142から右側にのびるように形成されていている。また、左フラップ部開放部242は、稜線部142近傍における前後方向(Z軸方向)の幅が他の部分よりも大きくなっていて、この幅の広い部分に後述する左保持部460を上方から下方に向けて差し込むことができるようになっている。
また、容器10には、例えば2本の右ミシン目302が形成されている。ここで、ミシン目とは、例えば切り離す等の破断をしやすいように、連続して形成された小孔である。
また、容器10には、例えば2本の右切込304が形成されている。右切込304は、それぞれが右フラップ部230と右側面部130とに跨るように形成されていて、それぞれの右切込304に連続するように先述の右ミシン目302が形成されている。
また、容器10には、例えば2本の左ミシン目312が形成されている。左ミシン目312は、右ミシン目302と同様に、破断部として用いられている。
また、容器10には、例えば2本の左切込314が形成されている。左切込314は、それぞれが左フラップ部240と左側面部140とに跨るように形成されていて、それぞれの左切込314に連続するように先述の左ミシン目312が形成されている。
また、容器10は、右開閉部410を有する。右開閉部410は、右切込304が形成されていることで右側面部130に対して一部分が開閉可能となっていて、右ミシン目302をそれぞれに破断されることで右側面部130に対して全部分が開閉可能となる。また、右開閉部410は、開いた状態において、取出用開放部890と連続した右側面開放部892(図6も参照)を右側面部130に形成する。右側面開放部892は、第二の開放部として用いられている。
また、容器10は、左開閉部430を有する。左開閉部430は、左切込314が形成されていることで左側面部140に対して一部分が開閉可能となっていて、左ミシン目312をそれぞれに破断することで左側面部140に対して全部分が開閉可能となり、開いた状態において、取出用開放部890と連続した左側面開放部894(図6も参照)を左側面部140に形成する。左側面開放部894は、右側面開放部892と同様に第二の開放部として用いられている。
また、容器10は、右保持部450を有する。右保持部450は、右ミシン目302が破断された後に右開閉部410を右側面部130に対して閉じた状態に保持する保持手段として用いられていて、外蓋部220の右側から突出している。また、右保持部450には、被差込部として用いられている右差込孔452が形成されている。そして、図5に示すように、右差込孔452に右開閉部410の先端部が差し込まれることにより、右開閉部410は右側面開放部892を閉じた状態に保持される。
また、容器10は、左保持部460を有する。左保持部460は、左ミシン目312が破断された後に左開閉部430を左側面部140に対して閉じた状態に保持する保持手段として用いられていて、外蓋部220の左側から突出している。また、左保持部460には、被差込部として用いられている左差込孔462が形成されている。そして、右保持部450と同様に。左差込孔462に左開閉部430の先端部が差し込まれることにより、左開閉部430は左側面開放部894を閉じた状態に保持される。
以上のように、容器10においては、右ミシン目302が破断された後であっても、右保持部450により右開閉部410を閉じた位置に保持することができ、左ミシン目312が破断された後であっても、左保持部460により左開閉部430を閉じた位置に保持することができる。このため、容器10においては、閉じた位置に保持するために、右開閉部410と左開閉部430とを、外蓋部220等に接着用テープ等を用いて固定することを必要とせず、右ミシン目302や左ミシン目312を破断した後であっても、容器10を簡単に繰り返して使うことができる。
図6には、図4に示す状態にある容器10から、即ち、内蓋部210と外蓋部220とが開かれ、右フラップ部230と左フラップ部240とが広げられ、右開閉部410と左開閉部430とが開かれた状態にある容器10から、対象物900が取り出される様子が示さている。
図6に示されているように、対象物900を取り出すには、作業者は、互いに連続している右側面開放部892、右フラップ部開放部232及び取出用開放部890を介して例えば左手を容器10内に挿入し、容器10内に挿入した左手で対象物900の右底部を支え、互いに連続している左側面開放部894、左フラップ部開放部242及び取出用開放部890を介して例えば右手を容器10内に挿入し、容器10内に挿入した右手で対象物900の左底部を支え、その後、対象物900を上方に持ち上げることにより、対象物900が取出用開放部890を介して容器10から取り出される。
図7には、右保持部450示されている。先述のように、右保持部450には、右差込孔452が形成されていて、右差込孔452に対して右開閉部410の先端部が挿入される。
図8(a)には、右保持部450の第1の変形例が示されている。この第1の変形例においては、右保持部450の先端部が右差込部454として用いられていて、右差込部454が、右開閉部410に形成された右差込孔412に差し込まれる。左保持部460についても、上述の右保持部450と同様に変形させることができる。
図8(b)には、右保持部450の第2の変形例が示されている。この第2の変形例においては、右保持部450は右差込孔452と右差込部454との両方を有し、右差込孔452に右開閉部410が有する被差込部414が差し込まれ、右差込部454が右開閉部410に形成された右差込孔412に差し込まれる。左保持部460についても、上述の右保持部450と同様に変形させることができる。
図9には、第1の実施形態に係る容器10の第1の変形例が示されている。この第1の変形例に係る容器10は、先述の第1の実施形態に係る容器10(例えば、図1を参照)が有していた右フラップ部230と左フラップ部240とを有しない。この第1の変形例に係る容器10の他の構成は、先述の第1の実施形態に係る容器10と同一である。このため、図9に第1の実施形態に係る容器10と同一の符号を図9に示し、第1の実施形態に係る容器10と同一部分の説明を省略する。
図10には、第1の実施形態に係る梱包容器の10に第2の変形例が示されている。この変形例に係る容器10は、先述の第1の実施形態に係る容器10の構成に加えて把手800を有している。
図11(a)には、把手800が示されている。図11(a)に示すように、把手800は、把手本体部802と、把手本体部802の両端部にそれぞれに形成された抜け止め部804とを有する。
図11(b)には、把手800が容器10に取り付けられた状態が示されている。図11(b)に示すように、把手800は、内蓋部210に形成された2つの装着孔214の下側に2つの抜け止め部804をそれぞれに回り込ませるようにして内蓋部210に対して装着されている。そして、内蓋部210と外蓋部220とがそれぞれに閉じられた状態において、内蓋部210に装着された把手800の把手本体部802が、外蓋部220に形成された突出用孔222から突出した状態となる(図10も参照)。
この第2の変形例と先述の第1の変形例とを組み合わせて第3の変形例(不図示)とすることもできる。すなわち、図9に示す右フラップ部230と左フラップ部240とを有しない容器10の内蓋部210に2つの装着孔214を形成し、把手800を装着するとともに、外蓋部220に把手本体部802を突出させるように突出用孔222を形成することもできる。
図12乃至図14には本発明の第2の実施形態に係る容器10が示されていて、図15には、本発明の第2の実施形態に係る容器10から対象物900が取り出される様子が示されている。先述の第1の実施形態に係る容器10は、右開閉部410と左開閉部430との2つの開閉部を有し、これらの2つの開閉部をそれぞれに閉じた位置に保持するための2つの保持部である右保持部450と左保持部460とを有していた。これに対して、この第2の実施形態に係る容器10は、開閉部と保持部とをそれぞれ1つ有している。
図12乃至図14に示すように、第2の実施形態に係る容器10は、底面部20と、側面部として用いられている前側面部110と、後側面部120と、右側面部130と、左側面部140とを有し、これらの部材で囲われる空間S内に対象物900を収納するようにして対象物900を梱包する。また、容器10には、上方に向けて取出用開放部890が形成されている。取出用開放部890は、容器10内から対象物900を取り出すための第一の開放部として用いられている。
また、容器10は、内蓋部210と、外蓋部220と、右フラップ部230と、左フラップ部240とを有する。内蓋部210は、覆い部として用いられていて、前側面部110に支持されていて、前側面部110と稜線部112において連続している。また、内蓋部210は、図12及び図13に示す取出用開放部890を開放する位置である開放位置と、図14に示す取出用開放部890の少なくとも一部を覆う覆い位置との間で移動可能となっている。
また、内蓋部210は、取出用開放部890の一部を覆うようにすることに替えて、取出用開放部890の全部分を覆うようにしてもよい。また、内蓋部210には、第三の開放部として用いられている内蓋開放部212が形成されている。内蓋開放部212は、第二の開放部として用いられている後述する前側面開放部114(図13を参照)と連続している。
内蓋開放部212は、稜線部112から前側にのびるように形成されている。また、内蓋開放部212は、稜線部112近傍における左右方向(X軸方向)の幅が他の部分よりも大きくなっていて、この幅の広い部分に後述する前保持部470を上方から下方に向けて差し込むことができるようになっている。
外蓋部220は、取出用開放部890に蓋をする蓋部として用いられている。また、外蓋部220は後側面部120に支持されていて、図12及び図13に示す位置であり、取出用開放部890を開放する位置である開放位置と、図14に示す位置であり、取出用開放部890を覆い取出用開放部890に蓋をする位置である覆い位置との間で移動させることができるようになっている。
また、外蓋部220には、保持手段として用いられていて後述する前保持部470が設けられている。
図14に示すように、内蓋部210と外蓋部220とで取出用開放部890に蓋をした場合、内蓋部210と外蓋部220とは互いに隣接し、重なる状態となる。より具体的には、容器10内の空間S(図15を参照)に対して内蓋部210が内側に位置し、外蓋部220が外側に位置する状態となる。
右フラップ部230は、右側面部130に支持されていて、図12及び図13に示すように取出用開放部890の一部を覆う位置である覆い位置と、取出用開放部890を開放する位置である開放位置との間で移動可能となっている。
左フラップ部240は、左側面部140に支持されていて、図12及び図13に示すように取出用開放部890の一部を覆う位置である覆い位置と、取出用開放部890を開放する位置である開放位置との間で移動可能となっている。
また、容器10には、例えば2つの前ミシン目322が形成されている。2つの前ミシン目322は、それぞれが破断部として用いられていて、前側面部110に形成されている。
また、容器10には、例えば2本の前切込324が形成されている。前切込324は、それぞれが前側面部110の上端部側から下方にのびるように形成されていて、それぞれの前切込324に連続するように先述の前ミシン目322が形成されている。
また、容器10は、前開閉部440を有する。前開閉部440は、2つの前ミシン目322をそれぞれに破断することで前側面部110に対して開閉可能となり、開いた状態において、取出用開放部890と連続した前側面開放部114を前側面部110に形成する。前側面開放部114は、先述のように第二の開放部として用いられている。
また、容器10は、前保持部470を有する。前保持部470は、2つの前ミシン目322が破断された後に前開閉部440を前側面部110に対して閉じた状態に保持する保持手段として用いられていて、外蓋部220の前側から突出するように、外蓋部220に設けられている。また、前保持部470には、被差込部として用いられている前差込孔472が形成されている。そして、図14に示すように、前差込孔472に前開閉部440の先端部が差し込まれることにより、前開閉部440は前側面開放部114を閉じた状態に保持される。
以上のように、この第2の実施形態に係る容器10においては、前ミシン目322が破断された後であっても、前保持部470により前開閉部440を閉じた位置に保持することができる。このため、この第2の実施形態に係る容器10においては、前開閉部440を閉じた位置に保持するために、前開閉部440を外蓋部220等に接着用テープ等を用いて固定することを必要とせず、前ミシン目322を破断した後であっても、容器10を簡単に繰り返して使うことができる。
以上の本発明の第2の実施形態の説明においては、容器10の前保持部470に前差込孔472が形成されているものを一例として説明したものの、前保持部470に前差込孔472を形成することに替えて、前保持部470に、前開閉部440に形成された差込孔(不図示)の差し込まれる差込部(不図示)を形成してもよい(図8(a)参照)。また、前保持部470に前差込孔472のみを形成することに替えて、前保持部470に、前差込孔472と、前開閉部440に形成された差込孔(不図示)に差し込まれる差込部(不図示)との両方を形成してもよい(図8(b)参照)。
図15には、図13に示す状態からさらに右フラップ部230と左フラップ部240とが広げられた状態から、即ち、内蓋部210と外蓋部220とが開かれ、右フラップ部230と左フラップ部240とが広げられ、前開閉部440が開かれた状態にある容器10から、対象物900が取り出される様子が示さている。
図15に示されているように、対象物900を取り出すには、作業者は、互いに連続している内蓋開放部212、前側面開放部114及び取出用開放部890を介して例えば右手を容器10内に挿入し、取出用開放部890を介して容器10内に左手を挿入し、容器10内に挿入した例えば右手で対象物900の前側底部を支え、容器10内に挿入した例えば左手で対象物900の後側上部を支え、その後、対象物900を上方に持ち上げることにより、対象物900を取出用開放部890を介して容器10から取り出すことができる。
図16には、第2の実施形態に係る梱包容器の第1の変形例が示されている。この第1の変形例に係る容器10は、先述の第2の実施形態に係る容器10(例えば、図12を参照)が有していた内蓋部210を有しない。この第1の変形例に係る容器10の他の構成は、先述の第2の実施形態に係る容器10と同一である。このため、第2の実施形態に係る容器10と同一の符号を図16に示し、第2の実施形態に係る容器10と同一である部分の説明を省略する。
図17には、第2の実施形態に係る梱包容器の10に第2の変形例が示されている。この変形例に係る容器10は、先述の第2の実施形態に係る容器10の構成に加えて把手800を有している。把手800の構成と、把手800を容器10に取り付ける構成とは、先述の第1の実施形態の第1の変形例におけるものと同等であるため(図11を参照)説明を省略する。
この第2の変形例と先述の第1の変形例とを組み合わせて第3の変形例(不図示)とすることもできる。すなわち、図16に示す内蓋部210を有しない容器10の内蓋部210に2つの装着孔214を形成し、把手800を装着するとともに、外蓋部220に把手本体部802を突出させるように突出用孔222を形成することもできる。
以上で説明をしたように、本発明は、梱包容器に適用することができる。
10・・・容器
110・・・前側面部
114・・・前側面開放部
210・・・内蓋部
212・・・内蓋開放部
220・・・外蓋部
230・・・右フラップ部
232・・・右フラップ部開放部
240・・・左フラップ部
242・・・左フラップ部開放部
302・・・右ミシン目
312・・・左ミシン目
322・・・前ミシン目
410・・・右開閉部
430・・・左開閉部
440・・・前開閉部
450・・・右保持部
460・・・左保持部
470・・・前保持部
890・・・取出用開放部
892・・・右側面開放部
894・・・左側面開放部
900・・・対象物

Claims (4)

  1. 側面部と、
    破断部を破断することで自容器に対して開閉可能となる開閉部であり、開いた状態において、対象物を取り出すため第一の開放部と連続した第二の開放部を前記側面部に形成する開閉部と、
    前記破断部が破断された後に、前記開閉部を自容器に対して閉じた状態に保持する保持手段と、
    を有する容器。
  2. 前記側面部と稜線部において連続していて、前記第1の開放部を開放する開放位置と前記第1の開放部の少なくとも一部を覆う覆い位置との間で移動可能な覆い部をさらに有し、
    前記覆い部に前記第二の開放部と連続する第三の開放部が形成されている請求項1記載の容器。
  3. 前記第一の開放部に蓋をする蓋部をさらに有し、
    前記保持手段は、前記蓋部に対して前記開閉部を固定する請求項1又は2記載の容器。
  4. 前記保持手段は、前記開閉部の少なくとも一部が差し込まれる被差込部及び前記開閉部に対して差し込まれる差込部の少なくともいずれか一方を有する請求項1乃至3いずれか記載の容器。
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