JP2017055210A - 管理装置、情報処理方法、情報処理システム及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
また、本発明は、上記の情報処理システムの構成要素となる管理装置と、この管理装置が行う情報処理方法と、その管理装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムに関する。
撮影装置により提供されるプレイには、利用者を被写体とした撮影部における撮影処理と、撮影画像に対して落書きなどの編集を行う編集部における編集処理と、編集画像の画像データをシール紙に印刷して排出する出力処理とが含まれる。
このサービスは、撮影装置から管理装置に画像データがアップロードされ、撮影装置のメーカーが運営する管理装置のウェブサイトに携帯端末からアクセスすることにより、画像データを携帯端末にて閲覧したりダウンロードしたりするものである。
電子メールによる通知を受けた利用者の携帯端末から、管理装置のダウンロード専用ページにアクセスするためには、本人確認のための所定の手順を経るのが通常である。
また、利用者が既登録の既存ユーザーである場合には、携帯端末のウェブブラウザに対するメールアドレス及びパスワードの入力操作による本人確認を経て、ダウンロード専用ページへの移行を許容するのが通常である。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑み、管理装置に保存された画像データにアクセスする場合の本人確認を省略できるようにして、管理装置が画像データを提供するサービスを利用し易くすることを目的とする。
本発明の管理装置によれば、制御部が、特定アクセス情報に基づかないアクセス要求である場合に、ユーザーIDによる本人確認を実行するので、なりすましによる不正アクセスを防止することができる。
本発明の管理装置によれば、特定アクセス情報に基づくアクセス要求を携帯端末から受信した場合に、携帯端末から管理装置への電子メールの送信を省略するので、当該電子メールの送信を必要とする場合に比べて、画像データの保存先にアクセスし易くなる。従って、管理装置が画像データを提供するサービスを利用者が利用し易くなる。
本発明の管理装置によれば、特定アクセス情報に基づくアクセス要求を携帯端末から受信した場合に、携帯端末のウェブブラウザに対するユーザーIDの入力操作を省略するので、当該ユーザーIDの入力操作を必要とする場合に比べて、画像データの保存先にアクセスし易くなる。従って、管理装置が画像データを提供するサービスを利用者が利用し易くなる。
(6) 本発明のコンピュータプログラムは、上述の(1)〜(4)の管理装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムに関する。従って、本発明のコンピュータプログラムは、上述の(1)〜(4)の管理装置と同様の作用効果を奏する。
<情報処理システムの全体構成>
図1は、本発明の実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。
図1に示すように、本実施形態の情報処理システムには、遊戯用撮影装置(以下、「撮影装置」ともいう。)1、携帯端末2及び管理装置3が含まれる。
管理装置3は、撮影装置1のメーカーが運用する管理サーバー(情報処理装置)であり、各店舗に設置された複数の撮影装置1を管理する。
従って、携帯端末2は、公衆通信網を介して管理装置3と情報の送受信が可能であり、撮影装置1は、公衆通信網を介して管理装置3と情報の送受信が可能である。なお、遊戯中の利用者の携帯端末2と撮影装置1との間で、例えば非接触型ICによる近接通信が可能であってもよい。
管理装置3は、撮影装置1からアップロードされた画像データを保存し、撮影装置1のメーカーが運営する所定のウェブサイト(本出願人のサイト名は「(公序良俗違反につき、不掲載)」(称呼はデコピカ。URLホスト名は「decopica.jp」))の会員専用ページに掲載する。
このため、本実施形態の撮影装置1は、利用者から取得したメールアドレスなどの利用者を識別するための識別情報(以下、「ユーザーID」という。)や画像IDと関連づけた画像データを管理装置3に送信し、管理装置3はそれらの情報を記憶媒体に保存する。
その後、利用者が携帯端末2を操作して、電子メールに含まれるURLに基づいて管理装置3が管理するウェブサイトにアクセスすると、管理装置3に保存された画像データを携帯端末2に表示したりダウンロードしたりできるようになる。
本実施形態の撮影装置1は、写真撮影により生成された撮影画像に対して利用者が落書き編集を行った後、シール紙として印刷したり、画像データとして管理装置3などの外部装置に出力したりするサービスを提供する装置である。まず、図2及び図3を参照しつつ、撮影装置1の全体構成を説明する。
図2及び図3に示すように、撮影装置1は、前部側の撮影部10と、後部側の編集部20とを備えており、前後方向に長いほぼ直方体状を呈している。編集部20の後端には、編集後の写真の出力などを行う出力部30が設けられている。
編集部20は、背景壁部13の後方に隣接して配置された編集筐体21を有する。編集筐体21には、左側及び右側のそれぞれに向いた一対の操作面が設けられている。
出力部30は、編集筐体21の後端面と接する出力筐体31を有する。出力筐体31に対しては、撮影装置1の後端側から操作を行うように、操作面が後側を向いている。従って、出力筐体31の後端側の空間は、出力操作を行う出力空間32となる。
そして、撮影筐体11の後端縁と、天井フレーム13aの下端縁と、背景壁部13の前端縁とから、利用者が撮影空間12に出入りするための、上述の第1出入口101a,101b(図3参照)が構成されている。
編集筐体21の前端面は、背景壁部13の背面の中央部に接続されており、この背景壁部13の後方でかつ編集筐体21の左右両側方のスペースが、2組のユーザーがそれぞれ編集作業を行う編集空間24a,24bとなっている。
そして、左右一方側の側部フレーム22aと、後部フレーム22bのほぼ半分の長さ部分により、利用者が編集空間20a,20bに出入りするための、上述の第2出入口201a,201bの上枠部が構成されている。
図4は、撮影装置1の機能的構成の一例を示すブロック図である。
図4に示すように、撮影装置1は、バスBを介して通信可能に接続された、撮影部10、編集部20、出力部30、制御部40及び記憶部50を備えている。
制御部40は、公知のCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などから構成されている。
例えば、撮影画像に対する補正処理や編集処理などの画像処理を行う場合には、制御部40がその画像処理部として機能する。バスBには、通信部60や外部ドライブ70も接続されている。制御部40、記憶部50、通信部60及び外部ドライブ70は、公知のコンピュータ装置により構成でき、かかるコンピュータは、上述した編集筐体21に内蔵されている。
記憶部50に記憶された情報は、制御部40により適宜読み出される。この記憶部50には、画像の編集のために用いられる各種の画像データや、撮影画像の背景となる背景画像データなどのデータなどが記憶されている。
外部ドライブ70では、光ディスクや半導体メモリなどのリムーバブルメディアに対する読み書きが行われる。例えば、外部ドライブ70によりリムーバブルメディアから読み出されたコンピュータプログラムやデータは、制御部40に送信され、記憶部50に記憶されたり、制御プログラムとしてインストールされたりする。
上部カメラ111及び下部カメラ112は、制御部40による制御に従って所定の撮影を行い、この撮影によって得られた画像を制御部40に出力する。
各カメラ111,112は、リアルタイムに画像を取り込んで当該画像データを表す画像信号を出力する。
すなわち、上部カメラ11によるライブ映像は、上部モニタ113に表示され、下部カメラ112によるライブ映像は、下部モニタ114に表示される。
制御部40は、これらの画像データを画像処理する画像処理部としても機能し、上部モニタ113に表示する撮影画像の抽出や、撮影画像の補正処理などを行うことができる。
上部モニタ113は、上部カメラ111で撮影された撮影画像が表示するとともに、GUI(Graphical User Interface)画面を表示可能である。すなわち、上部モニタ113は、GUI画面に対する入力機器としても機能し、撮影画像を選択する操作入力や、撮影画像に対する補正処理に関する操作入力などを受け付ける。これらの操作入力を示す信号は、操作信号として制御部40に入力される。
なお、コイン処理部17は、電子マネーやクレジットカードによるプレイ料金の支払を受け付けた場合に、起動信号を制御部40に出力するものであってもよい。
また、照明制御部18は、天井照明ユニット14などの内部に設けられる電灯(蛍光灯など)を制御し、ユーザーによる撮影処理の段階に応じて撮影空間12内の明るさを調整する。スピーカ19は、撮影処理の段階に応じた音声を出力する。
編集部20aは、撮影画像の落書きなどの編集のための各種のGUI画面(以下、「編集画面」ともいう。)を表示する編集用モニタ213と、編集画面に対する入力部である2本のタッチペン214A,214Bと、スピーカ215とを備えている。
すなわち、利用者が編集用モニタ213にタッチペン214A,214Bのペン先をタッチすると、その操作入力やタッチペン214A,214Bのいずれでタッチされたのかが検出され、操作信号として制御部40に送信される。これにより、編集対象である撮影画像の編集が行われる。
これにより、撮影画像に、落書きなどによるデータが重ね合わされた編集画像の画像データが生成される。このようにして生成された編集画像の画像データは、出力部3へ送信される。
プリンタ34は、撮影画像、または編集処理によって得られた編集済みの画像を、プリンタ34に装着されたシール紙ユニット35に収納されたシール紙に印刷し、シール紙排出口(図示せず)に排出する。
編集部20で作成された画像データは、出力部30においてシール紙として印刷されるだけでなく、通信部60によって公衆通信網を介して前述の管理装置3に送信され、管理装置3にアップロードされる。
上述の通り、撮影部10ではユーザーを含む被写体の撮影処理が行われ、編集部20では撮影画像に対する編集処理が行われ、出力部30では編集画像の出力処理が行われる。
これらの処理は、記憶部50またはドライブ70に記憶されたコンピュータプログラム、或いはインストールされたコンピュータプログラムを制御部40が実行することによって行われる。以下、図3を参照して、撮影装置1におけるプレイの流れを説明する。
撮影処理を終えたユーザーは、矢印Yで示すように、第1出入口101a,101bを通って撮影空間12から装置外部にいったん出たあと、いずれかの編集空間24a,24bに移動する。
また、いずれか一方の編集空間24a,24bが利用されている場合には、空いている編集空間への移動が促され、双方の編集空間24a,24bが利用されている場合には、編集空間24a,24bへの移動を待たせる表示や通知を行う。
編集処理が終了すると、撮影画像や編集済みの撮影画像の中から選択された画像の印刷が開始される。そして、編集筐体21の編集用モニタ213には出力空間32への移動を促す表示がなされるとともに、スピーカ215によって出力空間32への移動を促す音声が通知される。
なお、出力空間32において他のユーザーが出力処理中の場合には、編集用モニタ213及びスピーカ215により、出力空間32への移動を待たせる表示や通知がなされる。
画像の印刷が終了したとき、ユーザーは、出力筐体31に設けられたシール紙排出口からシール紙を受け取り、一連のプレイを終える。以上のようなユーザーの移動を促す表示は、制御部40により行われる。
図5は、携帯端末2の機能的構成の一例を示すブロック図である。
図5に示すように、携帯端末2は、制御部81、記憶部82、操作部83、表示部84、通信部85及びアンテナ86を備えている。
例えば、制御部81は、通信部85を制御して管理装置3と通信を行う。なお、携帯端末2は、非接触通信部87(図5の破線部分参照)を有していてもよい。この場合、制御部81は、非接触通信部87を制御して撮影装置1との近接通信を実行する。
記憶部82は、管理装置3を含む他の通信装置が利用者の携帯端末2をネットワーク上で識別するため情報である、「端末ID」を記憶している。この端末IDは、例えば、契約者固有ID、MACのグローバルアドレスなどよりなる。また、記憶部82は、利用者が任意にインストールした各種のアプリケーションソフトを記憶している。
表示部84は、例えば液晶ディスプレイよりなり、各種の情報を利用者に表示する。例えば、表示部84は、管理装置3から送信された画像データなどを画面表示することができる。
また、通信部85は、制御部81から入力されたデジタル送信信号に対してA/D変換処理と変調処理を行い、得られた電波信号をアンテナ86から送信する。
図6は、管理装置3の機能的構成の一例を示すブロック図である。
図6に示すように、管理装置3は、バスBを介して通信可能に接続された制御部91及び入出力インターフェース97と、このインターフェース97に接続された記憶部92、入力部93、出力部94、通信部95、ドライブ96を備えている。
記憶部92は、ハードディスクや不揮発性のメモリなどより構成されており、各種の情報を記憶する。入力部93は、キーボードやマウスなどよりなり、出力部94は、ディスプレイやスピーカなどよりなる。
ドライブ96は、DVDディスクどの記録媒体を駆動し、そのディスクに対して所定のデータを読み書き可能である。
ユーザー登録情報には「会員種別」が含まれており、会員種別には「無料会員」及び「有料会員」の2種類の種別がある。
有料会員(第2の種別)は、管理装置3に対して会員登録を完了した利用者であり、しかも有料会員登録も完了した利用者のことを意味する。
もっとも、非会員であっても撮影装置1にメールアドレスを入力してプレイすることができる。従って、この場合の非会員は、自身のメールアドレスが画像データ及び画像IDと関連づけられて画像データベースDB2に記憶されているが、そのメールアドレスが会員データベースDB1に記憶されていないユーザーということになる。
また、管理装置3は、有料会員に対して、1か月ごとに所定金額(例えば300円)の課金を所定の方法で行い、無料会員に対しては、そのような課金を行わない。
プレイ情報には、複数枚(例えば6〜8枚)の撮影画像又は編集画像を含む「画像データ」、画像データの識別情報として付与された「画像ID」、画像データを取得した「プレイ時刻」、「端末ID」、「メールアドレス」(ユーザーID)、「撮影店舗」及び「撮影機種」が含まれる。
プレイ時刻は、撮影装置1による画像データの生成時刻と実質的に一致すると見なせる年月日を含む時刻(日時)のことである。プレイ時刻としては、例えば、撮影部10での撮影の開始又は終了時刻、編集部20での編集の開始又は終了時刻、撮影装置1のプレイ終了時刻、撮影部10のカメラのシャッタータイミングなどを採用することができる。
撮影店舗は、画像データが生成された撮影装置1が設置されている店舗の識別情報であり、例えば所定桁数の数値やアルファベット等よりなる。
撮影機種は、画像データが生成された撮影装置1の機種を識別情報であり、例えば所定桁数の数値やアルファベット等よりなる。
そこで、メールアドレスなどよりなるユーザーIDは、1プレイで得られる所定枚数の編集画像等よりなる1プレイ分の画像データについて、最大で4つまで割り当てることができる。
すなわち、管理装置3の制御部91は、受信した画像データを、その画像ID、プレイ時刻、メールアドレス、端末IDその他の情報と関連づけて画像データベースDBに格納する。
図7は、撮影装置1と管理装置3が協働して行う、プレイ情報の生成及び保存処理の一例を示すフローチャートである。
なお、図7のフローチャートにおける丸印は、各装置による所定情報の「受信」を示している。
具体的には、制御部40は、撮影部10を制御して撮影処理を行い、カメラ111,112による撮影を所定回数だけ行わせる。制御部40は、カメラ111,112により撮影された複数の撮影画像を画像IDと関連づけて記憶部50に記憶させる。
その後、制御部40は、移動を指示した方の編集部20a,20bに対する編集処理を開始する(ステップS2)。具体的には、制御部40は、利用者が行う編集入力に応じて1又は複数の撮影画像の編集を行う。撮影画像に対する編集入力は、編集用モニタ213に表示される編集画面を用いて行われる。
印刷処理が終了すると、制御部91は、所定枚数の画像が印刷されたシール紙をシール紙ユニット35から排出し(ステップS6)、処理を終了させる。
メールアドレスの取得処理(ステップS4)は、例えば、出力部314のモニタ311にアルファベットや数値が並んだ入力画面を表示し、表示した入力画面にメールアドレスを入力させることによって行われる。
なお、メールアドレスの取得処理は、プレイ中であればどこで行ってもよく、例えば撮影部10又は編集部20に含まれる入力デバイスに対して行うことにしてもよい。
なお、撮影装置1の非接触通信部312と携帯端末2の非接触通信部87の間の近接通信により、画像データを取得するためのURLを送受信することにしてもよい。
撮影装置1が生成するプレイ情報には、画像データに関連づける情報として、少なくとも画像IDが含まれる。もっとも、本実施形態では、その他に、プレイ時刻、メールアドレス(利用者による入力があった場合)、端末ID(利用者による入力があった場合)、撮影店舗及び撮影機種などが含まれる。
具体的には、制御部91は、取得した画像データと、この画像データに関連づけられた、画像ID、プレイ時刻、メールアドレス、端末ID、撮影店舗及び撮影機種などの情報を、画像データベースDB2に記録する。
また、プレイ時刻をプレイ情報の受信時刻とする場合には、制御部91は、自装置で計時した受信時刻をプレイ時刻として、画像データベースDB2に記録する。
もっとも、撮影装置1から受信したプレイ情報にメールアドレスが含まれない場合は、制御部91は、ステップS8の電子メールの送信を行わない。
そして、利用者がメールソフトを操作することにより、電子メールの表示が指令されると、制御部81は、受信した電子メールを表示部84に表示させる(ステップS9)。
図8(a)に示すように、シール紙Pには、所定枚数(図例では5枚)の撮影画像又は編集画像よりなる画像データが並べて印刷されており、画像データの印刷部分以外の縁部(図例では右下隅)に、データ記載部が設けられている。
利用者は、プレイ時に撮影装置1にメールアドレスを入力しなかった場合、URLホスト名を検索して管理サイトにアクセスし、シール紙Pに記載された画像IDをサイト内の所定画面に入力することにより、画像データが保存されたダウンロード専用ページにアクセス可能となる。
電子メールM1には、画像データをダウンロードするためのウェブページを表示させるためのアクセス情報であるURLに、メールアドレスを関連づけたハイパーリンク付きの「特定URL」(以下、「特定アクセス情報」ともいう。)が含まれる。
特定URLのパス情報には、画像データのURLとメールアドレスとの関連づけを行うために、画像IDに関連づけられた利用者のメールアドレスをランダムな文字列に変換した情報(以下、「メアドキー」という。)も含まれている。図8(b)の例では、メアドキーは「xxxxxyyyyy」である。
図9は、管理サイトにアクセスしてきた携帯端末2に対する、本人確認の要否の切り替え処理の一例を示すフローチャートである。
図9に示すように、管理装置3の制御部91は、携帯端末2による管理サイトへのアクセス要求の有無を常に判定しており(ステップS10)、アクセス要求があった場合には、「特定URLに基づくアクセス要求」であるか否かを判定する(ステップS11)。
上述の通り、特定URLには、利用者が撮影装置1に入力したメールアドレスに基づく情報(メアドキー)が含まれるので、特定URLに基づくアクセス要求は、撮影装置1において実際にプレイを行った利用者が要求主体であると推定できる。
また、ステップS11の判定結果が否定的である場合には、管理装置3の制御部91は、アクセス要求の送信元である携帯端末2とのウェブ通信において、メールアドレスによる本人確認を実行する(ステップS13)。
従って、メールアドレスによる本人確認の省略には、管理装置3に対する空メールの送信の省略(図10参照)や、携帯端末2のウェブブラウザに対するメールアドレスの入力操作の省略(図12参照)などが含まれる。
図10及び図11は、特定URLを利用する新規ユーザーが管理サイトのダウンロード専用ページに到達するまでの操作手順を示す、携帯端末2の画面遷移図である。
図10及び図11の操作手順の実行主体は、新規ユーザーの携帯端末2と管理装置3である。「新規ユーザー」とは、登録会員ではないユーザーのことである。
上記のアクセス要求を受信した管理装置3は、携帯端末2に対するメールアドレスによる本人確認を省略する(図9のステップS12)。具体的には、管理装置3は、新規ユーザーの携帯端末2とのウェブ通信において、空メールによる本人確認を省略する動作モードを採用する。
初期画面G1には、上から順に、新規ユーザーのための会員登録画面(はじめたの方はこちら)や、登録会員用のログイン画面(デコピカ会員はこちら)などが含まれる。初期画面G1の会員登録画面における「プリ画を全部保存」のボタンが操作されると、有料会員用の会員登録画面G2が携帯端末2に表示され、「プリ画を無料分のみ保存」のボタンが操作されると、無料会員用の会員登録画面G3が携帯端末2に表示される。
プロフィール登録画面G4には、上から順に、「メールアドレス」、「パスワード」、「パスワード(再入力)」、「生年月日」、「都道府県」及び「性別」よりなるユーザー登録情報の入力ボックスと、ユーザー登録情報を送信するための決定ボタン(登録)が含まれる。
この操作ボタンを操作すると、図14に示すメールアドレス登録画面G30に遷移し、画面G30及び確認メールM3に対する所定の操作を経て、プロフィール登録画面G4に戻ることも可能である。このようにすれば、デコピカに登録するメールアドレスを変更することができる。
登録完了画面G5には、上から順に、「メールアドレス」、「生年月日」、「都道府県」及び「性別」に関する登録情報と、画像データのダウンロード専用ページに移行するための移行ボタン(プリ画を全部保存、プリ画を無料分のみ保存など)が含まれる。
ダウンロード専用ページG6には、特定URLに含まれる画像IDに対応する画像データが表示される。画像データは、1回のプレイで新規ユーザーが取得した1又は複数の撮影画像又は編集画像よりなる。新規ユーザーは、表示された画像のうちの所望の画像をタッチすることにより、自身の携帯端末2に当該画像をダウンロードすることができる。
なお、無料会員専用の登録完了画面G5において、「プリ画を全部保存」の操作ボタンが操作されると、有料会員用の会員登録画面G2に遷移する。ただし、画面G2以後の処理において、再度のプロフィール登録は行われない。
図12は、特定URLを利用する既存ユーザーが管理サイトのダウンロード専用ページに到達するまでの操作手順を示す、携帯端末2の画面遷移図である。
図12の操作手順の実行主体は、既存ユーザーの携帯端末2と管理装置3である。「既存ユーザー」とは、登録会員(有料又は無料のいずれでもよい。)であるユーザーのことである。
なお、図12の電子メールM1には、特定URLのメアドキーに対応するメールアドレスの利用者が会員登録済みであることを通知する文章が付加されている。これにより、利用者は、自身が既存ユーザーであることを察知できる。
初期画面G10のインターフェースは、前述の初期画面G1(図10参照)とほぼ同様である。ただし、既存ユーザーからのアクセス要求に対応する初期画面G10では、「メールアドレスでログイン」の欄の「メールアドレス」の入力ボックスに、特定URLのメアドキーに対応するメールアドレスが予め記載されている。このため、既存ユーザーによるメールアドレスの入力操作が省かれる。
ダウンロード専用ページG6には、特定URLに含まれる画像IDに対応する画像データが表示される。画像データは、1回のプレイで既存ユーザーが取得した1又は複数の撮影画像又は編集画像よりなる。既存ユーザーは、表示された画像のうちの所望の画像をタッチすることにより、自身の携帯端末2に当該画像をダウンロードすることができる。
図13及び図14は、特定URLを利用しない新規ユーザーが管理サイトのダウンロード専用ページに到達するまでの操作手順を示す、携帯端末2の画面遷移図である。
図13及び図14の操作手順の実行主体は、新規ユーザーの携帯端末2と管理装置3である。
標準画面G0には、画像IDの入力ボックスと、決定ボタン(GET)と、有料会員登録又は無料会員登録への移行ボタンとが含まれる。標準画面G0の有料会員登録への移行ボタンが操作されると、会員登録画面G2が携帯端末2表示され、標準画面G0の無料会員登録への移行ボタンが操作されると、会員登録画面G3が携帯端末2表示される。
メールアドレス登録画面G30には、「空メール送信」の送信ボタンが設けられている。この送信ボタンを新規ユーザーが操作すると、携帯端末2は、管理装置3宛てに空メールを送信する。
なお、メールアドレス登録画面G30でメアドを入力して送信ボタンを操作すると、メールアプリが開くことなく、確認メールM3が携帯端末2(画面G30で入力されたメールアドレス宛)に送信される。
新規ユーザーが確認用メールM3の確認用URLをクリックすると、プロフィール登録画面G4が携帯端末2に表示される。
なお、プロフィール登録画面G4、登録完了画面G5及びダウンロード専用ページG6を用いた以後の操作内容は、前述の図11の場合と同様である。
図15及び図16は、画像IDを利用して管理サイトのダウンロード専用ページに到達するまでの操作手順を示す、携帯端末2の画面遷移図である。
図15及び図16の操作手順の実行主体は、新規又は既存ユーザーの携帯端末2と管理装置3である。
すなわち、図13及び図14の操作手順は、画像IDを利用するが本人確認を必要とする例(画像IDの入力があった場合でも図9のステップS13を管理装置3が実行する例)であるのに対して、図15及び図16の操作手順は、画像IDを利用して本人確認を省略する例(画像IDの入力があった場合に図9のステップS12を管理装置3が実行する例)である。
初期画面G1の有料会員登録ボタン(プリ画を全部保存)を操作すると、キャリア決済の設定画面を経て、携帯端末2の画面をプロフィール登録画面G20に遷移させることができる。
プロフィール登録画面G20のメールアドレスの欄には、プルダウン方式の選択ボタン(▼選択してください▼)が設けられている。
図16の例では、撮影装置1において1プレイで4つのメールアドレスが入力されていた場合を想定し、当該4つのメールアドレスがプルダウン表示されている。この4つのメールアドレスは、入力画面G0に入力された画像ID(12345678912345)と関連づけて管理装置3が記憶しているメールアドレスである。
その後、その他の項目(パスワードや生年月日など)を入力した後、プロフィール登録画面G20中の「登録」ボタン(図示せず)を操作すると、管理装置3は、無料会員(あるいは有料会員)の仮登録を行う。そして、管理装置3は、入力されたメールアドレス宛に、図16に示す登録確認メールM2を送信する。
更に、プロフィール登録画面G20に、前述の「別のメアドを使う」の操作ボタン(図11のG4参照)を追加することもできる。
なお、会員登録済みの既存ユーザーによる入力手間を省くために、初期画面G1に含まれる「メールアドレス入力欄」(図10参照)に、上記のプルダウン方式のアドレス表示を実行することにしてもよい。より好ましくは、画像IDに関連付けて記憶されている複数のメールアドレスであって、会員登録済みのメールアドレスのみをこの「メールアドレス入力欄」に表示することにしてもよい。
従って、ユーザーが所定時間内に管理装置3の管理サイトにアクセスしない場合は、管理装置3は、仮登録を破棄する。
本実施形態の管理装置3によれば、制御部91が、特定URLに基づくアクセス要求を携帯端末2から受信した場合に、メールアドレスによる本人確認を省略する(図9のステップS12)。
このため、メールアドレスによる本人確認を実行する場合に比べて、利用者が画像データの保存先であるダウンロード専用ページG5にアクセスし易くなる。従って、利用者が画像データを提供するサービスを利用し易くなる。
これに対して、図10及び図11に示すように、特定URLに基づくアクセス要求である場合に、空メールの送信による本人確認を省略すれば、特定URLを通知する電子メールM1が1回で済み、ダウンロード専用ページG6に至るまでの手続が短縮される。
図17は、管理装置3が特定URLを生成する第1の情報処理システムにおける情報処理の手順を示す説明図である。
図17に示す第1の情報処理システムでは、上述の実施形態において説明した通り、管理装置3が特定URLを生成して携帯端末2に送信する。
次に、管理装置3が、携帯端末2から画像データにアクセスするためのURLをユーザーIDと関連づけた特定URLを生成し(ステップS101)、生成した特定URLを携帯端末2に送信する(ステップS102)。
その後、携帯端末2が、特定URLに基づくアクセス要求を管理装置3に送信すると(ステップS103)、管理装置3は、携帯端末2との間のIP通信において、メールアドレスによる本人確認を省略する。
図18は、撮影装置1が特定URLを生成する第2の情報処理システムにおける情報処理の手順を示す説明図である。
図18に示す第2の情報処理システムでは、図17の第1の情報処理システムとは異なり、撮影装置1が特定URLを生成して管理装置3に送信する。
また、撮影装置1は、利用者のプレイにより取得した画像データと、その画像データを識別するための画像IDと、メールアドレスとを含むプレイ情報を、管理装置3に送信する(ステップS202)。
その後、携帯端末2が、特定URLに基づくアクセス要求を管理装置3に送信すると(ステップS204)、管理装置3は、携帯端末2との間のIP通信において、メールアドレスによる本人確認を省略する。この点は、上述の実施形態と同様である。
図19に示す第3の情報処理システムでは、図17の第1の情報処理システムとは異なり、撮影装置1が特定URLを生成して管理装置3に送信する。
また、撮影装置1は、利用者のプレイにより取得した画像データと、その画像データを識別するための画像IDと、メールアドレスとを含むプレイ情報を、管理装置3に送信する(ステップS302)。
その後、携帯端末2が、特定URLに基づくアクセス要求を管理装置3に送信すると(ステップS304)、管理装置3は、携帯端末2との間のIP通信において、メールアドレスによる本人確認を省略する。この点は、上述の実施形態と同様である。
今回開示した実施形態は、例示であって制限的なものではない。本発明の権利範囲は、上述の実施形態に限定されるものではなく、基本的には特許請求の範囲に基づいて定まるものであり、そこに記載された構成と均等の範囲内でのすべての変更が含まれる。
この場合、画面G4の「パスワード」の欄には、管理装置3の制御部91が自動的に生成したユニークな文字列が自動的に入力される。もっとも、パスワードの入力欄を利用者がタッチすれば、パスワードを利用者が手入力できるようにすることが好ましい。
この場合、プロフィールの登録完了後に、マイページ(ログイン後)において利用者がパスワードを変更できるようにすることが好ましい。自動生成されたパスワードや利用者が入力したパスワードは、登録完了後に入力されたメールアドレス宛に送信される。
この場合、撮影装置1は、ユーザーによるプレイが行われるごとに、管理装置3にアクセスし、管理装置3がプレイごとに生成した画像IDを、ネットワーク通信により当該管理装置3から取得すればよい。
2:携帯端末
3:管理装置
10:撮影部
20:編集部
30:出力部
40:制御部
50:記憶部
60:通信部
70:ドライブ
81:制御部
82:記憶部
83:操作部
84:表示部
85:通信部
86:アンテナ
91:制御部
92:記憶部
93:入力部
94:出力部
95:通信部
96:ドライブ
97:入出力インターフェース
Claims (7)
- 利用者が自身の撮影を行う遊戯用の撮影装置が生成した画像データを管理する管理装置であって、
前記利用者の携帯端末と通信する通信部と、
前記撮影装置が生成した前記画像データと、前記撮影装置が取得した前記利用者の識別情報であるユーザーIDと、前記携帯端末が前記画像データにアクセスするためのアクセス情報を前記ユーザーIDと関連づけた特定アクセス情報と、を記憶する記憶部と、
前記通信部と前記携帯端末との通信を制御する制御部と、を備えており、
前記制御部は、前記特定アクセス情報に基づくアクセス要求を前記携帯端末から受信した場合に、前記ユーザーIDによる本人確認を省略する管理装置。 - 前記制御部は、前記携帯端末から受信したアクセス要求が前記特定アクセス情報に基づくか否かを判定し、前記特定アクセス情報に基づかないアクセス要求である場合に、前記ユーザーIDによる本人確認を実行する請求項1に記載の管理装置。
- 前記ユーザーIDによる本人確認には、前記携帯端末から前記管理装置への電子メールの送信が含まれる請求項1又は2に記載の管理装置。
- 前記ユーザーIDによる本人確認には、前記携帯端末のウェブブラウザに対する前記ユーザーIDの入力操作が含まれる請求項1〜3のいずれか1項に記載の管理装置。
- 利用者が自身の撮影を行う遊戯用の撮影装置が生成した画像データを管理する管理装置が行う情報処理方法であって、
前記撮影装置が生成した前記画像データと、前記撮影装置が取得した前記利用者の識別情報であるユーザーIDと、前記携帯端末が前記画像データにアクセスするためのアクセス情報を前記ユーザーIDと関連づけた特定アクセス情報と、を記憶する第1のステップと、
前記管理装置の通信部と前記携帯端末との通信を制御する第2のステップと、を含み、
第2のステップにおいて、前記特定アクセス情報の基づくアクセス要求を前記携帯端末から受信した場合に、前記ユーザーIDによる本人確認を省略する情報処理方法。 - 利用者が自身の撮影を行う遊戯用の撮影装置が生成した画像データを管理する管理装置として、コンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムであって、
前記撮影装置が生成した前記画像データと、前記撮影装置が取得した前記利用者の識別情報であるユーザーIDと、前記携帯端末が前記画像データにアクセスするためのアクセス情報を前記ユーザーIDと関連づけた特定アクセス情報と、を記憶する第1のステップと、
前記管理装置の通信部と前記携帯端末との通信を制御する第2のステップと、を含み、
第2のステップにおいて、前記特定アクセス情報の基づくアクセス要求を前記携帯端末から受信した場合に、前記ユーザーIDによる本人確認を省略するコンピュータプログラム。 - 利用者が自身の撮影を行う遊戯用の撮影装置と、前記利用者の携帯端末と、前記撮影装置が生成した画像データを管理する管理装置とを備える情報処理システムであって、
前記管理装置は、
前記利用者の携帯端末と通信する通信部と、
前記撮影装置が生成した前記画像データと、前記撮影装置が取得した前記利用者の識別情報であるユーザーIDと、前記携帯端末が前記画像データにアクセスするためのアクセス情報を前記ユーザーIDと関連づけた特定アクセス情報と、を記憶する記憶部と、
前記通信部と前記携帯端末との通信を制御する制御部と、を備えており、
前記制御部は、前記特定アクセス情報に基づくアクセス要求を前記携帯端末から受信した場合に、前記ユーザーIDによる本人確認を省略する情報処理システム。
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JP2015176804A JP2017055210A (ja) | 2015-09-08 | 2015-09-08 | 管理装置、情報処理方法、情報処理システム及びコンピュータプログラム |
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2015
- 2015-09-08 JP JP2015176804A patent/JP2017055210A/ja active Pending
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