JP2014179839A - 通信装置、通信システム、通信方法及び通信プログラム - Google Patents

通信装置、通信システム、通信方法及び通信プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】記憶容量の圧迫を軽減することが可能な通信装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る通信装置110は、通信装置120とデータ交換を行った共有データを蓄積するデータ蓄積部111と、通信装置120が蓄積する共有データを削除する確率であるデータ削除確率を、通信装置110の移動予定に応じて決定するデータ削除確率決定部112と、決定したデータ削除確率を含むデータ削除要求メッセージを、通信装置120へ送信するデータ削除要求送信部113と、を備えるものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信装置、通信システム、通信方法及び通信プログラムに関し、特に、他の通信装置とデータを共有する通信装置、通信システム、通信方法及び通信プログラムに関する。
近年、複数のネットワークに接続可能な携帯電話(例、携帯網,無線LANの通信インターフェースを備える端末)や、タブレット端末、携帯型ゲーム機等の普及により、通信インフラを利用しない、端末間でアドホックにネットワークを構築して情報交換を行うサービスの実現が期待されている。
特に、端末が移動する場合、送受信端末間でEnd−to−Endで通信セッションを開設することが不可能な場合があり、送信したデータが受信端末まで到達できない問題がある。
そこで、例えば、非特許文献1では、本問題を解決するために、近隣の端末にデータを拡散させて、受信端末が、データを受信できる可能性を高める方式が提案されている。
Amin Vahdat, David Becker, "Epidemic Routing for Partially-Connected Ad Hoc Networks", Technical report, Duke University, 2000年
しかしながら、非特許文献1などのような関連する技術では、システムを構成する端末群全体に同じデータを拡散させることになり、端末(通信装置)の記憶容量を圧迫させてしまうという問題がある。
本発明は、このような課題に鑑み、記憶容量の圧迫を軽減することが可能な通信装置、通信システム、通信方法及び通信プログラムを提供することを目的としている。
本発明に係る通信装置は、他の通信装置とデータ交換を行った共有データを蓄積するデータ蓄積手段と、前記他の通信装置が蓄積する前記共有データを削除する確率であるデータ削除確率を、自通信装置の移動予定に応じて決定するデータ削除確率決定手段と、前記決定したデータ削除確率を含むデータ削除要求メッセージを、前記他の通信装置へ送信するデータ削除要求送信手段と、を備えるものである。
本発明に係る通信装置は、他の通信装置とデータ交換を行った共有データを蓄積するデータ蓄積手段と、前記他の通信装置からデータ削除確率を含むデータ削除要求メッセージを受信するデータ削除要求受信手段と、前記受信したデータ削除確率に応じて、前記蓄積された共有データを削除するデータ削除手段と、を備えるものである。
本発明に係る通信システムは、第1の通信装置と第2の通信装置を備えた通信システムであって、前記第1の通信装置は、前記第2の通信装置とデータ交換を行った共有データを蓄積するデータ蓄積手段と、前記第2の通信装置が蓄積する前記共有データを削除する確率であるデータ削除確率を、前記第1の通信装置の移動予定に応じて決定するデータ削除確率決定手段と、前記決定したデータ削除確率を含むデータ削除要求メッセージを、前記第2の通信装置へ送信するデータ削除要求送信手段と、を備え、前記第2の通信装置は、前記第1の通信装置とデータ交換を行った共有データを蓄積するデータ蓄積手段と、前記第1の通信装置からデータ削除確率を含むデータ削除要求メッセージを受信するデータ削除要求受信手段と、前記受信したデータ削除確率に応じて、前記蓄積された共有データを削除するデータ削除手段と、を備えるものである。
本発明に係る通信方法は、他の通信装置とデータ交換を行った共有データをデータ蓄積手段に蓄積し、前記他の通信装置が蓄積する前記共有データを削除する確率であるデータ削除確率を、自通信装置の移動予定に応じて決定し、前記決定したデータ削除確率を含むデータ削除要求メッセージを、前記他の通信装置へ送信するものである。
本発明に係る通信方法は、他の通信装置とデータ交換を行った共有データをデータ蓄積手段に蓄積し、前記他の通信装置からデータ削除確率を含むデータ削除要求メッセージを受信し、前記受信したデータ削除確率に応じて、前記蓄積された共有データを削除するものである。
本発明に係る通信プログラムは、他の通信装置とデータ交換を行った共有データをデータ蓄積手段に蓄積し、前記他の通信装置が蓄積する前記共有データを削除する確率であるデータ削除確率を、自通信装置の移動予定に応じて決定し、前記決定したデータ削除確率を含むデータ削除要求メッセージを、前記他の通信装置へ送信する、通信処理をコンピュータに実行させるものである。
本発明に係る通信プログラムは、他の通信装置とデータ交換を行った共有データをデータ蓄積手段に蓄積し、前記他の通信装置からデータ削除確率を含むデータ削除要求メッセージを受信し、前記受信したデータ削除確率に応じて、前記蓄積された共有データを削除する、通信処理をコンピュータに実行させるものである。
本発明によれば、記憶容量の圧迫を軽減することが可能な通信装置、通信システム、通信方法及び通信プログラムを提供することができる。
本発明に係る通信システムの主要な特徴を説明するための構成図である。 実施の形態1に係るデータ収集システムの構成を示す構成図である。 実施の形態1に係る端末の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係るデータ収集システムで用いるデータ削除確立を示すグラフである。 実施の形態1に係るデータ収集システムの動作を示すフローチャートである。 実施の形態1に係るデータ収集システムの動作を示すフローチャートである。 実施の形態1に係るデータ収集システムの動作を示すフローチャートである。 実施の形態1に係るデータ収集システムの動作を説明するための説明図である。 実施の形態1に係るデータ収集システムの動作を説明するための説明図である。 実施の形態1に係るデータ収集システムの動作を説明するための説明図である。 実施の形態1に係るデータ収集システムの動作を説明するための説明図である。 実施の形態1に係るデータ収集システムの動作を説明するための説明図である。 実施の形態2に係るデータ収集システムの構成を示す構成図である。 実施の形態2に係る端末の構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係るデータ収集システムで用いるデータ削除確立を示すグラフである。 実施の形態1に係るデータ収集システムの動作を示すフローチャートである。 実施の形態2に係るデータ収集システムの動作を説明するための説明図である。 実施の形態2に係るデータ収集システムの動作を説明するための説明図である。 実施の形態2に係るデータ収集システムの動作を説明するための説明図である。 実施の形態2に係るデータ収集システムの動作を説明するための説明図である。 実施の形態2に係るデータ収集システムの動作を説明するための説明図である。 実施の形態3に係るデータ収集システムの構成を示す構成図である。 実施の形態3に係る端末及びデータ管理端末の構成を示すブロック図である。 実施の形態3に係るデータ収集システムの動作を示すフローチャートである。 実施の形態3に係るデータ収集システムの動作を説明するための説明図である。 実施の形態3に係るデータ収集システムの動作を説明するための説明図である。 実施の形態3に係るデータ収集システムの動作を説明するための説明図である。 実施の形態3に係るデータ収集システムの動作を説明するための説明図である。 実施の形態3に係るデータ収集システムの動作を説明するための説明図である。 実施の形態4に係るデータ収集システムの構成を示す構成図である。 実施の形態4に係る端末及びデータ管理端末の構成を示すブロック図である。 実施の形態4に係るデータ収集システムの動作を示すフローチャートである。 実施の形態4に係るデータ収集システムの動作を説明するための説明図である。 実施の形態4に係るデータ収集システムの動作を説明するための説明図である。 実施の形態4に係るデータ収集システムの動作を説明するための説明図である。 実施の形態4に係るデータ収集システムの動作を説明するための説明図である。 実施の形態4に係るデータ収集システムの動作を説明するための説明図である。
<本発明の主要な特徴>
実施の形態の説明に先立って、本発明の主要な特徴についてその概要を説明する。図1は、本発明に係る通信システムの構成を示している。図1に示すように、本発明に係る通信システムは、データ交換可能な通信装置110及び通信装置120を備えている。
通信装置110は、データ蓄積部111、データ削除確率決定部112、データ削除要求送信部113を備えている。データ蓄積部111は、通信装置120とデータ交換を行った共有データを蓄積する。データ削除確率決定部112は、通信装置120が蓄積する共有データを削除する確率であるデータ削除確率を、自通信装置の移動予定(例えば、行先など)に応じて決定する。データ削除要求送信部113は、決定したデータ削除確率を含むデータ削除要求メッセージを、通信装置120へ送信する。
通信装置120は、データ蓄積部121、データ削除要求受信部122、データ削除部123を備えている。データ蓄積部121は、通信装置110とデータ交換を行った共有データを蓄積する。データ削除要求受信部122は、通信装置110からデータ削除確率を含むデータ削除要求メッセージを受信する。データ削除部123は、受信したデータ削除確率に応じて、蓄積された共有データを削除する。
このように、本発明では、通信装置が、行先などの移動予定に応じてデータ削除確率を決定し、他の通信装置へ送信し、他の通信装置がこのデータ削除確率に応じて共有データを削除することとした。これにより、通信装置の移動に応じて、他の通信装置のデータを効果的に削除できるため、記憶容量の圧迫を軽減することができる。また、データ削除確率に応じてデータを削除するとともに、一方でデータを削除せずに残すこともできる。後述のような複数の通信装置がデータ収集装置へデータを転送するシステムでは、データ削除確率に応じて一部の通信装置のデータを残すことで、一部の通信装置からデータの配信が可能となるため、データを安全に配信することができる。
<実施の形態1>
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態1について説明する。
(実施の形態1の概要)
図2は、データ収集端末A1と移動可能な無線通信を行う端末1−a、端末1−b、端末1−c、端末1−d、端末1−e、端末1−f、端末1−g、端末1−h、端末1−iで構成されるデータ収集システムを示している。図2では、データ収集端末は、データ収集端末A1の1台、端末は、端末1−a、端末1−b、端末1−c、端末1−d、端末1−e、端末1−f、端末1−g、端末1−h、端末1−iの9台であるが、それぞれ台数はこれに限らない。なお、端末1−a〜1−iのうちのいずれかを端末1とも称する。
端末1は、それぞれ保持しているデータをデータ収集端末A1へ転送する。本データ収集システムは、データ転送方法として次のような特徴を持つ。すべての端末1がデータ収集端末A1と直接通信可能なエリアへ移動できるわけではないという仮定の下、各端末1は、近隣に端末1がいると判断した場合、自身が保有しているデータを近隣の端末1へ転送する。図2では、端末1−b、端末1−c、端末1−g、端末1−h、端末1−iが相互にデータ交換し、端末1−d、端末1−e、端末1−fが相互にデータ交換を行っている。各端末1が移動する中、本動作を再帰的に行うと、各端末1が保有しているデータが、端末1間で拡散し、すべての端末1のデータが、データ収集端末A1へ転送される確率が高くなる。
しかしながら、単純に端末1間でデータを拡散させるだけでは、端末1のリソース利用効率が低下する。そこで、本実施の形態では、端末1の行先情報を用いて、各端末1が持つ不必要なデータを削除する。
(実施の形態1の構成)
本実施の形態に係る端末1の構成について図3、図4を用いて説明する。図2に記載されている端末1−a、端末1−b、端末1−c、端末1−d、端末1−e、端末1−f、端末1−g、端末1−hは、図3の端末1と同じ構成である。
図3に示すように、端末1は、データ削除判断情報入力部1−1、データ削除確率決定部1−2、データ削除要求メッセージ処理部1−3、データ送受信部1−4、データ蓄積部1−5で構成される。以下各部について説明する。
データ削除判断情報入力部1−1は、端末1が移動するときに、端末1の行先とデータ収集端末A1の位置関係の入力を受け付ける。図4のグラフの横軸に記載のように"データ収集端末A1と通信可能なエリア"、"データ収集端末A1に近づく"、"データ収集端末A1から遠ざかる"といった定性的な位置関係の情報を入力する。なお、行先に限らず行先までの移動経路(行先含む)とデータ収集端末A1との位置関係でもよい。また、位置関係が定量的に判断できる場合には、距離(m、km等)等の情報を入力することも可能である。データ削除判断情報入力部1−1は、入力された情報をデータ削除確率決定部1−2に通知する。例えば、端末1は、それぞれの位置関係等を入力する操作ボタンを有しており、ユーザが行先に応じて操作ボタンを押下することで、位置関係を入力してもよい。
データ削除確率決定部1−2は、データ削除判断情報入力部1−1から通知される行先とデータ収集端末A1との位置関係から、他の端末1が保持している同じデータを削除するデータ削除確率Pr(0<Pr≦1)を決定する。データ削除確率の決定方法は、行先が"データ収集端末A1と通信可能なエリア"のとき、他の端末1が保持する同じデータの削除確率Pr=1とし、図4に示すとおり行先がデータ収集端末A1から遠ざかるにつれて減少する。これは、自身がデータ収集端末A1にデータ転送する可能性が高い場合、他の端末1がデータ収集端末A1に転送するために同じデータを持つ必要性が低くなるためである。図4では、行先が"データ収集端末A1と通信可能なエリア"のときデータ削除確率Pr=1としているが、ネットワーク品質等の影響で、すべてのデータをデータ収集端末A1にできない可能性もあるので、このときPr=1にしない方法も考えられる。データ削除確率決定部1−2は、データ削除確率決定後に、データ削除確率Prをデータ削除要求メッセージ処理部1−3へ通知する。
データ削除要求メッセージ処理部1−3は、データ削除確率決定部1−2から通知されるデータ削除確率Prとデータ蓄積部1−5を参照し、自身が保有するデータを一意に識別する情報を含むデータ削除要求メッセージを作成して近隣の端末1に送信する。例えば、データ削除要求メッセージ処理部1−3は、データ削除要求送信メッセージを送信するデータ削除要求送信部であるとも言える。なお、データ削除確率Pr=0もしくは、一定以下の値である場合、すなわち、他の端末1が保有するデータを削除させない場合は、データ削除要求メッセージを送信しなくてもよい。
また、データ削除要求メッセージ処理部1−3は、近隣の端末1からデータ削除要求メッセージを受信した場合に、該メッセージに含まれるデータ削除確率Prとデータを識別する情報に基づいてデータ蓄積部1−5からデータを削除する。例えば、データ削除要求メッセージ処理部1−3は、データ削除要求メッセージを受信するデータ削除要求受信部、及び、受信したデータ削除確率に応じて、蓄積されたデータを削除するデータ削除部であるとも言える。本実施の形態では、データ削除確率Prにしたがってデータを削除するとともに、データ削除確率Prに該当しない場合、すなわち、非データ削除確率(1−Pr)ではデータを削除しない。例えば、Pr=0.7の場合、端末は0.7の確率でデータを削除し、0.3の確率でデータを削除しない。端末が10台とすると、確率的には、7台の端末がデータを削除し、3台の端末がデータを削除せずに残すことになる。仮に、データ削除要求メッセージを受信した全ての端末がデータを削除してしまうと、データ削除要求メッセージを送信した端末がデータ収集端末へデータを転送できなかった場合に、データ収集端末にデータを配信することが不可能となる。本実施の形態のように、データ削除確率にしたがって一部の端末のデータを残すことにより、データ削除要求メッセージを送信した端末がデータ収集端末へデータを転送できなかった場合でも、他の端末からデータ収集端末へデータを転送することが可能となるため、データを安全に配信することができる。
データ送受信部1−4は、データ蓄積部1−5に蓄積されるデータをデータ収集端末A1へ転送する。また、データ送受信部1−4は、近隣の端末1とデータ交換を行う。
データ蓄積部1−5は、自身のデータと近隣の端末1とデータ交換を行ったときに取得したデータを蓄積する。
(実施の形態1の動作)
図8A〜図8Eの動作例を参照しつつ、図5〜図7のフローチャートに沿って、本実施の形態の動作の説明を行う。図8A〜図8Eに示される例では、このデータ収集システムは、データ収集端末A1、端末1−a、端末1−b、端末1−c、端末1−dで構成される。
図8Aは、初期状態(図5のS100)を表している。端末1−a、端末1−b、端末1−cは、無線のアドホックネットワークを構成している。本ネットワークをアドホックネットワークN1と呼ぶ。アドホックネットワークN1内の端末1−a〜1−c、端末1−d、データ収集端末A1は、お互いに通信できない状態である。
ここでは、図8Aに示す状態から、まず、端末1−dが、アドホックネットワークN1に参加する。その後、端末1−cがデータ収集端末A1と通信可能なエリアに移動し、データ収集端末A1にデータ転送する。本動作シナリオを用いて、端末1の保有するデータ削除方法の動作について説明する。
まず、図8Bに示すように、端末1−dは、移動してアドホックネットワークN1に参加し、端末1−a、端末1−b、端末1−cと通信可能な状態になる(図5のS101)。
続いて、アドホックネットワークN1に参加後、データ交換を行うため(図5のS102)、図8Cに示すように、端末1−dのデータ送受信部1−4は、端末1−a、端末1−b、端末1−cに対して、データ蓄積部1−5に蓄積されているデータを取得して転送する。また、端末1−dは、端末1−a、端末1−b、端末1−cが保有するデータを取得する。データの取得方法に関して、端末1−a、端末1−b、端末1−cの間で既にデータ交換が終了して、相互に共有している場合には、端末1−a、端末1−b、および端末1−cのうちいずれかの端末1からデータを取得する。そうでない場合は、各端末1からデータを取得する。
続いて、端末1−a、端末1−b、端末1−c、端末1−dの間でデータ交換が終了した後、端末1−cが、データ収集端末A1と通信可能なエリアに移動する前に、図8Dに示すように、データ削除要求処理(図5のS103)を行う。
具体的には、端末1−cのデータ削除判断情報入力部1−1に、行先とデータ収集端末A1との距離を表す情報入力する(図6のS111)。
本情報は、図4のグラフの横軸に記載してあるような定性的な情報を入力する。この場合、"データ収集端末A1と通信可能なエリア"という情報を入力する。本距離を表す情報は、定性的な情報以外に、具体的な距離を表す数値を入力してもよい。データ削除判断情報入力部1−1は、入力された情報をデータ削除確率決定部1−2に通知する。
データ削除確率決定部1−2は、通知された情報を基に端末1−c以外の端末が保有する同じデータの削除確率を計算する(図6のS112)。図4に記載の"行先とデータ収集端末A1との距離"と"データ削除確率"との関係を表す関数を用いてデータ削除確率Prを決定する。ここでは、端末1−cがデータ収集端末A1と通信可能なエリアへ移動するため、"Pr=1"とする。
なお、本関数は、図4に記載のものに限らず、行先とデータ収集端末A1との距離が大きくなるにつれて、データ削除確率が減少するものであればよい。データ削除確率決定部1−2は、決定した確率Prをデータ削除要求メッセージ処理部1−3へ通知する。
データ削除要求メッセージ処理部1−3は、データ蓄積部1−5に蓄積されるデータの情報を取得し、通知された確率Pr=1と、取得したデータの情報を含むデータ削除要求メッセージを作成し、アドホックネットワークN1内の端末1に転送する(図6のS113)。
続いて、端末1−cは、データ削除要求メッセージを送信後、図8Eに示すように、データ収集端末A1と通信可能なエリアに移動する。移動後、データ送受信部1−4は、データ蓄積部1−5からデータを取得し、データ収集端末A1に転送する(図5のS104)。転送終了後、データ送受信部1−4は、データ蓄積部1−5のデータを削除する。
また、図8Eに示すように、データ削除要求メッセージを受信した端末1−a、端末1−b、端末1−dは、データ削除要求メッセージ処理部1−3にて、メッセージ内容に応じて、データ蓄積部1−5に蓄積されているデータを削除する(図5のS105)。
具体的には、端末1−a、端末1−b、端末1−dのデータ削除要求メッセージ処理部1−3は端末1−cからデータ削除要求メッセージを受信する(図7のS121)。データ削除要求メッセージ処理部1−3は、受信したデータ削除要求メッセージに含まれるデータ削除確率に応じてデータ削除の要否を判断する(図7のS122)。例えば、複数の乱数を発生させて、期待値を得られた割合が、データ削除確率よりも小さい場合、データを削除すると判断し、期待値を得られた割合が、データ削除確率以上の場合、データを削除しないと判断する。データ削除要求メッセージ処理部1−3は、データ削除の判断結果に応じてデータを削除する(図7のS123)。
例えば、複数のデータ削除要求メッセージを受信した場合、いずれかのデータ削除要求メッセージに含まれるデータ削除確率に従ってデータの削除を判断する。例えば、複数のデータ削除要求メッセージのデータ削除確率を比較し、より効率よくデータを削除するために、最も大きいデータ削除確率に従ってデータを削除してもよいし、また、よりデータを安全に残しておくため、最も小さいデータ削除確率に従ってデータを削除してもよい。
また、データ削除要求メッセージを送信した後、データ削除要求を受信した場合、自端末もデータ収集端末へ近づく可能性があるため、データを削除しなくてもよい。例えば、自端末が送信したデータ削除要求メッセージのデータ削除確率と、他の端末から受信したデータ削除要求メッセージのデータ削除確率とを比較し、送信したデータ削除確率よりも受信したデータ削除確率の方が大きい場合、受信したデータ削除確率に従ってデータを削除してもよい。また、自端末が送信したデータ削除要求メッセージのデータ削除確率と、他の端末から受信したデータ削除要求メッセージのデータ削除確率が等しい場合(両方とも1の場合など)、端末間でネゴシエーションし、ネゴシエーション結果に基づいてデータを削除することが好ましい。例えば、端末間でネゴシエーションした結果、データ収集端末に近づく時間の遅い方の端末がデータを削除してもよいし、バッテリ残量が少ない方の端末がデータを削除してもよい。
(実施の形態1の効果)
上記のように、単純にシステムを構成する端末群全体に同じデータを拡散させると、端末の記憶容量を圧迫し、端末のリソース利用効率が低下するという問題がある。
そこで、本実施の形態では、端末が、データ収集端末の位置と端末が移動するときの行先情報の位置関係を用いて、同じデータを保有する他の端末のデータを削除する確率を決定し、決定した確率を含むデータ削除要求メッセージを作成して、他の端末に送信し、データ削除要求メッセージの内容に応じて、データを削除することとした。
これにより、各端末が、不必要にデータを蓄積しないようにすること可能となる。端末が、データ収集端末にデータを転送できる確率が高くなる、すなわち、端末が、データ収集端末に近づく場合、同じデータを保有する他の端末に対して、データを削除するメッセージを送信するため、他の端末の記憶容量の使用を低減できる。
したがって、本実施の形態では、端末の行先に応じて、データ収集システム内の端末のデータを削除することで、使用リソースの有効活用が実現できる。
<実施の形態2>
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態2について説明する。
(実施の形態2の概要)
図9は、データ収集端末A1と移動可能な無線通信を行う端末10−a、端末10−b、端末10−c、端末10−d、端末10−e、端末10−f、端末10−g、端末10−h、端末10−iで構成されるデータ収集システムを示している。なお、端末10−a〜10−iのうちのいずれかを端末10とも称する。
本実施の形態では、本発明の実施の形態1と同様に、端末10間でデータを共有しながら、データ収集端末A1に各端末10が保有するデータを転送する。また、端末10の行先に応じて、各端末10が保有する不必要なデータを削除する。
(実施の形態2の構成)
図10、図11を用いて、本実施の形態に係る端末10の構成について説明する。図10に示すように、端末10は、データ削除判断情報入力部10−1、データ削除確率決定部10−2、データ削除要求メッセージ処理部10−3、データ送受信部10−4、データ蓄積部10−5、行先情報入力部10−6、データ収集端末位置情報入力部10−7、地図情報蓄積部10−8で構成される。本実施の形態のデータ削除要求メッセージ処理部10−3、データ送受信部10−4、データ蓄積部10−5は、それぞれ、本発明の実施の形態1の端末1のデータ削除要求メッセージ処理部1−3、データ送受信部1−4、データ蓄積部1−5と同じ動作であるため、説明を省略する。以下、実施の形態1との差分について説明する。
データ削除判断情報入力部10−1は、行先情報入力部10−6から通知される行先情報、データ収集端末位置情報入力部10−7から通知されるデータ収集端末A1の位置情報、および地図情報蓄積部10−8から通知されるデータ収集システムが動作するエリアの地図情報を用いて、端末10の行先とデータ収集端末A1との間の距離を算出して、その結果をデータ削除確率決定部10−2に通知する。算出する距離は、行先とデータ収集端末A1との間の直線距離や、地図上の道路上を移動する場合に道路を経由する距離である。なお、行先に限らず行先までの移動経路(行先含む)とデータ収集端末A1との距離でもよい。
データ削除確率決定部10−2は、データ削除判断情報入力部10−1から通知される距離情報と、図11に示す行先と"データ収集端末A1との距離"と"データ削除確率Pr"との関係から、データ削除確率Prを決定し、データ削除要求メッセージ処理部10−3へ通知する。データ削除確率Prについて、実施の形態1と同様、行先とデータ収集端末A1との距離が、端末10がデータ収集端末A1と通信可能な範囲にあるとき、Pr=1とし、距離が大きくなるにつれて減少する。"データ収集端末A1との距離"と"データ削除確率Pr"との関係を示す関数は、データ収集端末A1と通信可能なエリアから遠ざかるにつれて、データ削除確率Prが減少するような関数であれば、図11のような関数に限る必要はない。なお、行先に限らず行先までの移動経路(行先含む)とデータ収集端末A1との距離に応じていてもよい。
例えば、距離の他に、行先に近づく時間(または到着時刻)や、移動手段、移動速度などを考慮して、データ削除確率Prを求めてもよい。例えば、図11の距離を時間として、データ収集端末に近づく時間が短くなるにしたがって、データ削除確率Prを大きくしてもよい。また、移動手段が電車であれば、予定通り行先に到着する可能性が高いため、データ削除確率Prの関数の傾きをより急峻にしてもよいし、移動手段が徒歩であれば、予定通り行先に到着する可能性が電車よりも低いため、データ削除確率Prの関数の傾きをより緩やかにしてもよい。移動速度が早い場合、移動速度が遅い場合よりもデータ削除確率Prの関数の傾きをより急峻にしてもよい。
行先情報入力部10−6は、端末10が移動する際、行先情報の入力を受け付ける。行先情報としては、緯度・経度、住所、地名、建物の名前、駅名等が挙げられる。また、行先情報入力部10−6は、入力された情報をデータ削除判断情報入力部10−1へ通知する。
データ収集端末位置情報入力部10−7は、データ収集端末A1の位置情報の入力を受け付ける。位置情報としては、緯度・経度、住所、地名、建物の名前、駅名等が挙げられる。また、データ収集端末位置情報入力部10−7は、入力された情報をデータ削除判断情報入力部10−1へ通知する。
地図情報蓄積部10−8は、データ収集システムが動作するエリアの地図情報を蓄積する。蓄積された地図のデータは、地図情報蓄積部10−8からデータ削除判断情報入力部10−1に通知される。
(実施の形態2の動作)
本実施の形態の主な動作の流れは、実施の形態1の図5と同様である。図13A〜図13Eの動作例を参照しつつ、図5、図12のフローチャートに沿って、本実施の形態の動作について説明する。図13A〜図13Eに示される例では、このデータ収集システムは、データ収集端末A1、端末10−a、端末10−b、端末10−c、端末10−dで構成される。
図13Aは、初期状態(図5のS100)を表している。実施の形態1と同様に端末10−a、端末10−b、端末10−cは、無線のアドホックネットワークを構成している。本ネットワークをアドホックネットワークN2と呼ぶ。アドホックネットワークN2内の端末10−a〜10−c、端末10−d、データ収集端末A1は、お互いに通信できない状態である。
本実施の形態では、端末10−a、端末10−b、端末10−c、端末10−dのデータ収集端末位置情報入力部10−7にデータ収集端末A1の位置情報が入力されており、また、地図情報蓄積部10−8にデータ収集システムが動作するエリアの地図情報が入力されている。
ここでは、図13Aに示す状態から、実施の形態1と同様、まず、端末10−dが、アドホックネットワークN2に参加する。その後、端末10−cがデータ収集端末A1と通信可能なエリアに移動し、データ収集端末A1にデータ転送する。本動作シナリオを用いて、端末10の保有するデータ削除方法の動作について説明する。
まず、図13Bに示すように、端末10−dは、移動してアドホックネットワークN2に参加し、端末10−a、端末10−b、端末10−cと通信可能な状態になる(図5のS101)。
続いて、端末10−dがアドホックネットワークN2に参加後、実施の形態1と同様に端末10間でデータ交換を行う(図5のS102)。すなわち、図13Cに示すように、端末10−dのデータ送受信部10−4は、端末10−a、端末10−b、端末10−cに対して、データ蓄積部10−5に蓄積されているデータ取得して転送する。また、端末10−dは、端末10−a、端末10−b、端末10−cが保有するデータを取得する。データの取得方法に関して、端末10−a、端末10−b、端末10−cの間で既にデータ交換が終了して、相互に共有している場合には、端末10−a、端末10−b、および端末10−cのうちいずれかの端末10からデータを取得する。そうでない場合は、各端末10からデータを取得する
続いて、端末10−a、端末10−b、端末10−c、端末10−dの間でデータ交換が終了した後、端末10−cが、データ収集端末A1と通信可能なエリアに移動する前に、図13Dに示すように、データ削除要求処理(図5のS103)を行う。
具体的には、端末10−cの行先情報入力部10−6に行先情報として、緯度・経度、住所、地名、建物の名前、駅名等を入力する(図12のS201)。行先情報入力部10−6に入力された情報は、データ削除判断情報入力部10−1へ通知される。
データ削除判断情報入力部10−1は、行先情報、データ収集端末位置情報入力部10−7から通知されるデータ収集端末A1の位置情報、地図情報蓄積部10−8から通知されるデータ収集システムが動作するエリアの地図情報から、端末10−cの行先とデータ収集端末A1の位置との距離を算出する(図12のS202)。算出する距離としては、直線距離や、地図上の道路を移動する場合の距離を用いる。算出された距離は、データ削除確率決定部10−2へ通知される。
データ削除確率決定部10−2は、通知された距離を基に端末10−c以外の端末が保有する同じデータの削除確率を計算する(図12のS203)。図11に記載の"行先とデータ収集端末A1との距離"と"データ削除確率"との関係を表す関数を用いてデータ削除確率Prを決定する。ここでは、端末10−cがデータ収集端末A1と通信可能なエリアへ移動するため、"Pr=1"とする。
なお、本関数は、図11に記載のものに限らず、行先とデータ収集端末A1との距離が大きくなるにつれて、データ削除確率が減少するものであればよい。データ削除確率決定部10−2は、決定した確率Prをデータ削除要求メッセージ処理部10−3へ通知する。データ削除要求メッセージ処理部10−3は、データ蓄積部10−5に蓄積されるデータの情報を取得し、通知された確率Pr=1と、取得したデータの情報を含むデータ削除要求メッセージを作成し、アドホックネットワークN2内の端末10に転送する(図12のS204)。
続いて、端末10−cは、データ削除要求メッセージを送信後、図13Eに示すように、データ収集端末A1と通信可能なエリアに移動する。移動後、データ送受信部10−4は、データ蓄積部10−5からデータを取得し、データ収集端末A1に転送する(図5のS104)。転送終了後、データ送受信部10−4は、データ蓄積部10−5のデータを削除する。
また、図8Eに示すように、データ削除要求メッセージを受信した端末10−a、端末10−b、端末10−dは、データ削除要求メッセージ処理部10−3にて、メッセージ内容に応じて、データ蓄積部10−5に蓄積されているデータを削除する(図5のS105、図7のS121〜S123)。
(実施の形態2の効果)
実施の形態1では、行先とデータ収集端末A1との距離を入力者が考えてデータ削除判断情報入力部1−1へ入力するため、データ削除確率を精度よく算出できない可能性がある。それに対して、本実施の形態では、行先情報、データ収集端末の位置情報、データ収集システムが動作するエリアの地図情報を用いることで、入力者に依存しない、より精度の高いデータ削除確率を定めることができる。
<実施の形態3>
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態3について説明する。
(実施の形態3の概要)
図14は、データ収集端末A1、移動可能な無線通信を行う端末100−a、端末100−b、端末100−c、端末100−d、端末100−e、端末100−f、端末100−g、端末100−h、端末100−i、データ管理端末M1とで構成されるデータ収集システムを示している。なお、なお、端末100−a〜100−iのうちのいずれかを端末100とも称する。
本実施の形態では、実施の形態1および2に対して、データ管理端末M1が加えられている。本データ収集システムは、実施の形態1及び2と同様に、端末100間でデータを共有しながら、データ収集端末A1へ各端末100のデータを転送する。本データ管理端末M1は、各端末100から保有データの情報を取得し、各端末100の行先に応じて、各端末100が保有する重複するデータを削除するように要求する。
(実施の形態3の構成)
本実施の形態では、実施の形態1の図4と同様にデータ削除確率を求める。図15および、図4を用いて、本実施の形態に係る端末100、データ管理端末M1の構成について説明する。
端末100は、図15に示すように、データ削除判断情報入力部100−1、保有データ通知部100−2、データ削除要求メッセージ処理部100−3、データ送受信部100−4、データ蓄積部100−5で構成されている。データ送受信部100−4および、データ蓄積部100−5は、実施の形態1のデータ送受信部1−4、データ蓄積部1−5と同じであるため、説明を省略する。以下、実施の形態1との差分ついて説明する。
データ削除判断情報入力部100−1では、入力される情報は、実施の形態1の端末1のデータ削除判断情報入力部1−1の場合と同じであるが、通知先が異なる。データ削除判断情報入力部100−1の通知先は、データ管理端末M1のデータ削除確率決定部M1−1である。本情報を基に、データ管理端末M1は、各端末100間で保有する重複したデータを削除するためのデータ削除確率を算出する。
保有データ情報通知部100−2は、データ管理端末M1が、各端末100間で重複して保有するデータを削除するために、データ蓄積部100−5から蓄積しているデータの情報を取得して、データ管理端末M1へ送信する。通知のタイミングとしては、一定時間間隔もしくは、新たなデータを受信した場合が考えられる。
データ削除要求メッセージ処理部100−3は、実施の形態1のデータ削除要求メッセージ処理部1−3、実施の形態2のデータ削除要求メッセージ処理部10−3と異なり、データ管理端末M1から送信されるデータ削除要求メッセージの内容に応じて、データ蓄積部100−5に蓄積されるデータを削除するだけである。
次に、データ管理端末M1について説明する。データ管理端末M1は、図15に示すとおり、データ削除確率決定部M1−1、データ管理部M1−2、データ削除要求メッセージ送信部M1−3、保有データ情報蓄積部M1−4で構成される。
データ削除確率決定部M1−1では、データ削除確率を算出する方法は、実施の形態1の端末1のデータ削除確率決定部1−2と同じであるが、データ削除要求メッセージ送信部M1−3に対してデータ削除確率Prとデータ削除判断情報を送信してきた端末100の識別子を通知する。
データ管理部M1−2は、データ削除要求メッセージを各端末100に対して送信するときに、削除すべきデータの情報をデータ削除要求メッセージ送信部M1−3に通知するため、各端末100から蓄積しているデータの情報を取得する。本データは、保有データ情報蓄積部M1−4に蓄積する。また、データ削除要求メッセージ送信部M1−3から端末が保有するデータの情報を要求され場合に、保有データ情報蓄積部M1−4から、データの情報を取得して、データ削除要求メッセージ送信部M1−3に通知する。
データ削除要求メッセージ送信部M1−3は、データ削除確率決定部M1−2から通知されるデータ削除判断情報を送信してきた端末100の識別子から、データ削除判断情報を送信してきた端末100が保有するデータの情報と同じデータを保有する他の端末100の情報をデータ管理部M1−2から取得し、該データの情報と通知されたデータ削除確率Prを含むデータ削除要求メッセージを同じデータを保有する他の端末100宛に送信する。
保有データ情報蓄積部M1−4は、データ管理部M1−2から通知される各端末100のデータの情報を蓄積する。
(実施の形態3の動作)
本実施の形態の主な動作の流れは、実施の形態1の図5と同様である。図17A〜図17Eの動作例を参照しつつ、図5、図16のフローチャートに沿って、本実施の形態の動作の説明を行う。図17A〜図17Eに示される例では、このデータ収集システムは、データ収集端末A1、端末100−a、端末100−b、端末100−c、端末100−dとデータ管理端末M1で構成される。
図17Aは、初期状態(図5のS101)を表している。実施の形態1と同様に、端末100−a、端末100−b、端末100−cは、無線のアドホックネットワークを構成している。本ネットワークをアドホックネットワークN3と呼ぶ。アドホックネットワークN3内の端末100−a〜100−c、端末100−d、データ収集端末A1は、お互いに通信できない状態である。
また、本実施の形態では、端末100−a、端末100−b、端末100−c、端末100−dは、一定時間毎、もしくは、新たなデータを受信した場合に蓄積されているデータの情報をデータ管理端末M1に転送する。各端末100とデータ管理端末M1間での通信は、端末100間でデータ交換を行うときのネットワークとは異なるネットワークを利用する。
ここでは、図17Aに示す状態から、まず、端末100−dが、アドホックネットワークN3に参加する。その後、端末100−cがデータ収集端末A1と通信可能なエリアに移動し、データ収集端末A1にデータ転送する。本動作シナリオを用いて、端末100の保有するデータ削除方法の動作について説明する。
まず、図17Bに示すように、端末100−dは、移動してアドホックネットワークN3に参加し、端末100−a、端末100−b、端末100−cと通信可能な状態になる(図5のS101)。
続いて、端末100−dがアドホックネットワークN3に参加後、実施の形態1と同様に端末100間でデータ交換を行う(図5のS102)。すなわち、図17Cに示すように、端末100−dのデータ送受信部100−4は、端末100−a、端末100−b、端末100−cに対して、データ蓄積部100−5に蓄積されているデータを取得して転送する。また、端末100−dは、端末100−a、端末100−b、端末100−cが保有するデータを取得する。データの取得方法に関して、端末100−a、端末100−b、端末100−cの間で既にデータ交換が終了して、相互に共有している場合には、端末100−a、端末100−b、および端末100−cのうちいずれかの端末100からデータを取得する。そうでない場合は、各端末100からデータを取得する。
さらに、データ交換後、各端末100の保有データ情報通知部100−2はデータ蓄積部100−5に蓄積されるデータの情報を取得して、データ管理端末M1のデータ管理部M1−2へ通知する。
続いて、端末100−a、端末100−b、端末100−c、端末100−dの間でデータ交換が終了した後、端末100−cが、データ収集端末A1と通信可能なエリアに移動する前に、図17Dに示すように、データ削除要求処理(図5のS103)を行う。
具体的には、端末100−cのデータ削除判断情報入力部100−1に、実施の形態1と同様に、行先とデータ収集端末A1との距離を表す情報入力する(図16のS301)。
本情報は、図4のグラフの横軸に記載してあるような定性的な情報を入力する。この場合、"データ収集端末A1と通信可能なエリア"という情報を入力する。本距離を表す情報は、定性的な情報以外に、具体的な距離を表す数値を入力してもよい。データ削除判断情報入力部100−1は、入力された情報をデータ管理端末M1のデータ削除確率決定部M1−1に送信する(図16のS302)。データ管理端末M1のデータ削除確率決定部M1−1は、通知された情報を基に端末100−c以外の端末が保有する同じデータの削除確率を計算する(図16のS303)。図4に記載の"行先とデータ収集端末A1との距離"と"データ削除確率"との関係を表す関数を用いてデータ削除確率Prを決定する。ここでは、端末100−cがデータ収集端末A1と通信可能なエリアへ移動するため、"Pr=1"とする。
なお、本関数は、図4に記載のものに限らず、行先とデータ収集端末A1との距離が大きくなるにつれて、データ削除確率が減少するものであればよい。データ削除確率決定部M1−1は、決定した確率Prと行先とデータ収集端末A1との距離を表す情報を送信した端末100−cの識別情報をデータ削除要求メッセージ送信部M1−3へ通知する。データ削除要求メッセージ送信部M1−3は、データ管理部M1−2に端末100−cが保有するデータの情報と端末100−cが保有するデータと同じデータを保有する他の端末100の情報を取得する。通知された確率Pr=1と、取得したデータの情報を含むデータ削除要求メッセージを作成し、端末100−cが保有するデータと同じデータを保有する他の端末100宛に送信する(図16のS304)。図17Dでは、端末100−cが保有するデータと同じデータを保有する他の端末100は、端末100−a、端末100−b、端末100−dである。
続いて、図17Eに示すように、端末100−cは、データ収集端末A1と通信可能なエリアに移動する。移動後、データ送受信部100−4は、データ蓄積部100−5からデータを取得し、データ収集端末A1に転送する(図5のS104)。転送終了後、データ送受信部100−4は、データ蓄積部100−5のデータを削除する。
また、図17Eに示すように、データ管理端末M1からデータ削除要求メッセージを受信した端末100−a、端末100−b、端末100−dは、データ削除要求メッセージ処理部100−3にて、メッセージ内容に応じて、データ蓄積部100−5に蓄積されているデータを削除する(図5のS105、図7のS121〜S123)。
(実施の形態3の効果)
本実施の形態では、実施の形態1の効果に加えて、データ削除確率の決定、データ削除要求メッセージの作成と送信をデータ管理端末M1に移譲できるため、端末の負荷を抑えることも可能である。
<実施の形態4>
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態4について説明する。
(実施の形態4の概要)
図18は、データ収集端末A1、移動可能な無線通信を行う端末1000−a、端末1000−b、端末1000−c、端末1000−d、端末1000−e、端末1000−f、端末1000−g、端末1000−h、端末1000−i、データ管理端末M10とで構成されるデータ収集システムを示している。なお、端末1000−a〜1000−iのうちのいずれかを端末1000とも称する。
本実施の形態では、本発明の実施の形態3と同様に、端末1000間でデータを共有しながら、データ収集端末A1に各端末1000が保有するデータを転送する。また、データ管理端末M1は、各端末1000から保有データの情報を取得し、各端末1000の行先に応じて、各端末1000が保有する重複するデータを削除するように要求する。
(実施の形態4の構成)
本実施の形態では、実施の形態2の図11と同様にデータ削除確率を求める。図19および図11を用いて、本実施の形態に係る端末1000、データ管理端末M10の構成について説明する。図19に示すように、端末1000は、行先情報入力部1000−1、保有データ情報通知部1000−2、データ削除要求メッセージ処理部1000−3、データ送受信部1000−4、データ蓄積部1000−5で構成されている。
保有データ情報通知部1000−2は本発明の実施の形態3の保有データ情報通知部100−2と同じであり、データ削除要求メッセージ処理部1000−3は本発明の実施の形態3のデータ削除要求メッセージ処理部100−3と同じであり、データ送受信部1000−4は本発明の実施の形態3のデータ送受信部100−4と同じであり、データ蓄積部1000−5は本発明の実施の形態3のデータ蓄積部100−5と同じであるため説明を省略する。以下、本発明の実施の形態3との差分について説明する。
行先情報入力部1000−1は、本発明の実施の形態2の行先情報入力部10−6と同様に、行先情報として緯度・経度、住所、地名、建物の名前、駅名等の入力を受け付ける。入力された情報は、データ管理端末M10へ送信される。
データ管理端末M10は、データ削除判断情報入力部M10−1、データ削除確率決定部M10−2、データ管理部M10−3、データ削除要求メッセージ送信部M10−4、保有データ情報蓄積部M10−5で構成される。
データ削除確率決定部M10−2は、本発明の実施の形態2の端末10のデータ削除確率決定部10−2と同じであり、データ管理部M10−3は、本発明の実施の形態3のデータ管理端末M1のデータ管理部M1−2と同じであり、データ削除要求メッセージ送信部M10−4は、本発明の実施の形態3のデータ管理端末M1のデータ削除要求メッセージ送信部M1−3と同じであり、保有データ情報蓄積部M10−5は、本発明の実施の形態3のデータ管理端末M1の保有データ情報蓄積部M1−4と同じであり、データ収集端末位置情報入力部M10−6は、本発明の実施の形態2の端末10のデータ収集端末位置情報入力部10−7と同じであり、地図情報蓄積部M10−7は、本発明の実施の形態2の端末10の地図情報蓄積部10−8と同じであるため、説明を省略する。以下、実施の形態2及び3との差分について説明する。
データ削除判断情報入力部M10−1は、本発明の実施の形態2の端末10のデータ削除判断情報入力部10−1とほぼ同じである。差分は、行先情報を端末1000から受信するところである。
(実施の形態4の動作)
本実施の形態の主な動作の流れは、実施の形態1の図5と同様である。図21A〜図21Eの動作例を参照しつつ、図5、図20のフローチャートに沿って、本実施の形態の動作について説明する。図21A〜図21Eに示される例では、このデータ収集システムは、データ収集端末A1、端末1000−a、端末1000−b、端末1000−c、端末1000−d、データ管理端末M10とで構成される。
図21Aは、初期状態(図5のS101)を表している。実施の形態3と同様に端末1000−a、端末1000−b、端末1000−cは、無線のアドホックネットワークを構成している。本ネットワークをアドホックネットワークN4と呼ぶ。データ管理端末M10では、データ収集端末位置情報入力部M10−6にデータ収集端末A1の位置情報が入力されており、地図情報蓄積部M10−7にデータ収集システムが動作するエリアの地図情報が入力されている。アドホックネットワークN4内の端末1000−a〜1000−c、端末1000−d、データ収集端末A1は、お互いに通信できない状態である。
また、端末1000−a、端末1000−b、端末1000−c、端末1000−dは、一定時間毎、もしくは、新たなデータを受信した場合に蓄積されているデータの情報をデータ管理端末M10に転送する。各端末1000とデータ管理端末M10間での通信は、端末1000間でデータ交換を行うときのネットワークとは異なるネットワークを利用する。
ここでは、図21Aに示す状態から、本発明の実施の形態1、2および3と同様、まず、端末1000−dが、アドホックネットワークN4に参加する。その後、端末1000−cがデータ収集端末A1と通信可能なエリアに移動し、データ収集端末A1にデータ転送する。本動作シナリオを用いて、端末1000の保有するデータ削除方法の動作について説明する。
まず、図21Bに示すように、端末1000−dは、移動してアドホックネットワークN4に参加し、端末1000−a、端末1000−b、端末1000−cと通信可能な状態になる(図5のS101)。
続いて、端末1000−dがアドホックネットワークN4に参加後、実施の形態1と同様に端末1000間でデータ交換を行う(図5のS102)。すなわち、端末1000−dのデータ送受信部1000−4は、端末1000−a、端末1000−b、端末1000−cに対して、データ蓄積部1000−5に蓄積されているデータ取得して転送する。また、端末1000−dは、端末1000−a、端末1000−b、端末1000−cが保有するデータを取得する。データの取得方法に関して、端末1000−a、端末1000−b、端末1000−cの間で既にデータ交換が終了して、相互に共有している場合には、端末1000−a、端末1000−b、および端末1000−cのうちいずれかの端末1000からデータを取得する。そうでない場合は、各端末1000からデータを取得する。
さらに、データ交換後、各端末1000の保有データ情報通知部1000−2はデータ蓄積部1000−5に蓄積されるデータの情報を取得して、データ管理端末M10のデータ管理部M10−3へ通知する。
続いて、端末1000−a、端末1000−b、端末1000−c、端末1000−dの間でデータ交換が終了した後、端末1000−cが、データ収集端末A1と通信可能なエリアに移動する前に、図21Dに示すように、データ削除要求処理(図5のS103)を行う。
具体的には、端末1000−cの行先情報入力部1000−1に行先情報として、緯度・経度、住所、地名、建物の名前、駅名等を入力する(図20のS401)。入力された情報は、データ管理端末M10のデータ削除判断情報入力部M10−1へ送信される(図20のS402)。
データ管理端末M10のデータ削除判断情報入力部M10−1は、行先情報、データ収集端末位置情報入力部M10−6から通知されるデータ収集端末A1の位置情報、データ管理端末M10の地図情報蓄積部10−8から通知されるデータ収集システムが動作するエリアの地図情報から、端末1000−cの行先とデータ収集端末A1の位置との距離を算出する(図20のS403)。算出する距離としては、直線距離および、地図上の道路を移動する場合の距離が考えられる。算出された距離は、データ管理端末M10のデータ削除確率決定部M10−2へ通知される。
データ管理端末M10のデータ削除確率決定部M10−2は、通知された距離を基に端末1000−c以外の端末が保有する同じデータの削除確率を計算する(図20のS404)。図11に記載の"行先とデータ収集端末A1との距離"と"データ削除確率"との関係を表す関数を用いてデータ削除確率Prを決定する。ここでは、端末1000−cがデータ収集端末A1と通信可能なエリアへ移動するため、"Pr=1"とする。
なお、本関数は、図11に記載のものに限らず、行先とデータ収集端末A1との距離が大きくなるにつれて、データ削除確率が減少するものであればよい。データ管理端末M10のデータ削除確率決定部M10−2は、決定した確率Prをデータ管理端末M10のデータ削除要求メッセージ送信部M10−4へ通知する。データ削除要求メッセージ送信部M10−4は、データ管理部M10−3に端末1000−cが保有するデータの情報と端末1000−cが保有するデータと同じデータを保有する他の端末1000の情報を取得する。通知された確率Pr=1と、取得したデータの情報を含むデータ削除要求メッセージを作成し、端末1000−cが保有するデータと同じデータを保有する他の端末1000宛に送信する。図21Dでは、端末1000−cが保有するデータと同じデータを保有する他の端末は、端末1000−a、端末1000−b、端末1000−dである。
続いて、図21Eに示すように、端末1000−cは、データ収集端末A1と通信可能なエリアに移動する。移動後、データ送受信部1000−4は、データ蓄積部1000−5からデータを取得し、データ収集端末A1に転送する(図5のS104)。転送終了後、データ送受信部1000−4は、データ蓄積部1000−5のデータを削除する。
また、図21Eに示すように、データ削除要求メッセージを受信した端末1000−a、端末1000−b、端末1000−dは、データ削除要求メッセージ処理部1000−3にて、メッセージ内容に応じて、データ蓄積部1000−5に蓄積されているデータを削除する(図5のS105、図7のS121〜S123)。
(実施の形態4の効果)
本実施の形態4では、実施の形態3と同様、データ削除確率の決定、データ削除要求メッセージの作成と送信をデータ管理端末M10に移譲できるため、端末の負荷を抑えることも可能である。また、実施の形態2と同様、行先情報、データ収集端末の位置情報、データ収集システムが動作するエリアの地図情報を用いることで、入力者に依存しない、より精度の高いデータ削除確率を定めることができる。
上述の実施の形態における各構成は、ハードウェア又はソフトウェア、もしくはその両方によって構成され、1つのハードウェア又はソフトウェアから構成してもよいし、複数のハードウェア又はソフトウェアから構成してもよい。端末、データ収集端末、データ管理端末の各機能(各処理)を、CPU(Central Processing Unit)やメモリ等を有するコンピュータにより実現してもよい。例えば、記憶装置に実施の形態における通信方法を行うための通信プログラムを格納し、各機能を、記憶装置に格納された通信プログラムをCPUで実行することにより実現してもよい。
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記によって限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
1 端末
1−1 データ削除判断情報入力部
1−2 データ削除確率決定部
1−3 データ削除要求メッセージ処理部
1−4 データ送受信部
1−5 データ蓄積部
10 端末
10−1 データ削除判断情報入力部
10−2 データ削除確率決定部
10−3 データ削除要求メッセージ処理部
10−4 データ送受信部
10−5 データ蓄積部
10−6 行先情報入力部
10−7 データ収集端末位置情報入力部
10−8 地図情報蓄積部
100 端末
100−1 データ削除判断情報入力部
100−2 保有データ情報通知部
100−3 データ削除要求メッセージ処理部
100−4 データ送受信部
100−5 データ蓄積部
110 通信装置
111 データ蓄積部
112 データ削除確率決定部
113 データ削除要求送信部
120 通信装置
121 データ蓄積部
122 データ削除要求受信部
123 データ削除部
1000 端末
1000−1 行先情報入力部
1000−2 保有データ情報通知部
1000−3 データ削除要求メッセージ処理部
1000−4 データ送受信部
1000−5 データ蓄積部
A1 データ収集端末
M1 データ管理端末
M1−1 データ削除確率決定部
M1−2 データ管理部
M1−3 データ削除要求メッセージ送信部
M1−4 保有データ情報蓄積部
M10 データ管理端末
M10−1 データ削除判断情報入力部
M10−2 データ削除確率決定部
M10−3 データ管理部
M10−4 データ削除要求メッセージ送信部
M10−5 保有データ情報蓄積部
M10−6 データ収集端末位置情報入力部
M10−7 地図情報蓄積部

Claims (21)

  1. 他の通信装置とデータ交換を行った共有データを蓄積するデータ蓄積手段と、
    前記他の通信装置が蓄積する前記共有データを削除する確率であるデータ削除確率を、自通信装置の移動予定に応じて決定するデータ削除確率決定手段と、
    前記決定したデータ削除確率を含むデータ削除要求メッセージを、前記他の通信装置へ送信するデータ削除要求送信手段と、
    を備える通信装置。
  2. 前記データ削除確率決定手段は、自通信装置の移動先を含む移動経路に応じて前記データ削除確率を決定する、
    請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記データ削除確率決定手段は、前記移動経路と前記共有データを収集するデータ収集装置との位置関係に応じて前記データ削除確率を決定する、
    請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記データ削除確率決定手段は、前記移動経路と前記データ収集装置との距離に応じて前記データ削除確率を決定する、
    請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記データ削除確率決定手段は、前記移動経路が前記データ収集装置に近づくにつれて増加するように前記データ削除確率を決定する、
    請求項4に記載の通信装置。
  6. 前記移動経路と前記データ収集装置との距離は、前記移動経路の一部から前記データ収集装置までの直線距離である、
    請求項4または5に記載の通信装置。
  7. 前記移動経路と前記データ収集装置との距離は、前記移動経路の一部から前記データ収集装置まで地図上の道路を経由した距離である、
    請求項4または5に記載の通信装置。
  8. 前記データ削除確率決定手段は、前記移動経路が前記データ収集装置に近づく時間に応じて前記データ削除確率を決定する、
    請求項3乃至7のいずれか一項に記載の通信装置。
  9. 前記データ削除確率決定手段は、自通信装置の移動に用いる移動手段または移動速度に応じて前記データ削除確率を決定する、
    請求項2乃至7のいずれか一項に記載の通信装置。
  10. 前記他の通信装置から前記データ削除確率を含むデータ削除要求メッセージを受信するデータ削除要求受信手段と、
    前記受信したデータ削除確率に応じて、前記蓄積された共有データを削除するデータ削除手段と、をさらに備える、
    請求項1乃至9のいずれか一項に記載の通信装置。
  11. 前記データ削除手段は、前記データ削除要求メッセージを送信した後、前記データ削除要求メッセージを受信した場合、前記蓄積された共有データを削除しない、
    請求項10に記載の通信装置。
  12. 前記データ削除手段は、前記データ削除要求メッセージを送信した後、前記データ削除要求メッセージを受信し、かつ、前記送信したデータ削除要求メッセージに含まれる前記データ削除確率よりも前記受信したデータ削除要求メッセージに含まれる前記データ削除確率の方が大きい場合、前記蓄積された共有データを削除する、
    請求項10に記載の通信装置。
  13. 前記データ削除手段は、前記データ削除要求メッセージを送信した後、前記データ削除要求メッセージを受信し、かつ、前記送信したデータ削除要求メッセージに含まれる前記データ削除確率と前記受信したデータ削除要求メッセージに含まれる前記データ削除確率とが等しい場合、自通信装置と前記他の通信装置とのネゴシエーション結果に基づいて、前記蓄積された共有データを削除する、
    請求項10に記載の通信装置。
  14. 他の通信装置とデータ交換を行った共有データを蓄積するデータ蓄積手段と、
    前記他の通信装置からデータ削除確率を含むデータ削除要求メッセージを受信するデータ削除要求受信手段と、
    前記受信したデータ削除確率に応じて、前記蓄積された共有データを削除するデータ削除手段と、
    を備える通信装置。
  15. 前記データ削除手段は、複数の前記データ削除要求メッセージを受信した場合、いずれかの前記データ削除要求メッセージに含まれる前記データ削除確率に応じて、前記蓄積された共有データを削除する、
    請求項14に記載の通信装置。
  16. 前記データ削除手段は、複数の前記データ削除要求メッセージに含まれる複数の前記データ削除確率のうち、最も高いデータ削除確率に応じて、前記蓄積された共有データを削除する、
    請求項15に記載の通信装置。
  17. 第1の通信装置と第2の通信装置を備えた通信システムであって、
    前記第1の通信装置は、
    前記第2の通信装置とデータ交換を行った共有データを蓄積するデータ蓄積手段と、
    前記第2の通信装置が蓄積する前記共有データを削除する確率であるデータ削除確率を、前記第1の通信装置の移動予定に応じて決定するデータ削除確率決定手段と、
    前記決定したデータ削除確率を含むデータ削除要求メッセージを、前記第2の通信装置へ送信するデータ削除要求送信手段と、を備え、
    前記第2の通信装置は、
    前記第1の通信装置とデータ交換を行った共有データを蓄積するデータ蓄積手段と、
    前記第1の通信装置からデータ削除確率を含むデータ削除要求メッセージを受信するデータ削除要求受信手段と、
    前記受信したデータ削除確率に応じて、前記蓄積された共有データを削除するデータ削除手段と、を備える、
    通信システム。
  18. 他の通信装置とデータ交換を行った共有データをデータ蓄積手段に蓄積し、
    前記他の通信装置が蓄積する前記共有データを削除する確率であるデータ削除確率を、自通信装置の移動予定に応じて決定し、
    前記決定したデータ削除確率を含むデータ削除要求メッセージを、前記他の通信装置へ送信する、
    通信方法。
  19. 他の通信装置とデータ交換を行った共有データをデータ蓄積手段に蓄積し、
    前記他の通信装置からデータ削除確率を含むデータ削除要求メッセージを受信し、
    前記受信したデータ削除確率に応じて、前記蓄積された共有データを削除する、
    通信方法。
  20. 他の通信装置とデータ交換を行った共有データをデータ蓄積手段に蓄積し、
    前記他の通信装置が蓄積する前記共有データを削除する確率であるデータ削除確率を、自通信装置の移動予定に応じて決定し、
    前記決定したデータ削除確率を含むデータ削除要求メッセージを、前記他の通信装置へ送信する、
    通信処理をコンピュータに実行させる通信プログラム。
  21. 他の通信装置とデータ交換を行った共有データをデータ蓄積手段に蓄積し、
    前記他の通信装置からデータ削除確率を含むデータ削除要求メッセージを受信し、
    前記受信したデータ削除確率に応じて、前記蓄積された共有データを削除する、
    通信処理をコンピュータに実行させる通信プログラム。
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