JP2017056390A - 電解水生成装置 - Google Patents

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Masakazu Mitsunaga
雅一 満永
島崎 勝輔
Katsusuke Shimazaki
勝輔 島崎
知樹 黒石
Tomoki Kuroishi
知樹 黒石
秀明 西本
Hideaki Nishimoto
秀明 西本
安部田 章
Akira Abeta
章 安部田
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Abstract

【課題】水を電気分解して得られるアルカリ性水の溶存水素濃度、及び酸性水の溶存酸素濃度のうちの少なくとも一方の濃度を向上させる。
【解決手段】電解水生成装置100は、水を電気分解して、水素が溶存したアルカリ性水及び酸素が溶存した酸性水を生成する電解槽(電気分解部)1と、電解槽1で生成されたアルカリ性水及び酸性水のうちの少なくとも一方を取水するための取水路7と、取水路7に設けられ、当該取水路7にアルカリ性水が流れる場合には当該アルカリ性水に溶存していない水素の気泡の少なくとも一部を1ミリメートル未満の大きさに微小化し、当該取水路7に酸性水が流れる場合には当該酸性水に溶存していない酸素の気泡の少なくとも一部を1ミリメートル未満の大きさに微小化する微小化ユニット10とを備える。水を電気分解している際、電解槽1と微小化ユニット10との間の流水の圧力は、微小化ユニット10が設けられていない場合の流水の圧力と比べて高い。
【選択図】図1

Description

本発明は、電解水生成装置に関する。
連続的に電解水を取水可能とした電解槽を具備する電解水生成装置が知られている。その一例として、電解槽内を、陽電極を配設して酸性水を生成する陽極室と、陰電極を配設してアルカリ性水を生成する陰極室とに隔膜を介して区画形成し、陽極室及び陰極室に導水管を連通連結して原水を流入させるとともに、各室に連通連結した取水管より酸性水、アルカリ性水をそれぞれ取水可能としたものがある。かかる構成により、水が陽電極及び陰電極間を通過することで連続的に酸性水及びアルカリ性水を取水することができ、特に健康に良いとされるアルカリ性水については飲用に供されることになる。
また、溶存水素が存在する水(水素水)を飲用すると健康に良いとされる報告があることから、溶存水素濃度を高めたアルカリ性水を取水可能な電解水生成装置が望まれている。溶存水素は、強アルカリ性水ほど多く存在するため、より多くの溶存水素量を確保しようとするとpH値が高くなり、飲用に適するpH10未満のアルカリ性水を得ることができなくなる。このため、特許文献1では、生成したアルカリ性水を原水と混和し、pH10未満で溶存水素濃度を高めた水を取水可能な電解水生成装置が提案されている。
特開2009−160503号公報
しかしながら、特許文献1に記載の電解水生成装置においても、得られる水素水の溶存濃度の上限値は、電解に使用する電極の特性、電流値等に依存し、より溶存水素濃度を増大させるには限界があった。
また、水の電気分解によって生成される酸性水には酸素が含まれており、殺菌洗浄水等に用いることができるが、溶存水素濃度と同様に、電気分解で得られる酸性水の溶存酸素濃度を増大させるには限界がある。
本発明は、水を電気分解して得られるアルカリ性水の溶存水素濃度、及び酸性水の溶存酸素濃度のうちの少なくとも一方の濃度を向上させる技術を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態における電解水生成装置は、水を電気分解して、水素が溶存したアルカリ性水及び酸素が溶存した酸性水を生成する電気分解部と、前記電気分解部で生成されたアルカリ性水及び酸性水のうちの少なくとも一方を取水するための取水路と、前記取水路に設けられ、当該取水路にアルカリ性水が流れる場合には当該アルカリ性水に溶存していない水素の気泡の少なくとも一部を1ミリメートル未満の大きさに微小化し、当該取水路に酸性水が流れる場合には当該酸性水に溶存していない酸素の気泡の少なくとも一部を1ミリメートル未満の大きさに微小化する微小化部と、を備え、前記電気分解部で水を電気分解している際に、前記電気分解部と前記微小化部との間の流水の圧力は、前記微小化部が設けられていない場合の流水の圧力と比べて高い。
本実施形態の開示によれば、微小化部によって、アルカリ性水に溶存していない水素の気泡、及び酸性水に溶存していない酸素の気泡の少なくとも一方を1ミリメートル未満の大きさに微小化して溶けやすくするので、アルカリ性水の溶存水素濃度、及び酸性水の溶存酸素濃度の少なくとも一方の溶存濃度を向上させることができる。また、微小化部を設けない構成と比べて、電気分解部と微小化部との間の流水の圧力が上昇するので、電気分解部による電気分解によって生成されたアルカリ性水に溶存する水素量、及び、酸性水に溶存する酸素量の少なくとも一方をさらに増大させることができる。
図1は、第1の実施形態における電解水生成装置の概略構成を示す模式図である。 図2は、第1の実施形態における電解水生成装置の具体的な構成を示す図である。 図3は、微小化ユニットの一つの構造例を示す図である。 図4は、微小化ユニットの別の構造例を示す図である。 図5は、第2の実施形態における電解水生成装置の概略構成を示す模式図である。 図6は、第2の実施形態における電解水生成装置の具体的な構成を示す図である。 図7は、実施例1〜実施例16の構成と、第1の実施形態における電解水生成装置の構成のうち、微小化ユニットを備えていない比較例1及び比較例2の構成とにおいて、電気分解によって生成されるアルカリ性水に含まれる溶存水素量の違い等について示す図である。 図8は、アルカリ性水生成モードが第1レベルのアルカリ性水生成モードである実施例1〜4、実施例5〜8、及び比較例1において、吐水の流水の圧力(MPa)と溶存水素量(ppm)との関係を示すグラフである。 図9は、アルカリ性水生成モードが強アルカリ性水生成モードである実施例9〜12、実施例13〜16、及び比較例2において、吐水の流水の圧力(MPa)と溶存水素量(ppm)との関係を示すグラフである。
本発明の一実施形態における電解水生成装置は、水を電気分解して、水素が溶存したアルカリ性水及び酸素が溶存した酸性水を生成する電気分解部と、前記電気分解部で生成されたアルカリ性水及び酸性水のうちの少なくとも一方を取水するための取水路と、前記取水路に設けられ、当該取水路にアルカリ性水が流れる場合には当該アルカリ性水に溶存していない水素の気泡の少なくとも一部を1ミリメートル未満の大きさに微小化し、当該取水路に酸性水が流れる場合には当該酸性水に溶存していない酸素の気泡の少なくとも一部を1ミリメートル未満の大きさに微小化する微小化部と、を備え、前記電気分解部で水を電気分解している際に、前記電気分解部と前記微小化部との間の流水の圧力は、前記微小化部が設けられていない場合の流水の圧力と比べて高い(第1の構成)。
第1の構成によれば、微小化部によって、アルカリ性水に溶存していない水素、及び酸性水に溶存していない酸素の少なくとも一方を1ミリメートル未満の大きさに微小化して溶けやすくするので、アルカリ性水の溶存水素濃度、及び酸性水の溶存酸素濃度の少なくとも一方の溶存濃度を向上させることができる。また、微小化部を設けない構成と比べて、電気分解部と微小化部との間の流水の圧力が上昇するので、電気分解部による電気分解によって生成されたアルカリ性水に溶存する水素量、及び、酸性水に溶存する酸素量の少なくとも一方をさらに増大させることができる。
第1の構成において、前記微小化部が設けられていない場合の前記取水路の流水の圧力を0Mpaとすると、前記電気分解部で水を電気分解している際に、前記電気分解部と前記微小化部との間の流水の圧力は0.01MPa以上1MPa以下である(第2の構成)。
第2の構成によれば、微小化部を設けて、電気分解部と微小化部との間の流水の圧力を0.01MPa以上1MPa以下とすることにより、取水するアルカリ性水に溶存する水素、及び、取水する酸性水に溶存する酸素の量の少なくとも一方を増大させることができるので、アルカリ性水の溶存水素濃度、及び酸性水の溶存酸素濃度の少なくとも一方の溶存濃度を向上させることができる。
第1または第2の構成において、前記微小化部は、前記アルカリ性水に溶存していない水素の気泡の少なくとも一部、及び、前記酸性水に溶存していない酸素の気泡の少なくとも一部の少なくとも一方を、1マイクロメートル以上1ミリメートル未満の大きさ、及び、1ナノメートル以上1マイクロメートル未満の大きさの少なくとも一方の大きさに微小化する(第3の構成)。
第3の構成によれば、アルカリ性水に溶存していない水素の気泡の少なくとも一部、及び、酸性水に溶存していない酸素の気泡の少なくとも一部の少なくとも一方をマイクロバブル化、及びナノバブル化の少なくとも一方とすることにより、水に溶けやすい状態として、溶存水素濃度及び溶存酸素濃度の少なくとも一方の溶存濃度を向上させることができる。
第1から第3のいずれかの構成において、前記取水路から取水されるアルカリ性水は、pH10未満であって、かつ、溶存水素量が0.3ppm以上である(第4の構成)。
第4の構成によれば、飲用に適したpH10未満のアルカリ性水であって、溶存水素量が高いアルカリ性水を生成することができる。
[実施の形態]
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳しく説明する。図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。なお、説明を分かりやすくするために、以下で参照する図面においては、構成が簡略化または模式化して示されたり、一部の構成部材が省略されたりしている。また、各図に示された構成部材間の寸法比は、必ずしも実際の寸法比を示すものではない。
[第1の実施形態]
まず初めに、第1の実施形態における電解水生成装置100の概要について、図1に示す模式図を参照しながら説明する。
図1は、第1の実施形態における電解水生成装置100の概略構成を示す模式図である。電解水生成装置100は、電解槽(電気分解部)1と、原水供給路4と、浄水装置5と、流路切換弁6と、取水路7と、排水路8と、原水バイパス流路9と、微小化ユニット(微小化部)10とを備える。
pH7程度の中性水である原水は、原水供給路4を介して電解槽1に供給される。原水は、例えば水道水である。原水供給路4には、浄水装置5が設けられている。浄水装置5は、原水中の雑菌、ウイルス、カビ、塵埃等の不純物を取り除いて、原水を浄化する機能を有しており、例えば、活性炭、金属メッシュ、布、ろ紙、中空糸膜等を備えている。
原水供給路4には、流路切換弁6が設けられている。流路切換弁6は、原水供給路4を流れる原水を、原水バイパス流路9と電解槽1とに所定の比率で分配する。流路切換弁6は、流量調整弁としての機能を備えており、弁体の開度を調整することにより、流路を閉止して一方向への流量をゼロとした状態から、流路を全開して一方向へ全て流出する状態まで流量調整が適宜可能である。ここでは、流路切換弁6の弁体の開度として、原水バイパス流路9への流量と電解槽1側への流量との比が4:1となるように設定する。ただし、原水バイパス流路9への流量と電解槽1側への流量との比が4:1に限定されることはない。
電解槽1は、隔膜を介して、第1電極を配設した第1電極室2と、第2電極を配設した第2電極室3に区画されている。第1電極及び第2電極のうち、一方を陽極、他方を陰極として電圧を印加することにより、電解槽1内の原水が電気分解される。原水を電気分解すると、陽極側からは酸性水が生成されるとともに、酸素が発生し、陰極側からはアルカリ性水が生成されるとともに、水素が発生する。
第1電極及び第2電極は、電解槽1内で対向して配置されている。第1電極及び第2電極は、平板、メッシュ状、波形等の形状とすることができる。第1電極及び第2電極の材質は、電気分解可能であれば特性に制限はなく、例えば、白金単体、白金被覆チタン、白金イリジウム合金、カーボン等を用いることができる。
ここでは、第1電極が陰極、第2電極が陽極として説明する。従って、第1電極室2ではアルカリ性水が生成され、第2電極室3では酸性水が生成される。すなわち、第1電極室2はアルカリ性水生成室となり、第2電極室3は酸性水生成室となる。
なお、第1電極及び第2電極の極性は反転することができる。その場合、第1電極室2は酸性水生成室となり、第2電極室3はアルカリ性水生成室となる。
原水供給路4を介して供給される原水のうち、流路切換弁6を介して電解槽1に供給される原水は、第1電極室2と第2電極室3とに所定の比率で分配される。ここでは、第1電極室2への流入量と第2電極室3への流入量との比は4:1とする。従って、生成される酸性水の量は、アルカリ性水に比べて少なくなる。ただし、第1電極室2への流入量と第2電極室3への流入量との比が4:1に限定されることはない。
取水路7は、電気分解によって第1電極室2で生成された水を取水するための流路である。従って、取水路7は、第1電極室2でアルカリ性水が生成された場合には、アルカリ性水を取水可能である。
原水バイパス流路9は、取水路7と連通している。すなわち、第1電極室2で生成されたアルカリ性水は、原水バイパス流路9を介して供給される原水と混合して、取水路7から取水される。
市場からは、溶存水素濃度を高めたアルカリ性水を取水可能な電解水生成装置が望まれている。溶存水素は、pH10を超えると急激に増加するものであり、強アルカリ性水ほど多く存在する。一方、飲用に適したアルカリ性水は、pH10未満とされている。
従って、本実施形態では、電解槽1における電気分解によって、pH10以上の強アルカリ性水を一旦生成し、生成した強アルカリ性水に原水を混合させることによって、pH10未満であって、多量の溶存水素(例えば、300ppb以上の溶存水素)が含まれているアルカリ性水を生成する。
排水路8は、第2電極室3で生成された酸性水を排水するための排水路である。本実施形態では、原水供給路4を介して供給される原水のうち、1/5が電解槽1側に流入し、さらにそのうちの1/5が第2電極室3に流入する。従って、第2電極室3に流入する原水は、原水供給路4を介して供給される原水の1/25であり、捨て水の量を抑制して、節水可能となっている。
微小化ユニット10は、取水路7の途中に配置されている。微小化ユニット10は、取水路7を流れるアルカリ性水に溶存していない水素の気泡の少なくとも一部を1ミリメートル未満の大きさの気泡に微小化して、アルカリ性水中の溶存水素濃度を向上させるための装置である。すなわち、電気分解で生成されたアルカリ性水には、溶存せずに気泡となっている水素が含まれているが、微小化ユニット10は、アルカリ性水に溶存しないで気泡化した水素の少なくとも一部を、より微小な気泡からなる水素へとマイクロバブル化、ナノバブル(ウルトラファインバブル)化、ファインバブル化する。本明細書において、マイクロバブルは、1マイクロメートル以上1ミリメートル未満のマイクロメートルサイズの気泡、ナノバブル(ウルトラファインバブル)は、1ナノメートル以上1マイクロメートル未満のナノメートルサイズの気泡、ファインバブルは、マイクロバブルやナノバブルが混在した状態の気泡である。
一般的に、ファインバブル等の微小なバブルを生成するためには、十分な水量・水圧を必要とする。一般的な家庭用水道の蛇口の径(1cm程度)の場合、水量で言えば、例えば5L/分程度の水量を蛇口から送水できる。アルカリイオン整水器のように、電気分解により水素を発生させる機器の場合、アルカリイオン整水器内の浄水ユニットや電気分解槽(電界槽)を含む流路による抵抗等により、アルカリイオン整水器から取水する際は、2〜3L/分程度と、家庭用の水道水を直接取水するよりも水量が少なくなる。微小化ユニット10は、上記のように水量が小さい条件でも、アルカリ性水に溶存しないで気泡化した水素を1ミリメートル未満の大きさの気泡に微小化する。
マイクロバブルやナノバブルは、1ミリメートル以上の大きさの気泡に比べて、水中での滞在時間が長く、水に溶けやすいという特徴がある。従って、アルカリ性水に溶存していない水素の気泡をマイクロバブル化、ナノバブル(ウルトラファインバブル)化、ファインバブル化して、1ミリメートル未満の大きさに微小化することにより、アルカリ性水の溶存水素量を増大させることができる。
アルカリ性水に溶存しないで気泡化した水素を、より微小な気泡からなる水素へとマイクロバブル化、ナノバブル(ウルトラファインバブル)化、ファインバブル化する方法としては既知の方法、例えば、旋回流方式、超微細孔方式、キャビテーション方式、ベンチュリー方式、エジェクター方式、せん断方式、超音波振動方式、加圧溶解方式、スタティックミキサー方式等がある。
旋回流方式では、電解槽1の第1電極室2で生成されたアルカリ性水が旋回流方式の微小化ユニット10内に流入することによって旋回流が起こり、溶存していない水素の気泡のマイクロバブル化、ナノバブル(ウルトラファインバブル)化、ファインバブル化が生じる。
超微細孔方式では、電解槽1の第1電極室2で生成されたアルカリ性水が超微細孔方式の微小化ユニット10内に流入することで、溶存していない水素の気泡のマイクロバブル化、ナノバブル(ウルトラファインバブル)化、ファインバブル化が生じる。
キャビテーション方式では、微小化ユニット10はキャビテーションを発生させるための構造を備え、流路の急激な拡大や障害物等によって負圧が生じてキャビテーションが発生し、溶存していない水素の気泡のマイクロバブル化、ナノバブル(ウルトラファインバブル)化、ファインバブル化が生じる。
ベンチュリー方式では、微小化ユニット10はベンチュリー管を備え、ベンチュリー管内で起きる気泡の微細化現象を利用して、溶存していない水素の気泡をマイクロバブル化、ナノバブル(ウルトラファインバブル)化、ファインバブル化する。
エジェクター方式では、微小化ユニット10は、流路の狭い狭小部及び流路の広い拡大部を備え、狭小部を通過したアルカリ性水が拡大部で渦流れを発生し、強い剪断場を形成して、溶存していない水素の気泡がマイクロバブル化、ナノバブル(ウルトラファインバブル)化、ファインバブル化する。
せん断方式では、微小化ユニット10はスクリューを備え、スクリューの羽根の回転により、溶存していない水素の気泡をせん断することによって、マイクロバブル化、ナノバブル(ウルトラファインバブル)化、ファインバブル化が生じる。
超音波振動方式では、超音波の圧力変動によって、溶存していない水素の気泡を擾乱することにより、マイクロバブル化、ナノバブル(ウルトラファインバブル)化、ファインバブル化を生じさせる。
加圧溶解方式では、微小化ユニット10は、圧力を高めた加圧ユニット、及びベンチュリー管構造のような減圧ノズル部を備える。まず、アルカリ性水を加圧ユニット内に流入させることにより、溶存していない水素は気液界面を通して水に溶解する。加圧ユニット内は圧力が高く、飽和溶存水素濃度も高いため、加圧ユニットの流出口から溶存水素濃度の高いアルカリ性水が吐出される。この後、ベンチュリー管構造のような減圧ノズル部にアルカリ性水を流入させることにより、急激な圧力低下が発生し、飽和溶存水素濃度が低下するため、アルカリ性水に溶けきれなくなった水素が発泡して、マイクロバブル化、ナノバブル(ウルトラファインバブル)化、ファインバブル化が生じる。
スタティックミキサー方式では、微小化ユニット10は、内部に強い旋回流を発生させるガイドベーンまたはスクリューと、内壁に突起列を有するノズルとを有し、ノズルに流入した水素の泡を含むアルカリ性水(または水素が高濃度に加圧溶解したアルカリ性水)は、強い剪断力と大きな負圧によるキャビテーション及び衝撃波等により、マイクロバブル、ナノバブル(ウルトラファインバブル)、ファインバブルを生成する。
本実施形態における整水器100では、取水路7に微小化ユニット10を設けることによって、電解槽1と微小化ユニット10との間の流水の圧力は、微小化ユニット10を設けていない場合の流水の圧力(吐水の流水の圧力)よりも高くなる。これにより、電解槽1の第1電極室2で生成されたアルカリ性水に溶存する水素量も増大する。
本実施形態では、微小化ユニット10が設けられていない場合の取水路7の流水の圧力(吐水の流水の圧力)を0Mpaと定義する。電解槽1と微小化ユニット10との間の流水の圧力は、微小化ユニット10の構造や、原水供給路4を流れる原水の流量等によって変わるが、溶存水素量の増大のためには、0.01Mpa以上1Mpa以下、より好ましくは0.02Mpa以上0.08Mpa以下である。
なお、溶存水素濃度は、既知の計測器、例えば東亜ディーケーケー株式会社のポータブル溶存水素計DH−35Aを用いて計測することができる。
上述した電解水生成装置100の具体的な構成について、図2を参照しながら説明する。
図2に示すように、電解水生成装置100の構成は、原水を電気分解する電解槽1を備える電解部と、電解槽1に供給する原水を予め浄化する浄水装置5を備える浄水部と、浄化された原水(浄水)に所定の添加物を添加する添加部とに大きく分けられ、これらが略箱型としたケーシング80内に収納配設されている。
電解槽1は、中央に位置する第1の電極板11と、第1の電極板11を挟み込むように位置する第2の電極板12及び第3の電極板13とを備えている。第1の電極板11、第2の電極板12、及び第3の電極板13として、例えば、チタン表面を白金で覆った白金被覆チタンを用いることができる。
第1の電極板11と第2の電極板12との間、及び、第1の電極板11と第3の電極板13との間には、隔壁14が配設されている。電解槽1には、第1の電極板11、第2の電極板12、第3の電極板13、及び隔壁14により、第1の電解室15、第2の電解室16、第3の電解室17、及び第4の電解室18が区画形成されている。
第2の電極板12と第3の電極板13は、ケーシング80の底部近傍に配設されている機能部19に設けた電源(図示せず)からの供給を受け、陰極又は陽極の同一極の電極板となる一方、第1の電極板11は、第2の電極板12及び第3の電極板13の極性とは逆の極性の電極板となる。
ここでは、第2の電極板12及び第3の電極板13を陰極とし、第1の電極板11を陽極とする。従って、第1の電解室15及び第4の電解室18がアルカリ性水生成室となり、第2の電解室16及び第3の電解室17が酸性水生成室となる。
各電解室15、16、17、18には、水の流入口と流出口が設けられている。第1の電解室15と第4の電解室18の各流出口に連通した流路は互いに合流して、取水路7を形成する。取水路7からは、所望するpHのアルカリ性水を取水することができる。一方、第2の電解室16と第3の電解室17の各流出口に連通した流路は互いに合流して、排水路8を形成する。排水路8を流れる酸性水は、排出口63の近傍に設けられている電磁弁42を介して排水可能である。
第1の電極板11、第2の電極板12、及び第3の電極板13の極性はそれぞれ反転させることができる。極性を反転させると、第2の電極板12及び第3の電極板13は陽極であり、第1の電極板11は陰極となるので、第1の電解室15及び第4の電解室18が酸性水生成室となり、第2の電解室16及び第3の電解室17がアルカリ性水生成室となる。この場合、取水路7からは酸性水が取水され、排水路8からはアルカリ性水が排水される。
第1の電解室15、第2の電解室16、第3の電解室17及び第4の電解室18の流入口には、それぞれ原水供給路4が分岐して接続されている。本実施形態では、原水供給路4から第1の電解室15及び第4の電解室18に流入する流量と、第2の電解室16及び第3の電解室17に流入する流量とが4:1となるように設定されている。ただし、流量の比が4:1に限定されることはない。
原水供給路4は、逆止弁41を介して排水路8と接続されている。逆止弁41は、常時、排水路8から原水供給路4の方向への水の流れを止めるとともに、通水時の水圧がある場合には、原水供給路4から排水路8の方向への水の流れをも止めるためのものである。
電解槽1には、水道管20から水道蛇口21を介して水が供給される。水道蛇口21には、分岐栓22が配設されている。分岐栓22は給水ホース23の一方と接続されており、給水ホース23の他方は、浄水装置5の下浄水カートリッジ51の流入口と接続されている。
浄水装置5は、下浄水カートリッジ51及び上浄水カートリッジ52を備える。下浄水カートリッジ51には、主に活性炭が充填されている。
下浄水カートリッジ51の流出口は、上浄水カートリッジ52の流入口と接続されている。上浄水カートリッジ52は、金属メッシュ、布材、ろ紙等の比較的粗いフィルターを備えるとともに、中空糸膜のような、雑菌等まで除去可能な構成のろ過手段となっている。水道管20から供給される原水(水道水)は、浄水装置5を通過することにより、浄水化される。
上浄水カートリッジ52の流出口は、流量センサ53の流入口と接続されている。流量センサ53は、流水量を測定するセンサであり、例えば、その中央部にプロペラを備え、プロペラの回転数により流水量を測定する。
流量センサ53の流出口は、水路切換バルブ54の流入口と接続されている。水路切換バルブ54は、流入口1つに対して流出口を2つ持ち、一方の流出口は水路を介して食塩添加筒55と接続されており、他方の流出口は水路を介してカルシウム添加筒56と接続されている。従って、水路切換バルブ54による水路切換えによって、浄水は食塩添加筒55及びカルシウム添加筒56のいずれかに流入する。
食塩添加筒55及びカルシウム添加筒56は、添加部を構成する。食塩添加筒55には、電解槽1で水を強酸性にするための食塩が収容されており、カルシウム添加筒56には、浄水にカルシウムを添加するためのカルシウム剤が収容されている。図2に示すように、食塩添加筒55の流出口に接続されている水路と、カルシウム添加筒56に接続されている水路は合流して、原水供給路4を形成している。
食塩添加筒55の流出口に接続されている水路と、カルシウム添加筒56に接続されている水路との間には、逆止弁57が設けられている。逆止弁57は、カルシウム添加筒56に接続されている水路を流れる水が食塩添加筒55の方向へ流れるのを防ぐために設けられている。
原水供給路4を流れる水は、絞り部61を介して、電解槽1及び原水バイパス流路9に流入する。絞り部61は、原水バイパス流路9側への流量と、電解槽1側への流量とが略4:1となるような構造となっている。
原水バイパス流路9は、電磁開閉弁62を介して、取水路7と連通している。後述する第1〜第3レベルのアルカリ性水生成モードでは、溶存水素を大量に含むpH10以上、好ましくはpH10.5以上の強アルカリ性水を一旦生成し、生成した強アルカリ性水に原水を混合させることによって、pH10未満であって、多量の溶存水素が含まれているアルカリ性水を生成する。
例えば、pH9.5程度のアルカリ性水を生成するための第1レベルのアルカリ性水供給ボタンが操作されると、第1〜第3電極板11〜13への印加電圧を、pH10.5程度のアルカリ性を生成するための強アルカリ性水供給ボタンが操作されたときと同レベル若しくはそれ以上に上げる。これにより、絞り部61で流量が1/5に絞られた浄水が電気分解されて、pH11程度で溶存水素が1500ppb程度の強アルカリ性水が一旦生成される。この強アルカリ性水に、原水バイパス流路9から供給される全供給浄水の4/5にあたる浄水で希釈することにより、pH9.5の第1レベルのアルカリ性水でありながら、溶存水素が大量に含まれたアルカリ性水を生成することができる。
取水路7には、微小化ユニット10が設けられている。上述したように、微小化ユニット10は、取水路7を流れるアルカリ性水に溶存していない水素の気泡を1ミリメートル未満の大きさに微小化(マイクロバブル化、ナノバブル(ウルトラファインバブル)化、ファインバブル化)して、アルカリ性水中の溶存水素濃度を向上させるための装置である。微小化ユニット10を設けることにより、アルカリ性水に溶存していない水素の気泡をマイクロバブル化、ナノバブル(ウルトラファインバブル)化、ファインバブル化して、アルカリ性水中の溶存水素濃度を向上することができる。また、微小化ユニット10を設けることにより、電解槽1と微小化ユニット10との間の流水の圧力は、微小化ユニット10を設けない場合の流水の圧力(吐水の流水の圧力)よりも高くなるので、微小化ユニット10を設けない構成と比べて、電解槽1の第1電極室2で生成されたアルカリ性水に溶存する水素量は増大する。
図3は、微小化ユニット10の一つの構造例を示す図である。図3に示す微小化ユニット10は、入口径H1、中間胴径H2、吐出部径H3のベンチュリー管構造を有する。
図4は、微小化ユニット10の別の構造例を示す図である。図4に示す微小化ユニット10は、ニードルバルブ101を備えたニードルバルブ方式の構造である。この構造では、ニードルバルブ101を回転させると、ニードルバルブ101が上下方向に移動し、これにより流水量を調整することができる。
機能部19は、本実施形態における電解水生成装置100の機能を各種制御する制御回路19aを備えている。制御回路19aは、流量センサ53、第1の電極板11、第2の電極板12、第3の電極板13と電気的に接続されている。流量センサ53は、検出した電気信号を制御回路19aに出力し、制御回路19aは、流量センサ53から受信した電気信号に基づいて、通水量を求める。
制御回路19aは、使用者のパネル操作により与えられた制御信号に基づいて、第1の電極板11、第2の電極板12、及び第3の電極板13に電圧を印加する。なお、使用者が行うパネル操作とは、電解水生成装置100のケーシング80の表面に配設された操作パネル(図示せず)の操作を指す。
操作パネルには、例えば、電源ボタン、ORP表示ボタン、通水量表示ボタン、強アルカリ性水供給ボタン、弱アルカリから強アルカリまでのレベル毎に設けられたアルカリ性水供給ボタン、浄水供給ボタン、酸性水供給ボタン、衛生水(強酸性水)供給ボタン、寿命設定上ボタン、寿命設定下ボタン、リセットボタン等が設けられている。操作パネルにはまた、pH値、ORP値、通水量等の情報を表示する7セグメントLED等の表示部等も設けられている。
本実施形態における電解水生成装置100では、大きく分けて、アルカリ性水を供給するアルカリ性水生成モード、浄水を供給する浄水モード、酸性水を供給する酸性水生成モード、衛生水を供給する衛生水生成モードの4つの生成モードがある。
電源ボタンは、電解水生成装置100を起動させるためのボタンであり、どのような状態であっても有効なボタンである。ただし、電源ボタンの押下時に、排水処理等の処理が途中である場合には、それらの処理が終了してから電源が落ちるようにすることが好ましい。
ORP表示ボタンは、7セグメントLEDに、現在の水のORP(酸化還元電位)を表示させるためのボタンである。通水量表示ボタンは、7セグメントLEDに、現在の水の通水量を表示させるためのボタンである。
アルカリ性水生成モードには、アルカリ性の強い順に、強アルカリ性水生成モード、第1レベルのアルカリ性水生成モード、第2レベルのアルカリ性水生成モード、第3レベルのアルカリ性水生成モードがある。アルカリ性水生成モードでは、電磁弁42が開いた状態で、制御回路19aの制御により、第2の電極板12及び第3の電極板13を陰極とし、第1の電極板11を陽極とする。
強アルカリ性水供給ボタンは、電解水生成装置100に、強アルカリ性水の生成を指示するためのボタンである。強アルカリ性水は、例えば、pH10.5であり、煮物、アク抜き、野菜ゆで等に使用することができる。
第1レベルのアルカリ性水供給ボタンは、電解水生成装置100に、第1レベルのアルカリ性水の生成を指示するためのボタンである。第1レベルのアルカリ性水は、例えば、pH9.5であり、料理、お茶等に使用することができる。第2レベルのアルカリ性水供給ボタンは、電解水生成装置100に、第2レベルのアルカリ性水の生成を指示するためのボタンである。第2レベルのアルカリ性水は、例えば、pH9.0であり、炊飯等に使用することができる。第3レベルのアルカリ性水供給ボタンは、電解水生成装置100に、第3レベルのアルカリ性水の生成を指示するためのボタンである。第3レベルのアルカリ性水は、例えば、pH8.5であり、飲み始めの水等として使用することができる。
浄水供給ボタンは、電解水生成装置100に、イオン水を生成することなく水道水からの水をそのまま通水させることを指示するためのボタンである。浄水モードでは、電磁弁42を閉じた状態で、第1の電極板11、第2の電極板12、及び第3の電極板13のいずれにも電圧を印加しない。なお、電磁弁42を閉じることで、排出口63から水が排出されるのを防ぐことができる。
酸性水供給ボタンは、電解水生成装置100に酸性水の生成を指示するためのボタンである。酸性水は、例えば、pH5.5であり、洗顔、麺ゆで、茶渋とり等に使用することができる。酸性水生成モードでは、アルカリ性水生成モードとは逆で、制御回路19aの制御によって、第2の電極板12及び第3の電極板13を陽極とし、第1の電極板11を陰極とする。これにより、取水路7からは酸性水が取水され、排水路8からはアルカリ性水が排水される。
酸性水生成モードでは、微小化ユニット10は、酸性水に溶存していない酸素の気泡を、1ミリメートル未満の大きさに微小化して、酸性水中の溶存酸素濃度を向上させる。すなわち、電気分解で生成された酸性水には、溶存せずに気泡となっている酸素が含まれているが、微小化ユニット10は、酸性水に溶存しないで気泡化した酸素を、より微小な気泡からなる酸素へとマイクロバブル化、ナノバブル(ウルトラファインバブル)化、ファインバブル化する。これにより、酸性水中の溶存酸素量が結果的に増大する。得られた酸素のファインバブルが洗浄・殺菌に効果があると考えられる。
衛生水供給ボタンは、電解水生成装置100に、衛生水の生成を指示するためのボタンである。衛生水は、例えば、pH2.5である。この場合にも、微小化ユニット10は、衛生水(強酸性水)に溶存していない酸素の気泡を、1ミリメートル未満の大きさに微小化して、衛生水中の溶存酸素濃度を向上させる。
寿命設定上ボタンは、上浄水カートリッジ52の種類に応じて寿命が異なるため、上浄水カートリッジ52の寿命を設定するためのボタンである。例えば、上浄水カートリッジ52を、それまで使用してきたカートリッジと異なるカートリッジに交換した場合に、寿命設定上ボタンが押下される。寿命設定下ボタンも、寿命設定上ボタンと同様なボタンであり、下浄水カートリッジ51の寿命を設定するためのボタンである。
電解水生成装置100は、通水量を積算して、積算通水量を計測する機能を有している。リセットボタンは、積算通水量をリセットするためのボタンである。リセットボタンが押下されると、制御回路19aに内在する積算通水量カウンタ(不図示)がクリアされる。なお、リセットボタンは、誤って押下されて積算通水量がリセットされるのを防止するために、2秒長押しで有効となる。リセットボタンは、上浄水カートリッジ52、又は、下浄水カートリッジ51が交換された場合に、使用者によって押下されることを想定している。
強アルカリ性水供給ボタン、第1レベルのアルカリ性水供給ボタン、第2レベルのアルカリ性水供給ボタン、第3レベルのアルカリ性水供給ボタン、浄水供給ボタン、酸性水供給ボタンが使用者によって押下されると、押下されたボタンが点灯して、電解水生成装置100から供給される水の種類を使用者が視認可能となっている。この他、電解槽1内の温度上昇が生じた場合に、使用者に知らせるための温度上昇ランプ等も操作パネル上に配設されている。
[第2の実施形態]
図5は、第2の実施形態における電解水生成装置100Aの概略構成を示す模式図である。図5において、図1に示す構成と同一の構成部分には、同一の符号を付して詳しい説明は省略する。
本実施形態の構成では、電解槽1の第1電極室2で生成されたアルカリ性水に、第2電極室3で生成された酸性水を混合させるための酸性水分岐流路71が設けられている。酸性水分岐流路71は、排水路8の中途から、流量調整機能を有する流路切換弁70を介して分岐し、取水路7に連通している。
原水供給路4から供給される原水は、浄水装置5で浄化された後、電解槽1に流入し、電気分解される。電解槽1の第1電極室2で生成されたアルカリ性水は、取水路7に流れる。また、電解槽1の第2電極室3で生成された酸性水の一部(または全部)は、流路切換弁70を介して、酸性水分岐流路71に流入する。酸性水分岐流路71に流入した酸性水は、取水路7を流れるアルカリ性水と混合される。
すなわち、本実施形態の構成では、電解槽1における電気分解によって、pH10以上の強アルカリ性水を一旦生成し、生成した強アルカリ性水に、電気分解によって生成された酸性水を混合することによって、pH10未満であって、多量の溶存水素が含まれているアルカリ性水を生成する。
本実施形態でも、取水路7に微小化ユニット10が設けられている。従って、酸性水が混合したアルカリ性水は微小化ユニット10に流入して、溶存していない水素の気泡の少なくとも一部は1ミリメートル未満の大きさの水素にマイクロバブル化、ナノバブル(ウルトラファインバブル)化、ファインバブル化する。これにより、アルカリ性水中の溶存水素濃度が向上する。
また、本実施形態の構成によれば、図1に示す構成では捨て水としていた酸性水を有効利用することができ、著しい節水効果を得ることができる。特に、原水の第1電極室2と第2電極室3とへの分配比率や、第1電極室2及び第2電極室3の容積比、電解槽1に配設した各電極への通電量などを適宜決定することにより、第2電極室3で生成される酸性水の排水路8からの排水量をゼロとすることも可能である。すなわち、第2電極室3で生成される酸性水を全て強アルカリ性水の希釈用として用いることにより、酸性水の捨て水をゼロとして、著しい節水効果を得ることができる。
図6は、第2の実施形態における電解水生成装置100Aの具体的な構成を示す図である。図2に示す構成と同一の構成部分には、同一の符号を付して詳しい説明は省略する。
図6に示す構成では、図2に示す構成と比べて、原水バイパス流路9、絞り部61、及び電磁開閉弁62が省略され、流路切換弁70及び酸性水分岐流路71が追加されている。電解槽1の第2電極室3で生成された酸性水の一部(または全部)は、流路切換弁70を介して、酸性水分岐流路71に流入する。酸性水分岐流路71に流入した酸性水は、取水路7を流れるアルカリ性水と混合される。酸性水と混合されたアルカリ性水は、微小化ユニット10に流入し、溶存していない水素の気泡は1ミリメートル未満の大きさの気泡にマイクロバブル化、ナノバブル(ウルトラファインバブル)化、ファインバブル化される。これにより、アルカリ性水中の溶存水素濃度が向上する。
制御回路19aは、強アルカリ性水生成モード、第1レベルのアルカリ性水生成モード、第2レベルのアルカリ性水生成モード、第3レベルのアルカリ性水生成モードに応じて、流路切換弁70の弁開度を調整して、酸性水分岐流路71に流入させる酸性水の量を調整する。
[実施例]
図7は、以下で説明する実施例1〜実施例16の構成と、第1の実施形態における電解水生成装置100の構成のうち、微小化ユニット10を備えていない比較例1及び比較例2の構成とにおいて、電気分解によって生成されるアルカリ性水に含まれる溶存水素量の違い等について示す図である。図7では、溶存水素量の他に、電解槽1と微小化ユニット10との間の吐水の流水の圧力、電気分解時の電圧である電解電圧、電気分解時に流れる電流である電解電流、電解水生成装置から得られるアルカリ性水のpH、水道管20から供給される原水の総流量、電解水生成装置から得られるアルカリ性水の吐水流量、電解水生成装置入口の流水の圧力も示している。
以下で説明する実施例1〜実施例16では、第1の実施形態における電解水生成装置100(図2参照)を用いている。実施例1〜実施例4、及び、実施例9〜実施例12では、図3に示すようなベンチュリー管構造を有する微小化ユニット10を用いた。また、実施例5〜実施例8、及び、実施例13〜実施例16では、図4に示すようなニードルバルブ方式の微小化ユニット10を用いた。
以下の実施例1〜実施例8では、アルカリ性水生成モードを第1レベルのアルカリ性水生成モードとした。
[実施例1]
図3に示すようなベンチュリー管構造を有する微小化ユニット10の入口径H1を10mm、中間胴径H2を5.8mm、吐出部径H3を10mmとし、水道管20から供給される原水の総流量を2.8L/分、電解槽1と微小化ユニット10との間の吐水の流水の圧力を0.018MPaとして、電気分解を行った。この場合、生成されたアルカリ性水のpHは9.65で、溶存水素量は0.37(ppm)となった。
[実施例2]
図3に示すようなベンチュリー管構造を有する微小化ユニット10の入口径H1を10mm、中間胴径H2を4.1mm、吐出部径を10mmとし、水道管20から供給される原水の総流量を2.8L/分、電解槽1と微小化ユニット10との間の吐水の流水の圧力を0.027MPaとして、電気分解を行った。この場合、生成されたアルカリ性水のpHは9.64で、溶存水素量は0.42(ppm)となった。
[実施例3]
図3に示すようなベンチュリー管構造を有する微小化ユニット10の入口径H1を10mm、中間胴径H2を2.9mm、吐出部径を10mmとし、水道管20から供給される原水の総流量を2.8L/分、電解槽1と微小化ユニット10との間の吐水の流水の圧力を0.050MPaとして、電気分解を行った。この場合、生成されたアルカリ性水のpHは9.71で、溶存水素量は0.57(ppm)となった。
[実施例4]
図3に示すようなベンチュリー管構造を有する微小化ユニット10の入口径H1を10mm、中間胴径H2を2.3mm、吐出部径を10mmとし、水道管20から供給される原水の総流量を2.8L/分、電解槽1と微小化ユニット10との間の吐水の流水の圧力を0.110MPaとして、電気分解を行った。この場合、生成されたアルカリ性水のpHは9.73で、溶存水素量は0.51(ppm)となった。
[実施例5]
図4に示すようなニードルバルブ方式の微小化ユニット10において、ニードルバルブ101を調節することにより、電解槽1と微小化ユニット10との間の吐水の流水の圧力を0.018MPaとし、水道管20から供給される原水の総流量を2.8L/分として電気分解を行った。この場合、生成されたアルカリ性水のpHは9.66で、溶存水素量は0.45(ppm)となった。
[実施例6]
図4に示すようなニードルバルブ方式の微小化ユニット10において、ニードルバルブ101を調節することにより、電解槽1と微小化ユニット10との間の吐水の流水の圧力を0.027MPaとし、水道管20から供給される原水の総流量を2.8L/分として電気分解を行った。この場合、生成されたアルカリ性水のpHは9.71で、溶存水素量は0.67(ppm)となった。
[実施例7]
図4に示すようなニードルバルブ方式の微小化ユニット10において、ニードルバルブ101を調節することにより、電解槽1と微小化ユニット10との間の吐水の流水の圧力を0.050MPaとし、水道管20から供給される原水の総流量を2.8L/分として電気分解を行った。この場合、生成されたアルカリ性水のpHは9.75で、溶存水素量は0.46(ppm)となった。
[実施例8]
図4に示すようなニードルバルブ方式の微小化ユニット10において、ニードルバルブ101を調節することにより、電解槽1と微小化ユニット10との間の吐水の流水の圧力を0.100MPaとし、水道管20から供給される原水の総流量を2.8L/分として電気分解を行った。この場合、生成されたアルカリ性水のpHは9.72で、溶存水素量は0.32(ppm)となった。
以下の実施例9〜実施例16では、アルカリ性水生成モードを強アルカリ性水生成モードとした。
[実施例9]
図3に示すようなベンチュリー管構造を有する微小化ユニット10の入口径H1を10mm、中間胴径H2を5.8mm、吐出部径H3を10mmとし、水道管20から供給される原水の総流量を2.5L/分、電解槽1と微小化ユニット10との間の吐水の流水の圧力を0.016MPaとして、電気分解を行った。この場合、生成されたアルカリ性水のpHは9.94で、溶存水素量は0.47(ppm)となった。
[実施例10]
図3に示すようなベンチュリー管構造を有する微小化ユニット10の入口径H1を10mm、中間胴径H2を4.1mm、吐出部径H3を10mmとし、水道管20から供給される原水の総流量を2.5L/分、電解槽1と微小化ユニット10との間の吐水の流水の圧力を0.023MPaとして、電気分解を行った。この場合、生成されたアルカリ性水のpHは9.96で、溶存水素量は0.45(ppm)となった。
[実施例11]
図3に示すようなベンチュリー管構造を有する微小化ユニット10の入口径H1を10mm、中間胴径H2を2.9mm、吐出部径H3を10mmとし、水道管20から供給される原水の総流量を2.5L/分、電解槽1と微小化ユニット10との間の吐水の流水の圧力を0.042MPaとして、電気分解を行った。この場合、生成されたアルカリ性水のpHは10.05で、溶存水素量は0.50(ppm)となった。
[実施例12]
図3に示すようなベンチュリー管構造を有する微小化ユニット10の入口径H1を10mm、中間胴径H2を2.3mm、吐出部径H3を10mmとし、水道管20から供給される原水の総流量を2.5L/分、電解槽1と微小化ユニット10との間の吐水の流水の圧力を0.100MPaとして、電気分解を行った。この場合、生成されたアルカリ性水のpHは10.14で、溶存水素量は0.53(ppm)となった。
[実施例13]
図4に示すようなニードルバルブ方式の微小化ユニット10において、ニードルバルブ101を調節することにより、電解槽1と微小化ユニット10との間の吐水の流水の圧力を0.016MPaとし、水道管20から供給される原水の総流量を2.5L/分として電気分解を行った。この場合、生成されたアルカリ性水のpHは9.94で、溶存水素量は0.52(ppm)となった。
[実施例14]
図4に示すようなニードルバルブ方式の微小化ユニット10において、ニードルバルブ101を調節することにより、電解槽1と微小化ユニット10との間の吐水の流水の圧力を0.023MPaとし、水道管20から供給される原水の総流量を2.5L/分として電気分解を行った。この場合、生成されたアルカリ性水のpHは9.96で、溶存水素量は0.50(ppm)となった。
[実施例15]
図4に示すようなニードルバルブ方式の微小化ユニット10において、ニードルバルブ101を調節することにより、電解槽1と微小化ユニット10との間の吐水の流水の圧力を0.042MPaとし、水道管20から供給される原水の総流量を2.5L/分として電気分解を行った。この場合、生成されたアルカリ性水のpHは10.05で、溶存水素量は0.58(ppm)となった。
[実施例16]
図4に示すようなニードルバルブ方式の微小化ユニット10において、ニードルバルブ101を調節することにより、電解槽1と微小化ユニット10との間の吐水の流水の圧力を0.100MPaとし、水道管20から供給される原水の総流量を2.5L/分として電気分解を行った。この場合、生成されたアルカリ性水のpHは10.14で、溶存水素量は0.52(ppm)となった。
[比較例1]
第1の実施形態における電解水生成装置100の構成のうち、微小化ユニット10を備えていない構成において、アルカリ性水生成モードを第1レベルのアルカリ性水生成モードとし、水道管20から供給される原水の総流量を2.8L/分として、電気分解を行った。微小化ユニット10を設けていないため、吐水の流水の圧力は0Mpaである。この場合、生成されたアルカリ性水のpHは9.56で、溶存水素量は0.21(ppm)となった。
[比較例2]
第1の実施形態における電解水生成装置100の構成のうち、微小化ユニット10を備えていない構成において、アルカリ性水生成モードを強アルカリ性水生成モードとし、水道管20から供給される原水の総流量を2.5L/分として、電気分解を行った。微小化ユニット10を設けていないため、吐水の流水の圧力は0Mpaである。この場合、生成されたアルカリ性水のpHは9.85で、溶存水素量は0.30(ppm)となった。
図8は、アルカリ性水生成モードが第1レベルのアルカリ性水生成モードである実施例1〜4、実施例5〜8、及び比較例1において、吐水の流水の圧力(MPa)と溶存水素量(ppm)との関係を示すグラフである。アルカリ性水生成モードが第1レベルのアルカリ性水生成モードの場合、比較例1と比べて、微小化ユニット10を設けた実施例1〜実施例8では、溶存水素量が少なくとも50%以上増大した。例えば、実施例2では、比較例1と比べて溶存水素量が2倍となり、実施例6では、溶存水素量が3倍以上となった。実施例1〜実施例8ではいずれも、溶存水素量が0.30(ppm)以上となっている。また、生成されたアルカリ性水のpHはいずれも10未満となり、飲用に適している。
図8から分かるように、ベンチュリー管構造を有する微小化ユニット10を用いた場合、吐水の流水の圧力を増大させていくと、吐水の流水の圧力が0.050MPaのときに、溶存水素量は0.57(ppm)で最大値となった(実施例3)。また、吐水の流水の圧力が0.050MPa以上0.110Mpa以下であれば、アルカリ性水のpHが10未満であって、かつ、溶存水素量が0.5(ppm)以上の高い溶存水素量を含むアルカリ性水を得ることができる。
また、図8に示すように、ニードルバルブ方式の微小化ユニット10を用いた場合、吐水の流水の圧力を増大させていくと、吐水の流水の圧力が0.027MPaのときに、溶存水素量は0.67(ppm)で最大値となった(実施例6)。
図9は、アルカリ性水生成モードが強アルカリ性水生成モードである実施例9〜12、実施例13〜16、及び比較例2において、吐水の流水の圧力(MPa)と溶存水素量(ppm)との関係を示すグラフである。アルカリ性水生成モードが強アルカリ性水生成モードの場合でも、比較例2と比べて、微小化ユニット10を設けた実施例9〜実施例16では、溶存水素量が増大した。
図9から分かるように、ベンチュリー管構造を有する微小化ユニット10を用いた場合、吐水の流水の圧力を変化させると、吐水の流水の圧力が0.100MPaのときに、溶存水素量は0.53(ppm)で最大値となった(実施例12)。また、ニードルバルブ方式の微小化ユニット10を用いた場合、吐水の流水の圧力を変化させると、吐水の流水の圧力が0.042MPaのときに、溶存水素量は0.58(ppm)で最大値となった(実施例15)。
以上、上述した実施の形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。よって、本発明は上述した実施の形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施の形態を適宜変形して実施することが可能である。
例えば、上述した実施形態では、電気分解によって、pH10以上の強アルカリ性水を一旦生成し、生成した強アルカリ性水に原水または酸性水を混合させることによって、pH10未満のアルカリ性水を生成した。しかし、電解槽1における電気分解によって、pH10未満のアルカリ性水を生成する構成としてもよい。この場合でも、微小化ユニット10によって溶存していない水素の気泡を、1ミリメートル未満の大きさの水素にマイクロバブル化、ナノバブル(ウルトラファインバブル)化、ファインバブル化することにより、溶存水素量を増大させることができる。
上述した実施形態では、電気分解によって生成したアルカリ性水を取水路7を介して取水する場合には、酸性水を排水路8から排水し、酸性水を取水路7を介して取水する場合には、アルカリ性水を排水路8から排水する構成とした。しかし、排水路8を取水路として機能させて、アルカリ性水及び酸性水の両方を取水できるようにしてもよい。この場合、取水路として機能させる排水路8にも微小化ユニット10を設けることにより、アルカリ性水に溶存していない水素の気泡を1ミリメートル未満の大きさに微小化するとともに、酸性水に溶存していない酸素の気泡を1ミリメートル未満の大きさに微小化することができる。これにより、アルカリ性水の溶存水素濃度を向上させるとともに、酸性水の溶存酸素濃度も向上させることができる。
上述した実施形態では、家庭用で使用される電解水生成装置について説明したが、本発明による電解水生成装置は、産業用等、家庭用以外の用途にも使用することができる。
1…電解槽、2…第1電極室、3…第2電極室、4…原水供給路、6…流路切換弁、7…取水路、8…排水路、9…原水バイパス流路、10…微小化ユニット、19a…制御回路、70…流路切換弁、71…酸性水分岐流路、100、100A…電解水生成装置

Claims (4)

  1. 水を電気分解して、水素が溶存したアルカリ性水及び酸素が溶存した酸性水を生成する電気分解部と、
    前記電気分解部で生成されたアルカリ性水及び酸性水のうちの少なくとも一方を取水するための取水路と、
    前記取水路に設けられ、当該取水路にアルカリ性水が流れる場合には当該アルカリ性水に溶存していない水素の気泡の少なくとも一部を1ミリメートル未満の大きさに微小化し、当該取水路に酸性水が流れる場合には当該酸性水に溶存していない酸素の気泡の少なくとも一部を1ミリメートル未満の大きさに微小化する微小化部と、
    を備え、
    前記電気分解部で水を電気分解している際に、前記電気分解部と前記微小化部との間の流水の圧力は、前記微小化部が設けられていない場合の流水の圧力と比べて高い、電解水生成装置。
  2. 請求項1に記載の電解水生成装置において、
    前記微小化部が設けられていない場合の前記取水路の流水の圧力を0Mpaとすると、前記電気分解部で水を電気分解している際に、前記電気分解部と前記微小化部との間の流水の圧力は0.01MPa以上1MPa以下である、電解水生成装置。
  3. 請求項1または2に記載の電解水生成装置において、
    前記微小化部は、前記アルカリ性水に溶存していない水素の気泡の少なくとも一部、及び、前記酸性水に溶存していない酸素の気泡の少なくとも一部の少なくとも一方を、1マイクロメートル以上1ミリメートル未満の大きさ、及び、1ナノメートル以上1マイクロメートル未満の大きさの少なくとも一方の大きさに微小化する、電解水生成装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の電解水生成装置において、
    前記取水路から取水されるアルカリ性水は、pH10未満であって、かつ、溶存水素量が0.3ppm以上である、電解水生成装置。
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