JP2017051329A - ポート部材およびカテーテルホルダ組立体 - Google Patents

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由紀 並川
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【課題】カテーテルホルダ内への液体の充填とカテーテルのルーメン内への液体の充填とを迅速に行なうことができるポート部材およびカテーテルホルダ組立体を提供すること。【解決手段】ポート部材1は、第1ルーメン83および第2ルーメン84を有するカテーテル8を収納する中空体で構成されたカテーテルホルダ7に装着して用いられるものである。ポート部材1は、液体Qを供給するシリンジ9が接続されるシリンジ接続部2と、シリンジ接続部2に連通し、カテーテルホルダ7内に接続されるホルダ接続部3と、シリンジ接続部2に連通し、カテーテルホルダ7内にカテーテル8を収納した状態で第1ルーメン83内に接続される第1カテーテル接続部4と、第2ルーメン84内に接続される第2カテーテル接続部5とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、ポート部材およびカテーテルホルダ組立体に関する。
未使用のカテーテルには、チューブを渦巻き状に巻回したホルダに収納したものがある(例えば、特許文献1参照)。このような収納状態にあるカテーテルを使用するために必要な準備作業は、カテーテルの種類によって非常に手間の掛かる作業となる場合がある。例えば、画像診断用カテーテルを使用する場合は、生理食塩水によって、当該カテーテルの表面を濡らすと共に、当該カテーテルのルーメン内のプライミングが必要となる。この種のカテーテルを使用するために必要なこれらの準備作業は、カテーテルをホルダへ収納した状態において、必ずしも完結するものではない。つまり、この種のカテーテルを使用する際、カテーテルの使用者は複数の手順を踏むことでカテーテルを使用可能な状態にする。例えば、ホルダへ収納状態にある画像診断用カテーテルを使用する際、カテーテルの表面を濡らす作業は、ホルダへ収納状態にあるカテーテルを生理食塩水で満たされた容器内に浸けることによって行う。一方、カテーテルのルーメン内をプライミングする作業は、ホルダからカテーテルを抜去した後、プライミング液を充填したシリンジを直接ルーメンに接続する或いはルーメンと連通するポートに接続することによって行う。また、画像診断用カテーテルのように複数のルーメンを有するカテーテルでは、各ルーメン毎にシリンジを接続する位置が異なるため、各ルーメン毎にそれぞれプライミングが必要となる。このように、ホルダへ収納状態にあるカテーテルの使用に必要な準備作業は、カテーテルの種類によって、複数の手順を必要とするため、カテーテルの使用者にとって手間が掛かってしまうという問題がある。
しかし、従来、カテーテルの使用者が抱える上述の課題に対して、十分に有効な解決手段はなかった。特に、ホルダへ収納状態にあるカテーテルが複数のルーメンを有しており、それら複数のルーメンに対してプライミングが必要な場合において、カテーテルの使用に必要な準備作業の負担軽減に向けた解決手段は提案されていない。
特表2001−505449号公報
本発明の目的は、カテーテルホルダ内への液体の充填とカテーテルのルーメン内への液体の充填とを迅速に行なうことができるポート部材およびカテーテルホルダ組立体を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(10)の本発明により達成される。
(1) 少なくとも1つのルーメンを有するカテーテルを収納する中空体で構成されたカテーテルホルダに装着して用いられるポート部材であって、
液体を供給する液体供給具が接続される供給具接続部と、
前記供給具接続部に連通し、前記カテーテルホルダ内に接続されるホルダ接続部と、
前記供給具接続部に連通し、前記カテーテルホルダ内に前記カテーテルを収納した状態で前記ルーメン内に接続されるカテーテル接続部とを備えることを特徴とするポート部材。
(2) 前記ルーメンには、画像を撮像する撮像部を有する長尺体が挿入される第1ルーメンと、ガイドワイヤが挿入される第2ルーメンとがあり、
前記カテーテル接続部には、前記第1ルーメンに接続される第1カテーテル接続部と、
前記第2ルーメンに接続される第2カテーテル接続部とがある上記(1)に記載のポート部材。
(3) 前記第2ルーメンには、その長手方向の途中が欠損した欠損部が形成されており、
前記第2カテーテル接続部は、前記第2ルーメンに接続された際、前記欠損部を超える位置まで前記第2ルーメンに挿入される上記(2)に記載のポート部材。
(4) 前記ホルダ接続部と前記カテーテル接続部とは、それぞれ、中空針を有する上記(1)ないし(3)のいずれかに記載のポート部材。
(5) 前記カテーテル接続部は、前記ルーメン内に挿入して接続されるものであり、該ルーメンへの挿入限界を規制する規制部を有する上記(1)ないし(4)のいずれかに記載のポート部材。
(6) 前記ホルダ接続部と前記カテーテル接続部とは、前記ホルダ接続部の前記カテーテルホルダ内への液体の供給と、前記カテーテル接続部の前記ルーメン内への液体の供給時において、液体が前記ホルダ接続部と前記カテーテル接続部を通過する際に生じる圧力損失を防止する圧力損失防止部を有する上記(1)ないし(5)のいずれかに記載のポート部材。
(7) 前記液体供給具は、外周部がテーパ状をなし、前記液体が排出される管状の口部を有するものであり、
前記供給具接続部は、内周部がテーパ状をなし、前記口部が嵌合するよう構成されている上記(1)ないし(6)のいずれかに記載のポート部材。
(8) 少なくとも1つのルーメンを有するカテーテルを収納する中空体で構成されたカテーテルホルダと、
前記カテーテルホルダに装着して用いられる、上記(1)ないし(7)のいずれかに記載のポート部材とを備えることを特徴とするカテーテルホルダ組立体。
(9) 前記カテーテルホルダは、チューブを巻回してなるものであり、
前記ポート部材は、前記チューブの端部に装着される上記(8)に記載のカテーテルホルダ組立体。
(10) 前記ホルダ接続部を前記カテーテルホルダ内に接続するとともに、前記カテーテル接続部を前記ルーメン内に接続した接続状態を一旦解除した後は、再度の前記接続状態を制限する再接続制限構造をなす上記(8)または(9)に記載のカテーテルホルダ組立体。
本発明によれば、液体供給具を供給具接続部に接続した状態で当該液体供給具を操作することにより、液体供給具内の液体は、ホルダ接続部、カテーテル接続部にそれぞれ送液されていく。そして、ホルダ接続部に送液した液体は、カテーテルホルダ内に供給され、カテーテル接続部に送液した液体は、カテーテルのルーメン内に供給されていく。このように液体は、液体供給具に対する1回の操作で、カテーテルホルダ内および、ルーメン内に一括して供給されることとなる。これにより、カテーテルホルダ内への液体の充填とルーメン内への液体の充填(プライミング)とを迅速に行なうことができる。
また、本発明は、ルーメンに充填する液体がカテーテルの先端側から供給される構成とすることができる。これにより、液体供給時にカテーテルのルーメンで発生した気泡が、液体の供給量に応じてカテーテル基端側のルーメン内へ移送されることになる。その結果、カテーテル先端側のルーメンでの気泡の残留を防止または低減することができる。従来、カテーテルの基端側からルーメン内へ液体を供給した場合において、カテーテル内に発生した気泡がカテーテル先端側のルーメンに移送されて残留することにより、カテーテルの機能を妨げるという問題があった。例えばカテーテルの内側から超音波を用いて超音波画像を取得する場合、カテーテル先端側のルーメン内に気泡が残留していると、超音波が気泡を通過する過程で減衰してしまい、超音波画像の鮮明さが低下することがあった。しかしながら、本発明では、前記のようにカテーテル先端側のルーメンにおける気泡の残留を防止または低減する構成が可能なため、このような問題点を確実に防止することができる。
図1は、本発明のカテーテルホルダ組立体(ポート部材)の第1実施形態を示す平面図である。 図2は、図1に示すカテーテルホルダ組立体の使用状態を順に示す縦断面図である。 図3は、図1に示すカテーテルホルダ組立体の使用状態を順に示す縦断面図である。 図4は、図1に示すカテーテルホルダ組立体の使用状態を順に示す縦断面図である。 図5は、本発明のポート部材の第2実施形態を示す縦断面図である。 図6は、本発明のカテーテルホルダ組立体の第3実施形態を示す縦断面図である。 図7は、本発明のカテーテルホルダ組立体(第4実施形態)の使用状態を示す縦断面図である。 図8は、本発明のカテーテルホルダ組立体(第5実施形態)の使用状態を示す縦断面図および左正面図である。 図9は、本発明のカテーテルホルダ組立体(第6実施形態)の使用状態を示す縦断面図である。 図10は、本発明のカテーテルホルダ組立体(第7実施形態)の使用状態を示す縦断面図である。
以下、本発明のポート部材およびカテーテルホルダ組立体を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明のカテーテルホルダ組立体(ポート部材)の第1実施形態を示す平面図である。図2〜図4は、それぞれ、図1に示すカテーテルホルダ組立体の使用状態を順に示す縦断面図である。なお、以下では、説明の都合上、図2〜図4中(図5〜図10についても同様)の左側を「左」、右側を「右」と言う。また、各図中では、それぞれ、理解を容易にするため、カテーテルの長さ方向を短縮し、カテーテルの太さ方向を誇張して模式的に図示しており、長さ方向と太さ方向の比率は実際とは異なる。
図1に示すカテーテルホルダ組立体10は、カテーテル8を収納するカテーテルホルダ7と、液体供給具であるシリンジ9が接続されるポート部材1とを備えている。カテーテルホルダ組立体10について説明する前に、カテーテル8およびシリンジ9について説明する。
カテーテル8は、血管、脈管、消化器官等の体腔内あるいは管腔内に挿入して、超音波による各種診断を行うのに用いられるものである。このカテーテル8は、長尺なカテーテル本体81と、カテーテル本体81の基端部に設けられたハブ82とを有している。
図2〜図4に示すように、カテーテル本体81は、可撓性を有するチューブで構成されており、第1ルーメン83と、第2ルーメン84とを有している。
第1ルーメン83は、カテーテル本体81の長手方向に沿って形成されている。そして、カテーテル8をカテーテルホルダ7から抜去した使用状態では、超音波を送受信し、超音波画像を撮像する撮像部201を有する長尺なイメージングコア(長尺体)20を、第1ルーメン83に挿入することができる。これにより、超音波診断を行なうことができる。
第2ルーメン84は、第1ルーメン83に隣接して、当該第1ルーメン83と平行に形成されている。また、第2ルーメン84は、カテーテル本体81の先端側に偏在しており、第1ルーメン83よりも短いルーメンである(図3参照)。そして、カテーテル8をカテーテルホルダ7から抜去した使用状態では、この第2ルーメン84にガイドワイヤ30を挿入することができる。これにより、カテーテル本体81を生体内の目的部位にまで容易かつ確実に到達させることができる。
また、第2ルーメン84には、カテーテル本体81の長手方向の途中が欠損してなる欠損部841が形成されている。この欠損部841は、超音波診断時に撮像部201が臨む部分となる。以降、第2ルーメン84の欠損部841よりも左側の部分を「先端側ルーメン842」と言い、右側の部分を「基端側ルーメン843」と言う。
カテーテル本体81の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、超音波を透過可能な材料を用いることができる。
カテーテル本体81の全長は、特に限定されず、カテーテル8の使用部位や症例等に応じて適宜決定されるが、通常は、1400〜1700mm程度が好ましい。
ハブ82は、硬質の筒状部材で構成され、第1ルーメン83と連通している。このハブ82を介してイメージングコア20を第1ルーメン83内に導入することができる。
図2に示すように、シリンジ9は、シリンジ外筒91と、プランジャ92とを有している。
シリンジ外筒91は、有底筒状をなす本体部(胴部)93と、本体部93の右端部から管状に突出形成された口部94と、口部94の外周側に設けられたロック部95とを有している。
本体部93には、液体Qを予め充填することができる。この液体Qとしては、特に限定されず、例えば、血液凝固阻止剤、生理食塩水等が挙げられる。
口部94は、本体部93に連通しており、液体Qが排出される部分である。また、口部94の外周部941は、その外径が右側に向かって漸減したテーパ状をなしている。
ロック部95は、口部94と一体的に形成された、すなわち、口部94に固定的に設けられた筒状をなす部分であり、口部94と同心的に配置されている。ロック部95の内周部には、雌ネジ951が形成されている。
プランジャ92は、その右端部にガスケット(図示せず)が連結されており、本体部93内の液体Qを口部94から排出する操作を行なうものである。
次に、カテーテルホルダ組立体10について説明する。前述したように、カテーテルホルダ組立体10は、カテーテルホルダ7とポート部材1とを備えている。
カテーテルホルダ7は、中空体である長尺なチューブ71で構成されており、その中空部711に、カテーテル8のカテーテル本体81が収納される。なお、チューブ71は、両端が開口したものであり、一方の開口部(端部)712側からカテーテル8の挿入、抜去をすることができる。
また、図1に示すように、カテーテルホルダ7は、チューブ71を渦巻き状(ループ状)に巻回したものである。従って、開口部712が渦巻きの外側に位置し、その反対側にある開口部(端部)713が渦巻きの内側に位置することとなる。そして、開口部712が渦巻きの外側に位置することにより、当該開口部712に対するカテーテル8の抜き差し操作を容易に行なうことができる。
カテーテルホルダ7の構成材料としては、カテーテル本体81よりも硬質の材料を用いるのが好ましい。
カテーテルホルダ7には、チューブ71の巻回状態を保持する保持部材11が4つ設置されている。なお、保持部材11の設置数は、本実施形態では4つであるが、これに限定されず、例えば、1つ、2つ、3つまたは5つ以上であってもよい。そして、これらの保持部材11は、チューブ71の巻回方向に沿って間隔をおいて設置されている。これにより、例えばチューブ71からカテーテル8を抜去している最中に、チューブ71の巻回状態が展開してばらけてしまい、抜去操作が行ない難くなるのを防止することができる。さらに、カテーテルホルダ7によって包装形態にあるカテーテル8を持ち易くすることができる。
図1に示すように、ポート部材1は、前記渦巻きの内側に位置する開口部713に着脱自在に装着される。そして、ポート部材1を開口部713に装着した状態において、ポート部材1は、液体Qをカテーテルホルダ7やカテーテル8に導入するのに用いられる。
図2〜図4に示すように、ポート部材1は、シリンジ接続部(供給具接続部)2と、ホルダ接続部3と、第1カテーテル接続部4と、第2カテーテル接続部5とを有している。
シリンジ接続部2は、シリンジ9が接続される部分である。シリンジ接続部2は、有底筒状をなしている。そして、このシリンジ接続部2の内周部21は、内径が左側に向かって漸増したテーパ状をなしている。また、シリンジ接続部2のテーパ角度は、シリンジ9の口部94のテーパ角度と同じである。これにより、図3に示すように、シリンジ接続部2の内側に口部94を液密的に嵌合させることができる。よって、シリンジ接続部2と口部94とが接続されて、液体Qの供給時に当該液体Qがシリンジ接続部2と口部94との間から漏出するのを防止することができる。
シリンジ接続部2の外周部22には、その周方向に沿って形成された突部23が突出している。突部23は、シリンジ9のロック部95の雌ネジ951と螺合することができる(図3参照)。これにより、シリンジ接続部2と口部94との接続状態を維持することができ、よって、液体Qの供給を確実に行なうことができる。
また、シリンジ接続部2の外周部22は、その外径がチューブ71の開口部713の内径と同じかまたは若干大きい部分(以下「装着部221」と言う)を有している。装着部221は、チューブ71の開口部713の内側に液密的に嵌合して、ポート部材1のチューブ71への装着を担う部分となっている。
シリンジ接続部2の右側に位置する底部24には、ホルダ接続部3、第1カテーテル接続部4、第2カテーテル接続部5が設けられている。
ホルダ接続部3は、カテーテルホルダ7(チューブ71)の中空部711内に接続されて、当該中空部711と連通する部分である。ホルダ接続部3は、中空針31と、中空針31の根元部を支持する支持部32を有している。中空針31は、支持部32を介してシリンジ接続部2に連通している。これにより、図3に示すように、シリンジ接続部2に接続されたシリンジ9からの液体Qを、中空針31から排出して、中空部711内に確実に供給することができる。
第1カテーテル接続部4は、カテーテルホルダ7内にカテーテル8のカテーテル本体81を収納した状態(以下「カテーテル収納状態」と言う)で、第1ルーメン83に接続されて、当該第1ルーメン83と連通する部分である。第1カテーテル接続部4は、中空針41と、中空針41の根元部を支持する支持部42を有している。中空針41は、支持部42を介してシリンジ接続部2に連通している。これにより、図3に示すように、シリンジ接続部2に接続されたシリンジ9からの液体Qを、中空針41から排出して、第1ルーメン83内に確実に供給することができる。
第2カテーテル接続部5は、カテーテル収納状態で、第2ルーメン84に接続されて、当該第2ルーメン84と連通する部分である。第2カテーテル接続部5は、中空針51と、中空針51の根元部を支持する支持部52を有している。中空針51は、支持部52を介してシリンジ接続部2に連通している。これにより、図3に示すように、シリンジ接続部2に接続されたシリンジ9からの液体Qを、中空針51から排出して、第2ルーメン84内に確実に供給することができる。
また、図2、図3に示すように、第2カテーテル接続部5は、第2ルーメン84に接続された際、中空針51が、欠損部841を超える位置まで第2ルーメン84に挿入される。すなわち、第2カテーテル接続部5は、先端側ルーメン842を挿通し、基端側ルーメン843の途中まで挿入される。
基端側ルーメン843、先端側ルーメン842へのプライミングは、ともに、血液凝固低減または防止のために必要である。基端側ルーメン843は、他のルーメンよりも比較的が長いルーメンであるため、積極的なプライミングを行なうのが好ましい。なお、先端側ルーメン842は、基端側ルーメン843よりも短いため、基端側ルーメン843程は積極的なプライミングは不要である。
そして、前述したように第2カテーテル接続部5が基端側ルーメン843の途中まで挿入される構成になっていることにより、基端側ルーメン843には、積極的なプライミングがなされる。
また、第2カテーテル接続部5を抜去した際には、先端側ルーメン842内が陰圧となるため、先端側ルーメン842へは、自動的に液体Qが流入することなり、結果、先端側ルーメン842に対するプライミングが行なわれることとなる。
ホルダ接続部3と第1カテーテル接続部4と第2カテーテル接続部5とは、チューブ71の径方向(図2〜図4中の上下方向)に沿って配置されている。なお、ホルダ接続部3と第1カテーテル接続部4と第2カテーテル接続部5との配置は、本実施形態ではチューブ71の径方向であるが、例えば、チューブ71の周方向であってもよい。
本実施形態では、図2〜図4に示すように、図中の上側からホルダ接続部3、第2カテーテル接続部5、第1カテーテル接続部4の順に配置されている。このような配置は、カテーテルホルダ7の中空部711と、カテーテル収納状態にあるカテーテル8の第1ルーメン83および第2ルーメン84とにそれぞれ対応した配置となっている。これにより、ホルダ接続部3と中空部711との接続と、第1カテーテル接続部4と第1ルーメン83との接続と、第2カテーテル接続部5と第2ルーメン84との接続とが容易かつ確実に行なわれる。
また、ホルダ接続部3の中空針31と、第1カテーテル接続部4の中空針41と、第2カテーテル接続部5の中空針51とは、それぞれ長さが異なっており、中空針51が最も長く、次いで中空針41が長く、中空針31が最も短い。これにより、例えば、生産工程における作業者がどの中空針をどこに接続すればよいのかを視覚的に確実に把握することができる。
また、ホルダ接続部3の中空針31と、第1カテーテル接続部4の中空針41と、第2カテーテル接続部5の中空針51とは、それぞれ内径も異なっており、中空針31の内径が最も大きく、次いで中空針41の内径が大きく、中空針51の内径が最も小さい。これにより、中空針31の中空部711内への液体Qの供給量が最も多く、次いで中空針41の第1ルーメン83内への液体Qの供給量が多く、中空針51の第2ルーメン84内への液体Qの供給量が最も少なくなる。このような大小関係は、中空部711の容積と、第1ルーメン83の容積と、第2ルーメン84(基端側ルーメン843)の容積の大小関係と対応している。これにより、後述するようにシリンジ9のプランジャ92に対する1回の押圧操作(ワンアクション)で、液体Qをそれぞれ目的の部分に迅速に過不足なく供給することができる。このようにポート部材1では、中空針31全体、中空針41全体、中空針51全体が液体Qの供給量(流量)を調整する流量調整部としても機能している。
ポート部材1の構成材料(中空針31、中空針41、中空針51を除く)としては、特に限定されず、例えば、カテーテルホルダ7の構成材料と同じ材料を用いることができる。また、中空針31、中空針41、中空針51の構成材料としては、特に限定されず、例えば、ステンレス鋼等のような金属材料を用いることができる。
次に、カテーテルホルダ組立体10の使用方法(操作方法)について、図2〜図4を参照しつつ説明する。
[1] 図2に示すように、カテーテルホルダ組立体10は、カテーテル収納状態となっている。また、ポート部材1は、ホルダ接続部3がチューブ71の中空部711と接続され、第1カテーテル接続部4がカテーテル8の第1ルーメン83に接続され、第2カテーテル接続部5がカテーテル8の第2ルーメン84に接続されている。
そして、液体Qが充填されたシリンジ9の口部94をポート部材1のシリンジ接続部2に挿入するとともに、ロック部95をシリンジ接続部2と螺合させる。これにより、口部94とシリンジ接続部2とが液密的に接続されるとともに、その接続状態が確実に維持される。
[2] 次に、シリンジ9のプランジャ92を押圧操作する。これにより、図3に示すように、シリンジ9内の液体Qは、ホルダ接続部3、第1カテーテル接続部4、第2カテーテル接続部5にそれぞれ送液されていく。そして、ホルダ接続部3に送液した液体Qは、チューブ71に供給され、第1カテーテル接続部4に送液した液体Qは、第1ルーメン83に供給され、第2カテーテル接続部5に送液した液体Qは、第2ルーメン84の基端側ルーメン843に供給されていく。このように液体Qは、シリンジ9のプランジャ92に対する1回の押圧操作で、チューブ71、第1ルーメン83、基端側ルーメン843に一括して供給されることとなる。これにより、チューブ71、第1ルーメン83、基端側ルーメン843への液体Qの充填(プライミング)を迅速に行なうことができる。そして、カテーテル8をチューブ71から抜去すれば、当該カテーテル8は、使用可能な状態となる。
また、第1ルーメン83に向けた液体Qの送液は、カテーテル8の先端側(左側)から行われる。これにより、第1ルーメン83の先端部(左端部)での気泡の残留を防止または低減することができる。気泡が残留した場合、イメージングコア20で送受信する超音波が気泡を通過する過程で減衰してしまい、超音波画像の鮮明さが低下する虞がある。しかしながら、カテーテルホルダ組立体10では、第1ルーメン83での気泡の残留が防止または低減されるため、このような問題点を確実に防止することができる。
また、前述したように、ホルダ接続部3、第1カテーテル接続部4、第2カテーテル接続部5では、それぞれ、液体Qの供給量が調整されている。これにより、プランジャ92に対する1回の押圧操作で、チューブ71、第1ルーメン83、基端側ルーメン843への液体Qの充填がほぼ同時に完了する。
また、チューブ71に供給された液体Qは、第2ルーメン84の基端側ルーメン843の左端側から基端側ルーメン843内に流入する場合がある。これにより、基端側ルーメン843に対する液体Qの充填をより迅速に行なうことができる。また、基端側ルーメン843内の液体Qは、基端側ルーメン843の右端側から排出され、チューブ71に流入する場合がある。これにより、チューブ71に対する液体Qの充填をより迅速に行なうことができる。このようにカテーテルホルダ組立体10では、チューブ71内と基端側ルーメン843内との間で液体Qの充填を互いに補完し合っている。
[3] 次に、図4に示すように、シリンジ9をポート部材1ごとチューブ71から離脱させる。この離脱操作は、カテーテル8がチューブ71に収納されている状態で行なってもよいし、カテーテル8をチューブ71から抜去してから行なってもよいが、いずれの場合も、ホルダ接続部3とチューブ71との接続状態が一旦解除され、第1カテーテル接続部4と第1ルーメン83との接続状態が一旦解除され、第2カテーテル接続部5と第2ルーメン84との接続状態が一旦解除される。
そして、カテーテル8の使用後に当該カテーテル8をチューブ71に再度収納したとしても、ポート部材1がチューブ71から離脱されているため、前記各接続状態を制限することが出来る。従って、中空針31、中空針41、中空針51による誤穿刺を防止することができる。このようにカテーテルホルダ組立体10は、再度の接続状態を制限する再接続制限構造を有している。
<第2実施形態>
図5は、本発明のポート部材の第2実施形態を示す縦断面図である。
以下、この図を参照して本発明のポート部材およびカテーテルホルダ組立体の第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、流量調整部の構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図5に示すように、本実施形態では、中空針31、中空針41、中空針51は、それぞれ、その長手方向の途中が先端方向に向かって漸減したテーパ状をなしている。また、中空針31の左端部311、中空針41の左端部411、中空針51の左端部511も、それぞれ、先端方向に向かって漸減したテーパ状をなしている。
以上のように中空針31、中空針41、中空針51は、それぞれ、内径が先端方向に向かって段階的に減少している。これにより、液体Qが中空針31、中空針41、中空針51をそれぞれ通過する際に生じる圧力損失を防止することができる。すなわち、本実施形態では、中空針31、中空針41、中空針51が圧力損失防止部として機能する。
<第3実施形態>
図6は、本発明のカテーテルホルダ組立体の第3実施形態を示す縦断面図である。
以下、この図を参照して本発明のポート部材およびカテーテルホルダ組立体の第3実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、第1カテーテル接続部および第2カテーテル接続部の構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図6に示すように、本実施形態では、第1カテーテル接続部4は、中空針41の第1ルーメン83への挿入限界を規制する規制部43を有している。規制部43は、中空針41の長手方向の途中の外径が拡径した拡径部で構成されている。この規制部43は、中空針41が第1ルーメン83に挿入されていく過程で、第1ルーメン83の先端開口部831の縁部に当接する。これにより、中空針41の第1ルーメン83への過剰な挿入を防止することができる。
また、第2カテーテル接続部5は、中空針51の第2ルーメン84への挿入限界を規制する規制部53を有している。規制部53は、中空針51の長手方向の途中の外径が拡径した拡径部で構成されている。この規制部53は、中空針51が第2ルーメン84に挿入されていく過程で、先端側ルーメン842の先端開口部844の縁部に当接する。これにより、中空針51の第2ルーメン84への過剰な挿入を防止することができる。
<第4実施形態>
図7は、本発明のカテーテルホルダ組立体(第4実施形態)の使用状態を示す縦断面図である。
以下、この図を参照して本発明のポート部材およびカテーテルホルダ組立体の第4実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、再接続制限構造の構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図7に示すように、本実施形態では、チューブ71の左端部には、2本の溝714が形成されている。各溝714は、チューブ71の管壁を貫通しており、当該チューブ71の長手方向に沿って延在している。
また、ポート部材1のシリンジ接続部2には、各溝714に挿入される突部25が突出形成されている。これにより、ポート部材1は、チューブ71の長手方向に沿って移動する(変位する)ことができる。
図7(a)に示す状態では、ポート部材1は、第1の位置にあり、カテーテル8と接続されている。これにより、液体Qの供給を行なうことができる。
図7(a)に示す状態から図7(b)に示すように、ポート部材1を第1の位置から左側に移動させた第2の位置に配置するとともに、カテーテル8をチューブ71から抜去することができる。また、第2の位置にあるポート部材1は、各突部25が、溝714に突出して形成された突部715に係合することができる。これにより、ポート部材1が再度第1の位置に戻るのを防止することができる。
そして、図7(c)に示すように、カテーテル8をチューブ71に再度挿入しても、カテーテル8は、ポート部材1まで到達できず、当該ポート部材1との再接続が制限される。これにより、中空針31、中空針41、中空針51によるカテーテル本体81への穿刺を確実に防止することができる。
このように本実施形態では、再接続制限構造は、ポート部材1がチューブ71に対して移動することにより成立している。
<第5実施形態>
図8は、本発明のカテーテルホルダ組立体(第5実施形態)の使用状態を示す縦断面図および左正面図である。
以下、この図を参照して本発明のポート部材およびカテーテルホルダ組立体の第5実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、再接続制限構造の構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図8に示すように、本実施形態では、チューブ71の左端部は、それよりも右側の部分よりも太くなっており大径部716を構成している。また、この大径部716は、当該大径部716よりも右側の部分に対して偏心して設けられている。
ポート部材1は、大径部716に装着されており、当該大径部716の中心軸O716回りに回動可能に支持されている。また、シリンジ接続部2、ホルダ接続部3、第1カテーテル接続部4、第2カテーテル接続部5は、中心軸O716から偏心して配置されている。さらに、ポート部材1には、中心軸O716を介してシリンジ接続部2と反対側の部分に、ポート部材1の回動操作を行なう際に指が掛けられる指掛け部12が設けられている。
図8(a)に示す状態では、ポート部材1は、第1カテーテル接続部4等の接続部が第1の位置にあり、カテーテル8と接続されている。これにより、液体Qの供給を行なうことができる。
図8(a)に示す状態から図8(b)に示すように、カテーテル8をチューブ71から抜去する。
図8(c)に示すように、ポート部材1を例えば反時計回りに回動させて、第1カテーテル接続部4等の接続部を第2の位置に配置する。そして、この状態で、カテーテル8をチューブ71に再度挿入しても、カテーテル8は、第1カテーテル接続部4等の位置が変化しているため、ポート部材1との再接続が制限される。これにより、中空針31、中空針41、中空針51によるカテーテル本体81への穿刺を確実に防止することができる。
このように本実施形態では、再接続制限構造は、ポート部材1がチューブ71に対して回動することにより成立している。
<第6実施形態>
図9は、本発明のカテーテルホルダ組立体(第6実施形態)の使用状態を示す縦断面図である。
以下、この図を参照して本発明のポート部材およびカテーテルホルダ組立体の第6実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、再接続制限構造の構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図9に示すように、本実施形態では、カテーテルホルダ7は、チューブ71の中空部711に固定された弁体72を有している。弁体72は、弾性板で構成され、その厚さ方向に貫通して形成されたスリット721を有している。この弁体72は、カテーテル収納状態で、カテーテル本体81の欠損部841よりも基端側の部分がスリット721を挿通する位置に配置されている(図9(a)参照)。
図9(a)に示す状態から図9(b)に示すように、カテーテル8をチューブ71から抜去すると、弁体72は、スリット721が自己閉塞性により閉じた状態となる。
そして、図9(c)に示すように、カテーテル8をチューブ71に再度挿入しても、その挿入限界が、スリット721が閉じた弁体72によって規制される。これにより、中空針31、中空針41、中空針51によるカテーテル本体81への穿刺を確実に防止することができる。
このように本実施形態では、再接続制限構造は、チューブ71の中空部711内を仕切る弁体72を用いた構成となっている。
また、図9(a)に示す状態では、カテーテル8は、弁体72によって締め付けられて位置決めされている。これにより、液体Qの供給を行なっても、当該液体Qの圧力(注入圧)によってカテーテル8が右側に後退し、中空針41、中空針51がカテーテル8から外れてしまう、すなわち、カテーテル8との接続が解除されるのを防止することができる。よって、液体Qの供給を確実に行なうことができる。
なお、本実施形態では、中空針31、中空針41、中空針51のうち、中空針31が最長のものとなっており、中空針31は、弁体72を穿刺し、弁体72の右端まで延びて形成されている。この構成により、弁体72の右端は、中空針31の穿刺によって開口部を有することとなり、中空針31を介したチューブ71内への液体の充填が可能となる。また、本実施形態で示す中空針31の先端は、弁体72の右端開口部で維持される構成となっているため、中空針31によるカテーテル本体81への穿刺を防止することができる。
<第7実施形態>
図10は、本発明のカテーテルホルダ組立体(第7実施形態)の使用状態を示す縦断面図である。
以下、この図を参照して本発明のポート部材およびカテーテルホルダ組立体の第7実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、再接続制限構造の構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図10に示すように、本実施形態では、カテーテルホルダ7は、チューブ71の長手方向の途中から分岐して形成された分岐チューブ(分岐部)73を有している。分岐チューブ73は、チューブ71に対して傾斜しており、ポート部材1が装着されている。
また、チューブ71の左端部は、封止材74で封止されている。
図10(a)に示す状態では、カテーテル8のカテーテル本体81の先端部は、分岐チューブ73に挿入されており、ポート部材1と接続されている。これにより、液体Qの供給を行なうことができる。
図10(a)に示す状態から図10(b)に示すように、カテーテル8をカテーテルホルダ7から抜去する。
そして、図10(c)に示すように、カテーテル8をカテーテルホルダ7に再度挿入しても、カテーテル8のカテーテル本体81は、チューブ71に沿ってそのまま封止材74に向かって直進するため、当該チューブ71に対して傾斜した分岐チューブ73に入り込んでいく事象が防止される。これにより、カテーテル8とポート部材1との再接続が制限される。よって、中空針31、中空針41、中空針51によるカテーテル本体81への穿刺を確実に防止することができる。
このように本実施形態では、再接続制限構造は、分岐部にポート部材1を設けることにより成立している。
以上、本発明のポート部材およびカテーテルホルダ組立体を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、ポート部材およびカテーテルホルダ組立体を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明のポート部材およびカテーテルホルダ組立体は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
また、カテーテルホルダを構成する中空体としては、前記各実施形態ではチューブであったが、これに限定されず、例えば、可撓性を有する袋体、2枚の板材同士を接合した接合体であってもよい。
また、再接続制限構造は、チューブの中空部内を仕切るように操作されるシャッタ部材を用いた構成とすることもできる。
また、カテーテルが有するルーメンの形成数は、前記各実施形態では2つであったが、これに限定されず、例えば、1つまたは3つ以上であってもよい。
また、シリンジは、ロック部が口部に固定的に設けられたものであったが、これに限定されず、例えば、ロック部が口部に対して回転可能に支持されたものであってもよいし、ロック部を省略したものであってもよい。
10 カテーテルホルダ組立体
1 ポート部材
2 シリンジ接続部(供給具接続部)
21 内周部
22 外周部
221 装着部
23 突部
24 底部
25 突部
3 ホルダ接続部
31 中空針
311 左端部
32 支持部
4 第1カテーテル接続部
41 中空針
411 左端部
42 支持部
43 規制部
5 第2カテーテル接続部
51 中空針
511 左端部
52 支持部
53 規制部
7 カテーテルホルダ
71 チューブ
711 中空部
712、713 開口部(端部)
714 溝
715 突部
716 大径部
72 弁体
721 スリット
73 分岐チューブ(分岐部)
74 封止材
8 カテーテル
81 カテーテル本体
82 ハブ
83 第1ルーメン
831 先端開口部
84 第2ルーメン
841 欠損部
842 先端側ルーメン
843 基端側ルーメン
844 先端開口部
9 シリンジ
91 シリンジ外筒
92 プランジャ
93 本体部(胴部)
94 口部
941 外周部
95 ロック部
951 雌ネジ
11 保持部材
12 指掛け部
20 イメージングコア(長尺体)
201 撮像部
30 ガイドワイヤ
716 中心軸
Q 液体

Claims (10)

  1. 少なくとも1つのルーメンを有するカテーテルを収納する中空体で構成されたカテーテルホルダに装着して用いられるポート部材であって、
    液体を供給する液体供給具が接続される供給具接続部と、
    前記供給具接続部に連通し、前記カテーテルホルダ内に接続されるホルダ接続部と、
    前記供給具接続部に連通し、前記カテーテルホルダ内に前記カテーテルを収納した状態で前記ルーメン内に接続されるカテーテル接続部とを備えることを特徴とするポート部材。
  2. 前記ルーメンには、画像を撮像する撮像部を有する長尺体が挿入される第1ルーメンと、ガイドワイヤが挿入される第2ルーメンとがあり、
    前記カテーテル接続部には、前記第1ルーメンに接続される第1カテーテル接続部と、
    前記第2ルーメンに接続される第2カテーテル接続部とがある請求項1に記載のポート部材。
  3. 前記第2ルーメンには、その長手方向の途中が欠損した欠損部が形成されており、
    前記第2カテーテル接続部は、前記第2ルーメンに接続された際、前記欠損部を超える位置まで前記第2ルーメンに挿入される請求項2に記載のポート部材。
  4. 前記ホルダ接続部と前記カテーテル接続部とは、それぞれ、中空針を有する請求項1ないし3のいずれか1項に記載のポート部材。
  5. 前記カテーテル接続部は、前記ルーメン内に挿入して接続されるものであり、該ルーメンへの挿入限界を規制する規制部を有する請求項1ないし4のいずれか1項に記載のポート部材。
  6. 前記ホルダ接続部と前記カテーテル接続部とは、前記ホルダ接続部の前記カテーテルホルダ内への液体の供給と、前記カテーテル接続部の前記ルーメン内への液体の供給時において、液体が前記ホルダ接続部と前記カテーテル接続部を通過する際に生じる圧力損失を防止する圧力損失防止部を有する請求項1ないし5のいずれか1項に記載のポート部材。
  7. 前記液体供給具は、外周部がテーパ状をなし、前記液体が排出される管状の口部を有するものであり、
    前記供給具接続部は、内周部がテーパ状をなし、前記口部が嵌合するよう構成されている請求項1ないし6のいずれか1項に記載のポート部材。
  8. 少なくとも1つのルーメンを有するカテーテルを収納する中空体で構成されたカテーテルホルダと、
    前記カテーテルホルダに装着して用いられる、請求項1ないし7のいずれか1項に記載のポート部材とを備えることを特徴とするカテーテルホルダ組立体。
  9. 前記カテーテルホルダは、チューブを巻回してなるものであり、
    前記ポート部材は、前記チューブの端部に装着される請求項8に記載のカテーテルホルダ組立体。
  10. 前記ホルダ接続部を前記カテーテルホルダ内に接続するとともに、前記カテーテル接続部を前記ルーメン内に接続した接続状態を一旦解除した後は、再度の前記接続状態を制限する再接続制限構造をなす請求項8または9に記載のカテーテルホルダ組立体。
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