JP2017055179A - 情報処理システム、移動端末及び情報処理方法 - Google Patents

情報処理システム、移動端末及び情報処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】データサイズの大きい情報を共有する場合等に、移動端末間で情報を効率的に共有する。【解決手段】情報処理システム1は、グループAを構成するリーダ端末100aと配下端末100b〜100eとを備える。リーダ端末100aは、配下端末100b〜100eから受信したID及びメタデータを用いて、グループA内で保持する情報のリストを作成する。この際、リーダ端末100aは、グループA内で重複する情報がある場合、所定の基準により選択した情報を保持するようにリストを作成し、さらに、選択した情報以外の情報を保持する配下端末100b〜100eに、情報の削除指示を送信する。配下端末100b〜100eは、削除指示を受信した場合であって、情報を使用しない場合、記憶部130b〜130eから、その情報を削除する。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理システム、移動端末及び情報処理方法に関する。
近年、携帯通信網等を経由せずに、移動端末間で情報を共有する方法が提案されている(非特許文献1)。このような方法では、移動端末間で、情報を同報配信し情報拡散を行うことで、情報を共有する。
Open Garden Inc、"FireChat"、[online]、[平成27年8月10日検索]、インターネット(https://itunes.apple.com/jp/app/firechat/id719829352?mt=8)
ところで、例えば共有する情報にデータサイズの大きな添付ファイルが含まれたりすると、共有する情報のデータサイズが大きくなってしまう場合がある。このような場合、従来の方法において、特にチャットのように参加している全移動端末が文字列を共有する方式では、移動端末の各々が大きなデータサイズの情報を保持することになる。
ここで、移動端末で大きなデータサイズの情報を保持すると、その移動端末のデータ容量の残量が減ってしまい、その移動端末が収集等できる情報は制限されてくる。
そのため、従来の方法では、データサイズの大きい情報を共有する場合等に、移動端末間で情報を効率的に共有することができない、という問題があった。
本発明の目的は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、データサイズの大きい情報を共有する場合等に、移動端末間で情報を効率的に共有することができる情報処理システム、移動端末及び情報処理方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る情報処理システムは、グループを構成するリーダ端末及び配下端末を備える情報処理システムであって、前記配下端末は、情報を記憶する第1の記憶部と、自端末のID及び前記第1の記憶部に記憶している情報のメタデータを、前記リーダ端末に送信する第1の制御部と、を備え、前記リーダ端末は、情報及び前記グループ内で保持する情報のリストを記憶する第2の記憶部と、前記配下端末から受信したID及びメタデータを用いて、前記リストを作成する第2の制御部と、を備え、前記第2の制御部は、前記グループ内で重複する情報がある場合には、所定の基準を満たす情報を前記グループ内で保持するように前記リストを作成し、さらに、該所定の基準を満たさない情報を保持する前記配下端末に該情報の削除指示を送信し、前記第1の制御部は、前記削除指示を受信した場合であって、前記削除指示に示された情報を自端末で使用しない場合、前記第1の記憶部から該情報を削除することを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明に係る移動端末は、グループを構成するリーダ端末又は配下端末として機能する移動端末であって、自端末が前記配下端末として機能するときは、情報を記憶し、一方、自端末が前記リーダ端末として機能するときは、情報及び前記グループ内で保持する情報のリストを記憶する記憶部と、自端末が前記配下端末として機能するときは、自端末のID及び前記記憶部に記憶されている情報のメタデータを、前記リーダ端末に送信し、一方、自端末が前記リーダ端末として機能するときは、前記配下端末から受信したID及びメタデータを用いて、前記リストを作成する制御部と、を備え、前記制御部は、自端末が前記リーダ端末として機能するときに、前記グループ内で重複する情報がある場合には、所定の基準を満たす情報を前記グループ内で保持するように前記リストを作成し、さらに、該所定の基準を満たさない情報を保持する前記配下端末に該情報の削除指示を送信し、前記制御部は、自端末が前記配下端末として機能するときに、前記リーダ端末から削除指示を受信した場合であって、該削除指示に示された情報を自端末で使用しない場合、該情報を削除することを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明に係る情報処理方法は、グループを構成するリーダ端末及び配下端末における情報処理方法であって、前記配下端末が、自端末のID及び自端末で保持している情報のメタデータを、前記リーダ端末に送信するステップと、前記リーダ端末が、受信したID及びメタデータを用いて、前記グループ内で保持する情報のリストを作成するステップと、前記リーダ端末が、前記作成するステップにおいて前記グループ内で重複する情報がある場合には、所定の基準を満たす情報を前記グループ内で保持するように前記リストを作成し、さらに、該所定の基準を満たさない情報を保持する前記配下端末に該情報の削除指示を送信するステップと、前記配下端末が、前記削除指示を受信した場合であって、前記削除指示に示された情報を使用しない場合、該情報を削除するステップと、を含む。
本発明に係る情報処理システム、移動端末及び情報処理方法によれば、データサイズの大きい情報を共有する場合等に、移動端末間で情報を効率的に共有することができる。
本発明の一実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る移動端末の構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムにおけるリスト作成の動作の一例を示すシーケンス図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムにおけるID及びメタデータ取得の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムにおけるリストの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムにおける情報取得の動作の一例を示すシーケンス図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムにおける情報要求及び情報取得の一例を示す。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムにおけるグループ離脱及び加入の動作を示すシーケンス図である。 記憶部に記憶されている環境情報の一例を示す図である。 記憶部に記憶されている閾値情報の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムにおける配下端末のグループ離脱及び加入の一例を示す図である。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照して説明する。
[システム構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理システム1の構成の一例を示す図である。情報処理システム1は、複数の移動端末(後述のリーダ端末100a及び配下端末100b〜100e)を備える。これらの移動端末は、例えばWiFi(Wireless Fidelity)を用いたアドホック・モードにより、互いに直接無線接続されている。また、本実施形態では、ホップ数は1として説明するが、ホップ数はこれに限定されない。
移動端末は、例えば、スマートフォン等の携帯端末装置や車両端末装置であり、“リーダ端末”又は“配下端末”として機能する。リーダ端末は、他の移動端末(配下端末)を管理する移動端末であり、複数の移動端末間において選出される。複数の移動端末間におけるリーダ端末の選出は、例えば特願2015―032175号に記載された技術を用いて行うことができる。また、配下端末は、リーダ端末の配下にある移動端末である。
図1の例では、情報処理システム1は、リーダ端末100aと、配下端末100b〜100eとを備える。また、図1に示す情報処理システム1は、5つの移動端末(リーダ端末100a及び配下端末100b〜100e)を備えているが、情報処理システム1が備える移動端末の数はこれに限定されない。
リーダ端末100aと配下端末100b〜100eとは、互いに通信可能な範囲内に存在し、1つのグループを構成している。このグループの構成は、1つのリーダ端末である移動端末とその他の移動端末(配下端末)とによる、1対多の構成からなる。以下、リーダ端末100a及び配下端末100b〜100eが構成するグループを、グループAと称する。
次に、リーダ端末100a及び配下端末100b〜100eに採用することができる移動端末の構成について説明する。
[移動端末の構成]
図2は、本発明の一実施形態に係る移動端末100の構成の一例を示す図である。移動端末100は、制御部110と、通信部120と、記憶部130と、位置センサ140とを備える。
制御部110は、移動端末100全体を制御及び管理するものであり、例えばプロセッサにより構成することができる。制御部110の機能の詳細については後述する。
通信部120は、他の移動端末と通信を行う。また、通信部120は、他の移動端末との接続が有効であるかを確認するためのハートビートを定期的に送信する。
記憶部130は、移動端末100を動作させる際に用いられるプログラムや各種情報(後述の環境情報や閾値情報)を記憶している。
位置センサ140は、例えばGPS(Global Positioning System)であり、移動端末100の位置情報を取得する。また、位置センサ140は、例えば、GPSと準天頂衛星システムとを併用して、移動端末100の位置情報を取得してもよい。
以下、制御部110の機能の詳細について説明する。なお、制御部110は、自端末がリーダ端末か配下端末かで処理が異なる。そのため、以下では、制御部110の処理を、自端末がリーダ端末である場合と自端末が配下端末である場合とに分けて説明する。まず、移動端末100が属するグループ内で保持する情報のリストを作成する処理について説明する。
[リスト作成及び情報の削除指示]
<自端末がリーダ端末である場合の処理>
制御部110は、他の移動端末(配下端末)から、通信部120を介し、他の移動端末のID及び他の移動端末が保持する情報のメタデータを取得する。IDとは、移動端末を識別するための情報である。また、メタデータとは、移動端末が保持している情報に関連する情報で、情報を一意的に特定することができる情報である。メタデータには、例えば、情報のタイトル、情報をハッシュ化したものの一部又は全部等がある。
その後、制御部110は、取得したIDが重複するか否か判定する。制御部110は、重複するIDがあると判定した場合、その重複するIDを送信した他の移動端末(配下端末)に対し、別のIDへの変更を要求する旨を送信する。制御部110は、取得するIDの重複が解消するまで、上記の処理を繰り返し行う。
次に、制御部110は、IDの重複が解消すると、取得したID及びメタデータから、移動端末100が属するグループ内にある情報とその情報を保持している移動端末との組み合わせを把握する。そして、制御部110は、グループ内で保持する情報のリストを作成する。以下、このリストの作成について説明する。
制御部110は、グループ内で保持する情報のメタデータと、その情報を保持する移動端末のIDとを対応付けてリストを作成する。具体的には、制御部110は、グループに属する移動端末間で重複する情報を保持しているためにグループ内に重複する情報がある場合に、所定の基準を満たす情報をグループ内で保持するようにリストを作成する。所定の基準は、例えば、最新の情報である。また、制御部110は、例えば、グループ内で重複する情報がある場合であって、その情報を冗長化させたい場合は、最新のものから順に所定の数だけ同一内容の情報を保持するようにリストを作成してもよいし、所定の数だけランダムに選択した同一内容の情報を保持するようにリストを作成してもよい。また、制御部110は、例えば、情報がグループ内で重複しない場合であっても、その情報を冗長化させたい場合に、所定の数だけランダムに選択した他の移動端末に、その情報を保持させるようにリストを作成してもよい。また、制御部110は、作成したリストを記憶部130に記憶させる。
次に、制御部110は、作成したリストに従って、他の移動端末(配下端末)に、通信部120を介し、情報の削除指示を送信する。具体的には、制御部110は、リスト作成の際、グループ内で重複する情報がある場合に、所定の基準を満たす情報を保持するようにした場合、所定の基準を満たさない情報を保持する他の移動端末(配下端末)に、その情報の削除指示を送信する。制御部110は、例えば、所定の基準が最新の情報である場合、最新ではない情報を保持する他の移動端末(配下端末)に、その情報の削除指示を送信する。また、制御部110は、例えば、グループ内で重複する情報がある場合であって、その情報を冗長化させた場合において、最新のものから順に所定の数だけ情報を保持するように又は所定の数だけランダムに選択した情報を保持するようにリストを作成した場合、重複する情報のうち冗長化のための情報以外の情報を保持する他の移動端末(配下端末)に、その情報の削除指示を送信してもよい。また、制御部110は、例えば、情報がグループ内で重複しない場合であって、その情報を冗長化させた場合は、その情報を保持するようにランダムに選択した他の移動端末(配下端末)に、その情報の保持指示を送信してもよい。
<自端末が配下端末である場合の処理>
制御部110は、自端末を識別するための一時的なIDを作成する。そして、制御部110は、作成したID及び記憶部130に記憶している情報のメタデータを、通信部120を介し、移動端末100が属するグループのリーダ端末に送信する。この際、制御部110は、リーダ端末から、別のIDへの変更を要求する旨を受信した場合は、再度、一時的なIDを作成し、リーダ端末に送信する。このID及びメタデータをリーダ端末が受信すると、このリーダ端末によって、上記の処理によりグループ内で保持する情報のリストが作成され、さらに情報が重複する場合であって、配下端末である移動端末100が所定の基準を満たさない情報を保持する場合、移動端末100に情報の削除指示が送信される。
その後、制御部110は、リーダ端末から情報の削除指示を受信した場合、自端末でその情報を使用しない場合には、記憶部130から、その情報を削除する。また、制御部110は、リーダ端末から情報の保持指示を受信した場合、その情報を保持する他の移動端末からその情報を取得し、記憶部130にその情報を記憶させて保持することもできる。
次に、作成したリストを用いて、移動端末100が要求する情報を取得する際の制御部110の処理について説明する。
[移動端末による情報の取得]
<自端末がリーダ端末である場合の処理>
制御部110は、他の移動端末(配下端末)から情報を要求する旨を受信すると、記憶部130に記憶されているリストを検索し、要求された情報を保持している移動端末のID及び要求された情報のメタデータを取得する。そして、制御部110は、取得したID及びメタデータを、情報を要求する移動端末に送信する。なお、制御部110は、自端末で要求する情報を保持している場合は、他の移動端末(配下端末)に、要求する情報を直接送信してもよい。
なお、情報を要求する移動端末と情報を保持する移動端末とが通信範囲内にない場合、情報を要求する移動端末が、移動端末100から取得したID及びメタデータを用いて、情報を保持する移動端末から直接に情報を取得できない場合がある。このような場合、制御部110は、情報を要求する移動端末が、情報を保持する移動端末から、別の移動端末(リーダ端末又は配下端末)を経由して情報を取得できるように制御してもよい。
<自端末が配下端末である場合の処理>
制御部110は、要求する情報があると、その情報を要求する旨を、通信部120を介し、移動端末100が属するグループのリーダ端末に送信する。この情報を要求する旨をリーダ端末が受信すると、リーダ端末によって、上記の処理により、要求する情報を保持している移動端末のID及び要求する情報のメタデータが、移動端末100に送信される。
その後、制御部110は、リーダ端末からID及びメタデータを受信すると、そのIDにより特定される他の移動端末から、そのメタデータにより特定される情報(要求する情報)を取得する。この際、制御部110は、例えばP2P(Peer to Peer)により、要求する情報を保持する他の移動端末から、その情報を取得する。また、例えば移動端末100と要求する情報を保持する他の移動端末とが通信範囲内にない場合、移動端末100と、要求する情報を保持する他の移動端末とが直接通信できないことがある。このような場合、制御部110は、リーダ端末の制御によって、要求する情報を保持する他の移動端末から、別の移動端末(リーダ端末又は配下端末)を経由し、その情報を取得してもよい。
次に、移動端末100が属するグループを離脱する際の処理について説明する。
[移動端末のグループ離脱]
<自端末が配下端末である場合の処理>
制御部110は、記憶部130に記憶されている環境情報及び閾値情報に基づき、移動端末100が属するグループからの離脱を決定する。以下、この処理を説明する。
まず、環境情報とは、属するグループからの離脱の決定を判断する際に用いる判断情報の実測値を含む情報である(後述の図9参照)。判断情報は、例えば、移動端末100の電池残量、電波強度、他の移動端末との間の相対距離及びハートビートである。なお、相対距離は、制御部110が位置センサ140から取得した自端末の位置情報と、他の移動端末から取得した位置情報とを用いて算出される。また、これらの判断情報は、例えば移動端末100が移動することによって環境が変わる度に、又は、時間の経過によって、逐次更新される。
また、閾値情報とは、環境情報に含まれる判断情報を用いて属するグループからの離脱の決定を判断する際に用いる判断情報の閾値を含む情報である(後述の図10参照)。
制御部110は、環境情報に含まれるいずれかの判断情報の実測値が、閾値情報に含まれるその判断情報の閾値を上回る(又は下回る)場合、属するグループからの離脱を決定する。制御部110は、例えば、電池残量の実測値が電池残量の閾値を下回る場合、電波強度の実測値が電波強度の閾値を下回る場合、リーダ端末との間の相対距離が相対距離の閾値を上回る場合又はリーダ端末からのハートビートを一定時間以上受信できない場合(後述の図10では“false”)に、グループからの離脱を決定する。
その後、制御部110は、属するグループからの離脱を決定すると、移動端末100が属するグループのリーダ端末に、グループを離脱する旨の要求を送信する。
<自端末がリーダ端末である場合の処理>
制御部110は、他の移動端末(配下端末)から、グループからの離脱要求を受信すると、記憶部130に記憶しているリストからグループを離脱する他の移動端末のID及びその移動端末が保持している情報のメタデータを削除する。またこの際、制御部110は、記憶部130に記憶されているリストを参照し、グループを離脱する移動端末のみが保持する情報がある場合は、その情報を、グループを離脱する移動端末から取得し、グループに属する別の移動端末に保持させる。
次に、グループを離脱した移動端末100が、別のグループに加入する際の制御部110の処理について説明する。
[移動端末のグループ加入]
<自端末が配下端末である場合の処理>
制御部110は、移動端末100がグループを離脱すると、次に移動端末100が加入するグループを決定する。制御部110は、例えば、強いハートビートを新たに受信した場合にはそのハートビートを発信するリーダ端末が管理するグループや、強い電波強度を検出した場合にはその電波強度の強いグループに加入を決定する。
制御部110は、移動端末100が加入するグループを決定した後、一時的なIDを作成し、作成したID及び加入要請を、通信部120を介し、加入を決定したグループのリーダ端末に送信する。この際、制御部110は、加入を決定したグループのリーダ端末から、別のIDへの変更を要求する旨を受信した場合は、再度、一時的なIDを作成し、加入を決定したグループのリーダ端末に送信する。
その後、制御部110は、加入を決定したグループのリーダ端末から、保持している情報のメタデータを要求する旨を受信すると、リーダ端末に対し、保持する情報のメタデータを送信する。
<自端末がリーダ端末である場合の処理>
制御部110は、グループに属さない移動端末からID及び加入要請を受信すると、記憶部130に記憶されているリストを参照し、受信したIDがリスト内のIDと重複するか否か判定する。制御部110は、受信したIDとリスト内のIDとが重複すると判定した場合、加入を要請した移動端末に対し、別のIDへの変更を要求する旨を送信する。制御部110は、再度、加入を要請した移動端末からIDを受信すると、グループに加入を要請する移動端末のIDとリスト内のIDとの重複が解消するまで、上記の処理を繰り返し行う。
制御部110は、グループに加入を要請する移動端末のIDとリスト内のIDとの重複が解消すると、グループに加入を要請する移動端末に対し、通信部120を介して、保持している情報のメタデータを要求する旨を送信する。
その後、制御部110は、グループに加入を要請する移動端末からメタデータを受信すると、受信したメタデータと上記処理により受信した加入を要請する移動端末のIDとを用いて、記憶部130に記憶されているリストを更新する。
[システム動作]
以下、情報処理システム1の動作について説明する。まず、図1に示すグループA内で保持する情報のリストを作成する際の動作について説明する。なお、以下では、説明のために便宜上、図1に示すリーダ端末100a及び配下端末100b〜100eにおいて、図2に示す制御部110、通信部120、記憶部130及び位置センサ140を、それぞれ、制御部110a〜110e、通信部120a〜120e、記憶部130a〜130e及び位置センサ140a〜140eと称する。
[リスト作成及び情報の削除指示]
図3は、本発明の一実施形態に係る情報処理システム1におけるリスト作成の動作の一例を示すシーケンス図である。
まず、図1に示す配下端末100b〜100eの制御部110b〜110e(特許請求の範囲における「第1の制御部」)は、それぞれ、自端末を識別するための一時的なIDを作成する(ステップS101)。そして、制御部110b〜110eは、それぞれ、ステップS101の処理により作成したID及び自端末の記憶部130b〜130e(特許請求の範囲における「第1の記憶部」)に記憶している情報のメタデータを、通信部120b〜120eを介し、リーダ端末100aに送信する(ステップS102)。
すると、図1に示すリーダ端末100aの制御部110a(特許請求の範囲における「第2の制御部」)は、配下端末100b〜100eの各々から、通信部120aを介し、ID及びメタデータを取得する(ステップS103)。図4に、情報処理システム1におけるID及びメタデータ取得の一例を示す。
その後、リーダ端末100aの制御部110aは、取得したIDが重複するか否か判定する(ステップS104)。制御部110aは、重複するIDがあると判定した場合(ステップS104:Yes)、その重複するIDを送信した配下端末100b〜100eに対し、別のIDへの変更を要求する旨を送信する。一方、制御部110aは、重複するIDがないと判定した場合(ステップS104:No)、ステップS106の処理に進む。
配下端末100b〜100eの制御部110b〜110eは、リーダ端末100aから別のIDへの変更を要求する旨を受信すると、ステップS101からの処理を繰り返し行う。
その後、リーダ端末100aの制御部110aは、取得したID及びメタデータから、グループA内にある情報とその情報を保持している移動端末(リーダ端末100a及び配下端末100b〜100e)との組み合わせを把握する。そして、制御部110aは、グループA内で保持する情報のリストを作成する(ステップS106)。以下、このリストの作成について説明する。
制御部110aは、グループA内で保持する情報のメタデータと、その情報を保持する移動端末(リーダ端末100a及び配下端末100b〜100e)のIDとを対応付けてリストを作成する。具体的には、制御部110aは、移動端末(リーダ端末100a及び配下端末100b〜100e)間で重複する情報を保持しているためにグループA内に重複する情報がある場合に、所定の基準を満たす情報をグループA内で保持するようにリストを作成する。所定の基準は、例えば、最新の情報である。また、制御部110aは、例えば、グループA内で重複する情報がある場合であって、その情報を冗長化させたい場合は、最新のものから順に所定の数だけ情報を保持するようにリストを作成してもよいし、所定の数だけランダムに選択した情報を保持するようにリストを作成してもよい。また、制御部110aは、例えば、情報がグループA内で重複しない場合であっても、その情報を冗長化させたい場合に、所定の数だけランダムに選択した移動端末(リーダ端末100a及び配下端末100b〜100e)に、その情報を保持させるようにリストを作成してもよい。図5に、本発明の一実施形態に係る情報処理システム1におけるリストの一例を示す。また、制御部110aは、作成したリストを記憶部130a(特許請求の範囲における「第2の記憶部」)に記憶させる。
次に、リーダ端末100aの制御部110aは、作成したリストに従って、配下端末100b〜100eに、通信部120aを介し、情報の削除指示を送信する(ステップS107)。具体的には、制御部110aは、リスト作成の際、グループA内で重複する情報がある場合に、所定の基準を満たす情報を保持するようにした場合、所定の基準を満たさない情報を保持する配下端末100b〜100eに、その情報の削除指示を送信する。制御部110aは、例えば、所定の基準が最新の情報である場合、最新ではない情報を保持する配下端末100b〜100eに、その情報の削除指示を送信する。また、制御部110aは、例えば、グループA内で重複する情報がある場合であって、その情報を冗長化させた場合において、最新のものから順に所定の数だけ情報を保持するように又は所定の数だけランダムに選択した情報を保持するようにリストを作成した場合、重複する情報のうち冗長化のための情報以外の情報を保持する配下端末100b〜100eに、その情報の削除指示を送信してもよい。また、制御部110aは、情報がグループA内で重複しない場合であって、その情報を冗長化させた場合は、その情報を保持するようにランダムに選択した配下端末100b〜100eのいずれかに、その情報の保持指示を送信してもよい。
その後、配下端末100b〜100eの制御部110b〜110eは、リーダ端末100aから情報の削除指示を受信した場合、自端末でその情報を使用しない場合には、記憶部130b〜130eから、その情報を削除する(ステップS108)。また、制御部110b〜110eは、リーダ端末100aから情報の保持指示を受信した場合、その情報を保持する他の移動端末からその情報を取得し、記憶部130b〜130eにその情報を記憶させて保持することもできる。
なお、リーダ端末100a及び配下端末100b〜100eが新しい情報を取得する度に、ステップS102からの処理を繰り返し行うようにしてもよい。
このようにステップS101〜S108の処理を行うことで、グループA内で重複する情報を制限し、リーダ端末100a及び配下端末100b〜100eの記憶部130a〜130eのデータ容量を節約することができる。次に、作成したリストを用いて、配下端末100b〜100eが要求する情報を取得する際の動作について説明する。
[配下端末による情報の取得]
図6は、本発明の一実施形態に係る情報処理システム1における情報取得の動作の一例を示すシーケンス図である。以下では、図1に示す配下端末100bが情報を要求するものとして説明する。
配下端末100bの制御部110bは、要求する情報があると、その情報を要求する旨を、通信部120bを介し、リーダ端末100aに送信する(ステップS201)。
リーダ端末100aの制御部110aは、配下端末100bから情報を要求する旨を受信すると、記憶部130aに記憶されているリストを検索し(ステップS202)、要求された情報を保持している配下端末100cのID及び要求された情報のメタデータを取得する。そして、制御部110aは、取得したID及びメタデータを、情報を要求する配下端末100bに送信する(ステップS203)。
その後、配下端末100bの制御部110bは、リーダ端末100aからID及びメタデータを受信すると、そのIDにより特定される他の配下端末100cから、そのメタデータにより特定される情報(要求する情報)を取得する(ステップS204)。
図7に、本発明の一実施形態に係る情報処理システム1における情報要求及び情報取得の一例を示す。図7の例では、配下端末100bが、リーダ端末100aに対し、情報を要求する旨を送信している。さらにこれを受けて、リーダ端末100aが、配下端末100bに対し、その情報を保持している配下端末100cのID及び要求された情報のメタデータを送信している。そして、配下端末100bは、取得したIDにより特定される配下端末100cから、取得したメタデータにより特定される情報(要求する情報)を取得している。図7に示すように、配下端末100bと配下端末100cとが通信範囲内にある場合、配下端末100bは、P2Pにより、配下端末100cから情報を取得する。一方、配下端末100bと配下端末100cとが通信範囲内にない場合、配下端末100bは、図7に示すように、リーダ端末100aの制御によって、配下端末100cから、リーダ端末100aを経由し、情報を取得してもよい。
なお、ステップS203の処理において、リーダ端末100aが配下端末100bの要求する情報を保持している場合は、制御部110aは、その情報を、配下端末100bに直接送信してもよい。
なお、ステップS204の処理において、配下端末100bと配下端末100cとが通信範囲内にない場合、配下端末100bは、リーダ端末100aの制御によって、配下端末100cから、リーダ端末100aを経由し、情報を取得してもよい。
また、ステップS201〜S204の処理を行わず、配下端末100bが他の移動端末(リーダ端末100a及び配下端末100c〜100e)に、要求する情報を保持しているか否か問い合わせを直接行い、その情報を取得することも可能である。
このようにステップS201〜S204の処理を行うことで、配下端末100bは、自端末で保持していない情報を、リーダ端末100aの所有するリストに基づき、その情報を保持する配下端末100cから、取得することができる。
[移動端末のグループ離脱及び加入]
図8は、本発明の一実施形態に係る情報処理システム1におけるグループ離脱及び加入の動作を示すシーケンス図である。以下では、配下端末100eが、リーダ端末100aが管理するグループAを離脱し、リーダ端末100fが管理するグループBに新たに加入する例を説明する(後述の図11参照)。なお、説明のため便宜上、リーダ端末100fにおいて、図2に示す制御部110、通信部120、記憶部130及び位置センサ140は、制御部110f、通信部120f、記憶部130f及び位置センサ140fと称する。
配下端末100eの制御部110eは、記憶部130eに記憶されている環境情報及び閾値情報に基づき、グループAからの離脱を決定する(ステップS301)。具体的には、制御部110eは、環境情報に含まれるいずれかの判断情報の実測値が、閾値情報に含まれるその判断情報の閾値を上回る(又は下回る)場合、グループAからの離脱を決定する。
図9に、記憶部130eに記憶されている環境情報の一例を示し、図10に、記憶部130eに記憶されている閾値情報の一例を示す。図9には、グループAからの離脱の決定を判断する情報として、電池残量、電波強度、相対距離及びハートビートが示されている。制御部110eは、図9及び図10に示すように、例えば、電池残量の実測値が電池残量の閾値(50%)を下回る場合、電波強度の実測値が電波強度の閾値(50db)を下回る場合、リーダ端末との間の相対距離が相対距離の閾値(30m)を上回る場合又はリーダ端末からのハートビートを一定時間以上受信できない場合(false)に、グループからの離脱を決定する。
そして、配下端末100eの制御部110eは、グループAからの離脱を決定すると、リーダ端末100aに、グループAを離脱する旨の要求を送信する(ステップS302)。
リーダ端末100aの制御部110aは、配下端末100eからグループAからの離脱要求を受信すると、リストからグループAを離脱する配下端末100eのID及び保持している情報のメタデータを削除する(ステップS303)。
またこの際、制御部110aは、記憶部130aに記憶されているリストを参照し、グループAを離脱する配下端末100eのみが保持する情報がある場合は、その情報を、グループAを離脱する配下端末100eから取得し、別の配下端末100b〜100cのいずれかに保持させる(ステップS304)。
このようにステップS301〜S303の処理を行うことで、リーダ端末100aは、グループAを離脱する配下端末100eを、グループAを離脱する事前に把握できた場合には、グループAを離脱する配下端末100eのみが保持する情報がある場合に、リーダ端末100aの制御部110aは、その情報を、グループA内の別の配下端末100b〜100cのいずれかに保持させる。これにより、グループAを離脱する配下端末100eがあっても、グループA内で保持する情報の消滅を防ぐことができる。
さらに、ステップS302の処理のように、グループAからの離脱の決定を、幾つかの条件の組み合わせ(電池残量、電波強度、相対距離及びハートビート)で判断することで、離脱の決定をより良く判断することができる。これにより、グループA内で保持する情報の消滅を、さらに良く防ぐことができる。
その後、グループAを離脱した配下端末100eの制御部110eは、次に配下端末100eが加入するグループを決定する(ステップS305)。制御部110eは、ステップS305の処理によりグループBに加入を決定した後、一時的なIDを作成し(ステップS306)、作成したID及び加入要請を、通信部120eを介し、グループBのリーダ端末100fに送信する(ステップS307)。
リーダ端末100fの制御部110fは、グループBに加入を要請する配下端末100eからID及び加入要請を受信すると、記憶部130fに記憶されているグループBのリストを参照し、受信した配下端末100eのIDがリスト内のIDと重複するか否か判定する(ステップS308)。制御部110fは、受信した配下端末100eのIDとリスト内のIDとが重複すると判定した場合(ステップS308:Yes)、加入を要請した配下端末100eに対し、別のIDへの変更を要求する旨を送信する。一方、制御部110fは、受信した配下端末100eのIDとリスト内のIDとが重複しないと判定した場合(ステップS308:No)、ステップS310の処理に進む。
配下端末100eの制御部110eは、リーダ端末100fから別のIDへの変更を要求する旨を受信すると(ステップS309)、ステップS306からの処理を繰り返し行う。
ステップS310の処理では、リーダ端末100fの制御部110fは、グループBに加入を要請する配下端末100eに対し、通信部120fを介して、保持している情報のメタデータを要求する旨を送信する。
配下端末100eの制御部110eは、リーダ端末100fから保持している情報のメタデータを要求する旨を受信すると、リーダ端末100fに対し、保持する情報のメタデータを送信する(ステップS311)。リーダ端末100fの制御部110fは、配下端末100eからメタデータを受信すると、受信したメタデータとステップS307の処理により受信した配下端末100eのIDとを用いて、記憶部130fに記憶されているグループBのリストを更新する(ステップS312)。
図11に、本発明の一実施形態に係る情報処理システム1における配下端末100eのグループ離脱及び加入の一例を示す。図11では、配下端末100eが、グループAを離脱し、別のグループBに加入する際の例が示されている。配下端末100eは、グループAを離脱する際、リーダ端末100aに対しグループAを離脱する旨の要請を送信している。そして、リーダ端末100aは、離脱する旨の要請を受信した後、配下端末100eのみが保持する情報を、配下端末100dに保持させている。そして、グループAを離脱した配下端末100eは、グループBに加入後、グループBのリーダ端末100fに、配下端末100eが保持する情報のメタデータを送信している。
このようにステップS306〜S312の処理を行うことで、グループBに新たに加入する配下端末100eの保持する情報を、グループB内においても共有することができる。
なお、ステップS301の処理において、位置センサ140a〜140eが取得する位置情報を用いて相対距離を算出する際、位置情報による移動履歴の特徴から、移動端末(リーダ端末100a及び配下端末100b〜100e)の利用者が特定されてしまうことがある。これを防止するために、位置情報を秘匿した状態で計算する方法によって、移動端末の利用者のプライバシに配慮し、相対距離を算出してもよい。
また、ステップS301の処理において、屋内測位システムにより得られた位置情報を用いて、相対距離を算出してもよい。
以上のように、情報処理システム1では、移動端末(リーダ端末100a及び配下端末100b〜100e)のID及びメタデータを用いて、グループA内で保持する情報のリストを作成し、グループA内で重複する情報を制限している。これにより、リーダ端末100a及び配下端末100b〜100eの記憶部130a〜130eのデータ容量を節約することができるため、ある程度大きなデータサイズの情報がある場合等に、情報を効率的に共有することができる。
さらに、情報処理システム1では、配下端末100eがグループAを離脱する際、リーダ端末100aに対し、グループAを離脱する旨の要求を送信している。これにより、例えば図10に示すような閾値を適切に設定すれば、リーダ端末100aは、グループAを離脱する配下端末100eを、配下端末100eがグループAを離脱する事前にたいてい把握することができる。そして、グループAを離脱する配下端末100eのみが保持する情報がある場合は、リーダ端末100aは、その情報を、グループA内の別の配下端末100b〜100cのいずれかに保持させる。これにより、グループAを離脱する配下端末100eがあっても、グループA内の情報を保持することができる。
また、情報処理システム1では、配下端末100eが、別のグループBに加入した場合、グループBのリーダ端末100fに、自端末が保持する情報のメタデータを送信する。そして、リーダ端末100fは、受信したメタデータ等を用いて、グループBのリストを更新する。これにより、グループBに加入する配下端末100eの保持する情報を、グループB内においても共有することができる。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部、各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部やステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。また、本発明について装置を中心に説明してきたが、本発明は装置が備えるプロセッサにより実行される方法、プログラム、又はプログラムを記録した記憶媒体としても実現し得るものであり、本発明の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。
1 情報処理システム
100 移動端末
100a,100f リーダ端末
100b〜100e 配下端末
110,110a〜110f 制御部
120,120a〜120f 通信部
130,130a〜130f 記憶部
140,140a〜140f 位置センサ
200 ネットワーク

Claims (8)

  1. グループを構成するリーダ端末及び配下端末を備える情報処理システムであって、
    前記配下端末は、
    情報を記憶する第1の記憶部と、
    自端末のID及び前記第1の記憶部に記憶している情報のメタデータを、前記リーダ端末に送信する第1の制御部と、を備え、
    前記リーダ端末は、
    情報及び前記グループ内で保持する情報のリストを記憶する第2の記憶部と、
    前記配下端末から受信したID及びメタデータを用いて、前記リストを作成する第2の制御部と、を備え、
    前記第2の制御部は、前記グループ内で重複する情報がある場合には、所定の基準を満たす情報を前記グループ内で保持するように前記リストを作成し、さらに、該所定の基準を満たさない情報を保持する前記配下端末に該情報の削除指示を送信し、
    前記第1の制御部は、前記削除指示を受信した場合であって、前記削除指示に示された情報を自端末で使用しない場合、前記第1の記憶部から該情報を削除する
    ことを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記所定の基準は、最新の情報であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記第2の制御部は、前記配下端末から情報を要求する旨を受信すると、前記リストから該情報を保持する前記配下端末のID及び該情報のメタデータを取得し、さらに、取得したID及びメタデータを該配下端末に送信し、
    前記第1の制御部は、前記リーダ端末からID及びメタデータを受信すると、受信したID及びメタデータに基づいて、他の前記配下端末から情報を取得することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理システム。
  4. 前記第1の記憶部は、前記グループからの離脱の決定を判定する際に用いる判断情報の実測値を含む環境情報及び該判断情報の閾値を含む閾値情報をさらに記憶し、
    前記第1の制御部は、前記環境情報に含まれるいずれかの前記判断情報の実測値が前記閾値情報に含まれる該判断情報の閾値を上回る(又は下回る)場合に、前記グループからの離脱を決定し、さらに、前記グループからの離脱を決定すると、前記リーダ端末に前記グループを離脱する旨の要求を送信し、
    前記第2の制御部は、前記配下端末から前記グループを離脱する旨の要求を受信した場合、前記グループ内において該配下端末のみが保持する情報がある場合は、該情報を他の前記配下端末に保持させることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  5. 前記判断情報は、自端末の電池残量、電波強度、相対距離及びハートビートであり、
    前記第1の制御部は、電池残量の実測値が電池残量の閾値を下回る場合、電波強度の実測値が電波強度の閾値を下回る場合、リーダ端末との間の相対距離が相対距離の閾値を上回る場合又はリーダ端末からのハートビートを一定時間以上受信できない場合に、前記グループからの離脱を決定することを特徴とする請求項4に記載の情報処理システム。
  6. 前記第2の制御部は、前記グループに属さない配下端末から、該配下端末のID及び該配下端末で保持している情報のメタデータを受信すると、受信したID及びメタデータに基づいて、前記リストを更新することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  7. グループを構成するリーダ端末又は配下端末として機能する移動端末であって、
    自端末が前記配下端末として機能するときは、情報を記憶し、一方、自端末が前記リーダ端末として機能するときは、情報及び前記グループ内で保持する情報のリストを記憶する記憶部と、
    自端末が前記配下端末として機能するときは、自端末のID及び前記記憶部に記憶されている情報のメタデータを、前記リーダ端末に送信し、一方、自端末が前記リーダ端末として機能するときは、前記配下端末から受信したID及びメタデータを用いて、前記リストを作成する制御部と、を備え、
    前記制御部は、自端末が前記リーダ端末として機能するときに、前記グループ内で重複する情報がある場合には、所定の基準を満たす情報を前記グループ内で保持するように前記リストを作成し、さらに、該所定の基準を満たさない情報を保持する前記配下端末に該情報の削除指示を送信し、
    前記制御部は、自端末が前記配下端末として機能するときに、前記リーダ端末から削除指示を受信した場合であって、該削除指示に示された情報を自端末で使用しない場合、該情報を削除する
    ことを特徴とする移動端末。
  8. グループを構成するリーダ端末及び配下端末における情報処理方法であって、
    前記配下端末が、自端末のID及び自端末で保持している情報のメタデータを、前記リーダ端末に送信するステップと、
    前記リーダ端末が、受信したID及びメタデータを用いて、前記グループ内で保持する情報のリストを作成するステップと、
    前記リーダ端末が、前記作成するステップにおいて前記グループ内で重複する情報がある場合には、所定の基準を満たす情報を前記グループ内で保持するように前記リストを作成し、さらに、該所定の基準を満たさない情報を保持する前記配下端末に該情報の削除指示を送信するステップと、
    前記配下端末が、前記削除指示を受信した場合であって、前記削除指示に示された情報を使用しない場合、該情報を削除するステップと、
    を含む情報処理方法。
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