JP2017051357A - 遊技用表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】例えば遊技場や遊技機に応じて表示形態を自由に変更することができ、表示形態のデザイン性や多様性を高めることができる遊技用表示装置を提供する。
【解決手段】遊技用表示装置1は、遊技に関する情報を投影像として表示するための光を投射するプロジェクタ本体12と、プロジェクタ本体12から投射された光が通過する開口面と、開口面を通過した光が透過することで投影像が投影されるスクリーン110Aとを備える。スクリーン110Aは、投影像が投影される表示面1101を有し、開口面に対して取り替え可能に配置され、表示面1101は、スクリーン110Aの取り替えに応じて投影像の視覚的印象を変化可能に構成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えばパチンコ機やパチスロ機といった遊技機に対応する遊技用表示装置に関する。
従来の遊技機には、筐体の下方に設けられた投射手段から上方に向けて光を投射するとともに、筐体の内部に設けられた反射面で前方に向けて光を反射することにより、前方のスクリーン(被投影部)に映像を投影する、いわゆる透過型のプロジェクタ装置を表示装置として備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、この種の表示装置としては、遊技機に対応して遊技に関する各種の情報を表示する遊技用表示装置があり、このような遊技用表示装置をプロジェクタ装置により構成することが提案されている。
特開2005−99743号公報
しかしながら、近年においては、遊技場のレイアウトや視覚的効果、さらには対応する遊技機のデザインなどにも応じた遊技用表示装置の表示形態が望まれるところ、プロジェクタ装置を遊技用表示装置に適用するだけでは、そのような表示形態を自由に変更することができず、表示形態のデザイン性や多様性において改善すべき余地があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、例えば遊技場や遊技機に応じて表示形態を自由に変更することができ、表示形態のデザイン性や多様性を高めることができる遊技用表示装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、以下のような遊技用表示装置を提供する。
本発明の一側面に係る遊技用表示装置は、
遊技に関する情報を投影像として表示するための光を投射する投射手段と、
前記投射手段から投射された光が通過する光通過面と、
前記光通過面を通過した光が透過することで投影像が投影される被投影部と、
を備え、
前記被投影部は、投影像が投影される表示面を有し、前記光通過面に対して取り替え可能に配置され、
前記表示面は、前記被投影部の取り替えに応じて投影像の視覚的印象を変化可能に構成されていることを特徴とする。
このような構成によれば、被投影部を取り替えることで表示面における投影像の視覚的印象を変化させることができるので、例えば遊技場のレイアウトや遊技機のデザインに応じて被投影部を取り替えるだけで表示形態を自由に変更することができ、表示形態のデザイン性や多様性を高めることができる。
本発明の好ましい実施の形態は、
前記表示面とは異なる他の表示面を少なくとも有し、
前記他の表示面は、投影像の表示とは別方式による表示が可能であることを特徴とする。
このような構成によれば、投影像を表示する表示面と他の表示面とに分けて遊技に関する情報を表示することができ、さらに、例えば他の表示面においては、投影像の表示とは別方式による表示が可能であるので、表示形態のデザイン性や多様性をより一層高めることができる。
本発明によれば、例えば遊技場や遊技機に応じて表示形態を自由に変更することができ、表示形態のデザイン性や多様性を高めることができる遊技用表示装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る遊技用表示装置を含む遊技システムを示す概要図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技用表示装置の全体斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技用表示装置の分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技用表示装置のスクリーンユニットを背面側から示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技用表示装置において取り替え可能な複数のスクリーンユニットを示す斜視図である。 図5に示す複数のスクリーンユニットの表示領域を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技用表示装置の表示内容を一例として示す概要図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技用表示装置の表示原理を説明するための説明図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技用表示装置の表示形態の違いを説明するための説明図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技用表示装置の第1表示例を説明するための説明図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技用表示装置の第2表示例を説明するための説明図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技用表示装置の第3表示例を説明するための説明図である。 本発明の第2実施形態に係る遊技用表示装置のスクリーンユニットを背面側から示す斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る遊技用表示装置の分解斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る遊技用表示装置の可動装飾シートの動きを説明するための説明図である。 本発明の第3実施形態に係る遊技用表示装置の可動装飾シートと固定装飾シートとの位置関係による輝度の違いを説明するための説明図である。 本発明の第4実施形態に係る遊技用表示装置の分解斜視図である。 本発明に係る遊技用表示装置の変形例を示す全体斜視図である。 図18に示す遊技用表示装置の断面図である。 本発明に係る遊技用表示装置の変形例を示す全体斜視図である。 本発明に係る遊技用表示装置の変形例を示す全体斜視図である。 本発明に係る遊技機の一例を示す全体斜視図である。 本発明に係る遊技機の一例を示す全体斜視図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
<第1実施形態>
まず、本発明の第1実施形態に係る遊技用表示装置1を含む遊技システムの基本概要について、図1を用いて説明する。同図に示すように、本実施形態に係る遊技システムは、いわゆるパチンコ店といった遊技場に構築されるものであり、遊技用表示装置1と、遊技機2と、遊技媒体貸出装置3と、サーバ装置4とを有して構成され、各々が同図に示すように接続されている。
なお、本実施形態においては、「記憶媒体」の例としてカードを用いて説明しているが、これに限られるものではなく、ICチップ等が搭載されたコイン、トークン等、本実施形態に係る発明に適用できるもの全てを含むものとする。
また、本実施形態においては、「貨幣」の例として紙幣を用いて説明しているが、これに限られるものではなく、紙幣、硬貨、コイン等、本実施形態に係る発明に適用できるもの全てを含むものとする。
また、本実施形態において、単に「カード」と記載した場合には、遊技店の会員となった遊技者に貸与される会員カード、及び一時的に遊技店により貸与される計数カード(ビジターカード)の双方を含むものとする。
また、本実施形態において、単に「持玉」と記載した場合には、会員カードに対応付けて記憶される貯玉、及び計数カードに対応付けて記憶される計数持玉の双方を含むものとし、単に「持玉情報」と記載した場合には、貯玉を示す持玉情報(以下、「貯玉情報」とする。)及び計数持玉を示す持玉情報(以下、「計数持玉情報」とする。)の双方を含むものとする。また、遊技者により投入された貨幣額を示す情報を「貨幣情報」(あるいは、「残額情報」ともいう。)とし、特に示す場合には、「持玉情報」に「貨幣情報」が含まれる場合があるものとする。また、会員カードは、貯玉情報、計数持玉情報及び貨幣情報を別箇に記憶可能であるものとする。さらに、説明の便宜上、通常は遊技者が保有する遊技球に関する情報を示す「持玉」という表現を用いているが、これに限られるものではなく、当該「持玉」には、遊技者が保有するメダルに関する情報、遊技者が電磁的方法により保有する遊技価値に関する情報であって、その他これに類する情報の全てを含むものとする。
[遊技用表示装置]
図1を参照して遊技用表示装置1について簡単に説明する。なお、遊技用表示装置1の詳細な構成については後述する。
本実施形態の遊技用表示装置1は、透過型のプロジェクタ装置により各種の遊技情報を投影像として表示するものであり、例えば遊技機2ごとにその上方に位置するように設置される。遊技情報としては、遊技媒体の獲得数(獲得枚数あるいは獲得球数)、各種のゲーム数、遊技履歴などがグラフや数値で表示される(図7参照)。遊技用表示装置1には、遊技者が操作するための後述する複数のボタン14A〜14Fが設けられている(図7参照)。遊技用表示装置1は、遊技機2、遊技媒体貸出装置3及びサーバ装置4と接続されており、入力された信号や受信した信号に基づき、あるいは遊技者の操作に基づいて各種の遊技情報を後述のスクリーン110A〜110Cに表示する。なお、遊技用表示装置1は、いわゆる遊技島単位に設置されるものでもよい。
遊技用表示装置1は、電気的あるいは光学的な構成要素として、後述するプロジェクタ本体12や、これを制御するための制御ユニット(図示略)などを備える。制御ユニットは、プロジェクタ本体12の制御や、遊技機2、遊技媒体貸出装置3及びサーバ装置4との間で通信制御を行う。また、制御ユニットは、ボタン14A〜14Fの操作がセンサにより検知されると、その操作に応じてスクリーン110A〜110C上の表示を制御する。なお、本実施形態では、物理的なボタン14A〜14Fを設けているが、例えばスクリーン110A〜110Cをタッチパネルにより構成し、制御ユニットは、タッチパネルに対する操作を検知するようにしてもよい。
遊技用表示装置1は、特に図示しないが、遊技機2、遊技媒体貸出装置3及びサーバ装置4との通信を行うためのインターフェース部を備える。このインターフェース部と遊技機2における後述の外部接続端子板との間は、接点入力方式で接続され、遊技機2から遊技用表示装置1への一方向に通信が可能である。インターフェース部と遊技媒体貸出装置3との間は、例えばハーネスにより接点出入力方式で接続され、双方向通信が可能である。また、インターフェース部とサーバ装置4との間は、例えば同軸ケーブルにより有線LAN方式で接続されるとともに、ハーネスにより接点出力方式で接続され、双方向通信が可能である。なお、接続方法はこれらの方式に限られるものではなく、例えば各々の接続において、無線LAN方式を用いてもよく、また、光ケーブルによる光通信方式を用いてもよい。さらに、これらの組み合わせた方式を用いてもよい。
[遊技機]
図1を参照して遊技機2について簡単に説明する。遊技機2としては、例えばパチンコ遊技機2aやパチスロ遊技機2bが適用される。以下の説明においては、特に断らない限り、パチンコ遊技機2a及びパチスロ遊技機2bをまとめて遊技機2と称する。
パチンコ遊技機2aは、盤面上に遊技球(遊技媒体)を弾き出し、釘に当って不規則に流下する遊技球が特定の入賞口に入ると、賞球の払い出しあるいは得点の加算を行うといった遊技を主として行うものである。パチンコ遊技機2aは、主たる遊技装置を制御するための主制御ユニット、表示や音声出力などに係る演出動作を制御するための副制御ユニット、賞球としての遊技球の払出動作を制御する払出制御ユニット等を備える。払出制御ユニットは、外部接続端子板を介して遊技用表示装置1と接続されており、1回の遊技毎に、又は内部状態に変化があった場合に、遊技情報信号やエラー信号等を遊技用表示装置1に出力する。また、この払出制御ユニットは、外部接続端子板を介して遊技球貸出装置3aと接続されており、遊技者の操作に基づいて貸出要求信号や返却要求信号を出力する。
パチスロ遊技機2bは、コイン(遊技媒体)を投入してスタートレバーを操作することで複数の図柄が描かれた複数のリールを回転させ、各リールに対応するストップボタンを押下することでリールを順次停止させることにより、所定役に対応する図柄が有効ライン上に揃うと、コインの払い出しを行うといった遊技を主として行うものである。パチスロ遊技機2bも、パチンコ遊技機2aと同様に、主たる遊技装置を制御するための主制御ユニット、表示や音声出力などに係る演出動作を制御するための副制御ユニット、コインの払出動作を制御する払出制御ユニット等を備える。払出制御ユニットは、外部接続端子板を介して遊技用表示装置1と接続されており、1回の遊技毎に、又は内部状態に変化があった場合に、遊技情報信号やエラー信号等を遊技用表示装置1に出力する。また、この払出制御ユニットは、外部接続端子板を介してメダル貸出装置3bと接続されており、遊技者の操作に基づいて貸出要求信号や返却要求信号を出力する。
[遊技媒体貸出装置]
図1を参照して遊技媒体貸出装置3について簡単に説明する。遊技媒体貸出装置3としては、パチンコ遊技機2aに隣接して設置される遊技球貸出装置3aと、パチスロ遊技機2bに隣接して設置されるメダル貸出装置3bとがある。以下の説明においては、特に断らない限り、遊技球貸出装置3a及びメダル貸出装置3bをまとめて遊技媒体貸出装置3と称する。
遊技媒体貸出装置3は、例えば図示しないスイッチングハブやコントローラ等を介してサーバ装置4と接続される。遊技媒体貸出装置3は、遊技者によりカードが挿入されると、当該カードのICチップ等に付加されたカードIDや会員ID等の識別情報(以下、単に「識別情報」という。)をサーバ装置4に送信する。サーバ装置4は、受信した識別情報に対応付けて記憶されたその遊技者の持玉情報を遊技媒体貸出装置3に送信する。そして、遊技者からの払出指示がある場合には、サーバ装置4は、持玉情報を更新し、遊技媒体貸出装置3は、図示しない払出装置を駆動させ、遊技媒体の払出制御を実行する。また、遊技者により紙幣が投入されると、その紙幣の額(投入金額)に応じた残額情報をサーバ装置4に送信する。そして、遊技者からの払出指示がある場合、サーバ装置4は、残額情報を更新し、遊技媒体貸出装置3は、同様に遊技媒体の払出制御を実行する。
また、遊技媒体貸出装置3は、遊技者の操作により、又は遊技機2から直接的に、遊技媒体が図示しない計数装置に投入されると、投入された遊技媒体数を計数し、計数結果を遊技者の計数持玉情報としてサーバ装置4に送信し、サーバ装置4は、受信した計数持玉情報をカードに付加された識別情報と対応付けて記憶する。また、カードが挿入されていない場合には、遊技媒体貸出装置3に貯留されている計数カードに予め付加されている識別情報と対応付けて受信した計数持玉情報を記憶する。
なお、本実施形態においては、遊技者の持玉情報及び残額情報をサーバ装置4が管理するが、これらの情報を遊技媒体貸出装置3が管理することとしてもよい。また、カードに識別情報を付加するだけでなく記憶領域をも設け、当該記憶領域にこれらの情報を記憶させ、これらの情報の管理を行うこととしてもよい。そして、これらの情報の更新については、サーバ装置4が行うこととしても、遊技媒体貸出装置3が行うこととしてもよい。さらには、持玉情報については、遊技媒体貸出装置3又はサーバ装置4が管理し、残額情報については、カードの記憶領域に直接記憶されることとしてもよい。
加えて、本実施形態において、カードが挿入されていない場合には、遊技媒体貸出装置3に貯留されている計数カードに予め付加されている識別情報と対応付けて計数持玉情報及び残額情報が記憶されるが、カードの返却要求があった場合に、遊技媒体貸出装置3、又はサーバ装置4が、遊技媒体貸出装置3に貯留されている計数カードに識別情報を新たに付加することとし、この新たに付加された識別情報と計数持玉情報又は残額情報とを対応付けて記憶することとしてもよい。
また、遊技媒体貸出装置3は、遊技機2に遊技球等貸出装置接続端子板(以下、「貸出端子板」という。)が設けられている場合に、この貸出端子板にも接続され、当該貸出端子板から出力される貸出要求信号や返却要求信号等を受信したことに基づいて、遊技機2への払出要求信号の送信やカードの返却等を行う。
また、遊技媒体貸出装置3は、コンバータ等を介して遊技用表示装置1とも接続されており、遊技機2に設けられている外部接続端子板から出力される遊技情報信号やエラー信号等を受信するとともに、遊技者の持玉情報を遊技用表示装置1に送信する。
[サーバ装置]
図1を参照してサーバ装置4について簡単に説明する。サーバ装置4は、いわゆるホールコンピュータとして用いられるものであり、遊技用表示装置1と接続されるほか、遊技媒体貸出装置3とも接続される。サーバ装置4は、管理する遊技結果管理情報(例えば、過去数日分を含めた出玉履歴情報や不正検知情報等)や遊技店に関する情報(例えば、新台情報や空き台情報等)を遊技用表示装置1に送信する。
また、サーバ装置4は、遊技店以外の第三者であるセンター事業者が管理する外部管理装置(図示せず)にも接続され、カードの識別情報や会員情報、遊技者の持玉情報を定期的(例えば、1日に1回毎)に送信する。外部管理装置は、送信された各情報をバックアップする。サーバ装置4は、外部管理装置との接続が所定日数(例えば、15日)途絶した場合、遊技者の持玉情報の更新を停止する。
以上のような遊技システムにおいて、遊技者は、遊技店(遊技場)に入ると、まず、遊技用表示装置1に表示される各種の情報を見ながら、所望の遊技機2に着席する。次に、その遊技者がその遊技店の会員である場合は、会員カードを遊技媒体貸出装置3に挿入し、本人確認(例えば、登録されている暗証番号の入力等)の後、サーバ装置4に持玉情報が記憶されている場合にはその持玉を使用し、持玉情報が記憶されていないか、持玉情報がその遊技機2で貸し出し不能な持玉数である場合には紙幣を投入し、貸出要求を行って遊技媒体の貸し出しを受け、遊技媒体を遊技機2に投入することで遊技を開始する。または、その遊技者がその遊技店の会員でない場合は、紙幣を投入し、貸出要求を行って遊技媒体の貸し出しを受け、遊技媒体を遊技機2に投入することで遊技を開始する。このとき、サーバ装置4に記憶されている持玉情報や残額情報が、貸し出された分だけ更新(減算)される。
そして、その遊技機2から遊技媒体の払い出しを受けることができずに、遊技を継続する場合には、貸出要求が行われる度に、サーバ装置4に記憶されている持玉情報や残額情報が、貸し出された分だけ順次更新(減算)されることとなる。一方、その遊技機2から遊技媒体の払い出しを受けることができた場合には、払い出された遊技媒体を遊技媒体貸出装置3に投入すると、投入された遊技媒体数を計数し、計数結果に基づいてサーバ装置4に記憶されている持玉情報が更新(加算)される。
その後、その遊技機2における遊技を終了する場合には、遊技者はカードの返却要求を行う。ここで、会員カードが遊技媒体貸出装置3に挿入されている場合には、本人確認(例えば、登録されている暗証番号の入力等)の後、そのまま会員カードを返却する。会員カードが遊技媒体貸出装置3に挿入されていない場合には、サーバ装置4に計数持玉情報が記憶されている場合、若しくは残額情報がある場合に、遊技媒体貸出装置3に貯留されている計数カードを返却(発行)する。サーバ装置4に計数持玉情報が記憶されておらず、かつ投入金額の残額もない場合には、計数カードは返却(発行)されない。
計数カードが返却(発行)された場合であって、かつ他の遊技機2で遊技を行いたい場合には、他の遊技機2に対応して設けられた遊技媒体貸出装置3にその計数カードを挿入することにより、会員カードと同様の手順(本人確認を除く)で遊技を開始(再プレイ)することができる。なお、上記の場合に、貯玉情報に基づく再プレイを「貯玉再プレイ」といい、計数持玉情報に基づく再プレイを「持玉再プレイ」という。
[遊技用表示装置の構成]
次に、遊技用表示装置1の構成について、図2〜7を参照して説明する。
図3によく示すように、遊技用表示装置1は、基本的な構成要素として、筐体10、スクリーンユニット11A、プロジェクタ本体12、リフレクタ13、操作ユニット14を備えている。筐体10は、プロジェクタ本体12、リフレクタ13、及び操作ユニット14のほか、遊技用表示装置1全体の動作を制御するための図示しない制御ユニットを収容している。スクリーンユニット11Aは、筐体10の前面側に設けられた開口面10Aを覆うように取り付けられる。なお、本実施形態においては、図5に一例として示すように、取り替え可能な3種類のスクリーンユニット11A〜11Cを用意している。図1〜4は、標準タイプのスクリーンユニット11Aを示しており、特に断らない限り、このスクリーンユニット11Aを基本的に用いて説明するが、いずれのスクリーンユニットを用いてもよい。
筐体10は、底面10a、左右両側の側面10b,10c、背面10d、上面10e、及び前面側の開口面10Aを有するように矩形箱状に形成されている。底面10aの後部には、プロジェクタ本体12が設置され、底面10aの前部には、操作ユニット14が設置される。背面10dの上部には、リフレクタ13が設置される。
スクリーンユニット11Aは、筐体10の開口面10Aを覆う正面部11aと、筐体10の側面10b,10cに着脱自在に固定される左右両側の側部11b,11cとを有するように形成されている。スクリーンユニット11Aは、正面部11aの開口11aaに設けられるスクリーン110Aと、正面部11aの後面において左右両側に設けられるLED基板111とを有する。
正面部11aには、スクリーン110Aを配置するための開口11aaのほか、スクリーン110Aの左右側方において発光する発光面111aと、操作ユニット14のボタン14A〜14Fを前方に露出させるための開口部112とが設けられている。
スクリーン110Aは、後方から投影像が投影されることで表示される透過式のものであり、例えば透光性を有するガラス板、アクリル板、樹脂製フィルムを主たる素材として形成され、非投影時に乳白色、半透明、あるいはグレー色を呈する。スクリーンユニット11Aのスクリーン110Aは、全面にわたって均等な厚みをもつように形成されている。このようなスクリーン110Aは、プロジェクタ本体12から投射された光が入射する一様に平坦な背面側の入射面1100と、この入射面1100に入射した光が透過することで投影像が投影される前面側の表示面1101とを有する。なお、他のスクリーンユニット11B,11Cのスクリーン110B,110Cは、スクリーンユニット11Aのスクリーン110Aとは入射面1100が同様である一方、表示面1101が異なるように形成されており、これについては後述する。
発光面111aは、透光性を有する板状部材により構成され、その背面側にLED基板111が設けられる。LED基板111は、特に図示しないが複数のLEDを搭載しており、コネクタ111A及びケーブル111Bを介して筐体10側の制御ユニットに接続される。なお、図4には、一方のLED基板111に対応するコネクタ111A及びケーブル111Bが示されているが、他方のLED基板111にもコネクタ及びケーブルが設けられており、他方のLED基板111もコネクタ及びケーブルを介して制御ユニットに接続される。この制御ユニットにより、LED基板111における複数のLEDが点灯あるいは点滅させられ、これらLEDの光は、発光面111aを通って前方に照射される。なお、他のスクリーンユニット11B,11Cには、発光部が設けられていないが、これについては後述する。発光面111aは、透光性を有する板状部材により構成されるが、これに限らず、少なくとも一部が透光性を有して部分的に透光性を有さない部材で構成されるようにしてもよい。また、透光性を有する部分においては、装飾性を有するシートをLED基板と板状部材との間に配置したり、板状部材そのものに透光性を有する有色の装飾などを施してもよい。このような場合は、LED基板が光源を有する発光手段として機能する一方、板状部材が発光手段により装飾される装飾部材として機能することとなり、装飾部材としては、光学的に透光、拡散、偏光、屈折、反射などといった特性を有するものが適用される。
プロジェクタ本体12は、遊技に関する情報を投影像としてスクリーンに表示するための光を投射するものであり、例えば液晶パネルを用いた液晶方式のもの、あるいはDMD(Digital Micromirror Device)素子を用いたDLP(登録商標:Digital Light Processing)方式のものが適用される。
プロジェクタ本体12は、図示しない制御ユニットに接続されており、この制御ユニットにより動作が制御される。プロジェクタ本体12は、液晶パネルあるいはDMD素子のほか、光源としてのLEDあるいはランプ、ダイクロイックミラーや投影レンズなどを有する。投影レンズは、光軸方向に調整可能である。このようなプロジェクタ本体12は、投影レンズから出射した光がリフレクタ13へと直接向かうように配置されている。スクリーンユニット11A〜11Cの取り付け時には、プロジェクタ本体12の投影レンズを光軸方向に微調整することでフォーカス調整を行うことができる。これにより、スクリーンユニット11A〜11Cのいずれのスクリーン110A〜110Cに対しても、正確にピントが合った鮮明な投影像を映し出すことができる。
リフレクタ13は、光を反射する部材で構成されており、プロジェクタ本体12から入射した光を、筐体10の開口面10A(スクリーン110Aの入射面1100)に向けて反射するように、その開口面10Aに対して傾斜した姿勢で背面10dに設置されている。
操作ユニット14は、遊技者などが操作可能な複数のボタン14A〜14Fを横並びに有するものである。具体的には、図7によく示すように、操作ユニット14には、左側から順に、切替ボタン14A、履歴ボタン14B、呼出ボタン14C、設定ボタン14D、確認ボタン14E、及び十字ボタン14Fが設けられている。操作ユニット14は、図示しない制御ユニットに接続されており、各ボタン14A〜14Fの操作が図示しないスイッチに検知されると、スイッチから制御ユニットに検知信号が供給され、制御ユニットは、検知信号に応じた表示制御を行う。
切替ボタン14Aは、後述するグラフ表示や数値表示などを切り替えるためのボタンである。履歴ボタン14Bは、本日の遊技履歴を表示するためのボタンである。呼出ボタン14Cは、遊技場の店員を呼び出すためのボタンである。設定ボタン14Dは、表示設定などを変更するためのボタンである。確認ボタン14Eは、各種の設定を確認するためのボタンである。十字ボタン14Fは、数値変更やスクロール操作を行うためのボタンである。
図5(A)〜(C)は、取り替え可能なスクリーンユニット11A〜11Cを示し、図6(A)〜(C)は、スクリーンユニット11A〜11Cそれぞれのスクリーン上における表示領域を示している。なお、スクリーンユニット11A〜11Cにおいて同一又は類似の構成要素については、同一符号を付している。特に図示しないが、筐体10は、いずれのスクリーンユニット11A〜11Cにも適用される。
図5(A)に示すスクリーンユニット11Aは、図1〜4に示すものと同一である。このスクリーンユニット11Aは、スクリーン110Aの前面側全域が一様に平坦な表示面1101として構成される。図6(A)に示すように、表示面1101の中央部には、投影像V1が投影され、表示面1101の正面から見て左端部には、投影像V2が投影され、表示面1101の正面から見て右端部には、投影像V3が投影される。なお、スクリーン110Aは、先述したように背面側の入射面1100が一様に平坦な面となっている。図7に一例として示すように、スクリーン110A上の投影像V1としては、遊技開始から獲得したメダルの枚数を折れ線グラフで示すチャート画像が表示される。投影像V2としては、本日実行されたボーナス回数や累積ゲーム数を示すテキスト画像が表示される。投影像V3としては、過去のボーナス回数や累積ゲーム数を履歴として示すテキスト画像が表示される。なお、光が入射する面については、入射面1100としたが、光が投影される面(表示面)としては、LED基板111の背面領域や入射面1100の上下の領域(正面部11aなど)、さらには左右の領域(側部11b,11c)も含むようにしてもよい。このように光が投影される面は、スクリーンユニットの内側に含まれるものとしても、プロジェクタ本体12より前方あるいはリフレクタ13より前方の領域において投影像を投影可能であればよい。
図5(B)に示すスクリーンユニット11Bは、スクリーン110Bの前面側中央部が一様に平坦な表示面1101(以下、スクリーン110Bについては「第1表示面1101」という)として構成される。一方、スクリーン110Bの前面側左右端部には、第2表示面1101Bが形成される。第2表示面1101Bは、第1表示面1101よりも前方に厚みをもつように形成されることで第1表示面1101と段差を有し、矩形状に区画されている。なお、本実施形態のスクリーンユニット11Bには、発光面が設けられておらず、その代わりに左右両側の第2表示面1101Bがスクリーンユニット11Bの左右両端近傍の領域まで配置されている。図6(B)に示すように、スクリーン110Bの第1表示面1101には、投影像V1が投影され、スクリーン110Bを正面から見て左側の第2表示面1101Bには、投影像V2が投影され、スクリーン110Bを正面から見て右側の第2表示面1101Bには、投影像V3が投影される。投影像V1〜V3は、基本的には図7に示す画像と同様の内容であるが、左右両側の第2表示面1101Bには、テキスト画像に加えて例えばメッセージ画像を含むような投影像V2,V3が表示可能とされる。これについては後述する。特に図示しないが、スクリーン110Bにも、第1表示面1101及び第2表示面1101Bに対応する背面側にプロジェクタ本体12から投射された光が入射する入射面が形成されている。このようなスクリーン110Bの入射面も、一様に平坦な面となっている。
図5(C)に示すスクリーンユニット11Cは、スクリーン110Cの前面側中央部が一様に平坦な表示面1101(以下、スクリーン110Cについても「第1表示面1101」という)として構成される。一方、スクリーン110Cの前面側左右端部には、第2表示面1101Cが形成される。第2表示面1101Cは、第1表示面1101よりも前方に厚みをもつように形成されることで第1表示面1101と段差を有し、概ね台形状に区画されている。第2表示面1101Cの長辺部1101Caは、スクリーン110Cの左右両端部近傍に位置し、第2表示面1101Cの短辺部1101Cbは、スクリーン110Cの左右両端部よりも中央部寄りに位置する。本実施形態においては、図12に示すように、長辺部1101Caの厚みW1が短辺部1101Cbの厚みW2よりも大きく形成され、短辺部1101Cbから長辺部1101Caへといくに従い厚みが漸次大きくなっている。なお、スクリーンユニット11Cにも、発光面が設けられておらず、左右両側の第2表示面1101Cが十分な大きさをもって配置されている。図6(C)に示すように、スクリーン110Cの第1表示面1101には、投影像V1が投影され、スクリーン110Cを正面から見て左側の第2表示面1101Cには、投影像V2が投影され、スクリーン110Cを正面から見て右側の第2表示面1101Cには、投影像V3が投影される。投影像V1〜V3は、基本的には図7に示す画像と同様の内容である。特に図示しないが、スクリーン110Cにも、第1表示面1101及び第2表示面1101Cに対応する背面側にプロジェクタ本体12から投射された光が入射する入射面が形成されている。このようなスクリーン110Cの入射面も、一様に平坦な面となっている。
[スクリーンの表示原理及び見え方]
次に、スクリーン110A〜110Cの表示原理及び見え方について、図8〜12を参照して説明する。
まず、図8に示すように、スクリーン110Aの場合、プロジェクタ本体12から投射された光線αは、リフレクタ13で反射した後、スクリーン110Aの入射面1100を透過して表示面1101の上端部に達する。また、プロジェクタ本体12から投射された光線βは、リフレクタ13で反射した後、スクリーン110Aの入射面1100を透過して表示面1101の下端部に達する。これにより、図10にスクリーン110Aの一部を示すように、表示面1101の上端部から下端部の間には、各種の遊技情報を示す投影像V1〜V3(投影像V3については図外)が表示される。左右両側の投影像V2,V3よりも左右外側においては、発光面111aを通して遊技状態等に応じたLEDの点灯や点滅が行われる(右側の発光面111aは図外)。
また、図9に示すように、スクリーン110Cの場合においても、プロジェクタ本体12から投射された光線αは、リフレクタ13で反射した後、スクリーン110Cの入射面1100を透過して第1表示面1101の上端部に達する。また、プロジェクタ本体12から投射された光線βは、リフレクタ13で反射した後、スクリーン110Cの入射面1100を透過して第1表示面1101の下端部に達する。これにより、図12に示すように、第1表示面1101には、図10の場合と概ね同様に投影像V1が表示される。
一方、入射面1100から所定の厚みW2をもつ第2表示面1101の短辺部1101Cb近傍では、光線α,βの到達位置が屈折作用によりそれぞれh1及びh1’だけ下方に変位する。さらに、厚みW2よりも大きい所定の厚みW1をもつ第2表示面1101の長辺部1101Ca近傍では、光線α,βの到達位置が屈折作用によってそれぞれさらにh2及びh2’だけ下方に変位する。これにより、図12に示すように、第2表示面1101Cには、図10の場合とは異なり、左右外側にいくほど下方にずれて平行四辺形状に変形した投影像V2,V3(投影像V3については図外)が表示される。
同様の表示原理により、図11に示すように、スクリーン110Bの場合、第1表示面1101には、図10の場合と概ね同様に投影像V1が表示される一方、第2表示面1101Bには、図10の場合よりも下方にずれた位置に投影像V2,V3(投影像V3については図外)が表示される。このスクリーン110Bの第2表示面1101Bには、メッセージ画像も投影像V2aとして表示される。なお、スクリーン110Bは、投影像V2aが表示される部分をこれに代えて発光面111aとすることも可能である。また、スクリーンユニット11Aからスクリーンユニット11Bに(スクリーンユニット11Bからスクリーンユニット11Aに)取り替えることにより、発光面111aから投影像V2aの表示面に(投影像V2aの表示面から発光面111aに)装飾機能を切り換えることができる。
要するに、第1実施形態に係る遊技用表示装置1では、いずれのスクリーンユニット11A〜11Cでも、プロジェクタ本体12からスクリーン110A〜110Cの入射面1100までの投影距離が一定であり、投影像V1〜V3の視覚的変化は、スクリーン110A〜110Cの厚みや位置にのみ起因する。そのため、投影距離に応じて投影像の調整や補正を行う機能については、必要最小限の簡易な機能としたり、あるいはその機能そのものを省くことができる。これにより、スクリーンユニット11A〜11Cの互換性を高めることができる。
このような遊技用表示装置1によれば、スクリーンユニット11A〜11Cとともにスクリーン110A〜110Cを取り替えることで表示面1101,1101B,1101Cにおける投影像V2,V3の視覚的印象を変化させることができるので、例えば遊技場のレイアウトや遊技機のデザインに応じてスクリーン110A〜110Cを取り替えるだけで表示形態を自由に変更することができ、表示形態のデザイン性や多様性を高めることができる。
また、図10に示すスクリーン110Aを適用した遊技用表示装置1によれば、表示面1101に表示される投影像V1と発光面111aの発光態様とを連動させたり、同様のパターンで表示や発光を行うことができ、さらに、発光面111aにおいては、投影像の表示とは全く異なる方式で発光表示が可能であるので、表示形態のデザイン性や多様性をより一層高めることができる。なお、本実施形態においては、いずれのスクリーン110A〜110Cとしてもプロジェクタ本体12から入射面1100までの距離が一定であるが、これに限らず、その距離が部分的に一定とはならないように例えば凹凸を有する入射面としてもよい。すなわち、少なくとも複数のスクリーンの入射面において互いに共通する部分があれば、その共通する部分においてはプロジェクタ本体からの光路長が一定となるため、その部分の厚みを変えるだけで投影像に変化をもたらすことができ、ひいては視覚的効果を容易に高めることができる。
また、図10〜12に示すスクリーン110A〜110Cを各々適用した遊技用表示装置1によれば、いずれのスクリーン110A〜110Cの入射面1100も一様な面で構成され、プロジェクタ本体12から入射面1100までの距離が一定になるので、プロジェクタ本体12から入射面1100までの光路を形成するリフレクタ13等の光学系を簡素に構成することができる一方、第1表示面1101と第2表示面1101B,1101Cとで厚みが異なるようにするだけで、投影像V2,V3の視覚的印象を変化させることで視覚的効果を容易に高めることができる。
また、図10〜12に示すように、遊技用表示装置1によれば、筐体10の開口面10Aに配置されるスクリーン110A〜110Cを取り替えるだけで表示面1101,1101B,1101Cにおける投影像V2,V3の視覚的印象を変化させることができるので、表示形態を自由に変更することができるとともに、表示形態のデザイン性や多様性を高めることができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係るスクリーンユニットについて、図13を用いて説明する。なお、先述した第1実施形態によるものと同一又は類似の構成要素については、同一符号を付して説明を省略する。
図13に示すスクリーンユニット11Aにおいて、発光面111aそれぞれの背面側には、LED基板111が設けられており、さらに、背面から見て左側となる一方のLED基板111には、このLED基板111に直接接続されるとともに、他方のLED基板111と接続線114を介して接続される中継基板113が設けられている。中継基板113は、いわゆるBtoB接続方式によりケーブル111Bを介して筐体10側の制御ユニットに接続される。接続線114は、中継基板113から開口11aaを迂回して他方のLED基板111に接続されている。接続線114は、開口面1100へと垂れ下がらないようにガイド部材115を介して敷設されている。なお、中継基板113は、コネクタ111Aを介してケーブル111Bと接続されるようにしてもよい。
制御ユニットからの信号は、ケーブル111B及び中継基板113を介して一方のLED基板111に供給されるとともに、中継基板113及び接続線114を介して他方のLED基板111に供給される。これにより、双方のLED基板111における複数のLEDが点灯あるいは点滅させられ、LEDの光は、発光面111aを通って前方に照射される。
このような構成によれば、2つのLED基板111と制御ユニットとを1つの接続ケーブル111Bで接続するだけでよいので、スクリーンユニット11Aを取り替える際の接続作業をより簡単に行うことができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態に係る遊技用表示装置について、図14〜16を用いて説明する。なお、先述した第1実施形態によるものと同一又は類似の構成要素については、同一符号を付して説明を省略する。
図14及び図15に示すように、筐体10の側面10bには、LED基板20が設けられており、このLED基板20と対向するように可動装飾シート30が配置されている。側面10bの上部には、可動装飾シート30の上端を前後方向に案内可能に支持するガイド部材31と、可動装飾シート30を前後方向に移動させる駆動機構32とが設けられている。駆動機構32は、筐体10に設けられた制御ユニットに接続され、この制御ユニットにより動作が制御される。特に図示しないが、筐体10の側面10cにも、LED基板20や可動装飾シート30、ガイド部材31や駆動機構32が設けられている。このような側面10b,10cと対向するスクリーンユニット11Aの側部11b,11cは、少なくともLED基板20と対向する領域が光透過性を有する素材、好ましくは透明な部材により形成されている。側部11bの内面には、固定装飾シート40が貼着されている。特に図示しないが、側部11cの内面にも、固定装飾シート40が貼着されている。ここで、LED基板20と対向する領域が光透過性を有する素材であるとしたが、側部11b又は側部11cであって少なくともLED基板20に設けられたLEDの光が照射される部分があれば、光透過性を有する部分には特に限定されない。また、例えば発光面111aが光透過性を有する一方で側部11bが光透過性を有していなくても、LEDの光を前方側に導くことで発光面111aにおいて光のコントラストを高めることができる。
可動装飾シート30は、平面矩形状の光透過性の樹脂シートにより構成される。この可動装飾シート30には、LED基板20における複数のLED20A(図16参照)に対応し、これらのLED20Aを少なくとも露出させる程度の開口面積をもつ複数の導光孔30Aが形成されている。導光孔30Aの直径は、例えば1mm程度である。複数の導光孔30Aの位置分布は、複数のLED20Aの位置分布に一致している。図15に示すように、可動装飾シート30は、駆動機構32の動作によりガイド部材31に沿って前後方向に移動させられる。これにより、導光孔30Aは、LED20Aの光を直接外方へと導いたり、位置ずれによってLED20Aの光を直接外方へと導くことがない状態となる(図16(A)及び(B)参照)。
固定装飾シート40は、可動装飾シート30と同様に、平面矩形状の光透過性の樹脂シートにより構成され、その表面には、文字や絵柄などが印刷に描かれている。この固定装飾シート40にも、導光孔30Aと同程度の開口面積をもつ複数の導光孔40Aが形成されている。導光孔40Aの直径は、導光孔30Aと同様に例えば1mm程度である。複数の導光孔40Aの位置分布は、複数の導光孔30Aの位置分布に一致している。すなわち、固定装飾シート40における複数の導光孔40Aは、複数のLED20Aの位置分布に一致しており、導光孔40AとLED20Aとが対向する位置に固定装飾シート40が貼着されている。これにより、可動装飾シート30が前後方向に移動するのに伴い、導光孔40Aは、導光孔30Aと重なることでLED20Aの光を直接外方へと導いたり、導光孔30Aとの位置ずれによってLED20Aの光を直接外方へと導くことがない状態となる(図16(A)及び(B)参照)。なお、複数の導光孔40Aの位置分布は、複数の導光孔30Aの位置分布に一致しているとしたが、これに限らず、少なくとも1の導光孔40Aと1の導光孔30Aとの位置が一致していればよい。この場合の位置が一致するとは、少なくともLEDの光が導光孔を通って外方に通過可能となる位置を意味し、特定の位置に限定されるものではない。
図16(A)に示すように、LED20Aの少なくとも一部と導光孔30Aが重なるように可動装飾シート30が位置する場合、導光孔30Aは、固定装飾シート40の導光孔40Aの少なくとも一部と重なる。この場合、LED20Aの光は、導光孔30Aと導光孔40Aとが重なった部分から直接外方へと導かれる。これにより、筐体10の側面10b,10cにおいては、比較的高照度でかつ高コントラストをもって固定装飾シート40に描かれた文字や絵柄などが視認可能とされる。
一方、図16(B)に示すように、導光孔40Aに対して導光孔30Aが重なることなく、LED20Aから位置ずれするように可動装飾シート30が位置する場合、LED20Aの光は、双方の導光孔30A,40Aを通じて外方へと進行し得ない状態となる。これにより、筐体10の側面10b,10cにおいては、比較的低照度でかつ低コントラストをもって固定装飾シート40に描かれた文字や絵柄などが視認可能とされる。
このような第3実施形態に係る遊技用表示装置1によれば、導光孔30A,40Aどうしの重なった位置から重ならない位置へと可動装飾シート30が移動するのに従い、導光孔30A,40Aどうしの重なった部分が徐々に小さくなり、これらの導光孔30A,40Aを通じてLED20Aから側面10b,10cへと導かれる光が次第に減少する。
すなわち、可動装飾シート30を固定装飾シート40に対して導光孔30A,40Aの直径以上となる所定寸法だけずれるように移動させ、双方の導光孔30A,40Aどうしの重なり具合に応じて照度を変化させることができるので、互いに対向した装飾シート30,40によって表示される画像のコントラストを照度調整によって簡単に変化させることができ、ひいては視覚的効果を容易に高めることができる。
また、第3実施形態に係る遊技用表示装置1によれば、筐体10側にLED基板20や駆動機構32が設けられるので、後述する第4実施形態に係るものに比べてスクリーンユニット11Aの軽量化や簡素化を図ることができ、さらには配線の手間を省くことができる。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態に係る遊技用表示装置について、図17を用いて説明する。なお、第4実施形態に係る遊技用表示装置1は、先述した第3実施形態に係るものと可動装飾シート30と固定装飾シート40との位置関係が異なるだけである。そのため、第3実施形態によるものと同一又は類似の構成要素については、同一符号を付して説明を省略する。
図17に示すように、第4実施形態に係る遊技用表示装置1においては、筐体10の側面10bに設けられたLED基板20と対向するように固定装飾シート40が配置されている。一方、スクリーンユニット11Aの側部11bには、固定装飾シート40と対向するように可動装飾シート30が配置されている。側部11bの上部には、可動装飾シート30の上端を前後方向に案内可能に支持するガイド部材31と、可動装飾シート30を前後方向に移動させる駆動機構32とが設けられている。駆動機構32は、図示しないケーブルを介して筐体10に設けられた制御ユニットに接続され、この制御ユニットにより動作が制御される。特に図示しないが、筐体10の側面10cにも、LED基板20や固定装飾シート40が設けられ、スクリーンユニット11Aの側部11cにも、可動装飾シート30、ガイド部材31や駆動機構32が設けられている。
固定装飾シート40は、複数の導光孔40Aが複数のLED20Aの位置分布に一致するように固定されている。一方、可動装飾シート30の表面には、文字や絵柄などが印刷に描かれており、このような可動装飾シート30は、駆動機構32の動作によりガイド部材31に沿って前後方向に移動するのに伴い、導光孔30Aが導光孔40Aと重なってLED20Aの光を直接外方へと導いたり、導光孔30Aとの位置ずれによってLED20Aの光を直接外方へと導くことがない状態となる。
すなわち、第4実施形態に係る遊技用表示装置1によっても、導光孔30A,40Aどうしの重なった位置から重ならない位置へと可動装飾シート30が移動するのに従い、導光孔30A,40Aどうしの重なった部分が徐々に小さくなり、これらの導光孔30A,40Aを通じてLED20Aから側面10b,10cへと導かれる光が次第に減少する。
これにより、可動装飾シート30を固定装飾シート40に対して導光孔30A,40Aの直径以上となる所定寸法だけずれるように移動させ、双方の導光孔30A,40Aどうしの重なり具合に応じて照度を変化させることができるので、互いに対向した装飾シート30,40によって表示される画像のコントラストを照度調整によって簡単に変化させることができ、ひいては視覚的効果を容易に高めることができる。
次に、本発明に係る遊技用表示装置の変形例と本発明を遊技機に適用した例について、図18〜23を用いて説明する。なお、先述した実施形態によるものと同一又は類似の構成要素については、同一符号を付して説明を省略する。
図18及び図19に示す遊技用表示装置1Aは、スクリーンユニット11Aの前面全体がスクリーン110Aにより構成され、スクリーン110Aの前面側全域が概ね平坦な表示面1101となっている。この遊技用表示装置1Aには、発光面やボタンが省かれている。また、図19に示すように、リフレクタ13の背面側となる筐体10の背面10dの外側には、LED基板60と反射板61とが設けられている。LED基板60には、背面10dに対して環状に位置するように複数のLED60Aが搭載されており、LED60Aは、反射板61に向けて光が照射可能となるように配置されている。このようなLED60Aの光は、反射板61で反射されることにより、遊技用表示装置1Aの周囲やスクリーン110Aの周縁部を後方から照らし出す。このような遊技用表示装置1Aによれば、スクリーン110Aの表示面1101全体に投影像を投影することができ、図5(A)に示すものと光学的に同様の作用効果が得られるほか、LED60Aによる後方からの光によって装飾効果を高めることができる。
図20に示す遊技用表示装置1Bも、スクリーンユニット11Bの前面全体がスクリーン110Bにより構成される。スクリーン110Bの前面側中央部は、概ね平坦な第1表示面1101として構成される一方、スクリーン110Bの前面側左右端部には、第1表示面1101よりも前方に厚みをもち、第1表示面1101の左右両端より外方に一部はみ出た第2表示面1101Bが形成される。この第2表示面1101Bは、第1表示面1101と段差を有し、矩形状に区画されている。このような遊技用表示装置1Bによれば、スクリーン110Bの第1表示面1101と第2表示面1101Bとに分けて投影像を投影することができ、図5(B)に示すものと光学的に同様の作用効果が得られる。
図21に示す遊技用表示装置1Cは、スクリーンユニット11Cの前面中央部がスクリーン110Cにより構成される一方、スクリーンユニット11Cの左右両端部がスクリーン110Cと所定間隔を設けた発光面111aにより構成される。スクリーン110Cの前面側中央部は、概ね平坦な第1表示面1101として構成される一方、スクリーン110Cの前面側左右端部には、第1表示面1101よりも前方に厚みをもち、第1表示面1101の左右両端より外方に一部はみ出た第2表示面1101Cが形成される。この第2表示面1101Cは、第1表示面1101と段差を有し、概ね台形状に区画されている。第1表示面1101の左右両端よりはみ出た第2表示面1101Cの背後には、発光面111aが設けられる。このような遊技用表示装置1Cによれば、スクリーン110Cの第1表示面1101と第2表示面1101Cとに分けて投影像を投影することができ、図5(C)に示すものと光学的に同様の作用効果が得られる。また、発光面111aを通じて光の点灯や点滅を視認させることもできるので、先述した遊技用表示装置のいずれとも異なる表示形態を提示することができる。
図22は、装飾シート30,40について、パチンコ遊技機2aに適用した例を示し、図23は、パチスロ遊技機2bに適用した例を示している。パチンコ遊技機2aやパチスロ遊技機2bにおいては、筐体の前面等に設けられた光透過性を有する化粧パネル50,51の背後に可動装飾シート30及び固定装飾シート40を配置することができる。このようなパチンコ遊技機2aやパチスロ遊技機2bによれば、図14や図17示す遊技用表示装置1と光学的に同様の作用効果が得られる。
なお、本発明は、上記の各実施形態や変形例等に限定されるものではない。
遊技用表示装置は、遊技機ごとに異なるスクリーンユニットを適用してもよいし、いわゆる島単位に同種のスクリーンユニットを適用するようにしてもよい。
遊技用表示装置としては、透過型のプロジェクタ装置として構成されるとともに、スクリーンの形態が異なるスクリーンユニットに取り替え可能な構成であればよく、例えば筐体の上面あるいは側面にプロジェクタ本体を設置するようにしてもよい。また、例えばリフレクタを用いずにプロジェクタ本体から投射された光がスクリーンの背面側の入射面に直接入射するようにしてもよい。
スクリーンユニットの取り替え可能な種類は、上記実施形態の3種類に限らず、スクリーンの形態が異なるものであれば2種類でも4種類以上でもよい。また、スクリーンの形態に限らず、スクリーンの素材が異なるようにしてもよい。
発光面の位置は、前面の左右両端部に限らず、例えば前面の上部や下部、あるいは側面であってもよい。
第2表示面は、先述した形状に限らず、第1表示面より前方に厚みをもつものであれば、例えば平行四辺形、ひし形、あるいは円形の形状であってもよい。
ボタンを含む操作ユニットは、スクリーンユニットに一体的に設けるようにしてもよい。
可動装飾シートや固定装飾シートは、側面に限らず、例えば前面側の発光面の背後に設けるようにしてもよい。
可動装飾シートや固定装飾シートに用いる光源としては、LEDに限らず、例えばEL(Electroluminescence)素子や電球を適用してもよい。
可動装飾シートや固定装飾シートにおける導光孔は、互いに異なる大きさでもよく、例えばLEDに近い後面側の装飾シートにおける導光孔の直径を比較的大きくし、その一方、LEDに対して遠い前面側の装飾シートにおける導光孔の直径を比較的小さくしてもよい。あるいはその逆に、後面側の装飾シートにおける導光孔の直径を比較的小さくし、前面側の装飾シートにおける導光孔の直径を比較的大きくしてもよい。このように、双方の導光孔の大きさを異なるようにすれば、これらの導光孔を重なる状態や重ならない状態とする際のクリアランスを十分確保し、可動装飾シートの移動量を十分大きく確保することができる。
スクリーンユニットを取り替える際には、スクリーンの形態や特性が異なることから投影像に対応する投影データの変更や投影像の光学補正が必要な場合がある。このような場合に対処すべく、遊技用表示装置の制御ユニットには、各スクリーンの形態等に応じた投影像データや光学補正データに係る設定情報を予め記憶しておき、スクリーンごとに対応する設定情報を呼び出して適用するようにしてもよい。
また、スクリーンユニットの取り替えに際して対応する設定情報を適用可能な構成を実現するためには、(1)LED基板(ケーブル)の接続有無を制御ユニットで判定する処理を設けたり、(2)スクリーンユニットに別途制御装置を設け、スクリーンユニットの取り替え後で筐体の制御ユニットの起動時、その制御装置から制御ユニットに特定のコマンドを送信し、いずれのスクリーンユニットにおける制御装置が接続されたかを制御ユニットにおいて判定する処理を設けたり、(3)操作ユニットのボタンを操作することで設定画面を表示させ、この設定画面において管理者が取り替え後のスクリーンユニットの種類を設定情報として入力可能とすればよい。このような設定情報は、一の画像データをどのような投影方式(方法)で投影するのかを決定付ける情報といえる。また、設定情報は、ホールコンピュータとしてのサーバ装置から変更可能としてもよいし、マスタースレーブ方式によって一の遊技用表示装置において変更された場合に他の遊技用表示装置でも同様に変更されるようにしてもよい。
可動装飾シートについては、遊技機からの遊技状態信号を遊技用表示装置が受信した場合や、遊技用表示装置が一定の獲得数を検知した場合等といったLEDの点灯あるいは点滅が行われる場合に、コントラストを高める方向に移動させるようにすればよい。
複数の遊技用表示装置について、例えば島内連動演出や同機種連動演出などを行う場合には、その連動演出に伴って各遊技用表示装置の可動装飾シートに対応する駆動機構を動作させることにより、複数の遊技用表示装置における可動装飾シートを同時に変動させるようにしてもよい。
以上の実施形態に基づき、本発明の概要を以下に列挙する。
従来の遊技機には、筐体の下方に設けられた投射手段から上方に向けて光を投射するとともに、筐体の内部に設けられた反射面で前方に向けて光を反射することにより、前方のスクリーン(被投影部)に映像を投影する、いわゆる透過型のプロジェクタ装置を表示装置として備えたものがある(例えば、特開2005−99743号公報参照)。
また、この種の表示装置としては、遊技機に対応して遊技に関する各種の情報を表示する遊技用表示装置があり、このような遊技用表示装置をプロジェクタ装置により構成することが提案されている。
しかしながら、近年においては、遊技場のレイアウトや視覚的効果、さらには対応する遊技機のデザインなどにも応じた遊技用表示装置の表示形態が望まれるところ、プロジェクタ装置を遊技用表示装置に適用するだけでは、そのような表示形態を自由に変更することができず、表示形態のデザイン性や多様性において改善すべき余地があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、例えば遊技場や遊技機に応じて表示形態を自由に変更することができ、表示形態のデザイン性や多様性を高めることができる遊技用表示装置を提供することを目的とする。
(付記A1)
本発明の一側面に係る遊技用表示装置(例えば、遊技用表示装置1)は、
遊技に関する情報を投影像として表示するための光を投射する投射手段(例えば、プロジェクタ本体12)と、
前記投射手段から投射された光が通過する光通過面(例えば、開口面10A)と、
前記光通過面を通過した光が透過することで投影像が投影される被投影部(例えば、スクリーン110A〜110C)と、
を備え、
前記被投影部は、投影像が投影される表示面(例えば、(第1)表示面1101、第2表示面1101B,1101C)を有し、前記光通過面に対して取り替え可能に配置され、
前記表示面は、前記被投影部の取り替えに応じて投影像の視覚的印象を変化可能に構成されていることを特徴とする。
このような構成によれば、被投影部を取り替えることで表示面における投影像の視覚的印象を変化させることができるので、例えば遊技場のレイアウトや遊技機のデザインに応じて被投影部を取り替えるだけで表示形態を自由に変更することができ、表示形態のデザイン性や多様性を高めることができる。
(付記A2)
本発明の好ましい実施の形態は、
前記表示面とは異なる他の表示面(例えば、発光面111a)を少なくとも有し、
前記他の表示面は、投影像の表示とは別方式による表示が可能であることを特徴とする。
このような構成によれば、投影像を表示する表示面と他の表示面とに分けて遊技に関する情報を表示することができ、さらに、例えば他の表示面においては、投影像の表示とは別方式による表示が可能であるので、表示形態のデザイン性や多様性をより一層高めることができる。
従来の遊技機には、筐体の下方に設けられた投射手段から上方に向けて光を投射するとともに、筐体の内部に設けられた反射面で前方に向けて光を反射することにより、前方のスクリーン(被投影部)に映像を投影する、いわゆる透過型のプロジェクタ装置を表示装置として備えたものがある(例えば、特開2005−99743号公報参照)。
また、この種の表示装置としては、遊技機に対応して遊技に関する各種の情報を表示する遊技用表示装置があり、このような遊技用表示装置をプロジェクタ装置により構成することが提案されている。このようなプロジェクタ装置には、スクリーンを凹凸状に変形することにより、視覚的効果を高めたものもある(例えば、特開2012−147828号公報参照)。
しかしながら、上記特開2012−147828号公報に記載のものでは、スクリーンの表裏全体が凹凸状となるため、投射手段からスクリーンまでの投影距離が凹凸に応じて著しく不均等となり、このような凹凸状のスクリーンを透過型のプロジェクタ装置に適用した場合は、投射レンズや反射面などといった光学系の調整や配置が複雑になるという難点があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、投影用の光学系を複雑化することなく簡素な構成としつつも視覚的効果を容易に高めることができる遊技用表示装置を提供することを目的とする。
(付記B1)
本発明の一側面に係る遊技用表示装置(例えば、遊技用表示装置1)は、
遊技に関する情報を投影像として表示するための光を投射する投射手段(例えば、プロジェクタ本体12)と、
前記投射手段から投射された光により投影像が投影される被投影部(例えば、スクリーン110A〜110C)と、
を備え、
前記被投影部は、
前記投射手段から投射された光が入射する入射面(例えば、入射面1100)と、
前記入射面に入射した光が透過することで投影像が投影される表示面(例えば、(第1)表示面1101、第2表示面1101B,1101C)と、
を有し、
前記入射面は、一様な面で構成され、
前記表示面は、第1領域(例えば、第1表示面1101)と、当該第1領域とは異なる厚みを設けて区画された第2領域(例えば、第2表示面1101B,1101C)とを少なくとも有することを特徴とする。
このような構成によれば、被投影部の入射面が一様な面で構成され、投射手段から入射面までの距離が一定になるので、投射手段から入射面までの投影用の光学系を簡素に構成することができる一方、表示面の第1領域と第2領域とで厚みが異なるようにするだけで、投影像の視覚的印象を変化させることで視覚的効果を容易に高めることができる。
(付記B2)
本発明の好ましい実施の形態は、
前記投射手段から投射された光が通過する光通過面(例えば、開口面10A)を備え、
前記被投影部は、前記光通過面に対して取り替え可能に配置されることを特徴とする。
このような構成によれば、光通過面に配置される被投影部を取り替えるだけで表示面における投影像の視覚的印象を変化させることができるので、表示形態を自由に変更することができるとともに、表示形態のデザイン性や多様性を高めることができる。
従来の遊技機には、シート部材(装飾シート)を備え、このシート部材の裏面に光を照射してシート部材に描かれた絵柄(画像)を表面側から視認可能とすることにより、視覚的効果を高めたものがある(例えば、特開2013−165868号公報参照)。
また、遊技機に対応して遊技に関する各種の情報を表示する遊技用表示装置があり、このような遊技用表示装置にも、シート部材を適用することが提案されている。
しかしながら、上記特開2013−165868号公報に記載のものでは、比較的薄いシート部材の特性上、光の明暗を調節し難いため、シート部材上に表示される画像のコントラストを変化させることが難しいという難点があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、シート部材に表示される画像のコントラストを簡単に変化させることができ、ひいては視覚的効果を容易に高めることができる遊技用表示装置及び遊技機を提供することを目的とする。
(付記C1)
本発明の一側面に係る遊技用表示装置(例えば、遊技用表示装置1)は、
光を発する発光手段(例えば、LED20A)と、
前記発光手段からの光を裏面側から表面側へと導くための複数の導光部(例えば、導光孔30A,40A)を有し、互いに対向するように配置される複数のシート部材(例えば、可動装飾シート30,固定装飾シート40)と、
前記複数のシート部材のうち少なくとも一方のシート部材(例えば、可動装飾シート30)を他方のシート部材(例えば、固定装飾シート40)に対して相対的に変位可能として第1位置と第2位置との間で移動させる駆動手段(例えば、駆動機構32)と、
を備え、
前記一方のシート部材が前記第1位置にある場合、当該一方のシート部材の前記複数の導光部は、前記他方のシート部材の前記複数の導光部と部分的あるいは全体的に重なり、
前記一方のシート部材が前記第1位置から前記第2位置へと移動した場合、当該一方のシート部材の前記複数の導光部は、前記他方のシート部材の前記複数の導光部に対して位置ずれした状態になることを特徴とする。
このような構成によれば、例えば一方のシート部材が第1位置から第2位置へと移動するのに従い、双方のシート部材における導光部どうしの重なった部分が徐々に小さくなり、これらの導光部を通じて裏面側の発光手段から表面側へと導かれる光が次第に減少する。すなわち、一方のシート部材を他方のシート部材に対して適宜変位させるようにし、双方の導光部どうしの重なり具合に応じて照度を変化させることができるので、互いに対向した複数のシート部材によって表示される画像のコントラストを照度調整によって簡単に変化させることができ、ひいては視覚的効果を容易に高めることができる。
(付記C2)
本発明の好ましい実施の形態は、
遊技に関する情報を投影像として表示するための光を投射する投射手段(例えば、プロジェクタ本体12)と、
前記投射手段を収容する本体部(例えば、筐体10)と、
前記投射手段から投射された光により投影像が投影される被投影部(例えば、スクリーン110A〜110C)と、
前記被投影部を保持しつつ前記本体部を外装するカバー部(例えば、スクリーンユニット11A〜11C)と、
を備え、
前記一方のシート部材は、前記本体部に設けられ、
前記他方のシート部材は、前記カバー部に設けられ、
前記カバー部は、前記本体部に対して取り替え可能であることを特徴とする。
このような構成によれば、被投影部と一体にカバー部を取り替えることで投影部における投影像の視覚的印象を変化させることができるので、例えば遊技場のレイアウトや遊技機のデザインに応じてカバー部を取り替えるだけで投影像の表示形態を自由に変更することができ、表示形態のデザイン性や多様性を高めることができる。
(付記C3)
本発明の他の側面に係る遊技機(例えば、パチンコ遊技機2a、パチスロ遊技機2b)は、
光を発する発光手段(例えば、LED20A)と、
前記発光手段からの光を裏面側から表面側へと導くための複数の導光部(例えば、導光孔30A,40A)を有し、互いに対向するように配置される複数のシート部材(例えば、可動装飾シート30,固定装飾シート40)と、
前記複数のシート部材のうち少なくとも一方のシート部材(例えば、可動装飾シート30)を他方のシート部材(例えば、固定装飾シート40)に対して相対的に変位可能として第1位置と第2位置との間で移動させる駆動手段(例えば、駆動機構32)と、
を備え、
前記一方のシート部材が前記第1位置にある場合、当該一方のシート部材の前記複数の導光部は、前記他方のシート部材の前記複数の導光部と部分的あるいは全体的に重なり、
前記一方のシート部材が前記第1位置から前記第2位置へと移動した場合、当該一方のシート部材の前記複数の導光部は、前記他方のシート部材の前記複数の導光部に対して位置ずれした状態になることを特徴とする。
このような構成によれば、本発明の一側面に係る遊技用表示装置と同様の作用効果を奏する遊技機を実現することができる。
遊技用表示装置及び遊技機を含む遊技システムとしては、例えば特開2015−96100公報に記載されたものが知られている。しかしながら、この遊技システムでは、本発明のような遊技用表示装置や遊技機としての構成や機能を有さないことから、興趣の向上を図ることができなかった。本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、興趣の向上を図ることができる遊技用表示装置及び遊技機を提供することを目的とする。
1 遊技用表示装置
2 遊技機
2a パチンコ遊技機
2b パチスロ遊技機
3 遊技媒体貸出装置
3a 遊技球貸出装置
3b メダル貸出装置
10 筐体
10A 開口面
11 スクリーンユニット
110A〜110C スクリーン
1100 入射面
1101 (第1)表示面
1101B,1101C 第2表示面
111a 発光面
12 プロジェクタ本体
13 リフレクタ
20 LED基板
20A LED
30 可動装飾シート
30A 導光孔
32 駆動機構
40 固定装飾シート
40A 導光孔

Claims (2)

  1. 遊技に関する情報を投影像として表示するための光を投射する投射手段と、
    前記投射手段から投射された光が通過する光通過面と、
    前記光通過面を通過した光が透過することで投影像が投影される被投影部と、
    を備え、
    前記被投影部は、投影像が投影される表示面を有し、前記光通過面に対して取り替え可能に配置され、
    前記表示面は、前記被投影部の取り替えに応じて投影像の視覚的印象を変化可能に構成されていることを特徴とする遊技用表示装置。
  2. 前記表示面とは異なる他の表示面を少なくとも有し、
    前記他の表示面は、投影像の表示とは別方式による表示が可能であることを特徴とする請求項1に記載の遊技用表示装置。
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