JP2017053341A - 冷媒圧縮機およびそれを用いた冷凍装置 - Google Patents

冷媒圧縮機およびそれを用いた冷凍装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017053341A
JP2017053341A JP2016081655A JP2016081655A JP2017053341A JP 2017053341 A JP2017053341 A JP 2017053341A JP 2016081655 A JP2016081655 A JP 2016081655A JP 2016081655 A JP2016081655 A JP 2016081655A JP 2017053341 A JP2017053341 A JP 2017053341A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerant
oxide film
refrigerant compressor
oil
base material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016081655A
Other languages
English (en)
Inventor
石田 貴規
Takanori Ishida
貴規 石田
信吾 大八木
Shingo Oyagi
信吾 大八木
福原 弘之
Hiroyuki Fukuhara
弘之 福原
川端 淳太
Junta Kawabata
淳太 川端
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2016081655A priority Critical patent/JP2017053341A/ja
Publication of JP2017053341A publication Critical patent/JP2017053341A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Compressor (AREA)

Abstract

【課題】潤滑油の低粘度化並びに摺動部の短小化を行っても耐摩耗性が低下せず、信頼性が高い冷媒圧縮機を提供する。【解決手段】圧縮要素を構成する少なくともひとつの摺動部材が、鉄系材料からなる基材150と、基材150の表面に形成された酸化被膜151とから構成され、酸化被膜151は、基材150よりもケイ素(Si)が多い部分を有するものである。これにより、凝着等による異常摩耗を防止でき、信頼性の向上が図れる。【選択図】図2

Description

本発明は、冷蔵庫、エアーコンディショナー等に使用される冷媒圧縮機およびそれを用いた冷凍装置に関するものである。
近年、地球環境保護の観点から化石燃料の使用を少なくする高効率の冷媒圧縮機の開発が進められている。
上記高効率の冷媒圧縮機はそのピストンやクランクシャフトなどの摺動部分の摩耗を防止すべく当該摺動面に、リン酸塩被膜を形成し、このリン酸塩被膜の形成によって機械加工仕上げの加工面の凹凸を消し、摺動部材同士の初期なじみを良好にするなどの方策がとられている(例えば、特許文献1参照)。
図7は、特許文献1に記載された従来の密閉型電動冷媒圧縮機の断面図を示すものである。
図7に示すように冷媒圧縮機の外筐となる密閉容器1は底部に潤滑油2を貯留するとともに、固定子3、および回転子4からなる電動要素5と、これによって駆動される往復式の圧縮要素6を収容している。
そして、上記圧縮要素6は、クランクシャフト7、シリンダーブロック11、ピストン15等によって構成されており、以下その構成を説明する。
クランクシャフト7は、回転子4を圧入固定した主軸部8と、主軸部8に対し偏心して形成された偏心軸9からなり、給油ポンプ10を備えている。シリンダーブロック11は、略円筒形のボアー12からなる圧縮室13を形成するとともに、主軸部8を軸支する軸受部14を有している。
ボアー12に遊嵌されたピストン15は、ピストンピン16を介して、偏心軸9との間を連結手段であるコンロッド17によって連結されている。ボアー12の端面はバルブプレート18で封止されている。
バルブプレート18のボアー12の反対側にはヘッド19が固定されており、高圧室を形成している。サクションチューブ20は密閉容器1に固定されるとともに、冷凍サイクルの低圧側(図示せず)に接続され、冷媒ガス(図示せず)を密閉容器1内に導く。サクションマフラー21は、バルブプレート18とヘッド19に挟持される。
クランクシャフト7の主軸部8と軸受部14、ピストン15とボアー12、ピストンピン16とコンロッド17、クランクシャフト7の偏心軸9とコンロッド17とは、相互に摺動部を形成する。
摺動部を構成する摺動部材の中で、鉄系材料同士の組み合わせにおいては、どちらか一方の摺動部表面に前記した如く多孔質結晶体からなる不溶解性のリン酸塩被膜が成してある。
以上のような構成において、次に動作を説明する。
商用電源(図示せず)から供給される電力は電動要素5に供給され、電動要素5の回転子4を回転させる。回転子4はクランクシャフト7を回転させ、偏心軸9の偏心運動により連結手段のコンロッド17及びピストンピン16を介してピストン15を駆動する。ピストン15はボアー12内を往復運動し、サクションチューブ20を通して密閉容器1内に導かれた冷媒ガスをサクションマフラー21から吸入し、圧縮室13内で連続して圧縮する。
潤滑油2は、クランクシャフト7の回転に伴って給油ポンプ10から各摺動部に給油され、各摺動部を潤滑するとともに、ピストン15とボアー12の間においてはシールを司る。
ここで、摺動部材となるクランクシャフト7の主軸部8と軸受部14においては、回転運動が行われており、冷媒圧縮機の停止中は回転速度が0m/sとなり、起動時は金属接触状態からの回転運動開始となって大きな摩擦抵抗力がかかることになるが、この冷媒圧縮機では上記クランクシャフト7の主軸部8にリン酸塩被膜を形成していて当該リン酸塩被膜が初期なじみ性を有するリン酸塩被膜により、起動時の金属接触による異常摩耗が防止できる、というものである。
特開平7−238885号公報
しかしながら、近年、冷媒圧縮機の高効率化を図るために、より粘度の低い潤滑油2を使用したり、または、各摺動部間の摺動長がより短く設計されたりすることから、従来のリン酸塩被膜では、早期に摩耗もしくは摩滅して、なじみ効果の持続が困難となり、耐摩耗性が低下する可能性がある。
更に、冷媒圧縮機においては、クランクシャフト7が一回転する間にクランクシャフト7の主軸部8にかかる荷重は大きく変動するとともに、この負荷変動に伴って、クランクシャフト7と軸受部14との間で、潤滑油2に溶け込んだ冷媒ガスが気化して発泡することがあり、それにより油膜が切れて金属接触する頻度が増加する。
その結果、クランクシャフト7の主軸部8に形成したリン酸塩被膜が早期に摩耗して摩擦係数が上昇し、それに伴い摺動部の発熱も大きくなって、凝着等の異常摩耗が生じる懸念がある。また、ピストン15とボアー12の間においても同様の現象を起こすため、同様の課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、摺動部材の耐摩耗性を向上させることにより、信頼性が高く、高効率の冷媒圧縮機およびそれを用いた冷凍装置を提供することを目的としている。
本発明の冷媒圧縮機は、密閉容器内に粘度がVG2〜VG100の潤滑油を貯留するとともに、電動要素と、前記電動要素により駆動されて冷媒を圧縮する圧縮要素とを収容し、前記圧縮要素を構成する少なくともひとつの摺動部材が、鉄系材料からなる基材と、基材表面に形成された酸化被膜とから構成され、酸化被膜は、基材よりもケイ素(Si)が多い部分を有する構成としてある。
これにより、摺動部材の耐摩耗性が向上するとともに、基材と酸化被膜の密着性が向上して、摺動ロスの低減と信頼性の向上が図れる。
本発明の冷媒圧縮機は、上記構成により、耐摩耗性が向上するとともに、基材と酸化被膜の密着性が向上することで、潤滑油の粘度をより低く、かつ各摺動部間の摺動長さをより短く設計でき、摺動ロスの低減が図れ、高信頼性、高効率の冷媒圧縮機およびそれを用いた冷凍装置を提供することができる。
本発明の実施の形態1における冷媒圧縮機の断面図 同実施の形態における冷媒圧縮機の摺動部に形成した酸化被膜のSEM(走査型電子顕微鏡)観察を行った結果の一例を示すSEM(二次電子顕微鏡)像とEDS分析を行った結果の一例を示す元素マップ 同実施の形態における酸化被膜のリング・オン・ディスク式摩耗試験後でのディスクの摩耗量を示す説明図 同実施の形態における酸化被膜のリング・オン・ディスク式摩耗試験後でのリングの摩耗量を示す説明図 同実施の形態における酸化被膜のX線回折分析を行った結果の一例を示すグラフ 本発明の実施の形態2における冷凍装置の模式図 従来の密閉型電動冷媒圧縮機の断面図
第1の発明は、密閉容器内に粘度がVG2〜VG100の潤滑油を貯留するとともに、電動要素と、前記電動要素により駆動されて冷媒を圧縮する圧縮要素とを収容し、圧縮要素を構成する少なくともひとつの摺動部材が、鉄系材料からなる基材と、基材表面に形成された酸化被膜とから構成され、酸化被膜は、基材よりもケイ素(Si)が多い部分を有した構成としてある。
これにより、摺動部材の耐摩耗性が向上するとともに、基材と酸化被膜の密着性が向上することで、潤滑油の粘度をより低く、かつ各摺動部間の摺動長さをより短く設計できるので、摺動ロスの低減が図れ、信頼性、性能が向上する。
第2の発明は、第1の発明において、前記酸化被膜は、基材側にケイ素(Si)が多い部分を有する構成としてある。
これにより、基材と酸化被膜の密着性が向上して、信頼性が向上する。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記酸化被膜は、摺動面の表面側から、少なくとも三酸化二鉄(Fe23)と四酸化三鉄(Fe34)を有する構成としてある。
これにより、最表面の三酸化二鉄(Fe23)が、相手攻撃性を低下させ、摺動面のなじみを促進できるので、信頼性が向上する。
第4の発明は、第1または第2の発明において、前記酸化被膜は、摺動面の表面側から、少なくとも三酸化二鉄(Fe23)と四酸化三鉄(Fe34)と酸化鉄(FeO)を有する構成としてある。
これにより、最表面の三酸化二鉄(Fe23)が、相手攻撃性を低下させ、摺動面のなじみを促進できるとともに、酸化鉄(FeO)が存在することで、結晶粒界や格子欠陥のような弱い構造が存在しなくなるため、摺動時の負荷に対しての耐力が向上して、剥離の防止、密着力の向上ができるので、信頼性が向上する。
第5の発明は、第1から第4のいずれか1つの発明において、前記酸化被膜はその膜厚を1〜5μmとした構成としてある。
これにより、耐摩耗性が向上し、長期信頼性が向上するとともに、寸法精度も安定化して高い生産性を得ることができる。
第6の発明は、第1から第5のいずれか1つの発明において、前記基材は、ケイ素を0.5〜10%含有する構成としてある。
これにより、基材と酸化被膜の密着性が効果的に向上し、信頼性が向上する。
第7の発明は、第1から第6のいずれか1つの発明において、前記基材は鋳鉄で構成してある。
これにより、鋳鉄という安価で生産性の高い材料を使用することで、コストを低くすることができるとともに、基材と酸化被膜の密着性が効果的に向上し、信頼性が向上する。
第8の発明は、第1から7のいずれか1つの発明において、前記冷媒はR134a等のHFC系冷媒もしくはその混合冷媒とし、潤滑油をエステル油またはアルキルベンゼン油、ポリビニルエーテル、ポリアルキレングリコールのいずれかひとつ、またはこれらの混合油とした構成としてある。
これにより、低粘度の潤滑油を使用しても異常摩耗を防止し、かつ摺動ロスの低減が図れ、信頼性並びに効率が向上する。
第9の発明は、第1から7のいずれか1つの発明において、前記冷媒はR600a、R290、R744等の自然冷媒もしくはその混合冷媒とし、潤滑油を鉱油、エステル油またはアルキルベンゼン油、ポリビニルエーテル、ポリアルキレングリコールのいずれかひとつ、またはこれらの混合油とした構成としてある。
これにより、低粘度の潤滑油を使用しても異常摩耗を防止し、かつ摺動ロスの低減が図れ、信頼性並びに効率が向上するとともに、温室効果の少ない冷媒を使用することで地球温暖化抑制を図ることができる。
第10の発明は、第1から7のいずれか1つの発明において、前記冷媒はR1234yf等のHFO系冷媒もしくはその混合冷媒とし、潤滑油をエステル油またはアルキルベンゼン油、ポリビニルエーテル、ポリアルキレングリコールのいずれかひとつ、またはこれらの混合油とした構成としてある。
これにより、低粘度の潤滑油を使用しても異常摩耗を防止し、かつ摺動ロスの低減が図れ、信頼性並びに効率が向上するとともに、温室効果の少ない冷媒を使用することで地球温暖化抑制を図ることができる。
第11の発明は、第1から10のいずれか1つの発明において、前記電動要素は複数の運転周波数でインバータ駆動する構成としてある。
これにより、各摺動部への給油量が少なくなる低速運転時において、耐磨耗性に優れた酸化皮膜を施すことで、信頼性を向上させることができると共に、回転数が増加する高速運転時においても、高い信頼性を維持することができるので、さらに冷媒圧縮機の信頼性を向上することができる。
第12の発明は、冷凍装置であり、この冷凍装置は、冷媒圧縮機、放熱器、減圧装置、吸熱器を配管によって環状に連結した冷媒回路を有し、前記冷媒圧縮機を第1から第11のいずれか一つの発明の冷媒圧縮機とした構成としてある。
これにより、信頼性および性能が向上した冷媒圧縮機の搭載によって冷凍装置の消費電力を低減し、省エネルギー化を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態よってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1による冷媒圧縮機の断面図、図2は同冷媒圧縮機における摺動部に形成した酸化被膜のSEM(走査型電子顕微鏡)観察を行った結果の一例を示すSEM(二次電子顕微鏡)像とEDS分析を行った結果の一例を示す元素マップである。
図1において、密閉容器101内にはR134aからなる冷媒ガス102を充填するとともに、底部には潤滑油103としてエステル油を貯留し、固定子104、および回転子105からなる電動要素106と、これによって駆動される往復式の圧縮要素107を収容している。
そして、上記圧縮要素107は、クランクシャフト108、シリンダーブロック112、ピストン132等によって構成されており、以下その構成を説明する。
クランクシャフト108は、回転子105を圧入固定した主軸109と、主軸109に対し偏心して形成された偏心軸110とからなり、下端には潤滑油103に連通する給油ポンプ111を備えている。
クランクシャフト108は、基材150(図2参照)にケイ素(Si)を約2%含有してなる球状黒鉛鋳鉄(FCD鋳鉄)を使用し、表面に酸化被膜151が形成されている。酸化被膜151は、最表面側よりも、基材150側にケイ素(Si)が多い部分を有し、かつ摺動面の表面から、少なくとも三酸化二鉄(Fe23)と四酸化三鉄(Fe34)などが形成されている。尚、本実施の形態における酸化被膜151の膜厚は約3μmである。
シリンダーブロック112は鋳鉄からなり、略円筒形のボアー113を形成するとともに、主軸109を軸支する軸受部114を備えている。
また、回転子105にはフランジ面120が形成され、軸受部114の上端面がスラスト面122になっている。フランジ面120と軸受部114のスラスト面122の間にはスラストワッシャ124が挿入されている。フランジ面120、スラスト面122及びスラストワッシャ124でスラスト軸受126を構成している。
ピストン132はある一定量のクリアランスを保ってボアー113に遊嵌され、鉄系の材料からなっていて、ボアー113と共に圧縮室134を形成する。また、ピストン132は、ピストンピン137を介して連結手段であるコンロッド138により偏心軸110と連結されている。ボアー113の端面はバルブプレート139で封止されている。
ヘッド140は、高圧室を形成し、バルブプレート139のボアー113の反対側に固定される。サクションチューブ(図示せず)は、密閉容器101に固定されるとともに冷凍サイクルの低圧側(図示せず)に接続され、冷媒ガス102を密閉容器101内に導く。サクションマフラー142は、バルブプレート139とヘッド140に挟持される。
以上のように構成された冷媒圧縮機171について、以下その動作を説明する。
商用電源(図示せず)から供給される電力は電動要素106に供給され、電動要素106の回転子105を回転させる。回転子105はクランクシャフト108を回転させ、偏心軸110の偏心運動が連結手段のコンロッド138からピストンピン137を介してピストン132を駆動する。ピストン132はボアー113内を往復運動し、サクションチューブ(図示せず)を通して密閉容器101内に導かれた前記冷媒ガス102をサクションマフラー142から吸入し、圧縮室134内で圧縮する。
潤滑油103はクランクシャフト108の回転に伴い、給油ポンプ111から各摺動部に給油され、摺動部を潤滑するとともに、ピストン132とボアー113の間においてはシールを司る。
ここで、近年の冷媒圧縮機171の高効率化を図るために、既述した如く潤滑油103の粘度をより低くしたり、各摺動部間の摺動長がより短く設計されたりすることから、摺動条件はより過酷な方向へ、即ち摺動部間の油膜がより薄くなる、あるいは形成され難い方向へと進んでいる。
加えて、冷媒圧縮機は、圧縮された冷媒ガス102のガス圧により、クランクシャフト108の主軸109とシリンダーブロック112の軸受部114、並びに主軸109に対し偏心して形成された偏心軸110とコンロッド138の間に負荷変動をともなう変動荷重が掛かる。この負荷変動に伴って、主軸109と軸受114との間などで潤滑油103に溶け込んだ冷媒ガス102が繰り返し気化し発泡が発生する。
これらのことから、クランクシャフト108の主軸部109と軸受部114との間などの摺動部において、油膜が切れて金属接触する頻度が増加する。
しかしながら、この冷媒圧縮機の摺動部、例えばこの実施の形態で一例として示すクランクシャフト108の摺動部には前記した構成の酸化被膜151が施してあるので、油膜が切れる頻度が増加したとしてもこれに伴い発生する摩耗を長期間にわたって抑制することができる。
以下、この摩耗を抑制する酸化被膜151、すなわち、摺動面よりも、基材150側にケイ素(Si)が多い部分を有し、かつ摺動面の表面側から、少なくとも三酸化二鉄(Fe23)と四酸化三鉄(Fe34)などが構成された酸化被膜151の耐摩耗性について、説明する。
酸化被膜151は酸化性ガスを封入した数百℃の炉内で酸化反応させて形成した。
また耐摩耗性の評価は次のようにして行った。R134a冷媒とVG3(40℃での粘度グレードが3mm2/s)のエステル油との混合雰囲気下におけるリング・オン・ディスク式摩耗試験にて、基材150を球状黒鉛鋳鉄(FCD鋳鉄)としたディスクの表面に酸化被膜151を施した本実施の形態の実施例を含む4種類の表面処理膜の摩耗特性と、基材150をねずみ鋳鉄(FC鋳鉄)として表面研磨のみが施行された相手側のリング摺動面への攻撃性を併せて評価した。
ここで、本発明の実施の形態1である酸化被膜151の実施例の比較対象として、従来例に示したリン酸塩被膜と、一般的に硬質膜として使用されるガス窒化被膜の比較例1と、一般的な酸化被膜、いわゆる黒染処理(別名フェルマイト処理とも呼ばれている)方法で施行された四酸化三鉄(Fe34)単層被膜の比較例2とを用いた。
図3は、リング・オン・ディスク式摩耗試験後のディスクの摩耗量を、図4は同リングの摩耗量を示す。
図3に示すように、本発明の実施例を含む比較例1、比較例2のいずれの酸化被膜も従来のリン酸塩被膜と比較すると、ディスク表面の摩耗量は減少しており、自己耐摩耗性が優れていることが分かる。但し、四酸化三鉄(Fe34)単層からなる一般的な酸化被膜については、所々に基材界面から剥離している痕跡が見られた。
一方、図4に示すように、相手材であるリングの摩耗量においては、従来のリン酸塩被膜と比較して、本実施の形態の酸化被膜151は同等であるが、ガス窒化被膜の比較例1、及び一般的な酸化被膜の比較例2は増加していることが分かる。すなわち、本実施の形態の酸化被膜151は比較例1、比較例2の酸化被膜に対し相手材への攻撃性が低いことを示している。
以上の結果から、本発明を採用した実施例のみが、ディスク、リングともに殆ど摩耗が認められず耐摩耗性と相手攻撃性が良好な結果を示すことがわかる。
この結果について、以下、考察する。
前記自己耐摩耗性については、本実施の形態の酸化被膜151が鉄の酸化物であることから、従来のリン酸塩被膜と比較すると、化学的に非常に安定的であり、かつ硬度が高い。よって、摩耗粉の移着を効果的に防止し、酸化被膜151自体の摩耗量が減少したと考えられる。
一方、後者の相手材への攻撃性については摺動面の表面に形成された三酸化二鉄(Fe23)と四酸化三鉄(Fe34)などで構成された酸化被膜151が、ガス窒化被膜や従来の四酸化三鉄(Fe34)単層からなる酸化被膜と比較して粒子レベルの硬度が低くなることを示している。
これは、三酸化二鉄(Fe23)の結晶構造が菱面体晶であることから、結晶構造が立方晶である四酸化三鉄(Fe34)や、結晶構造が周密六方晶、面心立方晶、体心正方晶である窒化被膜と比較して結晶構造面でやや弱くなっていることによる。
このことから、従来のFe34単層からなる酸化被膜や窒化被膜と比較して、本実施の形態の酸化被膜151は、相手材への攻撃性を低下させるとともになじみ性を向上させていると考察できる。
次に、先ほどの図3で用いたディスクのうち、本実施の形態の酸化被膜151の断面について、EDS(エネルギー分散型X線分光)分析による元素マッピングを行った結果の一例を図2に示す。
図2(a)は、リングの摺動表面近傍の断面のSEM(走査型電子顕微鏡)画像を示す。球状黒鉛鋳鉄(FCD鋳鉄)からなる基材150上(画像では基材150から見て右側)に、酸化被膜151が形成されていることがわかる。
また、図2(b)は鉄(Fe)元素、図2(c)は酸素(O)元素、図2(d)はケイ素(Si)元素のマッピング結果を示す。黒いバックグラウンド(背景)に対し、ドット(微小な点)が多くなるほど、該当元素が多く存在していることを示している。尚、図2(b)から図2(d)の図中の線は、強度比を示しており、各図とも向かって上方ほど、強度比、即ち該当元素の占める割合が高いことを示している。
これらの元素分析結果から、Fe元素とSi元素から構成される基材150を基準として、酸化被膜151中における各元素の強度比は、以下のような傾向を示すことが分かった。
Fe元素の強度比は、基材150よりも酸化被膜151の方が小さく、酸化被膜151中でやや増加に転じる傾向を示す。 一方、O元素の強度比は、酸化被膜151中で顕著に高いことがわかる。また、酸化被膜151中のSi元素の強度比は、基材150側が高く、酸化被膜151の中ほどで一気に減少し、最表面側では、殆ど検出限界以下に転じることが分かった。
更に、本実施の形態の酸化被膜151の断面に関し、X線回折分析を行った結果の一例を図5に示す。
三酸化二鉄(Fe23)や、四酸化三鉄(Fe34)の結晶に起因するピークは明瞭に検出される。
しかしながら、ケイ素と鉄からなる酸化生成物、例えばファイアライト(Fe2SiO4)といったような結晶に起因するピーク位置は、図5の三酸化二鉄(Fe23)や、四酸化三鉄(Fe34)に起因するピーク位置と重なるために、存在の明確な判定は難しい。更に、FeOに起因するピークは非常に弱く、存在の明確な判定は難しい。
以上の結果を踏まえ、本実施の形態の酸化被膜151が、特に従来の四酸化三鉄(Fe34)単層からなる酸化被膜に比べて剥離強度が高い(自己耐摩耗性が高い)点や、ケイ素の効果について考察する。
神戸製鋼技報Vol.1.55(No.1 Apr.2005)によれば、鉄鋼材料、例えばケイ素鋼板の熱間圧延工程で、鋼板表面に酸化被膜(スケール)が生成されること、鉄鋼材料に含まれるケイ素量の増加に伴い脱スケール性が低下するとの記述がある。これは、ケイ素と鉄からなる酸化生成物が、本実施の形態のような耐摩耗性に効果のある酸化被膜151の密着力を強化し、その結果として、摺動時の負荷に対しての耐力が向上して剥離を防止したものと考えられる。
本実施の形態は、酸化性ガスを封入した数百℃の炉内で酸化反応させたものである。反応初期に基材150側界面近傍に形成された、例えばファイアライト(Fe2SiO4)といったような鉄やケイ素の酸化物が、いわゆる鉄拡散バリヤ機能を発揮し、酸化反応中に、表面に鉄が不足したような状態を作り出して、酸素の内方拡散を助長させていると推察する。その結果として、反応初期に形成された酸化鉄(FeO)の酸化が加速され、三酸化二鉄(Fe23)、四酸化三鉄(Fe34)といった耐摩耗性に寄与する結晶構造が生成されたと考えられる。このことが、X線回折分析において、酸化鉄(FeO)の結晶に起因するピークが非常に弱かった、即ち酸化鉄(FeO)が殆ど検出されなかった理由の一つと考えられる。この推察は、図2(d)の特にSi(ケイ素)のマッピング結果からも裏付けられると考える。
一方、別の視点として、酸化鉄(FeO)は、結晶構造を有しないアモルファスである可能性も考えられる。このことから、本実施の形態の酸化被膜151では、最表面のFe23層を結晶構造上強い立方晶であるFe34層が支えるとともに、基材150の鉄表面の界面に結晶構造を有しないアモルファス状のFeO層が存在することで、結晶粒界や格子欠陥のような弱い構造が存在しなくなるため、摺動時の負荷に対しての耐力が向上して、剥離の防止、密着力の向上に寄与した可能性が考えられる。
以上から、摺動部を構成する少なくともひとつの摺動部材が、鉄系材料からなる基材150と、基材150表面に形成された酸化被膜151とから構成され、酸化被膜151は、基材150よりもケイ素(Si)が多い部分を有することにより、耐摩耗性が向上すること、更に、酸化被膜151は、基材150側にケイ素(Si)が多い部分を有することにより、基材150と酸化被膜151の密着性が向上することが分かった。
加えて、酸化被膜151は、摺動面の表面から、少なくとも三酸化二鉄(Fe23)と四酸化三鉄(Fe34)とで構成されていることにより、最表面の三酸化二鉄(Fe23)が、相手攻撃性を抑制し、摺動面のなじみ性を効果的に向上させることが分かった。
また、酸化被膜151が、摺動面の表面から、少なくとも三酸化二鉄(Fe23)と四酸化三鉄(Fe34)と酸化鉄(FeO)とで構成されている場合は、最表面の三酸化二鉄(Fe23)が、相手攻撃性を抑制し、摺動面のなじみ性を効果的に向上させるとともに、基材150付近にアモルファス状の酸化鉄(FeO)が存在することで、結晶粒界や格子欠陥のような弱い構造が存在しなくなるため、摺動時の負荷に対しての耐力が向上して、剥離の防止、密着力の向上できると考えられる。
次に、実際に、表面に酸化被膜151が形成されたクランクシャフト108を搭載した冷媒圧縮機171を用いて、実機信頼性試験を行った。尚、比較対象として、従来の被膜を施したクランクシャフトを搭載した冷媒圧縮機も併せて試験を行った。
本試験では、R134a冷媒とVG3(40℃での粘度グレードが3mm2/s)のエステル油を用いた。クランクシャフト108の主軸109の摩耗を加速させるべく、高温環境で、かつ短時間で運転と停止を繰り返す高温高負荷断続運転モードの試験とした。実機信頼性試験後に、冷媒圧縮機171を解体し、クランクシャフト108を取り出して摺動部を観察した結果からは、従来の被膜では摩耗が発生して損耗が確認されたのに対して、実施例の酸化被膜151の損傷は極めて軽微であった。
この結果から、冷媒環境下における摺動部材としても、耐摩耗性が非常に良好であることが分かった。
尚、本実施の形態の酸化被膜151では膜厚を約3μmとしたが、膜厚は1〜5μmの範囲であれば同様の効果が得られる。一方で、膜厚1μm未満の場合では長期にわたって耐力を維持することは難しく、逆に5μmよりも厚くなった場合では表面の面粗度が過大となり、冷媒圧縮機171の摺動部品の精度管理が難しくなる可能性がある。
また、本実施の形態の基材150には、ケイ素を約2%含有してなる球状黒鉛鋳鉄(FCD鋳鉄)を用いたが、一般的に、鋳鉄には通常1〜3%程度のケイ素を含有しており、例えばねずみ鋳鉄(FC鋳鉄)等を用いても同じ効果が得られ、更に、素材として、ケイ素を0.5〜10%程度添加した鋼材や焼結材などを用いても、同様な効果が得られる。
また、本実施の形態では、冷媒をR134a冷媒、潤滑油103をエステル油としたが、他のHFC(ハイドロフルオロカーボン)系冷媒のいずれかひとつ、もしくはその混合冷媒とし、潤滑油103をアルキルベンゼン油またはポリビニルエーテル、ポリアルキレングリコールのいずれかひとつ、またはこれらの混合油を用いても同じ効果が得られる。
尚、冷媒をR600a、R290、R744等の自然冷媒のいずれかひとつ、またはこれらを含む混合冷媒とし、潤滑油103を鉱油、エステル油またはアルキルベンゼン油、ポリビニルエーテル、ポリアルキレングリコールのいずれかひとつ、またはこれらの混合物を用いても同じ効果が得られるとともに、温室効果の少ない冷媒を使用することで地球温暖化抑制を図ることもできる。
加えて、HFO(ハイドロフルオロオレフィン)系冷媒のいずれかひとつ、もしくはその混合冷媒とし、潤滑油103をエステル油、ポリアルキレングリコール、ポリビニルエーテル、鉱油のいずれかひとつ、またはこれらの混合油を用いても同じ効果が得られるとともに、温室効果の少ない冷媒を使用することで地球温暖化抑制を図ることもできる。
ここで、本実施の形態では、商用電源によって駆動される冷媒圧縮機171について説明したが、複数の運転周波数でインバータ駆動される冷媒圧縮機においても、本実施の形態のような耐摩耗性の向上と相手攻撃性の抑制を併せ持つ酸化被膜151を鉄系材料の摺動面に形成させることによって、各摺動部への給油量が少なくなる低速運転時や回転数が増加する高速運転時においても、信頼性を向上させることができる。
以上、本実施の形態において往復動式の冷媒圧縮機171を例示して説明したが、回転式やスクロール式、振動式等、摺動部や吐出弁を有する他の圧縮機においても同様の効果が得られることは言うまでもない。
(実施の形態2)
図6は、本発明の実施の形態1における冷媒圧縮機を用いた冷凍装置を示す。ここでは、冷凍装置の基本構成の概略についてのみ説明する。
図6において、冷凍装置は、一面が開口した断熱性の箱体とその開口を開閉する扉体構成の本体275と、本体275の内部を、物品の貯蔵空間276と機械室277に区画する区画壁278と、貯蔵空間276内を冷却する冷媒回路270を具備している。
冷媒回路270は、冷媒圧縮機171と、放熱器272と、減圧装置273と、吸熱器274とを環状に配管接続した構成となっている。そして、上記冷媒圧縮機171は本発明の実施の形態1で説明した冷媒圧縮機としてある。
また、吸熱器274は、送風機(図示せず)を具備した貯蔵空間276内に配置されている。吸熱器274の冷却熱は、矢印で示すように、送風機によって貯蔵空間276内を循環するように撹拌され、貯蔵空間276内は冷却される。
以上の構成からなる冷凍装置は、本発明の実施の形態1における冷媒圧縮機171を搭載し、冷媒圧縮機171の摺動部を構成する少なくともひとつの摺動部材が、鉄系材料からなる基材150と、基材150表面に形成された酸化被膜151とから構成され、酸化被膜151は、基材150よりもケイ素(Si)が多い部分を有することにより、耐摩耗性が向上し、従来の被膜では困難であった高効率設計、即ち潤滑油103の粘度をより低く、かつ各摺動部間の摺動長さをより短く設計できるので、摺動ロスの低減が図れ、冷凍装置の消費電力を低減し、省エネルギー化を実現することができる。
以上のように本発明は、低粘度潤滑油を用いながら信頼性が高い圧縮機を提供することが可能となり、冷凍サイクルを用いた各種機器に幅広く適用できる。
101 密閉容器
103 潤滑油
106 電動要素
107 圧縮要素
150 基材
151 酸化被膜
171 冷媒圧縮機
270 冷媒回路
272 放熱器
273 減圧装置
274 吸熱器

Claims (12)

  1. 密閉容器内に粘度がVG2〜VG100の潤滑油を貯留するとともに、電動要素と、前記電動要素により駆動され冷媒を圧縮する圧縮要素とを収容し、前記圧縮要素を構成する少なくともひとつの摺動部材が、鉄系材料からなる基材と、前記基材表面に形成された酸化被膜とから構成され、前記酸化被膜は、前記基材よりもケイ素(Si)が多い部分を有する冷媒圧縮機。
  2. 酸化被膜は、基材側にケイ素(Si)が多い部分を有する請求項1に記載の冷媒圧縮機。
  3. 酸化被膜は、摺動面の表面側から、少なくとも三酸化二鉄(Fe23)と四酸化三鉄(Fe34)とで構成されている請求項1または2に記載の冷媒圧縮機。
  4. 酸化被膜は、摺動面の表面から、少なくとも三酸化二鉄(Fe23)と四酸化三鉄(Fe34)と酸化鉄(FeO)とで構成されている請求項1または2に記載の冷媒圧縮機。
  5. 酸化被膜はその膜厚を1〜5μmとした請求項1から4のいずれか一項に記載の冷媒圧縮機。
  6. 基材は、ケイ素を0.5〜10%含有した請求項1から5のいずれか一項に記載の冷媒圧縮機。
  7. 基材である鉄系材料を鋳鉄とした請求項1から6のいずれか一項に記載の冷媒圧縮機。
  8. 冷媒をR134a等のHFC系冷媒もしくはその混合冷媒とし、潤滑油をエステル油またはアルキルベンゼン油、ポリビニルエーテル、ポリアルキレングリコールのいずれかひとつ、またはこれらの混合油とした請求項1から7のいずれか一項に記載の冷媒圧縮機。
  9. 冷媒をR600a、R290、R744等の自然冷媒もしくはその混合冷媒とし、潤滑油を鉱油、エステル油またはアルキルベンゼン油、ポリビニルエーテル、ポリアルキレングリコールのいずれかひとつ、またはこれらの混合油とした請求項1から7のいずれか一項に記載の冷媒圧縮機。
  10. 冷媒をR1234yf等のHFO系冷媒もしくはその混合冷媒とし、潤滑油をエステル油またはアルキルベンゼン油、ポリビニルエーテル、ポリアルキレングリコールのいずれかひとつ、またはこれらの混合油とした請求項1から7のいずれか一項に記載の冷媒圧縮機。
  11. 電動要素は複数の運転周波数でインバータ駆動する構成とした請求項1から10のいずれか一項に記載の冷媒圧縮機。
  12. 冷媒圧縮機、放熱器、減圧装置、吸熱器を配管によって環状に連結した冷媒回路を有し、前記冷媒圧縮機を請求項1から11のいずれか一項に記載の冷媒圧縮機とした冷凍装置。
JP2016081655A 2016-04-15 2016-04-15 冷媒圧縮機およびそれを用いた冷凍装置 Pending JP2017053341A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016081655A JP2017053341A (ja) 2016-04-15 2016-04-15 冷媒圧縮機およびそれを用いた冷凍装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016081655A JP2017053341A (ja) 2016-04-15 2016-04-15 冷媒圧縮機およびそれを用いた冷凍装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015175283 Division 2015-09-07 2015-09-07

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017053341A true JP2017053341A (ja) 2017-03-16

Family

ID=58316415

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016081655A Pending JP2017053341A (ja) 2016-04-15 2016-04-15 冷媒圧縮機およびそれを用いた冷凍装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017053341A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011139075A (ja) * 2000-07-27 2011-07-14 Metglas Inc 高性能バルク金属磁気構成部品
JP2011163132A (ja) * 2010-02-04 2011-08-25 Japan Steel Works Ltd:The 風力発電用ブレードの避雷構造
JP2013513724A (ja) * 2010-10-25 2013-04-22 宝山鋼鉄股▲分▼有限公司 高磁気誘導の無方向性ケイ素鋼の製造プロセス
WO2013125197A1 (ja) * 2012-02-20 2013-08-29 パナソニック株式会社 摺動部材およびこれを用いた冷媒圧縮機、並びに、冷蔵庫およびエアーコンディショナー

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011139075A (ja) * 2000-07-27 2011-07-14 Metglas Inc 高性能バルク金属磁気構成部品
JP2011163132A (ja) * 2010-02-04 2011-08-25 Japan Steel Works Ltd:The 風力発電用ブレードの避雷構造
JP2013513724A (ja) * 2010-10-25 2013-04-22 宝山鋼鉄股▲分▼有限公司 高磁気誘導の無方向性ケイ素鋼の製造プロセス
WO2013125197A1 (ja) * 2012-02-20 2013-08-29 パナソニック株式会社 摺動部材およびこれを用いた冷媒圧縮機、並びに、冷蔵庫およびエアーコンディショナー

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH03281991A (ja) 冷媒圧縮機
WO2017043034A1 (ja) 鉄系基材に形成される酸化被膜、およびこの酸化被膜を形成した摺動部材、並びに、この摺動部材を備える機器
US10914010B2 (en) Refrigerant compressor and freezer including same
EP3543529B1 (en) Refrigerant compressor and freezer including same
JP6041177B1 (ja) 冷媒圧縮機およびそれを用いた冷凍装置
JP6761978B2 (ja) 冷媒圧縮機およびそれを用いた冷凍装置
CN109996901B (zh) 氧化覆膜、形成有其的滑动构件和具有该滑动构件的设备
JP6748890B2 (ja) 冷媒圧縮機およびそれを用いた冷凍装置
JP2017053341A (ja) 冷媒圧縮機およびそれを用いた冷凍装置
JP6041176B1 (ja) 冷媒圧縮機およびそれを用いた冷凍装置
JP6778885B2 (ja) 冷媒圧縮機およびそれを用いた冷凍装置
US20200056816A1 (en) Refrigerant compressor and freezer including same
WO2018092854A1 (ja) 冷媒圧縮機及びそれを備えた冷凍装置
JP2020012374A (ja) 冷媒圧縮機およびそれを用いた冷凍装置
JP2020012375A (ja) 冷媒圧縮機およびそれを用いた冷凍装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161220

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20170210

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170425

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170719

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20170726

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20170825