JP2017049855A - 記憶装置の枠体 - Google Patents

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Abstract

【課題】2.5インチ用と3.5インチ用の2種類の異なるサイズの記憶装置で枠体を兼用できるようにするリムーバブルケースを提供する。
【解決手段】記憶装置の枠体(リムーバブルケース1)は、記憶装置を取り付けられ、電子機器に挿抜可能に搭載される枠体であって、伸縮自在な伸縮部(アームベース)200、アーム伸縮機構110を備え、伸縮部が縮状態である第1の形態において第1の記憶装置(2.5インチHDD)が取り付けられ、伸縮部が伸状態である第2の形態において第2の記憶装置(3.5インチHDD)2bが取り付けられる。
【選択図】図4

Description

本発明は、記憶装置の枠体に関する。
ハードディスク(HDD:Hard Disk Drive)をサーバ等の情報処理装置に取り付けるために、リムーバブルケースが用いられている。リムーバブルケースは、例えばHDDの外周を環囲する枠形状を有し、HDDをこのリムーバブルケースに取り付け、このリムーバブルケースごと情報処理装置に形成されたスロットに挿抜する。
図25は2.5インチのHDDを取り付けたリムーバブルケースを搭載可能なディスクエンクロージャの外観を示す斜視図、図26は2.5インチのHDDを取り付けたリムーバブルケースを搭載したディスクエンクロージャの外観を示す斜視図である。
図25に示すように、箱形状を有するディスクエンクロージャ500の一面には開口501が形成されている。そして、図26に示すように、この開口501から、HDDが固定された複数のリムーバブルケース510aを立てた状態で、開口501の長手方向に沿って並べて搭載される。
このようなリムーバブルケースを用いることで、HDDを情報処理装置に容易に活性挿抜を行なうことができる。
なお、リムーバブルケースは、例えば、HDDキャリアやHDDトレイ,HDD活性枠と呼ばれることもある。
また、一般に、HDDとしては、2.5インチHDDの他に3.5インチHDDも用いられており、ディスクエンクロージャには、このような3.5インチHDDを取り付けたリムーバブルケースも挿入することができる。
図27は3.5インチのHDDを取り付けたリムーバブルケースを搭載したディスクエンクロージャの外観を示す斜視図である。
3.5インチのHDDは2.5インチのHDDよりも大きいので、図25に示したディスクエンクロージャ500には、3.5インチHDDを取り付けたリムーバブルケース510bを立てた状態では挿入することができない。そこで、図27に示す例においては、ディスクエンクロージャ500内に、3.5インチHDDを取り付けたリムーバブルケース510bを横にして積み重ねるようにして、ディスクエンクロージャ500内に並べて搭載している。
特開2011−54252号公報 特開2008−108405号公報
従来のディスクエンクロージャにおいては、これらの2.5インチ用と3.5インチ用との2種類のリムーバブルケースを用意しなければならない。
1つの側面では、本発明は、異なるサイズの記憶装置間で枠体を兼用できるようにすることを目的とする。
このため、この記憶装置の枠体は、記憶装置を取り付けられ、電子機器に挿抜可能に搭載される枠体であって、伸縮自在な伸縮部を備え、前記伸縮部が縮状態である第1の形態において第1の記憶装置が取り付けられ、前記伸縮部が伸状態である第2の形態において第2の記憶装置が取り付けられる。
一実施形態によれば、異なるサイズの記憶装置間で枠体を兼用できる。
実施形態の一例としてのリムーバブルケースの第1の態様を示す斜視図である。 実施形態の一例としてのリムーバブルケースの第2の態様を示す斜視図である。 実施形態の一例としての第1の態様のリムーバブルケースに2.5インチHDDを取り付けた状態を示す斜視図である。 実施形態の一例としての第2の態様のリムーバブルケースに3.5インチHDDを取り付けた状態を示す斜視図である。 実施形態の一例としてのリムーバブルケースにおける第1拡張パネルの構成を説明する部分斜視図である。 実施形態の一例としてのリムーバブルケースにおける第1拡張パネルの構成を説明する部分斜視図である。 実施形態の一例としてのリムーバブルケースにおける第2拡張パネルの構成を説明する部分斜視図である。 実施形態の一例としてのリムーバブルケースにおける第2拡張パネルの構成を説明する部分斜視図である。 実施形態の一例としてのリムーバブルケースにおける第2拡張パネルのスライドパネルを展開した状態を示す図である。 実施形態の一例としてのリムーバブルケースにおける第2拡張パネルのガイドパネルの構成を示す斜視図である。 実施形態の一例としてのリムーバブルケースにおける第2拡張パネルのスライドパネルの構成を示す斜視図である。 実施形態の一例としてのリムーバブルケースの変形手順を説明するための図である。 実施形態の一例としてのリムーバブルケースの変形手順を説明するための図である。 実施形態の一例としてのリムーバブルケースの変形手順を説明するための図である。 実施形態の一例としてのリムーバブルケースの変形手順を説明するための図である。 実施形態の一例としてのリムーバブルケースの変形手順を説明するための図である。 実施形態の一例としてのリムーバブルケースの変形手順を説明するための図である。 実施形態の一例としてのリムーバブルケースの変形手順を説明するための図である。 実施形態の一例としてのリムーバブルケースの変形手順を説明するための図である。 実施形態の一例としてのリムーバブルケースの変形手順を説明するための図である。 実施形態の一例としてのリムーバブルケースの変形手順を説明するための図である。 実施形態の一例としてのリムーバブルケースの変形手順を説明するための図である。 実施形態の一例としてのリムーバブルケースの変形手順を説明するための図である。 実施形態の一例としてのリムーバブルケースの変形手順を説明するための図である。 2.5インチのHDDを取り付けたリムーバブルケースを搭載可能なディスクエンクロージャの外観を示す斜視図である。 2.5インチのHDDを取り付けたリムーバブルケースを搭載したディスクエンクロージャの外観を示す斜視図である。 3.5インチのHDDを取り付けたリムーバブルケースを搭載したディスクエンクロージャの外観を示す斜視図である。
以下、図面を参照して本記憶装置の枠体に係る実施の形態を説明する。ただし、以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、実施形態で明示しない種々の変形例や技術の適用を排除する意図はない。すなわち、本実施形態を、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。又、各図は、図中に示す構成要素のみを備えるという趣旨ではなく、他の機能等を含むことができる。
本リムーバブルケース1は、被固定物を着脱自在に取り付けられ、この被固定物が取り付けられた状態で、電子装置に着脱自在に搭載される枠体(取付枠)である。
そして、本リムーバブルケース1は、第1の態様(図1参照)と第2の態様(図2参照)との2つの態様を選択的にとらせることができる。
本リムーバブルケース1は、第1の態様においては第1の被固定物が取り付けられ、第2の態様においては、第1の被固定物よりも大きいサイズを有する第2の被固定物が取り付けられる。
以下、第1のサイズの被固定物が2.5インチHDD2a(図3参照)であり、第2のサイズの被固定物が3.5インチHDD2b(図4参照)である例について示す。そして、本リムーバブルケース1は、これらのHDD2a,2bが取り付けられた状態で、図25に例示したようなディスクエンクロージャ(電子装置)500に着脱自在に搭載される。
図1は実施形態の一例としてのリムーバブルケースの第1の態様を示す斜視図、図2はそのリムーバブルケースの第2の態様を示す斜視図である。
図1に示すように、リムーバブルケース1は、第1アーム100a,第2アーム100b,アームベース200およびフロントパネル部300を備える。
第1アーム100aは長直方体形状を有するアームベース200における長手方向の一端に取り付けられている。また、第2アーム100bは、アームベース200における第1アーム100aとは反対側端部に取り付けられている。これらの第1アーム100aと第2アーム100bとは互いに平行に配置されている。
第1アーム100aと第2アーム100bとは互いに略同様の構成を有しており、図1および図2に示すように、それぞれスライドベース101とスライドアーム102とを備える。
スライドベース101は矩形の長板形状を有し、図2に示すように、その長手方向の一端側に長手方向に沿って1つ以上(図2に示す例では2つ)のガイド溝1011が形成されている。これらの2つのガイド溝1011は互いに平行に形成されている。
スライドアーム102も、スライドベース101と同様に矩形の長板形状を有し、図2に示すように、その長手方向の一端側に長手方向に沿って、スライドベース101のガイド溝1011と同数のアームレール1021が突出している。これらの2つのアームレール1021が互いに平行に突出している。そして、スライドアーム102の各アームレール1021は、スライドベース101のガイド溝1011に摺動自在に挿入されている。
これにより、第1アーム100aおよび第2アーム100bにおいては、スライドアーム102が、そのアームレール1021をスライドベース101のガイド溝1011に案内されながら、スライドベース101に対して、近接する方向と離隔する方向とにそれぞれ移動可能に構成されている。
すなわち、第1アーム100aおよび第2アーム100bは、それぞれ伸縮自在に構成されている。
以下、第1アーム100aおよび第2アーム100bにおける、スライドアーム102のアームレール1021と、スライドベース101のガイド溝1011との組み合わせをアーム伸縮機構110という。
本リムーバブルケース1においては、前述した第1態様においては、第1アーム100aおよび第2アーム100bは、スライドアーム102がスライドベース101に最も近づいた縮状態となる。また、前述した第2態様においては、第1アーム100aおよび第2アーム100bは、スライドアーム102がスライドベース101から最も遠ざかる伸状態となる。
なお、伸状態の第1アーム100aおよび第2アーム100bの各長さは、本リムーバブルケース1の取り付け先であるディスクエンクロージャ500における奥行き寸法に合わせて設定される。
また、スライドベース101およびスライドアーム102のそれぞれには、第1ネジ穴103と第2ネジ穴104とが形成されている。
第1ネジ穴103は、本リムーバブルケースに2.5インチHDD2aをネジ105(図13参照)を用いて固定するために用いられ、2.5インチHDD2aに形成された固定用ネジ穴(図示省略)の位置に合わせて形成されている。
また、第2ネジ穴104は、本リムーバブルケースに3.5インチHDD2bをネジ105(図23参照)を用いて固定するために用いられ、3.5インチHDD2bに形成された固定用ネジ穴(図示省略)の位置に合わせて形成されている。
アームベース200は、矩形断面を有する長筒状のベースガイド201と、ベースガイド201に内接し、このベースガイド201に案内されるベースレール202とを備え、ベースレール202はベースガイド201に案内された状態で摺動可能に構成されている。
すなわち、ベースレール202をベースガイド201から引き出すことにより、アームベース200が伸長し、ベースレール202をベースガイド201に収納させることにより、アームベース200が収縮する。このように、アームベース200は伸縮自在に構成され、ベースレール202とベースガイド201とが伸縮機構を実現している。
これにより、アームベース200は、前述した第1態様においては、ベースレール202がベースガイド201に収納された縮状態となる。また、前述した第2態様においては、ベースレール202がベースガイド201から引き出され、突出した伸状態となる。
また、ベースレール202におけるベースガイド201から突出した端部に、第1アーム100aのスライドベース101におけるスライドアーム102とは反対側の端部が固定されている。
一方、ベースガイド201におけるベースレール202が突出する側とは反対側の端部に、第2アーム100bのスライドベース101におけるスライドアーム102とは反対側の端部が固定されている。
これにより、アームベース200の伸縮に伴い、第1アーム100aと第2アーム100bとの距離(間隔)も伸縮する。すなわち、前述した第1態様において、ベースレール202がベースガイド201に収納された縮状態となると、第1アーム100aと第2アーム100bとの間隔は短くなる。その一方で、前述した第2態様において、ベースレール202がベースガイド201から突出した伸状態となると、第1アーム100aと第2アーム100bとの間隔は長くなる。
なお、アームベース200の伸縮に伴い、第1アーム100aと第2アーム100bとは互いに平行なまま、その距離が変更される。
なお、アームベース200の伸状態においては、第1アーム100aと第2アーム100bとの間隔が3.5インチHDD2bの幅方向長さとほぼ同等、もしくは若干長くなるように構成されている。
また、伸状態のアームベース200の長さは、本リムーバブルケース1の取り付け先であるディスクエンクロージャ500における寸法に合わせて設定される。
図3は実施形態の一例としてのリムーバブルケース1に2.5インチHDD2aを取り付けた状態を示す斜視図である。
この図3に示すように、上述した第1の態様のリムーバブルケース1において、アームベース200,第1アーム100aおよび第2アーム100bによって囲まれて形成される空間内に2.5インチHDD2aを配置し、第1アーム100a,第2アーム100bの第1ネジ穴103を介してこの2.5インチHDD2aをネジ105(図13および図23参照)を用いて固定する。これにより、第1の態様のリムーバブルケース1に2.5インチHDD2aが取り付けられる。
図4は実施形態の一例としてのリムーバブルケース1に3.5インチHDD2bを取り付けた状態を示す斜視図である。
この図4に示すように、上述した第2の態様のリムーバブルケース1において、アームベース200,第1アーム100aおよび第2アーム100bに囲まれて形成される空間内に3.5インチHDD2bを配置し、第1アーム100a,第2アーム100bの第2ネジ穴104を介してこの3.5インチHDD2bをネジ105を用いて固定する。これにより、第2の態様のリムーバブルケース1に3.5インチHDD2bが取り付けられる。
以下、図3および図4に示すように、本リムーバブルケース1における、第1アーム100a(第2アーム100b)に沿う方向を前後方向といい、そのスライドベース101側を後方、アームベース200側を前方という。従って、第1アーム100aおよび第2アーム100bのアーム伸縮機構110は、前後方向に沿って伸縮する。
また、本リムーバブルケース1における、アームベース200に沿う方向を上下方向といい、特に、第1アーム100a側を上方、第2アーム100b側を下方という。従って、アームベース200は、上下方向に沿って伸縮する。
さらに、リムーバブルケース1において取り付けられたHDD2a,2bの厚さ方向を、左右方向という(図3および図4参照)。
なお、第2の態様において、3.5インチHDD2bの厚さは第1アーム100aおよび第2アーム100bの左右方向寸法よりも大きい。3.5インチHDD2bは、第1アーム100aおよび第2アーム100bの左右方向における一方(図4に示す例では図中左側)の端面に揃えて取り付けられ、3.5インチHDD2bにおける反対側端面は、第1アーム100aおよび第2アーム100bから突出している。
以下、リムーバブルケース1における左右方向のうち、第2の態様において3.5HDD2bが第1アーム100aおよび第2アーム100bから突出する側を、便宜上、右側という(図3および図4参照)。
フロントパネル部300は、レバー部330を備え、アームベース200における第1アーム100aおよび第2アーム100bが突出する側とは反対側面に配置されている。フロントパネル部3200は、本リムーバブルケース1がディスクエンクロージャ500に搭載された状態で、リムーバブルケース1をディスクエンクロージャ500内に固定する、図示しないロック機構を有する。
フロントパネル部300は、本リムーバブルケース1がディスクエンクロージャ500に搭載された状態で開口501から露出する位置にレバー部330を備え、オペレータがこのレバー部330を操作することで、ディスクエンクロージャ500とのロック解除を行ない、本リムーバブルケース1をディスクエンクロージャ500から取り外すことが可能となる。なお、このロック機構としては既知の種々の手法を用いることができ、その説明は省略する。
また、フロントパネル部300は、第1拡張パネル310と第2拡張パネル320とを備える。これらの第1拡張パネル310および第2拡張パネル320は、本リムーバブルケース1の第2の態様において用いられる。
これらの第1拡張パネル310および第2拡張パネル320は、アームベース200の伸状態において、2.5インチHDD2aの外形領域と3.5インチHDD2bの外形領域との差分領域に展開される。
図5および図6実施形態の一例としてのリムーバブルケース1における第1拡張パネル310の構成を説明する部分斜視図である。図5においては第1拡張パネル310の展開途中の状態を示し、図6においては第1拡張パネル310の展開状態を示す。
第1拡張パネル310は、矩形の長板形状を有し、フロントパネル部300における前側面に隣接して、上下方向に沿って配置される。この第1拡張パネル310は、フロントパネル部300における前側面に沿って配置された軸3101によりヒンジ接続され、この軸3101を中心に回動可能に構成されている。これにより、第1拡張パネル310は、軸3101を中心に展開・折り畳み自在に構成される。第1拡張パネル310の折り畳み状態においては、第1拡張パネル310は、フロントパネル部300の前面と直交する側面(右側面)に沿って配設される(図1参照)。一方、第1拡張パネル310の展開状態においては、第1拡張パネル310は、フロントパネル部300の前面と面一となるように配設されている(図2参照)。
図7および図8はいずれも実施形態の一例としてのリムーバブルケース1における第2拡張パネル320の構成を説明する部分斜視図であり、図7はその折り畳み状態を示す図、図8はその分解斜視図である。
第2拡張パネル320は、フロントパネル部300の上方に配置されている。第2拡張パネル320は、図8に示すように、ガイドパネル321,スライドパネル322および軸3201を備える。
フロントパネル部300の上部位置においては、その前側面に沿って一対のかまぼこ状の軸受け突起331,331が所定の間隔を隔てて突出している。また、これらの軸受け突起331には、それぞれ左右方向に連通する穴3311が形成されている。また、ガイドパネル321には、上述した一対の軸受け突起331,331間の距離よりも若干短い長さを有するかまぼこ状の軸受け突起3211が形成され、この軸受け突起3211には、その長さ方向に穴3212が形成されている。そして、図7に示すように、一対の軸受け突起331,331の間に軸受け突起3211を、各穴3311と穴3212とが連通するように配置した状態で、これらの穴3311,3212を軸3201によって貫通させる。これにより、第2拡張パネル320は、フロントパネル部300の上面にヒンジ接続される。
すなわち、第2拡張パネル320は、フロントパネル部300の上側において、フロントパネル部300における前側面に沿って配置された軸3201によりヒンジ接続され、展開・折り畳み自在に構成される。第2拡張パネル320の折り畳み状態においては、第2拡張パネル320は、フロントパネル部300の上面に沿って配設される(図7参照)。一方、第2拡張パネル320の展開状態においては、第2拡張パネル320は、フロントパネル部300の前面と面一となるように立設される(図4参照)。
また、図8に示すように、フロントパネル部300の上面においては、一対の軸受け突起331の中間位置に、その上面と平行に弾性板332が配置されており、この弾性板332には、軸受け突起3211と対向する位置に突起3321が形成されている。さらに、図7に示すように、軸受け突起3211における、かまぼこ形状の頂部位置であって、突起3321と対向する位置には穴3213が形成されている。
これにより、第2拡張パネル320の展開状態において、軸受け突起3211の穴3213に弾性板332の突起3321が侵入して係合する。すなわち、第2拡張パネル320は、展開され直立した状態で、軸受け突起3211の穴3213に弾性板332の突起3321が係合することで固定される。
なお、第2拡張パネル320の折り畳み状態と展開状態との遷移過程においては、弾性板332が弾性変形することで、軸受け突起3211の穴3213と弾性板332の突起3321との係合/離脱を妨げない。
図9〜図11はいずれも実施形態の一例としてのリムーバブルケース1における第2拡張パネル320のガイドパネル321とスライドパネル322との関係を説明するための斜視図である。なお、図9はそのスライドパネル322を展開した状態を示す図、図10はそのガイドパネル321の構成を示す斜視図、図11はそのスライドパネル322の構成を示す斜視図である。
図10に示すように、ガイドパネル321は、矩形板3216を備え、この矩形板3216の一の辺には、矩形板3216と直交する桟3217aが突出するように形成されている。また、矩形板3216における、桟3217aが形成された辺と対向する辺には、矩形板3216と直交し、桟3217aと対向する桟3217bが突出するように形成されている。
桟3217aにおける桟3217bと対向する面には、矩形板3216に沿って案内溝3214aが形成されており、これにより、桟3217aにおける矩形板3216とは反対側には係止爪3215aが桟3217bに向かって突出している。また、桟3217aにおける案内溝3214aが形成されている面とは反対側には、軸受け突起3211が突出している。
一方、桟3217bにおける桟3217aと対向する側の面には、案内溝3214aと平行に案内溝3214bが形成されており、これにより、桟3217bにおける矩形板3216とは反対側には係止爪3215bが桟3217aに向かって突出している。
スライドパネル322は、ガイドパネル321とほぼ同じ形状の矩形の板形状を有し、その対向する一対の辺がガイドパネル321の案内溝3214a,3214bに摺動可能に案内される。これにより、ガイドパネル321は、スライドパネル322を擦動自在に掴持する。
以下、図8に示すように、スライドパネル322がガイドパネル321と重合した状態をスライドパネル322の収納状態もしくは閉状態という。これに対して、図9に示すように、スライドパネル322がガイドパネル321から引き出された状態をスライドパネル322の展開状態もしくは開状態という。
スライドパネル322においては、案内溝3214a,3214bによって案内される各辺に沿って、切り欠き3221がそれぞれ形成されており(図9参照)、案内溝3214a,3214bに沿って突出する係止爪3215a,3215bが、これらの切り欠き3221に係合する。これにより、ガイドパネル321からスライドパネル322が脱落することを阻止する。
また、図10に示すように、案内溝3214aにおいては、その左右方向の各端部付近に、穴3213が形成されている。一方、スライドパネル322における案内溝3214aに案内される側の面には、その左側端部付近に、図11に示すように、突起3222が形成されている。
この突起3222は、スライドパネル322の収納状態において、案内溝3214aにおける左側の穴3213に侵入して係合し、スライドパネル322の展開状態においては、案内溝3214aにおける右側の穴3213に侵入して係合する。
すなわち、第2拡張パネル320において、スライドパネル322は、その収納状態と展開状態のそれぞれの状態において、案内溝3214aの穴3213にスライドパネル322の突起3222が係合することで、固定される。
なお、スライドパネル322およびガイドパネル321は弾性材料により形成されることが望ましい。これにより、スライドパネル322の展開状態と閉状態との遷移過程において、突起3222やスライドパネル322,ガイドパネル321のいずれかが弾性変形することで、ガイドパネル321の穴3213とスライドパネル322の突起3222との係合/離脱を妨げない。
上述の如く構成された、実施形態の一例としてのリムーバブルケース1の変形手順を、図12〜図24を用いて説明する。
以下においては、2.5インチHDD2aが取り付けられた第1の態様のリムーバブルケース1を変形させて第2の態様にして、3.5インチHDD2bを取り付ける手順を示す。
図12においては、2.5インチHDD2aが取り付けられた第1の態様のリムーバブルケース1を示している。
ステップ1:図12に示す状態において、各第1ネジ穴103から2.5インチHDD2aの固定に用いられているネジ105をそれぞれ取り外す(図13参照)。
ステップ2:リムーバブルケース1から2.5インチHDD2aを取り外す(図14参照)。
ステップ3:第1アーム100aおよび第2アーム100bにおいて、スライドベース101からスライドアーム102をそれぞれ後方に引き出す。これにより第1アーム100aおよび第2アーム100bがそれぞれ延長される(図15参照)。
ステップ4:ベースガイド201からベースレール202を引き出すことで、第1アーム100aを第2アーム100bから離隔する(図16参照)。
ステップ5:フロントパネル部300において、第1拡張パネル310を軸3101を中心に回動させて展開させる(図17参照)。
ステップ6:第1拡張パネル310を展開して、フロントパネル部300の前面と面一の状態にする(図18参照)。
ステップ7:フロントパネル部300において、第2拡張パネル320を軸3201を中心に回動させて展開させる(図19参照)。
ステップ8:第2拡張パネル320を展開して、フロントパネル部300の前面と面一の状態にする(図20参照)。
ステップ9:スライドパネル322をガイドパネル321から引き出して展開状態にする(図21参照)。
ステップ10:第1アーム100aと第2アーム100bとの間に3.5インチHDD2bを挿入する(図22参照)。
ステップ11:第1アーム100aおよび第2アーム100bのそれぞれに対して、各第2ネジ穴104を介してネジ105を用いて3.5インチHDD2bを固定する(図23参照)。
以上の手順により3.5インチHDD2bが取り付けられたリムーバブルケース1(図24参照)を、ディスクエンクロージャ500のスロットに取り付ける。
このように、本発明の一実施形態としてのリムーバブルケース1によれば、第1アーム100aおよび第2アーム100bがそれぞれアーム伸縮機構110を備え、また、アームベース200も伸縮自在に構成されている。
そして、これらのアームベース200,第1アーム100aおよび第2アーム100bを伸縮させることで、第1の態様(図1参照)と第2の態様(図3参照)との2つの態様を選択的にとらせることができる。
第1の態様のリムーバブルケース1には2.5インチHDD2aを取り付けることができ、第2の態様のリムーバブルケース1には3.5インチHDD2bを取り付けることができる。すなわち、1つのリムーバブルケース1に2種類の被固定物を取り付けることができる。これにより、2.5インチHDD2aと3.5インチHDD2bとでリムーバブルケース1を兼用し共通化することができ、製造コストを低減することができる。
第2の態様のリムーバブルケース1においては、第1拡張パネル310および第2拡張パネル320を展開状態に変形させる。これにより、ディスクエンクロージャ500に搭載された際に、冷却風の通風抵抗を生じさせることができ、また、EMI(Electromagnetic interference)面でのシールド効果を生じさせることもできる。さらに、オペレータの指や異物等の侵入を物理的に阻止することができ、安全性を向上させることができる。
そして、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上述した実施形態においては、リムーバブルケース1に、被固定物として、記憶装置である2.5インチHDD2aおよび3.5インチHDD2bを取り付ける例について示したが、これに限定されるものではない。HDDの代わりにSSDを取り付けてもよい。すなわち、リムーバブルケース1にこれらのサイズ以外の記憶装置を取り付けてもよく、また、記憶装置以外の装置を取り付けてもよい。
また、上述した実施形態において、第1アーム100aおよび第2アーム100bのアーム伸縮機構110は、上述した構成に限定されるものではない。
例えば、アーム伸縮機構110を構成するガイド溝1011およびアームレール1021の数は、2つに限定されるものではなく、1つもしくは3つ以上であってもよい。また、アーム伸縮機構110は、ガイド溝1011とアームレール1021との組み合わせに代えて、テレスコピックパイプや、層と層が互いにスライドする積層構造等のような、他の伸縮機構により伸縮を実現してもよい。
また、上述した実施形態において、アームベース200のベースレール202およびベースガイド201が伸縮機構を実現しているが、これに限定されるものではない。アームベース200においても、第1アーム100aおよび第2アーム100bのアーム伸縮機構110と同様に、他の伸縮機構をそなえてもよい。
また、上述した開示により本実施形態を当業者によって実施・製造することが可能である。
1 リムーバブルケース
100a 第1アーム
100b 第2アーム
101 スライドベース
1011 ガイド溝
102 スライドアーム
1021 アームレール
103 第1ネジ穴
104 第2ネジ穴
105 ネジ
110 アーム伸縮機構
200 アームベース
201 ベースガイド
202 ベースレール
300 フロントパネル部
310 第1拡張パネル
3101 軸3101
320 第2拡張パネル
321 ガイドパネル
3216 矩形板
3217a,3217b 桟
3221 切り欠き
3222 突起
322 スライドパネル
3201 軸
3211,3221 軸受け突起
3212,3311,3213 穴
3214a,3214b 案内溝
3215a,3215b 係止爪
3216 矩形板
3217a,3217b 桟
332 弾性板
3321 突起
2a 2.5インチHDD(第1の記憶装置,第1の被固定物)
2b 3.5インチHDD(第2の記憶装置,第2の被固定物)

Claims (4)

  1. 記憶装置を取り付けられ、電子機器に挿抜可能に搭載される枠体であって、
    伸縮自在な伸縮部を備え、
    前記伸縮部が縮状態である第1の形態において第1の記憶装置が取り付けられ、
    前記伸縮部が伸状態である第2の形態において第2の記憶装置が取り付けられることを特徴とする、記憶装置の枠体。
  2. 前記第1記憶装置および第2の記憶装置おける第1の面に沿う第1アームと、
    前記第1アームと平行に配設され、前記第1アームと前記第1記憶装置および第2の記憶装置における第2の面に沿う第2アームとを備え、
    前記伸縮部が、前記第1アームと前記第2アームとの距離を伸縮することを特徴とする、請求項1記載の記憶装置の枠体。
  3. 前記伸縮部が、前記第1アームおよび前記第2アームの長さを伸縮することを特徴とする、請求項2記載の記憶装置の枠体。
  4. 前記伸縮部の伸状態において、前記第1の記憶装置の外形領域と前記第2の記憶装置の外形領域との差分領域に展開される拡張パネルを備えることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の記憶装置の枠体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020161206A (ja) * 2019-03-26 2020-10-01 廣達電腦股▲ふん▼有限公司Quanta Computer Inc. ハードディスクドライブキャリア、ハードディスクドライブトレイアセンブリ、及びハードディスクドライブシャーシアセンブリ

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JP2020161206A (ja) * 2019-03-26 2020-10-01 廣達電腦股▲ふん▼有限公司Quanta Computer Inc. ハードディスクドライブキャリア、ハードディスクドライブトレイアセンブリ、及びハードディスクドライブシャーシアセンブリ

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