JP2017053801A - ストレッチャブル静電容量型センサ - Google Patents

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慶吾 高橋
昌徳 水島
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Abstract

【課題】例えば人体に直接的に接触した場合でも検出値に重畳するノイズを低減する。【解決手段】グランドにそれぞれ接続された一対の外側電極と、前記一対の外側電極の間に設けられた2N−1(Nは自然数)個の中間電極と、前記一対の外側電極及び前記2N−1個の中間電極のうちで隣接する電極ペア間にそれぞれ設けられた2N個の誘電体と、を具備することを特徴とする静電容量型センサ。【選択図】図2

Description

本発明は、ストレッチャブル静電容量型センサに関する。
従来、静電容量型センサとして、例えば、特許文献1に開示されているものがある。静電容量型センサは、一対の電極と、一対の電極間に挟まれた誘電体とを有している。これら一対の電極及び誘電体によって、「検出対象コンデンサ」が構成される。静電容量型センサが押圧されたり引っ張られたりすると、誘電体の厚さが変化して、「検出対象コンデンサ」に蓄積される電荷量(つまり、検出対象コンデンサの静電容量)が変化する。この電荷量の変化を検出することにより、例えば、静電容量型センサが装着された測定対象(例えば、人体)の姿勢変化等を検知することができる。
特開2014−081355号公報
ところで、今後、例えば医療分野において、静電容量型センサの利用が益々増加することが予想される。医療分野では例えば睡眠時の姿勢変化を測定するために、静電容量型センサを人体に直接(つまり、直接皮膚に触れた状態で)装着したり長時間装着したりすることが行われる。
しかしながら、人体も導電体であるため、静電容量型コンデンサに人体が触れると、人体と電極との間に「仮想的なコンデンサ」が構成される。この仮想的なコンデンサが構成されることにより、「検出対象コンデンサ」に蓄積される電荷量に変動が生じて、「検出対象コンデンサ」の電荷量検出値にノイズが重畳してしまう可能性がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、例えば人体に直接的に接触した場合でも検出値に重畳するノイズを低減することができる、静電容量型センサを提供することを目的とする。
本発明の静電容量型センサは、その一態様では、電極及び誘電体を積層方向に積層させて構成され、該積層方向にそれぞれ直交する長手方向及び短手方向を有する静電容量型センサであって、該静電容量型センサの前記長手方向及び前記積層方向に沿った断面で見たときに、グランドにそれぞれ接続された一対の外側電極と、前記一対の外側電極の間に設けられた2N−1(Nは自然数)個の中間電極と、前記一対の外側電極及び前記2N−1個の中間電極から成る電極群の隣接する電極ペア間にそれぞれ設けられた2N個の誘電体と、を具備することを特徴としている。
前記静電容量型センサは、エラストマーを含有する導電層をそれぞれ含む、第1シート、第2シート、及び、奇数個の第3シートを具備し、前記奇数個の第3シートの導電層とオーバーラップする前記第1シートの導電層部分、及び、前記奇数個の第3シートとオーバーラップする前記第2シートの導電層部分が、前記一対の外側電極であり、前記第1シートの導電層及び前記第2シートの導電層とオーバーラップする、前記奇数個の第3シートの導電層部分が、前記奇数個の中間電極であってもよい。
前記一対の外側電極の各外側電極は、前記静電容量センサの短手方向において前記2N−1個の中間電極の両端よりも外側にはみ出した、該2N−1個の中間電極との非対向部を有していてもよい。
前記静電容量型センサは、該静電容量型センサの短手方向の両端部の外側に、前記2N−1個の中間電極のそれぞれの前記短手方向の端部と非接触状態で対向するように配置された一対の導電部材をさらに有していてもよい。
前記一対の外側電極と前記一対の導電部材は、一連の管を構成し、該一連の管の内部に、前記2N−1個の中間電極及び前記2N個の誘電体が配設されていてもよい。
本発明の一態様によれば、例えば人体に直接的に接触した場合でも検出値に重畳するノイズを低減することができる。
第1実施形態のセンサデバイスをZ方向から見たときの模式図である。 第1実施形態のセンサデバイスの断面図である。 テスト1の各テスト対象物についての周期接触測定処理の結果を示す図である。 図3の静電容量を静電容量変化率に変換した図である。 図3の静電容量を静電容量変化率に変換した図である。 テスト1の各テスト対象物(中間電極の数)に応じた平均静電容量変化率を示す図である。 テスト2の各テスト対象物についての周期接触測定処理の結果を示す図である。 図7の静電容量を静電容量変化率に変換した図である。 テスト2の各テスト対象物(カバー部の厚さ)に応じた平均静電容量変化率を示す図である。 第2実施形態のセンサデバイスをZ方向から見た模式図である。 第3実施形態のセンサデバイスをZ方向から見た模式図である。
以下に、本発明のセンサの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明のセンサが限定されるものではない。また、実施形態において同一の機能を有する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。以下の説明中の方向(X方向、Y方向、Z方向)は、図中に記載した矢線の各方向を基準とする。
≪第1実施形態≫
[センサの構成例]
図1は、第1実施形態のセンサデバイスをZ方向から見たときの模式図である。図2は、第1実施形態のセンサデバイスをX方向及びY方向に沿って切ったときの断面図である。図1及び図2に示すセンサデバイス1は、センサ10と、導線部21,22を含む。センサ10は、ストレッチャブル静電容量型センサである。
図2において、センサ10は、一対の外側電極、つまり、外側電極11及び外側電極13と、奇数個(つまり、2N−1個:Nは自然数)の中間電極15とを有する。ここでは、説明を簡単にするために中間電極15の数を1つとして説明する。
また、センサ10は、外側電極11、外側電極13及び中間電極15のうちで隣接する電極ペア間に、つまり、外側電極11と中間電極15の間、及び、外側電極13と中間電極15の間に、誘電体17−1,2をそれぞれ有する。すなわち、センサ10は、外側電極13、誘電体17−2、中間電極15、誘電体17−1及び外側電極11がこの順番でZ方向(積層方向)に重ねられた「積層構造」となっている。つまり、センサ10は、YZ平面に平行な平面及びXZ平面に平行な平面のいずれに沿って切った断面を見ても「積層構造」となっている。別言すれば、センサ10は、図2中の2本の破線の内側領域にある「積層型センサ」となっている。ここでは、一対の外側電極11,13の間に1つの中間電極15を配置して隣接する電極ペア間に2つの誘電体17−1,2を配置した場合を例示しているが、これに限定されるものではなく、一対の外側電極11,13の間に3以上の奇数個の中間電極15を配置して隣接する電極ペア間に複数の誘電体17を配置する構成も可能である。この場合、一対の外側電極11,13と2N−1個の中間電極17の総数は2N+1となり、複数の誘電体17の数は2Nとなる。
さらに、センサ10は、外側電極11,13のさらに外側に、カバー部19−1,2をそれぞれ有する。
そして、センサ10のY軸方向の両端には、導線部21,22がそれぞれ接続されている。導線部21には、外側電極11,13が接続され、導線部22には、中間電極15が接続されている。
詳細には、センサ10及び導線部21,22は、第1シート31、第2シート33及び第3シート35を有している。そして、第1シート31は、導電層37と、カバー層39とを有する。また、第2シート33は、導電層41と、カバー層43とを有する。また、第3シート35は、誘電層47,49と、誘電層47と誘電層49の間に挟まれた導電層45とを有する。
導電層37及び導電層41は、センサ10及び導線部21の全体に亘って−Y方向に延びており、導電層45は、センサ10及び導線部22の全体に亘ってY方向に延びている。すなわち、導電層37及び導電層41と導電層45とは櫛形に配置されている。また、カバー層39及びカバー層43は、センサ10及び導線部21,22の全体に亘って延びている。
第3シート35の導電層45とオーバーラップする、第1シート31の導電層37のオーバーラップ部分37aが、上記の外部電極11を構成する。また、第3シート35の導電層45とオーバーラップする、第2シート33の導電層41のオーバーラップ部分41aが、上記の外部電極13を構成する。また、第1シート31の導電層37及び第2シート33の導電層41とオーバーラップする、第3シート35の導電層45のオーバーラップ部分45aが、上記の中間電極15を構成する。
第1シート31の導電層37及び第3シート35の導電層45の両方とオーバーラップする、第3シート35の誘電層47のオーバーラップ部分47aが、上記の誘電体17−1を構成する。また、第2シート33の導電層41及び第3シート35の導電層45の両方とオーバーラップする、第3シート35の誘電層49のオーバーラップ部分49aが、上記の誘電体17−2を構成する。
第1シート31の導電層37、第2シート33の導電層41、及び第3シート35の導電層45は、それぞれ、導電粉と、バインダーとしてシリコーンゴムポリマー(つまり、エラストマー)と、溶剤とを含む導電性ペーストから構成されている。また、導電粉は、例えば、銀粉である。導電粉の平均粒径(走査型電子顕微鏡(SEM)により測定)は1〜5μmであることが好ましい。また、導電性ペーストのバインダーゴムポリマーは、例えば、付加型液状シリコーンゴムである。
また、第3シート35の誘電層47,49は、例えば、それぞれ、少なくともシリコーンゴム絶縁基材で構成されている。また、カバー層39及びカバー層43は、例えば、それぞれ、少なくともシリコーンゴム絶縁基材で構成されている。
以上のようにセンサ10の積層構造はいずれの層も柔軟性を有する材料から構成されるので、センサ10は伸縮可能なセンサとなっている。
ここで、外側電極11及び外側電極13は、それぞれグランドに接続される。一方、中間電極15には、所定電圧が印加される。センサ10が測定対象(例えば、人体)に装着されて、測定対象の動きに応じてセンサ10が押圧されたり引っ張られたりすると、外側電極11と中間電極15の間に構成される「第1検出対象コンデンサ」及び外側電極13と中間電極15の間に構成される「第2検出対象コンデンサ」に蓄積される電荷量が変化する。この電荷量の変化を検出することにより、センサ10が装着された測定対象(例えば、人体)の姿勢変化等を検知することができる。
さらに、外側電極11及び外側電極13がそれぞれグランドに接続されているので、「シールド効果」が得られる。すなわち、センサ10に直接人体等の導電体が触れても、外側電極11(外側電極13)と人体等の導電体との間に上記の「仮想的なコンデンサ」が構成されることを回避できるので、「第1検出対象コンデンサ」及び「第2検出対象コンデンサ」の電荷量検出値に重畳するノイズを低減することができる。
[センサの動作例]
以上の構成を有するセンサ10の動作について説明する。
まず、センサ10は、測定対象(例えば、人体)に装着される。そして、センサ10は、導線部21及び導線部22を介して制御装置(図示せず)に接続される。すなわち、センサ10、導線部21及び導線部22、並びに、制御装置(図示せず)が、センシング装置を構成する。
センサ10は、制御装置(図示せず)の制御に従って、所定周期で(つまり、所定の時間間隔を空けた検出タイミング毎に)、「第1検出対象コンデンサ」及び「第2検出対象コンデンサ」にそれぞれ蓄積された電荷量を出力する。
制御装置(図示せず)は、各検出タイミングにおいて、「第1検出対象コンデンサ」及び「第2検出対象コンデンサ」にそれぞれ蓄積された電荷量を検出し、検出した電荷量と、複数の電荷量候補と各電荷量候補に応じた伸張長との対応関係とに基づいて、センサ10の伸張長を算出する。複数の検出タイミングにおいて算出されたセンサ10の伸張長、つまり、センサ10の伸張履歴を分析することにより、測定対象(例えば、人体)の姿勢変化等を分析することができる。
[実施例]
次に、具体的な実施例について説明する。
<試料作製>
センサの作製
(誘電層(47,49)、カバー層(39、43)の作製方法)
シリコーンゴムポリマー「KE−951」(信越化学工業株式会社製)と「TSE−2623U」(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズジャパン株式会社製)と「TSE−2627U」(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズジャパン株式会社製)と架橋剤「C23−N」(信越化学工業株式会社製)を混練したものを、150℃で5分間遠赤外線加熱することにより、シリコーンゴムサンプルを得た。得られたゴムサンプルの硬度は、Hs50(JISK6253デュロメータ(タイプA)で測定)であった。
(導電層(37,41,45)の作製方法)
導電ペースト「ドータイトXA−9424」(藤倉化成株式会社製)を、90℃、30分、次いで、155℃、2時間加熱硬化させて導電層を作製した。
<テスト1>
中間電極(15)の数をそれぞれ「0」,「1」,「2」,「3」,「4」とする5つの「テスト対象物(試料)」を用意した。そして、いずれの「テスト対象物」においても、センサ(10)のY方向の長さを60mm、各導線部(21,22)のY方向の長さを20mm、センサ(10)及び導線部(21,22)のそれぞれのX方向の長さ(幅)を20mmとした。そして、各「テスト対象物」のセンサ(10)のカバー部(19)のXY平面中央部を所定周期で(所定時間間隔を空けて)手で触れたときの静電容量を測定した。以下では、この測定を「周期接触測定処理」と呼ぶ。また、以下では、5つのテスト対象物を各テスト対象物の中間電極(15)の数を付して、それぞれ、テスト対象物0,1,2,3,4と呼ぶ。ここで、中間電極(15)の数が奇数である場合、一対の外側電極(11,13)の両方をグランドに接続することができる。しかしながら、中間電極(15)の数が「0」及び偶数の場合、一対の外側電極(11,13)の一方をグランドに接続することができないので、他方のみをグランドに接続した状態で「周期接触測定処理」が行われている。
図3は、テスト1の各テスト対象物についての周期接触測定処理の結果を示す図である。図4,5は、図3の静電容量を静電容量変化率に変換した図である。この静電容量変化率は、各サンプリング周期における静電容量変化量を、測定開始時の静電容量値(サンプリング初期値)で除算して得られた値をパーセントに変換したものである。図6は、各テスト対象物(中間電極(15)の数)に応じた平均静電容量変化率を示す図である。図2乃至4において、IE0〜IE4は、それぞれ、テスト対象物0,1,2,3,4に対応している。
図3乃至6を見てわかるように、テスト対象物1,3では、テスト対象物0,2,4と比べて、極端に低い平均静電容量変化率が得られている。この結果は、テスト対象物1,3において「シールド効果」が得られていることを示している。
<テスト2>
中間電極(15)の数を「3」として、カバー部(19)の厚さをそれぞれ「50μm」、「100μm」、「200μm」とする3つの「テスト対象物」を用意した。いずれの「テスト対象物」においても、センサ(10)のY方向の長さを60mm、各導線部(21,22)のY方向の長さを20mm、センサ(10)及び導線部(21,22)のそれぞれのX方向の長さ(幅)を20mmとした。そして、各「テスト対象物」に対して「周期接触測定処理」を行った。以下では、3つのテスト対象物を各テスト対象物のカバー部厚さを付して、それぞれ、テスト対象物50,100,200と呼ぶ。ここで、テスト対象物50,100,200において、一対の外側電極(11,13)の両方は、テスト対象物3と同様に、グランドに接続されている。
図7は、テスト2の各テスト対象物についての周期接触測定処理の結果を示す図である。図8は、図7の静電容量を静電容量変化率に変換した図である。図9は、各テスト対象物(カバー部の厚さ)に応じた平均静電容量変化率を示す図である。
図7乃至9を見てわかるように、カバー部(19)の厚さを変化させても静電容量変化率にほとんど変化が見られない。この結果は、カバー部(19)の厚さは「シールド効果」にほとんど寄与していないことを示している。
以上のことから、静電容量型センサが、グランドにそれぞれ接続された一対の外側電極と、一対の外側電極の間に設けられた奇数個(2N−1個:Nは自然数)の中間電極と、一対の外側電極及び奇数個の中間電極から成る電極群の隣接する電極ペア間にそれぞれ設けられた複数(2N個)の誘電体とを有することで、「シールド効果」が得られることがわかる。
以上では説明を省略しているが、センサデバイス1は、実際上、シリコーンゴム等の絶縁性部材でコーティングされている。
≪第2実施形態≫
第2実施形態のセンサデバイスは、第1実施形態のセンサデバイス1と比べて、センサの積層方向に直交する面(つまり、XY平面)の広がり方向における外側電極の構成が異なっている。
図10は、第2実施形態のセンサデバイスをZ方向から見た模式図である。第2実施形態のセンサデバイス1'において、センサ10'は、第1実施形態のセンサ10と同様に、外側電極13、誘電体17−2、中間電極15、誘電体17−1及び外側電極11がこの順番でZ方向(積層方向)に重ねられた「積層構造」となっている。そして、センサ10'は、Y方向が長手方向であり、X方向が短手方向となっている。
ただし、第2実施形態のセンサデバイス1'において、センサ10'は、−Y方向側の端部10'Aに沿って導線部21が配設されているだけでなく、±X方向側の端部10'B,10'Cに沿って導線部21が配設されている。具体的には、第2実施形態のセンサデバイス1'では、センサ10'の端部10'A,10'B,10'Cの外側に、Z方向から見たときにコ字状に導線部21が配設されている。
また、別の見方をすれば、センサ10'の外側電極11は、X方向(つまり、センサ10’の積層方向に直交するセンサ10’の短手方向)において中間電極15の両端よりも外側にはみ出した、一対の非対向部11Aを有している。同様に、外側電極13は、X方向において中間電極15の両端よりも外側にはみ出した、一対の非対向部13Aを有している。同様に、誘電体17−1は、X方向において中間電極15の両端よりも外側にはみ出した、一対の非対向部17−1Aを有している。同様に、誘電体17−2は、X方向において中間電極15の両端よりも外側にはみ出した、一対の非対向部17−2Aを有している。
このように、センサ10'の外側電極11、外側電極13、誘電体17−1、及び誘電体17−2の非対向部11A、非対向部13A、非対向部17−1A、及び非対向部17−2Aが、それぞれ、X方向において中間電極15の両端よりも外側に張り出している。このため、人体等の導電体がセンサ10'のX方向の側面に触れた場合でも人体等の導電体と中間電極15との間に距離をとることができるので、中間電極15に蓄積された電荷が人体等の導電体に流れ出すことを防止することができる。さらに、それぞれグランドに接続されている外側電極11及び外側電極13の非対向部11A及び非対向部13Aが、それぞれ、X方向において中間電極15の両端よりも外側に張り出しているので、X方向の「シールド効果」を高めることができる。
なお、以上の説明では、センサデバイス1'において、外側電極11、外側電極13、誘電体17−1、及び誘電体17−2の非対向部11A、非対向部13A、非対向部17−1A、及び非対向部17−2Aが、それぞれ、X方向において中間電極15の両端よりも外側に張り出していることを前提に説明を行ったが、本発明はこれに限定されるものではない。センサデバイス1'の構成としては、誘電体17−1及び誘電体17−2はX方向において中間電極15の両端よりも外側に張り出さず、外側電極11及び外側電極13のみがX方向において中間電極15の両端よりも外側に張り出す構成であってもよい。
≪第3実施形態≫
第3実施形態のセンサデバイスは、第2実施形態のセンサデバイス1’と比べて、X方向のセンサデバイスの両端部の外側に、一対の導電部材をさらに有している点で異なっている。
図11は、第3実施形態のセンサデバイスをZ方向から見た模式図である。図11に示すように、センサデバイス1''は、第2実施形態のセンサデバイス1'と同様に、センサ10'の端部10'A,10'B,10'Cの外側に、Z方向から見たときにコ字状に導線部21が配設されている。別の見方をすれば、センサデバイス1''において、外側電極11、外側電極13、誘電体17−1、及び誘電体17−2の非対向部11A、非対向部13A、非対向部17−1A、及び非対向部17−2Aが、それぞれ、X方向において中間電極15の両端よりも外側に張り出している。
さらに、センサデバイス1''は、第2実施形態のセンサデバイス1'の構成にプラスして、センサデバイス1'のX方向の両端部の外側に、一対の導電部材51を有している。該一対の導電部材51は、中間電極15のX方向(上記短手方向)の端部と非接触状態で対向するように配置されている。例えば、センサデバイス1''は、一対の導電部材51がセンサデバイス1'の側面に対して印刷されることにより製造される。
このセンサデバイス1''の構成により、センサデバイス1''の横側(つまり、X方向)から、人体等の導電体が中間電極15に接触することを確実に避けることができる。
ここで、一対の導電部材51は、グランドに接続されていてもよい。一対の導電部材51をグランドに接続することにより、X方向のシールド効果をさらに高めることができる。このとき、一対の導電部材51は、外側電極11,13と接続されていてもよい。
さらに、一対の導電部材51は、外側電極11,13と一連の管を成して、この一連の管の内部に、誘電体17−2、中間電極15、及び誘電体17−1の層構造が配置されてもよい。この構造により、X方向のシールド効果をさらに高めることができる。
この構成では、一対の導電部材51と外側電極11,13の一連の管の内部に配置される、誘電体17−2、中間電極15、及び誘電体17−1は、層構造をなしているが、代わりに、誘電体17−2及び誘電体17−1が他の一連の管をなし、該他の一連の管の内側に、中間電極15が配置される構成であってもよい。つまり、このセンサの構成では、中心に中間電極が位置し、この中間電極の周りを包むように誘電体が巻かれ、さらに、その誘電体の周りを包むように外側電極が巻かれることになる。このセンサの構成では、中心の中間電極から放射状に積層された積層構造が形成されており、センサの長手方向及び積層方向に沿った断面で見たときには、第1実施形態ないし第3実施形態で説明したセンサ10及びセンサ10'と同様の積層構造が形成されている。
1,1',1'' センサデバイス
10,10' センサ(ストレッチャブル静電容量型センサ)
10'A,10'B,10'C 端部
11,13 外側電極
11A,13A 非対向部
15 中間電極
17 誘電体
17−1A,17−2A 非対向部
19 カバー部
21,22 導線部
31 第1シート
33 第2シート
35 第3シート
37,41,45 導電層
39,43 カバー層
47,49 誘電層
51 導電部材

Claims (5)

  1. 電極及び誘電体を積層方向に積層させて構成され、該積層方向にそれぞれ直交する長手方向及び短手方向を有する静電容量型センサにおいて、
    該静電容量型センサの前記長手方向及び前記積層方向に沿った断面で見たときに、
    グランドにそれぞれ接続された一対の外側電極と、
    前記一対の外側電極の間に設けられた2N−1(Nは自然数)個の中間電極と、
    前記一対の外側電極及び前記2N−1個の中間電極から成る電極群の隣接する電極ペア間にそれぞれ設けられた2N個の誘電体と、
    を具備することを特徴とする静電容量型センサ。
  2. 請求項1記載の静電容量型センサにおいて、
    エラストマーを含有する導電層をそれぞれ含む、第1シート、第2シート、及び、2N−1個の第3シートを具備し、
    前記2N−1個の第3シートの導電層とオーバーラップする前記第1シートの導電層部分、及び、前記2N−1個の第3シートとオーバーラップする前記第2シートの導電層部分が、前記一対の外側電極であり、
    前記第1シートの導電層及び前記第2シートの導電層とオーバーラップする、前記2N−1個の第3シートの導電層部分が、前記2N−1個の中間電極である、静電容量型センサ。
  3. 請求項1または2記載の静電容量型センサにおいて、
    前記一対の外側電極の各外側電極は、前記静電容量センサの短手方向において前記2N−1個の中間電極の両端よりも外側にはみ出した、該2N−1個の中間電極との非対向部を有している、静電容量型センサ。
  4. 請求項3記載の静電容量型センサにおいて、
    前記静電容量型センサの短手方向の両端部の外側に、前記2N−1個の中間電極のそれぞれの前記短手方向の端部と非接触状態で対向するように配置された一対の導電部材をさらに有する、静電容量型センサ。
  5. 請求項4記載の静電容量型センサにおいて、
    前記一対の外側電極と前記一対の導電部材は、一連の管を構成し、該一連の管の内部に、前記2N−1個の中間電極及び前記2N個の誘電体が配設される、静電容量型センサ。
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