JP2017051829A - 炊飯器 - Google Patents

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増本 悟一
Goichi Masumoto
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Abstract

【課題】炊飯メニューの選択動作の煩わしさをより一層改善することができる炊飯器を提供する。
【解決手段】本発明の炊飯器は、メニュー選択部4にて特定の炊飯メニューが選択されるとともに開始指示部5にて炊飯開始が指示されたとき、メニュー選択部4にて選択された特定の炊飯メニューに基づいて加熱装置2を制御し、鍋1内の調理物の炊飯を行う制御部3を備える。制御部3は、受信情報解読部9が無線通信部7を介して無線通信端末30からメニュー選択情報を受けたとき、メニュー選択部4にて選択された特定の炊飯メニューに代えて、メニュー選択情報に基づいて加熱装置2を制御し、鍋1内の調理物の炊飯を行うように構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の炊飯メニューの中から特定の炊飯メニューを選択可能な炊飯器に関する。
従来、この種の炊飯器としては、例えば、図3に示すような構成を有する炊飯器が知られている(例えば、特許文献1参照)。図3は、従来の炊飯器の構成を示すブロック図である。
従来の炊飯器は、図3に示すように、鍋101と、鍋101を誘導加熱する加熱装置102と、加熱装置102を制御する制御部103とを備えている。加熱装置102は、加熱コイル121と、インバータ回路122とを備えている。
また、従来の炊飯器は、白米、炊き込み、おかゆなどの複数の炊飯メニューの中から特定の炊飯メニューを選択するためのメニュー選択部104と、炊飯開始を指示するための開始指示部105と、メニュー選択部104にて選択された炊飯メニューを表示する表示部106を備えている。制御部103は、メニュー選択部104にて特定の炊飯メニューが選択された後、開始指示部105にて炊飯開始が指示されたとき、前記選択された炊飯メニューに基づいて加熱装置102を制御する。
特開2006−141763号公報
従来の炊飯器において、メニュー選択部104は、1つのメニュー選択キーを備え、当該メニュー選択キーを押圧することにより、炊飯メニューを選択することができるように構成されている。このため、従来の炊飯器では、例えば、炊飯メニューが10種類あり、その10番目の炊飯メニューを選択したい場合、メニュー選択キーを10回押圧する必要がある。すなわち、従来の炊飯器においては、炊飯メニューの選択動作が煩わしいという課題がある。
この課題を改善する方法として、例えば、前回実施した炊飯メニューを記憶する記憶部を設け、連続で同じ炊飯メニューを実施するときは、前記記憶部が記憶した炊飯メニューに基づいて炊飯を行うようにすることが考えられる。この方法によれば、メニュー選択部による選択動作を省略することができる。
しかしながら、実際には、連続で同じ炊飯メニューを実施する場合ばかりではなく、前回とは異なる炊飯メニューを実施することもよくある。この場合には、メニュー選択部による選択動作を省略できない。従って、前記方法では、前記課題を十分に改善することはできない。
従って、本発明の目的は、前記従来の課題を解決することにあって、炊飯メニューの選択動作の煩わしさをより一層改善することができる炊飯器を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明にかかる炊飯器は、
調理物を入れる鍋と、
前記鍋を加熱する加熱装置と、
複数の炊飯メニューから特定の炊飯メニューを選択するためのメニュー選択部と、
炊飯開始を要求する開始指示部と、
無線通信端末と無線通信を行う無線通信部と、
前記無線通信部と情報の授受を行う伝送部と、
前記伝送部が受信した情報を解読する受信情報解読部と、
前記メニュー選択部にて特定の炊飯メニューが選択されるとともに、前記開始指示部にて炊飯開始が指示されたとき、前記メニュー選択部にて選択された特定の炊飯メニューに基づいて前記加熱装置を制御し、前記鍋内の調理物の炊飯を行う制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記受信情報解読部が前記無線通信部を介して前記無線通信端末からメニュー選択情報を受けたとき、前記メニュー選択部にて選択された特定の炊飯メニューに代えて、前記メニュー選択情報に基づいて前記加熱装置を制御する、前記鍋内の調理物の炊飯を行うように構成されている。
ここで、メニュー選択情報とは、ユーザが無線通信端末にて選択した炊飯メニューに関する情報をいう。
本発明にかかる炊飯器によれば、炊飯器に搭載されているメニュー選択部を操作する以外に、無線通信端末を利用して所望の炊飯メニューを選択することができる。これにより、炊飯メニューの選択動作の煩わしさをより一層改善することができる。
本発明の実施形態にかかる炊飯器の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態にかかる炊飯器の動作状態の遷移を示す説明図である。 従来の炊飯器の構成を示すブロック図である。 無線通信端末の表示部に表示される炊飯メニューの一例を示す図である。
本発明の第1態様によれば、調理物を入れる鍋と、
前記鍋を加熱する加熱装置と、
複数の炊飯メニューから特定の炊飯メニューを選択するためのメニュー選択部と、
炊飯開始を要求する開始指示部と、
無線通信端末と無線通信を行う無線通信部と、
前記無線通信部と情報の授受を行う伝送部と、
前記伝送部が受信した情報を解読する受信情報解読部と、
前記メニュー選択部にて特定の炊飯メニューが選択されるとともに、前記開始指示部にて炊飯開始が指示されたとき、前記メニュー選択部にて選択された特定の炊飯メニューに基づいて前記加熱装置を制御し、前記鍋内の調理物の炊飯を行う制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記受信情報解読部が前記無線通信部を介して前記無線通信端末からメニュー選択情報を受けたとき、前記メニュー選択部にて選択された特定の炊飯メニューに代えて、前記メニュー選択情報に基づいて前記加熱装置を制御する、前記鍋内の調理物の炊飯を行う、炊飯器を提供する。
本発明の第2態様によれば、調理物を入れる鍋と、
前記鍋を加熱する加熱装置と、
炊飯メニューを予め記憶する記憶部と、
炊飯開始を指示するための開始指示部と、
無線通信端末と無線通信を行う無線通信部と、
前記開始指示部にて炊飯開始が指示されたとき、前記記憶部に記憶された炊飯メニューに基づいて前記加熱装置を制御し、前記鍋内の調理物の炊飯を行う制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記無線通信部が前記無線通信端末からメニュー選択情報を受信したとき、当該メニュー選択情報を前記記憶部に記憶させ、その後、前記開始指示部にて炊飯開始が指示されたとき、前記記憶部に予め記憶されている炊飯メニューに代えて、前記メニュー選択情報に基づいて前記加熱装置を制御し、前記鍋内の調理物の炊飯を行う、炊飯器を提供する。
本発明の第3態様によれば、前記制御部は、前記無線通信部が受信した前記メニュー選択情報に基づく炊飯を終了すると、前記記憶部に記憶した前記メニュー選択情報を消去する、第2態様に記載の炊飯器を提供する。
本発明の第4態様によれば、前記制御部は、前記無線通信部が受信した前記メニュー選択情報に基づく炊飯を終了すると、次回の炊飯時には、前記記憶部に予め記憶されている炊飯メニューに基づいて炊飯を行う、第2又は第3態様に記載の炊飯器を提供する。
本発明の第5態様によれば、前記メニュー選択情報は、炊飯プログラム、又は炊飯プログラムを示す情報である、第2〜4態様のいずれか1つに記載の炊飯器を提供する。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施形態によって、本発明が限定されるものではない。
《実施形態》
以下に、本発明の実施形態にかかる炊飯器について説明する。図1は、本実施形態にかかる炊飯器の構成を示すブロック図である。本実施形態にかかる炊飯器は、携帯電話等の無線通信端末30を用いて炊飯メニューを選択可能に構成されている。
図1において、本実施形態にかかる炊飯器は、鍋1と、鍋1を誘導加熱する加熱装置2と、加熱装置2を制御する制御部3とを備えている。鍋1は、例えば、米や水などの調理物を入れる磁性体製の容器である。加熱装置2は、加熱コイル21と、加熱コイル21に高周波電流を供給するインバータ回路22とを備えている。加熱コイル21は、例えば、鍋1の底面近傍に配置されている。また、鍋1の底面近傍には、鍋1の温度を検知する温度センサ(図示せず)が設けられている。
制御部3は、CPU(Central Processing Unit)等の半導体素子を備えている。CPUには、各種情報を記憶する記憶部(図示せず)が内蔵されている。記憶部には、CPUが動作するための制御プログラム、複数の炊飯メニューに各々対応する複数の炊飯シーケンス、炊飯器を特定するためのタグ情報等が記憶されている。なお、これらの情報は、制御部3の記憶部ではなく、例えば、フラッシュメモリなどのCPU外部の半導体記憶素子に記憶されてもよい。すなわち、記憶部は、制御部3に内蔵されるものに限定されない。
本実施形態において、記憶部には、10種類の炊飯メニューが(1)〜(10)の番号に関連付けられて記憶されている。より具体的には、記憶部には、(1)白米、(2)無洗米、(3)早炊き、(4)少量、(5)炊込み、(6)おかゆ、(7)玄米、(8)すし、(9)発芽玄米、(10)雑穀米の各炊飯メニューに関する情報が記憶されている。
また、本実施形態にかかる炊飯器は、複数の炊飯メニューの中から特定の炊飯メニューを選択するためのメニュー選択部4と、炊飯開始を指示するための開始指示部5と、メニュー選択部4にて選択された炊飯メニューに関する情報を表示する表示部6とを備えている。
メニュー選択部4は、例えば、上下左右にカーソルを移動させるための十字キーや、カーソルが示している炊飯メニューを決定するための決定キー等の複数のキーで構成されている。なお、メニュー選択部4は、この構成に限定されるものではなく、タッチパネル等の入力装置で構成されてもよい。
ユーザがメニュー選択部4を操作する度に、炊飯メニューの選択が、番号が小さい方から大きい方へ順に替えられる。例えば、メニュー選択部4の十字キーが1回押圧されると、(1)白米が選択される。また、メニュー選択部4の十字キーが10回押圧されると、(10)雑穀米が選択される。(10)雑穀米が選択された状態から更にメニュー選択部4の十字キーが1回押圧されると、炊飯メニューの選択が(1)白米に戻る。
メニュー選択部4にて選択された炊飯メニューは、表示部6に表示される。表示部6は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)液晶表示装置で構成されている。本実施形態においては、ユーザがメニュー選択部4の十字キーを操作する度に、表示部6に表示されているカーソルが移動する。カーソルが示す炊飯メニューが、メニュー選択部4にて選択された炊飯メニューである。なお、表示部6の表示領域が小さい場合には、カーソルを移動させるのではなく、表示部6が表示する炊飯メニュー自体を書き換えるようにしてもよい。
開始指示部5は、例えば、炊飯開始キーと、予約設定キーとを備えている。ユーザがメニュー選択部4にて炊飯メニューを選択した後、炊飯開始キーを押圧したとき、制御部3が、前記選択された炊飯メニューに基づいて加熱装置2を制御する。より具体的には、制御部3は、前記選択された炊飯メニューに対応する炊飯シーケンスと、前記温度センサの検知温度とに基づいて、加熱装置2のインバータ回路21の電力を制御する。
また、ユーザがメニュー選択部4にて炊飯メニューを選択した後、予約設定キーを押圧したとき、制御部3が、予約設定キーにて設定された時間の経過後、前記選択された炊飯メニューに基づいて加熱装置2を制御する。
また、本実施形態にかかる炊飯器は、現在の時刻の設定や、保温温度の変更、炊飯における焦げ目調整のための温度変更などを行うための機器設定キーを備えている。なお、この機器設定キーは、メニュー選択部4を構成するキーと共用するようにしてもよい。
また、本実施形態にかかる炊飯器は、無線通信端末30と無線通信を行う無線通信部7と、無線通信部7と情報の授受を行う伝送部8と、伝送部8が受信した情報を解読する受信情報解読部9と、伝送部8に送る情報を暗号化する送信情報作成部10とを備えている。
無線通信部7は、無線通信端末30と無線信号の送受信を行うアンテナ71と、アンテナが送受信する無線信号の変調、復調、符号化、複合化などの処理を行う無線信号処理部72とを備えている。
アンテナ71は、例えば、無線通信端末30が近づけられたときに電波を送受信するように構成されている。
無線信号処理部72は、例えば、RFID(Radio Frequency Identification)タグLSI等の半導体素子を備えている。無線信号処理部72は、RF通信インターフェースの機能と、シルアル通信インターフェースの機能とを有する中継装置である。アンテナ71は、無線信号処理部72のRF通信インターフェースとして機能する部分に接続されている。
なお、無線信号の符号化、復号化の処理は、無線信号処理部72ではなく、受信情報解読部9により行うようにしてもよい。
送信情報作成部10は、無線信号処理部72で行う符号化と異なる方式で無線信号を暗号化し、伝送部8に送る。送信情報作成部10により暗号化された情報は、受信情報解読部9により解読される。なお、無線通信処理部72により、セキュリティ上、十分な符号化、復号化が実現できるのであれば、送信情報作成部10による暗号化は不要である。
伝送部8は、例えば、UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)シリアル通信回路を備えている。伝送部8は、例えば、シリアル伝送方式のデータと、パラレル転送方式のデータとを相互に変換する機能を有している。伝送部8は、無線信号処理部72と有線接続されている。
なお、本実施形態においては、無線信号処理部72と情報のやりとりをする場合は、伝送部8を介してUARTシリアル通信により行うようにしている。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、同期式シリアル通信により行うようにしてもよい。
次に、図2を用いて、本実施形態にかかる炊飯器の動作状態について説明する。図2は、本実施形態にかかる炊飯器の動作状態の遷移を示す説明図である。
図2に示すように、本実施形態にかかる炊飯器においては、待機状態a1、メニュー選択状態a2、炊飯状態a3、保温状態a4、予約待機状態a5、及び機器設定状態a6の6つの動作状態がある。
待機状態a1は、通電されているが、何も動作が行われていない状態である。すなわち、この待機状態a1においては、加熱装置2による加熱動作は行われない。また、制御部3は、例えば、メニュー選択部4にて炊飯メニューが選択されるのを待ち受けている。待機状態a1において、メニュー選択部4にて炊飯メニューが選択されると、炊飯器の動作状態がメニュー選択状態a2に移行する。また、待機状態a1において、機器設定キーが操作されると、炊飯器の状態が機器設定状態a6に移行する。この機器設定状態a6においては、現在の時刻の設定や、保温温度の変更、炊飯における焦げ目調整のための温度変更が行える。
メニュー選択状態a2では、メニュー選択部4にて選択された炊飯メニューに関する情報が表示部6に表示される。このメニュー選択状態a2においては、加熱装置2による加熱動作は行われない。メニュー選択状態a2において、開始指示部5にて炊飯開始の指示がされると、炊飯器の動作状態が炊飯状態a3に移行する。また、メニュー選択状態a2において、予約設定キーにて炊飯の予約が指示されたとき、炊飯器の動作状態が予約待機状態a5に移行する。
予約待機状態a5は、所望の時刻に炊飯を開始するために、炊飯の開始を待っている状態である。例えば、午前7時に炊飯を終了したい場合、制御部3が、その1時間前である午前6時を炊飯開始時刻とし、当該炊飯開始時刻の到達まで予約待機状態a5を維持する。なお、この予約待機状態a5においては、加熱装置2による加熱動作は行われない。
予約待機状態a5において炊飯開始時刻に到達したとき、炊飯器の動作状態が炊飯開始状態a3に移行する。
炊飯状態a3では、制御部3が、メニュー選択部4にて選択された炊飯メニューに基づいて、加熱装置2による加熱動作を制御する。炊飯状態a3において、前記炊飯メニューに基づく加熱装置2による加熱動作が終了すると、炊飯器の動作状態が保温状態a4に移行する。
保温状態a4では、制御部3が、鍋1内を約70℃に保つように加熱装置2を制御する。
次に、本実施形態にかかる炊飯器に対して、無線通信端末30を用いて炊飯メニューを選択する動作について説明する。
無線通信端末30と無線通信部7との間では、予め定められた通信プロトコルにより通信が行われる。無線通信端末30が無線通信部7に近づけられると、無線通信処理部72が、アンテナ71を介して無線通信端末30から無線情報を受信する。
無線信号処理部72は、無線通信端末30からタグ情報の読み込みを指示する無線情報を受信すると、制御部3の記憶部に記憶されているタグ情報を読み込み、アンテナ71を介して無線通信端末30へ送信する。無線通信端末30は、このタグ情報に基づいて目的(炊飯対象)の炊飯器であるか否かを判定し、目的の炊飯器であると判定すると、当該炊飯器を制御する情報を送信する。
以下、無線通信端末30と無線通信部7との間でやりとりする情報を電文という。本実施形態では、ユーザが無線通信端末30にて選択した炊飯メニューに関するメニュー選択情報が電文として送信される。
無線信号処理部72は、アンテナ71を介して受信した電文を、伝送部8へUARTシリアル通信により有線通信する。伝送部8は、この電文を、受信情報解読部9へ送る。受信情報解読部9は、この送られてきた電文を解読する。
無線通信端末30から送られてくる電文は、通信プロトコルに従って、送信されてくるので、受信情報解読部9で解読する必要がある。例えば、要求コマンド1バイト、データNバイト(要求コマンドの内容でバイト数は変化する)、通信誤り検出のためのチェックサム1バイトが1セットで送られてくるとする。また、例えば、メニュー選択情報の要求コマンドを「0x80」とし、それに続いて、選択した炊飯メニューに割り付けられた数字のデータが送られてくるとする。この場合、受信情報解読部9は、まず、送られてきた電文の要求コマンドを解読し、「0x80」であれば、次のデータ1バイトをメニュー選択情報として、制御部3へ送信する。
制御部3は、受信情報解読部9からメニュー選択情報を受信したとき、メニュー選択状態a2に移行し、メニュー選択部4にて選択された炊飯メニューに代えて当該メニュー選択情報を表示部6に表示する。その後、開始指示部5にて炊飯開始が指示されると、制御部3は、メニュー選択情報に基づいて加熱装置2を制御する。
以上のように、本実施形態にかかる炊飯器によれば、炊飯器に搭載されているメニュー選択部4の複数のキーを操作する以外に、無線通信端末30を利用して所望の炊飯メニューを選択することができる。
これにより、例えば、「(10)雑穀米」の炊飯メニューを選択したい場合、無線通信端末30から無線通信部7へ、「(10)雑穀米」の炊飯メニューに関するメニュー選択情報を送信することで、当該炊飯メニューを選択することができる。なお、この場合、「(10)雑穀米」の炊飯メニューに関するメニュー選択情報を無線通信端末30のアプリケーション上にショートカット登録しておくことが好ましい。これにより、従来の炊飯器のようにメニュー選択キーを10回押圧する必要がなく、より簡単に「(10)雑穀米」の炊飯メニューを選択することができる。
なお、無線通信端末30から送られてくる電文を変えることで、炊飯予約や機器設定を行えるようにすることができる。例えば、炊飯予約の要求コマンドを「0x81」とし、続くデータ3バイトのうち、1バイトをメニュー選択情報に関するデータとし、2バイトを炊飯開始時刻に関するデータとする。この場合、受信情報解読部9は、送られてきた電文の要求コマンドを解読し、「0x81」であれば、次のデータ1バイトをメニュー選択情報とし、その次のデータ2バイトを炊飯開始時刻の情報として、制御部3へ送信する。これにより、無線通信端末30にて炊飯予約を行うことができる。
また、例えば、時刻設定の要求コマンドを「0x82」とし、続くデータ2バイトを変更したい時刻に関するデータとする。この場合、受信情報解読部9は、送られてきた電文の要求コマンドを解読し、「0x82」であれば、次のデータ2バイトを変更したい時刻の情報として、制御部3へ送信する。これにより、無線通信端末30にて時刻設定を行うことができる。
なお、要求コマンドを含む電文の受信は、加熱装置2による加熱動作を行わない待機状態a1又はメニュー選択状態a2でのみ行うようにすることが好ましい。これにより、加熱装置2から発生するノイズにより、電文を誤って受信することを防ぐことができる。
また、機器設定状態a6においては、機器設定に関する要求コマンド以外の要求コマンドを含む電文は受信しないようにすることが好ましい。これにより、機器設定状態a6において、設定途中の情報で確定してしまうことを防ぐことができる。
次に、本実施形態にかかる炊飯器の使用例について説明する。
ここで、メニュー選択部4にて選択された炊飯メニューは、制御部3の記憶部に記憶される。記憶部は、例えば、平日朝の炊飯メニュー(白米、炊飯開始時刻7:00)、平日夜の炊飯メニュー、休日の炊飯メニュー(白米、炊飯開始時刻19:00)、特定のユーザ(例えば、お父さん)の炊飯メニュー(雑穀米、炊飯開始時刻21:00)などの、複数の炊飯メニューを日時やユーザなどと関連付けて記憶する。この状態で開始指示部5にて炊飯開始が指示されると、制御部3が、予め記憶部に記憶した前記複数の炊飯メニューのいずれか1つに基づいて、炊飯を実行する。すなわち、本実施形態にかかる炊飯器は、予め複数の炊飯メニューを日時やユーザなどと関連付けて記憶部に記憶させておくことで、メニュー選択部4にて所望の炊飯メニューを毎回選択しなくてもよいように構成されている。なお、記憶部に予め記憶させる炊飯メニューは、複数に限定されず、1つであってもよい。
一方、ユーザが、例えば、無線通信端末30の表示部に表示されている複数のアイコンから特定の炊飯メニューを示すアイコンを選択し、無線通信端末30を無線通信部7に近づけると、選択されたアイコンに対応するメニュー選択情報が無線通信部7に送信される。無線通信部7は、メニュー選択情報を復調し、伝送部8を介して受信情報解読部9に送信する。受信情報解読部9は、受信した情報を解読する。解読された情報は、制御部3に送信され、制御部3の記憶部に一時的に記憶される。
その後、開始指示部5にて炊飯開始が指示されると、制御部3が、前述したように予め記憶部に記憶されている複数の炊飯メニューに代えて、記憶部に一時的に記憶されたメニュー選択情報に基づいて、炊飯を実行する。
すなわち、予め選択した炊飯メニューとは違う炊飯メニューで炊飯を実行したいとユーザが思った場合には、無線通信端末30の特定の炊飯メニューを示すアイコンを選択し、無線通信端末30を無線通信部7に近づけるだけで、当該炊飯を実行することができる。
なお、記憶部に一時的に記憶されたメニュー選択情報に基づいて炊飯を実行した後は、当該メニュー選択情報を記憶部から消去することが好ましい。これにより、無線通信端末30からメニュー選択情報が送信されない状態で炊飯を行う場合、制御部3は、予め記憶部に記憶した前記複数の炊飯メニューのいずれか1つに基づいて、炊飯を実行することになる。すなわち、メニュー選択部4にて所望の炊飯メニューを毎回選択しなくてもよくなり、ユーザの使い勝手をより一層向上させることができる。
なお、記憶部から消去するのは、メニュー選択情報のプログラム自体ではなく、特定の炊飯メニューを実行するためのフラグ等の情報でも良い。
なお、本実施形態では、複数の炊飯メニューを炊飯器のメニュー選択部4にて選択するようにしているが、図4に示すように、複数の炊飯メニューの一覧を無線通信端末30の表示部に表示し、ユーザに選択させるようにしてもよい。
また、無線通信端末30から無線通信部7に送信されるメニュー選択情報は、炊飯メニューのプログラム自体でもあってもよいし、炊飯メニューを示す情報であっても良い。メニュー選択情報が炊飯プログラムである場合には、無線通信端末30から無線通信部7に新たな炊飯プログラムを送信することができる。また、メニュー選択情報が炊飯プログラムを示す情報である場合には、予め記憶部に記憶されている炊飯プログラムを指定するだけで、記憶部に記憶されている炊飯プログラムを実行することができる。
また、サーバ上にあるレシピを材料やタイトルから無線通信端末30で検索し、そのまま無線通信端末30を炊飯器本体にタッチするだけで炊飯設定可能としてもよい。また、無線通信端末30を炊飯器にタッチするだけでお米の種類や炊き方、炊き上がり時間等を設定可能としても良い。また、各家庭のオリジナルレシピをサーバに複数件登録可能としても良い。また、この登録したレシピを無線通信端末30で炊飯器にタッチするだけで登録可能としても良い。更に、無線通信端末30でレシピの材料リストの中から必要な材料を選んでメール送信可能としても良い。
なお、前記では、炊飯器について説明したが、本発明は、無線通信端末と通信可能な電子レンジやエアコン、テレビといった電子機器にも応用可能である。例えば、電子機器の記憶部に複数の予約メニュー(例えば、予め設定された時刻になると自動的にオン又はオフするといった予約)を記憶させることで、無線通信端末を近づけるだけで、当該複数の予約メニューよりも優先的に、無線通信端末にて選択した特定のメニューを実行させることができる。
本発明にかかる炊飯器は、炊飯メニューの選択動作の煩わしさをより一層改善することができるので、家庭用、業務用など様々な用途の炊飯器として有用である。
1 鍋
2 加熱装置
3 制御部
4 メニュー選択部
5 開始指示部
6 表示部
7 無線通信部
8 伝送部
9 受信情報解読部
21 加熱コイル
22 インバータ回路
71 アンテナ
72 無線信号処理部

Claims (1)

  1. 調理物を入れる鍋と、
    前記鍋を加熱する加熱装置と、
    複数の炊飯メニューから特定の炊飯メニューを選択するためのメニュー選択部と、
    炊飯開始を指示するための開始指示部と、
    無線通信端末と無線通信を行う無線通信部と、
    前記無線通信部と情報の授受を行う伝送部と、
    前記伝送部が受信した情報を解読する受信情報解読部と、
    前記メニュー選択部にて特定の炊飯メニューが選択されるとともに前記開始指示部にて炊飯開始が指示されたとき、前記メニュー選択部にて選択された特定の炊飯メニューに基づいて前記加熱装置を制御し、前記鍋内の調理物の炊飯を行う制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記受信情報解読部が前記無線通信部を介して前記無線通信端末からメニュー選択情報を受けたとき、前記メニュー選択部にて選択された特定の炊飯メニューに代えて、前記メニュー選択情報に基づいて前記加熱装置を制御し、前記鍋内の調理物の炊飯を行う、炊飯器。
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