JP6554948B2 - 表示装置、表示装置の制御方法、及び、プログラム - Google Patents
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Description
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、場所や物体を対象として動作する人に対して、動作に関する情報を手軽に見せられるようにすることを目的とする。
本発明によれば、表示装置を見る人が、表示される項目を見て入力部により認識可能な入力を行うことにより、項目の表示を変化させることができる。これにより、例えば、場所や物体を対象として動作する人が、表示部により項目を見ることができ、動作の対象である場所や物体を、表示部を透過して視認できる。このように、視線を大きく移動するなどの負荷の大きい動きを行わなくても、外景である実空間に存在する対象と、項目とを見ることができ、表示を変化させることができる。
本発明によれば、様々な数、様々な種類の項目を表示できる。
本発明によれば、表示装置を見る人に対し、項目の表示態様によって動作の実行順を知らせることができる。
本発明によれば、表示装置を見る人に対し、表示される複数の項目の配置によって、動作の実行順を知らせることができる。
本発明によれば、表示装置を見る人に対し、項目の表示順によって動作の実行順を知らせることができる。
本発明によれば、表示装置を見る人に対し、動作の実行順を画像によって知らせることができる。
本発明によれば、動作に関する項目に関するデータ及び動作の実行順に関するデータを容易に読み出して利用できる。
本発明によれば、入力部が認識可能な入力が行われる場合に、入力位置に対応して表示を変化させることができる。
本発明によれば、入力を行うことにより、表示される項目の表示態様を変化させることができる。
本発明によれば、動作の実行状態を検出し、検出した実行状態に対応して表示状態を変化させることができる。
本発明によれば、動作の実行状態に関するデータを記憶し、このデータを読み出して表示に反映することによって、実行状態に関する記録と、記録した実行状態の呼び出しを行える。
本発明によれば、動作の対象の場所や物体と項目との両方を容易に視認できる。
本発明によれば、項目に関するデータを外部から取得できる。
本発明によれば、近距離無線通信により項目に関するデータを外部から取得できる。また、近距離無線通信を行える距離が限られるため、場所に関連付けられたデータを取得できる。
本発明によれば、表示装置を見る人が、表示される項目を見て入力部により認識可能な入力を行うことにより、項目の表示を変化させることができる。これにより、例えば、場所や物体を対象として動作する人が、表示部により項目を見ることができ、動作の対象である場所や物体を、表示部を透過して視認できる。このように、視線を大きく移動するなどの負荷の大きい動きを行わなくても、外景である実空間に存在する対象と、項目とを見ることができ、表示を変化させることができる。
図1は、本発明を適用した実施形態に係るHMD(ヘッドマウントディスプレイ,Head Mounted Display)100の外観構成を示す説明図である。
HMD100は、使用者の頭部に装着された状態で使用者に虚像を視認させる画像表示部20と、画像表示部20を制御する制御装置10と、を備える表示装置である。制御装置10は、使用者がHMD100を操作するコントローラーとしても機能する。
右光学像表示部26及び左光学像表示部28は、導光板261,262(図2)と、調光板20Aとを備える。導光板261,262は、光透過性の樹脂等によって形成され、表示駆動部22,24が出力する画像光を、使用者の眼に導く。調光板20Aは、薄板状の光学素子であり、使用者の眼の側とは反対の側である画像表示部20の表側を覆うように配置される。調光板20Aは、光透過性がほぼ無いもの、透明に近いもの、光量を減衰させて光を透過するもの、特定の波長の光を減衰又は反射するもの等、種々のものを用いることができる。調光板20Aの光学特性(光透過率など)を適宜選択することにより、外部から右光学像表示部26及び左光学像表示部28に入射する外光量を調整して、虚像の視認のしやすさを調整できる。本実施形態では、少なくとも、HMD100を装着した使用者が外の景色を視認できる程度の光透過性を有する調光板20Aを用いる場合について説明する。調光板20Aは、右導光板261及び左導光板262を保護し、右導光板261及び左導光板262の損傷や汚れの付着等を抑制する。
調光板20Aは、右光学像表示部26及び左光学像表示部28に対し着脱可能としてもよく、複数種類の調光板20Aを交換して装着可能としてもよいし、省略してもよい。
右カメラ61及び左カメラ62は、HMD100の表側方向、換言すれば、HMD100を装着した状態における使用者の視界方向の少なくとも一部の外景を撮像する。別の表現では、右カメラ61及び左カメラ62の少なくとも一方は、使用者の視界と重なる範囲または方向を撮像する。より詳細には、右カメラ61及び左カメラ62の少なくとも一方は、使用者が注視する方向を撮像する。右カメラ61及び左カメラ62の画角の広さは適宜設定可能であるが、本実施形態では、後述するように、使用者が右光学像表示部26、左光学像表示部28を通して視認する外界を含む画角である。さらに、調光板20Aを通した使用者の視界の全体を撮像できるように右カメラ61、左カメラ62の撮像範囲が設定されているとより好ましい。
距離センサーは、例えば、LEDやレーザーダイオード等の光源と、光源が発する光が測定対象物に反射する反射光を受光する受光部とを有する構成とすることができる。距離センサーは、制御部140の制御に従い、三角測距処理や時間差に基づく測距処理を実行すればよい。また、距離センサーは、超音波を発する音源と、測定対象物で反射する超音波を受信する検出部とを備える構成としてもよい。この場合、距離センサーは、制御部140の制御に従い、超音波の反射までの時間差に基づき測距処理を実行すればよい。
左表示駆動部24は、LED等の光源と拡散板とを有する左バックライト222、左バックライト222の拡散板から発せられる光の光路上に配置される透過型の左LCD242、及び、左LCD242を透過した画像光Lを導くレンズ群等を備えた左投写光学系252を備える。左LCD242は、複数の画素をマトリクス状に配置した透過型液晶パネルである。
ハーフミラー262Aで反射した画像光Lは左眼LEに向けて左光学像表示部28から射出され、この画像光Lが左眼LEの網膜に像を結び、使用者に画像を視認させる。
ハーフミラー261Aで反射した画像光Lは右眼REに向けて右光学像表示部26から射出され、この画像光Lが右眼REの網膜に像を結び、使用者に画像を視認させる。
この図3(A)では、使用者の右眼REに画像光を照射するハーフミラー261A、及び、左眼LEに画像光を照射するハーフミラー262Aが、略四角形の領域として見える。また、ハーフミラー261A、262Aを含む右光学像表示部26及び左光学像表示部28の全体が、上述したように外光を透過する。このため、使用者には、右光学像表示部26及び左光学像表示部28の全体を透過して外景が視認され、ハーフミラー261A、262Aの位置に矩形の表示画像が視認される。
図3(B)は、右カメラ61、及び左カメラ62の位置を、使用者の右眼RE及び左眼LEとともに平面視で模式的に示す図である。右カメラ61の画角(撮像範囲)をCR、左カメラ62の画角(撮像範囲)をCLで示す。なお、図3(B)には水平方向の画角CR、CLを示すが、右カメラ61及び左カメラ62の実際の画角は、一般的なデジタルカメラと同様に上下方向に拡がる。
例えば、図3(B)に示すように、画像表示部20の正面方向に対象OBがある場合、対象OBは画角CR及び画角CLのどちらにも含まれる。このため、右カメラ61の撮像画像と、左カメラ62の撮像画像のいずれも、対象OBが写る。ここで、使用者が対象OBを注視すると、使用者の視線は、図中符号RD、LDに示すように対象OBに向けられる。一般に、人間の視野角は水平方向におよそ200度、垂直方向におよそ125度とされ、そのうち情報受容能力に優れる有効視野は水平方向に30度、垂直方向に20度程度である。さらに、人間が注視する注視点が迅速に安定して見える安定注視野は、水平方向に60〜90度、垂直方向に45度〜70度程度とされている。
従って、注視点が対象OBである場合、視線RD、LDを中心として水平方向に30度、垂直方向に20度程度が有効視野であり、水平方向に60〜90度、垂直方向に45度〜70度程度が安定注視野であり、水平方向に約200度、垂直方向に約125度が視野角となる。
HMD100は、コンテンツの供給元となる種々の外部機器OAを接続するインターフェイス125を備える。インターフェイス125は、例えば、USBインターフェイス、マイクロUSBインターフェイス、メモリーカード用インターフェイス等の有線接続に対応したインターフェイスを用いることができ、無線通信インターフェイスで構成してもよい。外部機器OAは、HMD100に画像を供給する画像供給装置であり、パーソナルコンピューター(PC)、携帯電話端末、携帯型ゲーム機等が用いられる。
入力情報取得部110は、操作部135に接続される。操作部135は、上記のトラックパッド14、方向キー16、電源スイッチ18等を含み、入力情報取得部110は、操作部135から入力される信号に基づき、入力内容を取得する。また、制御装置10は、電源部(図示略)を備え、制御装置10及び画像表示部20の各部に電源を供給する。
記憶部120は、設定データ121を記憶する。設定データ121は、制御部140が使用する各種の設定値を含む。設定データ121が含む設定値は、予め操作部135の操作で入力された値であってもよいし、通信部117またはインターフェイス125を介して外部機器OAまたは他の装置(図示略)から設定値を受信して記憶してもよい。
また、記憶部120は、シナリオデータ123、及び、履歴データ124を記憶する。シナリオデータ123は、HMD100を装着する使用者に対して作業手順等を案内するために使用されるデータである。また、履歴データ124は、シナリオデータ123に関係する作業の進捗や実行履歴等に関する情報を含むデータである。シナリオデータ123及び履歴データ124については後述する。シナリオデータ123は、項目データ、及び、順序データを含む。また、記憶部120は、順序データ記憶部に相当する。また、記憶部120は履歴データ124(実行データ)を記憶するので、実行データ記憶部に相当する。
GPS115は、アンテナ(図示略)を備え、GPS(Global Positioning System)信号を受信し、制御装置10の現在位置を算出する。GPS115は、GPS信号に基づいて求めた現在位置や現在時刻を制御部140に出力する。また、GPS115はGPS信号に含まれる情報に基づいて現在時刻を取得し、制御部140が計時する時刻を修正させる機能を備えていてもよい。
外部機器OAが、通信部117に無線接続された場合、制御部140は、コンテンツデータを通信部117より取得して、画像表示部20に画像を表示させる。一方、外部機器OAが、インターフェイス125に有線接続された場合、制御部140は、コンテンツデータをインターフェイス125より取得して、画像表示部20に画像を表示させる。通信部117及びインターフェイス125は、外部機器OAからコンテンツデータを取得するデータ取得部DAとして機能する。
なお、画像処理部160は、必要に応じて、画像データの解像度を右表示駆動部22及び左表示駆動部24に適した解像度に変換する解像度変換処理を行ってもよい。また、画像処理部160は、画像データの輝度や彩度を調整する画像調整処理、3D画像データから2D画像データを作成し、或いは2D画像データから3D画像データを生成する2D/3D変換処理等を実行してもよい。
また、インターフェイス25は、右カメラ61、左カメラ62、及び、9軸センサー66を接続するインターフェイスである。右カメラ61、左カメラ62の撮像データ、9軸センサー66による加速度(3軸)、角速度(3軸)、及び、地磁気(3軸)の検出結果は、インターフェイス25を介して制御部140に送られる。
なお、右バックライト制御部201と、右LCD制御部211と、右バックライト221と、右LCD241とを総称して、右の「画像光生成部」とも呼ぶ。同様に、左バックライト制御部202と、左LCD制御部212と、左バックライト222と、左LCD242とを総称して、左の「画像光生成部」とも呼ぶ。
表示領域は、右LCD241及び左LCD242に対応し、これらLCD241、242に表示される画像を使用者が視認する領域である。例えば、右LCD241及び左LCD242の表示可能な領域(表示可能領域)の全体に画像を表示すると、使用者に、表示領域の全体のサイズの画像を視認させることができる。
表示領域は、例えば後述するように、使用者の視野のほぼ中央に位置し、視野と同じか、視野より小さい。
AR表示の対象は、実空間の物体(建物等の固定されたものを含む)や景色など、画像表示部20を透過して使用者が視認する範囲(使用者の視野)の一部を構成する。AR表示の対象は、右カメラ61、左カメラ62の撮像画像データから検出され、制御部140は、検出した対象に合わせてARコンテンツを表示する。
また、HMD100が、使用者が足で操作するフットスイッチ(図示略)を備えた構成としてもよい。このフットスイッチは制御部140または操作部135に有線接続されてもよいし、Bluetooth(登録商標)等の無線通信により通信部117に接続されてもよい。この場合、入力部は、フットスイッチの操作を検出して入力として認識してもよい。また、筋電計(図示略)、脈拍測定装置(図示略)、血圧測定装置(図示略)、血中酸素濃度測定装置(図示略)等のバイタルセンサーをHMD100に設け、これらのバイタルセンサーの測定値、検出値に基づき、入力部が入力を検出し認識してもよい。
対象物に関する情報の入力方法は、トラックパッド14への操作であってもよいし、指等によるジェスチャー操作を制御部140が検出してもよい。この場合、右カメラ61、左カメラ62の撮像範囲において使用者が指等を動かしてジェスチャー操作を行い、このジェスチャー操作を制御部140が検出すれば良い。具体的には、使用者が対象物を指さすことで、対象物そのものを指定する方法を採用してもよい。また、使用者が対象物の方向を手や指で指し示す、使用者が対象物を視認する範囲を手や指で囲む等のジェスチャーを用いてもよい。
シナリオデータ123が含むそれぞれの項目は、動作に対応する。動作とは、使用者が行う行動または行為を指し、使用者の身体の動きであってもよいし思考や判断を含んでもよい。シナリオデータ123の一つの項目が一つの動作に対応する構成であってもよく、シナリオデータ123の一つの項目が、複数の動作を含むシーケンスに対応してもよい。
ここで、HMD100における入力方法を説明する。
図6(A)及び(B)では、VRは使用者の視野を示し、V1は、HMD100が画像を表示して使用者に視認させることが可能な領域、すなわち画像表示部20の表示領域を示す。
表示領域V1は、たとえば、使用者の視野VRのほぼ中央に位置し、視野VRよりも狭い。表示領域V1は視野VRと同じサイズであってもよく、サイズ及び位置は図6(A)、(B)の例に限定されない。
図7(A)〜(C)の例では、使用者の視野VRに対象OBが含まれ、使用者は画像表示部20を透過して対象OBを視認する。位置検出部162は、カメラ61の撮像画像からAR表示を行う対象である対象OBの位置を検出する。
リストSRには、各項目の表示位置に対応づけて、チェックボックスCHが配置される。チェックボックスCHは、各項目に対応する動作が完了したことを示す。AR表示制御部163は、状態検出部164が動作の完了を検出した場合に、チェックボックスCHの表示状態を、動作完了を示す状態に変更する。
シナリオデータ123が一つの項目を含む場合、リストSRは一つの項目について名称とチェックボックスCHとを含む構成となる。
また、図7(B)に示すように、リストSRにおいて、動作が完了した項目に重なるようにマーカーM1を表示してもよい。さらに、動作が完了しなかった項目や、動作が行われず次の動作が開始された項目について、動作未完了を示すマーカーM2を表示してもよい。
状態検出部164が実行状態を検出する処理は、例えば、右カメラ61及び/又は左カメラ62の撮像画像データを解析して行われる。この場合、状態検出部164は撮像画像データから作業の対象や、作業に使用される器具、道具、使用者の身体等の少なくともいずれかを検出する。状態検出部164は、作業の対象、作業に使用される器具、道具、使用者の身体等の位置、サイズ、色、形状等に基づいて、作業の実行状態に関するデータを生成する。実行状態に関するデータは、例えば、未実行、実行中、実行完了等である。
また、状態検出部164は、検出した動作の実行状態を反映するタイムチャート(例えば、図5(B))を生成してもよい。また、このタイムチャートを、予め設定された標準時間(スタンダードタイム)との差を表す比較結果を付与した比較タイムチャートとしても良い。
使用者がHMD100を装着し、操作部135の操作によりシナリオデータ123の表示が指示されると、制御部140は、表示に係る動作を開始する(ステップS11)。
制御部140は、記憶部120からシナリオデータ123を取得し(ステップS12)、シナリオデータ123の表示形式を選択する(ステップS13)。ステップS13で、制御部140は、予め設定された表示形式を選択してもよいし、使用者の入力により指定される表示形式を選択してもよい。表示形式は、例えば図7(A)〜(C)に示した形式がある。
また、動作が完了した場合(ステップS18;YES)、制御部140は、画像表示部20に表示中の項目のうち、動作が完了したと判定した項目の表示状態を変更する(ステップS19)。制御部140は、ステップS17で作成した記録に基づき、履歴データ124を記憶部120に保存し、或いは記憶部120に保存した履歴データ124を更新する(ステップS20)。ここで、ステップS13で選択した表示形式が、項目を一つずつ或いは予め設定された数ずつ順次切り替えて表示する表示形式であって、表示中のすべての項目について動作が完了した場合、制御部140は、新たな項目を表示する。
表示を終了しないと判定した場合(ステップS21;NO)、制御部140はステップS16に戻る。
これにより、場所や物体を対象として動作(例えば、作業)をする人が、画像表示部20により項目を見ることができ、動作の対象である場所や物体を、画像表示部20を透過して視認できる。このため、表示される内容を見るために、視線を大きく移動するなどの負荷の大きい動きを行う必要がなく、手軽に情報を見ることができる。
制御部140は、項目に設定された順序で項目を順次表示させてもよい。これにより、使用者は、項目の表示順から動作の実行順を知ることができる。
また、制御部140の状態検出部164は、右カメラ61、左カメラ62による外景の撮像画像または外景からマイク63により集音される音声に基づき、項目に対応する動作の実行状態を検出してもよい。AR表示制御部163は、検出した実行状態に応じて、画像表示部20によって表示中の項目の表示状態を変化させてもよい。この場合、動作の実行状態に対応して項目の表示状態を変化させることができる。
複数の行程を含む作業の作業標準書をシナリオデータ123により構成する場合、シナリオデータ123をチェックリストとして利用できる。この場合、作業の案内をする文書、静止画像、動画像を、シナリオデータ123に含めることができる。また、動画像に音声を含めてシナリオデータ123に含ませてもよい。
この作業標準書は、作業の工程毎に、作業対象の部品、機器、或いは部品や機器の部分を対象OBとしてAR表示制御部163により表示できる。
また、シナリオデータ123に基づく表示中における使用者の操作に基づき、シナリオデータ123を編集することが可能な構成としてもよい。この場合の入力方法は、図5を参照して説明した方法を採用できる。
この例では、使用者がHMD100を装着して実際に作業を行い、作業の変更や要点注釈の変更点等をリアルタイムにシナリオデータ123に反映できる。
また、作業中に右カメラ61及び左カメラ62によって撮像される動画像または静止画像や、マイク63で集音された音声を、シナリオデータ123に含めて保存できる構成としてもよい。
また、小さな商店等の棚商品の在庫管理の行程を、シナリオデータ123により行える。この場合、HMD100を装着した使用者が店内を巡回し、右カメラ61及び左カメラ62により商品を撮像することにより、位置検出部162で商品を検出できる。この場合、商品の個数、場所、時間等を記録して履歴データ124として保存できる。これにより、在庫管理業務、ピッキング業務等の作業支援システムとしても利用可能である。
図9は、第2実施形態におけるHMD100の動作を示すフローチャートである。
第2実施形態のHMD100の構成は、上記第1実施形態で図1〜図4を参照して説明した構成と共通であるため、図示及び説明を省略する。
第2実施形態で、HMD100は、近距離無線通信部119によりシナリオデータ123を取得する。また、シナリオデータ123とともに履歴データ124を取得してもよい。
図9の動作では、通信制御部165の制御により、近距離無線通信部119が通信を待機する(ステップS31)。ステップS31で、近距離無線通信部119は、外部の機器に対して通信を試行する。具体的には、外部の機器の検索を行う無線信号の送信、外部の機器から送信される無線信号の受信等を試行する。外部の機器は、例えば、BluetoothやNFCで通信する機器、ICタグ等である。通信制御部165は、近距離無線通信部119が外部の機器との無線通信を開始できる状態になるまでの間、通信の試行を継続する(ステップS31;NO)。近距離無線通信部119による通信が可能な状態になった場合(ステップS31;YES)、通信制御部165は、外部の機器との無線通信を実行させ、シナリオデータ123を取得する(ステップS32)。ステップS32では、履歴データ124を取得してもよい。通信制御部165が取得したシナリオデータ123、または、シナリオデータ123と履歴データ124は、記憶部120に記憶される。
例えば、HMD100の制御装置10を、シナリオデータ123を保持する機器に接近させると、ステップS31で無線通信が発生し(ステップS31;YES)、当該機器から取得するシナリオデータ123に含まれる項目が画像表示部20により表示される。
第1、第2実施形態で説明したHMD100を複数含むシステムとして構成することも可能である。この場合、動作を管理する管理者と、動作を実行する実行者が、それぞれHMD100を装着する形態が挙げられる。
この構成では、管理者のHMD100と実行者のHMD100との間でシナリオデータ123及び履歴データ124を送受信することで、シナリオデータ123及び履歴データ124を共有できる。すなわち、実行者のHMD100から管理者のHMD100に対して、シナリオデータ123及び履歴データ124を送信し、管理者のHMD100が受信したシナリオデータ123及び履歴データ124に基づく表示を行う。これにより、管理者は、実行者の動作の実行状態を知ることができる。
また、制御装置10として、ノート型コンピューター、タブレット型コンピューター又はデスクトップ型コンピューターを用いてもよい。また、制御装置10として、ゲーム機や携帯型電話機やスマートフォンや携帯型メディアプレーヤーを含む携帯型電子機器、その他の専用機器等を用いてもよい。また、制御装置10が画像表示部20と分離して構成され、制御装置10と画像表示部20との間で無線通信により各種信号を送受信する構成としてもよい。
上記各実施形態では、図4を参照して説明した左右の画像光生成部により画像光を生成し、図2に示す右光学像表示部26及び左光学像表示部28によって、使用者の右眼と左眼のそれぞれに向けて画像光を照射し、使用者の右眼と左眼のそれぞれに画像光を入射させる構成を例示する。「表示部」の構成はこれに限定されない。すなわち、画像光を照射するものであれば、図2及び図4の構成に限定されない。例えば本実施形態の構成では、ハーフミラー261A、262Aを有する「右導光部」及び「左導光部」によって、使用者の眼に向けて画像光を出射する。また、画像光を生成する構成として、右バックライト221及び左バックライト222と、右LCD241及び左LCD242とを備える。「表示部」はこれらの構成を必須としない。
また、走査される光を受ける虚像形成面に代えて、回折格子を用いて使用者の眼に画像光を導く構成であってもよい。つまり、光学部材の内部で画像光を導光させるものに限らず、使用者の眼に向けて画像光を屈折及び/又は反射させて導く機能のみを有するものであってもよい。
Claims (12)
- 外景を透過して視認可能に画像を表示する表示部と、
入力を認識する入力部と、
動作に対応する複数の項目を含む項目データに基づき、前記表示部に項目を表示させ、前記入力部で認識した入力に応じて、前記表示部における表示を変化させる制御部と、を備え、
複数の前記項目の各々には、動作の実行順に対応する項目の順序が設定され、
前記制御部は、複数の前記項目をリスト形式であって、設定された前記順序で表示させ、
次に実行させる動作に対応する項目と、次に実行させる前記動作の対象位置に第1マーカーとを表示させ、動作が完了した項目に重なるように第2マーカーを表示させ、動作が未完了のまま次の動作が実行された項目に重なるように第3マーカーを表示させること、を特徴とする表示装置。 - 前記制御部は、前記項目データに含まれる前記項目に対応する動作の実行順に関する情報を含む順序データに基づき、画像を前記表示部に表示させること、
を特徴とする請求項1記載の表示装置。 - 前記項目データと前記順序データとを対応付けて記憶する順序データ記憶部を備えること、
を特徴とする請求項2記載の表示装置。 - 前記入力部は、前記表示部を透過して視認される範囲の入力を検出して入力位置を特定し、
前記制御部は、前記入力部で特定した入力位置に対応して前記表示部における表示を変化させること、
を特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の表示装置。 - 前記制御部は、前記入力部で特定した入力位置に対応する位置に表示中の前記項目に指標を重ねて表示させること、
を特徴とする請求項4記載の表示装置。 - 前記外景の撮像画像または前記外景から集音される音声に基づき、前記項目に対応する動作の実行状態を検出する状態検出部を備え
前記制御部は、前記状態検出部が検出した実行状態に応じて、前記表示部によって表示中の前記項目の表示状態を変化させること、
を特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の表示装置。 - 前記動作の実行状態に係る情報を含む実行データを記憶する実行データ記憶部を備え、
前記制御部は、前記項目データに含まれる前記項目に対応する動作の実行データを、前記項目データに対応付けて前記実行データ記憶部に記憶させ、前記実行データ記憶部から前記実行データを読み出した場合に、読み出した実行データに基づき、前記表示部によって表示する前記項目の表示状態を制御すること、
を特徴とする請求項6記載の表示装置。 - 前記外景における対象を検出する対象検出部を備え、
前記制御部は、前記対象検出部で検出された前記対象が前記表示部を透過して視認される位置に対応させて、前記項目データに含まれる項目を表示させること、
を特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の表示装置。 - 外部の機器と通信する通信部を備え、
前記通信部により前記外部の機器から前記項目データを受信して取得すること、
を特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の表示装置。 - 前記通信部は近距離無線通信を実行すること、
を特徴とする請求項9記載の表示装置。 - 外景を透過して視認可能に画像を表示する表示部を有する表示装置の制御方法であって、
動作に対応する複数の項目を含む項目データに基づき、前記表示部に前記項目を表示させるステップと、
前記表示部を透過して視認される範囲の入力を検出して入力位置を特定するステップと、
特定した入力位置に対応する位置に表示中の前記項目の表示状態を変化させるステップと、を有し、
複数の前記項目の各々には、動作の実行順に対応する項目の順序が設定され、
前記表示部に前記項目を表示させるステップは、複数の前記項目をリスト形式であって、設定された前記順序で表示させ、
次に実行させる動作に対応する項目と、次に実行させる前記動作の対象位置に第1マーカーとを表示させ、動作が完了した項目に重なるように第2マーカーを表示させ、動作が未完了のまま次の動作が実行された項目に重なるように第3マーカーを表示させること、
を特徴とする表示装置の制御方法。 - 外景を透過して視認可能に画像を表示する表示部を有する表示装置を制御するコンピューターが実行可能なプログラムであって、
前記コンピューターに、
動作に対応する複数の項目を含む項目データに基づき、前記表示部に前記項目を表示させる手順と、
前記表示部を透過して視認される範囲の入力を検出して入力位置を特定する手順と、
特定した入力位置に対応する位置に表示中の前記項目の表示状態を変化させる手順と、を実行させ、
複数の前記項目の各々には、動作の実行順に対応する項目の順序が設定され、
前記表示部に前記項目を表示させる手順は、複数の前記項目をリスト形式であって、設定された前記順序で表示させ、
次に実行させる動作に対応する項目と、次に実行させる前記動作の対象位置に第1マーカーとを表示させ、動作が完了した項目に重なるように第2マーカーを表示させ、動作が未完了のまま次の動作が実行された項目に重なるように第3マーカーを表示させる、プログラム。
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