JP2017055257A - 端末装置、基地局装置、通信システム、および通信品質測定方法 - Google Patents

端末装置、基地局装置、通信システム、および通信品質測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】無駄な測定や報告を減らして、効率良く接続先を決定することができるようにする。【解決手段】基地局装置2から、当該端末装置が接続可能な基地局装置を接続先候補として、その接続先候補に関する選択補助情報を含む候補情報を受信する受信部21と、選択補助情報に基づいて、通信品質の測定対象とする接続先候補を選択するとともに、その接続先候補に通信品質測定時の優先順位を付与する接続先候補選択部22と、この接続先候補選択部で選択された接続先候補に関する通信品質の測定を優先順位にしたがって実施する通信品質測定部23と、この通信品質測定部での測定結果を含む報告情報を基地局装置に送信する送信部25と、を備えたものとする。【選択図】図2

Description

本発明は、基地局装置と無線通信を行う端末装置、端末装置と無線通信を行う基地局装置、端末装置と基地局装置とを備えた通信システム、および端末装置の接続先となる基地局装置を決定するために行われる通信品質測定方法に関するものである。
近年、LTE(Long Term Evolution)などの携帯電話通信網や無線LANなどの様々な無線通信方式が普及しており、スマートフォンなどの端末装置では、これらの無線通信方式のいずれかの基地局を適宜に選択して通信を行うことができ、今後は5G(次世代移動通信システム)が加わり、基地局の選択肢がさらに広がる。このような複数の無線通信方式が混在する通信環境、いわゆるヘテロジニアスネットワークでは、接続可能な基地局が多数存在することから、接続先となる基地局の選択を効率よく行うことができることが求められる。
このような接続先となる基地局の選択に関する技術として、従来、接続先候補となる基地局との間の通信品質を端末装置で測定し、この通信状態の測定結果と、基地局に接続された端末装置の数(アクティブユーザ数)などの情報とに基づいて、最適な接続先を選択する技術が知られている(特許文献1,2参照)。
特許第4832848号公報 特許第5354498号公報
さて、接続先を決定するにあたっては、端末装置において、通信品質の測定が実施されると、その通信品質の測定結果が基地局に報告され、基地局において、通信品質の測定結果のほかに、基地局の混雑度などの情報に基づいて、接続先として適切か否かを評価し、問題ない場合に、その基地局を接続先に決定するようにしている。
このとき、基地局では、混雑などの理由により、端末装置から報告された接続先候補が全て適切でないと評価される場合があり、この場合、端末装置では、別の接続先候補について通信品質の測定を再度実施して、基地局に報告する必要がある。これにより、無駄な測定および報告を行うことになる。
このような不都合は、接続先候補が少ない環境においては特に問題とはならないが、ヘテロジニアスネットワークのように接続先候補が非常に多い環境では、接続先の決定に要する時間が長くなることで、測定の適時性が損なわれ、適切な接続先に接続する機会を逃してしまうという問題があった。また、無駄な動作のために端末装置の消費電力が増大するという問題があった。
本発明は、このような従来技術の問題点を解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、無駄な測定や報告を減らして、効率良く接続先を決定することができるように構成された端末装置、基地局装置、通信システム、および通信品質測定方法を提供することにある。
本発明の端末装置は、基地局装置と無線通信を行う端末装置であって、前記基地局装置から、当該端末装置が接続可能な基地局装置を接続先候補として、その接続先候補に関する選択補助情報を含む候補情報を受信する受信部と、前記選択補助情報に基づいて、通信品質の測定対象とする接続先候補を選択するとともに、その接続先候補に通信品質測定時の優先順位を付与する接続先候補選択部と、この接続先候補選択部で選択された前記接続先候補に関する通信品質の測定を前記優先順位にしたがって実施する通信品質測定部と、この通信品質測定部での測定結果を含む報告情報を前記基地局装置に送信する送信部と、を備えた構成とする。
また、本発明の基地局装置は、端末装置と無線通信を行う基地局装置であって、前記端末装置と接続可能な基地局装置を接続先候補として、その接続先候補に関する候補情報を生成する候補情報生成部と、前記候補情報を前記端末装置に送信する送信部と、前記接続先候補に関する通信品質の測定結果を含む報告情報を前記端末装置から受信する受信部と、前記報告情報に基づいて前記端末装置の接続先を決定する接続先決定部と、を備え、前記候補情報生成部は、前記端末装置において、通信品質の測定対象とする接続先候補に通信品質の測定を行う優先順位を付与する際に用いられる選択補助情報を含む前記候補情報を生成する構成とする。
また、本発明の通信システムは、端末装置と、この端末装置と無線通信を行う基地局装置と、を備えた通信システムであって、前記基地局装置は、前記端末装置と接続可能な基地局装置を接続先候補として、その接続先候補に関する選択補助情報を含む候補情報を生成する候補情報生成部と、前記候補情報を前記端末装置に送信する送信部と、前記接続先候補に関する通信品質の測定結果を含む報告情報を前記端末装置から受信する受信部と、前記報告情報に基づいて前記端末装置の接続先を決定する接続先決定部と、を備え、前記端末装置は、前記基地局装置から前記候補情報を受信する受信部と、前記選択補助情報に基づいて、通信品質の測定対象とする接続先候補を選択するとともに、その接続先候補に通信品質測定時の優先順位を付与する接続先候補選択部と、この接続先候補選択部で選択された前記接続先候補に関する通信品質の測定を前記優先順位にしたがって実施する通信品質測定部と、この通信品質測定部での測定結果を含む報告情報を前記基地局装置に送信する送信部と、を備えた構成とする。
また、本発明の通信品質測定方法は、端末装置の接続先となる基地局装置を決定するために、前記端末装置と接続可能な基地局装置との間の通信品質を測定する通信品質測定方法であって、前記基地局装置から、前記端末装置と接続可能な基地局装置を接続先候補として、その接続先候補に関する選択補助情報を含む候補情報を受信するステップと、前記選択補助情報に基づいて、通信品質の測定対象とする接続先候補を選択するとともに、その接続先候補に通信品質の測定を行う優先順位を付与するステップと、このステップで選択された前記接続先候補に関する通信品質の測定を前記優先順位にしたがって実施するステップと、を備えた構成とする。
本発明によれば、優先順位の高い接続先候補から順に通信品質の測定を実施し、要求される通信品質を満足する接続先候補が見つかると、その接続先候補を基地局装置に報告するため、無駄な測定や報告を減らして、効率良く接続先を決定することができ、特に、通信品質の測定に要する時間を短縮して、適切な接続先に接続する機会を逃す不都合を避けるとともに、端末装置の消費電力を低減することができる。
本実施形態に係る通信システムの全体構成図 端末装置1および基地局装置2の概略構成を示す機能ブロック図 接続先候補リストの一例を示す説明図 RATの優先度を示す説明図 処理済みの接続先候補リストの一例を示す説明図 第2実施形態に係る接続先候補リストの一例を示す説明図 第2実施形態に係る接続先候補選択部22で行われる処理の手順を示すフロー図 RATの通信容量の一例を示す説明図 推定空き容量の一例を示す説明図 各サービスの平均スループットの一例を示す説明図 第2実施形態に係る処理済みの接続先候補リストの一例を示す説明図 第3実施形態に係る接続先候補リストの一例を示す説明図 QCIに関する規格を示す説明図 第3実施形態に係る接続先候補選択部22で行われる処理の手順を示すフロー図 第3実施形態に係る処理済みの接続先候補リストの一例を示す説明図 第4実施形態に係る接続先候補リストの一例を示す説明図 第4実施形態に係る接続先候補選択部22で行われる処理の手順を示すフロー図 第4実施形態に係る処理済みの接続先候補リストの一例を示す説明図 モバイルバックホールのネットワーク構成を示すブロック図 第5実施形態に係る接続先候補リストの一例を示す説明図 第6実施形態に係る接続先候補リストの一例を示す説明図 第7実施形態に係る接続先候補リストの一例を示す説明図 第7実施形態に係る接続先候補選択部22で行われる処理の手順を示すフロー図 端末装置1で使用中のアプリケーションに関する情報の一例を示す説明図 第7実施形態に係る処理済みの接続先候補リストの一例を示す説明図 第8実施形態に係る接続先候補リストの一例を示す説明図 混雑度に関するしきい値の一例を示す説明図 第8実施形態に係る処理済みの接続先候補リストの一例を示す説明図 第9実施形態に係る接続先候補リストの一例を示す説明図 第9実施形態に係る処理済みの接続先候補リストの一例を示す説明図
前記課題を解決するためになされた第1の発明は、基地局装置と無線通信を行う端末装置であって、前記基地局装置から、当該端末装置が接続可能な基地局装置を接続先候補として、その接続先候補に関する選択補助情報を含む候補情報を受信する受信部と、前記選択補助情報に基づいて、通信品質の測定対象とする接続先候補を選択するとともに、その接続先候補に通信品質測定時の優先順位を付与する接続先候補選択部と、この接続先候補選択部で選択された前記接続先候補に関する通信品質の測定を前記優先順位にしたがって実施する通信品質測定部と、この通信品質測定部での測定結果を含む報告情報を前記基地局装置に送信する送信部と、を備えた構成とする。
これによると、優先順位の高い接続先候補から順に通信品質の測定を実施し、要求される通信品質を満足する接続先候補が見つかると、その接続先候補を基地局装置に報告するため、無駄な測定や報告を減らして、効率良く接続先を決定することができ、特に、通信品質の測定に要する時間を短縮して、適切な接続先に接続する機会を逃す不都合を避けるとともに、端末装置の消費電力を低減することができる。
また、第2の発明は、前記選択補助情報は、前記接続先候補の通信の混雑度に関する情報を含む構成とする。
これによると、通信品質の測定対象とする接続先候補の選択および優先順位付けを適切に行うことができる。
また、第3の発明は、前記混雑度に関する情報は、前記接続先候補に接続している端末装置の数であるアクティブユーザ数、前記アクティブユーザ数と収容可能な全アクティブユーザ数の比、周波数帯域使用率、瞬時システムスループット、短区間平均システムスループットと長区間平均システムスループットの比、予測スループット値、バックホール回線使用率、およびX2インタフェースの混雑度の少なくともいずれかである構成とする。
これによると、通信品質の測定対象とする接続先候補の選択および優先順位付けをより一層適切に行うことができる。
また、第4の発明は、前記混雑度に関する情報は、QCIごとに各々の混雑度が区分されている構成とする。
これによると、通信品質の測定対象とする接続先候補の選択および優先順位付けをより一層適切に行うことができる。
また、第5の発明は、前記選択補助情報は、前記基地局装置と端末装置との間の通信の伝送品質に関する情報を含む構成とする。
これによると、通信品質の測定対象とする接続先候補の選択および優先順位付けを適切に行うことができる。
また、第6の発明は、前記伝送品質に関する情報は、上り干渉量および下り干渉量の少なくともいずれかである構成とする。
これによると、通信品質の測定対象とする接続先候補の選択および優先順位付けをより一層適切に行うことができる。
また、第7の発明は、前記選択補助情報は、前記接続先候補に併設されたMECサーバに関する情報を含む構成とする。
これによると、通信品質の測定対象とする接続先候補の選択および優先順位付けを適切に行うことができる。
また、第8の発明は、前記MECサーバに関する情報は、前記MECサーバの有無に関する情報、前記MECサーバの機能に関する情報、および前記MECサーバの混雑度に関する情報の少なくともいずれかを含む構成とする。
これによると、通信品質の測定対象とする接続先候補の選択および優先順位付けをより一層適切に行うことができる。
また、第9の発明は、前記選択補助情報は、前記接続先候補と端末装置との間の通信の安全性に関する情報を含む構成とする。
これによると、通信品質の測定対象とする接続先候補の選択および優先順位付けを適切に行うことができる。
また、第10の発明は、前記通信の安全性に関する情報は、認証情報を用いた認証の有無および認証の種類に関する情報を含む構成とする。
これによると、通信品質の測定対象とする接続先候補の選択および優先順位付けをより一層適切に行うことができる。
また、第11の発明は、前記報告情報は、当該端末装置における前記接続先候補の要望度に関する情報を含む構成とする。
これによると、基地局において、端末装置における接続先候補の要望度を考慮して接続先を決定することができるため、接続先の基地局が複数の端末装置間で競合する場合に端末装置ごとの接続先の選択を行いやすくなる。
また、第12の発明は、端末装置と無線通信を行う基地局装置であって、前記端末装置と接続可能な基地局装置を接続先候補として、その接続先候補に関する候補情報を生成する候補情報生成部と、前記候補情報を前記端末装置に送信する送信部と、前記接続先候補に関する通信品質の測定結果を含む報告情報を前記端末装置から受信する受信部と、前記報告情報に基づいて前記端末装置の接続先を決定する接続先決定部と、を備え、前記候補情報生成部は、前記端末装置において、通信品質の測定対象とする接続先候補に通信品質の測定を行う優先順位を付与する際に用いられる選択補助情報を含む前記候補情報を生成する構成とする。
これによると、第1の発明と同様に、無駄な測定や報告を減らして、効率良く接続先を決定することができる。
また、第13の発明は、前記選択補助情報は、前記接続先候補の通信の混雑度に関する情報を含む構成とする。
これによると、通信品質の測定対象とする接続先候補の選択および優先順位付けを適切に行うことができる。
また、第14の発明は、前記候補情報生成部は、前記接続先候補を所定の条件に適合するものに絞り込む選別処理を行う構成とする。
これによると、端末装置において、接続先候補の絞り込みを更に行うことで、基地局と端末装置の両方の要望を満たすような接続先の選択を行うことができる。
また、第15の発明は、前記候補情報生成部は、前記基地局装置の混雑度、および前記端末装置で現在利用中の通信サービスの内容の少なくともいずれかに基づいて、前記接続先候補を絞り込む構成とする。
これによると、接続先候補の絞り込みを適切に行うことができる。
また、第16の発明は、端末装置と、この端末装置と無線通信を行う基地局装置と、を備えた通信システムであって、前記基地局装置は、前記端末装置と接続可能な基地局装置を接続先候補として、その接続先候補に関する選択補助情報を含む候補情報を生成する候補情報生成部と、前記候補情報を前記端末装置に送信する送信部と、前記接続先候補に関する通信品質の測定結果を含む報告情報を前記端末装置から受信する受信部と、前記報告情報に基づいて前記端末装置の接続先を決定する接続先決定部と、を備え、前記端末装置は、前記基地局装置から前記候補情報を受信する受信部と、前記選択補助情報に基づいて、通信品質の測定対象とする接続先候補を選択するとともに、その接続先候補に通信品質測定時の優先順位を付与する接続先候補選択部と、この接続先候補選択部で選択された前記接続先候補に関する通信品質の測定を前記優先順位にしたがって実施する通信品質測定部と、この通信品質測定部での測定結果を含む報告情報を前記基地局装置に送信する送信部と、を備えた構成とする。
これによると、第1の発明と同様に、無駄な測定や報告を減らして、効率良く接続先を決定することができる。
また、第17の発明は、端末装置の接続先となる基地局装置を決定するために、前記端末装置と接続可能な基地局装置との間の通信品質を測定する通信品質測定方法であって、前記基地局装置から、前記端末装置と接続可能な基地局装置を接続先候補として、その接続先候補に関する選択補助情報を含む候補情報を受信するステップと、前記選択補助情報に基づいて、通信品質の測定対象とする接続先候補を選択するとともに、その接続先候補に通信品質の測定を行う優先順位を付与するステップと、このステップで選択された前記接続先候補に関する通信品質の測定を前記優先順位にしたがって実施するステップと、を備えた構成とする。
これによると、第1の発明と同様に、無駄な測定や報告を減らして、効率良く接続先を決定することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態に係る通信システムの全体構成図である。
この通信システムは、端末装置1と、この端末装置1と無線通信を行う基地局装置2と、を備えており、この複数の基地局装置2の中から適切な接続先が選択されて、その基地局装置2を利用した通信が端末装置1で行われる。この通信システムは、いわゆるヘテロジニアスネットワークであり、基地局装置2には、RAT(Radio Access Technology:無線通信方式)が同じものと異なるものがある。図1に示す例では、5G、LTE、無線LANの各RATの基地局装置2が複数存在する。
なお、5GやLTEの基地局装置2は、いわゆるRRH(Remote Radio Head)を有し、無線LANの基地局装置2は、いわゆるアクセスポイントとなる。また、基地局装置2は、上位通信ネットワークとの中継を行うものであり、5GやLTEの基地局装置2は、いわゆるBBU(Base Band Unit)を有し、無線LANの基地局装置2は、通信を制御する機能を有する。
端末装置1では、接続可能な複数の基地局装置2を接続先候補として、その接続先候補との間の通信品質を測定して、通信品質が所定の条件を満足する基地局装置2を接続先候補として、その接続先候補の識別情報を測定結果と共に基地局装置2に報告し、基地局装置2では、接続先候補に関する通信品質の測定結果や混雑度などに基づいて、接続先として適切か否かを評価し、問題ない場合にはその基地局装置2を接続先に決定して、接続先変更を端末装置1に対して指示する。
次に、図1に示した端末装置1および基地局装置2の概略構成について説明する。図2は、端末装置1および基地局装置2の概略構成を示す機能ブロック図である。
基地局装置2は、候補情報生成部11と、送信部12と、受信部13と、接続先決定部14と、を備えている。
候補情報生成部11では、他の基地局装置2から所要の情報を収集して、対象となる端末装置1と接続可能な基地局装置2を接続先候補として、その接続先候補に関する接続先候補リスト(候補情報)を生成する処理が行われる。なお、この接続先候補リスト(候補情報)には、自身の基地局の所要の情報も含まれる。
この接続先候補リストは、基地局装置2を特定する情報、すなわち、RATと、基地局装置2で通信に利用される周波数と、基地局装置2の識別情報とを含む。さらに、本実施形態では、接続先候補リストに選択補助情報も含む。この選択補助情報は、端末装置1において、通信品質の測定対象として選択された接続先候補に、通信品質測定時の優先順位を付与する際に用いられる。
送信部12では、候補情報生成部11で生成した候補情報を、端末装置1に送信する。受信部13では、接続先候補に関する通信品質の測定結果を含む報告情報を端末装置1から受信する。接続先決定部14では、受信部13で受信した報告情報に基づいて端末装置1の接続先を決定する処理が行われる。
端末装置1は、受信部21と、接続先候補選択部22と、通信品質測定部23と、通信品質評価部24と、送信部25と、を備えている。
受信部21では、基地局装置2から送信される接続先候補リストを受信する。
接続先候補選択部22では、受信部21で受信した接続先候補リストに基づいて、通信品質の測定対象とする接続先候補を選択するとともに、その接続先候補に通信品質測定時の優先順位を付与する処理が行われ、処理済みの接続先候補リストが作成される。なお、接続先候補の選択では絞り込みを行わなくてもよい。すなわち、全ての接続先候補を選択して、その全ての接続先候補を対象にして優先順位を付与することもできる。
通信品質測定部23では、接続先候補選択部22で取得した処理済みの接続先候補リストに基づいて、接続先候補ごとの通信品質の測定が優先順位にしたがって実施される。
通信品質評価部24では、通信品質測定部23での測定結果に基づいて、接続先候補に関する通信品質が所定の条件を満足しているか否かの評価を行う。
ここで、通信品質測定部23および通信品質評価部24では、まず、優先順位が最も高い接続先候補について通信品質の測定が行われ、この接続先候補の通信品質が所定の条件を満足している場合には、次順位以降の接続先候補に関する通信品質の測定は行われない。一方、優先順位が最も高い接続先候補の通信品質が所定の条件を満足していない場合には、次順位の接続先候補に関する通信品質の測定が行われ、この通信品質の測定が、通信品質が所定の条件を満足する接続先候補が見つかるまで繰り返される。
送信部25では、通信品質評価部24での評価結果、すなわち、通信品質が所定の条件を満足している接続先候補の特定情報(RATおよび周波数)と、その接続先候補に関する通信品質の測定結果とを含む報告情報を基地局装置2に送信する。
以上、端末装置1および基地局装置2の概略構成を機能ブロック図にしたがって説明したが、この機能ブロック図に示した各部は、プロセッサ(CPU)に、メモリに記憶された所定のプログラムを実行させることで実現される。
次に、図2に示した端末装置1の接続先候補選択部22で行われる処理について説明する。図3は、接続先候補リストの一例を示す説明図である。図4は、RATの優先度を示す説明図である。図5は、処理済みの接続先候補リストの一例を示す説明図である。
本実施形態では、図3に示すように、選択補助情報として、接続先候補となる基地局装置2と端末装置1との間の通信の混雑度に関する情報(混雑度情報)、図3の例では、アクティブユーザ数が基地局装置2から端末装置1に通知される。
なお、接続先候補リストには、接続先候補ごとのRAT、周波数、識別子、混雑度情報としてのアクティブユーザ数の各情報が含まれる。周波数は、接続先候補となる基地局装置2で通信に利用される周波数である。識別子は、例えばセルIDやSSID(サービスセット識別子: Service Set Identifier)などのように、基地局装置2を識別できるものであればよい。アクティブユーザ数は、基地局装置2に接続する端末装置1の数である。
なお、基地局装置2は、異なるRATの基地局装置2に関する情報を取得することができない場合があり、この場合、基地局装置2の各々において、自装置で取得可能な基地局装置2に関する情報に基づいて接続先候補リストを作成して、その接続先候補リストを個別に端末装置1に通知すればよい。また、接続可能な基地局装置2から自装置に関する候補情報を個別に端末装置1に通知して、端末装置1において接続先候補リストを作成するようにしてもよい。
接続先候補選択部22では、アクティブユーザ数に基づいて、接続先候補の優先順位付けが行われる。この優先順位付けでは、アクティブユーザ数が少ない、すなわち、混雑度が低い順に接続先候補に優先順位が付与される。
また、図4に示すように、RATには優先度が予め付与されており、RATの優先度が高い順に接続先候補に優先順位が付与される。なお、RATの優先度は、基地局装置2が指定して報知情報などにより端末装置1に通知されるようにしてもよく、また、端末装置1のポリシーに応じて端末装置1で決定したものでもよい。
優先順位を付与するにあたっては、RATが混雑度(アクティブユーザ数)より優先される。図4に示す例では、5G、無線LAN、LTEの順に優先度が高く設定されており、まず、RATの優先度が高い5Gの接続先候補に対して、混雑度による優先順位が付与され、ついで、次にRATの優先度が高い無線LANの接続先候補に対して、混雑度による優先順位が付与され、最後に、RATの優先度が最も低いLTEの接続先候補に対して、混雑度による優先順位が付与される。これにより、図5に示すような処理済みの接続候補リストが得られる。
このようにして、接続先候補選択部22で優先順位付けが行われると、通信品質測定部23において、この接続候補選択リストに基づいて、優先順位の高いものから順に通信品質の測定を実施する。このとき、要求される通信品質を満足する接続先候補が見つかると、それを接続先候補に決定し、以後の処理、すなわち、優先順位の低い接続先候補に関する通信品質の測定は省略される。
以上のように、本実施形態では、接続先候補ごとの混雑度(アクティブユーザ数)に関する情報が基地局装置2から端末装置1に通知され、混雑度が低いものから順に接続先候補に優先順位を付与して、その優先順位にしたがって通信品質の測定が行われることから、混雑度が低い接続先への接続が促されるため、トラフィックが均一化され、輻輳によるユーザスループットの低下を防ぐことができる。
なお、本実施形態では、混雑度情報として、アクティブユーザ数を通知するようにしたが、混雑度情報として、瞬時システムスループットを通知するようにしてもよい。また、混雑度情報として、短区間平均システムスループットと長区間平均システムスループットの比を通知するようにしてもよい。
ところで、基地局装置2では、接続先候補リストを端末装置1に通知するにあたり、事前に、候補情報生成部11において、接続先候補をある程度絞り込む、例えば、基地局にとって都合のよい接続先候補に絞り込む選別処理を実施した上で、接続先候補リストを端末装置1に通知するようにしてもよい。この場合、端末装置1において、接続先候補の絞り込みを更に行うことで、基地局装置2と端末装置1の両方の要望をある程度満たすような接続先の選択を行うことができる。
候補情報生成部11による接続先候補の絞り込みは、混雑度に基づいて行うことができる。また、接続先候補の絞り込みを、端末装置1で現在利用中の通信サービスの内容に基づいて行うようにしてもよい。例えば、音声通話中の端末装置1が速い速度で移動している場合には、セル半径が大きいマクロセルでの通信が適切であることから、接続先候補からマクロセル以外を除外した上で、端末装置1に通知することにより、不適切な基地局装置2に接続されることを防止することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。なお、ここで特に言及しない点は前記の実施形態と同様である。図6は、第2実施形態に係る接続先候補リストの一例を示す説明図である。図7は、第2実施形態に係る接続先候補選択部22で行われる処理の手順を示すフロー図である。図8は、RATの通信容量の一例を示す説明図である。図9は、推定空き容量の一例を示す説明図である。図10は、各サービスの平均スループットの一例を示す説明図である。図11は、第2実施形態に係る処理済みの接続先候補リストの一例を示す説明図である。
本実施形態では、図6に示すように、混雑度情報として、アクティブユーザ数を基準にした混雑度を表す比率、具体的には、アクティブユーザ数と収容可能な全アクティブユーザ数との比率、すなわち、収容可能な全アクティブユーザ数に対するアクティブユーザ数の割合(%)が、基地局装置2から端末装置1に通知される。
この場合、端末装置1では、図7に示すように、接続先候補選択部22において、まず、接続先候補(基地局装置2)ごとの空き容量を推定する(ST101)。推定空き容量は、次式により算出することができる。
推定空き容量=RATの通信容量×{(100−混雑度)/100}
ここで、各RATの通信容量は、図8に示すように定められている。これにより、上記式によって算出される接続先候補ごとの推定空き容量は、図9に示すようになる。
次に、端末装置1で現在利用中の通信サービスを継続して利用する上で必要な空き容量と、図9に示した推定空き容量とを比較して、必要な空き容量を有していない接続先候補を除外して、必要な空き容量を有する接続先候補に絞り込む(ST102)。
ここで、必要な空き容量は、端末装置1が利用中の全ての通信サービスの平均スループットから算出すればよい。図10に示す例では、端末装置1で利用中の全ての通信サービスの平均スループットの合計が310Mbpsとなっており、最低でも310Mbpsの空き容量が必要となるため、推定空き容量が310Mbps未満の接続先候補は除外される。
このようにして、接続先候補の絞り込みが行われると、絞り込みで残った接続先候補がある場合には(ST103でYes)、接続先候補の優先順位付けが行われる(ST104)。この優先順位付けでは、推定空き容量が大きい順に、接続先候補に優先順位が付与される。一方、絞り込みで残った接続先候補がない場合には(ST103でNo)、接続候補リストにある全ての接続先候補を測定対象とする(ST105)。
ここで、図9および図10に示した例では、所定の条件を満足する接続先候補、すなわち推定空き容量が必要な空き容量(全サービスの平均スループットの合計値)である310Mbps以上となる接続先候補が複数あり、これらの接続先候補に対して、推定空き容量が大きい順に優先順位が付与される。これにより、図11に示すような処理済みの接続候補リストが得られる。
なお、図11に示した例では、RATの優先度を考慮せずに優先順位付けを行っているが、RATの優先度を考慮して優先順位付けを行うようにしてもよい。
このように、本実施形態では、アクティブユーザ数に関する比率に基づいて、優先順位付けを行うようにしており、これにより、比率の母数、すなわち収容可能な全アクティブユーザ数が接続先候補で異なる場合に、混雑度を正確に評価することができる。さらに、現在利用中の通信サービスを継続して利用する上で必要な条件として、現在利用中の通信サービスを継続して利用する上で必要な通信容量と比較することで、接続先候補を絞り込むことができるため、通信品質の測定をより一層効率よく行うことができる。
また、本実施形態では、アクティブユーザ数を基準にした混雑度を表す比率を、各RATの通信容量に基づいて空き容量に換算した上で、優先順位付けを行うようにしており、これにより、空き容量が多い接続先への接続を促すことができるため、トラフィックが均一化され、輻輳によるユーザスループットの低下を防ぐことができる。
なお、アクティブユーザ数に関する比率(アクティブユーザ数と収容可能な全アクティブユーザ数との比率)そのものに基づいて優先順位付けを行ってもよい。具体的には、アクティブユーザ数に関する比率が低い、すなわち、混雑度が低い順に接続先候補に優先順位を付与するようにしてもよい。
ところで、端末装置1から基地局装置2に接続先候補の通信品質の測定結果を報告する際に、その接続先候補の要望度を合わせて報告するようにしてもよい。これにより、接続先の基地局装置2が複数の端末装置1間で競合する場合に、端末装置1ごとの接続先の選択を行いやすくなる。この場合、例えば、要望度を「高」、「中」、「低」と3段階にわけるようにするとよい。例えば、図10に示すように端末装置1で利用中の全ての通信サービスの平均スループットの合計が310Mbpsの場合、図11に示した例では、いままで通りの通信が可能である接続先候補(推定空き容量が310Mbps以上)が複数確保できているため、すべての接続先候補の要望度を「中」とする。一方、端末装置1で、全サービスの平均スループットが1000Mbpsとすると、推定空き容量が1000Mbps以上の接続先候補は一つしか確保できないため、この接続先候補の要望度を「高」とする。
なお、本実施形態では、混雑度情報として、アクティブユーザ数に関する比率を用いるようにしたが、混雑度情報として、周波数帯域使用率(利用可能な帯域幅に対する利用中の帯域幅の割合)を用いるようにしてもよい。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について説明する。なお、ここで特に言及しない点は前記の実施形態と同様である。図12は、第3実施形態に係る接続先候補リストの一例を示す説明図である。図13は、QCIに関する規格を示す説明図である。図14は、第3実施形態に係る接続先候補選択部22で行われる処理の手順を示すフロー図である。図15は、第3実施形態に係る処理済みの接続先候補リストの一例を示す説明図である。
本実施形態では、図12に示すように、混雑度情報として、QCI(QoS Class Identifier)ごとのアクティブユーザ数と収容可能な全アクティブユーザ数との比率(%)が通知される。
図13に示すように、3GPP(Third Generation Partnership Project)において、QCIに関する規格が定められている。この規格では、9つのQCIが定義され、QCIごとに、帯域保証の有無(Resource Type)、優先度(Priority)、通信品質、すなわち、遅延時間(Packet Delay Budget)、パケットエラー損失率(Packet Error Loss Rate)、および想定サービス(Example Services)が規定されている。
この規格では、通信サービスの種類ごとに、満足すべき通信品質と、優先度(Priority)とが規定されており、優先度として示される数値が小さい通信サービスほど優先して無線リソースが割当てられる。
なお、図13に示した規定は、LTEに関するものであり、5Gにも適用されるが、無線LANには同様の規定がないため、図12に示した例では、無線LANの場合には、QCIによる区分のない、アクティブユーザ数と収容可能な全アクティブユーザ数の比を使用している。
この場合、端末装置1では、図14に示すように、接続先候補選択部22において、まず、端末装置1で使用中の通信サービスのQCIを取得する(ST201)。ここで、複数の通信サービスが使用中である場合は、最も優先度(Priority)の高い通信サービスのQCIを取得する。なお、スループットが最も高い通信サービスのQCIを取得するようにしてもよい。
次に、端末装置1で使用中のサービスのQCIの優先度(Priority)以上の優先度となるQCIの混雑度(アクティブユーザ数と収容可能な全アクティブユーザ数の比)を接続先候補ごとに算出する(ST202)。ここで、例えば、端末装置1が使用中のサービスのQCIが「3」の場合、QCIが「3」の場合の優先度(「3」)以上の優先度となるQCIは、図13に示すように、QCIが「5」(優先度は「1」)と、QCIが「1」(優先度は「2」)の場合であり、QCIが「5」の場合の混雑度と、QCIが「1」の場合の混雑度とを加算して、接続先候補の混雑度を算出する。例えば、図12に示す識別子「ID00」の場合、「QCI5」の21%と「QCI1」の20%を加算すると、41%となる。これにより、接続先候補ごとの混雑度は、図15に示すようになる。これは、端末装置1で使用中の通信サービスよりQCIの優先度が高い通信サービスを利用しているユーザに関する混雑度を表している。
このようにして、QCIに基づいて集計された接続先候補ごとの混雑度(アクティブユーザ数と収容可能な全アクティブユーザ数との比率)が得られると、混雑度が低い順に接続先候補に優先順位が付与される(ST203)。以降の通信品質測定、通信品質評価、および送信の各処理は前記の実施形態と同様である。
以上のように、本実施形態では、端末装置1で使用中の通信サービスよりQCIの優先度が高い通信サービスを利用しているユーザに関する混雑度に基づいて接続先候補に優先順位が付与されるため、通信品質の測定対象とする接続先候補の選択および優先順位付けを適切に行うことができる。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態について説明する。なお、ここで特に言及しない点は前記の実施形態と同様である。図16は、第4実施形態に係る接続先候補リストの一例を示す説明図である。図17は、第4実施形態に係る接続先候補選択部22で行われる処理の手順を示すフロー図である。図18は、第4実施形態に係る処理済みの接続先候補リストの一例を示す説明図である。
本実施形態では、図16に示すように、混雑度情報として、予測スループット値、すなわち、端末装置1で実現可能と予測されるスループット値が通知される。この予測スループット値は、未使用の無線リソースを利用した場合の最大スループットでもよいし、端末装置1の現在位置を基地局装置2に通知したうえで、当該位置に基づいた過去の通信実績値から算出してもよい。
この場合、端末装置1では、図17に示すように、接続先候補選択部22において、まず、端末装置1が現在利用しているサービスで要求されるスループットを満足するものがあるかにより、接続先候補の絞り込みが行われる(ST301)。この接続先候補の絞り込みは、第2実施形態と同様である。
このようにして、接続先候補の絞り込みが行われると、絞り込みで残った接続先候補がある場合には(ST302でYes)、予測スループット値が大きい順に優先順位を付与する優先順位付けが行われる(ST303)。一方、絞り込みで残った接続先候補がない場合には(ST302でNo)、接続候補リストにある全ての接続先候補を測定対象とする(ST304)。
ここで、図16に示した例では、所定の条件を満足する接続先候補、すなわち予測スループット値が、必要なスループット値(例えば、図10の場合、端末装置1で利用中の全ての通信サービスの平均スループットの合計である310Mbps)以上となる接続先候補が複数あり、これらの接続先候補に対して、予測スループット値が大きい順に優先順位が付与される。これにより、図18に示すような処理済みの接続候補リストが得られる。
(第5実施形態)
次に、第5実施形態について説明する。なお、ここで特に言及しない点は前記の実施形態と同様である。図19は、モバイルバックホールのネットワーク構成を示すブロック図である。図20は、第5実施形態に係る接続先候補リストの一例を示す説明図である。
図19に示すように、基地局装置2は、上位のコアネットワーク(上位通信ネットワーク)との中継を行う中継装置(S−GW:Serving Gateway)4とともにモバイルバックホールを構成し、基地局装置2と中継装置4とがバックホール回線を介して相互に接続されている。このモバイルバックホールは、基地局装置2と基地局装置2とで構成されるモバイルフロントホールの上位通信ネットワークとなる。基地局装置2はX2インタフェース(X2−IF)を介して相互に接続されている。
本実施形態では、図20に示すように、混雑度情報として、バックホール回線使用率、すなわち、バックホール回線における最大通信可能量に対する現在の通信量の割合が、基地局装置2から端末装置1に通知される。このバックホール回線使用率は、基地局装置2と中継装置4との間の混雑度を表している。
また、混雑度情報として、X2インタフェースの回線使用率、すなわち、基地局装置2を相互に接続するX2インタフェースにおける最大通信可能量に対する現在の通信量の割合を通知するようにしてもよい。
なお、無線LANでは、バックホール回線の混雑度を考慮する必要はないため、回線使用率を0%とする。
このように、バックホール回線使用率が基地局装置2から端末装置1に通知されると、端末装置1では、接続先候補選択部22において、バックホール回線使用率に基づいて、接続先候補の優先順位付けが行われる。この優先順位付けでは、バックホール回線使用率が低い順に優先順位を付与する。以降の通信品質測定、通信品質評価、および送信の各処理は前記の実施形態と同様である。
以上のように、本実施形態では、バックホール回線使用率に基づいて、接続先候補の優先順位付けが行われるため、モバイルバックホールの混雑度を考慮した接続先候補の選択および優先順位付けを行うことができる。さらに、前記の実施形態で示したように、無線回線ネットワーク(モバイルフロントホール)の混雑度と組み合わせて、接続先候補の選択および優先順位付けを行うようにすると、通信品質の測定対象とする接続先候補の選択および優先順位付けをより一層適切に行うことができる。
特に、モバイルバックホールの回線使用率が低い基地局装置2、すなわち、基地局装置2と中継装置4との間の混雑度が低い基地局装置2を選択することで、中継装置4が、基地局装置2へユーザデータを滞りなく送信することができるため、基地局装置2内でバッファリングしている対象ユーザの送信データが枯渇することによるユーザスループットの低下を避けることができる。また、X2インタフェースの回線使用率が低い、すなわち、基地局装置2間の混雑度が低い基地局装置2を選択することで、基地局装置2が、他の基地局装置2へユーザデータを滞りなく送信することができるため、基地局装置2内でバッファリングしている対象ユーザの送信データが枯渇することによるユーザスループットの低下を避けることができる。
(第6実施形態)
次に、第6実施形態について説明する。なお、ここで特に言及しない点は前記の実施形態と同様である。図21は、第6実施形態に係る接続先候補リストの一例を示す説明図である。
本実施形態では、図21に示すように、選択補助情報として、基地局装置2と端末装置1との間の通信の伝送品質に関する情報(伝送品質情報)、具体的には、上り干渉量、すなわち端末装置1から基地局装置2への上り信号の干渉量が、基地局装置2から端末装置1に通知される。図21に示した例では、上り干渉量を「高」、「中」、「低」の3段階にレベル分けして通知するようにしている。この上り干渉量は、基地局装置2で測定される。
この場合、端末装置1では、接続先候補選択部22において、上り干渉量に基づいて、接続先候補の優先順位付けを行う。この優先順位付けでは、上り干渉量が小さい、すなわち伝送品質が高い順に接続先候補に優先順位を付与する。以降の通信品質測定、通信品質評価、および送信の各処理は前記の実施形態と同様である。
また、伝送品質情報として、下り干渉量、すなわち基地局装置2から端末装置1への下り信号の干渉量を通知するようにしてもよい。この場合、下り干渉量は端末装置1で測定されることから、基地局装置2において、端末装置1から報告される下り干渉量を蓄積しておき、端末装置1に下り干渉量を通知する際には、通知対象となる端末装置1から現在位置を取得して、その端末装置1の現在位置の周辺で過去に測定された下り干渉量を取得して端末装置1に通知するとよい。
なお、干渉量には、例えば、SINR(Signal to Noise Interference Ratio:信号対干渉電力雑音比)や、RSRQ(Reference Signal Received Quality:基準信号受信品質)を用いるとよい。また、図21に示した例では、干渉量のレベル(「高」、「中」、「低」)を通知するようにしたが、干渉量の値そのものを通知するようにしてもよい。
(第7実施形態)
次に、第7実施形態について説明する。なお、ここで特に言及しない点は前記の実施形態と同様である。図22は、第7実施形態に係る接続先候補リストの一例を示す説明図である。図23は、第7実施形態に係る接続先候補選択部22で行われる処理の手順を示すフロー図である。図24は、端末装置1で使用中のアプリケーションに関する情報の一例を示す説明図である。図25は、第7実施形態に係る処理済みの接続先候補リストの一例を示す説明図である。
本実施形態では、図22に示すように、選択補助情報として、接続先候補となる基地局装置2に併設されたMEC(Mobile Edge Computing)サーバに関する情報、具体的には、MECサーバの有無、およびMECサーバの機能に関する情報が、基地局装置2から端末装置1に通知される。図22に示す例では、MECサーバの識別子(MEC ID)、MECサーバにインストールされているアプリケーションやMECサーバにキャッシュされているデータの種類(MECサーバ機能)、アプリケーションの動作状態(MECサーバ動作状態)が通知される。なお、キャッシュされるデータは、例えばその地域に限定された情報や人気のダウンロードコンテンツなどである。
この場合、端末装置1では、図23に示すように、接続先候補選択部22において、まず、端末装置1で使用中のアプリケーションに関する情報を取得する(ST401)。具体的には、使用しているアプリケーションの名称や種類と、そのアプリケーションがMECサーバと通信しているか否かに関する情報と、を取得する。図24に示す例では、交通情報のアプリケーションがMECサーバと通信を行っており、その他のアプリケーションはMECサーバと通信を行っていない。
このようにして、端末装置1で使用中のアプリケーションに関する情報を取得すると、次に、接続先候補の優先順位付けが行われる(ST402)。この優先順位付けでは、接続先候補のMECサーバが、現在使用中のアプリケーションで通信しているMECサーバと同一である接続先候補を、第1の順位とし、次に、接続先候補のMECサーバが、使用中のアプリケーションと通信しているMECサーバと異なるものの、同一のアプリケーションを備えており、かつ、そのアプリケーションが動作中である接続先候補を、第2の順位とし、次に、接続先候補のMECサーバが、使用中のアプリケーションと通信しているMECサーバと異なるものの、同一のアプリケーションを備えており、かつ、そのアプリケーションが停止中である接続先候補を、第3の順位とし、その他を、第4の順位とする。
このようにして、接続先候補に対して優先順位付けが行われると、図25に示すような処理済みの接続候補リストが得られる。以降の通信品質測定、通信品質評価、および送信の各処理は前記の実施形態と同様である。
なお、アプリケーションの動作状態に、「緊急中」を設定し、例えば、緊急車両が通過している場合や、災害が発生している場合などに、緊急事態が発生していることを通知するようにしてもよい。この場合、該当する接続先候補の優先度を下げることにより、緊急事態が発生しているときの突発的な輻輳を回避することができる。
(第8実施形態)
次に、第8実施形態について説明する。なお、ここで特に言及しない点は前記の実施形態と同様である。図26は、第8実施形態に係る接続先候補リストの一例を示す説明図である。図27は、混雑度に関するしきい値の一例を示す説明図である。図28は、第8実施形態に係る処理済みの接続先候補リストの一例を示す説明図である。
本実施形態では、図26に示すように、MECサーバに関する情報として、MECサーバの混雑度に関する情報が、基地局装置2から端末装置1に通知される。図26に示す例では、MECサーバの混雑度に関する情報として、接続率、CPU使用率およびメモリ使用率が通知される。接続率は、端末装置1においてMECサーバに接続しているアプリケーションの数と、MECサーバにおいて接続可能なアプリケーションの総数との比である。なお、接続率は、接続している端末装置1の数と、接続可能な端末装置1の総数の比としてもよい。
この場合、端末装置1では、接続先候補選択部22において、MECサーバの混雑度に基づいて、接続先候補の優先順位付けが行われる。この優先順位付けでは、図27に示すような混雑度に関するしきい値が用いられる。このしきい値は、接続率、CPU使用率およびメモリ使用率の各項目において、端末装置1でアプリケーションを円滑に実行する上で許容される上限値であり、MECサーバと通信中のアプリケーションに関して設定される。
優先順位付けでは、MECサーバの混雑度に関する情報として基地局装置2から通知された接続率、CPU使用率およびメモリ使用率の各項目の値を、接続率、CPU使用率およびメモリ使用率の各項目のしきい値と比較し、各項目の値がしきい値以下となる接続先候補に、高い優先順位を付与し、それ以外の接続先候補に低い優先順位を付与する。具体的には、各項目の値の全てがしきい値以下となる接続先候補を、第1の順位とし、次に、各項目の値のいずれかがしきい値以下となる接続先候補を、第2の順位とし、次に、各項目の値の全てがしきい値より大きくなる接続先候補を、第3の順位とし、MECサーバがない接続先候補を、第4の順位とする。
このようにして、接続先候補に対して優先順位付けが行われると、図28に示すような処理済みの接続候補リストが得られる。以降の通信品質測定、品質評価、および送信の各処理は前記の実施形態と同様である。
(第9実施形態)
次に、第9実施形態について説明する。なお、ここで特に言及しない点は前記の実施形態と同様である。図29は、第9実施形態に係る接続先候補リストの一例を示す説明図である。図30は、第9実施形態に係る処理済みの接続先候補リストの一例を示す説明図である。
本実施形態では、図29に示すように、選択補助情報として、接続先候補ごとのセキュリティに関する情報、すなわち、接続先候補となる基地局装置2と端末装置1との間の通信の安全性に関する情報が、基地局装置2から端末装置1に通知される。特に本実施形態では、セキュリティに関する情報として、認証情報(パスワードなど)を用いた認証の有無および認証の種類に関する情報が通知される。図29に示す例では、個人認証、すなわちユーザに個別に付与されたパスワードによる認証が行われている場合と、公衆無線LANのように、公開すなわち複数のユーザで共有されたパスワードによる認証が行われている場合と、認証が行われていない場合との別が通知される。
この場合、端末装置1では、接続先候補選択部22において、セキュリティ情報に基づいて、接続先候補の優先順位付けが行われる。この優先順位付けでは、セキュリティのレベルが高い順に順位付けが行われる。すなわち、個人認証が行われている接続先候補を、第1の順位とし、次に、公開されたパスワードによる認証が行われている接続先候補を、第2の順位とし、認証が行われていない接続先候補を、第3の順位とする。
このようにして、接続先候補に対して優先順位付けが行われると、図30に示すような処理済みの接続候補リストが得られる。以降の通信品質測定、品質評価、および送信の各処理は前記の実施形態と同様である。
なお、通信の安全性を確保するためには、暗号化などに関して各種の方式があり、端末装置1のポリシーなどに基づいて、セキュリティの内容に応じた順位付けを行うようにするとよい。
以上、本発明を特定の実施形態に基づいて説明したが、これらの実施形態はあくまでも例示であって、本発明はこれらの実施形態によって限定されるものではない。また、上記実施形態に示した本発明に係る端末装置、基地局装置、通信システム、および通信品質測定方法の各構成要素は、必ずしも全てが必須ではなく、少なくとも本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜取捨選択することが可能である。
例えば、前記の各実施形態では、端末装置において、通信品質の測定対象とする接続先候補を選択するとともに、その接続先候補に通信品質測定時の優先順位を付与する際に用いられる選択補助情報の例をそれぞれ示したが、この各実施形態で示した選択補助情報を複数組み合わせて、通信品質の測定対象とする接続先候補の選択および優先順位付けを行うことも可能である。
本発明に係る端末装置、基地局装置、通信システム、および通信品質測定方法は、無駄な測定や報告を減らして、効率良く接続先を決定することができる効果を有し、基地局装置と無線通信を行う端末装置、端末装置と無線通信を行う基地局装置、端末装置と基地局装置とを備えた通信システム、および端末装置の接続先となる基地局装置を決定するために行われる通信品質測定方法などとして有用である。
1 端末装置
2 基地局装置
4 中継装置
11 候補情報生成部
12 送信部
13 受信部
14 接続先決定部
21 受信部
22 接続先候補選択部
23 通信品質測定部
24 通信品質評価部
25 送信部

Claims (17)

  1. 基地局装置と無線通信を行う端末装置であって、
    前記基地局装置から、当該端末装置が接続可能な基地局装置を接続先候補として、その接続先候補に関する選択補助情報を含む候補情報を受信する受信部と、
    前記選択補助情報に基づいて、通信品質の測定対象とする接続先候補を選択するとともに、その接続先候補に通信品質測定時の優先順位を付与する接続先候補選択部と、
    この接続先候補選択部で選択された前記接続先候補に関する通信品質の測定を前記優先順位にしたがって実施する通信品質測定部と、
    この通信品質測定部での測定結果を含む報告情報を前記基地局装置に送信する送信部と、
    を備えたことを特徴とする端末装置。
  2. 前記選択補助情報は、前記接続先候補の通信の混雑度に関する情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記混雑度に関する情報は、前記接続先候補に接続している端末装置の数であるアクティブユーザ数、前記アクティブユーザ数と収容可能な全アクティブユーザ数の比、周波数帯域使用率、瞬時システムスループット、短区間平均システムスループットと長区間平均システムスループットの比、予測スループット値、バックホール回線使用率、およびX2インタフェースの混雑度の少なくともいずれかであることを特徴とする請求項2に記載の端末装置。
  4. 前記混雑度に関する情報は、QCIごとに各々の混雑度が区分されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の端末装置。
  5. 前記選択補助情報は、前記基地局装置と端末装置との間の通信の伝送品質に関する情報を含むことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の端末装置。
  6. 前記伝送品質に関する情報は、上り干渉量および下り干渉量の少なくともいずれかであることを特徴とする請求項5に記載の端末装置。
  7. 前記選択補助情報は、前記接続先候補に併設されたMECサーバに関する情報を含むことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の端末装置。
  8. 前記MECサーバに関する情報は、前記MECサーバの有無に関する情報、前記MECサーバの機能に関する情報、および前記MECサーバの混雑度に関する情報の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項7に記載の端末装置。
  9. 前記選択補助情報は、前記接続先候補と端末装置との間の通信の安全性に関する情報を含むことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の端末装置。
  10. 前記通信の安全性に関する情報は、認証情報を用いた認証の有無および認証の種類に関する情報を含むことを特徴とする請求項9に記載の端末装置。
  11. 前記報告情報は、当該端末装置における前記接続先候補の要望度に関する情報を含むことを特徴とする請求項1から請求項10のいずれかに記載の端末装置。
  12. 端末装置と無線通信を行う基地局装置であって、
    前記端末装置と接続可能な基地局装置を接続先候補として、その接続先候補に関する候補情報を生成する候補情報生成部と、
    前記候補情報を前記端末装置に送信する送信部と、
    前記接続先候補に関する通信品質の測定結果を含む報告情報を前記端末装置から受信する受信部と、
    前記報告情報に基づいて前記端末装置の接続先を決定する接続先決定部と、
    を備え、
    前記候補情報生成部は、前記端末装置において、通信品質の測定対象とする接続先候補に通信品質の測定を行う優先順位を付与する際に用いられる選択補助情報を含む前記候補情報を生成することを特徴とする基地局装置。
  13. 前記選択補助情報は、前記接続先候補の通信の混雑度に関する情報を含むことを特徴とする請求項12に記載の基地局装置。
  14. 前記候補情報生成部は、前記接続先候補を所定の条件に適合するものに絞り込む選別処理を行うことを特徴とする請求項12または請求項13に記載の基地局装置。
  15. 前記候補情報生成部は、前記基地局装置の混雑度、および前記端末装置で現在利用中の通信サービスの内容の少なくともいずれかに基づいて、前記接続先候補を絞り込むことを特徴とする請求項14に記載の基地局装置。
  16. 端末装置と、この端末装置と無線通信を行う基地局装置と、を備えた通信システムであって、
    前記基地局装置は、
    前記端末装置と接続可能な基地局装置を接続先候補として、その接続先候補に関する選択補助情報を含む候補情報を生成する候補情報生成部と、
    前記候補情報を前記端末装置に送信する送信部と、
    前記接続先候補に関する通信品質の測定結果を含む報告情報を前記端末装置から受信する受信部と、
    前記報告情報に基づいて前記端末装置の接続先を決定する接続先決定部と、
    を備え、
    前記端末装置は、
    前記基地局装置から前記候補情報を受信する受信部と、
    前記選択補助情報に基づいて、通信品質の測定対象とする接続先候補を選択するとともに、その接続先候補に通信品質測定時の優先順位を付与する接続先候補選択部と、
    この接続先候補選択部で選択された前記接続先候補に関する通信品質の測定を前記優先順位にしたがって実施する通信品質測定部と、
    この通信品質測定部での測定結果を含む報告情報を前記基地局装置に送信する送信部と、
    を備えたことを特徴とする通信システム。
  17. 端末装置の接続先となる基地局装置を決定するために、前記端末装置と接続可能な基地局装置との間の通信品質を測定する通信品質測定方法であって、
    前記基地局装置から、前記端末装置と接続可能な基地局装置を接続先候補として、その接続先候補に関する選択補助情報を含む候補情報を受信するステップと、
    前記選択補助情報に基づいて、通信品質の測定対象とする接続先候補を選択するとともに、その接続先候補に通信品質の測定を行う優先順位を付与するステップと、
    このステップで選択された前記接続先候補に関する通信品質の測定を前記優先順位にしたがって実施するステップと、
    を備えたことを特徴とする通信品質測定方法。
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