JP2017050720A - 情報埋め込み装置、情報埋め込み方法、及び情報埋め込みプログラム - Google Patents

情報埋め込み装置、情報埋め込み方法、及び情報埋め込みプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2017050720A
JP2017050720A JP2015173040A JP2015173040A JP2017050720A JP 2017050720 A JP2017050720 A JP 2017050720A JP 2015173040 A JP2015173040 A JP 2015173040A JP 2015173040 A JP2015173040 A JP 2015173040A JP 2017050720 A JP2017050720 A JP 2017050720A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pixel
information
embedded
image
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015173040A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6477369B2 (ja
Inventor
田中 竜太
Ryuta Tanaka
竜太 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2015173040A priority Critical patent/JP6477369B2/ja
Priority to EP16185872.5A priority patent/EP3139610B1/en
Priority to US15/254,015 priority patent/US10096077B2/en
Publication of JP2017050720A publication Critical patent/JP2017050720A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6477369B2 publication Critical patent/JP6477369B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T1/00General purpose image data processing
    • G06T1/0021Image watermarking
    • G06T1/0028Adaptive watermarking, e.g. Human Visual System [HVS]-based watermarking
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/32Circuits or arrangements for control or supervision between transmitter and receiver or between image input and image output device, e.g. between a still-image camera and its memory or between a still-image camera and a printer device
    • H04N1/32101Display, printing, storage or transmission of additional information, e.g. ID code, date and time or title
    • H04N1/32144Display, printing, storage or transmission of additional information, e.g. ID code, date and time or title embedded in the image data, i.e. enclosed or integrated in the image, e.g. watermark, super-imposed logo or stamp
    • H04N1/32149Methods relating to embedding, encoding, decoding, detection or retrieval operations
    • H04N1/32203Spatial or amplitude domain methods
    • H04N1/32224Replacing pixels of an image with other pixels from the same image, e.g. texture block coding
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/32Circuits or arrangements for control or supervision between transmitter and receiver or between image input and image output device, e.g. between a still-image camera and its memory or between a still-image camera and a printer device
    • H04N1/32101Display, printing, storage or transmission of additional information, e.g. ID code, date and time or title
    • H04N1/32144Display, printing, storage or transmission of additional information, e.g. ID code, date and time or title embedded in the image data, i.e. enclosed or integrated in the image, e.g. watermark, super-imposed logo or stamp
    • H04N1/32149Methods relating to embedding, encoding, decoding, detection or retrieval operations
    • H04N1/32288Multiple embedding, e.g. cocktail embedding, or redundant embedding, e.g. repeating the additional information at a plurality of locations in the image
    • H04N1/32304Embedding different sets of additional information
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/46Embedding additional information in the video signal during the compression process
    • H04N19/467Embedding additional information in the video signal during the compression process characterised by the embedded information being invisible, e.g. watermarking
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2201/00General purpose image data processing
    • G06T2201/005Image watermarking
    • G06T2201/0051Embedding of the watermark in the spatial domain
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2201/00General purpose image data processing
    • G06T2201/005Image watermarking
    • G06T2201/0061Embedding of the watermark in each block of the image, e.g. segmented watermarking
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2201/00General purpose image data processing
    • G06T2201/005Image watermarking
    • G06T2201/0202Image watermarking whereby the quality of watermarked images is measured; Measuring quality or performance of watermarking methods; Balancing between quality and robustness

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Abstract

【課題】画像に情報を埋め込むことによる画質の劣化を抑制する。【解決手段】透かしパターン生成部26は、入力画像2に基づいて、透かし埋込位置を選定し、透かしパターンを設定する。透かしパターン生成部26は、透かし画素値Wだけ変更した後の画素値が、周囲の画素ブロックの画素値の平均値に対して第1の所定の範囲内となる画素ブロックを透かし埋込位置として入力画像2から検出する。透かしパターン重畳部28は、透かしパターン生成部26が設定した透かしパターンに応じた画素ブロックの画素値を、透かし画素値Wだけ変更する。【選択図】図2

Description

本発明は、情報埋め込み装置、情報埋め込み方法、及び情報埋め込みプログラムに関する。
画像データに透かし情報と呼ばれる情報を埋め込む技術が知られている。画像データに情報を埋め込むことにより埋め込んだ情報がノイズとなり、画質の劣化を招く場合があるため、画質の劣化を抑制する技術が提案されている。このような技術の一例として、透かし情報を埋め込むフレームと、透かし情報の反転情報を埋め込むフレームとを設けることにより、透かし情報を人間の目で知覚しにくくする技術がある。また、透かし情報を埋め込む領域の数を時系列に沿って周期的に変化させ、画像全体の色の平均を周期的に変動させることにより画質の劣化を抑制する技術がある。
特開2007−36833号公報 特開2012−142741号公報
しかしながら、上記従来の技術は、画像に情報を埋め込むことによる画質劣化を目立たなくするものである。実際には、情報埋め込みに伴って画像全体の平均色等が大きく変化するので、画質の劣化が十分には抑制されない場合がある。
一つの側面として、本発明は、画像に情報を埋め込むことによる画質の劣化を抑制することを目的とする。
1つの態様では、検出部及び埋込部を備える。検出部は、画像に埋め込む情報に対応する所定値だけ変更した後の画素値が、周囲の画素ブロックの画素値の平均値に対して第1の所定の範囲内となる画素ブロックを埋め込み対象の画素ブロックとして画像から検出する。埋込部は、検出部が検出した埋め込み対象の画素ブロックの画素値を、所定値だけ変更する。
一つの側面として、画像に情報を埋め込むことによる画質の劣化を抑制することができる、という効果を有する。
第1実施形態に係る埋め込み情報処理システムの一例の構成を表す概略図である。 第1実施形態に係る情報埋め込み装置の一例の概略構成を示す図である。 第1実施形態の情報埋め込み装置による埋め込み情報の埋め込み原理について説明するための説明図である。 第1実施形態に係る情報埋め込み装置として機能するコンピュータの概略構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る情報埋め込み装置で行われる情報埋め込み処理の一例のフローチャートである。 第1実施形態に係る情報埋め込み装置で行われる情報埋め込み処理のステップS104のその他の一例を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る情報埋め込み装置の一例の概略構成を表すブロック図である。 第2実施形態の情報埋め込み装置における埋め込み情報の埋め込みについて説明する説明図である。 第2実施形態に係る情報埋め込み装置として機能するコンピュータの概略構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係る情報埋め込み装置の透かしパターン生成部で実行される情報埋め込み処理の一例のフローチャートである。 第3実施形態に係る情報埋め込み装置の一例の概略構成を表すブロック図である。 第3実施形態の情報埋め込み装置における埋め込み情報の埋め込みについて説明する説明図である。 第3実施形態に係る情報埋め込み装置として機能するコンピュータの概略構成を示すブロック図である。 第4実施形態に係る情報埋め込み装置の一例の概略構成を表すブロック図である。 第4実施形態に係る情報埋め込み装置として機能するコンピュータの概略構成を示すブロック図である。 第4実施形態に係る情報埋め込み装置の色選択部で実行される色選択処理の一例のフローチャートである。 埋め込み情報処理システムの他の一例の構成を表す概略図である。
以下、図面を参照して開示の技術の一例を詳細に説明する。
[第1実施形態]
まず、本実施形態に係る埋め込み情報処理システム全体の概略について説明する。図1には、本実施形態の埋め込み情報処理システムの一例の構成を表す概略図を示す。なお、本実施形態では、埋め込み情報処理システム1が、動画像の画像データの各フレーム(入力画像2)にいわゆる透かし情報である情報(埋め込み情報4)を埋め込み、リアルタイムで送信する場合について説明する。
図1に示すように本実施形態の埋め込み情報処理システム1は、情報埋め込み装置10及び情報検出装置16を備える。
情報埋め込み装置10は、入力画像2に埋め込み情報4を埋め込んだ出力画像6の画像データ(以下単に「出力画像6」という)を生成して出力(送信)する機能を有する。本実施形態の情報埋め込み装置10では、入力画像2の色成分である画素値に透かし画素値Wを加算することにより、埋め込み情報4を入力画像2に埋め込む(詳細後述)。
図2には、本実施形態の情報埋め込み装置10の一例の概略構成を表すブロック図を示す。本実施形態の情報埋め込み装置10は、入力画像取得部20、埋め込み情報取得部22、埋め込み情報変換処理部24、透かしパターン生成部26、及び透かしパターン重畳部28を備える。
入力画像取得部20は、外部の装置(図示省略)から入力画像2を取得して透かしパターン生成部26及び透かしパターン重畳部28に出力する機能を有する。本実施形態の情報埋め込み装置10では、動画像の画像データを1フレーム毎に1つの入力画像2として外部装置から入力画像取得部20が取得する。しかし、入力画像取得部20が動画像の画像データを取得して、各フレームに分解してもよい。
埋め込み情報取得部22は、外部の装置(図示省略)から埋め込み情報4を取得して埋め込み情報変換処理部24に出力する機能を有する。入力画像2に埋め込むための埋め込み情報4の内容は特に限定されない。例えば、送信側の識別番号、受信側の識別番号、及び入力画像2に関連する情報等が挙げられる。入力画像2に関連する情報の具体例としては、入力画像2が通販番組における商品が写った画像の場合は当該商品に関する情報や、当該商品の購入に関する情報等が挙げられる。また、入力画像2に関連する情報は、入力画像2、あるいは元の動画像の著作権を表す情報等であってもよい。
埋め込み情報取得部22から出力された埋め込み情報4は、埋め込み情報変換処理部24により透かし画素値Wと、その個数に変換される。本実施形態では、埋め込み情報4を埋め込むための透かしの模様(パターン)の最小単位のブロックを「タイル」という。また、透かし画素値Wを設定するタイルを「透かしタイル」という。タイルの最小は1×1ピクセル(1タイル=1画素)であり、本実施形態では、タイルの大きさが1×1ピクセルである場合について説明する。そのため、埋め込み情報変換処理部24は、埋め込み情報4を透かし画素値W及び透かしタイル数に変換して透かしパターン生成部26に出力する。
透かし画像値Wは、予め定められた値であってもよいし、埋め込み情報4や入力画像2に応じて異なる値であってもよい。本実施形態(後述の図3参照)では、透かし画素値Wが「+1」である場合について説明する。
なお、埋め込み情報4を透かし画素値W及び透かしタイル数へ変換する変換方法は特に限定されず、具体例として、従来技術である特開2012−142741号公報に記載の技術が挙げられる。
透かしパターン生成部26は、本開示の技術の検出部の一例であり、入力画像2に基づいて、透かしタイルの位置(透かし埋込位置)を選定し、透かしパターンを設定する機能を有する。なお、本実施形態で「透かしパターン」とは、1つの入力画像2に対応する透かしタイルが全て設定された画像のことをいう。
ここで、本実施形態の情報埋め込み装置10による埋め込み情報4の埋め込みの原理について説明する。図3には、本実施形態の情報埋め込み装置10による埋め込み情報4の埋め込み原理について説明するための説明図を示す。
本実施形態の情報埋め込み装置10は、周囲の画素に対して透かし画素値Wの画素値と正負が逆の画素値(逆の成分)を有する画素(タイル)を、透かし埋込位置として選定する。上述したように、本実施形態では、透かし画素値Wの「+1」であるため、周囲の画素(タイル)に対して画素値が「−1」となる画素(タイル)を透かし埋込位置として選定する。
図3に示した具体例の(1)は画素数が3×3=9個の入力画像2を表している。(1)に示した入力画像2は、中央の画素31の画素値が「119」、中央の画素31の周囲にある8個の画素の画素値がそれぞれ「120」である。周囲の画素に対して相対的に中央の画素31の画素値をみると、図3(2)として表すことができる。図3(2)に示すように、中央の画素31の周囲の画素に対する相対的な画素値は「−1」である。
従って、中央の画素31の相対的な画素値は、透かし画素値Wである「+1」と正負が逆で同じ値(正負が異なり絶対値が同じ値)である。そのため、情報埋め込み装置10は、中央の画素31を透かし埋込位置として選定し、選定した位置を透かしパターン8に設定する。図3(3)は、透かしパターン8を表している。また、図3(4)は、入力画像2に透かしパターン8を重畳した出力画像6を表している。
一般的に、透かしパターン(透かしタイル)は、入力画像2に対してはノイズとして重畳される。図3に示した具体例では、透かし画素値Wである画素値「+1」のノイズとなる。一方、周囲の画素に対して図3(1)、(2)に示したように画素値が相対的に異なる画素(中央の画素31)は、入力画像2に元々存在するノイズである可能性が高い。また、ノイズではなくても、透かしタイル(透かし画素値W)を重畳しても、目立ちにくい場合が多い。
そこで、情報埋め込み装置10では、入力画像2中で透かし画素値Wと正負が逆のノイズが発生しているとみなせる位置を透かし埋込位置として選定する。このように選定することにより、入力画像2に元々存在するノイズを、透かしパターン8の埋込によるノイズで打ち消してノイズの低減を図ることができるため、入力画像2の画質の劣化を抑制することができる。
情報埋め込み装置10の透かしパターン重畳部28は、開示の技術の埋込部の一例であり、入力画像2に、透かしパターン生成部26で生成された透かしパターンを重畳(合成)して、出力画像6を生成して出力する機能を有する。
このようにして情報埋め込み装置10から出力された動画像である出力画像6は、情報検出装置16に入力される。なお、情報検出装置16に出力画像6を入力させる方法は特に限定されない。具体例として、情報埋め込み装置10がモニタ等の表示部(図示省略)を有しており、情報検出装置16がカメラ等の撮影部(図示省略)を有する場合が挙げられる。この場合、例えば、情報埋め込み装置10の表示部に表示された出力画像6を情報検出装置16のカメラで撮影することにより、情報検出装置16に出力画像6を入力させることができる。この場合の情報検出装置16の具体例としては、カメラ機能を備えたタブレット端末やスマートフォンに代表されるPDA(Personal Digital Assistants:携帯情報端末装置)等が挙げられる。
情報検出装置16は、入力された出力画像6から、埋め込み情報4を検出して出力する機能を有している。情報検出装置16が埋め込み情報4を検出する方法は、埋め込み情報4や、情報埋め込み装置10の埋め込み情報変換処理部24の変換方法に応じた方法であればよく、特に限定されるものではない。
なお、情報埋め込み装置10は、例えば図4に示すコンピュータ40で実現することができる。より具体的には、情報埋め込み装置10はサーバとして機能するコンピュータ40で実現することができる。コンピュータ40は、CPU(Central Processing Unit)42、メモリ44、不揮発性の記憶部46、及びI/F(Interface)48を備える。CPU42、メモリ44、記憶部46、及びI/F48は、バス49を介して互いに接続されている。I/F48には、外部装置が接続され、外部装置から入力画像2及び埋め込み情報4が入力される。
記憶部46はHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等によって実現できる。記憶媒体としての記憶部46には、コンピュータ40を情報埋め込み装置10として機能させるための情報埋め込みプログラム50が記憶されている。CPU42は、情報埋め込みプログラム50を記憶部46から読み出してメモリ44に展開し、情報埋め込みプログラム50が有するプロセスを実行する。
情報埋め込みプログラム50は、入力画像取得プロセス52、埋め込み情報取得プロセス54、埋め込み情報変換処理プロセス56、透かしパターン生成プロセス58、及び透かしパターン重畳プロセス60を有する。CPU42は、入力画像取得プロセス52を実行することで、入力画像取得部20として動作する。また、CPU42は、埋め込み情報取得プロセス54を実行することで、埋め込み情報取得部22として動作する。また、CPU42は、埋め込み情報変換処理プロセス56を実行することで、埋め込み情報変換処理部24として動作する。また、CPU42は、透かしパターン生成プロセス58を実行することで、透かしパターン生成部26として動作する。また、CPU42は、透かしパターン重畳プロセス60を実行することで、透かしパターン重畳部28として動作する。
これにより、情報埋め込みプログラム50を実行したコンピュータ40が、情報埋め込み装置10として機能する。
なお、コンピュータ40は、いわゆるデスクトップ型のパーソナルコンピュータに限定されない。コンピュータ40は、ラップトップ型のパーソナルコンピュータであってもよいし、タブレット端末やスマートフォンに代表されるPDA(等であってもよい。
なお、情報埋め込み装置10は、例えば半導体集積回路、より詳しくはASIC(Application Specific Integrated Circuit)等で実現することも可能である。
次に、本実施形態に係る情報埋め込み装置10の作用について説明する。
図5には、情報埋め込み装置10の透かしパターン生成部26で実行される情報埋め込み処理の一例のフローチャートを示す。図5に示した情報埋め込み処理は、例えば、埋め込み情報取得部22により入力画像2が取得され、かつ埋め込み情報変換処理部24により埋め込み情報4が取得されて埋め込み情報変換処理部24により変換された場合等に実行される。
ステップS100で透かしパターン生成部26は、入力画像2中から検査対象タイル(1タイル)を選出する。
次のステップS102で透かしパターン生成部26は、検査対象タイルの画素値(周知の画素との相対値)をP、隣接する(周囲の)8タイルの画素値の平均値をAve、透かし画素値WをW、閾値をth(閾値thの初期値=0)とする。そして次のステップS104で透かしパターン生成部26は、下記(1)式を満たすか否かを判断する。なお、透かし画素値Wは開示の技術における所定値の一例である。
Ave−th≦P+W≦Ave+th (但しP≠Ave) ・・・(1)
検査対象のタイルの画素値Pと周囲のタイルの画素値の平均値Aveとが等しい場合、検体対象のタイルはノイズではなく、また、透かし埋込位置として選定した場合に、逆に透かしタイルがノイズとして目立つ可能性が高い。そのため、本実施形態では、上記(1)式において、検査対象のタイルの画素値Pと平均値Aveが異なることを条件としている。
先述したように、入力画像2のうち、周囲の画素の画素値の平均値との画素値の差が、透かし画素値Wと正負が逆で絶対値が同一の画素(|P−Ave|=|W|かつP−Ave≠Wの画素)を透かし埋込位置に選定することが好ましい。しかしながら、上記の条件では、透かし埋込位置として選定可能な場所が、埋め込み情報変換処理部24により得られた透かしタイル数に満たない場合がある。
そのため、本実施形態の情報埋め込み装置10では、閾値thの初期値=0としておく。なお、閾値th=0の場合は、周囲の画素に対する相対的な検査対象のタイルの画素値が、透かし画素値Wと正負が逆で絶対値が同一である場合である。また、上記(1)式のように、検査対象タイルの画素値P+透かし画素値Wが、平均値Aveを中心とした閾値thにより定められる所定の範囲内にある場合は、当該検査対象タイルを透かしタイルとして選定する。また、選定した透かしタイルの総数が、埋め込み情報変換処理部24により得られた透かしタイル数に満たない場合は、閾値thを、段階的に増加させながら、ステップS100〜S112の処理を繰り返している。
閾値の上限値は、設けなくてもよいが、ある値以上になると、透かし埋込位置をランダムに選定した場合と同様となり、また、ノイズとして視認される可能性が高くなるため、上限値を設けることが好ましい。どのように閾値の上限値を設けるかは特に限定されず、入力画像2の解像度や種類等に応じて定めておいてもよいし、可変値としてもよい。
なお、周囲のタイルの画素値がばらつく場合、例えば、画像のエッジ部分であったりするため、検査対象のタイルの画素値Pが上記(1)を満たす場合でも、透かし埋込位置として選定するには好ましくない場合がある。そのため、周囲の8タイルは、平均値Aveと各タイルの画素値との差が所定の範囲内であることが好ましい。例えば、上記ステップS100で検査対象タイルを選出する際に、周囲のタイルについて平均値Aveと各タイルの画素値との差が所定の範囲内ではない場合は、検査対象タイルとして選出しないことが好ましい。
また、上記(1)式を満足する場合には、周囲のタイルに対する相対的な検査対象のタイルの画素値Pと透かし画素値Wとで正負の符号が同一の場合も含まれている。本実施形態では、このような場合であっても、上記(1)式を満たす場合は、透かしタイル(透かしパターン)がノイズとして目立たないと判断し、透かし埋込位置として選定可能としている。しかしながら上述したように、入力画像2におけるノイズを、通常はノイズとなる透かし画素値Wで打ち消すためには、周囲のタイルに対する相対的な検査対象のタイルの画素値Pと透かし画素値Wとで正負が異なることが好ましい。そのため、情報埋め込み処理におけるステップS104に代えて図6(1)に示したステップS104Aを実行することが好ましい。
図6(1)に示したステップS104Aでは、上記ステップS104の条件((1)式)に加えて検査対象のタイルの画素値Pから平均値Aveを減算した値と、透かし画素値Wとの正負が逆である場合に、肯定判定となる。なお、図6(1)に示したステップS104Aは、透かし画素値Wが「+1」である場合、すなわち透かし画素値Wが正の値である場合を示している。透かし画素値Wが負の値である場合は、ステップS104に代えて図6(2)に示したステップS104Aを実行すればよい。
また、上記(1)式に代えて次の(2)式を適用してもよい。
Ave−P<P+W<Ave+P (但しP≠Ave) ・・・(2)
上記(2)式では、透かしを埋め込むことで、周囲の画素との画素値の差が小さくなる場合に透かしを埋め込むので、ノイズを確実に抑制することができる。
なお、検査対象タイルが入力画像2の周辺部の場合、周囲のタイル数が8未満の場合がある。このような場合、数によらず周囲のタイルの画素値のAveを用いてもよいし、周囲のタイル数が所定の数(所定の数<8)以下の場合は、検査対象タイル(透かしタイル)として選出しないようにしてもよい。
上記(1)式を満たさない場合は、ステップS112へ移行する。一方、満たす場合は、ステップS106へ移行する。
ステップS106で透かしパターン生成部26は、検査対象タイルの位置を透かし埋込位置に選定し、選定した位置に該当する透かしパターン8の位置に透かし画素値Wを設定する。
次のステップS108で透かしパターン生成部26は、未だ位置が決定していない透かしタイルの数から1を減算(透かしタイル数−1)する。
次のステップS110で透かしパターン生成部26は、未だ位置が決定していない透かしタイルがある(透かしタイル数>0)か否かを判断する。全ての透かし埋込位置を選定した場合は、否定判定となり本情報埋め込み処理を終了する。一方、未だ位置が決定していない透かしタイルがある場合は肯定判定となりステップS112へ移行する。
ステップS112で透かしパターン生成部26は、未だ検査対象としていないタイルがある(検査対象>0)か否かを判断する。検査対象としていないタイルがある場合は肯定判定となり、ステップS100に戻り、上記各ステップの処理を繰り返す。一方、入力画像2の全てのタイル(画素)を検査対象対として選出済みの場合は否定判定となりステップS114へ移行する。
ステップS114で透かしパターン生成部26は、閾値thを変更するか否かを判断する。上述したように閾値thに上限値が設けられている場合は、上記ステップS104で用いた閾値thが上限値であるか否かを判断し、上限値ではない場合は、閾値を変更するため肯定判定となりステップS116へ移行する。ステップS116で透かしパターン生成部26は、上記ステップS104の(1)式に用いる閾値thを変更(変更前の閾値th<変更後の閾値th)した後、ステップS100に戻り、上記各ステップの処理を繰り返す。
一方、閾値を変更しない場合は、否定判定となりステップS118へ移行する。
ステップS118で透かしパターン生成部26は、入力画像2中からランダムにタイル位置を選定する。なお、透かしパターン生成部26は、完全にランダムに選定してもよいし、特定の条件に基づいてランダムに選定してもよい。例えば、入力画像2の特定の領域(予め定められた位置に応じた領域や予め定められた画像に応じた領域)を除いた領域内からランダムに選定してもよい。
次のステップS120で透かしパターン生成部26は、選定した位置が透かしパターンに未設定であるか否かを判断する。具体的には、透かしパターン生成部26は、上記ステップS118で選定した位置が、上記ステップS106で透かしパターンに設定済みであるか否かを判断する。
未設定ではない場合(透かしパターンに設定済みの場合)は、否定判定となりステップS126へ移行する。一方、未設定の場合は肯定判定となりステップS122へ移行する。
ステップS122で透かしパターン生成部26は、ステップS118で選定した位置を透かし埋込位置に選定し、選定した位置に該当する透かしパターン8の位置に透かし画素値Wを設定する。
次のステップS124で透かしパターン生成部26は、未だ位置が決定していない透かしタイルの数から1を減算(透かしタイル数−1)する。
次のステップS110で透かしパターン生成部26は、未だ位置が決定していない透かしタイルがある(透かしタイル数>0)か否かを判断する。未だ位置が決定していない透かしタイルがある場合は肯定判定となりステップS118に戻り、ステップS118〜S124の処理を繰り返す。一方、全ての透かし埋込位置を選定した場合は、否定判定となり本情報埋め込み処理を終了する。
[第2実施形態]
上記第1実施形態では、1つの入力画像2に対して、1つの埋め込み情報4を埋め込む場合について説明したが、本実施形態では、1つの入力画像2に対して複数の埋め込み情報4を埋め込む場合について説明する。
埋め込み情報処理システム1全体の概略(図1参照)については、上記第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
図7には、本実施形態に係る情報埋め込み装置10の一例の概略構成を表すブロック図を示す。
図7に示すように本実施形態の情報埋め込み装置10は、上記第1実施形態の情報埋め込み装置10と異なり、画像分割部36をさらに備えている。画像分割部36は入力画像2を複数(本実施形態では2つ)の領域に分割する機能を有する。図8には、本実施形態の情報埋め込み装置10における埋め込み情報4A、4Bの埋め込みについて説明する説明図を示す。
図8に示した具体例では(1)に示すように1つの入力画像2を左右二つの領域(領域A、領域B)に分割し、各領域に埋め込み情報4A、4B各々を埋め込む場合を示している。具体的には、図8(2)に示すように領域Aには、透かしパターンAを重畳することにより埋め込み情報4Aを埋め込み、領域Bには、透かしパターンBを重畳することにより埋め込み情報4Bを埋め込む。
そのため、本実施形態の透かしパターン生成部26は、領域Aに対して埋め込み情報4Aを埋め込む透かしパターンAを生成し、また、領域Bに対して埋め込み情報4Bを埋め込む透かしパターンBを生成する。そして、透かしパターン重畳部28は、入力画像2の領域Aに透かしパターンAを重畳し、領域Bに透かしパターンBを重畳することにより出力画像6を生成して出力する。
なお、本実施形態の情報埋め込み装置10は、例えば図9に示すコンピュータ40で実現することができる。図9に示したコンピュータ40は、第1実施形態のコンピュータ40と記憶部46に記憶されている情報埋め込みプログラム50が異なっている。本実施形態の情報埋め込みプログラム50は、第1実施形態の情報埋め込みプログラム50が有する各プロセスに加えて画像分割プロセス62をさらに備えている。
CPU42は、画像分割プロセス62を実行することで、画像分割部36として動作する。
これにより、情報埋め込みプログラム50を実行したコンピュータ40が、本実施形態の情報埋め込み装置10として機能する。
次に、本実施形態に係る情報埋め込み装置10の作用について説明する。
図10には、情報埋め込み装置10の透かしパターン生成部26で実行される情報埋め込み処理の一例のフローチャートを示す。
本実施形態の情報埋め込み処理では、まず、領域Aについて、第1実施形態の情報埋め込み処理(図5参照)のステップS100〜S126の処理を実行して埋め込み情報4Aに対応する透かしパターンAを生成する。
次のステップS128で透かしパターン生成部26は、領域A及び領域Bの両方に対して透かしパターン(A、B)を生成したか否かを判断する。領域Bの透かしパターンBを生成していない場合は否定判定となり、ステップS100に戻り、上記ステップS100〜S126の処理を実行して埋め込み情報4Bに対応する透かしパターンBを生成する。
一方、ステップS128で肯定判定となった場合は、本情報埋め込み処理を終了する。
このように1つの入力画像2を分割して得られた複数の領域の各々に埋め込み情報4A、4Bを埋め込むため、1つの入力画像2に、複数の埋め込み情報4(4A、4B)を埋め込むことができる。
なお、本実施形態では、入力画像2を左右2つの領域(領域A、領域B)に分割する場合について説明したが分割する領域の数や分割方法は特に限定されない。例えば、分割数は3以上であってもよいし、入力画像2を上下の領域に分割してもよい。
また、本実施形態では、情報埋め込み装置10が画像分割部36を備え、入力画像2を分割する場合について説明したがこれに限らない。情報埋め込み装置10の外部の装置で入力画像2を分割した領域A及び領域Bに対応した画像を生成、各領域の画像と対応する埋め込み情報4とを外部の装置から情報埋め込み装置10に入力させるようにしてもよい。
[第3実施形態]
本実施形態では、1つの入力画像2に対して複数の埋め込み情報4を埋め込む場合における上記第2実施形態と異なる方法について説明する。本実施形態では、入力画像2中から抽出した所定の画像に対して、所定の画像に応じた埋め込み情報4を埋め込む場合について説明する。
埋め込み情報処理システム1全体の概略(図1参照)については、上記第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
図11には、本実施形態に係る情報埋め込み装置10の一例の概略構成を表すブロック図を示す。
図11に示すように本実施形態の情報埋め込み装置10は、上記第2実施形態の情報埋め込み装置10と異なり、画像分割部36に代えて画像解析部38を備えている。画像解析部38は入力画像2を画像解析して入力画像2から所定の画像を抽出することにより入力画像2の分割を行う。画像解析方法は特に限定されず、抽出する所定の画像(後述する部分画像)に応じた既存の画像解析方法を用いればよい。
図12には、本実施形態の情報埋め込み装置10における埋め込み情報4A、4Bの埋め込みについて説明する説明図を示す。
図12に示した具体例では(1)に示すように1つの入力画像2から所定の画像として、車両を表す部分画像Aと、人物を表す部分画像Bを抽出した場合を示している。このように所定の画像は特に限定されるものではない。本実施形態の情報埋め込み装置10では、部分画像Aには、埋め込み情報4Cを埋め込み、部分画像Bには、埋め込み情報4Dを埋め込む。具体的には、図12(2)に示すように部分画像Aには、透かしパターンCを重畳することにより埋め込み情報4Cを埋め込み、領域Bには、透かしパターンDを重畳することにより埋め込み情報4Dを埋め込む。部分画像Aに対応する埋め込み情報4Cの具体例としては、部分画像Aが表す車両に関する情報が挙げられる。また、部分画像Bに対応する埋め込み情報4Dの具体例としては、部分画像Bが表す人物に関する情報や、当該人物が身に付けている物に関する情報等が挙げられる。
そのため、画像解析部38は、入力画像2を画像解析して得られた部分画像(A、B)の入力画像2中での位置と、各々に対応する埋め込み情報4(4C、4D)を対応付けて、部分画像(A、B)毎に、透かしパターン生成部26に出力する。画像解析結果により得られた部分画像にどのような埋め込み情報4(4C、4D)を埋め込むかについては、例えば、部分画像の種類(上記、車両や人物等)と、対応する埋め込み情報4との対応関係を予め記憶しておけばよい。
本実施形態の透かしパターン生成部26は、画像解析部38から部分画像Aの位置及び埋め込み情報4Cが入力されると、部分画像Aに対して埋め込み情報4Cを埋め込む透かしパターンCを生成する。また、画像解析部38から部分画像Bの位置及び埋め込み情報4Dが入力されると、部分画像Bに対して埋め込み情報4Dを埋め込む透かしパターンDを生成する。そして、透かしパターン重畳部28は、入力画像2の部分画像Aに透かしパターンCを重畳し、部分画像Bに透かしパターンDを重畳することにより出力画像6を生成して出力する。
なお、本実施形態の情報埋め込み装置10は、例えば図13に示すコンピュータ40で実現することができる。図13に示したコンピュータ40は、第2実施形態のコンピュータ40と記憶部46に記憶されている情報埋め込みプログラム50が異なっている。本実施形態の情報埋め込みプログラム50は、第2実施形態の情報埋め込みプログラム50が有する画像分割プロセス62に代えて画像解析プロセス64を備えている。
CPU42は、画像解析プロセス64を実行することで、画像解析部38として動作する。
これにより、情報埋め込みプログラム50を実行したコンピュータ40が、本実施形態の情報埋め込み装置10として機能する。
本実施形態の情報埋め込み装置10では、順次、部分画像が画像解析部38から入力されるため、透かしパターン生成部26で実行される情報埋め込み処理は、第1実施形態の情報埋め込み処理(図5参照)と同様である。そのため、ここでは、情報埋め込み処理の説明を省略する。
このように1つの入力画像2から抽出した所定の画像(部分画像)毎に埋め込み情報4C、4Dを埋め込むことにより、各所定の画像に対応した埋め込み情報4を1つの入力画像2に埋め込むことができる。
なお、本実施形態では、情報埋め込み装置10が画像解析部38を備え、入力画像2を解析して部分画像を抽出し部分画像に対応する埋め込み情報4と共に透かしパターン生成部26に出力する場合について説明したがこれに限らない。情報埋め込み装置10の外部の装置で入力画像2に対して画像解析を行い、外部の装置から入力画像2に代わり部分画像を情報埋め込み装置10に入力させるようにしてもよい。
[第4実施形態]
上記各実施形態では、画像の複数の色成分(例えば、R、G、B)及び輝度成分のうち予め定められた成分に対して埋め込み情報4を埋め込むが、埋め込み情報4を埋め込む成分は予め定めておくことに限定されない。本実施形態では、入力画像2に応じて、埋め込みやすい色成分を選択して埋め込み情報4を埋め込む場合について説明する。
埋め込み情報処理システム1全体の概略(図1参照)については、上記第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
図14には、本実施形態に係る情報埋め込み装置10の一例の概略構成を表すブロック図を示す。
図14に示すように本実施形態の情報埋め込み装置10は、上記第1実施形態の情報埋め込み装置10と異なり、色選択部39をさらに備えている。
上記各実施形態の情報埋め込み装置10では、動画像データの1フレームに対応する入力画像2を取得して透かしパターンを重畳した出力画像6を出力する処理を、フレーム毎に順次行っていた。そのため、上記各実施形態の情報埋め込み装置10では、動画像データのフレームに応じた入力画像2が、透かしパターン生成部26で実行される情報埋め込み処理の進捗に応じて順次入力されればよい。一方、本実施形態では、予め、動画像データの複数フレーム(所定数以上、全フレームが好ましい)を入力画像2として入力画像取得部20が取得して色選択部39に出力する。
色選択部39は、入力画像取得部20から入力された複数の入力画像2に基づいて、埋め込み情報4を埋め込む色を選択して透かしパターン生成部26に出力する機能を有する。
なお、本実施形態の情報埋め込み装置10では、図14に示すように、色選択部39が選択した色を表す情報は、色情報7として、出力画像6と共に、または別個に情報検出装置16に受信される。情報検出装置16が色情報7を受信する方法は特に限定されず、例えば、出力画像6(動画像データ)の先頭に色情報7を付加してもよい。情報検出装置16は、受信した色情報7に基づいて出力画像6から埋め込み情報4を検出する。
なお、本実施形態の情報埋め込み装置10は、例えば図15に示すコンピュータ40で実現することができる。図15に示したコンピュータ40は、第1実施形態のコンピュータ40と記憶部46に記憶されている情報埋め込みプログラム50が異なっている。本実施形態の情報埋め込みプログラム50は、第1実施形態の情報埋め込みプログラム50が有する各プロセスに加えて色選択プロセス66をさらに備えている。
CPU42は、色選択プロセス66を実行することで、色選択部39として動作する。
これにより、情報埋め込みプログラム50を実行したコンピュータ40が、本実施形態の情報埋め込み装置10として機能する。
次に、本実施形態に係る情報埋め込み装置10の色選択部39の作用について説明する。
図16には、情報埋め込み装置10の色選択部39で実行される色選択処理の一例のフローチャートを示す。
ステップS200で色選択部39は、入力画像2を1つ選択する。上述したように、入力画像取得部20から複数の入力画像2が入力されるため、その中から1つの入力画像2を選択する。
次のステップS202で色選択部39は、選択した入力画像2について、色Cについて透かしタイルとして選定可能なタイルの数を検出する。色Cは、任意の色であり、予め定められた色から選択された色である。例えば、入力画像2がカラー画像であり、赤、緑、青、及び黄の色のいずれかに埋め込み情報4を埋め込む場合は、色Cはこれらの色から選択された色である。なお、埋め込み対象となる色は、これらに限定されないことは言うまでもない。
ステップS202において透かしタイルとして選定可能なタイルの数の検出方法は、上記各実施形態の情報埋め込み処理(図5参照)のステップS100〜S112、またはS100〜S116の各ステップの処理を実行すればよい。なお、上記(1)式の閾値thの変更は省略する(閾値th=0の場合についてのみタイルを検出する)ようにしてもよいし、閾値thを上限値まで段階的に変更してもよい。また、閾値thを段階的に変更するものの、上限値に達する前に処理を終了してもよい。
次のステップS204で色選択部39は、色Cを変更するか否か判断する。埋め込み対象となる全ての色を色Cとして上記ステップS202の処理を行っていない場合は肯定判定となってステップS202に戻り、色Cを別の色に変更して、ステップS202の処理を繰り返す。一方、ステップS204で否定判定となった場合は、ステップS206へ移行する。
ステップS206で色選択部39は、未だ透かしタイルとして選定可能なタイルの数を検出していない入力画像2がある(入力画像数>0)か否かを判断する。未だ透かしタイルとして選定可能なタイルの数を検出していない入力画像2がある場合は、肯定判定となりステップS200に戻り、上記各ステップの処理を実行する。一方、全ての入力画像2に対して透かしタイルとして選定可能なタイルの数を検出した場合は、否定判定となりステップS208へ移行する。
ステップS208で色選択部39は、色毎に上記ステップS202で検出した透かしタイルとして選定可能なタイルの数に基づいて、埋め込み情報4を埋め込む色を選択する。なお、本実施形態では、複数の入力画像2に対して共通の色(1色)を選択する。色の選択方法は特に限定されないが、予め定められた基準に基づいて選択すればよい。当該予め定められた基準としては例えば、入力画像2毎に透かしタイルとして選定可能なタイル数が多い順に色を順位付けし、順位が高い回数が多い色を選択してもよい。また、例えば、総合的に透かしタイルとして選択可能なタイルの数が最も多い色を選択してもよい。
透かしパターン生成部26で実行される情報埋め込み処理は、第1実施形態の情報埋め込み処理(図5参照)と同様である。そのため、ここでは、情報埋め込み処理の説明を省略する。
例えば、前述のように選択可能なタイルの数が多い色を選択することで、選択可能なタイルの中に上記(1)式の閾値thの値が比較的小さい値の段階で(1)式を満たすタイルがより多く含まれている色が選択される確率が高くなる。従って、埋め込み情報4がよりノイズとして目立たなくすることができ、画質の劣化を抑制することができる。
以上説明したように、上記各実施形態の情報埋め込み装置10は、埋め込み情報変換処理部24が、埋め込み情報4を、透かし画素値Wと、その個数に変換する。透かしパターン生成部26は、入力画像2に基づいて、透かし埋込位置を選定し、透かしパターンを設定する。透かしパターン生成部26は、透かし画素値Wだけ変更した後の画素値が、周囲の画素ブロック(タイル)の画素値の平均値に対して第1の所定の範囲内となる画素ブロックを透かし埋込位置として入力画像2から検出する。透かしパターン重畳部28は、透かしパターン生成部26が設定した透かしパターンに応じた画素ブロックの画素値を、透かし画素値Wだけ変更する。具体的には、透かしパターン重畳部28は、入力画像2に、透かしパターン生成部26で生成された透かしパターンを重畳して、出力画像6を生成して出力する。
このように上記各実施形態の情報埋め込み装置10では、入力画像2に元々存在するノイズである可能性が高い画素ブロック(タイル)を透かし埋込位置として検出する。従って、入力画像2に元々存在するノイズを、透かしパターン8の埋込によるノイズで打ち消してノイズの低減を図ることができるため、入力画像2の画質の劣化を抑制することができる。
なお、上記各実施形態では、埋め込み情報4を埋め込む際の透かしタイル同士の位置に対する規制は行っていないが、透かしタイル同士の位置を規制してもよい。例えば、入力画像2から複数の透かし埋込位置を選定する場合、透かしタイル同士が近接して(狭い領域内に集中して)存在しないように規制することが好ましい。例えば、透かし埋込位置として既に選定した位置から所定の範囲内のタイルは、透かしタイルとして選定しないことが好ましい。また、例えば、入力画像2を透かしタイル数に応じた領域に分割し、分割した領域毎に1つずつ透かし埋込位置を選定してもよい。
また、上記各実施形態では、透かしタイルの大きさが1ピクセル(1画素)の場合について説明したが、透かしタイルの大きさは特に限定されるものではない。例えば、透かしタイルの大きさが2×2=4ピクセル(4画素)の場合は、情報埋め込み処理における検査対象タイルも4画素となるため、該4画素の画素値の平均値を検査対象のタイルの画素値Pとして扱えばよい。
また、タイルの大きさについては、上記第1実施形態で説明した情報埋め込み処理(図5参照)における閾値thに代えて、タイルの大きさを用いてもよい。この場合、透かしタイルの大きさが小さい方が、大きい場合に比べて透かしタイルとして選定可能な位置を多く検出できる可能性があるため、例えば予めタイル数の上限値を定めておき、タイル数が1の場合から上限値の場合までタイル数を徐々に増加させながら、情報埋め込み処理のステップS100〜S116の処理を繰り返し行えばよい。
また、上記各実施形態では入力画像2の、例えばRGBのうちの何れかの色成分の画素値に、透かし画素値Wを加算することにより、埋め込み情報4を埋め込む場合について説明したが、埋め込み情報4を埋め込む対象はこれに限らない。開示の技術における画素値は、例えば、輝度値、色相、彩度等であってもよく、これらのうちの少なくとも1つを用いて上記情報埋め込み処理を適用し、透かしパターンを生成してもよい。
また、上記各実施形態では動画像データの各フレームの画像を入力画像2とした態様を説明したが、入力画像2はこれに限らず、静止画像であってもよい。この場合であっても、入力画像2中に埋め込み情報4を埋め込む(透かしパターンを重畳する)ことによる画質の劣化を抑制できることはいうまでもない。
また、上記各実施形態では、情報埋め込み装置10から情報検出装置16に直接、出力画像6が入力される場合について説明したが、情報検出装置16に出力画像6が入力される方法は特に限定されない。
例えば、図17に示した情報処理システム1のように、送信機器12及び受信機器14を備え、当該送信機器12及び受信機器14を介して情報検出装置16に出力画像6が入力されてもよい。この場合、情報検出装置16は、受信機器14が受信した出力画像6から埋め込み情報4を検出して出力する。
図17に示した、送信機器12は、情報埋め込み装置10から出力された出力画像6を送信する機能を有しており、いわゆる一般的な放送機器や配信機器である。また、受信機器14は、送信機器12から出力画像6を受信する機能を有していればよく、特に限定されるものではない。また、図17に示した埋め込み情報処理システム1において、動画像である出力画像6を送信機器12から受信機器14へ送信(配信)する方法は特に限定されない。送信方法としては例えば、有線放送、無線放送、及びテレビジョン放送等が挙げられる。
また、上記では、情報埋め込みプログラム50がコンピュータ40の記憶部46に予め記憶(インストール)されている状態を説明した。しかしながら、情報埋め込みプログラム50を記憶媒体に記録された形態で提供することも可能である。記憶媒体としては、例えば、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)、及びUSB(Universal Serial Bus)メモリ等が挙げられる。
以上の上記実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
画像に埋め込む情報に対応する所定値だけ変更した後の画素値が、周囲の画素ブロックの画素値の平均値に対して第1の所定の範囲内となる画素ブロックを埋め込み対象の画素ブロックとして前記画像から検出する検出部と、
前記検出部が検出した前記埋め込み対象の画素ブロックの画素値を、前記所定値だけ変更する埋込部と、
を備えた情報埋め込み装置。
(付記2)
前記検出部は、前記埋め込み対象の画素ブロックとして、周囲の画素ブロックとの画素値の差が、前記所定値の符号を反転した値の画素値を有する画素ブロックを検出する、
付記1に記載の情報埋め込み装置。
(付記3)
前記検出部は、前記埋め込み対象の画素ブロックとして、画素値が前記平均値と異なる画素ブロックを検出する、
付記1に記載の情報埋め込み装置。
(付記4)
前記検出部は、前記変更後の画素値が前記平均値に対して前記第1の所定の範囲内の画素ブロックの数よりも、前記情報を前記画像に埋め込むために画素値を変更すべき画素ブロックの数が多い場合に、前記変更後の画素値が前記平均値に対して前記第1の所定の範囲よりも広範囲な第2の所定の範囲内の画素ブロックを前記埋め込み対象の画素ブロックとして検出する、
付記1から付記3のいずれか1つに記載の情報埋め込み装置。
(付記5)
前記画像を複数の分割画像に分割する分割部をさらに備え、
前記検出部は、前記分割画像毎に、前記埋め込み対象の画素ブロックを検出する、
付記1から付記4のいずれか1つに記載の情報埋め込み装置。
(付記6)
前記分割部は、前記画像を画像解析した解析結果に応じて分割画像に分割し、
前記検出部は、前記解析結果に応じて前記埋込対象の画素を前記分割画像から検出する、
付記5に記載の情報埋め込み装置。
(付記7)
前記検出部は、複数の色成分及び輝度成分のうちの2以上の成分について、前記埋め込み対象の画素ブロックの検出を各々行い、
前記埋込部は、前記検出部によって前記埋め込み対象の画素ブロックが検出された2以上の成分の中から選択された情報埋込み対象の成分に対応する前記埋め込み対象の画素ブロックの選択された成分の画素値を変更する、
付記1から付記6いずれか1つに記載の情報埋め込み装置。
(付記8)
コンピュータにより、
画像に埋め込む情報に対応する所定値だけ変更した後の画素値が、周囲の画素ブロックの画素値の平均値に対して第1の所定の範囲内となる画素ブロックを埋め込み対象の画素ブロックとして前記画像から検出し、
検出した前記埋め込み対象の画素ブロックの画素値を、前記所定値だけ変更する、
ことを含む処理を実行させる情報埋め込み方法。
(付記9)
前記埋め込み対象の画素ブロックとして、周囲の画素ブロックとの画素値の差が、前記所定値の符号を反転した値の画素値を有する画素ブロックを検出する、
付記8に記載の情報埋め込み方法。
(付記10)
前記埋め込み対象の画素ブロックとして、画素値が前記平均値と異なる画素ブロックを検出する、
付記8に記載の情報埋め込み方法。
(付記11)
前記変更後の画素値が前記平均値に対して前記第1の所定の範囲内の画素ブロックの数よりも、前記情報を前記画像に埋め込むために画素値を変更すべき画素ブロックの数が多い場合に、前記変更後の画素値が前記平均値に対して前記第1の所定の範囲よりも広範囲な第2の所定の範囲内の画素ブロックを前記埋め込み対象の画素ブロックとして検出する、
付記8から付記10のいずれか1つに記載の情報埋め込み方法。
(付記12)
前記画像を複数の分割画像に分割し、
前記分割画像毎に、前記埋め込み対象の画素ブロックを検出する、
付記8から付記11のいずれか1つに記載の情報埋め込み方法。
(付記13)
前記画像を画像解析した解析結果に応じて分割画像に分割し、
前記解析結果に応じて前記埋込対象の画素を前記分割画像から検出する、
付記12に記載の情報埋め込み方法。
(付記14)
複数の色成分及び輝度成分のうちの2以上の成分について、前記埋め込み対象の画素ブロックの検出を各々行い、
前記埋め込み対象の画素ブロックが検出された2以上の成分の中から選択された情報埋込み対象の成分に対応する前記埋め込み対象の画素ブロックの選択された成分の画素値を変更する、
付記8から付記13いずれか1つに記載の情報埋め込み方法。
(付記15)
コンピュータに、
画像に埋め込む情報に対応する所定値だけ変更した後の画素値が、周囲の画素ブロックの画素値の平均値に対して第1の所定の範囲内となる画素ブロックを埋め込み対象の画素ブロックとして前記画像から検出し、
検出した前記埋め込み対象の画素ブロックの画素値を、前記所定値だけ変更する、
ことを含む処理を実行させる情報埋め込みプログラム。
(付記16)
前記埋め込み対象の画素ブロックとして、周囲の画素ブロックとの画素値の差が、前記所定値の符号を反転した値の画素値を有する画素ブロックを検出する、
付記15に記載の情報埋め込みプログラム。
(付記17)
前記埋め込み対象の画素ブロックとして、画素値が前記平均値と異なる画素ブロックを検出する、
付記15に記載の情報埋め込みプログラム。
(付記18)
前記変更後の画素値が前記平均値に対して前記第1の所定の範囲内の画素ブロックの数よりも、前記情報を前記画像に埋め込むために画素値を変更すべき画素ブロックの数が多い場合に、前記変更後の画素値が前記平均値に対して前記第1の所定の範囲よりも広範囲な第2の所定の範囲内の画素ブロックを前記埋め込み対象の画素ブロックとして検出する、
付記15から付記17のいずれか1つに記載の情報埋め込みプログラム。
(付記19)
前記画像を複数の分割画像に分割し、
前記分割画像毎に、前記埋め込み対象の画素ブロックを検出する、
付記15から付記18のいずれか1つに記載の情報埋め込みプログラム。
(付記20)
前記画像を画像解析した解析結果に応じて分割画像に分割し、
前記解析結果に応じて前記埋込対象の画素を前記分割画像から検出する、
付記12に記載の情報埋め込みプログラム。
(付記21)
複数の色成分及び輝度成分のうちの2以上の成分について、前記埋め込み対象の画素ブロックの検出を各々行い、
前記埋め込み対象の画素ブロックが検出された2以上の成分の中から選択された情報埋込み対象の成分に対応する前記埋め込み対象の画素ブロックの選択された成分の画素値を変更する、
付記15から付記20いずれか1つに記載の情報埋め込みプログラム。
10 情報埋め込み装置
26 透かしパターン生成部
28 透かしパターン重畳部
36 画像分割部
38 画像解析部
39 色選択部
40 コンピュータ
42 CPU
44 メモリ
46 記憶部
50 情報埋め込みプログラム

Claims (8)

  1. 画像に埋め込む情報に対応する所定値だけ変更した後の画素値が、周囲の画素ブロックの画素値の平均値に対して第1の所定の範囲内となる画素ブロックを埋め込み対象の画素ブロックとして前記画像から検出する検出部と、
    前記検出部が検出した前記埋め込み対象の画素ブロックの画素値を、前記所定値だけ変更する埋込部と、
    を備えた情報埋め込み装置。
  2. 前記検出部は、前記埋め込み対象の画素ブロックとして、周囲の画素ブロックとの画素値の差が、前記所定値の符号を反転した値の画素値を有する画素ブロックを検出する、
    請求項1に記載の情報埋め込み装置。
  3. 前記検出部は、前記埋め込み対象の画素ブロックとして、画素値が前記平均値と異なる画素ブロックを検出する、
    請求項1に記載の情報埋め込み装置。
  4. 前記検出部は、前記変更後の画素値が前記平均値に対して前記第1の所定の範囲内の画素ブロックの数よりも、前記情報を前記画像に埋め込むために画素値を変更すべき画素ブロックの数が多い場合に、前記変更後の画素値が前記平均値に対して前記第1の所定の範囲よりも広範囲な第2の所定の範囲内の画素ブロックを前記埋め込み対象の画素ブロックとして検出する、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の情報埋め込み装置。
  5. 前記画像を複数の分割画像に分割する分割部をさらに備え、
    前記検出部は、前記分割画像毎に、前記埋め込み対象の画素ブロックを検出する、
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の情報埋め込み装置。
  6. 前記検出部は、複数の色成分及び輝度成分のうちの2以上の成分について、前記埋め込み対象の画素ブロックの検出を各々行い、
    前記埋込部は、前記検出部によって前記埋め込み対象の画素ブロックが検出された2以上の成分の中から選択された情報埋込み対象の成分に対応する前記埋め込み対象の画素ブロックの選択された成分の画素値を変更する、
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の情報埋め込み装置。
  7. コンピュータにより、
    画像に埋め込む情報に対応する所定値だけ変更した後の画素値が、周囲の画素ブロックの画素値の平均値に対して第1の所定の範囲内となる画素ブロックを埋め込み対象の画素ブロックとして前記画像から検出し、
    検出した前記埋め込み対象の画素ブロックの画素値を、前記所定値だけ変更する、
    ことを含む処理を実行させる情報埋め込み方法。
  8. コンピュータに、
    画像に埋め込む情報に対応する所定値だけ変更した後の画素値が、周囲の画素ブロックの画素値の平均値に対して第1の所定の範囲内となる画素ブロックを埋め込み対象の画素ブロックとして前記画像から検出し、
    検出した前記埋め込み対象の画素ブロックの画素値を、前記所定値だけ変更する、
    ことを含む処理を実行させる情報埋め込みプログラム。
JP2015173040A 2015-09-02 2015-09-02 情報埋め込み装置、情報埋め込み方法、及び情報埋め込みプログラム Active JP6477369B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015173040A JP6477369B2 (ja) 2015-09-02 2015-09-02 情報埋め込み装置、情報埋め込み方法、及び情報埋め込みプログラム
EP16185872.5A EP3139610B1 (en) 2015-09-02 2016-08-26 Information embedding device, information embedding method, and program
US15/254,015 US10096077B2 (en) 2015-09-02 2016-09-01 Information embedding device, information embedding method, and recording medium storing program

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015173040A JP6477369B2 (ja) 2015-09-02 2015-09-02 情報埋め込み装置、情報埋め込み方法、及び情報埋め込みプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017050720A true JP2017050720A (ja) 2017-03-09
JP6477369B2 JP6477369B2 (ja) 2019-03-06

Family

ID=56851433

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015173040A Active JP6477369B2 (ja) 2015-09-02 2015-09-02 情報埋め込み装置、情報埋め込み方法、及び情報埋め込みプログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10096077B2 (ja)
EP (1) EP3139610B1 (ja)
JP (1) JP6477369B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11469388B2 (en) 2017-08-08 2022-10-11 Guangdong Juhua Printed Display Technology Co., Ltd Electroluminescent device and light-emitting layer and application thereof

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019095176A1 (zh) * 2017-11-15 2019-05-23 深圳大学 基于分组能量差值的信息检测方法、装置及接收设备
US11683180B1 (en) 2018-05-24 2023-06-20 Swear Inc. Protecting digital media with nested hashing techniques
US10348505B1 (en) * 2018-05-24 2019-07-09 DeepTruth, LLC Systems and techniques for validation of media data
CN109391819B (zh) * 2018-10-24 2020-11-27 广西师范大学 一种基于像素值动态预测的可逆信息隐藏方法
CN110992237A (zh) * 2019-12-03 2020-04-10 国网电子商务有限公司 一种水印嵌入、水印去除方法及相关装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0901274A2 (en) * 1997-09-03 1999-03-10 Hitachi, Ltd. Method and system for embedding information into contents
JP2003179740A (ja) * 2001-12-12 2003-06-27 Kowa Co 電子透かしの埋め込み方法および抽出方法
JP2003244423A (ja) * 2002-02-20 2003-08-29 Oki Electric Ind Co Ltd 電子透かし埋め込み方法,及び,電子透かし検出方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6208745B1 (en) * 1997-12-30 2001-03-27 Sarnoff Corporation Method and apparatus for imbedding a watermark into a bitstream representation of a digital image sequence
US6654501B1 (en) * 2000-03-06 2003-11-25 Intel Corporation Method of integrating a watermark into an image
JP2001275115A (ja) * 2000-03-23 2001-10-05 Nec Corp 電子すかしデータ挿入装置および検出装置
US8861922B2 (en) * 2003-09-29 2014-10-14 Alcatel Lucent Watermarking scheme for digital video
JP2007036833A (ja) 2005-07-28 2007-02-08 Sharp Corp 電子透かし埋め込み方法及び埋め込み装置、電子透かし検出方法及び検出装置
KR101369224B1 (ko) * 2007-03-28 2014-03-05 삼성전자주식회사 움직임 보상 필터링을 이용한 영상 부호화, 복호화 방법 및장치
US20080285790A1 (en) * 2007-05-18 2008-11-20 The Hong Kong University Of Science And Technology Generalized lossless data hiding using multiple predictors
JP5760438B2 (ja) 2010-12-28 2015-08-12 富士通株式会社 電子透かし埋め込み装置、電子透かし埋め込み方法及び電子透かし埋め込み用コンピュータプログラムならびに電子透かし検出装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0901274A2 (en) * 1997-09-03 1999-03-10 Hitachi, Ltd. Method and system for embedding information into contents
JP2003179740A (ja) * 2001-12-12 2003-06-27 Kowa Co 電子透かしの埋め込み方法および抽出方法
JP2003244423A (ja) * 2002-02-20 2003-08-29 Oki Electric Ind Co Ltd 電子透かし埋め込み方法,及び,電子透かし検出方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11469388B2 (en) 2017-08-08 2022-10-11 Guangdong Juhua Printed Display Technology Co., Ltd Electroluminescent device and light-emitting layer and application thereof

Also Published As

Publication number Publication date
JP6477369B2 (ja) 2019-03-06
US10096077B2 (en) 2018-10-09
EP3139610B1 (en) 2020-06-17
US20170061565A1 (en) 2017-03-02
EP3139610A1 (en) 2017-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6477369B2 (ja) 情報埋め込み装置、情報埋め込み方法、及び情報埋め込みプログラム
JP5325267B2 (ja) オブジェクト表示装置、オブジェクト表示方法及びオブジェクト表示プログラム
JP2008277899A (ja) ホワイトバランス調整装置、撮像装置、およびホワイトバランス調整プログラム
US20150256760A1 (en) Method of correcting saturated pixel data and method of processing image data using the same
JP2006339711A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、媒体、符号読取装置、及びプログラム
WO2006134923A1 (ja) 画像処理装置、コンピュータプログラム製品および画像処理方法
JPWO2018180578A1 (ja) 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、およびプログラム
JP6365355B2 (ja) 画像生成装置および画像生成方法
JP2015062270A (ja) 画像処理装置
US10158790B2 (en) Image processing apparatus, image processing system, and image processing method
JP2012227758A (ja) 画像信号処理装置及びプログラム
KR101279576B1 (ko) 디지털 영상 처리 장치에서의 파노라마 영상 생성 방법
JP5911062B2 (ja) 物体検出装置およびプログラム
US10109077B2 (en) Image generation device and display device
JP6517288B2 (ja) デジタル画像の疑似カラー化のための方法および装置
JP7030425B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラム
JP2016046701A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及び、プログラム
JP5898428B2 (ja) 画像処理装置及びその制御方法
JP2006048328A (ja) 顔検出装置および顔検出方法
JP2013038655A (ja) 画像処理装置及びその制御方法
JP2011155365A (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP2010239600A (ja) 明るさ補正プログラム、明るさ補正方法及び明るさ補正装置
CN105450909B (zh) 一种信息处理方法及电子设备
JP6461184B2 (ja) 画像処理ユニット、撮像装置、画像処理プログラム、および画像処理方法
WO2013089051A1 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、および画像処理プログラムを記憶した記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180514

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6477369

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150