JP2017055233A - 表示装置、表示システム、及び、表示装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、頭部装着型の表示装置を利用して、簡易で直感的な方法によるメンテナンスを可能とすることを目的とする。
本発明によれば、使用者の頭部に装着される表示装置によって、評価対象物の評価結果に関する表示を行う。これにより、頭部装着型の表示装置を利用して、評価対象物に関する評価結果を容易に確認することができ、簡易で直感的な方法によるメンテナンスが可能になる。
本発明によれば、表示装置によって評価対象物の状態を評価して評価結果を表示できる。
本発明によれば、評価対象物を撮像することにより、評価対象物の状態を評価して評価結果を表示できる。
本発明によれば、使用者の視野方向にある評価対象物を撮像し、評価対象物の状態を評価して評価結果を表示できる。
本発明によれば、評価対象物の設計上の状態との差異に関する判定を行い、評価結果を表示できる。
本発明によれば、外部の測定装置の測定結果に基づいて、評価対象物に関する判定を行って、評価結果を表示できる。
本発明によれば、外部の測定装置から取得するデータに基づいて、評価対象物に関する判定を行い、評価結果を表示できる。
本発明によれば、使用者が視認する実空間の評価対象物に対応する位置に、評価結果を表示するので、評価結果を容易に把握できる。
本発明によれば、使用者が視認する実対象物に対応する位置に、測定データに係る画像や比較対象データに係る画像を表示するので、実対象物に対応する多くの情報を使用者に視認させることができる。
本発明によれば、使用者が視認する実対象物に対応する位置に、対象物の外部から視認できない画像を表示するので、実対象物に関する不可視の情報を使用者に視認させることができる。
本発明によれば、評価結果を、より見やすく表示できる。
本発明によれば、評価対象物に関する測定を行い、使用者の頭部に装着される表示装置によって評価対象物の評価結果に関する表示を行う。これにより、頭部装着型の表示装置を利用して、評価対象物に関する評価結果を容易に確認することができ、簡易で直感的な方法によるメンテナンスが可能になる。
本発明によれば、使用者の頭部に装着される表示装置によって、評価対象物の評価結果に関する表示を行う。これにより、頭部装着型の表示装置を利用して、評価対象物に関する評価結果を容易に確認することができ、簡易で直感的な方法によるメンテナンスが可能になる。
図1は、本発明を適用した実施形態に係るHMD(ヘッドマウントディスプレイ,Head Mounted Display)100の外観構成を示す説明図である。
HMD100は、使用者の頭部に装着された状態で使用者に虚像を視認させる画像表示部20と、画像表示部20を制御する制御装置10と、を備える表示装置である。制御装置10は、使用者がHMD100を操作するコントローラーとしても機能する。
右光学像表示部26及び左光学像表示部28は、導光板261,262(図2)と、調光板20Aとを備える。導光板261,262は、光透過性の樹脂等によって形成され、表示駆動部22,24が出力する画像光を、使用者の眼に導く。調光板20Aは、薄板状の光学素子であり、使用者の眼の側とは反対の側である画像表示部20の表側を覆うように配置される。調光板20Aは、光透過性がほぼ無いもの、透明に近いもの、光量を減衰させて光を透過するもの、特定の波長の光を減衰又は反射するもの等、種々のものを用いることができる。調光板20Aの光学特性(光透過率など)を適宜選択することにより、外部から右光学像表示部26及び左光学像表示部28に入射する外光量を調整して、虚像の視認のしやすさを調整できる。本実施形態では、少なくとも、HMD100を装着した使用者が外の景色を視認できる程度の光透過性を有する調光板20Aを用いる場合について説明する。調光板20Aは、右導光板261及び左導光板262を保護し、右導光板261及び左導光板262の損傷や汚れの付着等を抑制する。
調光板20Aは、右光学像表示部26及び左光学像表示部28に対し着脱可能としてもよく、複数種類の調光板20Aを交換して装着可能としてもよいし、省略してもよい。
カメラ61は、制御部140が備える撮像制御部161(図4)の制御に従って撮像を実行し、撮像画像データを撮像制御部161に出力する。
距離センサーは、例えば、LEDやレーザーダイオード等の光源と、光源が発する光が測定対象物に反射する反射光を受光する受光部とを有する構成とすることができる。距離センサーは、制御部140の制御に従い、三角測距処理や時間差に基づく測距処理を実行すればよい。また、距離センサーは、超音波を発する音源と、測定対象物で反射する超音波を受信する検出部とを備える構成としてもよい。この場合、距離センサーは、制御部140の制御に従い、超音波の反射までの時間差に基づき測距処理を実行すればよい。
左表示駆動部24は、LED等の光源と拡散板とを有する左バックライト222、左バックライト222の拡散板から発せられる光の光路上に配置される透過型の左LCD242、及び、左LCD242を透過した画像光Lを導くレンズ群等を備えた左投写光学系252を備える。左LCD242は、複数の画素をマトリクス状に配置した透過型液晶パネルである。
ハーフミラー262Aで反射した画像光Lは左眼LEに向けて左光学像表示部28から射出され、この画像光Lが左眼LEの網膜に像を結び、使用者に画像を視認させる。
ハーフミラー261Aで反射した画像光Lは右眼REに向けて右光学像表示部26から射出され、この画像光Lが右眼REの網膜に像を結び、使用者に画像を視認させる。
LEDインジケーター12は、HMD100の動作状態に対応して点灯し、或いは点滅する。上下キー15は、右イヤホン32及び左イヤホン34から出力する音量の増減の指示入力や、画像表示部20の表示の明るさの増減の指示入力に利用される。切替スイッチ16は、上下キー15の操作に対応する入力を切り替えるスイッチである。電源スイッチ18は、HMD100の電源のオン/オフを切り替えるスイッチであり、例えばスライドスイッチで構成される。
図3(A)では、使用者の右眼REに画像光を照射するハーフミラー261A、及び、左眼LEに画像光を照射するハーフミラー262Aが、略四角形の領域として見える。また、ハーフミラー261A、262Aを含む右光学像表示部26及び左光学像表示部28の全体が、上述したように外光を透過する。このため、使用者には、右光学像表示部26及び左光学像表示部28の全体を透過して外景が視認され、ハーフミラー261A、262Aの位置に矩形の表示画像が視認される。
従って、注視点が対象物OBである場合、視線RD、LDを中心として水平方向に30度、垂直方向に20度程度が有効視野であり、水平方向に60〜90度、垂直方向に45度〜70度程度が安定注視野であり、水平方向に約200度、垂直方向に約125度が視野角となる。
カメラ61は、使用者の視野よりも広い範囲を撮像可能な画角を有することが好ましく、具体的には、画角Cが、少なくとも使用者の有効視野よりも広いことが好ましい。また、画角Cが、使用者の実視野よりも広いことが、より好ましい。さらに好ましくは、画角Cが、使用者の安定注視野よりも広く、最も好ましくは、画角Cが使用者の視野角よりも広い。
HMD100は、コンテンツの供給元となる種々の外部機器OAを接続するインターフェイス114を備える。インターフェイス114は、例えば、USBインターフェイス、マイクロUSBインターフェイス、メモリーカード用インターフェイス等の有線接続に対応したインターフェイスを用いることができ、無線通信インターフェイスで構成してもよい。外部機器OAは、HMD100に画像を供給する画像供給装置であり、パーソナルコンピューター(PC)、携帯電話端末、携帯型ゲーム機等が用いられる。
入力情報取得部110は、操作部111に接続される。操作部111は、上述したようにキー操作部11、トラックパッド14、上下キー15及び切替スイッチ16を含む。入力情報取得部110は、操作部111から入力される信号に基づき、使用者の操作を受け付ける。入力情報取得部110は、操作部111における操作内容を示すデータを制御部140に出力する。また、入力情報取得部110は、制御部140の制御に従って、LEDインジケーター12(図1)の点灯、点滅、消灯を制御してもよい。
制御装置10は、電源部130を備え、制御装置10及び画像表示部20の各部に電源部130から電源を供給する。電源部130からの電源供給状態は、電源スイッチ18(図1)の操作、及び、制御部140が実行するプログラムの実行状況に応じて、制御部140が制御する。
記憶部120は、設定データ121を記憶する。設定データ121は、制御部140が使用する各種の設定値を含む。設定データ121が含む設定値は、予め操作部111の操作で入力された値であってもよいし、通信部117またはインターフェイス114を介して外部機器OAまたは他の装置(図示略)から設定値を受信して記憶してもよい。
HMD100は、対象物OBの外面的状態の測定結果を、対象物OBの標準的な状態と比較して、差異の有無及び差異の大きさに基づき、対象物OBが標準的な状態であるか否かを判定する。
上記の測定、判定、及び判定結果の表示を含む一連の動作を、測定処理として後述する。
本実施形態の表示用のデータは、画像表示部20を透過する外光により使用者が視認する実空間に重ねて、判定結果を表示する態様である。この場合、判定結果を示す文字(テキスト)や画像は、実空間の対象物OBに対応する位置に表示され、いわゆるAR(Augmented Reality:拡張現実)効果を奏する画像(以下、AR画像という)として機能する。
例えば、制御部140が、判定を行う場合に、測定結果である対象物OBの外面的状態に関するデータと比較するデータを、操作部111で受け付ける操作により指定してもよい。この場合、設計標準データ122に限らず、記憶部120が記憶する測定履歴データ123を、測定結果と比較して判定を行ってもよい。
表示用データ生成部163は、データ取得部162が取得するカメラ61の撮像画像に基づいて対象物OBの測定を行い、測定結果を設計標準データ122と比較して判定を行う。また、表示用データ生成部163は、対象物OBの測定結果と測定履歴データ123とを比較して判定を行ってもよい。また表示用データ生成部163は、判定結果を表示する表示用のデータを生成する。
表示位置制御部164は、表示用データ生成部163が生成する表示用のデータの表示位置を決定する。
GPS115は、アンテナ(図示略)を備え、GPS(Global Positioning System)信号を受信し、制御装置10の現在位置を算出する。GPS115は、GPS信号に基づいて求めた現在位置や現在時刻を制御部140に出力する。また、GPS115はGPS信号に含まれる情報に基づいて現在時刻を取得し、制御部140が計時する時刻を修正させる機能を備えてもよい。
外部機器OAが、通信部117に無線接続された場合、制御部140は、コンテンツデータを通信部117より取得して、画像表示部20に画像を表示させる。一方、外部機器OAが、インターフェイス114に有線接続された場合、制御部140は、コンテンツデータをインターフェイス114より取得して、画像表示部20に画像を表示させる。通信部117及びインターフェイス114は、外部機器OAからコンテンツデータを取得するデータ取得部DAとして機能する。
また、画像処理部160は、必要に応じて、画像データの解像度を右表示駆動部22及び左表示駆動部24に適した解像度に変換する解像度変換処理を行ってもよい。また、画像処理部160は、画像データの輝度や彩度を調整する画像調整処理、3D画像データから2D画像データを作成し、或いは2D画像データから3D画像データを生成する2D/3D変換処理等を実行してもよい。画像処理部160は、これらの画像処理を実行した場合、処理後の画像データに基づき画像を表示するための信号を生成して、接続ケーブル40を介して画像表示部20に送信する。
また、インターフェイス25は、カメラ61、及び、9軸センサー66を制御装置10に接続する。カメラ61の撮像データ、9軸センサー66による加速度(3軸)、角速度(3軸)、及び、地磁気(3軸)の検出結果は、インターフェイス25を介して制御部140に送られる。
右バックライト制御部201は、表示制御部190が送信する制御信号に従って、右バックライト221を駆動する。右LCD制御部211は、画像処理部160が送信する信号及び表示制御部190が送信する信号に基づいて、右LCD241を駆動する。
なお、右バックライト制御部201と、右LCD制御部211と、右バックライト221と、右LCD241とを総称して、右の「画像光生成部」とも呼ぶ。同様に、左バックライト制御部202と、左LCD制御部212と、左バックライト222と、左LCD242とを総称して、左の「画像光生成部」とも呼ぶ。
制御部140は、対象物OBの状態を判定するための比較対象のデータを取得する(ステップS11)。制御部140は、対象物OBの測定結果を設計された状態と比較する場合、比較対象データとして設計標準データ122を取得する。また、制御部140は、過去の対象物OBの測定結果と、現在または最新の測定結果とを比較して判定する場合、測定履歴データ123を比較対象データとして取得する。
図6(C)の例では判定結果を示す枠形状の強調表示V1を表示するが、判定結果を含む表示として、判定に用いた対象物OBの外面的状態に関する測定データに係る画像と、この測定データと比較されたデータに係る画像とを並べて表示してもよい。
この場合、2つの、または複数の画像を並べて表示することにより、使用者は、経時変化を視覚的に比較できる。この場合、表示される複数の画像のうち古い方の画像、或いは、対象物OBの過去の状態に関する画像の視認性を低くしてもよい。例えば、当該画像の透過率を上げ、外光に対して薄く視認されるようにしてもよい。この場合、結果的に、より新しい方の画像を認識しやすくなり、強調表示できる。
また、強調表示をHMD100により立体画像として表示してもよい。この場合、対象物OBに重畳する強調表示としての装飾を立体表示してもよい。また、対象物OBをカメラ61で撮像した撮像画像を利用して、対象物OBの立体画像を生成し、この立体画像を視野VRで視認される実空間の対象物OBに重ねて表示してもよい。この場合、強調表示される部分を立体表示することで、判定結果をより一層わかりやすく強調して表示できる。
また、判定の結果、明らかな異常とみなすことができる注目箇所が発見された場合、注目箇所に対する表示態様の装飾や強調を行うとともに、音声処理部187が報知音声を右イヤホン32及び左イヤホン34から出力してもよい。
このHMD100の構成、及び、HMD100の制御方法によれば、使用者の頭部に装着されるHMD100によって、実空間の対象物OBの判定結果を表示できる。このため、対象物OBに関する判定結果を容易に確認でき、簡易で直感的な方法によるメンテナンスが可能になる。
HMD100はカメラ61(撮像部)を備え、データ取得部162は、カメラ61の撮像画像データを対象物OBの測定データとして取得する。また、カメラ61の過去の撮像画像データまたは撮像画像と比較可能に構成された比較対象データを取得してもよい。この場合、対象物OBを撮像することにより、対象物OBの状態を評価して判定結果を表示できる。
また、データ取得部162が取得する比較対象データは、対象物OBの設計データに基づき生成されたデータであってもよく、例えば設計標準データ122であってもよい。この場合、対象物OBの設計上の状態との差異に関する判定を行い、判定結果を表示できる。
また、表示用データ生成部163は、判定結果を示す強調表示を行ってもよい。例えば、判定結果に基づき選択または特定される注目箇所を所定の表示色で強調表示する態様、注目箇所に対応付けて警戒情報を表示する態様等が挙げられる。また、注目箇所に対応付けて比較結果のデータを表示する態様、及び、注目箇所に対応付けて比較結果の変化に係るデータを表示する態様とすることも可能である。
図7は、本発明を適用した第2実施形態に係る測定システム2の構成を示す図である。測定システム2は、HMD100と、測定装置300とを有し、HMD100と測定装置300とは相互に通信可能に構成される。図7には、HMD100と測定装置300とが通信ネットワーク4を介して通信する構成としたが、たとえば、HMD100と測定装置300とが直接、無線通信を実行してもよい。具体的には、Bluetooth(登録商標)、DirectWiFi(登録商標)等の技術を利用してHMD100と測定装置300とが、後述する制御データや測定データを送受信してもよく、この場合、通信ネットワーク4は必須ではない。
測定装置300は、対象物OBに対する測定を行う装置であり、制御部301、測定部302、通信部303、操作部304、表示部305、及び記憶部310を備える。測定装置300は、測定対象物に対して非破壊的に測定を行う測定部302を有する。測定部302は、光学的な検出(測定)方法、磁気的または電気的な検出(測定)方法、超音波を利用した検出(測定)方法により測定を行う。測定の内容は、例えば、測定対象物の大きさ、厚さ、形状の測定とすることができる。また、測定対象物の表面及び/又は内部状態の測定を行ってもよく、測定結果に基づく探傷或いは劣化度の測定を行ってもよい。
操作部304は、測定装置300を操作するオペレーターの操作を受け付ける。表示部305は、測定部302を用いた測定結果や測定装置300の動作状態を表示する。
第1実施形態では、HMD100がカメラ61の撮像画像データに基づき判定を行って判定結果を表示する例を説明した。この第2実施形態では、測定装置300の測定結果に基づきHMD100が判定結果を表示する。これにより、超音波探傷装置などHMD100が搭載することが容易でない装置を用いた特殊な測定方法による測定結果を利用して、HMD100が表示を行える。
制御部301は、操作部304により測定開始を指示する操作を受け付けて、測定部302による測定を開始する(ステップS31)。制御部301は、測定の対象である対象物OBに対し、測定する位置の位置検出を行う(ステップS32)。この位置検出で、制御部301は、予め設けられる基準に対する測定位置の相対的な位置を検出する。また、検出する測定位置は、測定開始位置を含み、測定終了時に測定終了位置を検出してもよい。位置の基準は、例えば、対象物OBの表面あるいは対象物OBの外部に設けられる基準点とすることができ、具体的には、基準位置を示すマーカーが配置される。マーカーは、測定装置300が磁気的または光学的に検出可能であり、二次元コードやバーコードを対象物OBの表面に貼付する形態であってもよい。測定装置300は、測定部302によりマーカーを検出し、或いは、図示しないカメラを備え、このカメラによりマーカーを検出する。また、測定装置300の外部の装置によりマーカーを検出して測定位置を検出してもよく、この場合、測定装置300は、ステップS32で、外部の装置から測定位置の検出結果を取得する。
記憶部310が記憶する測定履歴データ311は、タイムスタンプ情報、或いは、測定履歴データ311が含むデータに関する情報に基づき、選択し指定できる。このため、HMD100を装着する使用者が、測定装置300にアクセスして、測定履歴データ311を記憶部310から読み出して送信するよう指示できる。制御部140は、例えば操作部111で受け付けた操作に従って指定された測定履歴データ311を取得できる。
HMD100の制御部140は、通信部117を制御して測定装置300に接続し(ステップS51)、この接続に応答して、測定装置300においては制御部301が通信部303によりHMD100に接続する(ステップS71)。これにより、HMD100と測定装置300との間の通信が可能な状態となる。
制御部140は、ステップS56で特定した対象物OBの位置に基づき、判定結果の表示位置を決定し(ステップS58)、決定した表示位置に判定結果を表示する(ステップS59)。
制御部301は、HMD100から終了の通知を受信したか否かを判定し(ステップS74)、通知を受信した場合(ステップS74;YES)、本処理を終了する。また、終了の通知を受信していない場合(ステップS74;NO)、ステップS72に戻る。
測定装置300により傷の存在が検出された場合、傷を検出した位置を含む測定データ312が測定装置300からHMD100に送信され、HMD100は、測定データ312が示す傷の、視野VRにおける位置を特定して表示を行う。
また、強調表示をHMD100により立体画像として表示してもよい。この場合、対象物OBに重畳する強調表示としての装飾を立体表示してもよい。また、対象物OBの撮像画像を利用して、対象物OBの立体画像を生成し、この立体画像を視野VRで視認される実空間の対象物OBに重ねて表示してもよい。この場合、例えば傷R1、R2を含む部分のみを立体画像として表示するなど、強調表示される部分を立体表示することで、判定結果をより一層わかりやすく強調して表示できる。
図11は、測定システム2を医療分野に適用した場合のHMD100の表示例を示す図である。
この図11には、測定装置300として超音波画像診断装置を用いる例を示す。この例では、測定装置300の測定部302は超音波プローブ(探触子)である。測定装置300は、測定部302が人体の測定対象部分に接触した状態で、測定対象部分に対して測定部302から超音波を発し、反射波を検出することにより、測定を行う。測定装置300は、測定部302により検出する反射波を処理することによって画像を形成し、この画像を測定データ312として記憶する。
この例では、測定画像DNが範囲OBPに重なって見えるため、測定装置300の測定結果と、測定対象の人物の身体である対象物OBとの対応が視覚的にわかりやすいという利点がある。さらに、強調表示V16により、健康上の問題があると判定された位置が、測定画像DN、及び、対象物OBの両方に対応する位置に表示されるため、判定結果がよりわかりやすい。
ここで、記憶部310が記憶する測定履歴データ311、及び測定データ312は、測定対象の対象物OBにおいて測定した位置や範囲を特定する位置情報を含む。従って、制御部140は、測定画像DNを表示する位置、及び、測定画像DNに対応する測定データ312と比較する測定履歴データ311を選択する場合に、位置を基準として処理を行える。従って、適切な比較、及び、表示を行える。
図11(B)では、測定画像DPと測定画像DNとを表示することにより、制御部140が判定した判定結果を、よりわかりやすく表示できる。
さらに、測定画像DPと測定画像DNとを表示することにより、制御部140が判定した判定結果に依らず、診断の技量と責任を有する医師が、確定的な診断を行うことも可能であり、この診断の補助としてHMD100による判定結果を活用できる。
また、制御装置10として、ノート型コンピューター、タブレット型コンピューター又はデスクトップ型コンピューターを用いてもよい。また、制御装置10として、ゲーム機や携帯型電話機やスマートフォンや携帯型メディアプレーヤーを含む携帯型電子機器、その他の専用機器等を用いてもよい。また、制御装置10が画像表示部20と分離して構成され、制御装置10と画像表示部20との間で無線通信により各種信号を送受信する構成としてもよい。
また、走査される光を受ける虚像形成面に代えて、回折格子を用いて使用者の眼に画像光を導く構成であってもよい。つまり、光学部材の内部で画像光を導光させるものに限らず、使用者の眼に向けて画像光を屈折及び/又は反射させて導く機能のみを有するものであってもよい。
Claims (13)
- 使用者の頭部に装着され、実空間を視認可能に画像を表示する表示部と、
評価対象物に関する測定データと、前記評価対象物の測定データと比較する比較対象データとを取得するデータ取得部と、
前記評価対象物の測定データと前記比較対象データとを比較することにより、前記評価対象物に対する評価結果を含む表示用データを生成する表示用データ生成部と、
前記表示用データ生成部により生成する前記表示用データと、前記使用者が視認する実対象物との位置を対応付けることにより、前記表示部による前記表示用データの表示位置を定める表示位置制御部と、
前記表示位置制御部が定める表示位置に従って、前記表示部により前記表示用データに基づく画像を表示させる表示制御部と、
を備えることを特徴とする表示装置。 - 前記表示用データ生成部は、前記評価対象物の測定データと前記比較対象データとを対照することにより、前記評価対象物の状態を評価し、評価結果を表示する前記表示用データを生成すること、
を特徴とする請求項1記載の表示装置。 - 撮像部を備え、
前記データ取得部は、前記撮像部の撮像画像データを前記評価対象物の測定データとして取得し、前記撮像部の過去の撮像画像データまたは撮像画像と比較可能に構成された前記比較対象データを取得すること、
を特徴とする請求項2記載の表示装置。 - 前記撮像部は前記使用者の視野方向を撮像すること、
を特徴とする請求項3記載の表示装置。 - 前記データ取得部が取得する前記比較対象データは、前記評価対象物の設計データに基づき生成されたデータであること、
を特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の表示装置。 - 前記データ取得部は、測定装置、または測定装置の測定結果を含む測定データを記憶する記憶装置と通信を行うことにより、前記評価対象物の測定データを取得すること、
を特徴とする請求項2記載の表示装置。 - 前記データ取得部は、前記評価対象物の測定データとして前記測定装置が測定した最新または現在の測定結果を含むデータを取得し、前記比較対象データとして、過去に前記測定装置により測定された測定結果を含むデータまたは比較用として予め用意されたデータを取得すること、
を特徴とする請求項6記載の表示装置。 - 前記表示位置制御部は、前記表示用データの表示位置を、前記表示用データに含まれる評価結果が、前記表示部を透過して視認される実空間の前記評価対象物に重なって視認される位置に定めること、
を特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の表示装置。 - 前記表示用データ生成部は、前記評価対象物の測定データに係る画像及び前記比較対象データに係る画像の少なくともいずれかを含む画像と、前記評価対象物に対する評価結果に係る画像とを含む前記表示用データを生成し、
前記表示位置制御部は、前記評価対象物の測定データに係る画像の表示位置、または、前記比較対象データに係る画像の表示位置を、前記使用者が前記実対象物を視認する位置に対応する位置とすること、
を特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の表示装置。 - 前記データ取得部は、前記評価対象物が前記実対象物である場合に、前記測定データとして前記実対象物の画像であって前記実対象物の外部から視認できない画像を取得し、
前記表示用データ生成部は、前記測定データとしての前記画像を含む前記表示用データを生成し、
前記表示位置制御部は、前記測定データとしての画像の表示位置を、前記実対象物において前記測定データとしての画像に該当する範囲を前記使用者が視認する位置に対応する位置とすること、
を特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の表示装置。 - 前記表示用データ生成部は、前記評価結果を所定の表示色で強調表示する態様、前記評価結果に対応付けて警戒情報を表示する態様、前記評価結果に対応付けて比較結果のデータを表示する態様、及び、前記評価結果に対応付けて比較結果の変化に係るデータを表示する態様のいずれかの態様によって強調表示する前記表示用データを生成すること、
を特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の表示装置。 - 評価対象物に対し測定を実行して測定データを生成する測定装置と、前記測定装置の測定結果に基づく表示を行う表示装置と、を備え、
前記表示装置は、
使用者の頭部に装着され、実空間を視認可能に画像を表示する表示部と、
前記評価対象物に関する測定データと、前記評価対象物の測定データと比較する比較対象データとを取得するデータ取得部と、
前記評価対象物の測定データと前記比較対象データとを比較することにより、前記評価対象物に対する評価結果を含む表示用データを生成する表示用データ生成部と、
前記表示用データ生成部により生成する前記表示用データと、前記使用者が視認する実対象物との位置を対応付けることにより、前記表示部による前記表示用データの表示位置を定める表示位置制御部と、
前記表示位置制御部が定める表示位置に従って、前記表示部により前記表示用データに基づく画像を表示させる表示制御部と、を備えること、
を特徴とする表示システム。 - 使用者の頭部に装着され、実空間を視認可能に画像を表示する表示部を備える表示装置の制御方法であって、
評価対象物に関する測定データと、前記評価対象物の測定データと比較する比較対象データとを取得し、
前記評価対象物の測定データと前記比較対象データとを比較することにより、前記評価対象物に対する評価結果を含む表示用データを生成し、
前記表示用データと、前記使用者が視認する実対象物との位置を対応付けることにより、前記表示部による前記表示用データの表示位置を定め、
定めた表示位置に従って、前記表示部により前記表示用データに基づく画像を表示させること、
を特徴とする表示装置の制御方法。
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